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真田血風録〜悪餓鬼の凶宴

#サムライエンパイア #猟書家の侵攻 #猟書家 #真田神十郎 #剣豪 #上杉謙信 #魔軍転生 #宿敵撃破

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●悪餓鬼と仕事人
「さあ、憑装せよ!我らが同胞猟書家上杉謙信!」
 真田神十郎の持つ侵略蔵書「真田十傑記」から膨大な力が配下に注がれていき、完了するまでそう時間はかからなかった。
「さぁ、謙信殿。ご存じの通り兵は神速を尊ぶもの。委細をご承知いただけれぇぇっ!?」
 真田の口上が頬をつねられることで中断される。上杉謙信が憑装された悪餓鬼達はそんな素振りを欠片も見せずに真田の頬をつねったり、のしかかったり、武器を取り上げようとしたりとやりたい放題に動き回る。
「ふむ・・・なんというか童心に帰った気分だな。真田神十郎よ、比叡山に出家したくなったのだが構わないかな?」
「おやめくだされッ!」
 本日の真田の最初の役目は童心に帰った上杉謙信(憑装)の説得であった・・・・


「今宵は月がきれいだな・・・・」
 東海道にあるとある宿場町、満月が照らす裏路地を無造作に髪を束ね刀を帯びた女が歩いていた。
  彼女の名は静。その道に身を置く者達に名を知られた凄腕の剣客である。彼女は仲介人から依頼を受けて目的地までの旅の途中に何者かに尾行されているのに気づいた。
 最初は撒こうと思っていた彼女であったが、相手の執拗な追跡を受け逆に誘い出して始末したほうが早いと判断してこうして人気がない場所へと誘い出しているのだが・・・・
(逃げぬか・・・・それはそれで好都合だが)
 よほど愚鈍でなければ相手も自身の尾行に気づかれたと悟る頃合いだが、相手は逃げるどころか最早尾行を隠す気も無いようで露骨にこちらを追跡している。
「!!?」
 唐突にそれまで誰もいなかった前方に無数の気配が現れ行く手を塞がれる。それだけでなく左右の細道からも現れた者たちによって逃げ道を塞がれ完全に包囲されてしまった。
「・・・・成程、誘い出されたのは私という事か。」
「そう言う事だ。貴殿は凄腕の剣客をお見受けする。神妙に死を受け入れクルセイダーの軍勢に加わるがよい。」
 見た目とは裏腹に厳かに死を宣告する様々な体色の小鬼達に対して静は怯むことなく寧ろ笑みを浮かべながら刀に手をかけーー
「フフフ、そういえば子供を斬ったことなどなかったな・・・・小鬼ならば誰から文句は出るまいよ。」
 その笑みは血に飢えた獣のそれであった・・・・・

「サムライエンパイアで猟書家が確認された。」
 エハド・ショウヘル(統御の一・f31086)が猟兵達に告げる。
「今回確認されたのは真田神十郎とその配下の小鬼達だ。例によって超魔軍転生によって上杉謙信を憑装されて強化されている。」
 説明を続けながら彼女は一人の女剣豪の立体映像を投影し
「彼女が今回連中に狙われている剣豪だ。相当腕が立つようだが、さすがに多勢に無勢だただちに転送するので彼女を守りつつ敵を迎撃してほしい。」
 説明を終えた彼女は即座に転送ゲートを開いた。どうやら時は一刻を争うようだ・・・


紅時雨
今回はサムライエンパイアの猟書家戦をお送りします。
紅時雨と申します。
質の悪い悪ガキ軍団から剣豪(極悪)を守ってあげてください。

プレイングボーナス(全章共通)……剣豪を守る(本人もそれなりに戦うことはできます)。
 となります
今回登場のNPC
 静…今回狙われている剣豪です。凄腕の剣客で大金と引き換えに悪徳商人などの悪人を斬る仕事人を生業としています。この道に身を置く理由は「悪人なら斬っても当人以外誰も文句を言わないから」だそうです。剣刃一閃のユーベルコードを使えますが流石に憑装した敵や猟書家と単独で戦えるほどではありません。

戦場は宿場町の裏通りでやや狭いですが猟兵の皆さんには特に支障はありません。

オープニング承認後から断章投稿なしで受付を開始いたします。第2章は断章投稿時に告知いたします。相変わらず最低限度の運営となるかもですが宜しくお願い致します。
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第1章 集団戦 『色餓鬼』

POW   :    『熱血!』『クール』『紅一点💓』
戦闘力が増加する【喧嘩っ早いパワータイプの赤餓鬼】、飛翔力が増加する【ナンパ師なスピードタイプの青餓鬼】、驚かせ力が増加する【レアな女性種で、美少女な桃餓鬼】のいずれかに変身する。
SPD   :    『お気楽』『一匹狼』『…実は一番ヤバイ奴』
戦闘力が増加する【大食いで普通より2倍の身長の黄餓鬼】、飛翔力が増加する【寡黙で強者の風格を漂わせる黒餓鬼】、驚かせ力が増加する【地味だけど、無数の触手を生やせる緑餓鬼】のいずれかに変身する。
WIZ   :    「許してください、何でもしますから!」
自身の【見た目が人間の子供】になり、【涙ながらに命乞いする】事で回避率が10倍になり、レベル×5km/hの飛翔能力を得る。
👑11
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種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

ミニョン・エルシェ
景虎公の若年期といえば、信長公に劣らぬ奔放な行動で知られた方。
童心に返っているとなれば、回避出来ない状況を作るが先決ですね。

さて、【指定UC】を発動。召喚した喰屍鬼の一部は静さんの護衛に回し…残る我が喰屍鬼衆は思う存分、喰らい、増えるが良いのです。ゾンビパニックを心ゆく迄お楽しみ下さいませ。

喰屍鬼の無音の翅で敵に忍び寄る、又は私が囮になる事で注意を引き、噛み付ける状況を作り出します。1人に噛み付けたら、色鬼の姿を以って更なる敵に近付き噛み付き…ええ、気づいた時にはもう手遅れですとも。
物量で逃げ場を塞ぎ、貪り食わせます。

命乞いも策でしょうが、無駄なのもお約束。
次は春日山の城で戦いたいものです。



●れしでんとなイービル
「?何奴!?」
 最初に来訪者の存在に気づいたのは静であった。視線を向けた先にいたのは自分より小柄な少女ミニョン・エルシェ(木菟の城普請・f03471)。
「初めまして静さん、猟兵のミニョン・エルシェと申します。お助けに参りました。」
「・・・・ほう?」
 丁寧に自己紹介する彼女に興味深げに反応する静に気づくことなく
「景虎公の若年期といえば、信長公に劣らぬ奔放な行動で知られた方。童心に返っているとなれば、回避出来ない状況を作るが先決ですね!」
 何やら興奮したかのようにすごい勢いで捲し立て
「喰えよ、増えよ、地に満ちよ。味方は敵に、生者は不死者に、多勢は無勢に。…これが屍霊術師の本領ですとも。」
 八卦を描かれた銀覆輪宝珠軍配を掲げ彼女が呼び出すのは総勢93体の喰屍鬼の軍勢!
「なんと・・・面妖な。水晶屍人とやらか!!」
 思わず身構える静だが、喰屍鬼達は彼女に危害を加えることはなく寧ろ彼らの一部は守るかのよう取り囲み布陣していく。
「では、参ります!」
 そして彼女自身は長大な馬上槍鐵貫を構えて吶喊、小鬼達の群れに飛び込み自身に対して重すぎる槍を振り回しながら暴れまわる。
「・・・・!?囮か!」
 その無謀な行動を訝しげに観察していた小鬼の一人がミニョンの意図に気づいて空を見上げた時には既に羽音すら立てずに飛ぶ喰屍鬼の軍勢が目前に迫ってきていた。
 そして各所で乱戦が始まり戦うたびにミニョン側が優勢になっていく彼女の側からすれば喰屍鬼が一匹でも小鬼に噛みつければそこを起点に味方が増殖していくのに対して謙信が憑装した小鬼達は増えた分も対処しなければならなくなり空を抑えられたことも相まって卓越した戦術を駆使した迎撃にも限度があった・・・・
「ならば無駄を承知で試してみようか・・・・・助けろぉぉぉぉぉぉ!損はさせない!」
 最早進退窮まった小鬼の一人が命乞いをしてみるがそんなものが通用しないのはお約束なのだろう。そのまま増殖した喰屍鬼の群れに貪り食われていく・・・・
「上杉謙信、次は春日山の城で戦いたいものです。」
「どうでもいいが、私が斬る分は残しておいてほしいものだ・・・」
 城郭マニアらしいつぶやきをするミニョンに静は何とも物騒な注文を付けるのであったーー

成功 🔵​🔵​🔴​

御剣・刀也
ははは。馬が合いそうな剣士じゃないか
嫌いじゃない。そう言う性分。ガキを斬るのはいい気分じゃないが、子供が悪戯したら叱るのは大人の務め
命がけになるが、それでも良いならかかってこい

『熱血!』『クール』『紅一点💓』で変身されたらパワータイプなら見切り、武器受けで相手のパワーを利用し、体勢を崩してカウンターで斬り捨て、スピードタイプなら第六感、残像、ダッシュで相手の先を読み、捨て身の一撃で斬り捨て、紅一点は興味ないとグラップルで首をへし折る
「俺にも斬りたくねぇもんとかはある。だが、お前らみたいに人の弱味につけこもうとする奴は嫌いでな。悪いな。俺は人でなしだから人の常識とかわからねぇんだ」


阿久間・仁
ケッ、悪人しか斬らねェとは随分とイイ子ちゃんなんじゃねェか? ま、猟兵なんざやってる俺も大差ねェか。

ガキ相手だろうが中身が上杉謙信だろうがやる事に変わりは無ェ。手当たり次第に殴りまくるだけだ!
ぶん殴って体勢が崩れたらトドメにユーベルコードでドタマかち割ってやるぜ。
【暴力・体勢を崩す・頭突き】

まァ一応女にも気ィ使ってやるか。俺が手ェ貸してやってんだから楽しみが減ったとか文句言うんじゃねェぞ。
あとは鬼を女の方に向けてバットで殴り飛ばして、剣刃一閃で斬らせるっつーのも楽しそうだ。まァ今だけ協力して楽しく殺ろうや!ヒャハハ!
【吹き飛ばし】



●悪党どもの凶宴
「・・・千客万来とはこの事か。今日は本当に来客が多い。」
 そう言って静が振り返る先にいたのは二人のガラの悪そうな猟兵だった。
「ははは。馬が合いそうな剣士じゃないか、嫌いじゃない。そう言う性分。」
一人は御剣・刀也(真紅の荒獅子・f00225)、戦国の世から脈々と続く一族の末裔にして戦いを求める修羅。
「ケッ、悪人しか斬らねェとは随分とイイ子ちゃんなんじゃねェか?」
 などと煽るように言うのは阿久間・仁(獄炎魔人・f24120)、悪魔に魅入られしヤンキー。
 お世辞にも真面そうには見えない(特に阿久間)面々を前に静は怯むどころか寧ろ笑みすら浮かべて
「いや、悪人を斬っていればそいつに迷惑を被っている連中は喜びこそすれ悲しみことなどないし、何より文句を言う奴がくたばれば文句などでないだろ?そもそも悪党だろうが血の雨は紅く温かいのだ。そこいらの連中を斬ってお尋ね者になるよりはよほどいいだろう?」
 その笑みに反して言っている内容はあまりにも血生臭かったが・・・
「ああ、全くだ!ガキ相手だろうが中身が上杉謙信だろうがやる事に変わりは無ェ。手当たり次第に殴りまくるだけだ!」
 その言葉にテンションを上げながら阿久間は金属バットを振りかぶり
「ガキを斬るのはいい気分じゃないが、子供が悪戯したら叱るのは大人の務め。
命がけになるが、それでも良いならかかってこい!」
 御剣はそんなやり取りに苦笑しながらも咎めるでもなく愛刀獅子吼を抜き放ち小鬼達に向けーー
 戦いが始まった

「さぁ、行くぜぇ!クソガキどもッ!」
一番手で突撃したのは阿久間、彼は金属バットを片手に振り回し小鬼達を殴り倒していき・・・
「歯ァ食いしばれ!せーのっ!」
 体勢を崩した鬼にはもれなく鋼の如き頭突きをお見舞いして次々と粉砕していく。

「彼もやるねえ。さて、俺も頑張らないとな。」
小鬼が粉砕されていく阿鼻叫喚の戦場を見ながら御剣も奮起して獅子吼を構えて小鬼達の中に突入する。
「なかなかの強者のようだな。貴殿も死してオブリビオンとなりクルセイダーの旗下に馳せ参じるがよい!」
 そう言いながら拳を振りかぶる赤餓鬼の一撃を見切りすれ違いざまの一閃でその首を落とす。
「俺にも斬りたくねぇもんとかはある。だが、お前らみたいに人の弱味につけこもうとする奴は嫌いでな。」
 続けて飛来する青餓鬼の攻撃を先読みの一撃で縦に両断
「やるな。ならばこの私はど」
 みなまで言わせずボキリと嫌な音を立てて桃餓鬼の首があらぬ方向に曲がってこと切れる。
「悪いな。俺は人でなしだから人の常識とかわからねぇんだ。」
 血の雨を降らせながら言うその声には何の感情も宿っていなかった・・・・

「オイ!女っ!」
「??」
 唐突に阿久間に呼びかけられて振り向いた静が見たのは視界一杯に迫る小鬼の姿、それをあっさりと両断しながら彼に冷たい視線を向け
「・・・何のつもりだ、小僧?」
 返答次第では斬る
 その意味に気づいていないのか阿久間はヒャハハと笑いながら
「いやなに、楽しみが減っちゃ詰まらねえだろ?だから俺がアンタに向けて吹っ飛ばす、アンタがそれを斬る。どうよ?」
 常軌を逸した提案に静はしばし黙考し・・・・
「添え物斬りよりはよいか・・・・少しは面白い趣向を思いつくのだな、貴様は」
 かくして阿久間が自身に襲い掛かる小鬼達を片端から静目掛けて吹き飛ばし、それを彼女が斬り捨てるという常軌を逸したバッティング練習が始まり血の雨は収まるどころかさらに激しく裏通りに降り注いき赤く染め上げていったーー

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

テラ・ウィンディア
【農園】
ついにレモンがケリをつけに行くんだな

中々厄介な相手だな
しかし剣豪も凄そうだ
後で手合わせしたいぞ!

【属性攻撃】
炎を全身と武器に付与

【戦闘知識】
敵陣の陣形と動きと癖の把握
後は剣豪の立ち位置を把握して防衛しやすい立ち位置を確保するぞ
中々の乱戦ぶりだな!助太刀するぞ!

【見切り・第六感・残像・空中機動】
高速で飛び回りながらの回避

【二回攻撃・早業・串刺し】
二刀の斬撃から槍での刺突

ひりょと共にレモンの迷宮形成の時間を稼ぎつつ
完成前に多くの敵が射程に入れば
【重量攻撃・砲撃】
グラビティブラスト掃射

【遊撃・貫通攻撃・弾幕】
レモンの迷宮展開時
ドリルビットとガンドライド展開
出口に向かう敵に弾幕とドリル攻撃


鳳凰院・ひりょ
【農園】
アドリブ歓迎
WIZ

レモンさんが決着をつけに行くのなら、友人として援護したい!

まずは先手必勝!
【クイックドロウ】で戦闘開始早々に素早く周囲の敵へ向け【生命力吸収】の波動を【範囲攻撃】で放つ
波動が敵に命中したと同時にUC【破邪顕正】発動
『行動不能』効果を敵集団に付与し、レモンさんの迷宮生成までの時間をテラさんと共に稼ぐ

迷宮生成後は他の皆を援護する立ち回りを意識
最優先はUCの『行動不能』『戦意喪失』付与による敵戦力ダウン
追撃可能なら【破魔】付与した精霊の護符【乱れ撃ち】及び【誘導弾】の【レーザー射撃】の両攻撃を【一斉発射】し弾幕を張る

静さんには打ち漏らしや行動不能の敵を攻撃してもらう様に要請


レーヴァ・アークルージュ
【農園】
レモンちゃんのオウガチェイサーとしての宿敵…
その決着を手助けするのは、お世話になっている身として当然だよね!
先ずは、真田神十郎の手先からだね

配下を控えさせているのは猟書家(そちら)の専売特許じゃないよ!
そう言ってUCを発動。東西の流派を問わない八人の剣士が現れる
居合に二刀流は勿論、レイピア使いに大剣使い等の善なる剣士の可能性を辿ったジェネシスエイトが鬼を其々相手取っていく

無論、私が何もしないと思ったら大間違い!
【未来司りし天狐の白き狐火】を用いて未来に干渉する白炎を持って焼き払っていくよ


蛇塚・レモン
【農園】
技能適宜活用

あたいには倒すべき敵がいるっ!
だからみんな、駆け付けてくれて本当にありがとうっ!

ひりょさんのUCに続いて、UCで蛇神様を超巨大迷宮にするよっ!
戦場全体をカバーするから、何処へ逃げても敵は迷路の中
回避行動は無意味!
敵は蛇神様の念動力と呪詛でダメージ&身体が麻痺しちゃう!
更に幻術を伴う精神汚染で敵軍を同士討ちさせちゃえ!

あたいが出口までの道程を把握してるから
脱出したい人は付いてきてっ!

あとは出口で待ち伏せ
出てきた敵をオーラガンの不意打ちで撃ち抜いちゃえっ!

あ、静さんの影に、悪魔のヤミちゃんを護衛に付けておくねっ!

謙信公には用はないよっ!
日ノ本一の兵、素っ首洗って待っててねっ!


天星・雲雀
【農園】

レモンさんが宿縁を絶ちに行くそうなので助太刀に志願してここまで来ました!

残念ながら今回の主役は自分では有りませんが、やれることは在るかも知れません。

自分の出番は、レモンさんのUCが発動した後ですね。残り滓の後始末は御任せください!

【行動】自分は、レモンさんの蛇神様の迷宮の出口に待機して【第六感】を研ぎ澄ませて、気配がしたら、すかさずUCで子鬼の通過を阻止します。

透明な光の糸に絡め取られて、ここからは出られませんよ。
蛇さんの中の方が、裏通りより戦いやすそうですね。

見た目年齢に大差がないので、泣き落としは聞きません。殲滅しちゃいますよ。

出口待機で、カラフルな子鬼を一掃です!



●血の河を越え屍の山を越えた先に
 血の雨が降り続ける戦場に新たな戦士たちが降り立つ。
(レモンちゃんのオウガチェイサーとしての宿敵…その決着を手助けするのは、お世話になっている身として当然だよね!)
 死山血河とそれが齎す圧倒的な死臭に思わず込み上げるものを必死に抑えながらレーヴァ・アークルージュ(超学園級の烈焔魔導士・f29627)は己を奮い立たせる。これから起きる戦いは苦楽を共にした友人の大一番である。目の前の惨状に怯んでいるわけにはいかないのだ。
「なんだ?今度は子連れか・・・何用だ?」
 血の付いた刀を一振りで振り払いながら静は新たに現れた一行に声をかける。
「はい!レモンさんが宿縁を絶ちに行くそうなので助太刀に志願してここまで来ました!」
 そう元気に言うのは天星・雲雀(妖狐のシャーマン・f27361)。無邪気な彼女の物言いに胡乱な眼差しを向けていた静は彼女の後ろにいる面々に視線を移し
「そういう事、あたいには倒すべき敵がいるっ!だからここに来たんだ!」
蛇塚・レモン(白き蛇神憑きの金色巫女・f05152)は自分を見下ろす静に対して胸を張りながら言えば
「ぁぐぅ!」
 何か言おうとした鳳凰院・ひりょ(天然系精霊術使いの腹ぺこ聖者・f27864)がテラ・ウィンディア(炎玉の竜騎士・f04499)にのしかかられて言えずに終わり
「ついにレモンがケリをつけに行くっていうからな。」
 興奮を抑えきれずにいる体を隠さずにいう彼女に苦笑しながら静は踵を返し
「勝手にしろ。私も好きにやらせてもらう。」
 そう言いながら戦場へと戻っていく血の雨が降り注ぐ戦場へと

「最初に俺が行くよ!」
真っ先に動いたのはひりょ、彼は自らのキャバリア『ルクス・テネブラエ』を起動させ天使と悪魔の翼から放たれる波動が小鬼達に襲い掛かりその生命力を奪っていき
「幾多の精霊よ、かの者に裁きを…破邪顕正!」
 同時に己がコードを解き放ち破魔の波動が動きを封じにかかる。
「レモンさん!」
 ひりょはレモンに視線を向け彼女はそれに応え
「OK!いっくよ~、巨大化召喚っ! 蛇神様、その身体で迷路を作ってっ!!」
レモンの意思を受けて召喚された白き蛇神がレモン達諸共敵を飲み込み体内そのものを迷宮と化し招いた侵入者を歓迎する。
「か、体が動かぬ」
「幻術か!?誰もかれも敵にしか見えぬぞ!?」
 ようやくひりょの束縛から逃れられた小鬼達に今度は蛇神の呪いが襲い掛かりその動きが封じられていく・・・
「よし!あたいが出口までの道程を把握してるから、脱出したい人は付いてきてっ!」
そう言って出口へと走るレモンに続いてひりょ、レーヴァ、雲雀、テラそして静が最後尾について出口を目指す。
「隙だらけだぞ、覚悟!」
だが、全ての小鬼の動きが封じられたわけではない。
 動ける小鬼はレモン達を追いかけ或いは天井からの不意打ちで襲い掛かるが
「来たな。大地の力…存在の維持を司る力…星の力…我が手に集いて我が敵を滅せよ…グラビティ・ブラスト…往けぇ!!」
これまでの戦闘で敵の動きと癖を把握していたテラが放つ重力波砲の一撃を受けて消し飛んでいく・・・
「その隙もらった!」
だが彼女の一撃で全てが駆逐できたわけではない。小鬼達は目的を忘れたわけではない生き残った者は執拗に
静を狙い・・・
「ゴハッ」
 静の影に潜んでいた何かの不意打ちを受け隙を晒し静に斬り捨てられて屍を晒す。
「・・・・なんだこいつは?」
足元を見れば自身の影の中にいる黒ずくめの不気味な少女と目が合う。彼女はにこやかに手を振っていた。
「驚かせてごめんね。ヤミちゃんに影から守ってもらっていたんだ。と、ともかくもうすぐ出口だよ!」
なんかそのままヤミちゃんに斬りかかりそうな空気を纏い始めていた静に慌て気味に説明するレモンは出口に辿り着いたことを告げることで気を逸らす。
「いよいよ出番ね。配下を控えさせているのは猟書家(そちら)の専売特許じゃないよ!」
 出口に辿り着いたレーヴァはここから本番とばかりに背後から迫りくる小鬼達に向き直り
「我が手に集え、異聞の創世司りし八代の英雄よ。刮目せよ、我は汝らに万有創造の業火を賜す。その業火を以て、善なる異聞を灯すが良い!」
その言葉と共に現れるのはあり得た可能性。IFジェネシスエイト達が現れ小鬼達の戦いに馳せ参じる。
「もちろん、私も続くよ!」
そして彼女は戦いを人任せにする娘ではない。自らの権能『未来司りし天狐の白き狐火』をもって敵を次々と炭の柱へと変えていく。
「ううむ、狭い出口では数の優位を発揮できんか・・・む?」
 攻めあぐねていた小鬼達は唐突に自分達が細い光の糸の檻に囚われ動きを封じられる。
「無理に、動けば細切れにします。」
 そう言ったのは出口で待ち伏せていた雲雀。彼女は自らのユーベルコードで罠を張り待ち伏せていたのだ。
「くっ、助けろぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!損は」
「泣き落としは聞きません。殲滅しちゃいますよ♪」
 命乞いを皆まで言わせず雲雀は糸の檻を引き絞り小鬼達を肉の細切れに変えていき
「悪く思うなよ。つい斬りたくなるほど隙だらけでな。」
 幸運にも逃れた小鬼を静が次々と斬り捨てていった。
「謙信公には用はないよっ!」
 そう言いながら指先から放った超霊力オーラガンの一撃が最後の小鬼を撃ち倒した。
「どうやら、当面の敵は一掃したみたいだな。」
 血まみれになった紅龍槍『廣利王』を一振りして血を払いながら周囲を窺っていたテラはそう言って一息つき
(しかし剣豪も凄そうだ。後で手合わせしたいぞ!)
 そう思いながらキラキラした瞳で静を見つめていたが不意に彼女と目が合ってしまい
「なんだ、死合いたいのか?私は構わんぞ、幼子の感触は味わってみたいからな」
 テラの内心を見透かしたかのように挑発する静を遮るように
「アタイの狙いは日ノ本一の兵、素っ首洗って待っててねっ!」
「否、待つ必要などない。」
 発したレモンの言葉に応えるかのような男の声が響く。
 その声に振り向いた一同の視線の先にいたのは猟書家、真田神十郎。
 決戦の時が迫ろうとしていたーー

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​




第2章 ボス戦 『真田神十郎』

POW   :    不落城塞
戦場全体に、【真田家の城郭】で出来た迷路を作り出す。迷路はかなりの硬度を持ち、出口はひとつしかない。
SPD   :    神速十字斬
【両手の十字槍と妖刀による連続攻撃】を発動する。超高速連続攻撃が可能だが、回避されても中止できない。
WIZ   :    侵略蔵書「真田十傑記」
自身が戦闘で瀕死になると【侵略蔵書「真田十傑記」から10人の忠臣】が召喚される。それは高い戦闘力を持ち、自身と同じ攻撃手段で戦う。
👑11
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種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠蛇塚・レモンです。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


●徳川が恐れた男
「よもや謙信殿が敗れるとはな・・・」
 真田神十郎は苦虫を噛み潰したかのような表情で目の前の惨状を眺める。
「いくらなんでも憑装する対象は選ぶべきであった。このうえは我自らの手で貴公らを屠りオブリビオンとした上でクルセイダーに献上せん!」
 覚悟を決めた彼は自らの得物を構えて猟兵達に名乗りを上げる。
「聞くがいい!我は猟書家にして日本一の兵!真田神十郎、罷り通る!」

*MSから
・戦場は引き続き裏路地となります。
・真田神十郎は猟書家の力が制限されるため憑装していません。
・静も戦場にいますので彼女を守りながら戦うとプレイングボーナスとなりますが彼女は好戦的で積極的に神十郎に仕掛けていくので注意してください。彼女の実力では流石に猟書家と戦えません。(数度剣を交えたら死にます)

プレイングは16日8時31分から受付を開始いたします。それ以前に来たプレイングは流します
それでは良き戦いを
御剣・刀也
あぁ、真田。待ち焦がれたぜ
さぁ、楽しもうぜ。生と死の瀬戸際の魂のざわめきを
悪いがあいつはあんたには荷が勝ちすぎる。俺から離れるなよ

不落城塞を放たれる前に覇気を全開にして一瞬遅らせ、萎縮した静と離されないよう担いで距離をとる
不落城塞が発動したら、覇気を全開にしたまま自分はここだ。と神十郎にアピールし、来たら静を背に第六感、見切り、残像で避けるか、武器受けで流しつつ、槍が延びた一瞬に妖刀を勇気で恐れずダッシュで懐に飛び込み捨て身の一撃を打ち込む
「悪いな。姉ちゃん。俺に萎縮してるようじゃあいつの相手はできない。あいつも俺も、人の皮を被った人でなし。姉ちゃんより、ずっと奥に、俺もあいつもいるんだ」




「あぁ、真田。待ち焦がれたぜ。」
 御剣・刀也(真紅の荒獅子・f00225)の声には隠し切れない喜びがあった。
 戦国の世から火縄銃に対抗する為に編み出されたという剣術天武古砕流の継承者として日の本一の兵と戦えるのは望外の幸運であった。
「ほう、中々の兵。貴様のような修羅ならば良きオブリビオンとなるであろう。」
 相対する神十郎は笑みを浮かべながら間合いを図り自身に有利な位置に歩みを進め・・・
「さぁ、楽しもうぜ。生と死の瀬戸際の魂のざわめきを!」
 歓喜の籠った御剣の言葉と共に戦いが始まったのだ。

「フフッ、いい気迫よ。そうでなくてはな!」
 御剣の覇気に当てられ浮かべる笑みをさらに深める神十郎の動きが一瞬止まる。
「!?何を?!」
 その隙を逃さずに御剣は同じく覇気に当てられ怯んでいた静を抱えてすかさず距離を取り
「悪いがあいつはあんたには荷が勝ちすぎる。俺から離れるなよ。」
「・・・・なんだと?」
 遠慮のない御剣の物言いに思わず静は気色ばむが
「悪いな。姉ちゃん。俺に萎縮してるようじゃあいつの相手はできない。」
 そう言いながら彼が神十郎に振り向いた時には既に彼が展開した城郭に二人とも取り込まれていた。
「へぇ、わざわざ連れてきてくれるとはありがたいな。」
「我が城郭にはこういう使い方もある。出口を知るのは我ただ一人、逃しはせぬぞ?」
 元より逃げるつもりなどなかった御剣は不敵に笑い愛刀の獅子吼を抜き放ち正眼に構えて一歩敢えて踏み出す。
「ぬん!」
 その行動に神十郎は上段の構えから槍を勢いよく振り下ろすことで応えさらに勢いを生かして横薙ぎへと派生して怒涛の攻めで御剣に迫る!
 その猛攻を彼は軌道を見切って躱し、残像が出るほどの高速で撹乱していくことで対処していく。
「ならばこれはどうかな!」
 唐突に繰り出される神速の突き、彼の本命の一撃こそ御剣が狙った好機!御剣は獅子吼で槍を受けそれに沿って高速で神十郎へと迫り
「この切っ先に一擲をなして乾坤を賭せん!!」
 大上段から振り下ろされた必殺の一刀が妖刀を抜き放たれる前に神十郎を鎧事切り裂いて見せた!
「ぬう、見事!」
 ダメージは大きいが彼の戦意は未だ衰えていない。
 それを見て取った御剣は一旦間合いを取り背後にいる静に
「見ただろ?あいつも俺も、人の皮を被った人でなし。姉ちゃんより、ずっと奥に、俺もあいつもいるんだ」
 視線も向けずに言った言葉に無言の彼女がどんな表情をしているのか敢えて彼は見ようとしなかったーー

大成功 🔵​🔵​🔵​

阿久間・仁
おい女ァ!野郎は俺がぶっ潰すって決めてんだ!おめェはすっこんでろ!
チッ、言われて大人しくするようなタマじゃねェか。ったく世話が焼けるぜ。

悪ィが女を突き飛ばしてでも邪魔させてもらうぜ。手荒になっても死ぬよかマシだろ。
まァ女は納得しねェだろうが、俺と野郎との間に割り込む隙が無ェくらい派手な喧嘩見せてやりゃあ黙るだろ。
いっちょ派手にやり合おうやツワモノさんよ!ヒャハハ!

俺は変わらずぶん殴るだけだが、野郎が舎弟呼んだらさすがにきちィか。
ならこっちも助っ人呼ばせてもらうぜ。出てきやがれイフリート!
どうせおめェも暴れたくてウズウズしてたんだろ。一緒に楽しもうぜ?ヒャハハ!
【暴力・言いくるめ】


ミニョン・エルシェ
漸く普請術師の本懐を遂げられそうです。

上田、真田丸、松代…ふふ、どんな真田の城を見せてくれますか?歩いて来た【世界知識】、伝説だって抑えていますとも。
真田を蹴散らした長篠、真田の縁を引き継ぎ今に至る上田、大坂。真田を塗り潰した歴史に負けぬ城を普請します。
静さんは私の城と足軽衆に守らせます。
時には見て学ぶのも重要なのですよ、静さん?

【拠点防御】は私の十八番、真田の城郭の迷路を逆利用して私の城とします。
独りの武勇に酔った貴方は忘れているでしょうが…城とは逆撃【カウンター】の布石。上田と真田丸の歴史もそうでしょう?
櫓からの足軽衆の射撃を【援護射撃】として真田に肉薄、【捨て身の一撃】で一鎗馳走します!




 いきなり喧嘩が始まっていた。
「おい女ァ!野郎は俺がぶっ潰すって決めてんだ!おめェはすっこんでろ!」
「なんだと、小僧?死にたいのか?」
 阿久間・仁(獄炎魔人・f24120)が一応気遣い(?)から静を引き離そうとしているらしいが彼女も一介の剣客である。逃げられるという考えをするほど楽観的ではないしそもそも攻撃的な態度を受け流してやるほど彼女は寛大というわけではなかった。
「チッ、言われて大人しくするようなタマじゃねェか。ったく世話が焼けるぜ。」
 彼としては死なせるわけにはいかないと判断しての事であったが効果なしどころか
逆に怒らせただけだと気づきもう手荒に突き飛ばしてでも戦場から引き離したほうが良いと判断したその時・・・・
「??なんだこやつらは?」
唐突に現れた足軽達(亡霊)が静を守るかのように取り囲み身動きをとれなくしてしまう。
 ミニョン・エルシェ(木菟の城普請・f03471)は掲げていた銀覆輪宝珠軍配を下ろして静に視線を向けて
「申し訳ありませんが、静さんは私の城と足軽衆に守らせていただきます。時には見て学ぶのも重要なのですよ、静さん?」
 そう言いながら神十郎に向き直り
「漸く普請術師の本懐を遂げられそうです。」
 その声には世界を巡った城郭マニアとしての抑えきれぬ興奮がある。
「ほう、城大工か?ならば見よ!我が難攻不落の城郭を!」
そう言って彼が出現させた城郭は・・・・
「これはっ!徳川を二度も退けた上田城!!」
 一目見て見抜いたミニョンの隣で阿久間は好戦的な笑みを浮かべ
「それじゃ、いっちょ派手にやり合おうやツワモノさんよ!ヒャハハ!」

「くたばりやがれェェッ!」
阿久間が金属バットで殴りかかり神十郎が十文字槍を振り下ろしてそれに応える。リーチの差を活かして相手の間合いの外から仕留めようとする神十郎に対し阿久間はがむしゃらに吶喊してインファイトに持ち込もうとして互いにせめぎ合う。
「歩み、学んできた城の数々。…此処に、私の理想を普請します。」
その言葉と共にコードを解き放つミニョンは周囲の城郭を逆に利用して己の城を構築し
「独りの武勇に酔った貴方は忘れているでしょうが…城とは逆撃の布石。上田と真田丸の歴史もそうでしょう?」
そう静かに呟いた彼女は掲げた銀覆輪宝珠軍配を振り下ろしその号令と共に足軽衆の霊達が一斉に矢を射かけ火縄銃を撃ち阿久間を援護する。
「なんと!?我が城を乗っ取るとは!?」
 まさか城を乗っ取られるとは思わず動揺した彼の槍の切っ先が僅かに鈍り
 そしてその隙を喧嘩慣れしている阿久間が逃すはずもない
「イフリート!こいつをぶっ潰せ!」
 その言葉同時に彼の背後に現れる炎の魔神…イフリートは阿久間を見やり
『我に命令するな小僧!』
 不快さを隠さずに言い放つ言葉には敵意に近いものがあった。
「そう言わずによ、どうせおめェも暴れたくてウズウズしてたんだろ。一緒に楽しもうぜ?」
 そう言いくるめようとしている阿久間をよそに神十郎は自身の侵略蔵書から10人の忠臣を呼び出し体勢を立て直すさまを見たイフリートは
「・・・・いいだろう」
一言そう言うと体に纏う炎を激しく燃え上がらせて神十郎達に殴りかかり
「ヒャハハ!」
 阿久間も高笑いを上げながらそれに続いていき乱闘の様相を呈しながら戦いの激しさが増していく
「私も参ります」
 好機と見たミニョンは鐵貫を構えて突撃、足軽達の援護射撃とイフリートの炎の乱舞を潜り抜け目指すは真田神十郎唯一人!
「来るか・・・」
それに気づいた神十郎は十文字槍をミニョンに向け
「一鎗馳走します!」
突き出された槍の一撃を紙一重で躱した彼女の捨て身の一撃が神十郎わき腹を深く抉り取っていたーー

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

天星・雲雀
【農園】

戦闘はレモンさんたちにおまかせして、自分が憑きっきりで、静さんを守ります。
【コミュ力】【言いくるめ】で、静さんの好戦意識を削いで絶対に戦わせません。
万が一危険が迫るようなことが有っても【第六感】と狐火のオトモの【索敵】とUCと[絶無]の場所を選ばない亜空間からの簡易召喚を惜しまず使い。
地の利と【悪路走破】を最大限に活かしつつ必要なら我が身を盾にすることもやむなしと、静さんを無事生還させるべく努めます。

近づかないのが一番です。自分は、極力避けてきましたし、今も避けるように努めます。

[満長]の出番はまだ先になりそうですね。使う必要に迫られないならそれが一番いいです。焦ることないですし。


蛇塚・レモン
【農園】
遂に……見付けたよっ!
猟書家、真田神十郎っ!
あたいは厄災追跡者、蛇塚レモンっ!
此処で決着を付けるよっ!

静さん、悪いけど……あれはあたいが止めなくちゃいけないから
手出し無用でお願いできないかなっ?
(蛇神様を召喚し、静に恐怖を与える)

仲間の支援を受けた後に念動力で空中浮遊
空中戦を仕掛けて地上の十傑と神十郎へ蛇腹剣の斬撃波の乱れ撃ち
そしてUC発動!
みんな痺れちゃえーっ!

右腕のブレスレットが黄金雷竜型オーラガンに変化
上空からガトリング砲めいた雷撃弾幕の爆撃
敵が斃れるまで威力が無限強化

真田神十郎!
日ノ本一の兵は強かったよっ!
けど、あたいは乗り越えるっ!
これがあたいらのっ!
無限成長だあぁぁーっ!!


鳳凰院・ひりょ
【農園】
アドリブ歓迎

俺がここにいるのはレモンさんの戦いを支える為、その考えは変わっていない
全力で援護させてもらうよ!
【祈り】の波動をレモンさんに放ちUC『疑似精霊の加護』を発動させる
可能ならばレモンさんを真の姿へ、もし無理でも出来る限りの全力が出せるよう強化しよう
レモンさん、想いっきり戦っておいで?俺達がしっかり支えるから!

静さんには残念ながらこの戦いは荷が重い
万一強引に戦闘に加わろうとしたら【威圧】+【覇気】を放ち、こちらの戦闘に介入させない

援護攻撃可能時は精霊の護符に【全力魔法】力を注いで敵に放つ!
【空中浮遊】で味方と射線被らぬ様調整し、遠距離から護符の【乱れ撃ち】による【援護射撃】で支援


レーヴァ・アークルージュ
【農園】
さぁ、最終決戦だよ、幹部猟書家真田神十郎!

UCを用いて【ホープバーナー】を強化。宿したガイオウガの熱量を以て焼くだけでなく、魔法剣戦の魔法剣の制御を巧みにしていくよ
レモンちゃんが止めを刺せるようにと静さんが突貫しないよう立ち回っていき、ホープバーナーに宿る災魔十属性の内、レオの【強者との闘いを望む】の性質を【敵が強者であればある程自己も強化されいてく】と言う性質を魔法剣と炎属性魔術に付与
その強化された剣と炎でレモンちゃんたち農園メンバーを支援していくね


テラ・ウィンディア
【農園】
ついに決戦か
【戦闘知識】
過去の戦闘記録
己の戦った記憶
その癖と動きと剣術の差異を把握して
レモンを始めとした仲間と情報共有
【属性攻撃】
炎を全身と剣太刀に付与

【見切り・第六感・残像・空中機動・武器受け】

空中を飛び回りながら真田の猛攻を見据え残像を残しながら回避に努め
其の上で斬撃を心に刻む

【二回攻撃・早業】
剣と太刀による連続斬撃による猛攻
仲間達の斬撃もまた記憶に刻む

【遊撃・貫通攻撃】
ドリルビット展開
ドリルによる突撃攻撃

斬撃濃度が高まり切った所で
【重量攻撃・砲撃・弾幕】
ガンドライド展開
重力弾による弾幕を展開して真田の動きをその場に止め

消えざる過去の痛み発動

我が全霊を味わえ!!
(斬斬斬斬斬斬!!




「遂に……見付けたよっ!」
 猟書家達が数多の世界で跳梁してはや半年が過ぎ蛇塚・レモン(白き蛇神憑きの金色巫女・f05152)は遂に自身が倒すべき男と邂逅した。
「・・・・何奴?」
 これまでの戦いで受けた傷などものともしない気迫の籠った誰何にレモンもまた負けじと
「あたいは厄災追跡者、蛇塚レモンっ!日ノ本一の兵を殺す猟兵だよっ!」
 気迫を込めた名乗りを上げそれに応える
「成程、貴公は我と縁を持つ者か・・・・」
 名乗りを聴いた神十郎はしばし瞑目するように目を閉じ
「ここが我が決戦の地と理解した。ならば!貴様を屠り宿縁を断つ事に死力を尽くさん!」
 カっと目を見開くと共に懐から取り出した侵略蔵書「真田十傑記」を開き号令を下す。
「出でよ!我らが決戦の地、真田の城郭よ!」
「そして集え!真田の元に命を賭した十勇士達よ!」
侵略蔵書から膨大な力が解き放たれそれは次第に裏路地を飲みこむ巨大な城郭と人の形を成していき
「猿飛佐助、推参!」
「霧隠才蔵、参りました」
「穴山小助、参上!」
「由利鎌之助、決戦と聞いて駆け付けたぜぇ!」
「筧十蔵、参上いたしました」
「海野六郎、助太刀に参りました!」
「根津甚八、この身を再び盾にする時が来たようですな」
「「三好清海入道、三好伊佐入道、見参!!」」
「望月六郎、某の発破の腕の見せ所ですかな?」
『我ら真田十勇士、真田神十郎殿の為にこの身を賭して乾坤となさん!』
 その名を聞いたテラ・ウィンディア(炎玉の竜騎士・f04499)は目を輝かせながら
「真田十勇士!実在していたんだ!!」
 興奮冷めやらぬテラとは対照的に苦笑を浮かべた鳳凰院・ひりょ(天然系精霊術使いの腹ぺこ聖者・f27864)は落ち着いた口調で
「まあ、世界は色々あるから彼らが実在する世界もあるだろうね・・」
 と述べる傍らでレーヴァ・アークルージュ(超学園級の烈焔魔導士・f29627)は災魔十邪炎剣『ホープ・バーナー』を抜き放ち
「そしてこの城郭はもしかして真田丸!?いよいよ最終決戦だね、幹部猟書家真田神十郎!」
 神十郎へと向け対峙する。
「真田神十郎、此処で決着を付けるよっ!」
 レモンは仲間達の助けを借りてここまで辿り着くことができた。故に負けられない!
 その意思を感じ取ったのか、神十郎もまた十文字槍を構えて戦意を滾らせる。
「我こそは日本一の兵!真田神十郎、罷り通る!」
 その言葉と共に真田十勇士は左右に散りレモン達を囲むように迫り、テラとレーヴァがそれを迎撃するべく前に出る。
 厄災追跡者と猟書家、その因縁に決着をつける最後の戦いが今始まったのだ。


「放せ!放せと言っているのがわからんのか!?貴様は!?」
 一方そのころ静は天星・雲雀(妖狐のシャーマン・f27361)に纏わりつかれて難儀していた。彼女としては新たに現れた兵と刃を交えたいのだが雲雀は何度も引きはがされようともしつこく腰にしがみついて武器を奪おうとしたり通せんぼしたりして彼女を阻み
「駄目です!いくら静さんでも猟書家相手は分が悪すぎます。だから絶対行かせません!自分と遊んでいただきます!」
「びぶりおまにあとは何だ!?おい、やめろ!!いい加減にしないか!!」
 そう勢いに任せて言い放ち自分の小出しにした御霊を呼び出して数に任せて憑りつこうとしたりとしてくる雲雀に静はもみくちゃの泥まみれにされていく・・・結局戦闘が終わるまで彼女は雲雀と戯れていることとなった・・・・

後方でもみくちゃの泥団子と化しつつある静を見てひりょは内心ほっとしていた。
(これならこちらが無理やり動きを封じる必要はなさそうかな?)
そう判断して彼は目の前の戦闘に意識を向ける。今、眼前ではテラとレーヴァが十勇士と戦いレモンの為に道を切り開こうとしている。
(俺がここにいるのはレモンさんの戦いを支える為、その考えは変わっていない。ならば)
「精霊達よ力を貸して!」
 解き放たれたコードを通した祈りがレオンを包みこんでいく・・・・その祈りは彼女の健闘を願う祈り、それは彼女の無事を願う祈り、それは彼女を核として一つの形を成していき
「!!これはっ!?」
 自身の体の変化にレモンは驚愕する。ひりょの祈りが彼女の体を蛇神オロチヒメのそれへと・・・真の姿へと変えていったのだから
「流石にその者とはいかないけど、可能な限りやったつもりだよ。レモンさん、想いっきり戦っておいで?俺達がしっかり支えるから!」
 肩で息をするひりょにレオンは感謝の笑顔を向けて
「ありがとうっ!行ってくるねっ!」
 そう言って彼女は空を駆けていく!目指すは真田神十郎唯一人、全ての因縁にケリをつけるために!

 それより少し前、テラとレーヴァは吶喊してきた十勇士達を阻止すべく激闘を繰り広げていた。
「小娘、中々やるな。だが、逃げ回るばかりでは勝機は掴めぬぞ!」
 猿飛佐助の忍術が
「先手必殺!攻める機会は与えねば良いだけよ!」
 由利鎌之助の槍術が
「大坂の陣の無念ここで晴らさせてもらう」
 海野六郎の精密な剣技が
 絶妙な連携を為しテラに襲い掛かりそれを彼女は周囲の地形を生かして残像を残すほどのスピードで飛びまわって躱し、星刃剣『グランディア』で受け流しその癖を動きを斬撃を心に刻み込んでいく。
 他方、レーヴァは霧隠才蔵、望月六郎、穴山小助、筧十蔵の猛攻を躱しながらテラを援護するべく災魔十邪炎剣『ホープ・バーナー』からレオ・レガリスの【強者との闘いを望む】の性質と【敵が強者であればある程自己も強化されいてく】の性質を開放して己がコードを解き放とうとしていた。
「灼滅の光輝を一度は退けた常闇の炎産霊よ。灼して滅され帝なる竜へと転輪した汝を、我らは篝を灯す種火にしよう」
 途端、ガイオウガの炉心を宿し爆発的に強化されていくホープ・バーナーを振るい、炎の魔術を使い十勇士をけん制する。
「・・今だ!」
待ち望んだ好機をつかんだテラはグランディアと錆鞘之太刀に炎を宿し同時にF-RXドリルビット『エンプーサ&モルモー』を展開し突撃させつつ自身も突進、怒涛の勢いで斬撃を連続で繰り出しそれをも記憶に刻み込んでいく。
「?小娘、何をしているのだ?」
 難なく彼女の攻撃を躱し訝しげに見やる十勇士たちを尻目に彼女は続いてRS-F『ガンドライド』を展開し重力弾の弾幕を雨あられと撃ちまくり彼らの動きを封じ・・
「これは我が悔恨…我が無念…そしておれが知る恐るべき刃だ…我が全霊をとくと味わえ…!」
 その瞬間、戦場に刻まれた十勇士の斬撃、テラを援護するために放たれたレーヴァの斬撃、そしてテラが放った斬撃その全てが一斉に形を成し十勇士に襲い掛かり切り刻まれた十勇士達は断末魔を上げることなく消滅していく。
「後は任せるぜ、レモン・・・」
「レモンちゃん、負けないでね!」
 そう言って二人は決着をつけようと飛ぶレモンを見送っていった。

そして、彼女は宿敵と対峙する。
 飛行するレモンの眼下には真田十勇士の二人、三好清海入道と三好伊佐入道そして猟書家真田神十郎の姿がある。
(??)
 その陣容に違和感を覚える彼女だがそれも刹那の事。空中にいるという優位を生かして速攻でケリをつけるには今をおいて他にない。
「行くよっ!」
 そう言って彼女は蛇腹剣クサナギを抜いてたて続けに斬撃波を放ち地上の彼らに反撃の暇を与えずその動きを束縛し
「みんな痺れちゃえーっ!」
 右腕の超霊力オーラガンを黄金雷竜型へと変えて放つガトリング砲の如き雷撃弾幕の嵐は十勇士と共にいた神十郎を撃ち貫いた!
 その瞬間、レモンは確かに見た。撃ち貫いた神十郎の姿が似ても似つかぬ武士の姿に変じたのを
 その武士が「かかったな」と口が動いたのを
「根津甚八よ、貴公の献身無駄にはせぬ!」
 その声に視線を動かしたレモンは物見櫓に立つ神十郎の視線とぶつかり、瞬間全てを悟る。
(もしかして、部下を囮にっ!?)
 予め部下を自分の影武者にしておき彼女を引き付けその間に城郭の地の利があることを生かして死角へと先回りしておく。自分に勝つためにかけるその執念にレモンは戦慄する。
「蛇塚レモン、その首もらい受ける!」
 一瞬動きを止めたレモンの隙を逃す神十郎ではない。櫓から砲弾の如き勢いで飛び出し彼女を討ち取るべく肉薄しーー
「やらせないよ!」
今まさに槍がレモンの首を捉えようとした時、横合いから膨大な魔力が込められた精霊の護符の一撃が神十郎の体を吹き飛ばした!
「レモンさん、今だ!」
 それは彼女を援護するべく宙に上がったひりょの放った一撃であった。
 その言葉に反応しレモンは即座にオーラガンを落下していく神十郎へと向ける。飛行能力を持たない彼に空中で体勢を立て直す術はない。
「見るがいいっ、真田神十郎っ!これがあたいらのっ!無限成長だあぁぁーっ!!」
 今度こそと放たれた無限強化される雷撃弾幕の奔流が暗躍を続けた猟書家の体を撃ち貫いた!
「見事だ、蛇塚レモン。・・・・クルセイダーの悲願を果たせぬとは、無念!」
 宿敵への賛辞と主君の悲願を果たせぬ悔恨を口にしながら真田神十郎は灰と化し骸の海へと帰っていく。
 それと同時に彼が気づいた城郭も、かろうじて生き残っていた十勇士達も幻のように消え去っていった・・・
(真田神十郎!日ノ本一の兵は強かったよっ!)
 元の姿に戻って地上に降りたレモンは胸の内で骸の海へと帰っていった猟書家へと賛辞を贈る。確かに彼は強かった。仲間の助けがなければこの場で討ち取られていたのは自分であっただろう。でも仲間のおかげで自分はここまで来ることができた。
 全ては彼らが命を懸けて道を切り開いてくれたからこそ。それは仕える主君や共に戦う部下しかいなかった彼にはできなかったことだろう。
「けど、あたいは乗り越えるっ!みんなと一緒にっ!」
 自分なりの言葉を口にして彼女は仲間達の処へと帰っていく。

 その光景を見届けるかのように満月は静かに輝いていたーー
 

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2021年06月25日
宿敵 『真田神十郎』 を撃破!


挿絵イラスト