星の光が落ちる島(作者 西灰三
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#ブルーアルカディア 


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#ブルーアルカディア


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 ブルーアルカディア、アスター島。この空ばかり続く世界の片隅にある、辺境に近い浮遊島である。その面積も平均よりも小さく、応じて人口なども少ない、要するに田舎ということだ。
 ただ一つ少しだけ特色があるのなら、この島は他の島よりもより空に近い所に浮いているという事だ。風は薄く冷たく、その分高い木も生えておらず、飛空艇による接舷もやや難しい。よって作物は育ちにくくそういう意味でも住むにはやや不便でもあった。ただこの地は星空が近いこと、そして星の光が迷い込んで結晶になるという現象から、研究者や物好きな観光客から外貨を稼ぐ程度のその程度の村だった。
 ――そんなささやかで静かな場所が騒ぎになったのは、屍人帝国の兵が乗り込んできたからだ。
「この島の戦力は大したことは無いはずだ! だが油断するなよ! 一人残らず殺せ!」
 天馬に乗った傭兵たちが現れて空から集落を襲う。そしてその様子を星たちはどこか悲しそうに見下ろすのであった。


「空の世界のブルーアルカディア、見つかったのはみんな知ってるよね?」
 リアナ・トラヴェリア(ドラゴニアンの黒騎士・f04463)は集まった猟兵達に向かってそう口を開いた。
「この世界には屍人帝国って呼ばれてるオブリビオン達がいるんだ。それと戦いながらみんな生活してるんだ」
 そしてその世界で今にもオブリビオンに滅ぼされそうな浮島があるという。
「星空に近い島、アスター島。この世界でも田舎なんだけどそこが滅ぼされそうになっているんだ。理由はよく分からないけれど、そんな事させるわけにはいかないよね」
 まずは敵の尖兵である天馬騎士団を撃破しなければいけない。それが済めば今回の黒幕が様子を見に現れるはずだ。
「オブリビオンをすべて倒したら、少し休んでいって行ってもいいんじゃないかな? この島の夜空は星がすごく近いんだって。あとちょっと不思議なんだけど、星の光が落ちてきて宝石みたいに固まるとか。そういうのを拾ってみてもいいんじゃないかな?」
 星の結晶はタイミングや最初に触れたものによって色合いや形が変わるという、落ちたものを地面に付く前に捕まえる強者もいるとか。
「でもそういうのもオブリビオンを倒してから、それじゃ頑張ってきてね!」


西灰三
いつもお世話になっています。
西灰三です。
今回はブルーアルカディアのシナリオをお送りします。
詳しい内容はオープニングの通り。

第三章は日常なのでお呼びがあればリアナが来ます。もしよろしければどうぞ。

それでは皆様のプレイングをお待ちしています。
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第1章 集団戦 『天馬騎士団』

POW ●ランスチャージ
【ランスを構え直し、騎乗突撃形態を取る事】によりレベル×100km/hで飛翔し、【飛翔距離】×【スピード】に比例した激突ダメージを与える。
SPD ●スカイポジション
敵より【制空権を制覇した】場合、敵に対する命中率・回避率・ダメージが3倍になる。
WIZ ●怒れる空神の加護
自身の【盾】から【荒れ狂う突風】を放出し、戦場内全ての【射撃武器】を無力化する。ただし1日にレベル秒以上使用すると死ぬ。
👑11 🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵

種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


アン・カルド
【書庫WIZ組】

ここがブルーアルカディア…本当に浮いてるね、なんとも不思議だなぁ。
…この島、まだ落ちないよね?
そういう先の心配よりも目の前の厄介ごとを片付けるべきか。

と言っても僕は他の皆と違って飛べるわけじゃあないからね…だから合図を待つ、今だね。
メルヴォルド君が突風を大津波で押し流すのと同時に【子猫】を発動。
クラーケン君に合わせて烏賊の下半身だ、可愛いだろう?
子猫君、この波にのって天馬から彼らを引き剝がせ…その為の爪も、牙も、触手も…後は墨もある。
そしてそのまま地面に叩きつけてしまおう。

空とは仲が良いんだろう?次は地面と仲良くなるといい。


メノン・メルヴォルド
【書庫WIZ組】

荒涼とした場所…でも、空が近い
風の声が聴こえる
これが、ブルーアルカディア

グループに分かれての戦闘
こういう試みは初めて…緊張と、どこかわくわくする気持ちもあるの
上手くいくといい、な


アンさんと心春ちゃんへ視線で合図を送る
これから召喚される2人の魔術とタイミングを合わせるために

――世界は繋がっている
――だから、いつでも、どこにいても、声は聴こえるの

敵の不意を狙い《高速詠唱》《全力魔法》でエレメンタル・ファンタジア
精霊よ、ワタシにチカラを…

押し寄せる大量の水で波に乗せる
勢いのまま全てを呑み込むように

ワタシの願いは繋ぐこと
ここにいるのは、ワタシだけじゃないから
それは大きなチカラになるのよ


ロラン・ヒュッテンブレナー
【書庫SPD組】
小隊に分かれて行動なの

空の島で、何が起こってるんだろうね?
天馬騎士団、来たみたいだよ
鏡介おにいさん、ルゥさん、アルターギアに掴まって?

アルターギア、起動(【推力移動】)
キャバリアの機動力(【空中戦・継戦能力】)と【オーラ防御】のシールドで制空権を確保なの

アウラさんとルゥさんが攻撃してる間に
雷【属性攻撃】魔術で援護しつつ【高速詠唱】
アルターギアの【封印を解い】て魔術回路をブースト
AIに演算補助ももらって広【範囲攻撃】準備なの
天馬騎士の人たちを【結界術】で囲んでUC発動なの

鏡介おにいさん、今なの
攻撃しやすいように移動して、鏡介おにいさんの落下点に先回り、回収してまた移動を繰り返すね


夜刀神・鏡介
【書庫SPD組】
空に近い島、か……この静かな島に騒動は似合わないな
敵は多いことだし、俺達は上からだな?

ロランのアルターギアに掴まって上空へ
神刀の封印を解いて灰色の神気を刀身に纏いつつ、近付いてくる奴がいれば斬撃波を浴びせてやろう

ルゥの指示とロランの合図には「了解、決めてくる」と頷いて
アルターギアを強く蹴って飛び降りる
敵からの妨害はアウラ達の援護で止めてくれると任せて

俺は落下の勢いを載せて、狙いの敵が攻撃をしてくるよりも早くに速攻の四連撃で確実に倒していく
連撃を叩き込む足りないのなら、天馬(騎士)を踏んで無理にでも時間を稼いでみる

落下後の回収はロラン(アルターギア)に任せて、同じ手順を繰り返す


ルゥ・グレイス
書庫SPD組】

「すごい、こんな形で地平線も水平線も見えない世界があるなんて。想像もつかなかった」

僕のPDBCインタフェースのうち3割の処理能力を搭乗したアルターギアに割譲、自分は進行方向から見て後ろ向きに狙撃銃を構え、狙える敵から順番に撃ち落としつつ戦況を観察する。
統制の取れた動き、効率的な編隊、つまりどこかに必ず司令塔がいる。

「見つけた。夜刀神さん、あの騎士狙えますか?」

夜刀神さんが飛び降りるの合わせて射撃し梅雨払いを行う。

統率が崩れたら、使用する弾丸を導雷弾へ切り替え。アウラさんの
雷魔術の支援に徹する。
あとはロランさんのUCで一網打尽にしてしまいましょう。


二條・心春
書庫の皆さんと二手に分かれて戦います。
私は【書庫WIZ組】として行動します。

上にも下にも、見渡す限りの空……すごいです!風も気持ちいいですね。
メノンさんの合図、しっかり見えました。これから空に津波が現れるはずです。
クラーケンさん、出番です!タイミングを合わせてクラーケンさんを召喚、波に乗ってもらいます。
そのままアンさんの子猫さん達と敵を攻撃です。
クラーケンさんには津波の範囲外の敵を引き寄せてもらって、津波に巻き込んでしまいましょう。
私は地上でタブレット端末を操作して、クラーケンさんに指示を出しますね。
この島を落とさせるわけにはいきません。クラーケンさん、しっかり守りましょうね!


アウラ・ウェネーフィカ
【書庫SPD組】
ふむ……薄い空気に冷たい風、森とはまた少し違うな
これが空に近い場所というものか

立地的には此処が狙われる理由というのは中々出てこない
もしかしたら、その星の光とやらが目的なのかもしれないな

■行動
空を駆ける騎士とはまた大層なものだが、こちらも生まれた時から翼を持つ身でな
そう易々とこの空を支配できるとは思わない事だ

私の役目は制空権の確保と【時間稼ぎ】
ここは【UC】を発動、【空中機動】力の高さを活かして
敵陣を高速で飛翔する事で、その陣形を乱しながら、
翼から放つ雷撃で【空中戦】を仕掛ける
鏡介さん達の方を狙う敵がいたらそちらにも雷撃を放ちつつ、
ロランさんの【UC】発動まで待つとしよう



「ここがブルーアルカディア……本当に浮いてるね、なんとも不思議だなぁ」
 アン・カルド(銀の魔術師、或いは銀枠の魔術師・f25409)は簡単な作りの石畳……桟橋を歩き下を覗き込んでそう呟いた。彼女の周りには同じ【書庫】から共に来た仲間たちの姿もあった。
「上にも下にも、見渡す限りの空……すごいです! 風も気持ちいいですね」
「荒涼とした場所……でも、空が近い」
 アンと同じように上下の環境を興味深げに二條・心春(UDC召喚士・f11004)とメノン・メルヴォルド(wander and wander・f12134)も覗き込んでいる。
「……風の声が聞こえる、これがブルーアルカディア……」
「……この島、まだ落ちないよね?」
「多分?」
 やや不安げなアンの呟きに対して心春が首を傾げながら返す、アンの不安げな表情は更に深くなったものの直様にその色は消える。
「それよりも……」
 アンが顔を上げると遠くに天馬に乗った騎士の集団が現れる。その数も速度も想像した以上に多い。
「そういう先の心配よりも目の前の厄介ごとを片付けるべきか」
 そう呟いたアンの隣でメノンが少しいつもと違う雰囲気を醸し出しているのに心春は気づく、
「緊張しているんですか?」
「うん……緊張と、どこかわくわくする気持ちもあるの」
 そうメノンが口にすると彼女たちの頭上を別の【書庫】のメンバーが横切っていく。
「こういう試みは初めてだから……上手くいくといい、な」
 この世界の広すぎる空の下、先陣を切った仲間たちの姿を見送りながらメノンは微かな笑みを浮かべた。


「天馬騎士団、来たみたいだよ」
 ロラン・ヒュッテンブレナー(人狼の電脳魔術士・f04258)が遠くの敵を見つけた時、夜刀神・鏡介(道を探す者・f28122)とルゥ・グレイス(RuG0049_1D/1S・f30247)が武器を掴んだ。
「鏡介おにいさん、ルゥさん、アルターギアに掴まって?」
「敵は多いことだし、俺達は上からだな?」
「私は先に出ておこう、時間稼ぎくらいは一人でも問題ない」
 アウラ・ウェネーフィカ(梟翼の魔女・f25573)が両の翼をはためかせて最初にこの世界の空に飛び立つ。彼女の頬に当たる風は慣れたものとの違いを感じ取る。
(「ふむ……薄い空気に冷たい風、森とはまた少し違うな。これが空に近い場所というものか」)
 森の土や緑の匂いはまるで無く水の匂いも薄い。後にした浮島の植生も有るのだろうが豊かとは到底言えない。
(「立地的には此処が狙われる理由というのは中々出てこない。もしかしたら、その星の光とやらが目的なのかもしれない……が」)
「こんな所に勇士だと……」
 思いの外早く天馬騎士団と接触したアウラはやや挑発めいた言葉を吐く。
「いたら悪いか? まだあそこには調べたいことがあるのでな」
「いや構わん、誰であろうと皆殺しにしてくれと依頼されているのでな」
 騎士達は飛び上がりその一部がアウラの頭上から攻め落とすつもりらしい。
「空を駆ける騎士とはまた大層なものだが、こちらも生まれた時から翼を持つ身でな。そう易々とこの空を支配できるとは思わない事だ」


「すごい……、こんな形で地平線も水平線も見えない世界があるなんて。想像もつかなかった」
 アウラが交戦し始めた頃、ロラン達はまだ前線からやや離れた所を飛んでいた。ロランのアルターギアにはルゥからの補助もあるものの、実質三人乗りでありそもそも外部に人を乗せる機構が有るわけではない。加速しすぎると乗っている二人の損耗も激しくなり、戦闘にも支障が出る。その条件を踏まえたギリギリの速度で天馬騎士団の方へと向かっている。
「空の島で、何が起こってるんだろうね?」
「分からない、だけど静かな島に騒動は似合わないな」
 前方で孤軍奮闘するアウラを援護するために最大限の速度で進む三人だが、彼らを止めるべく複数の天馬騎士達が差し向けられる。
「反応が早いな」
「うん、これはどこかに司令官がいるね」
 あらゆる意味で簡単には抜かせてもらえない敵だ、ルゥはすれ違いざまに撃つつもりだった銃を上空へ向ける。純粋な空中戦では個々の機動力を自由に活かせる相手の方が一枚も二枚も上手だ。
「簡単には行かせてもらえないか」
 鏡介の斬撃波もすり抜けられ逆に上空からのヒットアンドアウェイを受けてしまう、その度に足場にしているアルターギアが激しく揺れ、攻撃も覚束ない。
「……厳しいね」
「少し軽く見すぎていたか」
 ジリジリと劣勢に追い込まれていく三人、このままでは無限の空に散ってしまうだろう。
「このまま落ちてしまえ!」
 槍を手にした敵がアルターギアの推進部に狙いを定めて突撃してくる、鏡介の剣もルゥの銃も上空を取り返せる機動力がない以上効果的にはならない。
「やられる……!」
「やらせるものか」
 彼らの窮地を救ったのは誰であろうアウラであった。彼女は個人で敵の集団を突破し、更に風魔法による補助でこちらに来たらしい。
「苦戦しているようだな」
「ええ、ですがなんとかお陰で突破口が見つかりました。……夜刀神さん、あの騎士狙えますか?」
 ルゥが指し示した方向には旗付きの槍を持った騎士がいた。無論護衛も近くにおり、近づくだけで一苦労だろう。
「ロラン、もっと速度出せるか?」
「できるけどその間は攻撃できないよ、掴まってないと落ちちゃうから」
「それでいい。最後に拾ってもらえれば」
「僕は邪魔になるから箒に乗り換えるね」
 相談を纏めたところでルゥは離れ鏡介はアルターギアにしっかりと掴まる。推進剤を吹かし加速して指揮官に突っ込んでいく彼らを敵も簡単に通しはしない。
「邪魔はさせませんよ」
 しかし接近しようとする敵をルゥの放つ弾丸が追い払う。引き返して来る敵にはアウラが当たり、可能な限りアルターギアの進行を邪魔させない。そして司令官の直前にまで届いた時ロランが叫ぶ。
「今なの!」
 鏡介が手を離すとその身が空中に投げ出される。そんな状況とともに剣を抜き鏡介は必殺の四回攻撃を放たんとする。護衛の間に無理やり身体をねじ込んで放つ高速の剣閃は、しかし。
「届かんよ、そのまま落ちるが良い」
 彼の攻撃はあくまで『歩み』や『踏み込み』を前提としたものであり、踏みしめるものの無い所で使うものではない。あえなく剣は空振りし、落ちていく彼を旋回してきたアルターギアが受け止める。
「すまない、しくじった」
「でもこっちの準備がお陰でできたの」
 ロランがこれまでに仕込んでいたのは、有る種の結界である。相手から戦意を奪うこの力はこの空域に留まる限り相手の攻撃を強く戒める。
「何だこれは……! 全軍前に進め! いち早く上陸しこの空域を離脱しろ!」
 しかし敵もこの状態に甘んじているわけではない。高速で進行しアスター島を目指す。【書庫】のメンバーは軽く攻撃で敵を引きつけながら、あるポイントへと誘導する。そこは残る仲間たちが待っている場所であった。


 メノンはロランたちに誘導される敵の姿を認めると、両隣にいるアンと心春を見る。これから行う魔法を効果的にするのならば二人の力が必要だから。彼女たちの目の前に広がる空には、これから倒すべきものの姿が徐々に近づいてくる。

 ――世界は繋がっている。
 ――だから、いつでも、どこにいても、声は聴こえるの。
「精霊よ、ワタシにチカラを……」

 世界に遍く存在する精霊たちに呼びかけて、青い空を覆い尽くすような大水が島の端から橋のように天馬騎士団達を飲み込もうと伸びていく。無論そんな直線的な攻撃はそれだけなら上下左右を駆け巡る彼らに通用はしないだろう。しかしここにはアンと心春がいた。
「いけ、かわいい子猫たち。水遊びに彼らを誘ってやれ」
 アンが呼び出したのは子猫の下半身が烏賊のそれ――頭足類の下半身とはなんぞや――に置き換わったもの。それはまるで水の中のように空を泳ぎ離脱しようとした天馬や騎士達に絡みつく。
「な、なんだこの怪物は!?」
「失礼な。こんな可愛い動物に向かって」
 不条理極まりない生き物達に水の橋に追い込まれていく天馬騎士達、しかし彼らもさるものでありギリギリのところでこらえていた。が、もう一種の怪物が彼らの目論見を子猫の反対側からやはり触手を伸ばし水の中へと引きずり込む。
「一つ、二つ、三つ。……クラーケンさん頑張ってますね。次は反対側お願いします」
 心春が手にしたタブレットを操作して水の中に潜ませた大烏賊に指示を出している。この触手に掴まったが最後、毒を流し込まれてそのまま溺れさせてしまう。彼女たちは敵を命がけで集めた仲間に報いるように次々と撃破していくのであった。
大成功 🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵

鍋島・小百合子
WIZ重視

静かなひとときを邪魔しおって無粋な者どもめ
こちらの戦力を甘くみた事を後悔させてくれようぞ

「我らが戦において天馬を駆るに相応しいと見せつけてしんぜよう」
UC「天騎要塞陣」発動にて浮遊城砦を召喚し、そこから535名の天馬武者の軍を出陣させ戦闘知識活用にて指揮、数で敵天馬騎士の一団を包囲
わらわも城砦より天馬を招いては騎乗、敵天馬騎士の一人に「大将首を獲れる好機」と挑発して一騎討ちを申し込み
一対一の戦は華ぞ
天馬に騎乗しながらの空中戦を展開し、馬上よりわらわの薙刀の腕前を披露しては敵を討ち取らん(なぎ払い、鎧砕き、乱れ撃ち併用)
一騎討ちに勝利すれば我が軍で勝鬨を上げた後一気に殲滅す(集団戦術)



 集落からほど近い草原の上、静かに目をつぶり長い黒髪を風の好きにさせていた彼女は、しかし目を開けて飛来する天馬騎士達を見据える。
「……無粋な」
 彼女がそう一言言い捨てるとその背中の地面からは天守閣が生え、それだけでは飽き足らず石垣まで続き、そしてあろうことか宙に浮かび上がる。
「こんな僻地に砦があるなんて聞いていないぞ!」
 遮るもののない向こうからはそんな声が聞こえるが小百合子には手を抜く義理はない。
「我らが戦において天馬を駆るに相応しいと見せつけてしんぜよう」
 彼女が一矢をつがえて放つと、それを追うように五百あまりの天馬武者達が飛び立ち天馬騎士達と干戈を交える。鬨の声と共に迫る武者達に騎士達も体勢を立て直しながら応戦し凌いでいる。
「ほう、中々やるではないか。……ならば」
 天馬武者の一人に指揮を預け彼女もまた前線へと天馬にまたがって飛び立つ。そして最高速で切り込んだかと思うと高く通る声で名乗りをあげる。
「やあやあ我こそは鍋島・小百合子! お主らの中にわらわとの一騎打ちに応えるものはおらぬか! 大将首を獲れる好機ぞ!」
「一騎打ちだと?」
「そうじゃ。それとも集まらねば戦えぬ腰抜け揃いなのか? 一対一の戦は華ぞ」
「良いだろう、私がいこう」
 恐らくは一騎打ちという文化が無いのであろう騎士達はしかし、彼女の挑発に乗り一人の偉丈夫が前に出る。周りの兵たちはその雰囲気を悟ると距離を離した騎兵が二騎向かい合っている、奇しくもジョストと呼ばれる戦いに似た状況が作り出される。
「……行くぞ!」
 天馬を互いに走らせての打ち合い。すれ違いざまに打ち合う武器が鈍く響き合い、弧を描いて旋回する天馬達の動きは戦場でも有るのにも関わらず美しい。しかしそれも長く続かず、薙刀の一線が金属鎧を深々と切り裂いた。
「敵将! 討ち取ったり!」
 彼女の勝利が戦場の士気の差を生み出し、うねりとなって武者が騎士を駆逐していく。この空域においての彼女達の勝利はこうして決したのであった。
大成功 🔵🔵🔵

ミスト・ペルメオス
・SPD

この世界は、少なくとも存分に飛び回れるな……!
行くぞ、ブラックバードッ!

愛機たる機械鎧を駆って参戦。
ヘルム等を介して念動力を活用、機体をフルコントロール。
空中戦も得意とするところ。スラスターを駆使して蒼空を飛び回り、射撃戦を仕掛けていく。

数は敵が優勢、だがそれだけで空を制したとは言わせない。
【ストーム・レイド】。スラスター出力最大、極超音速すら叩き出しての高速飛行。
縦横無尽に飛び回り、速度や高度の差をつけて敵集団を翻弄しながら、彼らに対する弾幕射撃を実施。
ビームアサルトライフルの連射、ヘルファイア・デバイスの圧縮エネルギー散弾。
片っ端から撃ち落とす……!

※他の方との共闘等、歓迎です


ステラ・タタリクス
不躾な来訪者はいつだって迷惑なもの
そして迷惑なお客様にはお帰りいただくのもメイドの務め
では、いきます!

人型のまま、アンゲールス・アラースを装着
防御はウェントス・スクートゥムを展開
空中戦を仕掛けます!

空を飛翔しつつニゲル・プラティヌムを使って乱れ撃ち
無限の弾丸で弾幕を張りつつ距離を詰めます
制空権さえ取らせなければ後は地力勝負
相手の槍と風の盾から考えれば狙うは至近距離!

【テールム・アルカ】発動!
召喚したビームサイズ(人サイズ)の刃部分を
腕のユンクティオー・アルムムに接続
天使の翼の機動力を頼りに懐に飛び込み
飛翔の勢いのまま斬り裂きましょう!
翼を持つのは貴方たちだけではないのです!

※アドリブ連携OK



 ステラ・タタリクス(紫苑・f33899)のメイド服の端が緩くたなびいている、しかし彼女の表情はそんな風とは裏腹に厳しい眼差しを上に向けている。
「不躾な来訪者はいつだって迷惑なものです」
 無論その来訪者とは天馬騎士団の事である。半機半人と言える彼女の背からは金属製の翼が生える。
「そして迷惑なお客様にはお帰りいただくのもメイドの務め。では、いきます!」
 自らの周りの気流すら制御し、自身の推進力だけで空へと飛び出すステラ、彼女に気付いた天馬騎士団もその速度で制空権を取られまいと、止めるために接近するのと逆に上空に逃れてフォローするために動く者とに分かれる。かなり訓練された動きだが、眼下に意識を割かれていた彼らには、この付近の空で最も早く飛ぶ者に気付くことができなかった。気づけたのは轟音とともに弾丸が彼らを上から襲った後だ。
「なんだ!? 我々の上に伏兵だと!」
 上昇を続けていた彼らが目の端になんとか認めたのは巨大な黒い影、彼らには知るよしもないが、それこそは空よりもなお高い宇宙で使うための鎧だ。
(「この世界は、少なくとも存分に飛び回れるな……!」)
 今の射撃に手応えを感じたのはミスト・ペルメオス(銀河渡りの黒い鳥・f05377)。空中戦、というより三次元戦闘は手慣れている。あとは重力による偏差を補正するだけでいい。
「行くぞ、ブラックバードッ!」
「散開しろ! まとめてやられるぞ!」
 高速の巨体に対して天馬騎士団はそれが戻ってくる前にそう指示を出す。固まっていれば飽和射撃の良い的では有る。しかしあまりに分かりやすい脅威の前に、目の前のもう一体の敵から意識が削がれたのは彼らにとって大きなミスだった。
「そこです!」
 縦移動ではなく横移動を強いられた彼らに対して2丁拳銃での射撃を放ちながら動きを牽制し、一気に接近する。
「武装、転送!」
 彼女の腕から伸びた光刃がすれ違いざまに敵を切り捨てる。頭上からの飽和射撃を恐れれば彼女によって各個撃破され、彼女を驚異とすれば今度は纏めて撃ち抜かれる。あと一拍の余裕さえあれば被害覚悟でどちらかには対処出来たかも知れないが、黒い鳥の持つ圧倒的な衝撃が彼らから余裕を奪っていた。
「翼を持つのは貴方たちだけではないのです!」
 天使と黒い鳥の翼からは逃れることは出来ず、彼らは次々と空に散っていった。
大成功 🔵🔵🔵🔵🔵🔵


第2章 ボス戦 『帝国魔道士』

POW ●マッドネスメイジ
自身の【知的好奇心と魔道を極めんとする欲望】の為に敢えて不利な行動をすると、身体能力が増大する。
SPD ●フロストベイン
質問と共に【生命を蝕む魔の吹雪】を放ち、命中した対象が真実を言えば解除、それ以外はダメージ。簡単な質問ほど威力上昇。
WIZ ●帝国式魔道弓術
【指を鳴らすこと】を合図に、予め仕掛けておいた複数の【魔法陣】で囲まれた内部に【巨大な魔法の矢】を落とし、極大ダメージを与える。
👑11 🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠山田・二十五郎です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。



 猟兵達が天馬騎士団と交戦し彼らを全滅させていた頃、屍人帝国のある幹部がアスター島に姿を表した。
「報告が遅いと思って来てみれば……これでは出した金も無駄ではないか」
 周囲には天使核の埋め込まれた武具が無残に散らばっていたのを見て、その魔道士らしき幹部は呟いた。そして恐らく彼らを倒した者が自分の存在に気付くだろうと簡易型の魔法陣を張る。
「満足に仕事が出来ぬ者に給金を払わねばならないとは……つくづく理不尽だとは思わんか?」
 そして幹部は現れた猟兵にそう問うた。猟兵達は直感する、ここでこの魔道士を倒さねばこの島を守ることは出来ないと。猟兵達は自らの武器を手に決着を挑む。
ローズ・ベルシュタイン(サポート)
『さぁ、楽しませて下さいますわよね。』
 人間のマジックナイト×電脳魔術士、女の子です。
 普段の口調は「高飛車なお嬢様(私、呼び捨て、ですわ、ますの、ですわね、ですの?)」、宿敵には「薔薇の棘(私、あなた、呼び捨て、ですわ、ますの、ですわね、ですの?)」です。

 ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、
多少の怪我は厭わず積極的に行動します。
他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。
また、例え依頼の成功のためでも、
公序良俗に反する行動はしません。

性格は高飛車なお嬢様風の偉そうな感じです
花が好きで、特に薔薇が大好き
武器は、主にルーンソードや精霊銃で戦う。
 あとはおまかせ。よろしくおねがいします!


鍋島・小百合子
SPD重視
ローズ殿(f04715)と行動希望

このような僻地に傭兵を送り込んで殲滅を図るなどとは、やることがみみっちい物じゃの

「我が放ちし矢は凍てつく吹雪ですらとかしてくれようぞ!」
敵の放つ魔の吹雪に対し、こちらはUC「心火焔硝矢」発動にて生み出した火矢を長弓に番いては相殺を狙って少しでも被弾を軽く抑える(属性攻撃、衝撃波、範囲攻撃併用)
吹雪をその身に受ければ問答無用を通して氷結耐性と環境耐性で凌ぎ、火矢で弓を持つ手を温めては再起を図る
攻撃の機が来れば再度狙いを定め、火矢の乱れ撃ちによる弾幕張りで敵を射抜いていく(視力、スナイパー、属性攻撃、鎧無視攻撃併用、仲間との連携で援護射撃も追加)



「このような僻地に傭兵を送り込んで殲滅を図るなどとは、やることがみみっちいものじゃの」
 鍋島・小百合子(朱舞の女丈夫・f04799)のそのような――恐らく戦術的見地からの意見だろうが――言葉に帝国魔道士はフンと鼻を鳴らす。
「何が可笑しいのかしら?」
「お前達のような腕っぷしだけの者にはこの島の価値など分かりはすまい。さも己が正しいが如き言い草を前にすれば、図らずとも鼻から息が抜けるものだ」
 ローズ・ベルシュタイン(夕焼けの薔薇騎士・f04715)が眉間に皺を寄せると帝国魔道士はそう返す。どうやら彼は猟兵達をも下に見ている。
「話にならぬな」
「ええ、こんなのと問答を交わす意味は無いわ」
「そうか。……だが貴様らはその不遜さと無知さ故に絶え間ない苦しみを味わうこととなる」
 二人がそう返すと同時に周囲の空気が凍りついていく。
「この冷気は貴様らがこの島の価値に気付くまで続く。『私がこの島を欲す理由』を知るまでお前たちは死ぬまで吹雪の中に閉ざされたままだ」
 椅子の上で頬杖を付いて吹雪の中に白く消えていく彼女達を見てほくそ笑む帝国魔道士。しかしその吹雪の中から炎の矢が飛び出してきた時、その瞳に驚きの色が混じる。
「ほう」
「我が放ちし矢は凍てつく吹雪ですらとかしてくれようぞ!」
 炎の矢が広げた穴からは弓を番えた小百合子の姿があり、視線の合った帝国魔道士は薄く笑う。
「力技でこの吹雪を防ごうとするか、しかしそれだけでは」
「聖なる薔薇の銀竜よ!」
 そしてこの場所にはもう一人の猟兵がいた。ローズが呼び出した聖竜のブレスが吹雪を追い散らしていく。もっとも帝国魔道士の術が解けた訳ではなく、ブレスも吐き続けられるわけではない。
「面白い、問いに対して力で対抗するとは」
「座して語るだけの者にわらわの武が劣るわけがあるまい」
 再び放たれた火矢が魔道士の元へと届き、展開された魔導障壁を貫き支えていた手を焦がす。
「いいだろう、私がこの術だけの男と思うな」
 帝国魔道士の周りにある宝珠から魔法の矢が放たれる。それは火矢やブレスとの激しい射撃戦の始まりであった。
成功 🔵🔵🔵🔵🔴🔴

ステラ・タタリクス
……(深い溜息)
理にかなわない、という意味では貴方こそが理不尽そのもの
そのような理不尽を振り払うのがメイドの務めなれば
全力でいきます……!

【シーカ・サギッタ】発動
ナイフが無くなるまで時間差をつけつつ
投げナイフで攻撃です

敵の攻撃を察知したら
『ウェントス・スクートゥム』起動!
矢に対して風の盾を展開して受け止めます
「くぅぅぅ!!!」
ですが、ここをしのげば!

無事しのいだら『ニゲル・プラティヌム』を手にして
魔道士の懐まで踏み込ます

魔道士が接近戦に弱い、とは言いませんが
純粋にこの距離から射撃、かわせますか?
零距離からの乱れ撃ち
ええ、弾切れはありません
その身が滅ぶまで食らいなさい!

※アドリブ連携OK



 ステラ・タタリクス(紫苑・f33899)は嘆息した。それは帝国魔道士の口ぶりがあまりにも不遜であったから。
「理にかなわない、という意味では貴方こそが理不尽そのものではありませんか」
「理を扱う私がそれを定める権利があるだけの事。お前達や奴ら傭兵などに理など理解できまい」
「その立ち振る舞いこそが理不尽そのものだと言っているのです。貴方の頭では理解できないでしょうが」
 彼女がそう言い切ると同時に帝国魔道士の玉座についている天使核が輝き始める。
「ただの侍女如きが知った口を叩く。ならばその身に痛みと共に誰が賢しいか刻み付けてやろう!」
 魔法弾が天使核から放たれ、それに迎撃するようにステラも回避を挟みながら投げナイフを放つ。双方ともに横方向に移動しながらの撃ち合いだが、しかしこの戦いにおいては帝国魔道士の方が遥かに有利だった。なぜならば。
「お前がどれだけ速く走ろうとも、ここは私の領域だ。貴様にこの矢を防ぎきる事は出来まい」
 戦場を囲むようにいくつかの光の柱が伸び、それが彼らの頭上で束ねられると巨大な光の矢となり高速でステラ目掛けて撃ち放たれる。即座に風の盾を頭上に広げるがそれをものともしない運動量と質量で彼女を押しつぶしにかかる。
「くぅぅぅ!!!」
「口ほどにもない。侍女なら掃除でもしていればいいのだ」
 魔法の矢が地面にまで到達するのを見届けてから帝国魔道士はそうつぶやく、が即座に警戒を取り直す。なぜならば風の盾を真横に使ったボロボロのステラが銃を手に飛び込んできていたからだ。
「この距離からの射撃ならかわせないでしょう!」
「死にぞこないのくせに!」
 彼女から弾丸を浴びせかけながらも反撃の魔法弾を放ちステラを追い返す。その身にはいくつかの弾痕が生じていた。
大成功 🔵🔵🔵

アン・カルド
【書庫組】。

おっと…どうやら大物の登場みたいだね。
今度は簡単に水没はしてくれなさそうだ。

随分と大層な仕掛けを用意しているみたいだけど、こっちも易々と撃たせるつもりはないんだよね。

【蛞蝓】。
指を鳴らすのが合図なんだって?
なら蛞蝓の群れを君にあげよう。
防御なんて考えない方がいいよ、当たった状態で召喚してるんだから無駄なことだ。

…なんて言ってはみたが本当は弱点だらけ、なんてたって指揮者がへぼだから。
敵も僕の銃口、魔導書にさえ気を付けれいれば容易く躱せることにいつか気づくだろう。

…ま、時間が稼げれば僕はどうだっていいんだけどね、後は仲間たちが詰めてくれるはずさ。


メノン・メルヴォルド
【書庫組】

…集中して、大丈夫
軽く瞳を閉じて、そっと深呼吸
自分へ言い聞かせるように

ここで止めなくてはダメなの
誰にも奪わせない、空も、大地も、仲間も…!

見据えてワタシも続くのよ
時間稼ぎのお手伝いをするために
強襲と牽制、ならばワタシも繋ぐ、ね

連携を意識して波状攻撃を重ねるようにエレメンタル・ファンタジア
《高速詠唱》《全力魔法》で魔道士の周囲に突風を発生させてみるのよ

時間稼ぎに特化したアンさんや、ハッキングで逆転を狙うロランくん達
少しでも魔道士の注意を引き付けたいの
危険は承知の上なのよ
それに、次々と攻撃を繰り出す仲間がいるもの

無事に終わればその場にへたりと座り込んでしまいそう
…でも、やったのね?(安堵


ロラン・ヒュッテンブレナー
【書庫組】

すごい魔力を感じるの
でも、魔導の対決で負けるわけにはいかないの
魔術師としての戦い方で、やらせてもらうよ

相手のUC範囲外と思われる場所で
アルターギアから魔力リンクしたまま降りるよ
【封印を解いて】AIの演算補助と表面装甲の魔術回路による増幅を受けるの
これが、祭壇モードなの

みんなの事を信じて、ぼくの役割に集中なの

ルゥさんと協力して、相手の魔力を【索敵】【情報収集】
UCの効果範囲と魔法陣の位置を特定するの
陣形が分かったら共有
ここからが勝負なの

UC発動
各魔法陣にぼくの魔力を撃ち込んでAIのおねえちゃんと一緒に【ハッキング】
【全力魔術】なの
乗っ取れたら強制解除

みんな、お待たせ!
ルゥさんを支えるの


夜刀神・鏡介
【書庫組】

なに、お前も此処でお終いだから、金のことを気にする必要はないさ
……とは言ったものの、面倒な状況なのは事実
なら、俺に出来る事を確実にやるとしよう

神刀に金色の神気を纏わせて、弐の秘剣【金翼閃】
一応両腕を狙って斬撃波を飛ばしてみるが、部位破壊には拘らない

牽制にあわせて手近な所にある魔法陣を狙ってダッシュ、破魔の太刀で斬りつけて破壊
一つ破壊した所でそれをアピールして敵の注意を惹き付ける

複数破壊すると敵が無理にUCを使用する懸念もあるので、一つ壊した以降は無理に狙わない
敵の攻撃で足を止めている風を装いながら、ロランが準備を済ませるまで時間を稼ぐ

ハッキングの完了にあわせて一気に接近して斬り込む


二條・心春
【書庫組】
相手は魔道士……私ひとりでは不安ですが、皆さんがいます。魔法は詳しくないですが、私もできることを頑張りますね。

敵の妨害も魔法陣のハッキングも、任せきりで心苦しいですが……皆さんを信じて、タブレットを操作し召喚の準備をします。今回は空を飛ぶので、ついでにアプリ「eyes of truth」で上空の風の流れを調べておきます。
魔法陣のハッキングに成功したら、【召喚:蛇竜】でワームさんを召喚し乗せてもらいます。ワームさん、一緒に行くよ!
魔法陣が解除されているうちに、空を飛んで接近します。さっき調べた風に乗って上空からの尻尾攻撃で地面に叩きつけて、皆さんの追撃に繋げます!


ルゥ・グレイス
【書庫組】総戦力にて。

魔術師戦の本懐は解析と対応。
その流儀に則って、演算を開始する。

アルターギアとの魔力リンクを再接続。
僕の役割はハッキング。今回は特にロランさんの演算補助に徹する。
時間稼ぎは全面的に味方に任せる。彼らなら確実にこなしてくれるだろうと信頼している。

ロランさんに合わせてUCを起動。タイムリミットまで九十秒に満たないがそれで十分だろう。
ハッキングの侵入口は夜刀神さんが壊した魔法陣。
各魔法陣の綻びを探し出し、そこからシステムを解除する。


程なくして術式の乗っ取りに成功すると同時、タイムリミットがやってくる。
次に目が覚めた時事態は終息している、その確信をもって僕は意識を手放した。


アウラ・ウェネーフィカ
【書庫組】
ふむ、敵の幹部は魔導士か
あの余裕さに纏う魔力、只者では無いな
どのような魔法を使うのか少々興味が湧くところだが……全力で向かわねば危険か

■行動
この魔力の流れ……
魔法陣が張り巡らされている、迂闊に動くのは悪手か

では魔法陣の対処はロランさん達に任せるとして、私は妨害に努めるとしよう
【UC】による、威力を犠牲に【高速詠唱】する事で敵の周囲の空間から
絶え間なく現れる火炎に氷の矢、雷撃に風の刃、地面から伸びる土の槍……
さぁ、これらに対処しながら攻撃に集中出来ると言うのならしてみると良い

もしそれでも魔法を此方に放ってきた時は【魔力障壁】による
【オーラ防御】で防ぐ、可能なら近くの仲間も庇う様にしよう


レオンハルト・アウストラリス
【書庫組】最後の1人の合流

満足に仕事できないのは…どうやらお前みたいだな!
そう簡単に俺の仲間たちをやらせるもんかよ!
高高度から、天翔ける第4の魔剣に[騎乗]しての強襲。
[不意打ち]の[先制攻撃]で、敵の攻撃の起点である腕を[切断]する!

強力な技だって、発動させなければ無意味だ!
自分を狙えば仲間が、仲間を狙えば自分が…[集団戦法]で、技そのものを発動させない連携を行い、縦横無尽に飛び回り、指を弾く1秒の隙すら与えぬ[空中戦]を仕掛ける!

魔法陣の内部に「落とす」…つまり攻撃は一方向のはず!
あとはタイミングを[見切り]さえすれば…[カウンター]だ!
ロラン達のハッキング完了後に一斉攻撃を仕掛けるぞ!



「おっと……どうやら大物の登場みたいだね」
 アン・カルド(銀の魔術師、或いは銀枠の魔術師・f25409)が呟き、帝国魔道士を認める。彼女だけではなく他の【書庫】のメンバーも一緒だ。
「大物か。私より優れた者なぞそれほど多くはあるまい」
「余裕だな。……確かに纏う魔力を見る限り、只者では無い事が分かる」
「猪武者ばかりかと思えばそれなりの術者もいるか。だが私ほどではないな」
 アウラ・ウェネーフィカ(梟翼の魔女・f25573)の言葉にやや上機嫌に答える帝国魔道士。確かに彼、もっと言えば彼の座す椅子に取り付けられた天使核からは途方も無い力を感じる。それは生粋の魔道士ではない猟兵達にも威圧感を与えるのに十分な代物であった。
(「……私ひとりでは不安ですが……」)
 二條・心春(UDC召喚士・f11004)もその気配に当てられている。彼女の生まれ育ち自体は戦いから遠いものだ、だからこそ共にここに立つ仲間の姿が頼もしい。横目で見たメノン・メルヴォルド(wander and wander・f12134)も落ち着いた表情で前を見ている。……もっとも彼女自身も自らが圧されないようになんとか意識を落ち着かせていたりするのだが。
(「……大丈夫」)
 自分に言い聞かせるように内申で言葉を浮かべて飲み込むメノン。彼女たちが意識を集中させるのに労力を割いている間、夜刀神・鏡介(道を探す者・f28122)が刀を手に前に出る。
「まあそれだけ自分に自信が有るのは羨ましいね。その割には金の心配とか妙に庶民的だが」
「ふん、無能に金を払わなければならぬ立場では無い者には理解し得まい」
「そうだな、それにお前も此処でお終いだから、金のことを気にする必要はないさ」
 そして彼らは動き出す、まず最初に届いたのは鏡介の斬撃波だ。しかしそれは魔道士の前に張られた強力な結界によって阻まれる。
「この程度か」
「その強度の結界……随分と大層な仕掛けを用意しているみたいだね」
「この魔力の流れ……。魔法陣が張り巡らされている、迂闊に動くのは悪手か」
「一度の防御でそこまで見破るか。ますます敵にしておくのは惜しいな、こちらに付かないか?」
 アンとアウラにそう呼びかける魔道士は半分本気のようだ。しかしそれに返されるのは鋭い風の刃と豪速で放たれるナメクジである。無論両方とも結界に阻まれ止まるが。
「なるほどこの速度ならば防御は無意味だろうな、直線距離で飛ばすものでなければ。速度がある以上因果を直接書き換える能力ではない」
「まあそれでも君が結界を貼り続ける限りは例の術を撃てないだろう?」
 明らかに格上の相手である敵に対しメノンは気を強く持つ。
(「ここで止めなくてはダメなの。誰にも奪わせない、空も、大地も、仲間も……!」)
 メノンは周囲の風を束ねて結界の上から敵を封じるように竜巻を起こす。相手にも時間稼ぎと悟られるような動きでは有るが、それでも構わない。彼女達の集中攻撃を前に帝国魔道士は防御に徹している。そしてその隙をついて駆け出したのは鏡介だ、彼は近くに埋め込まれていた魔法陣の気配を探して走る。それは敵の攻撃の重要となるポイントだ。
「神刀解放! 切り裂け!」
 瞬間地面に埋められていた魔法陣が崩壊し強い光を放つ。そして力を失い消えていく。
「なるほど、それが狙いだったか」
 だが彼の背を魔法弾が撃ち貫く。それだけではなく術に集中していたメノンにも同じものが向けられ、制御を失った風がアンとアウラを吹き飛ばす。時間稼ぎに徹していた彼らを二撃で打ち払った帝国魔道士からは余裕の表情が消えていた。
「残念だったな、貴様らの攻撃など受ける覚悟さえあれば……いや」
 帝国魔道士はそこまで言いかけた所で一人猟兵が減っている事に気付く。
「……上か!」
「ワームさん、一緒に行くよ!」
 魔道士が気付いたのは大きな影が自分の上に落ちていたから、頭上には長い蛇のような身体を持った竜とそれに乗った小春が魔道士の元に突っ込んできていた。帝国魔道士は天使核から彼女達に向けて複数の魔法弾を集中させて迎撃し、その勢いを殺す。そしてとどめの魔法弾が容赦なく放たれる。
「ワームさん!」
「これで終わりだ」
「いいや、終わるのはお前だ!」
 だがそこに割り込んだ刃が一閃し魔法弾を切り捨てる。書庫の最後の一人、レオンハルト・アウストラリス(魔剣の勇者・f20419)が魔剣シャクイスと共に現れ、ワームのなお上空から勢い良く降りてきたのだ。その身体の速度そのままに刃は帝国魔道士の元にまで届き右腕を切り落とした。
「強力な技だって、発動させなければ無意味だ!」
「そうだな、だから私は両腕で発動できるようにしている」
 帝国魔道士の左の指が鳴らされ、同時に周囲に光が満ちた。


 時は少し遡る。
「……大分皆さんから離れてしまいましたね」
 ルゥ・グレイス(RuG0049_1D/1S・f30247)とロラン・ヒュッテンブレナー(人狼の電脳魔術士・f04258)は戦場からかなり離れた所で仲間たちの激闘を注視していた。それはアルターギアを作戦の要にするためには、……その大きさで気付かれないようにするためには必要なことだった。高い木もないこの戦場では気づかれにくくするには距離を取る以上の策がなかった。
「離れていてもすごい魔力を感じるの。でも、魔導の対決で負けるわけにはいかないの」
「魔術師戦の本懐は解析と対応。……始めましょう」
「うん、魔術師としての戦い方で、やらせてもらおう」
 ロランがそう言うと寝かせたアルターギアの表面に刻まれた魔術回路が朧気に光りだす。
「これは……」
「これが、祭壇モードなの」
「今すぐに、どれくらいの事が分かりますか?」
 ロランはルゥに問われると簡単に周囲に埋め込まれている魔法陣の数と複雑度を類推する。
「全部で8かな。……無効化は今すぐやっても難しいかも」
 何せ相手のユーベルコードを用いた切り札である。完全に無効化するのならばその類のユーベルコードが必要になるだろう。そしてそれを用いたとしても難しい。
「外側から直接介入するのも難しそうですね。出力のパラメータをいじるくらいが時間的に限界でしょうか」
 方向性だけを絞り準備だけしてその時を待つ二人。そして一気に二人は動き出す。鏡介が断った魔法陣からルゥが魔術や薬を服用して一気にパスをロランの方へと繋ぐ。
「一気に処理しましょう。敵がいつ発動するかわかりません」
「うん、わかった。おねえちゃん、手伝ってくれる?」
「オッケー、任しといて!」
 そして彼らの使えるもの全てを使う、静かな短い戦いが戦いの趨勢を決定する。


 そして時は戻る。魔法の巨大な矢が落ちたその場所の中心で帝国魔道士はひどく狼狽していた。
「……馬鹿な、この私の用意した魔術がこの程度で有るはずがない!」
 傷だらけの帝国魔道士はそう叫ぶ。彼自身が無防備で受けたはずなのにも関わらず、予想以上に傷が浅かったためだろう。そして彼の傷が浅いということは、彼と交戦していた猟兵達の傷も浅いということ。
「なんだ。随分とガッカリしてるじゃないか」
 アンの放ったナメクジが帝国魔道士の身体から生える。
「どうやらあてが外れたようだな、悪いが左腕も貰っておこう」
 鏡介の刀が魔道士の左腕を切り捨てる。
「お前の魔法、この目で見させてもらった。今後の参考にしておこう」
 アウラの魔術により地面から伸びた土の槍が魔道士の身体を縫い止める。
「ワームさん! お願い!」
 そしてその体がワームの尾によって空中へと打ち上げられ、そこには断頭台の刃のごとくレオンハルトの持つ魔剣が待ち構えていた。
「遅れてきた分、きっちりと仕事を終わらせてやるぜ!」
 振り下ろされた剣が魔道士の首を落とす。すると同時に装備されていた天使核が強く輝き、瞬きが終わった後には影も形もなくなっていた。
「……やったのね?」
 傷ついた身体を支えたメノンが状況を確認すると、その視界の遠くの方からロランのアルダーギアがルゥを両手で運びながらゆっくりと近づいてくる。かくしてこの小さな島での激しい戦いは幕を閉じるのであった。
大成功 🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵


第3章 日常 『星空の海』

POW流れ星を探す
SPD流れ星を探す
WIZ流れ星を探す
👑5 🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵

種別『日常』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。



 猟兵達が激闘を終えた頃、はるか向こうの空の端から月が星を伴って登り始めていた。時刻はもう夕暮れを指しており、星々が中天にかかるのも時間の問題だろう。幸いにしてここは僻地と言えど観光地ではあり、それなりに旅人を受け入れられるだけの態勢は整っている。戦いで疲れた体を癒すなり、或いは噂にある星の結晶を求めて草原に出てもいい。
 いずれにせよ、この島の住人たちは戦い終えた猟兵達を温かく迎えてくれるだろう。
鍋島・小百合子
※アドリブ絡み可

勝ち戦といえどその疲れはこの身に返ってくるもの
天空に彩られし闇夜の空を見ながら想いに耽るとしようかの

大の字になって見上げればこの目に映るのは小さな星々・・・
一面に空が広がりし世界でもあの星の一つさえ届かぬとはむず痒いものじゃ
それだけ世界はかようにも広いと言えるであろうな・・・

ぬ?今流れ星が見えたようじゃな
噂では流星に向かって願い事を唱えれば叶えられるというな?
生憎一瞬で消えた故それを唱える暇もなかったのじゃ

・・・一人語りもこのくらいにしておきちょうど腹が空いたのう
この地の民が夕餉を振る舞うてくれるとのこと
腹一杯にご馳走に預かるといたそう



 ここの星は瞬かない、と仰向けに夜空を見上げていた鍋島・小百合子(朱舞の女丈夫・f04799)は気付いた。気付いたからと言って何かと言うわけでもない、むしろ戦いの後の高ぶる心身でそんな繊細なことに気づけた事の方が僥倖なのだ。だから彼女は武士として土地を求めるように星を掴もうと手を伸ばす。
(「……当然、届かぬか」)
 伸ばした腕から力を抜いて改めて世界の広さを知る、自身の短い四肢ではこれらの光のいずれにも届かないと。
「……ぬ?」
 だが人の目だけは光を受け取ることができる。星が流れるその様も。
「噂では流星に向かって願い事を唱えれば叶えられるというな。……生憎一瞬で消えた故それを唱える暇もなかったのじゃ」
 まるで自分に言い聞かせるような呟きが可笑しく感じた頃、風にのって嗅ぎ慣れない、それでも何かの煮炊きと分かる香りが風に運ばれて来る、香草の類だろうか。合わせて腹も答えれば小百合子は半身を起こす。
「夕餉を振る舞うてくれると、そろそろか」
 彼女はその場で立ち上がると匂いの道筋を腹を撫でながら辿る。戦の後に入るものほど旨いものはないと彼女は知っていた。
大成功 🔵🔵🔵

アン・カルド
【書庫組】
やれやれ、何とかなってよかったよ。
ああいう手合いの相手は得意じゃないから…

…レオン君、あまり気に病まないことだ。
それに重要なのは見た目じゃなく中身が何だったかだろう?

へぇ…この本を見るに随分と星座が身近みたいだね、この世界は。
やっぱり空が近いからかなぁ…色々書いてあるや。
ふむふむ…あ、本を読むのに集中して星を見るのを忘れてた。


うーむ、見えている星も多いからか一つの星座に使われている星の数も多いねぇ、はっきりとした像を結んでるよ。

おや、一つ星がこぼれたみたいだ。
そうだね、ロラン君。
探しに行ってみようじゃあないか。

これが星か、意外と小さいが…きらきらと綺麗じゃあないか。


二條・心春
【書庫組】
わ、もうこんな時間ですか。戦い続きでさすがに疲れちゃいました……。

はぁ……綺麗な星空です。やっぱりUDCアースの星空とは色々違うんですね。この素敵な景色を守れただけでも、頑張った甲斐がありました。
……ほらレオンくん、星がとても綺麗ですよ!レオンくんが落ち込んでいるみたいなので元気を出してもらえるといいな。

流れ星……そういえば星の結晶が落ちてくるんでしたっけ。こんな機会はまずないでしょうし、探しに行ってみましょうか。
大きさは手のひらに収まるくらいでいいから、綺麗なものをひとつ探したいな。私の結晶はこんな感じです。(色・形はお任せ)
ふふ、こっちの星もすごく綺麗ですね。


ルゥ・グレイス
【書庫組】
夜が星あかりでこうも明るくなるのか。アポカリプスヘルの砂埃越しの空とは大違いだ。

「天馬の天使核、分けてもらったので望遠鏡を作ってみました。まあシンプルなものですが」
三脚に乗せて天使核の距離を微調整。
星に向けて望遠鏡を固定。準備良し。
覗いてみますか?

望遠鏡の順番待ちの間の少しの時間にレオンさんへ
人を殺めて揺れる心があることがいつか君の力になる、と思う

一つ、落ちていた星を見つける。
触れて瞬間、一瞬光ったそれを検分する。
「不思議な現象‥どういう仕組みなのか調べてみたいけど」
思い思いに星を拾って、眺めて楽しむ仲間たちを見て
「まあ、後でいいか」
一つポケットに突っ込んで、平和な時間を楽しんだ。


アウラ・ウェネーフィカ
【書庫組】
気付けばもう夜になろうとは、中々に強敵だったな
しかし、レオンさんの様子が気になる……少し相談に乗るとしよう

さて、迷い込んだ星の光が結晶になる、だったか
拾った者によって色や形が変わるとは実に面白い
研究用は勿論、私が拾った結晶がどうなるかも気になるし
是非一つ確保しておきたいな

【視力】を活かして流れ落ちる光を見つけようと
星空を見上げてみたが……これはまた絶景だな
森で見る夜空とは全く違う
(暫し仲間と共に星空を楽しむ)

っと、回収も忘れずに行う
なに、仲間の分まで取ったりはしない
皆の結晶がどう変化するかも気になる部分だからな(UCでペンと本を動かしメモ)

メノンさんか
ああ、私の星は――(変化お任せ)


ロラン・ヒュッテンブレナー
【書庫組】

お星さまがすごいね
(空を眺めながらみんなのレオンおにいさんへの言葉を狼の聴覚で【聞き耳】)

あ、あっち、近くに落ちたよ?
なにか見つかるかも?
(みんなを誘導したらレオンおにいさんを呼び止める)

みんなは、ああ言ってたけどね、ぼくは、気にして欲しいし、悩んでほしいの
レオンおにいさんは、戦いに積極的な人だから
忘れる事も、慣れる事もしてほしくないの
(多くは語らない)

みんな、探しに行ってるよ
ぼくは、アルターギアと待ってるから、行って来て

アルターギアの肩に乗ってみんなを眺める
ぼくの周りに星が降ってくる
輝くその姿は、ぼくが背負ってきた想いと命に見えて

大丈夫、ぼくは、忘れないよ
この命が尽きるまで、ね


夜刀神・鏡介
【書庫組】
こうして、この島には平穏が戻ったのだった……と
確かに、星を見るには丁度いい頃合いだな

俺は色々と割り切ってるが、レオンに同じようにしろとは言えない
まあ、今すぐとは言わないが、精々悩むと良い

望遠鏡と星座の本でも借りて天体観測と洒落込もう
星に興味がある訳じゃないが、こう綺麗なら試したくなるだろ
そういえば、そっちの望遠鏡はルゥが?そりゃ凄いな
交代で望遠鏡を覗き込んだり、アンに「あの星座が何かその本に書いてないか?」とか聞いてみよう

……お、流れ星が見えたぞ。あっちの方に行けば結晶が見つかるんじゃないか?
それじゃ、一つ見に行くとしよう

皆、綺麗なものを拾ったな。加工したら、装飾品とかにできそうだ


レオンハルト・アウストラリス
【書庫組】
想うは最後に首を刎ねた魔導士の今際の表情。
極悪人とはいえ人型の敵を直接手に掛けた経験は初めてでさ、
後悔してる訳じゃないけど、何となく複雑な気分なんだよな…

ロランの言葉に、繕う言葉も返すべき言葉も浮かばない。
ロランが、この小さな体に今までどれだけの物を背負わされたか分からない。
胸の内のささくれのような想いは消えず…されど痛みは和らいだ。
今はただ、みんなで守った満天の夜空を眺めて楽しみたいと思えるくらいには
だから一言、「ありがとう」と感謝を。

きっとここにある結晶は、誰かの願いを乗せた流れ星なのかもな。
星の海から流れ落ちた結晶に手を伸ばす
その手の中に流れた星の結晶は、とても暖かで綺麗だった


メノン・メルヴォルド
【書庫組】


静かになった島、良かった、ね
皆と一緒に護れた事が嬉しい
ん、レオンくん…どうかした?
少し気になり声をかけてみる

…星が、今にも降ってきそうなのよ
すごいの

――闇夜だからこそ、この輝きがあるのかもしれない
――光だけでは気づけない美しさが

ふふ、空をずっと見上げていると首が痛くなっちゃう、ね
星座を見つけられたなら、ステキ
ルゥくんが作ってくれた望遠鏡、良ければ少し覗いてみたいの
遠くの星までよく見えるのよ

え、流れ星?
行ってみたい

落ちてきた星の結晶を拾ってみるね
掌に乗るくらいの、中心に光を宿し青を映したような
…キレイ
ずっと見ていたい

また1つ、宝物が増えたの
皆の結晶はどんな色?
アウラさんの星は変化した?



「やれやれ、何とかなってよかったよ。ああいう手合いの相手は得意じゃないから……」
「気付けばもう夜になろうとは、中々に強敵だったな」
「わ、もうこんな時間ですか。戦い続きでさすがに疲れちゃいました……」
 長い銀髪の中に無造作に指を突っ込んで手櫛をかけるアン・カルド(銀の魔術師、或いは銀枠の魔術師・f25409)と羽の手入れをするアウラ・ウェネーフィカ(梟翼の魔女・f25573)。戦いの疲れで気付くのが遅れたが二條・心春(UDC召喚士・f11004)の言う通り夜の帳はとうに落ちている。
 だがそれにもかかわらず高天に架かる星々からの光は足元を揺れる草の一本一本まで照らしていた。本来なら戦いで火照った心身を冷ますのに向いた風の中、あるいはだからこそレオンハルト・アウストラリス(魔剣の勇者・f20419)の中では決着の際の記憶から感情が絶えず湧き出ていた。
(「あの時……」)
 自分の落とした首と目があった。あれが人型の過去から蘇った怪物に過ぎないことは分かっている。オブリビオンにはこれまで幾度も魔剣を振り下ろしてきた。それらと変わらないはずだ。……理性はそう言っているのに感情が落ち着いてはくれない。
「ん、レオンくん……どうかした?」
「いや、なんでもない」
 メノン・メルヴォルド(wander and wander・f12134)の可愛らしい声に考えるよりも先に否定の言葉が出る。そこに考えはなく反射で心配をかけまいとしたのかも知れない。その様子に夜刀神・鏡介(道を探す者・f28122)は既視感を持つものの、何も言わない。恐らく軍学校で聞かされたそれであり、人型の影朧や影朧戦線に当たった学徒兵が打つかる壁と同じものだろうと。彼だけではなく他の書庫のメンバーも同じだ。ただ誰もが彼の側から口を開くのを静かに待っている。
「――お星さまがすごいね」
「夜が星あかりでこうも明るくなるのか。アポカリプスヘルの砂埃越しの空とは大違いだ」
 不意にロラン・ヒュッテンブレナー(人狼の電脳魔術士・f04258)が口を開きルゥ・グレイス(RuG0049_1D/1S・f30247)がそれに続く。ロランがそう言い出したのは書庫の主というのも有るだろうし、起きたばかりで天使核型望遠鏡を背負ったルゥの体を気遣ったのも有るのだろう。手早く土の柔らかい場所に敷物を広げて天体観測の準備をする。
「天馬の天使核、分けてもらったので望遠鏡を作ってみました。まあシンプルなものですが」
「そりゃ凄いな」
 鏡介に観察されながら即興の天体望遠鏡をセッティングするルゥの傍らで、それが終わるのを待つメノンと小春が空を見上げて溜息をつく。
「……星が、今にも降ってきそうなのよ。すごいの」
「はぁ……綺麗な星空です。やっぱりUDCアースの星空とは色々違うんですね。この素敵な景色を守れただけでも、頑張った甲斐がありました。……ほらレオンくん、星がとても綺麗ですよ!」
 そう言って小春はレオンハルトの肩を叩く。彼も彼女と同じ方向に目を向けるが眺めるばかりで見ている気配はない。アンは彼の方を見ながらも集落で借りてきた星図を広げている。
「……この本を見るに随分と星座が身近みたいだね、この世界は。いやここはそれだけじゃない? 空が近いからか他の島との見え方の違いまで書いてある」
 資料によればこのアスター島から見える星は他の島より光度だけでなく星同士の距離も縮まる傾向があるらしい。
「見え方、か。レオン君」
 本を読むことに集中していたように見えていたアンから不意に声をかけられたレオンハルトは驚いたように彼女を見た。
「レオン君、あれはこの星と同じだ。見た目は違っていても中身はいつも戦っているものと変わらない。……だからあまり気に病まないことだ」
 アンはそれだけいうと開いたページに栞を挟んで立ち上がり空を見上げる。インクの星よりも明るいものが浮かんでいる。その夜空の星から何かが分かたれて、重さを持って草むらに落ちていく。
「あ、あっち、近くに落ちたよ? なにか見つかるかも?」
「そうだね、ロラン君。探しに行ってみようじゃあないか。
 ロランのその声に諭されるようにまずアンが頷きアウラを伴ってそちらに向かい、その背を小春とメノンが追う。奇しくもそこに残されたのは書庫の男性陣となった。


「アンさんは、ああ言ってたけどね、ぼくは、気にして欲しいし、悩んでほしいの」
「………」
 この状況を作り出したロランからレオンハルトに向けられたのはそんな言葉だった。ロランは、いやここに残った者達はそれぞれに手を汚す経験をしてきたし、それと向き合って来た者達だ。
「レオンおにいさんは、戦いに積極的な人だから、忘れる事も、慣れる事もしてほしくないの」
 その小さな体に背負わされた業、ロランの言葉はそこから紡ぎ出されているのはレオンハルトにも分かった。
「まあ、今すぐとは言わないが、精々悩むと良い」
「人を殺めて揺れる心があることがいつか君の力になる、と思う」
 鏡介とルゥもそれぞれの言葉でレオンハルトにそう投げかける。それは決して優しいと呼べるものではないかも知れないが、信頼すべきと判断した相手にこそ向けられるもの。
「……ありがとう」
 レオンハルトの胸の中には未だ落ち着かないささくれのようなものが残ったままだ。ただ痛みは和らいだ、単に痛みに慣れてきただけなのかも知れないが、その分だけ空を見る余裕が生まれてきた。そう感じた時に彼の口から感謝の言葉が溢れた。
「……お、流れ星が見えたぞ。あっちの方に行けば結晶が見つかるんじゃないか?」
「そうですね、この辺りには落ちてないようですし」
 鏡介とルゥがレオンハルトを見、その背中をロランが押す。
「みんな、探しに行ってるよ。ぼくは、アルターギアと待ってるから、行って来て」
 レオンハルトは両脇と背中にいる者達に目を向けてから星の落ちた方向へ歩き出す。
「……ここの星空はこんなに綺麗だったのか」


「確かこの辺りに落ちたはずだが……」
 アウラの目は落ちる間際の星を追っていたらしい。その付近にまで行き背の低い草を覗き込めば、確かに光る石のようなものが葉に引っかかって光を上げていた。彼女がそれを拾い上げると、無色の光を湛えていたそれは深い緑と直線的に枝分かれした形状に変わっていく。
「面白い、これは私の魔力に反応しているのか」
 彼女は手にしたそれと空の星を見比べるために顔を上げる。
「改めて見ると絶景だな、森で見る夜空とは全く違う」
「うーむ、見えている星も多いからか一つの星座に使われている星の数も多いねぇ、はっきりとした像を結んでるよ」
 彼女と揃って空を見上げたアンも記憶した星図を空に重ねている。もしこれを頼りにする船乗りがいるとするのなら覚えるのに苦労するだろう。
(「――闇夜だからこそ、この輝きがあるのかもしれない」)
 メノンは一旦空から目を落とし広がる平原に目を向ける。そこにあるのは光を反射するものすら僅かで、横に広がる暗闇。明るく見えるのは草の下からの照り返しによるものだろう。
(「――光だけでは気づけない美しさが」)
 もし星の光が強すぎれば眩くて瞼も開けられないだろう。メノンがそう考えてもう一度星に酔おうとしていると落ちた星を探していた小春の声が上がる。
「こちらにも落ちてましたよ! 落ちたらすぐ拾わないとなくなってしまうみたいです」
 氷が溶けていくように小さくなっていく星を小春が拾い上げると、薄紅色の平たいハート型に定着する。
「これが星か、意外と小さいが……きらきらと綺麗じゃあないか」
「ふむ、私のものとはだいぶ違うな」
「アウラさんのはどんな風に変化した?」
 それぞれに拾った星を持ち寄って見せ合う彼女達、アンとメノンもそれぞれに星拾いを行う。
「なるほどねえ、こう来たか」
 アンが拾い上げたそれは光というよりは鈍色となり槍の穂先のような鋭い形を持つ。何を反映したのかは分からないが彼女の口元が歪む。そしてメノンの方はというと手にしたそれを夜空と見比べていた。
「……キレイ」
 それは今日の夜空と記憶をその中に詰め込んだようなカタチだった。青い塊の中に光が宿るような。彼女は夜空と並べるのをやめると丁寧にそれを荷物の中へとしまい込む。
「不思議な現象……どういう仕組みなのか調べてみたいけど」
 彼女たちに近づいた所でルゥも足元に転がっていたそれを拾う。手にした瞬間赤く染まるそれをポケットの中に突っ込み、「まあ、後でいいか」と呟いた。
(「きっとここにある結晶は、誰かの願いを乗せた流れ星なのかもな」)
 レオンハルトは手の中で灯火のように揺れる星を軽く握りそんな事を考える。そこからは確かに熱を感じられた。書庫の仲間達がそれぞれに星を手にしているのに鏡介は頷いている。
「皆、綺麗なものを拾ったみたいだな。加工したら装飾品とかにできそうだ」
 彼の懐の中にも既にそれは収まっている、さて皆はどうするのかと思いながら彼は思案する。


 彼らの様子をロランはアルターギアの肩の上に座って眺めていた。そこに座っていると空中から星が結晶化して地面に落ちていくのがよく見える。それは地面に落ちてからも光り続けているが、そのうち消えてしまう儚いものだった。彼はそれに自分がこれまで背負ってきたものを重ね合わせる。
「大丈夫、ぼくは、忘れないよ。この命が尽きるまで、ね」
 彼のその呟きは風に溶ける、そしてこつんと彼の隣に星の結晶が跳ねて転がってくる。その姿形は――。
大成功 🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵

ステラ・タタリクス
やはりこのような静かな島には平穏が似合います
いえ、生活の喧騒は好ましいものですけども

この時間帯ですと
どこかを訪れるにもお邪魔になるでしょう
なので

アスター島の中にある街の中をゆっくりと歩いて回ります
特に何をするわけでもなく、ただこの世界の生活を見て回る
ああ、でもお土産とか合法的に入手できる手段で
天使核が手に入るなら買っておきましょう
ガレオノイドの私たちにとってはとても大切なものですし
この島で戦ったといういい記念になります

……普通にお腹が空きましたね?
歩きながら食べることが出来る串とかパンとかを買い込んで
街の外へ出ましょうか
ええ、星空が有名なのでしょう?
見て置かないともったいないですから



 アスター島の集落を散策していたステラ・タタリクス(紫苑・f33899)の足が、草原との境目で止まる。恐らく基本的な住民自体が多くない――多く見積もって500人程度だろう――の集落ならばそれほど迷うこともなく巡りきってしまった。
「……ふむ」
 邪魔になると思って住民の元へと立ち寄らなかったのが裏目に出たかも知れない。もっとも土や草の匂いがする村というのも彼女の地元では珍しいものではあったので、それそれで良かったのだけれども。人口密度の薄さゆえに大きめの家とその近くにある畑。クロムキャバリアではこれほど贅沢な土地の使い方は出来ないだろう。
「そういえばここには宿がありましたね」
 秘境的な観光地にある一軒だけのホテル。こちらもかさ増しする必要は無いので横に広い。土産物も置いてあるはずだ。くるりとステラは踵を返すと宿へと向かう。窓から漏れる光は天使核に依るものだろうか。子供の大きな声が窓を震わせている。そんなものを見遣りながら彼女が扉を開けると、頬杖を付いていた受付の男性がはたと起きる。
「おっと、今日の主役がやっと来てくれたか」
「……主役?」
「帝国の奴らを追い払ってくれたんんだろ? だから今日の主役だ」
 どうやら彼らから見ればそういう認識らしい。
「では、その主役らしく欲しい物があるんですが。……天使核とか」
「お、じゃああんた達が倒した魔道士の玉座に付いてたのとかどうだ?」
「……結構高価なやつですよね?」
「この村の存続に比べれば安いもんさ。あと収入になりそうなものはちゃんと拾っておいたからな」
 そんなやり取りをしていると、ステラの腹部から可愛らしい鳴き声が響く。
「……普通にお腹が空きましたね?」
「ディナーの準備ならできてるがどうするかい?」
「外で空を見ながら食べたいので包んでもらえますか?」
「よしきた」
 ステラは包みを受け取ると一礼をする。
「ありがとうございます。星空が有名と聞いたものですから。見ておかないともったいないでしょう?」
「ああ、この島の数少ない自慢だ。楽しんでいってくれ」
 ステラは扉を開け再び外に出ると、空には星々の輝きが満ちていた。足元を気にしながら彼女は上を向いて歩き始めたーー。
大成功 🔵🔵🔵

最終結果:成功

完成日2021年08月08日
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