ナイアガラ・フリーフォール・スライダー!(作者 雅瑠璃
8


#カクリヨファンタズム  #お祭り2021  #夏休み 


タグの編集

 現在は作者のみ編集可能です。
 🔒公式タグは編集できません。

🔒
#カクリヨファンタズム
🔒
#お祭り2021
🔒
#夏休み


0



●水着コンテストを終えて
 今年はカクリヨファンタズムで盛大に行われた水着コンテスト。
 その会場となったビーチは、まだまだお祭り騒ぎが継続している様子。
 もちろん、乗るしかないこのビッグウェーブに!
 さぁ、夏休みを楽しもう!

●グリモアベースにて
「白ちゃんが来た!!!」
 バンッとポーズを決めて堂々と猟兵達の前に姿を現したのは、瑞獣白虎を自称するどこからどう見ても白猫娘な孟・白花(肉球花蔓・f32812)だった。
「白ちゃんは猫じゃにゃいにゃ! 白虎だにゃ!」
 虚空に向けてお約束のツッコミを入れる白花。
 だが、その姿は、水着コンテストでも多くの人が目にしたであろう。猫模様のあるチャイナ水着に猫浮き輪、首には鈴、虎を称するくせに無地の白尻尾など、やはりどこから見ても白猫でしかない。
「猫じゃにゃいにゃーーーーーー!!!」

「……すまんだにゃ。ちゃんと説明はするにゃ」
 このまま虚空に向けた1人ノリツッコミで終わるわけにはいかないと、白花はようやく今回のイベントの説明を始めた。ここまでのやり取りの間待っていてくれた優しい猟兵にぺこりと頭を下げながら。
「今回、水着コンテストの会場になったビーチに、妖怪親分達が、妖怪花火を用意してくれたのにゃ。
 にゃんとびっくり、この妖怪花火は、猟兵も乗って一緒に打ち上げられたり、花火で空中に生じる模様の上で空中散歩を楽しんだりもできるそうなのにゃ!」
 どういう仕組みなのかと問われても、妖怪の力だからで説明されてしまう不思議な現象だが、花火と一緒に大砲で打ち上げられたり、空に広がる大輪の花の上を歩けたりと、他では考えられない楽しみ方ができるだろう。
「で、今回白ちゃんが案内するのは、これにゃ! にゃいあがら花火にゃ!!」
 にゃいあがら……ナイアガラ花火とは、まるで滝のように上空から光の奔流が降り注ぐ形の仕掛け花火のことだ。
 なんとこれが妖怪花火になると、本当に上空に幅数キロ落差は数百メートルという巨大な滝ができるようなものだという。
 そしてその上を歩ける……どころか。
「にゃんと! その花火の大瀑布を使った、ウォータースライダーが楽しめるにゃ!
 高低差数百メートルの距離を、光の滝に乗って一気に滑り降りることができる大大アトラクションなのにゃ! とっても楽しそうにゃん♪」
 いや、まてまてまて。
 それって、フリーフォールとどこが違うんでしょうか、いやそもそも数百メートルから落ちるだけなのでは……などと猟兵達が顔を青ざめているが、白花はまったく気にしていないようだ。実に楽しそうに尻尾を振り振りと揺らしている。
「フロートに乗って、大砲に入って、にゃいあがら花火と一緒にうちあげられて、そしてその最高点から花火の光に乗って滑り落ちて、海にどっぽーん!
 ひとつの大砲で2人まで飛べるそうにゃから、カップルにもおすすめにゃよ?」
 ……いやさすがにこんなエクストリームアトラクションでデートするカップルはいないと思うのだが……どんなトラブルが起きるかもわからないし……。
「というわけで、白ちゃんと一緒にみんなも行くにゃ!」


雅瑠璃
 こんばんは。またはこんにちは。
 雅です。

 久々にシナリオを出しますね。
 今回は猟兵の夏休みシナリオという事で、日常1章のみのシナリオになります。

 というわけでネタはウォータースライダー。
 それも大瀑布の上から滝に乗って滑り落ちるという代物へのお誘いです。

 高さ数百メートルにまで打ちあがる妖怪花火の大砲に乗って、ナイアガラ花火の光の滝の中を、フロートに乗って、ウォータースライダーよろしく滑り落ちるというだけの一発ネタに特化したシナリオになります。
 妖怪花火の不思議な力で、光の奔流はまるで本当にナイアガラの大瀑布のような感触になりますので、ええ、本当に滝の頂上から真っ逆さまに堕ちるようなアトラクションを堪能できるでしょう。
 大丈夫、猟兵は丈夫なので!

 というわけで落下を……ではなくフリーフォール……でもなく疑似ウォータースライダーを楽しむプレイングをどうぞ。
 章の選択肢は無視しちゃってくださって大丈夫。

 ソロでの参加はもちろん、白ちゃんもOPで言ってましたが、2人までは一緒に打ち上げられますので、ペア参加も歓迎です。
 あるいは、白ちゃんとか、あと他に雅のNPCキャラとかを誘って一緒にとかでも大丈夫です。このあたりは呼ばれなければ出てきません。
 ペア参加でも、1人が打ち上げでもう1人が下で待つとかもありでかね。

 多少のトラブルとかは問題ありませんが、公序良俗に反するようなことはダメですよ?

 断章とかは特にありませんので、OP公開直後から受付します。
 それではプレイングお待ちしてますね。
171




第1章 日常 『猟兵達の夏休み2021』

POW妖怪花火で空へGO!
SPD妖怪花火の上で空中散歩
WIZ静かに花火を楽しもう
👑11 🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵

種別『日常』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


イネス・オルティス
何と言うか妖怪が係わっているだけあってハチャメチャね
でもまあ、たまにはいいかもしれないわね
ドーンと打ちあがって空の上から光の滝を滑り降りるのは
基本身一つで戦う私には得難い経験ね
この空気を切り裂いていく感覚は楽しいかもしれない

度胸一発、思いっきり滑り降りたまでは良かったが
イネスの水着は細長の一枚布を身体に巻いただけのもの
この手の高い所から飛び込む衝撃には強くない
上がるころにはすっかり解けてしまっていた
故郷では皆こんな水着だし、ビキニアーマーを普段使いするイネスは
恥ずかしさ耐性があるので周りの視線は特に気にしていなかった

あら、ありがとう……

慌てた、親切な一反木綿さんがサッと隠してくれたのでした


●スライダーその1
「何と言うか妖怪が係わっているだけあってハチャメチャね……」
 花火と共に打ち上げられた妖怪たちが、気勢を上げながらナイアガラ花火の上を滑り落ちてくるのを下から眺めていたイネス・オルティス(隠れ里の女戦士・f06902)は、少しだけ呆れたようにそんなことを呟いた。
 でもそれも一瞬。
 次の瞬間には、イネスも楽しげな笑みを浮かべる。
「でもまあ、たまにはいいかもしれないわね」
 基本的に身一つで戦うイネスだ。
 空高く飛びあがることも、空気を切り裂くようにして急降下することも、普段の戦いの中では決して味わえない感覚だろう。
「ドーンと打ちあがって、空の上から光の滝を滑り降りるというのは……得難い経験ね。楽しいかもしれないわ」
 そうして一人イネスは、花火を打ち上げている妖怪の元へと歩を進めたのだった。

 イネスももちろん、この場には水着を着てきている。
 その水着はというと、真紅の細長い布を身体に巻き付けたような形状の大胆なもので、イネスの豊かなプロポーションを惜しげもなく晒していた。
 イネスの故郷では、皆がこういう水着を着ているというし、イネス自身も普段からビキニアーマーを纏って過ごしていることもあって、この姿で回りの視線を集めても、特に気にはしていない様子。
 その水着姿を見て不安そうな花火屋の妖怪の心配げな視線はスルーし、イネスは借りたフロートを手に打ち上げの大砲の中に入ったのだった。

 どーーーーーん!

 夜の大空に白い光の奔流が奔る。
 炸裂したナイアガラ花火は、その頂上部にイネスの乗ったフロートを浮かべながら、直下の海に向けて光の滝を流し始めた。
「度胸一発。思いっきり行きましょう」
 イネスはすぐさまその光の瀑布に飛び込み、落下する光の滝の上を滑り降りていく。ほとんど垂直に近い角度で、滑り降りるというより滑り落ちると言った方がふさわしいほどの勢いと速度を持って、一気に空を駆け下りていった。
「~~~~~!!!!」
 あまりの速度に声もあげられず、強烈な風が肌を着るように吹き付けてくる。
 だが、それが楽しい。
 そして数秒の後、イネスは海に落ち、盛大な水飛沫を上げたのだった。

 さて、先程も言ったが、イネスの水着は1枚の布を巻き付けたようなものだ。
 それは当然ながら、これほどの高所から飛び込むことなど想定はしていない。
 当然、それほどの衝撃を受け止めるような構造はしていない。
「ぷはぁっ……これはすごかったわ」
 だから、海から上がってきたイネスの体には、すっかり解けてしまった水着の布が申し訳程度に引っかかっているだけで、つまりは胸も局部も晒してしまっていたのだった。
「……ん、解けてしまったか」
 イネス自身は、恥ずかしさに体勢があるのか……というか故郷がそういう環境だったからなのか、周りの視線は特に気にしていなかったが、それを目撃した妖怪たちはそうもいかない。
 顔を赤くするものや、ガン見してしまうものなど、様々な反応があがる。
 そしてそのうちの1人の妖怪が、しゅるるるっとイネスに巻き付いていく。
「若いおなごがこんな肌を出しっぱなしはいかんばい」
「あら、ありがとう……親切な妖怪さん」
 布の顔に当たる部分を朱に染めた一反木綿が、慌ててサッとイネスに巻き付いて隠してくれたのでした。
大成功 🔵🔵🔵

夢ヶ枝・るこる
■方針
・◎
・水着:装備品参照

■行動
これはまた、変わった催しですねぇ。
折角ですし、お邪魔させていただきますぅ。

『FBS』を四肢に嵌めておき落下時の激突寸前に飛び出せば、フリーフォールも問題無く対処出来るでしょう。
出来るだけギリギリのタイミングを計れるよう、【夢鏡】を発動して身体能力を強化、飛び出す為の『反射神経』と、途中で転落しない様にする『バランス感覚』を中心に強化しておきますねぇ。
……胸やお尻が重すぎて飛ばし辛そう、等と言われないと良いのですが。

一応無事に発射され、空からの景色を見つつ落下していくわけですが。
あの、『反動』でサイズアップした胸の水着が外れかけてしまっているような?(ぷるぷる)


●スライダーその2
「これはまた、変わった催しですねぇ……」
 豊満すぎる体型を牛柄のセパレート水着に包んだ夢ヶ枝・るこる(豊饒の使徒・夢・f10980)は、打ち上げられる花火と、そこから滑り降りてくる妖怪たちを見上げて呟いた。
「……折角ですし、お邪魔させていただきますぅ」
 やがて、見ているうちに興味がわいたのか、自分も挑戦してみようかという気になってくる。
 といっても、さすがにほとんどフリーフォールのように数百メートルを落ちるスライダーに、南の対処もしないで挑めるほどの度胸はなく、お馴染みのフロートシステムを装備しての挑戦になる。
「……『FBS』を落下時の激突寸前に飛び出せば、フリーフォールも問題無く対処出来るでしょうし……」
 FBS……正式にはフローティングブレイドシステムというそれは、四肢に嵌めて使い、簡易飛行具としても使えるものだ。いざとなればこれで飛べば、開門への激突の衝撃も避けられるだろうし、落下の速度も抑えられるかもしれない。
 ついでに、途中でフロートから転落したりしないようにバランス感覚を強化することと、システムを正しいタイミングで使えるように反射神経を強化することも考えて、【豊乳女神の加護・夢鏡】を発動して身体能力を強化するのだった。
「これでたぶん、大丈夫でしょうかぁ。あとは……胸やお尻が重すぎて飛ばし辛そう、等と言われないと良いのですが……」
 るこるにとってはある意味それが一番問題かもしれなかった。

 どーーーーーーーーん!

 幸いなことに、胸や尻がつかえる事もなく、その重みで飛ばないなんていう事もなく、るこるを乗せた打ち上げ花火は勢いよく夜空に飛び出し、そして夜空に大きな光の滝を映し出した。
「すごい高さまで上がりましたねぇ……空からの景色、なかなか素敵ですぅ」
 フロートに乗って、光の滝の上に着水したるこるは、そこから見える光景を眺めて感嘆の息を吐く。
 ……が、ゆっくり景色を眺められるのもほんの僅か間だ。
 次の瞬間光の滝が落ちていく流れに乗って、るこるを乗せたフロートも急降下……落下ともいうべき勢いで瀑布を滑り落ちていく。
「ひゃああああ……」

 ところで話は変わるが。
 るこるが先程使用した身体強化のユーベルコードには代償がある。
 自身の能力終了後の体型面への反動を代償に、というものだ。
 どういうことかといううと……身体強化が終わると、反動でその豊満すぎる胸やお尻がさらに大きくなる、という事なのである。
 なぜ今こんな話をしたのかといえば……。

 どっぽーーーーーーん!

 フロートシステムで勢いをうまく相殺し、落下激突のダメージも抑えながら海面に無事着水したるこるが、海からあがってみると……。
「あ、あの、反動でサイズアップした胸の水着が、外れかけてしまっているような……?」
 大きくなった胸を包んでいた牛柄のビキニは、ぴちぴちに限界まで張りつめており、そして限界を超え……。
 ばるんっっと大きく揺れながら溢れ出した巨大な乳房を見ながら、るこるは顔を真っ赤にしてぷるぷる震えるのだった。
大成功 🔵🔵🔵

天安・咲耶
水着、用意はないかららスク水だよ

いちごさーん、一緒に行こー

ってことでいちごさんと滑るー

上で滑るまで何しようかな
この間、勉強(意味深な方)のお礼でも言おうかな
うん? 周りが変な目で見てくる?

で、滑り落ちるけれど
海面に堕ちる音に紛れてバリッて音が
…どうしてなのか、スク水が真っ二つにっ

や、見ないでぇ……

性知識を得て、実体験で初体験して、それが目の前のいちごとのことだから、羞恥心が湧きあがって……

『うん、いい傾向ね。これからも恥ずかしい思いってのを解らせてあげてね?』
そんなことを言うミリュミだけれど、受け取り方次第ではもっと咲耶の裸を見てもいいよ、なんて意味になりえるなんて当猫も気づいちゃいなかった 


●スライダーその3
 ナイアガラ花火と共に打ち上げられるフリーフォール・スライダーは、望めば最大2人まで一緒に空を飛ぶことができる。
 カップル向けという名目だが、どれほどの利用客がいるのだろうか……?
 そんな打ち上げ所に、1組のペアがやってきた。
 もう1人の腕を引っ張って先導するようにやってきているのはスク水の少女、天安・咲耶(人間のサイキッカー・f32214)だ。
「いちごさーん、一緒に行こー!」
「い、いきますから、あまり引っ張らないでくださいっ……」
 連れられてきているのは、女物の水着を着ているが立派な男の娘、彩波・いちごである。
 最近咲耶はいちごが管理人を務める寮に引っ越してきたこともあって、一緒に誘う事には何ら不自然はないのだが……いちごの方はどうしても気まずさが抜けない様子。というのも……。
「いちごさんと2人きりは、この前気持ちいいこと教えてもらって以来だよねー」
「そ、そうですね……って何言ってるんですかっ!?」
「えへへ。いっぱい気持ちよかったし、ありがとうねー、いちごさん」
「咲耶さん、声大きい。周りが変な目で見てますよ……」
「? なんでー?」
 打ち上げの順番待ちで並んでいるときに、先日の出来事……つまりは咲耶の初めての経験についてのお礼なんかを、声のトーンも落とさずに言っちゃうものだから、周りの目を引きまくって、実に気まずいいちごなのだった。
『咲耶は相変わらずだから、苦労するわねー、いちごさんも』
 咲耶に抱きかかえられたままの使い魔の白猫ミリュミは、いちごに同情するようにそう溜息を吐くのだった。

 早く打ち上げて針の筵から解放してと願ったいちごに応えたわけではないだろうが、2人の順番はそれから間もなくやってきて、そして2人を乗せたフロートはナイアガラ花火のてっぺんまで打ち上げられた。
「ひゃーーーーー♪」
「こ、これはっ……!?」
 2人は抱き合うようにしてフロートにしがみつきながら、大瀑布のように上空から落ちていく光の奔流に呑み込まれるようにして、一気に滑り落ちていくのだった。
 咲耶は能天気に楽しそうに、いちごはこの後の着水を少し怖がりながら。
 やがてそんな落下の一瞬も終わり、盛大な音を立てて2人は海中へと没する。

 どっぽーーーん!
 バリッ。

(「……ん? バリッ?」)
 着水の水飛沫の音の中、ナニカが敗れたような音がした気がして、咲耶は水中で首をかしげた。
 とはいえそれが何なのかわからないまま、2人は海面に顔を出す。
「?! さ、咲耶さん、その恰好……!?」
「えっ?」
 抱き合うようにしがみついていたことで変な力でもかかったのか、いったいどんな力の作用があったのかはわからないが、なぜか咲耶の着ていたスク水が引き裂かれたように真っ二つになっていて、咲耶の薄い胸がいちごの目の前に丸見えになっていたのだった。
 もっとも、性知識もなく羞恥心もない咲耶なら、それくらいは別に平気……。
「や、見ないでぇ……」
「ご、ごめんなさいっ!?」
 ……平気ではなかった。
 恥ずかしそうに顔を赤くして胸を隠す咲耶の姿に、慌てて入り後も頬を染めながら視線を逸らす。
 実を言えば、いちごとの性経験を得て、少しだけそういう事を学んだ咲耶は、ほんの少しだけ羞恥心というものを覚えたのだった。
 特にみられているのが、大剣相手のいちごだと思うと、なおさら恥ずかしくなってきて、湧き上がる羞恥心がこらえられなくなってしまう。
『うん、いい傾向ね。これからも恥ずかしい思いってのを解らせてあげてね?』
「ミリュミ、何言って……!」
 ミリュミ自身は気付いていないようだし、そもそもそんなつもりではなかったかもしれないのだが、とらえようによっては、これからも咲耶の裸をもっと見てあげてといちごに言っているようなその言葉に、咲耶もいちごもますます顔を赤くしてしまったのだった。
大成功 🔵🔵🔵

マレア・ソレッタ
おー、あのキラキラしてるヤツの上を滑り降りるんだね!
面白そう、ボクもやってみようっと!

折角だから白花ちゃんを誘って、二人で滑りに行くよ。
打ち上げられて花火の滝まで到達したら、そこからフロートに立ち乗り。
【サーフィン】の要領で花火の滝の上を滑りながら降りていこうかと。
エッジをきかせて落下速度を調整したり、滝の表面を滑った勢いでジャンプしたりね。
最後は、直滑降でスピードを出してからのジャンプで締め。
ただ落ちるよりももっとスリリングになると思うけど、どーかな!


●スライダーその4
 マレア・ソレッタ(風と海と太陽の子・f26497)がビーチにやってくるなり、空から白い光の滝が舞い降りてきた。
 そして、その光の中に紛れて、滑り落ちてくる妖怪たちの、歓喜とも悲鳴ともつかない叫び声も響いている。
 そんな様子を、マレアは楽しそうに見上げていた。
「おー、なるほど! あのキラキラしてるヤツの上を滑り降りるんだね! 面白そう、ボクもやってみようっと!」

 早速打ち上げ台に向かおうと砂浜を駆けていくマレアだが、そこで同じように上空を見上げて楽しそうにうずうずしている知り合いを見かけた。
「あ、白花ちゃん!」
「にゃ!?」
 知り合いとはもちろん、同じ寮で暮らす顔馴染みでもあるグリモア猟兵の孟・白花のことだ。
「白花ちゃんも滑りに行きたいんでしょ? 折角だから、2人でいかない?」
「にゃんと! それもすごく面白そうにゃん!」
 というわけで、深く考えない2人は一瞬で意気投合して、2人ペアでの打ち上げに向かうのだった。

 どーーーーーーーーーーん!

 2人を乗せたフロートは、打ち上げられたナイアガラ花火の滝の頂点へと着水した。このまま少しでも滝の流れに乗れば、一気に滑り落ちることができるだろう。
「で、どうするにゃ? このまま一気に行くかにゃ?」
「ん-、ここは、こうしてみよう」
 フロートの後方にしゃがみ込んでいる白花からの問いに答えるように、マレアはフロートの上に立ち上がった。
 ちょうど2人の乗っているフロートは、まるでサーフボードのように長い楕円形の形をしている。なので、マレアはこのフロートを使ってサーフィンをしようと考えたわけだ。
「にゃる。じゃあ、白ちゃんもそれに付き合うにゃ!」
 そしてマレアの考えを理解した白化は、同じようにマレアの後ろで立ち上がる。
「よーし、それじゃ滝下りサーフィン行ってみよっか!」
「いくにゃー!」

「にゃっふー!」
「きっもちいーーー!」
 サーフボードに見立てたフロートは、花火の滝の流れを切り裂くように、光の波を蹴って斜めへと滑り降りていく。
 エッジを聞かせて速度を落としつつ、時々光の滝の密度が濃い部分では、その表面を乗り越えるように飛び上がり、ジャンプすると同時に空中でポーズを決めて。
 白花は残念ながらマレアのようにサーフィンの技術はないので、最初こそ一緒に立ち上がってサーフィンの真似事をしてたのだが、今ではもうすっかり、マレアの腰にしがみついて、全てをマレアにゆだねていた。
 マレアは、そんな重しが腰にぶら下がっている事なんか意にも介さず、華麗なジャンプを決めたかと思えば、ターンして逆方向を向いて着水、そのまま滝を切り裂くようにして滑り降りていく。
「にゃはははは! マレアすごいにゃん! たーのしー!」
「でしょ? ただ落ちるよりも、もっとスリリングになると思ってたんだ!」
 エアリエルからのターンを繰り返し、ジグザグに光の滝を切り裂いて滑り降りていく2人。
 マレアの確かな技術に白花も大興奮なのであった。
 やがて滝も半分くらいを滑り降りたところで、斜めに滑り降りるのをやめ、ここからは一気に直滑降で滑り落ちていく。
「さぁ、ラストいくよ!」
「どんとこいにゃ!」
 一気に直滑降で滑り落ちていくので、ドンドンと速度も上がり、ほぼ自由落下のような勢いで海面が迫ってくる。
 だが、マレアも白花も、それに対する恐怖の感情は見えない。
 白花はマレアを信頼して委ねているからだし、マレアは……。
「よし、ここっ!」
 スピードが最高潮に達し、開門の激突する寸前で、マレアはフロートを跳ねさせ、豪快なジャンプを決めてフィニッシュ!
 そのまま海面に着水し、見ていた妖怪たちから盛大な拍手で迎えられたのだった。
大成功 🔵🔵🔵

イオナ・アルフェラッツ
…すごい、キレイ…♪

あっ…【いちご様】、丁度いい所にっ!
いえ、あの…あちらのフリーフォールなのですが、
その…お恥ずかしい話ですけど、独りで飛ぶ勇気が…
お願いします、私と一緒にっ!(ぺこぺこ)

うぅ…(不安&期待で腕にしがみつき…)
きゃあっ!?すっ、すごいですっ…!
ひゃああああぁぁっ!?(むにゅん)

※アドリブとらぶる大歓迎

も、申し訳有りませんでした、いちご様
はしたない所をお見せしてしまって…

あ、少々お待ち下さい!(バッグごそごそ)
えと…お付き合い頂けたお礼の、プレゼントです
ハデすぎないので、いちご様に似合うかなと…(かぁっ)
(魔獣の骨を削り出したアクセを差し出す)
※【翠玉島に迫るドラゴン】3章より


御影・雪乃
若葉(f27457)さんと滑ります

浜辺をぶらぶらしていたら若葉さんと遭遇
この人ちょっと怖いんですよね…と思いつつ、はあ、そうですね、と相づちをうっていたらペアと思われ二人で花火に
大砲が狭い…というか若葉さん背が一周り小さいのにけっこうなおっぱい力です…
私はりんごさん一筋のつもりですが
しかし良いものは良く、おっぱいに貴賎はありません
そこに手を回し抱き寄せられたので余計に密着して、びっくりしてる間に打ち上げ
ビックリの連続の中、ふと見えた若葉さんの顔は
…怖…え、何をかを凝視して笑ってる…あ、いちごさんを見つけたのですね、なるほど

…さて、私もりんごさんを探すとしましょう

アドリブアレンジok


宮村・若葉
雪乃(f06012)さんとスライダーに

●動機
あらあら、まあまあ
…これならよく探せるかもしれません。人混みの中、見失ってしまったあの人(いちごさん)を…

●スライダー
などと考え花火の列に並んでいたら雪乃さんを見つけまして
あらあら、こんにちはーと挨拶をしていたら、ペアと思われてしまい二人で乗ることに
この組み合わせ珍しいなーと他人事に思いつつ、安全のため身を寄せ合います
打ち上がれば全力で探すのはいちごさんの姿

…見ぃつけた

巻き込んでしまってすみませんでした。お付き合い、ありがとうございます。と雪乃さんに謝罪をしたら、さっき見つけたいちごさんを再び影から見つめるべく立ち去る私です

アドリブアレンジok


●スライダーその5
 ああ、あの人は、今日もまた……。

 彩波・いちごは、とても疲れたような顔をして浜辺に戻ってきていた。
 というのも先程とある猟兵と一緒に打ち上げられてフリーフォールを体験してきたところで……そこでまたお約束のあれこれもあったからだ。
 だが、当然、彼はこのまま休むことはできない。運命がそうはさせない。
 次なる刺客(?)がいちごに声をかけてくる。

「……すごい、キレイ……♪」
 上空から舞い降りる光の大瀑布、ナイアガラ花火を見上げてうっとりとしていたイオナ・アルフェラッツ(【ご主人さま】が2人!?・f34022)は、ふと通りがかったいちごを発見する。
「あっ……いちご様、丁度いい所にっ!」
「え? ああ、イオナさんですか。どうかしました?」
 彼女もまた自身が管理人している寮の寮生ではあるが、それ以前に自信と契約を交わした召喚獣でもある。契約しているとはいえ、普段は自由にさせているいちごだが、当然、呼ばれれば応えないわけにはいかない。
「いえ、あの……あちらのフリーフォールなのですが、その……お恥ずかしい話ですけど、独りで飛ぶ勇気が……」
「あー……ですよね。まぁ、勇気いりますよね」
 非常に実感の籠った様子で頷くいちご。
 もっともイオナはそんないちごの様子には気づいているのかいないのか、今いちご的にはできれば聞きたくなかったお願いをあっさり口にするのだった。
「お願いします、私と一緒にっ!」
「え、えっと……はい、わかりました」
 ぺこぺこと頭を下げてお願いするイオナを邪険にすることなどできず、いちごは苦笑しながらも頷いて、2周目のスライダーに挑戦することになったのだった。

 どーーーーーーーーーーーん!

「おお、これはなかなか……」
 御影・雪乃(ウィンター・ドール・f06012)は、打ちあがったナイアガラ花火を見上げて、思わず感嘆の呟きを漏らしていた。
 今回雪乃は、いつも通り忠犬ぶりを発揮して、こちらに来ているはずの黒岩・りんごを探しにきていたのだ。
 そうしてりんごを探しながら浜辺をぶらぶらしつつ、花火を見ていた雪乃だが、ふとりんごではない別の知り合いに声をかけられる。
「あらあら、こんにちはー」
「あ……どうも」
 声をかけてきたのは、同じ寮に暮らす顔馴染み、宮村・若葉(愛に飢えた脳筋お嬢さん・f27457)だ。
 特に親しいわけではない。それどころか……。
(「この人ちょっと怖いんですよね……」)
 ……などと、雪乃は若葉を苦手にしていたりする。
 だから、りんごを探さなければいけないし、苦手な相手だしと、雪乃はついうっかり、若葉が話しかけてきていたのに、よく聞かずに生返事を返してしまっていた。
「……はぁ、そうですね」
「やはりそうですよね。あれならよく探せるかもしれません。人混みの中、見失ってしまったあの人を……」
 まぁ、若葉は若葉で、見失ってしまった愛しい人……いちごを探すために、打ちあがって空に登ればなんて考えるくらい、雪乃のことは目に入らずに一方的な話をしていたわけなのだけれども。
 そう、言うまでもない事だが、若葉は相変わらずいちごのストーキング中なのだ。
「空から見れば、あの人がどこにいるかなんて……うふふ」
「……はぁ、そうですね」
 そして、花火の打ち上げ場所の近くで、そんな風に仲良く(?)打ちあがる話などしていたら、花火職人の妖怪たちに勘違いされて、2人でペアとして打ち上げの準備をされてしまうのだった。
「えっ? なぜ私は大砲の中に……」
「あらあら、一緒に探してくれるんですか? ありがとうございます。狭いですから、こうしてギュッとくっついて……」
 これまでペアで打ち上げられたものは皆感じていただろうが、打ち上げ用の大砲の中はそう広くない。必然的に2人は抱き合うような格好になってしまう。
「う……若葉さん、背が一周り小さいのにけっこうな……」
「……?」
 しがみつかれて思わず漏れてしまった雪乃の呟きに、若葉は小首を傾げる。
(「いけない、つい口にしてしまう所でした。……しかし、若葉さん本当によいおっぱいです……私はりんごさん一筋のつもりですが、良いものは良く、おっぱいに貴賎はありません」)
 クールで無表情の裏でいったい何を考えているのか。
 雪乃の意外な一面であった。
 もっとも、その雪乃の反応の意味は若葉にはわからない。
 なので、狭いからもっとくっつけという事だと解釈したのか、若葉はさらに手を回してギュッと雪乃を抱き寄せる。
「えっ……」
「こういう組み合わせになるのも珍しいですけど、安全の為ですから」
 もちろん若葉に他意はないのだが、それでも結果的には同性カップルのようにぎゅっと抱き合ったまま打ち上げられる2人なのだった。

 どーーーーーーーーーーん!

「うぅ……」
「そろそろ滑り落ちますよ……しっかり捕まっててくださいね?」
 2人乗りのフロートの上で、イオナはいちごの腕にしがみついていた。
 その表情は、恐怖、不安、と同時に期待も感じられ、これから一気に滑り降りる光の滝下りへの期待値がうかがえる。
 いちごは2回目だから慣れた……なんてこともなく、イオナにしがみつかれながら若干顔を青ざめさせていたりする。
 やがて、ナイアガラ花火の端に到達したフロートは、そのまま滝つぼとなる眼下の大海原めがけて、一気に光の瀑布と共に滑り落ちていった。
「きゃぁあああああっっ!? すっ、すごいですっ……!」
「わぷっ、ちょ、そ、そんなにしがみついたら……」
 悲鳴をあげながらも興奮が抑えきれないイオナは、いちごにぎゅっとしがみつきながら叫び続けていた。
「ひゃああああぁぁっ!?
 当然そのたびに、豊かなイオナの胸がむにゅんといちごに押し付けられていく。しかも、水着がずれて丸出しになった生の乳房が。
 もちろん自分の水着がそんなことになっているなど気付きもしないまま、イオナはますますいちごにくっつき、そして乳房に埋もれたいちごが息苦しさに口をもごもごとさせているうちに、あっという間に滑り降りた2人は、盛大な水飛沫を上げて海面に着水したのだった。

「も、申し訳有りませんでした、いちご様。はしたない所をお見せしてしまって……」
「いえ、いいんですけれど……それより早く胸を……」
 海面に浮かびあがった時には、当然イオナのおっぱいは丸出しで、いちごは正面からそれを見ることになっていた。
 そこで初めて自分の状況に気が付いたイオナは、水着を直すのも忘れてぺこぺこと頭を下げる。いちごに指摘されるまで、ずっと丸出しのままだった。

 なんて騒ぎが起きているその上空では。
「……見ぃつけた」
「えっ?」
 花火の光で照らされた暗い海面をじーっと眺めていた若葉が、唐突にそんな呟きをこぼして笑顔を浮かべた。
「……怖……え、何をかを凝視して笑ってる……?」
 言われて下を覗き込む雪乃だが、やはり暗すぎるし距離もありすぎるので人の判別などつかない。最初は上空から愛しい人……いちごを探すという若葉に、それなら自分もりんごさんを探せないかなんて思った雪乃だったが、打ち上げられて上空にきて下を見下ろした瞬間無理だと悟ったものだ。
 なのに、若葉は見つけたという。
 それも上空に打ち上げられて、滝を滑り落ちるまでのわずかな時間に。
「いちごさんを見つけたのですね……理由はなるほどですが、よくこの状態で……」
 改めて若葉の異常さに震えのきた雪乃だが、次の瞬間そんなことを考える余裕もなくなってしまう。
 言うまでもなく、2人を乗せたフロートが滝を滑り落ちていくからだ。
「……!? こ、これは……」
「うふふ……今お傍で見守りに行きますね」
 光の滝を猛烈な勢いで滑り落ちていく2人。
 ……ただ、若葉の巧みな操縦によって、着水場所は狙ったとおりのところになったそうな。

「それでは私はこれで……」
「あ、少々お待ち下さい!」
 さすがにちょっと気まずくなったので立ち去ろうとしたいちごだったが、それをイオナが呼び止める。
 そしてイオナは腰に巻き付けていたポーチに手を入れ、何かを取り出していちごに向かって差しだした。
 どうやらそれは象牙か何かでできたアクセサリーのようで……。
「これは……?」
「えと……お付き合い頂けたお礼の、プレゼントです。ハデすぎないので、いちご様に似合うかなと……」
 それは、イオナが先日赴いていた依頼のついでに手に入れた魔獣の骨を削り出したアクセサリーだった。
 差し出すのにも勇気が必要だったのか、かあっと顔を赤くしているイオナに、クスッと微笑みを返して、いちごはありがとうと受け取ってから別れるのだった。

 そんな様子を、もちろん若葉は見つめていた。
「うふふ……」
 そしてそんな若葉に、やはりちょっと引いてしまう雪乃。
「あ、巻き込んでしまってすみませんでした。お付き合い、ありがとうございます」
「い、いえ……それはいいですけど」
 ふと思い出したかのように、一緒に滝下りをした雪乃にお礼と謝罪を言うと、若葉は、雪乃と別れ、さらにいちごの後をつけていった。
「……はぁ、私もりんごさんを探すとしましょう」
 溜め息をひとつはいて、雪乃も当初の目的通り、りんごを探しに行くのだった。 
大成功 🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵

彩波・さくら
いちごを呼ぶよ
水着は白いビキニタイプ

「え、上空からのフリーフォール!?
い、いちご!
一緒にいこ!」

そのあたりを歩いてたいちごを強引に捕まえてペアで参加するよ。
べ、別に一人で参加するのが怖いわけじゃないんだからねっ!

「ちょっと、いちご、そんなにくっつかないでよね」

いちごに密着して大砲に入るけど……
うう、水着だと素肌が接して恥ずかしいかな……

いちごと一緒に上空へと発射され、ナイアガラ花火を滑り落ち……
って、えっ、滝の勢いで水着の紐が解けてっ!?

「きゃっ、きゃああっ」

とっさに全裸でいちごに抱きついて、周りから裸を見られないようにしながら落下するけど……

「ちょっと、いちご、どこ触ってるのーっ!?」


●スライダーその6
「どうせまたいちごってば、寮の女の子と一緒なんでしょ……?」
 白いビキニに身を包んだ彩波・さくら(龍神の聖女・f25299)は、そんなことをぶつぶつ呟きながら、遅れてこのビーチへとやってきていた。実際、さくらの双子の兄の彩波・いちごは、確かにさくらの読み通り他の女の子と一緒にこのビーチで花火を楽しんでいた(?)わけではあるが。
 ともあれ兄を探してビーチを歩いていたさくらのすぐ近くで、どっぽーーーーんという大きな水音が聞こえてくる。
「な、何? ……あ、あれが上空からのフリーフォールってやつ?」
 話には聞いていたけど、その水音を聞く限り、想像以上にものすごいものになりそうだ。興味はないわけではないのだけど……さすがにどうしようか、なんて考えていると、その水音の近くで、誰か別の女子と別れて1人になったらしい兄の姿を見かけた。
「いた、いちご。……むぅ、やっぱり他の女の子と。放っておいたらまた別の子のところに行きそうだし……仕方ないわね」
 さらに別の視線が兄を見ている事にも気が付いたさくらは、慌てて兄の元へと駆けていくのだった。

「い、いちご! 一緒にいこ!」
「えっ? さくら?」
 まだ1人で歩いていたいちごを強引に捕まえ、そのまま腕を引いてずるずると花火の打ち上げのところまで連れて行こうとするさくら。
「い、いや、ちょっと待ってさくら、まさかフリーフォールしに?」
「そうよ。いちごは放っておいたらまた別の女の子と遊ぶんでしょうから、私が付き合ってあげようっていうのよ。そう、それだけよ。べ、別に1人で参加するのが怖いわけじゃないんだからねっ!」
「……いえ、言ってませんけど……っていうか、私はもう……」
「いいから! 行くわよいちご!」
 既に複数回フリーフォールを体験しているいちごは、できれば申したくはないと及び腰なのだが、さくらは構わずに強引にいちごを連れていく。
 自身で色々白状してしまっているようだが、スライダーやってみたいけれど1人では怖いというのもたぶん本音なのだろう。
 いちごもそこは理解したので、流されるまま付き合う事にはしたのだった。
 ……なお、いちごを他の女子の所に行かせたくもいから隔離するという意味もあるわけなのだが、そちらはいちごは気付いていない模様。

「ちょっと、いちご、そんなにくっつかないでよね」
「狭いんだから我慢して……!」
 大砲の中では、当然のように狭いから密着する2人。
 妹相手だから特に意識しないいちごとは違い、兄を男と意識するさくらの方は、顔を真っ赤にしながらくっついていた。台詞からわかるように典型的なツンデレ妹なのである。
(「うう、水着だと素肌が接して恥ずかしいかな……。でもいちごは特に何も感じてないみたいでむかつく……」)
 そんなさくらの内心の葛藤よそに、花火は打ち上げられていった。

 どーーーーーーーーーーーん!

 上空にナイアガラ花火の光の滝が出現する。
 そしてその上に、密着してフロートに乗った兄妹が着水した。
「わ、高い……」
「すぐ落ちますから、しっかり捕まってて」
「え? きゃっ!?」
 そして心の準備もできないまま、2人一緒にナイアガラ花火の光の瀑布の中を滑り落ちていった。
 ところで、さくらの水着は、兄を意識してちょっと大胆に頑張ったビキニだ。
 トップスもボトムも紐で結ぶようなデザインになっている。
 それが、光の滝の猛烈な勢いの中を滑り落ちていくとどうなるか……?
(「……って、えっ、滝の勢いで水着の紐が解けてっ!?」)
 あっという間に上下とも水着が解けてしまい、滑り落ちる勢いのまま身体から離れていく。
「きゃっ、きゃああっ」
「え? さくらっ!?」
 とっさにさくらは、周りから裸を見られないようにと、全裸のままいちごへと抱きついた。
 そのまま一気に落下していく……。

 どっぽーーーん!

 そして着水。
 さすがにいちごも、さくらが裸なのは気が付いたようで、海面上に出る前にさくらの身体を隠すようにぎゅっと抱きしめるのだった。
「ちょっと、いちご、どこ触ってるのーっ!?」
「あ、暴れたらまわりから見えるってっ!?」
 ただまぁ、隠すためなのだろうが、勢い余ってさくらのお尻をぎゅっと掴んでしまっているのはさすがというかなんというか。
 いろいろな意味で顔が真っ赤になるさくらだったが、水着を回収するまでもうしばらくいちごに抱きしめられお尻を掴まれた状態でいることになってしまったのだった。
大成功 🔵🔵🔵

最終結果:成功

完成日2021年08月01日
👑11 🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵