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オブる!バズトレ御殿~札とバズりとバブルと

#カクリヨファンタズム #戦後 #バズリトレンディ #バズリトレンディ御殿 #コミカル #氷海御前 #リヴァイアサン天女

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●マジで謎のパワーで持ちこみました
 UDCアースから持ちこまれた《バズリトレンディ御殿》は今日も賑やか!
「いつでも待っでぇーるッッ!! エビバディ☆セェーイ、かぁーなぁーうぅーよォォォっ!!(音割れ)」
 一人歌合戦を開始しておよそ5時間……それほど経過してなお、新し親分・バズリトレンディはマイクを握って離さない。
 タンバリンとマラカスを振るズッ友さえいてくれれば、カラオケタイムは続くのだから!
「ヘェイッ!なーな!なーな!なーな!ドーキドキー! なーな!なーな!なーな!気持ち真空☆パック! ワイちゃんも大好きやから!!(?)」
 それ歌詞じゃなくね? なんて野暮なこたぁいいんだよ!

 バズリトレンディのカリスマ性によるものかは全く解らない。
 解ることは、この御殿は骸魂ホイホイになってしまった事実だけ――。
 ……困惑しながら盛り上げている辺り、オブリビオンのほうが巻き込まれた疑惑は拭えないが。

●来いよ抑止力
「いやぁバズリトレンディ嬢って、本当に何者だろうね? 今の僕には理解できない、これからも理解できない気がする……それはいいとして、カクリヨファンタズムに移した《バズリトレンディ御殿》に骸魂がホイホイ集まっていてね!」
 オーレン・ルベライト(銀河系美少年・f15476)はいつものムダに自信満々な美少年スマイルを浮かべる。
 しかも現地にはボス級オブリビオンは二体。来るぞYOU☆SAY!

「一体目は《氷海御前》という河童族の女親分に、氷雪系の骸魂が憑いてるようだね。彼女はバズトレ発案の“めちゃくちゃ複雑だけど超絶面白いTCG《デュエリストブレイド》”で武装しているのだけど、ルールが複雑すぎて把握できていない!」
 通常のユーベルコードに加え《カード弾幕でそれらしく攻撃する》くらいで精一杯のようだ。
 雪って積もるとメチャクチャ重いし『コストを積みまくって強力なスペルボムをズドーン!!』という一発逆転タイプっぽいよね。
 ほら、シンプルな戦法なら覚えやすいから。
「新し親分から全員分のカードデッキを預かっているから、同志諸君も自分の思い通りのデッキ構成を64枚で作って“カード投げ弾幕で勝負する”といいと思うよ!」
 相手も東方妖怪に含まれるので(なにがとは言えないが)ちょうどいいのだ。

 二体目はバズトレ御殿のお立ち台を占拠中。
「もう一体が“リヴァイアサン天女”で、天女にリヴァイアサンの骸魂が憑いているようだ。どうもバズリトレンディの行動にカルチャーショックを受けたみたいで、“バズリトレンディ勝負”をしたい!……ってコトなので、付き合ってもらっていいですかねー」
 言葉尻が尻すぼみになっているが、要はこうだ。
 ひとつ目は、お立ち台の舞台袖にいる『ふしぎな観客(オーディエンス)』の歓喜・熱狂・あるいは怒り……感情を掻きたてる《バズリ勝負》。
 いわゆる“バズる”行動をとることで、バズり度に応じた沢山の《ハート》が空間に出現しパワーアップできるのだ。

 ふたつ目は、舞台袖から無限に溢れてくる『お金で買えるもの』をイメージすると、お金を消費してイメージアイテムが出現。
 使用者は消費金額に応じて『バブル(泡)』に包まれ、パワーアップできる。
「リヴァ天嬢からのバズりお題は『キメ顔』だよ! かわいい表情、憂いげな表情、ドキッとする表情、キリッとした表情、横顔だってアリだろうね――オーディエンスの注目を惹きつける表情ができれば、きっとバズると思うよ!」
 ポーズやシチュエーションも組み合わせられれば、オーディエンスの注目ポイントも増えるだろう。
 もし小道具が必要なら、それをイメージしてバブってしまうという手もある。

「僕はTCGについてあまり詳しくないけど、弾幕ゲーなら受けるより回避が重要だから覚えておいてね! バズるかバブるかはセンス勝負、と言うと気後れしちゃうから“エンジョイなう!”の気持ちを全面に押し出していってみてね!」
 楽しい光景を見ていると、見ている方も楽しくなるもの。
 激励を受けた猟兵は一路、バズリトレンディ御殿へ突入する――!


木乃
 木乃です! 懲りずにカクリヨファンタズムからこんにちわ。
 戦後のバズリトレンディ御殿からお送りします!!
 こちらは全二章構成のやや短めのシナリオとなります。
(カクリヨファンタズムのオブリビオンは『骸魂が妖怪を飲み込んで変身したもの』です。オブリビオンを倒せば、取りこまれた妖怪を救出できます!)

●第一章:『氷海御前』
 河童一族のお姫さまに、氷雪にまつわる骸魂が憑いたオブリビオンです。
 彼女は通常のユーベルコードに加え、バズリトレンディ発案の《めちゃくちゃ複雑だけど超絶面白いTCG「デュエリストブレイド」》で武装しています。
 ルールが複雑すぎて遊び方が解らず、それっぽいTCG用語を叫びつつ、もの凄いカード弾幕を展開してくる模様。

 参加する猟兵分のカードデッキ(64枚構成)が提供されていますので、同じように《カード投げ弾幕で勝負する》とプレイングボーナスが発生します。

●第二章:リヴァイアサン天女
 天女にリヴァイアサンの骸魂が憑いたオブリビオンです。
 バズリトレンディ御殿のお立ち台を占拠し、バズリトレンディ勝負を仕掛けてきます。

 このお立ち台では、舞台袖にいるふしぎなオーディエンス(観客)が歓喜、熱狂、あるいは怒りなどで『バズる』よう行動すると、バズり度に応じた大量の『ハート』が空間に出現し、パワーアップできます。
 また、舞台袖から無限に溢れてくる『お金で買えるものをイメージする』と、お金と引き換えにイメージしたアイテムします。使用者は消費金額に応じた『バブル(泡)』に包まれパワーアップできちゃいますよ。

 バズるorバブルのチョイスはご自由に。両方狙うぞー!という欲張りセットも大歓迎です!
 補足:バズってもバブリーしても相手は精神的ダメージを負うので、無理やり物理攻撃に持ちこまなくても大丈夫です。

●バズリトレンディはいずこ?
 このシナリオ内では、一人カラオケ歌合戦に夢中になっているので出ません。
 (断章でなんか叫んでる声が聞こえる程度です)
 いつも何を考えているかよく解りませんし、協力を期待しすぎてはいけない存在には違いないでしょう。
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第1章 ボス戦 『氷海御前』

POW   :    祖たる能登守教経の名と共に伏し願います、我に力を
レベルm半径内の敵全てを、幾何学模様を描き複雑に飛翔する、レベル×10本の【曽て先祖と共に壇之浦の底へと消えた刀剣達】で包囲攻撃する。
SPD   :    行きなさい我が眷属達
召喚したレベル×1体の【平家蟹】に【傷付けた者を凍らせる刀と弓】を生やす事で、あらゆる環境での飛翔能力と戦闘能力を与える。
WIZ   :    雪の海へと消えなさい
【浴びた者を凍らせる程の寒さを伴う氷雪】を降らせる事で、戦場全体が【吹雪覆われし荒海】と同じ環境に変化する。[吹雪覆われし荒海]に適応した者の行動成功率が上昇する。
👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠水貝・雁之助です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


●こんな気持ち、切なすぎるの(複雑すぎてルールが理解できないため)
「迷うな♪ 摂津市やの?京都やの? どっちが好きやのー? 迷うな♪ すっこしでもー 気をー引ーきたい 純情なおこめどーころー♪」
 どちらもお米処ではなかった気がするし、なんの歌ですかそれは……。
 御殿につくなりノリノリで歌うバズリトレンディが視界に入る。
 その傍には一人カラオケ歌合戦に付き合わされているらしい、氷海御前が「むむむ」と唸っていた。
「スペルカードを使うとスペルのコストが貯まる……? ターン経過で増えたコストを払って使用するのに、なぜコストが貯まるのですか? 払い損ではありませんか!」
 “召喚コスト”と“スペルコスト”の差がよく解っていないらしい。
 割と初歩的なルールでつまづいている気がしないでもないが、後付けされた特殊効果でルールが複雑化することはTCG界隈では割とよくある気がする。

 ふと顔を上げた氷海御前と猟兵の視線がかち合う。
「……はっ! それは、デュエリストブレイドのデッキですね? つまり……我と勝負しようということですか」
 あ、TCG系アニメでよくみる“やたら理解力の高いライバルキャラ”みたいな台詞だ!
 まあ間違ってはいないので猟兵としては助かるが。
「よろしいでしょう、我が『氷雪の神殿』デッキで氷漬けにして差し上げます――お覚悟!」
御狐・稲見之守
ワイちゃんワイちゃーん
このデッキ売るとなんぼくらいなるんじゃ?
……ほうほう、ほぉー?

売れそうなカードを抜き
かわりにコモン・アンコを補充して勝負に挑もう。

重くするよりはウィニー、軽量速攻ビートダウンが良い。
向こうが重コストならなおのこと展開力重視。
というわけでやっこさんがコスト積む前に
さっさと弾幕を張り制圧していってしま

あ。(全体除去される)

……。


[UC荒魂顕現] 吹雪覆われし荒海を炎の竜巻で薙ぎ払ってしまえ。
遊んでいる場合ではないんじゃ。

さて、歌う準備をしよう。



「ワイちゃんワイちゃーん。このデッキ売るとなんぼくらいなるんじゃ? ……だめじゃあの親分、めちゃめちゃ盛り上がっておる」
 御狐・稲見之守(モノノ怪神・f00307)は謎のデジャブを感じる。
 これは――RPGで“展開の都合上、接触させたくないときに見る仕様”だ!
 だが、カード性能すら把握しないまま対戦する訳にもいかない。
 御狐は渡されたデッキケースを開く。
「……ほうほう、ほぉー?」
 カクリヨにも“神絵師”はいるらしく、絵柄は現代日本でも通じそうなポップなキャラデザも多い。
 これ人気ありそうじゃなーと思いつつ高レアカードは除けて、コモンやアンコモンの低レアカードに入れ替えていく。
「デッキ調整はこんなもんじゃ、さて」
 お手並み拝見、と意気揚々にバトルスペースへ乗りこむ。

『まずはあなたですね? 我が神殿の“供物”と成り果てなさい――我は《凍える雪花》を場に出します、征きなさい!』
 氷海御前の周囲に雪片(の描かれたカード)が飛び交い、壇之浦の底に消えた刀剣が現れる。
 飛来する刀剣をかわしつつ、御狐は自らのデッキに手を伸ばした。
(「トークンは積んだ分だけ強力なカードを出せるが、ダイレクトアタックしやすい状況にもなるんじゃよな」)
 一発逆転型の相手には“ウィニー”――低コストカードで手数を増やし直接プレイヤーを狙う《ビートダウン》という戦法は対策しにくい。
 展開スピードを重視した御狐の場には、低レアカードが続々と増えていく。
「コスト積みきる前にさっさと弾幕を張って制圧しt『ここで《凍える雪花》を5つ消費し、《荒れ狂う氷輪》を発動する!』
 “それを待っていた”とばかりに氷海御前が叫び、荒ぶる吹雪と津波が御狐のフィールドを襲う!
「あ」
 御狐の使用する軽量速攻ビートダウンデッキ……スピード感のある展開力が強みだが、耐久力は低めで一掃されやすいという弱点もある。
 あっという間に御狐の場は更地に変えられてしまった。
「……」

 御狐の表情は凍りついていた。
 これは、“ガチ”で“キレちまった”ときの反応やでぇ……!

 御狐は無言で手札のカードを引き抜く。
「――遊んでいる場合ではないんじゃ。潰せ、荒魂!!」
 豪雪が降り注ぐ大海めがけ、眩い炎が天高く突き上げた。
 逆巻く炎の渦に白雪は薙ぎ払われ、割れた海ごと氷海御前の場を蹂躙。
『わ、我のヒットポイントが、一気に減少して……ああぁぁぁぁぁっ!?』
「……さて、歌う準備をしよう」
 そう呟いた御狐はスッキリした面持ちで御前に背を向ける。

成功 🔵​🔵​🔴​

葉隠・翠(サポート)
『ニンニン!忍者りょくきゃ…緑影でござる!』
 人間の化身忍者×シーフ、16歳の女です。
 普段の口調は「古風(拙者、~どの、ござる、ござろう、~でござろう?)」、時々「普通(わたし、あなた、呼び捨て、だ、だね、だろう、だよね?)」です。

 ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
 あとはおまかせ。よろしくおねがいします!


城田・紗希(サポート)
基本的には考えるより行動するタイプ。
でもウィザードミサイルや斬撃の軌跡ぐらいは考える。…脳筋じゃナイデスヨ?
暗器は隠しすぎたので、UC発動時にどこから何が出てくるか、術者も把握していない。
逆恨みで怒ってる?…気のせいデスヨ。UCの逆恨みじゃアルマイシ。

戦闘は、範囲系ユーベルコードなら集中砲火、単体攻撃なら可能な限りの連続使用。
必要に応じて、カウンターでタイミングをずらしたり、鎧破壊で次の人を有利にしておく。

……防御?なんかこう、勘で!(第六感)
耐性……は、なんか色々!(覚えてない)



『おのれ、だが我も我のデッキもまだ尽きた訳ではありませぬ』
再びスペルカード《凍える雪花》で自陣を構築しはじめる氷海御前。
 それに挑むのは葉隠・翠(緑影・f22215)と城田・紗希(人間の探索者・f01927)の二人。
「カード投げ弾幕勝負……つまり、手裏剣と同じ要領でドローすればよいのでござるな!?」
 貸与されたデッキからカードを引き、指に挟む翠の姿はTCGプレイヤーらしい雰囲気満々。
「カードバトル? 考えるより行動するタイプなんだけど、まあノリ&ヤル気で大まかカバーできる! 多分!」
 と、紗希もデッキから手札をとり、氷海御前と氷雪の神殿デッキの攻略にかかる。

 御前の放つ氷海の津波に乗って、フィールドに《凍える雪花》が増えると、翠の設置したトラップカード《深き森の隠密軍団》が、増えたコストを打ち消す。
『草の者を用いるならば――行きなさい、我が眷属達!』
 今度はユーベルコードで召喚した平家蟹をけしかけ、翠の盤面に置かれたトラップを(物理で)除去にかかる!
「多勢に多勢でござるか――ならば、《葉隠忍法・忍神変化》にござる!」
 カードを持つ手で器用に印を結び、詠唱を唱えた翠の姿が、両手に刃を生やした女神に変わった。
 緑光をまとう女神と成った翠は凍傷も厭わず、平家蟹を刃で斬り払い、バトルフィールドから追い出す。
 飛翔する蟹の群れを一掃し、自陣トラップを死守していく。

「見るからに氷使い、ということは氷を溶かせばよさげ!」
 幾何学模様を描く御前の刀剣を受け流しつつ、紗希はデッキカードのファイアボールで氷雪フィールドを溶解。
『我が神殿を溶かそうというなれば、獄炎を上回る氷獄を築きます』
 またもユーベルコードを展開し、御殿ごと凍結させかねない氷雪を降らせる。
 暑気が容赦ない今の時期、有り難さもあるかもしれない……しかしこの雪、浴びると凍えかねないのである。
「寒っ!? ちょ、冷房効かせすぎでしょ!!」
 食べ物……ではないが、《逆恨み》の感情を爆発させ、紗希の肉体は急速巨大しはじめた。
 吹雪に覆われし荒海? 耐性ついてりゃ関係ないね!!
 翠のトラップカードが御前のスペルコスト貯蓄を妨げる中、紗希の紅時雨が一閃――荒海を割る一太刀に氷海御前は吹き飛ばされていった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

燈夜・偽葉(サポート)
★これはお任せプレイングです★
『ぶった斬ってあげます!』
妖狐の剣豪 × スカイダンサー
年齢 13歳 女
外見 黄昏色の瞳 白い髪
特徴 長髪 とんでもない甘党 柔和な表情 いつも笑顔 胸が大きい
口調 元気な少女妖狐(私、あなた、~さん、です、ます、でしょう、でしょうか?)

性格:
天真爛漫年下系ムードメーカー(あざとい)

武器:
刀9本
黄昏の太刀(サムライブレイド)を手に持ち
場合によっては念動力で残り8本を同時に操る

ユーベルコードはどれでもいい感じで使います

敵の動きは見切りや第六感を生かして回避
避けられなければ武器受けで対処します

多彩な技能を持っていて、問題に対していい感じで組み合わせて対処します


リカルド・マスケラス(サポート)
『正義のヒーローの登場っすよ~』
装着者の外見 オレンジの瞳 藍色の髪
基本は宇宙バイクに乗ったお面だが、現地のNPCから身体を借りることもある
得意なのはサポートで、NPCに憑依(ダメージはリカルドが請け負う)して戦わせたりも可能

接近戦で戦う場合は鎖鎌の【薙ぎ払い】と鎖分銅の【ロープワーク】による【2回攻撃】がメイン。
遠距離戦では宇宙バイク内臓のビーム砲で【薙ぎ払い】
その他状況によって【属性攻撃】や【破魔】等使用。

猟兵や戦闘力のあるNPCには【跳梁白狐】で無敵状態を付与できる。



「へぇ~、ああいう子でもTCGって興味もったりするんすね~……着物であのサイズとは中々……」
 次にバトルフィールドへ上がったのは、狐面の男――ヒーローマスクのリカルド・マスケラス(ちょこっとチャラいお助けヒーロー・f12160)と燈夜・偽葉(黄昏は偽らない・f01006)の二名。
 スペルコストを貯め始めた氷海御前に偽葉がデッキを構える。
「氷の華も綺麗ですけれど、夏には夏のお花もありますからっ」
 パチッ☆とウィンクを飛ばし、偽葉がドローしたのはフィールドカード《ひまわり畑》。

 あざやかな黄色の大輪がフィールド一面に広がり、雪片の増殖が妨げられると、
『くぅ、そのようなカードがあるとは!? ならばっ』
 不覚をとったとばかりに氷海御前は挽回すべく、祖霊と刀剣による包囲攻撃を展開。
「ふふっ、太刀捌きなら自信がありますよ!」
「いや~、自分、ちょっとだいぶかなり自信が無いっすね!?」
 9本の刀を巧みに操り、飛来する刀剣を薙ぎ払う偽葉に対し、リカルドは《宇宙バイク『アルタイル』》に飛び乗ると、アルタイル内蔵のビーム砲で撃ち落としていく。
『小癪なっ、これならどうっ!?』
 カードゲームそっちのけで、さらにユーベルコードで飛翔する平家蟹を追加で召喚。
 凍傷を負いつつも、鎖分銅で振り払うリカルドはテールドリフトで振り向き、
「自分も軽ーくぶっ放すとするっすか、うぇーい!」
 アルタイルのミサイルランチャーが炸裂、蟹たちは爆風で一気に吹き飛ばされた。

 強風でフィールドのひまわりが大きく揺れる中、氷海御前の足元に無数の影が飛び出す。
『な、なにこれ!?』
「私の管狐です☆」
 それは偽葉がこっそり放っていた管狐の群れ。
 超次元隠形妖術を使いこなす管狐らは、無防備な氷海御前を翻弄し、その隙に偽葉はフィールドを疾駆する。
『疾く、疾く戻りなさい、はやく!』
 平家蟹を呼び戻そうとする氷海御前だが、リカルドに一掃されてダウン状態。
 それより早く偽葉の一太刀が到達する。
 軽やかな9連斬によるダイレクトアタックが、氷海御前の身に刻まれた。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

吉柳・祥華(サポート)
『妾の存在意義とは何ぞや?何ゆえに此処に在るのかぇ?』

旧き時代に祀られていた龍の化身で在ったが
護るべき国と民は既に無いのに何故…自身が現世の『神』として顕現したのかを思案と模索する戦巫女

物腰は柔らかく絶えず微笑を湛える優美な女性であるが
過去の出来事から人(他人)に対しては意外に辛辣…
優美に微笑を浮かべるが実は目が笑っていない

ユーベルは指定した物をどれでも使用
その辺はMSの采配に任せます(意外な使い方とか参考になるから)

基本、他の猟兵に迷惑をかける行為はしないが
必要なら悪乗りはする流れ(他の猟兵と同意と言う設定で)
まぁ…流石に依頼の成功の為と言えど公序良俗に反する行動はNG

連携アドリブ等はお任せ



「もはや盤上の遊戯など関係なくなっているようでありますが……」
 TCGと縁が無いだろう吉柳・祥華(吉祥龍彩華・f17147)は眉をひそめ、デッキの中身だけ確かめて、肩で息をする氷海御前と相対する。
『ま、まだですよ、我が《氷雪の神殿デッキ》は崩されていません!』
「その意気込みや良し。では、参りましょう」
 祥華の伏せたカードを氷海御前は打ち消してスペルコストを積むと、祥華も次に出た御前のスペルカードを相殺して無効化。

 ようやくカードゲームらしい空気になり始めたとき、
『えぇい、煩わしい!』
 しびれを切らした氷海御前の祖霊と刀剣が宙に現れた。
「……おぬし、この遊戯をやりたかったのではありませんか?」
『それはそうですが、そうなのですが! あまりにルールが複雑すぎてまどろっこしいです! なぜ場に出したカード一枚で無効化されたりするのですか!?』
 それはルール以前の問題ではないのか?
 訝しむ祥華が溜息をもらすと、頭上に無数の刀剣と霊体が迫り来る。
「――ま、刃を抜いたのは貴様じゃ。文句はあるまい」
 そう呟いた祥華の肉体は透け始め、長い銀の髪は豊かな“たてがみ”に変わり――銀色の龍神体が現れた。

 瘴気を孕む雷紅が、有象無象を打ち払い、氷海御前の頭上からも落とされていく。
「修行が足りぬぞ、遊戯のルールを学んでから出直して参れ」
 その身にかかる羽衣をひとひらり。
 ひときわ大きな雷光が御前の全身を貫いた。
 ……突っ伏す氷海御前を確認し、祥華は元の姿に戻るのだった。

成功 🔵​🔵​🔴​




第2章 ボス戦 『リヴァイアサン天女』

POW   :    伝説の序章
【海の力を纏った黄金の槍による攻撃】が命中した対象にダメージを与えるが、外れても地形【に空いた穴に海水が満ち】、その上に立つ自身の戦闘力を高める。
SPD   :    羽衣伝説
【水の羽衣が高速回転して飛行形態】に変身し、レベル×100km/hで飛翔しながら、戦場の敵全てに弱い【が貫通力のあるウォータージェット】を放ち続ける。
WIZ   :    レジェンドオブリヴァイアサン
海の生物「【リヴァイアサン】」が持つ【海水で大渦を創り出す等】の能力を、戦闘用に強化して使用する。
👑11
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種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主はピオネルスカヤ・リャザノフです。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


●キメろ!バズリトレンディ勝負
 まだまだ終わる気配のないバズリトレンディ・一人カラオケ歌合戦。
 バズトレの大熱唱を聞き流しつつ、お立ち台を占拠(?)しているリヴァイアサン天女の元へやってきた。
『キメ顔、キメ顔……計算し尽くした己の、もっとも素晴らしい表情や場面を写真に収めるテクニック……なんて驚天動地な技術なのでしょう!』
 カルチャーショックを受けている、とは聞いていたが。
 お立ち台を独占してまでキメ顔研究に耽っているとは……もともと真面目な気質の天女だったのだろう。

 猟兵の凝視する視線に気付き、ハッとしたリヴァイアサン天女はお立ち台から見下ろしてくる
『ようやく来ましたわね。さあ、私とキメ顔で勝負なさいませ! 舞台袖のふしぎな観客(オーディエンス)がいいと思うほど、大量のハートが飛びますわ。そして、舞台袖から溢れるお金……この“お金で買えるもの”であれば、イメージが具現化できましてよ!』
 丁寧なご説明ありがとうございます。
 そして、大量のハートと具現化アイテムは、猟兵をパワーアップする謎の優れもの。
 利用しない手は無い! 是非とも活用しておきたいところである――!
『さあ、あなた達のとびきりのキメ顔を披露なさいませ。そして私のキメ顔に見惚れてしまってもよろしくってよ! そのほうが私も嬉しいから!』
 ……実はキャラ付けしてないか、この天女?
吉柳・祥華
・心境
ちょ、ちょっ!待ちぃや!?
何が何だかわからず巻き込まれてしまった哀れな巫女様?

ちょっとまって欲しい…TCGてなんぞや?
(実は先程からハラハラドキドキだった!)

さも!らしく振る舞ってみたけど!?

・心情
えっとえっと…お金で買えるもの?
(基本念じれば=祈れば、作れるもの=知っているもの、は創っちゃう神様)
あと、バズり度ってなんじゃ!?
(アワアワしている)

LV×5倍のチュッパチャプスを買う?

・真の姿
『漆黒の蛇がうねるように波を打ちじっとりとした髪、眉は下がり気味で肌も色素が濃い、肌というか肉が無く血管が目立つ分赤く見える』
になってUCを使う
上手くいけば、バブルいっぱいに上記の姿を映し会場を彩る?



(「ちょ、ちょっ! 待ちぃや!? “TCGてなんぞや?”という状態じゃというのに!」)
 何がなんだか分からないまま居合わせてしまった祥華だが、哀れにも状況は過ぎていく。
 先ほどからハラハラドキドキの連続だった――!
(「さも! らしく振る舞ってみたけど!? 今度はキメ顔て、どないせぇと……?」)
 困惑する祥華であったが、幸運にも良いお手本は目の前に。

 お立ち台を占領中のリヴァイアサン天女。
 彼女が手にする黄金の槍をくるりと回し、
「さあ、こんなのはどうでしょう!」
 もたれかかって強気なスマイル。
 お茶目な仕草も相まって、好感を持ったオーディエンスからハートが送られる。
「な、なるほど、あんな感じやと……」
「そこの竜神、まずはあなたからいらっしゃい!」
 雰囲気は掴めたものの、どうしたものかと悩んでいる祥華をリヴァイアサン天女は指名。
 そのままステージへ引っ張り上げた。

 とはいえ、必要なモノは念じれば済んでしまうし、作りたいモノは創造すればいい。
 求められたモノが祥華にとっては難題すぎた。
「えっとえっと、お金で買えるもの? あと、バズリ度ってなんじゃ!?」
「ご存知ないの? 食べ物や飲み物を得るにはお金が必要でなくって? バズリ度はつまり……観客にどれだけ“イイな!”と思われたかよ!」
 ご丁寧な説明、ありがとうございます。
 ならば試しに……イメージを膨らませる祥華の前に470個の棒付きキャンディが!
 さらにバブル・パワーによる泡も立ちこめ、祥華を優しく包みこんでいく。
「おお、本当に出てきたのじゃ!」
 驚きつつも興が乗ってきた祥華は真の姿へ変じる。
 髪は漆黒の蛇がうねるように波打ち、眉は下がり気味に。
 肌色――否、見目は肉が失せたことで、巡る血の気で赤く見えた。
「……これで、どうじゃ?」
 妖しき出で立ちでありながら、その表情は慈愛に満ちた菩薩そのもの。
 祥華の表情は泡によって一層、超然とした存在感を魅せている。
 オーディエンスから驚嘆をこめたハートが大量に送られるのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

杼糸・絡新婦(サポート)
関西弁口調。
とある忍者が使っていた武器・鋼糸【絡新婦】のヤドリガミ。
白い女物の着物を着用しているが、
名前沿った姿なだけで、オネエとかではなく中身はれっきとした男。

子供や親子中心に一般人には愛想よく接するが、
敵とみなしたら容赦なく叩く。
日常でも戦場でも自分のペースを崩さず、
フェイントや挑発、相手の動きを拘束するように阻害したり、
あえて誘い出してこちらに攻撃を仕向け、
自他へのすきを作り出したりする、戦闘スタイル。
また使えるものはなんでも使う。
元の持ち主の影響で、忍者らしい動きも見せる。

所持する黒い狩衣を着た狐獣人の姿をしたからくり人形は、
かつての主人が作ったものを模したもの、名前はサイギョウ。



 次に杼糸・絡新婦(繰るモノ・f01494)がステージに立つ。
 「一番えぇと思う表情を残したい、いうんは解るんやけど……他人んちの一角を占領するのはあきまへんなぁ」
 悪さしている様子はないが、カタストロフ級の問題に発展しかねない。早々にバズリトレンディ御殿から立ち退いてもらおう。

 からくり人形・サイギョウを伴う絡新婦に、リヴァイアサン天女は「あら?」と人形をじっくり観察する。
「よく出来たカラクリですわね、それを使うのかしら?」
「まあまあ、よう見といてや」
 十指の糸で繋がった、狩衣姿のサイギョウは絡新婦の意のままに、しゃなりしゃなりと能を舞うが如く動きだす。

 その仕草に目まぐるしい激しさはなく、厳かでありながら“次はどう動くのか?”という興味を引きつけてやまない。
 サイギョウの一挙手一投足にオーディエンスだけでなく、リヴァイアサン天女もじーっと注目し続けた。
(「ここらでえぇやろ、お暇させてもらおか」)
 途端、サイギョウの動きが機敏なものに。
 タタンと素早く踏みこんできた人形に、リヴァイアサン天女は目を丸くして身を縮こませた。
 ……しかし、サイギョウは一歩手前で止まる。
 彼の背後から飛び出してきた影――絡新婦が無防備になった天女を鋼糸で拘束し、首切り鋏にて一閃。
 流体部分すら断つ絡新婦の一撃に、天女は苦痛の色を浮かべた。

成功 🔵​🔵​🔴​

御狐・稲見之守
『いけいけぺたんこ★ビーム!』
うた:おきつね・いなみのかみ

胸が小さいからって諦めないで
キミにもビームが撃てるんだから
おにいちゃんだけを殺す
正義のビーム(ぺたんこ★ビーム!)

常識法律倫理みんな消し炭にして
今日からキミもヒロイン(レッツラゴー!)

キミにも撃てるよ ぺたんこ★ビーム
ちっちゃな胸にハートがいっぱい(イェイ!)
おにいちゃんに届け ぺたんこ★ビーム
大好きのせてぶち抜け用意(シュビビビビビー!)

おまわりさんの前を歩けなくさせてあげる☆



「ふふふ……待っておったぞ! この“瞬間(とき)”をのぅ!!」
 バズリトレンディ御殿、お立ち台、ふしぎな観客(オーディエンス)。
 そこから導き出される答えは、すでに決まっている!
 舞台となるお立ち台へ、意気揚々と御狐・稲見之守が立つ。
 スポットライトにレーザービームはステージ完備!
 オーディエンスよ、サイリウムは持ったか!?
「さあ、わしの歌の聞くのじゃーっ!」

 ――いけいけぺたんこ★ビーム! うた:おきつね・いなみのかみ――
 アップテンポなBGMに乗って、御狐が落ちてきたマイクを華麗にキャッチ★
 華麗なターンをキメて歌いだす。
「胸が小さないからって諦めないで キミにもビームが撃てるんだから♪
 おにいちゃんだけを殺す 正義のビーム!」
 指でピストルを作ると《ぺたんこ★ビーム》でキメッ★
「常識・法律・倫理みんな消し炭にして 今日からキミもヒロイン★」
 小さな体で目一杯に拳を掲げて《レッツラゴー!》
「キミにも撃てるよ ぺたんこ★ビーム ちっちゃな胸にハートがいっぱい(イェイ!)」
 景気よく首を振るスポットライトを浴びる御狐、その背中からは後光が止まらない。

 ギュン★ギュンなサウンドに乗せて、小生意気なフレーズを歌いあげていく――!
「おにいちゃんに届け ぺたんこ★ビーム 大好きのせてぶち抜け★用意!」
 ピストルにした指で《シュビビビビビー!》とオーディエンスを撃ち抜き、
「おまわりさんの前を歩けなくさせてあげる☆」
 最後に人差し指をチュッ★としてキメポーズ。
「な、なんてあざとい……ですが、これはこれでイイ気がしますわ!?」
 センセーショナルな曲に、リヴァイアサン天女も多大な衝撃を受け、カルチャーショックに天を仰ぐ。
 悩殺された“おにいちゃんズ”(とそうでない者達)から拍手代わりのハートが押し寄せ、御狐も満足げに小さな胸を張った。

大成功 🔵​🔵​🔵​

羽堤・夏(サポート)
あたしは夏!防人の夏!
度胸根性、向日葵娘ってな!
火力とステゴロがメインのオラトリオだ

特技は【庇う】こと!
あたしはタフだからな、盾になるのも防ぐのもどんとこいだ!
あとは…ユーベルコード【夏姉ちゃん属性チェンジ】で、状況に合わせて姿を変えることができるぞ!
パワーが必要なら炎を操る真っ赤な猛火の姿に、速度が必要なら氷を操る青い吹雪の姿に変身だ。

…それでも足りない?
なら…必殺【アライズサンシャイン】!
夏姉ちゃんの、怒りの鉄拳食らいやがれ!
もしもの時は【解き放て、内なる焔】で自爆もできるぞ!

あたしは基本的に公序良俗ってのに反することはしない
あと…正直下品なのはちょっと…


アト・タウィル(サポート)
『どうも、アトです。』
『ふふ、それはどうも。』
『私にできることなら、なんなりと。』

ねじくれた魔笛≪Guardian of the Gate≫を携え、ふらっと現れる女性。性質は大人しく、いつも笑顔を浮かべているが、その眼は深く開いた穴のように光を写さない。大体平常心で、驚くということがあまりない。その代わり、空気は読むので、必要に応じて驚いたふりなどはする。

戦闘では、魔笛を用いてUCを使う。音楽系はもちろん演奏で、サモニングガイストもそれに合わせて現れる形。ミレナリオ・リフレクションでは、相手のUCが剣などを使う場合は必要に応じて武器としても使う。

後はお任せします、自由に使ってください



『ハァ、ハァ……こ、こんなにも、情熱的で心を奪われる文化が存在していただなんて。驚天動地ですわ~!』
 本体である天女か、はたまた取り憑いたリヴァイアサンのほうか。
 これまで見てきた“キメ顔”にすっかり感動しきった様子だが……、
「なあ、もう満足しただろ? 帰ったらどうだ?」
「ここはバズリトレンディさんの御殿ですからね、占領するのはいけません」
 羽堤・夏(防人たる向日葵娘・f19610)とアト・タウィル(廃墟に響く音・f00114)が出ていくよう促すが、リヴァイアサン天女にとってはそこはそれ。
『なにを言っていますの、むしろココからが本番でしょう!? さあ、お見せなさいな。あなた達のキメ顔をっ!』
《まだ帰らない》と子供のようにダダをこね、あげく二人にも参加せよと言い出す始末。
 彼女の要望は数名の猟兵が聞いてあげた以上、……もう実力行使に出てもいいだろう。

 夏が掌に拳を当てると、褐色の肌を青い吹雪が覆い始めた。
「そっちがその気なら、アタシも容赦しないぜ!」
 冷気を纏う夏が飛びだし、リヴァイアサン天女は黄金の槍に右腕の海水を纏わせ、大きく薙ぎ払う。
 大振りな一撃をかわすと穂先は舞台に穴を作り、そこを海水で埋めていく。
 しかし水を用いる相手だと予測できたこともあり、夏は凍気で海水を塞ぎつつ、右ストレートを打ちこむ。
 前衛を夏に任せ、アトは捻れたフルートを構えた。
「槍には槍を、氷には炎を――」
 アトの不可思議な音色にあわせ、現れた《サモニング・ガイスト》が地に降り立つ。
 固まる海水は熱気で蒸発させられ、黄金の槍も兵士の持つ槍が制止しようと刺突を繰り返し、
『でしたら、私の本気をお見せいたしますわ!』
 リヴァイアサン天女は幻獣・リヴァイアサンの権能を強化し、操る水の勢いは津波のごとき猛威を見せた。

 御殿すら飲みこむ勢いの水流を前に、夏は身を屈めた。
 息苦しさと勢いに流されそうになるが、波が治まり始めると一気に駆けだす。
「全てを止めるこの掌、怒りを超えた激情と知りやがれ!!」
 前のめりに飛びこんだ、夏の絶対零度の一撃が天女の鳩尾を捉えた。
 鋭い一撃に天女はステージ奥の壁に激突し、そのまま脱力……骸魂によって変化していた手足は元の肉体へ戻っていく。
「あのようなオブリビオンが出てくることもあるのですね、これもカクリヨファンタズムだから……なのでしょうか?」
 アトが御殿の主バズリトレンディを探すと、まだ一人カラオケ歌合戦を続行中。
《騒動は収めた》と書き置きを残し、猟兵は賑やかな御殿から帰還する。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​



最終結果:成功

完成日:2021年06月29日


挿絵イラスト