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竜神親分と行く、カクリヨのカッコいい「映え」探しツアー

#カクリヨファンタズム #戦後 #碎輝 #映え

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#戦後
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「俺は基本、す~ぐ『映え~!!』とか言って写真撮ってはSNSに上げてるような人種とは相いれない人間っすけど」
 突然の雨月・雨莉(は何もしない・f03581)の自己紹介から始まった話に、猟兵達はそれがどうした? と一斉にポカンとした。それを意に介する様子もなく、雨莉はグッと拳を握って話し続ける。
「……相いれない人間っすけど、かの竜神親分の頼みとあらば仕方ないっすね! 行きましょっか! カクリヨの最高にカッコいい『映え』探しツアー!!」
 全然話が見えないので細かく尋ねると、どうやら長年封印されてきた竜神親分碎輝が、最近になって『映え』の概念を知ったらしく、興味津々らしい。
「曰く、『カッコいい映え』ってなんだ?』って」
 『カッコいい映え』かぁ……と猟兵達も難しい顔になる。『映え』自体は、SNSに投稿した時に見栄えがよかったりおしゃれだったりするモノ、ってことでだいたい合ってるが。それが『カッコいい』かぁ……どっちかっていうと、綺麗だったりおしゃれだったり可愛かったりするモノに対して『映え』の概念が使われることが多い気がする。じゃあ『カッコいい映え』とは……? 悩む猟兵達に、雨莉は軽い調子で声をかける。
「まぁ、そんな悩まなくていいっすよ。映える映えないって、割と個人の主観によるところが大きいし。単純に、自分がカッコいいと思う景色だったりモノだったりを撮ればいいんじゃないっすかね。碎輝と一緒に」
 そう、碎輝と一緒に。雨莉が言い忘れてたが、これは最近『映え』の概念を知った碎輝と、『カッコいい映え』について語り、実際にカッコいい映える写真を撮るべくカクリヨを巡る、名付けて「竜神親分と行く、カクリヨの最高にカッコいい『映え』探しツアー」なのだ。
「実際にカクリヨファンタズムでカッコいい映えスポット知ってる人はそこに碎輝連れてってもいいし。知らない人はカクリヨのカッコいい映えスポットを一緒に探したらいいんじゃないすかね」
 まぁカクリヨも広いので、一からカッコいい映えスポットを探すというのも大変だろう。迷う場合はカクリヨによくある感じの昭和レトロな街並みがあるので、そこからカッコいい映えスポットを探せばいいと雨莉は言った。
「どうしても思いつかないなら碎輝。碎輝撮ればいいんじゃないすかね。碎輝イケメンなんで、碎輝撮るだけでも映えそう」
 オイ。雨莉の提案に猟兵達は一斉に突っ込む。それはお前が撮って欲しいだけだろう。まぁ事実っすけど、と素直に認めた上で、
「まあ、碎輝に限らず俺こそがカッコいい! って自信がある人はいっそ自撮りでもいいし。景色や人に限らず、カッコいいと思うモノ、例えば思い入れのあるアイテムなんか撮ってもいいし」
 と言う。そうして碎輝と一緒にカッコいいと思う映え写真を撮り、見せ合い、語り合ったなら。
「成長電流形態の碎輝と戦ってください」
 なんで!? とまたも猟兵達が突っ込む。これは竜神親分とカッコいい映えを探す、平和なツアーじゃなかったのか!? その突っ込みに、雨莉は頭を掻きながら答える。
「正確には、碎輝の依頼は『俺と戦って俺の成長を止めて欲しい。ついでにカッコいい映えを教えて欲しい』だったんすよ」
 そもそも、竜神親分こと碎輝が長らくカクリヨファンタズムの最奥で封印されてきたのは、最弱の状態から無限に成長する碎輝自身が原因で、カタストロフを起こしてしまう危険があったからだ。
「でも、猟兵の皆さんが現れたことで状況が変わったんすよ。碎輝は倒されることで『小学生形態』となり、しばらくの間、成長が止まるんで」
 だから猟兵達には自分と戦い、勝利して欲しいということだ。どっちかというとカッコいい映え探しツアーは前座で、本題は碎輝と戦って、彼の成長を止めることっぽい。先に言えよ! と突っ込みたくなる。まあこのグリモア猟兵が大事なことを後に言うのは割とよくあることだった。
「ちなみに、実は碎輝は『自分がヒロイックな状況に追い込まれる』とよりパワーアップするらしくて。『敵がかっこよかったり正々堂々としていれば、そこまで成長しないはず!』とのことっす」
 だからこその前座が、カッコいい映え探しツアーなのかもしれない。碎輝はかっこいい談義にはノリノリで応じてくるし、カッコいい映えを探すうちに、碎輝との戦いに応用できるかっこいい何かが見つかるかもしれないし(?)。
「ま、猟兵の皆さんと碎輝との戦い自体が映えそうっすけどね。たぶんむちゃくちゃカッコいいんで。勝てば碎輝ショタになるし」
 そう言いながらグッと親指を立てる雨莉。最後の一言いる? という突っ込みはともかく。雨莉は急にしゅんとする。
「竜神親分と行く、カッコいい『映え』探しツアー……できることなら、俺も一緒に行って撮りたいところっすけど……残念ながら、俺は皆さんを転送させる仕事があるんで、一緒には行けないんすよ。だから、皆さんにお願いがあるっす」
 雨莉は真剣な面持ちで、インスタントカメラを猟兵達に差し出す。
「これで碎輝の写真撮ってきてくださいっす。イケメン碎輝でも、ショタ碎輝でも」
 つまり盗撮じゃねーか、と冷静に猟兵達はそのインスタントカメラを叩き落した。ああ~! と嘆く雨莉を尻目に、猟兵達はとっとと現場に転送される。竜神親分の頼みは聞こう。グリモア猟兵の頼みを聞くかは……個々の猟兵次第だ。


ライ麦
 どうもこんにちは。碎輝萌えマスター、ライ麦です!(自己紹介)
 今回は碎輝と一緒に、カクリヨのカッコいい映えを探すツアーに皆さんをご招待します!
 以下OPを読まなくても分かるまとめです。

●第一章
 碎輝と一緒に、カクリヨのカッコいい映えを探します。
 カクリヨファンタズムでカッコいい映えスポット知ってる人はそこに碎輝連れてってもいいし、思いつかない人はカクリヨによくある感じの昭和レトロな街並みがあるので、そこで映えスポット探しても構いません。映えスポットに限らず、自分こそがカッコいい! と思えば自撮りしても構いませんし(せっかくならより映えるように盛りましょう)、それ以外にもこれがカッコいい映えだ! と思うモノがあればそれを撮っても構いません。
 碎輝はカッコいい映え談義にはノリノリで応じてきます。

●第二章
 成長電流形態の碎輝と戦って勝利します。終わり(簡潔)。
 第一章で語り合ったり撮りあったカッコいい映えで参考にできる技とかなんかあれば使いましょう。なきゃないで普通に殴ればいいです。
 倒された碎輝はダウンして、この戦闘分も含め、しばらく成長しない「小学生形態」に変形します。

●その他
 雨莉が碎輝の写真撮って来て欲しいみたいですが、それは無視しても撮ってあげてもどっちでもいいです。お任せします。

 それでは、皆さんのカッコいい映えとプレイングを、心よりお待ちしております!
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第1章 日常 『映える写真を撮ろう!!』

POW   :    めちゃめちゃ気合を入れて撮影に臨む!

SPD   :    一瞬の煌めきを決して見逃さない……!

WIZ   :    構図や配置にこだわり完璧な画を撮る!

👑5
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​

種別『日常』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

亞東・霧亥
【UC】
本来なら索敵や精密射撃に用いる宙界の瞳を、全方向かつ多角度から自分と碎輝を映すカメラにする。

「7色の機体がそれぞれ無軌道を描きながら、撮れ高の良い角度でシャッターを切る。難しいとは思うが、顔を向けるなり目線を向けるなりしてくれ。慣れてくれば、様々なポーズで撮る事も可能だ。一通り撮影したら動画も撮るぞ。」

序盤、中盤、終盤、隙無く躍動感のある姿を撮り続ける。



 碎輝は落ち着かない様子で、自分の上空や周囲を飛び回る7色の機体を眺めていた。
「なぁ、これってなんだ?」
「『宙界の瞳』だな。本来なら索敵や精密射撃に用いるものだが……今はカメラだ」
 碎輝の問いに、亞東・霧亥(夢幻の剣誓・f05789)は機体を指差して答える。
「7色の機体がそれぞれ無軌道を描きながら、撮れ高の良い角度でシャッターを切る。難しいとは思うが、顔を向けるなり目線を向けるなりしてくれ。慣れてくれば、様々なポーズで撮る事も可能だ」
 霧亥の答えに、碎輝はパァッと顔を明るくした。
「なるほど! あらゆる角度から、カッコいい瞬間を見逃さず撮る……それがカッコいい『映え』ってことか!」
 そういうことなら、と碎輝はノリノリで得物の槍を構え、こうか? それともこうか? と色々ポーズを取りながら、様々な角度で迫る宙界の瞳達にカメラ目線を向けている。一緒になってそれに付き合いながら、霧亥は、
「一通り撮影したら動画も撮るぞ」
 と声をかけた。
「了解だ! カッコいい瞬間は、いつ訪れるか分からないからな……!」
 ぶんぶん槍を振り回しながら、碎輝は力強く頷く。こうして、二人は序盤、中盤、終盤、隙無く躍動感のある姿を撮り続けた。一瞬の煌めきを、決して逃さぬように。

成功 🔵​🔵​🔴​

ウィル・グラマン
●POW

よぉ、面白そうな事をするって聞いてまた遊びに来たぜ!
映えを探してるんだってな
にひひ
良いぜ、取っておきの場所があるから付いて来な

ここが俺様の映えスポット、駄菓子屋だぜ
最近ハマってんだよなー
おもしれぇ匣体があったり駄菓子を山程食えたりな
んで、映えそうな駄菓子は棒ジュースだ
こいつの先っちょを切って飲むんだけど、鋏で切らないで自分の歯で噛み切るのがワイルドでかっけーんだよ
飲み方もただ吸うだけじゃなくて、持ち上げて口に流し込むのもオススメだぜ
それと、玩具のグラサンとか煙草みてぇな駄菓子もあるから一緒にキメてみようぜ

あ、そうだ
ついでだし雨莉のスマホに写真を送ってみっか
卒倒するぜぇきっと…にゃはは



「よぉ、面白そうな事をするって聞いてまた遊びに来たぜ!」
 軽く片手を上げて挨拶するウィル・グラマン(電脳モンスターテイマー・f30811)に、碎輝も、
「ああ、ウィルか。また会ったな!」
 と笑顔で答えた。
「で、映えを探してるんだってな?」
 ニヤッと笑って問うウィルに、
「そうなんだよ。カッコいい『映え』、まだまだ見つけたりなくてさ」
 と碎輝は頭を掻く。
「にひひ。そういうことなら良いぜ、取っておきの場所があるから付いて来な」
 ウィルは笑い、クイッと親指で指し示した。
「? 取っておきの場所……どこだ?」
 首を傾げつつ、碎輝は彼の後を着いていく。やがて二人が辿り着いたのは、カクリヨにはよくある、昔ながらの駄菓子屋さんだった。
「ここが俺様の映えスポット、駄菓子屋だぜ」
 指差すウィルに、碎輝は目を瞬かせる。
「駄菓子屋?」
「そ、駄菓子屋。最近ハマってんだよなー。おもしれぇ匣体があったり駄菓子を山程食えたりな」
 頭の後ろで手を組み答えるウィルに、確かに楽しい場所だけど、と碎輝は中を覗き込む。
「具体的に、どこらへんがカッコいい『映え』なんだ?」
「映えそうな駄菓子は棒ジュースだ」
 ウィルは色とりどりの棒ジュースを手に取り答える。
「棒ジュースか! 確かにカラフルで綺麗だよな……ん? でもカッコいいとはちょっと違うような」
「いや、こいつの先っちょを切って飲むとき、鋏で切らないで自分の歯で噛み切るのがワイルドでかっけーんだよ」
 そう言って、ウィルは実際に実演してみせた。ガリッとワイルドに飲み口を嚙み切ってみせる彼に、碎輝はおおー! と目を輝かせる。
「確かにそれはカッコいいかもな!」
「飲み方もただ吸うだけじゃなくて、持ち上げて口に流し込むのもオススメだぜ」
「なるほどー! ワイルドだな……!」
 棒ジュースにこんな飲み方があったなんてな、と感心しながら、碎輝もウィルの真似をして飲み口を嚙み切り、持ち上げて口に流し込む。それを撮りつつ、ウィルは口を開いた。
「それと、玩具のグラサンとか煙草みてぇな駄菓子もあるから一緒にキメてみようぜ」
「そうか、それもワイルドだな!」
 碎輝もノリノリでウィルと一緒に玩具のサングラスをかけ、煙草みたいな駄菓子をくわえてみせる。そうして二人でポーズを決め、ウィルのゲーミングスマホでツーショットを撮った。撮った写真を眺めつつ、ウィルは、
「あ、そうだ」
 と悪戯っぽい笑みを浮かべる。
「ついでだし雨莉のスマホに写真を送ってみっか。卒倒するぜぇきっと……にゃはは」
 この依頼を持ってきたグリモア猟兵の顔を思い浮かべ、ニヤニヤしながらウィルは送信ボタンを押したのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​




第2章 ボス戦 『竜神親分『碎輝』成長電流形態』

POW   :    成長電流
【黄金竜】に変身し、レベル×100km/hで飛翔しながら、戦場の敵全てに弱い【状態から次第に強くなっていく電流】を放ち続ける。
SPD   :    黄金竜神
【体に雷を纏う】事で【無限に成長を続ける黄金竜の姿】に変身し、スピードと反応速度が爆発的に増大する。ただし、解除するまで毎秒寿命を削る。
WIZ   :    超電竜撃滅衝
自身が装備する【槍】から【無限に成長する巨竜型の雷電】を放ち、レベルm半径内の敵全員にダメージと【麻痺】の状態異常を与える。
👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠山田・二十五郎です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


「カッコいい『映え』にも色々あるんだな」
 カッコつけて腕を組みながら、ガリッと煙草みたいな駄菓子を嚙み砕く碎輝。
「もう少しカッコいい『映え』探ししたかった気もするけど……あんまり時間かけると、俺が『成長』しちゃうからな。そろそろ、戦いといこうか!」
 そう言って、玩具のサングラスをカッコよく投げ捨てた碎輝の周囲に、バリバリと紫の電流が迸る。この光景、映えそう。というのはともかく。碎輝は槍を構えた。
「さあ、猟兵達よ。俺に、カッコいい『映える』戦い方を見せてくれ!」
 ちょうどあらゆる角度から霧亥が撮ってくれてるしな、とクイッと親指で霧亥の『宙界の瞳』を指差す碎輝。今からでも「カッコいい『映え』」を戦いの中から見つけ出すことは可能だろう。
 というわけで、猟兵達も構えた。カメラじゃなくて武器を。
リュート・アコルト
無限に成長する竜神親分か
すげえじゃねえか!
俺は自分の顔もよく見ねえから「映え」って何か分かんねえけどよ
碎輝とは一度戦ってみてえって思ってたんだ
俺もこの戦いで成長してやる
竜神親分、胸を借りるぜ!

クロノスに騎乗して飛翔
相手は格上
油断はしねえぜ!
空中から攻撃しては離れるの繰り返しで隙を伺う
黄金竜に変化したら肉を剥ぎ取って喰らうぜ!
未来の俺は他の猟兵みてえにでかくなって
黄金竜だって一人で倒せるような姿になってやる!
クロみてえに自分で空も飛べるんだぜ
成長しねえ内に強烈な一撃を食らわせてやる!

今の俺はチビでガキでも、未来の俺はお前を超える!
いつでも碎輝をとめられるくれえのでっかい男になってやるからな!



「無限に成長する竜神親分か。すげえじゃねえか!」
 一度戦ってみたいと思っていた相手を目の当たりにしたリュート・アコルト(竜騎士・f34116)は目を輝かせた。自分の顔もよく見ないから、「映え」って何かよく分からないけど。でもとりあえず「映え」探しのターンは終わったみたいだし。なら! とリュートは掌を拳でパシンと打った。
「俺もこの戦いで成長してやる! 竜神親分、胸を借りるぜ!」
「いいぜ、その意気だ! 来い!」
 碎輝も気合い十分に、リュートに向かって槍を構える。相手は格上、油断はしない。リュートは相棒のクロノスに騎乗し、飛翔した。そして空中から、装備するカラフルポン菓子(ポン菓子ガトリング)やスカイソードで攻撃しては離れるの繰り返しで隙を伺う。それらの攻撃を槍でいなし、時にはくらいながら、碎輝は、
「なるほど、ヒット&アウェイか……悪くない戦法だな。なら、それを上回るスピードで!」
 と体に雷を纏い、無限に成長を続ける黄金竜の姿に変身する。それを待っていた。リュートはすかさず竜変万化撃で、その肉を剥ぎ取って喰らう!
「なっ……!? 痛ってぇ!!」
 さすがに肉を剥ぎ取られることは想定していない。痛がる碎輝の前で、彼はさらに他の猟兵(身長高めの人)並みにでかく、黄金竜すら一人で倒せるような姿に変身する! この姿ならクロノスみたいに、自力で空も飛べる。リュートは騎乗していた相棒の背から飛び降り、空中から落下の威力を乗せたスカイソードを振り被った。
「今の俺はチビでガキでも、未来の俺はお前を超える! いつでも碎輝をとめられるくれえのでっかい男になってやるからな!」
 その言葉と共に、強烈な一撃をお見舞いする! その一撃に大きく体をよろめかせながらも、碎輝は、
「そうか、それは楽しみだな!」
 と笑みを浮かべたのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

亞東・霧亥
【UC】
そいつはな、相手の首を獲る執念だけで生きている奴だ。
相手が強いほど執拗で、自分の命を省みない。
面倒で厄介で泥臭くて、ここ一番で頼れる益荒男だ。
俺達の波状攻撃、凌いで魅せろ。

・怒濤の如き『切断』の嵐は全て碎輝の首に向けられる。
波濤の如く押し寄せる『残像』で首狩武者の姿を眩まし、死角から躍り出る隙を生む。
時折差し込む『グラップル』からの掴み技は碎輝の体幹を崩しに掛かる。

首狩にとって久方振りの強者、満足するまで付き合ってもらうぞ。



「首置いてけ!」
 ――碎輝と猟兵達との戦いの最中。突如として戦場に、超嬉しそうにそう叫ぶ声が響いた。
「な……なんだ? 首置いてけって、物騒だな……」
 その声に、思わず立ち止って辺りを見回す碎輝。果たして、亞東・霧亥(夢幻の剣誓・f05789)の傍に声の主はいた。立派な武者男だった。その武者男はなおも嬉しそうに、「首置いてけ!」と叫んでいる。碎輝に向かって。
 内容が内容だけにちょっと青くなってる碎輝に、霧亥は武者の陰から言った。
「驚いたか? そいつはな、相手の首を獲る執念だけで生きている奴だ。相手が強いほど執拗で、自分の命を省みない。面倒で厄介で泥臭くて、ここ一番で頼れる益荒男だ」
「は~ん……なるほどな、首狩武者ってわけか……そういえば似たような妖怪の話、どこかで聞いたことがあるような気がするな……面白いじゃないか! 俺とその首狩武者、どっちが強いか……力比べといこうぜ!」
 青くなったのは一瞬、強者の気配に、碎輝は生き生きと槍を構えた。結局コイツもバトルジャンキーだった。
「俺達の波状攻撃、凌いで魅せろ」
「ああ、そう簡単に首はやれないからな……!」
 頷き、碎輝は構えた槍から「行くぜ、超電竜撃滅衝!」と無限に成長する巨竜型の雷電を放つ。その雷電を掻い潜り、怒濤の如き『切断』の嵐が碎輝の首に向けられた。
「うわ、ちょ!?」
 さすがに慌てた碎輝が、槍と手で首元をガードする。そこに霧亥の『残像』が波濤の如く押し寄せた。
「えっ待て、どれが本物……」
 押し寄せる残像に、彼が目を白黒させている間に。死角から首狩武者が躍り出た。
「!? 今のは目くらましか……!」
 咄嗟に槍を突き付けようとする碎輝の態勢を、霧亥が『グラップル』からの掴み技で崩す。倒れた彼に、首狩武者が圧し掛かった。
「首狩にとって久方振りの強者、満足するまで付き合ってもらうぞ」
「はっ、望むところだぜ……!」
 首狩武者をなんとか押しのけようとしつつ、碎輝は強気に笑った。もう「映え」とか関係なかった。

成功 🔵​🔵​🔴​

ウィル・グラマン
●SPD&ゲーマーズ

よっしゃぁ!
カッコいい映えって奴をいっちょ見せてやろうじゃねぇか
ゲーミングパーカーを被ったら紐を締めて、猫の目の両薄型電脳ゴーグルで周辺を俺様の電脳空間にしちまって、それらしく場を演出してやるぜ

そうだな…映える=燃える展開と言えば、強敵との決戦場だよな
そうそう、結婚式場みたいな厳かな教会とか、白いタキシード姿……って、ザィーシャ何時から居たんだよっ!?

つーことは、あの写真も撮っていたのを見ていたのかよ……って、おい勝手に話を進めるなって!?

おい、碎輝!
勝負は一旦お預けだ
自分の世界に入って悦ったアイツを止めねぇと、纏めてやられちまう
オレのUCでサポートするから全力で行こうぜ!


ザイーシャ・ヤコヴレフ
●SPD&ゲーマーズ

ふぅん……最後は面白そうな遊びをするのね?
うふふ、ウィルがパーカーを被った隙を見て、こっそり忍び寄って耳打ちしちゃお♪
……結婚式場みたいな教会で、ふたりは白い花婿衣装のタキシード姿になって……あら、気づいちゃった?
何時からって、ふたりが駄菓子屋さんに行ったところから?

ねぇ、折角ウィルが遊び場を作ってくれたから、竜神親分さんも『リアルなおままごと』を一緒に遊びましょ
映える設定となれば、ロミオとジュリエットかしら?
ロミオを愛していたジュリエット、けどロミオはジュリエットではなく竜神の親友を愛していた
ああ、可哀相なジュリエット
けど、大丈夫
ロミオを殺して自分の物にするのだもの、ね?



「よっしゃぁ! カッコいい映えって奴をいっちょ見せてやろうじゃねぇか」
 ウィル・グラマン(電脳モンスターテイマー・f30811)は意気揚々と、ゲーミングパーカーを被って紐を締めた。そしてフードに仕込まれた、猫の目の両薄型電脳ゴーグルで周辺に電脳世界を展開する。これで準備はOK、あとはカッコよく映えるように、場を演出するだけ。ウィルはイメージを電脳世界に反映すべく、目を瞑って考え始めた。
「そうだな……映える=燃える展開と言えば、強敵との決戦場だよな……」
 顎に手を当て、ぶつぶつと呟きながらイメージを構築しようとする彼に、
「ふぅん……最後は面白そうな遊びをするのね?」
 陰から見ていたザイーシャ・ヤコヴレフ(Кролик-убийца・f21663)がクスリと笑って忍び寄った。そしてこっそり耳打ちする。
「……結婚式場みたいな教会で、ふたりは白い花婿衣装のタキシード姿になって……」
「そうそう、結婚式場みたいな厳かな教会とか、白いタキシード姿……」
 ザイーシャの耳打ちにつられて、途中までいい感じに強敵との決戦場っぽく構築されていたウィルの電脳世界が、なんということでしょう! 匠(ザイーシャ)の手であっという間に教会の結婚式場の風景に! ついでにウィルと碎輝の服も白いタキシードに(イメージ上で)変化した。なんかあのグリモア猟兵が鼻血流して喜びそうな光景になっちゃった。
「……えっっ!? なんだこの服!? なんで教会!?」
 突如変わった服と周辺の景色に、碎輝が驚愕する。それから、一人納得したようにポンと手を叩いた。
「……そうか、これがカッコいい映えってヤツなんだな!」
「違ぇし!?」
 全力で突っ込むウィル。いや確かに教会に白いタキシードって映えるけど、作りたかったのはこういう景色じゃないんだってば!! ウィルは恥ずかしさに頬を染めつつ、ギッと元凶であるザイーシャを睨みつけた。
「ザィーシャ何時から居たんだよっ!?」
「何時からって、ふたりが駄菓子屋さんに行ったところから?」
 ザイーシャが頬に指を当てて小首を傾げる。割と前からいらっしゃいました。
「つーことは、あの写真も撮ってたの見てたのかよ……」
 呆れ交じりに片手で顔を覆うウィルのことは無視して、ザイーシャは碎輝に近づいた。
「ねぇ、折角ウィルが遊び場を作ってくれたから、竜神親分さんも『リアルなおままごと』で一緒に遊びましょ」
「おい勝手に話を進めるなって!?」
「遊ぼうって、今(一応)戦闘中だし!? てか『リアルなおままごと』って!?」
 二人の真っ当な突っ込みも意に介さず、ザイーシャは続けた。
「映える設定となれば、ロミオとジュリエットかしら? ロミオを愛していたジュリエット、けどロミオはジュリエットではなく竜神の親友を愛していた……」
 『リアルなおままごと』の設定を語りながら、彼女は恍惚として自分の体を抱く。なんかあのグリモア猟兵が好きそうなシチュエーションだな。というのは置いといて。
「ああ、可哀相なジュリエット! けど、大丈夫。ロミオを殺して自分の物にするのだもの、ね?」
 ニィッと口角をつり上げたザイーシャの瞳が妖しく輝く。
「何言って、」
 戸惑う碎輝の前で、魔法のナイフが閃く。血飛沫が飛び散った。
「は……」
 せっかくの白いタキシードが、鮮血に赤く染まる。事態が飲み込めず、呆然とする碎輝に、再び刃が振るわれた。
「ああ、ジュリエットからロミオを奪った泥棒猫……この場合は泥棒竜ね、もちゃんと殺してあげないとね」
 グサグサと魔法のナイフが、碎輝の体に何度も突き立てられる。確かに彼を倒すのが目的とはいえ、やりすぎだ。ウィルは焦って叫ぶ。
「おい、やめろって――!!」
 瞬間、飛んできたナイフがウィルの頬を斬り裂いた。ヒッと息を呑む。
「心配しないで。ロミオも、後で殺してあげるから」
 パシッと投げて戻ってきたナイフを掴み、ザイーシャはニタリと笑った。確かに九死殺戮刃は味方を1回も攻撃しないと寿命が減るユーベルコードだけど、そういう理由で攻撃したんじゃないっぽい。ウィルは冷や汗をかいた。彼女の輝く瞳が完全にイッチャッてる。これはマズイ。ウィルは碎輝に向かって呼びかけた。
「おい、碎輝! 勝負は一旦お預けだ! 自分の世界に入って悦ったアイツを止めねぇと、纏めてやられちまう! オレのUCでサポートするから全力で行こうぜ!」
「あ、ああ分かった!」
 血を流しながらも、碎輝はよろよろと立ち上がった。そして、
「行くぜ、超電竜撃滅衝!」
 と槍から巨竜型の雷電を放つ。
「そんなの効かな」
 避けようとしたザイーシャの両腕を、後ろからガシッといかにもゲームに出てきそうなゴーレムが掴む。実際これはウィルがサイバー・インストレーションで召喚した、コンピュータゲーム内のギミックだった。彼女は息を呑む。
「なんですって……!?」
 身を捩るザイーシャだが、両腕は強く掴まれて到底抜け出せない。必死で足をバタつかせる彼女を、無限に成長する雷電が呑み込む。
「ああああああああ!」
 絶叫するザイーシャ。感電して麻痺した彼女が、ガックリと首を垂れる。ハァハァ荒い息を吐きながら、碎輝は「……やったな!」とウィルと片手でハイタッチを交わした。ここだけ見ると感動のワンシーンだが、本来倒されるべきは碎輝の方である。その状況の異常さからは目を逸らしつつ、ウィルも「……ああ」とハイタッチを返す。ところで、とすっかり紅に染まったタキシードに目を落としながら碎輝が呟いた。
「俺とウィルってそういう関係だったっけ……?」
「……あれはアイツのリアルおままごとの設定だから」

苦戦 🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​

藤崎・美雪
【闇黒】
【WIZ】
アドリブ連携ツッコミ全振り大歓迎

おーい、碎輝殿また来たぞー
今回はアインさんと2人だけだが

今回は映えるような戦いをすれば良いのだな?
ならば映えるような絵を用意しよう
「歌唱、優しさ」+【スリーピング・シープ】で大量のもふもふ羊召喚
さあ羊たちよ、あの金ぴかのお兄さん(碎輝のこと)に群がるが良い
なかなか映える絵にはなるはず…え、何か違う?
まあ、そう堅苦しいことは言いなさんな
超電竜撃滅衝が来たら気合で逃げるしかないんだから!

終わったら3人で写真撮影でもするか
あのグリモア猟兵のことだから
どこかでビデオカメラ回しているんじゃないかとは思うがそれはそれ
すまんが碎輝殿、付き合っていただけると


アイン・アルブス
【闇黒】
【SPD】
アドリブ連携大歓迎

やっほー碎輝、また来たよ!
今回は美雪と2人だけだけどね

「映える」戦いって何をすればいいんだろう?
とりあえず相棒のクロムキャバリアに乗って戦うね
碎輝も派手な金ぴかの黄金竜になるんだから
キャバリアと黄金竜が正面からぶつかれば十分映える絵にならないかな?

【オーバーブースト・マキシマイザー】起動して
時速77,000kmで飛び回りながら全武装オープン、「制圧射撃」しながら一斉射撃!
ビームライフルやミサイルにマシンガン、全部碎輝にお見舞いしちゃうから!
反撃は全速力の飛翔で回避ね

あっ、写真撮ろう撮ろう!
碎輝ごめんね、ちょっとだけつきあって♪
もちろん、写真は雨莉に渡すから



 突然のヤンデレですっかりカオスな状況に陥った戦場に、二人の清涼剤が現れた。
「やっほー碎輝、また来たよ!」
「おーい、碎輝殿また来たぞー」
 そう手を振りながらやってくるアイン・アルブス(“白の”アイン・f29962)と藤崎・美雪(癒しの歌を奏でる歌姫・f06504)である。以前にも交戦経験がある二人の姿に、碎輝も相好を崩した。
「アインに美雪か! 久しぶりだなー!」
「ああ、今回は映えるような戦いをすれば良いのだな?」
 美雪の確認に、碎輝はそうだと首肯する。なら、と美雪は、
「映えるような絵を用意しよう」
 と優しき歌声の子守歌とともに、もふもふした羊の大群を放った。
「さあ羊たちよ、あの金ぴかのお兄さん(碎輝のこと)に群がるが良い」
 美雪の言葉に、羊たちはメェメェ鳴きながらドッと碎輝に殺到する。
「えっ!? ちょっとま、可愛いけどこれは……多すぎ」
 言いかけた碎輝が瞬く間に羊の群れに埋まる。その景色を見ながら、美雪はうん、と頷いた。
「我ながら、なかなか映える絵にはなったんじゃないかと」
「いやこれはなんか違くね!? 少なくともカッコいいとは……ぐぅ」
 抗議しかけた碎輝、ユーベルコードの効果で爆睡。アインと美雪の登場でカオスが去ったかと思いきや、またカオスになった気がする。美雪は首を傾げた。
「……え、何か違う? まあ、そう堅苦しいことは言いなさんな。超電竜撃滅衝が来たら気合で逃げるしかないんだから!」
 そう拳を握る美雪の言葉通り。ほどなくして目を覚ました碎輝は、
「はっ……! ヤバい、寝てた!? あっでも怪我治ってる!? よく分からないがラッキーだな!」
 と勢いのままに槍から巨竜型の雷電を放つ。ほら来た! と全力で逃げる美雪を庇うように、相棒のクロムキャバリアに乗ったアインが碎輝の前に立ちはだかった。
「「映える」戦いって何をすればいいんだろう?」
 雷電を避けながらアインは考える。考えて、とりあえず【オーバーブースト・マキシマイザー】を起動した。
「碎輝もどうせ派手な金ぴかの黄金竜になるんだから、キャバリアと黄金竜が正面からぶつかれば十分映える絵にならないかな?」
「なるほど、それは映えそうだな……! なら全力で行かせてもらうぜ!」
 頷き、碎輝は体に雷を纏って無限に成長を続ける黄金竜の姿に変身する。黄金竜VS体高5mの人型兵器、ようやく(?)マトモにカッコいい映えるシーンが撮れそうだった。
「じゃあ、いくよー!」
 拳を突き上げ、アインは時速77,000kmで飛び回りながら全武装オープン、制圧射撃しながら一斉射撃! ビームライフルやミサイルにマシンガン、全ての攻撃が碎輝に向かう。黄金竜に変身したことにより、スピードと反応速度が爆発的に増大した彼にも避けきれるものではない。攻撃をくらいながらも、碎輝は感嘆の声を漏らした。
「前に戦った時より速くなってる………! アインも成長してるんだな!」
 俺も負けていられないぜ! と碎輝は飛翔する。そして、弱い状態から次第に強くなっていく電流を放ち続ける。それをアインは全速力の飛翔で回避し、更に全武装からの一斉射撃を放った。飛び交う電流と弾丸、黄金竜とキャバリア。まさにカッコいい「映える」戦い。その戦いを制したのはアインだった。
「これで、おしまいっ!」
 アインがキャバリアから放った弾丸が、碎輝の体に命中する。それがトドメとなり、碎輝は黄金竜の姿から人型に戻って地に落ちた。その背は縮み、小学生並みになっている。もはや見慣れてきた感のある小学生形態の碎輝の前で、美雪は、
「せっかくだから、3人で写真撮影でもするか」
 と呟いた。
「あっ、写真撮ろう撮ろう!」
 キャバリアから降りてきたアインも声を弾ませて駆け寄ってくる。
(「まあ、あのグリモア猟兵のことだからどこかでビデオカメラ回しているんじゃないかとは思うが……それはそれ」)
 例のグリモア猟兵のことを思い、どこか遠い目になりつつも、美雪は
「すまんが碎輝殿、付き合っていただけると」
 とカメラを手に碎輝の手を引く。
「碎輝ごめんね、ちょっとだけつきあって♪」
 アインも軽くウインクして碎輝の手を取った。小学生形態碎輝、何気に両手に花。といっても本人は別に気にしてないようで、
「ああ、いいぜ! せっかくだからな、最高にカッコいい映える写真撮ろうか!」
 と背伸びして一生懸命「さいこうにカッコいいポーズ」を探求していた。その様はむしろ最高に愛らしかった(中の人が出ました)。微笑ましく思いつつ、アインと美雪は「はい、チーズ♪」とシャッターを切る。カッコいい映えかはともかくとして、良い写真が撮れた。その出来栄えを満足そうに眺めつつ、アインは
(「もちろん、写真は雨莉に渡すから」)
 と微笑んだのだった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​



最終結果:成功

完成日:2021年10月30日


挿絵イラスト