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大祓百鬼夜行⑪〜氾濫する川を渡れ!

#カクリヨファンタズム #大祓百鬼夜行

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#大祓百鬼夜行


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●大祓百鬼夜行⑪〜氾濫する川を渡れ!
「みんな、カクリヨファンタズムとUDCアースの為の戦い、本当に有難う。カクリヨファンタズムは俺の故郷でもあるからね……」
 リシア・エターナル(新しい世界を夢見る鳥・f29222)はそう猟兵達に語る。
「ところで、カクリヨファンタズムにはちょっと変わったバスがあるんだ。『妖怪バス』って呼ばれてる。バス停で待ってたらやって来る、ちょっと奇妙な形をしているバスなんだけど、このバスに……どうやら、百鬼夜行でできた『世界のほつれ』を修正する事が出来る『お裁縫妖怪』が乗り込んだんだ。……ちょっと正体が謎なんだけれど、本当に『世界のほつれ』を修正出来るのならば、とんでもない妖怪って事になる。で、やっぱり、この『お裁縫妖怪』は『世界のほつれ』に向かって行ってるんだ。とはいえ、世界はこんな状況だし、元々カクリヨファンタズムは不安定だし、妖怪バスの行く先は安心できない」
 そこで、妖怪バスと『お裁縫妖怪』を守って欲しいとリシアはお願いする。
「今、妖怪バスで『お裁縫妖怪』が向かっている場所には大きな川があって……そこが今、大氾濫しているんだ。このままだと、妖怪バスが川の氾濫に巻き込まれて、『お裁縫妖怪』ごと水の中に沈んでしまう。ただ、元々は道がある場所だから、当然橋は掛かってるし、本来のバスはその道を通る予定だ。川の迂回はどうしても無理なんだけど、『世界のほつれ』は川の向こうにある。どうにかして、バスを川の氾濫から守って欲しい。川の氾濫さえ抜ければ、後は道を辿って妖怪バスは『お裁縫妖怪』を『世界のほつれ』へと連れて行ってくれる。だから、バスを川の氾濫から守り切って欲しいんだ。頼れるのは、みんなだけだ。妖怪バスとお裁縫妖怪の事、宜しく頼む!」


白鳥美鳥
 白鳥美鳥です。何だか凄い事になっていますね。
 今回は、世界のほつれを直せるというお裁縫妖怪が乗っている妖怪バスを、川の大氾濫から守る事になります。元々、川には大きな橋がかかっているのですが、こちらも飲まれています。ただ、橋自体は流されていないので、利用できるかもしれません。勿論、橋を利用しなくても、バスを守る事が出来るのであれば方法は問いません。
 宜しくお願い致します。

 戦争シナリオですので、リプレイはなるべく早くお返しする方向です。

 プレイングボーナス……妖怪バスとお裁縫妖怪を、危険から守る。
 になります。

 プレイング、お待ちしております。
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第1章 冒険 『妖怪バスでほつれに向かえ』

POW   :    肉体や気合いで苦難を乗り越える

SPD   :    速さや技量で苦難を乗り越える

WIZ   :    魔力や賢さで苦難を乗り越える

👑7
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

灯璃・ファルシュピーゲル
Wiz寄り

命懸けで使命を果たそうとしてくれてる以上、此方も応えないといけませんね

まずは指定UCで無人偵察機を複数作成。バス経路上へ先遣で飛ばし、氾濫状況・水深の高低差のマップリングを実施し随時、運転手さんへ情報展開し通行できそうな水深の浅いルートを策定できるよう補助する(情報収集)
発車後は数機をバス周辺に戻し上空から全周警戒させ流速の急上昇と脅威になる瓦礫、木、岩がこないか監視します

通行不能の場合は指定UCで直ちに、
大重量貨物用の軍用大型輸送ヘリと懸架装置を作成

バスに手早く取り付けなるべく中の妖怪達に配慮し静かにバスを吊り上げ、飛んで川向こうの安全地帯へ移送します(操縦・戦闘知識)

アドリブ歓迎


水鏡・怜悧
詠唱:改変、省略可
人格:ロキ
世界のほつれ、興味深いですね。このまま乗っていけば見られるでしょうか。しかし、それではバスも妖怪さんも護れません。残念ですが、降りると致しましょう。
窓から外へ行き、空中浮遊でバスに先行。水属性の触手で水流を操り、橋桁の1つに水がかからないようにしたうえで着地します。
「濁流ともなると、全てを抑えることは難しそうですね」
触手を横に伸ばしつつ、更に風属性の触手を追加。水を上方に吹き飛ばし、橋の反対側へと落とせば濁流のアーチになります。橋の破損部分を金属属性の触手で補強して、バスには橋を通っていただきましょう。



「世界のほつれ、興味深いですね」
「命懸けで使命を果たそうとしてくれてる以上、此方も応えないといけませんね」
 水鏡・怜悧(ヒトを目指す者・f21278)の言葉に、灯璃・ファルシュピーゲル(Jagd hund der bund・f02585)は頷く。
 怜悧……今の人格はロキとしては、世界のほつれがどんなものなのか見てみたい気持ちもあるのだが、そこへ向かう妖怪バスの進路には川が氾濫している。これをどうにかしなければ、妖怪バスもお裁縫妖怪も、その『世界のほつれ』なるものの所に辿り着けない。それでは何も始まらない。
「折角、橋があるのですから、水流を何とかして橋を渡って貰うのが良いでしょうか」
「では、私が無人偵察機をバスの進行経路の先の情報を集めましょう」
 灯璃は無人偵察機を複数作成すると、妖怪バスの進路である橋の方に放つ。そして、偵察機から送られてくる情報をマッピングしていき、ロキにもそれを見せる。
「今の氾濫状況・水深の高低差は、こんな感じですね。この先も随時、マッピングしていきます。それと、瓦礫、木、岩等が流れてこないかの監視も併せて行いますね」
 情報の共有と連携は、より確実に安全に妖怪バスの進行を助けてくれる。
「それは心強いです。瓦礫などが流れてきたら、バスは一網打尽になってしまいますからね。私も水流を操る上で、それが分かると助かります」
「こちらも対処できるよう、偵察機以外も用意しておきます」
 灯璃の情報を元に、水深なども考慮しながら、ロキは水属性の触手を使って橋桁の1つに水がかからないようにしたうえで着地する。
「濁流ともなると、全てを抑えることは難しそうですね」
 ロキは銃型魔導兵器を設定した様々な動きをする触手を展開し、風属性を乗せて触手を横に伸ばして水を上方に吹き飛ばした。その吹き上げた濁流を橋の反対側へと落として濁流のアーチを作り上げる。
「ロキさん、その先に強い水流が来ます! 妖怪バスにも速度を落とすように連絡しますが、そちらでも対処できるようでしたら、ご協力お願いします!」
「情報ありがとうございます。では、この先の風はより強い物にしなければなりませんね……それと、橋の強化もしなくては」
 灯璃に教えて貰った情報を元に、濁流のアーチを作り上げる風の強さを高め、金属属性を施した触手も複数展開して橋の補強も施していく。
 灯璃とロキの連携の下、妖怪バスは濁流のアーチの中を進んで行く。
 氾濫した川を妖怪バスが渡り切るのは後少しだ。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

空亡・劔
この最強の大妖怪である空亡劔を差し置いての大異変!
生意気よ!

バスの上に立って護衛よ!
【天候操作】で今宵は猛吹雪よ

そして川の氾濫は
【属性攻撃】で氷属性による凍結で凍らせてやるわ!
それでも氾濫しそうな時は【結界術】で結界でバスを護りつつ橋にする!

常に吹雪の【弾幕】で凍結状態を維持して進ませるわ

滑らないように気をつけなさいよ!

滑りそうな時は【念動力】でフォロー
あたしは最強の大妖怪!
バス一つはポルターガイストで守り抜いてやる!

そして尚川の氾濫が道を阻むなら

このあたしの前で道を塞ぐなんて生意気よ!
今一度道を作ってやるわ!
時刻みを使うわ
時空をも【切断】する一撃を以て川を割り道を作ってやる!!


藤守・響
同じ妖怪同士、助け合ってなんぼだぜ!手を貸してやるよ。

対岸まで送ればいいんだな?了解したぜ!今思いついた案を出すから好きなのを選んでくれ。一つ巨大化した俺に抱えられて対岸まで飛び移る、二つ巨大化した俺が橋になって渡る。

オススメは前者だぜ。一瞬でも空中浮遊を体感できるからな♪別案があるならその通りに動いてやるよ。



 氾濫した川を渡っていく妖怪バスとその中に乗るお裁縫妖怪。
「この最強の大妖怪である空亡劔を差し置いての大異変! 生意気よ!」
「同じ妖怪同士、助け合ってなんぼだぜ! 手を貸してやるよ」
 妖怪バスとお裁縫妖怪の為に力を貸すのは、大妖怪である空亡・劔(本当は若い大妖怪・f28419)と、藤守・響(騒がしい木霊・f28361)だ。
「妖怪バスを対岸……取り合えず、川の氾濫の影響が無い所まで運んだら良いんだよな? それなら、ダイダラボッチになって運んでやるぜ」
「ダイダラボッチ……それなら巨大だし、運ぶのも安全ね。でも、川の氾濫を甘く見るのは危険よ。あたしが、バスの屋根に乗って、川の様子に合わせて凍結させていくわ。天候も操って吹雪にするけれど……あんた、それでも大丈夫?」
 そう問いかける劒に、響はにっこりと笑う。
「ドイツトウヒの木霊だから、吹雪なんてへっちゃらだぜ! じゃあ、川の方は任せたぜ、劒先輩!」
「妖怪バスと乗っているお裁縫妖怪はお願いするわね!」
 それぞれの方針を固めると、響と劒は動き出す。
 まずは、響がダイダラボッチと合体、巨大化してから、妖怪バスを担ぎ上げる。そして、担ぎ上げられたバスの上に乗っている劒は、高い位置から川の様子を広い視野で見渡した。
 大氾濫している川とはいえ、今、妖怪バスは響に担がれている状態では高度があるから直ぐに被害は出ない。しかし、ダイダラボッチの足元の氾濫した川の水は何を運んでくるのか分からないのだ。
 響の進行に合わせて、劒も適時、川の水を凍結させていき、バス自体も念には念を入れて結界術を施す。
 だが、氾濫した川は、どうしても『世界のほつれ』にお裁縫妖怪を向かわせたくないのかの様に濁流と共に襲い掛かって来る。
「今一度道を作ってやるわ!」
 劒は一気にバスから飛翔し、進行方向に向かって殺神魔剣『空亡・紅』を構える。
「このあたしの前で道を塞ぐなんて生意気よ!」
 一気に魔剣を振り払い、時空ごと切り裂く斬撃を放った。その斬撃で川に大きな道が出来る。
「劒先輩、助かるぜ」
 響は斬撃から生まれたその道を一気に渡り、川の水の届かない所まで素早く妖怪バスを運ぶと、安全な道へと下ろした。
 『世界のほつれ』へと向かう道を走っていく妖怪バス。この危機を救うであろうお裁縫妖怪の後姿を二人で見送る。
「これで、お裁縫妖怪も『世界のほつれ』に辿り着けるぜ♪」
「この大妖怪たるあたしが道を作ったお陰ね。それに、あんたが居たから早くバスも移動できたし」
「じゃあ、お互い頑張ったって事で、お疲れ様だな!」
「そうね、お疲れ様!」
 響と劒は軽くハイタッチを交わす。同じ妖怪仲間のお裁縫妖怪が活躍してくれる事を信じて。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2021年05月16日


挿絵イラスト