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大祓百鬼夜行⑱〜合縁鬼縁

#カクリヨファンタズム #大祓百鬼夜行

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#大祓百鬼夜行


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 オシャレがすきよ。おしゃべりがすきよ。ああ、それとイタズラもすき!
 楽しいことなら、なんでもなんでも、だぁいすき!
 ここにはカワイイものもステキなものも、いっぱいあるね。
 ねえ、それちょうだい? ダメって言うなら――……。
 殺してでも奪っちゃおうよ。そうしよう。だって欲しいんだもの、仕方ない。
 ほんとはダメなことだって知ってるよ?
 でもでも、奪うのもとっても楽しそうだって思うんだもん!!


「今回の敵は骸魂に憑りつかれた鬼娘さんたちだよ」
 とっても元気な子たち、とカメリア・ホワイト(ゆびきり・f25766)が言う。
 彼女たちはUDCアースに現れて、欲しいと思ったものがあれば殺してでも奪おうとするそうだ。
「いろんなものが見れて、嬉しいのもあるんだろうねえ」
 カクリヨファンタズムの妖怪たちは、基本的にはひとに好意的である。
 今回の敵『かしまし鬼娘』たちも、本来はお洒落やお喋りなど、楽しいことが好きな妖怪。
 骸魂が憑りついたせいで、『自分たちが楽しければなんでもいい』という考えを最優先に行動してしまうようだ。
「今ならまだ間に合うから、助けてきてほしいんだ」
 このままでは運悪く鬼娘に出会い、気に入った何かを持っていた誰かが殺されてしまう。

 かしまし鬼娘たちが気に入りそうなものを見せて気を引いてもいい。
 彼女たちと戦って分からせるのでも、相手はせず襲われているひとを逃がすことにするのでも。手段や方法はなんだって構わない。
 彼女たちはただの道路からゲームセンター、コスメショップなど様々なところに現れるようだから、その鬼娘によって対応も違うだろうしね、とカメリアは続けて。
「ちょっとくらい遊んでも、被害が出ないならおっけーだよ。気を付けて行ってきてね」


あまのいろは
 欲しいと思ったものは、なんとしてでも手に入れたくなるのはひとの性。
 悩んでいるうちに欲しいものが売切れ、悔しい思いをよくするあまのいろはです。
 こちらは、大祓百鬼夜行の戦争シナリオです。1章のみの構成になります。


 プレイングボーナス:襲われている人々が、妖怪に殺されないようにする。


 オープニング公開後、時間を設けずすぐにプレイングの受付致します。
 成功度に届き次第、プレイング受付を締め切る予定です。
 タグに『プレイング締切』と表記されるまではプレイングを受け付けております。

 受付時間前、プレイング締切後に届いたプレイングは不採用とさせて頂きますので、ご了承くださいませ。
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第1章 集団戦 『かしまし鬼娘』

POW   :    鬼の刀
【小刀】で対象を攻撃する。攻撃力、命中率、攻撃回数のどれを重視するか選べる。
SPD   :    鬼の鈴
【鈴の音】を聞いて共感した対象全ての戦闘力を増強する。
WIZ   :    鬼の本気
【自身の妖力の全て】を使用する事で、【立派な角】を生やした、自身の身長の3倍の【大鬼】に変身する。
👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

鳳凰院・ひりょ
WIZ

なんとか現地の人達を鬼娘さん達から守り抜かないとな
ショッピングセンターで服を手にした女性に襲い掛かろうとしている所へ遭遇

素敵な服を手に入れたい、そういう思いは女の子だもの、湧いてきちゃうのはわかるけど…相手の命を奪ってでも、というのは感心しないな!

挑発を挑発しつつ注意を逸らせれば御の字
女性を【かばう】ように鬼娘との間に割り込み
女性を必ず守り抜くという意志の元、UC【絶対死守の誓い】を発動

女性へ危害を加えようとするのは絶対死守、身を挺して守り抜く
闇の波動で大鬼化した鬼娘へダメージを与えつつ、与えた傍から【生命力吸収】、自身は光の波動で回復

加えて【破魔】付与の精霊の護符を【乱れ撃ち】で追撃




 鳳凰院・ひりょ(天然系精霊術使いの腹ぺこ聖者・f27864)が、きょろりと辺りを見回す。
 彼が送られたのは、ショッピングセンター。これは確かに、とひりょはひとり納得する。
 洋服に雑貨にコスメにとなんでも揃っている場所なのだから、かしまし鬼娘たちが訪れないわけがないだろう。
「なんとか現地の人達を鬼娘さん達から守り抜かないとな」
 まずは鬼娘を探し出して、と思ったけれど。――きゃあきゃあ、何やら言い争う声。探すまでもないようだ。
「これと同じ服はあるでしょう? どうして私から奪おうとするの!」
『ええ~? だってそれが欲しいんだもん、頂戴ってば!』
 鬼娘はまだ相手の女性に手を出してはいないようだったけれど、それも時間の問題。ひりょは鬼娘に向かって駆け出した。

「待て! ……相手の命を奪ってでも、というのは感心しないな!」
 声を上げれば、鬼娘と女性がぱっとひりょを見る。そのまま鬼娘と女性の間に割り込めば、女性は心底ほっとした顔をした。
「素敵な服を手に入れたい、そういう思いは女の子だもの、湧いてきちゃうのはわかるけど……」
 ひりょの言葉を聞いているのか、いないのか。欲しかったものを奪えず、不満そうな目でひりょを見るだけの鬼娘。
 女性に任せてくれとこっそり合図すれば、女性はたっとその場から駆け出した。それを見て、鬼娘の顔色が変わる。
 慌てて女性を追いかけようとした鬼娘だが、ひりょがそれを阻んで駆け出すことは出来ない。女性の姿がすっかり遠くなり、鬼娘とひりょだけがその場に残されて――。
『アンタが、邪魔したから……』
 ぽつり、鬼娘が呟けば。その額から生えた角がぐんぐんと伸び、身体までもが大きくなっていく。
 ――――鬼を本気で怒らせたらどうなるか、教えてあげるね。
「おっ、と!」
 ひりょに向かって放たれた、力任せの一撃。彼はそれを避けることなく、真正面から受け止めた。
 だって、避けたりなんかしたら、鬼娘は今度こそ先ほどの女性を襲うかもしれない。それに、他の誰かが狙われる可能性だってある。――だから、ひりょは避けなかった。
 受け止めて、受け止めて、隙があれば反撃。受けた傷は決して軽くないけれど、ひりょの発動したユーベルコードの光が、ひりょの傷を癒していく。
 破魔の力が付与された精霊の護符を喰らえば、鬼娘は悔しそうに唸った。――――ひりょの絶対死守の誓いは、彼女にはきっと破れない。

大成功 🔵​🔵​🔵​

朱酉・逢真
心情)欲しいンなら、欲しいだけ手にすりゃいい。オシャレも、おしゃべりも。いたずらも。好きなことすべて手伸ばし咲(*わら)え。分を超え弁えず欲増す"いのち"よ。ひ、ひ…妖怪もヒトも同じだねェ。だが、《過去》にはご退去願おう。
行動)かわいらしいこった。ここはなんだい、雑貨屋かね。ひとまず客は"隠して"逃がそう。そうして扉・窓を閉鎖。眷属ども。《獣・虫・鳥》どもよ。その身を結界となし店を鎖せ。嬢ちゃんらは好きなだけ道具を手に取るがいい。俺のものも欲しけりゃ渡してやろう。服・髪・目玉、なんでもさ。触ればその手が腐るがね。戯れつつ店内を毒で満たし、気づいたときにはもう遅い。満足したかい、骸魂や。




 欲しいンなら、欲しいだけ手にすりゃいい。
 オシャレも、おしゃべりも。いたずらも。好きなことすべて手伸ばし咲え――……。

「ひ、ひ……妖怪もヒトも同じだねェ」
 例えばひとよりよく見られたいだとか、楽して稼ぎたいだとか。誰かの幸福を自分のものにしたいだとか。
 ――……種類は様々であるけれど。分を超え弁えず欲に溺れるのも"いのち"の在り方であると、朱酉・逢真(朱ノ鳥・f16930)は思うのだ。
 そんな彼が送られたのは、雑貨屋で。かわいらしいこった、と店内を見回しながら歩けば、からころからころ、場違いな下駄のおとが響く。
 ひとり、ふたり、さんにん――……。
 逢真が店内にいる客の姿を確認すれば、まるで最初からそこにいなかったように客の姿がふっと消えていく。逢真が悪魔の力を借りて"隠した"のだ。
「さぁて、眷属ども。《獣・虫・鳥》どもよ。その身を結界となし店を鎖せ」
 ざ、ざ、ざざざ。
 ――……駆けるおと、這うおと、羽ばたくおと。様々なおとがいくつもいくつも現れては、店の外へと飛び出していく。
 それらがすべて聞こえなくなれば、店内に残されたのはもはや逢真と鬼娘だけ。
『あっれぇ? さっきまでもっと居たよねえ?』
 それに気付いた鬼娘が不思議そうに首を傾げれば、逢真はその顔に薄っすらと笑みを張り付けて。

「ああ、みぃんな帰っちまった。嬢ちゃんらは好きなだけ道具を手に取るがいい」
『言われなくてもそうするけどさ! あーあ、あの子が付けてたアクセサリーが欲しかったのに、ざーんねん!』
「ひ、ひ。そう気を落とさなくたっていい。俺のものも欲しけりゃ渡してやろう。服・髪・目玉、なんでもさ」
 その言葉を聞いた鬼娘の目が、逢真を品定めするようにぎらぎらとあやしく光って。
『服に髪? それから目玉? お兄さんってば面白いね!』
 けらけら楽しそうに笑って。気に入っちゃった、と言って鬼娘が逢真の瞳へと手を伸ばした。
 つぅっと細い指先が、つんと伸びた爪先が、逢真の瞳に触れそうになる。けれど、それでも逢真は動じない。
「触ればその手が腐るがね」
『きゃはは! 今更命乞い? そんなことしたって聞いてあげ、な――……い?』
 ぴたり。鬼娘の動きが止まる。
 その指先は逢真には届かない。がくがくと身体が震え出したかと思えば、どしゃり。鬼娘はその場に倒れ伏した。
「……悪いねェ。そろそろ遊びは仕舞いの時間だ、《過去》にはご退去願おう」
 逢真は、病毒と戯ぶかみさまで。
 だから、彼の前でいつまでも遊び続けることなんて、出来っこなかったのだ。だって彼は鬼娘と戯れつつも、店内をその身に抱え込む毒で満たしていたのだから。
「…………満足したかい、骸魂や」
 倒れたまま動かない鬼娘に向かって問いかけてみるけれど。もちろん、答えはもらえない。

大成功 🔵​🔵​🔵​

サンディ・ノックス
まずは襲われているヒト達を助けるため鬼娘達の気を引こう

とはいえ、女の子が喜ぶようなもの持ってないな
あっ、あの子達素敵な小刀持ってるじゃないか
じゃあこれも気になる?
と【玉桂の小刀】を見せる

興味を持ってくれたら
「でもこれは大切なものだからあげられないんだ」と困ったように笑う
手に入らないものほど欲しくなるものだということは――わかってるよ?
気を引いたら「そんなに欲しいならあげる」と小刀で攻撃、続けてUC発動
狼の姿の黒い獣に襲わせて、ごめんねと笑う
興味を持ってくれないなら仕方ないからそのまま小刀を突き刺してUCを発動しよう

彼女達からの攻撃は小刀で受けるよ
俺は根っからの剣士なんだろうな、この剣戟も楽しい




 まずは襲われているヒト達を助けるために、鬼娘達の気を引かなくちゃ。
 けれど、とサンディ・ノックス(調和する白と黒・f03274)は思案する。
「とはいえ、女の子が喜ぶようなもの持ってないな……」
 どうしよう、と思ったところで、鬼娘たちが持つ小刀に目がいった。小刀はサンディも持つ武器のひとつで、名を玉桂の小刀という。
 もしかしたら、これにも興味を持ったりするんじゃないか。サンディは鬼娘に声を掛け、玉桂の小刀を掲げて見せた。
「じゃあこれも気になる?」
『うん、とってもカワイイ!!』
 ぱっと鬼娘の顔が明るくなる。鬼娘はサンディの握る玉桂の小刀へと迷わず手を伸ばすが、サンディはその手をすっと引っ込めた。
「でもこれは大切なものだからあげられないんだ」
 意地悪しているわけじゃないけれど。むぅっと口を尖らせる様を見れば、ほんのすこしだけ胸が痛むような。サンディは困ったように笑った。
「……そんなに欲しい?」
『くれるから見せたんでしょ? 違うなんて言わせないんだから!!』
「それなら、あげるよ」
 その言葉を聞いて手を伸ばした鬼娘の手のひらに、ぴっと赤い線がひとすじ。
『は、ぁ?』
 ぽたり。鬼娘の手のひらから、ぽたりぽたりと鮮血が滴り落ちていく。鬼の血も赤いんだ、なんて考えてから、サンディは笑った。ごめんねと呟いて、笑った。

 ――――サンディが笑った、次の瞬間だった。
 狼の姿をした黒い獣が現れて。それらは手のひらを切られた鬼娘に向かって、まっすぐに一直線。
『きゃああああっ!?』
 獣が鬼娘に喰らいつく。先ほどサンディが玉桂の小刀で刻んだものは、獣たちが狙う獲物の目印だったのだ。
『!!? どうした!?』
 その場に居た他の鬼娘が、その悲鳴を聞いて集まってくる。――――駆け付けた鬼娘たちが見たものは、血に塗れた獣と、その獣を侍らせたサンディの姿。
 それだけで鬼娘たちは、何が起きたのか理解する。彼女たちは一斉に、サンディに襲い掛かってきた。
 サンディはそんな鬼娘たちの攻撃を、ひとつひとつ捌き小刀で受け流していく。相手の動きを見誤れば、致命傷を負う間合い。けれど、そんな剣戟に心を躍らす自分がいる。
(俺は根っからの剣士なんだろうな)
 きっとこの場で誰よりも楽しそうだったのは、サンディだったに違いない。――――さあて。次の相手は、誰だ。

大成功 🔵​🔵​🔵​

佐伯・晶
アパレルショップでお客さんに絡んでるね
複製創造で全く同じ服を創って
こっちにも同じ服があるよと気を惹こう

こちらに詰め寄ってきたら
すぐに着てみたくない?
と試着室を指してそちらに誘導
襲われそうになった人には
その間に逃げて貰おう
記憶の処置はUDCにお願いするかな

試着して出てきたら
鬼娘と服を褒め倒そう

鏡に気を取られてる内に
邪神の繰り糸を鬼娘に使用
蝋人形に変えてしまうよ
悪いけど骸魂を払うまで大人しくしてて貰えるかな

でも表情を見てると本当に欲しかったんだろうね
楽しそうな表情を見てると少しやるせないなぁ

とはいえ放っておくと被害が出てたからね
そのまま担いで回収していこう

いつの日かこちらに来られる様になるといいね




「アパレルショップでお客さんに絡んでるね……」
 鬼娘の姿を確認した佐伯・晶(邪神(仮)・f19507)は、複製創造ですぐさまそれと全く同じ服を作った。
 彼女たちは気に入ったものを奪いたいだけ。ならば、同じ服ならば充分気を引けるだろう。
「ねえ、こっちにも同じ服があるよ」
 声を掛けられた鬼娘は、ぱっと晶の顔を見て、一通り服を見て、嬉しそうに顔を綻ばせた。
『やっぱり人気の服なんだ!』
 自分の見る目は間違っていないとでも言いたそうに、きゃらきゃらはしゃいでいる。その姿だけ見れば、と仕事の女の子と大差ないのだけれど。
「うん、これいいよね。すぐに着てみたくない?」
 そう言うと、晶は試着室を指差す。外で着替えるときはあの部屋を使うんだよ、なんて、UDCアースでの振る舞いを教えながら。

 鬼娘を引き離し試着室へと誘い込むと、晶はその隙に鬼娘に絡まれていた女性を逃がした。
 鬼に絡まれるなんて経験をした彼女のことはすこしだけ心配だけれど、きっと人類防衛組織UDCがなんとかしてくれるだろう。
『どうだ!』
 試着室から出てきた鬼娘は欲しいものを手に入れ上機嫌なようで、女性がいなくなったことを気にも留めていない。そんな鬼娘を見た、晶は――……。
「とっても似合ってるね!!」
 力いっぱい褒めた。
「僕が着ているより洋服が輝いて見えるよ」
『えっ』
「アクセサリーも似合いそうだよね、ほら鏡で見て!」
『えっえっ』
 ベタ褒めだった。次から次へと出てくる賛辞に、鬼娘も思わず頬を染める。
 くるり振り返ると、まんざらでもない様子で試着室の鏡を覗き込んでいた鬼娘の方に、晶の手がそっと添えられる。
 そうして、耳元で囁いた。今まで話していた晶とは違う声色で、嫋やかに。
「…………でも、人様のものを奪おうなんていけないことですわ」
 驚いて晶へと向き直ろうとした鬼娘だったが、うまく身体が動かない。
 なんとか首を動かして、晶の顔を見ればその顔は艶やかに笑っている。けれど、その雰囲気は先ほどまでとはまるで違う。すっかり、別人にでもなったような――……。
 それが、晶と融合した邪神の側面であるということを、鬼娘は知る由もない。
『あ、なんで……』
 鬼娘の動きを止めたのは、邪神の操り糸。
 骸魂を払うためだから仕方ないとは言え、鬼娘の表情を見ているとやっぱりちょっとだけ胸が痛む。――あんなに、楽しそうにしていたのに。
「少しやるせないなぁ……」
 すっかり固まってしまった鬼娘の身体をひょいと持ち上げて、晶はアパレルショップを後にする。
 彼女も、他の鬼娘たちも。いつの日かこちらに来られるようになればいいね、なんて。そんなことを、願いながら――……。

大成功 🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2021年05月24日


挿絵イラスト