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ゴブリン死すべし、慈悲はないッ!

#アックス&ウィザーズ

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●猟兵が降り立った場所は
 この橋を越えれば、ゴブリンの居城がある。
 山を削って作られた洞窟の内部は、半ば迷宮と化しており、沢山のゴブリンが棲みついていた。
 ある者は、ただ純粋にゴブリンを倒すため……。
 また、ある者はゴブリンに復讐するため……。
 そして、またある者は、ゴブリンに攫われた娘達を救うため、この地にやってきた。
 みんな、ここに集まった目的は、ひとつ。
 それは……ゴブリンを倒す事ッ!
 彼らにとって、ゴブリンは悪ッ!
 ……倒すべき悪ッ!
 それ以外のナニモノでもなく、絶対的な悪であった!
 故に『ゴブリン死すべし、慈悲はないッ!』と言わんばかりの勢いで、ゴブリンの居城に乗り込んでいった。

●監視部屋
 猟兵達の存在に気づいたゴブリン達が、大声を上げながら、迷路と化した城内を走り回っていく。
 その知らせを聞きつけたゴブリン達が真っ先に向かったのは、近くにある武器庫であった。
 武器庫は城内に点在しており、例え制圧されたとしても、数か所であれば支障はない。

●食糧庫
 食糧庫には村から奪った食糧が保管されていた。
 ゴブリン達にとって、それは生命線。
 武器庫同様、城内に点在しているものの、制圧されていくたび、ゴブリン達にとって不利な状況に陥るのは、確実な事であった。

●精肉場
「ひ、ひい、やめてくれ」
 村人達が悲鳴をあげる。
 だが、ゴブリンは全く気にせず、村人の首を刎ね、それを天井から吊るして、血抜きをし始めた。
 まるで作業の如く繰り返される行為に、ゴブリン達は文句ひとつ言わなかった。
 その間も精肉場には、村人達が運ばれ、同じように捌かれていった。

●訓練場
 見張りのゴブリンが騒ぎ立てた事によって、訓練をしている途中のゴブリン達も警戒心をあらわにした。
 ゴブリンが訓練用の的として使っていたのは、居城に攻撃を仕掛けてきた冒険者達や村人達であった。
 何度も槍で突き刺され、剣で切りつけられてしまったせいで、みんな虫の息。
 虚ろな表情を浮かべたまま、今にも消え去りそうな声で、命乞いをしていた。

●育児部屋
 そこは生まれたばかりの子供を育てる育児部屋であった。
 子供の世話をするのは、身も心もボロボロになった女性達。
 夢も希望も失い、虚ろな表情を浮かべたまま、子供達の世話をしていた。
(「誰か、助けて……。お願いだから……助けて……」)
 その事を考えるたび、女性達は涙が止まらなくなった。

●繁殖場
 そこは、まさに地獄絵図。
 例え、相手が拒絶しようとも、有無を言わさず押さえつけ、自らの欲望を解き放っていた。
 そのため、室内にはオスのニオイが充満しており、例え女性が気絶しても、気付け薬のようなモノを飲ませ、ゴブリン達が一方的に欲望をぶち撒けていた。
「いやああああああああああああああああ!」
 そして、女性達の悲鳴が響く中、ゴブリンが恍惚とした表情を浮かべ、満足した様子で果てるのだった。

●ガジルからの依頼
「みんな忙しい中、集まってくれてありがとうね」
 ガジル・コリアンダー(キマイラのスカイダンサー・f00907)が、猟兵達を前にして今回の依頼を説明した。
 今回の目的は、ゴブリンの殲滅。
 ただし、どれほどのゴブリンがいるのか分かっておらず、最悪の場合は倒しきれないほどのゴブリンがいるかも知れないと言う事だった。
 そのため、最低限ゴブリンロードさえ倒せば、依頼自体は成功と言う扱いのようである。


ゆうきつかさ
 このシナリオは全編を通して、ゴブリンと戦う事が目的です。
 そのため、章内でゴブリンを絶滅させる事が出来なくても、次の章に進みます。
 プレイングで無双しても構いませんが、場所が場所なので、場合によっては天井や壁が崩れ落ちて来るかも知れません。
 とにかく恰好よく、自分があたかも主人公になったような気持ちになって書いていただければ、問題ないと思います。
 ただし、状況によっては前の章で倒す事が出来なかったゴブリン等が加勢するため、苦戦を強いられる事は間違いありません。
 最悪の場合、私が公開する今後のシナリオ(アックス&ウィザーズ)でも、ここで倒す事が出来なかったゴブリンが暴れ回る事になるでしょう。
 まずは何処の場所で戦うのか、一ヶ所だけ(監視部屋、食糧庫、精肉場、訓練場、育児部屋、繁殖場、その他のどれか)選択肢を選んでください。
 複数選んでいた場合は、最初の選択肢のみ有効になります。
 また、この選択肢にない場所も存在しているため、そういった場所を目指してみるのもいいでしょう。
 ただし、ゴブリンロードの場所が特定されていないため、一章の段階で捜したとしても、見つかる可能性はゼロであると考えてください。
 いまのところ、執筆の開始は、2月12日8:30を予定しています。
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第1章 冒険 『猟兵一番乗り』

POW   :    自慢の剣技を敵に味合わせてやる! かかってこい!

SPD   :    弓矢や罠を喰らいたい奴はいるかい? 喰らいやがれ!

WIZ   :    私の魔法で目にもの見せてあげましょう。覚悟してください。

👑11
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種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

モルツクルス・ゼーレヴェックス
言葉もない
絶対「しくじる」訳にはいかない

「てんち あまねく 孤独の鷹よ わがみに やどりて めをこらせ」

【鷹の眼】で素早く洞窟の構造を把握

狙うは「脱出口」
猟兵、冒険者、力を併せて、ここで殲滅する

「ゴブリンどもは、皆殺しっす」

雑魚には眼もくれず、邪魔なら【睡眠雲】で眠らせて

【光翼】で高速移動、通れそうな穴という穴を【物質変換】で隙間無く塞いでいく
【高速詠唱】と【範囲攻撃】で素早く

【情報収集】【学習力】【拠点防衛】【戦闘知識】【地形の利用】でもってとにかく効率重視

途中、どんな凄惨な光景を見たとしても、心を鬼にして、目的の遂行を優先

此処を、奴等にとっての地獄に変えてやる

「ここで止めるっす!絶対に!」


ユーリ・ヴォルフ
アドリブ共闘大歓迎!

嫌な予感がして今回の任務にはチコルは置いてきた
人の手が足りぬ場所へ行きたいものだが…

【精肉場】
(あまりの光景に蒼白になり口を押えて背を壁に付ける)
酷すぎる…だが人間も家畜に対し同様の事を行っている
ゴブリンも人間も、同罪なのか…?

敵が迫れば、混乱する頭を振り確りと槍を構えて串刺しにする
今は迷いを捨てろ!目の前の害敵を倒すことに集中するんだ!
【範囲攻撃】【属性攻撃】でゴブリンや死体を巻き込みファイアストーム
押されれば【ドラゴニック・エンド】で【吹き飛ばし】
燃やし尽くしたら膝をつき、亡き人々へと黙祷を捧げる
まだ終わりではない
これ以上犠牲を出さないためにゴブリンを殲滅しなければ…!



●城内の構造
(「……まったく言葉もない。だからと言って、『しくじる』訳には行かない」)
 モルツクルス・ゼーレヴェックス(自由を飛ぶ天使・f10673)は、ゴブリンの居城が見える高台に立っていた。
「てんち あまねく 孤独の鷹よ わがみに やどりて めをこらせ」
 すぐさま、【鷹の眼(アート・オブ・ザ・ホークアイ)】を発動させ、城内の構造を把握しようとした。
 城内は迷路のように入り組んでおり、簡単には把握する事が出来なかったものの、ある程度の事は何となく理解した。
 どうやら、大きな出入り口は一ヶ所のみだが、脱出口は幾つも存在しており、非常時にはそこから逃げる事も出来るようである。
 しかも、脱出口は岩壁などで偽装されており、すべてを見つけ出す事は困難であった。
 この様子では、以前にも何度か攻め込まれ、かなり損害が出ていたのだろう。
 それを証明するかのように、城内には冒険者と思しき死体も幾つも転がっており、白骨化と化して、不気味な色のキノコを生やしていた。
「ゴブリンどもは、皆殺しっす」
 それを確認した後、モルツクルスが覚悟を決めた様子で、ゴブリンの居城に乗り込んだ。
「敵、敵、敵ィィィィィィィィィィィィ!」
 その途端、出入り口にいたゴブリン達が殺気立った様子で、モルツクルスに攻撃を仕掛けてきた。
「魔なる力よ、安らぎよ、深く暗き眠りを与えよ」
 すぐさま、モルツクルスが【睡眠雲(アート・オブ・ザ・スリープクラウド)】を発動させ、手に持つ杖から催眠効果が込められた雲を放ち、ゴブリン達を眠りの世界に誘った。
「ここで止めるっす! 絶対に!」
 そして、モルツクルスは高速詠唱で範囲攻撃を仕掛け、出入り口にしたゴブリン達を蹴散らしていった。

●精肉場
(「……嫌な予感がして、今回の任務にはチコルは置いてきたが……」)
 一方、ユーリ・ヴォルフ(叛逆の炎・f07045)は、単独で精肉場にやってきた。
 精肉場は、奥の方が見えない程広く、松明の明かりで大量の『何か』が天井から吊るされているのか、ぼんやりと見えていた。
「……うくっ!」
 その途端、ユーリ反射的に口元を押さえて後ずさり、壁に背を付けたままズルズルと崩れ落ちた。
 まるで見えない誰かに喉の奥まで指を突っ込まれ、もう片方で直接胃袋を掴まれ、揉みしだかれているような感覚……。
 そこにあったのは、かつて人間だったモノの死体。
 それが天井から吊るされ、全身から流れ落ちた血が、桶の中に溜められていた。
 しかも、両目は綺麗にくりぬかれており、テーブルの上に置かれた瓶にギッシリと詰められていた。
 また近くの鍋で、内臓がグツグツと煮えており、その煙が天井に空いた穴から外に流れていた。
 だが、どれも作業が雑で、嫌悪感を抱くモノだった。
「ひ、酷すぎる……。だが、人間も家畜に対し同様の事を行っている。そう言って意味で、ゴブリンも人間も、同罪なのか……?」
 ユーリが複雑な気持ちになりつつ、吐き気を催し、再び口元を押さえた。
 今にも吐きそうな気持ちを抑え、何とか立ち上がったものの、頭がフラつき、今にも倒れそうになっていた。
 それだけショックが大きく、誤魔化しようがないほどだった。
「キェェェェェェェェェェェェェェェェェエエ!」
 次の瞬間、物陰からゴブリンが現れ、ユーリめがけて巨大なナタを振り下ろした。
 間一髪で、その攻撃を避けたものの、物陰から次々とゴブリン達が現れ、ユーリに斬りかかってきた。
(「……今は迷いを捨てろ! 目の前の害敵を倒すことに集中するんだ!」)
 ユーリが今にも折れそうな心を奮い立たせ、【ドラゴニック・エンド】でゴブリン達を吹き飛ばす。
 それでも、ゴブリン達はぶすぶすと煙を上げながら、再びユーリに攻撃を仕掛けてきた。
 だからと言って、此処で怯む訳にはいかない。
 これ以上、犠牲者を出さないためにも、ここでゴブリンを殲滅しなければならないのだから……!
 それ故に、ユーリは戦った。
 傷つきながらも、全身に返り血を浴び、鬼神の如く勢いで、ゴブリン達と戦った(精肉場:制圧中)。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

明石・真多子
【戦場指定●繁殖場】
ゴブリン死すべし、慈悲はないっ!
軟体魔忍として反吐の出るような女性の敵は掃除するよ!

まずは皆を助けないと!
【タコフラージュ】で背景に「迷彩」して、触手で臭いを頼りに繁殖場へ向かうよ。
移動は【タコウォーク】で天井や壁に「忍び足」で這い進むから人間用のトラップや鳴子もかからないはず!

ゴブリンを見つけたら音もなく触手と【タコスミケン】で「暗殺」していくよ!
こっちは深海で生活するタコだからね、暗闇の「暗視」もお手の物!

繁殖場のゴブリンは恍惚していて不注意みたいだね。
なら、端のほうから【タコスミケン】で喉笛を切るよ!
気付かれたら【タコスミセンプク】で一気に接近して【タコラッシュ】だ!


ペイン・フィン
・・・・・・さて。
或いは、普通に生きているだけなのかもしれないけど・・・・・・。
これも、依頼だから、ね。

訓練場まで隠れて侵入して、襲撃するよ。
判定はSPD。最も、弓矢でも罠でもないけど・・・・・・。
或いは、それより恐ろしいかも、ね?

侵入と同時にコードを使用。
手持ちの拷問具を複製、展開して、ゴブリンを攻撃。
同時に、1人でも多くの人を解放できるように動こうか。
生きているなら、なるべく助けた方が良いからね。

・・・・・・かつてここは、人の地獄だったかもしれない。
でも、今ここは・・・・・・、お前達の地獄、だよ。


カタリアンナ・バソリー
※腰かけた椅子を念動力で浮かせることで移動するなど、滅多に体を動かしません。

まずは監視部屋に向かいますわ。
先に目を潰してしまいたいですし、比較的でも臭いが酷くなさそうでしょう?
(捕まっている人間に興味もありませんしね。)


監視部屋を目指して進み、出会った敵は杭や楔を打ち出して串刺しにしますわ。
武器の多さが手数に直結しますから、敵の武器も回収して使用します。

敵は近づこうとするでしょうけれど、「支配者の重圧」で動きを封じたり、
「サイキックウェーブ」で吹き飛ばしたりして寄せ付けません。
ゴブリン程度、腰かけたままで十分ですわ。



醜いオブリビオンなど私の世界に不要ですわ。
ここで根絶やしにおなりなさい。


エコリアチ・ヤエ
●訓練場を目指す
ここなら数もいそうだし、訓練してるってことは戦闘兵だろ。
訓練場所ならある程度の広さもあるだろうしな。はっ、暴れまわってやろうじゃねーか。
俺自身は訓練場に入らず、中を目視できる位置に隠れリザレクト・オブリビオンを発動させる。二体の死霊どもでゴブリンを蹂躙だ。
万が一こちらに向かってくるゴブリンがいたら死霊の片方を護衛に割く。

悪いが的にされてた奴らは助けたとこで邪魔だ。他に助けたがるような猟兵がいなきゃファイブエレメンツソードを飛ばすか、ゴブリンを排除後、一人ずつ極力苦しまないように息の根を止める。
「力なき自分らを呪え。なんなら俺のことを恨んでくれてもかまわねぇぞ」


ヨー・リドット
敵は数が多いんだよな?
なら俺は監視部屋に向かうよ!
そこで武器庫に向かうゴブリン達を足止めして増援を遅らせたり、他の猟兵が動きやすいように奴らの注意を引き付けるぜ。

俺は頑丈なのが取り柄!
敵に出会ったら、自然の力を身に纏った『オーラ防御』で敵の攻撃を防ぎつつ、大剣の『カウンター』で反撃していくぜ!
でも敵は大勢。消耗は避けられないけど、カウンターに『生命力吸収』を絡めて少しでも長く耐えてやるさ!

もし敵が必殺技を使ってきたら、こっちもユーベルコードの出番だ!
『無敵要塞』で自分の肉体を木の鎧騎士に変化させて、真っ向から受け止めるぜ!
時間をある程度稼いだら、『ダッシュ』で離脱! 命あっての戦いだからな。


華藤・鈴菜
(怯むんじゃないわよ、話に聞く女達の仲間になりたくなかったらね?)
麗華が忠告してくるけどそんなの言われるまでもないわ、ここは繁殖場に攻め込んで助けに行くわよ!

やってる事が事だから、夢中になって迎撃準備がまだ整ってないか、待ち構えてても疲れてそう。
敢えて返り討ちに遭ったフリをして入り込んで、リザレクト・オブリビオンで一気に不意を突いてみるわ。だまし討ちが決まれば、あたしだってやれるはずよ!
討ち漏らしに近付かれたら、すぐに解除して薙刀で薙ぎ払ってみるわ。

(まあ上手く決まればいいんだけどね、ユーベルコードは私が制御するけど、一応私の主人の鈴菜がしくじらないでよ?)
……麗華こそ、人の事言えるの?


ルカ・ウェンズ
この世界のゴブリンは、こんなのしかいないのかしら。
【行動】
作戦はPOW【忍び足】で洞窟に潜入して【戦闘知識】で脱出路を探してそれを破壊したり味方に知らせる、ゴブリンは静かに【暗殺】ばれたら【縁切り】【怪力や2回攻撃】を使い囲まれないように【残像】で移動しながら一撃離脱戦法で戦うわよ。余裕があれば味方の手助けもしたいわね。脱出路が見つからないなら繁殖場のゴブリンと同じ様な方法で戦うわよ。それに洞窟での戦闘だから【戦闘知識】を使い不利にならない様に戦わないとね。
【心情】
私は悪党の苦しむ姿が見たいけど今回は数がわからないから殲滅させるのを優先して後は気に入った(善良なタフガイや美少女)を助けるわよ。



●監視部屋
「……まずは監視部屋を目指した方が良さそうだな」
 ヨー・リドット(深緑の化身・f13812)はカタリアンナ・バソリー(サイキックプリンセス・f12516)と共に監視部屋を目指して、城の中を進んでいた。
 城の中は洞窟のようになっており、血と糞尿と何かが混ざったニオイが充満していた。
「それにしても……、臭いますわね」
 カタリアンナが嫌悪感をあらわにしながら、腰かけた椅子を念動力で浮かせて移動する。
 それでも、まだマシ。
 奥に行けば、もっとクサイ。
 それでも、クサイ事には変わりないため、色々な意味でゲンナリだった。
 既に猟兵達の大半が、鼻の機能を一時的に失い、単なる飾りですよ的な扱いになっていた。
 しかし、そのおかげで異臭が漂う中でも、何とか行動する事が出来た。
 それが喜ぶべき事なのか、そうでないのか、小一時間何処か物陰で話し合いたいところだが、そんな事をしている暇はない。
「まあ、ゴブリンが襲ってこないだけマシだろ」
 ヨーが、深い眠りについたゴブリンを見つけ、念のためトドメをさした。
 どうやら、他の傭兵がゴブリン達を眠らせてくれたらしく、監視部屋まではそれほど苦労せず行く事が出来た。
「ギィ、ギィ、ギギィ!」
 監視部屋の中には数匹のゴブリンがおり、ヨー達の存在に気づいて問答無用で襲い掛かってきた。
「誰に断って、そこに立っているのかしら。……這いつくばりなさい」
 すぐさま、カタリアンナがカッと目を見開き、大気を操るテレキネシスを放つと、強化した大気圧でゴブリン達を叩き潰した。
「グ、ギ、グェッ!」
 それを目の当たりにしたゴブリン達が、恨めしそうにカタリアンナを睨む。
 だが、まったく状況が分からないため、あからさまに警戒しており、身体が小刻みに震えていた。
 それでも、何かしなければいけないと思っているようだが、みんな恐怖で身動きが取れなくなっていた。
 しかし、ゴブリン達に選択肢はない。
 ここで戦わなければ未来がないッ!
「グエエエエエエエエエエエエッ!」
 それは捨て身の覚悟で仕掛けた攻撃ッ!
 しかも、一斉ッ!
 みんなで戦えば、怖くないの精神で、猟兵めがけて全力特攻ッ!
「俺は頑丈なのが取り柄なんでね!」
 すぐさま、ヨーが【無敵要塞】で自分の肉体を木の鎧騎士に変化させ、真っ向からゴブリン達の攻撃を受け止めた。
 故に、ゴブリン達は、恐怖した。
 圧倒的な力の差を前にして、泣き出しそうな程の恐怖を感じていた。
 こんな事をしても無駄である事が分かっても、それ以外の選択肢が存在していない。
 そのため、ゴブリン達は絶望と恐怖と後悔の中、駄々っ子パンチの如く勢いでヨーをポコポコと殴っていた。
「やはり、ゴブリン程度、腰かけたままで十分ですわね。それに、醜いオブリビオンなど私の世界に不要ですわ。……ここで根絶やしにおなりなさい」
 そう言ってカタリアンナが念動力波を放ち、その場にいたゴブリンを一掃した(監視部屋:制圧済、武器庫:制圧可)。

●訓練場
(「……さて。ゴブリン達からすれば、普通に生きているだけなのかも知れないけど……。これも、依頼だから、ね」)
 ペイン・フィン(“指潰し”のヤドリガミ・f04450)は物陰に隠れつつ、訓練場の様子を窺った。
 訓練場には幾つも柱が並んでおり、そこに縛り付けられた村人達を的にして、数十匹のゴブリン達が訓練をしている最中だった。
 ゴブリンによって此処まで連れてこられた村人達はみんな酷く傷ついており、身体がボロボロになるまで切り刻まれている者や、何度も槍で刺されている者など様々だった。
 中には両目を抉られている者や、四肢を斬り落とされている者もいたが、それでも、辛うじて生きており、今にも消え去りそうな声で、何度もゴブリン達に命乞いをしていた。
「……思っていた以上に酷いな」
 エコリアチ・ヤエ(悪魔の呼び声・f00287)も、同じように物陰に隠れてボソリと呟いた。
 ゴブリン達は訓練をしていると言うよりも、動けない相手に対して、一方的に攻撃を仕掛けているだけだった。
 こんな事をして何の訓練になるのか分からないが、ゴブリン達は強くなったように錯覚しているようだった。
「それでも、やる事は同じ……。そのために、ここまで来たんだからね」
 ペインが表情ひとつ変えず、手持ちの拷問器具を複製、展開するとゴブリン達に攻撃をした。
「ギ、ギ、ギギギィ!」
 それに驚いたゴブリン達が殺気立った様子で、ペイン達に攻撃を仕掛けてきた。
 だが、何処からどう見ても隙だらけで、狙ってくださいと言わんばかりに無防備だった。
 おそらく、それは自信の表れ。
 猟兵達相手に、身を守る必要などない、と言う事だろう。
「それじゃ、暴れまわってやろうじゃねーか」
 すぐさま、エコリアチが【リザレクト・オブリビオン】を発動させ、自身と同じ強さを持った【死霊騎士】と【死霊蛇竜】を召喚した。
 それてでも、ゴブリン達は怯まない。
 『いまこそ、俺達の実力を見せる時だ!』と言わんばかりに全力特攻ッ!
 彼らの目はギラついていた。
 ようやく、自分の力が発揮できるせいか、その表情は自信に満ち溢れていた。
 ここで猟兵達を蹴散らし、さらなる高みに目指すッ!
 それ以外の事に興味がないと言わんばかりに、ゴブリン達の気持ちが昂っていた。
「グエッ!」
 しかし、その気持ちを木っ端微塵に打ち砕く勢いで、先頭を走っていたゴブリンが死霊騎士によって瞬殺ッ!
 他のゴブリン達も、死霊騎士に傷ひとつつける事が出来ず、大苦戦ッ!
 ゴブリン達は呆れる程、弱かった。
 所詮は動かぬ的で練習していたのだから、それも無理はない。
 一方的に攻撃を仕掛けていただけで、強くなれるほど、世の中は甘くないのだから……。
「た、助け……て……」
 それに気づいた村人が、ボロボロと涙を流して、猟兵達に助けを求めた。
 彼らなら自分達を助けてくれる。
 彼らがいれば、家に帰れる。
 そんな気持ちが伝わってきそうな程、村人は必死になっていた。
「助けて……助けて……助け……て……」
 他の村人達も同じように助けを求め、それが亡者の叫びの如く、不気味に響き渡っていた。
「ギギギギィ!」
 その途端、ゴブリン達が村人達を盾代わりにしつつ、勝ち誇った様子でニヤリと笑う。
 おそらく『コイツらの命が惜しければ、いますぐ武器を捨てろ』と言いたいのだろう。
 猟兵達を急かすようにして、薄汚いナイフを村人達の首元を当て、いやらしくニンマリと笑っていた。
「……邪魔だ。呪うなら、力なき自分らを呪え。なんなら俺のことを恨んでくれてもかまわねぇぞ」
 だが、エコリアチに迷いはない。
 躊躇う事なくファイブエレメンツソードを飛ばし、村人達の命を奪っていった。
「ギ、ギ、ギィィィィィィィィィィィィィィィィイイ!」
 これにはゴブリン達も動揺したものの、逃げる間もなくペインの拷問道具に捕まり、断末魔を上げて息絶えた。
「ギギギ……」
 そのため、他のゴブリン達は動けない。
 まるで蛇に睨まれた蛙の如く、身動きが取れなくなっていた。
「……かつてここは、人の地獄だったかもしれない。でも、今ここは……、お前達の地獄、だよ」
 そう言ってペインがエコリアチと一緒に、残りのゴブリンを始末していった(訓練場制圧済:上層階移動可)。

●繁殖場
「いやあああああああああああああっ!」
 一方、繁殖場では大広間程の広さがあり、現在進行形でゴブリン達による一方的な宴が繰り広げられていた。
 ここにいるゴブリン達にとって、外の騒ぎなど関係ない。
 例え、どんな状況であっても、自らの欲望を満たす事。
 それが最も重要な事なのだから……!
(「まずは皆を助けないと! 軟体魔忍として反吐の出るような女性の敵は掃除するよ!」)
 すぐさま、明石・真多子(軟体魔忍マダコ・f00079)が音もなくヒレ付きの触手腕に溜めた蛸墨を投げ、水圧カッターとなったタコスミ手裏剣で、ゴブリンを攻撃ッ!
「グ……ギギィ!」
 ゴブリンは頭に手裏剣が刺さった状態のまま、激しく腰を動かすと、絶頂と同時に息絶えた。
 しかし、他のゴブリン達は気にせず腰を振っており、自らの欲望を満たす事を最優先にしていた。
「……えっ?」
 それに気づいた女性が、ゆっくりと辺りを見回した。
 だが、真多子は【姿隠しの術(タコフラージュ)】を使って、完全に姿を消しているため、女性では見つけ出す事が出来なかった。
(「……まったく、この世界のゴブリンは、こんなのしかいないのかしら」)
 そんな中、ルカ・ウェンズ(風変わりな仕事人・f03582)が忍び足で距離を縮めつつ、呆れた様子で溜息をもらした。
 ゴブリン達は仲間が命を落としてもまったく気にしておらず、自由になったばかりの女性を見つけて、四肢が引き千切れそうな勢いで、自分のモノにしようと必死になっていた。
(「怯むんじゃないわよ、話に聞く女達の仲間になりたくなかったらね?」)
 それを目の当たりにした華藤・鈴菜(似た者同士の二人三脚・f13923)の副人格である麗華が心の中で警告した。
 しかし、そんな事は言われるまでもない。
 この場所に行くと決めた時点で、覚悟は決まっていたのだから……。
「攻め込んで助けに行くわよ!」
 すぐさま、鈴菜が近くにいたゴブリンを倒し、まわりにいたゴブリン達の興味を引いた。
 ゴブリン達は新たな獲物に気づいて興奮したのか、自らのモノをサムライスタイルで反り立たせ、ジリジリと距離を縮めてきた。
「悪党の苦しむ姿が見たいけど、今回は数がわからないから殲滅させるのが先ね」
 その間もルカがゴブリン達を、次々と暗殺。
 残像で移動しながら、最低限の動きでゴブリンを仕留めているものの、数が多過ぎてキリがない。
 それでも、ゴブリン達が仲間の死に対して無関心であった事が幸いしたのか、倒す事自体は容易であった。
「きゃあ!?」
 そんな中、鈴菜が大袈裟に悲鳴を上げ、わざとらしく尻餅をついた。
 顔は恐怖で歪み、立ち上がる事さえ出来ない様子で……。
 もちろん、これは演技だが、ゴブリン達は、実に単純。
 面白いほど簡単に引っかかって、さらに股間を固くした。
「いや、来ないで……」
 鈴菜も怯えた素振りを見せつつ、激しく首を振る。
 そのため、ゴブリン達も獲物が掛かった釣り竿の如く股間を揺らし、興奮した様子で距離を縮めてきた。
「来ないでって、言ったわよね……?」
 次の瞬間、鈴菜が【巫覡載霊の舞】で神霊体に変身すると、ゴブリン達の股間めがけて衝撃波を放つ。
 それと同時にオーク達のモノが華麗に宙を舞い、真っ赤な血で彩られたチョコバナナの如く勢いで、次々と地面に突き刺さった。
「それじゃ、纏めて地獄に逝ってもらおうかな!」
 次の瞬間、真多子が舞い踊るようにして距離を縮め、端からずらっと【タコスミケン】でゴブリン達の喉笛を切り裂いた。
 そのため、ゴブリン達が悲鳴を上げる事さえ出来ず、喉から大量の血を噴水の如く撒き散らして崩れ落ちるのであった(繁殖場制圧、繁殖場【男版】、男色場【?】共に移動可)。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​




第2章 集団戦 『ゴブリン』

POW   :    ゴブリンアタック
【粗雑な武器】で対象を攻撃する。攻撃力、命中率、攻撃回数のどれを重視するか選べる。
SPD   :    粗雑な武器
【ダッシュ】による素早い一撃を放つ。また、【盾を捨てる】等で身軽になれば、更に加速する。
WIZ   :    足払い
【低い位置】から【不意打ちの蹴り】を放ち、【体勢を崩すこと】により対象の動きを一時的に封じる。
👑11
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種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


●一方その頃
「ゲッ、ゲッ、ゲゲッ!」
 混乱の中、一部のゴブリン達が子供達を抱きかかえ、居城からの脱出を図っていた。
 出来る限りの食糧を抱え、後は隠し通路から逃げるのみ、
 元の数になるまで、だいぶ時間がかかるかも知れないが、それでもここで死ぬよりはマシだった。
 一方、別のゴブリン達は侵入者達を倒すため、武器庫で守りを固めていた。
 例え、どんな事があってもゴブリンロードだけは命懸けで守る。
 その一心で、仲間達に武器を運ぶ一団が、裏道を通ってゴブリンロードのところに向かっていた。
華藤・鈴菜
「この音……裏道から逃げようとしているみたいよ?」
麗華が何かに気付いたようだし、この近くに食糧庫やゴブリンの寝床もありそうな気はするけど、深追いや欲張りは禁物ね。
あたしは確実に繁殖場【男版】を制圧しに行くわ。
「行くわよ麗華、同じ手は通じないだろうから援護して!」



「――ハァ、仕方ないわね」
繁殖場に入ったら鈴菜が前衛で斬り込んで、オルタナティブ・ダブルで実体化した私は魔弓・星孔雀を使ってクイックドロウで素早く援護射撃するわ。
狙う優先順位は死角から素早く攻撃を仕掛けてくるゴブリン、次いで人質とか妙な事を企むゴブリンよ。
まぁ、昔と勝手が違うけど今の体も嫌いじゃないし、鈴菜が傷物にされないようにするわ。



●繁殖場【男版】
「どうやら、裏道から逃げようとしているようね」
 華藤・鈴菜(似た者同士の二人三脚・f13923)は裏道から逃げ出しいゴブリンの一団に気づき、警戒した様子で物陰に隠れた。
 ゴブリン達は散り散りになりながら、隠し通路を通って脱出を図っているらしく、みんな鬼のような形相を浮かべて、必死になって逃げていた。
 副人格の麗華も無理をして戦うべきではないと言う判断に至ったのか、鈴菜の考えに反論する事はなかった。
「うっ、うう、もう勘弁してくれ!」
 そんな中、奥の部屋からドシンドシンと何かを叩きつけるような音が響き、村人と思しきオトコ達の悲鳴が次々と聞こえてきた。
 そこには、オークのような体型をしたゴブリン達がおり、オトコ達に跨って一心不乱に腰を振っていた。
 その光景は、まさに地獄絵図。
 何やら媚薬のようなモノを飲まされているのか、オトコ達のソレは天を衝くほど元気であった。
 だが、それはオトコ達の意志ではなく、あくまで強制的。
 オトコ達が何を言おうが、ゴブリン達は聞いていない。
「流石に放っておく訳には行かない状況のようね。行くわよ、麗華。同じ手は通じないだろうから援護して!」
『――ハァ、仕方ないわね』
 すぐさま、鈴菜が近くにいたゴブリンに斬り込み、【オルタナティブ・ダブル】で、もうひとりの自分を実体化させ、魔弓・星孔雀を使ってクイックドロウで素早く援護射撃ッ!
 それでも、ゴブリン達の大半は、行為に夢中であったが、自由になったオトコ達が次々と逃げ出したせいで、唸り声を上げて襲い掛かってきた(繁殖場【男版】:制圧中)。

成功 🔵​🔵​🔴​

モルツクルス・ゼーレヴェックス
「……脱出口、張ってた甲斐があったっすね」
細かい穴を粗方潰したあと、隠し通路に陣取って脱出するゴブリン群を待ち構える
【情報収集】と【学習力】と【拠点防衛】と【戦闘知識】を活用する
「さぁさゴブリンの皆様方!こちら魔法芸を御覧じろ!拙い芸ではあるっすが!見事できたら拍手を頂戴!」
でかい声で出鼻を挫き
魔法で火を出したり地面を動かしたりの【パフォーマンス】で気を惹く【コミュ力】を活用
そうしている間に【高速詠唱】で【単純難解針】を放つ
125本に及ぶこの【範囲攻撃】は細胞大故に視認されず
口、鼻、涙腺から
芸に気を取られるゴブリン群の体内へ侵入
一匹残らず頭蓋内に仕込んだら
「斥力」を解放しながら人間大に変化

殺す


ペイン・フィン
上層階に移動。
こちらに居るゴブリンも、制圧していこうか。
・・・・・・残念だけど、慈悲は与えない。
あくまで自分は、傷つけるモノだし、ね。

コードを使用。
使うのは毒湯“煉獄夜叉”。
感覚を増幅させた上で、激しい痛みと痒みを引き起こし、
更に、傷口に染みこむ。そんな熱湯。
これをゴブリンにかけていくよ。

皮膚に掛かれば、皮膚を骨が出るまで掻き続ける。
目に入れば、目が潰れるまで爪を立てる。
・・・・・・万が一飲み込んだら、どうなるだろうね?


明石・真多子
(戦場指定●男色場【?】)
ゴブリン死すべし、慈悲はないっ!
まだ近くに助けを求める人がいるはず!待っててね!

(男色場を見て)…???
何だろうココ。でもやたらと体格の良いゴブリンがいるみたいだし、ともかく徹底的に潰していくよ!

とりあえずここの人間はさっきよりは衰弱してないみたいだし派手に暴れてもいいよね?
上半身をサメに変えて【八足歩行の術】で縦横無尽に地を泳ぎながら片っ端からゴブリンを駆逐していこう!

ゴブリンたちが逃げていくようなら少し泳がせるよ。
その後ろを【タコフラージュ】で姿を隠しながらつけて行こう!
怪しいところまで来たら案内御苦労様!とゴブリン達にはこの世からお別れしてもらうよ。


チコル・フワッフル
★アドリブ、他猟兵との絡み歓迎!

ユーリがゴブリン達を退治しに行ったって聞いて、私も助太刀に来たよ!
う~ん、でもどこに行ったんだろ。こっちかな!?
(男色場へ向かう)
……えっ!?な、何が起きてるの!?ここってナニする場所なの!?
よ、よく分からないけど、ゴブリンは死すべし!!!

ゴブリンとの戦闘の際は、なるべく身軽になり【ダッシュ】【野生の感】を駆使して素早く動き回るよ!
【シーブズ・ギャンビット】によるダガーの切り付けやダガー投げで、ゴブリン達をひたすら倒す!
1匹も逃がさないよ!

生きてる人はしっかり保護するよ!
ふ、服を着てなかったら、私の服を着せてあげるね


ユーリ・ヴォルフ
アドリブ共闘大歓迎!

精肉場で気力を振り絞りゴブリンと戦う
倒しても次々沸いてきてキリがない…それにこの場には私しか居ないようだ
疲労で白昼夢を見始める。それはチコルの元気溢れる笑顔で…

…そうだ。チコルは私を信じて待っている筈だ。きっと今頃は美しい花畑にでも遊びに行っている事だろう。ゴブリンが解き放たれれば、更なる犠牲が…チコルにだって危険が迫るかもしれない。それだけは、ダメだ…!

負けて…たまるかッ…!
真の姿・フレイムドラゴンになり灼熱の炎を範囲攻撃!
翼で叩いたり衝撃波を出したり体当たりをしたりして、ゴブリンなど根絶やしにしてやると言わんばかりに暴れ回る!
倒せたら他の場所へ残党を探しに行こう


エコリアチ・ヤエ
さて、訓練場を制圧したが、上層階には何がある。馬鹿と煙はなんとやらというし、敵の親玉は上か?
探索範囲を広めたり背後を取られることを考慮してオルタナティブ・ダブルでもう一人の自分と隙なく辺りを探索、ゴブリンと会敵したなら戦闘を行う。逃げるやつらよりは好戦的なやつらのほうを優先するか。
敵との距離が近ければファイブエレメンツソードを、遠ければ杖を使用し呪詛で息の根を止める。
親玉の位置がわからなかったらゴブリンとっ捕まえて尋問だ。
まぁそう怯えるな。抵抗しなきゃ苦しまずに殺してやる。


ルカ・ウェンズ
ゴブリン死すべし。
【行動】
私は逃げるゴブリンを【戦闘知識】を使い探して【縁切り】【怪力】【2回攻撃】を使い駆除するわ。ゴブリンの【粗雑な武器】に当たらないように【残像】を使い囲まれないよう油断せず素敵く駆除しないとね。人質よりもゴブリンの駆除を優先するわ。逃げられて情報が他のゴブリンに伝わるのも、数が増えるのも危険だから女や子供も駆除しないとね。(この世界に女ゴブリンはいるのかしら?)
【心情】
隠し通路を見つけたら大声で味方に知らせないとね、通路を潰しても生き埋めになる危険が無ければ【怪力】で潰して逃げられないようにして、ゴブリンロードもいるし…駆除は油断できないし、大変だけど!楽しい仕事だわ♪


カタリアンナ・バソリー
あら、逃げるつもりかしら?
でも駄目ですわ。私が根絶やしになれと言ったのだから、その通りになさい。

小型蝙蝠の群れに変化して、逃げようとするゴブリンを探しますわ。
見つけたら彼らの後をつけて隠し通路を通り、集まっている所を殲滅します。。
追う時は一匹だけ先行させて、後の群れは見つからないように距離を取りましょう。

殲滅する時は、元の姿に戻って適当な木の枝にでも腰掛けて。
戦い方は監視室と同じで十分ですわね。

※ゴブリンロードと戦う場合
敵が攻撃してくるのに合わせてチェンジバットを。
攻撃を回避して、超音波で相手の頭の中を揺さぶりますわ。
(頭の中に沢山の笑い声を響かせて錯乱させるイメージ)



●脱出口
「……脱出口、張ってた甲斐があったっすね」
 モルツクルス・ゼーレヴェックス(自由を飛ぶ天使・f10673)は、居城から逃亡を図ろうとしていたゴブリンの群れに立ち塞がった。
「グ……ギギィ……」
 ゴブリン達は、驚愕した。
 何故、この場所を……。
 絶対にバレるはずがないのに……!
 ゴブリン達の表情から、そんな気持ちが読み取れた。
「ひょっとして、逃げるつもりでいたのかしら……? でも駄目ですわ。私が根絶やしになれと言ったのだから、その通りになさい」
 小型蝙蝠の群れになってゴブリン達を追いかけてきたカタリアンナ・バソリー(サイキックプリンセス・f12516)が、元の姿に戻ってゴブリン達の背後を塞ぐ。
「グギギ……」
 故に、ゴブリン達は逃げられない。
「ゴブリン……死すべし!」
 すぐさま、ルカ・ウェンズ(風変わりな仕事人・f03582)が間合いを詰め、傍にいたゴブリン達を蹴散らしていく。
「ギ、ギ、ギギィ!」
 これにはゴブリン達も危機感を覚え、粗雑な武器を握り締めて、次々と攻撃を仕掛けてきた。
 此処で死ぬのは、怖くない。
 それよりも、この子達に未来を……。
 明日を見せる事さえ出来れば、それでいい。
 そんな気持ちがゴブリン達の中に芽生えているのか、例え勝ち目のない戦いだと分かっていても、逃げ出すような素振りはなかった。
「さぁさ、ゴブリンの皆様方! こちら魔法芸を御覧じろ! 拙い芸ではあるっすが! 見事できたら拍手を頂戴!」
 それでも、モルツクルスが臆する事なく大声を出し、魔法で火を出してゴブリン達を威嚇した。
「グギギギィィィィィィィィ!」
 だが、ゴブリン達は怯まない。
 大火傷を負っても戦う覚悟で、猟兵達に襲い掛かってきた。
「あら? まだやる気なのかしら……?」
 それに気づいたカタリアンナが【チェンジバット】を使い、再び小型蝙蝠の群れになると、超音波を放ってゴブリンの脳内に沢山の笑い声を響かせた。
「グガァァァァァァァァァァァァ!」
 その途端、ゴブリン達も悲鳴を響かせ、狂ったように粗雑な武器をブンブンと振り回した。
 そのせいで、他のゴブリン達が傷つき、それに腹を立てたゴブリン同士で、殴り合いの喧嘩が始まった。
「それじゃ、素早く駆除しないとね」
 その間に、ルカが残像を駆使して間合いを取り、次々とゴブリンを仕留めていく。
「全てを統べる力よ此処に。重力と電磁力、大きな力と小さな力。我が意に応えてその威を示せ」
 次の瞬間、モルツクルス・ゼーレヴェックス(自由を飛ぶ天使・f10673)が、125本にも及ぶ魔法の針を放ち、その場にいたゴブリンを一掃した(脱出口:制圧済、他の脱出口:多数)。

●精肉場
「はあ……はあ……」
 それと時を同じくして、ユーリ・ヴォルフ(叛逆の炎・f07045)は、精肉場でゴブリン達と戦っていた。
 鬼気迫る勢いでゴブリン達を仕留め、残すところ、あと数匹。
 ユーリは大量の返り血を浴び、血化粧をしたような状態で、半ば修羅と化していた。
 それでも、ゴブリン達は怯まない。
 ユーリを威嚇するようにして牙を剥き出し、一斉に肉切り包丁をギュッと握り締めた。
(「これじゃ、いくら倒してもキリがない。ただでさえ、この場には私しかいないのに……」)
 脳裏に浮かぶのは、チコルの元気溢れる笑顔……。
「……そうだ。チコルは私を信じて待っている筈だ。きっと今頃は美しい花畑にでも遊びに行っている事だろう。ゴブリンが解き放たれれば、更なる犠牲が……チコルにだって危険が迫るかもしれない。それだけは、ダメだ……!」
 ユーリが折れかけていた心を奮い立たせるようにして、レーヴァティンを握り直した。
 もう……迷いはない。
「……死にたい奴から掛ってこい!」
 真っ直ぐゴブリン達を睨みつけ、ユーリが一気に間合いを詰めていく。
「ギ、ギ、ギギ……」
 それを迎え撃つようにして、ゴブリン達が肉切り包丁を振り上げ、ユーリめがけて襲い掛かって来た。
 だが、その攻撃はユーリには当たらず、虚しく空を切るばかり。
 その間にユーリが襲い掛かってきたゴブリンを切り裂き、薙ぎ払い、叩き斬るッ!
「負けて……たまるかァァァァァァァァァァァァ!」
 次の瞬間、ユーリが雄叫びを響かせ、真の姿……フレイムドラゴンになると、灼熱の炎を吐いて、その場にいたゴブリン達を消し炭に変えた(精肉場:制圧済)。

●男色場
(「ユーリがゴブリン達を退治しに行ったって聞いて、ここまで来たけど……。でも、どこに行ったんだろ。こっちかな!?」
 一方、チコル・フワッフル(もふもふウサキツネ・f09826)はユーリを捜して、男色場にやってきた。
 そこにいたのは、ゴブリンにあるまじき美形達と、村人達と思しきオトコ達による肉のフェスティバルッ!
 室内に充満するのは、濃厚なオスのニオイッ!
 ゴリマッチョなゴブリンが、細マッチョなオトコに覆い被さり、愛を囁く異様な空間ッ!
(「何だろう、ココ。やたらと体格の良いゴブリンが多いみたいだけど……」)
 そのため、明石・真多子(軟体魔忍マダコ・f00079)も、キョトン。
 まったく状況が分からず、キョトンである。
「うう……! やめ、やめてくれ!」
 オトコが尻を突きあげた体勢のまま、恥ずかしそうに声を上げる。
 それでも、ゴブリンは全く気にしておらず、何やらネットリとした液体をオトコの身体に塗りたくり、いやらしくニンマリと笑っていた。
「な、何をした……!?」
 オトコが戸惑った様子で、ゴブリンをジロリと睨む。
 だが、ゴブリンは気にせず、行為を再開。
「だから、やめっ! やめてくれ! こんな事をしても、俺は……!」
 だが、前立腺は……正直だった。
「こ、これは……違ッ!」
 みるみるうちにオトコの顔が真っ赤になり、ゴブリンがさらにニンマリと笑う。
 そして、オトコの声が歓喜の声に変わった時、小さな蕾が花開き、辺り一面に薔薇の花が咲き乱れた。
(「……よく分からないけど、倒さなきゃ……!」
 すぐさま、チコルが間合いを詰める。
 ゴブリン達が何事かと思い、ムックリと立ち上がったものの、チコルが怯む事はない。
 そのまま、ダッシュで懐に潜り込み、【シーブズ・ギャンビット】によるダガーの一撃でゴブリンを仕留めた。
 それだけでは終わらず、襲い掛かってきたゴブリン達を、次から次に斬り捨てた。
「軟体忍法、八足歩行の術! 縦横無尽のアタシは捉えられないよ!」
 続いて、真多子が【軟体忍法八足歩行の術(タコウォーク)】を使い、ムチのように振るわれた4本の触手で、残っていたゴブリン達を蹴散らした。
「お、俺を……助けてくれたのか」
 そんな中、オトコが驚いた様子で、口を開く。
 ほんの一瞬……。
 その一瞬で、ゴブリン達が一掃された。
 元々、ゴブリン達が弱かったのかも知れないが、それでもまわりにいたオトコ達は、キョトン。
 何が起こったのか分からず、キョトンである。
「この事は……言わないでくれ」
 オトコが気まずい様子で、視線を逸らす。
「「うん、言わない」」
 ふたりが力強く頷いた。
「……そうか。それなら、安心だ……」
 そんな中、オトコが何かに取り憑かれた様子で、死してなお天を衝くゴブリンのモノをマジマジと眺めていた(男色場:制圧済)。

●上層階に続く道
「さて、訓練場を制圧したが、上層階には何がある。馬鹿と煙はなんとやらというし、敵の親玉は上か?」
 エコリアチ・ヤエ(悪魔の呼び声・f00287)は背後を取られる事を考慮し、【オルタナティブ・ダブル】を使い、もうひとりの自分を出現させ、くまなく辺りを調べていた。
 上層階に続く道にはゴブリン達がおり、『これ以上先には行かせないッ!』と言わんばかりに殺気立っていた。
「ここに居るゴブリンも、制圧していこうか。……残念だけど、慈悲は与えない。あくまで自分は、傷つけるモノだし、ね」
 ペイン・フィン(“指潰し”のヤドリガミ・f04450)が、ゴブリン達の前に陣取った。
 そして、ゴブリン達は見たッ!
 ふたりの身体に纏わりつくようにして漂う死神達を……。
「お前達にも……【見える】のか?」
 エコリアチの言葉に、ゴブリン達は恐怖した。
 ……答えてはいけない。
 ……答えるべきではないッ!
 まるで大鎌の切っ先を、喉元に向けられているような感覚。
 緊迫した空気の中、一筋の汗が頬を伝う。
「……!」
 次の瞬間、死神達が一斉にゴブリン達を見た。
 それと同時にペインが死神達を付き従え、舞い踊るようにして、毒湯“煉獄夜叉”をゴブリン達にぶっ掛けた。
「ぎゃゃあああああああああああああ」
 その毒湯を浴びたゴブリン達が、激しい痛みと痒みに襲われ、骨が剥き出しになるほど身体を掻き毟り、ブクブクと泡を吐いて息絶えた。
「どうやら、親玉はこの上だな」
 そんな中、エコリアチが奇跡的に生き残ったゴブリンを捕まえ、ゴブリンロードの居場所を白状させた。
 その上でスパッとゴブリンの首を切り、ゴブリンロードが待つ最上階を目指すのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​




第3章 ボス戦 『ゴブリンキング』

POW   :    ゴブリン親衛隊の召喚
戦闘用の、自身と同じ強さの【杖を持ち、炎の魔法を放つ、ゴブリンメイジ】と【剣、盾、鎧で武装した、ゴブリンナイト】を召喚する。ただし自身は戦えず、自身が傷を受けると解除。
SPD   :    王の激励
【王による、配下を鼓舞する言葉】を聞いて共感した対象全ての戦闘力を増強する。
WIZ   :    ゴブリン戦奴の召喚
レベル×5体の、小型の戦闘用【奴隷ゴブリン】を召喚し戦わせる。程々の強さを持つが、一撃で消滅する。
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種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主はアルル・アークライトです。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


●ゴブリンキング
「グギ……ギィィィィィィィィィィィ!」
 最上階で猟兵達を待ち構えていたのはゴブリンキングと、防具に身を包んだゴブリン達であった。
 しかも、ゴブリン達は村人達を盾に括りつけ、猟兵達に襲い掛かってきた。
 今にも消え去りそうな声で助けを求める村人達を前にして、猟兵達の選択は……。
モルツクルス・ゼーレヴェックス
キング戦に参加
「生憎っすねえ、その戦法は予習済みっす」
【情報収集】と【戦闘知識】と【学習力】持ちを舐めないでもらいたいっすねえ
「魔なる力よ、安らぎよ、深く暗き眠りをもたらせ!」
【高速詠唱】で素早く【範囲】を拡大して【睡眠雲】
ゴブリン達をまとめて眠らせる
「厄介な盾持ちは、この通り自分がどうにかするっす!素早さに自信のある方は救助を頼むっす!」
【オーラ防御】で遠距離攻撃に対処しながら味方を【鼓舞】
「敢えて言うっす!敵は悪辣にして強大であると!獣の性と人の知恵を持つ怪物であると!少なくとも人を愛する心があるなら……絶対悪っす!!殺すべし!!」
戦場に正義無しの例外、生存競争のこっち側

絶対勝つっす!


ルカ・ウェンズ
肉の盾に気にせず攻撃したら味方に怒られるわよね。
【行動】
オーラ刀を銃に変形させて【戦闘知識】を使い村人を盾に括りつけた敵の、つま先や頭を攻撃したり【怪力】で押さえ込んでから盾を引き剥がすのを狙ってみるわ。無理そうなら気にせず敵に攻撃、もちろん味方にいい作戦があればその作戦に従うわよ。(敵の驚く姿が見たいしね!)キング?とか言うのには親衛隊を召喚されたら親衛隊の攻撃を【残像】を使い回避して【怪力や2回攻撃】【縁切り】での【傷口をえぐる】ようにキング?を攻撃したいわね。親衛隊が邪魔なら親衛隊を優先して同じように攻撃しないとね。
【心情】
私は悪党の苦しむ姿が見れるなら、露払いでも囮役でも何でもいいわ。


ペイン・フィン
……人を盾にする、か。
同族がそれをやられたら、激高するだろうに……。
生き残るのに必死なのだろうけど、ね。

コード使用。
呼び出すのは猫鞭“キャット・バロニス”。
黒いドレスを着て、顔をベールで隠した女性。の幻影が現れるよ。

後は、“キャット”に動きを任せ、猫鞭で攻撃するよ。
自分だと、村人を巻き込んでしまうかもしれないけど……。
猫鞭そのものの“キャット”なら、巻き込まないで攻撃くらいは、できるからね。
同時に、鞭を手足の如く利用して、村人を引き剥がして、こっちに引っ張ろうか。
1人でも、救うためにも、ね。


チコル・フワッフル
ユーリ・ヴォルフと一緒
★アドリブ、他猟兵との絡み歓迎!

ユーリ見つけた!えっ、血塗れ?どうしたの!?怪我してない!?
壮絶な戦いだったんだろなぁ。生きててよかった……。

ユーリと合流できたし、ゴブリンロードを倒しに行こう!
多分こっち!(繁殖場【男版】へ向かう)

えっ、見るなって!?ゴブリンがいるなら、私も戦わないと!
身軽な格好になり突撃!【シーブズ・ギャンビット】で攻撃、を……
……な、何ここ!?また変な部屋に来ちゃった!
えぇい、ゴブリンがいるなら関係ないっ!死すべし!!
【ダッシュ】【投擲】を活用し、愛用のダガーでゴブリンを倒していくよ!
もし人間が拘束されてたら助けるね。
大丈夫、内緒にしとくから……!


ユーリ・ヴォルフ
チコル・フワッフルと行動
アドリブ共闘大歓迎!

やあチコル。修羅場続きで楽しくなってきたぞ!
肉屋の店主は毎日壮絶な戦いを行っているのだろうしこの程度…
ん?チコル、その匂いは…(花畑に行っていたにしては変だな?と思いつつ)
ロードはこちらか!行くぞ!
(繁殖場【男版】の様子をそっと偵察。敵の様子は…?)

…うわー!チコル、見るな!(真っ赤)
凄い勢いでチコルを現場から遠ざけ、繁殖場へ槍をぶん回して乗り込む!
うおおおおお!ゴブリンはどれだ!殲滅するぞォォ!!!

どれがロードなのかは解らないが
最低限ゴブリンと人間の区別はつくはずだ
人間は壁の隅にでもいってろ!
チコルが目にする前に全部狩る!(手遅れだろうが)


エコリアチ・ヤエ
はぁ、またこのパターンか。
しかしだな、村人を抱えながら素早く突進できるほどお前ら強くないんじゃねぇのか。まぁ油断はしねぇ。
ファイブエレメンツソードに敵の血を吸わせ武器の封印を解いて強化。赤黒い見た目になったソードは5つ同時に操り宙を飛ばしあらゆる角度から敵を襲う。まぁ他の猟兵もいるだろうし一応村人に当てねぇようには気をつけるが、どうしても村人が邪魔なら村人ごと刺し殺すのも余儀なし。
ゴブリンキングへの対応は他の奴に任せるか。他が邪魔で前にでないと叩けなさそうだしな。俺は後方から楽させてもらうぜ。
やばそうな猟兵が目についたら助けてはやるか。


グァンデ・アォ
《アドリブ、連携、苦戦描写、その他何でも歓迎です》
フォースを使っての体当たりや射撃で、奴隷ゴブリンたちと戦うよ!
でも、その数の多さに、王様からの鼓舞が加わるとさすがに圧倒されちゃうかも。

一旦仲間の後ろに退いて、ゴブリンキングの様子をよく見てみるよ!
支援用AIに変わって、シンキングタイム!

《口調変更》
……ふむ、ゴブリンながら、なかなかの威厳。
特にあの衣装、王冠とマントと王笏……なるほど。
あの衣装をどうにかすれば、その威信を崩すことができるかも知れません。
ご一考いただければ、幸いです。

そんな感じで、仲間に助言します。
仲間と連携できなさそうなら、貫き切り裂くフォースを飛ばし、王冠を撃ち落とします。


華藤・鈴菜
大勢はほぼ決したみたいだけど、あたしと麗華は連携を崩さず引き続き繁殖場【男版】の制圧を優先よ。
あたしが前衛で薙ぎ払いつつ、麗華は援護射撃とクイックドロウで援護に専念してもらうわ。

ゴブリンキング相手の後詰めは……多分、あたしが着く前に決着付きそうね。
もし倒しきれてないなら、気付かれないように魔弓・星孔雀の射程ギリギリから、口封じの呪詛を込めた矢でキングを直接狙い撃ってみるのもいいかもね。統率取れなくなるのが一番効きそうよ。
あたし達の腕でどこまで出来るかは分からないけどね……

「問題は、私達は親玉よりもこのゴブリンの始末が第一という事よ、分かってるわよね?」
そう、まずは目の前の繁殖場を抑えなきゃね。



●繁殖場【男版】
「ユーリ、見つけた! でも、どうして血まみれなの!? 怪我してない?」
 チコル・フワッフル(もふもふウサキツネ・f09826)は繁殖場に向かっている途中で、全身血まみれになったユーリ・ヴォルフ(叛逆の炎・f07045)を見つけ、心配した様子で駆け寄った。
「いや、これは単なる返り血だ。怪我はしていない……はず」
 ユーリが顔についた血を拭い、気まずい様子で視線を逸らす。
 ゴブリン達との戦いで、アドレナリンが出まくっていたせいか、自分の血なのか、ゴブリンの血なのか分からない。
 それでも、何度か攻撃を食らっているため、自分の血である可能性が高かった。
 そういった意味で、自分の血ではないと、否定しづらいところもあるのだが、チコルを心配させたくないため、あえて嘘をつく事にした。
「壮絶な戦いだったんだろなぁ。でも、生きててよかった……」
 チコルが色々と察した様子で、ユーリにギュッと抱き着いた。
 ユーリはゴブリンとの戦いで、あちこち怪我をしているようだが、とりあえず無事。
 少なくとも、この場所で会う事が出来たのだから、後は一緒に帰るだけである。
「こ、こら。あんまり、くっつくと返り血が付くぞ。ま、肉屋の店主は毎日壮絶な戦いを行っているのだろうし、この程度の傷、大した事ないさ。それよりも、先を急ごう」
 ユーリが苦笑いを浮かべ、チコルと一緒に奥に進む。
 その間、チコルの身体から濃厚なオスのニオイが漂ってきたものの、この辺り全体が既に臭いため、何処かでニオイがついてしまったのかも知れない。
 そうしているうちにユーリ達は、別の繁殖場に辿り着いた。
 そこにはオーク体型のゴブリン達がおり、華藤・鈴菜(似た者同士の二人三脚・f13923)と壮絶な戦いを繰り広げている最中だった。
 しかも、床には一糸纏わぬオトコ達が転がっており、媚薬のせいで一斉に立った股間のモノが、つくし畑の如く揺れていた。
「……うわー! チコル、見るな!」
 それに気づいたユーリが、チコルの顔を押さえて、繁殖場の外に出す。
 これは間違いなく、良い子は見ちゃ駄目事案ッ!
 何やらメルヘンチックに揺れていたが、チコルに見せたら駄目なヤツであるッ!
「えっ? 何っ? ゴブリンがいるなら戦わなきゃ!」
 チコルが腑に落ちない様子で、再び繁殖場に戻ろうとしたものの、ユーリが壁になって立ち塞がり、それ以上先には進めない。
 もちろん、チコルはそれ以上のモノを男色場で目撃しているものの、ユーリがその事実を知らないせいで酷く焦っているようだ。
「……と言うか、そこ! 手伝ってくれるの? それともイチャつきたいの? 手伝ってくれるんだったら、早くッ! あたしだって、いつまで持つか分からないんだから……」
 そんな中、鈴菜がイラついた様子で、ふたりをジロリと睨みつけた。
 その間もゴブリン達が鈴菜と麗華を恋のライバルだと勘違いして、何度もしつこく襲い掛かってきた。
 しかも、ゴブリン達の身体がオーク並みに太っているせいで、なかなか致命傷を与える事が出来なかった。
「そ、そう言えば、そうだったなッ! うおおおおお! ゴブリンはどれだ! 殲滅するぞォォ!!!」
 ユーリがハッとした表情を浮かべ、槍をぶん回しながら、ゴブリンに攻撃を仕掛けていく。
 その間もチコルは物陰からひょこっと顔を出し、あれやこれやの光景を、ドキドキワクワクしながら眺めていた。
「ま、せいぜい頑張ってよね。あたしも、そろそろ休みたいから……」
 そう言って鈴菜が麗華と連携を取りつつ、魔弓・星孔雀でゴブリンの左目を撃ち抜いた。
「グガァァァァァァァァァァァァァァァ!」
 その一撃はゴブリンの脳まで達し、大量の血をぶしゅぶしゅと撒き散らしながら、血溜まりの中に沈んで動かなくなった。
 また他のゴブリン達もユーリと協力しつつ、次々とトドメをさしていき、何とか繁殖場を制圧する事が出来た(繁殖場【男版】:制圧済)。

●ゴブリンキング
「……人を盾にする、か。同族がそれをやられたら、激高するだろうに……。生き残るのに必死なのだろうけど、ね」
 ペイン・フィン(“指潰し”のヤドリガミ・f04450)はゴブリンキング達を前にして、【その関係を言葉にするのは難しい】を使い、猫鞭“キャット・バロニス”の幻覚体を出現させた。
 猫鞭の幻覚体は、漆黒のドレスを身に纏い、ベールで顔を隠した女性で、見るからに隙が無かった。
「うう……」
 村人達もただならぬ気配を感じ取ったのか、身体の震えが止まらなくなっていた。
 もしかすると、彼らは見えているのかも知れない。
 自分達を迎えに来た死神が……。
 今にも魂を奪う勢いで迫る死神の顔が……!
 それが感覚的に分かってしまう程、室内は異様な空気に包まれていた。
「……はぁ、またこのパターンか。しかしだな、村人を抱えながら素早く突進できるほど、お前ら強くないんじゃねぇのか」
 エコリアチ・ヤエ(悪魔の呼び声・f00287)が、ゴブリン達に生暖かい視線を送る。
「グギ……」
 その途端、ゴブリン達が顔を見合わせ……無言になった。
 実際に、ゴブリン達は村人達を盾にしているせいで、機敏に動く事が出来なくなっていた。
 その事実をゴブリン達も知ってしまったため、救いを求めるようにして、エコリアチに視線を送っていた。
「いや、俺は敵だからな」
 エコリアチが、冷静にツッコミを入れる。
 まるでゴブリン達が捨てられた子猫のような表情を浮かべているが、ウチでは飼えない。
 そもそも、餌はカリカリでいいのか、猫缶にすべきなのか、判断に迷うところであった。
 もちろん、ゴブリン達を飼う気はない。
 そんな余裕もなければ、その気もない。
 だが、ゴブリン達を見ていると、正直……迷う!
「ギギギッ!」
 そんな空気を察したのか、ゴブリンキングがまわりにいたゴブリン達を煽って、猟兵達と戦わせようとした。
「グギ……ギィ」
 その指示に従って、ゴブリン達が盾を構えたまま、一歩前進ッ!
 村人達が苦しそうに悲鳴を上げ、今にも消え去りそうな声で『……助けてくれ』と呟いた。
(「この状況で肉の盾を気にせず攻撃したら、味方に怒られるわよね」)
 それを目の当たりにしたルカ・ウェンズ(風変わりな仕事人・f03582)が、気まずい様子で汗を流す。
 しかし、そんな気持ちに反して、死神達が耳元で囁く。
 『ここでコイツらを、楽にしてやれ』と……。
 もちろん、それがこの状況では正しい選択。
 仲間達からは批判を受けるかも知れないが、それでも状況的には仕方のない事である。
 そうしている間も、ゴブリン達が一歩、また一歩と、少しずつ距離を縮めてきた。
「生憎っすねえ、その戦法は予習済みっす。情報収集と戦闘知識と学習力持ちを舐めないでもらいたいっすねえ。魔なる力よ、安らぎよ、深く暗き眠りをもたらせ!」
 すぐさま、モルツクルス・ゼーレヴェックス(自由を飛ぶ天使・f10673)が眼鏡をキランと輝かせ、高速詠唱で素早く範囲を拡大させ、手に持つ杖から催眠効果が込められた雲を放ち、ゴブリン達を眠りの世界に誘った。
「……」
 その効果は絶大で、ゴブリンキングですら、動揺するほどだった。
「とりあえず……無事のようだね」
 その間に、ペインが手足の如く鞭を操り、村人を盾ごと引っ張り上げた。
 しかし、村人達の意識は朦朧としており、今にも命の灯が消えかかっていた。
 そのせいで死神達が嬉しそうに、村人達のまわりを飛び回っていた。
「グギィ……ギィ!」
 それに気づいたゴブリンキングが、最後の一押しと言わんばかりの勢いで、小型の戦闘用奴隷ゴブリンを数十体ほど召喚した。
「敢えて言うっす! 敵は悪辣にして強大であると! 獣の性と人の知恵を持つ怪物であると! 少なくとも人を愛する心があるなら……絶対悪っす!! 殺すべし!!」
 そのため、モルツクルスがゴブリンキングを一方的に悪と決めつけ、何となく味方を鼓舞させた。
「……仕方ないわね」
 すぐさま、ルカがオーラ刀を握り締め、小型の戦闘用奴隷ゴブリンをバッサバッサと斬り捨てていく。
 その間も死神達がルカのまわりを飛び回っていたため、ついでに纏めて斬り捨てた。
「いま倒しちゃいけないモノまで倒したような気がするけど……。まあ、気のせいかな。うん、気のせいだよね」
 グァンデ・アォ(敖 広徳・f10200)が複雑な気持ちになりつつ、小型の戦闘用奴隷ゴブリンを倒していった。
 小型の戦闘用奴隷ゴブリンは通常のゴブリンと比べて弱く、倒す事自体は難しくなかったものの、無駄に数が多かったせいで、全滅させるまでに時間が掛かった。
「グ……ギ、ギ、ギィ」
 その間にゴブリンキングが何やら呪文を唱え、ゴブリンメイジとゴブリンナイトを召喚した。
 それと同時にゴブリンメイジが杖を掲げ、猟兵達めがけて炎の雨を降らせた。
 続いてゴブリンナイトが間合いを詰め、煌びやかな剣を勢いよく振り回した。
「……たくっ! そうやって調子に乗っていると、痛い目を見るわよ」
 ルカが残像を使ってゴブリンナイトの剣を避け、ゴブリンキングめがけて攻撃を仕掛けた。
 ゴブリンキングを黒剣で斬りつけ、その傷口を抉るようにして、執拗にッ!
「ガッガガッ」
 それでも、ゴブリンキングが殺気立った様子で、猟兵達に牙を剥いて威嚇した。
「……ふむ、ゴブリンながら、なかなかの威厳。特にあの衣装、王冠とマントと王笏……なるほど。あの衣装をどうにかすれば、その威信を崩すことができるかも知れません。ご一考いただければ、幸いです」
 すぐさま、グァンデが支援用AIに変わり、ゴブリンキングを分析ッ!
 ゴブリンキングの弱点と思しきモノを導き出し、仲間達に対して助言をした。
「つまり、あいつをボロボロにすればいいって訳か」
 エコリアチが色々と察した様子で、ファイブエレメンツソードでゴブリンの血を吸わせ、武器の封印を解いて強化した。
「グギギィ……」
 それに気づいたゴブリンキングが、身の危険を感じて後ろに下がる。
 だが、赤黒い見た目になったソードが宙を舞い、ありとあらゆる角度からゴブリンロードの命を狙っているため、その攻撃を防ぐ事は不可能だった。
「……安心しろ。すべて……一瞬だ」
 そう言ってエコリアチが、指をパチンと鳴らす。
 それと同時に、ソードが一斉にゴブリンキングの身体を貫き、生命活動を完全に停止させた。
 そして、ゴブリンキングが被っていた王冠が、音を立てて床に転がった。
 ゴギブリンキングは、動かない。
 ……肉の塊と化して、崩れ落ちるのみ。
 この日を境にして、居城からゴブリン達の姿が消えた。
 そして、村に帰った村人達は、猟兵達の印象をこう語るのだった。
 『彼らは、死神でさえ恐れるほどの存在である』と……(ゴブリンの居城:完全制圧)。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2019年02月18日


挿絵イラスト