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銀河帝国攻略戦⑨~ウォーマシンの破壊工作を阻止せよ

#スペースシップワールド #戦争 #銀河帝国攻略戦

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「お前たち急げ。仕事だ!」
 エコリアチ・ヤエ(悪魔の呼び声・f00287)はグリモアベースで戦力を募っていた。
「エンペライダーズが現れた。今すぐこれを撃破しに行く必要がある」
 このエンペライダーズと呼ばれた宇宙バイク部隊は銀河帝国攻略戦において解放軍の艦隊を撃ち落とすため、宇宙空間をこちらに向け猛スピードで迫ってきているという。
 しかし敵はこの本体だけではなかった。ここに集った猟兵たちにはこの宇宙バイクで迫り来る敵とは別に、味方の戦艦の上に着陸し戦艦の破壊工作を行うため放たれた彷徨うウォーマシンを殲滅してほしいのだ。
「戦う場所は解放軍の戦艦上空や、戦艦上だ。またこのウォーマシンのグループにはボスが存在している」
 そのボスは一体だけ体が大きく、通常個体の3倍ほどの大きさがある。
 これが司令塔となっており敵の動きは軍隊のような統率力を誇っているため、ボスの撃破をいかに早く行えるかがその後の掃討戦の鍵となる。
 周りを通常個体に囲まれ警備されているため、早々に撃破するためには気合を入れて頑張らねばならないだろう。
「敵は有象無象の群れというわけではない。心してかかってくれ」
 また解放軍もただやられっぱなしというわけではなく、警備部隊が戦艦から出動している状態になる。
 とはいえ、敵の数や能力は非常に高く、迎撃を行なったとしてもたいした時間は持たず撃破されてしまうという。
「流石に解放軍の警備隊は猟兵たちの戦う姿を見れば無茶な戦闘は行わない。解放軍に俺たちの存在をアピールしながら戦えばそちらの対策は完璧だろう」
 刻一刻と戦況の変わる事態となっているが、お前たちならやれるだろうとエコリアチは声をかける。
 猟兵たちに戦場を託し、宇宙空間へと送り出した。


鬼騎
 戦争です。
 内容はOPの通りです。宇宙空間上で戦闘してもよし、戦艦の上で地に足をつけて戦うもよしです。
 このまま放っておけば解放軍の戦艦は撃沈されてしまうので、猟兵たちの力を集結し、これを阻止してください。
 猟兵の活躍お待ちしております。
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第1章 集団戦 『彷徨うウォーマシン』

POW   :    多弾頭型収納ミサイルポッド
レベル分の1秒で【腰元から複数の誘導ミサイル】を発射できる。
SPD   :    演算処理
【高性能ソナーによって】対象の攻撃を予想し、回避する。
WIZ   :    近接形態
自身に【強化外骨格】をまとい、高速移動と【スラスター】の放射を可能とする。ただし、戦闘終了まで毎秒寿命を削る。
👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​

種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

宙夢・拓未
戦艦上空へ向かう

俺は、ボスを囲む通常個体を引き付ける
他の仲間がボスと戦うための助けになるはずだ

宇宙バイクに【騎乗】、『ゴッドスピードライド』

テールライトを点滅させ、解放軍にアピール
俺は、ここで戦ってるぜ
必ず帰ってくるからな

ヘッドライトも点けつつ、ボスの方向へ向かって真っすぐ突撃
直前でハンドルを切って進路を変え、通常個体を横へ誘導

あとは消耗戦だ
隙を見て『フォームG-O-S』、防御力を強化
ボスが倒されるまで、バイクの前輪・後輪による【2回攻撃】で凌ぐ
【怪力】で敵の残骸を他の敵に投げつけてぶつけたりも

皆を信じて、ひたすら戦い続けるぜ
最終手段は『目覚める正義』だ

※共闘・アドリブ歓迎


モッチ・モチ
敵の機動力は侮れまセンネ!
「あの、解放軍の戦艦に宇宙バイクとか宇宙戦闘機ってありまセンカ?格納庫とかに。お借りすることってできないでしょうか……?(うる目上目遣い」

こちらも機動力があった方が何かと便利!という訳で、「無免ハヤテ号」発進デス!名前?今名付けまシタ♪
なかなか操作が難しそうですが頑張りマス♪

ユーベルコード「モッチモチフィールド」で弾力のある無数の念弾を機体の周りに配置して敵の攻撃を防御しマス。攻撃の際は、念弾を飛ばし、攻撃デス!
「ワタシの念弾の追尾から、逃れることなどできまセンヨ♪」
敵の大将はおそらく子分に守られているでしょうから、まずは子分たちからデス!覚悟してくだサイネ♪


ニコラ・クローディア
「安心するが良い、諸君! 猟兵、ニコラ・クローディア。ここに推して参る!」
主に解放軍に向けた言葉。転移ゲートから艦上に着地しそのまま拠点防御、オーラ防御、激痛耐性で1人トーチカとなり、猟兵たちの中でも最後衛くらいのつもりで戦おう。
鼓舞、存在感、戦闘知識、情報収集でちょっとした指揮ならお手の物だ。解放軍の警備部隊とも連携し、彼らを生き残らせつつ他の猟兵を支援できれば最前だな。
主な攻撃はスナイパー、援護射撃による魔弾の銃撃。着弾地点からオレサマのUCが発動する特別製だ。まとめてなぎ払える地点にいれば直接龍詞の雷咆で相手をしてやろう。
ここを抜けると思うなよ、ウォーマシン共!
台詞行動連携アドリブ歓迎


マイ・ノーナ
戦艦の上に降り立ったマイは、地に足が着くや姿勢を低くし、弾丸のように敵陣に突っ込んでいった。無駄のない速攻は周りの猟兵たちにも気づかれない。
持っている能力のクセが強いため体力温存を優先し、手持ちのダガーでウォーマシンの間接を狙い打っていく。
基本的に他の猟兵に気づかれないよう素早い速攻と、一定の距離を取って最小限の攻撃で敵の体勢を崩させ、周りにいる猟兵にトドメを打たせる省エネ暗躍戦法をとる。
あらかた片付いた後は、他の猟兵と顔を合わせ、敵の足止めをするため皆の後ろでサポートしていたと嘘をつく。
「あ、あの戦うのはあまり得意じゃなくて、サポート頑張るのでよろしくお願いします」
※絡み、アドリブOKです。



「安心するが良い、諸君! 猟兵、ニコラ・クローディア。ここに推して参る!」
 それは味方である解放軍の戦艦上に響き渡る声。
 この戦場へ送り出されたニコラ・クローディア(世界を渡る龍賢者・f00091)がマントをひるがえし声高々に発する。それは解放軍に向け、猟兵の到着を告げる言葉である。
 これにより解放軍の警備隊はこれ以上前線には出ず、猟兵たちの援護に回ることだろう。増援がきたことにより警備隊に安堵が広がり、また士気も上がる。 
 この場に送り出された猟兵たちの目的は戦艦へと続々と降り立つウォーマシンを蹴散らし、最終の目的はウォーマシンの司令塔となるボスの撃破だ。
 司令塔のボスは他の通常個体により警備されており、まずやるべきはボスへの道筋を作ること。
 戦艦の上を迷う事なく弾丸のように敵の群れへと突っ込んでいくのはマイ・ノーナ(ダンピールのシーフ・f07400)だ。
「直接撃破せずとも仕留めることはできる」
 小柄な体に合わせ、無駄のないその動きでウォーマシンの関節部をダガーで切断し、敵の動きを妨害していく。
 走り抜けながら次々と敵を撃破していくマイだが、何かを察知し、地を蹴り宇宙空間に体を飛びあがらせれば、マイが居た位置に二台の宇宙バイクが交差して走り抜いていった。
 それは宙夢・拓未(未知の運び手・f03032)とモッチ・モチ(ボス専門バスター・f09023)だ。
「まずは通常個体の撃破からだ。いい感じに足止めされてやがるぜ」
 拓未は己が持つ宇宙バイクに騎乗し宇宙空間用の形状に変形させ、ライトの尾を引きながら走り回る。
 拓未の見事なハンドルさばきにより前輪後輪にと次々に敵を巻き込み、ウォーマシンの群れを蹂躙していく。
 かたやモッチは解放軍が用意していた凡庸宇宙バイクを借りて出動していた。
「拓未さんもやりますネ♪ それにしてもこれは快適デス! 無免ハヤテ号! まだまだいきマスヨ!!」
 モッチは完全に解放軍の宇宙バイクを私物化している感じだが、その機動力を見事駆使し攻撃を繰り出していた。走りざまにユーベルコードを発動させ、弾力性を持たせた念弾を放ち全方位へ攻撃する様は、さながら高速移動砲台だ。
「どんどんいきますから覚悟してくださいネ♪」
 二人のバイクは上へ下へと宇宙空間と戦艦上を自由自在に走り回り、マイが動きを止めた敵を次々と撃破していった。
 マイは自身の労力は最低限にして味方の動きを利用し敵を撃破していく狙いだったため、その二人の動きを見てこの一帯の敵掃討は任せることにし、次の群れへと移動する。
 しかしマイと宇宙バイク二台による攻撃を掻い潜ってきたウォーマシンが群れを成し、警備隊が守る戦艦の重要箇所に迫っていく。
 だがその残党には突如、雷撃がほとばしり、その機能を停止させた。
 転送から続々と前進していった他猟兵を尻目に、後方でオーラを展開し鉄壁の防衛網を張ったニコラによる攻撃だ。
 ニコラの手には自動詠唱式魔術銃杖ティヴェロン。魔術が込められた弾丸を撃ち出す杖の形をしたバトルライフルだ。これにより前進していった猟兵のサポートも完璧だ。
「ここを通りたけりゃ俺様を倒しな雑魚どもっ! ハハハハハ!」
 ニコラの防衛により他の猟兵たちは後ろを気にせず、周りの敵へと集中していく。
 このままでは戦線が破られると悟ったのか、戦艦上のウォーマシンは一斉に誘導ミサイルを発射、戦場に出ている猟兵たちに襲いかかるが、モッチと拓未は剥き身でバイクにのる関係上、すでに防衛の準備も万全だ。難なく敵のミサイルを防ぎ、そのお返しだとばかりに攻撃をしかけていく。
 かなり奥まで進んでいたマイは、その場でユーベルコード、リザレクト・オブリビオンを発動させた。死霊騎士と死霊蛇竜に己の身を守らせ事なきを得る。
 わらわらと群れるウォーマシンの層は厚く、ボスへの道はまだ遠い。
 ボスへの活路を見出すため動いたのは拓未だ。
「必ずこの道を切り開く!トランスフォームッ!!」
 拓未の強い心に体が覚醒し、そのサイボーグの体は鋼鉄の装甲に覆われた戦士に変身した。
「ォオオオオ!」
 その装甲に覆われた肉体で敵を弾き飛ばすように宇宙バイクごと突進していけば、ボスとその周囲を囲む無数のウォーマシンたちが見えてくる。
 あとはこの周りを守る敵を撃破すればボスへと攻撃が届くだろう。
 ボスさえ倒せばあとは有象無象の群れだ。
 猟兵たちは敵を殲滅すべく敵目指して駆け抜けた。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​

エミリー・ローレライ
「殲滅する…」宇宙服を着て宙域内で【起動、殲滅せよ機械の僕たち】を発動、さらに【Army of Machine】を起動、合計512080機の浮遊砲台を自分の周りに展開、それらを連結させて巨大な砲台を作成し【最終攻撃命令「ChordΩ」】を発動。30秒チャージ後、アウトレンジから【2回攻撃】、【一斉発射】、【先制攻撃】、【力溜め】、【属性攻撃;光】、【範囲攻撃】、【薙ぎ払い】を乗せて敵集団に直径500メートルのレーザーで攻撃。


聖護院・カプラ
己を見失い、生きとし生きる者を軽んじ、行いを改めないウォーマシン達よ。
銀河帝国の尖兵として人を生死の際涯に立たせるというのならば、
遠からん者は音にも聞き、近くば寄って目にも見ることです。

猟兵という……救済の光を。

宇宙空間上で敵戦艦へ向け移動しながら、『存在感』を以て敵の注意を引きつけましょう。
解放軍の方々もここに猟兵あり、という事実を確かめて下さるとよいのですが。
座禅の体勢を取り『瞑想』を行う間は慣性移動以外ままなりませんが、
宇宙古事記からの引用をするなら「心頭滅却すれば誘導ミサイルもまた涼し」といいます。
耐えてみせますとも。

攻撃を引きつけている間、猟兵の方々。宜しく頼みました。


ノイ・グランガイオス
二人称三人称 ~さん アドリブ歓迎

スペースシップワールドの危機やて!? そんなん、黙って見過ごせる訳あれへんやんか!
雑魚ウォーマシンの相手なら勝手知ったる得意分野や! 任しといてな!
こちとら腐ってもカスタムウォーマシンやからな!
「って、ウチ腐ってへんわー!!
ピッチピチの乙女やっちゅーねん!」
自分にツッコミつつ、全身の砲門を開いて、
「レーザーファランクス!」
レーザーの面制圧で、敵のミサイルも雑魚軍団もまとめてぶっ飛ばしたる!
「いっけぇぇぇ!!」


ディスターブ・オフィディアン
第一人格で行動
心情:
今のうちに宇宙空間での戦闘に慣れておかねばな
試してみたいこともある。実験台になってもらうぞ。

行動:エレメンタル・ミサイルで重力属性の魔法の矢を生成
重力を利用しスイングバイによる自身の加速や減速を行うとともに
敵の誘導ミサイルや近接形態の敵の軌道に干渉し、敵に同士討ちをさせる

重力弾の操作には誘導弾を利用

敵リーダーを発見したら、重力弾を合成し敵に着弾後に起動
重力によって敵リーダーに部下を吸い寄せて、押しつぶしてみよう

「無重力空間ならば、重力を作ってやればいい。もともと重力の影響を考えていない相手ならば、覿面に効くだろう」


アルトリウス・セレスタイト
早めに戦力を削るべきか

魔眼・掃滅で消去
軌道を見切り、自身の視力で捉えうる範囲内の敵性個体を最大限纏めて消し飛ばす
見えず聞こえない行動への対処は困難極まるはず

指揮個体を含めることが出来るなら優先して
自身及び解放軍の戦艦への攻撃も一緒に消失させる

付近に別の猟兵があれば協働

移動は回廊で
危険な味方の退避にも使用



「己を見失い、生きとし生きる者を軽んじ、行いを改めないウォーマシン達よ」
 司令塔となるボス格のウォーマシンとそれを守るウォーマシン群の前に、そう説くのは聖護院・カプラ(旧式のウォーマシン・f00436)だ。
 その存在感たるや、その容姿もあいまって輝かんばかりといった様子だ。
 そのカプラはウォーマシンたちのすぐ眼前で座禅を組んだ姿勢で瞑想モードへと移行している。
 この瞑想モードはあらゆる攻撃に対しほぼ無敵になるのだが、その姿勢から一切動くことができない。
 しかしカプラはそれも承知の上、あらかじめ戦艦上に自分の体を固定し、どのような攻撃を受けてもその場から移動しないように対策ずみだ。
「いくらでもその攻撃をお引き受けしましょう」
 カプラの目的は事は敵の攻撃すべてを引きつける事である。
 眼前で反撃もせず座禅を組んでいる敵を放っておくことはプログラム的にもできず、カプラめがけありとあらゆる攻撃が飛び交っていた。無論、その存在感も攻撃の集中に一役買っていることは間違いない。
 ほぼすべての攻撃をカプラが引きつけてくれているため、他猟兵たちは攻撃をすることのみに集中し行動に出る。
「最大限まとめて消し飛ばす」
 アルトリウス・セレスタイト(原理の刻印・f01410)はその戦況において、まだ雑魚の数が多いと見て魔眼・掃滅を発動させる。それはアルトリウスが望む全対象を異空へ放逐する魔眼の力。
 破壊とは違うものの、敵の数を排除する事においてはかなり有能な力だ。
 ウォーマシンのボスも含めることができれば尚良いのだが、そこに行き着くにはまだ前衛の数が多すぎる。
「ここからの攻撃は無意味だな。場所を変えよう」
 数多くのウォーマシンを排除するものの、まだ続々と前衛に集まるウォーマシンを見て、アルトリウスは別の角度から攻める必要があると判断し回廊を開く。
 それはアルトリウスの体を吸い込み、違う場所から排出する能力だ。
 むろん、あらゆる角度から敵を叩くための動きをしているのはアルトリウスだけではない。
 ウォーマシン群の横から飛ぶこむのはノイ・グランガイオス(ごっつウォーましん・f08595)だ。
「スペースシップワールドの危機やていうに、そんなん黙って見過ごしてられるわけあらへんやんか!」
 ウォーマシンの見た目に反してこのような喋り方だが、ノイは腐ってもカスタムウォーマシン。量産型の雑魚ウォーマシンなどお手の物だと強気の姿勢だ。
「さあさあ、うちに任せときや!」
 次の瞬間ノイの全身に付いている砲門が音と光を伴い急速にエネルギーを上昇させる。ぐんぐんと収縮されるエネルギーは高熱を帯びる。
「いっけぇぇぇ!!」
 最大出力まで上げた後、全砲門からウォーマシン群めがけ拡散レーザーが放たれ、次々とウォーマシンを貫いた。
 未だカプラが全攻撃を引き受けてくれているおかえげで一方的に敵を殲滅しはじめている猟兵たち。
 ボスのまわりにいるのは残り半分以下にまで迫ってきている。
「もう一度……撃ちます……」
 そう呟くのはエミリー・ローレライ(膨大砲台・f05348)。すでに一撃目の攻撃は放ち済みで、二撃目の攻撃をすべくリチャージタイムを挟んでいたのだ。
 エミリーが展開するのは小型の戦闘用自律式浮遊砲台を大量に召喚し、それらを連結させることで巨大な火力を誇る離れ業だ。
 チャージが完了し、再び残る敵めがけ二撃目のレーザー砲でウォーマシン群を薙ぎ払うように発射すれば残るほとんどの敵を焼き払うことに成功する。
「守るために……わたしはまだ戦う……」
 攻撃は最大の防御ともいう。エミリーはこの足元にある解放軍の戦艦に乗るすべての人々をまもるため、敵すべてを殲滅するまで攻撃の手を休めることはない。
 残るはボスと取り巻き数体のみ。
 司令塔を務めるボスを撃破すべく動いたのはディスターブ・オフィディアン(真実を 暴く/葬る モノ・f00053)だ。
「貴様ら、こういう動きには不慣れだろう?」
 ディスターブが放つのは:エレメンタル・ミサイル。重力属性を帯びた魔法の矢だ。
 それは重力を利用し、スイングバイという原理を利用した矢の加速や減速、さらには敵と矢の軌道を重ねたりすることでそれらにも干渉することができる優れものだ。ことこの宇宙空間においては敵も重力の影響などを加味していないであろうことから、効果はてきめんだ。
 しかしまずは重力属性を仕込んだまま通常矢の状態でボス個体へと打ち込んだ。これだけではとどめにはならない。
 すぐさまボス個体や数体のこる通常個体が反撃を仕掛けようとしてくるものの、そのタイミングでディスターブは矢の重力属性を解放。
 するとボスの周りにいた通常個体は急激な力に引かれボス個体へと吸い寄せられそのままボス個体へと激突。
 ウォーマシン同士の衝突によりそれぞれが押しつぶしあい、そのまま機能を停止することとなった。

 見事ボス個体を撃破した猟兵たち。司令塔を失ったウォーマシンの残党は数も大したことなく、簡単に排除することが可能だろう。
 残りの残党を片付けるべく猟兵たちはそれぞれ戦艦上へと散った。 

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

リダン・ムグルエギ
うわー…こんなのの相手、絶対やーよ
他の皆に任せるわ

えぇ、そう皆よ
この戦争は猟兵だけの戦争じゃないわ
アタシみたいな他世界の住人より、彼らが為さなきゃ…蚊帳の外なんて寂しいじゃない

アタシは警備部隊の人達に声をかけ、お揃いの腕章をその場で防具改造・アートで作って配るわ
「これは御守り程度のモノよ。無理はしないで基本は支援と迎撃に徹してね
でも…猟兵だけに美味しいとこどりされるの、シャクじゃない?
と、鼓舞
この腕章がアタシのコードのトリガー
兵士を見た直後に前後不覚に陥ったら、高速移動する戦闘機械でも隙は生まれるでしょ?

アタシに見せてよ
この世界の人の生き様を、ね(撮影しながら)

アドリブや他の方との連携大歓迎



「この戦争は猟兵だけがやるものではないわ。そうでしょ」
 そう言いながら解放軍の警備部隊に声をかけるのはリダン・ムグルエギ(宇宙山羊のデザイナー・f03694)だ。
 この世界で起きている戦争なのに当の本人たちが蚊帳の外なんて寂しいじゃない、などと高尚な雰囲気を醸し出しているがその本音は"前線に出たくない"である。それは面倒臭いというのもあるのだろうが、リダンは力も反射神経も人並以下ということがそう思う大きな要因だろう。
 とはいえ前線に出ないかわりの労力はしっかりと払うつもりだ。
 現在前線では司令塔を果たしていたウォーマシンの撃破が完了し、頭を失い右往左往する残党の掃除を手分けして行なっている状態だ。
 リダンは解放軍に声をかけると同時にお揃いの紋章を配り歩いていた。
「残党退治には出動するでしょ? だからこれはお守り。身につけていってね」
 それは心配するような口ぶりだが言葉の最後に、猟兵にだけおいしいとこどりされるのシャクじゃない? と若干煽るような言葉も添える。
「アタシに見せてよ。この世界の人の生き様を、ね」
 リダンが渡していた紋章にはその紋章を目にしただけで敵の動きを妨害するコードが仕込まれている。
 猟兵たちの手伝いを受けながらも解放軍はウォーマシンを一体ずつ取り囲み、撃破してく。
 リダンは持ち込んでいた撮影デバイスで、一番最後のウォーマシンを自分たちの手で倒し、己たちの戦艦を守り抜いた解放軍の勇姿を収めたのである。

成功 🔵​🔵​🔴​



最終結果:成功

完成日:2019年02月09日


挿絵イラスト