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厄災の禍動、遠からず

#ダークセイヴァー

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#ダークセイヴァー


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●厄災の禍動、遠からず
 それは、一人蠢いていた。
 闇の中、ゆっくりと密やかに。
 ひょこり、と岩の影から耳が出る。
 そして、そこからころん、と転がりでた。
 幼い、幼い、愛らしさすらもった獣。
 くぁ、と大きく口をあけて大あくび。
 白いふわふわの体をぷるり、と震わせる。
 幼き白い獣はその短い前足で地を叩く。
 きょろ、きょろ、と周りを見回しては。
 宙を舞う蝶を追いかけ回す好奇心。
 それは、確かに愛らしく、和む光景。
 けれど、人は知る。
 その幼く、愛らしい獣の子が。

 ――――天をも荒らす厄災の御子、他ならぬと。

●天の厄災、久しからず
「イエス、イェーガー。新たなる予知がありました」
 アリシエル・フィフスガーディ(五天の守護機・f09139)がグリモアベースに集った猟兵たちを無機質に一瞥する。
 グリモアを浮かべ、くるくる、と遊ぶようにそれを回してからまた口を開く。
「ダークセイヴァーにて難民たちが獣に襲われるようです」
 それ自体ならば、よくあることだ。
 されど、襲いかかる獣の種類が違う。
「獣そのものがオブリビオンのようです。なれば、これを排除するのはまた猟兵の使命です」
 そのためにはまず、難民に危害が及ばぬように避難を手伝い、保護する必要があると言う。
 難民たちの保護の後、オブリビオンの撃破、これが仕事であると。
「……また、難民たちを襲う獣型のオブリビオン以外にも驚異が一つあるようです」
 珍しく、言葉に詰まりながら、アリシエル・フィフスガーディは語る。
 モニターに投影された姿は、幼く、愛らしい白い獣の子。
「天魔、と呼ばれるオブリビオンの幼生体のようです」
 白くもこもこした可愛らしい姿からは驚異すら感じない。
 けれど、彼女は語る。
「天候操作すら可能なこの幼生体、放っておけばダークセイヴァーに甚大な被害をもたらす厄災となることでしょう」
 つまり、猟兵たちの使命とは。
「獣型オブリビオンを駆逐し、天魔の幼生体、これも排除することになります」
 そう告げながら彼女たちは君たちに向き直り、無機質な眼差しを送る。
「イェーガーたちならば問題なくこの予知の打破を完遂出来ると信じています。健闘と武運を祈ります」


虎河豚天
 虎河豚の天ぷら、略して虎河豚天でございます。食べないで。
 白くてもこもこして可愛らしかった。
 被疑者はそう主張しています。
 敵じゃなければペットにしてもふもふしたかったです。
 でも敵です、倒しましょう。
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第1章 冒険 『流浪の民を守れ』

POW   :    建材や食料の調達や運搬をする。

SPD   :    外敵に見つからず、住みやすい環境を整える。

WIZ   :    人々の健康を心身ともにケアする。

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​

種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

ニィア・ラァト
WIZ使用
あまりこのようなことは向いていないのですが……
少しばかりでも人助けになるならば、喜んで。

まずは【掃除】でもしながらケアの必要そうな人を探しましょう。「病は気から」と言いますし、無駄にはならないでしょう。
見つけたら会話を。私にできることは少ないので、落ち着いたらやりたいことなどを聞いて、心の緊張をほぐす程度ですが。
必要であれば【催眠術】で軽く、本当に軽く暗示を。悪いことからほんの少しだけ目を逸らせる程度のものを。無理やり掛けるようなことはせず、意見を聞いて望むのであれば……で。
「では、ほんの少しのお呪いを。大丈夫、解けるころにはきっと全て解決しているでしょう」


イデアール・モラクス
天魔か…厄介そうな奴だがそれ故に面白い、我が魔術研究の贄に相応しかろう。
しかしまずは難民どもか…まぁ色々と助けてやるさ、色々となぁ?

・行動
まずは怪我人を集めて治療をしてやる事で信頼を得ておく。
「私は魔女イデアール、ゆえあって貴様らを助けに来た。
怪我人は私の元に集うがいい」
UC【罪深き接吻】を『全力魔法』と『高速詠唱』を用いて唱え淫らな修道女達を大量に呼び出し『範囲攻撃』を転用して多くの者を癒す。
「クク…うっかり逝くなよ?」
次に難民の中で欲求不満な男達を集め身体を重ね欲求解消をさせながら『誘惑』し、不安要素になりそうな連中のガス抜きと同時に、虜にしておく事で有事の際に手駒とする。

※アドリブ歓迎


満月・双葉
【WIZ】
ユーベルコードでカエルのマスコットを召喚しておき、周辺の警戒に当たらせます。
聞き耳、視力、暗視も用い、自身でも異変がないかも警戒しておきます。

コミュ力を使い人々と打ち解ける会話などしつつ行いましょう。

医術の心得が多少ありますので、怪我人がいたら化膿したり破傷風になる前に治療しましょう。
簡易栄養食等や毛布も持ち込み、体調が悪い人は暖かくして栄養をとり横になるように勧めます。

件の獣は、僕達が何とかしますので、安心してください。

子供なども居るでしょう。
軽く体を動かす遊びでもしましょうか。
後ほら、カードマジックとか、面白いですかね?

僕はまだ、人ですね。


他の猟兵との連携、アドリブ歓迎



●誘いの眠り、安息なる刻
「あまりこのようなことは向いていないのですが……」
 少しばかりでも人助けになるのならば、と ニィア・ラァト(無貌のレヴァリエ・f12753)はまずは清掃活動から始める事にした。
 病は気から、汚れた場所には穢れが集まる。
 清掃活動を行えば場は綺麗になる、それは難民たちの心を癒やす一因にもなろう。
 そして、綺麗になると言う事は衛生環境の改善に繋がる。
 即ち不潔なものが取り払われた分だけ、環境は改善していくのだ。
 そうしてニィア・ラァトは場を清めながら、人々と会話を重ねていく。
 心折れない不屈の民も多くいる。されど、この場に集ったは弱者ばかり。
 心折れ、先行きに不安を持った者や、自暴自棄になってしまう者。
 そうした人々と会話を重ね、心を解し……望むなれば、おまじない。
「ほんの少しのお呪いを。……大丈夫、解けるころにはきっと全て解決しているでしょう」
 細やかながらの催眠術。軽い、軽い暗示の術。
 悪い事からほんの少しだけ目を逸らす、それだけの術。
 けれど、それだけで彼らは安心したようにするのだ。
「……根深い問題ですね、この世界では」
 ニィア・ラァトはため息をついた。
 暗雲立ち込める闇の世界においては、ただこの程度の事ですら救いになるのだから。

●暴虐の魔女、悦楽の吐息
「天魔か……厄介そうな奴だがそれ故に面白い、我が魔術研究の贄に相応しかろう」
 されど、暴虐の魔女イデアール・モラクス(暴虐の魔女・f04845)にはまずやるべきことがあった。
 それはこの予知に当たったものから与えられた役目である。
「しかしまずは難民どもか……まぁ色々と助けてやるさ、色々となぁ?」
 蠱惑的な笑みを浮かべ、その魔女は歩む。
 歩む先は、この難民たちを守るために傷ついた男たちの所。
「私は魔女イデアール、ゆえあって貴様らを助けに来た」
 怪我した男たちを集めれば、魔力の燐光が立ち上る。
「罪に癒やされよ、罰に赦されよ……」
 魔力光で魔法陣が描かれ、砂塵が舞う。
 それは強い光を帯びて、やがて顕現する。
「全てのの傷痕へ口づけせしとき汝らの業は祓われる……」
 詠唱が紡がれ魔法は完成の時を迎える。
 立ち上る光に、傷を負った男たちは困惑をしたまま。
「そうあれかし!!」
 術式は完成し、召喚されるは神に身を捧げし修道女たち。
 されど、その四肢は肉付きの良さを見せつけ、その纏うものは彼女たちの艶めかしいボディラインをありありと示す。
 そんな淫らな修道女たちは、傷ついた男たちを誘惑し、口づけを落とす。
 接吻をなされた男たちは自らの傷が癒えていくことを自覚する。
 そして、そんな女たちに魅惑され、手をひかれ、また一人と物陰に消えていく。
「クク……うっかり逝くなよ?」
 妖艶な笑みを浮かべ、暴虐の魔女は手頃な岩に腰掛け足を組む。
 すらり、と伸びてむっちりとした肉付きの足を晒しながら、魅惑する視線をその光景を見ていた男たちへと投げかける。
「――――なんだ、相手して欲しいのか?」
 誘惑するように下唇を舌で濡らせば、生唾を飲む音がはっきりと聞こえた。
 魅了するように微笑めば、イデアール・モラクスは歩む。
「何……人に見せつけるものではなかろう? こちらに来るといい」
 自暴自棄になっていた男たちや、良からぬことを考えていた男たちは下衆な欲望を果たす為に彼女についてまわる。
 無論、それは物陰にて果たされた。されどこれもまた一つの策謀。
「今は吐き出すがいい――――なあに、後でたっぷり使ってやるからな……」
 そう、虜になった者は――――皆、彼女の手駒と化す。
 そのぐらいよかろう? 良からぬ考えをしていたものの末路なぞ。

●カエルの大合唱
 満月・双葉(星のカケラ・f01681)はユーベルコードを解き放つ。
 現れたるは……ゲコ、ゲコ、ゲコゲコゲコゲコ、グワッグワッグワッ。
 カーエールーのだいっがっしょーう!!
 大量のカエルである。ゲコゲコ。うるさい。
「とっとと探しておいで」
 その言葉と共にカエルどもはゲコゲコ言いながらぴょんぴょこ跳ねていった。
 目標はオブリビオンたち。異変があればゲコゲコ言いながら帰ってくる予定である。
 無論、カエルたちだけでは不安もあろう、故に自身もその能力の限りを尽くして警戒をする。
 あとは人々と会話をし、打ち解け合う。
 何処か壁がある話し方なのに、するり、と人の心に潜り込むのはコミュ力のせいだろうか。
 そうして情報を集め、怪我人たちのことを聞きつけ、医術の知識を用いて彼らを治療していく。
 食事の準備も、毛布の準備もした。
 これで飢餓で迷う事もなく、寒さに震える事はない。
「件の獣は、僕達で何とかしますので、安心してください」
 穏やかに難民たちに告げながら、幼い子供たちの相手を傍らにする。
 鬼ごっこ、かくれんぼ……些細な遊びでも、それは子供たちにとっては貴重な遊びだった。
 笑顔を取り戻した子供たちにダメ押しと言わんばかりにカードマジックを披露して見せる。
 目を輝かせ、すごい、すごい、とはしゃぐ子供たちに思わず軽く口が緩む。
 そうして、気づくのだ。
 いつか、人でなくなるであろう。
 けれど、それはまだ、先の遠い未来の話。
 それまでは宜しく、と言ったが、まだまだ訪れる気配のないソレ。
「……僕はまだ、人ですね」
 ぽつり、と呟いた。
 聞きつけた子供たちが小さく首をかしげる。
「なんでもありませんよ」
 また、緩く笑う。いつか来る時だろうけれど。
 彼女はいまだ人であり、そして、人の感性を持ってここにいるのだ。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​

クネウス・ウィギンシティ
アドリブ&絡み限定

「難民の方が落ち着ける、住環境の整備。つまりは、エンジニアの出番ですか」

【SPD】

獣に見つからない住環境、それは山岳地帯の鉱山です。特に、硫黄臭を獣は嫌います。

獣は人の姿や臭いに反応するため、『UCで透明化』して作業に向かいます(臭いは硫黄臭で上書きされる)。

周辺の鉱山や廃鉱山の入り口に【メカニック】として空気穴付きの【迷彩】ドアと空気清浄機を取り付けて即席の
住居にして貰いましょう。

後は、石をフォースセイバーの【早業】で切り裂いて即席のベッドやテーブル、イスを作りましょう。

「避難所としては、これで最低限の準備は出来ました」

完成したら、住民を呼びます。


河原崎・修羅雪姫
全世界サイボーグ連盟(全サ連)の仲間と参加。

POW&SPD
建材を運搬をして、防御陣地を作る。

「ふむ、とりあえず難民キャンプの設営ってことね」

力仕事はサイボーグにお任せ。【怪力38】で建材を軽々運ぶ。
ただ漫然と運ぶのではなく、難民を守るための簡易陣地を設営できるよう、
ポイントポイントを押さえて、建材を配置する【拠点防御14】

さらに要所には【罠使い5】で対オブリビオン用の罠を設置。

合間を縫って難民の子供たちに、
「大丈夫よー、私たちは強いんだからぁ」と微笑み、【鼓舞16】する。
難民キャンプの中央に、【全世界サイボーグ連盟】の戦旗を設置する。



●エンジニアとサイボーグ、そして炬燵。
「難民の方が落ち着ける、住環境の整備。つまりは……」
 ――――エンジニアの出番ですか!!
 彼の中のエンジニアの定義とは一体。
 クネウス・ウィギンシティ(鋼鉄のエンジニア・f02209)が住環境を整えようと目をつけたのは山岳地帯の鉱山である。
 硫黄臭を獣は嫌う、故なればこその選択である。
 INVISIBLE-GHOST(インビジブルゴースト)にて自身の身を隠し、作業場に向かう。
 捕捉はされなかった。光学迷彩の強みである。
 作業に適した場所に辿り着けば、そこを住環境として整えていく。
 迷彩にて覆い隠されたドア、空気清浄機の取り付け。
 これにより、廃鉱山と化したはずのそこは即席の居住区と化す。
 そして抜き放たれたフォースセイバーは石切道具と化す。
 文明の利器である。本来の用途で使われていないような気がしないでもない。
 即席のベッドやテーブル、椅子を作り上げていく。
「っと、全サ連としてはあれも忘れてはいけません」
 炬燵であった。
 それは炬燵であった。
 炬燵の設置も終えれば良い笑顔で汗を拭うクネウス・ウィギンシティ。
「これでこそ全サ連の仕事ですよね!!」
「炬燵=全サ連の認識はおかしくないかしらぁ?」
 河原崎・修羅雪姫(スノーブラッド・f00298)はその様子を眺めていた。
 サイボーグの力を用いた建材運びである。
 彼女の為す事、この簡易居住区周りを整備し、簡易的な陣地を作り上げる事。
 防衛に適した陣地を作り上げる事によってより、安全な拠点として確保するのである。
 拠点防御の知識を生かして要点を抑え、建材を配置していく。
 なお工事道具などはいらない。その怪力があれば押し通る。
 オブリビオンを殺し切ることは出来ずとも足止めは出来るであろう罠も設置していく。
 これにより、足止めをしている間に殺し切る算段は整った。
 中央に戦旗を突き立てれば、子供たちが興味深そうにそれを見上げている。
 不安そうにしている子に河原崎・修羅雪姫は視線を合わせるように屈んで微笑みかける。
「大丈夫よー、私たちは強いんだからぁ」
 そう、彼女たちが万難を排してくれる。
 強く、認識させるように不安そうにしていた少女の頭を撫でる。
 そうしてやっとその少女は笑った。
 子供たちを見送ってから河原崎・修羅雪姫はふと振り返る。
 そこには炬燵が増えていた。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

ダビング・レコーズ
幼生体の外観形状…確認完了
知性体の心理にある種の庇護欲を誘引させる作用を有していると推察
これは生存戦略の一環と考えられます

いかなる姿をしていたとしてもオブリビオンであるならば排除しなければなりません
それが猟兵の義務であり存在意義と当機は規定しています

難民の護衛を最優先
早期警戒行動を開始、襲撃を阻止します

RD-3スワロウに上空から監視飛行を行わせ周辺の地形構成を把握
植物の群生地帯や巨岩など、敵勢力の潜伏が想定される地点を重点的警戒対象に設定
当機は地上での哨戒に当たります

敵勢力を発見した場合、速やかに周辺に展開中の友軍へ報告
メガ・ガトリングカノンによる迎撃行動に移ります
【アドリブ・連携歓迎】


悠久湛・虹輝
難民か…ダークセイヴァーにて幸せになれるとも思えんがそれでもせめて一時なれど彼等彼女等が安らぎを得られることを望もう…。

さて、戦闘の前にまずは…そうだな、メンタルケア等所詮武器でしかないこの身には出来ぬこと…結局人ならざる我が身では人の心は理解できん…。そして、居住環境を整えるなどもっと無理だ。抑私に人の住みやすい環境など解らん。
故に此処は建材や食料の調達運搬、或は誰かが指示をくれるなら居住環境も整えられるか…。まぁ良い、始めようか。

…因果なものだ我が王の剣として命を刈り取るだけだった私が人助けなど…だが、悪くない…。


ハヤト・ノーフィアライツ
それじゃま、作業を始めるとするかね。
UC【ファルコン・フォース】を使用して小型ロボット軍団20体を招集して人手を増やしつつ、
【世界知識】を生かして、世界から逸脱しない範囲で環境を整えるとしますか。
とりあえず【ロープワーク】を駆使しつつテントとかは作っても大丈夫だよな?
どうせ家を立てるには時間が足らんし。
念の為、テントの外装は【迷彩】の知識を生かして、遠目からだと分かりづらい柄にしとこう。

自分の受け持ちがいい感じにまとまったら、他の皆の手伝いに行くぜ。
おじさんはこう見えて働き者なのさ。


エレクトゥス・レヴィン
「難民の保護ねぇ……なんか昔を思い出してやんなっちゃうなあ。」
「……とは言え、お仕事だしな、キッチリやるとしますか。」

【POW重点】

「情報収集1」「世界知識1」を用いて周辺の使えそうなものを片っ端から装備「C型輸送ユニット」に詰め込んで何度も運搬し、現地で避難所や陣地を作っている猟兵に提供する。

輸送の際は「騎乗1」「逃げ足1」を活用して移動の跡を追われないように細心の注意を払う。

また「難民もしくは猟兵が望むものを3つ以上提供する契約」を結び、履行完了時の身体能力上昇による作業の効率化を図る。

「っと、今何か轢いた?……気のせいか。」

絡み、アドリブ歓迎。



●白銀機、哨戒する
 ダビング・レコーズ(RS‐01・f12341)、戦う為に作り上げられた駆動機。
 猟兵の義務であり、ダビング・レコーズの存在意義。
 それはオブリビオンの排除である。
 故に今は与えられた使命を果たす。
 難民の護衛、それが今の彼に与えられた使命である。
 小型自律飛行哨戒ユニット・RD-3スワロウが暗雲の空に放たれる。
 レーダーシステム、アクティヴ。
 重点的警戒区域を設定すれば、それは空を切り裂き彼方へ征く。
 白銀の装甲を砂塵で汚しながら、ダビング・レコーズは地上を行く。
 襲撃を防ぐ為に必要なこと。
 それは早期の発見である。
 早く見つければ見つけるほど、撃退行動も早く取れる。
 難民を保護し、彼らが落ち着けるようになる。
 それこそがオブリビオンを駆逐する為に今現在必要なこと。
 大型のガトリングガンで武装しながら白銀機のカメラユニットは砂塵の荒野を見据える。
 なお、子供たちが何あれかっこいい、ときらきらした眼差しで眺めていた。
 その視線の意味をダビング・レコーズは分からなかった。当機に何か?

●我が存在は剣也
 悠久湛・虹輝(王の剣・異界の神剣・f14139)は剣である。
 故に悠久湛・虹輝には人の心は分からない。
 理解できない。何故ならば人ならざるものであり、其は命を奪う者。
 彼女には人たる心も、人が住むべき場所も分からない。
 だが、王の剣として、そして、命を葬るべき刃であった彼女に求められた事。
 それは人を助ける事であった。
 今はその鋼の身には理解は出来ない。
 だからこそ、彼女は今は他の猟兵たちの言うことをこなし、簡易拠点の建造に勤しんでいた。
 時には年若い男たちから礼を言われた。
 時には年かさの言った女たちの振る舞う料理をもらった。
 時には幼い子供たちから応援をされた。
 そのいずれもが、彼女が持たざるものであった。
 けれど、何故だろうか。
 そんな彼らの安らぎを得られることを望んだのは。
 そうして、彼らと触れ合う度に、何故だろうか。
「――――悪くない」
 人ならざる鋼の剣は、今初めて、"人らしさ"と言うものを得たのかもしれない。

●スクランブル、ファルコン・フォース!!
「それじゃま、作業を始めるとするかね」
 ハヤト・ノーフィアライツ(Knight Falcon・f02564)は呼び出した。
 そう、それこそがファルコン・フォース!! 小型のロボット軍団である!!
 合体することによってその力を増す正義の巨体、鋼のボディ、それこそがファルコン・フォースなのである!!
 それはさておく。子供たちのきらきらした眼差しも悪くない。おじさんはこう見えても働き者なのさ。
 世界知識から引き出した知識を用いて住環境を整えていく。
 おっとここで大切なのは、世界に合った住環境ってものだ。
 進んだ文明の方が快適なのは否定はしない、だがそれは維持出来たらの話だ。
 彼らにスペースシップワールドの技術を与えてそれを用いる事が出来るのか?
 出来るわきゃあない、だからこういうのはその世界に合ったもの、身の丈にあったものをやっていくのさ。
 ロープワークで作り上げたテント、何、ロープぐらいならこの世界でも作れるだろう?
 おじさんかっけー、おじさんすげー、の称賛の声を聞きながら、テントに迷彩を施していく。
 無論光学迷彩だとかそんなすごいものじゃない、遠くから見たら分かりづらいと言う元的なものだ。
 ファルコン・フォースたちは建材を運んでいる。
 どうやら防衛拠点としても簡易的に作り上げる猟兵がいて、その手伝いをしているようだ。
 なら、いい感じに纏まったここを後にして手伝いにいく。
 何故かって?
 そう、もう一度言うが、おじさんはこう見えても働き者なのさ。

●なんか轢いた
「難民の保護ねぇ……なんか昔を思い出してやんなっちゃうなぁ」
 かつて凄惨な戦場に身をおいていたエレクトゥス・レヴィン(誓兵・f11060)。
 彼の身にも覚えがある光景か、嘆息する。
「……とは言え、お仕事だしな。キッチリやるとしますか」
 難民から情報を集め、世界知識を用いて培った知識を基礎に、彼は資源を確保する。
 確保したらC型輸送ユニットに詰め込み、それを輸送するのだ。
 何度も何度もそれを繰り返し、資源が簡易拠点に溜まっていく。
 彼は輸送の際に技術を駆使して痕跡を消している。
 されど、その仕事量は尋常ではなかった。
 何故ならば、彼は契約を介して自らの能力を増強して作業をしているからだ。
 ユーベルコードの有効活用である。
 そんな彼がC型輸送ユニットを走らせている時、事件は起きた。
 ゴン、と鈍い音が響いた。
「……? 今何か轢いたか? ……気のせいか」
 こんな荒野に轢くような生命体はいない。
 第一走っている痕跡すらろくに残していないのだ。
 追いかけるような獣すらいない。
 よってこの感触は気のせいであると断言した。
 C型輸送ユニットは走り出す。
 走り去った後にはぺちゃんこになった吸血鬼が一人いた。
 こうして知らぬ間に悪が一つ葬り去られたのである。
 なんでこいつこんな所にいたんだろう?
 それは誰にも分からない。神のみぞ知る。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​




第2章 集団戦 『暗闇の獣』

POW   :    魔獣の一撃
単純で重い【血塗られた爪】の一撃を叩きつける。直撃地点の周辺地形は破壊される。
SPD   :    暗闇の咆哮
【血に餓えた叫び】を放ち、自身からレベルm半径内の全員を高威力で無差別攻撃する。
WIZ   :    見えざる狩猟者
自身と自身の装備、【自身と接触している】対象1体が透明になる。ただし解除するまで毎秒疲労する。物音や体温は消せない。
👑11
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種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


●疾駆、疾駆、疾駆。
 愛らしい姿をした獣はきゅおーん、と可愛らしく鳴く。
 それと同時に影がゆらめき、それは疾駆する。
 天魔と呼ばれし災厄の幼子は、自らを何かよくわかっていた。
 そして、その近くに自らの天敵たる存在をよくわかっていた。
 だからこそ、先んじて潰さねばならぬ。
 だからこそ、先んじて倒さねばならぬ。
 それがわかっていたからこそ、天魔の幼子は影を使役した。
 疾駆する闇の獣は、猟兵たちのいる地へと疾駆する。
 築き上げられた簡易拠点に迫るは闇の獣。
 無数の獣が疾駆し、天敵を排そうと襲いかかる。
 されど、その先制の一撃は妨げられる。
 猟兵たちの張り巡らした罠が、警戒網がそれを阻む。
 疾駆する獣たちの前に、今、彼らを狩る者たちが立ちはだかるのである。
クネウス・ウィギンシティ
全世界サイボーグ連盟(全サ連)の仲間と参加。

「生憎ですが、ここで狩らせてもらいます」

準備:自動哨戒型飛行ドローン「D6ID」を展開し先行偵察
方針:敵UCの射程外 500m付近から狙撃
技能:(ドローン操作)早業・メカニック。(UC)視力・スナイパー・援護射撃。(UC二撃目)2回攻撃・クイックドロウ
「ドローンで音さえ拾えれば、後はこのゴーグルで位置は分かりますよ」

「CODE:ARTEMIS……狙撃開始」

(To:修羅雪姫)
「1秒、十分だったようですね」

「次弾リロード完了。攻撃再開」


河原崎・修羅雪姫
全世界サイボーグ連盟(全サ連)の仲間と参加

「見えない敵は厄介ねぇ。でも体温までは消せないのかしらぁ!?」
【サイバーアイ】の赤外線感知機能(ロボコップのように)で、敵をサーチ

反応あり次第、【クイックドロウ2】で、 愛用の巨銃【フリークスハンター】を閃光の速さで構え、 【特殊弾】(爆烈弾)を【範囲攻撃1】叩き込む

私の作った防御陣地、一撃で良いから『暗闇の獣』の攻撃に耐えてぇ!
仕掛けた罠、また罠にかかるよう、 【逃げ足1】【拠点防御15】【罠使い6】して陣地拠点に引きずり込む

1秒でも長く稼いだ時間を有効に使い、 【2回攻撃12】&UCで攻撃

難民たちには陣地の奥に逃げるよう【鼓舞17】して指示


エレクトゥス・レヴィン
全世界サイボーグ連盟の仲間と参加。

「せっせと働いて作ったマシな環境なんだ、なにがなんでも守らせてもらうぞ」

【POW重点】

味方との連携と「追跡1」「見切り1」で敵の大まかな動きを予想して、率先して攻撃されるであろう位置に陣取る。

敵が自分に近接攻撃を仕掛けてきたタイミングで装備「C型輸送ユニット」を盾に「クイックドロウ5」「捨て身の一撃7」を利用したダメージ覚悟の似非カウンター気味にUCを使用。
装備「G型特殊弾薬」と「炸裂者」を併用した氷の「属性攻撃6」を叩き込み、凍結による短時間の拘束を試みる。

「そこに居るのが分かってんなら、見えてるとか見えてないとか関係ないよなぁ!!」



●全サ連の旗がなびく時
 獣は疾駆する。
 闇に溶け込むその体、捉える事は叶わない。
 犠牲者は最期の時まで、その身を捉える事はできない。
 そう、そのはずだった。
 刹那、閃光の華が裂く。
 数瞬、爆音が響き、獣の一匹が弾け飛ぶ。
「見えない敵は厄介ねぇ。でも体温までは消せないのかしらぁ!?」
 自らの身を隠す事はできれど、殺す事が出来るのはその姿ばかり。
 その生きる鼓動、その生きる熱、その生きる音は決して死んでなどはいない。
 戦場に咲いた爆華の原因、それは河原崎・修羅雪姫(スノーブラッド・f00298)である。
 刹那の抜き打ちから放たれたのは20mmと言う大口径の巨銃。
 化物を殺す為に誂えられたフリークスハンター。
 それから離れた爆裂弾が爆華を咲かせる。
 無論、着弾点にいた獣はその身を炸裂させ、肉を飛び散らせる。
 血? そんなものは同時に生じた熱で一気に蒸発した。
 されど、獣は味方の被害など顧みずに陣地へと殺到しようとする。
 だが、それを邪魔するように滑り込む巨体があった。
 エレクトゥス・レヴィン(誓兵・f11060)のC型輸送ユニットだ。
 何匹もの獣がその巨体に弾き飛ばされ、また、潰されへしゃげる。
 横転すると同時にエレクトゥス・レヴィンは飛び降り、眼下へいた獣へと蹴りを繰り出す。
 その足が獣の頭蓋を捉えると同時に、強烈な炸裂音が響く。
 彼の持つG型特殊弾薬を装填した脚部内蔵火器・炸裂者が文字通りに炸裂した音だ。
 頭蓋に食い込んだ特殊弾は獣の頭部に食い込むと同時に破裂し、氷の柱が内部から突き出す。
 文字通り、その頭を貫かれ氷の華を咲かせながら獣はその身を沈める。
「そこに居るのが分かってんなら、見えてるとか見えてないとか関係ないよなぁ!!」
 彼の蹴りがまた炸裂し、獣の巨躯が吹き飛ぶ。
 吹き飛んだ先にいる獣たちを巻き込めば、河原崎・修羅雪姫の爆裂弾が突き刺さり、また爆炎をあげる。
 防御陣地に取り付いた獣たちは彼女の仕込んだトラップに巻き込まれ、その身を縫い留められる。
 その一瞬の間隙、縫い留められた獣の頭が爆ぜた。
「1秒、十分だったようですね」
 彼女が稼いだ一秒、それは一瞬かもしれない。
 しかし、この場においてはそれで十分だ。
 次の弾丸を銃にこめ、再度トリガー、縫い留められた獣の頭がまた爆ぜる。
「ドローンで音さえ拾えれば、後はこのゴーグルで位置は分かりますよ」
 トラップで行動不能に陥った獣を優先的に排除し、それがいなくなれば、獣を狙撃する。
 エンジニアであるクネウス・ウィギンシティ(鋼鉄のエンジニア・f02209)は今は必中のスナイパーとなっている。
 薬莢が弾かれる音が響き、また一匹、獣が地に斃れる。
 立てかけた炬燵に身を潜め、再度次弾を装填。
 炬燵を盾、そして、固定具として利用しながらクネウス・ウィギンシティは弾丸を放つ。
 その様を難民たちは見ながら思った。
 嗚呼、それ防御の為の道具だったんだ、と。いいえ、違います。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

ハヤト・ノーフィアライツ
「早速のお客さんか。んじゃま、歓迎しようか…盛大にな!」
ロボット軍団は5体ずつ合体させて、拠点周辺の警備に残し、標的が射程内に入ったら攻撃させる。

自分は宇宙バイク【グランドファルコン】に乗って打って出るぜ。
【視力、見切り】で敵の動きを見定めて、【一斉発射、援護射撃、誘導弾、範囲攻撃、早業】を駆使し
UC【ファルコン・ブラスト】を発動。
ミサイルの雨で攻撃するぜ。
どうせバレてるんなら、派手にやっても構わんよな。
敵からの攻撃は【見切り、視力】で見極め、【騎乗、ジャンプ、ダッシュ、武器受け、激痛耐性】等で対応。
また射程と状況に応じ、【カウンター、グラップル&踏みつけorクイックドロウ】で攻撃を加える。


ダビング・レコーズ
索敵範囲内に動体反応有り
高速で接近中
オブリビオンと推定
これより迎撃に当たります

行動方針:POW

敵は高い運動能力と格闘戦能力を有してると推定
中距離からの火力支援を主体とし接近を阻止します

有効射程内に入り次第マイクロミサイルを発射し目標を牽制
誘導弾により注意を逸らし回避運動を誘発させ、着弾を待たずメガ・ガトリングカノンの効力射を開始
接近阻止の為絶間無く弾幕を展開し続けます

攻撃の兆候が見られた場合はユーベルコード、攻撃軌道予測に基き回避します

RD-3スワロウは索敵を継続
敵反応を捕捉した際にカメラによる視認が行えませんでした
目標は光学迷彩に類似した機能を持っている可能性が考えられます



●鋼の機神たち
「早速のお客さんか。んじゃま、歓迎しようか……盛大にな!!」
 鋼の勇者ロボット軍団が召喚され、難民たちの護衛に入ると同時。
 ハヤト・ノーフィアライツ(Knight Falcon・f02564)は自らの愛機・グランドファルコンと共に暗雲の空を行く。
 ブラストユニットが虚空の彼方より舞い降りて、彼のまたがるそれと合体する。
 これぞ、グランドファルコン・ブラストモード。
 取り付けられた合体ユニットが展開し、幾重にも煙を吹き上げる。
 それはこの世界においては遠い、遠い、遥か遠い未来の技術。
 噴出煙をあげながら、ミサイルは赤外線誘導して見えない獣たちに降り注ぐ。
 見えない? そんなものは関係ない。
 打ち付ける雨の如き量のミサイルは広範囲を焼き尽くすからだ。
 着弾、爆裂。
 爆炎に飲まれ、獣たちはその身を砕かれ、焼かれその生命を絶やす。
 ド派手にやらかすから、獣たちはハヤト・ノーフィアライツを目に止め飛びかかろうとする。
 しかし、高所にあるものが下からの攻撃に注意を払っているのも至極当然。
 飛びかかってきた獣の頭蓋にカウンターのように放たれたのはスタンプ。
 踏みつける事でその勢いは殺され、カウンター気味に頭蓋にかかとがめり込む。
 虚空から墜ちていく獣、されどその命は尽きておらず次こそ、と思ったその瞬間。
 その獣の身を貫く蒼い閃光が奔り、貫きその命を奪い取る。
「これより迎撃に当たります」
 暗雲を切り裂き、青い炎をその背より噴かせながらダビング・レコーズ(RS‐01・f12341)が現れた。
 そのカメラアイが光り、獣の居場所を見下ろせば、装甲が展開される。
 無数のミサイルがそこには眠っていた。
 そして、その眠りが覚まされ、解き放たれる。
 噴煙をあげ、無数のミサイルが殺到する。
 しかし、着弾を待たずダビング・レコーズはその手に持つ巨大なガトリングガンを構える。
 トリガー、鉄火の雨が獣たちに降り注ぐ。
 回避? その膨大な量の弾丸を前にそのようなものは行えない。
 文字通り蜂の巣となり、斃れる獣。
 ガトリングの範囲外にいた獣たち?
 そんなものは無数のミサイルの雨に飲まれ露と散った。
「目標、敵の接近阻止。有効なパターン、弾幕の展開。任務を続行します」
 再度、マイクロミサイルが放たれた。
 そして、グランドファルコンからもミサイルが放たれる。
 無数のミサイルが、文字通り驟雨の如く打ち付けられ、爆炎をあげる。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

イデアール・モラクス
クク…来たかケダモノ共、ならば狩りの時間といこう。

・行動
「獣を狩るのはいつだって人間だ、獣は決して人間に勝つ事は出来ないのだよ」
UC【愛欲の軍勢】を『全力魔法』『高速詠唱』で唱え、我が愛欲の奴隷達を大量に召喚。
前衛は突撃させその槍で獣を『串刺し』にし、後衛は氷属性や光属性の攻撃魔法を『属性攻撃』の効果で威力を上げて放つ。
「獣狩りにも作法はある、高貴な嗜みというやつだ」
軍勢が獣と乱戦を繰り広げている間に『全力魔法』『範囲攻撃』『高速詠唱』で【無数の魔法陣から射出される巨大な杭】を発射、獣共を次々と『串刺し』にして地に縫いつけ、そこへ『属性攻撃』で雷を落とし焼き尽くす。

※アドリブ歓迎


満月・双葉
他の猟兵との連携を重視

地形の把握を利用し戦場を把握、ユーベルコード「カエルの大合唱」を放っておき待ち伏せ、敵が何時到達するか把握しておき、先制攻撃が放てるようにしておく

敵の攻撃は第六感や野生の感も利用し可能な限り見切り、見切りできないものはオーラ防御、盾受け、武器受けをし、ダメージは激痛体制で耐える
また敵を盾にし他の敵の攻撃を受けることで敵減らしを有効的に行う
忍び足で目立たぬ動きを心がけ、死角からの騙し討ちを行う
桜姫の剣状態で衝撃波を放ち鎧砕きをし、大鎌に変形させて吸血による生命力吸収攻撃を行う
大根による鎧無視攻撃での串刺しで無理くり攻撃を通す

終焉は美しく、虹薔薇の静踊で締めましょう


ニィア・ラァト
手持ちの札と相性が良くない気もしますが。
ああ言った手前、もう一仕事はしておきましょうか。
真の姿に近づいたことで影が落ちたように全身が少し黒く。精神もやや昂揚中。

悠然と構えながら交戦を開始します。
攻撃を第六感で見切り凌ぎ、魔法を放ち、或いは紙片で切り裂き、グリモアで打ち払いながらゆっくりと敵集団に近づきます。負傷しても気に留めず。
弱った相手には容赦なく。傷口を抉り、2回攻撃で躊躇いなく──多少やり過ぎなほど愉しく痛めつけ、周囲の恐怖を煽りましょう。
「次はアナタ? それともソチラ?」
敵が恐怖を感じたら【蛇の虚】を発動。
「こわいですか? 怖いですか? ──コ ワ イ?」
「虚より来たれ、鉄鎖の蛇よ」



●女たちの戦場
「クク……来たかケダモノ共、ならば狩りの時間といこう」
 イデアール・モラクス(暴虐の魔女・f04845)は蠱惑的に笑う。
 迫りくる獣たちを前に展開されたのは魔法陣。
「獣を狩るのはいつだって人間だ、けものは決して人間に勝つ事は出来ないのだよ」
 その無数の魔法陣から這い上がってきたのは男だった。
 しかし、それに生気はない。当然だ、全てそれはすでに息絶えたもの。
 かつて、彼女と身を交えた男たち、そう、その代償こそがこれだ。
 愛欲の軍勢(ルストレギオン)、欲望に飲まれた男たちの末路。
 兵士や、騎士たちがいた。
 彼らは槍や剣を構え、獣たちに突撃していった。
 血しぶきがあがり、獣を殺し、その喉笛を獣に食い千切られた。
 神官や、魔術師たちがいた。
 彼らは魔術を唱え、無数の氷槍や光矢が放たれた。
 切り結ぶ兵士たちに関係なく放たれたソレは軍勢を巻き込み獣たちを貫いていく。
「獣狩りにも作法はある、高貴な嗜みというやつだ」
 乱戦を繰り広げるそこに、イデアール・モラクスはさらなる魔術を放つ。
 空中に展開された無数の魔法陣から鉄杭が放たれる。
 乱戦するそれに関わらず、無数の鉄杭は獣に放たれ、串刺しにする。
「さぁ、耐えられるか?!」
 そして、暗雲より閃光が奔り、神鳴るものが降臨する。
 それは閃光、それは神威、それは――――雷光。
 雷が奔り、鉄杭を通じて獣の体を内部から焼き払い、絶命させる。
「ハハハハハハッ!! どうした、ケダモノ共!!」
 暴虐の魔女は何も出来ず朽ちゆくそれをあざ笑う。
 そんな笑う女の傍らから、ゲコ、ゲコ、ゲコ、ゲコと声が響く。
「……ん……? カエル……?」
 イデアール・モラクスが視線を巡らせれば、カエルが無数にもいた。
 その刹那、虹色の薔薇の花弁が散り、獣たちを薙ぎ払い、打ち砕いていく。
 ひらひら、と散る薔薇の花、それは美しくも儚い。
 それを放った主は満月・双葉(星のカケラ・f01681)。
 桜姫を抜き放つと同時、衝撃波が放たれ、獣の身を打ち砕く。
 その刹那には大鎌にそれは形を変じさせていた。
 そして、それが首を薙ぐ。血は決して飛び散らない。
 その大鎌がその血を啜っているからだ。
「次はこれですよ」
 そして放たれたのは大根。大根である。
「何故大根?!」
 イデアールが叫び、もう一つの声が重なる。
 共に戦っていたニィア・ラァト(無貌のレヴァリエ・f12753)である。
「便利ですよ?」
 そう言いながらも満月・双葉は大根を獣に突き立て、抉るように串刺しにしていく。
 何はともあれ、気を取り直したニィア・ラァトは魔法を放ち、獣の血肉を抉る。
 グリモアの紙片が獣を裂き、魔導書で打ち払う。
 息の根が止まらぬ獣たちの傷口を抉り、その傷を広げ、失血死を誘う。
 愉悦で思わず口が緩み、笑う。嗤う。ワラウ。
 恐怖を覚えた獣たちが退く。
「次はアナタ? それともソチラ?」
 獣たちが逃げようとする。
 それは恐怖から起こるもの。
 されど逃しはしない。蛇の虚が放たれた。
 闇の溢れ出す孔が虚空に開かれ、鎖が放たれる。
 絡みついた鎖は、獣の身をぎちぎち、と締め上げていく。
「こわいですか? 怖いですか?」
 ――――コワイ?
 けたけた、と笑いながら、虚ろよりやってきた闇色の鎖が、獣をさらに強く締め上げる。
 そして、その力が最大に達した瞬間、その体は細切れとなった。
「虚より来たれ、鉄鎖の蛇よ」
 そして、闇から放たれた無数の鎖が。
 無数に放たれた鉄杭が。
 無数の薔薇の花弁が。
 獣たちを葬り去り、戦場に紅い華を咲かせる。
 血の海と化したそこに立つ闇色の獣は、もういない。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​




第3章 ボス戦 『天魔の幼獣』

POW   :    白の嵐
自身の装備武器を無数の【羽毛を思わせる光属性】の花びらに変え、自身からレベルm半径内の指定した全ての対象を攻撃する。
SPD   :    白の裁き
【視線】を向けた対象に、【天からの雷光】でダメージを与える。命中率が高い。
WIZ   :    天候操作
「属性」と「自然現象」を合成した現象を発動する。氷の津波、炎の竜巻など。制御が難しく暴走しやすい。
👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は宇冠・由です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


●天魔来たる
 くぁ、とあくびをしながら、短い前足でちょこちょこと、動く白い影。
 闇色の世界に場違いな白く愛らしい獣が現れた。
 されど、それは天の災いたる魔獣。
 事実、その獣は猟兵たちを見やれば、毛を逆立て威嚇を始める。
 それと同時に、幼い獣の周りに砂塵が舞い上がり、パチ、パチ、と音をあげる。
 音が激しくなると同時、稲光が迸る。
 羽毛のような白い光が舞い、それが稲光を受けてさらに輝く。
 空を見上げれば、不気味な音をあげて、暗雲が渦を巻き始める。
 そう、幼く、愛らしくとも。
 この獣は天を操り、厄災をもたらす者。
 ――――天魔、来たる。
満月・双葉
天魔ですか。
もふもふでも忌み嫌われるのか…まぁ、忌むべき目を持つ僕と仲良く…とは行きませんね、僕の目は君を殺しますから。

他の猟兵との連携を重視して動く
力のない僕は目に頼るばかりですよ、最終的にはね

目立たぬ動きと地形の利用で死角に潜み騙し討ちを好みます
虹瞳による生命力を吸収する視線を中心に、後方からお兄ちゃんの銃による射撃で支援しましょう
取り敢えず目潰しは常に狙いつつ…
モノの耐性も命と言うのですよ。
敵の防御の生命線を見て鎧砕きをし、或いは鎧無視攻撃を出来る防御の強度の隙を視て撃ち抜きます
羽で飛び立ち空中から撃つ空中戦も展開します。その時には虹色の残像で魅せる早業で

トドメはお姉ちゃん、お願いね


イデアール・モラクス
ほぅ、これが天魔か…面白い!その力を私に見せてみろ!

・行動
「バラバラにして肉片を持ち帰ってやる、貴様は研究に値する存在だ!」
UC【鏖殺魔剣陣】を『全力魔法』で威力を増し、『範囲攻撃』で空を埋め尽くすほどの数に増やした上で『高速詠唱』を用いて連射。
「痛いかぁ?鳴き声を聞かせてみろ!」
魔剣は命中したら敵を『串刺し』にして『属性攻撃』で刀身を発火させ『傷口を抉る』
「味も見てやろうか!」
怯んで動きが鈍った隙に煉獄の大鎌で地面に縫い止め、噛み付いて『吸血』し『生命力を奪い』肉を喰い千切る。
「クク、美味いじゃないか!」
最後は『踏みつけ』て『傷口を抉り』ながら魔剣を殺到させ嬲り殺しにする。

※アドリブ歓迎



●天魔轟雷
「ほぅ、これが天魔か……面白い!! その力を私に見せてみろ!!」
 イデアール・モラクス(暴虐の魔女・f04845)が叫ぶと同時、天に無数の魔法陣が描かれる。
 そこから降り注ぐは鏖殺する魔剣の嵐。
 刃金の雨が降り注ぎ、獣を蹂躙せんとする。
 白き羽毛が舞い上がり、燐光を放つ。
 それらが魔剣と激突し、甲高い音を響かせながら弾かれる。
 されど、圧倒的な物量がその白く輝く羽毛の軍を削り取り弾いていく。
「痛いかぁ? 鳴き声を聞かせてみろ!!」
 その声と共に、打ち付ける刃金の雨はさらに猛威を増す。
「ぎゃうん!!」
 幼い獣の悲鳴が響く。
 剣がその獣の身を裂いたのだ。
 同時、その身を裂いた刀身から炎が噴き出す。
 炎の魔力を秘めた刃が獣の傷をさらに焼いて抉る。
「思ったより可愛らしい鳴き声じゃないか? たぎるぞ!!」
 剣の豪雨が打ち付ける最中、イデアール・モラクスは踏み込む。
 煉獄の大鎌が振りかぶられた。
 白き燐光の羽毛は剣の雨によって意味を為さない。
 故に獣は自らの身に宿る天なる力、神威たるモノ。
 雷光を迸らせ、イデアール・モラクスを迎撃する。
 先行放電が奔るが、彼女はそれをステップで避け、肉薄すれば死神の如き鎌を突き刺し、抉る。
「ぎゅぅ!?」
 また声があがるが、気にも止めず暴虐の魔女はその首筋に噛み付いた。
 もふもふした毛が邪魔であったが、その肉を探り当て……。
 ぶちぶちぶちぶち、と引きちぎる音をあげ、血を啜り、肉を食いちぎった。
「クク、思ったより美味だったな……!!」
「きゅうぅぅうッ!!」
 怒りか、戸惑いか、鳴き声をあげ天魔は自らの身から雷撃を迸らせる。
 イデアール・モラクスを打ち据えようとしたそれは彼女が身を数度走らせればまた全て虚空を打つ。
「私ばかりにかまってて良いのか?」
 暴虐の魔女が口にすると同時、激しい刃の雨と白き燐光の羽に紛れて、獣に死を告げる者がまた一人やってきていた。
 ど派手さに紛れ、地形を利用し、死角に潜り込んでいた満月・双葉(星のカケラ・f01681)だ。
 不意打ち気味に放たれたのは銃撃。
 破裂音が響き、天魔の肉が爆ぜ、血が飛び散る。
「ぎゃうッ!!」
 天魔が吠えれば雷撃の津波が巻き起こる。
 地にいる者なれば避ける手段などほぼない。
 しかし、彼女は翼で空を征く者。
 翼を広げ、空を打てばその身は暗雲に飛び立った。
 虹色の残光が獣の目をくらまし、的を絞らせない。
 銃撃の音が何度も響き、天魔の肉を爆ぜさせる。
「お姉ちゃん、力を貸して」
 そうして呼び出されるのは、彼女と似た造形を持った現世に迷いでた者。
 死してなお、妹に力を貸し与えんとする祈りなのか、願いなのか。
 あるいは、死してなお、現世に留めんとする妹への恨みか、憎しみか。
 彼女を突き動かすもの、それを推し量れるものなどはいない。
 されど、彼女は今ここに具現し、見られるだけで命を奪う眼差しで天魔を睨み続ける。
「ぎゅぅぅぅ……!!」
 命を削られる事に鳴きながら、天魔はそれでも吠えた。
 その幼い命を永らえさせるために。例えそれが過去の残照であったとしても。
「……もふもふでも忌み嫌われるのか……」
 もふもふでも害があったら嫌われる、それは世の必然である。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

ハヤト・ノーフィアライツ
こいつはとんだ小動物だな。割と洒落にならんぜ。
とりあえず味方と連携しつつやりあおう。

まず【踏みつけ】を駆使し、UC【チャージアップ・ブレイク】を発動。
目眩ましを兼ねて派手にホコリをたてるぜ。

その間に【視力、見切り】で攻撃を見極めつつ、【早業、空中戦、ダッシュ、ジャンプ、武器受け、激痛耐性】等と
UC【ファルコン・フラップ】を駆使して攻撃を掻い潜りながら接敵

至近距離に入ったら【ダッシュ、早業、ジャンプ】で一気に間合いを詰め、【2回攻撃、踏みつけ、怪力、力溜め、鎧無視攻撃、グラップル】を駆使して
2回目の【チャージアップ・ブレイク】を飛び蹴りで叩き込むぜ。

ミスってもまぁ、ヤツの注意は引けるだろうさ。


ダビング・レコーズ
新種の生体兵器…訂正、天魔幼生体オブリビオンを確認
最優先排除目標と認定

戦術構築開始…完了
羽毛状光体が浮遊する領域への侵入及び接近は避け、ダッシュ、スライディング、空中戦技能を以って敵との相対距離を十分に維持
プラズマライフルの2回攻撃で継続的な牽制射撃を実行
回避の妨害、挑発、陽動を目的とした援護射撃を主体とし友軍を火力支援します

雷光攻撃の発生速度、極めて高速
当機の性能では視認後の回避は困難と判断
周辺空間の帯電現象がUC発現の兆候と推定
兆候に合わせイデアルガードを発動し防御を試行します



●鋼の勇者たち
「こいつはとんだ小動物だな。割と洒落にならんぜ」
 天魔の叫びで暗雲の渦巻く速度があがった空を見上げながらハヤト・ノーフィアライツ(Knight Falcon・f02564)は言った。
 なるほど、幼くしてすでに天を操ると言うなれば、この獣が育てば災厄とも言われる所以がよくわかる。
 血肉をえぐられ、その白い羽毛のような毛を血に染めながらもなお、この幼い獣は戦意を失わない。
 何故か?
 それは獣がオブリビオンであり、彼らが猟兵であるからだ。
 互いに互いが不倶戴天の敵、己と同じ空の下にいる事は出来ない。
「ぎゃう!!」
 咆えると同時、稲光が奔る。
「おぉっと……」
 ハヤト・ノーフィアライツは歴戦の勘からそれを避ける。
 されど、文字通りの雷光、光の速度で降り注ぐそれを何度も避けることは彼の目と見切りを以てしても厳しい。
 されど、彼は一人ではない。
「フィールドジェネレーター、最大出力」
 ダビング・レコーズ(RS‐01・f12341)が張り巡らせた電磁フィールド。
 それが天魔の雷を相殺した。
「おっとこいつはおじさんとしてはありがたいぜ」
 展開されたフィールドを駆使して、ハヤト・ノーフィアライツは一気に肉薄をする。
 彼の力の全てをこめられたチャージアップ・ブレイクが炸裂する。
 鈍い音をあげ、獣の身が吹き飛び砂塵が舞い上がる。
 それと同時にハヤト・ノーフィアライツの身は空中に舞い上がっていた。
 ファルコン・フラップを用いての空中機動。
 白き燐光の羽毛が弾幕のように放たれるもその華麗に刻まれるステップは彼を捉えることを出来ない。
 そもそも、当たりそうな軌道のソレは、ダビング・レコーズがプラズマライフルで射ち墜としていた。
 放たれる雷速のソレも、彼のイデアルガードが事前に展開されそれを阻む。
「当機は牽制、迎撃を継続」
「いやぁ、至れり尽くせりでおじさん嬉しい、ねぇッ!!」
 最後のステップで、急降下。
 迎撃の羽毛が放たれるが、ダビング・レコーズがそれを迎撃する。
 白銀機のカメラアイは雷速には対応出来ずとも、白き羽毛の射出には対応が可能だ。
 ハヤト・ノーフィアライツの全力を阻む者は今はいない。
 故なればこその文字通りの全ての力をこめた二度目のチャージアップ・ブレイク。
「『-charge up-』最大出力で行くぜ!!」
 重力加速度も加えた最高速度から放たれる全力の飛び蹴り。
「コイツを喰らったらタダじゃ済まねぇ……!!」
 ――――ゆっくり地獄で後悔しな!!
 重々しい最大の一撃が天魔に突き刺さり、大地を陥没させた。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

河原崎・修羅雪姫
全世界サイボーグ連盟(全サ連)の仲間と参加。

「来たわねぇ、天魔。そんな可愛い外見をしても誤魔化されないわよぉ……くっ、可愛い」
思わず緩んでしまう頬を、【全世界サイボーグ連盟の戦旗】を見上げて引き締める。

「見よ、あれこそ重厚にして壮麗。血とオイルと硝煙の香りがする、鋼の団結を示す我等が戦旗!」
味方と、何より自分自身を【鼓舞17】し、戦いへの覚悟を決める。

愛用の巨銃【フリークスハンター】で【クイックドロウ4】&【2回攻撃12】

「難民の人たちが後ろにいるのよぉ。ここが絶対防衛線!」
自分が大ダメージを負ったら、UCで【戦場の亡霊】を呼び出す。
亡霊は髑髏頭の巨大ロボット。
ロボの叫び『VOOOOOOO!』


クネウス・ウィギンシティ
全世界サイボーグ連盟で参加
アドリブ&絡み歓迎

「悪いですね。しかし、アリシエルさんの予知では先に手を出すのはそちら。慈悲は掛けません」

【SPD】

方針:アームドフォート2砲&蒸気マシンガンで制圧射撃。全弾撃ち切ってからクイックリロードし、再攻撃。
技能:
(UC)一斉発射、視力、スナイパー
(クイックリロード)2回攻撃、早業、クイックドロウ

(UC)
「全弾、撃ち切る」

(敵SPD/POW UC対抗)
「50mは離れて射撃、雷光はパイルバンカーの杭を私の周囲に撃ち立て『避雷針』代わりにします」

(To:修羅雪姫)
「この戦旗は裏切れませね」

(クイックリロード)
「弾倉交換完了。再攻撃開始」


エレクトゥス・レヴィン
全世界サイボーグ連盟から参加。

「愛嬌ある輩ってのは、必ず腹に何かしら抱えてるもんだが……コイツはずいぶんと難儀そうだな。」

【SPD重点】

敵の【POW攻撃】はUCの爆熱排気による「属性攻撃7」で「吹き飛ばし1」て散らす。
【SPD攻撃】は「見切り1」「フェイント2」と「逃げ足1」を併用したUCの高速移動で回避し肉薄。
【WIZ攻撃】はダメージ覚悟の「捨て身の一撃8」を「クイックドロウ7」「属性攻撃7」を併用してUCの熱気を纏った全力の蹴りを叩き込む。

「獣狩りの時間だ、おまえのターンは来ない!」

絡み、アドリブ歓迎。



●ここが絶対防衛線
 強烈な一撃を受け、吹き飛んだ天魔。
 その愛らしい姿は今は血と砂塵に汚れている。
「……くっ、可愛い」
 河原崎・修羅雪姫(スノーブラッド・f00298)は元より可愛いモノ好き。
 思わず緩んでしまう頬、されど難民キャンプに立てられたその御旗を見上げ引き締める。
 多くのサイボーグたちを率いる者として、無様な姿は晒せない。
「見よ、あれこそ重厚にして壮麗!!」
 暗雲の空になびくは我等が御旗。
 同じ旅団に所属する者がそれを見上げる。
「血とオイルと硝煙の香りがする、鋼の団結を示す我等が戦旗!!」
 自らの気を引き締めるように、そして続く者たちに示すように。
 巨銃、フリークスハンターを掲げ、戦いの覚悟を今ここに示す。
「この戦旗は裏切れませんね……」
 その鼓舞にクネウス・ウィギンシティ(鋼鉄のエンジニア・f02209)は呟く。
 炬燵の身を潜ませながら、弾殻を銃に込める。
 この炬燵、一撃や二撃、雷光を受けようが揺るがぬ壊れぬ不動の鋼。
 本当にこれは炬燵なのか?
「全弾、撃ち切る」
 塹壕代わりのそれから身を出すと同時にトリガー。
 展開していたアームドフォートと、蒸気を噴き出すスチームマシンガン。
 それから展開されるは鋼の弾幕、避けることを許さぬ面制圧。
 この猛烈な一斉連続の制圧射撃、これこそがCODE:FORTUNA。
 白き羽毛の燐光が舞い上がり、その面制圧に対抗するように放たれる。
 されど、あまりの物量の差に、獣の肉が穿たれ血が飛び散る。
「ぎゅぅ……!!」
「愛嬌ある輩ってのは、必ず腹に何かしら抱えてるもんだが……コイツはずいぶんと難儀そうだな」
 その面制圧射撃の合間に肉薄するのはエレクトゥス・レヴィン(誓兵・f11060)。
 機械化した右腕が、左脚が、右脚が、赤熱する。
 義骸のオーバーロード、膨大な熱気が溢れ出す。
 踏み込むと同時、その身は風と化す。
「獣狩りの時間だ、お前のターンは来ない!!」
 ――――雷光は正に閃光、光速で攻撃されるソレ。
 されど、それには欠点がある。
 そう、放つ者はあくまで生き物に過ぎない事である。
 放つ所を目で捉え、放つは雷速の攻撃。
 つまり、その獣は己の目で標的を捉えねばならない。
 なれば、彼の超高速の挙動、カーターライズ・オール。
 それを……獣の目は捉える事が出来なかった。
 爆熱とも言える熱量の排気が獣の身を焼くと同時。
 その足は蹴り上げられていた。
 鋼と化した故の剛力、鋼と化した故の質量、鋼と化した故の重量。
 そして、鋼と化した故の熱気、それらが獣の骨身を砕き、焼いてゆく。
 幼い獣の身が空高く蹴り上げられる。
「弾倉交換完了、再攻撃開始」
 クネウス・ウィギンシティがすでにその虚空に舞う獣に構え直していた。
「可愛かったけれど、ここまでねぇ?」
 河原崎・修羅雪姫が爆裂弾殻を装填し、その20mmと言うあまりにも巨大過ぎる大口径の巨銃、怪物を殺すために生れた鋼を構えていた。
「ぎゃ……ぎゃうぅぅぅぅぅッ!!」
 幼い獣は最後のあがきと叫ぶ。
 白い羽毛の燐光が、天雷の雨が降り注ごうと光を放ち始める。
 されど、引き金はそれよりも早く。
 鉄火の雨は放たれ、巨大な弾殻はすでに号砲に応じていた。
 鋼の雨がその身を引き裂き、爆ぜさせ、爆裂弾頭がその身に食い込み。
 ――――天に巨大な爆炎の華を咲かせ、幼き獣はその生命を絶やした。
「任務完了ねぇ」
「悪いですね……しかし、アリシエルさんの予知では先に手を出すのはそちら。慈悲などはありませんでした」
「言ったろ? お前のターンは来ないと」
 鋼の戦旗の下に、戦いの終止符は打たれた。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2019年02月12日


挿絵イラスト