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仙女の望み~狙われたパンダを救え!

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●仙女の望み~狙われたパンダを救え!
 ここはパンダの子供が育てられている施設。可愛い子供パンダが寝息を立てている。
 そこに、仙女のような女性が現れ笑みを湛えた。彼女は美しい姿をしているが、下半身は白骨化している……。そう、仙女などではない。
「これは可愛いですね……もふもふもしていますし。この子達を目当てに沢山の人間が来るでしょう。そうすれば、私はその人間達を糧に、もっと美しくなれる……!」

「みんな、パンダって知っているか?」
 リシア・エターナル(新しい世界を夢見る鳥・f29222)は猟兵達に話しかける。
「クマの仲間なんだが、白黒で可愛らしいんだ。そして、訳ありの子供のパンダを育てている施設があるんだけど、ここがオブリビオンに狙われそうなんだ。どうやら、そのオブリビオンは、人間の生命力を奪う事で若返りを果たそうとしているらしく、子供のパンダの可愛らしさに集まる人間を狙おうと考えているらしい。ハニートラップならぬ、パンダトラップだな」
 リシアは現状を伝える。
「現れたオブリビオンのせいで、その辺りの気も悪くなってしまっている。まずは、その悪い気を祓いながら、子供のパンダを狙うオブリビオンの所に行き、倒して欲しい。無事に撃破出来たら、きっと子供のパンダ達も喜んでくれるだろうし、遊びたがってくれると思う。子供のパンダだけに無邪気で遊び盛り、そして、もふもふしてて可愛らしいぞ。この可愛らしい子供のパンダ達が悪利用されない様に、みんなでオブリビオンを倒して貰えないか?」


白鳥美鳥
 白鳥美鳥です。可愛らしくてもふもふな子供のパンダ達と遊びましょうというシナリオです。
 第一章では、オブリビオンの出現の為、悪くなった気を祓ったり運気を呼び込みつつ向かいます。
 第二章では、仙女の様なオブリビオン退治をお願いします。
 第三章では、無事に救出出来た子供のパンダ達と、遊んだりもふもふしたり、お昼寝したりと、のんびりした時間を楽しみます。
 第三章のみのご参加も大歓迎です。また、第三章のみ、リシアもお声をかけて頂ければお伺い致します。

 リプレイはある程度集まってからお返しする形になると思います。
 ただ、基本的にまちまちなので、マスターページやTwitterのご確認も宜しくお願い致します。
 第三章のみ、プレイング受付期間を設ける可能性がありますので、ご了承下さい。

 パンダとの楽しい時間を過ごして頂けると嬉しいです。プレイングをお待ちしております。
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第1章 冒険 『運気を招く、猟兵風水』

POW   :    気の流れを悪くする物をどかし、気の流れをよくする

SPD   :    運気を招く物を適所に配置し、運気を招く

WIZ   :    魔術や結界術等も応用し悪い気を祓う

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種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

ソルティリア・ブレイズ
アドリブ・連携 OK

「へぇ~、聞いたことはなかったけれど、そこまで可愛い可愛い言われるなら、ちょっと気になるじゃん?」

アイテム【悠久の魔装】を羽織り、小人の形をしたアイテム【探索絡繰】に前を索敵してもらい(技能:索敵)、周囲の悪い気の流れを退けながら(技能:呪詛耐性)進んでいきます。途中で悪い気が充満している場所があったなら、アイテム【妖刀 -破邪剣聖-】でそこを斬り裂き、悪い気を消去させつつ退かします(技能:浄化)。

「進みにくいったらありゃしないよ本当に。この吐き気のする空気が無ければ、景観も良くて絶好の環境なんだろうけどなあ」
「さっさと終わらして、本当の景色を拝ませてもらいましょうか」



 パンダ。封神武侠界にいる動物。
「へぇ~、聞いたことはなかったけれど、そこまで可愛い可愛い言われるなら、ちょっと気になるじゃん?」
 ソルティリア・ブレイズ(過去の剣豪・f27901)は、まだ見ぬ動物に想いを馳せる。しかし、そのパンダを狙っているオブリビオンを倒すまでには、気の悪くなっている場所を抜けなくてはならない。
 ソルティリアは悠久の魔装を羽織り、小人姿の探索絡繰を使って悪い気を避けつつ、進んで行く。
「進みにくいったらありゃしないよ本当に。この吐き気のする空気が無ければ、景観も良くて絶好の環境なんだろうけどなあ」
 この悪い気が無ければ、もっと空気だけではなく空も澄んでいただろうにと思うと本当に残念でならない。
「……っと、ここはちょっと気が悪すぎるわね」
 ソルティリアは愛用の妖刀の一つ、破邪剣聖を構える。
「悪い気よ、去りなさい!」
 一閃すると、浄化された気によって少し空が晴れた気がする。
「さっさと終わらして、本当の景色を拝ませてもらいましょうか」
 探索絡繰と共に、美しい景色を求めて進んで行くソルティリアなのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

馬県・義透
四人で一人の複合型悪霊。生前は戦友。

第二『静かなる者』霊力使いの武士
一人称:私
武器:白雪林

パンダに会いたがってるんですよね、陰海月が。
我らもパンダ…会ったことないような気がして。
そして、悪い気を祓うというのならば私になりますか。
唯一、破魔を扱える私に。

白雪林での鳴弦にて、破魔を。さらに指定UCにて強化した結界術と天候操作を使用。結界術で区切り局地的に雨天にして、さらに流してしまいましょう。

悪霊ですから、残りは取り込んでも問題ないでしょうね?
四天結縄に封じたら大丈夫でしょう。我らの力になりますし。

※陰海月、影でぷきゅぷきゅ楽しみにしている。



 パンダに会いたがっている大きな水クラゲ、陰海月のお願いによりここに来ているのは、馬県・義透(死天山彷徨う四悪霊・f28057)。そして、義透の中の四人とも、パンダには会った事が無いように思うので、少し楽しみだ。
「陰海月、危ないので影にちゃんと隠れていて下さいね」
 義透の言葉に、陰海月は頷くように影に潜んでいくが、その動きはぷきゅぷきゅしていて、楽しみで仕方が無い、そんな感じだ。そんな陰海月に、義透は楽しみにしている事が分かっていても、笑みが零れてしまう。
 今回、担当するのは破魔の力を扱える梓奥武・孝透。長弓、白雪林の鳴弦で破魔の力を響かせ、そして、結界術で一部を区切ると局地的に雨天へと変えるのだ。
 空の雲が動き出し、破魔の力が響く中、雨が降り注ぎ、悪い気を流していく。
「他の悪い気はどうしましょうか……」
 自分達は悪霊なので取り込んでしまっても特に問題なさそうだ。四天結縄に封じつつ、先に進んで行く。この先に居る仙女を倒す為に。
「パンダまでもうすぐですからね、陰海月」
 義透の言葉に、影の中に潜む陰海月がぷきゅぷきゅと喜んでいる。それを見て、陰海月にパンダと会わせてあげたいなと改めて義透は思うのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

水沫・牡丹
こ、子パンダ…!?(うずうず
ふにふにしてコロコロなのじゃろ?
早く会いたいのう(そわそわそわ

まずは木霊達に気の澱んだ場所を探ってもらうのじゃ
草木の元気がなければ気付くじゃろうしのう
見つけたら御所車で優雅に移動するかの

到着次第、周りの状況と竜脈の流れを確かめるのじゃ
そして自浄を促す結界(浄化&結界術)を施すのじゃ
……そういえば樹木には心を慰め、気分を落ち着けるチカラがあるらしいな?
五穀の宝鏡で植物を活性化すれば、空気も清浄化されていくかのう?

元気がなければ運気も寄ってこぬし不浄も運気が避けていく要素になり得るでな
なにより子パンダらの成長に邪気も悪気も病気も不要よ
妾の術にて全部追い払っていくのじゃよ



(「こ、子パンダ…!? ふにふにしてコロコロなのじゃろ? 早く会いたいのう」)
 子パンダと聞いて、うずうずそわそわと気持ちが止まらないのは水沫・牡丹(弥哭侘の地母神・f27943)。
 しかし、そこまでの道は悪い気に満たされている。
「木霊や木霊、妾にチカラを貸しとくれ」
 牡丹は木霊達を呼び寄せると、気の澱んだ場所を探し出してもらう。暫くすると、探索に散っていた木霊達が草木の様子がおかしい所を見つけたと戻って来た。
「良くやったのう、おぬし達。そこへの案内もお願いするのじゃ」
 木霊達の案内を受けながら牛車に乗って、気の澱んだ場所に牡丹は向かう。
「ふむ……この気の具合と……それから竜脈の流れ……全てを合わせて考えると……こうすれば良いじゃろうか」
 気の澱んだ場所の草木の様子と竜脈の流れを読み、牡丹は草木を媒介にして自浄作用を促す結界を展開する。
(「……そういえば樹木には心を慰め、気分を落ち着けるチカラがあるらしいな?」)
 自浄作用が上手く働いて、少しずつ気が浄化されていく中、牡丹はふと思いつく。木霊達には植物の力を活性化させる力があるし、五穀の宝鏡を使えば、その力は更に活性化する。
 ……という事は、ここの空気も清浄化されていくかもしれない。試してみて損はない。
 牡丹は、木霊の力を借りながら、植物の力を高めていく。この土地が自浄されて、清浄化されていく事を願って。元気がなければ運気も寄って来ないし、不浄も運気が避けていく要素になり得るのだから。
 そして、何より子パンダらの成長に邪気も悪気も病気も不要。
 牡丹は術を行使して、土地の清浄を行う。……それが、全て良い方に向かう様にと願って。

大成功 🔵​🔵​🔵​




第2章 ボス戦 『屍仙女』

POW   :    白骨仙女
自身の【美しい上半身の肉】を捨て【絡み合う白骨の身体を持つ怪物】に変身する。防御力10倍と欠損部位再生力を得るが、太陽光でダメージを受ける。
SPD   :    雲身变化
自身の身体部位ひとつを【雲】に変異させ、その特性を活かした様々な行動が可能となる。
WIZ   :    宝貝「芭蕉暴嵐撃」
自身が装備する【芭蕉扇】から【暴風】を放ち、レベルm半径内の敵全員にダメージと【窒息】の状態異常を与える。
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種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠山田・二十五郎です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


 悪い気を払った先に居たのは、子供のパンダを狙うオブリビオン、屍仙女。彼女を倒さなければ、子供のパンダ達を救う事が出来ない。
 倒さねばならない。子供のパンダ達を救う為にも。
馬県・義透
さて、相手は…属性的にも、彼が向きますか。

※交代
『侵す者』武の天才
一人称:わし 豪快古風
武器:黒燭炎

浅ましい考えよの。だが、ここで止めよう。
うむ、骨になり防御力と再生力を得るか…。
しかし、その身体の弱点、知っておる。何故にわしに交代したか。
それはの、天候操作で快晴にするためよ。炎の究極は太陽だと考えるからの。
さて、そこへわしの槍によるなぎ払いか、陰海月の攻撃かを受けてしまえ。
ああ、どちらにも指定UCあるからの?

防御は、内部三人の結界術で行う。


陰海月(分類:武器)「ぷきゅっ!(パンダを利用する悪い人!)」
パンダのため、運動のため(カクリヨの月見花見で食べ過ぎた)に頑張る。触手パンチ(UCつき)



「妾が若返る為の邪魔をしようというのかい?」
 屍仙女は、ぎろりと馬県・義透を睨みつける。
「ぷきゅっ!(パンダを利用する悪い人!)」
 それに対して屍仙女に、怒りの声を上げたのは陰海月だった。パンダに会いたくて仕方が無い陰海月にとっては、このオブリビオンは許せる存在ではないのだ。
「美しさの為に……か。浅ましい考えよの。だが、ここで止めよう」
「そうはさせぬ! そうはさせぬぞ!」
 美しい上半身の肉を捨て、白骨の身体の怪物へと変身する屍仙女。高い防御力と再生能力も持つが、同時に欠点も持つ。それは、太陽光に弱いという事だ。
「その身体の弱点、知っておる。空よ、快晴となれ。太陽よ、あの愚かなる者を照らすのだ」
 義透は天候を操り、太陽の光を屍仙女に浴びせかける。
「ぐ……おのれ……」
 ひるむ屍仙女。そのチャンスを見逃す事無く、懐に義透は一気に飛び込む。そして、義透の容赦の無い槍による薙ぎ払いが繰り出され、そして、追撃するように陰海月の触手パンチが襲い掛かったのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

水沫・牡丹
姿が似ておる縁で改心させたいが…性質上、出来ぬ話じゃろうな
じゃが、かつては仙女だったのなら生前の記憶はあるやもしれん

まずユーベルコードで忠言し、禅問答に誘いこむかのう

美しさへの執着は理解できるがな、他者の生気を奪っても魂はすり減るもの
ならば、いくら時間を費やしても美の極致には至れぬのではないか?
美はどうあっても維持できぬ、自ら認めての行動じゃろうに

逆上する可能性はあるでな
無酸素詠唱をもって神剣の重力属性で芭蕉扇の動きを阻害したり
式神を呼び出しヤツの動きを牽制するのじゃ
純粋に戦いたいモノが多いじゃろうて、妾は辻ひーる?のごとく支援するからの

しかし子パンダを利用しようという発想……恐ろしい奴じゃな



(「姿が似ておる縁で改心させたいが……性質上、出来ぬ話じゃろうな」)
 屍仙女の姿を見て、水沫・牡丹はそう思う。相手はオブリビオンでもあるので、骸の海に還さないといけない。勿論、似ているとはいっても牡丹は地母神的な愛情に満ちた存在で、邪悪な雰囲気を持つ屍仙女とは大きく違うのだが。ただ、品のある雰囲気と喋り方は似ているだろうか。
(「じゃが、かつては仙女だったのなら生前の記憶はあるやもしれん」)
 屍仙女というからには、かつては仙女であったのだろう。その心が残っていれば、上手く会話も成立するかもしれない。
「屍仙女や。美しさへの執着は理解できるがな、他者の生気を奪っても魂はすり減るもの。ならば、いくら時間を費やしても美の極致には至れぬのではないか?」
「かつて、妾も仙女としての誇りもあった。しかし、今の妾の姿を見て思わぬか? 上半身は……まだ良い。しかし、下半身を見てみよ。……この有様じゃ」
 そう、屍仙女は、ぱっと見ると美しい女性だが、下半身は血肉通わぬ骨となっている。非常にアンバランスな存在なのだ。女性としては……いや、女性でなくとも、この状態では美に拘るのも分からなくはない。
「じゃが、美はどうあっても維持できぬ、自ら認めての行動じゃろうに」
「分かっておる。分かっておるのじゃ! しかし……それでも一時で良い、美しくいたいのじゃ!」
 確実に屍仙女に牡丹の言葉は届いている。しかし、同時に牡丹にも屍仙女の心も分かる。だからこそ、骸の海に還った方が彼女は幸せだろう。
 牡丹は、攻撃力が弱まった屍仙女の繰り出す芭蕉扇を、重力を操る神剣を使って暴風を抑えつつ、式神を呼び出して窒息の効果も緩和していく。そして牡丹も式神の戦いを支援していった。そして、こうも思う。
(「しかし子パンダを利用しようという発想……恐ろしい奴じゃな」)

大成功 🔵​🔵​🔵​

千束・桜花(サポート)
どうやら強敵が現れたようですねっ!
私が百戦錬磨の将校を名乗るためには避けては通れぬ相手!
幻朧退魔刀を片手に挑ませて頂きます!
本来は対影朧用の剣術ではありますが、別世界のオブリビオンにも有効であることを示しましょう!
クロムキャバリアへ向かうときは専用のキャバリアにてこの剣術を再現します!

さあ、怒りや悲しみに満ちたその荒御魂、鎮めて差し上げましょう!
いざ、いざいざ!



「子供のパンダ達を囮に、人々の魂を狙うとは……そう簡単に思惑通りにいくとは思わないでください!」
 将校としての誇りと共に、そう宣言する千束・桜花(浪漫櫻の咲く頃に・f22716)。
「む、現れおったな、妾の若返りを邪魔する輩が……。美しさを求めて何が悪いというのじゃ! いつまでも……どんな時でも、美しくありたいと思うのは女の性じゃ。お主もそう思わぬか?」
 屍仙女は、桜花に向かってそう問いかける。
「確かに美しさを求める気持ちは分からない訳ではありません。ですが、その手段が間違っています! 人の魂を得ても、それは本当の美しさではありません!」
 そんな事は無い、そうはっきりと言い切る桜花。そして、幻朧退魔刀を構えた。
「屍仙女……つまり、仙女であったのでしょう? ならば、本当は己のしている事がどういう事なのか本当は分かっているのでしょう。ですから、私が、その間違ってしまった思想を断ち切って差し上げましょう!」
 拘っている自らの美しさを捨てて、白骨の身体を持つ怪物に変化していく屍仙女に、桜花は向かって行く。どんなに固くなろうとも、修復が可能だろうと、桜花の一閃には関係無い。癒しと忘却の力を籠め、桜吹雪を纏う居合斬りをお見舞いした。……そう、斬るのは肉体では無い。屍仙女の持つ怒りや悲しみを断ち切るための一閃なのだから。

成功 🔵​🔵​🔴​

厳・範
半人半獣での参加。
他世界見聞中だったお爺、人手が要るのを知って、久々に故郷の事件にかかわることにした。

こちらも変わらず騒がしいものよ。しかし、子パンダを囮に使おうとするとはな…。なかなかの着眼点よ。

わしも長く生きた。美への執着は見てきたし、理解できるのだがな。
美とは移り行くもの。他者から奪い維持するものではなかろうて。

【十二支獣使令法】で呼び出すは三体の龍。雲操る龍の前で雲になったとて、無駄だと心得よ。
龍たちよ、取り囲み逃がさず、そして敵を打て。
わしは仙術を活用し、雷公鞭での雷撃を通せるようにしよう。
それと、近づかれたら焦熱鎗での焼却も視野にいれよう。



 黒麒麟と人の半人半獣姿で佇むのは、厳・範(老當益壮・f32809)。
「こちらも変わらず騒がしいものよ」
 屍仙女が引き起こした事件と、その張本人を見つめ、範は呟く。今まで『封神武侠界』から出た事は無かったのだが、他世界を見聞していた所だった。そして、久々の故郷は……どうやら余り変化は無いらしい。
「しかし、人間を集めるために、子パンダを囮に使おうとするとはな……。なかなかの着眼点よ」
 確かに、人がわらわらと集まる様子が簡単に浮かぶ。その着眼点は評価出来た。
「そうじゃろう? 美しさを保つため……妾のこの作戦、ぬかりは無いのじゃ」
 作戦を褒められた屍仙女は、嬉しそうな表情をしている。……そう、その笑顔は美しい仙女そのものだ。下半身さえ見なければ、彼女がオブリビオンとは分からない位に。
「……わしも長く生きた。美への執着は見てきたし、理解できるのだがな」
 そう、黒麒麟である範は千歳を超える。その中で、美の執着はよく見るもの。そして気持ちも分からなくはない。
「美とは移り行くもの。他者から奪い維持するものではなかろう」
 ……だが、もう、彼女はオブリビオンで人に害を齎す存在でしかなくなってしまった。そう、もう言葉では届く事は無い。
「……やはり、理解は出来ても分かっては貰えないのじゃな。ならば、妾の邪魔をするものは排除するしかあるまい」
 範が麒麟だからなのか、屍仙女は下半身を雲へと変え、自身の移動速度を上げようとしている。
「龍たちよ、取り囲み逃がさず、そして敵を打て。雲操る龍の前で雲になったとて、無駄だと心得よ」
 範は三体の龍を呼び出すと、龍たちに命じ、屍仙女を取り囲ませてその動きを阻害する。
「……くっ、動けぬ! しかし、諦める訳には……」
屍仙女が逃げようとしても、雲を操る存在である龍に取り囲まれては動きが取れない。しかし、諦めきれない彼女は必死で抵抗している。
「全てを忘れ、眠ると良い」
 拘束していた三体の龍が一斉に屍仙女に襲い掛かった。それに合わせて、範も雷公鞭で電撃を喰らわせる。電撃を受けた屍仙女は少しずつ崩れて、骸の海に還っていった。
「さて……」
 屍仙女の最期を見届けた後、範は子供のパンダ達の元に歩み寄る。
「安心せい、もう悪いものはいないのだからな」
 そう優しく言って、子供のパンダを撫でたのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​




第3章 日常 『もふもふパンダほいくえん』

POW   :    だっこしたりつかまえたり

SPD   :    おいかけっこしてみたり

WIZ   :    すやすやいっしょにおひるねも

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種別『日常』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

馬県・義透
引き続き『侵す者』にて

さて、陰海月にとって待望の時間だの。
しかし、本当に白黒なのだな、パンダとやらは。なんだかのんびりしておるし…(ふかふか撫で撫で)
ん?ああ、寝てしもうたか、陰海月…。写真とっておくか。ほのぼのじゃし。
…本当、陰海月はわしらの癒しであるの。


陰海月、絵本でしか見たことがなかったので、実物にぷきゅぷきゅ感動している。
子パンダが苦しくない程度にもふもふふかふかする。
ふわふわで気持ちいいので、気づいたらパンダの隣で寝てる。



「ぷきゅぷきゅっ!」
 子供のパンダ達を見て大喜びしている、大きなミズクラゲの陰海月。
 絵本の中でしか見た事の無かったパンダ……それも遊び盛りの子供のパンダを実際に見て、感動している。
「しかし、本当に白黒なのだな、パンダとやらは。さあ、陰海月、遊びに行っておいで」
「ぷきゅっ」
 馬県・義透に言われて、陰海月はうきうきと子供のパンダに近付いていく。最初はちょっとおっかなびっくりで触れてみるがふわふわの感触がとても気持ちがよく、子パンダの方も陰海月に興味を持ったらしく、ちょっかいを出して来た。遊んで欲しいらしい。
「ぷきゅ~!」
 その態度に陰海月も嬉しくなって、子パンダが苦しくない様に気を配りながら、もふもふふかふかを堪能したり、遊んでみたりと大はしゃぎしている。
「パンダというのは、なんだかのんびりしておるな。陰海月も楽しそうにしておるし」
 義透もパンダを撫でてそのふわふわふかふか具合を楽しむ。大人しい子や活発な子、色々なパンダがいて、その中で陰海月が大喜びではしゃいでいるのを見ると、義透も嬉しくなる。
 暫くうきうきの陰海月の声が聞こえていたのだが、聞こえなくなった。辺りを見回してみると、子パンダのふわふわ感触が気持ち良かったらしく、一緒にお昼寝してしまっている。
「ん? ああ、寝てしもうたか、陰海月……」
 子パンダと一緒に眠っている陰海月はほのぼのとしていて可愛らしく、笑みが零れる。義透はこの光景を写真に収めておく事にした。
「……本当、陰海月はわしらの癒しであるの」

大成功 🔵​🔵​🔵​

水沫・牡丹
赤子はなんであれ愛らしいのう
どれ、母が遊び相手になるのじゃ

やはり抱っこしてあげたいところじゃ
膝も空いておるでな、乗ってきても構わぬぞ?
はぁ……まだ産毛ばかりで柔らかい毛並みじゃのう

……なんだかよじ登っておる子パンダがおるが、なんじゃろうか
さすがに頭の上はちと重いのじゃが…もしや、妾のツノを枝だと思うておらぬか?
落ちたら危ないから降ろす…いや、端のほうで寝転がればよいのじゃ
妾の頭が低い位置にあれば遊びやすいじゃろうて
寝転がったらそのまま好きにさせておくでな

この子らもこれから毛が生え揃い、身体も大きくなっていくのじゃな
成長する過程を見られぬのが残念ではあるが、この先が楽しみじゃのう



「赤子はなんであれ愛らしいのう。どれ、母が遊び相手になるのじゃ」
 水沫・牡丹は子パンダ達を抱っこしてあげたり、膝の上に乗せてあげたり、優しく慈しむ。
「はぁ……まだ産毛ばかりで柔らかい毛並みじゃのう」
 膝に乗って来た子を撫でてやりながら、その子供ならではの毛並みを堪能する。やはり、赤子や子供は可愛らしいと改めて牡丹は思った。
「……ん?」
 膝の上はともかく、牡丹の身体をよじ登って来る子がいる。そして、そのまま頭の上に落ち着いてしまった。
「さすがに頭の上はちと重いのじゃが……なんじゃろうか。もしや、妾のツノを枝だと思うておらぬか?」
 竜神の牡丹の角は枝分かれしている木に子パンダ達には見えるのかもしれない。とはいえ、遊び盛りではあるけれど、落ちたら危ないので、牡丹は一旦降ろそうと考えたのだが、別の考えが閃いた。
 端の方に行って寝転がる。牡丹の頭の位置が低い所にあれば、子パンダ達も遊びやすいだろう。寝転がった牡丹の周りには、角に興味を持ってじゃれてくる子もいれば、撫でてと身体をこすりつけてくる子もいる。好きなように遊ばせながら、撫でて欲しい子には優しく撫でてやった。
(「この子らもこれから毛が生え揃い、身体も大きくなっていくのじゃな。成長する過程を見られぬのが残念ではあるが、この先が楽しみじゃのう」)
 小さな子パンダ達に囲まれながら、彼等の未来に牡丹は想いを馳せたのだった……。

大成功 🔵​🔵​🔵​

厳・範
半人半獣形態にて。
パンダか。こうして見ると、愛らしさは変わらずだな。
景色に蝶も加えるためのUC使用。

新たな戦いに赴く前に、こうして和むのもよいであろうて。
邪魔をせぬように、そっと撫でることにする。かつての親友も、こうしてパンダや猫、犬を撫でるのが好きだったな。
酔うと、本性:黒麒麟になったわしの鬣も撫でてたが、あやつめ…。

……使令にパンダも考えるか。きっと、オブリビオンの被害にあったパンダもいるであろうからな。



 厳・範は、子パンダ達の様子に目を細める。
 そして、景色を彩る為に美しい蝶を可愛らしいパンダ達の周囲に飛ばした。蝶を見て、じゃれつこうとしている子パンダもいる。その様子も微笑ましい。
「新たな戦いに赴く前に、こうして和むのもよいであろうて」
 邪魔にならないようにと範は子パンダの傍に寄り添い、そっと撫でてやる。撫でられて気持ちよさそうにしている子パンダの様子に、範はかつての親友の事が蘇って来た。親友も、こうやってパンダや猫、犬を撫でてやるのが好きだった。
「酔うと、本性……黒麒麟になったわしの鬣も撫でてたが、あやつめ……」
 一緒に、自分も親友に撫でられていた事を思い出し、思わず苦笑する。だが、こうやって親友を思い出し、様々な思い出が蘇るのは嬉しい事だ。
 ……今、猟兵として戦っている大きな理由は、その今は亡き親友の事を思っての事。親友の好きだった世界を守りたいからだ。
「……使令にパンダも考えるか。きっと、オブリビオンの被害にあったパンダもいるであろうからな」
 無邪気なパンダ達を見つめながら、そんな事を思う。この子達は猟兵達の活躍で被害に遭わなかった……というより利用されずに済んだのだが、この世界の事を思うと、不幸にも被害にあったパンダもいるだろうから。
 再び子パンダを撫でてやる。この子達は、オブリビオンに二度と脅かされる事無く無事に成長し元気に生きていける事を願うのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2021年07月04日


挿絵イラスト