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銀河帝国攻略戦⑨~エンペライダーズ、ブラックバード部隊

#スペースシップワールド #戦争 #銀河帝国攻略戦

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●銀河帝国VS解放軍、舞台はエンペラーズマインドへ!
 スペースワールドにおける銀河帝国との戦いで多くの猟兵が行き交うグリモアベース。
 その中でグリモア猟兵の一人である郁芽・瑞莉(陽炎の戦巫女・f00305)は、
 呼びかけに応じた猟兵たちに頭を下げると真剣な表情で説明を始める。
「皆さん、お集まりいただきありがとうございます。現在スペースワールドシップでは、
 銀河帝国とミディアさんによって齎されたワープドライブによって、
 集結した解放軍との戦闘が続いています」
 猟兵達の活躍の結果、続々と集結する解放軍の艦隊によって、
 戦線はエンペラーズマインド周辺へと押し上げられていた。
「エンペラーズマインドは、遺失技術の一つであり、
 ワープドライブを妨害する能力を有しています。
 その能力の為、進軍が妨げられている状況です。
 故に現在、エンペラーズマインド攻略が行われているのですが、
 その攻略にはワープドライブに頼らない艦隊戦を仕掛け、
 エンペラーズマインドのコアを破壊する必要があります」
 言葉をいったん切ると味方である解放軍の状況を説明する。
「解放軍に関してですが、戦力はエンペラーズマインド防衛艦隊を凌駕しており、
 戦力的には勝利は難しくは無いとの報告を受けているのですが……」
 表情を曇らせる瑞莉は言葉の最後が尻すぼみなのに、
 不安を覚える猟兵達に対して説明を続ける。
「しかし解放軍は、多くの民間人が居住する移民船団であり、
 大規模な艦隊戦の経験が無いのです」
 船団ごとに、宇宙に散り散りになっていた解放軍である。当然と言えば当然と言えた。
 そしてこの弱点を突く為に、帝国軍は『エンペライダーズ』という特殊部隊を用意し、
 待ち構えている事を告げる。
「エンペライダーズは帝国最速ともいわれる宇宙バイク乗り達の部隊で、
 集団による高速かつ一撃離脱の戦法を得意としています。
 彼らの大枠のイメージとしてはUDCアースでいうところの、
 暴走族が分かりやすいでしょうか」
 一気にイメージが特殊部隊から格下げされている気がする、
 などと猟兵達が感じたかどうかはともかく。
「イメージは暴走族のような感じでも、
 エンペライダーズは高速戦闘のエキスパートです。
 解放軍側にも警備部隊は存在しますが、彼らとの高速戦闘には全く耐えられず、
 迎撃に出た端から撃破されて、
 部隊のみならず、艦隊も甚大な被害を受けてしまうでしょう」
 だからこそ、猟兵達の出番となったのだ。
「エンペライダーズを迎え撃つ事ができるのは、
 宇宙空間での高い機動戦闘力を持つ猟兵だけなのです。
 そこで私達はエンペライダーズ、
 その一部隊であるブラックバード部隊に攻撃を仕掛け、これを壊滅させます!」
 目標の部隊はカラスのマーキングを宇宙バイクに施したクローンライダーの部隊で、
 カラスの如く獲物に一度狙いを定めると執拗に追い回して、
 目的を達するまでは決して獲物を逃がさない部隊として恐れられている。
「この部隊はリーダーの統率力によって集団として機能しています。
 長所は短所との裏表であるように、
 リーダーを撃破したら残りの敵は烏合の衆になってしまうでしょう。
 ですが、その場合は逃走しようとするとしますので、
 このことを頭に入れて戦って貰えればと思います」
 リーダーに関しては鎧装に黒い縦のラインが入っていて、
 またウイングバインダーを装備しているため、一目でわかると瑞莉は付け加える。
「この戦場を突破出来れば、エンペラーズマインドのコアは勿論、
 その後方に展開している帝国軍の銀河帝国「二大巨頭」の艦隊へと、
 続く道が開く事になります。
 皆さんのお力添え、よろしくお願いします!」

 一通り説明を終えた瑞莉は意識を接続するワールド、
 スペースシップワールドへ向ける。
「それでは行きますよ。くれぐれも油断なきよう気を付けて下さい。
 頼みましたよ、皆さん」


義助次郎
 義助次郎と申します。
 銀河帝国攻略戦は皆さんの活躍の結果、
 戦場がエンペラーズマインド近傍に移ってまいりました。

 という事でエンペラーズマインド近傍における、
 戦争シナリオを出させていただきます。
 内容は『⑨エンペライダーズ』のシナリオとなっています。

 敵の詳細は、フラグメントの通りです。
 敵兵の群れを皆さんのお力で蹴散らしていただければと思います。
 リーダーを狙うもよし、文字通り蹂躙するもよしと、
 皆様のお力を存分に示して貰えればと。

 それでは、皆さまからのプレイング、心よりお待ちしております。

●このシナリオは、「戦争シナリオ」です。1フラグメントで完結し、
 「銀河帝国攻略戦」の戦況に影響を及ぼす、特殊なシナリオとなります。
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第1章 集団戦 『クローンライダー』

POW   :    スペーススタンピード
単純で重い【宇宙バイクによる超加速突撃】の一撃を叩きつける。直撃地点の周辺地形は破壊される。
SPD   :    インペリアルライド
自身が装備する【帝国製宇宙バイク】を変形させ騎乗する事で、自身の移動速度と戦闘力を増強する。
WIZ   :    サイキックバリアモード
対象の攻撃を軽減する【サイキックバリアモード】に変身しつつ、【宇宙バイク搭載の機銃】で攻撃する。ただし、解除するまで毎秒寿命を削る。
👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​

種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


●ブラックバード部隊、出撃!
 
 ミディアと猟兵たちの活躍によってワープドライブを設置され、
 続々とワープアウトして、集結。規模を増していく解放軍の艦隊。
 エンペラーズマインドの帝国軍防衛艦隊は、
 すこぶる高い士気に支えられた解放軍艦隊に、
 自らが得意としていた物量戦を逆に仕掛けられて劣勢に陥っていた。

 だが、同時に銀河帝国軍は見抜いていた。
 解放軍は大規模艦隊戦の素人であることを。
 対抗策の一つとして用意されていた、
 帝国最速を誇る特殊部隊、エンペライダーズ。
 その一部隊であるブラックバードにもスクランブルが掛けられていた。
「良いかお前達。我らが目標は愚かにも銀河帝国に楯突く艦艇全てだ。
 自分達が仕出かした事をたっぷりと後悔させてやれ!いくぞ!」
 一糸乱れぬ隊列を以って出撃するブラックバード隊は、
 砲撃飛び交う解放軍艦隊の只中に突入していく。
「まずはあの船を血祭りに上げて、我らが戦いの狼煙とするぞ!」
 鎧装に黒い縦のラインが入り、
 ウイングバインダーを装備したリーダー機が獲物を定めると、
 マーキングマークが示す通りの部隊全体が、
 一個体のカラスの様に有機的に砲撃を避け、急接近していくのであった。
サリー・オーガスティン
さぁて、行きますか!

ボクもバイク乗り。スピードでボクとジェイクは負ける気はしないけど、ここはそれを競ってる場合じゃないからね。

それから。
バイク乗りのイメージを傷つける輩は、ボクとジェイクが許さないよ!
[追跡・騎乗・空中戦・操縦・メカニック・ダッシュ]で、的確にジェイクで追いかけるよりも、待って攻撃だ!

【ヴァリアブル・ウエポン】で、命中率優先にチューニングして、持てる技能[2回攻撃・援護射撃・一斉発射・スナイパー・なぎ払い・零距離射撃・誘導弾・だまし討ち]全部載せの勢いで確実に落とすよ。

カラスだかツグミだか知らないけど、ボクとジェイクをナメてかかったら…堕とす!だけのこと。
(負けず嫌い発動)


エン・ジャッカル
宇宙バイク乗り達の部隊ですか。相棒のアヌビス号も宇宙バイクだそうですし、何より宇宙空間なので思う存分にぶっ飛ばせますね。
あ、ですが私自身が狙われたらどうしょうもないのでモードチェンジで合体した状態で戦闘することにします。

ブラックバード部隊はリーダーを中心とした集団でしたね。それならばリーダーを叩くのが常識なのですが、解放軍への脅威を減らすためにも部下から狙って殲滅方面で行きたいと思います。

…それにしても敵ながら相手の宇宙バイクの趣向がいいですね…。鹵獲してみたい…いえ、そんなことをして殲滅出来ずに逃してしまったら目も当てれないので、鹵獲のことは忘れることにしましょう。非常に残念なことですがね。


リア・ファル
連携・アドリブ改変OK

ブラックバード部隊…さぞ統率の取れた動きなんだろう
ならボクはそれすら読み切るだけさ
彼らはクローンライダーだし、身体的なクセは同様かもね

制宙高速戦闘機『イルダーナ』で出撃
自身の持つハッキング能力や情報収集能力をフルに使って、
敵の動きを読み切る

その間の攻撃は時間稼ぎや操縦騎乗テク、逃げ足で回避専念、
他の猟兵が動きやすいようによく敵を引きつける
「残念だったね、この宇宙じゃカラスは夜目が効かないのかな?」

無事演算完了できたら、ユーベルコード
「召喚詠唱・楽園の守護者たち」を使用した機械兵器に
陣形や機動の隙を狙わせよう

「今だ! みんな、一斉射撃!」


リベラータ・リベラトーレ
いよいよ大戦が始まるのね、決して負けられない。
愛機と共に騎乗スキルでスピードを活かした超高速戦闘を行いましょう。
敵はスピード自慢の集団とはいえそれはこちらも同じ、数が多くとも切り抜けてみせる。
アクセルワークとハンドリングで急加速急旋回のジグザグ走行をして、敵の狙いをしっかり先読みした上で引きつけつつ巧みに撹乱し飛来する攻撃はドリフトターンで鮮やかに回避。
そして【生まれながらの光】で他の猟兵達を回復支援しましょう。
これこそ私の通り名の由来、スピードを伴う回復支援を徹底すればきっと仲間の突破を確実に支えられると信じて援護に専念するわ。

「この通り名は伊達じゃないわ、ダメージを恐れず突っ切って……!」



●ブラックバード部隊VS猟兵宇宙バイク乗り編隊
 
 そんな状況で予知を受けて駆け付けたのは、
 宇宙バイクを相棒として駆る猟兵達で構成された四人一組の宇宙バイクの編隊。
 先頭を行くのはツアラータイプ、『ジェイク』を駆る、
 サリー・オーガスティン(鉄馬の半身・f02199)。
 その右後方には量産型艦載機の1機を推進機関と、
 電脳機構と二輪を追加したワンオフ機、制宙高速戦闘機『イルダーナ』を駆る、
 リア・ファル(バーチャルキャラクターの電脳魔術士・f04685)。
 左後方には漆黒の装甲に後方のブースター、
 変形機能があり、人間と合体して戦闘することが出来る、
 アヌビス号を駆る、エン・ジャッカル(風来の旅人・f04461)。
 最後尾に前輪2後輪1、両サイドカー部にもそれぞれタイヤを持ち合計5輪を持つ、
 変則構成の黄色いトライク、『VFB-06ストレガ』を駆る、
 リベラータ・リベラトーレ(ヒーリングフォーミュラ・f03918)。
 彼らはダイヤモンド陣形を取って、
 ブラックバード部隊が急襲している現場へと急行していた。
 
「いよいよ大戦が始まるのね、決して負けられない」
 リベラータの決意の言葉に皆も頷く。
「宇宙バイク乗り達の部隊ですか。相棒のアヌビス号も宇宙バイクだそうですし、
 何より宇宙空間なので思う存分にぶっ飛ばせますね」
 エンの話にサリー、リア、リベラータもそれぞれに同意の言葉を重ねる。
 宇宙バイクという自分の相棒が、
 本来の活躍の場で縦横無尽に駆け抜ける戦場というのはなかなか機会が無い。
「バイク乗りのイメージを傷つける輩は、ボクとジェイクが許さないよ!」
 エンペライダーズの跋扈を許せば解放軍に大きな被害が出るだけでなく、
 宇宙バイク乗りのイメージを大きく損ねかねない。
「とはいえ、あのマニューバーと統率された動きは一流だね。
 ……なら、ボクはそれすら読み切るだけさ。
 彼らはクローンライダーだし、身体的なクセは同様かもね」
 リアはブラックバード部隊がクローンライダーで構成されている事に目を付けて、
 自身の持つハッキング能力や情報収集能力をフルに使用。
 敵の動きを読む分析の間、敵の陣形を引っ掻き回して、
 そのまま引き付けつつ、叩く事戦術を提案。
「分かったよ。追いかけるよりも、待って的確に攻撃だ!その間の遊撃は任せて!」
 サリーの同意に、
 回復支援を徹底すれば仲間の突破を確実に支えられると信じているこそ、
 リベラータはリアに声を掛ける。
「そういう事なら私が一緒に。私の通り名の由来、
 スピードを伴う回復支援で確実に支えてみせるわ」
 エンは了解の旨を伝えると、アヌビス号を変形・合体して身に纏う。
「ブラックバード部隊はリーダーを中心とした集団でしたね。
 ですが、まずは襲われている解放軍への脅威を減らすためにも、
 部下から狙って殲滅していきましょう」

 急接近するエンペライダーズ、ブラックバード部隊に、
 解放軍の迎撃システムが応対する。
 しかしながら元々が対艦装備、
 小さい宇宙バイクで構成されたブラックバード隊の高速機動対応しきれない。
 解放軍に所属する標的の艦艇の命運は尽きたかに思えたその時、
 星の如く煌きが見えたかと思うと、流れ星の如く、
 宇宙バイクのライトの軌跡の尾を引いた猟兵達が現れる!!

 戦闘宙域に突入した編隊はブラックバード部隊の統率の只中に入り、
 その飛行陣形を乱し、幾つかのバイクを撃墜して解放軍艦隊の攻撃を遮る。
「猟兵ども、やはり現れたか!素人の解放軍など後でどうとでもなる!
 各自、目標変更。まずは猟兵を排除せよ!」
 猟兵の突入により、一回は乱れたブラックバード部隊の陣形であったが、
 リーダーからの指示が飛ぶや否や、すぐさま整い、その嘴の先は猟兵へと向く。
 一斉にサイキックバリアを展開、その陣形は一個体のカラスの様になる。
 相対距離はみるみる間に詰まり、
 接触するやバイクの先端についた機銃が火を噴く。
 飛来する攻撃をアクセルワークとハンドリングで急加速急旋回、
 ドリフトターンで鮮やかに回避。
「敵はスピード自慢の集団とはいえそれはこちらも同じ、
 数が多くとも切り抜けてみせるわ!」
 リベラータがそう叫ぶ横ではリア
 敵の狙いを先読みした上で引きつけつつ巧みに撹乱をしながら、
 縦に横にとジグザグにと動き回る。
「残念だったね、この宇宙じゃカラスは夜目が効かないのかな?」
 他の猟兵が動きやすいように敵を引きつける為の挑発も織り交ぜていく。
 囮役の二名には少なくも肉体にも機体にもダメージを強いるものではあったが
 リベラータは適宜、生まれながらの光を用いて傷を癒していく。
「この通り名は伊達じゃないわ、ダメージを恐れず突っ切って……!」
 女性猟兵二人の巧みな操縦技術によって陣形を乱され、
 また彼女達に注意を割かれたところを
 男性猟兵の二人組、サリーとエンが撃墜していく。
「カラスだかツグミだか知らないけど、
 ボクとジェイクをナメてかかったら…堕とす!」
 ジェイクに搭載されている内臓兵器は命中重視のチューンで今回は出撃。
 そしてサリーの技能が相まって、遠距離では弾が吸い込まれる様に敵機に命中。
 敵の動きに気付いていながらも敢えて放置し、超加速で突撃してきた敵機に、
 最小限のマニューバーで零距離を逆に取り、撃墜していく。
 エンも合体したアヌビス号の力を借りつつ、
 人型という強みを生かしてスラスターに頼る事ない、
 四肢を利用した能動的質量移動によって、敵機を撃墜していく。
 しかしその思考は撃墜した敵の宇宙バイクへと向いていた。
(敵ながら相手の宇宙バイクの趣向がいいですね…。鹵獲してみたい…)
 そんな一瞬のスキを敵は見逃さず、一体の宇宙バイクが超加速し突撃。
 攻撃をアヌビス号のブースターの急加速で紙一重で回避、 
 被りを振ってその思考を頭から追い出す。
「そんなことをして殲滅出来ず逃がしたり、
 ましてや撃墜されたら目も当てれないので、
 鹵獲のことは忘れることにしましょう。非常に残念なことですがね」
 非常に残念ともう一度呟きつつも敵機撃墜へと集中を高めていく。

 執拗に食い付くブラックバード部隊と掻き乱し、
 確実に撃墜していく猟兵達の戦いは程なく変化を迎える。
「演算完了したわ!皆、敵解析データを送信するわ!」
 リアから送られてきた敵解析データによって陣形や機動の隙が分かる様になり、
 全くと言っていいほど攻撃は当たらなくなっていく。
「な、何が起きている!?こちらの攻撃が全く当たらないだと!!?」
 リアは90体に及ぶ小型の幻獣型戦闘機械兵器を呼び出す。
「おいで、みんな。 …ボクに力を貸して!今だ! みんな、一斉射撃!」
 仲間たちの動きと敵の動きを重ね、最高のタイミングで
 召喚詠唱・楽園の守護者たち
 (ファンクションコール・アニマロイズ・ファンタズム)は炸裂する。
 陣形はズタズタにされ、多くのブラックバード部隊のクローン兵は、
 宇宙の藻屑となっていく。
 そんな中、リベラータは待機していた猟兵達に連絡を取る。
「ブラックバード部隊は混乱の極みにあるわ。
 私達は引き続き部隊を引き付けて攻撃を続けます。
 そちらはリーダーの撃破、お願いするわね」
 そうして四人の宇宙バイク乗りの猟兵達は部隊殲滅の為、
 宇宙を駆けるのであった。   

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​

コロッサス・ロードス
●戦術
他の猟兵と連携しつつ、自身の『武器受け』『盾受け』『オーラ防御』等の防御技能を活かす為、また仲間を『かばう』事で被害を抑える為にも、敵群に肉薄して『おびき寄せ』攻撃を誘う

●通常攻撃
『怪力』と『鎧砕き』で敵装甲を削り、二の太刀で砕けた装甲を穿つ『2回攻撃』が基本

●防御(対コード)
【スペーススタンピード】にはバイクの加速を素早く『見切り』、適宜【無敵城塞】で突撃を受け止める
その後、即座に【無敵城塞】を解除してバイクかライダーを掴み、『怪力』で抑えて離脱を許さず、敵の強みを活かせぬ近距戦を強いる

「バイクの機動力と機銃を活かした良い戦法だが……この至近距離ならば俺の剣とて捨てたものではないぞ」


ネリッサ・ハーディ
エンペライダーズ、ですか・・・
敵情を観察する限り、最大の脅威はその高速性にあると思われます。
しかしその反面、装甲等の防御力を犠牲にしてるのでしょう。機動力と防御力は大抵、反比例するものです。
そして機動力の高い敵を相手にする場合、対抗手段として最適解なのは、弾幕を張るのがベターでしょう。
また、高速移動をしているのですから、上手く行けば少量のダメージでもバランスを崩して自滅に追い込める可能性も期待できます。
ですから、ユーベルコードで炎の精を召喚、これを可能な限り多く分け、散弾の様に敵へ叩きつけます。
確かにその速さは最大の武器ですが・・・それは同時に弱点ともなる諸刃の剣です。


赤嶺・愛
●心情
さぁ、銀河帝国との戦いだね、
エンペライダーズ、とても手強そうだけど、怖気づく訳には行かないね。

●行動
私は、敵のリーダーを狙う事にするね。
シーブズ・ギャンビットで、敵の素早い動きに負けない様に
私も動くね。
衣服は身軽な鎧のみを残して、より加速するように努める。

ダッシュ、ジャンプ、スライディングを駆使して
敵の攻撃を掻い潜りつつ、敵のリーダーを狙うよ。
どうしても避けられそうにない攻撃が来たら
武器受け、盾受け、オーラ防御で、守る様に動く。
敵リーダには、2回攻撃で攻撃していく。

リーダーを倒して、敵が散り散りになったら、
範囲攻撃、なぎ払い等で、出来るだけ多くの敵を倒す様にする。


ユーイ・コスモナッツ
宇宙空間での高速機動戦は、
私の得意とするところです

ましてや帝国兵が相手となれば、
宇宙騎士の名にかけて、
無様な戦いはできません
必ず勝ちます!

大盾状のスターバイクである
「反重力シールド」に乗って、
得意の騎乗・空中戦技能でそれを操ります
さらに、
ユーベルコード「流星の運動方程式」を起動

これらを駆使しての機動力が、
私の猟兵としての取り柄です
目には目を、高速機動には高速機動を、です!

狙うはリーダー
敵群の下へ潜るように反重力シールドを滑らせて、
リーダーに狙いを定めて垂直上昇
真下の死角から一撃を与えたら、
そのままのスピードで真上に切りぬける
反撃を振り切ったところで反転、垂直降下
真上から追撃で、勝負をかけます



 連絡を受け、後方に待機していた猟兵達はリーダー撃破を目的に、
 ユーイ・コスモナッツ(宇宙騎士・f06690)が駆る大型の盾のような形状をした、
 特殊宇宙バイク、反重力シールに捕まる形でリーダーの元へと突き進む。
「宇宙空間での高速機動戦は、私の得意とするところ。
 ましてや帝国兵が相手となれば宇宙騎士の名にかけて、無様な戦いはできません。
 必ず勝ちます!」
 気合十二分にサーフボードの様にシールドを操るユーイに、
 同じくパラディンでハートの柄が沢山施されたビキニアーマーを着た騎士、
 赤嶺・愛(愛を広める騎士・f08508)も闘志を高める。
「さぁ、銀河帝国との戦いだね、
 エンペライダーズ、とても手強そうだけど、怖気づく訳には行かないね」
 その言葉に静かに頷くのは、
 不滅の金剛石が嵌め込まれた真紅の聖鎧を身に纏った、
 2m近い長身を厚い筋肉によって太く逞しい偉丈夫、
 コロッサス・ロードス(金剛神将・f03956)。
 歴戦の勇士は普段通りの冷静沈着さで戦場を俯瞰しつつ、ユーイを導いていく。
「エンペライダーズ、ですか……、
 敵情を観察する限り、最大の脅威はその高速性にあると思われます。
 しかしその反面、装甲等の防御力を犠牲にしてるのでしょう。
 機動力と防御力は大抵、反比例するものです」
 送られてきた敵データと戦闘データから、
 ネリッサ・ハーディ(ナイフ・アンド・コーツ・f03206)は、
 元英国情報機関の諜報員の経験を基に情報分析を伝える。
「それなら、尚のこと奇襲が嵌れば倒せそうですね…。
 では、敵群の下へ潜るように反重力シールドを滑らせて、
 リーダーに狙いを定めて垂直上昇。
 真下の死角から一撃を与えてみるのはどうでしょう?」
 ユーイはネリッサの分析に奇襲の具体案を提示する。
「良いのではないだろうか。周辺の敵は任せろ。俺がカバーに入る」
 コロッサスが請け負う様に言うと、愛も自分の意見を伝える。
「私は敵のリーダーを狙って、逃がさない様に釘付けにするね」
 各々の役割の提案を聞いていたネリッサは勘案して自分の役割を導き出す。
「対抗手段として最適解なのは、弾幕を張るのがベター。
 また、高速移動をしているのですから、
 上手く行けば少量のダメージでもバランスを崩して、
 自滅に追い込める可能性も期待出来ますから、私も周辺の配下に回りましょう」
 こうしてポジショニングが決まると、
 宇宙バイク乗りたちから送られてくるデータを基に奇襲が敢行される。

 猟兵達の宇宙バイクの編隊によって次々と部下が討ち取られても、
 追い立てる事を信条とするブラックバード部隊を機能させるために、
 自分と位置取りに部下への指示。
 周辺に気を配っているつもりでも、
 戦闘に指揮に忙殺されているリーダーの直下はまさに死角となっていた。
 「皆さん、行きますよ!ブースト・オン!!!」
 ユーイの掛け声と共に流星の運動方程式が起動。
 反重力シールドが変形、爆発的な加速を以って直下から一気に駆け上がる。
 直前でその機動に気付いたリーダー機ではあったが、
 リーダー機と接触する前に捕まっていたコロッサス、愛、
 ネリッサは離れたが故に、さらに加速したシールドを避けることは叶わず、
 一気に切り上げられてしまう。 
「真下から! ぐっ!さらに加速…ガッ!!!!さ、避けきれなかったか!?」
「目には目を、高速機動には高速機動を、です!!」
 そして続くように愛が攻撃を仕掛ける。
 リーダーも応じる様に宇宙バイクを変形させて突っ込んでくるが、
 近接戦闘の実力は愛の方が一枚も二枚も上手であった。
「ほんと素早い動きだね。でも、私も負けないよ!」
 滑る様なダッシュで近づき、
 機銃掃射にはスライディングしたかと思えばジャンプし、敵の攻撃を掻い潜る。
 それでも避けきれない攻撃は武装を盾に衣服は身軽な鎧のみを残す。
 それはより加速していく為の布石。
 ダガーによる攻撃は一閃のみならず、幾重にも煌き、敵を足止めする。
 リーダーを護る為、愛へ超加速突撃を掛けようとするも、
 その動きを見切っていたコロッサスによって、
 瞬間発動させた無敵城塞で突撃を受け止めると、
 足が止まったクローンライダーに自身の怪力を以って、
 敵装甲を鎧砕きの要領で砕き、二の太刀で砕けた装甲を穿ち落す。
「帝国最速、獲物を食い破るという突撃、大したことが無いな。
 余程我らが仲間の一撃の方が威力があるぞ?」
 食い破るのだろう?と煽る様に手で招き、相手を挑発。
 同じ要領で次々と配下を撃破していく。
「バイクの機動力と機銃を活かした良い戦法だが……、
 この至近距離ならば俺の剣とて捨てたものではないぞ」 
 ネリッサもリーダー周辺の配下を排除するべく、詠唱を開始していた。
「フォーマルハウトに住みし荒れ狂う火炎の王、その使いたる炎の精を我に与えよ」
 荒れ狂う火炎の王の使い(ファミリア・オブ・レイディング・フレイム・キング)。
 呼び出された炎の精を今の実力で操れる最大数である20体まで分裂させ、
 散弾の様に敵へ叩き付ける。
「その速さは最大の武器ですが・・・それは同時に弱点ともなる諸刃の剣です」
 自身の分析に違わず、しかもホーミング機能が付いた弾幕に穿たれ、
 バランスを崩し自滅していく。

 リーダーも最後の時を迎えようとしていた。
 愛の足止めの間に一端視界外へと出たユーイは反転。
 今度は垂直降下して真上から追撃を仕掛ける。
 今度は流石に警戒していたリーダーは、
 直撃前に愛にダメージを与えつつ脱出出来る、超加速突撃を敢行する。
「逃がしはしない、これでチェックメイトだ」
 だがその突撃はコロッサスによって阻まれる。
 突撃タイミングを聞いていたからこそ出来るカバー。
「そういうことだね!私達の事を忘れて貰っては困るよ!」
「統率が取れた集団の場合頭を潰すのは基本よね」
 合わせる様に目の前には愛のタガーが、
 ネリッサからは炎の精の一つが突き刺さり、エンジンを貫く。
「ブラックバード部隊が、そしてこの俺が破れるというのか!?こんなはずは……」
「機動力こそが私の猟兵としての取り柄!!これで終わりです!」
 ユーイは仲間の助力に感謝しつつ、最後の一撃となる突撃を決め、
 真っ二つに割かれたリーダーは程なく火球となって一時宇宙を照らすのであった。

 統率を失ったエンペライダーズ、ブラックバード部隊は程なく、
 猟兵8人の活躍によって部隊を壊滅させることに成功する事となる。
 こうして脅威を排除し、猟兵の活躍を目の当たりにした解放軍艦隊は、
 次は私達の番と言わんばかりにその攻勢を増していくのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2019年02月07日


挿絵イラスト