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大祓百鬼夜行⑯〜野球するならこういう具合に

#カクリヨファンタズム #大祓百鬼夜行

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●昭和のゴールデンタイム
 UDCアースのとあるゴミ集積場。
 ゴミの山の中に埋もれた、ダイヤル式チャンネルの古いブラウン管の白黒テレビが、電源が入るはずもなく、電波が来ているはずもないのに、突然映像を映し出した。
 映し出されたのは、何かのスタジオのようだ。
 昔懐かしのバラエティ番組のようなスタジオに、人が2人ほど踊れるくらいの大きさの舞台が置かれている。

「さー、今週もはじまるザマスよ~!」
「フンガー!」
「ミュージック、スタートでガンス!」

 ちゃ~ら~ら~♪ ちゃらら~ら♪
 ちゃ~ら~らららら、ちゃらららら♪

 司会者らしいコメディアン3人の進行で流れ始めた軽快な音楽。
 その音楽に合わせて、舞台の上に立つ2人の人間が音頭を踊り始めた。

 やがて次第に曲に合わせた歌詞も聞こえ始め、そしてクライマックスが近付くにつれ、踊っている2人の顔に真剣みが帯びてくる。
 互いに向かい合い、最後のワンフレーズと共に突き出される2人の手。

 アウト♪セーフ♪よいのよい♪

 拳を突き出したものは悔しがり、手のひらを出したものは喜びを爆発させる。
 拳……グーを出した方は、そのまま悔しそうに服を1枚脱いでいくのだった……。

●グリモアベースにて
「昭和の時代は、ゴールデンタイムの地上波のバラエティ番組で、こういう事やっていたんですねぇ……」
 どことなく、信じられないモノを見たという表情で、グリモア猟兵の彩波・いちご(ないしょの土地神様・f00301)は、ちょっとだけ遠い目をするのだった。
「ああ、すみません。ちゃんと説明しますね」
 首を傾げる猟兵達に、いちごは改めて予知の内容を説明していった。

 ゴミ集積場に放置されていた古いブラウン管テレビから突然流れだした番組……つまり、いちごが視た昭和のバラエティ番組は、要するに、いわゆる野球拳の番組だ。
 そう、じゃんけんをして負けたら服を脱ぐというお座敷芸のアレだ。
 もちろんこんなのは妖怪のしわざであり、しかも放置してしまえば、現実世界がこの放送の世界に『切り替わって』しまうのだといちごは言う。
「……現実世界が野球拳に切り替わるって、なんだかとてもくだらないですけど、とてつもない危機のような気がしないでもないですね……」
 やっぱり遠い目になるいちご。さもありなん。
「なので、皆さんにはこの放送を終わらせてきてほしいわけです。
 ……と言っても、番組を放送している妖怪を倒すという訳ではありません」
 妖怪退治じゃない?
 困惑して首をひねる猟兵達に向かって、いちごはとんでもないことを言い切った。
「皆さんには、この番組に全力で乗っかってもらいたいんです」
「「「は?」」」
「そうすれば無理に戦わなくてもいいですからね。
 野球拳対決で番組が盛り上がれば、戦わずとも妖怪のダメージを与えられますので!」

 要するに、こういうことだ。
 猟兵が2人ペアとなって、現地の舞台の上で野球拳対決をすることで、番組的に盛り上がればいい。
 当然野球拳番組で盛り上がるという事は、音頭でもじゃんけんの勝敗でもなく、その後の脱衣シーンでという事になるわけだが。
「野球拳なんかしたくないというのは当然かと思いますが、今回はそういう話です。なので、番組企画に乗るつもりもないなら、無理に参加しなくてもいいですからね?
 今回大事なのは妖怪の番組に全力で付き合ってあげることですので」
 猟兵たちがノリノリでやることこそが、戦わずして妖怪にダメージを与える方法なのですからと、真顔で言いながら転移の準備に入るいちごであった。
「ちなみに司会者をしているのは、3人組のコメディアン……なんでしょうかね?
 ウェスタン・スケアリー・モンスターズという、ドラキュラとフランケンとオオカミ男の3人組の妖怪です。
 彼らの前で番組を盛り上げてください。よろしくお願いしますね」


雅瑠璃
 このシナリオは戦争シナリオです。
 冒険1章のみで完結します。

 というわけでこんにちは。またはこんばんは。
 雅です。

 戦争シナリオ2本目。また脱衣か、とお思いでしょうが、はいそうです(笑)
 いや、真面目に、昭和……といっても昭和40年代の白黒放送の頃の話ですが、ゴールデンタイムで野球拳をやるバラエティー番組があったんですよねぇ。今となっては信じられませんが。
 すごいよなぁ、コ○ト55号(笑)

 まぁもちろん、その番組ではほとんどが下着まででギブアップだったそうですが、皆さんがどこまで脱ぐのかはプレイングにお任せします(笑)

 というわけで、今回は基本的にPvPのシナリオになります。
 合わせは最大2人まで。
 合わせでないソロの参加者は、こちらでランダムに組み合わせて対戦させます。

 OPでいちごも語った通り、今回のプレイングボーナスは【番組の企画に全力で乗っかる(戦わずともダメージを与えられます)】という事ですので、戦闘はありません。
 ですので、プレイングには、脱衣の様子とか心情、脱ぐ服の詳細なんかを書いていただければと思います(笑)
 ちなみにPvPの勝敗はダイスでランダムに決めます。

 それと、戦争シナリオですので、早期の完結を優先します。
 なので、全員採用にはならないこともありますのでご了承ください。
 ……というかまぁ、他にも抱えているシナリオがあるので、基本的に最低限で終わらせるつもりではありますです。

 断章はありません。OP公開直後からプレイングは受け付けます。
 それではプレイングお待ちしています。
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第1章 ボス戦 『ウェスタン・スケアリー・モンスターズ』

POW   :    フランケン『ラース・ヴァイオレンス・アタック』
【気に入らねえ奴らをぶっ潰すという憤怒】の感情を爆発させる事により、感情の強さに比例して、自身の身体サイズと戦闘能力が増大する。
SPD   :    狼男『ルナティック・ムーン・ライト』
【精神を錯乱させる月の光】を降らせる事で、戦場全体が【満月の夜】と同じ環境に変化する。[満月の夜]に適応した者の行動成功率が上昇する。
WIZ   :    ドラキュラ男『ブラッディ・ヴァンパイア・バット』
レベルm半径内の敵全てを、幾何学模様を描き複雑に飛翔する、レベル×10本の【獰猛な吸血コウモリの群れ】で包囲攻撃する。
👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は仇死原・アンナです。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

リヴィアン・フォンテーヌ
◎♥♥♥

野球拳ですか、どのようなものか説明をお願いします
ふむふむ、なるほど……えぇぇ(困惑
ま、まぁ勝てばいいのです。勝てば

勝ったら脱衣シーンは気まずいので顔をそらしておきます
負けたら靴、靴下、コートと順に脱いでいきます。靴と靴下は野球拳そのものに困惑しながらも恥ずかしがりませんが、コートからは露出が増えるので気恥ずかしく躊躇いがちになります
特に次はワンピースなので拙いです
下着姿にされたら恥ずかしくて顔覆ってしまいますよ
更に負けたら下着脱ぐと同時にファウンテンウォーターを水の羽衣として纏います!
卑怯だろうがなんだろうとこれは譲りませんよ!?
……水の羽衣なんで透けてるんですけど、ないよりマシですっ


九十九・つくみ
野球拳、うーんと、要するにじゃんけんすればいいんだよね?
え?負けたら脱ぐ?
……ま、負けなければいいんだよっ!

とにかく、じゃ~んけ~ん……

負けたら靴下→上着→スカート→腰のベルト一つ→
胸のベルト→腰のベルト一つの順で脱ぐ

最初に腰のベルトに手を掛けてしまたっら
次の勝負からボクの後ろでおっきな黒狼(ろー)が
【俺の嫁脱がしたら分かってるんだろうな?】
なんて威圧して対戦相手を見てるかもしれないけど、
ボク自体は恥ずかしい事になるかどうかの瀬戸際だからと
気づかない

さ、さーさー!?
次の勝負行っちゃうよーっ!?
……ん?ちょっと、ろーから一瞬呆れられたよーな気配が



●1回戦
「さぁ、今宵も始まるザマスよ、スケアリー・モンスターズの裏番組をぶっ飛ばせ!」
「もちろんやるのは名物コーナー、野球拳の時間でガンス!」
「フンガー!」
 3人組の妖怪司会者が番組の開始を宣言する。
 そして司会に呼ばれた2人の猟兵。
「さぁ、本日最初の対戦はこの2人ザマス!」
 司会から2人の猟兵……リヴィアン・フォンテーヌ(湖の乙女・f28102)と九十九・つくみ(東方妖怪のレトロウィザード・f30396)へと、スポットライトが切り替わる。
 ローブのようなコートを着たリヴィアンと、丈の短い上着とベルトのような巻きスカートで露出度の高いつくみと、実に対照的な2人だった。
 ちなみにともに10代前半といった若い容姿の少女だが、つくみは実際はそれ以上に若く、リヴィアンは若く見えるだけで20歳を超えていると、そういう意味でも対照的な2人だった。
「野球拳ですか、どのようなものか説明をお願いします」
「うーんと、要するにじゃんけんすればいいんだよね?」
 なお、この2人は趣旨をいまいち理解していない様子。
 なので司会者のドラキュラ男が、視聴者への解説も兼ねて丁寧に説明する。
「……というわけで、やることはじゃんけんザマスが、負けたら服を1枚ずつ脱いでいく罰ゲームがあるんザマスよ」
「ふむふむ、なるほど……って、えぇぇ!?」
「え? 負けたら脱ぐ? ……ま、負けなければいいんだよっ!」
「え、ええ、まぁ勝てばいいのです。勝てば……」
 困惑して顔を赤くしながらも、それでも負けられない勝負であることは察した2人は、舞台の上へと上がっていった。
「それでは、対戦開始でガンス!」
「フンガー!」
 オオカミ男とフランケンの掛け声とともに、野球拳の軽快な音頭が流れ始めるのだった。

「「よよいのよい!」」
 最初はリヴィアンもつくみも、靴を脱ぎ靴下を脱ぎと大人しい勝負からだった。
 ただこれ以上そんなごまかしを続けては番組的にも盛り下がる。
 司会からも早く脱ぐようにとのプレッシャーがかかる中、2人の勝負は中盤戦へと突入した。
「「よよいのよい!」」
 リヴィアンがコートを脱ぐと、意外と胸元まで空いた少し大胆なワンピース姿になる。靴や靴下は平気で脱いでいたリヴィアンも、さすがに此処からは少し露出が多くなるという事で、顔を赤くして、脱ぐのも恥ずかしそうに躊躇いがちになってきた。
「そうそう、その表情が大事ザマスよ!」
「う、うう、うるさいですよっ!?」
 司会者からの茶々に、顔を赤くして振り向くリヴィアン。
 と同時に出した次の手は……無情にもリヴィアンの連敗だった。
「あっ……」
 ワンピースという事は、これを1枚脱げばすぐに下着姿になるという事だ。
 顔を真っ赤にしたリヴィアンは、踏ん切りがつかずにワンピースの裾を持ったまましばし硬直する。
「こんなところでギブアップされても、番組的には物足りないでガンス」
 だが、そんなときに、オオカミ男の小さな呟きが耳に入った。
 番組を盛り上げるようにとグリモア猟兵からも言われているのだ。
 リヴィアンは意を決して、ワンピースを脱ぎ捨て下着姿を披露するのだった。
「フンガー!」
 これにはフランケンも大興奮。

「こ、これ以上は負けませんからね?」
 顔を真っ赤にして言い捨てた言葉の通り、リヴィアンはここから連勝していった。
「ううう……さすがにボクも恥ずかしいんだよ……」
 上着を脱ぐと、胸の先端だけを隠すような紐のような下着が露になり、腰の巻きスカートを外せば、下には下着のように巻き付けている太いベルトしかない。
 つくみについている黒狼の魂のろーが、『俺の嫁脱がしたら分かってるんだろうな?』的な視線でリヴィアンを睨みつけている。
「そ、そんな睨まれても、私だって負けるわけにはいきませんから!?」
 真っ赤な顔で言い返すリヴィアンだが、そもそもこれ以上は恥ずかしいと地bンの格好を気にしているつくみは、そんな周りのやり取りに気付く余裕はなかった。
 顔を真っ赤にして眼をぐるぐるさせたまま、やけっぱちのように言う。
「さ、さーさー!? 次の勝負行っちゃうよーっ!?」
「うぐっ……私だってギブアップするわけにもいかないですしっ」
「「よよいのよい!」」
 互いにあと2枚というところで迎えたクライマックス。
 ……勝ったのはつくみだった。

「うううう……そ、そんなぁ……」
 真っ赤になって涙目のままブラを外していくリヴィアン。
 ブラが完全に外れて、意外と豊かな乳房が衆目に晒される……と思った瞬間、真っ赤になったリヴィアンは、ファウンテンウォーター……リヴィアンの意思のまま自在に宙を舞って動く湖の乙女の棲む水を動かした。
 水の羽衣のように身体に纏わりつく湖の水。
「そこで隠すのは卑怯ザマスよ!」
「ひ、卑怯とか言わないでください。服は脱ぎましたし! さすがにこれくらいは譲りませんよ!?」
 視界からの文句に、真っ赤になって喚くリヴィアンだが……そんなリヴィアンの様子を見て司会が何かに気付いたらしく、OKのジャッジが出た。
「まぁまぁ、あの水透明度高いから、全然隠れずに丸見えでガンス」
「……まぁ、それなら問題ないザマスね」
「フンガー」
 司会の言う通り、先端の桜色までバッチリ透けて見えていたのだった。
 リヴィアンはそのことにどこまで気付いているのやら。

「「よよいのよい!」」
「負けたーっ!」
 このあとはつくみの連敗になった。
 リヴィアンのような往生際悪い事もせずに、紐ブラを外して胸を晒すと、さらに急いで勝負を続けて、負けて、腰のベルトも外しすっぽんぽんになってしまうつくみ。
「……ん? ちょっと、ろーから一瞬呆れられたよーな気配が……」
 実際、背後でろーは全裸を晒したつくみにため息をついていたりする。
「か、勝った……よかった……」
 そして、透明な見ず越しに胸を晒しているショーツ1枚のリヴィアンは、ホッとして、ぺたりとへたり込むのだった。

「いやー、見事最後まで脱いでくれた白熱の勝負だったでガンスな!」
「素晴らしい舞台を見せてくれた2人と、その綺麗な裸に、拍手ザマス!」
「フンガー!」
 司会者も大盛り上がりなので、とりあえずの目的は達成できた2人だったとさ。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

ルクレツィア・アストリュード
◎♥♥♥
リリー(f30386)と同行。
ジャンケンで、脱がせあいっこ…?よくわからないけど、頑張る。

リリーが呼んだキユとの対戦。ん、遊ぼう…けど、負けない。

ボディスーツの下は下着付けないけど、今回は黒のストラップレスブラとショーツを着用。リリーから、服が残弾、と聞いたから…。
ジャケットとソックスは普通に脱ぐけど、ボディスーツから先は流石に恥ずかしい…。でも、負けた以上は脱ぐしか…
って葛藤で、脱ぐ速度は遅く。けど、それが結果的に、脱ぐ過程と、大きな胸やお尻を見せつけることになりそう。

勝負してる間、キユの放つ香りで、どうにもうずうずしちゃって…
勝っても負けても、その後は三人でしっぽり…


リーゼロッテ・ローデンヴァルト
◎♥♥♥
ルクレツィアさん(f30398)に帯同
でもアタシは恥じらいがねえ…

ってわけでユベコでキユを召喚
ほら、遊んでくれるってよ♪

あ、ルクレツィアさん…この服着てっ
このゲーム、服が残弾代わりなのさ

アタシ自身は応援&撮影…運動会の親状態?
終了後は二人に抱きつかれ、圧倒的乳肉にっ
…もがもが♡

◆キユ
姿:褐色キマイラ爆乳幼巫女
服:ショーツ、ブラ、袴、白衣、足袋

う?…リリ母上、わかった
ルク姉、あそぼ♪

…キユ、たのしい、すき(むん)
♪よよい、よい♪
でも、ぬぐ、はずかしい…(かぁっ)

ひゃ!? びっくり…
※驚きや羞恥で少しずつ【邪毒の香気】が漏洩

おわった、リリ母上、ほめて…♪
※勝敗問わず、そのままの姿で抱きつく



●2回戦
「さーて、次の挑戦者は、この2人ザマスよー!」
 続けて司会のドラキュラ男に紹介されて壇上に上がったのは、爆乳をボディースーツに包んだルクレツィア・アストリュード(終極フラガラッハ・f30398)と、白衣のリーゼロッテ・ローデンヴァルト(リリー先生って呼んでよ・f30386)……ではなかった。
 いや、確かにルクレツィアは壇上に上がったのだけれども、リーゼロッテは、司会のオオカミ男と何やら話している。
「ステージにあがらないでガンスか?」
「あー、アタシだとあまり盛り上がらないかと思ってね。代わりにこの子にやらせるわ」
 そういうとリーゼロッテは、ユーベルコード【Op.NULL:CALL.KUEHN [XL]】を使って、キマイラの爆乳巫女であるキユを召喚した。
「う? ……リリ母上?」
「ほら、ルクレツィアさんが遊んでくれるってよ♪」
「わかった。ルク姉、あそぼ♪」
 とことことステージに向かっていく爆乳巫女キユ。
「なるほど。確かにあっちの方が盛り上がるでガンスなぁ」
「そういう意味じゃないっつの!」
 じっとリーゼロッテとキユの胸部を見比べてそう言うオオカミ男に、ツッコミを入れるリーゼロッテだった。
 なお、リーゼロッテが辞退した理由は、別に脱いでも恥ずかしくないから、恥じらいがないのは番組的にどうなんだ、と思ったからだそうな。

「ジャンケンで、脱がせあいっこ……は、よくわからないけど、ん、遊ぼう……けど、負けない。頑張る」
「キユ、たのしい、すき」
 舞台上の2人は対照的だ。
 野球拳をよくわかっていないらしいのは一緒なのだが、戸惑いを隠せていないルクレツィアに対し、キユは楽しそうに拳をギュッとさせている。

「はい、それではこの2人の対戦でいくザマスよ!」
「フンガー!」
 改めて司会のコールとともに、軽快な音頭が流れ出す。

「「よよいのよい!」」
 最初の頃はキユの連勝で、ルクレツィアはジャケットとソックスを脱ぎ、ボディスーツだけになった。
「うひょひょ。あれが最後の1枚でガンスか?」
「あー、一応服が残弾だから、下着付けてけとは言っておいたよー?」
 オオカミ男の下品な言葉に、リーゼロッテは苦笑しつつネタ晴らしをする。
 もっとも、舞台上ではここから、ルクレツィアの反撃が始まっていた。

「ぬぐ、はずかしい……」
 3連敗で、足袋を脱ぎ、袴を脱ぎ、白襦袢も脱げば、上下の下着だけになるキユ。
「でも、まけない……!」
 今度はルクレツィアが負け、恥ずかしそうにもじもじとゆっくりボディスーツを脱いでいく。
「流石に恥ずかしい……。でも、負けた以上は脱ぐしか……」
 元々薄手のボディスーツなので、そのプロポーションは露わになっていたルクレツィアだが、ピッチリとしたスーツを脱いでいくと、黒のストラップレスブラに包まれた巨大な乳房がばるんっと零れだす。
 さらに、恥ずかしいからもじもじとゆっくり脱いでいくために、少しずつ露わになる肌を強調しているかのようだ。脱ぐ過程と、大きな胸とお尻を見せつけるようになってしまっている。

 ともかくこれでどちらも下着姿になったわけだが……ともにギブアップはしない。というかこの2人はギブアップという選択肢を知らないのだろう。
「う……脱がないとダメだよね……」
 負けたルクレツィアは、腕からこぼれそうなほど大きな乳房を抱えるようにして、片手で何とかブラのホックを外し、胸からブラを抜いていく。片腕ではとても抱えきれないほど大きなものであるために、先端だけは何とか隠せても、乳輪の色はしっかりと見えてしまっていたりするが。
 それでもルクレツィアはギブアップせずに勝負を続ける。
 次はキユが、同じように大きな胸を苦労して隠しながらブラを外す番だった。羞恥で顔を真っ赤にしてしまっている。

「次が最後ザマスねぇ」
「フンガー!」

「「よよいのよい!」」
 敗北したのはルクレツィアだった。
 さすがにショーツを脱ぐのに、片手で胸を隠しながらでは転びそうになる。
 なので覚悟を決めたルクレツィアは、手を胸から外し、大きな乳房を全て晒しながら、ショーツに手をかけた。顔を赤くし、恥ずかしそうにしながらするりと、今度は一気にショーツを降ろす。白くプリンとしたお尻が衆目に晒された。さすがに前は影になっていてよく見えないが、だからといって羞恥が薄らぐわけもない。
 全て脱ぎきったルクレツィアと、最後の1枚を残して勝利したキユは、勝負の決着が付いたと同時に真っ赤な顔でリーゼロッテのところまで駆けていくのだった。

 なおその後、番組の盛り上がりに満足して消えた3人組の司会者のことなど最早関係ないとばかりに、2人の巨大な乳房に溺れるリーゼロッテがいたとか何とか……。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2021年05月15日


挿絵イラスト