ペンギン皇帝と氷像バトルを(作者 七尾マサムネ
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#スペースシップワールド  #猟書家  #猟書家の侵攻  #ペンギアット・ペンギゲイザー  #リゾートシップ  #ブラックタール 


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●宇宙の船は、我の船
 星の海を、リゾートが行く。
 リゾートシップ『エンター・プレシャス』号。
 全長十数キロにも及ぶウォータースライダーや、どこまでも流れるプール、果ては滝行まで可能とする、一大ウォーターアミューズメント・シップである。
 昨今のワープドライブの普及により、遠く離れた星の彼方からも客が訪れ、大盛況。
 そして今この船で、大いなる戦いの幕が上がろうとしていた。

「これよりッ! アイスアートコンテストを開催いたしますッ!」
 司会役のウォーマシンが、宣言する。
 巨大カキ氷器型・滑り台が設けられた広場には、既にコンテスト参加者、そして観客が詰めかけている。
 アイスアートコンテスト。それは、自作の氷像の美しさ、エレガントさを競うコンテストである。
「用意されたのは大きな氷の塊のみッ! あとは皆様のアート魂次第ッ! レーザーで焼こうがブレードで切断しようが構いませんッ! ただただ魂を……こめろッ!」
 さあ、いよいよ氷を用いた熱き戦いが……。

「待て」

 会場中の視線をかっさらっていったのは……ペンギンであった。
 てこてこ。
 ペンギンは司会を押しのけ、しゅたっ、と手を掲げる。
「我は、ペンギアット・ペンギゲイザー。銀河皇帝……」
「ぎぎぎ、銀河皇帝ですとッ!?」
「銀河皇帝ペンギンである」
 司会者が胸を撫で下ろした。いや、撫で下ろしてる場合じゃない。
「この船はなんと『帝国継承軍』のものとなった。人、物、全ては我々の所有物となる」
「ペペーン!」
 どこからともなく乗り込んできた黒スーツのペンギン兵達が、客やスタッフを拘束していく。
 今まさに、人々のアミューズメントは奪われようとしていた……!

●宇宙の海は、我が故郷
 ヴェルタール・バトラー(ウォーマシンの鎧装騎兵・f05099)は、スペースシップワールドでの新たな事件をお伝えした。
「リゾートシップの一隻、『エンター・プレシャス』号が、帝国軍残党……『帝国継承軍』を名乗るオブリビオンによって襲撃される事実を予知いたしました」
 ワープドライブの普及により、一大ウォーターリゾートであるエンター・プレシャスにも、宇宙各地から観光客が集っている。
「敵は『ペンギアット・ペンギゲイザー』 。銀河皇帝ペンギンを名乗る、幹部猟書家です。リゾートシップの収奪を主な趣味……もとい、任務としているようでございますね」
 宇宙船はおろか、中にいる人々や物資ごと奪い取ろうとしている。これは見逃すわけにはいくまい。
「そこで、ペンギゲイザーの討伐をお願いしたいのでございますが……敵兵士によって、お客様や船内スタッフが囚われ、人質状態」
 まずは、人々の安全を確保しなければならない。
「お客様の中には、ブラックタールも混じっております。隠密行動を得意とするこの方々に協力をあおぎ、内部から人質を解放していただこうというと、そう提案いたします」
 だがその間、ペンギゲイザーの注意をそらす必要がある。猟兵の出番というわけだ。
「この銀河皇帝ペンギン、勝負を挑まれると断れぬ性分のようでして。ちょうど、船内では、アイスアートコンテストが開催されるところでして、これを利用させていただきましょう」
 このコンテストは、氷像を作り、その美しさを競うというものだ。
 本来であれば、観客の投票によって勝敗が決まる予定だったらしい。
「ペンギゲイザーを氷像作りに夢中にさせている間に、ブラックタールの皆様に解放を進めていただく。そういう作戦でございます」
 無事、人質が解放されたところで、一気にペンギゲイザーに戦いを挑むことになる。
「この任務は、猟書家討伐である事をお忘れなきよう。ですが今は夏季、そして舞台はリゾートシップ。多少は楽しむ余裕も、必要でございましょう」
 ヴェルタールの頭部には、なぜか麦わら帽子が乗っていた。


七尾マサムネ
 こちらは対猟書家シナリオです。
 2章仕立てとなっております。

●1章
 『ペンギアット・ペンギゲイザー』 にアイスアート対決を挑みます。
 協力者であるブラックタールさん達による人質解放の時間を稼ぐため、ペンギゲイザーを褒めて氷像完成を遅らせたり、勝負が長引くような作戦があったりするとよいでしょう。
 なお、断章の追加は特にありません。いきなり氷像勝負を挑んで大丈夫です。

●2章
 人質が無事ブラックタールさん達によって解放されたら、『ペンギアット・ペンギゲイザー』 を倒しにかかります。
 おそらく、ウォータースライダーやプールも戦場になるでしょう。

 それでは、皆様のアート魂、炸裂させてくださいませ!
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第1章 冒険 『猟書家とコンテスト!?』

POW肉体的な魅力でコンテスト勝負!
SPDテクニックでコンテスト勝負!
WIZ知恵を活かしてコンテスト勝負!
👑7 🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴

種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


ティファーナ・テイル
「だったら、勝負だ!」
と言って『ゴッド・クリエイション』で氷像芸術の神様を創造して『エデンズ・アップル』で神様の世界の林檎を創造して英気を養うのに与えて、『ガディスプリンセス・レディース』で従属神群を召喚して(注意を逸して)別の『ゴッド・クリエイション』で執事兼誘導係にブラックタールさんたちと協力して人質を解放します☆

ペンギゲイザーと戦闘員ペンギンたちに「キミたちには、この甘い氷菓子とかは“どうしても”って言うなら上げても良いかな?」と言いつつチラチラと避難状況を確認してペンギゲイザーたちにも手の届く範囲に“氷菓子”をワザと置きます♪

テイルと従属神群で氷像芸術神を目一杯に応援します!


「乗客は、ほぼほぼ捕らえたのであるな。それでは……」
 コンテスト会場へと、拘束した人々を集めたペンギゲイザーが、満足げにうなずいた時だった。

「ちょっと待った! そこの悪者ペンギン!」

 カキ氷器型滑り台の上に、人影あり。
 大きな声を投げかけ、ペンギゲイザーの前に降り立ったのは、ティファーナ・テイル(ケトゥアルコワトゥル神のスカイダンサー・f24123)だった。
「だったら、勝負だ!」
 びしっ、と、氷塊を指し示すティファーナ。コンテストで使われる予定だったそれを。
「皇帝のプライドが、挑まれた勝負は受けよとささやく。よかろう」
「そうでなくっちゃ!」
 ぱああっ。
 ティファーナが神なる不思議パワーで作り出したのは、神。それも、氷像芸術の神様だ。
「何と! ルール違反ではないか?」
「安心して、氷像を作るのはこの神様だから」
 ティファーナに託され、芸術神は、氷像作りに取り掛かった。
 溢れる知性が芸術的に爆発し、氷塊に命を吹き込んでいく。
「頑張れ神様! キミならできるよ!」
「ふぁいとー!!」
 ティファーナと、ティファーナが従えた応援隊に目いっぱい応援されて、氷像芸術神が氷像を仕上げていく。
 翼持つ、氷の女神像……その美しき出来栄えに、捕らわれの観客達からも、感嘆の溜め息。
「ぬぬ、これは我も負けてはいられぬ」
 コンテスト用ノミとドリルを駆使していたペンギゲイザーが、作業速度を上げる。派手に飛び散る氷の破片。
 が、その視線は、ちらりちらりとティファーナの方に向けられている。
 正確には、ぎりぎり、手を伸ばせば届きそうな場所に置かれた、氷菓子に。
「あれ、この甘い氷菓子が気になるのかな?」
「わ、我が、庶民の食べ物に興味など……!」
 絶対ある。
 そう確信したティファーナは、思わせぶりな視線を送りながら、
「キミたちには、この甘い氷菓子とかは“どうしても”って言うなら上げても良いかな?」
「こ、皇帝に頭を下げろというのであるか……だが欲しい……!」
「いただきますペーン!」
 プライドもなく、ティファーナの氷菓子に殺到するペンギン兵とは裏腹に、葛藤するペンギゲイザー。
 その間にも。
 小さな氷の塊からティファーナが作り出した執事兼誘導係に、アシストされて。
 ブラックタール達による人質解放が進行しているのを、ティファーナは視界のすみっこで確認していた。
成功 🔵🔵🔴

サンディ・ノックス
相手の反応を見ながら言葉を選び勝負に乗るよう言いくるめるよ
勝負に素直に乗ってくるなら簡単だし、乗らないならおだてる方針
折角ここ全てが所有物になったんだから、コンテストで君の魅力と実力を見せつけたらいいんじゃない?

愛用の玉桂の小刀を使ってペンギン(ペンギゲイザーのこと)の氷像を作る
この艦の支配者の像ってぴったりだと思ったんだ、君の素晴らしさを表現してみたけどどうかな?
像を作る実力は並だけどモデルがいいよねとか言ってひたすら褒める
倒すべき相手を作り褒め称える行動はUC弱者の仮面の発動に丁度いいや
それで腕をあげ氷像をペンギンの求める形に近付ける作業をして奴を夢中にさせたり、対抗意識燃やさせたりしよう


「さあ、捕虜をしかるべき場所に連行するのである」
「イエス、マイロード!」
 ペンギゲイザーの命を受け、びしっ、と敬礼するペンギン兵達。
 だが、その遂行を阻んだのは、サンディ・ノックス(調和する白と黒・f03274)だ。
「まあ待ってよ。折角ここ全てが所有物になったんだから、コンテストで君の魅力と実力を見せつけたらいいんじゃない?」
 ああでも、とサンディは、ペンキゲイザーの反応をうかがいながら、
「別に、無理に勝負を受けてくれなくてもいいよ。ただ、こっちの不戦勝って事になるけど」
「!! そのような不名誉は許されぬ。皇帝の名において、その勝負受けるのである!」
 ちょろくてかわいいなあ。
 サンディは、心の内でほくそ笑んだ。

 ペンギン兵や、捕虜となった観客が見守る中。
 サンディとペンギゲイザーは、作品を彫り進めていく。
「我は巨大な王冠を作るのである。お前の方は……なんと!?」
 サンディの作業を確認したペンギゲイザーは、思わず二度見した。
「それはまさか……我!?」
 サンディが、愛用の玉桂の小刀を使って作っていたのは、ペンギン……それもペンギゲイザーその人(その鳥?)の氷像だった。
「この艦の支配者の像ってぴったりだと思ったんだ。君の素晴らしさを表現してみたけどどうかな?」
「なんと素晴らしい……!」
 サンディの説明、そして、氷像の出来栄え。ペンギゲイザーは、感動に打ち震えていた。
「正直、俺の造形力は並みだと思うけど、やっぱりモデルがいいよね」
 サンディの称賛に、ペンギゲイザーはふんぞり返った。
「よいぞよいぞ。その氷像が完成した暁には、この艦の一番よい所に飾ってしんぜよう」
 とにかくよいしょされたペンギゲイザーは、大変ご機嫌。
 一方のサンディも、ご機嫌であった。
 倒すべき相手を作り、褒め称える。自分にとって不利な行動は、ユーベルコードの起動キーの役割を果たし、サンディの身体能力を高める。
 氷を削る速度、精度を上げたサンディは、その全てをペンギゲイザー氷像のクオリティアップに注いだ。
「このフォルム、どうかな?」
「うむ! ずっと見ていられるのである……おっと、我も負けてはいられぬ」
 満足心と対抗心を、交互に燃やすペンギゲイザー。
 ふと、サンディが元からあるオブジェに視線をやれば。
 その陰から、任務を遂行するブラックタールが、こっそりサンディに親指を立てていた。
 どうやら、サンディの作戦は功を奏したようだ。十分に。
成功 🔵🔵🔴

ポーラリア・ベル
【氷像組】※絡み・アドリブ可
氷像コンテスト、聞いたよー!ポーラも参加したいー!

【コールドクリエイト】を使うの!
氷像を冷気で創り出して、細かい所はノミとかハンマーとかの氷の器具を作って、削って形を整えるの!

テーマは兎さん!
氷山に頑張って登る沢山の兎さんとか、氷人参食べてる兎さんとか、色々!
そっちはペンギンの氷像作って!どっちが可愛いか勝負だよ!

張り合う様に沢山作ってたら、いつの間にかてふてふ(テフラ)をユーベルコードに巻き込んじゃった!
…そうだ、皇帝に対抗する女帝の兎氷像!
ちょっと我慢しててね♪
(氷にして、削って形を整えて、男の娘だけど可愛い兎の女帝氷像として兎達の中心に展示)


テフラ・カルデラ
【氷像組】
※絡み・アドリブ可

アイスアート対決ですか…こういう時になるとわたしって大体は自ら氷像にされるのがパターンですが…
…っと、ポーラさん(ポーラリア)がたくさん雪兎の氷像を作っているようですね?
ならば!わたしもお手伝いに…って足が凍ってる…どころか氷そのものに変化されてます!?
このままじゃわたしが氷像に変わり果ててしまいます!?ポーラさん!!止め…
あぁっ…もう…頭…ま…で…凍…
(完全に氷像と化したテフラはポーラリアに意識があるまま身体中に氷を継ぎ足され、ドレスのように加工される
まるで氷のお姫様のような姿となり飾られてしまう…)


「氷像コンテスト、聞いたよー! ポーラも参加したいー!」
 びゅうん、と。
 喜び勇んでリゾートシップに乗り込んできたポーラリア・ベル(冬告精・f06947)!
 だが、銀河皇帝ペンギンことペンギゲイザーは、点のような目で、
「いや、コンテストではなく侵略なのである」
「え? だってそれ氷像でしょ? ね、てふてふ?」
「ええ、確かに」
 テフラ・カルデラ(特殊系ドMウサギキマイラ・f03212)と一緒にポーラリアが指差したのは、ペンギゲイザーが既に作った氷像だった。
 立派な魚である。かじられた跡までリアル。
「ぬぬ。お前が勝負を挑むというのなら受けてたつのである。皇帝のプライドにかけて!」
「そうこなくっちゃなの!」
「頑張りましょう、ポーラさん」
 ポーラリアと共に気合を入れつつ、自らも氷像作りに取り掛かるテフラ。
 ちらっ。
 テフラが背後に目をやれば、人質達の数がいつの間にか減っている。
(「ブラックタールさん達のご活躍ですね」)
 ならば、ここは、ペンギゲイザーをより一層氷像作りに釘付けにしておかねば。
「それにしても、アイスアート対決ですか……こういう時になるとわたしって大体は自ら氷像にされるのがパターンですが……」
 ほんのりと、待ち受ける運命を予見しながら。
 素材とすべきよき氷塊を選び、ノミを手に取るテフラ。

 ぶわっ。
「むむっ」
 作業中のペンギゲイザーに、冷たい風が吹き付ける。
 風の源、ポーラリアは、冷気を操って氷像を創り出したのである。
「ほう、なかなかの力だ。だが、それには美しさが足りぬ」
 ハンマーで新作に取り掛かるペンギゲイザーが、ポーラリアの氷像を嘲笑う。
 だがこれは、いわば素体。ポーラリアはノミやハンマーを駆使して、氷像の本格的な成形に取り掛かった。
 テーマは兎。氷山に頑張って登る兎。それも、沢山。
「なんという大作! 負けられぬな!」
「でしょ! じゃあそっちはペンギンの氷像作って! どっちが可愛いか勝負だよ!」
「よかろう」
 とんてんかん。ぎゅいんぎゅいん。これはドリルの音。
 ポーラリアの巨大ジオラマの如き氷像群に触発されて、ペンギゲイザーも次々と氷像を仕上げていく。
 ポーラリアが氷人参食べてる兎さんを作れば、ペンギゲイザーは集団で列をなすペンギン達を作る。
 どんどんステージが賑やかになっていく。
「やるね、ペンギンさん!」
「お前もな!」
 ばちばち。2人の間に散る火花。これぞ切磋琢磨……!
 一方テフラは、イメージ中。
「わたしは何をテーマにしましょうか……っと、ポーラさん、たくさん雪兎の氷像を作っているようですね? ならば! わたしもお手伝いに……」
 だっ。
 テフラが、加勢に向かおうとした時だった。
 ぶわわっ。
 出会いがしらに冷気を浴びる。そよそよ、どころではない。ぷち寒波。
「足が凍ってる……どころか氷そのものに変化されてます!?」
 ポーラリアの手伝いに向かう=ポーラリアのユーベルコードの効果範囲内に突入。
 という訳で、既にテフラは、凍り始めていた。
「こ、このままじゃわたしが氷像に変わり果ててしまいます!? ポーラさん!!止め……」
「まだまだ作るよー! ……って、てふてふー!?」
 一心不乱に作業に打ちこんでいたためだろう。
 ポーラリアが、自分のユーベルコードにテフラが巻き込まれていたのに気付いた時には、だいぶいい感じに凍結が進行していた。
 これはピンチ! だが、ポーラリアはくじけない!
「……そうだ、皇帝に対抗する女帝の兎氷像! ちょっと我慢しててね♪」
 インスピレーションを得たポーラリアは、むしろ積極的にテフラを凍り付かせていく。
「!? なんだかノリノリでは……あぁっ……もう……頭……ま……で……凍……」
 かちん。こちん。
 ほどなく完全に氷像と化したテフラは、意識を保ったまま身体中に氷を継ぎ足され、ドレスのように加工されていく。
 そうして削って形を整えれば、『男の娘だけど可愛い兎の女帝氷像』の完成!
「よいしょっ、と」
 ポーラリアの怪力で、兎達の中心に展示されたテフラ像は、心なしか切なげな表情をしていた。
(「ああ、やはりわたしはこうなる運命なのですね……」)
 氷像と化したテフラは、ほんのり涙をこぼした。
 しかし、悲しみの奥にひそむ喜悦。抑えきれぬ喜びに打ち震えるテフラ像は、何ともはかなげで美しく。
 ペンギン兵だけでなく、囚われの観客さん達も、『10点満点』の札を上げたという。
「自身を作品の一部に捧げるとは、なんという情熱……!」
 がくーっ、と膝を屈するペンギゲイザーを、台座の上から見おろしながら、テフラは複雑な感情を渦巻かせていた。
(「大変なような嬉しいような、早く温まりたいような……」)

 ……あ、ブラックタール達は、2人のお陰で、たっぷり人質解放できました。
大成功 🔵🔵🔵🔵🔵🔵

ジークムント・ホーンテッド
SPD

彫刻とか立体物の製作はジークの十八番っす!
現役の造形師として
悪いペンギン達には負けられないっすよ!と宣戦布告

この間ダンテ兄さんと観に行った水族館の鯱のショー凄かったなぁと思い出して
ノミ等の愛用の彫刻道具を使い
迫力ある波乗り鯱の氷像を
車椅子のハンデをものともせず精霊達と共に製作!

しかしペンギゲイザー達はジークムントが製作してるのが鯱の氷像だと知ると
ペンギンの潜在的な鯱への恐怖を掻き立てられ心乱されて製作の手がかなり遅くなり凡ミスも増える

あるペンギンが勇気を出し妨害をしにいくが
させねぇよ!と風の精霊チョコミントに防がれる

しかし当のジークムントは鯱カッコいいのにと思いながら氷像を完成させる


 ブラックタールの人質解放作戦が進む中。
 ジークムント・ホーンテッド(車椅子の女無天色疾風は吹きすさび・f34164)とペンギゲイザーの戦いの火ぶたは、既に切られていた。
「彫刻とか立体物の製作はジークの十八番っす! 現役の造形師として、悪いペンギン達には負けられないっすよ!」
 味もそっけもなかった氷塊が、ジークムントの手を介する事によって、1つの形を成していく。
「そういえば、この間ダンテ兄さんと観に行った水族館の鯱のショー凄かったなぁ」
 躍動感ある雄姿を思い描きながら、ノミを振るうジークムント。
 愛用品ゆえに、ジークムントの意思をよく汲んでくれる。
 そして、車椅子のジークムントをアシストしてくれるのは、風の精霊達。
 そんなジークムントの技量を目の当たりにして、さしものペンギゲイザーもひるんでいる。
「たとえ本職が相手であろうと、皇帝は一度受けた勝負を途中で投げ出すことなどないのである!」
 皇帝のプライドにかけて、製作を続行するペンギゲイザー。
 しかし、ジークムントが削りだしているものの正体が明らかになるにつれ、その顔色が変わる。
「ま、まさかお前の作っているものは……!」
「鯱だペン!」
 迫力に満ちた、波乗り鯱。
 ペンギゲイザー、そしてアシスタントのペンギン兵に、戦慄が走る。なぜならば、ペンギンにとって鯱は捕食者。
 ペンギゲイザー達はオブリビオンであり、厳密にはペンギンではない。
 しかし、ペンギンという概念である以上、潜在的な鯱への恐怖を拭い去る事はできなかった……!
「な、なんと恐ろしいものを世に放とうというのか、お前は……! あ」
 ペンキゲイザーの手の震えは、心の乱れ。手元が狂い、氷像の大事なパーツを削り落としてしまう。
「そんなもの破壊してやるペン! 皇帝陛下のためにー!」
 ペンギン兵の一羽が、鯱像に突撃してきた。勇気と無謀を履き違えているタイプのペンギン!
 だが。
「させねぇよ!」
「ペーン!?」
 風の精霊チョコミントに、あっという間に吹き飛ばされた。
「わ、我が部下が卑怯な真似を働こうとした事は謝罪しよう……」
 言葉を振り絞る、ペンギゲイザー。上手くいっておればよかったのに……というつぶやきは、ジークムントにもしっかり聞こえていたけれど。
「そんなに怖がらなくても、鯱カッコいいのに……」
 そう言ってジークムントの見上げた鯱像は、何とも凛々しく、躍動感に満ち溢れていた。
大成功 🔵🔵🔵


第2章 ボス戦 『ペンギアット・ペンギゲイザー』

POW ●そこのお前、アレを使って我と勝負するのだ
【銀河皇帝ペンギン直々の指名】が命中した対象にルールを宣告し、破ったらダメージを与える。簡単に守れるルールほど威力が高い。
SPD ●この船の施設を制する者は、この戦いを制す者である
戦場の地形や壁、元から置かれた物品や建造物を利用して戦うと、【敵味方問わず技能】の威力と攻撃回数が3倍になる。
WIZ ●我はのちにこの船を統べることになる者ぞ
敵より【遊びに来ていた観客の人気が高い】場合、敵に対する命中率・回避率・ダメージが3倍になる。
👑11 🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は幻武・極です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


「どうだ、我が力作! 見よ民達……ってアレ?」
 渾身の氷像を披露しようと、ペンギゲイザーが振り返ると。
「あ、あれ。捕虜達がどうして解放されてるのである?」
「はいっ、自分達の仕業ですペン。……なんてな」
 敬礼するペンギン兵。
 その体が、ぐにゃり、と変質したかと思うと、全く別の人型になった。ブラックタールだ!
 乗員乗客はすっかり自由を取り戻し、代わりに、ペンギン兵達が拘束されている。
「これもアンタ達のお陰ですぜ、猟兵さん!」
 びしっ、と親指を立てるブラックタール達。
「お・の・れ~!」
 ぶわっ。
 ペンギゲイザーから、金色の覇気が溢れ出た。インペリアルオーラ……高貴なるものにしか発揮できぬ、特別な闘気である。ペンギゲイザーによれば。
 そして、
「さらば!」
 だっ。
 くるりと背を向けると、脱出口目指して逃走を始めたではないか! プライドどこ。
 すいーっとウォータースライダーを滑り、ばしゃばしゃとプールを泳いで。ペンギンパワー全開である。
「部下を置いて自分だけ逃げるとはな!」
「一般人の事は俺達に任せて、猟兵さんはあのペンギンを攻撃してくれ!」
 ブラックタール達のお言葉に甘えて。
 逃走するペンギゲイザーを追撃し、これを討ち取るのだ!
ティファーナ・テイル
SPDで判定
※アドリブ歓迎

「逃がすか!正々堂々勝負しろ!」

『スカイステッパー』で素速く縦横無尽に動き回り先回りして『セクシィアップ・ガディスプリンセス』で♥ビーム攻撃をして敵の攻撃を『神代世界の天空神』で空間飛翔して避けて、敵のUCを『天空神ノ威光・黄昏』で封印/弱体化を仕掛けます!
『ガディスプリンセス・レディース』で従属神群を召喚して『ガディス・ブースト・マキシマム』+『ガディスプリンセス・セイクリッド』で♥ビーム/♥弾で攻撃して『ジェットストリーム・ラヴハート』でSPDを強化して『ガディスプリンセス・グラップルストライカー』+『ガディスプリンセス・アクティブ』で肉弾攻撃を仕掛けます!


 ティファーナ・テイルは、脱兎のごとく逃げ出すペンギゲイザーを、追撃にかかった。
「逃がすか! 正々堂々勝負しろ!」
「我がなぜこのリゾートシップを選んだと思っている? 水は我の味方であるからよ!」
 高らかに笑いながら、ウォータースライダーを滑り行くペンギゲイザー。
 空中に設けられたそれは、きわめて長い。どこまでもいけそう。
「水辺で我に叶うものなどいる……いる!?」
 ペンギゲイザーが、コースの外を二度見した。
 ティファーナが、虚空を蹴って、素早くコースの先に先回りしていたからだ。
「空中にはコースなんてないからね! ぐるんぐるん回って遠回りしてるキミを追い越すなんてわけないのさ!」
 自在に空中を移動し、ペンギゲイザーに肉薄したティファーナが、ハートを召喚する。
 脈動する謎の波動が、滑りくるペンギゲイザーにビームをお見舞いした。
 ティファーナのテンションの高まりに応じたその威力は、銀河だろうが皇帝だろうがおかまいなしだ。
「ぎゃーッ!?」
 真正面からビームを喰らうペンギゲイザー。なぜか高鳴る胸。
「これは……恋? じゃなくて、おのれ! 相応の罰を与えよう!」
 ペンギゲイザーの反撃が、くる。
「ふはは、この場所、施設の全てが、我の為にある! とうっ!」
 スライダーの加速度を利用して、コースから自ら離脱。空中のティファーナに向かって体当たりを繰り出したのだ。その加速力は、白い輪を発生させるほど。だが、
「消えた!?」
 直撃寸前で、ティファーナは離脱。
 落下していくペンギゲイザー、そして周囲に、輝く波動を放つ。
「ごめんね宇宙船のオーナーさん!」
 とりあえず謝ると、ティファーナは、ウォータースライダーやプールを破壊し始めた。
「何という! 我が船を蹂躙するとは!」
「キミの船じゃないし! 後でちゃんと直すし!」
 利用すべき施設がなければ、ペンギゲイザーは十分に実力を発揮できない。ペンギン兵も、自分で見捨てた。
「さあ、キミを護るものはもう何もないよ!」
「な、ならば、このスペースシップの半分をお前にやろう! それでどうだ?」
 リゾートシップが所有できるのはちょっと魅力的。けれど、半分はペンギゲイザーのものだし、大前提として、オブリビオンの提案など信用ゼロ。
「残念だけどお断りだよ!」
 あふれるハート、ほとばしる神様パワーが、プールに波紋を生む。
 ティファーナ、怒涛の全力全開アタックが、ペンギゲイザーを心身ともに打ちのめしたのだった。
成功 🔵🔵🔴

ジークムント・ホーンテッド
あ、悪いペンギンが逃げた!

車椅子だとプールとかに逃げられると直接手を打ちにくいから…
UCを当ててペンギゲイザーに風の精霊の噛みつき跡を付けてっと…
後は追いかけ回すだけでも十分消耗させられるかな


鬼ごっこのようにペンギゲイザーはジークムントから逃げるが
UCの呪いのせいで滑って転んだりぶつけたり変な着地したり
鯱の氷像にビビり頭上に物が落ちまくりと逃げた先で災難にあいまくる


ついにジークムントの膝に不時着するが
ヒョウアザラシぬいぐるみリュックを見て本能的に怖がる

氷像対決時の妨害やボソッと言った事に
ヒョウアザラシぬいぐるみリュックでつんつんしてねちっこく怒り
恐怖と疲労でペンギゲイザーは泡吹いて気絶する


「あ、悪いペンギンが逃げた!」
 すいすいと脱出しようとするペンギゲイザーを、ジークムント・ホーンテッドは追撃中。
 しかし、ジークムントは車椅子。プールなどの水場に逃げられると対処が厄介だ。
「水は我が支配領域! なんびとたりとも我を捕まえることなどできぬ!」
 逃走者らしからぬ不遜さで、ウォータースライダーの突入口にジャンプするペンギゲイザー。
 そのわずかなもたつきを、ジークムントは千載一遇のチャンスととらえた。
 ぶわっ。
 風の精霊が、ペンギゲイザーに激突。
「いたっ!」
 ペンギゲイザー本人からは見えないが、後頭部には、風の精霊の噛みつき跡がしっかりついている。それは、これから始まる不運と不幸をもたらす印。
 そしてジークムントが、少しでも距離を詰めようと、スライダーを滑るペンギゲイザーと並走する。
「今使った手は二度も通じぬ。我の速さは皇帝級ゆえ!」
 高笑いしてスライダーを楽しむペンギゲイザー。しかし、人気というか人望はないので、パワーは据え置きだった。可愛いだけじゃダメだった。
 距離の縮まらぬ鬼ごっこ。それでもジークムントはあきらめない。というか、あきらめる必要などない。
「はっはっはー! この銀河皇帝の……って!?」
 ペンギゲイザーが宙を舞った。『何故か』勢いがつきすぎたため、スライダーのコースから飛び出したのだ。
「ぶべっ」
 顔面から水面に激突するペンギゲイザー。
「こ、こんなはずでは……とうっ」
 水から飛び出したペンギゲイザーは、逃走を再開しようとする。
 だが、その着地予定ポイントには、『どういうわけか』ビーチボールがたくさん転がっていた。
 ぽよーん、と、はじき返された先には、
「また鯱ーッ!?」
 ジークムントの氷像鯱とご対面。
 全ては、ジークムントのユーベルコードの呪縛。ペンギゲイザーを取り巻く全てが、敵。
「ふう、ようやく落ち着ける場所に……」
「ようこそ」
 紆余曲折を経てペンギゲイザーが着地したのは、ジークムントの膝。そこには、ヒョウアザラシ! ……のぬいぐるみリュック。
「ぎゃーッ……!?」
「さっきは氷像作り邪魔してくれたし、部下の卑怯を謝罪するとか言ったわりに上手くいけばよかったのにとか、器が小さいよね銀河皇帝ペンギンさん?」
 つんつん。
 ヒョウアザラシぬいぐるみリュックでつつきながら、ねちっこく責め立てるジークムント。
 いつの間にか、ペンギゲイザーは気絶していた。
成功 🔵🔵🔴

サンディ・ノックス
ペンギンは可愛いし、グリモア猟兵が多少は楽しむ余裕も必要だって言ってたし、最初はプールを楽しもう
皇帝、今度は泳ぎで勝負なの?

身体の一部といえる黒剣は手放さないし胸鎧は脱ぐ時間が惜しいから重くて泳ぎにくいや
泳ぎも特別得意じゃないしね、水場が得意なペンギンにはなかなか追いつけないと思う
でもまあいいか、対戦相手に有利だって感じたらペンギンの逃げの姿勢も緩むかもしれないしさ

いよいよ脱出口が近くなったら真の姿開放
金眼の赤い竜人に変身して、UC青風装甲発動
羽ばたいて一気に加速、ペンギンに先回り
にっこり追いついたよって微笑んであげてから(※悪人面)ロングソードサイズに変形させた黒剣を振り下ろす


「はっはっは、我が覇道を簡単に阻めると思うな!」
 逃走中のペンギゲイザーの視界に、サンディ・ノックスが飛び込んできた。
 ぷかり、プールに浮かび、リゾートを満喫しているサンディが。
 グリモア猟兵が、楽しむ余裕も必要だと言っていた。それなら、多少はプールを楽しむのもいいだろう。
「皇帝、今度は泳ぎで勝負なの?」
「ちが……いや、勝負と言われると弱いのである!」
 びしっ、とペンギゲイザーはサンディを指し示すと、
「よかろう、『お前、プールで我と勝負するのである』!」
 すると、サンディを不思議な感覚が包んだ。ペンギゲイザーのユーベルコードのルールに支配されたのだ。
「これで余計な事をすれば、お前は痛い目を見るのである」
 ふっふっふ、とぷかぷか浮かんで勝ち誇るペンギゲイザーを、生暖かい目で愛でるサンディ。
「それではいざ勝負!」
 自分で勝手にスタートを切ったペンギゲイザー。割と汚い。
 すぐにサンディも追随するが、身体の一部と言える黒剣は着けたままだし、胸鎧を脱ぐ時間も惜しい。泳ぎには不向きな状態だ。
 対する相手はペンギン、水は友達。
「ふはは、見たか我が泳法!」
 マントや王冠を着けたままとは思われぬ、美麗なスイミング・スタイルを発揮するペンギゲイザー。
 しかも、プール自体、巨大なリゾートシップである事をいいことに、とにかく広くて長い。
 そうこうするうち、プールの終わりが見えてくる。
 だが、圧倒的有利な状況が、皇帝に慢心をもたらした。
 命を懸けた逃走であるにも関わらず、その速度が緩んだのだ。もはや自身の勝利が揺らぐことはないと確信……いや、錯覚してしまったのか。
 しかし、その心の隙こそ、サンディの狙いだ。
 今こそ、決戦の時。輝く金色の瞳。赤き竜人へと転身したサンディが、水しぶきを上げた。
 瑠璃色の旋風が、水を跳ね除け、サンディを空中へと押し上げる。
 竜翼を羽ばたかせ、互いの距離を瞬く間に詰めるどころか追い抜いて、にっこり笑顔でお出迎え。
「やあ」
「ななッ!? 飛ぶなど卑怯ではっ?」
 にっこり。
 サンディの、もはや悪人以外の何ものでもない微笑みが、ペンギゲイザーを追いつめる。
「『プールで』とは言ったけど『泳ぎで』とは言わなかったよね?」
「はっ、確かにっっ!」
 己の失策に頭を抱えるペンギゲイザーを叩き切ったのは、長剣サイズと化した黒剣であった。
大成功 🔵🔵🔵

ポーラリア・ベル
【氷像組】
てふてふ(テフラ)起きて!(氷砕いたりして解凍)
次は追いかけっこで勝負なの!

ウォータースライダーに乗った所から
【雪兎凍結地獄】【アート】【全力魔法】で、
スライダーの出口に延長でつるっつるの氷のレールを生成!
エンター・プレシャス号の中を縦横無尽に滑る超激長立体アイスウォータースライダーにしちゃう!
てふてふ、手伝って!(てふてふに騎乗しつつ)

ペンギンさんったら滑りがお上手!詰め寄れない!
【雪兎凍結地獄】をてふてふにかけるの!
つるっつるの氷、坂道、てふてふの重さを掛け合わせた
8倍滑走パワーではね飛ばした所を捕まえるの!
捕まえたら、ペンギンさんに【雪兎凍結地獄】♪
皆でゴールまで一緒に滑ろー♪


テフラ・カルデラ
【氷像組】
※アドリブ可

ポーラさん(ポーラリア)がわたしの氷像化から助け出されつつも、わたしが氷像にされるのはやはり予想通りですね…
そしてペンギン皇帝は逃げ回っているわけですが…
ポーラさんの案に乗ってUC【全てを凍てつかる小さな妖精】やアイテム【氷結の指輪】によって氷のレールの延長をします!
さらに加速を付けるために背中に氷の板を生成して滑るをよくしましょう!

…が、なかなか追いつけません…と思ったらポーラさんのUCでわたしが凍っ―――!?
(あとはポーラリアにお任せし(され)て、滑り終わった後は気を付けのポーズのままの氷像が…その後の扱いについてはお任せ)


「てふてふ起きて! 次は追いかけっこで勝負なの!」
「ポー……ラ……さん……」
 がしがし! ぱきん!
 ポーラリア・ベルは、テフラ・カルデラを割っていた。
 もとい、必死に氷の中から解放しようとしていた。
 ……氷像化したのはポーラ自身なんですけども、テフラもまんざらでもなかったぽいので、問題は……ない?

 かくして無事助け出されたテフラは、顔に張り付いた氷の欠片を払いのけて、一息。
「わたしが氷像にされるのはやはり予想通りでしたね……」
 久しぶりに、氷越しでない状態でテフラが目にした風景は、『ペンギンがリゾートを楽しんでいる』というものだった。
「はっはっはー! 皆も楽しめ! ただし我が支配下でな!」
 逃げ回るペンギン皇帝。
「元気ですねー……」
「解凍したてだけど、行くよてふてふ! ひゃーっ!」
 ウォータースライダーから一気に滑り降りるポーラリア。
 ポーラリアはペンギゲイザーより小さく軽い。とてもではないが、このままでは追いつく事はできない。
「こういう時こそ! 無限に続く滑走地獄、コキュートス! セット! だよ!」
 スライダーの終わりが、延びた。
 ポーラリアが、あふれんばかりの魔力と芸術魂をつぎ込んで、氷のレールを生成したのだ。
 ポーラリアのアイスアート・ショーは、留まるところを知らず。
 エンター・プレシャス号の中を縦横無尽に滑る、超・激長立体アイスウォータースライダー(現在進行形で建造中)が出現していた。
「なななな」
 後ろを二度見。
 ポーラリア達の進撃に気づき、慌てて逃走速度を上げるペンギゲイザー。
「てふてふ、手伝って!」
「了承です」
 追いかけて来たテフラに、ぽふっ、と騎乗するポーラリア。
「それでは……妖精さん、頼みましたよ♪」
 テフラが呼び出した悪戯妖精は、元気にうなずくと、ひそかにペンギゲイザーの元へ。
 続いてテフラは、氷結の指輪の魔力を発動。ポーラリアの作り出す氷のレールを補強、延長していく。
 そして、テフラ自身にも氷の魔力。背中に氷の板を創りだして、滑り度をアップ。
 もはや、ある種の競技のように、滑るテフラ&ポーラリア組。
 一方のペンギゲイザーも、滑り台やコースター、スライダーを乗り継いで、必死に逃げる。
「何だか楽しくなってきたのである!」
「最初から楽しそうに見えましたが……」
 リゾートを満喫するペンギゲイザーの耳に、テフラのつぶやきツッコミは届いたであろうか?
 しかし、両軍とも、ただ遊んでいるわけではない。
「……なかなか追いつけません」
「ペンギンさんったら滑りがお上手!」
 詰め寄れない。
 ポーラリア達2人の力を合わせても、ペンギゲイザーをなお射程圏内に収める事ができずにいた。
 ポーラリアが氷結力を駆使しても、ペンギゲイザーの方も施設を無断利用して縦横無尽に逃走。
 ただし、迷惑な存在ゆえ、
「人気ないですね……」
 テフラの呟き通り、解放された人々はおろかペンギン兵からも人気は低く、いまいちフルパワーは発揮できていない。
「それなら……てふてふ、ゴー!」
 ポーラリアは、改めて雪兎の力で、凍結地獄を発動した。

 ……テフラに。

「え、あ、いや、またわたしが凍っ―――!?」
 テフラの悲鳴は、氷の中に閉じ込められた。
 速度が出やすく、また、維持しやすいよう気を付けポーズをしていたので、そのまま凍った。
 つるっつるの氷、坂道、そしてテフラの重さ。それらを掛け合わせた滑走パワーは、8倍(ポーラリア調べ)にもなり、あっという間にペンギゲイザーに接近。
 そのまま一気に跳ね飛ばす!
「ペーン!?」
 宙に舞い上がったところを、ポーラリアがキャッチ。テフラの妖精さんもタッチ。そして!
「【雪兎凍結地獄】♪」
「!?!?」
 つるっつるのペンギン氷像、出来上がり。
「皆でゴールまで一緒に滑ろー♪」
「うああああ、やめるのであるー!」
 カチコチになって、ポーラリアと一緒にコースに復帰。
 テフラ氷と強制並走。そう、つるつるが、皆のゴールだ!
 やがて。
 終着と共に、空中に舞い上がるテフラ。
 人工砂浜に、頭から突き刺さるペンギゲイザー。
「せっかく、我の船になるはずだったのに、である……!」
 まばゆいダイヤモンドダストと共に、ペンギゲイザーは消えていくのだった。
 少し遅れて、テフラが着地。半泣き・気を付けポーズのまま。
「10点」
「10点」
「10点!」
 ブラックタールや観客、そしてポーラリアから満点が贈られた。

 かくして、ポーラリア達猟兵の奮闘により、エンター・プレシャス号は解放された。
 アイスアートコンテストも再開、人々はレジャーを満喫したのであった。
 そして、テフラ氷像は、プレシャス号の新たな名物として長らく飾られる事になったという……。
 ぱりーん。
「……なってません……よ?」
成功 🔵🔵🔵🔵🔴🔴

最終結果:成功

完成日2021年08月02日
👑11 🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴