あーしは泳ぎたいだけなんだけど(作者 鷹橋高希
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#UDCアース  #【Q】  #UDC-P 


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●アンディファインド・クリーチャー・プール
 UDCアース・日本。ある街の屋内プール施設で異変が起きる。発達した文明の下に濾過滅菌消毒を施され、その清潔度を証明するように透明でなければならない水ではなく、石灰色に濁った水が漂っていたのだ。見た目の汚らわしさに違わずドロドロと粘ついた濁水だが、その中で水遊びに興じる人影がいくつかあった。アハハ……アハハ……と楽しそうな笑い声を上げる人影は濁水に潜り、水底で濁水と同じ色の微動だにしない人影――精緻すぎる鍾乳石の石像を愛でる。
「アハハ……アハハ……って、こんな固めちゃ泳げないっつーか死んじゃうっしょ。あーしは泳ぎたいだけなんだけど……あーあ……」
 拡がる濁水の端で、一体のやや透き通った濁水の人影が、その惨状を遠巻きに眺めていた。
 異変を知ったライフガードが到着する頃には、犠牲者に纏わり付いた濁水は排水口や給水口に入り込み、窒息と混乱と恐怖に顔を歪めた溺死体だけが水底に沈んでいた。

●グリモアベース
「気温の高くなる世界もある中、お集まりいただきありがとうございます。グリモア猟兵の四十物・寧々(あいもの・ねね・f28377)です。それでは、私の予知した事件をお知らせします」
 グリモアベースに集まった猟兵達の目の前に立つ少女が名乗って一礼する。寧々は水着を着用しており、事件の大筋を理解した猟兵もいたかもしれない。
「UDCアースで、UDC-P……シャーマンズゴーストに代表される、破壊の意志を持たない個体を含むUDC怪物の群れによる事件の発生が視えました。皆様にはUDC怪物の撃滅、並びにUDC-Pの救助・保護をお願い致します」
 グリモアを帯びたスマートフォンが浮遊し、画面から放たれる光がプロジェクターのように、寧々の後方に屋内プール施設を映し出す。

「日本のある街の屋内プール施設で、UDC怪物による溺死事故が発生する予知を視ています。まずは現地に赴いての調査や一般人の救助・避難誘導などで溺死事故を阻止して下さい。この時点では、私達UDC組織は皆様のライフガード認定など外部からのバックアップのみとなり、現地にはおりません。命の源でもある水が相手では、生命体の埒外の存在である猟兵でなければ足手纏いでしょう」

 グリモアのプロジェクターが人の形を模した石灰色の濁水に切り替わり、寧々は続ける。
「人払いが完了したら組織が施設の封鎖や避難者の記憶処理などを行ないますので、その間に皆様はUDC怪物を撃滅して下さい。また、最初にお伝えした通り、一体だけUDC-Pがいます。私達猟兵はUDC-Pを判別可能ですので、それを攻撃しないよう、あるいは庇いながらの戦闘をお願いします」

 グリモアのプロジェクターは、一時の涼を求める人々で賑わうプールを映す。
「敵性UDCの殲滅を確認次第、組織が後処理およびUDC-Pの引受に向かいますが、恐らくは他のUDC-P同様に何らかの難点があると思われますので、対処方法の調査とマニュアル化をお願いします。私も予知したグリモア猟兵であると同時に組織の一員として、必要があれば皆様と合流します。リゾートでバカンスとまでは行きませんが、一応は水と戯れることができ、些かは涼めるでしょう。皆様、よろしくお願い致します」
 夏本番を前に既に暑い日本で、猟兵達の秘匿存在処理が始まる。


鷹橋高希
 水着コンテスト2021前哨戦と参りましょう。
 無論、水着コンテスト参加予定でなくともシナリオ参加に影響はありません。

 シナリオフレームの難易度は「普通」、冒険→集団戦→日常の構成となります。

 第1章:冒険 『プールの底から』
 POW/SPD/WIZの行動はあまり意識しなくても構いません。プールで水着で過ごしながら、濁水による鍾乳石化溺死事故の阻止や自衛をして下さい。
 プールは屋内用であれば何でもあるものとします。造波・流水・ウォータースライダー等のレジャー用でも、シンプルな競技用でも、お好きなプールでお過ごし下さい。
 ただし、本章ではプールに一般人がおりますので、著しく公序良俗に反するプレイングは不採用か、採用したとしても苦戦以下の判定になります。

 第2章:集団戦 Vs. 『呪われし精霊『アンウンディーネ』』
 屋内の人払いは済んでいますし、大体の後処理はUDC組織がどうにかしてくれるはずですので、存分に水と戯れて下さい。濁水ですが。
 また、オープニングの通り、UDC-Pがおり、猟兵はすぐにどの個体か判ります。

 第3章:日常 『UDC-P対処マニュアル』
 屋内プールからUDC-PをUDC組織に引き渡すに当たって抱える難点に対処する方法の模索およびマニュアル作成です。
 難点が何かは断章でご説明致します。
 本章よりUDC職員が登場し、お客様のプレイングに本シナリオのグリモア猟兵・寧々(f28377)へのお誘いがあれば、プレイングの内容次第で登場可能とします。

 水着コンテストまで待てない皆様のご参加をお待ちしております。
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第1章 冒険 『プールの底から』

POW取りあえずプールで楽しみ、巻き込まれるのを待つ
SPD噂の屋内プール施設を調査し怪しいところが無いか探る
WIZインターネットで更に詳しい情報を探したり、施設の利用者に噂の聞き込みを行う
👑11 🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴🔴🔴

種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


テフラ・カルデラ
【人形館】
※絡み・アドリブ可
去年の水着を着つつ今年の水着はどうしようかなー…と考えつつも、今回のUDCについては以前戦ったことがあるので事前に猟兵達へ特徴など伝えられたらいいですね
特に厄介なのが濁った粘液状の身体…呪いの類でもあるので触れれば鍾乳石に変化して固まってしまう厄介な特性があるので動きが制限されるかも…?
全身包まれてしまえば猟兵と言えども死にはしませんが、身動きすら取れなくなりますからね…

…と一通り解説したところで、流れるプールで浮き輪持参でゆっくりしましょうか♪
一般人に危険が及ばないよう監視と、自らの囮として引き付けておきたいですね…襲われた襲われたで十分囮を果たせてますし…


シエナ・リーレイ
■人形館
■アドリブ絡み可
どんな子なの?とシエナはテフラに尋ねます。

テフラくんに誘われプールにやって来たシエナはプールに潜む『お友達』候補についての話をされます
話を聞いたシエナは今回の『お友達』候補が積極的に仲良くなりに来てくれる子であるという結論に至りました
そして、捜索の為に沢山の動物の『お友達』を呼ぼうとした所でテフラくんにプールで遊ぶ様に誘導されるのでした

はやくはやく!とシエナはテフラを手招きします。

赤を基調にフリルで飾り付けられた水着を纏ったシエナはテフラくんと一緒にプールを全力で楽しみます
はしゃぎすぎて無意識の凶行に及ぶかもしれませんがテフラくんが身体をを張って止めてくれるでしょう


●流水プールの姉妹
 夏本番を前に、屋内プールは賑わいを見せている。恋人と、友人と、家族と――それぞれが思い思いに、造られた水辺でのひと時を過ごしている。その賑わいを構成する一組の「姉妹」は、対照的な赤と白の水着に身を包んでいた。
「どんな子なの? とシエナはテフラくんに尋ねます」
 赤を基調にフリルで飾り付けられた水着の「妹」――シエナ・リーレイ(取り扱い注意の年代物呪殺人形・f04107)は、語尾に自身の行動を添える言葉遣いで、隣を歩く白兎をモチーフにした水着が日焼けしたような色黒の肌に引き立つ「姉」――テフラ・カルデラ(特殊系ドMウサギキマイラ・f03212)に問い掛ける。
「予知されたUDCですね。あれは『アンウンディーネ』。本来は心優しい水の精霊だったものが、鍾乳洞の呪いなどによって変質したUDCと考えられています。呪いを帯びて濁った粘液と化した身体に触れられてしまうと、鍾乳石へと塗り固められてしまいます……わたしも何度かそういう目に遭いました。こちらから触れられない厄介な特性を攻略しないとなりません」
 二人の身長差から、知識と実体験を元に語り掛ける様は姉が妹に物事を教える様子そのものだが、テフラが水着に包んだ身体の性別は「男」であり、テフラと共に湿った樹脂の床タイルを歩くシエナの踝は人形そのものの球体関節――その脛に乗る膝までもが――である。しかし、この「姉妹」を訝しむ者は誰一人いない。彼女達は「猟兵」、染み出した「過去」を猟るために、世界の加護により全ての世界で言葉が通じ、どんな外見でも住民に違和感を与えない「埒外」の存在である。
「触れ合いを求めている『お友達』なんですね! 早く仲良くなりたいな! とシエナは気分の高揚を訴えます」
 シエナが嬉しそうに微笑むと、球体関節の膝の先にある赤いスカートが水の中でもないのにひらひら揺れる。感情の高まりにより無意識に発動するユーベルコード「お友達との楽しい遊びが引き起こす気分の異常な高揚」が、スカートの中から無数の「お友達」――動物の人形を呼び出そうとしているのだ。シエナは新たな「お友達」と会いたい一心だが、そのために一般人の真っ只中で発動したユーベルコードが起こす凶行の末路が容易に想像できるテフラは、慌てて流水プールを指差した。
「まずはプールに入りましょう! UDCは元々水の精霊、水中にいるはずです!」
「そうですね! 入りましょう! とシエナは先に向かいます」
 駆け出したシエナのスカートからユーベルコードの反応が消え、胸を撫で下ろすテフラ。
「はやくはやく! とシエナはテフラを手招きします」

 テフラは浮き輪の中に腰を落とし、シエナはタツノオトシゴ型の浮き具に跨がって流水プールの流れを楽しんでいる。二人以外にもいくつかのグループが同じ流れにおり、そのうちの女性を眺めながら、テフラは考え事をしていた。
(今年の水着はどうしようかなー……)
 テフラも年頃の少女――にしか見えない少年だが――である。来たる夏に向けて新たなおしゃれがしたいのだ。浮力を得た身体を流水に預け、アイディアのフローを巡らせる。楽しそうな笑い声は周囲の人々の――そして水底の化け物の。
(!?)
 テフラの身体は水中に引きずり込まれた。ゴーグルが無くとも判る水底の濁水。水中にもかかわらず鼓膜は狂った笑い声を聞き取る。
(あれに捕らわれたら……)
 テフラの知るその末路は彼自身にとっては満更でもないのだが、その後は彼の周囲の一般人が命を落とし、世界自体の硬化に繋がりかねない。そのためにテフラはユーベルコード「ウィザード・ミサイル」による510本の炎の矢を水中に生み出し、自身の周囲を泡立てて濁水を散らす。
(こんにちは! 「お友達」になりましょう! とシエナは水底に潜ります)
 散らされた濁水が意思を持つように――実際持っているのだが――集まろうとすると、シエナが泡を掻き分けて泳ぎ迫る。水流にひらひらと踊る水着のスカートからは不可視の糸が伸び、プールに持ち込めないはずの種類と量の様々な「お友達」が濁水の塊へと殺到すると、濁水は追い立てられるように排水口へと流れ込んでいった。
「だからあーしはやらないって!」
 排水口から聞こえた声が、この襲撃を拒んだ個体の存在を示す。それを確認して水面に顔を出した二人は、プールの縁からライフガードに声を掛けられる。端から見たら少々はしゃぎすぎた「姉妹」は、ライフガードにも手に負えない脅威からプールを楽しむ人々を守ったのだった。
成功 🔵🔵🔵🔵🔴🔴

スピレイル・ナトゥア(サポート)
精霊を信仰する部族の巫女姫です
好奇心旺盛な性格で、世界をオブリビオンのいない平和な状態に戻して、楽しく旅をするために戦っています
自分の生命を危険に晒してでも、被害者の方々の生命を救おうとします
技能は【第六感】と【援護射撃】と【オーラ防御】を主に使用します
精霊印の突撃銃を武器に、弾幕を張ったり、味方を援護したりする専用スタイルです(前衛はみなさんに任せました!)
情報収集や交渉のときには、自前の猫耳をふりふり揺らして【誘惑】を
接近戦の場合は精霊の護身用ナイフで【捨て身の一撃】を繰り出します
マスター様ごとの描写の違いを楽しみにしている改造巫女服娘なので、ぜひサポート参加させてくださると嬉しいです!


●造波プールの巫女姫
「何かあったんですか?」
 ライフガードに背中から声を掛けるのは、スピレイル・ナトゥア(蒼色の螺旋の巫女姫・f06014)。
「そこの女の子達が溺れているように見えたんだ。君も気を付けてくれ」
「分かりました」
 ライフガードが立ち去った後に残るスピレイルの水着は、猫を思わせる大きな鈴付きリボンが目を惹く鮮やかな――プールでの遊泳には華美な――パレオ姿だが、ライフガードは気にも留めていなかった。スピレイルもまた「猟兵」だからだ。
(それでは、私は向こうのプールを調べましょうか)
 スピレイルの猫耳は波音の方に向いており、その音へと向かえば造波プールが賑わっていた。人工の波に揺られて楽しんでいると、人々の笑い声に混じって、水の中からも声が聞こえる。
(次の波は恐らく大波……波に混じって呑み込もうとするのですね)
 スピレイルの第六感が察した通り、目の前に立ち上った波は濁水と化していた。
(雷の精霊さん。任せました!)
 パレオに仕込んでいたスタンライフルの引き金を引くと、銃口から疾るのは505本の稲妻の矢。スピレイルのユーベルコード「雷の精霊は穿つ」が目の前の濁水を穿ち抜けると、濁水の波は崩れ落ち、排水口へと逃げ込む。
(逃げますか……。それなら、皆さんを守るために、もっと奥へと逃げて頂きましょう)
 数百本の稲妻の矢はスピレイルの意思に応じ、排水口の先にある循環浄化装置を穿ち、その性能を――それこそUDC怪物をも吸い込んで濾過しうるほどに向上させる。
「アハハ……アハハ……ア、アハー!?」
「だからあーしはやめろってぇぇ……!」
 給水口も排水口もお構いなしに行き来するようなUDC怪物だが、暫くは濾過機に捕らわれているだろう。
「わぷっ……。ちょっと強くし過ぎました」
 造波装置の大波を被ったスピレイルが水面に顔を出す。スピレイルは稲妻の矢を造波装置にも僅かに振り分けており、エキサイティングな波で造波プールはさらに賑わうこととなる。
成功 🔵🔵🔴

中小路・楓椛(サポート)
所持アイテムや技能やUCで索敵やポーター的役割を果たします。
守護するべき対象が居る場合はそちらへの支援を優先します。


●ウォータースライダーの妖狐(アヤシイキツネ)
 夏を前に開放的になりつつある人々の財布の紐の緩みに、移動式店舗を曳いて駆け付けた中小路・楓椛(ダゴン焼き普及会代表・f29038)は、ウォータースライダーを見上げていた。
(流しダゴン焼き……というのも良さそうですね)
 フードコートに近いわけでもなく、突然プール内に現れたダゴン焼きの――「冷やしダゴン焼き今年も始めました」の幟を立てた――屋台。何故屋台が、ダゴン焼きとは、などという疑問もなく存在するそれは、店主の楓椛という妖狐が猟兵たる証左である。
 ウォータースライダーを楽しむ人々を流しダゴン焼きに見立て、どのように流せばダゴン焼きの魅力が引き立つか……そんな思案を巡らせていると、強烈な呪詛の感覚を掴む。ウォータースライダーの滑降台の終点にUDC怪物の気配が集まっていたのだ。今滑り降りている人間が濁水の水飛沫を上げて捕らわれ、二度と浮かび上がらなくなることは想像に難くない。この世界――UDCアースで猟兵として超法規的な免責を受けるには、UDC怪物の企てを阻止するのが筋だ。ダゴン焼きの屋台から筋を通すには――。
「そぉい!」
 楓椛が流しダゴン焼きを掬い上げるように空間に突き込んだのは、対神霊絶滅神器「谺」。射突の概念を司るそれは、濁水の中心を貫いていた。濁水の塊は急速に縮まり、循環浄化装置の生み出す流れに乗って排水口へと流れていく。楓椛のユーベルコード「多元霊子複合拘束術式:アトラナート」は、濁水の塊を物理と霊的両面で拘束したのだ。楓椛の半径104メートル以内では、濁水の塊は楓椛の拘束下にあり続ける。
 滑り降りた人間が水飛沫と共に着水し笑顔で歓声を上げた。ひと時の楽しい思い出は、誰かが支えている。ダゴン焼きの屋台もその一つ。
成功 🔵🔵🔴

アメノ・ムラクモ(サポート)
 ヤドリガミのマジックナイトにして神器遣い。物静かな印象と神秘的で大人びた美貌を持つ空想好きな天然娘。23歳。
 基本的に、戦闘系は「トリニティ・エンハンス」による弱点属性攻撃、または「神器解放」による自己犠牲の一斉攻撃。
 冒険、日常系は「幻獣ユニコーン召喚」による早駆け、「十字兎檸檬改造零式」による力仕事、「木霊召喚」による相談、支援による解決を得意とします。
 普段の口調は女性的(私、あなた、~さん、です、ます、でしょう、でしょうか?)
独り言は 無口(わたし、あなた、~さん、です、ます、でしょう、でしょうか?)です。

 あとはおまかせ。よろしくおねがいします!


●大型ウォータースライダーの一角獣
 銀髪にオッドアイの大人びた美貌を持つ女性――アメノ・ムラクモ(ヤドリガミのマジックナイト・f33310)は、ハンドルの付いた大きな浮き輪を携え、大型ウォータースライダーの滑降台に登り着いた。ウォータースライダー用の浮き輪はプールの貸与品だが、デザインにユニコーンを模したものがあり、空想好きな乙女としては見過ごせないものだった。
(結構色んなところで出てるみたいだから、ここでも出るかな?)
 UDC怪物をおびき寄せるために、猟兵達は屋内プールを楽しんでいる。アメノが選んだアトラクションは、浮き輪でのウォータースライダーだった。
 前に出発した人が滑り終えて、頭上のランプが青色に変わる。浮き輪に腰を落としハンドルを握ると、水流に乗って滑り台に流れていく。
 UDCアースの技術力で造られたアトラクションはアメノを虜にする。しかし、水飛沫を浴びながら降りて行くと、先に見えるのは濁水の塊。あれに捕まれば楽しいアトラクションは悲劇の舞台と化してしまう。
「おいでっ!! ユニコッ!!」
 アメノの呼び掛け――ユーベルコード「幻獣ユニコーン召喚」に応じて浮き輪は形を変え、そこにデザインされていた空想上の一角獣――ユニコーンとなる。アメノを背に乗せたユニコーンがその角で不自然に波立つ濁水を貫くと、濁水は瞬く間に透明さを取り戻し、背に乗る乙女に降り掛かる頃には清浄な水となっていた。
 ユーベルコードを解除し、元通りの浮き輪で滑り降りるアメノ。
(楽しかったー! もう一回!)
 アメノは休む間もなく滑降台への階段に向かう。こうして大型ウォータースライダーは一角獣の護りを得たのだった。
成功 🔵🔵🔴

ラムダ・ツァオ(サポート)
A&Wの遊牧民出の自由人。
見た目からダークエルフと揶揄されることもあるが、当人は特に気にしていない。普段は外套と丸サングラスですっぽりと身体を覆っているが、外套の下はかなり身軽。
なお、見た目は怪しいがわりと気さくな性格。
臨機応変に動くが、完全勝利よりは条件達成を目指す。

行動指針としては以下の3通りが主。
1.潜入・変装・尋問等で確実な情報一つの入手を試みる
 (または情報の裏を取る)
2.斥候・探索役として周囲を探り、情報収集を行う。
3.戦闘にて囮役または攻撃補助に徹する。

台詞回しや立ち位置などは無理のない範囲でご随意に。
ユーベルコードは状況に応じて使い分けます。


●一肌脱いで人払い
「――なるほどなるほど。結構どこでも『出る』ってわけね」
 パーカー付きのラッシュガードに身を包み、ライフガードに扮してプールを巡回しているのはラムダ・ツァオ(影・f00001)。猟兵達が次々とUDC怪物の襲撃を受け、それを退けているのを、時には目撃し、時には猟兵自身から報告を受けていた。そうやって情報を収集した結論は、そろそろ頃合いということ。これまでは運良く猟兵のみがUDC怪物に狙われていたが、猟兵達の睨みの利かぬところで一般人が犠牲になってもおかしくない事態は、最早秒読みであろうことだ。
(それなら、一肌脱いで人払いと参りましょうか)
 ラムダはラッシュガードを脱ぎ捨て、その下のビキニ姿を露わにすると同時にメガホンを構えた。
『ご来館のお客様にお知らせ致します。プールの循環浄化装置に故障が発生致しました。水質が維持できなくなるため、本日の営業は只今の時間を持ちまして終了させて頂きます。誠に申し訳ありませんが、お客様におかれましては、只今より一時間後までに退館をお願い致します。繰り返しお知らせ致します――』
 ユーベルコード「危肌一髪」。ラッシュガードを脱ぎ捨て被服面積を減らしたことにより、ラムダは皆にライフガード――施設スタッフと認識させることに成功し、その言葉に素直に従わせ、粛々とした退館を促す。
 メガホンで営業終了と退館を呼び掛けながら、ラムダは樹脂の床タイルを歩き回る。床タイル上はプールから上がった人々から滴る水やアトラクション設備から跳ねる水などで充分に湿り気を帯びているが、濁水も笑い声も今のところは見られない。
(私が一肌脱いだのだから、幸運のまま事が運んでもらわないとね)
『ご来館のお客様にお知らせ致します――』
 不満を抱く家族連れの子供もいたが、それでもユーベルコードを乗せた呼び掛けは、守るべき人々の心に届いていた。
成功 🔵🔵🔴


第2章 集団戦 『呪われし精霊『アンウンディーネ』』

POW ●ドロドロ抱擁
【直接抱き着き】が命中した対象に対し、高威力高命中の【鍾乳石化する体液】を放つ。初撃を外すと次も当たらない。
SPD ●ドロドロ噴射
自身の身体部位ひとつを【鍾乳石化する体液を噴射する散水ノズル】に変異させ、その特性を活かした様々な行動が可能となる。
WIZ ●ドロドロ降雨
【鍾乳石化する体液】を降らせる事で、戦場全体が【鍾乳洞】と同じ環境に変化する。[鍾乳洞]に適応した者の行動成功率が上昇する。
👑11 🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴🔴🔴

種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


●水入らず
「本日の来場者、および施設スタッフ全員の退出を確認しました。これより施設を閉鎖しますので、UDC怪物の対処をよろしくお願い致します」
 施設スタッフの制服に身を包んだUDC組織職員が猟兵達と最終連絡を交わし、出入口の扉が閉められる。扉の向こうに組織の戦闘員が待機するが、猟兵達が敗北するようでは彼らにUDC怪物は止められないだろう。
『アハハ……! アハハ……!!』
 屋内プールが閉鎖され、追い詰めたと言わんばかりに狂った笑い声が響き渡り、水面から幾つもの濁水の人型が立ち上る。
「もう止めなよみんな! あーしは泳ぎたいだけ! 人間を取り込んで殺すなんてマジ無理なんだけど!」
 迫り来る濁水の群れと猟兵達の間に、一体のやや透き通った濁水の人型が割り込む。この個体がUDC-Pであることは今の言動で明らかだ。そして、この個体に敵意を向けるUDC怪物もいる。

 UDC-Pと世界を守るため、猟兵達は濁水を堰き止める。
エリカ・グランドール(サポート)
 サイボーグのシャーマン×電脳魔術士のエリカ・グランドールです。
 戦闘はあまり得意ではありませんが、周囲の状況を観察して違和感のある箇所を発見したり、敵の弱点を推測して隙を作り出すといった行動で皆さんをサポートしたいです。

※セリフ例
「今、何か光りました。ここに何かあるのでは……」
「あの敵の動きには規則性があるわ。うまく狙う事が出来れば……」

 冷静沈着と言う程ではありませんが、ビックリする事はあまりありません。
 あと、笑いのツボが良くわかっておらず「今の、どこがおもしろかったのでしょうか?」と、真面目に聞き返す事もあるようです。

 ユーベルコードは、エレクトロレギオンを好んで使います。


●鍾乳洞を征く軍団とその長
 エリカ・グランドール(サイボーグのシャーマン・f02103)は「鍾乳洞」に入り込む。
(まさに鍾乳洞ね……。アトラクションの内装とかではない、本物……)
 しかしこの鍾乳洞は、UDC怪物が屋内プールの中に造り出したもの。僅かに射し込む光で見える足元にところどころ樹脂の床タイルが覗いており、鍾乳洞の存在が世界の「バグ」というのを際立たせる。
「アハハ……!」
(上から……!)
 エリカの頭上から自らを降らせ、取り込もうとするUDC怪物。サイボーグであるエリカは、その人工の瞳――サイバーアイで視覚情報を分析し、演算結果が眼前にウィンドウを結ぶ。そこに映るのはアルファベットの文章――″UbelCode: ElectroLegion″。
(……Run)
 仕掛けろ、というエリカの命令文により実行されるユーベルコード「エレクトロレギオン」。薄暗い鍾乳洞に何条もの光線が走り、それらは全く同じ形状を描く。光線で縁取られたのは小型の戦闘用機械兵器。次々とUDC怪物を迎撃し、自らを犠牲にして軍団長には一滴の飛沫も通さない。
 UDC怪物も数を増して襲い掛かるが、総勢460機の軍団はエリカを守り通し、鍾乳洞を制圧する。
(今ここではUDC-Pの気配は感じなかった……。別の場所にいるのね)
 その鍾乳洞もエリカが立ち去れば、デバッグされたように跡形もなく消え去るのだった。
成功 🔵🔵🔴

クネウス・ウィギンシティ(サポート)
※アドリブ&絡み歓迎

●特徴
サイボーグ(四肢機械化済み)の技術者&狙撃手。SSW出身の鎧装騎兵。
民間人互助や義侠心に厚い。
口調 通常(私、あなた、~さん、です、ます、でしょう、ですか?)
メイン武器 アームドフォート、マシンガン、パイルバンカー

●台詞例
『敵影捕捉、これより戦闘行動に入ります』
『索敵完了、狙撃開始』
『掃討戦ならばこの武器の出番ですね』
『これで一掃します』

●行動
狙撃手としての『狙撃・援護射撃』や技術者として『(技術)支援』がメイン。
遠距離狙撃や砲撃メインで援護に徹します。

主な技能:スナイパー・メカニック・武器改造・情報収集


●波状攻撃を制する
『索敵完了、これより造波プールを狙撃します』
 ラウンジルームをクロムキャバリア・アルゲスで陣取り、クネウス・ウィギンシティ(鋼鉄のエンジニア・f02209)はイーグルレイ――ロングレンジライフルを構えさせる。アルゲスのメインカメラが眼下に見据えているのは、濁水が波打つ造波プール。造波装置が生み出す波からさらに濁水が立ち上り、人型を形成すると、モニターはそれを敵としてマーキングする。
『陽動役と狙撃役のセントリーガンを出します。CODE:CYCLOPS。単眼の狩人よ、出番ですよ』
 ユーベルコード「CYCLOPS」により、アームドフォートを搭載したセントリーガンがアルゲスの左右に展開し、それとは別に機関銃を搭載した自走式のセントリーガン・オラクルがラウンジルームから通路を駆け下り、造波プールに進む。
「アハハ……!」
 動き回るオラクルに向けてUDC怪物は自身の身体から体液を噴射する。やがてオラクルは鍾乳石に塗り固められて機能を停止するが、オラクルは数を増して殺到し、UDC怪物を攪乱する。
『狙撃開始』
 オラクルに気を取られるUDC怪物を、単眼の狩人のアームドフォートが吹き飛ばす。UDCアースでは未だサイエンス・フィクションの域を出ない宇宙空間での戦闘用に造られた携行砲台の威力は凄まじくもあり、その極めて精巧な偽物は僅かな造りの粗さによりUDC怪物だけを滅し、貫いて建造物ごと撃ち砕くことはない。陽動役が足止めし、本命の一撃が確実に敵を減らす。
 その後も造波プールから繰り出される波状攻撃を、クネウス自身も狙撃手として働き撃ち抜いていく。時折UDC怪物からもクネウスに向けて体液が飛んできたが、単眼の狩人が撃ち返して散らし、そのまま発射口を撃ち抜いた。
『造波プールの敵性反応消失を確認。UDC-Pの反応は狙撃行動前後において無し。暫し観測後、索敵行動に移行します』
 アルゲスが睨む造波プールの水の濁りは、大分薄れていた。
成功 🔵🔵🔴

虚偽・うつろぎ(サポート)
世界問わず大歓迎
世界を超えて自爆活動さ
アドリブ連携等ご自由に

登場即自爆
自爆できれば台詞も活躍もいらぬ!
速攻で自爆することが最優先
1歩も動かず即自爆
そう、自爆だ
僕に自爆をさせるんだ!
僕もろとも鏖殺だ
これぞ鏖殺領域なり

ただ自爆するためだけに現れる存在
何かいきなり自爆する怪奇現象
もはや災害である

技能:捨て身の一撃を用いての
メッサツモードによる高威力な広範囲無差別自爆

射程範囲内に敵が1体でもいれば速攻で自爆
自爆することが最重要
なので敵がいなくても自爆するよ
大事なのは自爆までのスピード
有無言わせぬスピードで自爆する
これ最重要だね

捨て身の一撃なので自爆は1回のみ
1回限りの大爆発
自爆後は爆発四散して戦闘不能


●僕は自爆したいだけなんだけど
 虚偽・うつろぎ(名状しやすきもの・f01139)は自爆した。

 行タイトル含め47文字での自爆を果たしたうつろぎだが、この文字数ではリプレイの体を成さないため自爆前後の状況を加筆する。暫しお付き合い願いたい。

 技能「捨て身の一撃」を1152も重ねたうつろぎの自爆は何もかもを吹き飛ばす鏖殺領域と化して拡がる。
「ひゃああああああ!?」
 悲鳴を上げるのはのやや透き通った濁水の人影――本事件での保護対象であるUDC-P。爆風に呑み込まれまいと必死の形相で身体を前に伸ばし、辛うじて鏖殺領域の範囲である半径103メートルを逃れたようだ。
 UDC-Pの無事が確認されたところで、一旦時の流れを巻き戻す形で自爆前の状況をご覧頂こう。
 爆風の収束に乗ってUDC-Pの背景ではウォータースライダーの滑り台が元あった箇所に組み立てられていく。爆風はウォータースライダーを滑り降りた後のプールに収束し、そこには当然平仮名の「う」の形のブラックタール――うつろぎが水上にいる。うつろぎの周囲には濁水が漂うが、それらは四方八方にいる濁水の人影が吸い込んでいく。遠巻きからUDC-Pはうつろぎを見ており、当のうつろぎは濁水に満ちたプールの中に沈んでいく。

 以上を時の流れの通りに説明すると、ウォータースライダーの下のプールから何の脈絡もなくうつろぎが現れ、UDC-Pが見ている中で濁水の人影は集中放水するも、自爆して何もかもを吹き飛ばしたということである。この状況下でUDC-Pが逃げ果せたのはサポート参加での成功度が必ず「成功」となるからに他ならない。というわけで現在の時間軸が本リプレイ当初と同じところに戻ったため、その勇姿――災害――を今一度ご覧頂き、本リプレイを締めさせて頂く。

 虚偽・うつろぎ(名状しやすきもの・f01139)は自爆した。
成功 🔵🔵🔴

リサ・マーガレット
これ、初使用だけど、長い間練習してたから多分大丈夫。

基本戦法は、威嚇射撃!これで注意を集める。そうして、倒せるなら倒すのみ。
相手が液体なら、固形化すれば相手は身動き取れない。
でもトリガーが被弾なんだよね…。
でもやるよ!

銃はもちろん魔力型速射式二丁拳銃!濁水に対して攻撃攻撃!

このあとどうしようか?
僕は濁水を鍾乳石化させましょう…。
ってことで、R=89!(Rは反撃の効果範囲(半径))じゃあ、鍾乳石に変えてもらいましょう。あんたらと一緒に!
(リサは自分から飛び込むつもりです)

ってこれで大丈夫かな?


●好奇心は猫を石化する
 身に纏うロリータファッションのフリルを翻し、リサ・マーガレット(希望を満たし、絶望を与えし夜明け・f32587)は濁水に満ちた流水プールから這い上がるUDC怪物を、両手の魔力型速射式二丁拳銃で次々と撃ち抜いている。穴の空いたUDC怪物はどろりと溶け落ちて濁水の塊に帰すが、入れ替わるように新たな人型が立ち上り、アハハ……アハハ……という笑い声が魔力で隠したキマイラの猫耳に届かなくなる気配はまるでない。
(威嚇射撃どころか、撃っても撃ってもキリがない……!)
 それならユーベルコードで、と考えるリサ。しかし、それはUDC怪物の狙いである「鍾乳石化」を受けることになる。
(僕のこの身体が鍾乳石になる……ど、どういう感覚なんだろう……)
 自身を違う状態へと変化させられることに対し、リサの持つ感情は「興味」と「憧れ」。事実、このユーベルコードの練習を重ねた結果をここで試すと決めて乗り込んだのだ。
「よーし、やるよ! 鍾乳石に変えてもらいましょう!」
 スカートの上のホルスターに拳銃を挿し、来いとばかりに両腕を広げるリサ。
『アハハ……!』
 急に丸腰になった獲物の考えを知ってか知らずか、UDC怪物はリサの身体を、腕を、脚を、その濁水の身体で抱擁する。粘つく水音と共にロリータファッションに染み込む濁水はホルスターもフリルもスカートも形を崩さぬまま鍾乳石に変え、布地だった鍾乳石に包まれたリサの身体に浸透し、身体の芯まで鍾乳石に変えていく。
(脚も腕も動かない……もう声も出ない……! これが、鍾乳石化……!)
 鍾乳石と化していく身体は魔力の制御能力までも失い、魔力で隠した猫耳が赤い髪の中にぴょこんと飛び出る。その髪も猫耳も鍾乳石の色に変わり果て、リサは完全に鍾乳石と化した。
『アハハ……アハハ……!』
 鍾乳石に溺れるような表情のリサをUDC怪物は祝福するように愛でていたが、やがて次の祝福を授けるべき対象を求め、リサから四方八方に離れていく。
(鍾乳石化の感覚は解った……だからあんたらも一緒に!)
 リサの鍾乳石の表面から濁水が噴き出し、半径89メートルの全てのUDC怪物と流水プールを満たす濁水に染み込む。
『アハ……?』
 リサの濁水が混じったUDC怪物の液状の身体は一瞬で鍾乳石化し、ひび割れて粉々になり空気に溶けていく。プール内の濁水も同じようにひび割れて、循環濾過装置の水流に消えていく。ユーベルコード「先輩を見習いたい!」。状態変化の感覚を教わった先輩への敬意を込めた、世界からの追い出しコードである。
(これでこの辺りは片付いたけど……これで大丈夫かな?)
 なお、UDC-Pがリサの鍾乳石像を目撃し、事の次第も判らずに罪悪感に苛まれるのは暫し後のことであった。
成功 🔵🔵🔴

シエナ・リーレイ
■人形館
■アドリブ絡み可
こっちだよ!とシエナは両手を広げ招きます。

テフラくんとプールを堪能したシエナですが本命は新たな『お友達』を得る事
『お友達』候補が現れれば仲良くなる為に突撃します

後で綺麗にしてあげるね。とシエナは『お友達』を撫でます。

シエナと精霊が互いに抱き合えば精霊はその身を呪詛に侵されぬいぐるみに変質しシエナはその身を鍾乳石に包まれます
ですがシエナは鍾乳石を[怪力]で砕き再び動き始めます
そして、『お友達』をテフラくんに託すと次の精霊へ抱き着きにゆきます

あなたは抱き着いてくれないの?とシエナは『お友達』候補に問い掛けます。

尚、気分が高揚としたシエナはUDC-Pとその他の区別がつきません


テフラ・カルデラ
【人形館】
※アドリブ可

ついに来ましたねっ…!
明らかに分かり易いUDC-Pさんを見つけたので説得してこちらに引き入れつつも守らなければなりません…!
…と、気になることが…相手はドロドロの粘液の身体なので、アイテム【ペイントオクトパス】を召喚!墨…と言う名の固まる特殊塗料を浴びせたらどうなるのでしょうか?
固まるのか…それとも混ざるのか…?
その間に【癒しの鳴き声】で固められてしまった猟兵の方々を治療していきます!

その間に背後から敵に抱き着かれて…次々と増えてわたしの身体をドロドロに包み込んで鍾乳石に…
わ…わたしが囮になっている間にUDC-Pさんは他の猟兵さんの所へ…!わたしは慣れているので―――


●お友達を抱き締めて
 残るUDC怪物の群れは、流水プールを取り込んだ鍾乳洞を構える一群だけとなっていた。その鍾乳洞を進むのはテフラ・カルデラ(特殊系ドMウサギキマイラ・f03212)とシエナ・リーレイ(取り扱い注意の年代物呪殺人形・f04107)。鍾乳洞からは濁水の雫が滴るが、シエナの水着から延びる不可視の糸で繋がった「お友達」が二人を守る。
「後で綺麗にしてあげるね。とシエナは『お友達』を撫でます」
 表面を少しずつ鍾乳石に侵されていく「お友達」を愛おしそうに撫でるシエナ。そうしながら地底湖の畔のような流水プールの縁を進むと、二人はUDC怪物の群れと対峙する。
『アハハ……!』
「ああ、もうどうしたら……!」
 薄暗いが、その群れの中にUDC-Pがうずくまっているのをテフラは見逃さなかった。
「そこの色の薄いあなた! わたし達はあなたを助けに来ました! あなたに危害は加えませんし加えさせませんから!」
「え……?」
 しかし二人の話し合いに貸す耳を持たぬ他のUDC怪物は、新たな獲物でしかないテフラに向けて躙り寄る。それらを迎え撃つように流水プールから現れた巨大な蛸が墨を吐くと、墨を被ったUDC怪物はたちまち固形化した。だが、その墨を取り込む個体もいる。
(このペイントオクトパスの墨を被っても混ざり込む個体もいるようですね……)

 法則性を見出せるか僅かに思案する巨大蛸の主の前にシエナが躍り出た。
「精霊さん、こっちだよ! とシエナは両手を広げます」
 元は水の精霊だったと考えられるUDC怪物と抱擁を交わすシエナ。それは親愛と好意に満ちた触れ合いのように見えるが、UDC怪物の目的はシエナを鍾乳石に変えることだ。重なった身体も、背中に回した腕も、濁水が染み込み鍾乳石に変わっていく。球体関節を持つ水着少女の鍾乳石像は瞬く間に完成した。
 だが、その石像は悪い精霊の被害者ではない。何故なら抱擁を交わしたUDC怪物の「ぬいぐるみ」が足元に転がっているからだ。シエナの抱擁は「友愛のハグ」。相手を「お友達」――人形にするユーベルコードである。

「あぁっ、シエナさんが鍾乳石にっ……!」
 たった二人しかいない猟兵とまだ多数いるUDC怪物の「相討ち」は、当然猟兵――テフラの不利に傾く。
「どーすんのっ!?」
「シエナさんを回復させます!」
 悲鳴のようなUDC-Pの声にテフラは即答し、ペイントオクトパスに牽制させながらシエナ像に近寄る。
「にゃ~ん♪」
「は?」
 突然猫の鳴き真似を繰り出したテフラにUDC-Pは理解が追い付かない。だがこれが回復させるユーベルコード「癒しの鳴き声」である。鳴き声を聞いたシエナの内部から鍾乳石化は解け――。
「もっと『お友達』と仲良くなりたい! とシエナは再び動き始めます!」
 シエナは怪力で自身の石化を砕き払った。
「嘘ぉ!?」
「アハー!?」
 これには流石に-PでないUDCも驚愕する。
「テフラくんは『お友達』をお願いします。……あなたは抱き着いてくれないの? とシエナは『お友達』候補に問い掛けます」
 鍾乳石化が破られる上に人形にされると知ったUDC怪物は逃げ惑うが、気分が高揚としたシエナから逃れる術もなく数を減らし、残り二体。

「ハグすればみんな『お友達』だよ! とシエナは満面の笑みを浮かべ抱き着きます」
「ちょっ、こっちは!」
 どうにか逃げ続けていたUDC-Pにシエナが向かってきたのを見て、テフラはUDC-Pを庇うように抱き締める。
「あっ、触っちゃった……あの、あーしも鍾乳石にしちゃう体質なんだけど……」
 触られるとUDCの本能に逆らえないのか、UDC-Pはテフラを抱擁し、鍾乳石に変えていく。
「わたしは慣れているので大丈夫で――」
 そう豪語するだけあり、テフラは微妙に幸せそうな表情で鍾乳石と化した。一方のシエナも最後の敵性UDCを「お友達」に変え、満面の笑みを浮かべた鍾乳石になっていた。
 鍾乳洞が消滅して残されたのは、ばつが悪そうな表情のUDC-Pと、抱擁を交わす姿の二体の鍾乳石像、そしてUDCのぬいぐるみだった。
成功 🔵🔵🔵🔵🔴🔴


第3章 日常 『UDC-P対処マニュアル』

POWUDC-Pの危険な難点に体力や気合、ユーベルコードで耐えながら対処法のヒントを探す
SPD超高速演算や鋭い観察眼によって、UDC-Pへの特性を導き出す
WIZUDC-Pと出来得る限りのコミュニケーションを図り、情報を集積する
👑5 🔵🔵🔵🔵🔵🔵

種別『日常』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


●水火も辞さない
 猟兵達は屋内プールの運営に水を差したUDC怪物の群れを排除した。その連絡を受け、施設スタッフに扮したUDC職員がプール内に入り込み、UDC怪物因子の汚染調査や洗浄・戦闘行為による施設破損の修繕など、UDCの痕跡を跡形もなく消し去るためのメンテナンスに奔走する。
「ありがとうございました。それでは、UDC-Pはこちらで引き受けさせて頂きます」
 UDC-Pを引き受けた職員達の介添えで、やや透き通った濁水の人型――アンウンディーネはプールを後にしようとした。
「ちょっと待って、ダメっ、崩れるっ」
 アンウンディーネが声を上げ、周囲のUDC職員が本能的に離れると、アンウンディーネはその身体を崩し、階段を流れ落ちていく。暫くしてその濁水は階段を遡上し、階段の手前の水気を帯びた樹脂タイル上に再度人型を形作る。

「この感じだと、あーしの濁り具合は、ここの水を離れると人の形を作れないっぽいなぁ。これじゃ液状化したあーしが誰かに掛かってまた石にしちゃう」
 先程までアンウンディーネが流れ落ちていた階段は鍾乳石に覆われており、近隣のUDC職員がやり取りしている無線では、階下にも影響があった様子だ。
「あーしはここで泳ぎたいだけなんだけど、そうもいかないんだよね。迷惑は掛けたくないけど、どうしたら……」

「現状、この不安定性と浸透力を持つUDC-Pを安全に収容することは、我々UDCの技術では不可能です。我々の埒外の技術やユーベルコードをお持ちの皆様の手でUDC-Pを安定化させ、対処をマニュアル化して頂けませんか? それまで我々は総力を挙げて施設を管理します。貸し切りと言うには物々しいかもしれませんが、UDC-Pの言葉の通り、泳いだり遊んだりしているうちに安定化に繋がるヒントが得られるかもしれません。更衣室の対処は完了しておりますのでお着替えになることも出来ますし、我々で調達可能な物品であれば速やかに手配致します」

 猟兵達は、元来のUDC怪物が持つ「触れた相手を鍾乳石に変えてしまう」難点に加え「プールの水源を離れると形を失い何もかもに浸透し鍾乳石に変えてしまう」難点の解決のため、UDC-P――アンウンディーネと実質貸し切りのプールに繰り出す。

 怪物からも人からも浮いた水の精霊は、穏やかで澄んだ笑みをたたえられるのだろうか。
テフラ・カルデラ
【人形館】
※アドリブ可

ふえぇ!?水源ごとですか…?そんなことができるのでしょうか…?
ともあれ、わたしも何か考えないと…そうですね…

そもそも触れれば鍾乳石化になるのであれば、収容する容器自体を鍾乳石に変えてしまえば流れる事もなくなるのでは?
そうと決まれば頑丈そうな容器を用意して…【鍾乳石に変えし呪いの雨】で容器を鍾乳石に変えます
地面ごと変わっちゃうのでそこは何とか削り出して…UDC-Pや水源もその容器に入れましょう!
あっ…シエナさんの『お友達』もその可能性がありそうですし、彼女達も容器に入れておいた方がいいかも…?

シエナさん…UDC-Pを『お友達』にするのは危険すぎるので流石に止めましょうね…?


シエナ・リーレイ
■人形館・アドリブ可
水源も一緒に移動すればいいんだよ!とシエナは提案します。

水源から離れられない問題に対してシエナが思いついた策は水源諸共に精霊に移動して貰う事でした
加えて精霊の移送の際に動物や水生生物の『お友達』に手伝いをお願いします

この子達は大丈夫だよね?とシエナは顔を曇らせます。

周囲が移送方法で頭を抱える中、シエナは『お友達』となった精霊も水源から離れられない可能性に気が付き移送可能か確認をします
『お友達』が水源から離れる事が可能であり容器による移動が失敗した場合、シエナは移送手段として精霊さんに一時的に『お友達』になって貰う事を提案します

たぶん戻れるよ!とシエナは曖昧な返答をします。


●水は方円の器に随う
「水源も一緒に容器に入れて移動すればいいんだよ! とシエナは提案します」
 シエナ・リーレイ(取り扱い注意の年代物呪殺人形・f04107)は、球体関節の足元でアハハ、アハハ……と戯れるUDCの人形を眺めていて思い付いた。アンウンディーネを構成する水源――このプールの水ごとUDC-Pを収容し移動すればいいと。
「でしたら、収容する容器自体を鍾乳石に変えてしまえば、流れる事もなくなるのではないのでしょうか?」
 シエナの提案を受けて、テフラ・カルデラ(特殊系ドMウサギキマイラ・f03212)はアンウンディーネの流出対策を挙げる。こうして方針の決まった二人は近くのUDC職員にその旨を伝え、流水プールの横に容器を用意させた。

「それでは、ユーベルコードで容器を鍾乳石に変えます。巻き込まれると鍾乳石に変わってしまうので、嫌であれば離れて下さいね~」
「……普通は嫌だと思うんだけど」
 状態変化されたい願望を持つテフラは良かったらどうぞ感でUDC職員達に連絡するが、アンウンディーネの呟きの通り当然の全力退避で準備完了である。
「……では始めます。『その雨は呪われている……全てを鍾乳石へ……』」
 呪い、という全力退避で正解と思わせる物騒なワードを含む詠唱によるテフラのユーベルコード「鍾乳石に変えし呪いの雨」は容器の上に雲を生み出し、雲から雨が降り出すと、雨に濡れた容器と床タイルは一続きの鍾乳石へと変わっていく。ユーベルコードの終了と容器の削り出しをUDC職員に連絡し、職員達との作業中にある可能性を感じて声を漏らしたのは――。

「この子達は大丈夫だよね? とシエナは顔を曇らせます」
 シエナが「お友達」にしたUDC怪物もここで別れなければならないのか――その憂いを晴らしたのはUDC-Pのアンウンディーネ。
「……その子達は、あーしとはもう繋がってないよ。仲良くしてあげて」
 アンウンディーネはシエナに微笑みかける。シエナの顔の曇りは晴れるが、それは元々は同族だったUDC怪物の離別でもあるのだ。
「それでは、シエナは『お友達』に手伝いをお願いします。さぁ、皆この子を運んであげて! とシエナは動物さんを呼び出します」
 シエナの水着のスカートからは伸びる不可視の糸――ユーベルコード「動物さん達がお送りする癒しのひと時」は動物や水生生物の「お友達」を操り、流水プールの水を容器に移して、そしてアハハと笑うUDC怪物の「お友達」を操り、アンウンディーネを容器へと移させる。

「……あの子と仲良くするんだよ」
「アハハ……」
 破壊の意思の有無が違うだけで元々は同族だったUDC怪物に語り掛けるアンウンディーネ。「お友達」となったことで繋がりもなくなり尚更意思が伝わっているか判らないが、今後は害悪と化さないだろうことに満足して微笑んでいた。

「移せましたね……。それでは、運搬お願いします」
 テフラはUDC職員達に呼び掛け、鍾乳石の容器を運搬させる。テフラとシエナも対処のために付き添って歩き出す。
「……ありがとう」
 アンウンディーネは揺れる容器の中で礼を言った。
大成功 🔵🔵🔵🔵🔵🔵

カー・ウォーターメロン
UDC-Pがお困りと聞いてボク登場。UDC-Pのカーだよ、よろしくね。

水、が関わってるのかな?
試しにポータブルバスタブにプールの水を入れて、台車でアンウンディーネちゃんを運んでみよう。
形を保てるなら移動出来そうだね。

そしたら問題は収容先の環境だよね。
うーん、こんな街中のプールだし、普通の水道水だと思うんだけど違うのかな?
深井戸を水源にしてるプールもあるもんね。
地縛鎖を持ってるから、ここの土地の情報を吸い上げてみよう。

調査が終わったら、UDC職員さんに収容先で水質の再現と環境の整備が可能か聞いてみよっと。
活魚運搬車の手配もお願いして、プールの水ごと移送出来るようにするね。


●一衣帯水
「そもそも……水、が関わってるのかな?」
 自身もUDC-Pの代表格であるシャーマンズゴーストの猟兵、カー・ウォーターメロン(マンゴーフレイム・f01967)は、ポータブルバスタブを乗せた台車を押していた。UDC-Pの保護は、自身がUDC-Pであるだけに調査は徹底的に行ないたいのだ。
 先にアンウンディーネの運搬で動いているUDC職員達に事情を説明し、採水元の流水プール付近に引き返してもらう。ポータブルバスタブに水を汲み上げ、アンウンディーネに乗り移りを試させる。
「どうかな?」
「……大丈夫っぽい」
 ポータブルバスタブの水面に立つアンウンディーネは、今のところ異常はない。だが、流水プールの水際で、樹脂タイルの水が移ったタイヤで運ぶ台車の上での「異常なし」だ。再びプールを後にしようとした時どうなるか。それはUDC-Pより土地の方が詳しいだろう。カーは地縛鎖をプール内に垂らし、プールの底を魔力的にすり抜けて土地に――土地の魔力に触れさせる。
(水の感じは、元は普通の水道水だ。そしてこの土地は……ごく僅かだけど、UDC因子の汚染がある。敷地の深井戸を埋め立てて、その時の処理が甘かったのかな? ただ――)
 今から詳しく調査するには機材も人手も足りないし、むしろ暫くは今の「適度に汚染された」水の方がいいだろう。
「このプールで使われた水、というのはやはり鍵になるね。水質を保てる活魚運搬車で、ここからいくらか水を運ぼう。水質の分析と再現可能か、そして環境をどう整備するか。その確立まではここの水でアンウンディーネちゃんに泳いで貰おう」
 それに先に運搬に用いていた鍾乳石容器の効果も改めて分析が必要であり、何よりこのプールの再開は心待ちにされているはずだ。UDC組織は平穏な日常を一刻も早く取り戻し、それを影から守ればいい。カーの手配した活魚運搬車や工事業者のトラックに、速やかに水や容器が運び出されていく。

 活魚運搬車に放たれたアンウンディーネは決して広いとは言えない槽内を泳ぎ回ってから、開口部から覗くカーに礼を言う。
「ありがとね」
「どういたしまして、ヒーローの当然の務めだよ。これからUDC組織の支部……いや、ボク達の秘密基地に向かうけど、そこにいる人達もボクと同じヒーローだ。怖くないし、きっと友達になれるよ」
「うん」
「万が一もないと思うけど、もし何かあったらこの『マンゴーフレイム』がいつでも助けるから」
 カーは地縛鎖を伸ばし、握手代わりにアンウンディーネに握らせる。同じUDC-Pであり、片や人類を護りたいと、片や人々を傷付けたくないと願った二人を結ぶ地縛鎖は「絆」。両端の笑顔は、この世界を人知れず照らしていくだろう。
大成功 🔵🔵🔵

最終結果:成功

完成日2021年08月04日
👑5 🔵🔵🔵🔵🔵🔵