●カクリヨファンタズム
猟兵達はガジル・コリアンダー(キマイラのスカイダンサー・f00907)から依頼を受け、東方妖怪の大親分『山本五郎左衛門』の屋敷にやってきた。
屋敷には山本五郎左衛門がおり、猟兵達を歓迎するようにして、沢山の料理が並んでいた。
そのまわりには妖怪達が座っており、猟兵達の存在に気づいて、一斉に顔を見た。
「……あっ! そんなに警戒する必要はないにゃ~。みんな腹を空かせて、苛立っているだけにゃから~。これはいわゆる最後の晩餐ってヤツにゃ。最後くらい幸せな気持ちになって欲しいから、みんなに頼んで御馳走を作ってもらったにゃ」
山本五郎左衛門が、のほほんとした表情を浮かべ、猟兵達に微笑みかけた。
それに合わせて、妖怪達が真っ直ぐ前を向き直し、山本五郎左衛門からの合図を待った。
「だから、何も警戒する事はないにゃ。料理に毒とか入れてにゃいから」
山本五郎左衛門が自分の前に置かれた料理をパクッと食べ、毒が入っていない事を証明した。
だが、山本五郎左衛門に隙はなく、迂闊に攻撃を仕掛ければ、速攻で反撃を仕掛けてくる事が分かるほど、危険な雰囲気が漂っていた。
「ほらほら、みんな怖い顔をしないで、食べて、食べて! 満足するまで食べたら、お互い悔いのないように戦おう」
山本五郎左衛門が猟兵達に声を掛け、美味しそうに料理を食べ始めた。
それに合わせて、猟兵達も料理にがっつき、酒をガブ飲みし始めた。
一体、何を考えているのか分からないものの、山本五郎左衛門なりの持て成しをしているようである。
「まあ、嫌なら食べなくてもいいけどにゃ~。でも、最後くらいイイ思いをしてから、逝って欲しいニャ。儂と戦ったら、みんなポックリ逝ってしまうだろうし……。未練を残して死なれても困るから、迷わず成仏して欲しいにゃ」
そう言って山本五郎左衛門が、勝つ事を前提に話を進めつつ、美味しそうに魚を食べるのだった。
ゆうきつかさ
どうも、ゆうきつかさです。
今回の目的は、威風(カリスマ)形態になった山本五郎左衛門と戦って、勝利する事が目的です。
ただし、山本五郎左衛門は大量の妖怪軍団を率いて、猟兵達に襲い掛かってきます。
山本五郎左衛門と妖怪軍団の両方と戦い、誰も殺さないようにする事が出来た場合は、プレイングボーナスがつきます。
誰も殺さないようにするため、あえてネタに走っても構いません。
戦う事が馬鹿らしく思えてしまうような事をすれば、犠牲を出す事なく依頼を成功させる事ができるでしょう。
第1章 ボス戦
『東方親分『山本五郎左衛門』威風形態』
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POW : どろん衆きませい!
レベル×1体の【東方妖怪のどろんバケラー 】を召喚する。[東方妖怪のどろんバケラー ]は【化術(ばけじゅつ)】属性の戦闘能力を持ち、十分な時間があれば城や街を築く。
SPD : 獄卒衆きませい!
対象への質問と共に、【マヨヒガ(屋敷)のあちこち 】から【東方妖怪の地獄の獄卒軍団】を召喚する。満足な答えを得るまで、東方妖怪の地獄の獄卒軍団は対象を【嘘つきに対して威力増加する鬼棍棒】で攻撃する。
WIZ : 悪霊衆きませい!
自身が装備する【号令懐刀(ごうれいふところがたな) 】から【東方妖怪の悪霊軍団】を放ち、レベルm半径内の敵全員にダメージと【妖怪憑依】の状態異常を与える。
イラスト:乙川
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
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種別『ボス戦』のルール
記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※このボスの宿敵主は
「💠山田・二十五郎」です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
ベルカ・スノードロップ
猫が好きです。
山本親分は猫又っぽいですね。
「っ。絶対に、負けるわけにはいきません」
絶対に誰も殺さないという誓いを立てながら《選択UC》を発動します
ゆらゆら揺れる2本のしっぽに目を奪われています。
うちの子(アメショーの女の子)は、しっぽの付け根辺りをトントンすると
もっとしろと要求してくるのですよね
しっぽの様子を見ながら、撫でたり
猫可愛がりしたりします
十分すぎるくらいに、親分を脱力させますよ
メイスン・ドットハック
【WIZ】
残念じゃけど、最後の晩餐とはいかないがのー
もっと生きて働いて貰わんといけんけーのー、東方親分
キャバリアKIYOMORIに搭乗してオブリビオンマシン形態「清盛」に変形
悪霊軍団に憑依されないようにジェットウイングで高速飛行しながら、軍団を引き付ける
逃げるだけではなくミサイルや榴弾もばら撒く
敵が一か所に集まったら、UC「機竜の大海、空にありて天罰を下さん」を発動し、
竜雷は普通の雷とは違って、霊物質にも干渉できるので、弱い雷で感電させて悪霊軍団を行動不能に追い込んでいく
それじゃちょっとばかり親分にも痺れて貰うとしようかのー!
ジェットウイングをかっ飛ばし、ドラゴンヘッドから雷ブレスを叩き込む
六道銭・千里
折角の好意。無駄にすんのも悪いやろ…(適当に座り普通に料理を楽しむ)
俺は酒は飲まれへんから…大将、注がせてもらって構わんか?
今回の戦争は二つの世界のために色々動いてもらってありがとうな
ただ、少し間違っとるな
1つ、俺達は誰一人死なへん…猟兵の力を少々下に見すぎやわ
んで、こいつは最期の晩餐なんかやあらへん…先の未来への先祝い…ってどうや?
今回の件で幸か不幸かUDCも妖怪の存在を認識した…じゃあUDCで忘れ去られた妖怪たちがまた、向こうで普通に暮らせるかもってな
おひねりとして渡した硬貨を起点に『結界術』
こいつで妖怪たちを『捕縛』無効化、宴の最中ばら撒いてたからな
アンタも全力が出せへんやろ?大将
疎忘・萃請
…………山本の親分……?
ぽかりと口を開けて間の抜けた声を上げる
……嗚呼、成る程成る程
未練を残さぬようにか
よしよし、では酒だ酒を持て
飲み比べを始めよう
大きな盃に並々と注いで、ひといきに飲み干してしまおう
そら、そこの者も呑みたまえ
鬼が自ら注いでやろう
有無を言わさず並々と注いで勧める
盃が空いたか
そら、おかわりだ
もう飲めぬ?
そんな事では未練が残るぞ
ほれ、飲め飲め
皆が酔ったのならそれで良い
もし戦意旺盛な者がまだ居たのなら鈴を鳴らそう
皆で寝てしまおう
アタシも少し疲れたよ
……おやすみ
●カクリヨファンタズム
「山本親分って、何だか猫又っぽいですね」
ベルカ・スノードロップ(少女を救済せし夜の王【中将】・f10622)は、のほほんとした表情を浮かべながら、山本五郎左衛門達と一緒に料理を食べていた。
幸い、料理に毒は入っておらず、途中でまわりにいる妖怪達が襲ってくる事もなかった。
それが逆に怪しく感じられたものの、妖怪達は完全にリラックスしており、敵意のカケラもなかった。
一方、山本五郎左衛門は笑顔を浮かべつつも、まったく気を抜いておらず、まったく隙が無かった。
そのため、いつ攻撃を仕掛けてきてもおかしくない程、辺りの空気がピリピリとしていた。
「……えっ?」
そんな中、疎忘・萃請(忘れ鬼・f24649)が、唖然とした表情を浮かべ、ポカリと口を開けたまま、間の抜けた声を上げた。
一体、何処からツッコむべきか。
そもそも、何処からツッコむ事が正しいのか。
考えれば、考える程、訳が分からなくなってきた。
それ以前に、何故……宴会?
この状況で宴会をする意味って、何。
等の言葉が群れを成して、萃請に襲いかかっていた。
しかし、その問いに答える者はいない。
むしろ、答えを知りたくない。
おそらく、それは望まぬ答え。
その上、何となく、予想のつく答えであった。
それ故に、答えを知らぬまま、悩み続ける事こそ、正解であるかのように思えた。
「折角の好意。無駄にすんのも悪いやろ……。俺は酒を飲まれへんから……大将、注がせてもらって構わんか? 今回の戦争は二つの世界のために色々動いてもらってありがとうな」
そんな空気を察した六道銭・千里(あの世への水先案内人・f05038)が、萃請に声を掛けつつ、山本五郎左衛門の盃に酒を並々と注いだ。
「それじゃ、遠慮なく戴くにゃ。後で『ああしておけば、良かった。こうしておけば良かった』と思う事が無いように、みんなもたらふく食べてくれにゃ」
山本五郎左衛門がニコニコとしながら、酒をグイッと飲み干した。
妖怪達もノリノリな様子で、ウェーイ。
何やら、東方テイストが、何処かに行ってしまったのではないかと思うほど、ノリノリになっていた。
それだけ気の張る日々が続いていたのか、完全無防備リラックス状態。
この状況で不意打ちを仕掛ければ、半分くらいの妖怪を楽々倒せそうな感じであった。
もちろん、そんな事をすれば、話し合う事すら出来ず、殺し合いに発展してしまうため、誰も実行に移す事はないが、そんな考えが脳裏に浮かんでしまう程、妖怪達は隙だらけであった。
「……嗚呼、成る程、成る程。未練を残さぬようにか。よしよし、では酒だ、酒を持て。みんなで飲み比べを始めよう」
その事に気づいた萃請が、納得した様子で妖怪達を呼び集め、大きな盃に並々と酒を注ぎ、グイッと一息に飲み干した。
その気持ちに応えるようにして、まわりにいた妖怪達も、上機嫌な様子で酒をガブガブと飲み始めた。
「……(じー)」
その間、ベルカは山本五郎左衛門の尻尾に目を奪われていた。
見れば見る程、引き寄せられ、ユラユラと揺れる尻尾で、心が和んだ。
ある意味、山本五郎左衛門は、ほんわか癒し系。
そのため、まったく飽きる事なく、思わず時間を忘れて、尻尾を眺めてしまう程だった。
「ほれほれ、何をボンヤリしているにゃ。これが最後の食事になるかも知れないんにゃから、もっとガツガツ食べるにゃ! 腹いっぱい食べて、この世に未練がないようにするにゃ。そうしないと、絶対に後悔するにゃ!
その事に気づいた山本五郎左衛門が、尻尾をユラユラと揺らしながら、ベルカに声を掛けた。
だが、ベルカは山本五郎左衛門の尻尾に釘付け。
完全に尻尾の虜になっていた。
「残念じゃけど、最後の晩餐とはいかないがのー。もっと生きて働いて貰わんといけんけーのー、東方親分」
次の瞬間、メイスン・ドットハック(ウィザード級ハッカー(引き籠り)・f03092)がO-Ⅸ型機動強襲用二足歩行戦車型キャバリア「KIYOMORI」に搭乗したまま、山本五郎左衛門の屋敷に降り立った。
「んにゃ、これまた殺る気満々にゃね。それだけ元気があった方が、殺し甲斐があるってモノにゃけど……。そこまでして早死にしたいのなら、その望み……叶えてあげるにゃ。どろん衆きませい!」
山本五郎左衛門が酒をグイッと飲み干した後、屋敷の中から飛び出し、東方妖怪のどろんバケラー達を次々と召喚した。
それに合わせて、どろんバケラー達が、一斉に山本五郎左衛門の姿になった。
山本五郎左衛門の姿になったどろんバケラー達は、楽しそうに笑い声を響かせながら、いかにも本物っぽく振る舞い、猟兵達を惑わせた。
「別に早死にしたい訳やない。それ以前に、俺達は誰一人死なへん。それこそ、猟兵の力を少々下に見すぎやわ。それに、こいつは最期の晩餐なんかやあらへん。だったら……先の未来への先祝い……って、どうや? 今回の件で幸か不幸かUDCも妖怪の存在を認識した。……じゃあUDCで忘れ去られた妖怪達が、また向こうで普通に暮らせるかもってな」
それでも臆する事無く、千里が山本五郎左衛門達に語り掛けた。
「にゃっはっはっ! 面白い事を言うんにゃね。でも、これは真剣勝負。生きるか死ぬかの戦いにゃ。だから儂等が勝ったら、考える事にゃね」
山本五郎左衛門達が笑い声を響かせながら、千里に攻撃を仕掛けていった。
それに合わせて、先程まで酒を飲んでいた妖怪達が一斉に立ち上がり、山本五郎左衛門達に加勢しようとした。
「……おっと、そこまで! 実は宴の最中に、ばら撒いておいたんや。これでアンタも全力が出せへんやろ、大将?」
次の瞬間、千里が妖怪達におひねりとして渡した硬貨を起点に、結界術を発動させた。
その影響で妖怪達が結界内に閉じ込められ、自分達の力では外に出る事が出来なくなった。
「……えっ?」
これには山本五郎左衛門達も、二度見。
いや、三度見した。
妖怪達も、格好いい名乗りと共に、様々なポーズを決めて、山本五郎左衛門達に加勢しようとしていたため、ハトが豆鉄砲を食らったような表情を浮かべたまま固まった。
そして、脳裏に過った言葉は、『どうしよう』。
妖怪達も頭の中でそろばんを弾きながら、最適な方法を導き出そうとした。
しかし、答えは出ない。
そもそも、そろばんで答えを出すのが、正解なのかよく分からない。
だからと言って、雨の日の捨てられた子犬のような表情を浮かべて千里を見ても、何か答えを出してくれるわけでは無かった。
「いや、こっちを見るのは、反則やろ」
千里も心底、困った様子。
とにかく、妖怪達と戦いたくないため、結界から出す気もない。
「これ以上、妙な真似をしたら、仲間の命はないって言いたいのかにゃ? だったら、無駄にゃ。みんな覚悟は出来ているにゃ!」
山本五郎左衛門が何となく察した様子で、号令懐刀(ごうれいふところがたな)を掲げ、東方妖怪の悪霊軍団を解き放った。
「ウォォォォオオォォォン」
悪霊軍団は『いまこそ、俺達が頑張る時ッ!』と言わんばかりにハイテンション!
まるでラスボスの如く勢いで、禍々しく空をビュンビュン飛び回った。
「……と言う訳だから、アタシ達は飲むぞ。そら、おかわりだ。……ん? 『こんな状況で酒なんて飲めるか』だと? ああ、飲める。むしろ、飲むしかないだろ。ほら、言い訳なんてしている暇があったら飲め。それでも飲まないというのであれば流し込む! そんな事では未練が残るぞ。ほれ、飲め飲め」
そんな中、萃請は結界内に閉じ込められた妖怪達に声を掛け、浴びるほど酒を飲み始めた。
「ほ、本気か……」
最初は、不満そうにしていた妖怪達も、萃請の勢いに飲み込まれて、胃袋が酒と御馳走で満たされた。
こうなってしまうと、悩んでいる事自体、馬鹿らしく思えてきたのか、飲めや歌えのどんちゃん騒ぎ!
これには山本五郎左衛門も『えっ? 戦いは……。でも、まあ……状況が状況だし……仕方ないにゃ』と納得する事しか出来なかった。
「オオオオオオオオオォォォン!」
その間も、悪霊軍団はテンションMAXで恨めしそうな声を上げながら、どんよりどよどよとした空気を漂わせ、纏わりつくようにして猟兵達に襲いかかってきた。
「……ここで負ける訳には行かないんです」
すぐさま、ベルカが『絶対に誰も殺さない!』という誓いを立て、【チャンピオンシップ】を発動させた。
その影響で悪霊軍団がダメージを食らい、次々と昇天していった。
それは悪霊軍団にとって、早めの退場であったが、最後までテンションを上げる事なく、昇り竜の如く勢いで空に昇っていった。
「いや、それだけでは生ぬるいのー!」
そこに追い打ちをかけるようにして、メイスンが悪霊軍団に憑依されないようにジェットウイングで高速飛行しながら、【機竜の大海、空にありて天罰を下さん(パニッシュメント・プリズン)】を発動させ、「KIYOMORI」のドラゴンヘッドのブレス放射装置から、周辺上空に帝竜ワームの質量のある雷雲の海を放出し、無尽蔵に落雷を発生させて悪霊軍団を攻撃した。
そのため、悪霊軍団は次々と雷に当たり、悲鳴を上げて天に召されていった。
「んにゃにゃにゃにゃ!」
山本五郎左衛門達も例外なく雷に打たれ、どろんバケラーが正体を現し、同じように昇天していった。
「安心せぇ、峰打ちっぽいアレじゃけーのー」
その間もメイスンがミサイルや榴弾もバラ撒き、ドラゴンヘッドから雷ブレスを叩き込んだ。
そのため、悪霊軍団は誰にも憑依する事が出来ぬまま、悲鳴と共に消えていった。
「い、いや、絶対に違うにゃ、これ! 全力で殺しに来ているにゃ!」
山本五郎左衛門が腑に落ちない様子で、メイスンにツッコミを入れた。
だが、メイスンは駆逐作業に、没頭中。
既に峰打ちなのか、それっぽい何かなのか、フルボッコなのか分からぬまま、悪霊軍団が一掃された。
「捕まえましたよ。これで悪い事は出来ませんね」
その間に、ベルカが山本五郎左衛門の尻尾を掴み、ニッコリと笑って勝利宣言をした。
「うにゃ~、さすがに尻尾を掴まれたら、無駄な抵抗は出来ないにゃ。……と言うか、絶対に死ぬにゃ、殺られるにゃ! だから、降参! 肉の塊、ダメ、絶対にゃ!」
山本五郎左衛門も、ここで足掻いたところで、自分達に勝ち目がないと判断したのか、諦めた様子で降参した。
「……ん? 戦いが終わったのか。まあ、誰も死んでいないのであれば、それでいい。アタシは、もう疲れたよ」
そんな中、萃請が酔い潰れた妖怪達と一緒に、夢の世界に旅立つのであった。
大成功
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