大祓百鬼夜行④〜東方親分の試練
「猟兵さん、それでは殺らせていただきます!」
東方親分『山本五郎左衛門』が猟兵達の前に立ちはだかる。纏う虞に惹かれた妖怪達を従えて。骸魂の影響を完全に抑え込み、その上で濃密な殺気を放っている。その目的は一つ、大祓骸魂を倒す礎となることだ。
全力で戦い倒されることで大祓骸魂の虞を薄れさせると同時にその居場所を猟兵に知らせることができる。故に、手を抜くことは許されない、全力でなければ意味がないのだ。それがゆえのカリスマ特化型「威風形態」。親分である山本はいうに及ばずその配下の東方妖怪の軍団も、油断をすれば猟兵側が倒されかねない。
彼女等を救うにはこちらも死力を尽くさねばならぬだろう。
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「西洋親分に続いて二人目の親分ね。東方親分『山本五郎左衛門』が立ちはだかってくるわ。彼女は完全に骸魂の影響を抑え込んではいるけれど、全力で猟兵を倒しにかかってくるわ。
なぜなら、それが、全力で戦った上で倒されることが大祓骸魂の虞を弱め猟兵にその居場所を伝えることに繋がるから。そう、彼女は大祓骸魂を倒す礎になろうとしているの。
でも、大丈夫。カクリヨファンタズムのオブリビオンは「骸魂が妖怪を飲み込んで変身したもの」だから、オブリビオンを倒せば骸魂から救出できるわ。問題は今回の相手が妖怪軍団ということね、うっかり解放された妖怪を巻き込まないようにだけは注意して頂戴。ま、妖怪達は頑丈だから二、三発ぐらいなら耐えてくれそうだけど、巻き込みはしないにこしたことはないわ」
グリモアベースにアリス・セカンドカラー(不可思議な腐敗のケイオト魔少女・f05202)の声が響く。
「困難かもしれないけど、いままだってそうで乗り越えてきた。だからきっと今回も乗り越えられる。さぁ、親分達を救ってきてちょうだい、頼んだわよ!」
蒼汁の人
はーい、ごにゃーぽ、ごきげんよう。蒼汁の人でございます。
今回は純戦、死力を尽くして戦い東方親分を救ってきてください。判定はオープンダイスで行わせていただき、成功以上の方のみ採用とさせていただきます。
以下に基づくプレイングをかけていただくと特別なプレイングボーナスがでます。
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プレイングボーナス……親分と妖怪軍団の両方と戦い、誰も殺さないようにする。
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それでは皆様の熱いプレイングをお待ちしています。
第1章 ボス戦
『東方親分『山本五郎左衛門』威風形態』
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POW : どろん衆きませい!
レベル×1体の【東方妖怪のどろんバケラー 】を召喚する。[東方妖怪のどろんバケラー ]は【化術(ばけじゅつ)】属性の戦闘能力を持ち、十分な時間があれば城や街を築く。
SPD : 獄卒衆きませい!
対象への質問と共に、【マヨヒガ(屋敷)のあちこち 】から【東方妖怪の地獄の獄卒軍団】を召喚する。満足な答えを得るまで、東方妖怪の地獄の獄卒軍団は対象を【嘘つきに対して威力増加する鬼棍棒】で攻撃する。
WIZ : 悪霊衆きませい!
自身が装備する【号令懐刀(ごうれいふところがたな) 】から【東方妖怪の悪霊軍団】を放ち、レベルm半径内の敵全員にダメージと【妖怪憑依】の状態異常を与える。
イラスト:乙川
👑11
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種別『ボス戦』のルール
記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※このボスの宿敵主は
「💠山田・二十五郎」です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
ラモート・レーパー
「対みたいに加減は出来ないから!」
UCを発動し仏教から奪魂鬼・奪精鬼・縛魄鬼に変身する。
奪精鬼で動きを封じ、縛魄鬼で武器を腐らせて無力化を図る。それでも動きを封じきれない場合に限り奪魂鬼で魂を一時的に引き抜くことで無力化させる。
「対みたいに加減は出来ないから!」
ラモート・レーパー(生きた概念・f03606)の姿が鬼へと変じていく。仏教において死後にまず訪れるという三匹の鬼、奪魂鬼・奪精鬼・縛魄鬼だ。
「ええ、ええ、覚悟はできておりやすとも」
その姿が意味するところを理解した山本五郎左衛門が東方妖怪のどろんバケラーをラモートにけしかける。ラモートの姿に触発されたのかバケラー達も化術で鬼へと変身していた。
ラモートはまず生きるための精気を抜き取るという奪精鬼の権能を用いて妖怪達を衰弱させその動きを鈍らせた。それでも金棒を振り回す元気が有り余っている者には、死後の肉体を腐らせる役割をもった縛魄鬼の権能を武器に向け、その武器を腐らせて無力化を図る。
だが、筋骨隆々の鬼に変身したバケラー達の中には肉弾戦を得意とする者も多いようだ。豪快な殴打を紙一重で躱し、丸太のような脚を転がりながら回避して距離を取る。ラモートの頬に一筋の赤い線がはしる。
「仕方がないか」
それならばと、ラモートは肉体と魂を切り離す役割をもった奪魂鬼の権能を使うことにする。一時的に魂を抜いて無力化し、後で別の神に変身して戻せば大丈夫だろうという計算だ。そして、
「は?」
骸魂が抜けた。
「ああそうか、これも魂ではあるからな」
ラモートはそのまま山本五郎左衛門の元まで駆けようとするも妖怪軍団に阻まれる。
「一番乗りはこれが面倒だよねぇ」
愚痴りながらもラモートは妖怪軍団から骸魂を抜き次々に元に戻していくのであった。
成功
🔵🔵🔴
備傘・剱
つまり、殺さなければ、問題なし、という事だな?
ならば、何とか、なる、かな?
仁義、通させてもらいやす、ってな
誘導弾と、ブレス攻撃で牽制しつつ、接近戦を仕掛ける
そして、懐に入ったら、ガントレットで二回攻撃と精神攻撃と破魔を行使して、少し心を折ったら、八咫導、発動
戦意を喪失したやつには、結界術と式神で守りつつ、念動力で戦闘区域外へ連れていくぞ
それでも、折れない奴には、もう少し、恐怖をあたえてみようかな
しかしまぁ、けんかと何とかは江戸の華とか言ったやつがいたが、出入りもカクリヨの華になるのかねぇ?
それと、親分さん、あんた…
男か女か、どっちだ?
わかりづらいったらありゃしない
アドリブ、絡み、好きにしてくれ
「つまり、殺さなければ、問題なし、という事だな?」
そう言いながら備傘・剱(絶路・f01759)はガントレットにサイキックエナジーを凝縮していく。
「ならば、何とか、なる、かな? 仁義、通させてもらいやす、ってな」
それは、八咫導。肉体を傷つけずに負の感情のみを消し去る剱が持つ不殺技である。
「『正しき道、説き示せ、八咫烏! 悔いも、迷いも、汝が示す光の前には塵に等しい! 太陽の路とは汝の事なり!』」
「これほどの力を、流石は猟兵さんにゃ。これで儂等もこころおきなく役割を果たせますにゃ」
対する山本五郎左衛門は東方妖怪のどろんバケラーの軍団を剱に差し向ける。構えた剱のガントレットに光る三つ巴の刻印が浮き上がり、拳を突き出すと同時にサイキックエナジーを解放し前方に打ち出した。
浮足立つ妖怪軍団に向かい剱は駆け出していく。一部動揺しなかった妖怪達が散発的に襲いかかってくるも、大道芸の要領で火を吹き牽制する。そして、迷いなく妖怪軍団の中に飛び込み片っ端から殴っていく。
「しかしまぁ、けんかと何とかは江戸の華とか言ったやつがいたが、出入りもカクリヨの華になるのかねぇ?」
流石に多勢に無勢、無傷とはいかずしこたま殴られたり噛まれたり舐められたりしながらも剱は次々に妖怪達を骸魂から解放していく。元に戻った妖怪は結界術で守りつつ式神によって安全圏に運び出した。
「それと、親分さん、あんた……男か女か、どっちだ? わかりづらいったらありゃしない」
「儂ですかい? 女ですにゃよ。それしても猟兵さんは面白い技を使いなさる。死を覚悟しとったんですがねぇ」
「大祓骸魂を倒す礎になるだったか? そういう自己犠牲は気に入らねぇから大人しく救われてくれや」
「はっは、ほんに猟兵さんは面白い」
こうして、剱は多くの妖怪達を骸魂から解放したのだった。
成功
🔵🔵🔴
怨燃・羅鬼
親分さん押忍押忍☆アイドルならきちゃんだよ☆元気?
くふふ☆親分さんも他の妖怪の皆も本気顔だネ!
けれど駄目だよ☆妖怪(アイドル)はいつだってカメラ(人間)を意識☆
そんな顔じゃ恐れも喜べも得られない☆
ほら、いつだって未来を見て笑ってなきゃね
ふぁらりすくんを床にドーン☆【地形破壊】立った土埃に不安定な足場を空を飛んで【空中浮遊】
妖怪さん達が近づきにくい、戦いにくいそんなステージ(戦場)へ
舞台には上がらないでね☆
そのままらきちゃん☆歌を歌うネ!【UC・大声・ブレス攻撃】
くふふ☆歌で傷つかない死にはしない☆それじゃあそのまま眠っててね☆
子守唄ー!
「親分さん押忍押忍☆ アイドルならきちゃんだよ☆ 元気?」
「これはまた面白い猟兵さんが来ましたにゃ。ええ、儂等は元気でございますよ」
怨燃・羅鬼(怒りの心を火に焚べろ・f29417)がきゃるんとポーズを取りながらの言葉に山本五郎左衛門が答える。
「くふふ☆親分さんも他の妖怪の皆も本気顔だネ! けれど駄目だよ☆妖怪(アイドル)はいつだってカメラ(人間)を意識☆ そんな顔じゃ恐れも喜べも得られない☆」
「言ってくれますにゃぁ」
「ほら、いつだって未来を見て笑ってなきゃね」
そう言いながら羅鬼が取り出したのは人一人入ることが可能な真鍮製の牛、ファラリスの雄牛であった。それを見た地獄の獄卒軍団がざわざわと色めき立つ。それもそのはず、ファラリスの雄牛は中に人を閉じ込め熱する処刑道具である。未来を見てと言いながらそんなものをお出しする最高(サイコ)っぷりを見せ付けられては獄卒といえども動揺せざるをえない。
「ふぁらりすくんを床にドーン☆」
だが、羅鬼はそんな獄卒軍団の様子を気にもとめずにふぁらりすくんを床に叩きつけた。床が抜け下の地面までも破壊し土煙が舞い上がる。
「え、ええ……」
まさかの力技に山本五郎左衛門も動揺を隠せない。
「舞台には上がらないでね☆」
いつの間にか浮かび上がっていたのか、天井付近から羅鬼の声がする。舞台? 舞台とは? と妖怪軍団の動揺はまだ解けない。
「『それじゃあ☆ラキちゃん☆ 歌いま~す☆』くふふ☆ 歌で傷つかない死にはしない☆それじゃあそのまま眠っててね☆ 子守唄ー!」
それで妖怪達は理解した。これは羅鬼の不殺技なのだと。その理解が地獄の入口であった。
「〜〜〜〜〜〜〜」
「ああああああたまがわれるぅみみがみみがぁああああああ」
羅鬼羅鬼楽逝舞(ジゴクノコンサート)、もはや超音波兵器と化した超絶音痴な歌が骸魂の正気を削り妖怪達から離れていく。こうしてらきちゃんオンステージで多くの妖怪を救出(地獄に叩き落とした)のであった。
大成功
🔵🔵🔵
疎忘・萃請
萃まれ、集え、吾が名の元に
相手が百鬼を束ねるのなら
こちらも百鬼を率いるまで
御出で、百鬼夜行の時間だ
山本の親分が従えるだけ同じ妖怪を呼び
同じ形を取る妖怪同士で戦わせる
戦闘力も同程度であろう
うまい具合に引き分けておくれ
アタシは山本の親分と一騎討ちさ
明食鎖を振り回し、彼女に肉薄
一度でも当てたらその懐に潜り込もう
ありがとう、さあ、やりあおうじゃないか
お前の想いも、心意気も全て持って行く
この愛しきふたつの故郷はアタシたちに任せておくれ
爪で彼女の肉を抉り、ぎゅうと抱きしめる
大丈夫、ありがとう
「『萃まれ、集え、吾が名の元に』相手が百鬼を束ねるのなら、こちらも百鬼を率いるまで」
鬼、それは目に見えない恐れのへの総称。災害や疫病、それを起こすとされ恐れ敬われていた存在。だが、時代は下り、技術の進歩により災害は予見し対策され、疫病へは特効薬を始めとする治療法が確立され、未知は既知となり恐れは失われた。
「御出で、百鬼夜行の時間だ」
だが、その忘れられ風化した鬼はすでに自我を得ていた。疎忘・萃請(忘れ鬼・f24649)その人である。山本五郎左衛門が率いる悪霊軍団に対するように、萃請も古に忘れ去られた妖怪達の霊を率いる。その様はまさに百鬼夜行同士のぶつかり合いである。
そうして、百鬼夜行同士の争いの中、萃請は山本五郎左衛門と対峙する。一騎討ちだ。2尺8寸の分銅鎖を振り回し山本五郎左衛門に肉薄する萃請。その猛攻に山本五郎左衛門は防戦一方であり、やがて鎖がその腕に絡みつく。
「ありがとう、さあ、やりあおうじゃないか。お前の想いも、心意気も全て持って行く
この愛しきふたつの故郷はアタシたちに任せておくれ」
鎖を引き山本五郎左衛門の体勢を崩すと萃請はその懐に潜り込み、黒金の如き固く鋭い爪で肉を抉る。
「大丈夫、ありがとう」
そして、萃請は山本五郎左衛門を抱きしめた。大祓骸魂を倒す礎になるというその心意気は受け止めた。しかし、むざむざと犠牲にさせるつもりは無いのだと知らしめるように。
大成功
🔵🔵🔵
空亡・劔
其の覚悟は知っている
でもあたしはこう言うわ
この最強の大妖怪である空亡劔を差し置いての大異変!
親分といえど生意気よ!
【戦闘知識】で今迄の戦いとこれまでの記録からその動きや攻撃の癖と戦術と何より敵陣の陣形や立ち位置を【見切り】
【残像】を残して回避
時刻みを使うわ
不殺徹底
【天候操作】で猛吹雪に
【属性攻撃】で動きを止める凍結弾の【弾幕】で獄卒軍団を止めて
骸魂が抜けた妖怪は巻き込まないように配慮
親分の元に突撃よ
【結界術】で結界を展開して親分と軍団の分断を図る
いくわよ親分!
後は【二回攻撃】で親分の骸魂を狙い時空ごと【切断】
あんたらにはあたしが異変を起こした時に挑んで貰うんだから
此処で死なれちゃ困るのよ!
「其の覚悟は知っている」
その上で空亡・劔(本当は若い大妖怪・f28419)は山本五郎左衛門に物申す。
「でもあたしはこう言うわ、この最強の大妖怪である空亡劔を差し置いての大異変! 親分といえど生意気よ!」
「ほんに猟兵さんは面白いにゃ」
そんな剱の様子に山本五郎左衛門は笑いながら獄卒軍団を差し向ける。だが、剱は恐れずに切り込んでいく。今迄の戦いとコレまでの戦いの記録からその動きや攻撃の癖と戦術、敵陣の陣形や立ち位置を覚え見切っていたのだ。
「『我が身、我が真体は時を統べし魔剣なり! 今こそその力を解放せん!!』」
残像を残す程の身のこなしで本体である殺神魔剣『空亡・紅』を振るう。その力は人類の驚異を時空を越えて切り払う。次々に骸魂から解放されていく妖怪達だが流石に数が多かった。
「足止めが必要ね」
天候を操り吹雪を発生させる。吹雪に紛れて凍結弾を放ち獄卒達の動きを止めていく。骸魂から解放された妖怪には巻き込まないように結界を張り、さらに多重に結界を展開して獄卒軍団と山本五郎左衛門を分断する。
「いくわよ親分!」
「きませい猟兵さん!」
剱と山本五郎左衛門が交差する。
「あんたらにはあたしが異変を起こした時に挑んで貰うんだから此処で死なれちゃ困るのよ!」
『空亡・紅』を振り抜いた残心の姿勢で剱は言い放つのだった。
大成功
🔵🔵🔵
ドゥルール・ブラッドティアーズ
共闘×
グロ×
SPD
猟兵に倒されるのを覚悟の上で……大した度胸ね。
私のモノに出来ないのが残念だわ
守護霊の【ドーピング】で戦闘力増強。
光の【属性攻撃・範囲攻撃】で
親分と妖怪軍団の目を眩ませ『八艘後光刃』【2回攻撃】
0.0095秒で接近しての18回斬りと【衝撃波】で
親分を全裸にするわ♥
衝撃波に籠めた【呪詛・マヒ攻撃】で動きが鈍ってる間に
【化術】で小人化して夜魔の翼の【空中戦】で
親分の局部(男の娘なら棒の先)から体内に侵入!
属性攻撃と【電撃耐性】による放電で刺激したり
舌や全身で愛撫して【慰め・生命力吸収・大食い】
【怪力・水中機動】で溢れる液に流されず体内に留まり
骸魂もその他諸々もたっぷり抜いてアゲル♥
「猟兵に倒されるのを覚悟の上で……大した度胸ね。私のモノに出来ないのが残念だわ」
ドゥルール・ブラッドティアーズ(狂愛の吸血姫・f10671)、その活動の目的は迫害されるオブリビオンの救済だ。迫害された過去のあるドゥルールにとり、存在するだけで世界が滅びる存在だからと討伐されるのは理不尽な迫害である。
だが、目の前にいる大妖怪山本五郎左衛門はそんな迫害を行う者達とは違うとドゥルールは感じていた。覚悟が違う、振舞いが違う、自分が救済を誓うオブリビオンではないのが残念である。もっとも、憑いている骸魂の方は救済対象ではあるのでヤることは変わらないのだが。
守護霊を身に降ろしドゥルールは魔術で光を放つ。マヨイガのあちこちから集結しつつあった獄卒達はそれで目を晦まされた。そこに山本五郎左衛門が踏み込んできて一閃、ドゥルールはそれを剣で弾くと瞬きの間に十八回剣を閃かせた。
「『受けるが良い……我が刃ッ!!』」
その剣閃は山本五郎左衛門の肌を傷つけることなく服のみを切り裂き衝撃波で吹き飛ばす。
「にゃ、にゃんにゃ?」
妖怪軍団を纏める大妖怪、東方親分の名は伊達ではなく全裸になった程度で山本五郎左衛門は動揺はしない。しかし、衝撃波に含まれた麻痺の呪詛により身体が痺れその動きから精彩さが失われていた。
ここが好機と見たドゥルールは魔術で小人化すると山本五郎左衛門の股の間に飛び込み胎内へと侵入する。
「にゃ、にゃー! ちょ、猟兵さんなんてとこに入ってくるのにゃ!」
これには山本五郎左衛門も動揺を隠せない。ドゥルールを引き抜こうと指を差し込み足を指先で捉える。だが、それよりもドゥルールの電撃魔術の方が早かった。
「にゃっ……そんなとこに電撃、壊れる……っい、いたっ…っあ、あ、あっ……猟兵さんにっ、電撃っ……お願いっ……イイ! しびれるぅ! 抜いてぇぇぇぇ!!」
山本五郎左衛門は腰を抜かし水溜りを作るもドゥルールの責めは終わらない。
「骸魂もその他諸々もたっぷり抜いてアゲル♥」
全身を締め付ける圧に耐えながらドゥルールは山本五郎左衛門をイカセ続けたのだった。
成功
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