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大祓百鬼夜行⑨〜ぴっちぴちかぐや姫と忘却の人魚

#カクリヨファンタズム #大祓百鬼夜行 #プレイング締切済

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●もの忘れの竹林
「さあ、現れなさい。私の力を分け与えた、かぐや姫たち」
『わーい!』
『ぴっちぴちー!』

 下半身が魚の人魚の妖怪。彼女が光っている竹に手を翳せば、その中から小さい何かが次々と出てきた。それは貴族な出で立ちの服装の少女……ただし、下半身が魚だったり、腕にヒレがついていたりと、魚の要素が何かしら混ざっている者達だった。

「いい?ここにもうすぐ猟兵たちが攻め入ってくるわ。あなたたちは光る竹に潜んでそいつらを襲撃するの。貴女たちは空中を水中のように泳ぎ、そして腕から水流を放てる。そして何より、貴方達は1人でも相当の力を持つ。その力で、猟兵たちを逃げられない様に抑え込むなり取り囲むなりで留めておくのよ」
『わかりましたー!』
『ぴっちぴちー!』

 おさかなかぐや姫たちは喜び勇んで空中を泳いで竹林に散らばっていく。それを眺めながら、人魚の妖怪……骸魂『水底のツバキ』はこれまでの優しい顔とは一転し、にやりと悪辣な笑みを浮かべた。

「ええ、お願いね……さあ、猟兵……みんなみんな、忘却のままにこの竹林を彷徨い続けなさい……!」

●ここはどこ、わたしはだれ?
「思い、出した……!そういえばボクは良い所のお嬢様で異世界から転生してサイキ……待って!冗談だから待って!」

 また奇行を始めた九十九・サイレン(再誕の18不思議・f28205)を放って返ろうとした猟兵たちをサイレンは慌てて必死に呼び止めた。

「一応今回の相手に関係することだったんだってば!
 えー、今回皆に行ってもらうのは、カクリヨファンタズムの竹林。ここには時々光る竹がある、ってそれだけの所だったんだけど、百鬼夜行の影響で、そこから戦闘力が高いかぐや姫の群れが出てくるようになったんだ。……何その変な人を見るような目!だって本当なんだもん!大きさは小さ目だけど、戦闘力はすっごい高い。だからまともに闘おうとジリ貧だし、それを操るオブリビオンもいるから、まず負けちゃう。
 なのでかぐや姫の大群に上手く対処して欲しい。それでオブリビオンにも対処しやすくなるはずだから!ただ、かぐや姫たちは生まれたばかりの子供っぽい東方妖怪だから、できれば殺さないであげるといいなって。強いし大群だから無茶な注文だとは思うんだけどね?ちなみにかぐや姫たちはオブリビオンの影響で、魚のような部分があって、空中を泳ぐように移動し、水流を発射して攻撃してくる。ただその魚の部分も、弱点や対処しやすい部分になるかもしれないね。特性も魚に近くなってるってことだろうし。

 そしてかぐや姫たちを操る骸魂は水底のツバキ。比丘尼の骸魂に呑み込まれた人魚の妖怪で、忘却が救いであると信じていて、猟兵達にも想いも全て忘却させて永遠に竹林を彷徨わせこの大きな戦いに挑んでいる事すらも忘れさせようとしている。術中に嵌ればかなり危ない相手だろうね。で、技ごとに範囲や影響が異なるから注意してね。

 まずは範囲内の相手を無差別に言葉を失わせる椿の花弁で攻撃する技。受けると言葉を忘れちゃうから、言葉がキーになる技を使う場合は気をつけてね。又、無差別だからこの攻撃にはかぐや姫たちも巻き込まれるけどツバキは遠慮なく使ってくるし、かぐや姫たちは教えられてない……酷い話だよね。
 次に、触れる度に思い出を1つずつ忘却していく泡を放つ技。これは範囲内の指定対象だから、かぐや姫たちを狙いはしない。たくさん受ければ自分の記憶をどんどん失っていっちゃうから、気をつけなくちゃいけないかもね。
 そして最後に、自己を忘却させる歌を歌い、範囲内の指定対象を眠らせる技。歌を聞いてしまえば効果は及んで、自分を忘れてしまう。言葉や思い出という問題ですらない、自分自身を失うんだ。ある意味1番気をつけないといけないかも。ちなみにこれもかぐや姫たちには影響ないみたい。

 全部が範囲内の技だ。相手も強いから範囲は広いけど、万一を防ぐためにツバキはかぐや姫たちに足止めを命令している。逃げられない様にして確実に自分の技で相手をどんどん忘却させていくつもりだね。
 ただでさえ見わたしの悪い竹林で注文が多い話だけど、どうか皆、ツバキを倒してこの竹林を突破して欲しいな!じゃあ、頼んだよ!」

 サイレンはぴしっと指を突き付けて、猟兵達を送りだした。


タイツマッソ
 こんにちは、タイツマッソです。
 今回もスピード重視の成功数でのプレイング締め切りです。ただ、12日昼まで執筆にかかれないので、暫く溜め込みになります。4,5人までの受付になると思います。

 プレイングボーナスは『かぐや姫の大群に対処する』です。かぐや姫には魚の特性が備わっているので、長所への警戒や短所への対処や大群への対処方法でボーナス対象とします。

 プレイング解釈がこちらで難しい、技能の羅列のみで具体的な使用法がない、等は不採用となるかもしれませんのでご了承ください。

 プレイング受付はオープニング公開から開始。再度ですが、執筆返却は12日からになりますのでご注意ください。
 それではプレイングお待ちしております。
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第1章 ボス戦 『水底のツバキ』

POW   :    届かぬ声
【触れると一時的に言葉を忘却させる椿の花弁】を放ち、自身からレベルm半径内の全員を高威力で無差別攻撃する。
SPD   :    泡沫夢幻
【触れると思い出をひとつ忘却させる泡】を放ち、自身からレベルm半径内の指定した全ての対象を攻撃する。
WIZ   :    忘却の汀
【次第に自己を忘却させる歌】を放ち、自身からレベルm半径内の指定した全対象を眠らせる。また、睡眠中の対象は負傷が回復する。
👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠黎・飛藍です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

メフィス・フェイスレス
あーもうチョロチョロと鬱陶しいわね
悪いけど遊んであげる暇はないからさっさとどいてもらうわよ
さあ、踊り喰いの時間ね

「先制攻撃」で【微塵】の「弾幕」を群れの頭上に「投擲」し「爆撃」、【血潮】を散布し「マヒ攻撃」

「集団戦術」で群れの中に大量展開した【飢渇】に【顎門】を形成しUCを発動しつつ花弁や水流ごとかぐや姫の群れを吸引し「捕食」
「過去の概念」である骸魂のみを喰らい、元に戻ったら戦域外に吐き出す

次はアンタよ
こんな狡っ辛い事して唯で済む思った?
アンタは私が直々に喰ってあげるから

爆煙の「闇に紛れ」て本体が「忍び足」でツバキの背後を取り、【尾刃】で「体勢を崩し」て「捕縛」しツバキの骸魂を「捕食」する



●貌無しはかぐや姫を容赦なく喰らう

『見つけたですー、抑え込むですー』
『ぴっちぴちー』

 竹林へと侵入した猟兵を見つけるや否や殺到するかぐや姫達。空中を自在に泳ぐそのスピードは速く、水流を放とうとしてきている。だがそれにその猟兵は動じない。

「あーもうチョロチョロと鬱陶しいわね。悪いけど遊んであげる暇はないからさっさとどいてもらうわよ」

 ツギハギだらけの身体にフードを羽織ったメフィス・フェイスレス(継ぎ合わされた者達・f27547)はぺちゃくちゃ喋りながら取り囲んでくるかぐや姫たちを見やりながら冷静に呟いた。

「さあ、踊り食いの時間ね」

 かぐや姫が攻撃を始めるよりも早く、メフィスは丸い肉塊<微塵>を取り出すとそれをかぐや姫達の上へと投げた。それは爆散すると血液<血潮>を撒き散らし、それがかぐや姫たちへと降り注ぐ。

『ぶっ、なんですかこ、れ……し、しびれるぅぅ』
『しっびしび……』

 事前にマヒ毒に調整しておいた血液は降りかかったかぐや姫たちを動けなくする。その間に次の準備を始める。

「飢渇に喘ぎ、顎門を開け」

 撒き散らされた血液と煙に紛れ、周囲にメフィスの眷属<飢渇>が展開されていく。その身体に大きな<顎門>が開くと同時に、メフィスの目は闇夜の向こうに遠くから大量の花弁が接近してくるのを察知した。

(煙で私が見えなくてもかぐや姫たちもろとも無差別攻撃すればいいって事ね。本当に、反吐が出るヤツ)

 嘆息しながら眷属らに命令をすると、眷属は大きくその咢を開け、爆煙はそのままに、迫ってくる花弁、かぐや姫が自棄で撃ち出した水流、全てをその口へと吸いこみ飲み込んでいく。そしてそれは動けないかぐや姫たちもまた例外ではなく。

『きゃっ、やめ、ああ、たべられちゃ、ああああああ!』
『たす、きゃあああっ!!』

 ずるん、ぶるん、めちゃ。
 生々しい音と共に、視界を遮る煙だけを残して、全てが眷属の中へと呑み込まれ、消えていった。



「ふふふ……姿はまだ見えないけど、あれじゃあ逃げ場はないわね。さあ、言葉を全て忘れ去り、身体も傷ついた貴方、永遠に忘却に誘ってあげる……」

 範囲攻撃により確実に敵をかぐや姫もろとも仕留めたと思ったツバキがその姿を見てやろうと接近してくる。そして、それはまさにメフィスの計算通りだった。

「かぐや姫たちはどうしたかしら?まあ、適当に治してあげてまた次の相手に……」
「アイツらはもう飢渇の中よ。次はアンタよ。こんな狡っ辛い事して唯で済むと思った?」
「なっ……!?」

 音も無く、ツバキの背後へと回り込んだメフィス。ツバキがその声に動揺したのを見るや、体から<尾刃>を射出。相手の尾を絡め取り体勢を崩すと、一気に接近。自身の<飢牙>を開けると、ツバキに思い切り喰らいつく。

「ガ、ギャアアアアアアア!!!」

 喰らいついた、だが、不思議な事にその噛み付きはツバキを通り抜け、そのままメフィスはその先の地面へと着地する。ツバキにも傷は無い。だが、ツバキはまるで体の一部を削ぎ取られたかのような悲痛な悲鳴を上げている。

「【啜】らせてもらったわ。アンタに憑いてる骸魂の一部、それだけを。喰う物は選ぶの。喰うのはアンタのような過去だけで十分」

 メフィスはそのユーベルコードにより、取り付かれた人魚の肉体は傷つけず、憑りついた過去の存在、骸魂の一部だけを喰らったのだ。傷こそついていないが、存在の一部を奪われたツバキは苦悶にあえぐ。

「お、のれぇ!!罪もないかぐや姫を喰わせた、お前が言うな!!」

 破れかぶれに椿の花びらを撒き散らしたツバキ。視界が晴れれば、その姿は消え失せており、メフィスは舌打ちをした。

「まるごと攻撃したアンタに言われたくはないわ。それに、言った筈よ。喰う物は偉ぶって」

 メフィスが見やれば、眷属である飢渇がモグモグと身体を動かしていたかと思うと、ぺっ、とその口から何かを吐きだしていく。

『ふええ、なんだかすっきりした気分~』
『かっぐやぐや~』

 それは五体満足のかぐや姫だった。ただしその身体からはツバキによって付与された魚のヒレや下半身が消えており、真っ当な東方妖怪としての姿を取り戻している。メフィスはツバキに使った技を眷属たちにも使わせていたのだ。結果、かぐや姫たちの肉体は無事に、その身体を蝕み操作させていたツバキの影響のみを過去の存在として喰らい尽したのだ。

「平気で使い捨てるアンタとは違うのよ。ニンゲンなんだから」

 聞こえもしないだろうが、それでもメフィスは闇夜に逃げて行ったツバキへと、そう吐き捨てたのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

大神・狼煙
範囲攻撃に範囲攻撃かな!!



触れれば忘れる泡ならば、爆風を巻き起こせば振り払える可能性はある

なんなら、泡という事は水の表面張力により生まれた、球体の膜でしかない

そこに熱と風を当てれば破壊も可能

ついでにどこにいるのか分からない敵を竹林ごと焼き払えるかもしれないし

そして問題の人魚の群れ

お魚の特性という事は、水中に対応している、即ち水の『温度』に対応してなければならない

生きた魚に人の手が触れると、その体温で火傷するという

なれば、周囲に爆撃をぶち込めば、熱波に煽られ逃げ出してくれるのではなかろうか

そうでなくとも、ヒレや水掻きは水を捉える分、風の影響も受けるはず

熱風で追い立てながら吹き飛ばせばいいかな!!



●ジェノサイド竹林の時間だオラァ!

 水底のツバキの攻撃特性を一言で表すならば、『徹底した範囲攻撃』が挙げられるだろう。単体への攻撃は無く、無差別や指定攻撃の違いはあれど、強力なオブリビオンとして持つ強大な有効射程半径を容赦なく攻撃し続ける。更に、足止めしてくるかぐや姫や見通しの難しい竹林がその範囲攻撃の対処を難しくし、そして忘却という特性が更に猟兵を追い詰める。

 新たに竹林へと足を踏み入れた者、大神・狼煙(餓狼・f06108)は顎に手をやり少し考え込んだ後、結論を出した。

「範囲攻撃に範囲攻撃かな!!」

 目には目を、歯には歯を、と古来の法典も言っている。つまりこちらも範囲攻撃しかしてやればいい。うーむ、スマートテリブル。

「では……転移門解放……転送。【古代機械兵器・機巧蜘蛛(エンシェントギア・タランテラ)】」

 狼煙が手を翳せば、その目の前に巨大な鋼鉄造りの蜘蛛が現れる。その足、そして口に当たる箇所や背中には砲門や火力銃器が備えられている。カクリヨファンタズムの竹林におけるまさに異物。それが今現れた。そして同時に新たなかぐや姫達が狼煙を発見する。

『まっくろなヤツ見つけたですー』
『ぴっちぴ』

 が、言い終わるのを聞く前に、狼煙はくい、と眼鏡を押し上げると打って変わってギラリと笑った。

「蜂の巣ならぬ蜘蛛の巣だオラァ!!」

 ファイヤーとばかりに機械蜘蛛から一斉に次々と火力砲撃銃撃が発射されていく。これは先のツバキの攻撃と同じ無差別攻撃。つまり、敵がいるかに関わらず、次々と竹林へと着弾し、爆発と爆炎が竹林を吹き飛ばし、竹をそれはもう燃やしていく。

『ぎゃあああああ!なんですかこれええええ!!』
『熱いですううううう!!』
『あっつあつううううう!!』

 突然の大爆撃に混乱に陥るおさかなかぐや姫達。そしてそれ以上に、その身体は敏感に熱を感じ、本能のままに範囲から逃れようと急いで逃げていく。又、それ以外のかぐや姫も爆風に煽られそれをヒレや尾びれが受ける事でそのまま吹き飛んでいく等、次々に戦場範囲から逃げていくようだ。そしてそれは狼煙の計算通り。

(お魚の特性という事は、水中に対応している、即ち水の『温度』に対応してなければならない。生きた魚に人の手が触れると、その体温で火傷するという。なれば、周囲に爆撃をぶち込めば、熱波に煽られ逃げ出してくれるのではなかろうか。そうでなくとも、ヒレや水掻きは水を捉える分、風の影響も受けるはず。つまり爆風でどっか行っちゃってくださいってことですね)

 ところで、無差別なので攻撃がかぐや姫に直撃するかもしれませんが?

(…………生き残るには運が必要なんですよ、運が。運が悪い人は不幸と踊っちまうんです)

 竹林を次々と攻撃していく狼煙。そしてそこに、遅れてツバキの泡が飛んでくる……だが、泡もその爆風と熱に呑まれ、狼煙へたどり着く前にあっという間に霧散していく。

(泡という事は水の表面張力により生まれた、球体の膜でしかない。そこに熱と風を当てれば破壊も可能)

 おさかなかぐや姫と泡、両方の対処を考えての無差別爆撃銃撃だったのだ。

(さて、泡の方向からして敵はあっちか)

 狼煙が蜘蛛と歩みを進めれば、火力範囲を維持したままにその範囲を移動できる。そして敵の方向に進んでいけば……。

「ちょっ、なにこれ、アンタ、竹林をなんだと思ぎゃあああああああああ!!」
「んー、爆音でよく聞こえませんね」

 遠くでツバキの悲鳴が聞こえる。どうやら攻撃が直撃したらしい。

「く、アイツやばい、早くここから逃」
「なんだか怖いのでもっともっとやりましょうねー」
「ぐああああああ!!!」

 更に追撃と更なる竹林大爆破。こうして竹林の一部は見事に吹き飛び荒地になっていくのだった。

「必要な犠牲でした。わかりますね?」

大成功 🔵​🔵​🔵​

ミルク・サーバー
私を購入してくれたご主人様で魔王様のピュア様に連れられて来たわぁ♪

いよいよ私の"御披露目"なのねぇ♪お姉さん、魔王様に喜んで貰えるように張り切っちゃうわよぉ♪

メイド服(デビルスタイル)の胸元を下ろしてぇ♪おっぱいの先にある聖母(マリア)からぁ、魔王様にパワーミルクを直飲みして元気になってもらうわぁ♪

魔王様に遠くへ運んでもらってぇ♪UCでかぐや姫ちゃん達の頭部(脳や思考)を操作しちゃうわよぉ♪これなら忘れさせられても操っちゃえば関係ないものねぇ♪

決着が着いたらミルクのおかわりを直接給仕しながらぁ♪魔王様が満足するまで沢山甘えて頂くわぁ♪

だってお姉さんはぁ……魔王様専用ミルク・サーバーだものぉ❤️


純真邪神・幼淫魔姫ピュアニカ
デビルキングワールドの時に入手したDでこっそり購入したミルクちゃんと〜♪

ミルクを飲んで、UCでハート型の鱗を持ったピンク色の人魚姫に変身〜♪

敵UC範囲内に入らないように、超高速で空を泳いで痛みの代わりに同等の快楽を与える属性攻撃を付与した神の雷で範囲攻撃の神罰〜♪

【眷属】淫魔の中から、今回は鮫淫魔ちゃん達97人を呼び出してかぐや姫ちゃん達を襲わせちゃう〜♪

「魚より鮫のが強いサメ❤️百合百合して食べちゃうサメ❤️」

化術肉体改造で脚を作って淫魔化〜♪
忘れたくても忘れられないような強烈な快楽を、忘れたくなくなるくらい教え込んで淫魔の国へご招待〜❤️
ミルクちゃんと特濃ミルクも思う存分味わってあげる〜♪



●忘却など無き世界へ

「いよいよ私の"御披露目"なのねぇ♪お姉さん、魔王様に喜んで貰えるように張り切っちゃうわよぉ♪」
「よろしくねミルクちゃーん♥」

 竹林に牛の角や耳を持ち、その豊満な胸を称えるメイド、ミルク・サーバー(ホルスタウロスのロイヤルメイドなおっとりお姉さん・f32044)と、彼女が従うピンクの淫魔神、純真邪神・幼淫魔姫ピュアニカ(永遠に無垢なる幼く淫らな魔貌の邪神姫【百合淫魔姫】・f30297)が現れた。ミルクはかつて、デビルキングワールドの依頼で大量のDを使うものに参加した際、密かにピュアニカが奴隷商から買った高級奴隷であり、今は猟兵としての活動登録も行っており今回が初陣となっている。

「それじゃあ、よいしょっ♪」
「いただきまーす♥んく、んく♥」
「あん、激しい♪ んっ♪」

 ミルクは胸元を降ろすと、そこにピュアニカが近づき、ミルクの聖母(マリア)から彼女のパワーミルクを吸収していく。その効能は凄まじく、誰が飲んでもあっという間に元気にしてしまうほど。ちなみにその際、ピュアニカは胸にしがみついているが、そのラスボス級の大きさの胸はピュアニカの身体を見事に支え切っている。

「ごちそうさま♥」
「お粗末様でした♪」
「それじゃ、いっくよー!」

 元気百倍となったピュアニカはユーベルコード【【純真邪神の権能】深海の神雷(イーヴィリティ・ディープサンダー)】を発動。自身の身体を人魚に変え、かぐや姫たちのように空中を泳ぎミルクを遠くへと運んでいく。

「この辺りなら範囲に入らないかな? じゃ、後はよろしくね♥」
「わかりましたぁ♪」

 ミルクを見通しのいい場所に下ろすと、ピュアニカは空中を泳ぎ元の場所へ戻っていく。その先には殺到してくるかぐや姫たちがいる。

『なんかすっごい早いおなかま人魚がいるですー』
『ぴっちぴちー!』
『でもつかまえるですーーあれ?』

 ピュアニカを足止めしようとしたかぐや姫たちだったが、ミルクで強化されたピュアニカのスピードは凄まじく、捉えきれないばかりか、更に……。

『あれぇ?わたしたち、なにをしようとしてたんですっけぇ?』
『えぇとぉ、ぴゅあにかさまをまもる、でしたっけぇ?』
『まっもまもー』

「ふふふ、そうですよぉ。さあ、魔王ピュア様を守ってくださいね♪」

 犯人は遠くからかぐや姫を見詰めるミルクである。彼女の【デビルズ・ディール】によりかぐや姫たちは角を生やされ戦闘力を強化されたのだ。これだけならデメリットでしかないが、頭部を自在に操作できる為に頭部の中に在る脳を操作する事で、思考や記憶を操っているのだ。まさに忘却より更に強力な思考誘導。

 一方ピュアニカの所には、ツバキが放った忘却の泡が迫っていた。だがツバキ自身もピュアニカの射程に入っている。

「ぴゅあの魅力にシビれちゃえ〜♪」

 ピュアニカは遠慮なく神の罰でもある雷をツバキへと放つ。直線状の泡が消滅し、ここまでのダメージで避けきれないツバキが神雷を受ける。

「きゃ、うううっ! な、なに、これ……!」

 ツバキの反応がおかしい。これまで受けた痛みではなく、快楽が身体を走り抜けたのだ。

「それが忘れられない快楽だよ♥そしてピュアが、これから絶対忘れないように与えられるもの♥」
「っ、要らないわ、それより、貴方こそ全てわすれな、さい!」

 ツバキは残った泡をピュアニカへと殺到させる。ピュアニカの速度はすさまじいが、攻撃直後ならば十分に狙う事が出来る。複数当ててしまえばそれは致命的な記憶喪失状態となる。だがそれを遮る者がいた。

『ぴゅあにか様あぶなーい、きゃー!』
『あれぇ?ぴゅあにかって誰ぇ?』
『ここはどこぉ、わたしはかぐやぁ?』

 それはミルクに操られたかぐや姫たち。ダメージは魚特性ゆえにないようだが、記憶を1つ持っていかれており、それは新たに植え付けられたピュアニカのことだったり、生まれて僅かに見たこの竹林の事だったりした。そしてかぐや姫たちが盾になったことで、ピュアニカには一つも泡は通りはしなかった。

「なっ……!?」
「かぐやちゃん達はゴメンね?でも、これからもっといい思い出を作ってあげるからね! 鮫淫魔ちゃん達、カモーン!」
『サメ~♥』

 ピュアニカがぱちりと指を弾くと、現れた魔法陣から次々に彼女の眷属である淫魔が現れる。今回現れたのは、以前グリードオーシャンでメガリスの影響で出現した鮫が生まれ変わった、鮫の特徴を持つ鮫淫魔。人間の姿でありながらギザギザの歯を出しぺろりと舌なめずりをするその姿は魚特性のあるかぐや姫たちの本能を刺激する。

『た、たべられちゃうですー』
『よくわかったサメね♥魚より鮫のが強いサメ❤️百合百合して食べちゃうサメ❤️』
『でも食べると言っても別の意味サメ♥』
『ぴ、ぴっちぴちぃぃ♥』

 忘却で動けないかぐや姫達が次々に鮫淫魔たちに捕まり、あっという間に百合百合(意味深)に陥っていく。

「な、なにこれ……は、早く逃げ、むぎゅっ!」
「もう大丈夫そうなのでかけつけました~♪」
「ナイスミルクちゃん♪」

 逃げようとしたツバキを、いつの間にか来ていたミルクがその大きな胸で頭を挟み込み捕まえる。そこにピュアニカが接近すると、ツバキの身体を触りまくる。

「きゃっ、なにす、ちょっ」
「ふむふむ……ここがこうだから、ここをこう肉体改造で、これを化術で……えーい♥」
「なに、きゃああああっ!!」

 ツバキがピンクの光に包まれる。そしてその光が消えると、ミルクの足元には人魚の妖怪少女が倒れており、そしてミルクが胸で挟み込んでいるのは。

「なに、これ、私、その子と、分かれ……!?」
「ダメージはもう充分入ってたからねー♥ 骸魂の貴方と人魚ちゃんを分けるついでに、ちょっと弄ってあげちゃった♥」

 未だに胸で挟み込まれているのは、ツバキの面影を持ちつつも、足は人間のものになり、鱗が足の一部と胸を覆うように残り、そして全体的に髪や鱗はピンクになり、翼や別の尻尾が生えた、人魚淫魔とも呼ぶべき姿になった骸魂『比丘尼』が変貌した淫魔がいた。

「な、そん、むぐぅ……!?」
「コネコネしちゃいまーす♪」

 挟まれた頭をミルクに胸で揉まれ、改造された敏感な体を快楽の電撃が走っていく。

「ちょっと疲れちゃったから、またミルクチョーダイ♪」
「どんどんどうぞぉ♪だってお姉さんはぁ……魔王様専用ミルク・サーバーだものぉ❤️」

 ピュアニカにされるがまま、聖母から再びピュアニカに極上ミルクを供給する。それにミルクは快楽と幸せを感じ、魔王と慕うピュアニカに尽くすのだ。

「あひ、あひ、あっ♥️」
「あ、今のおっぱいの動きも刺激になっちゃったみたい。うん、じゃあそろそろ淫魔の国にみんなご招待しようかな?」
「はぁい❤️」
「はいサメー❤️」
『アヘェ❤️』

 そしてピュアニカが展開した魔方陣の中に、忘れられない快楽を刻まれながらミルクに胸で挟まれている元骸魂の人魚淫魔、鮫淫魔たちにそれぞれ蕩けた顔で抱かれたお魚かぐや姫たちが消えていく。

「忘れさせたくても忘れられない快楽、たっぷり教え込んであげるね❤️そしてピュアが必ず忘れさられないようにしてあげる❤️だって、ピュアたちは絶対忘れないからね❤️」

 時折神としての優しい顔、そして淫欲にまみれた顔をして、ピュアニカもまた消えた。竹林に残されたのは、眠りについている、骸魂の元になった人魚の少女だけだった。

 その後、人魚淫魔やかぐや姫たちがどうなったかはわからない。消滅したかもしれないし、新しい淫魔として迎え入れられたのかもしれないし、かぐや姫の何人かは竹林に戻ったかもしれない。

 ただ、後日のピュアニカの側に人魚の姿の目撃情報があった。それが、忘却による救済から新たな救済を見つけた者だったのか、魚の特性を残したかぐや姫の一部だったのかは、ここではわからない、としておこう。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2021年05月15日
宿敵 『水底のツバキ』 を撃破!


挿絵イラスト