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大祓百鬼夜行⑲〜開かない踏切と黒いヒトガタ

#カクリヨファンタズム #大祓百鬼夜行

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「現在も、大祓百鬼夜行の真っ最中のようじゃ」

 ガングラン・ガーフィールド(ドワーフのパラディン・f00859)はそう切り出すと、集まった猟兵達に語り始めた。

「今回、おぬしらに頼みたいのはUDCアースにある迷宮化したとある地方の踏切の処理じゃ」

 単線の筈が数百本の線路や踏切に増幅、UDCアースの人々はその事態を現実と認識できないまま、無限の踏切迷宮の中で遮断機が上がるのを待ち続けている――これは決して、悠長に放置できる状態ではない。

 待ち続けている人達はもちろんの事、電車が進行できずUDCアースの物流が崩壊してしまう――ただの一般人には認識できないからこそ起こる、二次被害の数々は多くの命を奪う事になってしまうだろう。

「おぬしらに担当してほしい踏切迷宮には、流しヒトガタ『ヒンナ』が群れをなして生息しておる。迷宮化を解除するためには、この『ヒンナ』の群れを打ち倒す必要があるのじゃが……」

 厄介なのは、この迷宮化した踏切だ。無理に迷宮化した踏切を突破しようとすると謎の「妖怪電車」に跳ね飛ばされてしまうのだ。なので、基本的に踏切を守りつつ、敵に対処する必要がある。

「不幸中の幸い、この『ヒンナ』達も踏切を横断しようとすれば走ってやって来る妖怪電車に轢かれるのじゃ。うまく連中を誘導すれば、利用できるじゃろう」

 踏切と妖怪電車をいかに上手く利用するか? その点に戦いの趨勢はかかっていると言ってもいい。

「何にせよ、すぐに処理しなくてはあまりにも二次被害が大きくなりすぎる。敵は手強くはないが、数が多い。覚悟して挑んでくれい」


波多野志郎
流通さえ狂わせる、恐ろしい迷宮化です。どうも、波多野志郎です。
今回は大祓百鬼夜行で、集団戦を行なっていただきます。

プレイングボーナスは「踏切と妖怪電車を利用して戦う」となっております。普通に戦うよりも、アイデアをいかに活用するかが鍵となるでしょう。皆様のアイデアをお待ち致しております。

それでは、開かずの踏切でお会いしましょう。
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第1章 集団戦 『流しヒトガタ『ヒンナ』』

POW   :    ヒンナの権能
攻撃が命中した対象に【最高の金運】を付与し、レベルm半径内に対象がいる間、【次々と発生する「死への苦痛」】による追加攻撃を与え続ける。
SPD   :    ケガレ
【首くくり縄に変化させた穢れ】【足枷に変化させた穢れ】【手枷に変化させた穢れ】を対象に放ち、命中した対象の攻撃力を減らす。全て命中するとユーベルコードを封じる。
WIZ   :    増えていく
レベル×1体の、【黒い紙の体】に1と刻印された戦闘用【式神(自身と同じ形)】を召喚する。合体させると数字が合計され強くなる。
👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

水鏡・怜悧
詠唱:改変、省略可
人格:ロキ
多数の敵と線路上で戦うのは厄介ですね。上手く惑わせたいところです。
他の猟兵の方や一般人は巻き込まないようにしつつ、UC発動。光属性の触手で幻影を作り出します。本物の踏切を隠し、偽物の踏切を映し出す。風属性の触手で音も同じように偽装しましょう。相手も踏切のルールを知っているなら、鳴っている踏切の手前で待とうとするはず。幻影の位置を調整し、自分自身を囮とします
一度敵が轢かれてからが本番。
「そう、幻影です。ですが、本物かもしれません。さぁ、動きますか?動きませんか?」
残った敵は、私の位置が安全、と判断するでしょう。電車の幻影で恐怖を与え、逃げた先で轢かれるよう誘導します。


支倉・新兵
…下手に動くと「妖怪電車」に轢かれる…のは特に気にする必要はないか、狙撃屋が無理に動く必要はない
何時ものように狙撃ポイントを決めて、『穢れ』に捕まらないよう身を隠し迷彩コートを起動しながら索敵、UCの為の弾道計算に必要なデータが集まり次第、UCによる狙撃

…とは言え、あまり長々と時間は掛けてられないんだったか…少し誘いを掛けてみよう
索敵用のドローンを囮とし、更に跳弾狙撃…踏切等周囲の地形に跳弾させて標的を撃ち抜く、ないしは牽制し妖怪列車への路線へと誘導
列車は動かない以上はこちらを跳ね飛ばしに来ない…銃声も掻き消してくれるし跳弾させる壁としても使えるだろうし…可能な限り利用させて貰おうか


フィロメーラ・アステール
「確かにすごい数の敵だな!」
これを一つ一つ相手するのは大変だぞ!
まとめてポイッと出来ないかな?

じゃあ【対流圏・乱舞ノ形】を使ってみよう!
気流を操る技で、敵をまとめて【吹き飛ばし】ちゃうぞ!
それで踏切に突っ込ませればよし!
その場で電車に轢かれなくても、向こう側まで押し出せば、戻ってくる時に電車が来るかもだし?

敵も飛ばされないように合体して耐えたりするかもしれないけど、その時は【気合い】を込めてパワーアップだ!
気流の【衝撃波】だけでもすごい勢いになるくらいドーンとやる!

うまく巻き込めなかったヤツには、地道に光【属性攻撃】の光線で【空中戦】していくかな……?
なんか黒いから光はよく吸収しそう!


備傘・剱
物流の停滞は経済の停滞なんだぞ!
っと、妖怪に言っても、ピンとこないか

つまり、踏切を守っている間は、妖怪電車に轢かれないが、踏切を横断しようとしないと、ヒンナはやってこない、と

って事で、デビルダイスロール発動!
さぁ、一足りない、一人づつ、踏切に入って、ヒンナを誘導してくれ
…骨は拾ってやるから

誘導されてやってきたヒンナを踏切の外から、誘導弾、衝撃波、呪殺弾、斬撃波、ブレス攻撃
で、妖怪電車にヒンナと一足りないが轢かれて消滅したら、もう一人の一足りないを踏切に入れて誘導、を繰り返すぞ

…これ、その内、色んな意味で祟られそうで怖いな
まぁ、なんだ、後で、飯を食わせてやるから、安心しろ

アドリブ、好きにしてくれ


メイスン・ドットハック
【WIZ】
多い踏切と妖怪電車が走る箇所のー
地形効果を加味して戦うとなれば、僕の電脳魔術の出番じゃのー

電脳魔術による空中機雷や穢れを乱すジャミング波を出して、ヒンナをこちらに誘導するようにしていく
UC「隠れ家への小道」の出口を線路踏切内に設置してから、こちらに突撃してきたヒンナを大きな電脳窓の入り口を開いて張り込ませていく
電脳空間内は出口は一か所しかないので、その出口から出れば、踏切内となり、妖怪電車に轢かれることになるデッドロック状態

まー、こういう頭脳プレイも出来ると言うことじゃのー。ヒトガタじゃさすがに避けることはできんじゃろーのー

意識がないヒンナを逆手にとった誘導方法で殲滅していく


荒珠・檬果
呼ばれた気がした猟兵です。まあ、前世関連で覚えてないんですけどね!

物流に支障でるとは…いけませんねぇ。
食べ物もゲームも入ってこなくなりますし。

さて、どうしましょうかね…。
【七色の夢】(状態異常:炎上)にしましょう。燃えますし、増えたやつにも延焼しますよ。
光だけ避けても無駄です。衝撃波も避けないと…見えないので難しいとは思いますが。
踏切は守りますし、結界術で押し出したりもします。

そう、覚悟には全力であたらないと、です。
だって、それが報いるための道ですからね。



●開かない踏切

 どこまでも続く線路、無数に連なる複線。カンカンカン、と音が鳴り響く踏切迷宮と遮断器を前にして、フィロメーラ・アステール(SSR妖精:流れ星フィロ・f07828)は呟いた。

「確かにすごい数の敵だな!」

 踏切迷宮で飛ぶのは、穢れた黒いヒトガタ流しヒトガタ『ヒンナ』の群れだ。まるで空を覆う不吉なカラスの大群のような光景に、荒珠・檬果(アーケードに突っ伏す鳥・f02802)が小首を傾げる。

「呼ばれた気がしたのですが……」

 だが、檬果には前世関連の記憶はない――だからこそ、『ヒンナ』が起こす問題だけが強く感じられた。

「物流に支障でるとは……いけませんねぇ。食べ物もゲームも入ってこなくなりますし」「物流の停滞は経済の停滞なんだぞ! っと、妖怪に言っても、ピンとこないか」

 そうしみじみとこぼすのは、備傘・剱(絶路・f01759)だ。経済や社会に帰属しない、だからこそピンポイントに人間だけが被害を受ける――そういう意味では、妖怪というのは厄介な存在と言えた。

「多数の敵と線路上で戦うのは厄介ですね。上手く惑わせたいところです」

 水鏡・怜悧(ヒトを目指す者・f21278)――ロキが、思考する。この状況での『敵』は『ヒンナ』だけではないのだ。メイスン・ドットハック(ウィザード級ハッカー(引き籠り)・f03092)も踏切迷宮に視線を向け呟いた。

「多い踏切と妖怪電車が走る箇所のー」

 そう、この踏切迷宮を突っ切ろうとすれば、妖怪電車が轢殺にやって来るのだ。条件が同じと言えど、こちらも狙わるのは間違いない。へたをすれば、こっちも手痛い目に合う――それへの対処は必要だ。

『――――』

 バサササササササササササササ! と羽音のように音を響かせ、『ヒンナ』が増えていく。より正確には、自身と同じ姿の式神を召喚しているのだ。ただでさえ多い『ヒンナ』が一斉に召喚を始めれば、それはまたたく間に空を黒く染め上げていく数の暴力を化す。

「……下手に動くと「妖怪電車」に轢かれる……のは特に気にする必要はないか、狙撃屋が無理に動く必要はない」

 迷彩コートを起動しながら、支倉・新兵(狙撃猟兵・f14461)が言い捨てる。数で圧殺してこようとする敵など狙いを付ける必要もない――。

 踏切の音が、より高く鳴り響く。それはまるで、戦いを煽るかのように妖怪電車をそこへと招いた……。

●線路は続くよ、どこまでも――

『クケケケケケケケケケケケケケケケケケケケケケケケケケケケケケケ!!』

 甲高い笑い声を響かせ、妖怪電車が目の前を走る抜けていく。強引に渡ろうとした式神をパチン! とシャボン玉のように弾き飛ばしながら駆け抜けていった。

「なるほど、考えましたね」

 ロキが、感心したように言う。妖怪電車を式神を囮に一度抜けさせ、通り過ぎて戻ってくる前に更に送り込もうと言うのだ――いくらでも呼び出せる式神だから犠牲にしても痛くはない、という『ヒンナ』側の戦術だ。

「考えたもんじゃのぅ、それで自分達は動かずにという訳じゃな」

 メイスンもそう判断する。妖怪電車が走り抜け、そのわずかな隙に、式神が抜けてくる――そして、抜けた式神達が合体し巨大化。数は減ったものの、巨大式神が襲いかかってきた。

「七色よ、その力を発揮せん」

 檬果が掲げた七色竜珠から七色の光と透明な衝撃波が放たれる。その衝撃を受けた巨大式神達が、燃え上がった。

「大空に描く星の意志で!」

 そして、対流圏・乱舞ノ形(ブルータルスフィア)――フィロメーラを中心に描かれる無数の幾何学模様が気流となって巨大式神達を押し返す! それでもなお、踏み止まろうとする式神を見て、剱がため息をこぼす。

「考える事は一緒か――出でよ、ダイスの妖怪よ! 我が声に従い、総員出撃!」

 デビルダイスロールによって生み出される妖怪一足りないの群れに、剱は告げた。

「さぁ、一足りない、一人づつ、踏切に入って、『ヒンナ』を誘導してくれ……骨は拾ってやるから」

 妖怪一足りないの一人が、その言葉に敬礼を残し線路へと駆け出した。その雄々しい後ろ姿に、押し戻された巨大式神達が殺到し――。

『クケケケケケケケケケケケケケケケケケケケケケケケケケケケケケケ!!』

 盛大な破裂音を鳴り響かせ、戻ってきた妖怪電車が全てを轢殺する――あまりと言えば、あまりにもシュールな光景だった。

「……地獄絵図だね」

 その光景を弾道計算に必要なデータを集めながら見た新兵が、ぼそりとこぼす。互いに痛くない(?)戦力とはいえ、絵面はあまりよいものではなかった。

 とはいえ、問題はこのままではお互い戦力を削れない――千日手だ。

「地形効果を加味して戦うとなれば、僕の電脳魔術の出番じゃのー」
「」「ええ、こちらも策を講じましょう」

 メイスンの言葉に、触手を展開したロキも小さくうなずく。このままただ向こうに式神の召喚を許し続ける訳にはいかない――その逆転の一手を、彼等は持っていたのだ。

『――――』

 だが、『ヒンナ』は構わない。今のままなら、この戦場と物量で押し潰せるのだから。

 互いの思惑が交わり、踏切迷宮という特殊な戦場ならではの戦いが加熱していった……。

●開けない踏切は存在しない、そう強く言い放つ

「触手ちゃんはこういうことも出来るんですよ?」

 ロキの展開した触手式魔導兵器-シンフォニアが、光を放つ――それを見て、メイスンは電脳魔術による空中機雷や穢れを乱すジャミング波を繰り出した。

『――――!?』

 その時、『ヒンナ』達は混乱した。正しくは違うだろうが、そう表現するしかない。自分達が、急に線路の上に飛んでいたからだ。

 カンカンカンという踏切の音が、背後に聞こえる。線路の上にいれば、妖怪電車がやって来る――そうばれば、轢かれるだけだ。『ヒンナ』は即座に、後退しようとして――。
『――――?』

 背後に飛んだはずが、何故か『前』にいた――メイスンの隠れ家への小道(ホーム・アンド・ウィンドウズ)だ。

『クケケケケケケケケケケケケケケケケケケケケケケケケケケケケケケ!!』

 やって来た妖怪電車が、『ヒンナ』達本体の一部を轢き殺す。慌てて逃げようとする『ヒンナ』の群れだが、それをロキの幻影とメイスンの空中機雷が許さなかった。

「そう、幻影です。ですが、本物かもしれません。さぁ、動きますか? 動きませんか?」

 その言葉に、『ヒンナ』達は動きを止める。逃げようとしても、メイスンの隠れ家への小道の入り口がそれを阻む。その上、出口は線路上だけ――まさにデッドロック状態、逃げ場は存在しなかった。

「まー、こういう頭脳プレイも出来ると言うことじゃのー。ヒトガタじゃさすがに避けることはできんじゃろーのー」
『――――ケケケケケケケケケケケケケケケケケケケケケケケケケケケケケ!!』

 再び戻ってくる妖怪電車に、『ヒンナ』達は散開する。群れの一部が轢かれようと、いくらか逃亡に成功すれば立て直せるのだ。だが、猟兵達がそれを許すはずもなかった。

「逃さないぞ!」
「……これ、その内、色んな意味で祟られそうで怖いな。まぁ、なんだ、後で、飯を食わせてやるから、安心しろ」

 上空からフィロメーラの対流圏・乱舞ノ形による暴風が抑えつけ、剱の号令に妖怪一足りない達が駆け込み、捕まえ――ズガン! と妖怪電車が、豪快に『ヒンナ』達を消し飛ばした。

 だが仲間と式神を犠牲に、いくらかの『ヒンナ』は強引に逃れる事に成功する――かに、思われた。だが、その『隙間』を新兵は見逃さない。

「弾道、入射角……オールグリーン」

 弾道計算を終えた新兵が、狙撃ライフル型アサルトウェポン【ハティ】の引き金を引いた。撃ち放たれた銃弾は跳弾、メイスンの隠れ家への小道の隙間から逃れようとした『ヒンナ』達を撃ち砕いていく! 妖怪電車の車両さえ跳弾の壁にして、新兵の跳弾狙撃(リコシェスナイプ)が正確無比に荒れ狂った。

「列車は動かない以上はこちらを跳ね飛ばしに来ない……銃声も掻き消してくれるし跳弾させる壁としても使える」

 まさに、神業だ。妖怪電車が再び走り抜け、残った『ヒンナ』は少ない――まさに地形を極限まで利用しきった戦術の結果だ。

 檬果は、それでもなお諦めずにこちらに立ち向かおうとする『ヒンナ』へ、七色竜珠を掲げた。

「そう、覚悟には全力であたらないと、です。だって、それが報いるための道ですからね」
『――――』

 檬果自身、己の内側からこぼれた言葉の意味を理解はしていない――それでも、決意は本物で嘘偽りない本気だった。

 溢れ出す七色の夢が、『ヒンナ』達を吹き飛ばし炎によって灰へと変えていく。カンカンカンカン――そう永遠に続くかと思われた踏切の音が、ついに止んだ。

 開かないはずの踏切が上がる。踏切迷宮は消滅し、やがてずっと踏切が上がるのを待っていて車や人々が動き出した――明けない夜がないように、開けない踏切もない。それを、確かに証明するように……。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2021年05月14日


挿絵イラスト