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#ヒーローズアース #猟書家の侵攻 #猟書家 #ドン・ガルシア #バイオモンスター #プレイング受付中 #書を狩る兵達 #断章なし #06/30-12:00プレイング締め切り

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#06/30-12:00プレイング締め切り


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「……旦那様は幸いにも命を取り留めました。後は回復を待つのみです」
「……そう、アタシの旦那は無事だったのね……」
 そう呟く小柄な――恐らく僅かに150㎝台には届かない身長の黒髪の少女、精々13歳か14歳にしか見えない彼女は、33歳となるれっきとした子を持つ人妻だ。
 名はレベッカ・ホンマ。生化学と生体工学の権威である日系アメリカ人のケイテリアス・ホンマを夫に持ち、自身も十代と二十代の頃はミュータントヒーローとして活躍していた女性だ。
「(……わざと、生かしておいたのね)」
 思い当たるは――忌々しくも自身が最愛の伴侶と結ばれる切欠になった、とあるバイオモンスターに由来するとあるマフィア系のヴィラン。
「本当に、生き返ったのね」
 呟くと同時、ミュータントヒーローの同盟組織に連絡を取るレベッカ。
 それは、安全が確保されたところへ子を預ける為。
「猟兵(イェーガー)が、あの子を護ってくれれば一番なんだけど……まぁ、無いわよね」
 そうして大き目な自宅に帰ったレベッカは庭の片隅にあるガレージへと入り、そこに隠された金庫を開ける。
「まさか、またアンタを装着する羽目になるとはね……『引退した探索者も悪霊の家に行く』、とは誰が言ったかしら」
 『全盛期でない者でも難事件に首を突っ込むこともある』と言うヒーローズアースに伝わる慣用句を口にしながら――とあるバックルを下腹部に充てるレベッカ。
「さて、変身しますか」
 瞬間、黒髪の幼い少女は狐をモチーフとしたミュータントヒーローへと変身する。

「と、ここまでが予知で見えた光景よ。アンタ達にはレベッカと同行して幹部猟書家『ドン・ガルシア』と戦ってもらうわ」
 いつものアリス適合者としての服装を身に纏い、久しぶりにグリモア猟兵として活動するシャルロット・シフファート(ツンデレの国のアリス・f23708)。
 特徴的な金髪ドリルロールのツインテールを揺らしながら告げるのは、かつてバイオモンスター等生体的な研究を悪用してマフィアのボスへと上り詰めた凶悪なヴィラン、それが幹部猟書家として活動を再開している予知を受け、シャルロットは猟兵達を招集したのだ。
「レベッカはかつて『ドン・ガルシア』の人体実験によってバイオモンスターへと変化したのだけど、それを見かねた後の彼女の旦那が彼女を助けて反ガルシア派のヒーロー達と合流。その後もガルシアファミリーと戦って勝利を収めたのだけど……」
 だが、ガルシアはオブリビオン化――それも、幹部級フォーミュラに次ぐ位階の幹部猟書家として蘇った。
「今回の『ドン・ガルシア』はケイテリアスを強襲し重傷を負わせ、レベッカを炙り出そうとしているみたい」
 シャルロットが電脳魔術の要領でホログラムを表示する。
 そこは、ニューヨークの大規模な銀行の一つ。
 何でもその銀行は『ドン・ガルシア』が生存していた時代に彼の息がかかっており、蘇ったガルシアによって秘かに占拠されて本拠地となっているらしい。
「今回、アンタ達はレベッカと合流した後この銀行に潜入してガルシアの元へ辿り着くのがまず一つ。蘇った『ドン・ガルシア』によって招集されたガルシア・ファリミーの残党に占拠されているわ。ただ、一般人の銀行員は追い出されているから潜入するにしても真っ向から殴りこむにしても問題ないわ」
 そうして障害を乗り越えた先、『ドン・ガルシア』との対決となる。
 自らも生体変換を利用して戦うガルシアは強力なヴィランのオブリビオンだが、レベッカと協力すれば勝機は十二分にあるだろう。
「それじゃあ、頑張って頂戴」
 そう言ってシャルロットは変身を終えた直後のレベッカの元へ猟兵達を転移させた――


黒代朝希
 アマゾンズ、興味があるのですがエグそうですねぇ……

 レベッカ・ホンマ
 幼い頃貧窮に喘いでガルシア・ファミリーが主催する実験に参加した結果、狐の遺伝子を組み込まれたバイオモンスターとなった女性。
 参加した年齢から外見が変わっていない。
 後に夫となるケイテリアスによって脱出に成功し、ガルシアと戦って勝利を収める。
 狐のバイオアモンスターとして俊敏な動きと炎と幻覚を操る能力を有しており、猟兵のサポート役としては十分な力を持っている。

 第一章
 ボス戦でもありますが、銀行への潜入の冒険シナリオともなっています。
 レベッカと協力して銀行内を支配するガルシア・ファミリーを対処(銀行内へガルシア・ファミリーに気取られないように潜入しても良し。ガルシア・ファミリーと真っ向から挑んでも良しです)し、『ドン・ガルシア』の元へ辿り着いて下さい。

 第二章
 幹部猟書家『ドン・ガルシア』との闘いです。
 レベッカと協力して戦えば、十二分以上に渡り合えることが出来るでしょう。

 プレイングボーナス(全章共通)……レベッカと共に戦う、もしくはレベッカやガルシア・ファミリーに猟兵組織「秘密結社スナーク」の一員であると名乗る。
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第1章 ボス戦 『スーパー銀行ロボ』

POW   :    ロバリー……ジェノサイド……ジェノサーイド
【レーダーで探知しながら、全武装の一斉発射】を放ち、自身からレベルm半径内の指定した全ての対象を攻撃する。
SPD   :    ノーエスケープ・プラン
【内蔵警備ロボット隊と共に各種武装】で攻撃する。また、攻撃が命中した敵の【データを指名手配リストに登録し、対策】を覚え、同じ敵に攻撃する際の命中力と威力を増強する。
WIZ   :    ドウダ・アカルクナッタロウ
自身の装備武器を無数の【爆発する札束】の花びらに変え、自身からレベルm半径内の指定した全ての対象を攻撃する。
👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠ポーラリア・ベルです。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

ポーラリア・ベル
【宿敵主】【絡み・アドリブ歓迎】
冬の中で、おっかなびっくりに製造されてたあのロボットだわ!
遊びに、来たー!
狐のお姉ちゃん、何かお困り?お手伝いするよ!
銀行突破ごっこで遊ぶのね!

UC使って、他のみんな(妖精)と一緒に
【天候操作】で外にも内にも大雪降らせながら、ロボット軍団を【空中戦】で掻い潜りつつ、機械の隙間に【属性攻撃】の氷を挟み込んで、動きづらくするよ!
ロボットさんのピカピカ光ってる所(弱点っぽい動力部分)見つけたら、レベッカお姉ちゃんにご報告!
(炎で)狙って!多分でっかい花火があがるよ!
その他、指名手配とか登録しそうなカメラに、逐一いたずらで「スナーク参上!」のカードをペタペタ張ってくよ!



「冬の中で、おっかなびっくりに製造されてたあのロボットだわ!」
 そう叫んでヒーローズアースの銀行内に赴いてきたのは冬の雪のように真っ白で冬の昼空のように澄み渡った青色のフェアリー、ポーラリア・ベル(冬告精・f06947)。
「遊びに、来たー!あ!狐のお姉ちゃん、何かお困り?お手伝いするよ!」
「え?あ、アンタは……?」
「あたしポーラ!猟兵だよ!」
「ッ……猟兵?本当に?」
 流石に、侵入した直後に現れた少女――フェアリー故に小柄なレベッカの肩に乗っているポーラリアに対して、流石に警戒心を抱いているようだ。
「嘘じゃないよ。じゃあこの銀行ロボについて話そうか、例えば」
 そう言って淀みなく銀行ロボ――銀行そのものがロボとなっているオブリビオンについて因縁がある相手。猟兵内で『宿敵主』と言う権限を持つ者として浪々とレベッカに説明するポーラリア。
 それは、ポーラリアがドン・ガルシアの息がかかった者だった場合、身内たるガルシア・ファミリーの首全てを差し出すに等しい行為だ。
「敵の敵である証明は完璧なようね。良いわ、信用してあげる」
「うん!銀行突破ごっこで遊ぶのね!」
「ごっこじゃないんだけど……」
 そう呟いて腰に手を当てるレベッカ、育児経験がある彼女からすれば猟兵(イェーガー)という最強のヒーローと言うよりも、ポーラリアは面倒を見る甲斐がある子供と言える。
「ま、良いわ。アタシはミュータントヒーローとしての素早い動き、炎と幻覚を操るサイキックを有しているわ。そっちはどんな力?」
「んー?えっとね……あたしと同じ冬妖精をいっぱい呼び出すの!」
 そう手を広げて答えると同時、ポーラリアの召喚系ユーベルコード『常冬の招来(ヒエムス・アミークス)』が発動する。
 と、同時に銀行内と外に大雪が発生する。
「これで警備ロボットさんの動きが鈍って動きやすくなるよ!」
「成程、派手な甲斐はあるようね」
 その成果に満足したレベッカは凍結した警備ロボットの群れの上。そこをポーラリアを自身の肩の上に載せながら跳躍して飛び越えていく。
「あそこを炎で狙って!多分でっかい花火があがるよ!」
 瞬時に発現する発火能力(パイロキネシス)。その際に生じた熱と衝撃と爆発音でガルシア・ファミリーの注意を逸らして銀行内を進んでいく。
 カメラについてはポーラリアが逐一いたずらとして「スナーク参上!」のカードをペタペタ張っていき無力していく。
「どんどん上へと進もうねー!」
「ええ、首を洗って待っていなさいよ……ドン・ガルシア……!!」
 銀行内を疾走する狐のバイオモンスターは、怨讐を再び果たすべく天井を見上げるのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

ベルベナ・ラウンドディー
●変装
●仙術・読心術・情報収集・団体行動
変装して堂々と潜入
上技能で連中に溶け込み、
しかしユーベルコードを駆使して接触は避けつつ話を合わせて進みます
諜報用端末ポチポチ、難しい部分はマダムのフォローに期待
戦力になるか否か、手際の確認も済ませないと。


●結界術・目立たない
行く先々に目除けの結界を張り、追跡を阻止
ドンと戦りあう途中に援軍に来られても困る
必要なら経路の遮断も実行

●慰め
…ところで質問2つ、いいです?
ドンとは何者で?何も知らぬまま対面は避けたい
…逆に敵は貴女をよく知っている
普通に戦えば俄然不利、自重ください



もう1つ
非常に重要なことです

口説いていいですk…ゴメンナサイなんでもありません(ビクビク



「マダム、こちらに」
 一旦ポーラリアと別れて銀行内を進んでいくレベッカ。その彼女を呼び止めたのはベルベナ・ラウンドディー(berbenah·∂・f07708)。
「アンタも猟兵?」
「ええ、一先ずは隠れる場所を作りあげたのでそちらに」
 手招きした場所は、寂れた会議室……を、結界術などを用いて改造した諜報用端末を並べた『基地』。
 使い捨てになるとはいえ、コストと性能のつり合いは抜群なその部屋にてベルベナは盗聴器をいじりながら訪ねてくる。
「質問2つ、いいです?」
「ん?」
「ドンとは何者で?何も知らぬまま対面は避けたい」
「……バイオモンスターやミュータントに関する世界的権威の生物学者で、その知識と技術を悪用して裏社会のマフィアの中でも一大勢力を誇った大馬鹿野郎よ」
「成程、使用するユーベルコードはその研究の副産物が主体の生体変換を主体とする。で間違いないですね」
「ええ、仮にもマフィアのドンに坐した奴よ。その戦闘能力は目を見張るものがあるわね……」
「それが、オブリビオン化して更に強化されている、と」
 その言葉には無言で首肯するレベッカ。
「……逆に敵は貴女をよく知っている。全盛期であった貴方を」
 そして、ベルベナは最も重要な項目を告げに行く。
「貴方はバイオモンスターかミュータントヒーローの肉体を持つ故、鍛えた身体機能は衰えてはいないとしましょう……ですが、『その先』へと進んでいますか?」
 ドン・ガルシアが斃れた後、レベッカはヒーローを引退して市井に潜った人妻でしかない。
 故、感覚を慣らすために手入れとして運動をしたことはあっても更に鍛えた期間や経験は非常に少ないはずだ。
「そんな貴方が普通に戦えば俄然不利、自重ください」
「……悔しいけど、サポートに回るしかないようね」
「ええ、その点に関しては十二分以上に期待していますので……そうして、もう一つ」
「もう一つは?」
 その言葉に、両者は固唾を飲み込んで……
「口説いていいですk」
 えー、最愛の者に操を捧げている人にそれは禁句なのです。
 生命の埒外である猟兵でなければ死んでいる程の熱量で焼かれた黒焦げのドラゴニアン。
「ゴメンナサイなんでもありません」
「わかればよろしい」
 痙攣しながら謝罪の言葉をひり出す猟兵を睥睨しながら、人妻(外見年齢13~14歳)は鼻息を荒くしたのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

ロザリア・ムーンドロップ(サポート)
グリモア猟兵として猟書家事件を追っていることもあり、自身も何か手伝いができないかと考えています。

「この事件を解決すれば、また一歩世界の平和に近づきますね!」
「せっかく取り戻した平和を脅かすなんて許せません!」

UCは全て設定しています。
技能・装備はご自由に。

基本的に頑張り屋。戦闘スタイルは魔法をメインに使いますが「困った時は殴ればOK」とも思ってます。
なので接近戦も案外こなすオールラウンダー。

ぷるぷるしたもの(スライムとか)はとても興味を示します。
葛藤しながらも事件解決のために我慢して攻撃するでしょう。
ただしエロ・グロ系はNGで。

戦後依頼でも書けると思ったら書いていいです。


エダ・サルファー(サポート)
アックス&ウィザーズ出身の聖職者で冒険者です。
義侠心が強く直情的な傾向があります。
一方で、冒険者としての経験から割り切るのも切り替えるのも早いです。
自分の思想や信条、信仰を押し付けることはしません。
他人のそれも基本的に否定はしません。
聖職者っぽいことはたまにします。
難しいことを考えるのが苦手で、大抵のことは力と祈りで解決できると言って憚りません。
とはいえ、必要とあらば多少は頭を使う努力をします。
戦闘スタイルは格闘で、ユーベルコードは状況とノリで指定のものをどれでも使います。
ただ、ここぞでは必殺聖拳突きを使うことが多いです。

以上を基本の傾向として、状況に応じて適当に動かしていただければ幸いです。


四王天・焔(サポート)
『こんにちは、焔だよー。』
 妖狐の人形遣い×ガジェッティアの女の子です。
 普段の口調は「無邪気(自分の名前、~さん、だね、だよ、だよね、なのかな? )」、家族には「甘えん坊(自分の名前、相手の名前+ちゃん、だね、だよ、だよね、なのかな? )」です。

 ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、
多少の怪我は厭わず積極的に行動します。
他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。
また、例え依頼の成功のためでも、
公序良俗に反する行動はしません。

無邪気で感情の起伏が激しい性格の少女、
武器はからくり人形とドラゴンランスを主に使います。
植物、特に花が好きです。
 あとはおまかせ。よろしくおねがいします!



「さて、『ドン・ガルシア』に関する依頼ですか。この銀行内を駆け抜ければ良いんですね?」
 そう藍色のツインテールが特徴的な魔術師の少女、ロザリア・ムーンドロップ(薔薇十字と月夜の雫・f00270)はガルシア・ファミリーが支配する銀行内を駆けて行く。
 自身もグリモア猟兵として猟書家案件の依頼を担当している身として、今回の『ドン・ガルシア』の依頼に参加したのだ。
「っと、ガルシア・ファミリーですね」
 そんなロザリアの前に銃器を持って躍り出たガルシア・ファミリーの者達。
 銃口を構えて引き金を引き、ロザリアを蜂の巣にせんと銃弾が飛来してくる。
「よっと」
 しかし、そんな『ただの銃火器の銃弾』をロザリアは三日月形に加工された魔法石が取り付けられた杖、【クレセントブレイカー】を振るって叩き落していく。
「では、こちらの番ですね」
 そう言ってウィザードとレトロウィザードとしての魔術行使を行い、ガルシア・ファミリーのメンバーを薙ぎ払うのであった。

「よしよし、頑張っちゃうよ~」
 そう言いながらも握った拳でガルシア・ファミリーのメンバーーー徒手空拳において優れた技能と体格を有していた――を、小柄なその身で吹き飛ばしていく少女がいる。
 エダ・サルファー(格闘聖職者・f05398)。アックス&ウィザーズ出身のドワーフにして教会生まれの聖職者だが、それと同時に優れた武闘家でもある猟兵だ。
「さぁ、吹っ飛ばすよ!」
 祈りを込めた一撃。それが無頼漢たるガルシア・ファミリーのメンバーに振るわれる。
 無辜なる他者を食い物として生きていく者達に振るわれる聖職者の拳。
 それはガルシア・ファミリーの心を折る為に振るわれていく。
「お前の心、へし折ってやる!!」
 繰り出されていく一撃一撃はガルシア・ファミリーの肉体よりも心に大きなダメージを与え、無力化していく。
 やがて、周囲に倒れていないガルシア・ファミリーのメンバーがいないことを確認したエダは、別の場所へと赴くのであった。

「ええと、焔で最後かな?」
 そして、最後に銀行内に現れたのは紫の妖狐、四王天・焔(妖の薔薇・f04438)。
「と言っても、大分倒されているみたいだねー」
 のんびりとした口調で銀行の通路を進んでいく焔。
 見渡す限り猟兵とレベッカによって打倒されたガルシア・ファミリーのメンバーが銀行内に倒れ伏している。
 だが、それは全てのメンバーが倒されたわけではないという事だ。
 焔の姿を見て奇襲を仕掛けるガルシア・ファミリーのメンバー。その行動は迅速かつ淀みというものが無い。
「『華竜の進撃(ドラゴン・ランページ)』!」
 しかし、焔は生命の埒外たる猟兵。その奇襲攻撃を小さな青色のドラゴンの巨大化によって凌ぎ、逆に返り討ちにする。
 昏倒したメンバーを縛り上げた後、焔は他の猟兵が上がった最上階へと歩を進める。
 最上階に坐すのは、ガルシア・ファミリーのボス。
 猟書家『ドン・ガルシア』だ。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​




第2章 ボス戦 『ドン・ガルシア』

POW   :    巨怪君臨
【禁断の研究】に覚醒して【首のない巨人型バイオモンスター】に変身し、戦闘能力が爆発的に増大する。ただし、戦闘終了まで毎秒寿命を削る。
SPD   :    捕食学習
自身の【変身したバイオモンスターの見えざる大口】が捕食した対象のユーベルコードをコピーし、レベル秒後まで、[変身したバイオモンスターの見えざる大口]から何度でも発動できる。
WIZ   :    可愛い子供達
【かつて量産した強化人間やバイオモンスター】の霊を召喚する。これは【銃火器】や【ユーベルコード】で攻撃する能力を持つ。
👑11
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種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は音取・金枝です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

朝霞・蓮(サポート)
●キャラ
人間の竜騎士 × 探索者 18歳 男
口調:(僕、呼び捨て、だ、だね、だろう、だよね?)

●戦い方
至近:アイテム『百膳』を使用して切り結んだり、竜言語で身体強化して格闘したり
近中:槍投げしたり銃で射撃。その時に機動力を求められるなら竜に騎乗
遠:攻撃手段がないので接近

●その他できること
錬金術でいろいろ

●長所
探索者として狂気に免疫があるので逆境に強く、恐怖と威圧に動じない

●短所
詰めが甘く、天然

ユーベルコードは指定した物をどれでも使用
多少の怪我は厭わず積極的に行動
他の猟兵に迷惑をかける行為はしません
例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
あとはおまかせ。よろしくおねがいします!


神代・セシル(サポート)
西洋妖怪のウィザード×寵姫です。
 
口調 普通(私、あなた、~さん、です、ます、でしょう、ですか?)
先輩の前では 謙虚的(私、~先輩、です、ます、でしょう、でしょうか?)」

UCと技能は自由に使ってください。

他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
あとはおまかせ。よろしくおねがいします!


カツミ・イセ(サポート)
「僕の神様は言ったよ。郷に入りては郷に従えと」
「僕に出来ることだからね」

神様に作られたミレナリィドール、勝ち気で大人びた僕娘。イメージは水。
口癖が「僕の神様は言ったよ」
『偽装皮膚』の影響で、球体関節が普通の関節に見えるよ。

ユーベルコードは指定した物をどれでも使用。加護で治るから、大怪我しようと厭わず積極的に行動するよ。
遠距離は『水流燕刃刀』を伸ばすよ。
近接戦では『偽装皮膚』を水のような刃にして、咄嗟の一撃を放つことがあるよ。このときは球体関節が見えるんだ。

他の猟兵に迷惑をかける行為はしないよ。
また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしないんだ。
あとはおまかせするから、よろしくね!



「さて、猟書家戦のサポートか……」
 銀行内に侵入しアーティファクトを手にしながら朝霞・蓮(凌駕の先・f18369)は上――ヒーローズアースのバイオモンスターを担当する猟書家『ドン・ガルシア』がいる最上階を見上げる。
「とはいえ、僕はあくまでサポート班だ。決着はレベッカと同行した猟兵達に委ねるとしようか」
 そう告げると同時に日本刀型のルーンソードたるアーティファクト『百膳』を鞘から抜き放ち、ボスである『ドン・ガルシア』と合流しようと試みるガルシア・ファミリーの構成員を切り裂き、オブリビオンではない者は無力化に留めながら合流を阻止していた。
「オブリビオン化している者もそこまでの練度を有しては居ないね。強大な『個』に依存した体制のツケと言う奴かな?」
 無力化したガルシア・ファミリーのメンバーをグリモア猟兵を介して回収してもらい、再び合流を試みるガルシア・ファミリーの捜索を続ける蓮。

「残念ですが、ここを通すわけにはいきません」
 そう凛として無表情ながら強い意志を込めてガルシア・ファリミーのメンバーを薄青色な実体がない光の剣【レオナルソード】を振るって打倒しているのは、神代・セシル(夜を日に继ぐ・f28562)。
 西洋妖怪としての魔力や妖力を【レオナルソード】に込めて魔法剣戦を挑むセシル。
「フッ……!」
 雨霰のように撃ち込まれる弾丸を【レオナルソード】から展開したオーラの光が障壁となって遮っていく。
 その隙をついて身体に魔力を注ぎ込んでの高速移動。それはオブリビオン化していないメンバーの者には残光としてか映りはせず、やがて剣の斬撃によって無力化される。
 やがて、セシルが身体に魔力を祖s義込むのを止めた時に倒れていないガルシア・ファミリーのメンバーは存在していなかった。
「けれど、決着をつけられるのは……」
 上空を見上げ、最上階で行われるであろう猟兵とレベッカ、対峙する『ドン・ガルシア』との最終決戦を想い、セシルは瞠目する。

「さて、もうそろそろ始まる頃かな?」
 カツミ・イセ(神の子機たる人形・f31368)は打倒したガルシア・ファミリーのメンバーを駆けつけたヒーローと警察に引き渡した所にレベッカと同行した猟兵が最上階に到着したことを察知し、銀行の外から最上階を見上げる。
「さて、ここからはサポート班の猟兵には立ち入れない領域……ん?」
 と、そこに何かを察知して振り向くカツミ。視線の先には護送車があり――
「成程ね、透明化か何かのユーベルコードかアイテムかな?ともかく、やらせはしないよ?」
 瞬間、清浄なる水の力を秘めた蛇腹刀【水流燕刃刀】が不可視の状態となって護送車を襲おうとしたガルシア・ファミリーのメンバーを打ちのめす。
「さて、これで後腐れはなし……」
 そう呟いて再び銀行の最上階へと視線を向けるカツミ。その視線は正に、人から神へと至った存在の別御霊に相応しい威風を有していた――

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​

ポーラリア・ベル
引き続き銀行ロボを倒しに……わ、ボスなのだわ!?
多分この手のメカには自爆装置がつきものだから、【空中戦】【残像】で逃げ回りながらそれっぽいボタンを押して回りつつ、
巨人さんの攻撃はUCの氷手と【怪力】でせり合うよ!

わ、レベッカお姉ちゃんいたんだ!巨人さん足止めするので精一杯だから、今の内に何かお願い!
(攻撃とかー、ロボットさんの武器使ったりとかー)

巨人さんに隙が出来たら【力溜め】も使って、氷のおっきな一撃をどーんだよ!


火土金水・明
「私は猟兵組織『秘密結社スナーク』の一員、『魔法少女ブラックマルス』。」「オウガ・フォーミュラに従う猟書家達を滅ぼす者です。」
【POW】で攻撃です。
攻撃は、【継続ダメージ】と【鎧無視攻撃】と【貫通攻撃】を付け【フェイント】を絡めた【銀色の一撃】で、『ドン・ガルシア』を攻撃します。相手の攻撃に関しては【見切り】【残像】【オーラ防御】で、ダメージの軽減を試みます。
「(攻撃を回避したら)残念、それは残像です。」「私の役目は少しでもダメージを与えて次の方に。」
アドリブや他の方との絡み等はお任せします。



 ――始まりは、爆炎だった。
 レベッカが最上階の扉をあけ放ち、『ドン・ガルシア』の姿を認識した瞬間に莫大な熱量を有した炎が猟書家に叩き込まれる。
「わ、凄い炎なのだわ!」
「そうですね。生体変換の一種と言うだけでなく狐……いえ妖狐の能力も引き継いでいるように見えますね」
 その業火を見てポーラリア・ベル(冬告精・f06947)と火土金水・明(夜闇のウィザード・f01561)は感嘆の表情を浮かべる。
 ――その怒りの炎は、『ドン・ガルシア』に届きはしても膝をつかせることは出来ていないと確信しながら。
 爆炎が晴れた先、スーツを僅かに焦がすだけのマフィアのボスを見つめ、レベッカは苦々しい表情で告げる。
「……これはまた、馬鹿げた力を有しているようね」
「オブリビオン化と言うのはそういうものです。ここからは約定通り私達猟兵のサポートに回っていただきますよ」
「うんうん、それじゃあ任せるね!」
 歩み出す『ドン・ガルシア』を見てレベッカの盾となるよう立ちふさがる明とポーラリアの二人。
 その姿を見てバイオモンスターを司る猟書家は子馬鹿にしたように鼻を鳴らし、首のない巨人型バイオモンスターへと変身していく。
「さて、ここで名乗って起きましょうか……私は猟兵組織『秘密結社スナーク』の一員、『魔法少女ブラックマルス』。オウガ・フォーミュラに従う猟書家達を滅ぼす者です」
 その首のない巨人型バイオモンスターを見上げながら名乗る明。
 銀の剣を取り出すと同時、彼女お得意の残像が出るほどの高速移動を用いて攻撃を仕掛けていく。
「残念、それは残像です」
 そして、お決まりのセリフを告げて攻撃を躱しながら気を伺っていく。
 その補佐をするのは、フェアリーとしての小柄な姿を利用して高速移動するポーラリア。
「多分この手のメカには自爆装置がつきものだから……レベッカお姉ちゃん!巨人さん足止めするので精一杯だから、今の内に何かお願い!」
「え?……成程ね。地の利を得る……いや、創り出すってわけね?」
 そのポーラリアの言葉に笑みを浮かべるレベッカ。
 二人の猟兵が巨人化した『ドン・ガルシア』の気を引いている今を狙って、まず最初に最上階の観察を始める。
「……あった、ここに隠し通路があるのね」
 念のため幻術で透明化し、隠し通路がある壁を叩くレベッカ。
 壁の中は空洞となっており、叩くと反響が響いてくる。
 その事をレベッカが確かめたと同時、バイオモンスター化した『ドン・ガルシア』の一撃が2人の猟兵を狙って繰り出され、爆音を鳴り響かせる――

「……もうすぐ、でしょうか?」
「もうすぐだと思うよー」
 そうして、『ドン・ガルシア』が変身したバイオモンスターの相手をしている明とポーラリアの二人。
 彼女たちはある時を待って巨人型バイオモンスターの猛攻をしのいでいる。
「と、今でしょうね」
「じゃあ、またねー」
 と、そこで急に窓を突き破って逃走を図る猟兵二人。
 そのレベッカを置いていくような行動に『ドン・ガルシア』は困惑し、そこで彼はレベッカがどこにいたかに思考を巡らせる――

 と、同時に最上階が吹き飛んだ。

「レベッカさんは偽装工作やテレパシーも幻術の一環として使えるのですね」
「まぁ、伊達にこの野郎と戦ってきたわけじゃあないし」
「凄いねー。あ、そう言えば『ドン・ガルシア』は……」
 ――二人の猟兵が『ドン・ガルシア』の気を引いている隙にレベッカが銀行内の自爆装置を見つけ、その爆発に巻き込んで『ドン・ガルシア』を倒すという作戦。
 それはレベッカが爆発の際に通達される警告音等を起動させないよう工作し、その意図をテレパシーで二人の脳内に直接伝える事で形となった。

 そして、『ドン・ガルシア』は瓦礫から這い出て逃げようとする所をポーラリアのユーベルコード『霜雪巨人の氷手(フローズンワンダーハンド)』で止めを刺されたのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2021年06月30日
宿敵 『スーパー銀行ロボ』 を撃破!


挿絵イラスト