夜空に咲く満開の花(作者 天木一
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#カクリヨファンタズム  #お祭り2021  #夏休み  #妖怪花火 


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#夏休み
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●カクリヨファンタズムのビーチ
「みんな水着コンテストおつかれさまー! とっても楽しかったね!」
 日の暮れたビーチでラフィロワ・ベルシルト(幸せ運ぶ星のうた・f04751)が手を振り、コンテストが終わっても祭りの熱が冷めやらず残っている猟兵達に駆け寄った。
「はしゃぎ過ぎてお腹が空いたから、みんなで食事にしようと思って妖怪さんといっしょにバーベキューの用意をしたよ!」
 ソースや醤油の焼ける香ばしい匂いのする方を見れば、浜辺に炭火の大きなバーベキューグリルが用意され、串に刺した肉や野菜に魚介類。鉄板もあって何でも焼くことができるようになっていた。それにデザートにはかき氷まで作れるよう大きな氷まで用意されている。準備を手伝ってくれた妖怪たちにラフィロワは手をぶんぶんと振った。
「それに食べるだけじゃなくって、ほら!」
 ラフィロワが夜空を指さすと、海の方でヒューーッと音が昇って、ドーンと腹に響くような音と共に眩い光の大輪が咲いた。そこには妖怪達も一緒に打ち上げられ、ふわふわと浮かびながら猟兵に向かって大きく両手を振っていた。
「妖怪親分さんたちが妖怪花火を用意してくれたんだ! なんとあの花火は見るだけじゃなくって、花火玉に乗っていっしょに打ち上げてもらうこともできるんだよ!」
 妖怪花火というだけあって打ち上げられると不思議な力でふわふわと落下し、アトラクションのように怪我一つしないのだという。
「バーベキューを食べて花火を見物してもいいし、自分が打ち上げられてみるのも楽しそうだね!」
 ドーンとまた夏空を彩る花が咲き、それを見上げた猟兵はまだ遊べるのだと笑顔になる。
「まだまだ遊び足りないから、みんなでもっともっと夏の海を楽しもー!」
 夏の夜はまだまだこれからだというように、盛大に花火が上がって太陽のように明るくビーチを照らした。


天木一
 こんにちは天木一です。
 水着コンテストお疲れ様でした!
 せっかくビーチに来たのですから、カクリヨファンタズムの妖怪花火とバーベキューを楽しみましょう!

 バーベキューの用意がされています。自分達で好きに焼いて食べれます。デザートはかき氷です。好きな具材などはご自由にお持ち込みください。
 花火は海上打ち上げですので、自由落下したら海にダイブできます。
 お誘いがあればラフィロワが参加します。

 複数人で参加する方は最初にグループ名などをご記入ください。
 プレイングの締め切り日などは決まり次第マスターページかタグにて。
 では夜のビーチでたくさん美味しいものを食べ、綺麗な花火を楽しみ、夏の海を満喫してください!
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第1章 日常 『猟兵達の夏休み2021』

POW妖怪花火で空へGO!
SPD妖怪花火の上で空中散歩
WIZ静かに花火を楽しもう
👑11 🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵

種別『日常』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


ジノーヴィー・マルス
アイシャ(f19187)と

服装→2020年の水着全身絵


おー、今年もまたアイシャと海に行けて嬉しいね。
写真、大事にしてくれてるのか。ありがとな。

泳ぎの練習?良いぞ。しようか。
最初は手ぇ繋いで、上手くできる様になったら離して泳いでみよう。何、いきなり手ぇ離したりしねえよ。

すげーよな、打ち上げ花火に乗る…っつーことだろ?どういう理屈でそんな事出来んのかね。
作り方分かったらぜひ作ってみてぇもんだ。
高い所は平気だけどよ。空を飛べるアイシャ先生には及ばねえやな。いざって時は頼りにしてる。

しがみつくアイシャを抱き寄せて。
大丈夫大丈夫、あれだけ練習したんだから。
こっからは俺が守る番…ってな。


アイシャ・ラブラドライト
f17484ジノと
口調→華やぐ風
ジノ以外には通常口調

UCで6倍の姿に
服装は2020年の水着JC参照

今年もジノと海に来れて嬉しい
去年は一緒に釣りしたよね
あの時の写真、お部屋に飾ってるよ
なんだか初々しくて見る度に照れてしまうけど
私の宝物だよ

打ち上がる前に、ちょっと浅瀬で泳ぐ練習したいな…
海に入ったことがないから、落ちてきたときパニックになっちゃいそう

打ち上げ花火で打ち上がる日がくるなんて思わなかったな
ジノは高いところは平気かな?
海は慣れてないけど、空なら任せてね
何かあっても私が守るよ
手をぎゅっと握って離さない

ふわふわ落下して
海が近くなったら翅を仕舞ってぎゅっとしがみつく
練習したから大丈夫だよね…?


●新しい宝物
 日が落ちてくると焼けるような暑さが和らぎ、海から涼し気な風が吹く。
 空に昇る音と共に花火が舞うと地上を明るく照らす。そんな砂浜には真新しい二人分の足跡が続いていた。
「今年もジノと海に来れて嬉しい」
 ユーベルコード『abbandone』によって6倍のサイズに大きくなったフェアリーのアイシャ・ラブラドライト(煌めく風・f19187)が、それでもまだ自分よりずっと背の高い青いシャツを羽織り黒いサーフパンツを穿いてサングラスをかけたジノーヴィー・マルス(ポケットの中は空虚と紙切れ・f17484)を見上げた。
「おー、今年もまたアイシャと海に行けて嬉しいね」
 普段は気怠げでやる気の無い雰囲気を纏っているジノーヴィーも、アイシャの白いフレアビキニにパレオを巻いた可愛らしい姿を目にして鼓動を早くし、サングラスを上げて微笑んだ。

「去年は一緒に釣りしたよね。あの時の写真、お部屋に飾ってるよ」
「写真、大事にしてくれてるのか。ありがとな」
 二人で共に過ごした楽しかった時間を思い出す。それは胸を温かくするような大切な記憶だった。
「なんだか初々しくて見る度に照れてしまうけど、私の宝物だよ」
 ジノーヴィーは玩具の宝物を大切に仕舞い込む無邪気な子供のように笑い、それと同時に花火が上がって美しい彩で顔を染めた。
「あれに乗るんだね……」
「そうらしいな……ほら、あそこだ」
 夜空に花咲く光をアイシャが見上げ、その隣で同じように視線を上げたジノーヴィーが空を指さす。そこには楽しそうにふわふわ浮いている犬のような妖怪がいて、それが楽しそうにぽちゃんと海にダイブして犬かきで泳いでいた。

「打ち上がる前に、ちょっと浅瀬で泳ぐ練習したいな……海に入ったことがないから、落ちてきたときパニックになっちゃいそう」
 アイシャは振り返り、不安そうな眼でジノーヴィーを見上げた。
「泳ぎの練習? 良いぞ。しようか」
 そんなアイシャを安心させるようにジノーヴィーは優しく笑った。
「最初は手ぇ繋いで、上手くできる様になったら離して泳いでみよう」
 そっとアイシャの手を取り、緊張で強く握っていた手を解きほぐす。
「何、いきなり手ぇ離したりしねえよ」
「うん、よろしくね」
 アイシャは少し緊張が解けた顔で微笑み、優しく握り返した。そしてゆっくりジノーヴィーがリードしてアイシャの泳ぎの練習を始めた――。

「打ち上げ花火で打ち上がる日がくるなんて思わなかったな」
「すげーよな、打ち上げ花火に乗る……っつーことだろ? どういう理屈でそんな事出来んのかね」
 少しずつ水に慣れたアイシャは普通に話ができるくらいには余裕ができ、ジノーヴィーと共に打ち上げられる妖怪花火を見上げた。
「作り方分かったらぜひ作ってみてぇもんだ」
 そう語るジノーヴィーの横顔が花火の色に照らされ、不意にドキンとアイシャの胸が高鳴った。
「そ、そろそろ慣れてきたかも」
「そうか? じゃあ花火に乗ってみるとしようか」
 赤くなった顔を隠すようにアイシャが花火を打ち上げている岸辺に視線を向けると、ジノーヴィーは手を引いてそちらに向かった。

「お! お客さんだね! さあさあ、この大砲に入ってくんな!」
「2名様だね! もう打ち上げの準備は出来てるよ!」
 花火職人らしい、天狗や河童の妖怪が二人を歓迎してくれる。
「ジノは高いところは平気かな? 海は慣れてないけど、空なら任せてね。何かあっても私が守るよ」
「高い所は平気だけどよ。空を飛べるアイシャ先生には及ばねえやな。いざって時は頼りにしてる」
 大きな大砲に二人が乗り込み、空なら任せてと言うアイシャにジノーヴィーはお道化た調子でお願いした。
「準備はいいね。それじゃあよい夜空の旅を!」
「たーまやー!」
 大砲の導火線に火が点き、ジジジと火種が大砲に届く。するとポンッと音が鳴り響き、手を繋いだ二人は夜空に打ち上げられ満開の花が咲いた。
「わっ」
 足元からドーンッという音と共に無数の光が放射状に拡がり、幻想的な光景に思わずアイシャが声を漏らす。そして翅を広げてふわふわと空を遊泳し、花火の輝きとそれに照らされる海の景色を声を出すのも忘れて見入っていた。
「なかなか壮観だな」
 そんな景色にジノーヴィーも見惚れ、ゆっくりと落下しながら間近に見る花火の美しさを共に楽しんだ。

「練習したから大丈夫だよね……?」
「大丈夫大丈夫、あれだけ練習したんだから。こっからは俺が守る番……ってな」
 高度が低くなると不安そうにアイシャが翅を仕舞ってぎゅっとしがみつく。ジノーヴィーは宝物を扱うように優しく抱き寄せ、花火の色を纏う海面へと飛び込んだ――。
「ほら、大丈夫だったろ?」
「ジノが一緒だったからだよ……」
 二人は海面から顔を出し、抱きしめ合ったまま夜空に咲く宝石のように煌びやかな花を背景に見つめ合った……。
大成功 🔵🔵🔵🔵🔵🔵

スピネル・クローバルド
POW判定の行動
アドリブや他猟兵との絡み歓迎

■心情
妖怪花火ですか、自分が花火となって空を舞えるのは面白そうですね。
是非とも空中からの景色を堪能してみたいです。

■行動
薄緑色を基調としたビキニ姿で参加。
花火の前は、バーベキューで腹ごしらえしましょう。
「美味しそうな食材が沢山あって、どれを食べるか迷いますね」
「魚介類とか、とても美味しそうです」

花火が始まったら、私も打ち上げて貰いましょうか。
「わぁ、空高くまで昇りますね、どこまで昇るのでしょうか?」
花火が咲いたら、私も【空中浮遊】でゆっくりと降りて行きましょう。
「とっても良い眺めでしたよ」


霧島・絶奈
◆心情
平和だからこそ、心から楽しめる光景…
それはきっと、とても尊いものでしょうから

◆行動
ラフィロワ・ベルシルトさんをお誘いしたいと思います

お久し振りです、ベルシルトさん
可愛らしくてベルシルトさんの雰囲気に合った素敵な水着ですね
花の髪飾りもとても似合っていますよ

さて…
バーベキューも素敵ですけれど…
折角ですし、カクリヨファンタズムならではの催しも楽しんでみませんか?
自分が打ち上げられる花火なんてこの世界ならではでしょうし、宜しければご一緒して頂けたらと思います

「打ち上げられる」というのは不思議な感覚なのでしょうね
私は好奇心の方が強いのですが、ベルシルトさんはどうでしょうか?
感想を聞くのも楽しみです


●空からの花火
 ドーンッと空に音が響き、夜空に光の花が咲く。
「妖怪花火の打ち上げた!」
「オレたちも行こうぜ!」
 タヌキやキツネの子供の妖怪達が花火と一緒に打ち上げてもらおうと海岸を元気に駆け出す。
「妖怪花火ですか、自分が花火となって空を舞えるのは面白そうですね」
 薄緑色を基調とした可愛らしいビキニ姿のスピネル・クローバルド(家族想いな女の子・f07667)が綺麗な花火を見上げた。
「是非とも空中からの景色を堪能してみたいです」
 妖怪の子供達が楽しそうにしているのを見て、自分もあの空からの景色を眺めてみたいと興味津々で参加を決める。
「でもその前にバーベキューで腹ごしらえしましょう」
 パチパチと炭が燃えるコンロから、焼けた魚介と醤油のいい香りが漂ってくるのに惹かれ、花火は逃げないからまずはお腹を満たそうとそちらに足を向けた。

「美味しそうな食材が沢山あって、どれを食べるか迷いますね」
 海が目の前だけあって、海の幸が豊富に用意されている。食べやすく切った魚介が串に刺されて焼かれたり、サザエやウニが網焼きにされたりして辺りが美味しそうな匂いに包まれていた。
「魚介類とか、とても美味しそうです」
「どれも釣りたての自慢の品だよ! いっぱい食べてってくんな!」
「串に刺すのはボクも手伝ったんだ! 串焼きがおすすめだよ!」
 スピネルが目移りしていると、バーベキューを用意してくれた妖怪の海坊主が大きな手で器用に調理をして、それを水着姿のラフィロワがちょこちょこ動き回って給仕をし、手伝ってくれた妖怪達に串焼きを渡していた。妖怪達は美味しそうに魚介の串焼きを口にする。
「それじゃあいただきます」
 焼けたばかりのホタテやタコの身が刺さった串を手に取り、はふはふと熱々の魚介を頬張る。すると凝縮された旨みが口に一杯に広がり、その美味に思わず笑顔がこぼれた。
「美味しいです」
「そうだろうそうだろう!」
 嬉しそうに海坊主が笑みを浮かべると、あれもこれもと魚介を用意してくれた。そのお腹の減る匂いに釣られ、子供の妖怪達も集まって来る。


「平和だからこそ、心から楽しめる光景……それはきっと、とても尊いものでしょうから」
 みんながバーベキューを美味しそうに食べる。そんな穏やかな光景を眺め、水着で日傘を差した霧島・絶奈(暗き獣・f20096)は口元を緩めた。
「こっちのも焼けたよー!」
 その視界にバーベキューを手伝うラフィロワの姿が入った。
「お久し振りです、ベルシルトさん」
「あ! 絶奈さん!」
 絶奈が挨拶すると、気付いたラフィロワが振り向いて笑顔を返す。その様子に絶奈も微笑みを浮かべた。
「可愛らしくてベルシルトさんの雰囲気に合った素敵な水着ですね。花の髪飾りもとても似合っていますよ」
「ありがとー! 絶奈さんも大人っぽくてとってもキレイ!」
 水着姿を褒めて貰えてラフィロワは喜び、絶奈の大人っぽい水着姿を見て目を輝かせた。
「さて……バーベキューも素敵ですけれど……折角ですし、カクリヨファンタズムならではの催しも楽しんでみませんか?」
「花火だね! ボクも一緒に行ってもいいの?」
「もちろんです。共に夜空の遊泳を愉しみましょう」
 絶奈のお誘いにラフィロワはぴょんと跳ねて喜びを露わにした。
「自分が打ち上げられる花火なんてこの世界ならではでしょう。体験していかなくては勿体ないです」
「そうだね! カクリヨファンタズムの花火をたっぷり遊ぼー!」
 嬉しそうにスキップして向かうラフィロワの後を絶奈はゆるりと歩き出した。


「はーお腹一杯だ!」
「じゃあ次は打ち上げ花火で遊ぼう!」
 腹が膨れた妖怪達が花火へと向かっていく。
「お腹も膨れましたし、私も打ち上げて貰いましょう」
 花火に向かい出す人々を見て、スピネルもそろそろ参加しようと打ち上げ場へと向かう。そこには幾つも大砲があり、花火と共に乗る妖怪を打ち上げていた。
「スゴイね! 花火に乗ってるよ!」
「ええ、早速打ち上げてもらいましょう」
 ラフィロワと絶奈が共に大砲の中に入り、導線に火がつけられる。
「たーまやー!」
 シュポンッと花火玉が打ち上げられ、それに乗った二人も夜空へと駆け昇る。
「かーぎやー!」
 続けてスピネルも花火と共に高々と天に浮かぶ星に近付いた。
「わぁ、空高くまで昇りますね、どこまで昇るのでしょうか?」
 スピネルは驚いて口を開け、どんどんと遠くなっていく地上を見下ろす。
「スゴイスゴイ! こんな高くまで飛んじゃった!」
「花火の視点から見る光景は初めてです。新鮮ですね」
 興奮するラフィロワと、落ち着いた口調ながらも物珍しそうに周囲を見る絶奈も空からの風景を見渡す。
 上昇が止まるとドーンッと足元の花火玉が爆発した。スピネル、ラフィロワ、絶奈が一斉にカラフルな光に包まれる。そして光は離れていくように放射状に広がり、空に満開の花を咲かせた。
「わぁっ、綺麗です……」
 スピネルが間近で見る花火の迫力と美しさに感嘆の声を漏らす。
「ほんとにキレイだねー!」
「光の洪水に呑み込まれた気分になりますね」
 ラフィロワと絶奈も一瞬も見逃せぬ変化する光景に見惚れ、色とりどりの輝きが星のように散りばめられ、光の世界に迷い込んだような光景が広がる。
 その後も花火は打ち上げられ、ふわふわとゆっくり降りながら3人は上から横から下からと満開の花々を楽しむ。そして名残惜しく思いながらもざぼんと海に飛び込んだ――。

「ぷはー! 楽しかったー! 花火ってキラキラした星が生まれるみたいだね! みんなも楽しめたかな?」
「ええ、刹那の輝きを此の目に焼き付けることができました」
「とっても良い眺めでしたよ」
 水面から顔を出したラフィロワが尋ねると、絶奈もスピネルも満面の笑みを返す。花火にも負けぬ笑顔を咲かせ、楽しそうな笑い声が花火の音と共に響いた。
大成功 🔵🔵🔵🔵🔵🔵

数宮・多喜
栗花落クン(f03165)と。
こうして妖怪たちと祭りができるなんてのも、
なんか不思議だけれど感慨深いものがあるねぇ。
バーベキューも良いけれど、
ここは一緒に花火で飛んでみないかい?
こう言うのは度胸一番ってね!

おぉー結構高くまで打ちあがるんだねぇ、って
アタシ生身じゃ飛べねぇじゃねぇかっ!?
滅茶苦茶慌ててる所を栗花落クンの作ったクッションに拾われて
一息付けそうかな……あー、ちょっと寿命縮んだかも。
その後はゆったりとアドバイス通りに足を動かして、
風のクッションを上手く動かしながら花火を眺めるよ。

本当、上から見る花火も乙なもんだねぇ……
とか言ってる間に着水かぁ。
それじゃあ〆のかき氷、食べに行きますか!


栗花落・澪
数宮さん(f03004)と

いいね、飛ぼ飛ぼ!
でも数宮さん大丈夫?

打ち上げてもらったら翼を広げてバランスを取り

すごーい、綺麗な景色
ねっ、数宮さ…って数宮さぁーーん!?

ゆっくりとはいえ自由落下していく数宮さんを
慌てて風魔法で作ったクッションでキャッチ
落ちるにはまだ早いよー
あはは、でも慌ててる数宮さんなんか新鮮だったかも
行きたい方向に足動かせば移動できるよ

自然とゆっくり降りながら花火を足場にぴょんぴょん移動
上から花火を見るって中々無い経験だよね
水面も反射した光がキラキラしてて綺麗だよ
皆も楽しそう

着水したらちょっとだけ名残惜しそうに空を見てから満面笑顔で

かき氷! いいね、食べるー!
珍しい味あるかなー?


●満開の笑顔
「こうして妖怪たちと祭りができるなんてのも、なんか不思議だけれど感慨深いものがあるねぇ」
 大人っぽい水着を着た数宮・多喜(撃走サイキックライダー・f03004)が、夜でも賑やかにバーベキューを食べて騒いでいる妖怪達を眺めた。
「本当だね。みんなでがんばって平和を勝ち取って良かったよ」
 隣に立つドレスのような水着を着た栗花落・澪(泡沫の花・f03165)も、平和な光景に微笑みを浮かべた。
「バーベキューも良いけれど、ここは一緒に花火で飛んでみないかい?」
「いいね、飛ぼ飛ぼ! でも数宮さん大丈夫?」
 多喜の提案に澪が嬉しそうに頷いてぴょんと跳ねる。だけどそこで自分には翼があるから平気だが、多喜は大丈夫なのだろうかと心配そうに尋ねた。
「こう言うのは度胸一番ってね!」
 何を心配してるのか分からないが平気平気とハイテンションで、心配を吹き飛ばすように多喜が胸を叩いた。
「そうなんだ、じゃあ行こう!」
 その言葉を素直に信じて澪は一緒に花火を打ち上げている大砲がある場所へと向かった。

「お、次のお客さんだね! 妖怪花火の打ち上げはすぐにできるよ!」
 2人を見つけた花火を上げる天狗や河童の妖怪の職人がこっちだと手を振ってくれる。
「へぇ、これに乗るんだねぇ」
「楽しみだね!」
 わくわくしながら多喜と澪が大砲の砲身に入った。そして大きな花火玉の上に乗る。
「準備できたな」
「そいじゃあ、たーまやー!」
 導線に点火されて大砲からシュポンッと花火玉が打ち上げられる。それに乗っていた多喜と澪は勢いよく夜空に飛ばされた。

「おぉー結構高くまで打ちあがるんだねぇ、って」
 高く挙がり遠くなった海を見下ろしたところで多喜の笑顔が強張り顔を青くする。
「アタシ生身じゃ飛べねぇじゃねぇかっ!?」
 ここまできてようやくその事実に気付いたところで、足元でドーンと爆発が起きて空の光の大輪が咲いた。
「すごーい、綺麗な景色」
 目の前で光が飛び交い、美しい光の花が咲く様に、翼を広げて空中でバランスを取った澪は目を奪われる。
「ねっ、数宮さ……って数宮さぁーーん!?」
 そして澪はこの感動を共有しようと隣に視線を向けると、あわあわと慌てて落下している多喜の姿が目に入った。
「落ちるにはまだ早いよー」
 それを見た澪も慌てて風魔法を放ち、空気のクッションで多喜の体を素早くキャッチした。
「一息付けそうかな……あー、ちょっと寿命縮んだかも」
 冷や汗を掻いたと、多喜は額の汗を拭いありがとうと澪に向けて手を振った。
「あはは、でも慌ててる数宮さんなんか新鮮だったかも」
 普段見ない多喜の焦った態度を澪は楽しそうに眺めると、忘れてくれとばかりに多喜が顔を背けた。
「せっかく打ち上げ花火に乗ったんだ。花火を見ようじゃないか」
「そうだね、行きたい方向に足動かせば移動できるよ」
 話題を逸らすように多喜が花火に話を戻すと、見本のように澪が足を伸ばしてすいっと移動する。

「こんな感じかねぇ……お、いいね」
 落ち着きを取り戻した多喜が空中を散歩するように、すいっと風に乗って動く。
「上から花火を見るって中々無い経験だよね」
 澪が間近で見る花火の迫力に感動し、ぴょんぴょんと花火を足場にして飛び跳ねる。
「水面も反射した光がキラキラしてて綺麗だよ」
 下を見れば花火の光が水面に反射し、まるで海中で花火が咲いているようにも見える。
「皆も楽しそう」
 同じように楽しそうに飛んでいる妖怪や猟兵を見て、澪は笑顔を咲かせる。
「まるで花火の妖精だねぇ……」
 多喜は花火と戯れているような澪に笑顔を向け、一時も同じ顔を見せない花火の光を追った。

「本当、上から見る花火も乙なもんだねぇ……とか言ってる間に着水かぁ」
 のんびりとしていた空の遊泳も終わり、海面が近づいていた。そこでドーンッと大きな花火が飛び、それが映った花火の海にどぼんと着水した。
「………楽しかったね!」
 海面から顔を出した澪はちょっとだけ名残惜しそうに空を見上げ、楽しい体験だったと満面の笑顔を浮かべた。

「それじゃあ〆のかき氷、食べに行きますか!」
「かき氷! いいね、食べるー! 珍しい味あるかなー?」
 多喜と澪が砂浜に上がると、そこではガリガリと氷が削られ、一足早く打ち上げ花火を楽しんだ者達が赤に緑に青に黄と色とりどりのかき氷を食べて涼んでいた。
 その輪に二人も加わり、どのシロップにしようかと悩み、相手のを一口もらって味見をしたり、賑やかにまた打ち上げられる花火を眺めながらかき氷を頬張る。

 夜空に鮮やかな満開の花が咲く。夏を彩る空の大輪。だが地上でもそれに負けぬほど見事な花――人々の笑顔が咲き誇っていた……。
大成功 🔵🔵🔵🔵🔵🔵

最終結果:成功

完成日2021年08月02日
👑11 🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵