5
大祓百鬼夜行⑯〜猟 兵 会 見

#カクリヨファンタズム #大祓百鬼夜行

タグの編集

 現在は作者のみ編集可能です。
 🔒公式タグは編集できません。

🔒
#カクリヨファンタズム
🔒
#大祓百鬼夜行


0





 そこはUDCアース。
 どこかのゴミ置き場に映る、謎のテレビ映像からのお話であったという。

 どこかの学校の体育館の中。
 そこで「カクリヨ」の文字が羅列したインタビューボードを背に、ライブでも開くかの様に少女と男性らしき影が立つ。
 それは妖怪、トイレの花子さんと二宮金次郎像に見えた。
「それではカクリヨ会見を始めまーす!今日真夜中運動会で活躍された二宮金次郎さん!ぶっちぎりの優勝でしたね!」
「ええ」
「速さの秘訣は石の様に鍛えた脚でしょうか!」
「ええ」
「へえー凄いですね!」
「フッ!どうも」
 髪をなびかせた二宮金次郎のスマイルにカシャカシャとカメラのシャッターを切る学校の七不思議たち。
「こっち見てー!」
「ポーズお願いしまーす!」
「オリャアァァ!!」
 即座に二宮金次郎像が足をアピールするようにポーズを取る。
 シャッターは絶えず鳴り響き、体育館内は大賑わい。
 即時印刷された新聞が飛び交う程だった。

「(もっと、もっとインタビューがしたい……!すごい人の凄いアピールをたくさん聞きたい、知りたい……!)」
 質問を続けながら汗を垂らし、ギンギンに笑顔を決めるインタビュアーの花子さん。
 その想いが、力が、伝染していく。

「今日の優勝者バッティング人形さんにカクリヨ会見でーす!」
「ええ」
 次から。
「本日の運動会MVPは動くムラサキカガミさん!」
「当然の結果です」
 次々と。
「将棋タイトル防衛戦に勝ちました人体模型さんが!」
「フンフン!(将棋駒の素振り)」
 ゴミ捨て場の。
「消費税マイナス5パーセントを決めたベートーベンさんにお話を!」
「ドヤアァァ!」
 テレビ達が。
「『竜神ブルース』売上5億突破の作者ヨジババさんに!」
「趣味はバスケだよ」
 ありもしない。
「今日はピクニック競争一等賞の!」
 記者会見を。
「本日はこの方が!」
 始め出し。
「へえー凄いですね!」


「最後にはテレビだけじゃなく、現実そのものが延々と記者会見を繰り返す世界になっちゃうみたいなの。」
 グリモア猟兵、ポーラリア・ベル(冬告精・f06947)はそんなUDCアースの映像を猟兵である君達に見せた。
「これも全てカクリヨファンタズムの戦争って奴の仕業なの。でも今ならそんなおそろしー影響番組を、早い段階で潰す事ができそうだから、皆で記者会見しに行って欲しいのよ!」
 意味が分からないだろうか?
 そうか。
 だが諦めて欲しい。こういう依頼である。

 ポーラリアが説明するには、今回の事件の主犯……オブリビオンは、インタビューをしている妖怪花子さん。
 だが骸魂というものに憑りつかれて一時的にオブリビオン化しているだけの花子さんであり、条件を満たせば骸魂が成仏。
 廃テレビから番組は消え、猟兵はグリモアベースに戻り、UDCアースへの影響も消えてシナリオ完了の大勝利となるそうだ。
 その成仏方法が記者会見である。
 もっと言えば『今から花子さんの欲求許容量を超える超早いスパンでの記者会見をすれば、これ以上欲をかく事無くあっという間に満足昇天させられる』との事である。

「今からグリモアの光を出しまーす!」
 ポーラリアはベルの形をしたグリモアをちりんと鳴らすと、学校の四角いドアみたいな光のゲートを生み出した。
「この扉をくぐると、さっきの映像みたいな感じの会場に転送されて、強制的にインタビューを受ける事になるわ!会見内容は参加者……猟兵さんの意思に引っ張られるみたいだから、望めば自由に決める事ができるのよ。」
 つまりこうだ。
 好きにインタビューを受けて……満足いくまでアピールしてやろう!
 以上だ!

「会見に向かう覚悟はおっけー?じゃ、頑張ってー!」


古塔
 わかりますね?ネタ依頼です。

 このシナリオはカクリヨTV。古塔マスターがお送りします。

●目的
 番組の企画『カクリヨ会見』に全力で乗っかる。(プレイングボーナスでもあります。)

●カクリヨ会見って何
 ヒーローインタビューみたいなものです。
 グリモアベースでグリモア猟兵が転送の光を解放してるので、何かいい感じの会見内容を思い描きながら光に向かってください。
 内容に即した会見が始まります。

 インタビュアー(インタビューする人)は敵オブリビオンの花子さん。
 他メディアとして学校の七不思議がギャラリーの様にたむろしてあなたにカメラを向けています。
 花子さんがマイクを差し向けて色々質問するので、いい感じに受け答えしてください。
 質問の内容によってはスキルやユーベルコードでアピールしてもいいかと思います。
 時折テンションが上がって七不思議達がカメラにポーズをお願いしてきたら大アピールのチャンス。
 舞台を壊す勢いでも構いません。派手にカッコいい所決めてやりましょう。
 良いポーズと写真映えをキめる事ができたら何故か即座に、会見内容がド派手見開きになった新聞が飛び交います。
 それなりに会見を終えると骸魂は満足して勝手に消滅します。

●質問の内容もプレイングで勝手に決めて構いません。
 詳しいシチュエーションを入れると、会見会場や参加者の体調も即座に内容に即したものとなります。
『例:レスリングの勝利インタビューで参加するぜ。舞台はカクリヨ体育館。ついさっきまで試合していたから汗だくで花子さんの隣にいるぜ。「あのラリアット凄かったですね」って質問が来たらラリアットのポーズを決めてアピールするぜ!』

 複数人参加で同じ会場、謝罪会見等、奇をてらったものでも花子さんは食いつくかと思いますので、その辺りご自由にどうぞ!
52




第1章 ボス戦 『七不思議の花子さん』

POW   :    ねぇ、こんな噂を知っている?
【動く二宮金次郎像】と【動く人体模型】が命中した対象にダメージを与えるが、外れても地形【から生える見えない手が敵の動きを封じ】、その上に立つ自身の戦闘力を高める。
SPD   :    友達の友達が聞いたそうなんだけれど
攻撃が命中した対象に【七不思議の呪い】を付与し、レベルm半径内に対象がいる間、【テケテケ】【ヨジババ】【赤い紙、青い紙】による追加攻撃を与え続ける。
WIZ   :    この学校には七不思議があるんだって
戦闘力のない【、戦場全体を内包する夜の旧校舎】を召喚する。自身が活躍や苦戦をする度、【校舎内に溢れだす学校の七不思議たち】によって武器や防具がパワーアップする。
👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は九頭竜・聖です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


―― 猟 兵 会 見 ――


   提供 カクリヨTV
シエナ・リーレイ
■アドリブ可
『お友達』を求めて『墓場』を彷徨うシエナ、そんな彼女に記者達による突撃インタビューが始まります

ジュリエッタのお願いを叶えたいんだよ。とシエナは目的の理由を明かします。

目的を果たすには適さない場所を彷徨うシエナに記者達は疑問を抱きながらも質問を続けます

あなた達みたい子の事だよ!とシエナは返答します

そして、記者がシエナが頻りに口にする『お友達』候補の意味を問い掛ければシエナの雰囲気が一変し周囲の墓石を押しのけて沢山の『お友達』が現れました

『お友達』に囲まれた記者達に怨念と呪詛を纏ったシエナが問い掛けるのでした

『お友達』になってくれるの?とシエナは『お友達』候補に問い掛けます。



●中継 カクリヨ墓地
「カクリヨ会見を始めまーす!」
(朽ち果てておどろおどろしい墓場の中、「カクリヨ」の文字が羅列したインタビューボードを背に、花子さんが白髪の少女(f04107)の隣に並ぶ。)
「お探し物ですか?」
「ええ」
「お人形さんですか?」
「良く分かりましたね」
「大事な子なんですねー!」
「お友達だよ!」
(両手を広げる少女)
『こっち見てー!』
(カメラのシャッターが鳴り続ける)

「見つかりそうですか?」
「ええ」
「見つかるといいですね!」
「うふふ!」
「もう見つけていましたか?」
「ええ!」
「それは「あなた達の事だよ!」
(空気と墓場が爆発し、吹き飛んだ墓地から無数の人形が花子達を襲う)

【暗転】

(壊されたおどろしい墓場の中、「カクリヨ」の文字が羅列したインタビューボードを背に、白髪の少女(f04107)が隣の花子さん人形にマイクをかざす。)
「気分はどうですか?」
「へん…!」
「意識はどうですか?」
「へん…!」
「可愛らしいですよ!」
「ありがとう!」
『はいポーズ決めてー!』
「うふふふ!」「わー!」
(七不思議人形達が両手を挙げて振る二人をカメラで撮り続ける。)

【【号外】夜は墓場で人形怪!】

大成功 🔵​🔵​🔵​

アリルティリア・アリルアノン
(謝罪会見っぽいセットの袖から、バトルキャラクターズを伴い神妙な面持ちで登場。)
えー、本日はお集まりいただきありがとうございます。
この度は私、バーチャル魔法少女アリルちゃんが超絶かわいすぎる件で皆様にご迷惑をお掛けした事、大変申し訳ありませんでした。

今回の件はかわいさ管理をおそろかにし、問題を放置したままアピールを続けた事が原因です。

すでに多くの皆様から「アリルちゃんマジ天使」「尊すぎて生きるのがつらい」等の厳しいお言葉を頂いております。
これらを重く受け止め、かわいさの改善と信頼回復に努めてまいりたいと思います。

重ねてとなりますが……今回はホントにごめんね☆(最後にあざといポーズ)



●中継 ホテルカクリヨ・イベントホール
(怪しげな空気の会見場で、「カクリヨ」の文字が羅列したインタビューボードを背に、花子さんがマイクを後ろ手に会見者を待っている)
(金髪の少女(f00639)が小さなデフォルメアイドル達と共に、神妙な面持ちで花子さんの隣に立つ)

「では、カクリヨ会見をはじめまーす!準備はいいですか?」
「……っ……」
「あの、大丈夫ですか?」
「皆さん!」
(エア机を叩く様な動作で)

「ご迷惑かけました!」
「ええ!?」
「私が可愛くて!」
「ええー!!」
「超絶可愛くて!」
「凄いですね!」
「すごくて可愛くて!」
「輝いてる!」
『こっち見てー!』
「てへっ☆(あざといポーズ)」

「問題を起こしました!」
「えっ!」
「管理できてないです!」
「ええ!」
「管理不足なんです!」
「ええ!? 可愛さですか!」
「はーい☆(あざといポーズ)」

「信頼が欲しいです!」
「えっ!」
「可愛さの改善です!」
「できるのー!?」
「みんなの手紙もこんなに貰いまして!」
(可愛い旨のファンレターをばらまき)

「全部読んだんですか!?」
「はい!」
「可愛くて罪ですか!?」
「それはもう!」
「迷惑かからない、可愛さを『こっち見てー!』
「いぇーい☆(あざといポーズ)」

「アイドルなんですか?」
「いいえ! 魔法少女です!」
「ええー!」
「アイドル見えますか!」
「ええ!」
『ポーズ取ってー!』
「いぇい☆(あざといポーズ)」
「魔法を使うのですか?」
「いいえ バーチャル魔法です!」
「ええー!」

「こんなに可愛くて」
『はいこっち見てー!』
「ごめんねー☆(あざといポーズ)」
『ポーズ取ってー!』
「ホントごめんねー☆(あざといポーズ)」
『いい顔してー!』
「可愛くてごめんねー☆(あざといポーズでジャンピング)」
『こっち見てー!』
「超絶ごめんねー☆(あざといスマイルで決めポーズ)」

【【号外】アリルちゃんマジ天使~尊すぎて生きるのがつらい~】

大成功 🔵​🔵​🔵​

怨燃・羅鬼
流石に会見活動ばかりの世界は疲れるからヤー!だネ!
大人気アイドルのらきちゃん☆だよ!ファンの皆見てる~☆

羅射武舞逝苦をくるくるパフォーマンス☆


くふふ☆今日は記念すべき、らきちゃんの羅威武DVDの発売インタビューだぁ☆
遺影~☆

収録はなんとらきちゃんの惨禍型羅威武の1~4を収録の業火セット!
おまけで終両離映像もあるよ☆

初版盤はなんと☆らきちゃん自らプレス加工したのだぁ☆
花子さん!どうやったか見る?見る?
(ファラリスくんを取り出し)衞☆【重量攻撃・地形破壊】
プレス加工したのだ☆
次版盤からは焼いていく【ブレス攻撃】からそっちもお楽しみに☆


それじゃあ最後は1曲披露して終わるね!【UC】



●中継 カクリヨライブ会場
「ファンの皆~☆ 見てる~☆」
(妙に陰気なライブ会場に特設された「カクリヨ」の文字が羅列したインタビューボードを背に、花子さんと一緒にマイクを持って手を振る東方妖怪の少女(f29417))

「それではカクリヨ会見を始めまーす!妖怪アイドルは陰摩羅鬼の『らきちゃん☆』DVD発売インタビュー!」
「遺影~☆」

「ライブ内容ですね!」
「はい☆ 業火4枚セットで~す☆」
(くるくる回り)
「一味違うんですか?」
「ええ☆ 惨禍型羅威武なのだ~☆」
(後ろで吹き荒れる業火)
「おまけもありますか?」
「いぇす☆終両離映像もあるよ☆」
「ええー凄いですね!」
「でしょでしょ☆」
『ポーズお願いー!』
「はーい☆(てんしのスマイル)」
(鳴り響くシャッター音)

「どうやったか見たいかな?」
「ぜひぜひ「衛☆」
(CDを花子さんの頭に乗せて即座に巨大金属拷問牛で叩き潰そうとし)
「うわー凄いですね!」
(瞬時に赤紙青紙を身代わりに瞬間移動した花子さん)
「でしょでしょー☆(ちっ)」
「プレス加工ですか?」
「は~い☆」
(赤いDVDと青いDVDを見せびらかす)
『はいこっち見て~!』
「いぇい☆(ブーツで花子さんの足を踏もうとしながら)」

「さー最後にアップテンポで、『らきちゃん☆』の収録ライブ新曲『磔(はりつけ)ましらインフェルノ』、どうぞ~!」
(床に小さな穴が空く程の踏み付けを慣れたステップで躱す花子さん)
(何故か鳴り響いていた会見BGMが速くなっていき、馴染む様な流れで『らきちゃん☆』の新曲イントロに切り替わる。)
「それじゃあ☆ラキちゃん☆歌いま~す☆」
『イェーイ!』『ヒューヒュー!!』

「あ゛い゛つ゛は ま゛い゛じ ょ゛ぐ や゛ぎ ば な゛な゛ ざ が れ゛た゛お゛ぐ ぢ に゛ね゛じ ご む゛の゛」
(ライブ会場を破壊し尽くさんとする程の嵐を起こす壊滅的な歌が鳴り響く)
(割とノリノリに拍子を打つ七不思議達)
「みんな~☆揃いも揃ってどこについてるか分からない様な腐った口と耳で、よくらきちゃん☆のライブを聞いてくれるネ☆」
(曲の途中、槍の形をした羅射武舞逝苦(ライブマイク)をかざし)
「そんな馬の骨よりも存在価値を見出せそうにないみんな~☆会見活動ばかりやっててつまんないこの世界、ここでぶっ壊してあげるネー☆」
『『ワアァァァ!!』』
(我先にと突撃してくる七不思議達)
「うわすっごい。(小声)この動き……惨禍型羅威武を熟知してる~☆それじゃあ期待に応えなくちゃ☆」
(怪炎を解き放ってライブ会場を破壊しながら)
「も゛え゛る゛ ~ ☆ も゛え゛る゛~ ☆ じ に゛ぞ ご な゛い゛の゛ぢ ぐ じ ょ゛う゛が ~ ☆」
(炎を吐き出す巨大金属拷問牛を片手で振り回しながら七不思議達を吹き飛ばす)
「「が れ゛ま゛も゛お゛じ ん゛で ば い゛の゛ご え゛ じ ご ぐ に゛ざ げ べ ~ ☆」」
(いつの間にか隣でデュエットしている花子さん)

【【号外】カクリヨに新星 ~『らきちゃん☆』DVD売れ行き好調~5巻以降の制作も着手に】

大成功 🔵​🔵​🔵​

白峰・歌音
(話をまともに聞かずに光に飛び込んだ)
マギステック・カノン参上だぜ!おそろしい番組、終わらせてやる……ぜ?え?何?この会場???

魔法少女?いや、オレはヒーローだぜ!
恰好がどう見ても魔法少女だって?……いや、着るなら可愛い方が良いよなーって……いや、今のなしなし!?
どういう戦い方だって?向かってくる敵を殴ったり蹴っ飛ばしたり、遠くにいる奴は魔法で倒したり
どっかの魔法少女番組っぽい戦い方ですね?たまたま戦闘スタイルがそれっぽくなっただけだから!?オレはヒーローだから!
それじゃあヒーローらしい決めポーズとセリフ?
カクリヨを覆う暗雲、このマギステック・カノンが振り払ってやるぜ!(指をビシッ、と向けて)



●中継 カクリヨデパート屋上
(ヒーローショー終了後のデパートの屋上、薄明るい会場に特設された、「カクリヨ」の文字が羅列したインタビューボードを背に、花子さんと青髪のアリスヒーローの少女(f23843)が並ぶ)
「これよりカクリヨ会見を始めまーす!」
「えっ?」
「今日の魔法少女MVPはマギステック・カノンさん!気分はどうですか?」
「えっ?何?ここ?」
「あのパンチすごかったですね!」
「お、おう?」
『こっち見てー!』
「うわーっ!?」(盛大にこける)(鳴り響くシャッター音)

「ちょっ……い、今のなし!今のなしで!かっこよく決めさせてくれよ!?」

「ヒーローなんですか?」
「えっ?そうだぜ!」
「でも可愛いですよね!」
「ああ…いいやちょっと待て!?」
「もしかして魔法少女ですか?」
「いや違うぜ!?」
『こっち向いてー!』
『ポーズおねがーい!』
「うおっ今度こそ!」
(オーラを纏ったハイキック)(スカートは片手で押さえてある)
(鳴り響くシャッター音)

「やっぱり魔法少女で」
「違うぜ!」
「チャームポイントはリボンですか?」
「う、うんまあ?」
「可愛いヒーローですか?」
「お、おう! どうせ着るなら……ってなしなし今のカット!」
『はい、ポーズお願いしまーす!』
「おわぁ!」(何度もせがまれてバランスを崩し)
(片足立ちアラベスクのようなポーズを決める)

「魔法使うんですか?」
「まあな!」
「武器は持ってないんですか?」
「基本素手だぜ!」
「どこか見た事あるような」
「か被っただけだぜ!」
「やっぱりカッコいいですよね!」
「て、照れるぜ」

「今日の敵は強かったですか?」
「(知らないけど)中々だったぜ!」
「辛い時とかありますか?」
「悩んでいられないぜ!」
「強さの秘密とかありますか?」
「ちょっとわかんないぜ!」

『こっち向いて!』
『カッコいいのお願いー!』
『ヒーローらしいの欲しいでーす!』
『連射しまーす!』
「うおぉ何度でも来るな!こうなりゃヤケだ!」

『こっち見てー!』
「おりゃ!」(オーラを纏ったパンチのポーズ)
『こっち見てー!』
「せいっ!」(オーラを纏ったキックのポーズ)
『こっち見てー!』
「えいっ!」(可愛らしくきめた魔法を放つポーズ)
『こっち見てー!』
「いくぜっ!」(カメラに指をビシッと向け)


【魔法少女マギステック・カノン 本日も活躍!】

「カクリヨを覆う暗雲、このマギステック・カノンが振り払っ……オレはヒーローだからなー!?」

大成功 🔵​🔵​🔵​

葉隠・翠
【心情】き、記者会見…!?まさか拙者がそんな事をするとは…ええい!これも戦争の為!頑張るでござる!

【会見】会見は忍びの代表!つまり拙者の事でござる!
忍者は過酷な修行の日々を乗り越え影に隠れて任務を遂行する!そのような者達の代表になれて光栄でござる!代表となったからには忍びとして頑張るでござる!これからも我が流派、葉隠流、そしてこの忍者りょきょきゃげ…緑影をよろしくお願いするでござるよ!…肝心な所で噛んだでござるぅ!!

【ポーズ】忍者らしく忍者刀とクナイを構えたポーズ、分身の術で増やした3人の分身達とうまくかっこいいポーズを決める感じで行くでござるよ!
(アドリブOK)



●中継 カクリヨ忍者の里 鍛練道場
(「カクリヨ」の文字が羅列したインタビューボードを背に、花子さんと忍者の少女(f22215)が並ぶ)
(ざわざわと七不思議達がカメラを持って彼女達を取り囲む)

「これよりカクリヨ会見を始めまーす!」
「(まさか拙者が記者会見とは…)」
「今日は忍びの里代表の緑影(りょくかげ)さんに、忍者のインタビューをしまーす!」
「宜しく頼むでござる!(よく噛まず言えるでござるな拙者の忍び名)」
「緊張してますか?」
「まさか!」

「闇に紛れて戦うんですか?」
「しかして影にござる!」
「時には光に隠れるんですね!」
「うむ」
「仕事は諜報や暗殺ですか?」
「うむうむ」
「でも時には放火等も」
「火計でござるかな」
「色々されるんですね!」
「そうとも!」
『技一つお願いしますー!』
「ふっ!はっ!」
(すぐに宙で消える光波手裏剣を空に放ち)
(鳴り響くシャッター音)

「修業はやっぱり厳しいんですか?」
「当然でござる!」
「一番苦しかったのは何ですか?」
「もはや覚えず。いずれも平等に!」
「抜き打ちでインタビューしましたが、実力は上の方ですか?」
「それほどでもないでござる」
「これまでにこなした任務はどれ程?」
「20は超えるでござるな」
「やっぱりすごいんですね!」
「当然でござる!(自慢げに)」

『忍術見せてー!』
「ご覧に入れよう!」
(分身の術で3人に増える)
『こっち見てー!』
「ニンニン!」
(ふっと息を吐く様な流し目)
『いいポーズお願いー!』
「よかろう!」
(分身と共に格好良く忍者刀とクナイを構えたポーズ)

「これからも我が葉隠流と忍者りょきょきゃ…こほん、りょくきゃげ…いや違っ」
(盛大にシャッター音が鳴り響く)

【現代の忍び、りょきょきゃげ見参!】
(噛んで照れてる所が盛大に写し出された新聞が飛ぶ)
「やり直しを要求するでござるぅぅー!!」





「(ああ、ああ。こんなに沢山の人が……情報が……いっぱ……い……)」
(一通りの会見を終えた花子さんが、光に包まれて消えていき、映像もフェードアウトしていく。)


 ―― 終 ――

  制作・著作
  ―――――
  カクリヨTV

大成功 🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2021年05月24日


挿絵イラスト