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大祓百鬼夜行㉕〜病ンデレ狂騒曲

作者：蒼汁の人

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「大祓骸魂、ヤンデレさんだったのねぇ……やべぇヤツだこいつ」
　グリモアベースにアリス・セカンドカラー（不可思議な腐敗のケイオト魔少女・f05202）の声が響く。
「いやぁ、愛しいから殺して永遠にしたいっつーのは二次元（フィクション）ならいいけど現実でヤラれちゃうと、ねぇ？　あ、予兆見れなかった人もいるかもしれないから再生しとくわね」
　マイペースに話を進めながらアリスは捉えた予兆の再現映像を流す。

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　愛しきUDCアース
　あなたを思う　私の愛は揺るがない
　だから　私は帰って来たのです

　この懐刀「生と死を繋ぐもの（ヤマラージャ・アイビー）」は
　鈍なまくらだけれど　時間をかければ
　誰でも　何でも　殺すことができる
　殺したものは過去となり
　骸の海で永遠となる

　愛するUDCアース　あなたを永遠にしたい
　あとひと刺しで　それが叶います
　猟兵たちよ　止められますか
　電波塔の頂上で　あなたたちを待っています

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「と、こんな感じで大祓骸魂はUDCアースを“永遠”にするつもりのようね。どうしてこんなになるまで放っておいたんだ。「生と死を繋ぐもの」とか気になるワードもあるけど、聞いても多分答えてくれないかはぐらかされるだけだと思うからさくっと倒してきてちょうだい。
　それと、他の妖怪達と違って大祓骸魂は『救うことはできない』わ。ま、“永遠”にするのが救済って考えもあるっちゃあるから、考え方しだいでは救済できなくもないけど、『骸魂から解放して妖怪に戻すという形での救いはない』ということね。きっちり骸の海に還してあげましょう。
　大祓骸魂は、その膨大な「虞」によって、東京上空を「カクリヨファンタズムが如き空間」に変化させ、今回の戦争に存在した「あらゆる手段」を行使して襲いかかってくるわ。真の姿を晒す、他の猟兵と連携する、団地を利用する、月見を楽しむ、想い人の幻影と一晩中語り合う、バズリ対決、マネーバブル……など、今回の戦争で体得したあらゆる手段を使い、大祓骸魂を倒してちょうだい」
　ここまで説明するとアリスは転送の準備を始めた。
「皆ならきっと成し遂げられると信じているわ。それではいってらっしゃい」

第1章 ボス戦 『大祓骸魂』

POW   :    大祓百鬼夜行 【骸魂によってオブリビオン化した妖怪達】が自身の元へ多く集まるほど、自身と［骸魂によってオブリビオン化した妖怪達］の能力が強化される。さらに意思を統一するほど強化。 SPD   :    生と死を繋ぐもの 自身が装備する【懐刀「生と死を繋ぐもの」】をレベル×1個複製し、念力で全てばらばらに操作する。 WIZ   :    虞神彼岸花 【神智を越えた虞（おそれ）】が命中した対象にダメージを与えるが、外れても地形【を狂気じみた愛を宿すヒガンバナで満たし】、その上に立つ自身の戦闘力を高める。 イラスト：菱伊 👑11 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​

「ヤンデレ……う～ん、言われてみれば確かに……？」
　星川・アイ（男の娘アイドル風プロゲーマー・f09817）は依頼の説明に小首を傾げる。
「そっちが愛で来るなら、アタシの愛で沈めてあげましょうか」
　しかし、大祓骸魂を視界におさめ臨戦態勢を取る。この戦場においては大祓百鬼夜行に登場したあらゆる戦場とその効果を利用できる。アイが選んだのはバズリトレンディの戦場、バズリ対決だ。
「というわけで観客のみんな～、アイちゃんのラブラブショーの開演だよ～♡」
『バズリ対決……なるほど、これが今のUDCアースの文化ですか。ああ、なんと愛おしい』
　ネコ耳・尻尾とマイクロビキニを付けた姿になったアイの姿を見た大祓骸魂は懐刀を大量に複製しジャグリングを始めた。
「そういう使い方！？　いや、単純にすごいけどバズるにはちょっと弱いかにゃー？　だからみんなの前で愛し合うにゃ～」
　アイは戦場の特性に合わせた大祓骸魂の行動にびっくりしながらも接近し、触手ビキニを展開し大祓骸魂を拘束すると甘い声で誘惑した。
「アタシのぶっとい一刺しで大量の愛を注いであげるにゃ」
『ふむ、なるほど。性の営みもまた愛しき人のサガ、いいでしょう』
　アイは大祓骸魂の弱いところ探り継続的に責めて気持ちよくさせていく。そして、大祓骸魂の蜜が充分に溢れてきたのを確認すると、アイははちきれんばかりに膨らんだ欲棒を突き入れた。反応を見ながらゆっくりと掻き回し、大祓骸魂が感じてるのに合わせて腰の動きを早めていく。
「せめてイく時は、気持ちよ～くなってからにしようにゃ～♡」
　大祓骸魂が身体をのけ反らせ欲棒を締め付けるのに合わせて、アイは大量の愛を大祓骸魂のナカに注ぎ込んだのであった。

成功 🔵​🔵​🔴​

　カシム・ディーン（小さな竜眼・f12217）は幻朧桜を見つけるとその麓で宴会の準備を始める。よその戦争を無視して宴会することがこの場での大祓骸魂の力を削ぐ行動なのだ。
「『万物の根源よ……我が欲望……我が情動を達成する力を我が身に宿せっ……！』」
　そして、溢れんばかりの助平根性の成就のため、生命属性を全身に付与して気力体力精力を激増させる。宴会である、お祭りである、そして古代のお祭りは子孫繁栄の場でもあった。つまり、大祓骸魂と愛し合うことになんの問題もないということだ。
「お前も食べなさい一人食べたって面白みもねーでしょ」
　だから媚薬を仕込んだ月見団子を大祓骸魂に勧め食べさせる。
「この月見団子でしたか……おいしいですが妙に体が熱くなりますねぇ」
『ふむ、今宵の祭司はあなたですか。よろしい、存分に子種を注ぐがいいでしょう』
　古の邪神でもある大祓骸魂はカシムの行う宴会の意味を正確に理解しカシムを受け入れる。
「うん……肌も滑らかでいい気持ち。愛を望むならこの夜は存分に愛してやるのですよ」
　指を絡めるように繋ぎ、舌を舐め合い唾液を交換しながら深く繋がる。優しく包み込み舐めるように蠢くヒダにあっという間に精を搾られるも、激増した精力で萎れることなく何度でも愛を注ぎ込む。
　正面から大祓骸魂を存分に味わい堪能したカシムは調子に乗って御奉仕を命じる。
『それが望みであるならば』
　大祓骸魂はカシムの欲棒を咥え吸い込みながら舌で舐めあげる。その刺激にムクムクとカシムが元気を取り戻し始めるとさらに薄い胸でも奉仕する。その気持ちよさの我慢できなくなったカシムは今度は後から大祓骸魂を味わった。
「ちょ……あまり動いたら余計にっ……♪」
　再び正面から交わり大祓骸魂のナカにカシムは欲望を吐き出しきると、つながったままいちゃいちゃとし続けた。
「んー……このまま寝ちゃうのもいいかも」
　カシムは大祓骸魂の胸をすりすりと堪能しながら、全てを出し切った心地の良い眠りに身を委ねたのであった。

成功 🔵​🔵​🔴​

　泉・星流（人間のマジックナイト・f11303）は大祓骸魂との決戦の場にバズリトレンディ御殿を選んでいた。無限に湧き出る資金を湯水の如く消費しまくることでゴージャスにパワーアップするのだ。
　戦闘ヘリを始めとした最新鋭の現代兵器の数々を買い込みゴージャスにパワーアップした星流は、戦闘ヘリに乗り込みゲイン塔に突入する。他に猟兵がいないことを確認すると星流はパラシュートでヘリから脱出し、大祓骸魂に戦闘ヘリを突っ込ませた。
『無茶をするものです』
「だよね、知ってた」
　床から上が吹き飛んだゲイン塔に着地した星流は、晴れた煙の先に無傷な大祓骸魂の姿を認めると個別に属性を付与した空飛ぶ箒を無数に展開した。それに合わせて大祓骸魂も大祓百鬼夜行を召喚する。
　星流は空飛ぶ箒を大祓百鬼夜行を囲むように展開し雷属性を付与する。雷属性を付与された空飛ぶ箒は一斉に放電し大祓百鬼夜行を打ちすえ感電させ気絶させていく。
「見た目通りの存在ではないとは分かってる……躊躇はしないよ……」
　放電し終わった空飛ぶ箒はその先端を大祓骸魂に向ける。突貫属性を付与された空飛ぶ箒はその先端を鋭く尖らせ一斉に大祓骸魂を貫いたのだった。

成功 🔵​🔵​🔴​

「……しかしまぁ、こいつだけがってのも、なんだか不公平な気もするがな。ならば、戦場無視して、酒や飯でも食いつつ、ちょいと話をするのも、また、一興ってな」
　幻朧桜を捜して戦場を駆け抜ける備傘・剱（絶路・f01759）。
「てことで、オブリ飯じゃないが、調理開始発動、料理を作ってもてなすとするか。桜の下で、最後の宴ってのも、ある意味、的を得てるっていうか、なんていうかなぁ。あと、酒もな……未成年じゃないよな？」
『ええ、すでに成年の儀は終わらせていますよ』
　幻朧桜を見つけると剱は持ち込んだ資材と食料で料理を始める。花見にはおいしい料理が必要だ。本来ならお弁当を用意するところだが、今回は時間的な都合で現地で作ることになったのだ。
『それにしてもあなた達猟兵は変わった方が多いのですね。宴で私に挑むのはあなたで三人目です』
「いやさ、武器を使う戦いよりも、こうやって、平和的……かどうかは知らんが、武器を突きつけ合わさない戦い方の方が好きなのよ。心情的にねぇ……」
『そうですか……せっかくなのでわたしも一品作りましょうか。こちらの食材を分けていただいても？』
「ん？　ああ、構わんぜ。足りなくなったらアレに頼めば持ってきてくれるだろ」
　二人で料理をし宴会を楽しむ。
「にしても、物騒な懐刀、だよなぁ。娘さんの懐刀は、血を吸わず、綺麗なままでその一生を終えてほしいもんだぜ」
『ならあなたもわたしをものにしてみますか？』
「おいおい、もう酔ってんのかい」
『ええ、酔っておりますよ』
「そうか、酔ってるなら仕方ないな」
『はい、すべては酒精のせいでございますから』
　やがて、酒精を帯び宴もたけなわとなると大祓骸魂は剱に覆いかぶさり、二人のシルエットが一つとなった。

成功 🔵​🔵​🔴​

「まあヤンデレなんて所詮、ニッチな市場ですからね」
　シャルロッテ・ヴェイロン（お嬢様ゲーマーAliceCV・f22917）は訳知り顔でゲイン塔に転送されてくる。
「――それはさておき、こういうシチュエーションとかやってみたかったのですよ、「世界の命運を賭けたカードバトル」！　というわけで、レッツ・デュエリストブレイド！」
　シャルロッテが選んだのは デュエリストブレイドの戦場、Majimeni Duelでのカードバトルだ。戦場に合わせて大祓骸魂は自らが従える大祓百鬼夜行をカード化して構える。
「――で、相手は百鬼夜行デッキときましたか。『目標確認、データ解析』」
　シャルロッテは多次元世界に跨る電子及び霊的ネットワークにアクセスし、対象の戦闘能力を解析。その結果を基に電脳魔術でデッキを構築する。
「『――あの敵にはこのプログラムが有効ですね！』」
　それは防御力に重きを置く百鬼夜行特攻型強化デッキだ。ここから先はゲーマー『AliceCV』として小細工無しの実力勝負である。
　壁役の妖怪を配置し、カウンター魔法を伏せてセットする。猛攻といえどもTGCのルール内、メタを張ったデッキ構成とゲーマーとしての経験の差で凌ぐのは容易く必要なコストを貯めつつ大祓骸魂のコストを削っていく。そして、機は熟した。
「彼らに託された【覚悟】とともに、滅びるがいいですよ、フォーミュラ！！」
　シャルロッテが手にしてるのは四人の親分のカード。対する大祓骸魂は対抗するカードを喚び出すのに必要なコストがない。シャルロッテが繰り出す親分達の猛攻によるダイレクトアタックが大祓骸魂のライフを削り切ったのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

　サイコにはサイコをぶつけんだよ！　どこからか誰かのそんな言葉が聞こえた気がしたが、フィランサ・ロセウス（危険な好意・f16445）は意に介さず自分の世界に没入していた。
「ああっ、なんて重い、想い！　思わず好きになっちゃうわ！　でもよそ見なんてしてちゃ嫌よ？　ねえ、私だけを見て！　心ゆくまで殺（あい）し合いましょうよ♥」
『はい、殺（あい）し合いましょう』
　フィランサの言葉に微笑みながら大祓骸魂は懐刀を構え、その複製を念動力で周囲に展開する。
「剣やハンマーで滅多打ち？　機関銃で蜂の巣なんてのもいいかも？　それとも火炎放射器で丸焼きがいいかしら？　どれでも好きなやり方で壊（あい）してあげる♥」
　フィランサが選んだのはバズリトレンディ御殿だ。無限に湧き出る資産でどのように大祓骸魂を壊（あい）してあげようかと夢想する。
『どれも捨て難いですが、わたしはあなたが永遠になることを望みます』
「あは♪」
　大祓骸魂が懐刀を飛ばしてくるのを恍惚とした表情で眺めながらトラックの購入を思考する。すると、フィランサの目の前にトラックがでんと現れ懐刀を防ぐ盾となる。
「どれも壊れたって平気平気！　使い捨て感覚でどんどん新しいものに買い替えていくわ♥」
　だが、全ては防げず一部の懐刀は迂回してくる。それを時に巨大な鉄板で、時に奇妙なオブジェクトで、障害物となりそうな物をその場その場で購入し盾として防いでいく。
「リクエストがないなら、全部試してもいいわよね♪　ああ、どんな風に壊（あい）してあげようかしら♥」
　だが、フィランサもヤラれてばかりではない。これだけの愛を示されたのだ、自分も愛を返さなければ。フィランサはお金で買える古今東西のあらゆる凶器を買って大祓骸魂にぶっ放していく。世界で最も危険な愛（壊）し合いはいつ果てるともなく続いたという。

大成功 🔵​🔵​🔵​

『次の祭司はあなたですか』
「おや？」
　大祓骸魂の様子に小首を傾げるベルカ・スノードロップ（少女を救済せし夜の王【中将】・f10622）。特に何をしたわけでもないのにウェルカムバッチコイな雰囲気だったからだ。
『あなたも祭りを希望するもでしょう？　カミと交わりその力を取り込む儀式としての』
「ああ、なるほど。そういう理解でしたか」
　大祓骸魂の言葉にベルカもその意味を理解する。究極妖怪にして古の邪神なのだ、その手の祭りも多く体験しており今更抵抗もないというわけだ。
『それで、これが祭器ですか。今のUDCアースにも面白いモノが多いこと、過去にする前に一度は体験しませんとね。これはここでいいかしら』
「はい、そこで大丈夫ですよ。お手伝い感謝いたします」
　ベルカの裏表のない最上の笑顔が効いているのかいないのか。大祓骸魂がやけに協力的で判別はつかなかったが特に問題はないのでビデオカメラの設置を続けていく。
「本当は、救出したいですが、出来るとしても『転生』させるだけでしょうね。その条件もわかりませんからね」
　生配信の準備が整うとベルカは大祓骸魂を抱き寄せ、絨毯のように敷き詰められた狂気じみた愛を宿すヒガンバナの上に押し倒す。準備は万端なようなので、ベルカは大祓骸魂を己の欲棒で串刺しにした。
　激しく腰を振り大祓骸魂を高みへと導いていく。ベルカは限界を感じると繋がってる箇所をアップにする。タイミングは同時、大祓骸魂が達するのに合わせてベルカも白濁液を注ぎ込む。欲棒を引き抜くと大祓骸魂の秘洞から白濁液が溢れおち、その様子も配信する。さらにはカメラをバンして大祓骸魂の蕩けきった表情も映すのだった。それを様々な体位で繰り返す。
「こんな姿を見せれば、今後忘れられる事はありませんよね。❤（いいね）もたくさん貰えていますよ。ところで、これってある種、寝取っているようなモノでしょうか？」
『UDCアースに縁があるものはすべてわたしの愛の対象ですから』
「なるほど？」
『それより、わたしにやや子を宿すにはもう充分でしょう。今度はあちらの子を愛してあげてさしあげなさい』
　大祓骸魂の言葉に視線を向けるとそこには天草・みやび（エルフの正義の味方・f33144）がいた。
「おや？　あなたは……」
　ベルカとも何度か肌を合わせた相手ではあるが、人見知りが激しく無口なみやびは未だに自分の名を告げられずにいた。また、ベルカ以外に経験のないみやびには圧倒的に知識が足りず、ベルカと大祓骸魂の行為の意味も手伝いたくともその仕方もわからず、さりとて人見知りを発揮して話しかけることも出来ずにただ見ていることしか出来なかったのだ。
　そんなみやびをベルカは裏表のない笑顔で誘ってくれる。それがどういう意味を持つのかはわからないが、以前ベルカにしてもらったそれはとても気持ちがよかったと覚えている。それを思い出すとおまたがきゅんきゅんして思わず太腿をすり合わせてしまうもそれだけじゃ物足りない。
　だから、ベルカの誘いに乗ってぎゅっと抱きついた。ここから先はどうしたらいいのかみやびはわからなかったが、ベルカが身を委ねてくださいと言うので信じて身を委ねた。痛くないようにとベルカは入念に解し蜜が洪水のように溢れるまで準備する。
　だが、それはみやびとって焦らされているようなもので、ベルカに抱きつく力を強めながら無意識にベルカの欲棒を求めて腰を振っていた。そして、待ち望んだモノが中に入ってくるのを感じる。
　痛みは一瞬、みやびは知らないことだが勇者の加護で再生していた膜が破られたのだ。しかし、それも最奥をコツンと突かれると頭が真っ白になるほどの快楽で塗りつぶされていく。ぎゅっと目を瞑り、その快楽を貪るように無意識に腰を振る。
　何度も達しそれ以上に注がれてみやびの体力も限界が近づいていた。それを感じ取ったベルカは注ぐと同時に引き抜こうとするもみやびに止められて、
「……もっと」
　などと言葉少なくおねだりされてはベルカも止めることはできない。結局みやびが気絶するまで愛し続けたのだった。
「結局今回も名前を聞けませんでしたね」
　そして、日焼けした褐色健気ロリの無知っくすは史上最大のバズりをみせたという。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

「貴女も永遠の愛を掲げるお方なのですね。人の世は私にとって憎悪の対象ですが骸魂である貴女の想いを無残に散らせはしません。私の愛で永遠にして差し上げます」
『本当に猟兵さん方は面白い人達ばかりですね』
　バズリトレンディ御殿へと足を踏み入れつつドゥルール・ブラッドティアーズ（狂愛の吸血姫・f10671）は大祓骸魂へと語りかける。神智を越えた虞も虞知らずとなった今のドゥルールにはそよ風のようなものだ。
「『骸の海・強欲の海を越え、愛の海にて永遠の未来を！！』」
　狂気じみた愛を宿すヒガンバナで満たされていく御殿を尻目にドゥルールはカルロスとメロディア夫妻の霊をその身に降ろす。羅針盤戦争で永遠としたオブリビオンだ。中でも増殖するメロディアの力は凄まじくドゥルールの力を数百倍へと引き上げていく。
　そして、ドゥルールは炎を纏って舞う。舞に合わせて炎は広がり、ドゥルールの衣服も大祓骸魂の衣服も場を満たすヒガンバナをも焼き払っていく。
『あら、これを越えるバズリは難しそうですね』
　ドゥルールの動きに合わせて舞う炎は幻想的であり、生まれたままの姿になった大祓骸魂はドゥルールを受け入れるべく両手を広げた。ドゥルールは迷うことなくその胸の中に飛び込み、幻想的に炎が舞う中で大祓骸魂と愛し合う。
『………ッ………ッ……ひゃん……むぐぐ…ん…はっ………ぁ…………あんっ♡』
「あら、我慢せずに思いっきり声を出した方が気持ちいいですわよ、あぁん♡」
　声を我慢する大祓骸魂を可愛らしく思ったドゥルールは、大祓骸魂の可愛い哭き声を引き出すべく腰を密着させて激しく踊り愛でるのであった。

成功 🔵​🔵​🔴​

「大祓骸魂さんの事ヤンデレって言うのやめなよ、怖いから。もしかしたら中二病なだけかもしれないじゃん」
　秋山・軍犬（悪徳フードファイター・f06631）は身体を掻き抱きぶるっと震えながらゴミ置き場を目指す。打ち捨てられたTV、それに映し出される存在しないはずの番組が目的だ。
「所で大祓骸魂、考え方しだいでは救済できなくもない……つまりギャグ方面に振り切れば別の形で良い感じに救済あるって事でよろし？」
　あれはどっちかというと死こそ救済的なあれよ？
「えー？　料理ってうまく物事を上手く収めることって意味もあるんでしょ？　こういい感じにどうにかならない？」
　大本の本体はともかく、この戦場の個体レベルならワンチャンあるかも？
「ワンチャンあるならいけるっすね。という訳でプレボの番組企画【大祓骸魂と行くUDC湯煙温泉グルメの旅】始まるよ～」
　ほう、温泉とな？　大祓骸魂ちゃんの……
「あ、年齢的にロリババでも見た目少女が温泉お色気とかUDCの国家権力が動いちゃ～うから、水着とバスタオルは必須だよ」
　なん……だと？　ああ、ほら、大祓百鬼夜行でお色気を司る妖怪達が救いは無いんですかと崩れ堕ちてるではないか。
「ありません。第六猟兵は全年齢のゲームっすから」
　ともあれ、大祓骸魂をレポーターに始まる温泉グルメ旅。軍犬の料理に舌鼓を打ち、
邪心と心身の健康状態を阻害する要因を消された大祓骸魂はノリノリでレポーターをつとめあげ、本来の目的をすっかり忘れてお土産を片手に満足そうに骸の海に帰って行ったのだった。

成功 🔵​🔵​🔴​

最終結果：成功 完成日:2021年05月31日