●自然の恵みを
アックス&ウィザーズにある小さな町。こじんまりとした商店街があり、民営の自警団がいる程度。町では年に一度行われる収穫祭の準備が着々と行われていた。農作物と畜産物で料理を作り、夜まで食べて飲んで楽しむらしい。子供も大人も和気あいあいと準備を楽しんでいる。
賑やかな街の様子を物陰から覗き見する影、一つ。ボロボロの布きれを纏い、腰には小汚いナイフ。くしゃくしゃの紙に殴り書きで何かを書くと、素早い身のこなしで森の中へ消えていった。それは、不吉な予感。恵みを阻む闇であった。
●グリモアベース
「今日は集まってくれてありがとう。今日も今日とて事件よ。世界はアックス&ウィザーズね」
グリモア猟兵のメルヴァ・ローズリオは椅子に腰かけて足をプラプラさせながら話を続ける。
「えっと、今回はみんなをいきなり山奥の小さな廃洋館に転送します!そこには盗賊たちが集まってるみたいで、町の食料と財を狙って襲撃の計画を企ててるみたい。町に被害を出さないためにも、先回りして潰してしまおうというわけ。町の人たちはお祭りの準備で警備も手薄になってるし、危ないからね。盗賊の討伐だけだから、そんなに難しくはないよ。いろんな世界を回ってるみんななら余裕だよ、余裕。無事に盗賊を無力化させたら、お祭りに参加しておいで。飛び入り参加で料理を作ったりもできるみたい。腕の見せ所ってやつね。珍しい食材が沢山あると思うから、きっと面白いよ」
単純明快な依頼内容に若干、拍子抜けな猟兵たちもいるようだ。転送の準備を終えたメルヴァは一つだけ、と言葉を紡ぐ。
「......いつもは少人数で活動しているはずの盗賊が大量に集まってるのが、ちょっと不可解なんだよね。何か裏があるのかも。それか、盗賊たちを束ねる何者かの存在があるか......深読みしすぎか、気にしないで。それじゃ、頑張ってね」
ツムギとカナメ
こんにちは、ツムギとカナメです。今回はアックス&ウィザーズが舞台です。
第一章では、盗賊のアジトに殴り込みです。数は多いですが、勝てない相手ではないでしょう。
第二章では、嫌な予感が的中します。親玉が現れ、戦闘になります。気を付けて。
第三章では、町のお祭りに参加します。料理を作るもよし、食べるもよし。戦いで疲れた体を癒しましょう。
それでは、皆様のプレイング、お待ちしています。
第1章 集団戦
『山賊』
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POW : 山賊斬り
【装備している刃物】が命中した対象を切断する。
SPD : つぶて投げ
レベル分の1秒で【石つぶて】を発射できる。
WIZ : 下賤の雄叫び
【下卑た叫び】を聞いて共感した対象全ての戦闘力を増強する。
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴🔴🔴
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種別『集団戦』のルール
記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
大成功 | 🔵🔵🔵 |
成功 | 🔵🔵🔴 |
苦戦 | 🔵🔴🔴 |
失敗 | 🔴🔴🔴 |
大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
●森の洋館
「ふう、偵察終わりっと。町の輩はみんな浮かれまくってて、気づく様子も無いな」
くしゃくしゃの紙を隣の仲間へ渡す。
「………しかし、あの女は信じていいのか?どうも変な感じだが」
隅で煙草をふかしている山賊が問いかける。
「別に平気だろ。成功すれば報酬は山分け。いざとなったら押さえつけてあの体で支払って貰えばいいだろ」
「だってよ、俺たちゃ山賊だけども、町に降りたらもう立派な盗賊になっちまうだろ?」
ガタイの良い男が、側にあった酒瓶を引き寄せて豪快に飲み干す。
「んなこと心配してどうする。もうすぐ出発だぞ、気ぃ引きしめろ!」
むさ苦しい男達が解き放たれる前に、その団結力を打ち砕くべし。
アイン・バリエット
SPDを主とした行動をしよう。
アドリブも構わないし、誰かと絡んでも良いよ、好きにしてほしい。
山賊退治か……まぁ、やれるだけやってみよう。
数が多いというのは厄介だが、戦端が開けば後は他の猟兵が上手くやってくれる事だろう。
……そうでなければ、僕が努力すれば良いだけの事だ。
ユーベルコード「咎力封じ」を使い、手近な山賊の動きを封じよう、
特に手足を封じられれば最高だな、
動きを封じた山賊を、動ける山賊の方へ蹴り飛ばすなりして、障害物に出来るからね。
「まったく、祭の邪魔とは頂けないな」
「……僕は人間が嫌いでね、容赦はしないので、そのつもりで来い」
思いつく台詞はこれくらいか……威嚇行為には慣れないんだがね。
祝聖嬢・ティファーナ
『クリスタライズ』で姿を消して、先行して行き風の精霊を通して盗賊の居場所を猟兵に伝えて変事が無いか隠れたまま待機します♪
隠れている盗賊が居ないか闇の精霊にも見回って確かめてもらって教えてもらいます♪
猟兵が近付く際に土の精霊に足音を発たない様に少し粘土質になってもらいます♪
攻撃の際には『エレメンタル・ピクシィーズ』+『神罰の聖矢』で聖霊と月の精霊に攻撃してもらいませ⭐
猟兵に怪我人が出たら『生まれながらの光』で癒します♪
あとは“鼓舞”と“勇気”と“オーラ防御”は忘れずに猟兵皆様に忘れずに掛けます⭐
頑張ってくれた精霊にはお礼に“こんぺいとう”を配って差し上げます♪
「みんな、いつもありがとうね⭐」
キアン・ウロパラクト
さて、ここが山賊どものアジトだな。
鍵とかあったらめんどいし、お邪魔するぜーっと扉を蹴破る!
敵を見つけたらテーブルナイフを振り回し
ライクウェルダンでもって焼いてくよ。
敵の刃物に当たったって、刃物ごとずんばらりん。
武器はきちんと研いで、いつでも使えるようにしなきゃな。
そんななまくらじゃ飯も食えないよ!
コイツらが何をしようとしてるのかはわかんないけど、
祭りを楽しんでる奴に何かしようってのはいただけないからね。
一人だって逃がしゃしないさ。
「お邪魔するぜーっ!」
朽ちかけた洋館の扉を思いっきり蹴破って入ってきたキアン・ウロパラクト(フーディアン・f01189)。その脇を静かに通り抜けた祝聖嬢・ティファーナ(フェアリーの聖者×精霊術士【聖霊術士】・f02580)に気づくものは誰もいなかった。【クリスタライズ】によって姿を隠しているためである。本来隠せない音も、ドアの破壊音で誰にも聞かれなかった。
盗賊たちはいきなりの来客に、度肝を抜かれ、暫し茫然としていたが、一人の男が立ち上がり、前へ一歩出る。
「......なんだなんだぁ?ここはお前みたいなお嬢ちゃんが来るところじゃないぜ?ほら、帰った帰った。扉は気にすんな」
事をできるだけ穏便にやり過ごしたい盗賊は平常心を保ち、追い返そうとしたが、
「ここが山賊どものアジトだな。何をしようとしてるのかはわかんないけど、
祭りを楽しんでる奴に何かしようってのはいただけないからね。だから倒しに来た」
自分たちの計画が既にばれている、そう分かった瞬間、全員腰から短剣を取り出す。
「何もンだ、お前?まあいい。お前は絶対帰さねえからな!町の襲撃が終わったらたっぷり可愛がってやるからよ、ちょっとおとなしくしててくれ。かかれ、お前らぁ!」
野太い呼応と共に、一斉に飛びかかってくる。キアンは肩に担いだ刃物を構える。食事に使うナイフを大きくしたような見た目だった。それをぶんぶんと器用に振り回す。
「へっ、所詮は食卓ナイフだ。そんなんじゃ相手に......あっちい!熱い!」
横腹めがけて薙がれたナイフが命中し、身にまとうボロ切れが炎上した。盗賊はたまらず地面へ身を投げ出し、ごろごろと転がる。突然燃えだした仲間に全員唖然。何人かが我を取り戻し、短剣を握りしめ、キアンの武器を叩き落そうと試みるも、
「そんななまくらじゃ飯も食えないよ!」
すっかり刃毀れした短剣は刀身がぽっきりと折れ、武器としては、見るも無残な状態に。
「まさかお前、魔術師だったのか!?おい、後方支援......はあ!?」
振り返った瞬間、後ろに控えていた投石部隊が光を纏った矢で撃ち抜かれる。ティファーナの【神罰の聖矢】に【エレメンタル・ピクシィーズ】で聖霊と月の精霊を付与した射撃。既に、全ての盗賊の場所は把握されていた。しかもご丁寧にほかの猟兵に伝達済みだ。精霊たちによる偵察のおかげである。援護射撃で位置がばれたティファーナ本人は、天井から下がっている照明の上で応援していた。その声は猟兵たちを鼓舞する。
「くっそぉ......こうなったら束で行くぞ!」
大きな音と共に、大声をあげて走り出した一人が転んだ。足を見ると、ロープが絡っていた。
「まったく、祭の邪魔とは頂けないな」
入り口とは逆の方向から現れたアイン・バリエット(悪なる者・f08657)は倒れた盗賊を蹴っ飛ばしながら歩いてくる。蹴られた奴もそれにぶつかった奴も、ぐえっと声を上げて力尽きる。仮面をしているため、表情は読めない。
「また新手かよ!?なんで二人も隠れてるのに気が付かなかったんだよ!」
それもそのはず、アインは足音を消していた。ティファーナに縁のある土の精霊の力によって。粘土の中をゆっくり進めば音はほとんど出なくなる。おかげで背後をとれた。
「……僕は人間が嫌いでね、容赦はしないので、そのつもりで来い」
慣れない威嚇を吐き捨て、盗賊たちの手足を拘束しては、蹴り飛ばし、それに躓く盗賊。場を荒らし、完全に相手のペースを崩した。
地上で戦場が荒れている中、ティファーナは協力してくれた精霊たちと、彼らに配る金平糖が溶けてしまわないか心配していた。上は洪水ではないが、下は大火事。盗賊が燃える炎から放たれる光が、白と黒の髪に反射し、微かに輝いていた。
成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴
メーティオル・スター
わざわざこの日を狙って悪だくみか…普通にお祭りを楽しめばいいのに。
そっちのが楽しくない?
WIZで判定っと。
悪党は悪党らしく、お縄についてもらおうか。ちょっと痺れるけどね。
ある程度痺れさせたらいったん開放して、他の元気なやつを狙っていこう。
痺れて動きが鈍ったやつなら他のみんながさっくり片付けてくれるだろうし、オレは敵を痺れさせるのに専念するよ。
下卑た叫びってのが気になるけど…共感した全員がパワーアップか。
単純にお金が欲しいとか、楽して稼ぎたいみたいな話だったらオレも共感できるんだけどな。
ヨー・リドット
お祭りの時期を狙ってくるなんて、ひどい野郎どもだなあ。
そんなことせずに素直にお祭りに参加すればいいのにな。
……それなら盗賊やってないって? なるほど、たしかに!
俺は機動力と守りには自信があるんだ。だから、
敵が味方を狙って攻撃してきたらすかさず『ダッシュ』で駆けつけて、『かばう』ぜ!
もちろん、ただ体を張るだけじゃないさ。
自然の力を身にまとって『オーラ防御』したり、この木の大剣で『武器受け』したりして、あいつらの攻撃を耐えてやるぜ!
なにか妙な魔法が飛んできても、属性魔法なら『耐性』を持っているから大丈夫だ!
勝つことも大事だけど、命あっての勝利だと思うんだよな。
全員生きて帰って、お祭り楽しもうぜ!
肩を並べるは、サイボーグのメーティオル・スター(屑鉄漁りの見習い冒険者・f05168)とシャーマンズゴーストのヨー・リドット(深緑の化身・f13812)。二人とも緑色に身を包んでいる。
「わざわざこの日を狙って悪だくみか…普通にお祭りを楽しめばいいのに。そっちのが楽しくない?」
「うん、俺もそう思う。あ、でも素直にお祭りに参加するなら、盗賊なんてやってないか!」
軽く言葉を交わし、メーティオルは鞭を、ヨーは木の大剣をそれぞれ構える。
「なんなんだよ、あいつら......お?」
うまく逃げ延びている盗賊集団の一つが、二人を見るなり、ニヤニヤと気色悪い笑みをこぼす。
「ガキが一匹と......なんだこいつ。見たことねえ種族だな......まあ関係ないけどな!」
メーティオルを子供だと思って余裕こいている。シャーマンズゴーストのことはよく知らないようだ。
「こいつらなら俺達でも倒せる!おっしゃ、行くぞー!」
一人が思いっきりそう叫んだ。周りは士気が自然と高まる。心と体は密接な関係を持っているため、士気が高まればおのずと身体も強化されるものだ。
勢いよく飛び出した盗賊たちだったのだが、
「おらっ、喰らえ!」
メーティオルめがけて振りかざされた短剣は、鈍い音を立てて、木に突き刺さった。いつの間にか盗賊たちの前に立ちはだかっていたヨー。
短剣が思ったより深く刺さってしまい、抜けなくなってしまったため、控えを懐から取り出そうとする。その隙を、メーティオルは見逃さなかった。
メーティオルの手から伸びた鞭は盗賊の足に絡みつく。
「悪党は悪党らしく、お縄についてもらおう」
鞭に電流が放たれた。ロボットのようにカクカクした動きで床に倒れた。口から泡を吹き、陸に打ち上げられた魚のように跳ねている。
「.........単純にお金が欲しいとか、楽して稼ぎたいみたいな話だったらオレも共感して、強くなれるんだけどな」
「勝つことも大事だけど、命あっての勝利だと思うんだよな」
機敏に動き回りながら猟兵たちを庇って回るヨー。木製の大剣は短剣の山になっているが、壊れていないところを見るに、かなり丈夫なようだ。
「全員生きて帰って、お祭り楽しもうぜ!」
大剣を高く掲げ、放たれたその一言は、猟兵たちの戦意の源となるだろう。
成功
🔵🔵🔵🔵🔴🔴
紅葉・華織
※アドリブ・連携歓迎
ふーん、へぇ……どこにもそういう手合いはいるけど、露骨だねぇ。
神隠しに遭ってから早……えーと、何年だっけ? まア、いいや。
――とりあえず、寄って斬ればいいんだし。
山賊の意識の外、視界の外から【UC:唯寄斬(SPD)】で一気に接敵(【ダッシュ5】)して気づかれない内に斬る。(暗殺2,鎧無視攻撃7)
気づかれてないならそのまま他の山賊も【UC:唯絶】で斬るけど、警戒されたなら妖手裏剣【炎蛇】を【投擲1】しておいて、手裏剣の纏う炎(属性攻撃1)で翻弄。なんなら妖手裏剣【煌刃】で【目潰し2】する。
トドメ後(戻ってきた妖手裏剣'sをキャッチしながら)
「――迷わずに逝けばいいと思うな」
盗賊が着々と片付いてきた頃、紅葉・華織(奇跡の武術少女/姉捜索中・f12932)もまた、洋館へ足を踏み入れた。しかし、表門からではない。裏の倉庫から侵入し、乱戦の騒動に紛れるように、暗がりに身を潜めていた。
「……どこにもそういう手合いはいるけど、露骨だねぇ」
ぽつりと独り言を言うと、音を立てぬように立ち上がり、孤立している盗賊に、背後から猛スピードで迫る。その左手は既に柄にかかっている。
盗賊は、音もなく近寄る紅葉に気が付く様子もない。目の前の戦いに釘付である。そんな隙だらけの背中を、光る太刀が切り裂く。刀は肉に抵抗なく通り、切り口は滑らかで美しい。きっと、自分が何をされたか分からない内に逝っただろう。闇に紛れて、人知れず敵を切る。まさに、暗殺者である。
「おい、俺たちも出るぞ.......おい?」
盗賊の仲間が振り返ったのに気づき、慌てて身を隠す。辛うじて見つからなかったようだ。仲間の死体の傷を確認すると、周囲を見回し、小声で近くの仲間に、背後に気を付けるように、と警戒を促す。それによって、大勢の盗賊たちの神経が研ぎ澄まされる。うかつに手も出せない。
紅葉は物陰で暫く悩み、顔を上げると、懐から二つの手裏剣を取り出す。一つは炎を、一つは刀と同じ煌きを放ち、輝いている。暗いところでは目立って仕方ないので、取り出したそれを素早く投げる。放たれる光は盗賊たちの目をくらまし、ただでさえ燃えているというのに、これでもかと燃やしていき、大きな隙を作る。その隙に乗じて、猟兵たちは一気に制圧にかかる。
手裏剣は戻ってくる間にも、混乱した盗賊たちを貫いて、紅葉の手元に帰ってきた。
「――迷わずに逝けばいいと思うな」
二つの手裏剣を手に収め、燃え盛り、逃げ惑う盗賊たちを見つめながら、そう呟いた。
成功
🔵🔵🔴
第2章 ボス戦
『ダークエルフの女首領』
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POW : 「ちょろちょろと煩いハエだねぇ!」
対象のユーベルコードに対し【絡め取るムチでの一撃】を放ち、相殺する。事前にそれを見ていれば成功率が上がる。
SPD : 「お前たち、やっておしまい!」
戦闘用の、自身と同じ強さの【暗殺者】と【ダークエルフ弓兵】を召喚する。ただし自身は戦えず、自身が傷を受けると解除。
WIZ : 「下僕になるなら命だけは助けてやるよ?」
戦場で死亡あるいは気絶中の対象を【一時的な手下】に変えて操る。戦闘力は落ちる。24時間後解除される。
👑11
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種別『ボス戦』のルール
記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
大成功 | 🔵🔵🔵 |
成功 | 🔵🔵🔴 |
苦戦 | 🔵🔴🔴 |
失敗 | 🔴🔴🔴 |
大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※このボスの宿敵主は
「アズサ・グリフォリシア」です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
●堕ちた月
「くっそ、強すぎるぜ、こいつら......」
盗賊は完全に無力化され、残党は隅っこでガタガタ震えて蹲っている。束になったとはいえ、一般人と大して変わらぬのだ。猟兵たちの敵ではない。
これで討伐は終わった、と祭りに向かおうとしたその時、カツン、と床を踏む音が響く。
「まったくお前たち、情けないねぇ?あれだけいたのにこの有様......どういうことだい?」
屋敷の奥から、ヒールの音を鳴らして歩いてきたのは、紫色に身を包んだ、スタイルの良い女性。露出度が高く、目のやり場に困る。
右手には鞭、長く美しい髪、そして尖った耳。エルフ......いや、エルフが堕ちた、ダークエルフだ。どうやら、奴が盗賊の元締めのようだ。鞭を鳴らしているところを見るに、そのまま帰してくれる、というわけではなさそう。
それは、美しき月だったもの。ひとたび穢れを纏えばその価値は無に等しい。本当の元凶を倒し、祭りに月の恵みを......。
アイン・バリエット
WIZを主とした行動をしよう。
アドリブも構わないし、誰かと絡んでも良いよ、好きにしてほしい。
ほう、ダークエルフか。
中々僕好みのスタイルをしているじゃないか、いや、眼福眼福。
さて、程々に堪能した所で倒すとするか。
ユーベルコード「ウィザード・ミサイル」で遠距離から攻撃を仕掛けよう。
相手の武器は見るからにあの鞭だから、その間合いには入りたくない、
実に無難な策だが悪くはあるまい。
とはいえ相手も強敵だ、
遠距離から攻撃をしていれば勝てる相手という筈もあるまい。
さて、どう崩したものか……。
……「下僕になるなら命だけは助けてやる」だと?、
随分と舐められたものだな、
それに、君の言葉を信用する理由は何処にもない。
祝聖嬢・ティファーナ
WIZで判定を
風の精霊と水の精霊と聖霊には身近に居てもらいます♪
『エレメンタル・ピクシィーズ』で攻撃を水で阻害し、風で攻撃をしてもらいながら聖霊には攻防を状況次第でティファーナを守る為に行います☆
『エレメンタル・ピクシィーズ』+『神罰の聖矢』で攻撃をしながら、攻撃を受けたら『生まれながらの光』+『シンフォニック・キュア』で治し癒します♪
精霊・聖霊と猟兵には合間や機会があれば“こんぺいとう”で疲れを労います☆
ティファーナの中に居る死霊と屍霊が暗殺者とダークエルフも魂まで喰らい滅ぼしたいとティファーナの中から涎を垂らしてもがいています…
月霊が壁になってくれていますが、ティファーナの意識があってです
メーティオル・スター
※アドリブや連携は大歓迎です。
おっと、目のやり場に困る系のお姉さんの登場か。
盗賊たちもこのセクシーさの虜なのかな?どうなのさ実際。(近くにいた盗賊に聞いてみる)
SPDで勝負。
傷を受けると解除されるっていうんだし、召喚された人達が動き出す前の一瞬、ここに攻撃を入れられればかなり有利を獲れるはず。
ってわけで、しばらくは物陰に隠れてこっそりと機を伺おう。
真向から戦うのは、そういうのが得意な人に任せるってことで。
ところで、「やっておしまい!」っていうからには、
出てくるのは痩せっぽちとマッチョかな。
それで、返事はあらほらs…え?これ以上はダメ?
紅葉・華織
※アドリブ・連携歓迎
ふぅん、悪趣味。それが美しいとでも? あっそ。どーでもいーけどさ。――とっとと逝けばいいと思うな。
隙を見計らって、妖手裏剣【煌刃】を【投擲2】して【目潰し4】。更に隙を作ったところで、【UC:唯寄斬(SPD)】で急接近(ダッシュ6)して斬る(鎧無視攻撃7,暗殺2)。
斬ったら、すぐにその場を離れて(ジャンプ1)、一旦距離をとる。ヒットアンドアウェイ、一撃離脱を心掛ける。そもそも、向こうは真正面から闘う剣士じゃないんだし、とれる手段は多い方がいい。
妖手裏剣【炎蛇】の敵を追いかける特性(誘導弾3,追跡2)とかも活かす必要があるかもしれない。
「とにかく、逝けばいいと思うな!」
最初にダークエルフの前へ歩を進めたのは、紅葉・華織(奇跡の武術少女/姉捜索中・f12932)。
「........悪趣味だね。それが美しいとでも?」
さらりと挑発ともとれる言葉を吐き捨てると、ダークエルフ心底楽しそうに笑って、
「『悪趣味』、は私にとっては褒め言葉だねぇ。虐め甲斐がありそうな小娘だよ!」
と言い、鞭を地面に一度叩き付けて、鋭い音を鳴らす。その音と共に、床に漆黒の穴が現れ、そこから登場したのは、黒いローブを纏った男と、ダークエルフのアーチャー。
「お前たち、やっておしまい!」
その号令で弓兵は数歩後退り、黒ローブは召喚主を守るように傍につく。仲間に任せて自分は高みの見物、といったところか。その姿に、紅葉は無言で刀を強く握りしめ地を蹴り、一度本体への攻撃を試みる。振るわれた刃は、黒ローブが容易く受け止めていた。今の一刹那で懐から取り出した短剣で、大きな刀を止めたのだ。盗賊たちが持っていたようななまくらではない。鋭く輝いている。攻撃後の一瞬の隙をついて、弓兵は既に構えていた矢を放つ。紅葉は紙一重で矢を躱し、距離を取った。敵二人の連携は完璧、一筋縄ではいかなそうだ。
多くの猟兵たちが懸命に戦う中、メーティオル・スター(屑鉄漁りの見習い冒険者・f05168)は物陰で様子を窺っていた。隣には鞭で絡めとられた盗賊一人。意識はある。
「君たちってダークエルフのセクシーさの虜なの?色香にあてられたみたいな?どうなのさ実際」
隣の盗賊に笑顔で問いかける。盗賊からしたらこんなに怖い状況はない。自分たちを襲撃した者に生け捕りにされているようなものだ。
「なんでお前にそんなこと言わなきゃならねえんだ.........ま、まぁ、綺麗な姉ちゃんだとは、思うけどよ......」
語尾がどんどん小さくなっていく。頬を赤く染めながら、あくまでオブラートに包んだ表現で。実に悪党らしからぬ態度である。
メーティオルは盗賊の言葉を三割聞き流し、再び戦いの様子を窺う。その耳に、尾の号令が入ってくると、一度首を傾げた後、ワクワクしたような表情になった。
「やっておしまい!、っていうからには、出てくるのは痩せっぽちとマッチョかな?緑と紫の......ん?」
おそらく彼は、あの三人組を想像しているのだろう。その肩を誰かが優しく叩く。振り返ると、そこにいたのは精霊たちと一緒の、祝聖嬢・ティファーナ(フェアリーの聖者×精霊術士【聖霊術士】・f02580)。右手に持ったこんぺいとうをメーティオルに手渡し、にこりと笑う。
「え、あ、ありがとう。さて、そろそろ僕も出るとしますか!」
こんぺいとうを口に放り込み、銃のシリンダーを回すと、立ち上がってダークエルフに標準を合わせる。隣では精霊たちが魔力で矢を作り出す。ティファーナ本人は、一人、何かと戦っていた。自分の奥に眠るものを鎮めるように、深呼吸を繰り返す。
紅葉はというと、中々暗殺者を突破できずにいた。素早い上に、守りが固すぎるのだ。どうにかして打開できないものか。そう思っていた、そこへメーティオルが放つ弾丸が飛んでくる。物陰から的確に狙って放たれた弾は、暗殺者でも気づくことができなかった。ダークエルフに直撃する。痛みの顔を歪めると同時に、弓兵と黒ローブは黒い霧となって消えてしまう。
軽く舌打ちをして、飛び退く。
「まったく、どこから撃ってきやがったんだい。まあいいさ、お前たち、出番だよ!」
ここからが本番、とばかりに言うと、今度は足元に転がる盗賊たちがむくりと起き上がり、剣を握ったのだ。その目に自我は感じられない。何とも恐ろしい技だ。盗賊たちが壁となり、これでは弾丸も刀も簡単には届かない。
盗賊たちが動き出したその時、ニ方向から、炎を纏う矢が飛んできた。一つは ティファーナと精霊たちがいた方向から。もう片方が飛んできた方向から現れたのは、アイン・バリエット(悪なる者・f08657)だった。相変わらず仮面をつけていて、表情は読めない。炎は盗賊たちを包み込み、たちまち炎上させていく。......先ほども見たような光景である。
道が開け、紅葉は手裏剣を投げると、素早く距離を詰め、刀を振るう。目が眩んでいるダークエルフに傷をつければ、褐色の肌に赤色がつたう。大量にあるものは燃やしてしまうのが手っ取り早い。
各々が機転を利かせ、隙を作り、叩く。個性様々な猟兵たちだからこそなしえた連携、それは堕落した者への制裁となり、降りかかったのであった。
成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴
メーティオル・スター
あーあー。盗賊たち、燃えちゃってるけど…死んじゃったかな?これは?
さっき喋ってた、妙に初心なおっちゃんは無事かなぁ。
っていうか、このままだと火事になるような…さっさと終わらせないとヤバいかも?
そんなわけなんで、
POW、を使って戦闘開始!
まだ見つかってないっぽいし、後ろから強襲!
重視するのは攻撃回数。
何発も相殺されるだろうけど、全部は相殺できるかな?
攻撃の最初はオレも鞭を振り回して攻撃しよう。
あのお姉ちゃん、鞭と鞭を絡ませて防いでくると思うから、
そうしたら片手は鞭を持ったまま、もう片方の手でマグナムを抜いて。
どてっぱらに鉛玉をたらふくお見舞いしてやろう。
銃身に残る僅かな熱を手に感じながら、メーティオル・スター(屑鉄漁りの見習い冒険者・f05168)はダークエルフの背後を取るべく、移動していた。
「あーあー。盗賊たち、燃えちゃってるけど…死んじゃったかな?これは?さっき喋ってた、妙に初心なおっちゃんは無事かなぁ......」
眼前でめらめらと燃える盗賊たちはもう助からないだろう。先ほどの男はというと、鞭による拘束から解かれた後も、隅で丸くなり、目の前の赤色と熱気に四肢を震わせていた。
「このままだと火事になるような…さっさと終わらせないとヤバいかも?」
此処は古い洋館だ。いつ燃え移ってもおかしくはない。幸い、メーティオルはまだ見つかっていないのだ。奇襲をかければ早く終わらせられるかもしれない。
右手に鞭を握りしめ、左手はベルトにそっと添えて......意を決し、今だ煙渦巻く火の中へ飛び込んだ。
鞭をしならせ、ダークエルフの身体めがけて叩き込むが、これだけ接近したのだ、音で気づかれてしまった。振り返りざまに鞭で鞭を受け止められる。
「鞭に鞭で挑もうってかい?受けて立つよ!」
お互いの鞭が乾いた鋭い音を立ててぶつかり合う。周囲には僅かに旋風が巻き起こるほどの勢い。
「......鞭ってのはね、こうやって使うんだよ!」
ダークエルフの鞭が軌道を変え、獲物を絡めとるように巻き付く。ウィップは絡まり付き、メーティオルの右手は封じられた。
ダークエルフは愉快そうに笑っている。その笑顔を愚かだと、メーティオルは口角を上げて、左手を突き出す。その手に握られているのは、先ほどの銃。
一瞬の油断、刹那の早撃ちで放たれた弾丸はダークエルフの腹にしっかりと命中した。褐色の肌にたらりと朱が垂れ、その場に跪く。
ダークエルフはこれでもかとメーティオルを睨みつけて、静かに黒い影となって消えてしまった。その場に残ったのはメーティオルの鞭と盗賊の焼死体だけ。
強大な勢力は時に慢心を生むものである。それがダークエルフの足元をすくったのだろう。
大成功
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第3章 日常
『幻想的な食材でレッツクッキング!』
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POW : 私は食べ専です。豪快に食べる!
SPD : 幻想的な食材も、私の技量にかかればたちまち美味しい料理に!
WIZ : まさにファンタジーな料理を生み出してしまう。
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種別『日常』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
大成功 | 🔵🔵🔵 |
成功 | 🔵🔵🔴 |
苦戦 | 🔵🔴🔴 |
失敗 | 🔴🔴🔴 |
大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
●小さな町にて
無事に盗賊たちの陰謀を阻止した猟兵たち。空には美しい月にうっすらと雲がかかっている。祭りが始まって間もないが、既に町は飲めや歌えやの大騒ぎ。
お祭り会場の一角、そこは調理スペースになっていた。広い横長テーブルの上には、見たことのない食材が並んでいる。鶏卵よりも二回りほど大きな卵や、色とりどりのスパイスなど......その中でひと際目を引くのは、三日月形の果実。グレイスフル、という名前らしい。薄い乳白色の断面には隙間なく果肉が詰まっている。ほのかな甘みとみずみずしさがウリらしい。
食べるも作るもあなた次第。心ゆくまで、食欲を満たし、次への活力を養いましょう!
祝聖嬢・ティファーナ
WIZで判定を
*アドリブ・協力は歓迎します☆
精霊・聖霊も出してあげて一緒に食材を眺めて調理や料理のお話しを聞いてみます♪
ダークセイヴァー世界に無い物の中で幾つかを了承を得れたら『フェアリーランド』の中にしまって、後で子供たちや大人たちに配って回ります☆
焼き菓子やスナックに合わせて“こんぺいとう”を上げて楽しませてあげます♪ 興味を持った村人や猟兵にも「遠慮なく☆」と言って配ります♪
精霊・聖霊の欲しがった食べ物も了承を得れたら仕舞います☆
他にも希望があれば望まれた歌を唄って差し上げます♪
光/水/風の精霊にも踊って遊ばせてあげます☆
皆様と精霊・聖霊の笑顔と笑い声がティファーナの一番の幸せです☆
賑わう祭り会場に、祝聖嬢・ティファーナ(フェアリーの聖者×精霊術士【聖霊術士】・f02580)はやってきた。共にやってきた精霊・聖霊達は、机に陳列されている個性あふれる食材たちの周りを飛び回っている。忙しなく飛び回るその姿から、食材に興味津々なことがわかる。
「お嬢さん、もしかしなくても妖精さんかい?」
人の好さそうな中年の男が一人、ティファーナに話しかける。服装を見るに、彼は、此処に並ぶものを作った者の一人のようだ。
「うん、フェアリーのティファーナよ。食材について聞いてもいいかな?」
その言葉を聞くなり、男は嬉しそうに微笑み、山積みの食材に目を移す。
「構わないよ。このスペースには私が作った野菜と果物を置かせていただいているのですよ。オススメは......これですかな」
指さされた先には、苺のような形の物。表面に粒はなく滑らかで、色は淡い黄色で、大きさは3cm程と小さい。
「これは、ヴェスティって呼ばれていてですね、甘くて美味しいんですよ。ジャムにするとまた良くてですね、食べてみてください」
傍らに味見用、と置いてあったジャムを小さな匙に掬い取り、ティファーナに差し出す。
口に含めば、甘酸っぱい味が広がり、香り付けのミントが鼻に通り、清々しい。
「......美味しい!これ、頂いても?」
「勿論ですよ。ちょっと待っていてください......」
瓶入りのジャムと共に、一口サイズのタルトが入った小袋を用意した。瓶の大きさを心配していたが、【フェアリーランド】に仕舞ったため問題なかった。
男に会釈して、町の中央に並ぶ大皿のもとへ。片手にはカラフルなこんぺいとうの入った袋を握っている。
料理を見て回るティファーナに、子供たちが集まってくる。彼らにとって妖精は珍しいようで、興味津々だった。
「遠慮なく☆」
そう言って、集まった子供たちにこんぺいとうを提供した。見たことのない食べ物に警戒をしていたが、一度食べれは目尻を下げる。
もっと、とねだる子供たちを相手にしていたティファーナを、精霊が優しく小突く。振り向くと、精霊が飛び回る下に、パンに似た料理が目に入る。見たことのないドライフルーツの入ったパン。精霊たちはこれを食べてみたいらしい。後で食べようと、幾つか【フェアリーランド】に仕舞い、土産とした。
ティファーナはあっという間に人気者となり、軽く人だかりができるほど。町に伝わる歌を共に歌ったり、精霊が踊ったりと、さらに祭りを盛り上げている。大人も子供も、精霊や聖霊も、ティファーナ本人も、みな笑顔をかわす。
温かい祭りの空気がティファーナの胸に染み、幸せな時間が流れていくのであった。
大成功
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メーティオル・スター
アドリブ歓迎です。
食事の感想は大げさなくらいで大丈夫です。
ああ、働いた働いたっと。
そんでもって働いた後は、美味しい食事に限るよね!
ってわけでPOWで判定、オレは食べることに専念するぞ!
えっと、グレイスフルっていう果物が名物なのかな?
それじゃ、まずはそれからいただこうっと!
どんな味がすーるのっかなーっと!(思いっきり齧りつく)
うーん、ほどよい甘さが丁度いいかも。次はちょっと味が濃さそうな料理を探してみようかな?
そんなこんなで、お腹がいっぱいになるまで目一杯食べて回ります!
無事にダークエルフを討伐し、メーティオル・スター(屑鉄漁りの見習い冒険者・f05168)も祭り会場へやって来た。
「ああ、働いた働いたっと。そんでもって働いた後は美味しい食事に限るよね!」
メーティオルが最初に目をつけたのはグレイスフル。他の世界ではお目にかかれない果実は食べておかないと損だろう。
「どんな味がすーるのっかなーっと!」
そう言って、果実に思い切り齧り付く。林檎のようなしゃくり、という食感と、蓄えられた水分が口いっぱいに広がる。
「うーん、ほどよい甘さが丁度いいかも。ただ、もうちょっと味が濃いのが食べたいなぁ……」
その声を聞いた女性が、メーティオルに話しかける。
「グレイスフルはそのままより、砂糖漬けにしたり、料理に使うことが多いんですよ。こちらにありますので、食べて言ってください」
女性が指差した先のテーブルに、沢山の料理。メーティオルは目を輝かせ、一直線に机へ移動する。
いくつかの大皿料理を前に、小皿を片手に歩き回るメーティオル。香ばしい香りのする炒め物の前で足を止める。
「これとか美味しそうじゃないかな?」
皿に取り分け、いざ実食。口に入れると、深い味のソースが早めに収穫されたであろう、少し硬めのグレイスフルによく絡む。
食べ応えのある炒め物の隣に置いてあるパンを手に取り、味の濃い料理と食べれば、食べやすくもボリュームがある。
「待って、この組み合わせ最高なんだけど!こう、濃い目の味が中和されてさ、黄金比?」
他にも、町の人たちに勧められた料理を次々と平らげていくメーティオル。料理人たちも嬉しそうに微笑む。
収穫祭は無事に終了し、町の人は危機も知らぬまま眠りにつく。また来年も、この祭りが行われるように、猟兵たちは月に祈る。
大成功
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