銀河帝国攻略戦⑩~コアへの道を切り開く
●切り開け
スペースシップワールドでは、『解放軍』の戦力が整い、帝国軍との決戦の場へとワープして集結を完了したとの報告があった。カイザー・レイも破壊されたので、銀河帝国は帝国大要塞『エンペラーズマインド』を最終防衛ラインとする強固な防衛ラインを用意し、『解放軍』を迎え撃とうとしているようだ。
さて。
「スペースシップワールドのことは、知っている人も多いと思うんだ。新たな展開だよ!」
ルビナ・ベイビーブルー(スペースノイドの電脳魔術士・f01646)は猟兵たちにこう切り出した。
帝国軍の防衛戦力は、解放軍スペースシップとの決戦に向かっており、『エンペラーズマインド』周辺宙域の警戒はおろそかになっていることが分かった。
「そこで、この隙に、敵に見つからないくらいの人数でエンペラーズマインドに侵入しちゃおうっていう作戦なの」
エンペラーズマインド内部で破壊工作を行い、エンペラーズマインド・コアへの道を切り開くと言うのだ。
エンペラーズマインド内部には、エンペラーズマインド・コアを守るように数百以上の『巨大隔壁』がある。現時点では、どれがコアに通じる道かまでは分かっていない。
「この作戦では、エンペラーズマインド侵入後に、巡回している警備兵の目を盗んで、できるだけ重要そうな巨大隔壁の破壊をお願いしたいの」
警備兵に発見されずに要塞の奥まで移動できれば、より重要な巨大隔壁の破壊が可能だろうということだ。
「それじゃあみんな、よろしくね。できるだけ重要そうな壁をばっちり破壊してきてね!」
ルビナはそう言って説明を締めくくった。
陵かなめ
こんにちは、よろしくお願いします。銀河帝国攻略戦頑張りましょう。
このシナリオは、「戦争シナリオ」です。
1フラグメントで完結し、「銀河帝国攻略戦」の戦況に影響を及ぼす、特殊なシナリオとなります。
このシナリオでは⑩を攻略します。
警備兵に見つからないよう潜入・行動し、重要そうな巨大隔壁を破壊しましょう。よろしくお願いします。
それでは、プレイングをお待ちしております。
第1章 冒険
『⑩エンペラーズマインド突入戦』
|
POW : 密かに潜入し、POWのユーベルコードで巨大隔壁を攻撃する
SPD : 密かに潜入し、SPDのユーベルコードで巨大隔壁を攻撃する
WIZ : 密かに潜入し、WIZのユーベルコードで巨大隔壁を攻撃する
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴
|
種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
大成功 | 🔵🔵🔵 |
成功 | 🔵🔵🔴 |
苦戦 | 🔵🔴🔴 |
失敗 | 🔴🔴🔴 |
大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
ステラ・アルゲン
さて、巨大隔壁の破壊ですか……。
とりあえず侵入したら【情報収集】で警備兵の動きを確認し、彼らの目に入らないルートを【ダッシュ】で駆け抜けていきましょう。
巨大隔壁にたどり着いたらどれが重要なものであるかよく見て当たりをつけ、【鎧砕き】の勢いで【流星一閃】で斬り捨てます!
(連携・アドリブOK)
目面・真
隠密行動はあまり得意ではナイが、警戒がおろそかになっているのなら行けるかもな。
エンペラーズマインドに侵入する方法が重要だろう。警備がいないわけではナイのだからね。
デブリや小惑星の残骸に紛れてエンペラーズマインドへ突入だ。軌道を修正してしまえば目立たないはず。
侵入してからは空中戦技能を駆使して移動。笄で周辺警戒を怠らずにな。
振動探知で異常を悟られる可能性があるのでなるべく通路に接触せずに移動するが、歩行するのなら、忍び足、目立たない、変装技能辺りが使えるだろう。警備兵の恰好なら今まで腐るほど見ているので、騙せるくらいには変装できるはずだ。
とにかく深部へ突入し、隔壁を絶対零度の爆轟で破壊してやる。
●いざ、深部へと
エンペラーズマインドの開口部に到着した猟兵たちは、周囲に警戒しながら静かに内部へと突入していった。
特に、目面・真(たてよみマジメちゃん・f02854)は侵入の際にデブリに隠れるなどして仲間を先導した。
「警備がいないわけではナイのだからと思っていたが、ここまでくれば問題無いだろう」
侵入口には申し訳程度の警備の姿も見えたが、細心の注意を払うことにより難なく切り抜けてみせる。真自身は隠密行動を得意としているわけではないのだが、この程度の警戒ならばこのまま進むこともできそうだ。聞いていた通り、警戒がおろそかになっているのだろう。ひとまず身を隠せる場所を見つけ、周辺の様子をうかがった。
同じく、近くに身を隠したステラ・アルゲン(流星の騎士・f04503)は、情報収集するように周辺へ視線を走らせた。
「さて、巨大隔壁の破壊ですか。警備兵の動きから見て、こちらの通路が良いでしょう」
ステラが割り出したルートを元に、二人は巨大隔壁を目指し駆け出す。
通路には、わずかだが巡回中の警備兵の姿があった。そんなときには、真が目立たないよう忍び足で切り抜け、ステラに合図を送った。重力が発生している区画だったので、さすがに通路に全く接触せずに移動することは無理だったが、それでも十分に警戒しているので敵に見つかることはなさそうだ。
(「この配置なら、走れば気づかれナイはずだ」)
手振りで合図をし、真がステラを呼ぶ。
柱の陰に隠れていたステラは、合図を受けて真の待つ場所までダッシュで駆け抜けた。警備兵の動きをよく観察すれば、すり抜けることも十分可能だと思う。ステラは警備兵に見つかることなく真のいる地点へとたどり着いた。
「助かりました。そろそろこの通路を抜けそうです」
ステラの言う通り、壁の雰囲気に変化がある。単なる通路を抜けるということだろう。侵入してからここまで、警備兵に見つからずに来ることができた。
「そろそろ巨大隔壁が出てきてもおかしくナイ頃だな」
真も頷く。
二人の予想通り、少し先に巨大隔壁を発見した。
数百以上あるという巨大隔壁のうちの一つだろう。
ステラは、じっと障壁を見上げた。
「ずいぶん進みましたし、この辺りは重要そうな感じでしょうか」
「深部へ入りこんだのは確かなはずだ。この辺りを破壊してやる」
破壊する巨大隔壁に当たりをつけた真は、さっそく絶対零度の爆轟を構える。目の前の障壁はやはり巨大だ。だが、決して砕けないわけではない。
「空隙拡散。氷弾よ、大気を砕け!」
真が絶対零度の指向性破壊弾を放った。
痛烈な破壊音が周辺にこだまする。
壊弾がはじけ飛び、真が狙った障壁を粉々に吹き飛ばした。
「それでは、私はこの障壁を」
ステラも、より重要な障壁を自分で見極め流星一閃を構える。
「願いさえ斬り捨てる、我が剣を受けてみよ!」
鎧を砕くほどの勢いをつけ、流星一閃を放った。
流星の如き斬撃が目の前の障壁を真っ二つに切断する。
ステラは一息息を吐き出し、剣を収めた。
同時に、切断された個所から剥がれ落ち、障壁は崩れ去った。
成功
🔵🔵🔵🔵🔴🔴
エミリィ・ジゼル
構造が不明、見つかってはいけない。
そんな攻略情報がないスニーキングミッションで何が大事か。
そう、セーブ&ロードです。
ようするに隔壁までのルート、敵の順路、警戒方法が分かればいいんですよね。
そのためには実際にあたって砕けつつ
情報を集積しながら進んでいくのが一番ってわけです。
どうするかといえば、【やりなおすメイドの術】を使うのです。
まずは突入時にセーブデータを作成し、
適当なルートを進んでみて敵に見つかったらUCでデータロード。
地道に「隔壁まで敵に見つからないルートとタイミング」を探り当て
味方が安全に通れる道を割り出します。
なあに、地道なゲーム攻略は慣れてますのでお任せください。
陰白・幽
皆の頑張りで重要な場所まで来れたけど……ここからも気合をいれて頑張っていかねばだよ。
潜入作戦~、ダンボールでとことこさくせんだよ~。潜入と言えばダンボール、ダンボールと言えば潜入だよ~。
暗いかもしれないけど【暗視】でどうにかなるよね、動くのも【忍び足】があるから大丈夫かな?目的地は【野生の勘】で探すよ~……むむ、あっちが怪しいぞ。敵にダンボールがばれて怪しまれたら開けられる前にUCを使って脱出するよ~。
目的の隔壁を見つけたらもう一度UCを使って勢いを付けた瞬間移動キーックを隔壁に撃っていくよ。
寝たい気持ちはあるけど~、寝るもはまた後で、できる限り頑張るぞ~。
●ミッション・スタート
「スニーキングミッションで何が大事か。そう、セーブ&ロードです」
こう語るのはエミリィ・ジゼル(かじできないさん・f01678)だ。
「なるほど~。じゃあ、ここからも気合を入れて頑張っていかねばだよ」
陰白・幽(無限の可能性を持つ永眠龍・f00662)は感心したように頷いた後、おもむろにダンボールに身を隠した。
「ダンボールでしょうか?」
「うん。潜入作戦~、ダンボールでとことこさくせんだよ~」
潜入と言えばダンボール、ダンボールと言えば潜入と幽。
「なるほどです」
妙に納得して頷き、エミリィは作戦の説明に入った。
要するに、障壁までのルートや敵の順路、警戒方法が分かれば良いのだ。そのためには、当たって砕けながら情報を蓄積。進んでいくのがいいのだという。
「最近のゲームはいつでもセーブできるんで親切ですよね」
エミリィはそう言って、まずこの場所にセーブデータを作成した。
ユーベルコード・やりなおすメイドの術を使い、直前のセーブデータからやり直す事で敵の動きを予測するというわけだ。
「そっか~。ちなみに、次の通路は、ボクはこっちだと思うんだよ~」
幽が野生の勘を発揮し、進みたい方向を相談する。
「了解です。わたくしがタイミングを調べますので、少々お待ちください」
示された通路へ、さっそくエミリィが進んでいった。
その間、幽はダンボールに隠れてお留守番だ。ダンボールの中は暗いけれど、暗視があるからわりと平気だった。いざとなれば逃げる手段も確保している。
エミリィが少し進むと、さっそく敵兵の姿があった。巡回兵のようだが、どういう動きをするのだろうか。
エミリィが慎重に進む。
「……誰だ?!」
敵兵が振り向いた。
「はい、ロードします」
瞬間、直前のセーブデータからリトライだ。次にこの敵と出会う時にはタイミングが分かっているので、ばっちりやり過ごすことができる。
ある程度順路を確定したところで、エミリィが幽を伴って敵兵をやり過ごしながら通過した。
「ずいぶん手間だけど、大丈夫かな?」
何度も往復するエミリィの姿を見て、幽が尋ねる。
「なあに、地道なゲーム攻略は慣れてますのでお任せください」
どんとエミリィが胸を張った。
「それじゃあ、ボクのダンボールの陰に隠れる時は、言ってね~」
幽はそう言って、周囲をきょろきょろと見回す。
「……むむ、あっちが怪しいぞ」
「分かりました。さっそくセーブデータを作りましょう」
そうやって、二人は協力しながら先へと進んだ。少々時間はかかったが、敵と交戦することは無い。
二人は無事障壁の前までたどり着いた。
「これが巨大障壁か~」
寝たい気持ちを抑えて来たかいがあった。幽はさっそく見上げた障壁の破壊を実行する。
構えるのは永眠龍の夢現。
「眠れる我を……今ここに……」
瞬間、幽の体が強引に空間を超えた。勢いをつけ、力を込めたキックが炸裂する。足元から、壁が粉々に砕ける感触が伝わってきた。
「やりました。ミッションクリアです」
エミリィが拍手を送る。
二人の目の前で、障壁がガラガラと崩れ去った。
成功
🔵🔵🔵🔵🔴🔴
蜂蜜院・紫髪
*アドリブ連携歓迎
心情:ふむ…迷路のような物かの?こういう時の勘は良いのじゃ。(【野生の勘】【第六感】)
奴らは儂の【陽炎の術】に気づけるじゃろうか?まぁ試してみればいいのぅ。
儂一人ではちと火力が足りないかの?もう一人なら連れ歩けるのじゃし声をかけてみるかの。
行動:【陽炎の術】を使い奥へ進みます。道を選ぶ時は【勘】を使ったり。敵が重点的に見回っている方へ進みます。
隔壁の破壊には【フォックスファイア】を使います。破壊後は人形を盾にしつつ撤退まで戦います。
夜暮・白
内壁の色に近い[迷彩]の服を着てこっそり突入。もし警戒システムを解除する人がいたら護衛して待ちます。僕だと汚れ具合や形状を見て[情報収集]するくらいしかできないし、頼れるときは頼っちゃおう。ついでに情報を交換して進む道を決め、分からないときは[野生の勘]を信じ進みます。移動はタールの体を活かして[忍び足]で、センサーがあれば【バウンドボディ】で天井や壁を跳ねて避けます。
隔壁を見つけたら警備兵の目を『盗み攻撃』。綺羅針(スローイングダガー)を投擲してヒビを入れ、そこをめがけて【シーブズ・ギャンビット】の一撃。穴を開けたら服を回収して見つかる前に離れます。
(アドリブ絡み歓迎。クリア済は返却希望)
●確実に、奥へ
蜂蜜院・紫髪(怠惰な蜂蜜屋・f00356)と夜暮・白(燈導師見習・f05471)の二人も順調に奥へと進んでいた。
「儂の陽炎の術に気づくことは無さそうじゃのう」
紫髪はそう言って、やり過ごした敵兵の姿をちらりと見た。
「ええ、物音にも気づかれていないようです」
紫髪と手を繋いだ白が、静かに頷く。
現在二人は紫髪のユーベルコード・陽炎の術により透明になっている。紫髪はもちろんのこと、手が触れている白も透明化しているのだ。物音や体温は消せないが、慎重に忍び足で進むことで十分やり過ごすことができた。
安全な場所を見つけ、いったん身をひそめる。陽炎の術を解除し、紫髪が目の先の通路を指さした。
「ふむ、次はあちらに進むのはどうかのう? 巡回兵の見回りも多いようじゃ」
「そうですね。僕もそちらがいいと思います」
白が頷く。
巡回兵が多いということは、それだけ重要な場所であるということだろう。紫髪の陽炎の術を使えば、あの程度なら突破できるはずだ。
何より、白の野生の勘があの通路だと訴えていた。
「決まりじゃのう。儂もこういう時の勘は良いのじゃ」
紫髪が言う。紫髪自身も、野生の勘や第六感がこの先だと告げている気がしたのだ。
再び紫髪が陽炎の術を発動させた。
二人は手を繋ぎ、透明の状態で進んでいく。
ふと、気になって壁を見ると、足元に引っかかるようなセンサーが見えた。
白はセンサーの位置を繋いだ手から紫髪に伝え、バウンドボディを発動させる。自らの体に弾力性を付加し、紫髪と共に壁を跳ねて回避した。
情報を吟味しつつ、二人は感じたとおりに進み続ける。敵兵が多く集まる場所ほど重要な場所だという紫髪の考えは、二人をかなりの深部へと導いた。それに、互いの勘を確認しながら道を選んだので、結果としてあまり迷うことはなかった。
「これが巨大障壁ですか」
たどり着いた先にそびえる巨大障壁を見上げ白が言う。
「そのようじゃ」
紫髪も、目の前の壁を見上げた。
さすがに疲弊した紫髪だったが、最後に障壁を攻撃するだけの余力は残っている。
二人が見つけた巨大障壁は、深部に鎮座していることもあり、重要な部分を守っているかのように思われた。
「それでは、壊すとするかのう」
紫髪はそう言って、狐火の炎を放つ。
「はい。素早く穴をあけましょう」
続けて白が綺羅針を投擲した。
炎が巨大障壁を焼き、白の綺羅針が壁にひびを入れる。
「そこです」
追って、白はシーブズ・ギャンビットを発動させた。服を脱ぎ捨てた白は、ヒビめがけてダガーによる素早い一撃を放ち、確実に壁に穴をあける。崩した穴から、壁が崩壊していった。
「儂一人では、ちと火力不足だと思ったが、一緒に来てよかったのう」
崩れる巨大障壁を見て紫髪が頷く。
「はい。無事壁を破壊できてよかったです」
服を回収しながら白も成果を確認した。
仲間たちも、それぞれ壁を破壊できたことだろう。
ともあれ、破壊した壁を確認し、猟兵たちは撤収した。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵