夏休みって響きはめちゃくちゃいい。(作者 御影イズミ
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#カクリヨファンタズム  #お祭り2021  #夏休み 


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●猟兵達の夏休み宣言
「私、金宮燦斗より……夏休みを宣言させていただきます!!」

 そんな台詞がグリモア猟兵・金宮・燦斗(《奈落を好む医者》[Dr.アビス]・f29268)から突然出てきた。
 別に言われなくても、本来夏休みとは自由にとっても良いものなのだが。

 今回の場所はカクリヨファンタズムに突如現れたビーチとなる。
 水着コンテスト会場にもなったあのビーチで、妖怪親分達が妖怪花火を準備してくれているそうだ。
 一緒に打ち上げられるのも良し、打ち上げられた花火で生じた光の道で空中散歩を楽しむのも良し。とにかく夏休みとして遊べるなら、何でも良しだそうで。

 ちなみに妖怪親分達が準備した花火以外にも、燦斗が個人的に色々と準備してくれている。
 ビーチボールや手持ち花火といった地上での遊具に加え、水上スキー用ボート、バナナボート、アヒルボートといった水上用の遊具、更には複数の種類の水鉄砲まで準備してくれていた。
 なお何故か、砂浜には線が引かれている。ビーチバレーでも水鉄砲でも、なんでもやれと言わんばかりに……。

「ほら、今って何かと猟書家だー戦争だーで忙しかったでしょう? なので、皆さんも目一杯遊んでいただけたらなぁと思いまして。あと今回は、普段はご一緒できない案内役な私も一声かけていただければご一緒いたしますよー」

 誘ってくれると嬉しいなあという視線を向けた燦斗。その後ろでは妖怪親分達による花火が打ち上げられ始めていた。

 さて、今限りの夏休み。
 どう楽しもうか……?


御影イズミ
 閲覧ありがとうございます、御影イズミです。
 水着コンテストお疲れさまでした。
 初の参加だったんですけれど、めちゃくちゃドキドキしました。
 いいねをくださった方々はありがとうございました! この場を借りてお礼を申し上げます。

●シナリオについて
 1章限りのシナリオです。
 今作のみに限り、グリモア猟兵をシナリオ内に呼ぶことが出来ます。

 夏休みということですので、思いっきり遊ぶのがメインです。
 妖怪花火や燦斗が持ち込んだ遊具以外にも持ち込んだりしてもOKです!
 グループ参加の場合はMSページの記載を確認の上、投稿お願いします。

 皆様の素敵なプレイング、お待ちしております。
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第1章 日常 『猟兵達の夏休み2021』

POW妖怪花火で空へGO!
SPD妖怪花火の上で空中散歩
WIZ静かに花火を楽しもう
👑11 🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵

種別『日常』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


灰神楽・綾
【不死蝶】アドリブ歓迎
へぇ、遊べるものがたくさんあるねぇ
ビーチボールを手にして、ふといいことを思い付く
ねぇねぇ梓、ビーチバレー勝負しようよ
俺と梓で一騎打ちして、負けた方が勝った方に
海の家のメニュー何でも奢るっていうのはどう?
あ、俺かき氷と焼きそばとラーメン予約しておくね
ツッコむところそこなの??

えー、怪しげな技だなんて失敬だなぁ~
仕方ないなぁ、じゃあ今回はユーベルコードは使わずに
正々堂々と戦うことにするよ

~そうしてしばらく拮抗した戦いが続き~

あはは、そろそろ疲れてきたんじゃない?
…あっ、危ない、焔が梓の足元にー(棒
ふう、危ないところだったね、俺が
やだなぁ、これも一種の心理戦ってやつだよ


乱獅子・梓
【不死蝶】アドリブ歓迎
ほほう、ビーチバレー対決か…
毎回当然のように俺が綾に奢らされていたから
その綾が何でも奢ってくれるというのは魅力的な提案
よし、その勝負乗ったぞ!
おい!なにもう勝ったつもりで話進めてんだ!
しかも焼きそばとラーメンって両方麺類だろう!

やる前に一つ条件がある
今回はユーベルコードの使用は禁止だ!
お前のことだから何かしら怪しげな技とか使うのは目に見えている
その代わり、俺も今回はドラゴン達に頼らず己の身体一つで挑む!

クッ…そろそろ決めないとジリ貧だ
よし!絶好のチャンスが来た!
このサーブで決めてみせる!
…えっ!?焔、危ないから離れておきなさい!
(ポトッ)あっ
だ、騙したなお前!ー?


●綾VS梓、勝つのはどちらだ!
「夏休み宣言があったから来てみたら、すげぇなぁ……」
「遊べるものがたくさんあるねぇ」
 カクリヨファンタズムの一角に出来上がったビーチに、灰神楽・綾(廃戦場の揚羽・f02235)と乱獅子・梓(白き焔は誰が為に・f25851)はやってきた。
 既に空は煌めく花火で彩られており、様々な妖怪達が周辺で楽しんでいる。水着コンテスト終了後というのもあってか、かなり賑わっている。

 グリモア猟兵が準備した遊具の中から、綾はビーチボールを見つけると……ふと、『いいこと』を閃いた。
 それはビーチバレー勝負をして負けたほうが勝った方に海の家のメニューを奢るという、よくある罰ゲーム付きのミニゲームだ。なお梓は綾に毎回奢らされていたというのもあって、この話には結構ノリノリ。今までに何回負けたのかは……お察しください。
「毎回奢らされてばかりだからな! 今回こそは、梓が俺に奢る番だぞ!」
「ふふふー、それはどうなるかわからないよねぇ。あ、俺はかき氷と焼きそばとラーメンを予約しとくね」
「おい!! なにもう勝ったつもりで話進めてんだよ!! しかも焼きそばとラーメンって、両方共麺類じゃんか!!」
「え、ツッコむところそこ??」
 微妙にツッコミの場所ズレてるよね? とふわふわ笑顔を浮かべた綾は、ビーチバレー用のコートを準備する。正式なビーチバレーのコートの広さはよくわからないが、まあ適当で大丈夫だろうと。
 梓はまず、財布の中身を確認した。次に海の家のメニューを確認しに行った。そして自分が勝った時に頼むものを決めた。なんだかこの時点でフラグが立っているような気がするが、気にしない。
 しかし梓はその途中で気づいた。綾に条件付けないと多分これ負けるぞ! と。
 ということで梓はやる前に1つ、と綾に条件をつけた。――ユーベルコードの使用は禁止だ! と。
「お前のことだから、何かしら怪しげな術とか技を使うのは目に見えている!」
「えー、怪しげな技だなんて失敬だなぁ~」
 ド級の失礼をかました梓に対し、綾は軽く笑う。いつも使ってるような言い方はやめてよね、とも言いたげに。……実際に使ってるかどうかは、本人にしかわからないが。
「仕方ないなぁ、じゃあ今回はユーベルコードは使わずに正々堂々と戦うことにするよ」
「よし! お前がそうするなら、俺も今回はドラゴン達には頼らずに己の身体1つで挑んでやろう!」
 どや! と胸を張った梓に対し、彼のお供である炎龍・焔と氷竜・零は鳴いた。そんなぁ、と言いたそうな、少し落ち込んだ声だ。
 お供達に謝罪を入れつつ、梓はコートの中へと入り定位置につく。綾もまた準備運動を軽く済ませると、ビーチボールを片手にコートへと入った。


 最初はゆるく、準備運動がてら体を慣らすためにボールの打ち上げのみから始まった。綾がサーブしたら梓がトスをして綾に渡し、綾が軽くアタックを仕掛けては梓も頑張ってブロックしたりと、普段の2人のゆるいやり取りが行われた。
 だが、妖怪花火が再び打ち上げられたその瞬間、2人は覚醒。いつも以上に機敏に動くようになり、相手のサーブを打ち上げてはトスを繋いで相手コートへと落とし、弾き返したボールで強烈なアタックを仕掛けて……の繰り返しだ。
 今の所、お互いの点数は五分五分。綾が点数を入れれば負けじと梓が点数を入れて、梓が点数を入れれば軽々と綾が点数を入れる。拮抗した戦いが続いていた。
「はぁ……はぁ……」
「あはは、そろそろ疲れてきたんじゃない? 大丈夫?」
「だ、大丈夫に決まっているだろ! しかし……」
 そろそろ決めないと、体力的にもしんどい部分がある。ドラゴン達に頼らず己の身体1つで挑むと誓いを立てた以上は、なんとか守り続けて綾に勝ちたいと梓は考えていた。
 そんな考えが、勝ちたいという祈りが天に通じたのか……梓のサーブを直前に、綾の身体がふらりとよろめくのが見えた。
「よし、絶好のチャンスが来た!」
 これで勝てる! とサーブを打ち上げたのもつかの間、綾は梓に向けて声をかけた。……誰が聞いてもバレバレな棒読みで。
「あ、あぶなーい、焔が梓の足元にー」
「えっ、焔!? あぶな」
 危ないから離れておきなさい! と注意しようとしたその瞬間、ずるりとサーブボールが手を滑り、ぽとりと地面に落ちて……ゲームセット。点数がわずかに綾が勝り、梓は綾におごることが決定してしまった瞬間となった。
 当然だが、焔はキュー? と首を傾げている。主である梓に向けて、ぼくずっとここにいたもん、と文句を言うかのように尻尾をてしてし。零もそれに合わせて尻尾をてしてし。
「いやぁ、危なかったよねえ。俺が」
「だ、だ、騙したなお前ぇー!?」
「騙してないよ? これも一種の心理戦ってやつだよ」
「ぐぬぬ……」
 心理戦と言われてしまって反論が出来なくなった梓。当然当初の約束は……焔と零への奢りも付け加えて、支払われましたとさ。
大成功 🔵🔵🔵🔵🔵🔵

ナミル・タグイール
【カタラ】
空にキラキラいっぱいにゃー!(はしゃぎまくって暑さでバテ猫)

乗れる花火にゃ?楽しそうにゃ!金ぴか花火ゲットしにいくにゃ!
美味しいものまであるにゃ!?流石レパルにゃ!ナミルにも分けてにゃー!
綿菓子もらってうまうましながら花火見るにゃ。どっかんキラキラ綺麗にゃ!
にゃ!コロ食べすぎにゃ!ナミルももっと食べるにゃ頂戴にゃ!

お腹いっぱいになったらキラキラ花火取り
乗れるってことは持ち帰れるはず
金色キラキラ花火まで飛んでってハグにゃー!
ガリガリしても引っ張っても取れないならドッカンして持ち帰るしかないにゃー!(斧振りかぶり
(怒られたら止める

取れたら笑顔でドヤぴーすにゃ!
取れない時は皆手伝ってにゃ!


コロコッタ・ラーテレイフカ
【カタラ】
暑いのは苦手だけど、やっぱり夏はキラキラウマウマな季節で楽しいアル〜!

乗れる花火なんて初めてみたネ!
コロ、自分の羽以外で空を飛べるなんて新鮮アル〜!
キラキラ綺麗で美味しそうなのも素敵アル!

風にあたって綺麗な花火を見ながら食べるごはんは格別ヨ〜!ん〜贅沢アル!!
レパルちゃん沢山ご馳走ありがとアル!ナミルちゃんコロの食べる分とっちゃダメヨ!!!勿論コロの事も噛んじゃダメアル!

ナミルちゃんは金ピカに夢中アルネ〜
大変そうならコロも念動力で助けてあげるアル!
わー!コロも撮ってほしいアル〜!
みんなで記念写真撮っちゃうネ!ナミルちゃんレパルちゃんピースピースヨ〜!


レパル・リオン
【カタラ】
今年の水着も魔法少女スタイル!氷パワーで快適に行くわよ!
ふたりが暑そうにしてたら、ひんやりな風をひゅ〜っとプレゼント!

花火と一緒に打ち上がって、大空で食い倒れよう!
背負った風呂敷には屋台の食べ物がいっぱい!焼きそば、わたがし、りんご飴!
きゃーっ、花火はやーい!足元で大爆発!すご~い!

ここが妖怪花火の上ね!わーっ、目の前で花火がパッと咲くわ!きれーい!

コロちゃん凄い食べっぷり!動画はよく見てるけど、目の前で見ると迫力が違うわー!
ナミルちゃんは流石の飛びつきっぷり!金ピカ花火に抱きついて嬉しそう〜!
よーし、あたしも楽しもう!花火の花畑やあたし達のスマイルを撮って撮って撮りまくるわよ!


●夏はキラキラ、そしてウマウマ。
「空にキラキラいっぱいにゃー!」
 空に打ち上がった打ち上げ花火を見てテンションの上がったナミル・タグイール(呪飾獣・f00003)は、ぴょんぴょんと飛び跳ねてその楽しさを表現している。
「暑いのは苦手だけど、やっぱり夏はキラキラウマウマな季節で楽しいアル~!!」
 そんなナミルと共にはしゃいでいるコロコッタ・ラーテレイフカ(小さなベヒモス・f13584)。ナミルと一緒にぴょんぴょん跳ねていると、水着とは言えあまりの暑さに2人同時にダウン。
「もう、そんなにはしゃいじゃうから~」
 砂浜できゅう、と倒れているナミルとコロコッタに涼しい風を送り届けるレパル・リオン(魔法猟兵イェーガー・レパル・f15574)。氷パワーで快適な彼女は、同じような涼しさを2人に届けていた。

 カクリヨファンタズムで打ち上げられる花火は、全て妖怪親分達が用意してくれた妖怪花火。その特性として、なんと打ち上がった花火の光に乗ることが出来るという、夢のような仕組みがあった。
 水着コンテストを盛り上げてくれた人々が打ち上げ花火に乗って楽しんでいる様子を見た3人。まさに、それは夢そのもので、特に自前で羽を持つコロコッタにとっては新鮮なものだった。
「乗れる花火、楽しそうにゃ! 金ぴか花火ゲットしにいくにゃー!」
「キラキラ綺麗で、素敵アルよー!」
 ナミルとコロコッタが打ち上げ台に向かって走る中、レパルは急いで屋台を回っていた。焼きそば、わたがし、りんご飴と言った、お祭りの定番屋台に始まり、くじ引きや金魚すくいや仮面屋といった食物以外の屋台も並んでいる。
 花火の上に乗れるのなら、食べ物を持っていって花火の上で食べたいよね、とレパルはあらゆる食物系屋台で食べ物を購入。風呂敷にぎゅうぎゅうに詰め込んで、打ち上げ台まで行くのだった。

 3人揃ったところで打ち上げ台から放たれた花火に飛び乗り、煌めく空の上での夏休みが始まる。花火の打ち上がる速度はとてつもなく、3人のつややかな毛を一気になびかせる。
 上空にたどり着いた花火は、彼女達の足元でぱぁんと弾け、キラキラと煌く光の花を作る。そのときに作られた軌道線上を歩けるというのだから、妖怪花火というのはなんとも不思議だ。
 光の道が固定したことを確認すると、レパルは背負っていた風呂敷を下ろし、屋台で買ってきた品々を広げた。わたがし、焼きそば、りんご飴、かき氷、ジュース、たこ焼き、お好み焼きと言ったものから、飴細工やはしまきといった少し珍しいものもある。ちゃんと3人で食べれるように、多めに購入済みだ。
「あっ、そうそう。さっき、下の屋台で沢山食べ物買ってきたわ! 大空で食い倒れよう!」
「わ~! 流石レパルにゃ! ナミルにも分けてにゃー!」
「レパルちゃん、沢山ご馳走ありがとアル! あっ、ナミルちゃんコロの食べる分とっちゃダメヨ!」
「にゃー! コロとりすぎにゃ! ナミルももっと食べたいんだにゃー!」
「ああ、こらこら! 喧嘩しなーい!」
 それぞれで食べ物を取り合いつつも、和気藹々とした空気で楽しむ3人。屋台のおいしい食べ物に舌鼓をうちながら、水着コンテストの話だったり、食べ物のことだったりを語り合った。
「わっ、コロちゃん凄い食べっぷり! 動画はよく見てるけど、目の前で見ると迫力が違うわ~!」
「レパルちゃんが用意してくれたんだし、そりゃあ沢山食べるとこも見せないとダメネ!」
「にゃー! ナミルも負けないにゃー!」
「おっとっと、それならコロも負けないアルヨ~!」
 コロコッタとナミルの大食い大会を微笑ましく眺めるレパル。これこそが、今日の彼女達の夏休みなのだ。

 そんな楽しさに花を咲かせるように、もう一度打ち上げ花火が上がる。食べ物をたくさん食べて満足そうなナミルは、ふと頭の中に『足場になるのなら持ち帰ることも出来るのではないか?』と考えを巡らせた。
「あの花火、乗れるってことは持ち帰れるはず。ってことで、金色キラキラ花火まで飛んでってハグにゃー!」
 三度目に打ち上がった花火の光に飛び乗り、飛び散る光を手に入れようと爪を立ててガリガリ。ガリガリされた花火は細やかな塵となった後はただ消えるのみで、持ち帰ることは難しい様子。
 それでも持ち帰る方法があるはず! と、引っ張ったり押したり、叩いたりつんつんしたり、抱きついたりを繰り返すナミル。そんな様子に頑張ってるなぁと微笑ましく見守るコロコッタとレパルは、少し一休みをしていた。
「ナミルちゃんは金ぴかに夢中アルネ~」
「流石の食いつきっぷり! 金ぴか花火に抱きついて嬉しそう~!」
「でもなんか苦労してるアルネ? だったら、コロも念動力で助けてあげるアル!」
 くるくると手で円を描き、念動力をナミルの掴んでいる光に向けたコロコッタ。彼女のその動きに合わせて光はゆるゆると動き、やがてはナミルの手の中に収まった。
「にゃ、にゃ、にゃー!!」
 花火の光を手に入れることが出来て嬉しいのか、ひとしきりに飛び跳ねた後に見てみてー! とコロコッタとレパルに向けてドヤっとピース。手の中で輝くその光は、ほんのりと暖かった。
 みんなで協力すれば取れるんだ! と理解したナミルは、コロコッタとレパルも一緒に手伝って! と声をかける。少し満腹で休憩していた2人だったが、そう誘われては断れないなと立ち上がる。
「よーし、あたしも楽しもう! 花火の花畑やあたし達のスマイルを撮って撮って撮りまくるわよ!」
 レパルは懐からカメラを取り出し、ぱしゃり、とナミルを激写。花火の光を持ち帰れたことを喜ぶ彼女の思い出を1枚、綺麗に残した。
「わー! コロも撮ってほしいアル~!」
「はい、じゃあコロちゃん、はいチーズ!」
「ちーーず!」
 光あふれる花畑の中でコロコッタのいい笑顔を思い出として1枚。それを見たナミルがまた撮ってほしいとせがんできたので、レパルは三脚とタイマーをセットして、3人で写ろう! と提案した。
「ナミルちゃん、レパルちゃん、ピースピースヨ~!」
「にゃー! 金ぴか花火、ゲットだにゃー!」
「はい、チーズ!」

 ぱしゃり、と撮れた思い出の一コマ。
 それは今年の夏を彩る、大切な1日――。
大成功 🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵

尾守・夜野
■pow

「よっす金宮、場所提供あんがとな」

花火は綺麗なんだがちと火は苦手だから遠くで眺めることが出来るのはありがたい
…近くとか発狂する自信がある

「…ところでベースでの説明で不穏なのがあった気がするのだが…打ち上げられるとか
打ち上げるの間違いだよな?!(遠くで人影が打ち上げるのを目撃してしまいフリーズ)」

「ごめん
多分、俺の気のせいだわ
いやぁ暑すぎて幻覚を(うち上がる)…げん…かくを(うちあがる)…幻覚扱いさせて貰いたかったな?!」

見なかった事にできなかったよ
実際に打ち上げられてるのかはしらん

…その後の事はよく覚えてない
いつの間にかふらふら人気がない所にいて
足元が輝き空が近かった

九割くらい茫然自失


●幻覚だと言ってくれ
「よっす金宮、場所提供あんがとな」
 カクリヨファンタズムの一角に出来たビーチにて、尾守・夜野(墓守・f05352)はグリモア猟兵の金宮・燦斗に声をかけていた。火が少々苦手な夜野は遠くで眺めることが出来る場所があるというのはありがたいと、感謝を述べつつ。
 だが、夜野は1つ気がかりな言葉を燦斗から聞いている。
 ……そう、『花火に一緒に打ち上げられる』という話を……。
「なあ、ところで……ベースでの説明に不穏なのがあった気がするんだよ。なんか……打ち上げられるとか」
 準備をしてくれた彼は、ああ、といつもの笑顔を崩さずに答えた。というかむしろ、それしか答えない。詳細を言わない。このゲス男、夜野の反応を見て楽しんでいる。なんて奴だ。
「……なあ、金宮。正直に話してくれ。打ち上がる、の間違いだよな?」
 夜野は勇気を振り絞って問いただしてみるも、彼は笑顔を崩すことはなく……。冗談だろうと鼻で笑った夜野は、言霊というものを信じて思い切って声を上げた。
「いやいや、打ち上げられるとかまさか」
 まさかそんな、と言いかけたところで……どぉん、と花火が打ち上がる。なんか、その花火と一緒に打ち上がった人影が見えたような気がしたのだが、きっと、そう、気のせいだ。そう思うことにした。
 いやぁ水着コンテストの熱気で暑くなったのか、幻覚を見たんだろうなぁと隣にいた三つ編みメガネに声をぶん投げるも、彼は普段どおりのニコニコ笑顔を絶やさない。というか、夜野が言葉を発する度にその男の後ろで花火がどんどん打ち上がるし、打ち上がった全部には誰か乗ってる。もう幻覚で済まされないレベルになってしまっていた。
「……見なかったことには、出来なかったよ……」
 真実は真実なので! という答えが目の前のニコニコメガネから帰ってきたので、とりあえずこの男から離れておいたほうが良いような気がすると、夜野はフラフラと歩を進めては会場内を歩き回った。
 会場内は屋台が並び、線香花火の会場があったり、水着のお披露目会場があったりと色々あるが、夜野はそのどれも目につくこと無く、ただただ頭がまわらない状態で会場内を歩いていた。

 ――気がつけば、夜野は足元がキラキラと煌く海の中で、星空が掴めそうな空を漂っていた。
 その事に気づいたのは、花火が打ち上がるときに出来上がった光の道で寝転がっていたときのことだった。
「……んっ!?」
 いつの間にこんなところに来たんだ!? と一瞬慌てるものの、真下を見れば打ち上げ台。どうやら茫然自失のまま花火の打ち上げ台の中に潜り込み、花火と一緒に打ち上げられた……というのが真実のようだ。
 火が苦手な彼はちょっとビビり気味だったが、まあ、自分が燃える様子はないからいいのかな……となり、そのまま空を見上げる。

 ――降りるのどうしよう。とか考えながら……。



●夏休み、おしまい。
 ゆったりと羽根を伸ばした猟兵達は、消えゆく花火とともに明日からの事を思い浮かべた。
 今回は少しのんびりと休むことが出来たが、まだまだ戦いは終わっていない。

 明日からまた、頑張ろう。
大成功 🔵🔵🔵

最終結果:成功

完成日2021年08月02日
👑11 🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵