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銀河帝国攻略戦⑨~轟雷、宇宙を駆け抜けて

#スペースシップワールド #戦争 #銀河帝国攻略戦

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 ヴォンヴォンヴォンヴォン!!バルバルバルバル!!パラリラパラリラ!!パーラーラーラーラーラーラー!!
 おお、見よ!解放軍と帝国のぶつかり合う戦場で、けたたましいエンジン音が鳴る。爆轟めいた排気音と単調なラッパの演奏によるゴッドエンペラー(※銀河帝国の威光を讃えるプロパガンダ映画)のテーマが響き渡った!
「オラオラーッ!!」
 おお、見よ!あれこそは帝国の誇る最速の強襲部隊、エンペライダーズである!威圧的な轟音を響かせる違法改造宇宙バイクが高速で飛び回る!機体後部から立ち上るビームフラッグには恐ろしいダーク・ミンチョ体(※スペースシップワールドでは失われて久しい古代文字の一種である)で『銀河帝国』『怨兵雷堕明日』『逆らうと死ぬ』などの挑発的な文字が刻まれていた!
「腰抜けのゴミクズどもがいくら集まっても無駄だァ!」
「ヒーッヒッヒッヒ!一人残らずなぶり殺しにしてやるぜぇ!」
 アーマーにダーク・ミンチョ体で禍々しく『悪い男』の文字を刻んだエンペライダーズ兵は、ビーム鉄パイプやレーザー・ボクトーで武装した兵隊を引き連れて解放軍の船へと襲撃を仕掛ける!戦い慣れしていない解放軍の人々は、凶悪なエンペライダーズの威容に怯え戸惑っていた――このままでは、絶体絶命だ!

「……というわけである。すぐに出撃の準備をせよ!」
 グリモア猟兵、ロア・メギドレクス(f00398)は拳を握り締め、叫ぶ!
 銀河帝国との戦いはまだ続く。今回の敵は、高速で機動する宇宙バイクに乗った強襲部隊、エンペライダーズが相手だ!展開した敵部隊はその機動力を活用しながら解放軍の人々へと攻撃を仕掛けている。ただ速いだけではなく、かなりの手練れ揃いだ。戦闘の際はその機動力への対策が必要になるだろう。必要であれば、解放軍の保有する宇宙バイクや宙間戦闘用の装備を貸し出すこともできる。備えがない猟兵は、それらを使用しても構わない。
 また、敵集団の中にはリーダー格の兵士がいるようだ。頭を潰すことが出来れば、かなりの優位性を取れるだろう。
「時間は一刻をあらそう。急ぎ戦場へと向かってくれ!」
 そして、グリモアは輝く!


無限宇宙人 カノー星人
=============================
 このシナリオは、「戦争シナリオ」です。
 1フラグメントで完結し、「銀河帝国攻略戦」の戦況に影響を及ぼす、特殊なシナリオとなります。
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 ごきげんよう、イェーガー。カノー星人です。
 戦争、たのしんでいらっしゃいますか?我々カノー星人は、引き続き侵略を進めさせていただきます。
 この度もあなたがたと旅路をゆけることに感謝いたします。
 よろしくお願いいたします。
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第1章 集団戦 『クローンライダー』

POW   :    スペーススタンピード
単純で重い【宇宙バイクによる超加速突撃】の一撃を叩きつける。直撃地点の周辺地形は破壊される。
SPD   :    インペリアルライド
自身が装備する【帝国製宇宙バイク】を変形させ騎乗する事で、自身の移動速度と戦闘力を増強する。
WIZ   :    サイキックバリアモード
対象の攻撃を軽減する【サイキックバリアモード】に変身しつつ、【宇宙バイク搭載の機銃】で攻撃する。ただし、解除するまで毎秒寿命を削る。
👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​

種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

シュトフテア・ラルカ
暴走族…いえ、珍走団の類ですね。
まあおかしな個性を持った物ですが…クローン兵に個性付けるのが帝国で流行ってるでしょうか…。

ともかく、私も足を作らねばです。UCを発動しガジェットを具足として足に装着。
そこの帝国兵!速さ勝負と行くですよ!

速さなら私も負けないのです。【クイックドロウ】【早業】で早撃ちを行いつつ、
【空中戦】を挑ませてもらうです。
まずは…あのうっとおしい旗をスナイプして落とすですかね。
怒ってこちらに目を向けてくれれば儲けものなのです。
手持ちの熱戦銃、精霊銃で【スナイパー】して【武器落とし】を狙うです。
味方の射線に【おびき寄せ】つつ、【目潰し】して動きを止めるです。

※絡み、アドリブ歓迎


メルノ・ネッケル
・準備
バイク1台と、個人用スラスター借りるで。本職には及ばんけど……うちなりの宙間戦闘、見せたろやないか!

・行動
まずは逃げ回りながらR&Bで【2回攻撃】、牽制射撃やな。
向こうの得意は近中距離、暫くは逃げに徹する。
痺れを切らしてきたらここで挑発!
「エンペライダーズも大した事ないな、狐一匹落とせへん腰抜け揃いや!」
「来いや腰抜け共、纏めて相手したる。一気に突っ込みゃ勝ち目もあるかもやでぇ?」
挑発に乗って来たら、ぶつかってくるギリギリのタイミングを【見切り】、バイクを蹴って跳躍!技の射程に誘い込む!
名付けて狐の嫁入り・宇宙婚!宇宙に雨を降らしたる!

最後はスラスター吹かしてバイクに帰還も忘れずに、や。


ニコラ・クローディア
「コスモポリスだ、神妙にお縄につけ!」
白黒ベースのカラーリングをした宇宙バイクを借り、婦警さんのようなカラーリングと外観の宇宙服を着用して突撃だ。名ばかり前に出ているが、つまりはスペース規模の珍走団、不良が長じてなったものだろう。ならばこちらはコスモポリスの気分で迎撃だ!
「よくよく自分に跳ね返る言葉を使うなぁ、エンペライダーズ! 集団にならんと対艦攻撃も出来んようなひよっこが、良く吠える!」
存在感で攻撃を引きつけ、激痛耐性とオーラ防御で耐え、力溜めからの見切りカウンターだ。今日の為だけに「コスモ警棒」のシールを張ったから双子竜槍は少しご機嫌斜めだが問題ない!
アドリブご自由に
ドララ一人称オレサマ



 “!?”
「オラオラーッ!!」
「ヒャヒャヒャ!お前を生きたまま八つ裂きにして“見せしめ”にしてやる!」
「オラッ!降りろテメエ!“クシャクシャ”にしてやんよ!」
「ウ、ウワーッ!ヤラレルー!」
 轟速で宇宙を駆け抜けるエンペライダーズの違法改造宇宙バイクが、おおよそ20台もの数でもって迎撃にあたっていた解放軍の小型戦闘艇を取り囲み襲っていた!バイクの機体や兵士達のアーマーに描かれた『たくさん殺したことがある』『実際危険な』などの威圧的なダーク・ミンチョ体(※スペースシップワールドでは失われて久しい古代文字の一種である)が不気味に光る。
 ガァンッ!!ビーム鉄パイプが機体の装甲を叩いた!衝撃に若き解放軍戦士は悲鳴をあげる!南無三!正義のために身を捧げた尊い命はここで無惨にも失われてしまうのか!?
 いや、そうではない!そのために“彼ら”は来たのだ!
「ふざけた“悪行”はそこまでや!」
 ギュオン!宇宙バイクのエンジンが唸りをあげる!メルノ・ネッケル(f09332)だ!彼女は小型戦闘艇を“フクロ”にしているエンペライダーズへと臆することなく接近すると、ホルスターから抜き放った熱線銃、愛用のR&Bを素早く抜き放ちトリガーを引いた。闇を裂いて赤く閃光が迸る!更に、また別の光芒がそれに混じってエンぺライダーズを襲った!
「あァ!?」
 “ビキィ”
「テメエラ……誰に“ケンカ”売ってんのかわかってんだろうな……」
「“チョーシ”くれてんじゃねえぞ、オイ……!」
「なんてガラの悪さ……。暴走族……いえ、珍走団の類ですね」
「宇宙にもこんなんおるんやなぁ。あきれてまうで」
「個性付けるのが流行ってるんでしょうか……?」
 メルノに並んで攻撃を仕掛けたのはシュトフテア・ラルカ(f02512)だ。シュトフテアは自身のユーベルコードによって宙間戦闘に適合したガジェットを装備し、この宙域の戦闘に参加していた。
「テメエラどこ宙だオラァ!」
 エンペライダーズ兵が脅迫的に咆哮する!スペースシップワールドの一般市民であれば震え上がる宇宙スラング混じりの怒声だ。だが、数多の修羅場をくぐりぬけてきた2人の猟兵は涼しい顔である。
「うちらに夢中、っていうんはどうやろ」
「上手いですね」
 メルノは小粋にジョークを飛ばすとバイクの機体を反転し急発進。シュトフテアもそれに続く。
「アッ!オゥコラ!!テメエラどこに行きやがる!」
「そのご自慢のバイクと速さ勝負といくのです!」
「それじゃ、お先に行かせてもらうで!」
「ザッケンナー!」
 2人はそれぞれ加速し始め、エンペライダーズもそれを追って飛び出した!敵の目標が襲われていた解放軍戦士からこちらへ完全に移ったことを確認すると、2人は頷きあう。ここまでは狙い通りだ。そして猟兵たちと帝国兵のチェイスが始まる!
 ぴーっ!
 だがここで突如ホイッスルの音が鳴り響いた!後方から高速で迫る機影!それは白黒の宇宙バイクだ!広域回線でコズミックサイレンを鳴らしながら威圧的にエンペライダーズを追う!それはコスモポリスに扮したニコラ・クローディア(f00091)の姿である!
「やべえ!!“帝国軍警察(インペリアルマッポ)”だ!!バックレんぞ!!」
「バカ!!こんなところにマッポが来るか!」
「コスモポリスだ!スペース珍走団、神妙にお縄につけ!」
「ザッケンジャネー!」
 ここでエンペライダーズ隊は前方の2名と後方のニコラの二手への対応を余儀なくされる!挟み撃ちになるかたちだ。罠にかけられたか!ダーク・ミンチョ体で『たくさん殺したことがある』の文字を刻んだ帝国兵が歯噛みする。
「エンペライダーズも大した事ないな!こんだけ雁首並べて一人も落とせへん腰抜け揃いや!」
「あンだとコラァ!!もっぺん言ってみやがれゴミクズどもがァ!!」
「よくよく自分に跳ね返る言葉を使うなぁ、エンペライダーズ! 集団にならんと対艦攻撃も出来んようなひよっこが、良く吠える!」
「ブッ殺してやる!!」
 いきり立つエンペライダーズ!そしてそこへ更に追い打ちをかけるように、シュトフテアが二挺の銃で射撃する!放たれた光は、違法改造宇宙バイクが後部に掲げる『最強銀河帝国』のビームフラッグを撃ち抜き破壊!
「いいですよ。できるものなら」
 シュトフテアは静かに微笑み、更にトリガーへ指をかける。
「来いや腰抜け共、うちらがいくらでも相手したる。一気に突っ込みゃ勝ち目もあるかもやでぇ?」
「ああ!ほらどうした?怖いのか?」
 メルノとニコラも更に敵を煽り、挑発!とうとうブチギレたエンペライダーズ隊は咆哮しながら猟兵たちへ襲い掛かる!急加速!突撃!轟雷めいた爆音を鳴らして違法改造宇宙バイクの群れが猟兵たちへ迫る!
「追いつけるとは思わないことなのです!」
 シュトフテアは冷静にガジェットを操り三次元的な機動でバイクの進路を躱し、側面へと回り込む。引き金を絞りスナイプ。射撃。敵の得物であるレーザー・ボクトーを弾いた!更に反転しもう一体!今度はエンジンを撃ち抜き破壊!
「グアーッエンジントラブル!」
「よし、いいぞ!こっちも活躍させてもらう!」
 武器を失った兵士たちへとニコラは急速接近!手にしたコスモ警棒――もとい双子竜槍を振るい、機上の敵を次々と叩き落す!
「グアーッ落車事故!!」
「グアーッ免停!!」
 悲鳴を上げて吹き飛ぶ帝国兵はたちまち爆発!宇宙の藻屑となり骸の海へ還る!
「次はどいつだ!」
「オノレー!」
 “仲間(ダチ)”を葬り去ったニコラへと憎しみを込めてライダーズが殺到!だが、その進行は再びシュトフテアの射撃が押しとどめ、勢いを弱体化させる!
「ええでええで!群れてきよった!そしたら仕上げはうちに任しとき!」
 ここでメルノが走る!シュトフテアとニコラが敵を射程圏内へ誘い込んでくれた。間合いもタイミングも、ここが最高だ。メルノはバイクのシートを蹴って宇宙に舞う!アクロバティックに身体を回転させながら、2挺の相棒を手にした!
「そら、派手にやるで!名付けて“狐の嫁入り・宇宙婚(フォクシーズ・コズミックレイン)”!」
 トリガー!メルノは敵集団へと向けて引き金を何度も絞る!咆哮!閃光!暗闇の空に鮮やかな炎と光の雨が降り注ぐ!
「「「グアアアアアーッ!!」」」
 極彩色の豪雨に降られたライダー部隊は次々と爆発四散!爆炎を背に、メルノはスラスターを吹かしてバイクのシートへと帰還する。
「やりましたね」
「いいアシストだった。助かったよ」
「みんな、いい仕事やったで!」
 猟兵たちはそれぞれ健闘を称え合う。だが、エンペライダーズのバイク部隊はまだ多くが残り解放軍を苦しめているのだ。3人は戦火絶えぬ宇宙を仰ぎ見るとうなずき合い、次の戦闘へと向かった。
 戦いは、続く!

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​

死之宮・謡
何か見たこと無い人種だなぁ。ってか煩いし…まぁ別に彼奴等が強いなら何でも良いんだけどね?
殲滅戦だ、殺しちゃって良いんだよね?いやぁこの戦争良いなぁ殺しても良い相手がこんなにいっぱいいるよ。戦う相手に困らない、壊し放題の殺し放題だぁ。取り合えず今回は飛行目的で翼出すかな?用途違うんだけど…良いか。兎に角殺せれば私にとっては何だって良い。


アハハ、別に帝国についたって私はいっこうに構わない訳だけど、私も一応猟兵だからね、解放軍側の依頼しか来ないわけさ。

ソレジャァ始メヨウカ…【死を招く翼】展開!


ジェット・ラトリオック
喧しい、殺す。

【呪物:精霊の苗床】を使用。宇宙なんて海みたいな物だろ。そうでなくともこの精霊は彼方に住まう外宇宙の生物の一種。つまり、宇宙空間を遊泳できる。少なくとも俺はソレを信じている。

高速移動でインペライダーズに追いつき、触手を伸ばしバイクから引き離して絞め殺す。
近づいてくる相手には大量の触手でバイクごと絡め取り、同じように絞め殺す。
遠くにいる相手にはAW-Sunも用いて射撃。

最近触媒の呪物が足りなくなっていたんだ…腐ったお前達は、苗床に丁度いい。


舞塚・バサラ
・SPD

便利で御座るなぁ、バイクは
某と来たら時代遅れに御座るからして
__このような物を繰る事しか出来ぬで御座るよ。
…なあに蛙で御座るよ。どう見えるかは知らぬで御座るがな

ユベコを使用して搭乗

某と蛙の体躯であればさぞ目立つで御座ろう(存在感、殺気)故にそれを活かしての撹乱を行うで御座る

兎角、相手の注目を引きつけ
此方に来るならば、苦無やフック付きワイヤーを扱って、バイクの駆動部分やハンドルを破壊(早業、投擲、破壊工作)動きが止まった隙を突いて本体を狩るで御座る(暗殺、鎧無視攻撃)
おっと、無視は良くないで御座るなあ(フック付きワイヤーを引っ掛け、そのまま全速力で敵を振り回したり、敵にぶつけたりする))



 ブゥオーーーン!!ドルンドルンドルンドルン!!バリバリバリバリ!!パーラーラーラーラーラーラーラーラー!!
「オラーッ!!」
「誰に“喧嘩”売ったと思ってんだオラーッ!」
 がなり立てるエンジン音。咆哮する違法改造宇宙バイクは暴力的なダーク・ミンチョ体(※スペースシップワールドでは失われて久しい古代文字の一種)で『宇宙最速』『天上天下唯我独尊』『帝国最強』などの文字が刻まれたビームフラッグをはためかせながら宇宙を駆ける。
「見たことない人種だなぁ」
 っていうか煩い。ひとりごちながら死之宮・謡(f13193)は緋色の翼を広げる。ユーベルコードの発露だ。【死を招く翼(デスコール・アフレイド)】。本来、飛ぶためのものではなく殺すための翼であるが、とにかく殺すためなら彼女は手段を選ばない。破壊が。殺戮が。敵の命を奪うことが、彼女の心を満たす手段であるがゆえに。
「ああ。喧しい。殺そう」
 その隣でジェット・ラトリオック(f01121)は戦闘の準備を着々と進める。【精霊の苗床】——自身の身体を依代とし、彼方の世界に住まう“それ”を降ろすユーベルコードだ。
 ジェットはその身体から無数の腕を伸ばす。それは、その“精霊”が宇宙を泳ぐために使用している器官でもある。2人はそれぞれ宙間戦闘に対応した形態をとると、翼と触手を広げて虚空へと飛ぶ。
「アハハ。そうだね。ソレジャァ始メヨウカ……!」
「ああ。いくぞ」
「おお……いやあ、あのバイクといい、あの姿といい。皆、便利で御座るなぁ」
 その様子を見上げながら、舞塚・バサラ(f00034)もまた戦場へと赴く。ぺちりと彼は乗騎を叩いた
 けろろ。
「いやぁ、某ときたら時代遅れに御座るからして」
 こんなものを繰ることしか。笑いながら彼はひとりごち、印を結びながら影によって構成された大蝦蟇……ユーベルコード、【陰術:月影牙】によって編まれた大蛙へと指示を下す。すなわち、跳べ、と。
 けろろ。
 そしてバサラもまた戦場へと飛び込んで行く。

「オラオラオラーッ!!」
 20台ほどの集団が流星雨のように排気フォトンを吐き出しながら疾走し、解放軍の船へと襲いかかる!だが、その路を遮るように漆黒の影が躍り出る!謡だ!
「ハハハハハ!ハハハハハ!!」
「なにィ!?」
「ダッテメッコラー!!飛び出すんじゃねー!!」
「死にてえのか!!」
 激突を予期したエンペライダー隊は一斉に速度を落とし徐行!ビーム鉄パイプを振りかざしながら威圧する!
「死ネ」
 謡はそれを意に解することなく翼をはためかせ、緋色の羽を撃ち放つ!先制攻撃だ!鮮血の色が尾をひいて違法改造宇宙バイクを襲った!命中!炸裂!
「グアーッ死亡事故!!!!」
 その威力の前に撃ち抜かれたエンペライダー兵は悲鳴をあげながら爆発四散!謡はまだ満足していない。これは殲滅戦だ。いくら殺してもいいんだよね?彼女は次の獲物を物色する。
「良イナァ、コノ戦争。イイナァ……アハ!殺シテイイノガイクラデモイルヨ!」
 壊し放題の殺し放題だ。謡は急加速すると『絶叫』を抜き放ち、哀れなバイク兵の首を落とす。返す刃でもう一つ両断。悲鳴が戦場に響く。
「なんだこいつ……!?正気じゃねえ!!」
「や、やべえぞコイツ!“クスリ”でもキめてんのか!?!?」
「テ、テメエ!!猟兵だろ!?『正義の味方』じゃねえのかよ!!」
 あまりの脅威に、兵士の一人が震えながら叫んだ。謡はとても愉快そうに笑う。
「アハハ!別に、そっチニつイたって構わなイんだけド!私も一応猟兵だかラね!」
 投げ放った『明日啜』が震える兵士の首を貫き絶命させた。次々と無惨に葬り去られる仲間たちの姿に、残るライダー達は震え上がる!
「こ、こんなのの相手してられっか!!ズラかる——」
「そういうわけにはいかないな」
「左様で御座る」
「なんだありゃァ!!」
「宇宙生物だと!?」
「なあに、蛙で御座るよ。どう見えるかは知らぬで御座るがな」
 戦場から撤退を試みた違法改造バイクの残党の前へ立ちふさがったのは、無数の触手を揺らすジェットと巨大な影で編まれた蝦蟇蛙に騎乗するバサラである。
「お前達は腐っている」
 ジェットが素早く触手を伸ばす。恐慌状態のライダー隊はハンドルを握る間も無く触手に絡め取られ、そのまま頸椎をへし折られ絶命。ジェットはそのまま沈黙した兵士を放り捨てつぎの獲物へと食指を伸ばす。
「そうだ。触媒の呪物が足りなかったのだったな……お前たちなら丁度いい。苗床になってもらおう」
「グアーッ!ヤメロー!ヤメロー!」
「なに。そう怖がることはない。痛みは一瞬——おっと」
 ここでジェットはおもむろに懐からAW-sun携行サブマシンガンを抜き放つと無造作にトリガーを引く。タタタタタ。リズミカルな銃声とともに吐き出された鉛玉が、静かに離脱を試みていた帝国兵を撃ち抜き動きを止めさせる。
「逃がさんぞ」
 彼は誰一人として見逃すつもりはなかった。更に謡も再びライダーたちへと迫る。
「つ、付き合ってられっか!!」
「逃げろ、逃げろ!!」
「おや、そういうわけにはいかぬで御座るよ?」
 前門の触手。後門の殺人狂。どちらに転んでも死ぬ。恐慌状態に陥ったエンペライダー隊は必死の形相で戦場からの離脱を試みるが、それを押しとどめるのはバサラである。巨大な影の蝦蟇蛙はその体躯だけで避けるのに苦労し、躱せば躱したところで——
「いやあ、無視はよくないで御座るなあ?」
 バサラは指先を振ってフックワイヤーを投げ放つ。逃れようとする帝国兵を捕らえ、逃がさない。
 バサラがそのまま腕を引き、内蔵された巻き上げ機構を駆動すれば一本釣りのように絡め取られた兵士は悲鳴をあげながら虚空へと放り出される。そして、生き餌を捕らえ食い殺す猛禽のように謡とジェットがとどめを刺すのだ。一体潰す。更にもう一体。こうして、猟兵たちは次々と敵を屠る。
「グアーッ激突!!」
「グアーッ即死!!」
 最後の断末魔が虚空へと吸い込まれ、20台ほどのエンペライダー隊の一団は、これで全滅。
 まだ物足りない、と言うように謡は次の『殺してもいい奴』を求めて視線を巡らせる。ジェットもまた同じく、次の戦場へと向かう準備を進めていた。
「いやぁ、お二人とも頼もしい限りで御座るな」
 けろろ。
 バサラもまた、余力を大きく残している状況だ。まだ十二分に戦闘の続行が可能である。
「じゃァ行こう。アハハ。もっと殺さなきゃ!」
「ああ。俺も苗床がもう少し欲しかったところだ」
「いやあ、まっこと頼もしい」
 こうして、3人の猟兵たちは更なる獲物を求め、次の戦場を目指す。
 宇宙にまだ戦火は絶えない。戦いは、まだ続くのだ!

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​

アメリア・イアハッター
なるほど
あたまわるそうね!
バイク乗りの品位を守らなきゃ…!

・方針
リーダーを挑発して矢面に引っ張り出せないか試してみる
敵武装は近接武器に偏ってそう
遠距離から攻撃

・行動
宇宙バイク「エアハート」に騎乗して戦場へ
早速敵集団に話しかけリーダーを挑発
まぁ、聞く耳持たない可能性も十二分にあるから、いつでもバイクは発進できるようにしときましょ

「うわ、汚い文字。え? 『悪い男』って書いてあるの? 頭悪い男っていう自己紹介? まぁ、言動からしてそうでしょうね。何よりこういう行動を止めないトップの頭が一番悪そうだわ」

出てきたらUCで集中砲火
来なかったらUCを放ちながら後退
距離を取りながらUCでドンドン削っていこう!


不破・玄
宇宙で爆音とはかわった芸です。その芸もここまでです。

宙間戦闘用の装備は借ります。

【達人の智慧】をお試しで使っていきます。
敵の行動の弱点は、自分の爆音によって聴力を犠牲にしていることから、その行動には視力がメインとなることです。
というわけでサイコキャノンによる射撃攻撃で【目潰し】攻撃です。この世界だと閃光弾的に使うのでしょうか?
そして事故を誘発すると言うことだ。転べば攻撃出来なそうな気がするところだ。

まあ、敵の頭(頭部)狙って当たって悪いことないだろう。
正直言ってこういう人は事故って死ぬのが相応しい最後だと俺は思う。
宇宙バイク毎破壊だ範囲攻撃で含めて攻撃だな。

おとなしく爆につけ。

アドリブ等大歓迎


ヴァーリャ・スネシュコヴァ
……なんだあれ? むむ…あの音うるさいが……儀式か何かか……?(流石にドン引き)

おいお前ら! ちょっとうるさすぎるぞ!
ここはあえて敵の前に立ち塞がり、こちらへ来るのを待ってやるのだ!
こちらへバイクが来るのをギリギリ待って……丁度いいタイミングを見計らって、【先制攻撃】で相手の顔面にメチェーリをぶち当て無理矢理バイクから落とすぞ!
落とすのに成功したら、【属性攻撃】で敵の周囲の床を凍らせ身動きを取れなくさせた後、【ジャンプ】+『雪娘の靴』でスピンをするように攻撃を繰り出し、一網打尽だ!

何? 卑怯だと? うるさい音鳴らしてこの世界の人を脅かすお前たちに言われたくはないな!

(アドリブ、絡みなど大歓迎)


ベール・ヌイ
「帝国が…なんだ…こっちは…ゴリラだぞ…」(「それあまり関係ないですよね?」と書かれた紙を取り出すゴリラ)

半分眠たげなヌイとそこそこやる気のゴリラのタッグで挑みます
予め護理雷専用電動バイクに二人で乗り込んでおき、『野生の勘』を駆使してリーダーに突撃します
攻撃手段はゴリラの雷撃及び電気を纏ったバイクによる突撃、それとヌイの『援護射撃』『クイックドロウ』『二回攻撃』『先制攻撃』の技能を使った双銃による銃撃をして雑魚は蹴散らしましょう
相手の攻撃はバイクによる『武器受け』と電撃バリアで防ごうとします
リーダー相手にはバイクで突撃してフルパワー雷パンチで殴ります。
アドリブ歓迎です



「オラーッ!!」
「ヒャハハハ!逃げろ逃げろォ!」
 ヴォンヴォンヴォンヴォン!!ギュオオオオーッ!!宇宙に響く爆音が疾走し、多くの“仲間(ダチ)”を失った悲しみをかき消すようにエンペライダーズのバイク部隊が闇を裂く!
 その先頭を走るのはこの“チーム”の“頭(ヘッド)”を務める“悪羅悪羅(オラオラ)”のシゲだ。『悪い男』の文字を邪悪なダーク・ミンチョ体(※スペースシップワールドでは失われて久しい古代文字である)を特攻アーマーに刻んだシゲは若くしてエンペライダーズ一個部隊を任される一流の“特攻兵である。銀河帝国連合初代総長“罵詈罵詈騎士(バリバリナイト)”を継ぐに相応しい者として仲間たちの信頼も厚かった。
「弔い合戦だオラァ!!!ゴミクズどもの船を“ベコベコ”にしろォ!」
「オラオラーッ!!」
 エンペライダー隊隊長、シゲはレーザー・ボクトーを掲げながら解放軍の戦闘艦の一隻へと襲撃をかける!慌てふためく解放軍たちを嘲笑いながらバイク部隊は甲板上へ宇宙タイヤを接地させる。そして、甲板上に設置された砲塔などを破棄して周る違法行為を今や始めんとしたそのときだ!
「おい!お前ら! ちょっとうるさすぎるぞ!」
 至極真っ当な抗議の声である!!甲板上で仁王立ちし、バイク部隊へと正面から文句をつけるのはヴァーリャ・スネシュコヴァ(f01757)だ!
「そもそも宇宙空間で爆音とは」
「……言われてみればたしかにそうなのだ」
 更に、ここで不破・玄(f02910)がここまで皆スルーし続けていたことにとうとうツッコミを入れる。いや、それも彼らの芸風なのだろう、と玄は納得してくれる。
「とはいえ、その芸もここまでですが」
「ア!?」
 “!?” “ビキィ”
 玄の宣言に対し、煽り耐性のまるでないエンペライダーズの面々がキレる。
「フザケやがって……ア?どこ宙だよオメーラ!」
「俺はアルダワ学園なのだ!あと、中坊ではないのだぞ!?」
「どこだオラ!!聞いたことねぇぞコラ!」
「あ?どこの田舎宙域だよ?キョッペか?ア?」
 キョッペとは、辺境ッペ……すなわち辺境銀河出身者を田舎者と嘲る宇宙スラングである。
「うわ なるほど」
 アメリア・イアハッター(f01896)は、敵集団のあまりの偏差値の低さに絶句する。
「これは、あたまわるそうね!バイク乗りがみんなこんなのだって思われたら困るわ!」
 バイク乗りの品位を守らなきゃ……アメリアは強く決意しながら、愛機エアハートのハンドルを握り、感触を確かめる。心臓の鼓動のようなエンジンの嘶きが、彼女の決意を支えていた。
「そう……だぞ……こっちは……ゴリラだぞ……」
 アメリアの隣でぱたりと手を掲げたのは、ユーベルコードによって召喚した雷のゴリラ精霊とともに電動バイクに二人乗りしたベール・ヌイ(f07989)である。なに?ゴリラ?まあいい。ゴリラだ。ヌイに同乗した護理雷は『いやゴリラ関係ないですよね?』とばかりに首を振るが、残念ながらこの場にゴリラタングに堪能な者は少数派であった。
「ダッコラー!!なにが“ゴリラ”だオラーッ!!」
「キョッペどもがよ……ナメやがって……」
「行け、オメーラ!“ダサ坊”のキョッペどもを一人残らず“シメ”ろやァ!」
 そしていきり立つエンペライダー隊!彼らは我慢ができないタイプだ。シゲの号令により、バイク兵たちは甲板上を走りビーム鉄パイプやレーザー・ボクトー、あるいはヒート釘バットを掲げながら一斉に襲いかかる!
「では、迎撃します」
「俺も行かせてもらうのだ!雪娘の靴(トゥーフリ・スネグラチカ)!」
 爆音をあげて迫り来るバイク部隊に対して、猟兵たちは敢然と立ち向かう。
 玄は敵の言動や動作をここまでの戦いの中で観察し、その弱点を探っていた。即ち、【達人の智慧】によって敵の優位性を崩すためである。
「わかりました。連中の特徴……あの爆音こそ弱点です」
「あァ!?俺たちの“魂”の“鼓動”のどこが弱点だコラァ!」
 玄はほくそ笑み、サイコキャノンを構えて即座に射撃する。爆発的な閃光が戦場を包んだ!玄は敢えて威力ではなく、視界を潰す目眩しとしてサイキックを放射したのだ!
「そんなにがなりたてていては、聴力にも頼れなくなっているんじゃないですか?」
「グアーッ目潰し!!」
 すなわち、エンジンの轟音と玄の放った閃光によってバイク軍団の視覚と聴覚は封じられていた。存在を誇示するその轟音こそ弱点だと、玄は見抜いたのだ!
「よし、仕掛けるのだ!」
 ヴァーリャはゴーグル越しに見えた閃光の先に慌てふためくエンペライダーズを捉えていた。掌を甲板の床上へと翳し、彼女は氷の魔術を行使。滑走に適した『舞台』を整えながら、靴の裏に精製した氷の刃がしゃ、と滑らかな音をたてて疾駆する。そして間合いを図り、踏み切って跳躍!蹴り足が弧を描いて機上の敵を叩いた!
「グアーッ路面凍結!」
「まずひとり!」
 転げ落ちたライダーはごろごろと地面を転がって爆発!続けて爆炎を突っ切りながら電動バイクに跨ったヌイと護理雷が飛び出した!
「えい……」
 ぱぱぱ、と銃火が煌めく。氷火双銃による素早い射撃だ。眠たげな視線とは裏腹に、その狙いは正確である。炎が爆ぜ、機体の機関を凍結させる!射撃を受けたライダー達はたちまち転倒し行動不能に陥り爆発!
「グアーッ転倒事故!!」
「ふたり……さんにん」
 続けて電動バイクを操る護理雷は機体を更に加速させ、ニヒルに笑いながら未だ感覚を封じられたままのバイク兵に激突!
「グアーッ10:0!!」
 激突の衝撃にバイク兵は空中に投げ出されそのまま爆発四散!護理雷は指を4本立ててバイクの操縦に戻る。ここで玄は更に前進しサイキックを全開!サイコキャノンにエネルギーを収束し砲撃する!
「グアーッ転倒!!」
「グアーッ衝突!!」
「グアーッ死亡事故!!」
「ええと……これで10人くらい?」
 範囲ごと薙ぎ払うような砲火に敵集団はたちまち爆発!うん。こういう迷惑な人たちは事故って痛い目にあうのも因果応報だ。玄は静かに頷き、その横をすり抜けて前進したアメリアは敵の姿を見据える!
「うわ、汚い文字」
「あァ!?!?!?」
 接敵したアメリアの口から放たれたのは、シゲのアーマーに刻まれたダーク・ミンチョ体文字への強烈なDisだ!
「それ、『悪い男』って書いてあるの? 頭悪い男っていう自己紹介? まぁ、言動からしてそうでしょうね」
 無慈悲!!!
「ンだとコラァ!!!」
 “!?”
 “ビキィ”
 “悪羅悪羅の”シゲはたちまち激昂!違法改造宇宙バイクのスロットルを噴かす!
「何よりこういう行動を止めないトップの頭が一番悪そうだわ」
「テメエ!!!“皇帝陛下”をディスりやがったな!!!」
「帝国がどれほど“グレート”かもわからねえ“キョッペ”どもがよ……!」
「ぶっ殺してやる!!」
「あーあー!怖いわね!怖いからお引き取り願うわ!」
 バイクを駆動し怒り狂いながら猟兵たちへと迫るエンペライダーたちへ、アメリアは冷静にユーベルコードを起動!術式を構築し、収束したエネルギーをマジックミサイルとして発射!無数の煌めきが舞うようにライダー達を襲う!
「グアーッ!」
「ヌウウーッ!!」
 ライダー隊員は直撃を受け爆発四散!だが、流石にリーダー格は違う。踊るようにターンを決めながら際どいところで致命傷を躱し、猟兵たちへと迫る!
「死ねェッ!!」
「そうはいきませんよ」
 だが、その進路を玄のサイコキャノンが阻む!サイキックの光が爆ぜる!
「ッづええい!!」
 舌打ちしながら回避運動と減速を余儀なくされるシゲ!しかしここでヌイと護理雷が参戦!
「とつげき……」
加速した電動バイクでシゲのバイクへと向けて走る!護理雷がグッと親指を立て、スロットルを全開!そして激突!
「グア……」
「ゴリラ……ごー」
 だが、ただぶつかっただけでは終わらない!衝撃に呻くシゲへと更なる追撃が迫る!拳を強く握り込んだ護理雷の、稲妻をまとった強烈なゴリラ・パンチだ!!
「グオオーーッ!!」
 まともにくらったシゲはヘルメットを“ベコベコ”に砕かれながら悲鳴をあげる!そこへまたも入れ替わり接近する姿!
「団長さん!そっちにつなぐぞ!」
 側面から高速で滑走するヴァーリャが跳躍しながら突っ込んだ!蹴り足が『悪い男』を捉える!低く唸りながらとうとう機体から投げ出される悪羅悪羅のシゲ!
「オッケー、ヴァーリャちゃん!これでとどめよ!」
 そして、アメリアの放つマジックミサイルが殺到する!ショウの華やかなフィナーレを飾るように、敵を包み込み……広がる爆発的な閃光!
「グアアアアアアーッ!!!」
 激しい光に呑み込まれ、そして『悪い男』、悪羅悪羅のシゲは消滅し骸の海へと還る。
「終わりましたね」
「ん……」
「よし、それじゃああとは残党退治なのだ!」
「そうね。頭はやっつけたけど……まだこの宇宙(そら)を汚す気なら、しっかり綺麗に掃除しなくっちゃ!」
 4人は顔を見合わせて、それぞれ艦の甲板を蹴立て宇宙へと飛び出していく。この宙域での戦闘は猟兵達の優勢で推移している。決着は近いだろう。
 だが、油断は禁物だ。戦いはまだつづいているのだから!

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​

エダ・サルファー
エンペライダーズだか何だか知らんけど、降りかかる火の粉ならば打ち倒すのみ!
……えんぺらってイカの耳だっけ?

でも私は宇宙で戦う装備持ってないので、とりあえず丈夫で動きやすい宇宙服借りないとなぁ。
移動手段も一応借りようかと思うけど、近寄ってくる帝国兵がいるなら、そいつを聖拳突きで殴り倒して宇宙バイク奪おう。
どうせ宇宙バイクで戦う方法なんて知らないし、とにかく近接するのにだけ使って、近寄れたら殴り倒す!
殴り倒したらバイク奪って次の奴に近接、殴り倒すを繰り返すよ。
リーダーっぽいのが見つけられたら、優先的に殴り倒しに行くよ。
あと、解放軍の艦船を襲ってる奴も優先的に殴り倒すよ。


遊馬・美湖
解放軍の宇宙バイクを借りてミコも宇宙に乗り出すぞ♪
キマフューのゲーセンで鍛えたハンドル捌きをこれでもかと披露してあげるだから☆
戦闘は敵の宇宙バイクに追いついたらそれを掴む!そしてその怪力でバイクを壊してあげるんだよ。
もし壊れないほど丈夫だったら、そのバイクに自分も乗り込んで、バイクから放り投げちゃおうかな。もちろんその場合はそのバイクもらっちゃお♪
何かやばそうなことあったら灰燼拳を放って対応できるかな。
ま、とにかくミコにできることを頑張るぞー☆
[アドリブ諸々歓迎]


ディスターブ・オフィディアン
第二人格で行動
心情:宇宙空間に出るのは初めてですが面白い
きっとあのバイクはもっと面白いでしょうな。
というわけで、そのバイクを寄こせ! ヒャッハー!
方針:UC:偽計の颱で自己強化後に敵の宇宙バイクを奪って暴走しながら戦闘

具体的には、敵にむかって、ヒャッハー!とか叫びながら突撃、ひかれて死にます。もといダミー人形を使って死んだふりをします
ついでですからダミー人形さんは爆発させておきましょう
爆発の際の瓦礫に紛れて、適当なバイクに接近
乗っている敵を蹴り落して宇宙バイクをかっぱらい、敵に向けて暴走突撃

バイクの機能で敵リーダの場所を割り出せればて他の猟兵に連絡しましょう
「ひゃっはー! たっのしーーー!」


甲斐・ツカサ
向こうがゴッドエンペラーのテーマなら、こっちはスペースシップウォーズ(※銀河帝国を打ち破った英雄達をモチーフにした映画だが今はご禁制扱いである)のテーマだよね!

電脳ゴーグルで展開した電脳空間からテーマを流し、ホログラムで映像を投影しながら、反乱の英雄達の物語を語ろう!

周囲に電脳空間展開出来る人がいるなら協力を呼び掛けて、更に放映範囲を拡大!
相手が帝国の宣伝をするならこっちは反乱軍の宣伝をして、みんなの力を高めるってコトさ!

放送をやめさせたいならオレを何とかする事だね!
でもオレだってマフラーはためかせた正義のスターライダー
縦横無尽に駆け抜けて、逆にオレに注意を引き付けて足並み乱してやろう!



「シゲがやられただと!?」
「クソ!一旦“バックレ”んぞ!他の“チーム”と合流して立て直すぞオラ!」
 戦況はエンペライダーズ隊が大きく劣勢に追い込まれていた。既に多くの部隊員が猟兵たちのユーベルコードの前に屠られ、残る戦力は僅かだ。彼らは戦場からの撤退を試みていた。
「ヒャッハー!そうはいくかー!」
 だが、彼らがバイクを反転させた瞬間!人影がその眼前に飛び出す!ディスターブ・オフィディアン(f00053)だ!
「What's that!?」
 突如として目の前に現れた自殺志願者めいた姿に驚愕の声をあげるエンペライダー達はディスターブに衝突する!!ディスターブはその衝撃で爆発!!炸裂する巨大な爆炎がライダーを巻き込む!
「グアーッ爆発事故!!」
「ははははは!引っかかりましたね!」
 そして轟く高笑い!それは……爆発したはずのディスターブだ!はたして如何なる奇術か!?
 否、賢明な読者諸氏であればおわかりであろう。爆発したディスターブは彼が用意した火薬を仕込んだダミー人形なのだ。すなわち、無慈悲なトラップである!
「ど、どういうことだコラァ!?」
「こういうこと……だよッ!!」
 戸惑う帝国兵のバイクに、エダ・サルファー(f05398)が取り付いた!そして撃ち放つ必殺の聖拳突き!
「エンペライダーズだかなんだか知らんけど、降りかかる火の粉ならば打ち倒すのみ!」
「グアーッ!!」
 輝く拳がエンペライダー隊の顔面を打ちのめし、違法改造宇宙バイクの機上より引きずりおろす!宇宙の闇に放り出された帝国兵はたちまち爆散!持ち主を失った宇宙バイクへとエダは騎乗し――
「……動かし方、よくわかんないな」
「それはねぇ、ハンドルをこーやって動かすと走り出すんだよ☆」
「あ、本当だ!動いた!」
「ふふーん♪ミコはバイクにくわしいんだよ☆」
 そこで遊馬・美湖(f12819)がエダにバイクの操作をアドバイス。彼女のドライビングテクニックはプロ並みだ。多くの難関コースを突破し、最速記録を幾度となく更新してきた。――ゲーセンの中で、だけど。
「グオオーッ!!」
「みなさん、首尾は上々のようですね」
 爆炎に紛れながら機上の帝国兵を襲い、バイクを奪い取りながらディスターブは状況を把握する。敵のライダー隊は半ば恐慌状態だ。あとは逃がさず葬り去るのみ。
「やべえぞ……!逃げろ!このままじゃ全滅だ!」
 だが、敵バイク部隊はここで臆病風を吹かし回頭!戦場からの離脱を図る!しかし、その時である!
 ダラララララ――宇宙電磁スピーカーから広域回線で音楽が流れ始める。それは勇壮かつ壮大なドラムロールから始まる、銀河オーケストラによる演奏曲だ。そして、更に宇宙広域スクリーンと化し、巨大な映像が流れ始める!

《時は銀河帝国と解放軍の戦乱の最中である。秘密基地を発った解放軍の戦士たちが、ついに銀河帝国の部隊に勝利をおさめたのである》
 ぱぱぱぱー♪ぱー♪ぱぱぱぱーっぱー♪ぱぱぱぱーっぱー♪ぱぱぱぱー♪
 おお、見よ!銀河のスクリーンに流れてゆくオープニング・ロールを!そして、聴け!数多の人々の記憶に刻まれしメロディーを!
《この戦いで、解放軍の戦士たちは銀河帝国の秘密の究極兵器の情報を奪取することに成功する。それはデス・マスターと呼ばれる、銀河をも破壊できる力を持った最強の巨大機動兵器であった。解放軍の若き戦士、デューク・トミーウォーカーは銀河に平和を取り戻すため、デス・マスターへと挑む。だが、彼に前に立ちはだかるのは帝国最強の宇宙騎士、暗黒卿マッカ・ベイダーであった……》
「これは……!?」
「スペースシップウォーズだと!?」
 スペースシップウォーズとは、銀河帝国を打ち破った英雄達をモチーフにしたコズミック・フィルムである。スペースシップワールドにおいて絶大な人気を誇る傑作映画だ。銀河帝国のプロパガンダ作品であるゴッドエンペラーとは対極にある存在と言えるだろう。この作品を愛好する解放軍の戦士たちも多い。だが、この名作は今、上映するとオブリビオンとして跋扈する銀河帝国に襲撃されることから禁制とされていた悲しき名作でもあった。
「うん。やっぱりいいね、こういうのさ」
 手元のデバイスを操作しながら、上映を仕掛ける甲斐・ツカサ(f04788)が反乱の英雄達の物語を語る!往年の名作に、それぞれの解放軍の船から絶大な歓声があがった!その声に、戦場の猟兵たちも勇気づけられていた!
『これは昔々に始まって、そして今日も続いている、明日へと続く夢と希望に満ちた冒険の話さ!』
広域回線で響き渡るツカサの声が、人々の心を揺さぶった!
「すごーい☆ ミコ、こんなにおっきいスクリーンで映画みるのはじめて♪」
「これはなかなか粋な計らいですね」
「ああ。私もこういうの、嫌いじゃないね。やっぱり話は王道じゃなくちゃ!」
 おお、とあがる歓声と鬨の声に、人々は奮い立つ!
「ふざけやがって……!」
 “ビキィ”
「帝国をディスる“クソ映画”がよ……」
 だが、もちろん当の本人である銀河帝国強襲部隊エンペライダーズは即時怒髪天!撤退の気配を微塵も残さず消し飛ばしながら再度回頭して猟兵たちへと襲撃を敢行する!パラリラパラリラパラリラ!パーラーラーラーラーラーラーラーラー!がなり立てるラッパの音がゴッドエンペラーのテーマを奏でた!
「来たね、いくよ!」
「おっけー♪」
 向かい来るバイク部隊を前に、2人の近距離パワー系女子は拳を固め、バイクのスロットルを全開にして飛び出した!
「オラオラーッ!!」
「死ねよやァー!!」
 “!?”
 真っ向!エダとミコは彼らを真正面から迎え撃つ! 
「聖、ッ拳……!」
「せーえの、ッ☆」
 2人は同時にそれぞれ騎乗したバイクのシートを蹴飛ばし、機上の敵へと飛びかかる!
「なにィ!?」
 よもや機体を捨てるとは!バイク同士の戦いを想像していたライダー兵たちは予期せぬ襲撃に対応が遅れた!スクリーンに映し出されるデューク・トミーウォーカーもかくやとばかりに、2人の猟兵は虚空を舞い、帝国兵へと仕掛けた!
「突きィ!」
「やーっ♪」
 エダとミコは固く握りこんだ拳を同時に放つ!かたや伝統の格闘術の結晶!必殺の聖拳突き!かたやそのポテンシャルを最大限に生かしたパワフルな一撃だ!灰燼拳が鋭く強く敵を叩きのめす!
「グアーッ頭蓋骨!!」
「グアーッ頬骨!!」
 ライダーたちは悲鳴をあげながら機上から放り出され爆発!宇宙の藻屑と化し骸の海へ還る!
「次来るよ!」
「おっけー☆ じゃ、続けてやろっか♪」
 新たに奪ったバイクを操り、猟兵女子が次の敵を目指す!
「いたぞ!!あっちだ!!」
「野郎!スペースシップウォーズなんぞフザけた真似を!!」
 一方、怒りに燃えるエンペライダー隊は豪速で宇宙を駆け抜けツカサを追う!この戦場に映画などというフザけたものを呼び込んだ“コゾー”を彼らは決して許さないのだ!
「やめさせたいならオレを何とかする事だね!」
 だが、ツカサも正義のスターライダー。卓越した操縦テクで自在に機体を操り、帝国兵たちを寄せ付けない!
「ひゃっはー! たっのしーーー!」
 そこへ更に飛び込んでくるのはディスターブだ!彼は敵から奪った違法改造宇宙バイクで危険暴走運転を敢行!けたたましく笑いながらエンペライダーズ集団へと向けて加速!突撃!激突!そして爆発!
「グアーッ玉突き事故!!」
「グアーッ10:0!!」
「グアーッ即死!!」
「ヒャッハー!!」
 数台を巻き込んだ大爆発!こうして、この宙域のエンペライダーズ軍団は全滅に至る!
「お疲れ様!いい仕事だったね」
「いやぁ、楽しかったですね」
 爆散するバイクを離れ宇宙に放り出されたディスターブをツカサが回収。そして勝利を称えあう。ディスターブはちょっと煤のついた顔でにやりと笑いながら親指を立ててみせた。

 こうして、この宙域における戦闘は猟兵たちと解放軍の勝利で幕を閉じる。銀河のスクリーンに上映されるスペースシップウォーズを背景に、猟兵と人々は鬨の声をあげた。
 だが、銀河帝国との戦いはまだ終わらない……!真の平和を取り戻すまで、解放軍と猟兵たちの戦いは続くのだ!

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​



最終結果:成功

完成日:2019年02月08日


挿絵イラスト