✨あまくちふわふわ🎂チョコレートケーキ✨
●宇宙規模の危機
「まずいな、急がなくては……」
グリモア猟兵、ギド・スプートニクは少し焦った様子で猟兵たちの到着を待ち侘びていた。
「御機嫌よう諸君。到着早々で申し訳ないが、今回の任務に関して説明させていただく」
そう言うとギドは口早に事のあらましを説明した。
『スペースシップワールドで銀河帝国の艦艇が一般人の暮らすスペースシップを攻撃しようとしている』
『敵の艦艇に直接テレポートさせるから、やっつけて来て欲しい』
「何より問題なのは、襲われるスペースシップだ。襲われようとしているのは、あの宇宙パティシエで有名な『チョコ・キクチ』のスペース・スイーツシップ――現在クリスマス直前のチョコレートケーキフェアを開催中。それを、銀河帝国の奴ら……!」
ギドは悔しそうに歯噛みする。
チョコ・キクチのクリスマスケーキはスペースワールドに暮らす甘い物好き人々にとっての希望。今年のクリスマスもたくさんの予約で埋まっている。
「そういう訳だ。最速で敵を打倒し、人々の笑顔を救って欲しい」
スペースワールドでは猟兵の存在は『解放軍』の再来として歓迎されている。恐らく上手く行けばチョコ・キクチのチョコレートケーキもご馳走になるくらいの事は期待できるだろう。
「卿らの活躍に期待している。――と、そうだ。最後に一つ、大事な事を言い忘れていた」
ギドは懐から財布を取り出し、宇宙貨幣を猟兵の手に握らせる。
「帰りに私の分の買い物も頼まれて欲しい。そうだな、ホールで3つもあれば事足りるだろう」
猟兵たちに願いを託し、ギドはその後ろ姿を見送った。
まさひこ
まさひこです。
第六猟兵どうでしょうか!
今回はあんまりシリアスな事は考えずに軽い気持ちで楽しめるようなシナリオにしたいな、と思い軽いノリで書いてみました。
勿論、がっつりカッコいいプレイングも歓迎ですが、割と適当にお試し感覚で遊ばれる分にもちょうどいいシナリオじゃないかなと思っています。
シナリオは3章構成。
【集団戦→ボス戦→スイーツ船】となっています。
3章ではチョコレートケーキが食べれます。
ユーベルコードを駆使しても構いませんので沢山食べてください。
失敗するとケーキを食べれない場合もあります。
3章はなるべく1~2章に出ていたPCのプレイングを優先して採用したいと思ってはいますが、ケーキだけ食べに来るのも大丈夫です。
1プレイングあたり大雑把に🔵が2個、と試算するとプレイング採用率の目安が何となく分かるんじゃないかなと思います。
(🔵が溢れてもリプレイを書くことはできるので、あくまで目安です)
ちなみにフラグメントの投稿をすると、こういった【日常】シーンだとかのバリエーションが増えるので、各世界でやりたい遊びなどがあったらたくさん投稿してください!
合わせプレイングなども歓迎なので、合わせる場合は何か合わせだって分かる感じで書いてもらえたら合わせなんだなって判断します。
合わせて無くても割と一緒に行動させたりしがちなので、それは困る!という方はそのように書いていただけたらと思います。
よろしくお願いします!
第1章 集団戦
『バトルドロイド』
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POW : バトルスイッチオン
【超戦闘モード】に変化し、超攻撃力と超耐久力を得る。ただし理性を失い、速く動く物を無差別攻撃し続ける。
SPD : 精密射撃
【狙撃用プログラム】により、レベルの二乗mまでの視認している対象を、【熱線銃(ブラスター)】で攻撃する。
WIZ : シュートダウン
対象のユーベルコードに対し【正確にタイミングを合わせた射撃】を放ち、相殺する。事前にそれを見ていれば成功率が上がる。
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴🔴🔴🔴🔴🔴
|
種別『集団戦』のルール
記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
大成功 | 🔵🔵🔵 |
成功 | 🔵🔵🔴 |
苦戦 | 🔵🔴🔴 |
失敗 | 🔴🔴🔴 |
大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
レイブル・クライツァ
美味しいチョコレートケーキの危機と聞いて。
……ごほん。これからのクリスマスシーズンの楽しみである、甘いケーキでのひとときを壊そうとする
そんな空気の読めなさ過ぎる敵には、早々に帰ってもらいましょうね。
……食事前の準備運動とか、そんなつもりではないわ。本当よ?(指を鳴らしつつ)
取り敢えず早々に数を減らさないと話にならないから、なるべく大振りで範囲が広がらないかなとか考えながら
巫覡載霊の舞での薙ぎ払いで退場してもらうわ。
さっさと首を出しなさい?
今なら斬られた事も感じさせない勢いで倒してあげれる気さえするわ。
だから親玉を差し出しなさい?
別にタイムアタックのつもりはないのだけれども、ね。
甘味は魔法なのよ
「美味しいチョコレートケーキの危機と聞いて」
敵艦艇へのテレポートが済むなり戦場に躍り出たのはレイブル・クライツァ。
ミレナリィドールである彼女もまた、甘い物好きの同志であることには変わりない。
「これからのクリスマスシーズンの楽しみである、甘いケーキでのひとときを壊そうとする……そんな空気の読めなさ過ぎる敵には、早々に帰ってもらいましょうね」
そう言って彼女は、ユーベルコード『巫覡載霊の舞』を発動させる。
巫覡載霊の舞は己の防御を高めるだけではなく、攻撃に衝撃波を纏わせるという攻守一体の技。
そしてレイブルの目論見通り、大振りの薙ぎ払いは敵の『バトルドルイド』たちを一掃――いや、それどころの話ではない。
彼女のスイーツに対する情熱がユーベルコードと共鳴したのか、その一閃は触れただけでバトルドルイドの胴体を真っ二つに斬り裂いた!
「さっさと首を出しなさい? 今なら斬られた事も感じさせない勢いで倒してあげれる気さえするわ」
恐怖などプログラムされていない筈のバトルドルイド。しかし彼らは今、眼の前の猟兵に対し、確かに『恐怖』というものを感じていた。
「早く親玉を差し出しなさい? 別にタイムアタックのつもりはないのだけれども、ね」
甘味は魔法。
その言葉を体現するかの如く、バトルドルイドたちはあれよあれよと切り捨てられていった。
大成功
🔵🔵🔵
アール・ダファディル
ケーキ、『『チョコ・キクチ』のケーキだと……!
成程な、何としてでも殲滅しなければならぬ依頼か。
ふん、仕方ない。ああ本当に仕方ない。≪彼女≫の為だとも。
緊急事態だからな。手を貸してやろう。
敵の射撃が厄介だな。射程内に入らないのが一番だがそうも言ってられん。
【錬成ヤミヤドリ】にて俺自身を複製しテディベアを繰り、盾にしよう。
敵の気を引きつつ一体ずつ確実に「だまし討ち」で刈り取れれば上々だ。
「Echo、キミの好きなチョコの為にも楽しく遊ぶとしよう」
堅い個体には「マヒ攻撃」を仕込んで他の猟兵へ任せる。
所詮、ぬいぐるみに敵を捩じりきる腕力は無い。
戦場を見渡し、得手な奴が動き易くなるよう支援しよう。
「成程な、何としてでも殲滅しなければならぬ依頼か」
アール・ダファディルは独りごちる。チョコ・キクチのケーキ。成る程、耳にした事のある名前だ。
ふん、仕方ない。ああ本当に仕方ない。
≪彼女≫の為だとも。
緊急事態だからな。手を貸してやろう。
『錬成カミヤドリ』にて複製された、15体の≪Earl≫。
それぞれがバラバラの意志を持つように、バトルドルイドへと襲い掛かる。
だが所詮はただのテディベア。敵を捩じ切る腕力もない。
ドルイドたちの【熱線銃】で、1体、また1体とその数を減らしていく。
「この程度のものだろう、元より大した期待はしていない。だが――」
その攻撃には、『マヒ攻撃』を仕込んでいる。
『フェイント』に『だまし討ち』……敵を欺くのはお手の物だ。
「ボクはこう見えて、見た目の通りに荒事には向いていなくてね。後はよろしく頼むよ、猟兵君」
敵の撹乱は十分。ならばこの場は得手な奴に任せてしまっても大丈夫だろう。
「Echo、キミの好きなチョコの為にも楽しく遊ぶとしよう」
どうかゆるりと待っていて欲しい。その言葉は此処には居ない≪彼女≫に向け告げられていた。
苦戦
🔵🔴🔴
水鏡・龍眼
人々の希望を奪うことは許されるべきではない
そして何より…
「我が母上が、チョコ・キクチのチョコレートケーキ…とやらをご所望だ」
そんなことをクールな真顔で言い放つ眼鏡のヤドリガミ
ちなみに母上とは傍にいる月の精霊ちゃんである
とっても楽しみです!という期待に満ち溢れた顔をしている
「ということで…行ってくれ、父上!!」
ドラゴニック・エンドでドラゴンランスをぶん投げます
はい、こちら父上です
あんぎゃー!!
(嫁と息子のために頑張ります)
「さすが父上。…さて、我は我で頑張るか」
外したら仕方がないので父上回収しつつ普通に戦います
「…すまない、父上(眼鏡を直しつつ冷静を装う眼鏡」
●
人々の希望を奪うことは許されるべきではない。
そして何より――
「我が母上が、チョコ・キクチのチョコレートケーキ……とやらをご所望だ」
クイ、と眼鏡を上げて真顔で言い放つクールな男性。否、その眼鏡こそがまさに本体。
水鏡・龍眼、彼は水龍と月の精霊――それぞれの素材を用いて作られた眼鏡であり、100年の時を経て人の形を成したヤドリガミだ。
「母の期待には応えねばなるまい。だろう、父上」
龍眼の傍らでニコニコと微笑む月の精霊。その表情からは、チョコレートケーキへの強い期待が感じられる。
そして父上と呼ばれた『槍』。
ドラゴンランスとは、小型の竜がその身を槍へと変じたもの。つまりその槍こそが龍眼の素材となった、水龍。
「ということで……行ってくれ、父上!!」
――グルォオオオオオ!!
投擲された槍と共に響き渡る、竜の咆哮。
なおそれは龍眼からすれば「あんぎゃー!!」と聞こえている。
その槍はドルイドの何体かを貫き見事に撃破するも、壁に突き刺さったドラゴンランスは敵の熱線銃で狙い撃ちにされていた。
「……すまない、父上」
父上の死は、決して無駄にするまい。
暁の星に誓いを立て、父上は戦況が落ち着いてからこっそりと回収に向かった。
苦戦
🔵🔴🔴
赫・絲
スイーツシップ襲うなんて、帝国のヤツらさいてー!すぐにやっつけてやるんだから。
待っててチョコケーキ!……じゃなかった、待ってなさいよ馬鹿ドロイド!
あ、ギドの分はちゃんと買って帰ってくるからね、安心してね!
ちゃっちゃと散ってよね!
ドロイドを見つけ次第、問答無用で襲いかかる
腕力にはそこまで自信がないから、
その分雷属性を武器に付与して武器からの放電の力にも頼りつつ、手にした大鋏で敵を斬り飛ばす
ケーキを思って目は爛々としているが、敵の攻撃は冷静に見切って対処
避けるものは避け、捌けるものは捌いて一旦距離を取り、【縁断・雷縫】を使って反撃
雷を宿した鋼糸で敵の関節部を積極的に狙い、破壊を目指す
「スイーツシップ襲うなんて、帝国のヤツらさいてー! すぐにやっつけてやるんだから」
悪逆非道の銀河帝国に対し、怒りを燃やす赫・絲(てらし・いと)。
(待っててチョコケーキ! ……じゃなかった、待ってなさいよ馬鹿ドロイド! あ、ギドの分はちゃんと買って帰ってくるからね、安心してね!)
絲の心の声に、遠い世界から「ありがとう」という声が聞こえたような気がする。そんな最中、目の間にはまだ多くのバトルドルイドが立ち塞がっている。
まだ見ぬケーキに目が眩み、その手が鈍るようなスイーツ脳ではない。足りない腕力は技で補う。指先から伸びる鋼糸は更に八重にも分かれ、両手で八十にも及ぶ鋼糸、その1本1本に【雷】の属性が付与されている。
「ちゃっちゃと散ってよね!」
絲のユーベルコード、『縁断・雷縫(エニシダチ・ナルカミヌイ)』。
雷を宿した鋼糸が敵の関節部を絡め取り、瞬時にして破壊する――
……筈だった。
「え、あれ……ちょっと、アレ、あれえええー!?」
本来であれば100%を超える程の精度で敵を難なく屠る筈であったその鋼糸。しかし、何という不運だろう――否、まだ見ぬケーキに目が眩み、その手が鈍るようなスイーツ脳だったのか。
鋼糸は複雑に絡まり、そのまま上手く操れないようになってしまった!
「ふえぇ、何かちょっとコレおかしくない!?」
絲は泣きながら鋼糸を回収した。(敵はそれなりに倒した)
苦戦
🔵🔴🔴
アリルティリア・アリルアノン
「ネガティブハートにスマイル配信♪ バーチャル魔法少女(ウィッチ)アリルちゃんだよ!」
決めセリフと共に華麗に艦に降り立ちます。
「チョコケーキ欲しさに宇宙船ごと乗っ取るとは何たる非道!
悪の銀河帝国、許゛し゛ま゛せ゛ん゛!」
倒すべき悪への怒りは食欲9割くらい
たべもののうらみはおそろしいのです
「アリルのバーチャル魔法、とくと味わいなさい!」
敵が集団なら、こちらも数で対抗です
エレクトロレギオンで電脳空間より召喚した、愛玩用ロボット犬みたいな戦闘兵器群をドロイド共にけしかけます
「待っていてくださいキクチさん!チョコケーキは必ず助けます!」
戦闘中も頭の中はケーキの事でいっぱい
思わずよだれが零れます
「ネガティブハートにスマイル配信♪ バーチャル魔法少女(ウィッチ)アリルちゃんだよ!」
決め台詞と共に華麗に艦艇へと降り立ったのは、アリルティリア・アリルアノン。アリルちゃんの愛称で親しまれるバーチャルキャラクターのひとり。
「チョコケーキ欲しさに宇宙船ごと乗っ取るとは何たる非道! 悪の銀河帝国、許゛し゛ま゛せ゛ん゛!」
スイーツ好き猟兵たちの例に漏れず、銀河帝国への怒りを燃やすアリル。げに恐ろしきは食べ物の恨み。
「アリルのバーチャル魔法、とくと味わいなさい! ……あれ、あれ??」
怒りのあまり、ユーベルコード発動の準備を忘れていたので慌てて準備をした。もしこれがもっとシリアスな戦いであれば危険だったかも知れない。
「こほん、では改めて……敵が集団なら、こちらも数で対抗です! 出なさい、ワンちゃん軍団!!」
その掛け声と共に、アリルのユーベルコード『エレクトロレギオン』が発動した。
電脳空間から、総勢六十体の小型戦闘用機械兵器が召喚される。一撃でも被弾すれば消滅するという制約はあるものの、個々の戦闘力はかなりのものだ。
バトルドルイドたちのユーベルコード『シュートダウン』は相手のユーベルコードを相殺する強力な技だが、初めて見る攻撃への対応力は低い。
数には数を。その作戦が功を奏し、ドルイドたちは瞬く間に制圧されていく。
「待っていてくださいキクチさん! チョコケーキは必ず助けます!」
その口端からは、輝く涎が垂れていた。
成功
🔵🔵🔴
アレクシス・アルトマイア
チョコ・キクチの、そしてあまふわチョコレートケーキの危機とあらば、駆け付けぬわけにはまいりません。
銀河帝国も狙いどころというものを良くわかっているようですがチョコケーキは私たちのものです!
艦隊に乗り込んでSPD重視にユーベルコードを使ってばしばし敵を殲滅します
忍び足で通路の影からダガーで不意討ちしたり、通路の壁や天井などの地形を利用します。
味方がいれば銃で加勢してサポートすれば、はやく敵を殲滅出来て素晴らしいことですねっ。
……一人でもがんばります!
ブラスターは怖いですがっ!
敵の攻撃は通路や構造物を利用して視線を避けたり、敵を盾にしたりしてよけちゃいましょう。
チョコレートケーキは、渡しません!
馬駒・つの
つのの初陣だぞー!👏💝
おけまる水産!ギドちんのお願いとみんなの甘いクリスマスはつのが守る✨🎄✨
かわいくないロボットいっぱいーうける😂
つのかわいいし目立っちゃうんだけど、【迷彩】でこっそり近付けないかな?
こっちを見ろーこっちだ!(このネタちょっと古いね)
【時間稼ぎ】しつつロボの振り返るとこ撮ってからーの
【グッドナイス♥️ブレイヴァー】だ!💪💥
やはー💃つののがんばるとこ見てて!
え!まって拷問具しか持ってないから拷問具がぱわっぷする!やば笑
でもダークなつのもよくない? ね!
ロボ倒す瞬間はつののスマホでも自撮りするー!
笑えー!笑って逝こ!ありゃロボじゃ笑えないか!
【傷口抉って】こ~🔪💕
●
ここにもひとり、スイーツに命を賭ける戦士が居た。
アレクシス・アルトマイア。その目隠しが特徴的な人間の女性だ。
「チョコ・キクチの、そしてあまふわチョコレートケーキの危機とあらば、駆け付けぬわけにはまいりません。銀河帝国も狙いどころというものを良くわかっているようですがチョコケーキは私たちのものです!」
着眼点は評価する、だからと言って見過ごして良い訳がない。
アレクシスは得意とする敏捷さを生かして艦艇の通路を進んでいく。
「てい、ていっ!」
パァン、と銃弾を放つ。その射撃は見事なものだが、猟兵としてはいささか精細に欠ける部類だと言っていい。
「うう、一人はちょっと心細いですね……」
アレクシスの能力は、元よりサポートに特化している。単独でも戦えない事はないが、その戦闘効率は著しく下がってしまう。
廊下の曲がり角、その向こうには何体ものバトルドルイドが控えている。
「……一人でもがんばります! ブラスターは怖いですがっ!」
むん、と覚悟を決めてバトルドルイドと対峙したその時、後方からズダダダダ……とこちらに向かって誰かが走る足音が聞こえてきた。
「つのの初陣だぞー!👏💝 おけまる水産! ギドちんのお願いとみんなの甘いクリスマスはつのが守る✨🎄✨」
元気よく登場したのは同じく猟兵の馬駒・つの。
「かわいくないロボットいっぱいーうける😂 つのかわいいし目立っちゃうんだけど、『迷彩』でこっそり近付けないかな?」
アレクシスに尋ねるが、「ど、どうでしょうか……」と首を傾げている。
「よーし、じゃあ……こっちを見ろーこっちだ!」
(色んな意味での)危険を顧みず、バトルドルイドに声を掛ける、つの。
その姿をパシャリ、とスマホで捉えてSNSにアップロードしてからの、ユーベルコード『グッドナイス・ブレイヴァー』。
「やはー💃 つののがんばるとこ見てて!」
つのの戦う様子は瞬く間に世界へと拡散され、その姿を見守る視聴者からの応援の気持ちがつのの武器や防具にパワーを与える。
「え! まって拷問具しか持ってないから拷問具がぱわっぷする! やば笑」
禍々しいオーラを放ち始めた自前の拷問具に戸惑うつの。
「でもダークなつのもよくない? ね!」
「は、はい……えっと、とてもかっこいいですっ!」
同意を求めるつのに、アレクシスは力強い肯定を返した。
動画撮影によってパワーアップしたつのの拷問具が、バトルドルイドを次々に屠っていく。
しかし通常であればつののドローンはバトルドルイドによってあっさりと撃墜されていただろう。
アレクシスのユーベルコード『従者の時間短縮術』による的確な支援、秒間10発も放たれる【味方と対峙する敵の四肢を貫く銃弾】が、バトルドルイドの動きを確実に制していた。
「わー、全然いけんじゃーん! ほらほら、記念撮影してこー! 自撮り自撮り📷 はい、チーズ💕」
美少女ふたりがドルイドを撃退する様子がネット上でぷちバズったりしたのは、また別の話。
成功
🔵🔵🔵🔵🔴🔴
フレズローゼ・クォレクロニカ
「ええー!あのチョコ・キクチのチョコレートケーキが食べられるの?!ボクも食べる食べるー!」
チョコケーキに夢心地、けれど敵がいると聞けばうきうきるんるん倒す気満々
ボクとお菓子の邪魔するやつは女王様に首を跳ねられてしまえっていうしね!
まずは敵の数を減らさなきゃ!
撹乱されてる今なら当たるかな?2回当たればめっけもの!な気持ち
忍び足で近づいたなら
『女王陛下は赤が好き』をぱぁっと展開して、攻撃してくよ!
赤と白がショートケーキみたいでしょ?
敵の攻撃…痛そうだし、上手く見切れるように勘を働かせる!
美味しいチョコケーキが待ってるんだ、よく動いてお腹をすかせとかなきゃね
あっ、でも一番好きなのは櫻宵のチョコだよ!
「ええー! あのチョコ・キクチのチョコレートケーキが食べられるの?! ボクも食べる食べるー!」
チョコケーキに夢心地、けれど敵がいると聞けばうきうきるんるん倒す気満々。
上機嫌に艦艇を歩くのはフレズローゼ・クォレクロニカ。
「ボクとお菓子の邪魔するやつは女王様に首を跳ねられてしまえっていうしね! まずは敵の数を減らさなきゃ!」
十分に撹乱されている敵の隙を突き、月色の絵筆から散らした七彩の色彩は赤と白の薔薇の花弁へと姿を変えて周囲を満たす。
「どう? 赤と白がショートケーキみたいでしょ?」
戯けて笑い絵筆を振るえば、その花弁はバトルドルイドへと触れ、赤の花弁はその場で爆発、白の花弁は機械の体へと溶けてから内部で爆発を引き起こした。
赤と白の連鎖爆発がドルイドの硬い装甲を容易に破砕する!
「美味しいチョコケーキが待ってるんだ、よく動いてお腹をすかせとかなきゃね」
るん、と軽いステップを踏んで。フレズローゼはそのまま戦場を後にした。
――あっ、でも一番好きなのは櫻宵のチョコだよ!
知人のショコラティエに向けて、軽い言い訳をしながら。
大成功
🔵🔵🔵
第2章 ボス戦
『帝国騎士』
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POW : インペリアルブレイド
【念動力を宿した「飛ぶ斬撃」】が命中した対象を爆破し、更に互いを【念動力の鎖】で繋ぐ。
SPD : ダークフォースバリア
自身に【鮮血の如きオーラ】をまとい、高速移動と【赤黒い電撃】の放射を可能とする。ただし、戦闘終了まで毎秒寿命を削る。
WIZ : インペリアルフラッグ
【念動力で形成した帝国の旗】が命中した対象にダメージを与えるが、外れても地形【を『帝国の領土』であると見る者に認識させ】、その上に立つ自身の戦闘力を高める。
👑17
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴🔴🔴🔴🔴
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種別『ボス戦』のルール
記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
大成功 | 🔵🔵🔵 |
成功 | 🔵🔵🔴 |
苦戦 | 🔵🔴🔴 |
失敗 | 🔴🔴🔴 |
大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※このボスの宿敵主は
「💠山田・二十五郎」です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
馬駒・つの
お!今度のやつはちょっとかわいいぞ🌼💕
そのピンクの剣どこで買ったやつー?
つの、かわいくない拷問具しか持ってないよお!
よし!自撮りしよ!📷
ボスくんに声かけての【時間稼ぎ】!
一緒にpeace✌️してくれたら…してくれなくても!
近くから【エレクトロレギオン】をつのたちの周りにぶわっとぶいーんだぜ!
もし危なかったら機械兵器ちゃんは防御に徹させて、
拷問具を投げてぶっつけて退散っ🏃
誰かに繋げられたらじょーでき!💯
あのボスを倒せば、
みんながよだれダラダラさせてたナントカさんのケーキ!🍰
また誰かと協力できたりもしたらいーなっ🙋💖
映像編集さんもいろいろごめんね!アドリブだいすきだよ!えへぺろ😋
ピピティ・ピピニエッタ
うわ、何アイツこわ😵
アタシ🍫🍰食べ放題って聞いてきたんだけど違いの❓
萎えるわーないわー💦
ていうか、あの格好流行ってんの❓この世界の流行的な❓
まっ、なんでもいっか❗️
トカゲちゃん、あとヨロシク〜💪
じゃ、みんなガンバッて👋
アタシ、隅で七つ道具のオヤツを食べとくからお構いなく〜😊
周りにも食べたい人がいれば分けてあげるね🌟
やっさし〜〜😭
「うわ、何アイツこわ……😵 アタシ、チョコレートケーキ食べ放題って聞いてたんだけど違うの?」
ピピティ・ピピ二エッタは帝国騎士の姿を見るなり口を尖らせる。
なにせピピティは✨オシャレ✨に敏感。あの陰気なスーツがどうしても許せないようだった。
「萎えるわーないわー💦 ていうか、あの格好流行ってんの? この世界の流行的な?」
それに異を唱えたのはカリスマJKバーチャルモデル、つの。
「でもピンクの剣とか割とかわいくない?🌼💕 つの、かわいくない拷問具しか持ってないよお!😂」
どこで購入したのか帝国騎士に尋ねるも、「軍事機密だ!」と答えてはくれない。
「言われてみればちょっとかわいい?🤔 アタシは要らない👋けど」
「そっか……😢」
センスを分かち合えず少し悲しげな表情を浮かべる、つの。
だがへこたれない。いつでも全力疾走⇶がつのの信条。
「よし! 自撮りしよ!📷」
「オッケー🙋🆗」
気を取り直し、帝国騎士と三人で記念撮影。
帝国騎士も慣れない展開に最初は表情がぎこちなかったが、徐々に柔らかい表情を浮かべられるようになってきた。
「――ッッ!? 何をしているんだ貴様ら!!」
ふと我に返る帝国騎士。二人の術中に嵌り時間稼ぎに付き合わされていた事に気が付いたのは、SNSで相互フォローを行なった後だった。
「成る程、貴様らが報告にあった『猟兵』か。今のもユーベルコードの為せる技――というわけだな」
「ゆべこ? ピピちん使った?」
「まだ使ってない😱 ていうか今から使う🔥🔥」
ピピティの詠唱と共に、10匹程の青く燃える火蜥蜴型の炎が現出し、黒騎士を目掛けて放たれる!
「クッ……! だが、この程度なら👿」
フォースによって形成された帝国旗がピピティの生み出した炎を包み込み、その威力を中和させる。
「やば、強い😵」
「ピンチ💪 つのもゆべこ使う💃」
ピピティと帝国騎士、互いの放つユーベルコードが相殺されたその瞬間。つののユーベルコード『エレクトロレギオン』によって召喚された機械兵器たちが帝国騎士へと集中砲火を浴びせた。
一撃を受ければ消滅するという欠点を持つ機械兵器だが、敵の攻撃を封じた今であれば一方的にその火力を発揮できる。
「女子供と侮ったか、ぐっ……」
その場に片膝を付く帝国騎士。敵の総大将に対し、ピピティとつのの即興ペアは意外なほどの善戦を繰り広げた。
成功
🔵🔵🔵🔵🔴🔴
赫・絲
ちょっとなんかイロイロ誤算はあったけど、今度はしーっかり決めてやんだからね!
めっちゃ絡まった鋼糸は解けたけれど、また絡まると嫌なので今回は使わない
代わりに雷属性を付与した大鋏を手に敵の攻撃を捌きつつ、
避雷針の役割を果たす針を敵の装甲の薄い部分へ投擲
この後の術の補助に過ぎないため、当たらなくても気にしない
エレメンタル・ファンタジアの暴走をできる限り防ぐため、
使用範囲が限定的になるよう敵の直線上に立ち、
針が的に命中していればその針目掛けて炎の落雷を放つ
命中していなければ、装甲の薄い部分を狙う
きっちり片付けて、今度こそ晴れ晴れした気分でチョコレートケーキ食べるんだから!
「ちょっとなんかイロイロ誤算はあったけど……ううん、気にしない!」
先程の失態を挽回すべく、絲は鼻息を荒くする。
めちゃくちゃに絡まった鋼糸は解けたものの、同じ過ちを繰り返すのが怖いのでひとまず封印。
心機一転、気合を入れる。心無しか目鼻立ちもしっかりしてきたかのような、身の引き締まる思いだ。
手にした得物は大剣と見紛う程の大きさを持つ、鈍色に輝く大鋏。
「ほう、少しはまともに戦えそうだな」
騎士としての本懐か、帝国騎士も少し嬉しそうに旗槍を構えた。
「きっちり片付けて、今度こそ晴れ晴れした気分でチョコレートケーキ食べるんだから!」
刃を交える度に稲妻が迸り火花を散らす。鋏に宿した雷属性に影響されてか、絲の髪も少し逆立っていた。
「そこっ!」
絲は敵の装甲の薄い部分を狙ってグローブに収納された縫い針を投擲する。
「ぬぐっ、仕込み刃か――!」
その針は、帝国騎士の甲冑の隙間に楔となって突き刺さった。
「よっっし! 今度はしーっかり決めてやんだからね!」
投擲した針が当たらなくても良かったけど、当たったのなら万々歳。
あくまでも術の制御を補助する為の下準備だったけど、これから威力の増強も期待できる。
――魔力集中、属性強化。
炎と雷の縁を紡いで、眼の前の敵の縁を断たん!
「炎雷混合、『エレメンタル・ファンタジア』!!」
凄まじい勢いで迸る雷と炎の渦は、そのまま投擲した針を避雷針として黒騎士へと突き刺さる!
「――ッッ、ぐ、アアアアアアアアアアッ!!」
到達した雷は、炎は。黒騎士の甲冑のその内部を駆け巡ってその全身を灼き焦がした。
大成功
🔵🔵🔵
ポケッティ・パフカニアン
ウッソちょっと!なんでこんなオイシイ話、あたしに真っ先に教えてくんないの!?完全に出遅れちゃったじゃない!
って、なーんだ、まだ戦ってる最中じゃないの。これなら食べそびれなさそーねー。
もーちょっと遅かった方が楽できたかもだけど…さすがにタダケーキってのもなんだしね?
やだ、なーんか根暗そーな敵ー。スイーツ食べにくる格好としては失格も失格!あの世で着替えて転生して来たら?
そういうワケで、狙うは時刻む怪盗!こんなヤツ速攻でぶっ飛ばしちゃいなさい!…どこかの誰か!
相手の攻撃を利用してやるのもアリかしらねー。
鎖で繋がるって事は、自分の逃げ場もなくなるって事でしょ?ふふん、肉を斬らせてナントヤラ、ってヤツ?
蓮花寺・ねも
話は全て聞かせて貰った。
この宇宙のため、大義のため、なによりひとの笑顔を守るため。その明日のため。
ぼくはぼくの務めを果たそう。
決してチョコレートに釣られたわけではない。
何かあの、ええと、有名店なのだったか。釣られてはいないけれど美味しそうだよな。
クリスマス商戦にどれだけの人の懐と期待と夢と希望がかかっていると思っているのだ痴れ者め。
殴るろう。
此方に気を惹きながら攻撃。
近接したら【サイキックブラスト】で動きを封じていく。
……このまま止めて寿命が削れるのを眺めていても良いのだけれどね、
お前たちは行き会ったら叩き潰すと決めている。
インペリアルフラッグは随時折りたい。
亡霊の分際で蠢くな。
アーサー・ツヴァイク
部隊長格が相手なら、タイマン用のシャイニングブレイクを叩き込んでやるぜ!
しっかし、性懲りもなく民間の船ばかりチマチマ狙いやがって…銀河帝国が聞いて呆れるぜ!
お前らみたいな卑怯ものに、みんなが待ってるチョコレートケーキは渡さねぇ!
リュー・メトカーフ
一通りの敵は倒せたみたいだし、ここがチョコレートフェアの会場で良かったかな?
ここまで歩くのも疲れた。広い船内というのも考え物だね
おや、あれは何かフェアのコスプレとかそういう……ん?
ああ、まだここは戦いの場だったか。しまったな……もう少し後で来るべきだった。
仕方ない、せめて彼には早めに退場してもらおう
私は皆のように機敏な動きは苦手でね
螺子の巻かれてない人形なんてそんなものさ
あまり近付かれないように立ち回ろう
誰かと戦ってる隙にサイキックブラストで足止めだ
これで他の人の援護にもなるし、彼が私に近づくこともないだろう
万が一近付かれたら……まぁ、なるべく頑張って走ろう
そんなことにはならないことを祈るよ
●リュー・メトカーフの場合
「一通りの敵は倒せたみたいだし、ここがチョコレートフェアの会場で良かったかな?」
のんびりと敵艦艇を歩くリュー・メトカーフ。辺りにバトルドルイドの残骸が転がっているのは、恐らく目に入っていない。
「ここまで歩くのも疲れた。広い船内というのも考え物だね。おや、あれは――」
遠くに見える帝国騎士の姿。ちょうど猟兵の誰かと戦闘の真っ最中のご様子。
リューはここに来て、どうやらまだ戦いは終わっていないらしい事に気が付いた。
●ポケッティ・パフカニアンの場合
「ウッソちょっと! なんでこんなオイシイ話、あたしに真っ先に教えてくんないの!? 完全に出遅れちゃったじゃない!」
いけない、遅刻遅刻ー、とばかりに小さな羽をばたつかせながら早足(?)で現場へと駆けつけたのは、ポケッティ・パフカニアン。
ギリギリセーフ、と言うよりはまだ戦闘の真っ最中。不謹慎かも知れないが、ホッと胸を撫で下ろす。これなら食べそびれる事はなさそうだ。
「なーんだ、もーちょっと遅かった方が楽できたかも知れないわね」
「しまったな……もう少し後で来るべきだった」
――「うん?」「おや?」
ふたりの遅刻魔の運命が、ここで交錯する。
「えーっと、どーも……」
「いやいやこちらこそ、どうも」
挨拶を交わすポケッティとリュー。何故か微妙に気まずいムードが訪れる。
「あたしは、そのー……うん。さすがにタダケーキってのもー、なんだし……ね? サボろうとはー、してた……けど。ちゃんとこれから戦うつもりで、ね?」
「成る程、奇遇だ。私も実はちゃんとこれから働こうとしていたところさ。戦う準備も勿論万端――」
リューは表情も変えぬまま、手にしていたケーキ用のフォークを背中の帯へと仕舞い込んだ。
「――話は全て聞かせて貰った」
「えっ、今度は何!?」
ポケッティが振り返ると、そこに立っていたのは蓮花寺・ねも。
「この宇宙のため、大義のため、なによりひとの笑顔を守るため。その明日のため。ぼくはぼくの務めを果たそう」
煌々と(聖なる光で)身体を輝かせ、熱い台詞を平坦に語るねも。
「おや、ねもじゃないか」
「これはリュー君。奇遇だね」
リューとねもは、どうもどうもと挨拶を交わす。ポケッティが「知り合い?」と尋ねれば、まぁそんなものだとふたりは答えた。
「ねもはこの間振りねー、あんたもケーキ目当てで来たの?」
ポケッティは尋ねるが、
「それは誤解だよ、ポケッティ君。ぼくは決してチョコレートに釣られたわけではない。何かあの、ええと、有名店なのだったか。釣られてはいないけれど美味しそうだよな。――ええと、そうではなかった。うん、つまりはクリスマス商戦だ。クリスマス商戦にどれだけの人の懐と期待と夢と希望がかかっていると思っているのだ痴れ者め」
向き直り、ズビシ、と帝国騎士を指差した。
「クッ、どいつもこいつも自分の都合の良い時ばかり話を振りおって……それが猟兵のやり方かッ!!」
此処に至るまで相当のフラストレーションが溜まっていたのか、怒る帝国騎士。
「やだ、なーんか根暗そー」
「私が悪いワケじゃあないよ、キミ」
「亡霊の分際で蠢くな」
「くぅーーーーッ、貴様ら絶対に許さん!!」
三者三様の罵倒受け、帝国騎士の精神は臨界点を越えてしまう。
「姦しい娘共が――我が奥義を受けよ、『インペリアルフラッ――」
「えーっと、『時刻む怪盗』」
「『サイキックブラスト』」
「『サイキックブラスト』」
ピタッ、ビリビリッ、ビリビリッ!
ポケッティのユーベルコード『時刻む怪盗』によって静止された僅かな時間、その隙に正面と背中にタッチされての『サイキックブラスト』。
三重の静止系ユーベルコードの力によって、帝国騎士は帝国旗を構えたままその場に固まっている。
「えーっと、誰かぶっ飛ばしちゃっていーんだけど……」
「私は直接戦闘は苦手でね。螺子の巻かれてない人形なんてそんなものさ」
「殴ろう。あと旗は折ろう」
バキッ――、ボキッ!
「決定打に欠けるわねー……」
「なるべく頑張って倒そう」
「殴ろう」
万策尽きた――。
猟兵たちが絶望の淵へと沈む中、そんなピンチにこそヒーローは現れる!
「俺を呼んだか! とぉおおうッ!!」
シュタァ、と華麗な着地で現れた謎のヒーロー(ヒーローマスクではない)。
「俺の名はアーサー・ツヴァイク! 光よりも速く……ぶちのめしてやるぜ!!」
ズドォォンと背景が爆発するかのように錯覚する程にカッコよくハマる決め台詞。
鎧装騎兵アーサーは改造人間である。
邪悪なるオブリビオンの魔の手が力なき人々を脅かそうとする時、アーサーはドーンブレイカーに変身し、悪を打ち破る光となるのだ!
おおおー……!
歓声と共に拍手を送る少女三人。
「性懲りもなく民間の船ばかりチマチマ狙いやがって……銀河帝国が聞いて呆れるぜ! お前らみたいな卑怯ものに、みんなが待ってるチョコレートケーキは渡さねぇ! ――【Select……FINAL ACTION!!】」
(動きが止まっている)帝国騎士に、光の鎖が絡み付く!
「これで決める! うおおおおッ、『シャイニングゥッ・ブレイクゥゥゥゥッッ』!!!」
「ぐおおおおおッ、馬鹿なァァァァッ!!」
アーサーが放つ必殺の蹴りが帝国騎士を捉え、帝国騎士の身体は銀河の彼方まで吹き飛ばされた。
成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴
フレズローゼ・クォレクロニカ
「うわぁ、強そう!悪の力を感じて耳がピーンとなるね」
倒したらケーキ
倒したらチョコ
よーし頑張る!と気合をいれる
行動をよく観察しながら、癖や弱点を情報収集
忍び足に空中戦を活かして、『女王陛下の気まぐれ裁判』でがぶり!
捕縛されそうになったら衝撃波で距離をとるよ!
同じ場に仲間がいれば支援して一緒に戦う
高速で移動されたら、この辺にきそうだなーと感じたところに待ち構えてみる!
スカするかもだけど、狙い通りの所にきたらまたガブッとできるからね
回復しながら攻撃していくよ
チョコケーキ前に不味い変なのは噛みたくなかったけど、仕方ない!
ますますケーキが楽しみになっちゃった!
*他PCさんとの共闘、アドリブ等歓迎します!
リュカ・エンキアンサス
……負けない。
日常、ってのは、日常ってだけで尊いんだと思う。
俺にはそんな生活は無かったけれど……。だからこそ。
守れるなら、守ってあげたい。絶対に。
銃を持ってなるべく帝国騎士の後ろを取れるようにちょこまかと動き回る。
……あんまり、褒められたことじゃないけど。俺、小さいからさ。多分、そういう細かい動きはうまいとおもうんだ。だから……。
傷を負っても、くじけそうになっても、執念で這い上がって、絶対に殺してやる。
戦いが終わったら、そのチョコレートっての、見に行きたいな。
みんなどんな顔して、食べるんだろう……。
俺?俺はいらない。食べたことが無いものはちょっと怖い。
幸せそうな人の顔、遠くで見ているだけでいい
「まだだ、まだ終わらぬ……!」
突き破られた外壁から身を起こした帝国騎士。
見るからに満身創痍、だがその肉体に纏う暗黒のフォースはその出力を明らかに増している。
「うわぁ、強そう! 悪の力を感じて耳がピーンとなるね」
「……負けない」
ピコーンと耳を立てながら、帝国騎士の力の高まりを感じ取ったフレズローゼと、その隣で静かに闘志を燃やすリュカ・エンキアンサス。
日常というものは、日常というだけで尊いのだと思う。
自分にはそんな生活は無かったけれど。
だからこそ、守れるなら守ってあげたい。絶対に。
「アイツをやっつけたら、一緒にケーキ食べよーね!」
「えっ……?」
急に声を掛けられて、言葉に詰まるリュカ。
「倒したらケーキ♪ 倒したらチョコ♪ えっへへー、楽しみぃー!」
幸せそうに、満面の笑みを浮かべるフレズローゼ。
その姿はリュカにとって微笑ましいものでもあり、同時に胸の奥に言葉にできないような微かな違和感を感じた。
「? どーしたの? もしかして、チョコ……嫌い?」
「いや、別に嫌いと言うか――分からない。食べたことが無いから」
リュカの発言を聞いて、ええー!?と口を大きく開けて驚くフレズローゼ。
「チョコ! 食べたことないの!? とぉぉぉっても、おいしーのに!?」
「……うん。だから俺は、みんなが食べる姿を見てるだけでいいんだ」
「えええええーーーっ!?」
この人は何を言っているんだろう、信じられない!
驚愕の表情を浮かべて、フレズローゼはリュカを見た。
「ダメだよ、そんなの! あのね、チョコはね、ケーキはね! ――甘くて、とろけて。とーってもおいしーの!」
――ボクもそうだった。初めて櫻宵のチョコを食べた時の感動は、今でもこの胸の奥に残ってる。その想い出は、大事なボクの宝物。
「だから、ね。キミも食べよ! チョコレート記念日! あんなやつ、ボクがパパーッとやっつけちゃうからさ!」
ユーベルコード『女王陛下の気まぐれ裁判』。フレズローゼの右腕が【ジャバウォック】へと転じる。
醜悪な悪魔と化した右腕が、帝国騎士へと喰らいついた!
「あっ、ちょっとキミ――」
俺は何と答えようとしていたのだろう。
分からない。答えは出ない。
けど今は、そんなことより――
目の前で戦う女の子の援護をすべく、リュカは静かに動き始めた。
成功
🔵🔵🔵🔵🔴🔴
ジェシカ・ドゥ
プレイングありがとフロース。夜になるけど私もプレイング上げるわね。TW6はプレイング再送信出来ないのかしら。ちょっと緊張するわ
フロース・ウェスペルティリオ
せっかくの同胞たちとのティータイムが……
ヴォーパルさん、ジェシカさん、美味しいケーキの為にも、ひとつ頑張ってみようか。
ヴォーパルさんが前衛、ジェシカさんが中衛、ウチが後衛。うん、バランス良くて良いねぇ。
えっと、ウチは後衛らしく、敵さんの隙をついて弓で射抜けば良いのかなぁ?
ふふ、ヴォーパルさん、敵さんをしっかり捕まえていてね?
あんな爆発にやられるほど、ヤワじゃないって、信じてる。
ジェシカさん、少しの間、頼めるかなぁ? なんなら、あの鎧、引っぺがせたら良いよねぇー……
さぁ、二人の努力に報いる為にも、ウチはウチの出来る事をやらないとねぇ。
速さなら、ウチもちょっとは自信あるもの…… 逃がしはしないよ?
ヴォーパル・ブラックタール
なるほど、チョコ・キクチのケーキか。あれは、甘い。俺も久々に欲しいところだ。 フロース。ジェシカ。後ろは頼んだぞ。矢面には俺が立つ。 皆の壁となりつつ、敵の念動攻撃を誘う。爆破によって身体が四散したところで、俺の身体はもとより流体だ、問題はない。念動力の鎖で敵と繋がれたのを、逆に利用してやる。念動力が使えるのがお前だけだと思うなよ。【サイコキネシス】で鎖を引っ張り、更に敵の身体も締め上げてやる。 無論、完全に動きを封じれるとは思っていない。だが、俺には味方がいるのでな。あとは任せた。
「私ね、キクチのケーキって噂ばかりでお口にした事がないのよ」
「なるほど、チョコ・キクチのケーキか。あれ、は甘い。俺も久々に欲しいところだ」
「せっかく同胞たちとティータイムをする機会、逃す手はないよねぇ。ヴォーパルさん、ジェシカさん、美味しいケーキの為にも、ひとつ頑張ってみようか」
和気藹々と語るジェシカ・ドゥ、フロース・ウェスペルティリオ、ヴォーパル・ブラックタールの3名。彼らはフロースの運営するブラックタール専用旅団『Fiore pipistrello』に所属する、ブラックタール仲間のようだ。
「ふふ、頼もしいわね。覚悟してね帝国騎士さん。みんなとのお茶会の為にもあなたを倒すわ!」
目指すは仲間との楽しいお茶会。
ジェシカはケーキへの熱意を燃やし、帝国騎士に宣戦布告をした。
「フロース。ジェシカ。後ろは頼んだぞ。矢面には俺が立つ」
そう言ってヴォーパルは1歩前へと出た。
「今日の俺は機嫌が良い。何なら好きに撃ってきても構わんのだぞ」
ヴォーパルの役割は前衛。帝国騎士を挑発し、攻撃を誘う。
その無機質なはずの白い仮面は、まるで目の前の帝国騎士を嘲笑うかのようにも見えた。
「おのれ、舐めるなよ下等な軟体生物の分際で!」
誘われるがままに、帝国騎士はヴォーパルに向けて剣を振るう。
ユーベルコード『インペリアルブレイド』。【念動力を宿した「飛ぶ斬撃」】が、ヴォーパルの肉体を爆破する!
しかし、ヴォーパルは動じない。斬撃を避けようともせずそのまま受け入れ、その肉体は為すがままに爆発四散した。
「どうだ、思い知ったか雑魚め! 迂闊に前へと出てくるからこうなるのだ!」
勝利を確信した帝国騎士。だが、それも長くは続かなかった。
「どう思い知るんだ? 教えて欲しいものだな、オブリビオン」
ヴォーパルの肉体は元より流体。故に、爆発四散したところで何ら問題はない。ヴォーパルは己と帝国騎士の間に繋がれたフォースの鎖を逆に利用し、『サイコキネシス』によって帝国騎士の身体を逆に締め上げた!
「う、ぐぐ……! この程度の束縛……ッ!」
「ふふ、ヴォーパルさん、そのまま敵さんをしっかり捕まえていてね?」
そう言うとフロースは、帝国騎士目掛け弓につがえた矢を放つ。
【10秒間の集中】――狙いを付けるだけの時間はヴォーパルが十二分に稼いでくれた。百四十四条に分かれた液体の矢が、一点に集中して帝国騎士を穿った。
フロースの矢は帝国騎士を貫くには至らぬものの、その装甲を見事に破砕する。
「ジェシカさん、後は頼めるかなぁ?」
「任せてちょうだい!」
みんなが繋いでくれたこのチャンス、絶対に無駄にはしない。
ジェシカの纏う影が帝国騎士へと伸びる。その影は槍へと姿を変え、フロースが削った装甲――その一点を刺し穿った。
「ゴッ……、ガフッ……!」
身体に大きな風穴を開け、血を吐く帝国騎士。
――楽な仕事な筈だった。
気紛れの略奪。無力な民間船を襲い、食糧を押収する。
いつも通りの日常。この宇宙に銀河帝国に歯向かう者など存在しない筈だった。
なのにどうだ、このザマは。
「一体、一体なんなのだ! 貴様らは!」
帝国騎士は激昂する。だがその問いに答えるものは居ない。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
レイブル・クライツァ
やっと出て来たわね……
クリスマス前に空気読まずに、スペースシップを襲うお馬鹿な元凶。
幸い、貴方の部下で準備運動は終わらせてあるから、今度こそ空気を読んで早々に退場して頂戴?
嫌な時間よりも、楽しい時間は長くあるべきだもの。
部下との戦闘時に、此方の攻撃方法を見ている可能性を踏まえて
左手で拷問具を振り回してのフェイントを行い、別攻撃パターンと思わせつつ注意を惹き
巫覡載霊の舞を、右手側で薙刀を振るって衝撃波を放つ攻撃をお見舞いするわ。
もし上手くいかなくても、カウンター系の攻撃手段の人へ敵の攻撃パターンを確認する時間を稼げていれば上々かしら。
只で転ぶつもりはないの、私。ケーキみたいに甘くはなれないのよ。
アリルティリア・アリルアノン
「あなたが親玉ですね!
ケーキが欲しいなら、ちゃんと並んで買いなさーい!」
ビターチョコみたいな色の鎧を着ているくせに、スイーツ好きの風上にもおけません!
相手が騎士ならこっちはサムライ!
鎧武者風のバトルキャラクターズを召喚し、全部融合させて13の強さで勝負です!
おっと、今度はうっかりはしませんよ!
…はっ、あいつのユーベルコード、自らの命を縮めるものでは!?
「それほどまでにキクチさんのチョコを求めていたのですね…
でもだからこそ、ちゃんとマナーは守りなさーい!」
※アリルは敵がチョコケーキ欲しさで今回の事件を起こしたと思い込んでいます
アレクシス・アルトマイア
さあ、さあ、とうとう親玉さんのお出ましですね!
おおー、さっきのドロイドよりだいぶ強そうな雰囲気。
チョコレートケーキを奪わんとするその気持ち……
分かりますけれど、それは、いけないことなのですよ。
SPD重視に戦います。
高速移動は厄介ですが
『従者の時間短縮術』で遠距離から四肢を撃ち抜き機動力をそいで、味方をサポートしてまいりましょう。【援護射撃】は得意中の得意ですよ
味方への攻撃などで敵の意識が私から外れる事があればピンチをチャンスに変じましょう。
『閨への囁き』で【暗殺】できたらチョコレートパーティーがすぐに始められるのでは?
さっきの敵みたいにロボだったりしそうなので
ちゃんと倒したかつついてみましょう
最後を締めるのはアリルティリア、アレクシス、レイブルの三人。
「あなたが親玉ですね! ケーキが欲しいなら、ちゃんと並んで買いなさーい!」
マナー違反の帝国騎士を「めっ!」と叱りつけるアリルティリア。
ビターチョコ鎧のコスプレまでしている癖にスイーツ泥棒とは、スイーツ好きの風上にもおけません!
「とうとう親玉さんのお出まし――ってあれ、もう随分とボロボロなお様子ですが……」
「捨て置きなさい。どう考えても悪いのはクリスマス前に空気読まずスペースシップを襲おうとしたお馬鹿の方でしょう」
満身創痍の帝国騎士の姿を見て少し心配になってしまったアレクシスを、レイブルが宥める。
「そろそろ空気を読んで、早々に退場して頂戴? 嫌な時間よりも、楽しい時間は長くあるべきだもの」
部下との戦闘時にこちらの攻撃方法を見ているかも知れない――そんな可能性を踏まえて、レイブルは拷問具と薙刀で二刀流の構えを取る。
拷問具によるフェイントを織り交ぜて、本命は『巫覡載霊の舞』による薙刀の攻撃!
「……させるかッ!」
だが帝国騎士はフェイントに惑わされる事無く、旗槍を以ってレイブルの薙刀と切り結ぶ。
「認めよう、私は貴様らには勝てない……だが、それならばひとりでも地獄への道連れとしてやる!!」
帝国騎士が捨て身で放った旗槍が、レイブルの脇腹を貫いた。
黒のヴェールがはらりと地面に落ちる。
「……っ、痛いわね。この服、お気に入りだったのだけど」
抉られた脇腹からは、破損した魔導蒸気のパーツが露出していた。
決して浅くはない傷に、表情を歪めるレイブル。
――でもね、只で転ぶつもりはないの。
「私、ケーキみたいに甘くはなれないのよ」
レイブルが言葉を告げた、次の瞬間。
【認識外からの不意打ち】、
【背後へ空間跳躍した上での急所への一撃】。
帝国騎士の背後から静かに歩み寄る『閨への囁き』が、その心臓を突き刺した。
「お休みなさい、良い夢を」
アレクシスが甘い声で囁く。
もうすぐ楽しいチョコレートパーティ。
優しい笑顔を浮かべながら、敵を殺す事にはまるで躊躇のない天性の暗殺者。
「トドメです!!」
アリルティリアはゲームデバイスを天に掲げると、その場に十三体ものゲームキャラクターを召喚する。
「今回はばっちりユーベルコードも準備万端、抜かりは無し。相手が騎士ならこっちはサムライ! サムライたちー、ぜーんぶ融合しちゃいなさーい!」
在りルティアの掛け声とともに融合を始めるサムライキャラクター。それらはみるみるひとつに纏まっていき、合体した巨大サムライの額には『13』の数字が刻まれていた。
「そこまで傷付き、寿命を削り、あまつさえ心臓から刃物を生やし、これほど多くの🔵を受けながらもなキクチさんのチョコを追い求める……その執念は敵ながらあっぱれです」
――でもだからこそ!
「ちゃあんと、マナーは守りなさぁぁぁーいっ!!」
巨大サムライの一閃が、今度こそ帝国騎士を銀河の彼方へと葬り去った。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
第3章 日常
『チョコレートケーキはお好きですか?』
|
POW : ケーキを大量に食べる。ケーキの種類は一番少ない。
SPD : ケーキを早く食べる。ケーキの種類はとても多い。
WIZ : ケーキ以外も並行して食べる。ケーキの種類はやや少なく、甘味以外の種類が豊富。
👑11
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種別『日常』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
大成功 | 🔵🔵🔵 |
成功 | 🔵🔵🔴 |
苦戦 | 🔵🔴🔴 |
失敗 | 🔴🔴🔴 |
大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
●
こうして、銀河帝国の脅威は取り除かれた。
指揮官を失った帝国の艦艇をそのまま徴収し、キミたちはチョコ・キクチのスペースシップへと寄港する。
『ありがとうございます、猟兵の皆さん。解放軍の再来に感謝を』
船から響く機械音声。
それこそがチョコレートスイーツシップ、チョコ・キクチの正体だった。
チョコレート好きが講じて電脳化し、いつしか自らを移動船舶へと改造したバイオサイバーショコラティエ。
つまり、この船そのものがチョコ・キクチ本人だというのだ。
猟兵たちが招待された船室には、所狭しとチョコレートスイーツが並んでいる。
ケーキ以外の軽食や飲み物も、ロボットたちが給仕をしてくれるようだ。
『クリスマス前の繁忙期と言えど、恩に報いぬほどの恩知らずではありません。――どうかごゆるりと。ささやかではありますが、甘いひとときをどうぞご堪能ください』
メヤ・トゥスクル
……お仕事がんばってないけど、たべていいかな。
いい、よね。いただきます。
どれも、おいしそう。どれを、たべようかな。
……。
✨あまくちふわふわ🎂チョコレートケーキ✨、いっぱい、ください。
(POW判定でひたすらいっぱい食べる)
銀河帝国のひとたちも、これ、たべたかったのかな。
こんどは、なかよく、半分こできると、いいね。
……あ。
そういえば、買い物。おねがいされてたっけ。
みんな、つかれてるだろうし、荷物もちくらいはやろう、かな。
……でも、3ホールも、たべきれるのかな。
*アドリブも、うれしいです。
(……お仕事がんばってないけど、たべていいかな)
メヤ・トゥスクルはどこか後ろめたそうな顔をしながら、キョロキョロと周りを見渡していた。
大丈夫。ケーキは沢山あるんだし。
お仕事だって、今度頑張ればいいに違いない。
「いい、よね。いただきます」
静かに手を合わせて、いただきますの挨拶。
それを済ませたら今度はケーキの物色だ。
クリスマスの定番ブッシュドノエルから、ガトーショコラ、オペラにチョコムース。
誘惑はケーキ限らない。チョコテリーヌにチョコドリンク、チョコレートパフェも。
どれも、おいしそう。
どれを、たべようかな。
…………。
決めた、これにする。
ふわふわと柔らかそうな、チョコクリームのスポンジケーキ。
「いっぱい、ください」
お皿にたくさん、あふれるくらい。
もぐもぐ、もぐもぐ……。
甘~い幸せが、口いっぱいに広がってくる。
「銀河帝国のひとたちも、これ、たべたかったのかな」
こんどは、なかよく、半分こできると、いいね。
――そう言えば、買い物。おねがいされてたっけ。
みんな、つかれてるだろうし、荷物もちくらいはやろう、かな。
グリモア猟兵のおじさんの事を思い出した。
「……でも、3ホールも、たべきれるのかな」
どうだろう。
でもこんなにおいしいケーキなら、そのくらい食べたくなっちゃうのも頷けるかも。
大成功
🔵🔵🔵
水鏡・龍眼
・母上
母上が一生懸命選んだ1個を大事に持ってくる龍眼
「どうぞ、母上。ご所望の品だ」
(これがチョコ・キクチさんのケーキ…おいしい…幸せ…♪)
小さな体でちまちまと幸せそうに味わっている
・父上
包帯を巻かれたミニドラゴン
誇りに満ちた表情
「あんぎゃ(我は色んなのが食べたいぞりゅうげん」
迷惑にならない物を大量に運ぶ龍眼
「全部食べるのがルールだぞ、父上」
「ぎゃふっ!(我に食べ切れぬものなし!」
・龍眼
両サイドからケーキを差し出される
(龍眼ちゃんも、一口おたべ♪)
ぎゃっ!(来たからには食うのが礼儀だぞりゅうげん!
真顔のままで眼鏡をクイっと。彼なりに嬉しいと表現して。
「…ああ、いただこう。ありがとう、父上、母上」
「どうぞ、母上。ご所望の品だ」
レディファーストとでも言うべきか。龍眼はまず何よりも、母の一生懸命選んだケーキを持ってテーブルへと運んできた。
母上のチョイスはショコラフランボワーズ。
真っ赤なフランボワーズのソースで表面をコーティングされた、丸い見た目がかわいらしいチョコレートムースだ。
月の精霊は小さなフォークを手に取って、美味しそうにケーキを食べている。
(これがチョコ・キクチさんのケーキ……おいしい、幸せ……♪)
母の満足そうな姿に、表情には出ずとも龍眼の心はやんわりと綻んでいた。
母孝行の次は父孝行。
名誉の負傷を遂げた父の元へ、龍眼は周りに迷惑を掛けない範囲で沢山のケーキや食べ物を運んできた。
「全部食べるのがルールだぞ、父上」
「ぎゃふっ!(我に食べ切れぬものなし)」
小さな竜は、ガツガツもしゃもしゃと美味しそうにケーキを食べ始めた。
さて、最後は龍眼の番だ。
「ぎゃっ!(来たからには食うのが礼儀だぞりゅうげん)」
(龍眼ちゃんも、一口おたべ♪)
父と母、両サイドから同時にケーキが差し出される。
同時に差し出されたところで龍眼の口はひとつだけ。
それでも――、
真顔のままで眼鏡をクイっと。彼なりに嬉しいと表現して。
「……ああ、いただこう。ありがとう、父上、母上」
幸せそうな家族の姿がそこにはあった。
大成功
🔵🔵🔵
鼠ヶ山・イル
ケーキパーティのタイミングの出現で悪いな、いや本当に。
オレ何にもしてないけどケーキ食べてい?
いや、本当はもう少し早く来る予定だったんだって……嘘じゃないって……ここの船広くってさ……
とまあ、罪悪感はあるがケーキには抗えないからな。
せっかくの電脳ショコラティエ、チョコ・キクチのケーキには遠慮なんてしないぜ?
あんまり速さには自信ないけど、たくさんのケーキを食えたらいいなあ!
ガトーショコラ、フォンダンショコラ、モンブラン、ショートケーキ……へへ。最高。
あー、やっぱ甘味の充足感って半端ない。
どれだけ食べても体重とか気にしない。
あ、ねえねえ、紅茶もらえる?ちょい渋めのやつ。
「ケーキパーティのタイミングの出現で悪いな、いや本当に。オレ何にもしてないけどケーキ食べてい? いや、本当はもう少し早く来る予定だったんだって……嘘じゃないって……ここの船広くってさ。マジごめんて」
鼠ヶ山・イルは、懺悔を兼ねてチョコ・キクチの給仕ロボに対して一通りの言い訳と謝罪をしていた。
とは言え、それもこれまで。罪悪感と、電脳ショコラティエ『チョコ・キクチ』のケーキを比べてどちらを取るかは明白だ。
「あんまり速さには自信ないけど、たくさんのケーキを食えたらいいなあ!」
ゆっくりと、色んなの種類を少しずつ。
ガトーショコラ、フォンダンショコラ、モンブラン、ショートケーキ……。お皿に沢山盛っていくだけで、思わず顔が綻んでしまう。へへ、最高。
あー、やっぱ甘味の充足感って半端ない。
どれだけ食べても体重とか気にしない。
「あ、ねえねえ。そこのメイドロボちゃんさー、紅茶もらえる? ちょい渋めのやつ」
紅茶で一旦お口直し。
その後はケーキ全種類の制覇を目指して、食って食って食いまくってやる!
大成功
🔵🔵🔵
レイブル・クライツァ
船自体がおもてなしの心そのものだったなんて……素敵。
お言葉に甘えて、歓迎して下さってありがとう御座いますね(緩やかに一礼)
戦闘で乱れた姿を整えてから、宵(f05409)さんと一緒にチョコレートケーキを頂くわ。
その(周囲を見渡し)1人で黙々とスイーツテロしてても良かったのだけど、折角だから身近な人と一緒に楽しめたらと思って(自然と混ざりたいとかなの、本当よ?)
(ごほん)そんな訳で、レースの様な模様のチョコレートが載った、見た目にも拘りを感じる1品を頂くわ。
宵さんは甘い物大丈夫だったかしら?(食べてる姿を見ようとして、寧ろ見られていた事に恥ずかしさが込み上げて)…い、いつから見ていたの?美味しい?
アーサー・ツヴァイク
一件落着ってやつだな!
一仕事終わったわけだし、ご褒美のチョコスイーツにありつくとしますかね! 俺はこのチョコケーキを頂こうかな!
さてと、ウェポン・アーカイブでナイフとフォークを召喚してっと…。
「俺に切れないものはない!」…なんてな!
おっと、それとついでにチョコケーキをホールで3つ。これはギドの分だから…支払いは向こうに任せるぜ!
弦月・宵
レイブルおねーさん(f04529)に手を引かれて来たよ
頑張ったのはおねーさんなのにオレまで来て、ごめんね
争うほど美味しいだなんて、甘いものは罪だね
改まった場所は緊張するから、おねーさんにぴったり付いていくよ
素敵なヒトだから所作とか、どんなケーキを選ぶのかとか、じっと見ちゃうな
見つかったらにっこりごまかすね(かわいい)
元いた所では貴重品だったからさ、気後れしてて…
誘われるままにぱくり。
……言葉がでないよ、すごく、おいしい。
好きなんだなって気持ちをすごく感じるし、好きになっちゃうよ、ずるい。
もっといろんなの食べてもいい…?
その、きなこ大豆とか…
オレが知ってるのよりずっとおいしい!おかわりもいいの?
アリルティリア・アリルアノン
なんと、この艦自体がキクチさんだったのですね!
いっぱい暴れてごめんなさい!痛いところはありませんか?
そしてついに!おまちかねのチョコケーキとご対面です!
ほわーっ、この輝きは!
これがもはや芸術品と呼ぶべきものであることはアリルにもわかります!
それではこのケーキを食べるために散っていった同胞達を思いながら…頂きます!
…おーいしー!!
こんなに美味しいチョコケーキは食べた事がありません!
きっとアリルはキクチさんのスイーツに出会うために生まれてきた!
これはもう、全部制覇する勢いで食べますよ!
フロース・ウェスペルティリオ
【FPで参加】旅団Fiore pipistrelloの皆と参加。大勢で押しかけてしまって申し訳ないけど、凄く楽しみだよ。
ふふ、せっかくのチョコ・キクチのケーキだもの、ウチは色んな種類を味わってみたいかなぁ。
濃厚なフォン・ダン・ショコラも良いし、華やかなフルーツの乗ったクリームケーキも良いよねぇ。
一口サイズのプティフールも可愛らしいし……
ふふ、自分のついでに他の人にもひょいっと食べさせてあげようか……
行儀が悪いのには、ちょっと目を瞑っててね?
ピピティ・ピピニエッタ
【SPD重視でケーキを食べます】
パなーーーーい!✨
かたっぱしから食べるー!🍰🍰
フェアリーサイズに切り分けお願い~!✨✨✨
人が多そうだしひたすらバクバク食べておくよ!🍫
カロリー補給しなきゃ~~!☺🍰☺
※好き勝手動かしておけまる✋
アイ・ティー
【FPで参加】フロースさんやヴォーパルさん、ジェシカさんが戦ってるところを
実はこっそり見てました。
いやあ、参考になるねぇブラックタールはああいう戦い方もできるんだって
あ、そんなことよりチョコケーキ食べたい
チョコ・キクチと言えばあのチョコ・キクチでしょ
種類はいっぱいあるようだし、ゆっくりなんかしてらんない
ブラックタールの特性を活かしてバウンドボディでぽよんぽよん
あっちのケーキ、そっちのチョコを思う存分頂くんだ~
フレズローゼ・クォレクロニカ
*アドリブ、他PCとの絡み歓迎
やったー!チョコチョコケーキ
チョコケーキ🎶
皆で食べよーチョコケーキ!✨
るんるん歌いながらケーキを食べに行く!
……櫻宵……ごめんね、今だけはチョコ・キクチに浮気するよ!でもボクの永遠のショコランキング1番は櫻宵だから!
と、心の中で言い訳しつつ、ぱくりと食べたチョコケーキは至福のお味!
んーー!美味しい!
お耳をぴこぴこ、満面の笑みで味わう
いくらでも食べれちゃう!ほら、キミももっと食べなよー、これ美味しいよ!なんておすすめ
まだまだおかわりしちゃう!
今歌ったら
笑顔のつまったあまーいチョコ色の綺麗な魔法石ができるはず
そしたら今日のこの思い出を絵に描くんだ!
ボクの大事な宝物!
アール・ダファディル
さて、目標も討伐した模様だ。
俺は≪彼女≫…Echoと共にひと時を堪能しようか。
陳列棚が目に届く席に座り、遠慮なく。
複数の人形操り、器用にケーキを取って来させては卓上に並べる。
「待たせたね、Echo。チョコは好きだろう。よくボクらは食べさせられたものね」
場が揃い次第、≪彼女≫と優雅なお茶会をはじめよう。
――…そう云えば土産が必要だったか。
食べたケーキを見渡し選んだのはブッシュドノエル。
切株と言うよりむしろロボ…
――…ごほん。斬新なデザインなのは『チョコ・キクチ』だからだろう。
スペースシップの感性はよくわからんが美味い品は美味い。
味が第一だ、うむ。
ギドも功労者。後ほど、支援の礼と共に労わんとな。
リュカ・エンキアンサス
チョコレートって、そんなに美味しいものだったんだ……。
フレズローゼの言葉がきになって、思わず船室まで付いて来てしまったけれど……。
甘い匂い。猟兵たちはみんな嬉しそうだったりおいしそうだったり、していて。
……一緒に食べていいのかなあって。悩みながらも恐る恐る一口いただいてみる。
……なんだ。これ。
そうか。これが甘いのか……。いや、嫌いじゃない。なんだか不思議な味がする。……うん、美味しいな。
せっかくだから、これも食べてみよう。あれも……。ついつい色々手が伸びちまう(SPD)。
ああ、フレズローゼの言うことは正しかった。本当に衝撃的だ。
お礼を言わなきゃいけないな。
なんていえばいいかわからないけれど……
ヴォーパル・ブラックタール
【FPで参加】キクチのケーキであれば報酬としては十分だ。皆のおかげで楽な任務でもあったしな。うむ。甘い。おや、アイ。来ていたのか。フライドチキンは無いようだが?フロース。それは美味いのか?(サイコキネシスでつまみ食い)ジェシカ。ギドの分を買っていくのか?ついでに俺の分を一緒に買っておいてくれ。金は後で払う。
ジェシカ・ドゥ
【FPで参加】これがキクチのケーキ!黒くてツヤツヤのチョコケーキ見てると釣られてケーキ型になりそう💕チョコケーキって言っても色んな種類あるのね。
うふふ、みんなでシェアしたらたくさん食べられるわよね。
戦闘はフロースやヴォーパルがいてくれたからすごく安心して戦えたわ。やっぱり仲間が居るっていいわね。
うん、美味しい〜!こっちのナッツやドライフルーツ乗ったのクセになっちゃう。ああ、ギドさんに頼まれた分も忘れずに買って帰らなくちゃね
アレクシス・アルトマイア
【SPD】重視
この美味しさを、銀河帝国の方とも分かち合えることができたなら……
争いなんてきっとなくなるのに
そんなことを思いながら
ぱくりぱくりときちんと味わいつつ、
沢山の種類のケーキを頂きましょう。
ふわぁー、これはたまらないですよ……!
むむっ、この幾層にも重ねられたチョコとクリームとパイ生地……
流石のチョコ・キクチです……!
お土産にもホールでいくつか買って帰りましょう。
食べたすべての種類のをいただきたいですね
…………おや、すごい量になってしまいましたね。
でも、頑張って持って帰りましょう
ポケッティ・パフカニアン
リュー、ねもと一緒に行動するわ。サボり仲間ね。
そうね、この為に来たんだもんね。
あたしは手で行くわよ、手でガッと。
この世界だと、どーせフェアリーサイズのものなんて用意されてないでしょーしね!
そうねぇ、チョコケーキももちろん気になるんだけどー…
んふふ。色々あるなら、色々食べてみたくなるのは、当然の流れよねー?
ほんとはあっちこっちから、いろんな味のケーキを一欠片ずつ盗ってこよーと思ってたんだけどー。
二人と交換できるんなら、そっちで我慢してあげなくもないかな、なんてね!
別に頂いちゃってもいーわよ。どーせ丸々とか絶対食べらんないしね。
てゆーか、二人とも、1.4個分ぐらいならよゆーでしょ?あとよろしくね!
蓮花寺・ねも
リュー君、ポケッティ君と。
結果的に倒せたのでサボり度は低い。
成る程そのフォークにはそんな由来が、
……ぼくの感心を返して欲しい。
メインはチョコレートケーキだとも。わかる。
こういう場所の軽食も好きだ。パスタやサラダなども良いな。
季節のフルーツケーキも押さえたい。
ふたりの好みも聞きながら、ちまちまと小盛りで取ってくる。
良いものを取る眼力に掛けてはちょっとしたものだとも。
ぼくは美味しそうにしている様子を見るのも好きなので、好きなだけ摘まむと良いよ。
貰えるものは勿論貰おう。
ギド君へのお土産も見繕う。
ひとりあたま3ホールで良かったかな。
まあ、ご家族は元よりご友人も多そうなひとだ。持て余すことはあるまいよ。
リュー・メトカーフ
ねも、ポケッティと共に。
(さっき帯に隠したフォークを取り出す)
ここからが本番だ
私の秘蔵のフォークを見せてあげよう
私の製作者が作ったというフォーク……いわばミレナリィフォークだね
嘘だよ
私はチョコケーキをメインにいただきたい
甘いものは大好きだ
しかし勿論それ以外も食べていく
ケーキやパスタ、フルーツ類を確実度の高いものから見切りの発生しないよう交互に。
その際には仲間との連携を意識し、二人の取ってきた分も摘まんでいこう
ここに見切りは気にしない
ああ、どうしても二人が食べていたのが美味しそうだったのでね
お詫びと言ってはなんだが、このケーキを一切れあげようか
間違いない、これはキクチ最高傑作のものだろう(適当)
馬駒・つの
つのがんばったもんね、いっぱい食べていいよね?🙋💘
ギドちにもケーキ30ホール忘れないようにしなきゃ🍰🍰🍰🧛♂️
全種制覇するぞお💪🌼全力チョコ顔一回戦!🎤
オペラ📷ガトショ📷ブッシュ・ド・ノエル📷
おいしく食べる動画でふぉろわさんに幸せお裾分け🤗
#スイーツシップ #チョコレートケーキフェア のタグもばっちり
ちな残さないで全部食べるから!
きくちんのケーキおいしーよー!👏💕
お話できるかわかんないけど天井に向かってお礼♥️
てかでんのう化?してずっと好きなこと出来るって沸く~💃
つのもね、バーチャルだから死ぬまでずっと女子高生できるんだよ
んへへ、つのたち最強だよねえ😋✌️✨
●アーサーの場合
「いやー、一件落着ってやつだな! 一仕事終わったわけだし、ご褒美のチョコスイーツにありつくとしますかね!」
そう言ってアーサーが選んだのは、大きなザッハトルテ(ホール)。
チョコケーキの王様と称されるそれは、アーサーにピッタリのケーキかも知れない。
「さてと、ウェポン・アーカイブでナイフとフォークを召喚してっと……」
ここでアーサーはユーベルコード『ウェポン・アーカイブ』を使用。
重視するのはスパッとケーキを切り裂く攻撃力だ。
「俺に切れないものはない! ――なんてな!」
冗談めかして笑いながら、程よいサイズにカットしたザッハトルテを豪快に頬張った。
「おっとそうだ、ついでにテイクアウトを頼むぜ! チョコケーキをホールで3つ。支払いはアイツの金でお願いな!」
果たしてこれからギドの元へ、どれだけのケーキが届くことになるのやら。
当のグリモア猟兵はそんな事も露知らず、グリモアベースで呑気に寛いでいることだろう。
●レイブルと宵の場合
「船自体がおもてなしの心そのものだったなんて……素敵。お言葉に甘えて、歓迎して下さってありがとう御座いますね」
レイブルは丁寧に礼を述べる。
せっかくのパーティですもの。戦闘で乱れた姿は整えて、身近な人も誘ってみた。
レイブルが誘った相手は弦月・宵。
口調や容姿から一見すると少年に見間違えられる事も多いが、これでもれっきとした女の子。
「頑張ったのはおねーさんなのにオレまで来て、ごめんね。争うほど美味しいだなんて、甘いものは罪だね」
改まった会場に少し緊張して、借りてきた猫のようにレイブルにぴったりとくっついて歩く。
「その……、私一人で黙々とスイーツテロしてても良かったのだけど、折角だから身近な人と一緒に楽しめたらと思って」
レイブルはそう告げて、沢山あるケーキの中から最初のひとつを品定めしていた。
(おねーさん、どんなケーキを選ぶのかな……)
宵はレイブルがケーキを選ぶ様子をじぃ、と観察していた。
レイブルは目当の品に目星を付けると、ごほんと咳払いをして後ろを振り向く。
「そんな訳で、レースの様な模様のチョコレートが載った、見た目にも拘りを感じる1品を頂く――わ?」
振り返るとそこには、真後ろから自分を覗いていたであろう宵の顔があった。
「い、いつから見ていたの?」
「えへへ……内緒」
あまりの恥ずかしさに今にも頭から蒸気が吹き出しそうな様子のレイブルと、にんまり笑って誤魔化す宵。
(恥ずかしい……)
(かわいい)
この時ばかりはまるで立場が逆転してしまっていた。
そんなこんなで、ケーキを持って席へとついたふたり。
「宵さんは甘い物大丈夫だったかしら?」
今度こそ宵がケーキを食べる姿を見守ろうと、お姉さんの貫禄を見せるレイブル。
「大丈夫なんだけど、元いた所では甘い物なんて貴重品だったからさ、気後れしてて……」
「まぁ急に慣れろというのは難しいかも知れないけど――」
なかなか最初のひとくちが食べられずに居る宵を見て、レイブルもまた意を決し、フォークにケーキを一口分だけ取ると宵の口元へ差し出した。
「まずは一口、食べてみて。きっと美味しくて感動するわ」
「う、うん……」
誘われるままに、ぱくり。
そのまま言葉を失った宵を見て、急に心配になってきたレイブル。
「ど、どう? 美味しい? 大丈夫だった?」
「……あっ、ごめんね! おねーさん!」
宵はようやく我に返ると、心配そうにこちらを覗き込むレイブルに慌てて謝罪する。
「……言葉がでないよ、すごく、おいしい」
口の中いっぱいに広がるしあわせ。
好きなんだなって気持ちをすごく感じるし、好きになっちゃうよ、ずるい。
「ねぇ、もっといろんなの食べてもいい……?」
「もちろん。好きなだけ、どうぞ」
はしゃぐ宵の姿を微笑みながら見守るレイブル。
まるで年の離れた姉妹のように。
二人の時間は緩やかに流れていった。
●アリルティリアの場合
「なんと、この艦自体がキクチさんだったのですね!」
思わぬ新事実に驚きの声を上げるアリルティリア。
「大丈夫でしたか? 痛いところはありませんか?」
アリルティリアが尋ねると、『大丈夫です、心配ありがとう』との返事がきた。
――そしてついに!
おまちかねのチョコケーキとご対面!
「ほわーっ、この輝きは!」
目の前に燦然と輝くチョコレートの至宝。
「これがもはや芸術品と呼ぶべきものであることはアリルにもわかります!」
アリルティリアはこのケーキを食べるために散っていった同胞達の姿を思い浮かべる。
――シャナちゃん、ユキノちゃん、狭霧ちゃん、董子ちゃん、サクヤちゃん、物九郎くん……! アリルはやりました!
ありがとう。これからもアリルの事を、草葉の陰で見守っていてください!
「それでは……頂きます!」
…………!?
「お――、」
「おーーいしーーーーーー!!」
シュバアアアア、とアリルティリアの背後に虹色の光が走る。
「こんなに美味しいチョコケーキは食べた事がありません! きっとアリルはキクチさんのスイーツに出会うために生まれてきた、そうに違いありません!」
これはもう、全部制覇する勢いで食べますよ!
新たな決意を燃やし、アリルティリアは次なるケーキを求めビュッフェ台へと旅立った。
●ピピティの場合
「ヒョーーーッ、パなーーーーい!✨」
目の前に広がるスイーツ🍰なパラダイス🏝️(not版権)にピピティはアゲアゲテンションMAX。
「よーし、かたっぱしから食べるー!🍰🍰」
パタパタと羽をはためかせ、ケーキコーナーへレッツゴー。
「フェアリーサイズでお願い~~~!✨✨✨」
『畏まりました、お客様』
給仕ロボが答えると、ピピティの目の前で最新技術によるケーキ作りの実演講座。
何層ものスポンジと、バタークリームにガナッシュ。
目の前で次々と層が積み上がり、最後に金箔を飾れば完成。
特製オペラ feat チョコ・キクチ~フェアリーstyle~、さぁどうぞ召し上がれ。
「おいしーーーー! もう食べちゃった😋 次はないの?☺🍰☺」
腹ペコ妖精は次から次へとケーキを注文し、チョコ・キクチのメインキッチンは大忙し。
この時生み出されたフェアリーサイズのプチケーキは、後に一口サイズのテイクアウト商品として若い女性の土産品としてチョコ・キクチの売れ筋商品のひとつになったのだとか。
その事を知ったピピティはプロデュース料を請求しようとしたが、それを届けてくれるグリモア猟兵はどこにも存在しなかったという。
●Fiore pipistrelloの場合
「大勢で押しかけてしまって申し訳ないね。でも、凄く楽しみだよ」
旅団の代表であるフロースが、キクチへと礼を述べる
それに続くように、共に戦った仲間であるヴォーパルとジェシカもパーティ会場を訪れた。
「キクチのケーキであれば報酬としては十分だ。皆のおかげで楽な任務でもあったしな」
「戦闘はフロースやヴォーパルがいてくれたからすごく安心して戦えたわ。やっぱり仲間が居るっていいわね」
にこやかに話すふたり。
それにくっついて、最後に現れたのは同じ旅団の仲間であるアイ・ティーだ。
「はっはっは。フロースさんやヴォーパルさん、ジェシカさんが戦ってるところを
実はこっそり見てました。いやあ、参考になるねぇ……ブラックタールはああいう戦い方もできるんだって」
少し照れくさそうに笑うアイ。彼女もまた、少し涎を垂らして色とりどりのケーキを眺めて物色している。
そんなアイの姿を見つけて、ヴォーパルが声を掛けてきた。
「おや、アイ。来ていたのか。フライドチキンは無いようだが?」
アイと言えばフライドチキン、フライドチキンと言えばアイ。どうやらアイにとってフライドチキンは好物と一言で片付けるには収まらないほどの、因縁深い食べ物らしい。
「――フライドチキン!? ……あぁ、いや、うん。確かにそれも大事だけれど、ね。ここに無いものにアレコレ言っても仕方がない。今はなによりチョコケーキ食べたい。チョコ・キクチと言えばあのチョコ・キクチでしょ?」
種類もいっぱいあるようだ。ゆっくりなんかしてらんない。
ジェシカも所狭しと並ぶケーキに上機嫌な様子だ。
「これがキクチのケーキ! 黒くてツヤツヤのチョコケーキ見てると釣られてケーキ型になりそう💕 チョコケーキって言っても色んな種類あるのね」
液状の身体をくねらせて、身体全体で喜びを表現するジェシカ。その様子に仲間たちの顔(?)も若干綻んでいた。
「濃厚なフォン・ダン・ショコラも良いし、華やかなフルーツの乗ったクリームケーキも良いよねぇ。一口サイズのプティフールも可愛らしいし……」
なかなか決められないフロース。
その横ではアイが気になるケーキを次々に皿へと乗っけている。
「どれも気になるなら、どれも食べちゃえばいいのに。あっちのケーキ、そっちのチョコを、思う存分頂くんだ~」
ブラックタールの特性を活かし、バウンドボディでぽよんぽよん。
けれど器用に、お皿のケーキの山はバランスを崩さずキープしている。
「良いことを言うじゃないか、アイ。フロース、良さそうなケーキを持っているな。それは美味いのか?」
ヴォーパルはサイコキネシスを発動させると、フロースのケーキをスススと奪い、そのまま一口で丸呑みにした。
「うむ。甘い」
「ちょっとヴォーパルさん、行儀の悪い……でも、多少の行儀の悪さも仕方がないか」
「うふふ、みんなでシェアしたらたくさん食べられるわよね」
「そうだね。ウチも順々に色んな種類を味わってみよう」
はしゃぐ皆の姿にジェシカが笑い、フロースも踏ん切りが付いたのか触手を伸ばしてひょいひょいっと色んな種類のスイーツを手元の皿へと集め始める。
「ふふ、自分のついでに他の人にもひょいっと食べさせてあげようか……行儀が悪いのには、ちょっと目を瞑っててね?」
「ねぇフロース、こっちのケーキも美味しいわよ。ナッツやドライフルーツがクセになっちゃう」
「どれどれ、一口いただこうか」
ケーキをお勧めし合い、シェアをしながら楽しむ一時。ブラックタールたちの談笑する声がフロアに響いた。
「あ、ギドさんに頼まれた分も忘れずに買って帰らなくちゃね」
ジェシカがグリモア猟兵のリクエストを思い出し、提案した。
「ジェシカ。ギドの分を買っていくのか? ついでに俺の分を一緒に買っておいてくれ。金は後で払う」
「ええ、了解よ。――あっ、そうだわ! せっかくだし旅団のみんなの分も買っていきましょう。こんなに美味しいケーキだもの、きっと喜んでくれるわ」
そう言って、帰りの荷物には沢山のケーキを詰め込んだ。
キクチのケーキでケーキパーティ。帰ってからの楽しみも増えたわね。
●アールの場合
さて、目標も討伐した模様だ。
俺は≪彼女≫……Echoと共にひと時を堪能しようか。
アールは陳列棚が目に届く席に座ると、周囲に遠慮することなくテーブルセットを始めた。
複数の人形操り、器用にケーキを取って来させては卓上に並べる。
これでお茶会の準備は整った。
主賓は誰か? ――知れている。
「待たせたね、Echo。チョコは好きだろう。よくボクらは食べさせられたものね」
そう言ってアールは隣に座る≪彼女≫と共に、囁かな茶会を楽しんだ。
「――そう云えば土産が必要だったか」
ふと思い出し、食べたケーキを物色する。
選んだのはブッシュドノエル。
ブッシュドノエルと言えば切株のデザインをしたケーキとして知られるが、これは切株と言うよりむしろロボ……。
ごほん、とアールは咳払いをひとつ。
「斬新なデザインなのは『チョコ・キクチ』だからだろう」
スペースシップの感性はよくわからんが美味い品は美味い。
味が第一だ、うむ。
――ギドも功労者。後ほど、支援の礼と共に労わんとな。
●フレズローゼとアレクシスの場合
「やったー! チョコチョコケーキ、チョコケーキ♪ 皆で食べよーチョコケーキ!✨」
るんたったー、と歌いながら軽快なステップでケーキコーナーへと向かうフレズローゼ。
(櫻宵……ごめんね、今だけはチョコ・キクチに浮気するよ! でもボクの永遠のショコランキング1番は櫻宵だから!)
選んだケーキはガトーショコラ。隣には甘さ控えめの生クリームも添えて。
フレズローゼはケーキを持ってウキウキ気分で近くのテーブルへ。
そこでは先客のアレクシスが戦利品(ケーキ)を前に両手を組み、祈りを捧げていた。
(この美味しさを、銀河帝国の方とも分かち合えることができたなら……争いなんてきっとなくなるのに)
散っていった帝国兵に黙祷を捧げて、いざ実食――と思ったら。
目の前ではキマイラの少女が、兎耳をピコピコと揺らしながら美味しそうにケーキを頬張っていた。
「んーー! 美味しい! いくらでも食べれちゃう!」
フレズローゼはほっぺたにクリームを付けながら、いくらでも食べれるという言葉通りに大量のケーキを次から次へと平らげていく。
アレクシスが「おいしそうに食べるなぁ」と様子を眺めていたら、顔を上げたフレズローゼと不意に目が合った。
「あっ、おねーさんごめんね! お隣お邪魔しちゃった。――ってあれ? その顔、どこかで見たことあるような……」
どこだったかな、とフレズローゼは首を傾げる。
「あっ、いえ! お構いなくっ! ご一緒できて嬉しいですよ。ええと、そうですね……確か王宮の方で、見掛けたことがあるような?」
「そうそう! お城だーっ! ええっと、ボクはフレズローゼ。よろしくね!」
「フレズローゼちゃんですね。私はアレクシス、よろしくお願いします」
お互い、にへへと笑って不意な形で自己紹介。これからもご縁があるかは分からないけど、取り敢えず今は目の前のケーキがなによりも大切。
「ほら、アレクちゃんもどんどん食べて! 早くしないとなくなっちゃうよー!」
「そ、そうですねっ! ではさっそく――むむっ、これは!」
幾層にも重ねられたチョコとクリームとパイ生地。
サクサクとした食感と、とろける甘みのハーモニー。
流石のチョコ・キクチと言わざるを得ない、完璧な調和だ。
「ふわぁー、これはたまらないですよ……!」
「でしょでしょー、たくさん食べよ! まだまだおかわりしちゃう!」
今歌ったら、笑顔のつまったあまーいチョコ色の綺麗な魔法石ができるはず。
そしたら今日のこの思い出を絵に描くんだ!
ボクの大事な宝物!
「ねぇねぇアレクちゃん、良かったら今度ボクのアトリエに遊びにおいでよ! きっと素敵な絵、見せたげれると思うから!」
「わぁ、それは素敵ですっ! ぜひぜひ、機会があればお邪魔させてくださいね!」
フレズローゼとアレクシスは、大量のお土産を抱えて帰路につく。
――この想い出を分かち合える日が、再び訪れますように。
●リュカの場合
(チョコレートって、そんなに美味しいものだったんだ……)
フレズローゼの言葉がきになって、思わず船室まで付いて来てしまった。
部屋中からする甘い匂い。
猟兵たちはみんな嬉しそうだったりおいしそうだったり、していて。
俺なんかが一緒に食べていいのかなあ、と悩んでいたところにやって来たのは徘徊する給仕ロボット。
『お客サマ、宜しければドウゾ』
「えっと、ありがとう……」
ロボットからオススメされた、名前も知らないチョコケーキ。
薦められるがままに受け取って、取り敢えずテーブルまで持ってきてしまった。
捨てるわけにもいかないし、貰ったからには食べなくては。
リュカは恐る恐る、ケーキを一口いただいてみる。
「……なんだ。これ」
思わず言葉が漏れた。
初めて味わう感覚。
そうか。これが『甘い』のか……。
いや、嫌いじゃない。なんだか不思議な味がする。
「……うん、美味しいな」
気づけば一皿、平らげてしまった。
せっかく用意してくれているのだから、あれもこれも食べてみよう。
黒いやつ(ガトーショコラ)も、何か柔らかいやつ(チョコレートムース)も、黒くて濃いやつ(ザッハトルテ)も。
全部美味しい。
(ああ、フレズローゼの言うことは正しかった。本当に衝撃的だ)
お礼を言わなきゃいけないな。
なんていえばいいかわからないけれど……。
少し彼女の姿を探してみるが、残念ながら見当たらない。
いつかこの言葉を、届けれる日は来るだろうか。
●つの🙋の場合♥️♥️
「つのがんばったもんね、いっぱい食べていいよね?🙋💘」
ギドちにもケーキ30ホール忘れないようにしなきゃ🍰🍰🍰🧛♂️
「全種制覇するぞお💪🌼」
気合を入れるつの。
全力チョコ顔一回戦!🎤
オペラ📷
ガトショ📷
ブッシュ・ド・ノエル📷
ひとつひとつ、丁寧に動画で撮影。
美味しく食べる動画でフォロワーさんにも幸せをお裾分け。
SNS映えする撮影は、バーチャルJKの基本テク。
『#スイーツシップ』『#チョコレートケーキフェア』のタグもばっちり付けて。
「それじゃ、いただきまぁす!🍴😋」
ちな残さないで全部食べるから!
TPOを弁え、マナーや常識も守るのがデキるJKだ。
「きくちんのケーキおいしーよー!👏💕」
天井に向かって賛辞を送る。
大丈夫、きっとその声は届いてる。
てかでんのう化? してずっと好きなこと出来るって沸く~💃
つのもね、バーチャルだから死ぬまでずっと女子高生できるんだよ。
んへへ、つのたち最強だよねえ😋✌️✨
船になったショコラティエと、電子の海から生まれた女子高生。
成程、確かにふたりは似た者同士なのかも知れない。
●サボり三人娘(サボってはいない)の場合
「ここからが本番だ」
「そうね、この為に来たんだもんね」
リューとポケッティが決意を固める。
「私の秘蔵のフォークを見せてあげよう」
そう言うと、リューは帯からマイフォークを取り出した。
帝国騎士との戦闘には使えなかったが、これからの戦闘には必ず役に立つだろう。
「私の製作者が作ったというフォーク……いわばミレナリィフォークだね」
「成る程そのフォークにはそんな由来が――」
「嘘だよ」
「…………」
リューの言葉に翻弄され、心無しか普段より冷たい視線を送るねも。
「……ぼくの感心を返して欲しい」
「はぁ、もうなにやってんのよアンタたち。あたしは先に行かせてもらうわよ?」
フォークは正直、ちょっと羨ましかった。何故ならこの世界にフェアリー用のサイズの食器など用意されてはいまい。
あたしは手で行くわよ、手でガッと。
ポケッティ・パフカニアンに、お上品という言葉は無縁だった。
「私はチョコケーキをメインにいただきたい。甘いものは大好きだ」
「メインはチョコレートケーキだとも。わかる」
「そうねぇ、チョコケーキももちろん気になるんだけどー……んふふ。色々あるなら、色々食べてみたくなるのは、当然の流れよねー?」
「流石はポケッティ君、理解が深い。ぼくもこういう場所の軽食も好きだ。パスタやサラダなども良いな」
「そうだな。ケーキやパスタ、フルーツ類を確実度の高いものから見切りの発生しないよう交互に食べていこう」
「確実度計算……成程、リュー君は名だたる軍師でもあったのか」
きゃいきゃい(?)と会話をしながら各々で好みのケーキやフルーツ、軽食を取ってテーブルへ。
「ほんとはあっちこっちから、いろんな味のケーキを一欠片ずつ盗ってこよーと思ってたんだけどー。二人と交換できるんなら、そっちで我慢してあげなくもないかな、なんてね!」
ツンデレっぽいような、そうでもないような台詞を吐くポケッティ。
ちゃんとマナーを守れる大人な対応を見せつつも、友達との分け合いっこに対するちょっとした照れ隠しもあるのだろうか。
「そうだな、高難易度の戦いにおいては仲間との連携も大切だ。仲間を対象とするのであれば、見切りを気にする必要もない」
連携だの見切りだのはちょっと言ってみたかっただけであり、リュー自身も少食なので、ポケッティの申し出はありがたいものだった。
「サポートは任せていただきたい。きちんとふたりの好みも聞きながら、ちまちまと小盛りで取らせてもらった。良いものを取る眼力に掛けてはちょっとしたものだとも」
ねもも負けじと、ひと目見ただけで命中率とかが分かりそうな目利きの力を自慢した。
「んーっ、おいしー!」
「ほう、確かにそれは美味しそうだ。一口いただいても良いかな?」
「別にいーわよ。どーせ丸々とか絶対食べらんないしね」
「お詫びと言ってはなんだが、このケーキを一切れあげようか。間違いない、これはキクチ最高傑作のものだろう」
「んー……じゃあ一口だけ。こういう時、ちょっとしか食べれない妖精の身体が口惜しいわねー……」
楽しそうにケーキ交換に勤しむポケッティとリュー。
それを尻目に、ねもはギドへの土産の品を見繕う。
「ひとりあたま3ホールで良かったかな」
まあ、ご家族は元よりご友人も多そうなひとだ。持て余すことはあるまいよ。
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猟兵たちは各々土産を持ったり持たなかったりしながら、グリモアベースへと帰還した。
――総計51ホール。
ギドの元へと届けられた、チョコレートケーキの数である。
大成功
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