銀河帝国攻略戦⑧~先陣を切って守り抜け
●暗雲の行く先は
勝利を掴むため着実に作戦を遂行し、帝国の大要塞『エンペラーズマインド』へ差し掛かっていた。『解放軍』は、防衛艦隊を迎撃すべく身を奮い立たせ果敢に挑むのであった。
『解放軍』のスペースシップを見やり、ふっと嗤ったのは『エンペラーズマインド』防衛艦隊の指揮官だった。
「所詮は素人の集まり、か……此方の勝利も見えたな」
余裕綽々と呟く彼はさてはて、吉と出るか凶と出るか。
●傷付かないためには
「集まってくれて、ありがとう♪」
招集に応じた猟兵たちに対し、呑気にお礼をしたのは宮前・紅(絡繰り仕掛けの人形遣い・f04970)だ。
「さて、と。挨拶が済んだところで、本題に入ろうか!
実は俺、ある予知を見てね。銀河帝国攻略戦が始まっているのはもう知ってるよね?」
そう紅が問いかけると、頷くものが大半であろう。皆の反応を待ったのち、紅は言葉を続ける。
「大要塞『エンペラーズマインド』の防衛艦隊が、『解放軍』のスペースシップを混乱に乗じて攻撃してくることが、予知できたんだ。」
彼の話を聞く限りではこうだ、こちら側が防衛艦隊を凌駕するほどに戦力を拡充したことにより、銀河帝国の勝利が危ぶまれてきた。だがこちら側の『解放軍』のスペースシップは移民船団。大規模な艦隊戦は経験がない。つまり艦隊戦において全くの素人だった。そこに目をつけた帝国軍が、開戦直後は混乱するだろうと予測し、『エンペラーズマインド』の防衛艦隊が向かってきているのだという。
「『解放軍』のスペースシップのある程度混乱が収まり、秩序をもって戦えるようになるまでの間、猟兵たちには前衛部隊を叩いて欲しいんだ」
そう言うと、彼は間をおくことなく話続ける。
「外部から攻撃して、戦艦の外壁を破壊し内部に突入。そして、戦艦の指揮官を撃破し、敵の戦力を大幅にそ削ぐんだ。これは、猟兵の君たちにしか出来ない事だよ。」
曇りない瞳で語る彼には、強い意思を感じとることが出来るだろう。
「君たちなら、きっと救ってくれるって信じてるよ。この戦争を一刻も早く終結させるために、君たちの力を貸して欲しいんだ。」
猟兵たちは静かに頷くと、スペースシップワールドの『エンペラーズマインド』防衛艦隊の前衛部隊を撃破すべく向かっていくのだった。
LichT
はじめまして、もしくはお世話になっております。LichTです。
このシナリオは、「戦争シナリオ」です。
1フラグメントで完結し、「銀河帝国攻略戦」の戦況に影響を及ぼす、特殊なシナリオとなります。
皆様には、大要塞『エンペラーズマインド』の防衛艦隊、前線部隊、指揮官を撃破し『解放軍』の援護をお願い致します。
皆様の素敵なプレイング、お待ちしておりますので何卒よろしくお願い致します。
第1章 ボス戦
『帝国騎士』
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POW : インペリアルブレイド
【念動力を宿した「飛ぶ斬撃」】が命中した対象を爆破し、更に互いを【念動力の鎖】で繋ぐ。
SPD : ダークフォースバリア
自身に【鮮血の如きオーラ】をまとい、高速移動と【赤黒い電撃】の放射を可能とする。ただし、戦闘終了まで毎秒寿命を削る。
WIZ : インペリアルフラッグ
【念動力で形成した帝国の旗】が命中した対象にダメージを与えるが、外れても地形【を『帝国の領土』であると見る者に認識させ】、その上に立つ自身の戦闘力を高める。
イラスト:Jambo
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
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種別『ボス戦』のルール
記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※このボスの宿敵主は
「💠山田・二十五郎」です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
レド・ダークライト
【他の人との絡み歓迎】
指揮官を討つ、なかなか楽しそうだ。
あれに血が流れているのかが気になるところだな。
慎重に近づき、「鎧砕き」の要領で壁を破壊する。
中に入れればこちらのものだ。
「聞き耳」を立て周りにも気をつけながら相手の攻撃を「見切り」、隙を伺って【殺戮の血煙】で斬り裂く!
「二回攻撃」で追撃を加えながら確実にやつらを叩き潰してやろう。
春日・釉乃
【連携・アドリブ改変OK】
巨大な戦艦が相手なら、こっちも奥の手を使うしか!
鎧装騎兵姿で出撃し、背部に接続した『ヴァリアブル・エクシード・ブースター』の[ダッシュ]の力で一気に踊り出る
味方に後退指示を出してから、一撃離脱の戦法でユーベルコードの【蒼き清浄なるセカイのために】を使用
鎧装騎兵用のアトミックバズーカを発射して、[鎧無視攻撃]の破壊力で敵を一網打尽に追い込む!
「ミディア・スターゲイザーの理想を掲げる為に…! 銀河帝国攻略戦、成就の為に…! エンペラーズマインドよ!私は帰って来た!」
ある程度の損害を与えられたら、救済の炎を沈下させ…後続の友軍に残存戦力の掃討を任せて、この宙域から離脱するね
遠呂智・景明
アドリブ、他の参加者との連携絡み歓迎
まずは侵入路の確保だな。
これだけでけぇんだ、どっかに綻びがあるだろう。
【見切り】で敵の戦艦の弱ってる部分を見つけて【鎧無視攻撃】【傷口をえぐる】一撃を叩き込んで外壁をぶっ壊す。
んで、侵入したらさっさと敵の親玉んとこに向かうぞ。
【風林火陰山雷 火の如く】を使って炎を纏いつつ高速移動で敵に斬りかかる!
【2回攻撃】で敵を焼き斬る斬撃を連続で放射して可能な限り連続攻撃を続けるぞ。
【残像】【フェイント】【殺気】で敵の的を絞らせねぇように立ち回ることも忘れねぇ。
互いに時限式、だがこっちにゃ頼れる連中もついてる。ってことは負けはねぇよな!
高野・エドワード
戦艦の外壁を破壊して内部に侵入…か…。
うーん、僕頭脳派?だからちょっと難しいな………ということで、力自慢のその君!頑張ってくれ!!
【WIZ】
近くに同じように内部に突入しようとしている仲間がいたらそれに便乗して一緒に入るよ♪
…いなかったらちゃんと頑張る【瑠璃花弁の嵐】
中に入ったらそこからは速さ勝負だよね!
引き続き【瑠璃花弁の嵐】を全力で発動しつつ空中を飛び回るよ。
攻撃された場合は可能な限り動きを止めず、空中や壁を蹴って緊急回避。【飛翔】を補助に使えそうなら使いたいな。
《空中戦・全力魔法・高速詠唱・見切り》
どうしても避けきれないときは《オーラ防御》でなるべく軽減できたら良いな。
アドリブその他OK♪
●Orphée aux Enfers
『エンペラーズマインド』防衛艦隊の前衛部隊の様子を見つめる4つの影があった。
菖蒲色の瞳を持った厳貌な青年、レド・ダークライト(紅き閃光・f01284)。
赤朽葉の瞳を持つ艶麗な少女、春日・釉乃(”CHIPIE”・f00006)。
唐紅の瞳の佳容な青年は遠呂智・景明(さむらいおろち・f00220)。
浅縹色の瞳の綽約とした青年、高野・エドワード(愛のガチ勢・f00193)だ。
4人は協力すべく、戦況を確認していた。
「指揮官を討つ、中々楽しめそうだ。……と、そう言ってる場合じゃないな」
レドはこれから始まる戦いに思いを馳せる間もなく、本題に戻す。
「先んじて事を進めるのなら、先ずどうすべきか。」
「先ずは、侵入路の確保だろ。これだけでけぇんだ、どっかに綻びがあるだろう」
景明はレドに提案をすると、防衛艦隊の前衛部隊をちらりと見やる。
「んで、侵入したらさっさと親玉んとこに向かった方が良いかも知れねぇな」
「ええと……レドくんに景明くん。ちょっと良いかな?」
景明とレドの2人がそう会話をしていると、ついさっきまで会話を聞いていたエドワードは声をかけた。
「外壁を破壊する方は、皆に任せたいんだ」
適材適所ってあるからね、と言うエドワードの言葉には他の3人も納得がいくだろう。全員が外壁を破壊することだけに集中してしまったら、指揮官を倒すことはおろか、戦力を削ぐことすら出来ない。そういった危惧からの提案だった。
「……巨大な戦艦が相手なら、こっち奥の手を使うしか!」
ずっと黙ったままだった釉乃が開口一番に言ったのは、その言葉だった。
「あたしにいい作戦があるんだ!そのためにはレドに景明に、エドワード、3人から手伝って貰いたいことがあるんだ」
防衛艦隊の前衛部隊は、着実に此方のスペースシップを攻撃すべく動き出していた。前衛部隊の旗艦は他の艦隊よりも大きく、目立って見えた。
「さぁ、行くぞ景明!」
「はいよ!じゃ、ちゃっちゃと壁壊して、親玉討ちに行くかねぇ」
レドと景明の2人は、旗艦の外壁目掛け飛び出す。
「(さぁて、この戦艦の弱点は……っと、あったあった)」
景明は冷静に戦艦の全体を視ていた。これだけの大きさのものを視ることは、猟兵であっても中々無いだろう。普通、これだけの大きさのものを見定めるには、時間がかかってしまうものだ。
そう──普通だったらの話だ。
景明はこの点において抜きん出ていた、それは別格とも言えよう。
敵の弱点など取るに足らない。
景明のなかに眠る、これまでの記憶と経験が力を呼び起こすのだ。その行為、行動もまた景明にとっては、無自覚であろうが。
「レド!侵入するんだったら、北北東の前頭外壁だ!」
「そうか、成る程。司令長官室の壁横か!」
「司令長官室の空間が広いみたいでな、弱点が1ヶ所あったのさ」
後方から景明の指示が飛ぶ。レドは了解とばかりにその言葉を受けると、素早く尚且つ慎重に外壁へ近付く。大きく振りかぶったその手には、【鮮血の黒剣】が握られていた。異端の血を啜るその黒剣は、禍々しく異様な気を放っていた。
レドは厳貌な容姿、性格とは裏腹に、美しい剣術を身に付けていた。豪快で快活な技ではあるのだが、レドの隙のない身のこなしは、誰もが感嘆の声を上げるほどに美しい。
それはレドの性格的なものがあったからなのだろうか、それとも由緒正しき血筋故か、師の教示の賜物か──いや、恐らくレドはその全てをも持ち合わせていたからこそ、こんなにも誠実な剣術を身に付けることが出来たのだろう。
レドは後方からの仲間の攻撃用意とタイミングを合わせ、そして一撃を喰らわす!
「「壊れろぉぉぉ!」」
2人が叫ぶのと同時に音門破裂音が鳴り響く。
ドゴォォォォォォォン!!
防衛艦隊の前頭部には抉られたような、粉々に粉砕されたようなどっちともつかない大穴が出来ていた。
「なんとか、やったみたいだね。レドも景明もやるじゃん」
様子を見ていた釉乃は、快活に笑みを浮かべる。
「さてと、僕らも行こうか!レドくんと景明くんに頼ってばかりはいられないからね」
「うん。そうだね。でもあたしの出番はまだ、だよ。手はず通りに宜しくね!エドワード」
「ふふ、可憐な女の子の頼みとあらば、作戦通りに行動しなきゃね。
大丈夫、僕は作戦を一蹴にはしないから」
そう言って、エドワードは内部に侵入すると、行動を開始する。
「(さて、と。ここからはスピード勝負だね)」
エドワードの持つ杖【自由と愛の杖ツィーディア】は美しい杖だ。浅縹色の美しい宝石が嵌め込まれ、自由の翼を模した、装飾の数々。彼は愛用している杖に優しく触れると、するりと杖の表面をなぞらえる。
「青き愛の洗礼をその身に刻め『瑠璃花弁の嵐(ブルースター・テンペスト)』」
静かにそう告げると、刹那。杖はふわりとエドワードの手から離れたように見えた。そして、瞬く間にエドワードの手からはあの愛用の杖が消えていた。
突如の出来事に前衛部隊は、困惑していた。宇宙空間であるはずのこの場所で、何故花弁が舞っていたのか。
嗚呼、なんて美しい。青い花弁──そう思ったのも束の間、彼らは事切れた人形のようにくずおれた。
そうこれはエドワードのユーベルコードだった。彼は愛に生き、愛の為に活きる探求者である。エドワードは種別、性別、次元を超え愛する。宇宙(そら)を舞うブルースターの花は、儚く散る彼等のための餞か。
「ブルースターの花言葉はね『幸福な愛』。
せめて、最期になるのなら幸福な愛に包まれて。
儚くも散ってしまう君たちへの餞になりますように」
そう、祈るようにエドワードは言葉を紡ぐ。
帝国騎士はエドワードの攻撃に一瞬怯んだ。だが、帝国騎士も一筋縄ではいかない相手。エドワードに向け念動力で形成された帝国旗を振りかぶる。旗に当たって仕舞えば、エドワードはダメージを受けてしまう。
「(くっ……ギリギリ間に合うか!?)」
回避がギリギリ間に合うかどうかの瀬戸際。
その刹那─────。
「侵略すること火の如く。燃え盛る炎の如き一撃を見せてやるよ『風林火陰山雷 火の如く(フウリンカインザンライ・ヒノゴトク)』」
帝国騎士とエドワードの間に入る、焔を纏った影があった。焔を纏っていた影の正体は景明であった。
景明は間に入るまもなく、すかさず斬撃を繰り出す。炎々と燃え盛る火焔は、業火を思わせるほど。帝国騎士に1連、2連、3連撃と喰らわせると、また素早く移動する。纏った火焔は景明のユーベルコードによるものだ。燃え盛る火焔を纏い、高速移動で相手を焼き斬る攻撃を2回加える。
「景明くん!助かったよ!」
「どうってことねぇさ。エドワード。隙を作ってくれたこと感謝するぜ。」
エドワードが救護してくれた景明に感謝を述べる。
「我が力で敵を断つ!散れ!『殺戮の血煙(サツリクノチケムリ)』」
キィィィィィィン!
鋭く擘くような金属音が鳴り響く。帝国騎士が居る場所が一閃し、帝国騎士の纏う鎧が傷付けられていく。負けじと帝国騎士は念動力で斬撃を飛ばすも、するりとかわされてしまう。
「景明!エドワード!」
「「レド!
レドくん!」」
2人が合流する間に、帝国騎士に斬りかかったのはレドだったのだ。レドが放った斬撃は、ユーベルコード『殺戮の血煙』だ。黒剣が命中した相手を切断し、相手に深手を負わせる攻撃だ。
3人の猟兵の連携技は、帝国騎士に隙を与えない。
それに追い討ちをかけんとする少女の姿が1人あった。
「またせたわね。ありがと、3人共。此処からはあたしの出番よ!」
そう告げる釉乃の言葉を聞くと、レド、景明、エドワードの3人は防衛艦隊から距離を取る。
「(本当に、頼もしい仲間だよ。あたしも頑張らなきゃ。負けてらんない!)」
3人には陽動隊として敵を、帝国騎士を一点に誘き寄せて貰ったのだ。
釉乃は武家の名門「春日一族」の子孫であった。そのため、幼い頃より「春日流野太刀術」を父親に仕込まれていた。釉乃が戦術を身に付けていたのは、釉乃にとっては至極当然のことだった。陽動作戦を提案した釉乃はあることを実行しようとしていた。
「ミディア・スターゲイザーの理想を掲げる為に…!
銀河帝国攻略戦、成就の為に…!
エンペラーズマインドよ!
私は帰って来た!『蒼き清浄なるセカイのために(ヌカファイア)』」
釉乃が実行した事──それ即ち一撃離脱の戦法を取ることだった。
戦略級の報復兵器を放つと、その報復兵器は放物線を描き帝国騎士へ直撃!帝国騎士に命中した兵器はその身を燃やしていく。美しく煌々と光る人類救済の炎は、帝国騎士の身体だけではなく辺りに居た前衛部隊をも、燃やし尽くしていった。命中した相手を燃やし尽くすその報復兵器は、帝国騎士だけでなく前衛部隊にも当たっていたのだ。──勿論それも釉乃の計算通りだ。
「これで、相手の動きは封じたよ。」
救済の炎──それは敵をも圧倒する美しい炎だった。此方にとっては敵でも、彼等にも掛け替えの無い友人がいて、愛すべき家族がいて、守るべき場所がある筈だ。そんな、彼等への餞としての意味合いも込められていたのかもしれない。
真実は彼女だけが知っている。
釉乃は救済の炎を沈下させると、するりと踵を返し立ち去る。
レド、景明、エドワードの3人も宇宙(そら)を離れるとまた新たな行動に映るのであった。
こうして4人の猟兵の活躍により、帝国騎士が倒されるまでは時間の問題となった。
破滅の時は刻一刻と近付いている。
To Be Continued?
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
ガルディエ・ワールレイド
音に聞く帝国騎士には興味が有った
我こそは黒竜の騎士ガルディエ!
守るべき民の為にテメェを討つ!
◆侵入方法
自分自身を【竜神気】で動かして宇宙船に突進
【竜神気】と物理攻撃の合わせ技で外壁を破壊して帝国騎士を狙うぜ
◆戦闘
武装は【怪力】【2回攻撃】を活かすハルバードと長剣の二刀流。
【武器受け】で自分や仲間への攻撃を弾くし、仲間に通ってヤバそうな攻撃は【かばう】
近接攻撃が命中すれば【生命力吸収】
【竜神気】での攻撃も体勢崩しを兼ねて織り交ぜる
【インペリアルブレイド】対策
【殺気】を読んで飛ぶ斬撃回避を狙うが、避けられねぇ時は【竜神気】で敵を引き寄せつつ、【ダッシュ】で間合いを詰めて相討ち上等の【捨て身の一撃】
サラ・ノアール
解放軍の援護ね。そういうの得意よ!
指揮官まで一直線!お覚悟~
チェーンウィップの「範囲攻撃」「なぎ払い」で前線部隊をあしらって
帝国騎士へ駆け抜けたらまずは「先制攻撃」。アサルトメイスを「衝撃波」「2回攻撃」で叩き込むわ。
敵の攻撃は「オーラ防御」しつつ「見切り」「カウンター」で
身喰らう鎖蛇を放つ隙を伺う感じね。
危なくなったら「逃げ足」「ダッシュ」、チェーンウィップで「ロープワーク」を駆使して離れるわ。
「コミュ力」で連携できそうな他の猟兵と合わせて戦いたいわね
アドリブ大歓迎よ!
リステル・クローズエデン
突入作戦ですか。
一気に大将をとることができれば楽ですが……
そういうわけにもいきませんか。
突入時は、宇宙バイク〈プロトコメット〉に騎乗し
『騎乗4、空中戦1、ダッシュ5、ジャンプ6』
『迷彩1、目立たない1』を駆使して艦内を移動。
指揮官を探します。
指揮官との戦闘時は、バイクからおります。
【呪炎武装】
『2回攻撃7+属性攻撃6、フェイント2、見切り4、鎧砕き6』
刀に赤きオーラを迷わせてフェイントを交えての連続攻撃を行う。
相手の攻撃は
『見切り4+残像2』で回避
『武器受け6+オーラ防御10』で鞘で受け止める。
無理なら『オーラ防御10+激痛耐性3』で耐える
念動力の鎖で繋がれたら
『怪力6』で逆に動きを封じる
カイム・クローバー
なるほどな…開戦直後の混乱を狙って帝国連中は動いてる訳か。狙いは悪くねぇが、連中にとっての誤算はこの依頼に俺が居たことだ!(ドヤ)
俺はこの戦争以外じゃ、この世界にほとんど馴染みがねぇが…随分と息苦しそうな仮面付けてやがる。こいつ(ダガー)で外すの手伝ってやるぜ!
POW判定で近距離戦に持ち込むぜ。【二回攻撃】【鎧砕き】【早業】とUCで正面ではなく死角から攻撃。最終的な狙いは宣言通り、頭部だがそこに至るまでの布石として攻撃を出しとくぜ。騎士の攻撃に対しては【見切り】で対処。鎖で繋がれたんじゃ、死角からって訳にはいかねーから、飛ぶ斬撃とやらをどう捌くかだな。特に最初の接触時は警戒度マックスだ。
●小敵と見て侮る勿れ
時は遡り、十数分前。此方でも戦況を確認していた者たちの姿があった。
「(……んー。侵入してからが俺の本領発揮の見せ所だし、誰か協力できる奴は居ねぇか、ってあれ?)」
そう思いつつ辺りを見回している、双眸が菫色をした青年が居た。彼の名はカイム・クローバー((自称)凄腕イケメン狼盗賊・f08018)だ。
カイムは、ある一点を注視する。視線の先には援護に駆けつけていた、ガルディエ・ワールレイド(黒竜の騎士・f11085)の姿があった。
「よう!ガルディエじゃねぇか!」
「おう!カイム。お前も援護に駆けつけてたんだな」
2人は握った拳をコツンとぶつけ合うと、笑顔で話始める。カイムもガルディエも同じ、あるギルドに所属している。だからこそ2人は顔の知れた仲間であった。
「ここであったのも何かの縁だ。協力しようぜ」
にっと笑ってガルディエはカイムに提案すると、快諾する。
「勿論だぜ!俺も協力を仰ごうと思ってた所だ」
「しかし、大きさが桁違いだな。俺たち2人で行動してもいいが、もう少し協力者が欲しい所だ」
「だったら、私たちも協力させて!」
2人が会話していたのを聞いていたのか、サラ・ノアール(明るく繋がれた鎖・f03336)が声を掛けてきた。その隣には、灰色の装甲を纏った宇宙バイク【プロトコメット】に股がった、リステル・クローズエデン(なんか青いの・f06520)が居た。
「僕も協力します……指揮官を探すのなら任せてください」
この提案を拒否する理由も見当たらない、カイムとガルディエは、喜んで仲間としてサラとリステルを共に迎い入れた。
「仕切り直して、仲間が4人になったんだし。色々作戦立てていこうよ」
サラはそう言うと防衛艦隊の首尾を見やる。
「どうやら、首尾の方から侵入を計ってる猟兵も居るみたい」
「なら……艦の背後は手薄になりやすいと思います」
サラの言葉を聞いたリステルは、そう言い防衛艦隊の後方を指す。
「手薄になるんだったら、僕の【プロトコメット】で指揮官の元に最短で辿り着くことも可能でしょう」
愛用の宇宙バイクに視線を向け、言葉を続ける。
「突入する際、なるべく大きい音を出さずにいきましょう。……手薄になる利点を保つ為にも」
「じゃあ、俺が外壁を壊す。外壁を壊すのは1人でも出来るし、俺だけならそんなにでけぇ音は出ないだろ」
リステルにガルディエが提案をする
「うん、じゃあお願いします」
「後は、指揮官の帝国騎士まで一直線!」
「その後は俺たちの力の見せ所だぜ!」
カイムもサラもそう快活に言うと、4人は慎重に防衛艦隊の後方へ移動したのだった。
「準備はいいか?俺が外壁を壊したら、3人はすぐ突入しろよ?」
3人が突入したら俺も後から追い付けるようにすると話すガルディエは、外壁の一点を見つめていた。
「(リステルの言った通り、此方は手薄だな。
……アイツ見かけによらず、俺より一回り位歳が上だもんな。伊達に歳食ってないってか。見た目で決めつけるもんじゃないな)」
リステルの予測通りなことに感心しつつも、しみじみとそんな事を考えて始めて、飛躍してしまった思考を今に戻す。
「(違うな。今集中すべきは"外壁を壊すこと"だ)」
ガルディエの手には【複合魔槍斧ジレイザ】──ハルバードが握られていた。愛用のハルバードを構え、ガルディエはタイミングを計る。
ドガンッッッッ!
見事、当たった攻撃は外壁を突き破り、ある程度の大きさの穴を作り出していた。そうして、ユーベルコードを使う事なく壁を破壊する事で、外壁を破り且つ体力温存に努める事にも成功した。
「……行きましょう」
此処からが勝負処だった。指揮官まで走り抜ける為にも、リステルは宇宙バイク【プロトコメット】に乗り、一気に加速、空中を切って防衛艦隊の内部へ侵入した。
「(時間が経ち過ぎると、作戦が崩れちゃうからね)」
リステルの侵入様子を見ていたサラは行動開始。すかさず防衛艦隊内部へ侵入をすると、前衛部隊人数も殆ど居らず手薄になっていた。
「……守備体制がずさんだね。あんなに首尾に集中してちゃあ、簡単に挟み撃ちされるよ。」
「だから、俺たちがずさんな守備を突いて、挟み撃ちにするんだろ!」
思わず口に出してしまったリサの言葉に、カイムはにっと笑って相槌を打つ。
「そうね!じゃあ、早く終わらせるわよ!」
くるりと華麗に動くリサは【チェーンウィップ】を持ち、内部に居た前衛部隊の残党をあしらう。次々と広範囲に広がる攻撃は一切の敵をも排除する。
「お、さんきゅ。これで通りやすくなったな。」
カイムはそう言うと、艦内を走り抜ける。
「(混乱に乗じて動く帝国連中の狙いは悪くねぇ、悪くはねぇが……)」
そう思った所で、笑みを溢す。カイムは自信があった──いや自分の力を信じていた、という方がしっくりくるだろう。信じることもまた才能だ。
仲間を信じ、自分を信じ、カイムも帝国騎士の居るであろう首尾へ向かう。
──此処までが数十分前の出来事である。
そして現在、4人は帝国騎士の元に辿り着いていた。
辿り着いた時には、帝国騎士はかなりのダメージを負っていた。これも他の猟兵が攻撃を与えたから、なのだろう。様子を見るに、どうやら一撃で倒すことは叶わなかった様だ。
「これなら、簡単に倒せそうだ」
そう言うガルディエは、気を緩めることはせず、寧ろ警戒していた。
ガルディエの行動原理はいつも、"騎士道精神のもと守るべき民を救う"にあった。口調は粗暴だが根は優しいのだろう。でなければ、"民を守りたい"だなんて思わないし言わない。極寒の辺境で大切に育てられてきたことが、彼に優しさを培わせた理由だったのかもしれない。
「音に聞く帝国騎士には興味が有った。
我こそは黒竜の騎士ガルディエ!
守るべき民の為にテメェを討つ!」
帝国騎士と対面し、そう告げると同時に帝国騎士のもとへ駆け出す。帝国騎士はインペリアルブレイドを放った!が、しかしガルディエに当たることなく、念動力の斬撃はあらぬ方向へ飛んでいった。その間にもガルディエは5m、3m、1mと帝国騎士との間合いを詰めていく。距離を取ろうと、帝国騎士が動いたその時だった。
「悪ぃな。そこも俺の間合いだ『竜神気(ドラゴニック・フォース)』」
ガルディエは帝国騎士に攻撃を放つ。ガルディエのユーベルコードは、己が内から湧き出る異端の神の力を放ち、遠距離にいる対象を攻撃するものだった。
「(おー、恐い気を放ってんな。こっちまで気圧されちまうぜ。)」
ぞわりと冷や汗をかくような悪寒が、身体中を巡る。その理由が次元を超越した存在の力だと、カイムはなんとなく感じ取っていたのだ。
ともあれ、ガルディエの行動により、帝国騎士は体制を崩す事になった。
そのチャンスを逃すまいと、その人物は動く。
「お覚悟~!」
サラは帝国騎士のよろめいた体を、【アサルトメイス】で1、2回と攻撃!帝国騎士の体からは、聞こえてはいけないようなバキッ、ドゴォッ、ガンッと、鈍い音が鳴り響く。ガルディエ、カイム、リステルの3人は、鳴り響く痛々しい音に自分たちまで同情してしまいそうな気さえしてきた。
「「「(え、えげつねぇ……。
えげつないぜ……。
えげつないですね……)」」」
3人が少し引いていたのにも気に留めず、サラは次の行動に移る。
「御命頂戴します!
でもアナタが悪いのよ?『身喰らう鎖蛇(イモータルチェイン)』」
自分の体の一部を鎖の蛇の頭部へと変形させると噛みつき、帝国騎士の生命を根こそぎ奪っていく。
サラは人間の一族が大事に使って、愛情を注いだ鎖から産まれたヤドリガミだった。感情の豊かさはその一族からによるものだろうか。快活で好奇心旺盛な彼女は周りを巻き込みながらも、この生活を謳歌しているのだ。
積み重ねてきた年月、経験、技術が彼女に最善の策を与えてくれる。そう、それが彼女の強みだ。何者にもとらわれない彼女の所感は、唯一無二。
「力が入らなければ、武器を持って攻撃することもできないわ!」
生命力を奪うそれは、帝国騎士のタフネスをも奪っていった。そしてサラは、突然ロープワークのように【チェーンウィップ】をするりと飛ばすと、勢いよく帝国騎士の頭上を飛び越えていく。
突然のサラの行動に驚愕する帝国騎士。隙が出来たのは言うまでもない。
「(驚いてる。気を引くことが出来た所で、あとは頼んだよカイム!)」
帝国騎士の死角に1人の青年が潜り込むと、青年は猛攻開始する。
目にも留まらぬ早業で、【愛用のタガー】を振るうと帝国騎士の体、四肢、頭目掛け斬っていく。
双刃の1連。疾風の2連。悠遠の宇宙(そら)駆ける3連撃。
「随分と息苦しそうな仮面をつけてんな!こいつで外すの手伝ってやるよ!」
「懐に潜り込んで斬る!こいつが極意ってやつだ『双刃疾駆(ブレイドスラッシュ)』」
カイムは、そう叫ぶと頭部に一点集中攻撃を喰らわす。
並外れた早業は、盗賊故だろう。カイムは報酬目的で猟兵をやっていた。実に盗賊らしい理由だ。そんな彼には、信念や正義は持ち合わせていない。だが──本当にそうなのだろうか?
カイムは戦闘においても何においても、無駄な殺人は避ける、そんな論理感を持ち合わせていた。それはもう立派な信念とも言えよう。
ユーベルコードで帝国騎士の頭部を斬り上げ、そしてすぐに斬りおろすと、帝国騎士の頭を切断!
ぐらりと揺れる帝国騎士の体が、その場に倒れ込む。
勝敗は決した──誰もがそう思った次の瞬間。
ヒュンッ!
「っ!?」
念動力で形成された、飛ぶ斬撃がカイムの体を掠めた。この攻撃は────
「「「(帝国騎士の……?)」」」
ガルディエ、カイム、サラの3人は帝国騎士が居る方を凝視する。
ぐらりと立ち上がった体躯はゆっくりと3人の方へ近付いていく、突然の事でサラは反応が遅れる。
「(まずい……このままじゃ!!)」
殺られる──そう攻撃を受ける覚悟をした刹那。
「紅き呪い。切り裂く炎となれ。『呪炎武装(ブレイズブレイク)』!」
真紅のオーラを纏わせた【紫紺の刃】が、帝国騎士の体を斬り上げる。すると斬り上げた部分から炎が燃え始めた。禍々しいような、そんな力を感じる呪いの炎。
これは、リステルのユーベルコードによるものだった。攻撃が命中した相手を呪いの炎で燃やす技だ。
故郷を探し彷徨い続けるリステルは此処で、こんなところで終わるわけにはいかなかった。記憶を失った彼女にとって、故郷を探すことは、自分自身を知ることに繋がるから、という理由なのだろうか。己が何者なのか、分からないのはきっととても辛い。
探し彷徨い続ける本意は、彼女の胸の内に。
結局、リステルのユーベルコードが止めとなり、帝国騎士の体は焼失した。リステルは呪いの炎を消し止める。
「帝国騎士として戦い貫くあなたも、探求者だったのでしょうか。
……いや、僕らとは相容れないでしょうね。きっと」
リステルはポツリと言葉を溢すと。この防衛艦隊を後にする。
その場に残った焼痕が意味するは、この救護戦の終結だった。
猟兵たちの活躍により『解放軍』のスペースシップへの被害は最小限に抑えられたのだった。まだ、終わることのない戦争を終結させる為に、猟兵たちは次なる戦場に向かうのだった。
Mission accomplished!!
大成功
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