5
養殖ドラゴンステーキ

#アルダワ魔法学園

タグの編集

 現在は作者のみ編集可能です。
 🔒公式タグは編集できません。

🔒
#アルダワ魔法学園


0




●養殖?
「イエス、イェーガー。ドラゴンステーキが食べたいです」
 突然頓珍漢なことを言い出したぞこのグリモア猟兵。
 アリシエル・フィフスガーディ(五天の守護機・f09139)は集まった猟兵を見回して告げた。
「失礼いたしました。アルダワ魔法学園にて錬金術ドラゴンの予知をしました」
 なるほど、錬金術ドラゴン。
 なればドラゴンステーキと言い出すのもわからなくもない。
 わからなくもないが……それは食べれるのだろうか?
 人工物じゃないのだろうか?
「野生のワイバーンが天然モノのドラゴンステーキだとします」
 ワイバーンはドラゴンではない気もするがドラゴンだと仮定しておく。
 真顔で淡々と説明しやがるこの娘に今突っ込んでも仕方ないからだ。
「と言うことは錬金術で人工的に作り上げられたドラゴン、その肉」
 ――――それは養殖モノのドラゴンステーキではないでしょうか?
 真顔で、ド真面目にこの娘は言い放った。
 だめだ、こいつ。早くなんとかしないと。
「オブリビオンの撃破は我々の猟兵の役目です」
 そうだね、お仕事だね。
 そもそも、オブリビオンって跡形も残らないんじゃないっけ?
「今回のオブリビオン、レアケースのようで跡形残るようです」
 残っちゃうかー、そっかー。
 残念そうな視線で目の前のグリモア猟兵を見やる猟兵たち。
「なので、ドラゴンステーキ、養殖モノでもいいから食べたいです」
 いつも無機質無感情に語るこのグリモア猟兵。
 口調も表情も代わってはいないが、視線に宿るのは期待の眼差し。
「とにもかくにも錬金術ドラゴンが出現する事は間違いありません」
 なので倒すのは必定です、と言葉に付け加えながら彼女は語る。
 そう告げながら彼女たちは君たちに向き直り、若干の期待を込めた眼差しを送る。
「イェーガーたちならば問題なくこの予知の打破を完遂出来ると信じています。健闘と武運を祈ります」


虎河豚天
 虎河豚の天ぷら、略して虎河豚天でございます。食べないで。
 私の友人MSがドラゴンステーキのシナリオ出してました。
 やろうと思ってたネタだったのですが二番煎じになるしどうしようと思いました。
 そしてふと思い立ったのです。
 ワイバーンは天然のドラゴンステーキ。
 なれば、錬金術で造られたドラゴンの肉は養殖モノなのでは?
 つまり……きっと美味しいに違いない。
 何故ならば、彼は食べられるために作られたのだから(違います)
89




第1章 集団戦 『クレイゴーレム』

POW   :    上官を呼ぶ
自身の身長の2倍の【クレイゴーレム】を召喚する。それは自身の動きをトレースし、自身の装備武器の巨大版で戦う。
SPD   :    仲間を呼ぶ
レベル×1体の、【額】に1と刻印された戦闘用【クレイゴーレム】を召喚する。合体させると数字が合計され強くなる。
WIZ   :    配下を呼ぶ
レベル×5体の、小型の戦闘用【クレイゴーレム】を召喚し戦わせる。程々の強さを持つが、一撃で消滅する。
👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​

種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

佐之上・権左衛門
【POW】(ん全世界サイボーグ連盟の皆と参加/アドリブ・絡みOK)んむ。ドラゴン・・・養殖? 錬金? それ食えるのか? まぁいいや。食べるのはアリシエルであって、俺た・・・え。 俺等も食うの? まぁいいや。とりあえず捕りにいこう。話はそれからだ。 というわけでゴーレム達にはUC【あんぱん爆弾】を飛ばして無差別に吹っ飛ばす。 まだ動いてる身近なのに【先制攻撃・早業】を使って接近し、徐に腕を【グラップル】で掴み、そのまま【投擲・衝撃波・吹き飛ばし】で集団に向けて投げ飛ばす。その後は愛用のギガントアクスを【二回攻撃・範囲攻撃・なぎ払い・鎧砕き・怪力】で土くれになるまで暴れる。


河原崎・修羅雪姫
全世界サイボーグ連盟(全サ連)の仲間と参加。

「我が旅団の、可愛いアリシエルさんがドラゴンステーキ食べたいっていうのだもの。
おねだりされては仕方がないわぁ。一狩り行きますか」

まずはゴーレム退治ねえ。
此処は古式ゆかしく【サイバーアイ】でゴーレムの額をサーチする。

→(emeth、真理)が額に刻んであれば.
ニヤリと笑い、愛用の巨銃【フリークスハンター】で【2回攻撃11】。
eの文字を削って土くれに戻す。

→刻印が無ければ。
「あーあ」というあからさまに落胆した顔をして、【特殊弾】(爆烈弾)を装填。
ゴーレムの頭を纏めてUC&【範囲攻撃1】で【吹き飛ばし16】して行く。

「さぁみんな、さっさと行くわよぉ!」


クネウス・ウィギンシティ
全世界サイボーグ連盟で参加
アドリブ&絡み歓迎

「養殖だとしてもドラゴンステーキは美味しいはず。つまり、エンジニアである私の出番ですね」

【POW】

技能:(UC)スナイパー45・視力10・・援護射撃10・2回攻撃10・クイックドロウ5

(UC)
「クレイ、泥のゴーレムですか……なら炎で温め固めてから破壊しますか」

(敵POW UC対抗)
「そもそもあのゴーレム、武器など持っていないように見えますね。素手ですか、離れておきましょう」

(UC:泥固め後)
「陶芸の器と同じです。焼く前は崩れるだけですが、焼いた後は割れて元には戻せない」


エレクトゥス・レヴィン
全世界サイボーグ連盟で参加。

「あの子の為ならえんやこらせってな、たまにはこういう依頼も悪かないか。」

【POW重点】

「見切り1、世界知識1、時間稼ぎ1」を使用して敵集団の行動を阻害するように足元や移動先を砲撃。
装備「誓約者」「F型衝撃波弾頭弾」と「衝撃波2、属性攻撃7、スナイパー7、クイックドロウ7」を併用した連続射撃で敵を寄せ付けないように計らう。

「……なんか、いい感じに腹が減ってきたな。キッチリご相伴にあずかれるといいんだが。」

絡み、アドリブ歓迎。


ウィンディ・アストレイ
全世界サイボーグ連盟の皆と参加
アドリブ&絡み歓迎です

ドラゴンの肉とは、レア食材ですね…
調理師魂(無免)が疼きます…!

「泥人形は、お呼びで無いので…蹴散らさせて頂きます!」

まずUC【Rifle Bit】で、バスターライフルを複製。
自陣と敵集団の中間地点辺りに浮揚させ、
ゴーレム達が仲間や配下を呼んだ先から
21挺のライフルでの『先制攻撃&2回攻撃』で、蹂躙していきます。

自身は『先制攻撃or援護射撃&一斉発射&2回攻撃』で
前衛の方々の援護をしつつ
出来るだけ一体ずつ集中攻撃して各個撃破を狙います。

「さあ…レア食材が、ボク達を待っていますよ。
美味しく食べてくれと、轟き叫んでいます!(多分幻聴です)」



●送る人たち、食いたい人たち、疑問な人たち
「……ドラゴン……養殖? 錬金……それ、食えるのか?」
 一人、疑問げにしているのは佐之上・権左衛門(見た目はおっさん、中身はもっとおっさん・f00239)。
 そう、ケミカルにアルケミックなドラゴンだ。食えるのかどうかは甚だ疑問である。
「でもぉ、我が旅団の、可愛いアリシエルさんがドラゴンステーキ食べたいっていうのだもの」
 おねだりされては仕方がないわぁ、一狩り行きますか、とやる気を見せている河原崎・修羅雪姫(スノーブラッド・f00298)。
 それに伴って現れたは我等が旅団の炬燵エンジニア・クネウス・ウィギンシティ(鋼鉄のエンジニア・f02209)である。
「養殖だとしてもドラゴンステーキは美味しいはず。つまり、エンジニアである私の出番ですね」
 果たしてドラゴンステーキにエンジニアとの関係はあるのだろうか。
 非常に謎であるがそんなものを気にしていては始まらない。
「あの子の為ならえんやこらせってな、たまにはこういう依頼も悪かないか」
 さらにはエレクトゥス・レヴィン(誓兵・f11060)も参戦だ。
 すごい人数がグリモア猟兵のおねだりに反応してきているぞ。
「ドラゴンの肉とは、レア食材ですね……調理師魂が疼きます……!!」
 やる気に満ちているがウィンディ・アストレイ(W-ASTRAY・f09020)嬢。
 君のそれは無免許です。
 佐之上・権左衛門はやる気を見せている自らの所属する旅団長及び旅団員を見て首をかしげる。
 皆が皆、食えるものと断定しているからだ。
「……いや、ほんと食えるの? まぁいいや。食べるのはアリシエルであって……」
「……キッチリご相伴に預かれるといいんだが……」
「俺たちも食べるの?!」
 エレクトゥス・レヴィンの呟きにまさか自分もご相伴に預かる事になるとは予想もしてなかった佐之上・権左衛門の叫びが混じる。
「え? そりゃぁそうよぉ」
「そうですよ、ドラゴンの肉と言うレア食材ですよ……!!」
 旅団長及び旅団員である修羅雪姫とウィンディも同意の声をあげる。
 マジかよ、と呟いてから、権左衛門はまぁ、いいか、と呟いた。
 とにもかくにも捕まえなければ話にならぬ。
 眼の前には几帳面にも君たちが戦闘準備を整えるまで正座で待っている泥ゴーレムがいた。
「なんで正座してんだよ」
 権左衛門が突っ込むと、ぐももも、と言う声をあげ、クレイゴーレムたちが動き出す。
 額に刻まれた文字、それはえめす。……そう、emethではない。えめすである。
「……これは……どうなのかしらぁ……?」
 ゴーレムの古典的攻略法ならば、eを削り、死を意味する文字にすればよい。
 そして、そこに刻まれた文字は正にその文字だ。文字だが……ひらがなである。
 修羅雪姫は呟きながら愛用の20mm大口径の巨銃を抜き放ち、えと言う文字めがけ放つ。
 弾丸其の物すら巨大なそれはゴーレムの額どころか頭を抉り穿ち、えと言う文字を削り取る。
 その途端、クレイゴーレムは泥になりさがるではないか。
 正に典型的、古典的攻略法。されど。
「なんか納得いかない……!!」
 仕方ないのである。そもそも依頼の始まり方からして面白おかしいのだ。
 敵も面白おかしくてもおかしくはないのだ。多分。
「泥なら……炎で温め固めてから破壊しますか」
 クネウス・ウィギンシティは修羅雪姫とは違う攻略法を編み出した。
 相手は泥、つまり炎で焼き固めれば陶器のように固まる。
 そして、それを砕けば泥を吸着して元通り、とはいかないのだ。
 CODE:CERBERUSが奔り、地獄の番犬の如き炎が放たれ、クレイゴーレムを焼き始める。
「ぐももももももも」
 痛そうなのか痛くないのかよくわからない悲鳴をあげながら、なんとびっくり。
 クレイゴーレムはあっと言う間に陶器ゴーレムに早変わり。
 ここからが匠の腕の見せ所、匠は即座に手に持った銃に弾丸を装填すればそのトリガーを引く。
「ぐもー?!」
 ガッシャーン、と割れる音を響かせ陶器ゴーレムは見るも無残な姿に。
 匠の腕で、クレイゴーレムはあっと言う間に片付けられてしまいました。
「ぐもっも!」
 許しがたし。匠、許しがたし。
 そう言わんばかりにクレイゴーレムたちはわらわらと殺到する。
 正直キモい。
「ドラゴン肉の為に……泥人形は、お呼びではないので……蹴散らさせて頂きます!!」
「範囲内の全対象を捕捉……」
 エレクトゥスが自らの武器を展開すると同時、ウィンディが大量に複製したバスターライフル。
 そのライフルが虚空に舞い、ビットとして展開される。
「告死の舞、ご堪能ください!!」
「射撃開始、今!!」
 放たれるは無数の号砲。
 閃光と噴煙があがり、無数の弾丸とレーザーが群がっていたクレイゴーレムたちを薙ぎ払っていく。
「ぐももーっ!?」
 自分の仲間たちが塵と消える最中、立ち込めた煙に紛れて肉薄する影があった。
 そう、佐之上・権左衛門である。
「――――既にそのあんぱんは爆発物に変わっている」
 どこからかなんかBGMが流れてきそうなフレーズっぽいが気にしない。
 既にそのあんぱんは爆発物で出来ていた。
 あんぱんがなんか飛び交い、クレイゴーレムにめりこむ。
 爆裂。爆発。大爆発。
「ぐっもー?!」
 なんだこのあんぱん!? そう言いたげにゴーレムは叫んだ。
 しかし、叫ぼうが嘆こうがこのあんぱんは既に爆発物である。
 次々と爆炎をあげ、あんぱんが炸裂していく。
 そう、あんぱんとは芸術と見たり。即ち芸術は爆発なのである。
「あ、いかん。ドラゴンステーキやらあんぱん見てたらいい感じに腹が減ってきたな」
 エレクトゥスがお腹をさすりながら呟く。
「さあ……レア食材が、ボク達を待っていますよ。美味しく食べてくれと、轟き叫んでいます!!」
 ウィンディはまだ見ぬレア食材に、その調理師魂(無免許)を燃やしていた。
 多分それは幻聴です。
「さぁみんな、さっさと行くわよぉ!!」
 全世界サイボーグ連盟の戦旗を振りかざしながら修羅雪姫の号令がかかる。
 はーい、と言う声と共に彼らは突き進む。
 物騒な武器やら戦闘やらがなければピクニックか観光旅行か修学旅行かなんかにしか見えない。
 だが、ここは戦場、率いられながら閃光やら狙撃やら巨銃やら全弾発射やらあんぱんやらが放たれていくのだ。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​

松苗・知子
心情:
ドラステよ!今度は養殖のドラステよ!
天然ものっていうか空のドラステはこの前食べたから、今度は地上のドラステを食べるのよ!

行動:
まずは前哨戦ね。今回は屋内だし?バイクは控えて歩兵の物量で押すのよ。
「さーあ!皆行くわよ!三隊に分かれなさい!」
ユーベルコードを発動して器物の妖たち(描写お任せ)を召喚。中央、右翼左翼の三部隊に分けつつ前進。中央はあたしの直掩隊、右翼はそのまま攻撃、左翼は迂回して側背面をとってから殴りかかるのよ!

あたし自身も、直掩隊を連れて特殊警棒で戦いに参加するわ。基本、召喚した妖に戦わせつつ、戦線が綻びそうなところを抑える形で参戦するのよ。
ふふん、オイシイ肉の運動ね♪


黒玻璃・ミコ
◆心情
むむむ、久方振りに魔法学園にやってくれば素敵な竜種の気配が
大切なのは天然か養殖かではなく、美味しいか否かなのですよ?

◆行動
【黒竜の恩寵】で防御力UPです

取り合えずは食事前の運動として
他の猟兵さんを【かばう】位置に移動し
注意を惹き付け【おびき寄せ】ましょう
当然サンドバックになるつもりはありませんよ?
冴え渡る【第六感】で【カウンター】の機会を計り
愛用の九振りの蛇腹剣を【気合い】を入れて【怪力】のままに
【鎧砕き】嵐の様な【範囲攻撃】で土くれに戻してしまいましょう
うふふふ、無機物と言えども【毒使い】で生成した
腐食毒は有効でしょうしね。

◆補足
アドリブ、他の猟兵さんとの連携大歓迎


サクヤ・ニイヅキ
ドラゴンステーキ!響きからもうなんか憧れるの!
はやくメインディッシュに会うためにも、泥人形にはさっさと退場してもらうの☆

大きな声と派手な身振り手振りの「パフォーマンス」で注意を引きながら
増える配下を【レインボウ・ジャグリング】で露払い
乱戦になったら道化衣装を脱ぎ捨て身軽になってその中に紛れ込み
配下を呼んでいる大本のクレイゴーレムの急所(目かな?)に【シーブズ・ギャンビット】の一撃を入れるの

運動したらお腹が空くの☆
早くドラゴンさんに来てもらいたいの!おーい!(超デカい声)



●ドラステは食えるものである
「ドラステよ!! 今度は養殖のドラステよ!!」
 天然モノは食べた事のある松苗・知子(天翔けるお狐・f07978)は叫んだ。
 今度は地上のドラステを食べるのだ、と意気込みをあげる。
「素敵な竜種の気配。大切なのは天然か養殖かではなく、美味しいか否かなのですよ?」
 数多の竜を喰らい、屠ってきた黒玻璃・ミコ(屠竜の魔女・f00148)は語る。
 天然、養殖、関係なく――――美味いか、不味いか、そこが重要であると。
「ドラゴンステーキ!! 響きからもうなんか憧れるの!!」
 おおっとここにも養殖ドラステは食える派がいた。
 例えケミカルであってもきっとドラステは食えるのだと信じて止まない三人衆。
 泥人形? そんなものはとっととおかえり願おうか!!
「さーあ!! 皆行くわよ!! 三隊に分かれなさい!!」
 知子のユーベルコードが起動して、現れたるその異形の姿!!
「ぐっももー!!」
 ――――謎の叫びをあげるリビングアーマーの軍隊である!!
 手にした剣はぴかぴかの新品だ。
「ぐももー!!」
 その叫びに呼応したのか、クレイゴーレムもなんか叫んだ。
「……」
「……」
 びし、ばし、ぐっぐ。
 なんかやり始めたぞこのリビングアーマーとクレイゴーレム。
「ええい、同調しないの!!」
 友情は儚く、脆く、虚しい。
 主から命が下ったが故リビングアーマーはいきなり剣をクレイゴーレムに振り下ろした。
「ぐもー?!」
 切られたクレイゴーレム。
 裏切ったのですね、罠だったのですね、と言いたげな眼差しをする。
 だがそんなの関係ねぇ。
 中央と両翼からリビングアーマーたちが攻め立てる。
 特殊警棒を構え、知子も直掩隊を引き連れて参戦する。
「ふふん、オイシイ肉の運動ね♪」
 そう、美味しいご飯を食べるにはまず、しっかり運動してお腹を減らす必要があるのだ。
 だからここでいっぱい運動しておくに越したことはない。
 特殊警棒を振りかぶり、薙ぐように打ち払う。
「ぐもー?!」
 打ったー!! これは大きいー!!
 吹っ飛んだ先にいたのは、おおっと、サクヤ・ニイヅキだぁ!!
 そのクレイゴーレムを受け止めてー!! なんとジャグリングだぁ!!
 水・火・風・光・闇・無の六属性のクラブに紛れた地属性のクレイゴーレム。
 ぐるぐる、ジャグリングされたそれは、再度、クレイゴーレムの群れに投げつけられる。
「ぐもっもー?!」
 ぼかーん。いとあはれ。
 大砂塵をあげながらぼろぼろになったクレイゴーレムたち。
 その中にいたのはうぞうぞするなんぞ変なタール状の物質。
 そう、彼女こそ竜を屠った魔女である黒玻璃・ミコである。
 なんだこれ、と言わんばかりにクレイゴーレムたちはそれを見やる。
 うぞうぞ。うぞうぞ。うぞうぞ。
「いあいあはすたあ」
 やべーぞこいつ、なんかSAN値直葬しそうだ!!
 まずさに気づいたクレイゴーレムたちはボコろうと殺到する。
 だが冴え渡る第六感、それが彼女を捉えさせない。
 むしろ蛇腹剣9本によるカウンターがクレイゴーレムたちに突き刺さる。
「ぐもっもー?!」
 困惑の声をあげる。何故か。
 そう、クレイゴーレムたちが溶け始めたからである。
「無機物と言えども……」
 腐食毒は効くでしょう? うぞうぞするそれが笑った。
 腐食し、クレイゴーレムたちは溶け消える。
「運動したらお腹が空くの☆ 早くドラゴンさんに来てもらいたいの!!」
 サクヤ・ニイヅキがおーい!! と叫ぶ。おーい、と響き渡り、声が帰ってくる。
 木霊かな? 木霊です。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

當良邑・祈
サイボーグの猟兵に目を引かれ参加したブリーフィング
機械的な口調と裏腹にむき出しの食欲
興味深い点もあった、死体の残るオブリビオン、それに特別な理由などないのかもしれないが事象として一見の価値はあるだろう。それに…
「うまいのか?ドラゴン」

少なくとも目の前の泥人形は食べられそうにない。
ミネラルの摂取や胃腸の活動の補助の為に泥を食べる生物もいるという。
タールロードやクリスタリアンの中にはこういったものを食う者もいるのかもしれない。
そんなことを考えながら機械脚で切り伏せる。

増えたり、くっついたり、巨大化したりのゴーレムを見てこれが食べられれば飢餓もなくなるだろうと嘆息する。

(連携改変苦戦等々歓迎)


カリオン・リヴィエール
本当に、食べる気ですか?他人事ながら、お腹が心配になりますね…
それはさておき、錬金術ドラゴンは後学のため見ておきたいので、参加します。襲ってくる有象無象は泥に還ってもらいましょう。仲間を呼ぼうが上官を呼ぼうが、気にしません。ユーベルコードにて斬って抉って破壊し尽くします!

共闘大歓迎です!


篁・綾
あら、ちょっとかわいい…でもダメね。人に仇なすものだもの…。

【見切り】で相手の動きを見極めながら、【2回攻撃、なぎ払い、衝撃波、目潰し、マヒ攻撃、鎧無視攻撃、範囲攻撃】を駆使して
UC【月牙乱桜】を使って、桜の花を散らす無数の斬撃を飛ばして攻撃するわ。

頭数も多いことだし、こちらも手数で攻めていきましょう…

敵からの攻撃は【見切り、第六感】で動きを見極め、【残像、フェイント】
を駆使して回避、
または【カウンター】で反撃。
回避できない場合は【激痛耐性、オーラ防御、武器受け】で受けるわ。

…それにしても、龍といいこの土人形といい、人為的なものなのよね。
…食べられるのかしら


セシリア・サヴェージ
【WIZ】

錬金術というからにはケミカルな味がしそうですが…まあ興味はありますね。
ですが目的はあくまでもオブリビオンの討伐。まずはその目的を果たすとしましょう。…お肉はそのあとで。

まずはこちらから切り込み、我が暗黒剣の【なぎ払い】で倒していきます。
敵からの攻撃は【武器受け】もしくは【カウンター】で対処します。
ゴーレムは仲間を呼ぶUCを使うようですね。一体一体倒していては時間がかかってしまいます。
であれば、【全力魔法】を使い出力を最大まで高めた我がUC【アブソリュート・ダークフォース】の【範囲攻撃】でまとめて消し飛ばしてしまいましょう。
危険なので射線上の方は避難を。


天星・暁音
養殖ドラゴンステーキ?…ワイバーンはドラゴンじゃないとは一応主張しとくけど…
まあとにかく調理するためには狩りにいかないとね。
先ずは邪魔者排除から…ところでクレイって粘土だし乾かしたから固まったり壊れたりしないかな…ってそんな都合よくはいかないか…

範囲攻撃、高速詠唱、なぎ払い、全力魔法での砲撃でふっとばしながら潜り抜けてくるものにはスナイパー、誘導段等で銃で撃ちつつ第六感、見切り、など盾受け、敵を盾にする等で防御します。



●ドラステは食えない派
 彼らは疑問であった。
 果たしてドラステは食えるのであろうか?
 それは天然モノならば納得しよう。
 だが、提示されたるは錬金術の産物。
 食えるのか……? 明らかにケミカリティにあふれる味がしそうだが。
 當良邑・祈(サイボーグの化身忍者・f09602)は首を傾げていた。
 機械的な口調・表情の割にむき出しにした食欲。
 そして、死体の残るオブリビオン、その事象。
 それらが彼女の気をひいた。
「……うまいのか? ドラゴン」
 そこも気になったのだ。
 少なくとも守護者として出て来たクレイゴーレムは食えない。
 紛れもなく食えない。食う文化はない。
 ミネラルの摂取や胃腸活動の補助の為に泥を食う生物はいる。
 だが、人間はそれは食わない、食えない。
 ブラックタールやクリスタニアンならば食えるのだろうか。
 分からない。
 考えながら、祈は切り結んでいた。
 斬ると増える、くっつくとでかくなる。
 そう、もしこれが食えるのならば。
「世界中から飢餓が消えるのだろう」
 なんか壮大なことにまで考えが及んでいた。
 切り結ぶ傍らの猟兵も同様に悩んでいた。
 カリオン・リヴィエール(石を愛す者・f13723)である。
 彼女もまた、ケミカリティなそれを食べるとお腹壊しそう派閥であった。
 後学の為に見にきたが果たして本当に食べられるのだろうか?
 古代暗殺者の亡霊を呼び、短剣が飛び交い、闇がクレイゴーレムを覆い、崩していく。
「とりあえず襲ってくる有象無象は泥に還ってもらいましょう!!」
 いりませんし!! その言葉に祈も同意するように頷き、剣を走らせる。
 美しい妖狐も切り結びながら彼女たちの言葉に同等の懸念を覚えていた。
 そう、本当に食べられるのか、人為的なソレを、食べられるのか。
 ところで、別な事にも思考が言っていた。
「……ちょっとかわいい」
 クレイゴーレムを見ての感想である。
 篁・綾(幽世の門に咲く桜・f02755)は可愛いものが好きなのだろうか?
 でもダメである。彼らはオブリビオン、人に仇なすものだから斬ろう。
 桜の華が散り、空間諸共引き裂く無数の斬閃が奔り、クレイゴーレムを空間諸共叩き切る。
「……人為的な龍……食べられるのかしら」
 首を傾げながら、斬閃は奔り、三日月のような美しい軌跡を残しながら、ぐもぐも言うゴーレムを葬り去る。
「……錬金術というからにはケミカルな味がしそうですが……」
 その疑問そうな呟きに答えたのはまた別の猟兵。
 興味はあれど美味しそうとは思えない。そう思うはセシリア・サヴェージ(狂飆の暗黒騎士・f11836)。
 肉はとりあえず後回し。目的はあくまでオブリビオンの討伐にある。
 そう言い聞かせながら、暗黒剣を構え、クレイゴーレムに肉薄する。
 一閃、薙ぎ払うように闇刃が軌跡を描きクレイゴーレムを寸断する。
「ぐもっもー!?」
 真っ二つ。切られた矢先に増える。
 貴様らアメーバの一種かなんかか。
 どんどん増えるよ働くゴーレム。
 時間がかかりそうだし、面倒と判断すれば自らの魔力を練り上げる。
 暗黒剣に魔力が蓄積され、闇色を帯び始める。
「消えろッ!!」
 振り下ろされたるは闇の破壊。
 圧縮された暗黒の衝撃が解き放たれ一直線上に薙ぎ払っていく。
「ぐもー?!」
 膨大な闇の魔力に払われたクレイゴーレムはその形すら維持出来ず、潰れ、崩れ去る。
「……ケミカルな味……どんな味なんでしょう」
 ぽつり、と呟いた。
 正直ケミカルな味、と言われてもよくわからないところである。
「……まあとにかく調理するためには狩りにいかないとね」
 天星・暁音(貫く想い・f02508)はその呟きには無難な声で返した。
 彼的にはワイバーンはドラゴンではないのでドラステではないと主張しておきたいところ。
「先ずは邪魔者排除から……ところでクレイって粘度だし乾かしたから固まったり……」
 そんな都合よく……と言いかけて別の猟兵がやってたな、と思い立つ。
 ならやってみて損はないか、とおもむろにファイアー。
「ぐもー!?」
 乾く、乾く、と言いたげにじたばた暴れるクレイゴーレム。
 おお、見る見るうちに乾いて固まっていくではないか、これも匠の腕前の一つ。
「……都合よくいくみたいだね!!」
 固まってしまえば後は問題はない。
 杖を向けて唱えるは星光の破壊。
 星の光が集い、凝縮されそれはまるで天体の一つ、恒星の如き輝きを放つ。
 天に描かれるは魔法陣。地に跳梁跋扈するは(固まった)泥人形。
「星の光よ、集え!! 我が意を持ちて流星と成し足機を散せ!!」
 魔法陣が奔り、輝き、魔力が荒ぶる。
 放たれるは星の光の奔流、それ正に流星の如く。
「走れ、魔法陣!! 輝け!!」
 ――――裂光流星!!
 解き放たれた言葉と共にそれは力となして光の雨となり降り注ぐ。
 数多の光が泥人形を打ち砕き、破砕し、破壊し尽くしていく。
 これぞ裂光流星(シャイニング・エストレア)。
 星光の破壊なり。
 あとには跡形もなく、泥人形たちがいたと言う痕跡の泥塊だけが残った。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​




第2章 ボス戦 『錬金術ドラゴン』

POW   :    無敵の黄金
全身を【黄金に輝く石像】に変える。あらゆる攻撃に対しほぼ無敵になるが、自身は全く動けない。
SPD   :    ドラゴンブレス
【炎・氷・雷・毒などのブレス】を放ち、自身からレベルm半径内の全員を高威力で無差別攻撃する。
WIZ   :    アルケミックスラッシュ
【爪による斬撃】が命中した対象にダメージを与えるが、外れても地形【に錬金術の魔法陣を刻み】、その上に立つ自身の戦闘力を高める。
👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠山田・二十五郎です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


●けみかるどらごん
「ふははは、よくぞ来たな冒険者!! この俺こそがこの階層の主なり!!」
 偉そうに喋りだしたぞこのドラゴン。
 そう、彼こそが討伐依頼されたけみかるドラゴンである。
「この世界最強種たる俺に挑もうとは、矮小な塵芥よ!!」
 偉そうに喋っているがこのオブリビオン。
 そう、今回の依頼では彼の討伐。
 そして、その後に待ち受けているのは――――。
「む、なんだ矮小な塵芥どもよ、その眼差しは」
 ある者はその事象に興味を惹かれた。
 ある者はその存在に興味を惹かれた。
 しかし、その多くのものは――――。
「なんだ、なんだ?! なんだ、その眼差しは?! 俺をどのような眼差しで見ているつもりだ?!」
 ――――食欲、それ他ならない。
 なんかすごい眼差しにドラゴンさんもドン引き気味。
「ええい、貴様ら、その謎な眼差しはともかく、ここから生きて出られると思うなよ?!」
 けみかるどらごんはあんぎゃー、と吠えた。
松苗・知子
心情?
ぐっ……なんということ・
言葉が通じる相手は……食べられない予感がするわ!なんて軟弱な、似非平和主義者なあたしの心!
せめて……せめて可食部が少なくなる感じで何とかしてあげるわ。

え?当然ぶち殺すわ。仕事だし。

行動:
狐火を4つにまとめて、一つは敵の顔面を狙ってとばすわ。これは囮用ね
他の3つはばらけさせて、両翼としっぽの付け根を狙うのよう。
ダメージはそこそこ以上にはならないかもだけど、嫌がらせね!
「せーい!破魔ファイアー!!」
ゴーストスイーパー狐として【破魔15】を活用してゆくは。意味あるかわからんけれども!

あと、あたしが攻撃の標的になりそうなら全力で後退しつつ回避行動をとるのよ。命大事に!



●似非平和主義者の心
 四つん這いになっている一人の猟兵がいた。
 松苗・知子(天翔けるお狐・f07978)である。
「ぐっ……なんということ……!!」
 松苗・知子が嘆く。
 何故嘆くのか?
「言葉が通じる相手は……食べられない予感がするわ!!」
 嘆く言葉は似非平和主義者の彼女の心であった。
 だから、彼女は嘆いていた。
「ならばここで死すがいい!!」
 けみかるドラゴンはあんぎゃーと吠えた。
 ゆらり、と立ち上がる知子。
「……せめて……」
「ほう? 遺言か? いいぞ、聞いてやろうではないか!!」
「……せめて、可食部が少なくなる感じでなんとかしてあげるわ」
「ひょっ?」
 松苗・知子はせめてもの慈悲を開示する。
 そう、それこそが、似非平和主義者の彼女に出来る唯一の事であった。
「お前、その、なんだ、食えないのに殺すのか!?」
 けみかるドラゴンはあんぎゃーと吠えた。
 似非平和主義者の心に語りかけるのだ。
「え? 当然ぶち殺すわ」
 仕事だし。
 ――――オブリビオンを駆逐する事は猟兵の仕事。
 狐火が4つ放たれ、その一つが顔面めがけて放たれた。
「ちょ、おま、いきなり顔とかやめーや!!」
 その首を振り回し、ぺん、と弾かれる狐火。
 しかし、その瞬間、ボムッと言う音が響く。
 炸裂音である。
「あんぎゃー?! きつねび!? きつねびなんで?!」
 そう、三つは両翼と尻尾めがけ放たれていたのである!!
「せーい!! 破魔ファイアー!!」
 破魔のちからを帯びた狐火が次々と放たれる。
 ボムッ、ボムッ、と炸裂音が響き渡り、みるみるうちにけみかるドラゴンに焦げ跡が出来る。
「お、おんどりゃー!?」
 竜の口に炎が集い放たれた。
 これぞ伝家の宝刀、ドラゴンブレスである。
 松苗・知子は――――すでにいなかった。
 ブレス、空振り!!
「ほわっつ!?」
「いや、あんな大きなモーションの技、避けるにきまっているのよ!」
 次々とけみかるなドラゴンに狐火を放ちながら、彼女は焦げ跡を作り続けた。
 可食部を減らす為に!!

成功 🔵​🔵​🔴​

カリオン・リヴィエール
ケミカルすら平仮名になったドラゴンですか。見た目は綺麗ですが、人語を話すとなると煩いことこの上ないですね。ナカミはちゃんと肉の色しているのでしょうかね?
毒を放つなら、毒で対抗、炎なら焔で対抗しましょう。代償として、こっちは吐血しますが気にしません。モモ、ムネ、ハラミ、バラ等食べられそうなところ以外は闇に帰します!


當良邑・祈
色とりどりのブレスを見て思い出すはUDCアースで見た混ぜると味の変わるガム、アルダワ魔法学園で食べた108味ビーンズ。

降魔化身法で全身を甲殻で覆い突撃する。
ブレスの的を絞らせないように相手に取り付いて肉を削ぐ。

色は見ようによっては飴細工のようであるが…硬度はとてもじゃないが食べれるとは思えない。

それとも砂糖とスパイスとなんかいいかんじのものいっぱいで煮込めば、ケミカルな何かがおこり柔らかくなるのだろうか
そんな方法があるなら今実行したい、装甲が邪魔すぎる。

ふと自身たちを俯瞰するとエサに群がるアリのようなのではないかと考える。

変な考えばかりが浮かぶのは空腹のせいだろうか?

(改変連携苦戦OK)


篁・綾
…喋るわ、このトカゲ。
…本当に食べられるのかしら?

【見切り】で動きを見極めて、【目潰し、マヒ攻撃、属性攻撃、鎧無視攻撃】を駆使してUC【涅槃迷桜】を発動。月の光と狐火と桜吹雪で攻撃。とりあえず叩いてみるわ。

飛んでくるブレスは【見切り、第六感】で見極め、【フェイント】や【残像】を駆使して回避を試みるわ。
なるべく大きく動いて、被害を抑えたいところね。
攻撃を受けた場合は【オーラ防御、激痛耐性】氷なら一応【氷結耐性】、毒なら【毒耐性】も使いましょう。

…もし毒とか持っていたら、無毒化が大変そうなのがネックね。困るわ。
ぬか漬けにして何年かかるやら。


セシリア・サヴェージ
【WIZ】

むっ、このドラゴン喋るのですね。人語を喋る生き物を食べるのはちょっとトラウマになりそうなので黙っていただけますか?【恐怖を与える】

食べやすいように我が暗黒剣で斬り分け、UC【ダークフレイム】でいい感じに焼き上げる…というのは少しおふざけが過ぎる発想ですかね。
敵の攻撃は【武器受け】で受け止め、鎧すら粉砕する我が剣技と黄金をも溶かす暗黒の炎とで、その食べるのに邪魔な…いえ、その頑強そうな体を叩きのめして差し上げましょう。【鎧砕き】【二回攻撃】

一つ気がかりなことがあるとすれば、私の『暗黒』を浴びたお肉が暗黒味になってしまわないか、というところですね。
…暗黒騎士ジョークです。忘れてください。



●食べられるか疑問な人々
「見た目は綺麗ですが……」
 人語を話すとなるとこの上なく煩いドラゴンを前に呟くカリオン・リヴィエール(石を愛す者・f13723)。
 それに同意するように、その尻尾を揺らしながら篁・綾(幽世の門に咲く桜・f02755)はその巨体を見上げる。
「……本当に食べられるのかしら」
 この喋るトカゲ。
 暗黒剣をひゅんひゅんと振りながら、セシリア・サヴェージ(狂飆の暗黒騎士・f11836)も同様に見上げる。
「人語を喋る生き物を食べるのはちょっとトラウマになりそうなので黙って頂けますか?」
「お前ら大概に失礼だな?!」
 散々ぼろっぼろに言われながらけみかるドラゴンはあんぎゃーと叫んだ。
 口から炎が漏れ始め、そして放たれるはドラゴンブレス。
「甘い!!」
 炎のドラゴンブレスが放たれた瞬間、カリオン・リヴィエールが自ら、竜焔を纏い、それを霧散させる。
 それを見やれば今度は毒のブレスを放つが、それもまたバジリスクの毒によって霧散される。
「かはぁッ?!」
 そして唐突な吐血。
 そう、これがヘル・オブ・インフェルニアの代償。
 それを知っていながら彼女はこのユーベルコードを使ったのである。
 使ったのだが、そんな事情を知らない他の面子は突然の吐血に驚愕した。
「……おい、大丈夫か? 医者いるか? 胃でもやられておるのか?」
 なんかけみかるドラゴンまで心配している。
 その瞬間、カリオン・リヴィエールは肉薄し、常闇の虚無で黄金化した装甲を削り取る。
「あんぎゃー!? 貴様、油断させてのその一撃!?」
「油断するほうが悪いんです!!」
 油断と言うか心配なのだが大差ない。
 色とりどりのブレスが放たれ、爆ぜるのを見ながら當良邑・祈(サイボーグの化身忍者・f09602)は思った。
「……」
 そう、あれは……UDCアースで見た混ぜると味の変わるガム。
 練れば練るほど色が変わる駄菓子、アルダワ魔法学園で食べた108味ビーンズ。
「…………見ようによっては飴細工のようですが……」
 あの硬度はとてもじゃないが食べられるようには思えない。
 それとも砂糖やスパイスとかあとはなんかいい感じのもので煮込めばけみかるな反応が起こり柔らかくなるのだろうか?
 けみかるな反応をすぐに起こしたい。あの硬度の装甲が非常に邪魔なのだ。
 祈は自らの身に降魔を宿しながらけみかるドラゴンに斬りかかる。
 キィン、と言う甲高い音が響き、弾かれる。
 やっぱりけみかる反応で煮込みたい。
 何度も放たれる攻撃を見て、その行動のパターンを見極めた篁・綾も肉薄する。
 飛び交う狐火が、闇を照らす月光が、舞い散る桜吹雪が、けみかるドラゴンを惑わせる。
 そして鉄傘を用いてごんごん、と殴り始めた。
 これこそ、叩くことによって肉を柔らかくする調理手段の一つである。
「……そういえば毒を吐いてたのだけど」
 もし毒を持っていたら、無毒化が大変そう、と思った。
 そもそも無毒化出来るのかがネックだった。
「……ぬか漬けにしても何年かかるやら」
 フグ毒すら無毒化するぬか漬け。されど理論的には今だ未解明である。
 竜毒肉でもいけるのかが非常に謎。
「その食べるのに邪魔な……いえ、その頑強そうな体を叩きのめして差し上げましょう!!」
 暗黒剣に闇の焔が宿る、それは黄金をも滅する暗黒の炎。
 そして、彼女の剣は鎧すら打ち砕く剛剣。
 思い切り振りかぶられたそれは無敵の黄金すらを打ち砕く。
「あんぎゃー!?」
 痛い。叫んだ。黙ってくれませんかね?
 放たれる暗黒オーラが恐怖を与えドラゴンの喉を引きつらせる。
「……私の暗黒を浴びたお肉、暗黒味になってしまわないですかね?」
 おっとここで飛び出した暗黒騎士ジョーク。
 本当に暗黒味になるかどうかはこの後次第。
 カリオン・リヴィエールが削り、セシリア・サヴェージが砕き、篁・綾が叩き、當良邑・祈が斬る。
 ふと、當良邑・祈は思った。
 この図を俯瞰すると、エサに群がるアリのように見えるのではないか、と。
 変な考えばかりが浮かぶのは……。
 きゅぅ、と可愛らしく彼女のお腹が鳴いた。
 空腹のせいに違いなかった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

サクヤ・ニイヅキ
頑丈そうな黄金の体表……なるほど理解したの
錬金術ドラゴン……こいつは甲殻類なの!
そのウロコ、もとい殻を割れば中はきっと身が詰まっているはずなの☆

ということで全力でボコボコにするの
遠距離からレインボウ・ジャグリングでボコボコ叩きながら、「学習力」を活かして敵の能力を観察
ドラゴンブレスやアルケミックスラッシュが来たらミレナリオ・リフレクションで相殺していくの

なかなか開かない殻はー……スキマからこじ開けるの☆

みんなでボコして装甲に亀裂が入ったら道化師衣装を脱ぎ捨てシーブズ・ギャンビットで急接近
ダガーの刃を亀裂に捻じ込んで、えいっと☆

さあ、CMの後はお待ちかねのドラゴンステーキなの!(パフォーマンス)


黒玻璃・ミコ
◆心情
見つけましたよ黄金竜
うふふふ、笑いが止まりませんね
さくさく倒して其の身を喰らい、私達の糧となって頂きましょうか

◆行動
【黒竜の恩寵】で防御力UP
他の猟兵の方々が存分に戦える様に
【毒使い】で【誘惑】するフェロモンを出して【おびき寄せ】
他の方が狙われるならば【気合】を入れて
黄金竜からの攻撃を【かばう】様に移動しますよ

ですが甘んじてサンドバックになるつもりはありませんよ
冴え渡る【第六感】を信じて
愛用の槍で【カウンター】を合わせて
【串刺し】にするのです
【鎧砕き】【怪力】を乗せた一撃はとても重いのですよ、うふふふ
ついでに【生命力吸収】でつまみ食いです

◆補足
アレンジ、他の猟兵の方々との連携歓迎


天星・暁音
やーまあ、俺は調理担当のつもりだけど…ちょっと味は気になるは気になるんだよね。
まあだからそのね。
おとなしく食材になってね。
美味しければお土産も調理したいし…
まあ仕方ない、目をつけられちゃった己の不運を嘆いてください。
と言っても、油断は出来ないから俺は何時も通り皆の援護を…

仲間を鼓舞し見切りや第六感で自分の身を護り仲間を癒やして援護します。
情報収集、世界知識などで相手を観察し何処が美味しそうかなーとか探りながら。

共闘、アドリブ可



●食べる人と調理する人と奇想天外な発想
「やーまあ、俺は調理担当のつもりだけど……ちょっと味は気になるには気になるんだよね」
 何せけみかりてぃなドラゴンだ。
 ワイバーンとはまた味も違うのだろう。
 ドラゴンとも違う味なのだろう。
「まあだから、そのね」
 大人しく食材になってね、と告げる天星・暁音(貫く想い・f02508)。
「お前ら食う事しか頭にないんか?」
 けみかるドラゴンが告げた。
 イエス、イエス、イエス!!
「いあいあはすたあ」
 おっと危ない詠唱をするのは黒玻璃・ミコ(屠竜の魔女・f00148)。
 竜を屠る魔女なれば、それがけみすとりーなドラゴンであっても問題ない。
 その身を喰らう事こそが彼女の至上目的。
 黒き竜の衣を纏い、真っ向からけみかるドラゴンとぶつかり合う。
 巨竜の爪がミコに組み込むも黒き竜の鱗がそれを阻む。
 メギ、と言う音をあげ、それが軋む。
 しかし、暁音が神聖なる祈りの抱擁でその身を癒やす。
 高速で治癒されれば、軋んだ鱗は元通り。
「おのれぃ!!」 
 ドラゴンが食らいつこうとしたその刹那。
 彼女の持つハヅキがその口に突き刺さる。
 竜の怪力を乗せた槍の穂先はその装甲を砕き、串刺しにする。
 その槍から流れ込む命の鼓動は全て彼女のモノ。
「わたし、気づいたの!!」
 その戦闘を見ていて唐突に声をあげたのはサクヤ・ニイヅキ(ムーンレイカー・f01673)であった。
 何事か、とけみかるなドラゴン含めた猟兵たちの目が集まる。
「頑丈そうな黄金の体表……」
 彼女は全てを理解した、と言わんばかりに自信を全身に漲らせていた。
 そして、その指を突きつけ、彼女は宣言する。
「けみかるドラゴン……こいつは……!!」
 ごくり、と人知れずつばを飲む音が響く。
 一体なんなのだ、何が宣言されると言うのだ。
「甲殻類なの!!」
「な、なんだってー?!」
 猟兵及びけみかるドラゴンの叫びが響き渡る。
 その発想はなかった。
「そのウロコ、もとい殻を割れば中はきっとぷりっぷりの身が詰まっているはずなの☆」
「いや、ねえよ!!」
 それを否定したのはけみかるなドラゴン。
 偉大なる竜種たる彼に残されたたった一つのもの。
 それは竜と言う誇り、それを甲殻類、エビカニと同一視されたのだ。
 そりゃ怒る。
「ということで全力でボコボコにするの」
 放たれた7つの属性のクラブが竜を打ち据える。
 例えそいつが甲殻類であろうと竜であろうと……。
 やることは変わらない。オブリビオン死すべし。慈悲はない。
 ミコが串刺しにし、サクヤがボコボコにした黄金の体表にヒビが入る。
 刹那、サクヤが切り込んだ。
 キャスト・オフと同時にダガーを片手に肉薄し、その装甲の亀裂にダガーが差し込まれる。
「えいっ☆」
 べぎぃ、と嫌な音が響いた。
 装甲が弾け飛ぶ。
「あんぎゃー?!」
 そりゃあ皮膚を剥がされたら痛い。
 竜は叫んだ。
 かの悪逆非道な猟兵たちを許してはおけぬ。
 竜には料理はわからない。
 だが食欲に満ちた猟兵たちを許してはおけぬ。
 彼らとの戦いはいまだ続く。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

佐之上・権左衛門
【全世界サイボーグ連盟の皆と参加/アドリブなど歓迎】んー、これ本当に食えるのだろうか。とりあえず皮と鱗を削ぎ落せば食える部分はありそうだし、肉は焼くとして、血と髄はスープと具材、骨は高熱の油でカラッと揚げればいける、かな?と目の前で【挑発】?しつつ、ドラゴンの隙を作ろうとする 皆の連携で動けなくなったら【毒針射出(麻痺毒)】もしくは左指のニードルフィンガーに【麻痺攻撃】を付けて動けなくさせようかな。「何本耐えられるかねぇ?」動けなくなったら解体処理を。 錬金術で生成されたとはいえ、ドラゴンだしいい素材がとれるであろうて。


河原崎・修羅雪姫
全世界サイボーグ連盟(全サ連)の仲間と参加。
「我が旅団の可愛いアリシエルさんが、尻尾ならイケると言っていたからぁ。その尻尾、叩き切るわよぉ」

全サ連の仲間が攻撃して、ドラゴンが【黄金に輝く石像】になって動かなくなったところを、
ロケットワイヤーアンカーでぐるぐる巻きにして動きを封じる。【罠使い6】

ドラゴンが生身(?)に戻って、こちらの攻撃が効くようになった瞬間を狙い、
【クイックドロウ6】【鎧砕き9】【怪力10】の溜め斬りを鉄塊剣で尻尾目掛けて行う。
(モンスターハンターの大剣使いの如く)

毒ブレスは、自慢のラバースーツ【毒耐性11】で耐える。
それ以外の属性のブレスは、【ジャンプ4】【逃げ足1】で回避。


クネウス・ウィギンシティ
全世界サイボーグ連盟で参加
アドリブ&絡み歓迎

「これが養殖ドラゴン肉ですか、生のまま加工するのも良いですが………肉を熟成させるために締めましょう」

【POW】

念動力で【先制攻撃5】します。狙いは「首」。

「先ずは空中から引きずり落とす、CODE:URANUS」

【スナイパー50】である私はこの【視力10】で狙いを外しませんよ(たぶん)。

「首さえ抑えれば、後はニワトリを締めるのと同じです。喉に硬い部分があるのでそこを力を入れて押し込みます」

倒せなくても、少しはおとなしくなることでしょう。


エレクトゥス・レヴィン
全世界サイボーグ連盟から参加

「なるほど、身体に岩塩が生えているとは合理的な食材だな……これなら保存と味付けには苦労しなさそうだ……え、違う?」

【POW重点】

「見切り1、世界知識1、情報収集1、戦闘知識1」の併用で相手の食えなさそうな部位、食ってもまずそうな部位を確認。
「フェイント3、ダッシュ1」で敵に取り付き、装備「キックエッジ&ワイヤー」を用いた「捨て身の一撃9、盗み攻撃3」で引き剥がしにかかる。

また「撃破までに三部位以上を引き剥がす」誓約を行い、履行完了後はさらに苛烈に下ごしらえを行う。

「食材さんよ、味が惜しけりゃ大人しくしてな!」

絡み、アドリブ歓迎。


ウィンディ・アストレイ
全世界サイボーグ連盟の皆と参加
アドリブ&絡み歓迎

「行きますよ蜥蜴さん!レアステーキにして差し上げます!」

基本、バーニア&スラスタを噴かして回避運動を取りつつ飛翔
(空中戦&ジャンプ&ダッシュ&見切り&第六感)
頭部へ集中射撃を仕掛けます(先制攻撃&スナイパー&一斉発射)

敵が【無敵の黄金】を発動しても、永遠な訳は無い筈なので
苦戦するフリをして、解除されるまで粘り
解除されたら『スナイパー&怪力&鎧無視攻撃』付
頭部狙いのUC【Influx Burst】で勝負です!

倒したら解体前に、権左衛門さん等の大きな刃物を持っている方に
心臓が動いている間に喉を切って貰い、血抜きをします
「ここ、バサッとやって下さい!」



●全サ連調理部隊
 佐之上・権左衛門(見た目はおっさん、中身はもっとおっさん・f00239)はぼろぼろのけみかるドラゴンを見上げた。
「……んー……これは……本当に食えるのだろうか……」
 喋る上黄金の体表を持つ錬金術と言うけみかるで作られたものだ。
 そりゃあ疑問にも思うだろう。
「これが養殖ドラゴン肉ですか……生のまま加工するのも良いですが……」
 すでに肉と断定しているクネウス・ウィギンシティ(鋼鉄のエンジニア・f02209)もいた。
 インフラックス・バンカーを携えながらウィンディ・アストレイ(W-ASTRAY・f09020)もやる気に満ちていた。
「いきますよ、トカゲさん!! レアステーキにして差し上げます!!」
 すでに料理工程まで想定済みである。速いこの子。
 略式履行により、自らに誓約を化したエレクトゥス・レヴィン(誓兵・f11060)もいた。
 彼の為した誓約、それは撃破までに三部位以上の破壊である。
「翼と頭と尻尾、だな」
 最早某狩りゲーであった。
 彼らが旅団長、河原崎・修羅雪姫(スノーブラッド・f00298)に至っては鉄塊剣をぶんがぶんが振り回していた。
「我が旅団の可愛いアリシエルさんが、尻尾ならイケると言っていたからぁ」
 その尻尾、叩き斬るわよぉ、と気合を込める。
 もうこれただの某狩りゲーなのでは?
 ハンティングアクションと化した世界観の人たちがけみかるドラゴンに殺到する。
「肉は焼くとして、血と髄はスープと具材、骨はカラっと揚げてやるぜ」
「お前ら食う事しか頭にないんかい!!」
 ドラゴンが佐之上・権左衛門の挑発(?)に反応して爪を振り下ろそうとする。
 その刹那、クネウス・ウィギンシティの念動力がその首目掛け放たれた。
 CODE:URANUS、その念動力が竜の首を捉え離さない。
 喉を抑え込んだまま、特に硬い部位に力が集中する。
「後はニワトリを締めるのと同じです」
 メキ、メキ、と軋む音があがる。
 それを振りほどこうと、ドラゴンの体表が無敵の黄金へと包まれていく。
 念動力も無敵の黄金の前には歯が立たない。
「だけど、それも想定済みよぉ」
 河原崎・修羅雪姫が黄金と化して動けなくなったその瞬間を狙い、ロケットアンカーを放った。
 全身にワイヤーが絡みつき、その動きを封じる。
 無敵の黄金と言えど、その間は動けない。なれば攻撃に転じるにはそれを解除するしかない。
 このままでは言いようにやられる、故にドラゴンはそれを解除するしかない。
 解除された瞬間、エレクトゥス・レヴィンがその身を滑らせていた。
 ワイヤーを取り付けたキックエッジがその翼の付け根を断った。
 元から皮と骨しかないもんね、美味しくなさそうだもんね。
 地に落ちた翼を見て彼は呟いた。
「……なるほど、身体に岩塩が生えているとは……合理的な食材だな……」
 これなら保存と味付けに苦労はしなさそうだ……。
 違います。
 ワイヤーをその巨体にかけ、エレクトゥス・レヴィンがその身を宙で翻す。
 彼の次なるターゲットは頭の角である。
 あれを壊さねば部位破壊報酬が得られないのだ。え? そんなもの無いって?
 あるんだよ、男の子にはなぁ!! キックエッジが脚部に取り付けられ、放たれるは飛び蹴り。
 その蹴りの体勢、あ、あれは、まさか!!
「あれは……南○獄斗拳……?!」
 佐之上・権左衛門が叫んだ。違います。
 飛び蹴りがドラゴンの角を切り払い、それを破壊し落ちる。
 閑話休題、河原崎・修羅雪姫は鉄塊剣を構えてドラゴンの後ろで待ち受けていた。
 全身全霊の怪力でミシミシ、と鉄塊剣の柄が軋む。
 そのモーション、力を溜める姿、正に集中をつけた溜め3であった。
 尻尾目掛け振り下ろされたソレは正に断頭台の如く。
 ……断尾台? 断尾台である。尻尾が潰れ千切れ飛んだ。
 切断と言うよりどっちかと言うと圧砕と言った様相であったが。
「とどめです!!」
 尻尾が千切れ飛んだ痛みでドラゴンが吠えた瞬間、ウィンディ・アストレイがバーニアとスラスタで宙に舞っていた。
 インフラックス・バンカーにエネルギーが収束する。
「一閃必倒……ッ!! インフラックス・バンカァァァッ!!」
 叩きつけられたパイルステークがサイキック・エナジーの粒子を散らし頭蓋に叩きつけられる。
 二度、三度、四度五度六度と連続で叩きつけられた超高速大威力のバンカーが蒸気を吹き出す。
 完全に頭蓋を破壊された竜は断末魔をあげることもなく、ずずん、と地に墜ちた。
「権左衛門さん、エレクトゥスさん!! ここ、ここバサっとやって下さい!!」
 息絶えたドラゴンを前に、びしっびしっ、と示すのは喉の部位。
 そう、とっても大切な血抜きの作業である。
 これを怠ればお肉はとっても不味くなる。
 彼女たちはそれを怠らない。
「へいへーい」
 その声に答えながら彼らの血抜き&解体作業が始まったのである。
 解体し終えた結果……そう、彼らの前に現れたるのは……。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​




第3章 日常 『アルダワ的調理実習』

POW   :    レシピなんて見なくても気合いと間隔で料理できるさ!

SPD   :    料理もスピードがいのちだよね!

WIZ   :    料理は科学だ。正確に計量して料理する、

👑5
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『日常』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


●この肉よ
 でかいだけあって取れる素材の量のハンパない。
 ハンパないのだが、見よこの肉を。
 艶のある綺麗などどめ色してやがる。
 ……。
 本当に食べるの? このどどめ色の肉。
 如何にも食えなさそうな雰囲気してるんだけど?
 なお、どどめ色とは汚いような色に見えるが艶のある綺麗な紫色である。
 ……。
 肉の色してねえな、と思った。
 さて、本当に美味しいのだろうかこのお肉。
 やばげな色合いの肉を前に猟兵たちは悩んだ。
 さあ、どう料理してやろう、このヤバげな肉。
河原崎・修羅雪姫
全世界サイボーグ連盟の仲間と参加。
「グリモア猟兵のアリシエルさんを呼ぶ」

アリシエルさんも一緒に料理する?
今回の狩りの依頼主なんだから、一番美味しいところをあげるわ。

お勧めの通り、私はこの新鮮な尻尾を料理するわねぇ。

この世に存在する生ものは、
「とりあえず焼けば何とかなる」と言う信念のもと、
【歌唱14】【料理2】で鼻歌を歌いながらドラゴンステーキを作り出す。

●修羅雪姫の簡単クッキング♪
まず素材をワイルドに輪切りにします。
次に岩塩、胡椒をふり、鉄串にさします。
そして直火でとろとろ焼いたら、ほら出来上がり!

まっさきにラブリーアリシエルさんにご馳走する。
何なら仲良く、お互いに「アーン」しあいましょうか?


クネウス・ウィギンシティ
全世界サイボーグ連盟で参加
グリモア猟兵のアリシエルさんを呼ぶ
アドリブ&絡み歓迎

「エンジニアは調理器具と共にあります。料理もお手の物」

【POW】

「竜タンと首回りの肉を頂きましょう」

「先ずは、肉を牛乳に浸けて【早業】でクサミと毒気を抜きます。その間に砂糖・醤油・塩・みりん等でスープを作りそちらに肉を浸けます」

「次に、首回りの肉を油を使わずに炒め竜タンと蒸した青野菜を加えて弱火でトドメ」

「最後に【メカニック】として旅団から持参した炊飯ジャー(電力は自分から)からコメを丼に。調理した肉と野菜を上からドン」

「ドラゴンのタン・ステーキ丼完成。アリシエルさんもどうですか」
※テーブル代わりのコタツUC


佐之上・権左衛門
全世界サイボーグ連盟の皆と参加。今回はグリモア猟兵のアリシエルをゲストに。皆が肉料理なら俺は骨と髄を使ってスープ餃子でも作ってみようか。 「料理」技能を使い、ニンニクとかで臭みや硬さを緩和すればきっと食べれる筈・・・洗った骨などを圧力鍋と「怪力」で潰して滲み出たモノをミンチにしたくず肉、ラードと混ぜて餡にして餃子の皮に包み、生姜とニンニク、塩胡椒と骨から取った出汁に入れて弱火でコトコトと煮込む。目減りしたら水を足してまた煮込み、それを数回繰り返したのを作ってみる。味は・・・多分大丈夫なんじゃない?


ウィンディ・アストレイ
全世界サイボーグ連盟の皆と参加
アドリブ&絡み歓迎

【SPD】ドラゴンさんにはレアステーキと言いましたが…
炙り焼きがありますので、ボクはメンチカツに
ジビエみたいな物ですしね

首の根本辺りの肉を塊のまま、ヨーグルトに長めに漬けて臭みを抜き
水気を軽く切って包丁で叩き刻んで、挽肉と同程度のタタキにします

ここからが手際勝負!
挽肉はモタモタ捏ねると、手の体温で脂と旨味が抜けるので
ボクはゲンコツで殴る様に捏ねます
粘りが出たら卵やパン粉、香辛料を手早く混ぜ込んで肉種に

空気を抜いた肉種に衣を付けたら、高温の油で一気に揚げて
千切りキャベツと豚カツソースを添えたら、完成です!
宜しければ、アリシエルさんも如何でしょうか?


エレクトゥス・レヴィン
全世界サイボーグ連盟から参加。グリモア猟兵のアリシエルにも声を掛ける。

「勇み足で蹴り倒したものの、料理なんて野戦モノしか知らねえんだよな……手伝いに回るか。」

【POW重点】

「戦闘知識1、見切り1、世界知識1、情報収集1」を使って、仲間たちの調理に必要な道具や機材の準備を手伝う。
「三つ以上の皿を並べる」超適当な誓約を履行して低出力でUCを発動、とりあえず作業の効率化を図る。

味、というか安全性に問題ありそうなら「捨て身の一撃9、かばう3」で毒見。


「ゲテモノはたいてい美味って言うが、コレはさすがにどうなんだ……?」

絡み、アドリブ歓迎。


ホーラ・アイアンアーム
【POW使用】【全世界サイボーグ連盟の皆と参加】【アドリブ、絡み歓迎】

美味しい香りに誘われて、ちょっと世界を超えて来たのだ。
ホーラ、お料理した事ないから良く解らないから、とりあえずみんなのお手伝いをするのだ。
ミンチが必要なら【防具改造】でミキサーに変身するしひき肉が必要ならひき肉製造機に返信するのだ。



●ドラゴン試食会
「それじゃあ私は、お勧めの通り……」
 河原崎・修羅雪姫(スノーブラッド・f00298)は艶のある綺麗な紫色の断面を覗かせる尻尾を持ち上げた。
 でかい。流石巨体から取れた尻尾である。
「この世に存在するナマモノは――――」
 ――――とりあえず焼けばなんとかなる。
 鼻歌混じりに始まるのは修羅雪姫の簡単クッキング。
「まずは素材をワイルドに輪切りにするわぁ」
 鉄塊剣に匹敵する大きさの包丁。
 これドラゴン捌き包丁と言う。今命名したから間違いない。
 ザン、と言う音を響かせ、輪切りにされていくドラゴン尻尾。
 艶のある紫色がい~い感じに……食欲を減退させる。
 だがそんなの関係ねぇ。
「次にぃ、岩塩、胡椒をてきどにぃ」
 修羅雪姫は岩塩を振り、胡椒を振っていく。
 ここが大切だ、塩梅を間違えてはいけない。
「そしてぇ、串に刺してぇ」
 串とは言うがそれは最早槍であった。
 しょうがないね、刺す物体がでかければ槍になっても。
「あとは直火で焼くだけよぉ」
 そして直火でじっくり火を通す。
 ……さて、ここで他の猟兵に目を移してみよう。
「――――エンジニアは調理器具と共にあります。料理もお手の物」
 クネウス・ウィギンシティ(鋼鉄のエンジニア・f02209)である。
 彼の中のエンジニアとは一体どんなパーフェクト超人なのだろうか?
 彼は迷う事なく、竜の舌……つまりタンである。
 そして、首周りの肉を持っていった。いわゆるネックである。
「先ずは、肉を牛乳に漬けます」
 漬けますと軽々しく言うが大きさが大きさである。
 水槽の如きサイズになみなみと注がれた牛乳にどぷんだ。
 もうなんか普通の料理の光景じゃねぇなこれ。
「そして早業で臭みと毒気を抜きます」
 早業の定義とは一体。便利過ぎる。
「その間に、砂糖・醤油・塩・みりん等でスープを作ります」
 手早く作業が終わっていく。
 どうでもいいがこちらも肉を浸す為の代物なので水槽の如きサイズだ。
 やっぱこの料理光景普通じゃねぇな。
「早業で臭みと毒気を抜いた肉をこのスープにつけます」
 どぷん。音が料理じゃない。
「次に、切り分けた肉を首周りの肉を油を使わず炒めます」
 流石にここは綺麗に切り分けた。
 こんなもんを振り回せるあたりやはりサイボーグ。
「竜タンと蒸した青野菜を加えて弱火でトドメ」
 そう言いながら、クネウスは自らの身にコンセントをつなげる。
 何をしているって? 炊飯ジャーの出番さ。電力は自分。
 この発想、やはりサイボーグか……。
「米を丼にいれ、調理した肉と野菜を上からドン!!」
 豪快。これぞドラゴンのタン・ステーキ丼である。
 毒々しい色合いをした艶のある綺麗な紫色が美しさすら覚える。
 覚えていいんだろうかこの肉の色合い?
「皆が肉料理なら……俺は……」
 骨と髄を使うぜ!! レッドクリムゾンの如く選んだは佐之上・権左衛門(見た目はおっさん、中身はもっとおっさん・f00239)。
 ニンニクなどなどを用いて臭みや硬さを緩和すればきっと食える。……はず。
 そんな予想を立てながら洗った骨を圧力投げにシュートッ!! 超エキサイティン!!
「ホーラ!!」
「了解なのだー」
 ホーラ・アイアンアーム(失ったからこそ得られる力・f13693)が世界を超えてやってきた。
 美味しい香りに誘われてやってきた。
 料理をしたことがない彼女には料理はわからぬ。
 だが、ドラゴンステーキは美味しそうである。
 だが、料理がわからぬ彼女に出来る事、それは。
「へんっ!! しんっ!! とうっ!!」
 防具改造で自らの体をミキサーに変身させることである。
 いいのかこれ、いいんです、サイボーグだから。
 ごりごりごりごりごり、と権左衛門の怪力とホーラ・ミキサーでミンチが出来上がる。
 それをラードと混ぜようと思い、ふと思い立つ。
「……竜脂はどうだろうか?」
 男は度胸、やってみるもんだぜ、ぶちこむ。
 こうして出来上がった餡を餃子の皮に包、生姜、ニンニク、塩胡椒、骨から撮った出汁に入れて弱火でコトコト煮込む。
 そう……じっくりコトコト煮込むのである。
 ところでこの出汁、他にもなんかに使えそうじゃない?
「炙り焼きはもうありますので……メンチカツにジビエにしましょう」
 豪快に焼かれているテイルステーキを見てからウィンディ・アストレイ(W-ASTRAY・f09020)は決めた。
 無免の調理師魂が燃え上がるのだ。
 同じのってつまらないでしょうって。
「首の根本あたりの肉を塊のまま、ヨーグルトに長めに漬けます」
 そして、クネウスの早業で手伝って貰い時間を短縮する。
 ちょっと早業の定義を教えてくれないか? 早急に。
「水気を軽く切って……ホーラさん」
「わかったのだ!!」
 変身ッ!! 挽肉製造機!! サイボーグ、便利すぎませんかね?
 挽肉と同程度のタタキにされるネック肉。
「ここからが手際勝負です!!」
 挽肉はモタモタ捏ねると、手の体温で脂と旨味が抜ける!! 抜けるのだ!!
 ゲンコツで殴りつけるように打つべし!! 打つべし!! 打つべし!!
 ……これは捏ねているのだろうか? 捏ねています。
「粘りが出たら卵やパン粉、香辛料を手早く混ぜ込んで肉種に」
 そして、空気を抜いた肉種に衣を付けたら高温の油にシュートッ!! バトルドームッ!!
 からっと一気に揚げて、千切りキャベツと豚カツソースを添えて出来上がり!!
「…………勇み足で蹴り倒したものの、料理なんて野戦モノしか知らねえんだよな……」
 料理をしている面子の裏でさてどうするか、と悩むのはエレクトゥス・レヴィン(誓兵・f11060)。
 彼に出来るもの、それは野戦料理。別名漢料理である。
 しかし、漢料理……それを実践しているものがいた。
 ならばどうする。簡単な事だ。
 ――――自らの全力を尽くして配膳する。
 ならば話は速い。まず用意するもの。それはただ一つ。
「全サ連ならばこれは外せねえ!!」
 ドォンッ!! コタツ!!
 ――――コタツ? イエス、コタツ。
 そして料理をコタツの上に配膳する。完璧だ。
 3つ以上の皿を並べたのだから誓約も履行完了。
 そして並び立つはスープ餃子、尻尾の丸焼き、ドラゴン肉のメンチカツ、ドラゴンタン・ステーキ丼。
 どれも普通ならば美味しそうだ。……毒々しい色がなければ。
「ゲテモノは大抵美味って言うが……これは流石にどうなんだ……?」
 並んだ肉の毒々しさに呟く。そりゃあ紫の肉って怖いよね。
 そこに現れたるは一人の猟兵。
「お招き頂きありがとうございます」
 銀色の髪をなびかせた少女、アリシエル・フィフスガーディ。
 今回の予知を行ったグリモア猟兵であり、食欲に取り憑かれた元凶でもあった。
「それじゃあメンバーも揃ったしぃ、いただきまぁす」
 我等が旅団長の声に合わせて響くいただきます。
 紫肉を真っ先に頬張ったのは今回の元凶である。
 どうなんだ、と全サ連は元凶の反応を見る。
「……これは……私はあまり食べ物に頓着しないタイプですが、美味しいですね」
 この無機質無感情娘に食レポの如く感想は頂けない。語彙力がないのである。
 その反応にまじかよ、と呟き、権左衛門とエレクトゥスが口に頬張る。
「……うわ、マジだ。美味ぇ」
「舌の上で蕩けていく……これは……極上の肉……!!」
 こんな色なのに。こんな色してるのに。
 ちょっと理不尽さを覚えながら全サ連はドラゴン料理にがっつきだす。
「はい、ラブリーアリシエル、あ~ん」
 修羅雪姫が鉄串にぶっ刺した尻尾肉を差し出す。
 なんら躊躇なくかぶりつく銀髪サイボーグ。
「ではこちらも返礼を」
 そして、鉄串にぶっ刺したそれを差し出し返し、あーんをし合う二人。
「養殖ドラゴン肉……色合いはあれでしたけど美味しいですね」
 ドラゴンのタン・ステーキ丼を頬張りつつ、ウィンディが声をあげる。
 もしかしたらあのドラゴンは人類の緊急食糧だったのかもしれない。いや、ないな。
「ええ、なかなかに良い味ですね」
 クネウスがスープ餃子をむしゃむしゃしつつお茶を注ぐ。
 エンジニアならばお茶を煎れる事ぐらい容易なのさ。エンジニアって何?
「ゲテモノだから美味なのか……? それともトカゲだからか……?」
 エレクトゥスはメンチカツを頬張りつつ首を傾げていた。
 彼の戦場知識は、トカゲの類は総じて美味いことを覚えている。
 だが何故美味いのかは彼には分からなかった。
「ホーラは料理とか食材はよくわかんないけど、これは美味しいのだ」
 子供らしく屈託もなく笑いながらうまうま、とホーラはドラ肉料理を頬張っていた。
 総じて肉はうまかったと言う結論になる。
 毒のブレスとか吐いてた癖に毒も特になかった。
 …………あの毒はどこで生成されていたのだろう?
 そう疑問に思った権左衛門であったが野暮なので特に何も言わなかった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

黒玻璃・ミコ
◆心情
おや?
輝かんばかりの黄金色のお肉と思いきや、どどめ色とは想定外でしたね
まぁ、毒があっても大丈夫、(私は)大丈夫なのですよ

◆行動
【POW】で判定です
【気合い】を入れて大包丁でざっくりと切り分けて
火を起こした炭の上で網に乗せ焼肉開始ですよ
大丈夫、冴え渡る【第六感】を頼りに
ヤバそうな部位は景気良く切り分けて調理すれば良いのです
まぁ、ぶっちゃけ私自身は【医術】の心得も【毒耐性】もありますので
他の方が食べないお肉も【生命力吸収】しながら美味しく平らげちゃいましょう

うふふふ、今回は素敵な冒険でしたね、ご馳走様なのです( 人 )

◆補足
アレンジ、他の猟兵の方々との連携歓迎


天星・暁音
さて、じゃあアリシエルさんの為にお料理開始と行こうか…ドラゴンステーキか…ステーキに火力は大事、付け合せは何にしようかな…定番のニンジンのグラッセにマッシュポテト…されにスープもつけようか…。
表になる方に格子状に切れ目を入れて、お肉を叩いて厚さを同じにして切り込み入れた面に塩、こしょうで味をつけて、強火で焼いて…焼き色を目印に裏返してこっちも強火で焼き色をつけて…弱火で軽く蒸し焼きにして…完成…普通のお肉ならこれで大丈夫なんだけどどうかな…アリシエルさんに持ってい上げる分ど自分のにお土産用に用意して…これでOKかな。

料理を駆使して美味しくなるように頑張ります。


両角・式夜
【POW】

……先人は言った。「大体の物は塩焼きすればなんとなく食べられる」と……

そんなわけで、せっかくのステーキなので分厚い感じに焚き火に網でステーキに焼いてしまいましょう。
いやはや、楽しみにわくわくしてましたがドラゴン肉がまさかどどめ色とは……
まさか、私の肉もどどめ色なのでしょうか?
今度、傷口とか観察してみるべきでしょうか?
……と、考えてたら焼けて来ましたね。
さてさて、いったい養殖ドラゴンはどんなお味か……

美味しかったら沢山食べたいですね!
普通以下なら「あぁ、うん」みたいな納得顔です

絡み、アドリブ大歓迎!
美味しそうな肉料理を作ってる方には積極的にご相伴に預かりたいです!


セシリア・サヴェージ
【POW】

葡萄や紫芋だって紫色なのですから問題ないでしょう。
…紫の肉はさすがに見たことがありませんが、火を通してしまえば大丈夫なはずです。たぶん。

別段料理が得意なわけではないですが、旅の最中に狩りをして得た肉を焼いて食べる、といったようなことは普段からしていますので出来上がりは問題ないでしょう。といってもただ焼くだけで面白味はないですが…まあ趣向を凝らした料理は他の方にお任せしましょう。

問題は味です。正直、毒性があるとか食べたら気を失うとか言われてもなんら不思議ではない見た目ですからね…しかしここは【勇気】を振り絞り…なんなら食べるのを躊躇している他の方を【鼓舞】して、いただきます!!


カリオン・リヴィエール
とりあえず、焼けば大体の肉は
食べれるようになるので、焼きましょう。癖があるかもしれないので、臭み消しに酒を使ってスパイスで味付けします。香草を多めに使ったほうがいいかもしれません。

ふむ、まぁ食べれないこともないだろう。



●とりあえず焼けばどうにかなると言うワイルドな面子+お供。
「おや?」
 疑問そうにしたのは黒玻璃・ミコ(屠竜の魔女・f00148)。
 彼女が疑問そうにした理由、それは一つ。
 輝く黄金の肉かと思いきや、どどめ色だったこと。
 だが彼女には関係ない。
 毒耐性もあるし、万が一毒にあたっても医術の心得でどうにかなるからだ。
 そもそも数多くのドラゴンを屠った彼女にとっては今更であった。
 何一つとして問題はない。そう、何一つとして。
 …………それは彼女に限る問題であるが。
「……先人は言った。大体の物は塩焼きすればなんとなく食べられる、と」
 両角・式夜(銀錫赤竜・f01415)は言った。先人の知恵である。
 果たして知恵とも呼べるのかわからない程の格言であるが。
 と言うかドラゴニアンだよね、君。大丈夫? 共食いにならない?
「葡萄や紫芋だって紫色なのですから問題ないでしょう」
 とんでもねえ理論持ち出してきやがったな、セシリア・サヴェージ(狂飆の暗黒騎士・f11836)。
 紫の肉は流石に彼女とて経験はなかった、されど火を通せば問題ない。問題ないのである。
「とりあえず焼けば大体の肉は食べれるようになるので焼きましょう」
 カリオン・リヴィエール(石を愛す者・f13723)もまた焼けばどうにかなる派であった。
 こいつらどいつもこいつも焼く事しか考えてねえ。
「付け合せは何にしようかな……定番のニンジンのグラッセ、マッシュポテト……それにスープもつけようか……」
 唯一、天星・暁音(貫く想い・f02508)のみが料理らしい料理に仕立て上げようとしていた。
 ミコは大振りの包丁でざっくざっくと切り分ける。
 何気なく切り分けているのに危険部位のみは回避すると言う超絶技巧。
 冴え渡る第六感の為せる技。危険部位あるのか知らないけど。
 食べやすいサイズに、と配慮するのは暁音。
 式夜に至っては豪快に分厚いステーキを楽しみたいが故に分厚い。草履かなんかかこれ。
 火が均一に通るように、とその肉を叩いているのは暁音。
 カリオンは臭み消しに酒を使い、スパイスで味付けをしていく。
 無論それを手伝うのは弱冠六歳児、暁音である。
 さらには火が通りやすいように、と格子状に切れ目をいれてるのも彼である。
 彼を除けば割と年齢高いのに一番料理らしい料理しているのは彼ではなかろうか?
 火を起こした炭の上に網を乗せ豪快に焼き上げていくミコを筆頭とした四人。
 その間、ニンジンのグラッセとマッシュポテト、スープを作る暁音。
 ……おい、それでいいのか女性陣!! 6歳が頑張ってるぞ!!
 結果、出来上がったのはドラゴンステーキ、ニンジンのグラッセとマッシュポテトのお供付き、スープもだ!!
 まともな料理らしい料理に仕立て上がりました。
 料理らしい体裁に整ったのは若干一名のおかげでもある気がするが気のせいである。
 ところで、どどめ色の肉だ。毒しかなさそうだなこいつ。
「いやはや、楽しみにわくわくしてましたが……どどめ色とは……」
 自分の肉もどどめ色なのだろうか? 式夜は悩んだ。
 養殖ドラゴンとはどんな味なのか。
 自分の肉もどどめ色なのだろうか。
 今度傷口も観察してみるべきなのだろうか?
 多分あなたの血肉は普通の色してると思います。
 念のためにユーベルコードで自分の状態異常防御をあげておく。
 仕方ないね。色が色だもんね。
「正直毒性があるとか食べたら気を失うとか言われてもなんら不思議ではない見た目ですね……」
 どどめ色だからね。仕方ないね。明らかに毒あるぜって主張してる色だものね。
 勇気を振り絞り、口に運ぶのを躊躇している皆様を鼓舞せんとセシリア・サヴェージは頑張った。
「普通に美味しいですねこれ」
 だがそんなもん黒玻璃・ミコには関係ない。
 むっしゃむっしゃ貪り食っていた。大丈夫だ、問題ない。
 果たしてこのブラックタールが平気だったからと言って人類に平気なのか?
 その疑問は甚だ隠せないものである。
「……ふむ、まぁ、食べれない事もないだろう」
 ミコがむしゃむしゃしてるのを見てカリオンも手を伸ばす。
 頬張る、肉が舌の上で蕩けていく。これは極上のお肉。
「ふむ? 予想外の展開だな」
 頷けば次々と箸を伸ばし、頬張っていく。
 それを見たセシリアも毒はないと判断して頬張り、一瞬動きを止めた。
 見た目に反する美味しさだったからだ。
 なるほど、これは美味しい。
「いえ、これは本当に美味しいですね!! もっと食べたいです!!」
 式夜もいつの間に食べていた。物凄い勢いで。流石竜。
 そんな傍ら、どどめ色ステーキをお土産に包んでいる暁音がいた。
「アリシエルさんの分と……自分のお土産の分……」
 丁寧な仕事である。彼のおかげで料理としての体裁を保っているのも無理はない。
 何せ他の面子焼けばどうにかなる面子であるからにして。
 ドラゴンステーキ、見た目は毒々しいが味は極上にてございました。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

篁・綾
…とりあえず毒腺から遠そうな場所…お腹あたりを貰って調理してみようかしら。

【料理】の知識をちゃんと使いつつ、食べられるようにできるか努力はしてみるわ。
【見切り、掃除】で骨や太い筋をみつけて取り除いて、【破魔】、固い場合は【鎧砕き】を乗せて頑張って叩いてやわらかくした上で細切れに。
匂いがあるようなら、…山椒っぽい香草と…牛乳につけて…臭みをとって…
先にしばらく下茹でかしら。

暫く下茹でしたあと、ささがきにしたゴボウと生姜とお醤油、お砂糖にみりんを入れてじっくり煮込みましょう…

…果たして食べられるようになるかどうか。
…とりあえず【毒耐性、オーラ防御、激痛耐性】あたりを駆使しながら味見を…


當良邑・祈
【SPD】
とにかく切り刻む、ハンバーグにしてしまえば二足羊でも翼手でも食べられると聞いている。

しかし本当に死体が残るとは
オブリビオンは過去の存在、現世に顕現しても、退治されれば雲か霞かのように消え失せることが主である。
今回のように肉体が残るのは珍しい。
無論オブリビオンによって破壊された村々、振りまかれた病魔等々はそのままである。であれば今回のどらごんは「周囲の物を自身の肉に改変し取り込むモノ・あるいは現象」であれば一応の説明はつく。
であれば嘗てはそれこそ食糧問題の解決のために生み出されたのかも知れない。

して、味は…美味いと表現するべきかは困ったが今まで食べたことがない味で有ることは確かだった。


サクヤ・ニイヅキ
紫色はわたしの色。つまりわたしなら美味しく食べられる筈なの☆
渾身の「パフォーマンス」で立派に調理してみせるの☆
(※料理漫画的に派手にアクションしながら調理します。料理技能?ないです)

ドラゴンのお肉なんて調理したことないから、とにかく色々試してみるの
焼く!
煮る!
蒸す!
衣を着けて揚げる!
定番はドラゴンステーキだけど、から揚げも案外イケるんじゃないかなぁって思うの☆
ほら、衣で覆っちゃえば肉の色も見えないの!

できた料理はみんなにも振舞って、できればみんなの料理も食べてみたいの
「うん! とっても美味しいの!」
(※何食べても反応はコレ。不味くても満面の笑顔でコレ)

食べ終えたらきっちり「掃除」して帰るの☆



●料理してみる人たち
「……とりあえず毒腺から遠そうな場所……」
 毒吐いてたからね。警戒しても仕方ないね。
 篁・綾(幽世の門に咲く桜・f02755)はお腹のお肉を貰っていく。
 料理の知識でちゃんと食べられるようにしましょう。
 見切りと掃除の力を用いて今必殺の骨・太い筋除き。
 ……それ掃除なんだろうか? 分からない。
 破魔の力も用いて毒素はちゃんと取り除こう。
 あるのかわからないけどあってもおかしくはない。
 肉が固い場合は鎧を砕く勢いで叩いて柔らかくして細切れに。
 山椒っぽい香草と牛乳に漬けて臭みを取りましょう。
 さらに下茹でを加えるのだ。
 じっくり下茹でをしてからささがきにしたゴボウ、生姜、醤油、砂糖、みりんを投入!!
 じっくりことっことっ煮込むのだ。
 その傍らで當良邑・祈(サイボーグの化身忍者・f09602)はざくざくしていた。
 容赦のない連打でざくざくしていた。
 彼女の信念、それはハンバーグにすればなんでも食える。
 焼けばどうにかなる理論とほぼ似た理論であるな?
 ざくざく挽肉にしながら彼女は考える。
 本当に死体が残った事について考える。
 オブリビオンとは、過去の残照。
 現世に顕現してもそれは過去の存在、故に討伐されれば霞のように消え失せる。
 今回のように肉体が残るのは稀有な事例である。
 なれば、今回のドラゴンはその存在ではなく、周囲に対して改変し、取り込む存在・現象であったのだろう、と言う推察。
 なれば、このオブリビオンは、かつては食糧問題解決の為に産み出されたのかもしれない。
 そんな考慮しつつ挽肉が出来たので、空気を抜きながら捏ねていく。
 焼き上げれば無事ハンバーグの出来上がりである。
 紫色してんだけどこのハンバーグ。大丈夫?
「紫色はわたしの色。つまりわたしなら美味しく食べられる筈なの☆」
 おおっとここで今までの理屈・理論を全部ぶち壊す革命的理論を持ってきたぞこの女?
 サクヤ・ニイヅキ(ムーンレイカー・f01673)である。
 彼女の見せるパフォーマンス、それは。
 切り分けたりするそれが空中を舞い、勝手に鍋に入る!!
 あるいは、虚空に投げたそれが瞬時に切り分けられ、絶妙な塩梅のサイズになる。
 すげぇ!! 料理漫画の世界ってここにあったんだ!!
 ――――だが彼女に料理技能はない。
 とりあえず焼いた。
 とりあえず煮た。
 とりあえず蒸した。
 とりあえず揚げた。
 先に言っておく。彼女に料理技能はない。
 素材の味を活かした(笑)前衛的料理である。
 もしかしたらこいつが一番やべぇ奴なのではないだろうか?
 そんな料理を皆に振る舞おうと迫る。
 だめだこいつ、早くなんとかしないと。
 篁・綾の作ったじっくりことこと煮込んだドラゴンスープ。
 それはしっかり味が整えられており、極上の美味しさであった。
 當良邑・祈の作った紫色したドラゴンハンバーグ。
 これもしっかりハンバーグとして完成していて極上の美味しさであった。
 だが、だが、サクヤ・ニイヅキの作り上げたソレ。
 素材の味が良かったから美味しいといえる代物であった。
 仮にこれが――――まずかったら、どうだったのだろう。
 きっとそれは地獄の幕開けであったに違いない。
「うん!! とっても美味しいの!!」
 満面の笑顔でドラ肉料理を頬張りながらサクラ・ニイヅキは告げた。
 ――――今回の依頼で最大の強敵。
 それは……――――彼女であったのかもしれない。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2019年02月18日


挿絵イラスト