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銀河帝国攻略戦⑧~混乱の最中の戦い~

#スペースシップワールド #戦争 #銀河帝国攻略戦

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●混乱
 帝国工作員のテロを阻止し、宇宙船を襲う帝国戦艦を破壊し、等の戦いを経てやっと戦力が整った『解放軍』のスペースシップは、『エンペラーズマインド』防衛艦隊と戦わなければならない。
 しかし、猟兵の活躍もあり今の『解放軍』であれば勝てる相手。
 普通ならばーー。
 『解放軍』の多くは民間人が居住している移民船団であるが為に、大規模な戦いに不慣れであった。
 しかも、『エンペラーズマインド』防衛艦隊を目の前にして、『解放軍』は混乱してまともに戦える状態ではなかった。
「帝国軍の『エンペラーズマインド』防衛艦隊がこちらへ接近中! どうしましょうか!?」
 船員が船長に言うがーースペースシップ内から戸惑いと悲鳴が上がる。
「混乱している……静めなければならぬ……っ! しかし!」
 船長は頭を抱えると、低く呻きながら判断を出せずにいた。

●守れ、希望を!
「皆様、帝国軍のを妨害や戦艦の破壊お疲れ様です。さっそくですが、また戦いに赴いていただきます」
 笑みを浮かべたロイド・テスタメント(全てを無に帰す暗殺者・f01586)が猟兵達に言った。
「現在、『解放軍』のスペースシップは『エンペラーズマインド』防衛艦隊と交戦に入りましたが、どうやら『解放軍』側では混乱が起きているそうです」
 ロイドが現状の説明しながら、画面に映し出された戦況と『解放軍』の通信が流れてきた。
「最悪、逃げてしまうスペースシップも出る可能性がありますので、皆様は混乱する『解放軍』のスペースシップを撃破しようと接近してくる、帝国艦隊の前衛部隊を叩き、『解放軍』の援護をお願いしたいです。よろしくお願いします」
 ロイドは猟兵達に向かって力強く言うと、混乱している『解放軍』のスペースシップへ転移させた。


龍真 神
=============================
 このシナリオは、「戦争シナリオ」です。
 1フラグメントで完結し、「銀河帝国攻略戦」の戦況に影響を及ぼす、特殊なシナリオとなります。
=============================

 はじめまして、そうでない方はこんにちは。
 新人MSの龍真 神(タツマ シン)と申します。
 熱く、想いの詰まったプレイングをお待ちしております!

 戦え、猟兵達よ!

 仲間を支えよ、どんな方法でも君達には“戦う術”がある。

 よろしくお願いします。
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第1章 ボス戦 『デスモ・ブラキオス』

POW   :    CODE:Dino
【恐竜の本能 】に覚醒して【広域殲滅モード】に変身し、戦闘能力が爆発的に増大する。ただし、戦闘終了まで毎秒寿命を削る。
SPD   :    CODE:Raptor
【体から生み出した無数の小型恐竜メカ 】が現れ、協力してくれる。それは、自身からレベルの二乗m半径の範囲を移動できる。
WIZ   :    CODE:Venom
【未知のバイオウイルス 】が命中した対象を爆破し、更に互いを【ダメージを共有する状態】で繋ぐ。
👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主はナハト・ダァトです。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

亞東・霧亥
※アドリブ・共闘歓迎

気色悪いボスだ。

【WIZ】
器物以外は仮初めの身体。
生身では出来ない戦い方は好みではないが、致し方ない。

バリアフリーで『火炎耐性』を、己を『鼓舞』し『激痛耐性』も得る。
【アニマ・インジェクション】を発動。最大溜めまで1分。

まず、左腕に【バイオウィルス】を当て、爆破をくらう。
バリアは消失、左腕は皮一枚で辛うじて繋がっている。
それと左腕が【ダメージを共有】しているのを確認する。

他猟兵には、俺に構わず攻撃するよう伝える。
俺も最大溜めのUCを放つ。
各攻撃がボスに当たる寸前、メタルウィンドに左腕を咬み千切れと指示。
これでダメージは左腕に集中するはず。
「散り際は潔く、だな。」

覚醒で全快。


フェイルシア・インパーサ
【連携歓迎】
罪無き人々への暴虐、許すわけにはいきませんわ!

まずチームを作っていない猟兵とコンタクトを取り連携を図りましょう

どうしても防ぎたいUCは「●CODE:Dino」
解放軍のスペースシップに近づいてくる前に接敵してこれに巻き込まれないようにしましょう
この能力を使用する際はなんらかの隙を見せるはずなので
「ミレナリオ・リフレクション」を放ってできる限り無力化致します

相手が戦線を離脱しそうな時には「●CODE:Raptor」
そうですわね…何かを吐き出しそうな時には「●CODE:Venom」
に「ミレナリオ・リフレクション」を放って無効化致しますわ

私、何があっても決して倒れるわけにはいきませんの!


ルドルフ・エルランゲン
※絡み、アドリブ大歓迎!、というか前提!

●心情
折角の味方をみすみす討たせるわけにはいきません!
早急に統率を確立せねば各個撃破されてしまいますね。

●行動:九変の計
通信機で船団の広域チャンネルに連絡
民間人の多い船を中心に球型陣を構築して防衛(時間稼ぎ)、
デブリの多い宙域に移動(空中戦)して敵の砲火を回避(地形の利用)するよう、船団長に明確に指示。
敵の撃滅は猟兵で担当します。
「大丈夫、君達船団…いや、我々『解放軍』は、負けやしない!」

…偉そうな事言ってますけど、猟兵の火力が頼りなので…皆さん、頼みましたよ…!



「気色悪いボスだ」
 スペースシップから敵戦艦に乗り込んだ亞東・霧亥(冒険野郎若作りなおっさん・f05789)は、猟兵達の前に立ちはだかった『デスモ・ブラキオス』見上げると低く呟いた。
「折角の味方をみすみす討たせるわけにはいきません!」
 ルドルフ・エルランゲン(黄昏に抗う白梟・f03898)が後方から声を上げると、デスモ・ブラキオスは戦艦を震わせる程の咆哮を上げた。
「大丈夫、心配は要りません。既に勝つための道筋は見えています」
 『九変の計(フレキシブルタクティクス)』を発動させると、その場にいる猟兵達に勝利に至る戦術を伝えた。
「器物以外は仮初めの身体で、生身では出来ない戦い方は好みではないが、致し方ないな」
 霧亥は胸ポケットのカードリーダーに『火炎耐性』を通すと、自身を鼓舞するとゆっくりと深呼吸をした。
「魂の一撃!」
 『Anima injection(アニマ・インジェクション)』を発動させ、槍形態になったメタルウィンドに生命力射出装置を搭載させる。
 デスモ・ブラキオスが『CODE:Venom』を発動させると、胸部が開くと未知のバイオウイルスを吐き出した。
「霧亥さん……っ!」
 ルドルフが避ける様子を見せない霧亥を見て、思わず名前を呼んだ。
 緑色の蛍光色に近い粘着質な液体を霧亥が左腕で受け止めると、腕は熱を帯びると次第に痛みに変わり、そしてーー爆破した。
「……ぐっ!」
 覚悟していた痛みだったが、歯を食いしばって霧亥は意識を保ちながら自身の腕に視線を向けた。
 体を張った作戦なのはルドルフも本人から聞いていたので分かってはいたのだが、解放軍の人々は膝から崩れ落ちて絶望する様な光景にただ気丈に振る舞って声を上げるしかなかった。
「大丈夫、君達船団……いや、我々『解放軍』は、負けやしない!」
 辛いのは自分達だけではない、宇宙空間で戦う仲間や一緒に戦っている仲間の為にもルドルフは、武器を手にして戦うだけが全てではない事を見せる。
「ええ、それに罪無き人々への暴虐、許すわけにはいきませんわ!」
 ピンク色の毛先が巻かれた髪を揺らしながらフェイルシア・インパーサ(騎士姫の造花・f04276)は、花びらの様なスカートの裾を翻した。
 手にしたルーンソードでデスモ・ブラキオスの金属の体に傷を付けると、大きな前足が振り上げた瞬間に後ろに跳躍して距離を取る。
「散り際は潔く、だな。構わない、この左腕を攻撃しろ!」
 霧亥が声を上げるが、ダメージを共有している状態ではあるがーー再び『CODE:Venom』が発動してフェイルシアに向かって未知のバイオウイルスを飛ばした。
「残念ですが、その願いはお受け出来そうにはありませんわ」
 『ミレナリオ・リフレクション』を発動させると、正確に全く同じユーベルコードを放って相殺させた。
「だって、これで無効でございませんこと?」
 フェイルシアが美しい笑みを向けると、ルドルフは彼女の考えを察してかくりと頷いた。
「だけど!」
「これ以上、言わせないで下さい。作戦であっても、仲間を斬る姿を解放軍に見せたらーー余計に混乱しますよ」
 霧亥が痛みに耐えながら声を上げるが、ルドルフは背を向けたまま前に立つと首をゆっくりと横に振った。
「私、何があっても決して倒れるわけにはいきませんの!」
 たん、と鉄の床を蹴り、フェイルシアがルーンソードでデスモ・ブラキオスの鉄の体に傷を付ける。
「戦いに戦略は必用ですけれども、仲間を傷付けてまで倒すなんて外道は致しませんわ」
 花の様に愛らしく、凛と咲く様な真っ直ぐな意思を持つフェイルシアは、デスモ・ブラキオスを見据えたまま霧亥言い放った。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​

緋月・透乃
ありゃりゃ、解放軍は混乱しているんだね。
私は大戦争!燃える!って感じなのだけれど、まあ普通の人はそうはならないのかな。
それならここで私達の活躍をみせて、解放軍に勇気を与えないとね!

敵は機械の恐竜ってところかな。強そうでいいね!どうやって狩っちゃおうかな。
大きそうだから懐に入ったほうがかえって危険がなさそうかな?
敵の視界内でうろちょろしたり、手斧を投げたりして牽制してから一気に接近して罷迅滅追昇を叩き込むよ!
そして一度接近したら、できるだけ離れずに回りをちょろちょろしつつ、攻撃を続けていくよ。


春日・釉乃
【連携・アドリブ改変OK】
巨大な戦艦が相手なら、こっちも奥の手を使うしか!

鎧装騎兵姿で出撃し、背部に接続した『ヴァリアブル・エクシード・ブースター』の[ダッシュ]の力で一気に踊り出る

味方に後退指示を出してから、一撃離脱の戦法でユーベルコードの【蒼き清浄なるセカイのために】を使用
鎧装騎兵用のアトミックバズーカを発射して、[鎧無視攻撃]の破壊力で敵を一網打尽に追い込む!

「ミディア・スターゲイザーの理想を掲げる為に…! 銀河帝国攻略戦、成就の為に…! エンペラーズマインドよ!私は帰って来た!」

ある程度の損害を与えられたら、救済の炎を沈下させ…後続の友軍に残存戦力の掃討を任せて、この宙域から離脱するね


月島・彩希
帝国軍を倒して味方の士気をあげる
大丈夫……私達は負けません!

『ボス戦』
私の全力の一撃を叩き込む!
持ち前の【ダッシュ】力と雷迅槍(ユーベルコード)を用いて高速移動を行い、全身に雷の魔力を纏い強化した身体能力を活用して更に加速する
十分な加速によるスピードと【怪力】を手にしている槍に乗せつつ【野生の勘】で感じ取った最適のタイミングで敵を【串刺し】にするべく槍を敵へ【投擲】し、【槍投げ】で攻撃
槍に纏わせた雷【属性攻撃】をしつつ敵の装甲を【鎧砕き】、内部から焼き尽くす
敵の攻撃を【学習力】で【見切り】、【フェイント】を交ぜることで行動を読ませないようにしつつ回避重視、敵の一撃の重さとUC効果に注意



「ありゃりゃ、解放軍は混乱しているんだね。それならここで私達の活躍をみせて、解放軍に勇気を与えないとね!」
 ほぼ下着の様な格好の緋月・透乃(もぐもぐ好戦娘・f02760)が、豊満な胸を揺らしながら拳を振り上げた。
「敵は機械の恐竜ってところかな。強そうでいいね! どうやって狩っちゃおうかな」
 デスモ・ブラキオスを見て臆する所か、翡翠の様に緑色の瞳を輝かせる透乃は今にも駆け出しそうだ。
「大丈夫……私達は負けません!」
 解放軍にも聞こえるように月島・彩希(灰色狼・f12810)は言うと、手の中でダガーをくるりと回すと柄をしっかりと握り締めた。
「巨大な戦艦が相手なら、こっちも奥の手を使うしか!」
 鎧装騎兵姿の春日・釉乃(”CHIPIE”・f00006)は、背部に接続されたロケットエンジンを幾重にも重ねたような巨大ブースター『ヴァリアブル・エクシード・ブースター』を発動させ、ゴーと噴射させながらデスモ・ブラキオスの方へ滑るように向かった。
「大きそうだから懐に入ったほうがかえって危険がなさそうかな?」
 前を走る釉乃を援護するようにデスモ・ブラキオスの視界に入ったり、万能手斧を投げたりして透乃は自分に意識を向けさせた。
「狼の牙から逃げられると思わないで……ッ!」
 ユーベルコード『雷迅槍(ライジンソウ)』を発動させると、短槍に雷の魔力を纏わせるとダッシュで駆け出す。
 全身に雷の魔力を纏って身軽になった身体は更に加速させ、本能で『今だ!』と感じた瞬間ーー雷の魔力を纏った短槍を怪力で投げた。
 デスモ・ブラキオスの長い首を貫くと、短槍に纏った雷が放出され内部から焼きながら装甲を脆くしていった。
 ユーベルコード『CODE:Raptor』を発動すると、体から生み出した無数の小型恐竜メカ 達はデスモ・ブラキオスの腹部から、しゅるりと出てくると地面に四肢を着けた。
「私は帰って来た!!」
 ユーベルコード『蒼き清浄なるセカイのために(ヌカファイア)』を発動させると、釉乃は仲間に後退するように指示を出すと鎧装騎兵用のアトミックバズーカを発射させた。
 装甲を無視し、直接デスモ・ブラキオスの内部を攻撃されて火花を散らしながら、動きが鈍くなった瞬間に釉乃は声高らかに言う。
「ミディア・スターゲイザーの理想を掲げる為に……!  銀河帝国攻略戦、成就の為に……!  エンペラーズマインドよ! 私は帰って来た!」
 いつ見ても美しい人類救済の炎が延焼し、デスモ・ブラキオスの体の1部がドロリと床に落ちた。
「くたばれ、消え去れ、あの世の果てまで飛んでいけー! 罷迅滅追昇!!」
 透乃が延焼し続けているデスモ・ブラキオスに急接近すると、ユーベルコード『罷迅滅追昇(ヒジンメッツイショウ)』を発動させてショルダータックルで攻撃すると、重戦斧【緋月】による下から上に打ち上げる一撃を放った。
 かなりのダメージを与えた、と誰もが確信した瞬間ーーユーベルコード『CODE:Dino』を発動させた。
 恐竜の本能 を覚醒して広域殲滅モードに変えると、目の部分が黄色から赤へと変わり猟兵達に向かって咆哮した。
 役目を果たした釉乃は、直ぐに戦艦から離脱してスペースシップへと帰還した。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​

メルティア・サーゲイト
【共闘:f03431】
「おいおいおいおいおいおいおい! パクりかテメェオラァ!」
 私のUCの名前とモロ被りじゃねぇか冗談じゃないぜ!
「スクラップにしてやる、喰らいやがれ!」
 両手のガトリングと両脚の56連ミサイル一斉発射だ。弾幕を張るぜ。
「弾幕は得意だろ、手伝え!」
 私の中の人にも声をかける。そう、普段はドールユニットが収まってる搭乗スペースだが別に無くても支障はない。だから、一人乗せて守る事は出来るんだよな。乗りたいって言うからレイリスちゃんを乗せてみたぜ。
 本命は両肩の巡航ミサイルだ。単発火力が低いと見せかけての一撃だな。いやまあ、見た目でバレバレか。
「いいから喰らえってんだよ!」


紅月・美亜
【共闘:f03470】
 パワードスーツとはいい物だ。それが、勝手に動いて勝手に戦闘してくれるのなら尚更だ。私は戦闘スタイル的にどうしても私自身が弱点となる。だが、メルティアに乗る事によってその弱点をカバーできる完璧な作戦……の、はずだった。
「思ったより乗り心地が悪い……!」
 だがまあ、私自身が参戦しなくていい分航空管制に専念できる、たぶん。
「数には数だ。Operation;BLACK、発令!」
 小型恐竜メカにBLACKのビームで消し飛ばす。さらに、本体へも全方位攻撃を仕掛ける。
 これは陽動も兼ねている。本命の巡航ミサイルを喰らわせるためのな。
「だが、私は二度と乗りたくはないな!」



「パワードスーツとはいい物だ。それが、勝手に動いて勝手に戦闘してくれるのなら尚更だ。私は戦闘スタイル的にどうしても私自身が弱点となる。だが、メルティアに乗る事によってその弱点をカバーできる完璧な作戦……」
 の、はずだった。
「思ったより乗り心地が悪い……!」
 と、言うと紅月・美亜(厨二系姉キャラSTG狂・f03431)は不服げに声を上げた。
「おいおいおいおいおいおいおい! パクりかテメェオラァ!」
 一方、美亜と共に戦艦へ足を踏み入れたメルティア・サーゲイト(人形と鉄巨人のトリガーハッピー・f03470)が、ガシャンと美亜を乗せたゴーレムユニットが着地した。
 デスモ・ブラキオスを見るや否や、メルティアは低い声でドスを効かせながら言った。
「スクラップにしてやる、喰らいやがれ!」
 ゴーレムユニットの両手に握られている中距離砲撃支援ガトリングカノンがカラカラと、円形に複数付けられた銃身が回りトリガーを引くと雨のように銃弾が次々と射出された。
 更に、両脚に装着されている中近距離用五六連ミサイルランチャーも、長方形の箱が一斉に蓋が開き56発の小型誘導ミサイルがデスモ・ブラキオスに向かって発射する。
「弾幕は得意だろ、手伝え!」
 メルティアが本来ならばドールユニットが乗っている場所には、仲間の美亜が乗っているので指示を出した。
「数には数だ。Operation;BLACK、発令! 最終平和兵器。我々はもう引き返せない……そう、お前もだ!」
 『Operation;BLACK(オペレーションブラック)』を発動させると、100体の新型光学兵器搭載戦闘機が召喚されると、美亜は直ぐに指示を出す。
 目標はもちろん、デスモ・ブラキオスの体から生み出した無数の小型恐竜メカ だ。
 『CODE:Venom』を発動させ、未知のバイオウイルスで新型光学兵器搭載戦闘機を溶かそうとする、が。
「目標補足、コイツでまとめてオサラバだ! 巡航ミサイル、てぇーぃ!」
 『CODE VANISH(コードヴァニッシュ)』を発動させ、単純で重い中遠距離爆撃用巡航ミサイルがデスモ・ブラキオスに当たる。
「作戦通りだな!」
 と、嬉々とした声でメルティアがいうと。
「だが、私は二度と乗りたくはないな!」
 げんなりとした表情で美亜は答えた。
 ミサイルが当たって視界を覆っていた煙が、ゆっくりと消えていくがーー
「おいおい……まだ無事じゃねぇーかー!」
 N.D.A.L.C.S.で感知すると美亜は、メルティアの上で叫んだ。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

ステラ・ハシュマール
戦線が混乱しているなら整えないとね。
ボクのユーベルコードは全部生物特化、機械には効きづらい。
なら他の人のユーベルコードが叩き込みやすいようにするまで。

仲間の攻撃タイミングに合わせて咎力封じを使用して、デスモ・ブラキオスの手足を拘束するよ。
【怪力】もちのボクの拘束からそうそう逃げられると思わないで欲しいね。
攻撃力低下、運が良くてユーベルコード封じ。
これだけすれば攻撃も当てやすいでしょ。

「機械は悲鳴を上げないから、いたぶりがいが無くて嫌いだよ……」

一応出現するだろう小型メカは、余裕があれば【薙ぎ払い】で蹴散らしておくよ。


五十嵐・達也
奮い立ったとは言え、非戦闘員も多い。ならば猟兵の出番だろう
「迎撃は我々に任せてくれ。まずは落ち着いて対処を。」
スペースシップへ通信を入れ、少しでも混乱を落ち着かせるべく助力しよう

デスモ・ブラキオスは禁術を解放し全力で叩く
「こんな所で足止めを食らう訳には行かないのでな……!押し通る!」
肉体強化後は咎狩りの長銃を牽制代わりに撃ちながら接近し、
血塗れの鉈と咎砕きの万力で激しく連続で斬りつけ、生まれた傷に万力をねじ込捻り砕く。
だが無理はせず危険な時は直ぐ離脱するとしよう。先は長い、余計な消耗は避けたいのでな



「迎撃は我々に任せてくれ。まずは落ち着いて対処を」
 スペースシップの通信にそう言い残すと五十嵐・達也(血濡れの咎狩人・f00485)は、銀河帝国の戦艦に乗り込んだ。
「行こう、戦線が混乱しているなら整えないとね」
 ステラ・ハシュマール(炎血灼滅の死神・f00109)が駆け出すと、ミサイルを受けてもまだ動くデスモ・ブラキオスを見据えた。
「ボクに任せて」
 ユーベルコード『咎力封じ』を発動させ、【手枷】【猿轡】【拘束ロープ】をデスモ・ブラキオスに放った。
 2本の足に手枷が付けられ、大きな首に付いてる頭部に猿轡が装着し、機械的な巨大な体を拘束ロープで縛られた。
「機械は悲鳴を上げないから、いたぶりがいが無くて嫌いだよ……」
 ユーベルコードも封じられたのを見て、ステラはチェーンソーンの刃付きの大鎌拷問具『黒壇鎮魂葬送曲』を手にする。
「目覚めよ、咎狩りの時来たれり」
 ユーベルコード『魔血覚醒(トガカリウドノゼツギ)』を発動させると、咎狩人の血に秘められた肉体強化の禁術が発動する。
「こんな所で足止めを食らう訳には行かないのでな……! 押し通る!」
 達也が金属の床を凹ませる程の力で駆け出すと、咎狩りの長銃を片手でデスモ・ブラキオスを撃ちながら距離を縮めた。
「ユーベルコードが使えなければ、脅威はーー低い!」
 達也は人体を解体するように血塗れの鉈で、デスモ・ブラキオスの鋼鉄の尻尾を切断する。
 前足を咎砕きの万力で挟んで、ぐしゃりと潰すとバランスを崩した巨体は右前方に体が傾いた。
「えーい!」
 ステラが黒壇鎮魂葬送曲をなぎ払うと、チェーンソーンの刃が鋼鉄の体に当たると火花が散る。
「さらばだ……」
 血塗れの鉈で長い首を斬り落とし、咎砕きの万力で頭部を挟んで潰した。
 ブゥーン、と低く鳴っていた駆動音は止まり、デスモ・ブラキオスの活動が停止したのを確認すると猟兵達は解放軍のスペースシップに戻った。
 猟兵達の戦いを見て、言葉を聞いて落ち着いた解放軍は、帝国と戦う為の勇気を得たのだろう。
 後は、それを猟兵が手伝うだけだ。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2019年02月08日


挿絵イラスト