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バレンタインには媚薬と触手~チョコレートを添えて~

#アルダワ魔法学園

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●これはバレンタインシナリオですか? はい、媚薬と触手です。
 学園迷宮奥深く、甘い香りが漂うフロアに鎮座する巨大なベッド。
 極上の柔らかさを誇る事が見ただけでわかるその上で、笑いながらオブリビオンがチョコをコーティングされた女子生徒と思しき人物の味を楽しんでいるのだ。
 色々な意味で食べられちゃった女生徒は甘い声で鳴き、大きなウォークに媚びるように全身で奉仕しているではないか。
 まさしくウォークの王、斯くあるべしな風景である。

「学園の女は扱いやすいぜ! 噂頼りに迷宮に来るんだからなぁ!」
 ガハハと笑い触手を振るう。
 そう、現在学園は甘酸っぱい空気が漂う愛の祭典であるイベントを前に浮かれすぎていたのだ。
 そこでオブリビオンはある噂を流したのである。
 その噂こそ自分の感情を甘味に変えて伝播させる果実チョコロベリーが迷宮に眠っているのだと。

「こんな物目当てに来るなんて、本当に迷宮様々だぜ!」
 ウォークグルェートは手に持つ大きなチョコレート色のイチゴに似た果実をマジマジと見つめながら大声で笑う。
 恋心を伝えられるアイテム……それを信じた女子生徒達を罠に嵌め、存分に味わう……まさしく外道である。
 そんなオブリビオンが作り出した迷宮は三層に分かれる。
 自らの触手を元に配置した媚薬触手シリーズが徘徊する第一層!
 とろとろ媚薬入りチョコレートが大量に流れるチョコスライダーな第二層!
 スライダーを降りてきたチョココーティングされた被害者を楽しむ第三層!

「がっはっは! 最高じゃぁ! ……あ? お前らどうしたんじゃ?」
 第三層のベッドで楽しんだ女生徒をチョコレートコーティングし、まるでフィギュアのように飾り終えたウォークに近づくのは一層に配置された触手シリーズの面々だ。
 きゅきゅい! と怪しく踊るのは全長30cm程の媚薬ヒトデ触手さん、最近二足歩行を覚えたのだ。
 ぷるるん! と可愛らしく跳ねるのは成人女性をすっぽり包み込める程の大きさの媚薬スライムくん、ヌメネバ度が他のスライムとは違う事が自慢である。
 うじゅじゅじゅ! と無数の触手を左右に振るのが大人を飲み込めるほど巨大な媚薬イソギンチャク触手っち、趣味は読書である。
 そんな謎の声(?)を頷きながら聞くウォークグルェート、意外と良い関係を気づいているようだ。

「あーさすがに怪しすぎて頭姫騎士でも使わんかったぁ……」
 どうやら配置換え希望だったようである。
 そもそも第一層は媚薬魔物の住処になっており、一層入場すぐ【各種族別ルート】を選択できるようにしているのだ。
 その選択肢の中に【三種族同時に襲われるが最短ルートである媚薬触手エステ全身コース】を設置していたのだが……。
 妖しすぎて誰も選ばないのだ、よって最短コースの触手達が暇すぎて配置換えを要求してきたのが今回の直訴の内容なのだ。

「さすがにあかんかったかー、よし、それじゃエステコースは14日でやめよか」
 ウォークグルェートの言葉に笑顔(?)で踊る三種族の触手達、それを見てウォークグルェートも悪い事したな~と謝っている。
 そしてお詫びにウォークグルェートのコレクションであるチョコーティング女の子達を玩具にしだすのであった。

●バレンタインだからって何でもして良い訳じゃないのよ!
「恋心を利用するとは……許せんのじゃな!」
 グリモア猟兵であるプリマステラ・リコールドは猟兵さん達の前で怒りが露わな激おこ状態だ。
 それは決して『チョコレートスライダーって甘くてチョコレート食べ放題なのじゃ!』と思っているわけでは無いのです。
 勿論変な噂で恋心を利用し、おかしな事を繰り返すオブリビオンに対してなのです!
 そんなプリマステラは予知した内容全てを猟兵さんに話、オブリビオンの撃破とチョコレートでコーティングされた被害者の救出を依頼するのだ。
 さぁ、様々な準備が出来たら迷宮への転送陣を踏み抜いてほしい!
 そして媚薬と触手とチョコだらけの迷宮を突破するのだ!


伊吹ノ樹
 もうすぐバレンタインですよ猟兵さん!
 ちょぴりえっちなバレタインシナリオを書かせて頂きますへっぽこMSの伊吹ノ樹でございます。

 ええ、最初はちょっとビターで悲恋なチョコレートのシナリオを!
 そう考えていたのについつい出来たのがコレでございます。
 と、いうわけでピンクでエッチな馬鹿馬鹿しい季節シナリオ完成です!
 第一章は媚薬に関する迷宮です、媚薬魔物や媚薬罠が猟兵達を歓迎します。
 第二章はチョコレートが流れる一本道です、ただし滑り台になっており、チョコまみれになって貰いますね!
 第三章はこんな迷宮を作ったボス「ウォークグルェート」戦です! 触手にキヲツケテネ!
 また【一層攻略時には】選んだルートが分かると嬉しいです!
 ヒトデ、スラ、イソ、エステで分かりますので、希望ルートがあればどうぞ!
 無ければMSがダイスで決めちゃいますね!

 ご参加の際にはよく注意して下さい。
 そして、あくまでやりすぎにはご注意くださいね。
 では、よろしければご参加お待ちしております。
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第1章 冒険 『チョコって媚薬らしいってばっちゃが言った』

POW   :    媚薬入り魔物になんて負けない!根性と気合さえあれば乗り越えられると罠を気にせず突き進む

SPD   :    媚薬入り魔物なんて捕まらなきゃいい!一気に突っ切っていけば罠になんて引っかかるはずがないさ

WIZ   :    媚薬入り魔物の観察だ!パターンを読み切れば難なく抜けられると魔物の動きだけを注意深く見て行こう

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​

種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


 ●ようこそ しょくしゅ めいきゅうへ!

 迷宮の第一層、その入り口に転送された猟兵達。
 そこには四つの入り口が怪しく口を開いていた。
 それぞれ入り口は扉の上に共通語で予知通りの情報が記されている。
 【すらいむさんコース】媚薬スライム達が屯する迷宮である。
 【ひとでさんコース】媚薬ヒトデ達が襲い掛かる迷宮だ。
 【いそぎんコース】触手で飲み込むイソギンチャク達が一杯の迷宮。
 【三種混合全身エステを耐えれば二層まで歩いて1分コース】あたまおかしい。
 勿論魔物以外にも、媚薬落とし穴や媚薬吹矢、媚薬天井に媚薬突き出る槍、媚薬転がる岩や媚薬ガス噴射……様々な罠が待っているだろう!
 しかし……しかし! 不本意ながら奥へ進むにはこのどれかを突破せねばならないのだ!
 猟兵達よ、諦めて迷宮に挑んでほしい! 挑んでください!
ロート・カニーンヒェン
「媚薬になんて絶対負けない!!」(POW)フラグ?知らない子ですね。トリプルフラグ・オーバードーズでスピードを上げて、小細工無しの正面突破を試みるよ。事件早期解決に向けて最短ルートを選ぶ!【三種族同時に襲われるが最短ルートである媚薬触手エステ全身コース】でいきます!あと、自分も楽しみたいし!!堕ちとせるものなら堕としてみるが良い!!(フラグ)(アドリブ、色気、歓迎です)



●フォースナイトと触手さん
「媚薬になんて絶対負けない!!」
 そう自信を満ち溢れさせ触手迷宮に挑むのはロート・カニーンヒェン、艶のある黒髪とグラマラスなボディが目を引くフォース“ナイト”である。(フラグ1)

「触手にも負けはしない!」
 そう、こんなスライムだかヒトデだかイソギンチャクだかのクソ雑魚魔物に負けるわけがないのだ!(フラグ2)

「結構簡単に切れるのね」
 エステフロアに侵入してフィースソード一閃! 見張りの雑魚触手達を一撃両断! やっぱり騎士は強いや!(フラグ3)
 残る触手は数匹怯えるだけ、勝ったな! フォースナイトロートの圧勝や! Vやねん!(フラグ4・5)

「なに……こ、れ……あぁぁぁ~~~~~~~っ♪」
 やっぱりダメだったよ。
 それはエステフロアにの敵を倒して直ぐの瞬間の出来事であった。
 目の前に生存する残りの触手達を睨みつけ、攻撃に移ろうとした瞬間……なんと足元から高濃度の媚薬が噴出したのである。
 しかも場所が計算されつくしていたのであろう、ロートの牝の中心を直撃、刹那にして甘く溶かしたのだ。
 全身の血流が、鼓動が、空気の流れさえも感じ取ってしまう程の鋭敏化した身体。
 黒髪のフォースナイトはガクガクと膝を震わせ、まるで生まれたての小鹿のような姿を晒してしまう。
 それでも、それでも騎士は、鎧装騎兵は諦めない……はずだったのです。

「ま、まだ負け……って、ちょっとまっ!? ふあぁぁぁぁぁっ♪」
 フラグは見事に回収されたのです。
 罠に掛ったお客様と仕事(?)に飢えていた媚薬触手達。
 そんな仕事熱心な彼らの前に初めて現れたフォースナイトロート。
 つまり、先ほどまでの怯えは無くなり、全力でお仕事をこなしたい欲求全開になったのだ!
 すぐさま媚薬ヒトデ、媚薬スライム、媚薬イソギンチャクは膝が笑い動けないロートに踊りかかる!
 特に素早かったのはヒトデ二匹だ、媚薬ガスの直撃を受け、発情しきった大きな牝果実……つまり。
 たわわに実ったスーツラッピングされた爆乳に飛びついたのだ。
 星型の手で柔らかな肉に食い込む程に張り付き、中心の口は硬くなり始めた肉芽をロックする。
 クチュ、ジュチュ……ヒトデの媚薬粘液を含んだ腕の裏側には無数のブラシめいた肉腕が無数に存在。
 動くだけでゾワゾワと甘すぎる刺激をロートに叩き込むのだ。

「う、そ……こんなの、でっ♪ ま、まって今は~~~~~~~~~っ♪」
 極上の刺激を胸二つ同時に送られ、情けなくも果ててしまうフォースナイト。
 その隙に頭上からボタリと降り注ぐのがスライムである。
 意思をもった粘液体がロートの褐色の身体全てを包み込んでしまったのだ。
 それだけで全身の毛穴がぶわっ! と開いてしまう程の刺激である。
 そんな鋭敏化した肌の上をズルズルとはい回り始められればもう、たまらない。
 全身粘液マッサージにロートは一瞬で快感の果てに連れていかれたのだ。
 二匹の頑張り前回マッサージにもはやロートに出来ることはこの快楽の嵐が過ぎ去るのを待つでけであった。

「え、うそ、まだ……くる、ぅ――ッ♪」
 だがこのエステコースにはヒトデとスライム以外にイソギンチャクが居る。
 イソギンチャクは床に倒れ伏し、細かく痙攣し水音を響かせるロートの全身を触手マッサージの海に沈めたのだ。
 その沈め、飲み込むだけで何度も連続で果てさせられる、なのに……なのにそれで終わらない!
 まさしくロートの身体の“コリ”を全て解すべく触手が蠢いたのだ。
 この時イソギンチャクの脳内は『肩こってますねー! よーしガンバルゾー!』なのである
 細長い触手が鋭敏化した肌を撫でまわる、特に大きな乳房で凝った肩を丹念に。
 そしてドロドロの粘液を吹きかけてくるのだ。
 それだけなのに何度も何度も果ててしまい、悦楽の境地に飛ばされたのです。

(身体の外も、中も……全部刺激されて……抗え、ない……っ♪)
 一度果ててしまえば後は簡単、二度目はさきほどの半分の刺激で果て、三度目はその半分、四度目はその半分……。
 スライムが耳元で蠢く耳マッサージの刺激で果て。
 ヒトデに甘く噛んだ後に吸引するデトックス作用で果て。
 イソギンチャクの触腕指圧乱舞に果てる。
 フォースナイトとして耐えようとすればするほど、身体が反応してしまう恐るべしマッサージ!
 そして果てれば注がれる特濃の粘液、雌の芯を発火させるような強力で甘く蕩ける毒。
 その効果で刺激が一際高くなり、まさしく天国へとロートを簡単に連れ去ってしまう効果となった。
 しかし行き過ぎた快楽は拷問と変わらない、足の先から天辺まで……ありとあらゆる箇所で喜ばされればいかな猟兵であろうと意識を飛ばすであろう。
 つまり、視界が白く染まり、ふわりとした極大の浮遊感の後……ロートは意識を失ってしまうのであった。

「――はっ!? こ、ここは……ひゃん♪」
 気が付いたのはどれ程後か、ロートは全身を様々な液体でヌルヌルにマッサージされ終えツルツル湯上り卵肌状態で床に寝かされ放置されていたのである。
 どうやら意識を奪った後、どれだけ時間が経過したかは不明だが投げ出されたのであろう。
 気怠さに支配されているロートの目の前には2層へと続くであろう階段が……取り合えず立ち上がるべきかと行動に移す。
 足も腰もガクガクと震える身体に鞭を打ち、両足でしっかりと立ち上がろうとしたその時。
 僅かな身動ぎで腰から背中に甘い電流が走り抜け、甘い声と同時に気をやってしまうのであった。
 媚薬エステと触手マッサージ恐るべし!
 あぁ、黒髪のフォースナイトよ……フラグを回収してしまうとは良くやった!

成功 🔵​🔵​🔴​

戸辺・鈴海
バレンタインは美味しくチョコを食べるべき、障害となるモノは見逃せません。
こんな謎めいてもいないおバカな迷宮は、この私がさくっと踏破してあげましょう。

意気揚々と選ぶはエステコース、攻略するなら強固な場所が良いというチャレンジャー精神です。
POWによる強行突破を試みますよ、私を攻略する実力があるか見せてもらいましょう。
攻めに屈する場合はフルコースを小一時間受け続け、発情フェアリーが完成します。

三位一体となって陥落させれなければ、逆に私がそちらを頂きます。
珍味三種の刺身盛り合わせにして差し上げましょうか。

※同じコースを選ぶ人が居れば絡みOKです。
 皆で悶えれば怖くないってエロい人が言ってましたんで。


久遠・翔
【エステコース】
前の依頼で違うチョコ迷宮に行った時にショコラティエールから譲り受けた小人の『ちょこ』が、ここに行こうと言い出したのがきっかけ

なんでもチョコを馬鹿にする奴を懲らしめて!と言うが…どのコースも酷いんっすけど…?(なんぞ足に絡む)

えっ?(エステコースの触手がOPから戻ってきたら、ちょうどコースの前に居たので強制連行)

ちょっ!?ちょいま…あー!?(なんかエステコースの闇の中に連れ込まれ、あちこちを触手で弄られ、口に触手を入れられどぷっとホワイトチョコ流し込まれ…胸の疼きが増大しつつ必死で耐える)

最終的には『ちょこ』がチョコレートで流して2層まで運んで行ってくれる…最初からこうしてっす…



●三種の触手のチョコレート添え
「こんな謎めいてもいないおバカな迷宮は、この私がさくっと踏破してあげましょう」
 意気揚々と最短コースを選ぶのは可愛らしいフェアリーにしてお箸であらゆる料理を食べつくすフードファイターの戸辺・鈴海。
 フェアリーにしてはグラマーな身体を宙に浮かせ、勢い任せに突撃するのだ!
 そこで彼女を待っていたのは……なぜか椅子に座って暇そうにしているスライムとヒトデとイソギンチャク達であった。
 だらけきっていた彼らは鈴海としばらくの間見つめ合った……後、ようやくあわわ! と慌てて歓迎するために蠢き始めたのだ。

「暇だったんだね……ってちがうしょ! そんな態度だとお刺身三種盛りして食べちゃうわよ!」
 独特の空間に飲まれかけた鈴海、エステを体験する……もとい、こんなふざけた謎も無いのに迷宮の名前を使うおバカな迷宮を攻略するために来たのである!
 それなのに目の前でのほほんと暇そうにされては気分が台無しだ、そこでつい言ってしまったのだ……“食べちゃうぞ”と。
 これに驚いたのは触手達、猟兵は何をするかわからんと何故か増援を呼んで食べられないように全力で接待し始めるのだ!

「え、ちょっと多くないです? 私フェアリーって、ひゃぁぁぁ!?」
 まず襲い掛かったのは媚薬スライムだ、鈴海の全身を取り込みヌルヌル媚薬で漬け込むように捕えてしまう。
 その体内はまさに淫獄であった、鈴海は脱出しようともがく……のだが、指を動かすだけでピリピリと甘い電流が全身に走るのだ。
 しかも脱出させまいとスライムは擽るように鈴海の身体を撫でまわす、抵抗する力を奪い更に身体を火照らせる粘液マッサージだ。

(あ、これ……やばいかもしれない)
 普段からお箸を使う鈴海の小さな指、器用で繊細な可愛らしい妖精の指……それがスライムの粘液マッサージよって更に鋭敏になってしまっている。
 それこそモノを持つだけで火照りが生まれる程に。
 これ以上スライムの中に居るのは危険だ、本能がそう告げるのだが状況は好転する事は無かった。

(つ、追撃はダメ――――!!)
 なんと我もー! と媚薬スライムの体内にいる鈴海めがけてヒトデが飛び込んできたのである。
 スライムはどうぞどうぞ! と受け入れ、発情妖精への追撃が行われた。
 ヒトデの大きさは役30cm、鈴海は28cm……そう、ほぼ同じ大きさなのである。
 そこでヒトデは星型の身体を柔軟に蠢かせ、五本の触腕を使い敏感になった妖精の身体をまさしく全身で抱きしめたのだ。

(~~~~~~~~~~~~っ♪)
 瞬間、鈴海の視界が真っ白に染まる。
 散々火照らされた身体、その全身をヒトデが包み込んですぐに知らない感覚を教え込まれてしまったのだ。
 しかもヒトデは抱き着いただけ、まだ本命のマッサージは残っているのだ。
 そのマッサージとは……ヒトデの身体には極細の粒のような腕が無数に生えている。
 その千、いや万を超す腕を一斉に縦横無尽に、前後左右に、吸引圧迫……鋭敏になった鈴海の身体全てに叩き込むのである。
 声にならない声が口から漏れ出てしまう妖精の、その小さな口すらも媚薬スライムが入り込み磨く様に刺激してしまうのだ。

(これ以上は意識が飛んじゃう……っ♪)
 何度も何度も送られる快感、その快感を受けるたびに果てるスパンが短くなり、更に心地よくなる魔のマッサージ。
 うかつに触手達の生存本能を刺激してしまった結果なのです。
 そして本命登場、巨大イソギンチャクさんが現れる……のだが、様子がおかしい。
 イソギンチャクにすでに誰か飲み込まれているではないか。

●時は遡り
「どのコースも酷いんっすけど……」
 鈴海がマッサージを受けた直後、エステフロアの入り口に転送されてきた人物が一人。
 風に靡けば美しく揺れるであろう銀髪が目を引く人間のシーフ、久遠・翔である。
 実は翔は元男性で現女性、とある遺跡で受けた呪いのせいで性別が迷子になってしまっているのだ。
 そんな翔が何故こんな場所に来たのか……それはある小人(?)の懇願があってである。
 最近トラブル続きで良かったことと言えば麻雀で勝った事位であろうか……。
 出来る限り避けるべき依頼であったが、懐かれた小人の願いであれば仕方ない。
 チョコを馬鹿にする奴を素早く倒し、解決しようでは無いか!
 やや思考の海に浸っていた翔、さぁ出来る限り無難な道で行こうでは無いか!
 エステコース? そんなの無いっすよ!

「え?」
 ……が、ダメ!
 何故か目の前には二足歩行の媚薬ヒトデ、プルプル跳ねる媚薬スライム、そしてうじゅるうじゅると蠢く媚薬イソギンチャク達が居たのである。
 なんというタイミング! ウォークグルェートへ直訴していた彼らは仲間の緊急援軍の合図を受けて急いで帰って来ていたのだ!
 そんな彼らが侵入者でる翔を見ればどう考えるだろうか……。
 珍しい侵入者で危険らしい→もしかして複数人か→扉の前に侵入者が→増援要請の原因はコイツだな! である。

「ひゃっ!? 足掴まれ、待ってほしいっす!! あ、あぁぁぁ!?」
 エステフロア前で容赦なく翔は触手達に襲われ、フロア内に引きずり込まれたのだ。
 そのフロアでは既にエステが行われていたのであろう、濃密な発情の香りが充満していたのだ。
 そんな香りを一息でも吸い込んでしまえば、翔も同じくジンジンと牝を熱くさせてしまう。

(これはマズイっす、息を出来る限り止めないと……って、そこはダメっす!!)
 必至に口を閉じ、出来る限り被害を少なくしようとした翔。
 しかしその態度が触手達の逆鱗に触れた!
 足を掴み引っ張り込んだ力持ちの媚薬イソギンチャク、彼はすぐさま無数の触腕を操り翔の下半身を全てのみ込んだのだ。
 当然服が邪魔をする、がイソギンチャクはそんなの関係ないとばかりに隙間に触手を滑り込ませ、ネトネトと特濃エキスを塗りたくりながら徐々に上半身に向かって這わせていく。
 最初は脚の指が、次に足の裏、脹脛、引屈、太腿……そして、付け根。
 はい回り、刺激してくる触腕に翔は耐えきれず遂に口を開いてしまったのだ。

「ん、ふぁぁぁ♪ だ、だめっす♪ そこは――ッ♪」
 蕩けた声が漏れてしまい、ウゾウゾと触手が蠢く度に1オクターブ音階が上がってしまう程に甘い刺激の嵐。
 そして下半身飲み込みマッサージはツンと小生意気なヒップにまで到達……敏感な白桃を撫でまわされ、更に身体を燃え上がらされ遂に果ててしまう。
 瞬間、ガクリと身体から力が奪われ、膝をつきそうになった翔。
 しかし身体は床に着くことは無かった……何故ならば、そこは媚薬イソギンチャクの中だからである。
 そしてようやくたどり着いたぜと媚薬スライムが全身を飲み込まれた翔を包み込んでくるのだ。
 今までの媚薬に加え、更に高濃度の媚薬スライムの粘液マッサージに発情熱が暴走、ジンジンと両果実の先端を尖らせ再びあっけなく達した。

●ちょこれーとえすて
(誰かいる……これ、人間の女の人……っ♪)
「んんっ♪ 誰かスライムとヒトデに……ふぁぁっ♪」
 こうして鈴海と翔は出会ってしまった……イソギンチャクの体内で、スライムに包まれてマッサージを受けるという変わり過ぎなシチュエーションで。
 快楽の海に拘束された二人は更に激しいマッサージとエステを受ける事になる。
 鈴海は身動き取れないままヒトデに全身を揉まれているのだが、ヒトデは更に中央にある口でちゅうちゅうと鈴海のお臍を吸い始めたのだ。
 まるでデトックスするかのように施された吸引は甘い痺れとなって鈴海を襲う。
 翔の所にもヒトデさんが襲来、苦しそうだねと言わんばかりに締め付けられた本来は豊かな双子山に抱き着き、跡が残るのではないかと思う程にマッサージするのだ。
 勿論吸引エステも忘れずに。
 元々敏感で弱い場所であった……そんな所を磨かれては視界を真っ白に、意識を飛ばす程の刺激になるのは必然である。
 甘い声を漏らし、大きく口を開いてしまう翔。
 そんな大きく口を開いてしまった二人の口にイソギンチャクさんがプレゼント、二人のサイズにあった触腕で磨いてくれるのである。

(い、いやぁ! こんなのって……んっ♪)
 スライムの中でヒトデに抱かれた鈴海の口に入ったのは小さく細い触腕、但し触腕には細かな毛のようなものが無数に生えていたのだ。
 その触腕は特にフードファイターである鈴海の最も大事な部分……舌をゴシゴシと刺激するのである。
 細かい毛でチクチクと磨かれた鈴海の舌は程よい刺激と甘い快感を教えてしまい。
 更に口内全てを磨かれ、これでもかと媚薬で漬け込まれてしまうのだ。
 こんな舌では食べ物を食べるだけで甘く感じてしまうかもしれない。

「んぶっ!? んんん~~~~~~♪」
 翔には極太の触腕をプレゼント。
 ヒトデに双子果実を磨かれ悶えている翔の身体の内側から素直になあれと特濃ホワイト媚薬チョコレートをごちそうするのである。
 勿論必死に飲み込まんと耐える……が、我慢は毒だよとスライムとヒトデの援護マッサージによって抵抗する力を奪われ、小刻みに身体を痙攣させてしまう。
 そうなればもう終わりだ、コクン、コクン……嚥下。
 身体の内から発情の炎が燃え上がるのであった。

「ふあぁ♪ あぁぁっ♪」
「すごい、っす……~~~~~~っ♪」
 二人はエステ&マッサージに陥落。
 全身という全身を磨かれ、美しくも何処かえっちい女の子になってしまう。
 このままでは戦意すらも削ぎ落されかねない……そんな二人に強力は助っ人が現れたのだ!
 翔が手なずけた小人のちょこである、もっともこの迷宮に翔を誘った原因でもあるのだが。
 それはともかく、ちょこは二人を救出するために大量のチョコレートを生成、そのまま痙攣する二人をチョコの海で流していくのだ!
 なおそのチョコウェーブに触手さん達は『あ、ごめんなさい……終わりますね!』と素直に退散し回避するのであった。
 こうして鈴海と翔は無事(?)に一層を突破したのであった。
 意識を手放す前の二人が口内に感じたチョコレートは、いつもよりも甘く痺れる味であったという。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

ネーヤ・ティオモ
【ルートはお任せ】
多数の女子生徒さんが既にオブリビオンに捕まってるって…大変な目に遭う前に…と言おうとしたらもう大変な目に遭ってるのです…。
早く、助けてあげないと…!

どこも気は進まないですけど、ここは趣味が読書で一緒なのでまだ話が通じるかもしれないイソギンチャクの道から…
……あ、召還された屈強な超聖人さんが何か仰ってます。
え、「どの道であろうと自分が先行して罠も魔物も全部昇天させていく」…?
な、なんだか分からないけどすごい自信です!そ、それではお言葉に甘えて後ろから…
…えっ、もう行くんですか!?ま、待ってください置いてかないで…!



●うわ、超聖人さん守護い。
「が、頑張って捕まった人達を助けましょう!」
 可愛らしく両腕を胸の前へ持っていき、グーを作る少女が居た。
 余りにもこの迷宮に似つかわしく無い可憐な少女の名はネーヤ・ティオモ。
 彼女は宇宙で生まれた【デザイナーベイビー】であり、霊の声を聞く事が出来る立派な猟兵なのだ。
 銀の髪を揺らし、灰色の瞳で迷宮を見据えるネーヤ、小柄な割に豊かな胸を持つ彼女が生徒救出に挑んだルートとは!

「読書が趣味みたいですし、イソギンチャクさんかな……」
 本が好きなネーヤは、自分と同じく本が好きな魔物であれば話が通じるのではないかと思ったのだ。
 勿論話が通じる可能性は低いだろう。
 もし彼女が媚薬イソギンチャクに襲われれば、体格の違いから全身を触腕でマッサージされてしまうに違いない。
 そして許容値以上の媚薬を注がれて……とは簡単にはならなそうだ。

「あ、あなたは……!?」
 そう、ネーヤを守護る超常存在“超聖人”さんのエントリーだ!
 屈強な体、しかし慈愛を感じさせる雰囲気。
 まさしく聖人にして聖人を超えた存在である。
 彼は優しくネーヤの肩に、見ただけで力強さがわかる手をポンと優しく置き伝えるのだ。
 【任せておきなさい、邪悪な存在は私が浄化しておこう】と。
 そう告げた超聖人はヤル気満々のクラウチングスタートで触手ヒトデルートへ突入!
 降り注ぐ媚薬罠も媚薬ヒトデも何のそので突き進む!
 ふんっ! と超聖人さんが右腕を突き出せば、真空を生み出し媚薬イソギンチャクを細切れに。
 とあっ! と超聖人さんがお辞儀でもするように頭を下げ、そのまま身体を巻き込むように回転、媚薬イソギンチャクの視点(?)を下に向けさせた所に強烈な勢いで超聖人の足が直撃する!
 その衝撃によって邪悪な媚薬イソギンチャクさんは世界から消滅、見事な左足胴回し蹴りであった。

「す、すごいです……けど……」
 てこてこと綺麗になった迷宮を進むネーヤ、彼女は超聖人さんによって安全な探索が行えるのだ。
 しかし……しかし!
 ぽつりと口から漏れる言葉があった。
 あの人誰なんだろう……。

「あれ? キミは……どうしたの?」
 ネーヤも知らない謎の超聖人さんの猛攻によってイソギンチャク達の姿を見かける事が無くなっていた迷宮。
 そこで小さな……いや、十分大きいのだが、ネーヤの半分程の大きさのイソギンチャクがひょこひょこと歩いてきたのです。
 どうやら媚薬イソギンチャクさんの子供らしく、超聖人さんに見逃されていたようなのだ。
 そんな子供媚薬イソギンチャクちゃんは大事そうに何かを守るように、ネーヤの前に身構える。
 突然知らない人に声を掛けられビックリしたようだ。

「大丈夫だよ、怖くないよ……あれ、それは?」
 無害であると判断したネーヤはオイデオイデと小さな手を振る、するとイソギンチャクちゃんは『ホント?』と触手を傾げ……うにゅうにゅとネーヤの前までやって来る。
 どこか暖かな気持ちになるネーヤはイソギンチャクちゃんが大事そうに持っていた物に意識を奪われた、それは“絵本”だったのだ。
 おそらく絵本を読んでほしくて大人媚薬イソギンチャクを探していたのだろう、大事そうに抱える絵本は大事にされているが、ページに読んだ後が何度も残る程に使われいた。
 そしてどうやらネーヤに懐いた子供イソギンチャクは大事に持っていた絵本をネーヤに差し出し、読んで読んで~と触手を動かすのでした。

「え、読んで欲しいの? う~ん……良いよ、あの人先に行っちゃったから」
 そう、ネーヤは超聖人さんに置いて行かれていたのである。
 ならば少し位、絵本を読んであげる位良いでは無いか。
 そう思いネーヤは子供イソギンチャクちゃんの隣に腰を下ろし、優しく読んであげるのだ……絵本“あなたはなんほん?”を。

「あなたは しょくしゅ なんぼんあるの? ぼくはごほん! わたしはろっぽん! ぼく……いっぽん」
 この絵本、どうやら触手や身体付きが違っても、皆一緒で仲良くできるんだという内容らしい。
 そんな絵本を読み聞かせるネーヤであったが、なんだか身体が少し熱くなってきたのだ。
 そう、子供であってもイソギンチャクは媚薬イソギンチャクなのである……近くに居るだけでジワジワと媚薬が身体を火照らせるのだ。
 しかし子供イソギンチャクはそんな事は知らない、ネーヤの優しい読み聞かせに時にワクワク、時にしょんぼり、時にうつらうつら。
 実に表現豊かに聞いていたのだ、だがそんな時間ももう終わりだ。

「そう しょくしゅがなんほんでも からだがおおきくても ちいさくても つよくてもよわくても みんないっしょなのです。 ……あ、丁度帰ってきましたね」
 丁度絵本を読み終えたタイミングで帰ってきた超聖人さん、どうやらゴールまでのルートを確保したようだ。
 そんな超聖人さんはある一点を見つめ、気配が強まる……その視線の先には子供イソギンチャクちゃん。
 ネーヤの身体によりかかり、うとうと眠っていたのだ。
 そして触れているという事は媚薬がネーヤの身体に吸収されていると同義であり、危害を加えているに等しい。
 その事に気づいたネーヤは立ち上がり叫ぶ、ダメだ――と。

「この子は子供だから、私は大丈夫ですから」
 火照る身体で超聖人さんに訴えかけるネーヤ、沈黙がしばらくの間迷宮を支配する。
 10秒……20秒……30秒……どれほどの時間、超聖人さんと見つめ合っただろうか。
 無言であった彼はついにネーヤの意思を尊重する事を決めたのだ。
 その間に子供イソギンチャクちゃんも起床、ネーヤに喜びの触手の舞で感謝を伝えたのである。

「ふふ♪ さ、私はこれで行きますね? バイバイ」
 小さな触手との出会いを胸に別れを告げるネーヤ。
 しかし子供イソギンチャクちゃんは寂しそうにしているだけだった……。
 ネーヤは先を急ぐために踵を返し、少女らしい歩幅で歩く。
 するとすぐ後ろに子供イソギンチャクが着いてくるではないか。
 別れが寂しいのだろう……このままであればずっと着いてくるのは確実だ。
 チラリと超聖人さんを見るネーヤ、その視線を受けて頷くと【好きにするが良い】と告げてきた。
 そう、決断しなければいけないのはネーヤなのだ。
 子供イソギンチャクちゃんと【別れる】か、【連れて行く】かを……小さな少女、人々の希望の為に作られや少女の決断の末に紡がれた言葉。
 その言葉を知る者は、ここにいる三人(?)だけであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

アイル・コーウィン
ま、また凄く怪しい迷宮が!?
前回はだいぶ酷い目あっちゃったけど、今回はきっと大丈夫!
触手やら媚薬やらになんて絶対に負けないわ!(フラグ)

今回はルート分岐してるみたいね。
さて、どのルートが一番安全なのか……うん、決めたわ! ここはずばり、エステルートよ!
何たって最短距離らしいし、襲ってくる奴も暇を持て余して油断してるはず! 素早く駆け抜ければ無事突破出来るはずよ!

いえ、違うわよ? 全然期待なんてしてないし……でも、ヒトデとイソギンチャクとスライムに同時に襲われる様子って、全く想像出来ないわね。
一体どれだけ気持ちいいのか……やっぱり物は試しで……いえ、何でもないわ!


フランチェスカ・ヴァレンタイン
「女生徒はこちらから入っていったとのお話でしたが… どう見ても怪しいですわよね?」
「はあ……已むを得ません。飛翔できるほど広くはなさそうですが、強行突破致しましょう」

という感じで誤った目撃情報を元にPOWでエステコースへ
フィルムスーツでばいんばいんな誘惑的な存在感におびき寄せられるだろう触手の群れは斧槍と砲撃でなぎ払って進みます

罠や触手に絡め取られたら当初は振り払い、数を経る毎に表向きは平静を装いつつも徐々に流されていき、弄ばれるうちに何れその態度も剥がれることでしょう

散々好き放題されながらも最終的には己の足で踏破するかと

※芯が折れない限りはお好きにどうぞ
※アドリブ・他の方との絡みは大歓迎です



●媚薬触手エステに挑む者たち。
「女生徒はこちらから入っていったとのお話でしたが……どう見ても怪しいですわよね?」
 誤った目撃情報を手に入れてしまった立派な翼と胸、そして煌びやかな金髪が特徴的なキマイラの鎧装騎兵、フランチェスカ・ヴァレンタイン。
 彼女はハァ、と大きなため息を吐きながら胡散臭すぎるフロアへの入り口を見つめていた。
 そこへタン、と軽い足音を立てて一人の美女が到着する。
 彼女の名前はアイル・コーウィン、古硬貨のヤドリガミであり、白い髪と猫耳、猫尻尾が目を引くスタイル抜群の猟兵である。

「今回こそは大丈夫! 変な目には合わないわ! っと先客さん?」
「あら? ご同業ですわね」
 フランチェスカとアイルは軽く自己紹介、その後なんとなくだが二人で迷宮に挑む事にしたのだ。
 そう、これが猟兵の強みなのである!
 二人も居れば怪しいフロアであろうが突破可能なのだ!

「確かに最短ルートだし、敵も油断してるかも? 選ぶならここかもね」
「えぇ、忌まわしいことに狭いので飛翔出来そうにありませんが、ここは強行突破といきましょう」
 猟兵が二人も居れば突破できるであろう、そんな考えが二人に過る。
 アイルは高速のアタッカー、フランチェスカは重装突撃と役割も分担されているのだ、完璧といって良いコンビだ!
 もっともフランチェスカが得た誤情報を流したのは誰なのか? それと、なんとなくフラグを乱立させているがスタイル抜群の二人が媚薬触手三種盛りエステルートに突撃する!

●とらっぷはうす
 ドアをフランチェスカが蹴り破り、予想通りに狭い小部屋に突撃した二人!
 小部屋には多数の触手達が予想通り蠢いている、しかし触手達は突然のエントリーに驚愕し固まっていたのだ。
 その光景を確認し、雷光の如き反応で部屋に突撃するフランチェスカ。
 ピッチリと身体に張り付くフィルムスーツ姿で媚薬魔物に吶喊!
 淫靡に自己主張する爆乳など気にせずに両手に獲物を持って!
 その間隙を縫い猫のようにアイルは部屋に忍び込み出口の確保を狙うのだ。

「セーフティ、解除―― 対反動スラスター、噴射待機―― 術式炸薬、フルチャージ……!」
 獲物の名は“ヴァルフレイア・ハルバード”、かなり大型の機殻斧槍であり穂先での刺突、大振りな斧刃による斬撃、そして特殊機構を搭載した戦槌と三種の攻撃方法が可能な特殊武装である。
 そんな機殻斧槍を両手で確と握り、媚薬スライムの群れに肉薄――そのまま軸足が地にめり込むまで急制動をかけると生まれた力を全て武器……特殊機構戦槌へと移動させる。
 槍斧はしなり、先端の槌は力全てを纏ったまま特殊機構を解放!
 ブシッ! と噴射音が部屋に響き、同時に戦槌を加速させ“ある準備”を整えた。
 そしてしなりの先端である槌はフランチェスカの言葉かたやや遅れてスライムの群れへと叩き込まれる!

「たぁっぷり、召しあがれ? 痛撃、爆砕っ…!!」
 スライムの群れは弾力でもって戦槌の衝撃を防御して耐えようとした、が……若干セメントの入った淑女の言葉と同時に“消滅”する事となる。
 媚薬粘液消滅の正体こそ戦槌の特殊機構、対象への打撃攻撃と同時に発生する密着状態から放たれる衝撃である。
 防御不能の衝撃により内部から爆破、そのまま熱により粘液魔物は蒸発したのである。

「さて、お次はどなたでしょうか?」
 再び槍斧を構えるフランチェスカ、ニジリと後退しかける触手達。
 だが目の前のセメント系キマイラのその乳を見よ!
 なんとも熟れて食べて欲しいと自己主張しているようでは無いか!
 さぞ肩が凝っているだろう、揉まなくちゃ! と、触手達は自分達に都合の良い思考のまま構えるフランチェスカへ襲い掛かるのだ。

「ちょ! わわ! あぶない! なんちゃって!」
 こちらは二層に行く為の扉へと急ぐアイル、白い猫尻尾を揺らしながら巧みに敵の触手を回避し続ける。
 勿論すれ違いざまにダガーで触手を切り落とし、美しい長い足でけり倒し、と縦横無尽に動き続けるのだ。
 彼女の目標である扉がついに手が届く距離に近づく、だが自分を簡単に飲み込む程の媚薬イソギンチャクが立ちはだかったのだ。

「邪魔しないでよ、ね!!」
 グン、と姿勢を低く、抵抗を少なくし触手を振るうイソギンチャクへと突撃!
 しかし大量の触手に逃げ場を失ったアイルは無残にも捕獲され……たかと思った瞬間。
 ジャケットを脱ぎ捨て、上半身をシーフらしい黒のコルセット風チューブトップだけという艶のある姿へと軽量化・加速したのである。

「よっと!」
 風のように早く、自由に……。
 アイルは触手全てをダガーで切り裂くと空中で華麗に一回転、見事二層へと続くであろう扉へとたどり着いたのだ
 しかし……扉は開く所か解錠する事さえ不可能な特殊な機能があったのだ。

「時間経過式じゃない!!」
「望むところです、全滅させれば良いのですから」
 そう、このエステ部屋は一定時間経過しなければ脱出できなかったのだ。
 驚愕し再び回避運動を始めるアイル、それに反しフランチェスカは寄ってくる触手達を斧槍でなぎ倒している。
 二人一緒なら問題なく規定時間まで耐久できるだろう、勿論触手達を撃破しての攻略すら視野に入っている。
 後は作業になるだろう……二人は自然とそう確信していた。

●触手エステへようこそ。
「く、ぅぅぅ……なん、で……っ♪」
「そこ、だめ……ぇ♪」
 二人は部屋の中央で触手に群がられ、全身を嬲られてたのだ。
 戦闘は優勢であった、体力も十分残っており、簡単に部屋を突破できるはずであった……。
 が、ある時を境に二人の身体が熱を持ち始めたのだ。
 それを意識した瞬間、二人の大きな胸の頂点はぷっくりと自己主張する程に尖っているではないか。
 戦闘するために動くだけでフィルムスーツが、下着が擦れ、ビリビリと甘美な刺激を生み出してしまう。
 その原因は倒した媚薬魔物達の体液が蒸発して出来上がった媚薬ガス。
 激しい運動による二人は存分に吸い込んでしまっていたのだ。
 発情状態で戦闘など出来るわけも無く……二人は偶然にも同時に、同じ場所を、同じ触手に襲われた。
 その触手とは媚薬ヒトデ、二人のたわわに実った果実に星型の身体で飛びつき、張り付いたのだ。
 食い込む触腕、ちょうど尖っていた箇所に吸い付く口。
 離そうとすればより一層力をこめ、激しい快楽を全身に送られてしまう。
 ヒトデの奇襲マッサージを受けた瞬間、二人は媚薬触手エステを受ける運命となったのだ。

「離れな、さい…くっ♪」
「ま、まだ来るのぉ!? ひゃぁ♪」
 ヒトデの激しいマッサージで動きを詰めた二人に今度はスライム達が全身を包み込むように襲い掛かる。
 粘液特有の感触と妙な生暖かさが火照った身体を更に発情させるのだ。
 そしてスライムは媚薬スライムである……触れた個所が即座に鋭敏に、ジンジンと空気の流れを明確に感じる程に敏感になる。
 更にスライムは丹念に蠢きながらエステするのだ。
 フランチェスカの場合は見事な羽を濡らし、磨き上げるように這いずり回り。
 アイルの場合は白い猫尻尾を包み込み、波打つことで甘い刺激をお尻に与えるのである。
 スライムとヒトデ、二匹の見事な仕事で完全に抵抗力を奪った後は彼の出番だ。

「ま、待ちなさい! そこ、は……~~~~~~~~~~っ♪」
「ふにゃぁぁぁ♪ ふあ、にゃぁぁぁぁぁ♪」
 巨大化した媚薬イソギンチャクさんのエントリーである。
 イソギンチャクは無数の触腕を華麗に操り、アイルとフランチェスカの二人を吊り下げ……抱き合わせるようにひとまとめにするのだ。
 お互いの火照った体温を直に感じさせられた二人は、なんとなく気まずくなる……暇も与えられない。
 そのままイソギンチャクは二人を諸共に触手の海に飲み込んだのだ。
 相変わらずヒトデのマッサージは続き、甘美な痺れで視界を真っ白に染めてくる。
 スライムのエステも同じく続き、更に身体が鋭敏になってしまっている。
 そんな状態で大小太細様々な触手で全身を磨かれてしまうのだ。
 肩に、腰に、臍に、お腹に、腋に、口に、耳に、うなじに、太腿に、お尻に、胸に……。
 終わらないマッサージで生まれた快楽はついに二人の意識を吹き飛ばすのだ。
 しかし吹き飛ばして直ぐにマッサージの刺激によって戻される、そして再び果てさせられる……終わらない極楽、いや地獄か。
 そんな時間がどれだけ経っただろうか……偶然扉のロックが解除される音が聞こえたのだ。

(これ以上は……ダメ、ですね……無理にでも突破します!)
 抱き合い気持ち良いマッサージを受ける二人の内、フランチェスカは少々の自爆を覚悟し脱出を図る。
 その方法は“ラビオス・トランポソス”のブレイド機能のあるヒールによる内部破壊!
 思考、後すぐさま決断。
 フランチェスカはイソギンチャクのマッサージに耐えながらブレードを使い足の拘束を解除。
 すぐさまイソギンチャクに鋭いヒールを突き刺すのだ。
 そしてそのまま縦一文字に切り裂き、無事脱出を果たす。
 その後は視界に出口を確認すると本能に任せ無理矢理に飛翔、スライムに磨かれた羽を動かすだけで甘美な痺れが走るが強引に翔けた。

「く、ぅ……ぁぁぁぁ!!」
 アイルを抱きしめ、扉にタックルするようにして脱出。
 もっとも、二人にくっついてヒトデさん達も来ていたのだが。
 その後、はがそうとすると抵抗するヒトデさん達をなんとか剥がし、ようやく休める状態になった二人。
 危機を突破したと言って良い二人は二層に続く道を前に、身体を休ませるのであった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

アリア・ティアラリード
「ここは一気に突破します!」

攻略速度が大事と判断、迷わず最短エステコースを選択!
機動力最優先のビキニアーマー『メローラ・フレーム』に【早着替え】
フォースセイバーを突撃槍へ変形、クラウチングスタートで一気に
《光煌刃衝角》を発動!【ダッシュ・早業】で飛び掛かって来る罠を蹴散らして

絡み付く媚薬スライムの糸をニチャァ…と引き速度が下がり
飛び付く媚薬ヒトデがたわわなJカップに、突き出したヒップに吸い付きハンドリングが乱れ
のたくるイソギンチャクの群れにダイブ!
動けなくなったとこに媚薬トラップの集中砲火!さらに媚薬エステのフルコース!
でもこの鎧をまとった姫騎士は負けません…――っっ♪

苦戦アドリブ大歓迎です



●おねえちゃん姫騎士VS触手エステ。
 お姉ちゃんは激おこであった、恋心を利用する卑怯なオブリビオンに!
 お姉ちゃんは激おこであった、無駄な選択肢を与える事で惑わそうとする迷宮に!

「迷宮攻略は最短が一番です! つまり、ここは一気に突破します!」
 ふんすと両手でグーを作ると迷宮攻略に相応しい衣装へと変身するのだ!
 説明しよう!
 アリア・ティアラリードは変身ヒロインのように衣装を戦場に適合した形状に変化可能なのだ!
 変化は元々来ていた騎士科の制服が光を纏い、グラマラスなボディに張り付き始める。
 そして元々多かった露出が更に増加! 騎士科制服のデザインを保ったまま水着のような鎧へと変化したのだ!

「メローラ・フレームで突撃です!」
 周囲に輝くフォースソードを展開し、ポーズを取ったアリアの姿……それは異性の感情をダイレクトに扇情する可愛らしくも大胆なビキニアーマーだ。
 僅かに動くだけでたゆんたゆん、と揺れる98(J)の凶悪なバスト。
 キュッ! と引き締まったウエストは完全に露出しているに等しい。
 下腹部もお臍も丸見えなのである!
 しかもビキニの切れ込みの激しさと防御部分の少なさからヒップは丸出しでは? と思われるほどのセクシーさなのだ!
 これは機動性重視だから仕方ないんだよ、とはアリア……ではなくアリアの父の言葉であったという。

「速攻で突破です! いざ最短エステコースへ!」
 お嬢様らしからぬ(?)食い込みそうなメローラ・フレームでクラウチングスタート!
 光の刃を一つに纏め、身の丈はあるであろう突撃槍を形成し初速で音を置き去りにしてエステコースに突入する金髪の女騎士!
 衝撃を纏った高速突撃、それが【光煌刃衝角】なのだ。
 高速大火力の突撃に反応する事も出来ずフロアの触手達は巻き込まれていく!
 勝った! お姉ちゃんの第一章完!!

 ●姫騎士×変身ヒロイン×媚薬×触手=なるほど。
 とはならないわけで……。

「そ、そんな……ま、まって、ひぁぁぁぁぁぁ♪」
 今現在エステフロアではお嬢様の可愛らしくもえっちな声が響き渡っていた。
 そう、最初の一撃までは完璧であったのだ。
 しかし突撃を折り返す瞬間、足元に居た媚薬スライムに両足を絡めとられてしまったのである。
 防御を犠牲に機動性を確保したメローラ・フレームにとってこの隙は致命的であった。
 なんとか突撃槍を振り回し迫りくる触手達を追い払うアリア、しかし足元からゾワゾワと這い上がってくるスライムだけは防げない。
 触れた個所がカッ! と熱を持ち、毛穴が開き汗をかいてしまう。
 そして身動ぎするだけでビリビリと甘い快感が響く……そう、足の裏だけでだ。
 次は脹脛と膝窩だ、粘着くスライムが蠢き、擽るように肌を磨く。
 その甘美な痺れはゾクゾクと金髪令嬢の背筋を震わせるのだ。
 ついに太腿、そして……下半身全てがスライムに包まれる。
 敏感になった肌は、細胞の全てで粘液の蠕動を感じてしまい腰が抜けそうになった。
 しかし突撃槍を杖替わりに倒れる事だけは防ぐアリア、それは身体を狙う触手達を防ぐ手段が無くなり無防備になった事を意味するのだ。

「そ、そこはダメッ♪ で、す♪ ~~~~~~~~~~っ♪」
 動きが完全止まったビキニアーマーの姫騎士。
 その下半身全てはスライムに隙間一つ無く包まれ舐められる極悪エステを受けている。
 で、あるならば上半身を担当するのは? 勿論こいつらである。
 ゴム毬のように揺れ踊る肌色の凶悪な双子山、その山を征服せんと飛びついたのは媚薬ヒトデであった。
 五本の触腕を柔らかい極上肉に食い込ませ、隙間なくミッチリと張り付く!
 その衝撃と快感によってアリアは膝を折り、尻餅をついてしまう程である……つまりヒトデ二匹に張り付かれて達してしまったのだ。
 自然と甘い声が漏れ、蕩けてしまう表情。
 しかしヒトデ達のマッサージはここからが本番なのだ、ヒトデの身体の裏側……丁度アリアに触れている部分には小さな粒のような触腕が無数に生えているのだから。
 ウゾゾゾゾゾ!!
 刹那、アリアの胸で何かが爆発した――それは極上の快楽、極上の悦楽、最高の痺れ。
 それが二つ同時に起こったのである。
 弓なりに身体を反らせ、ついに武器から手を離すアリア。
 ガクガクと痙攣する身体で、必死に敵の攻撃から耐えようとする……しかしヒトデさんの追加攻撃発動!
 そう、ヒトデの口って裏側にあるんだぜ?
 その口は何処にあるかって? そりゃ山の“頂点”さ。
 ギチュイ! と特濃媚薬を纏った柔らかい歯が食い込み、締め上げる。
 その衝撃にアリアは視界を真っ白に染め、声にならない声をあげるのであった。

「も、もう……だめ……ゆる、ひぃっ♪ ひぃぃぃっ♪」
 仲間を光の突撃槍で引かれた怒りからか触手達のエステは激しさを増す。
 全身をスライムとヒトデが張り付き、蠢く快感で意識を朦朧とさせ、完全に無力化させられるお姉ちゃん。
 自慢のメローラ・フレームもスライムによってヌルヌルテカテカになってしまっていた。
 そんなアリアに最後のトドメくれてやるよ! あぁん! と媚薬イソギンチャクさんがエントリーするのである。
 大小さまざまな触手を巧みに操りアリアを宙づりにする媚薬イソギンチャクエステティシャン。
 まるで子供に用を促すような恥ずかしすぎる体勢に、お姉ちゃんの口から小さな羞恥の声が漏れる。
 しかし、断るイソギンチャクさん。
 そのままアリアの身体を自らの体内に飲み込むのであった!
 スライム、ヒトデ……そしてイソギンチャクの触手。
 足の指の間から腋、お臍、手指に耳……あらゆる箇所を媚薬マッサージされてしまう金髪碧眼の令嬢。
 しかし、本当のトドメは次にやって来たのだ。
 ゾリゾリゾリゾリ!
 と身体を通して全身に響く快楽と音、アリアの脳が許容以上の感覚にオーバーヒートしてしまった程のマッサージ。
 その正体は……全周囲に細かなブラシがみっちり詰まったイソギンチャクさんの触腕であった、
 それは人間性を削ぎ落しかねない危険なエステ、しかし仲間の敵を取るために仕方なく持ち出したのだ。

(あ、私……どうなっちゃうんだろう……)
 大量のブラシにまさに“全部”磨かれた瞬間、意識が吹きとんだ。
 そんなアリアが意識を飛ばす寸前に見たのは彼女の異母姉妹のちょっとセメントっぽい顔であったかもしれない。
 結局時間一杯全身をエステ&マッサージされたアリアは二層入り口に投げ捨てられてしまう。
 過剰なエステによって美肌もち肌になったは良いが、薬の効果が強すぎたのだ。
 ヒクヒクと痙攣させる彼女が目覚めるまで、しばらくの休憩となるだろう。
 もっとも、媚薬マッサージの効果がどれ程凶悪化は、起きてから気づくのだが。
 姫騎士と変身ヒロインとか二重フラグじゃないですかー!!

苦戦 🔵​🔴​🔴​

彩波・いちご
【アルテミスさん(f02293)と】
最短だからって【エステ】に突っ込む彼女を慌てて追いかけて
「悪い予感しかしないですよっ?!」
そしてスライムに服を溶かされ、イソギンチャクの触手に体中弄られ、更に媚薬に冒されて、彼女と絡み合うことに
「大丈夫ですか…大切な友達だから酷い目に合ってほしくないですよ…」
私も媚薬で頭がポーっとするまま
彼女を抱きしめて濃厚なキスを
舌を絡めて唇をむさぼり
露わになってる胸を揉んだり、そのまま物陰で最後まで愛し合います

※彼女とはこういうえっちなとらぶるを何度もしてる為、男だとは説明してるのですが、彼女の精神安定状女と思い込まれてます
服は性別バレない程度には残ります
※アドリブ歓迎


アルテミス・カリスト
いちごさんと同行
(いちごさんのことは女性だと思い込んでます)

「迷宮に女子生徒を誘い込み酷いことをするなんて
この正義の騎士アルテミスが許しません!」

迷宮を攻略するべく大剣を構えて突撃します。

「む、コースが分かれていますね。
騎士たるもの最短コースを選ぶのみです!」

【騎士の責務】もそう囁きかけてきています!

「って、なんですかっ、このヒトデとスライムと触手という、
騎士の弱点オンパレードはーっ?!」

服に入り込まれ身体の芯が熱くなり、媚薬の効果で、いちごさんがまるで男性に見えてきます。

媚薬に痺れる頭で、いちごさんにディープキスをして物陰に連れ込み身体を重ねます。
女の子とならいいです……よね?

アドリブ大歓迎



●姫騎士は拙速を尊ぶ。
「迷宮に女子生徒を誘い込み酷いことをするなんて、この正義の騎士アルテミスが許しません!」
 妖しい迷宮入り口の前で凛とした騎士が叫ぶ、その叫びは騎士の矜持に富んでいた。
 声の主こそ正義の騎士、アルテミス・カリストである!
 美しい金髪を手櫛で整え、む……コースが分かれていますね。 と4つある迷宮への入り口を品定めする姫騎士。
 彼女の選んだ道とは!

「騎士たるもの最短コースを選ぶのみです!」
 やはり最短の全身触手エステコースであった!
 さすが姫騎士だぜ!
 いざ往かん! とカリスト家の紋章が彫られた大剣を手に突撃するアルテミス。
 あぁ、騎士よ風の如く駆けるのだ!

「ま、待ってくださーーーい!」
 そんな正義の騎士を追いかけて可愛らしい妖狐、彩波・いちごがやってくる。
 長い青髪を靡かせる土地神様は、アルテミスが先ほどまで悩んでいた分岐点に辿り着く。
 しかし彼女が何処に向かったかは分からない……あと少しで間に合うはずなのに!
 あぁ、正義の騎士は何処に行ったのか!

「こっちですね、三匹混合全身エステコース」
 しっかり頷き正解を選択するいちごであった。
 そして向かったであろう道を確認するいちご。
 三匹の触手、媚薬、全身エステ……親な予感が一杯だ。

「悪い予感しかしないですよっ?!」
 姫騎士と触手ですものね……。
 こうして優しい妖狐、いちごは全力でアルテミスの後を追ったのでした。

●やさしい味。
「って、なんですかっ、このヒトデとスライムと触手という、騎士の弱点オンパレードはーっ?!」
「や、やっぱり酷い事になりますよね?!」
 アルテミストがエステフロアに踏み込んだ瞬間、いちごもなんとか追いついた。
 しかし目の前に広がる光景に二人は叫ばずに居られなかったのだ。
 お客さんだー! と震える巨大なスライムの群れ。
 マッサージがんばるぞー! と二足歩行でこちらに歩いてくるヒトデの群れ。
 騎士なら任せろー! と様々な触手をうごめかすイソギンチャクの群れ。
 所謂姫騎士特攻な団体であった。

「え、なんで?! きゃーーー?!」
「いちごさん!! って、ひゃぁ?!」
 なだれ込んでくる触手軍団に成す術も無く飲み込まれる二人、ほぼ同時に捕縛され全身をマッサージされてしまうのだ。
 やはり一番手はこの人だろう、特濃媚薬で構成された粘液生物! スライムさんである。
 スライム達はアルテミスといちごの身体にへばり付き、粘つく身体ではい回り始める。
 その感触は気持ち悪く、鳥肌が立つほどである……が、すぐさま身体に変化が起きた。
 なんと次第に身体が熱く、心地よくなってきたのである。
 それは濃密な媚毒を肌から吸収してしまった証。
 二人友白い絹の様な肌をほんのりと桜色に染めてしまい、次第に意識すらもピンクの靄がかかり始めるのだ。

「これ、まずいです……♪」
「全身、びりびりしちゃって……ふぁぁ♪」
 二人揃ってどこか夢心地な妖しい声を漏らしてしまう。
 それ程までに身体が媚毒によって出来上がってしまっているのだ。
 しかもそこに新たな刺客が訪れる。
 彼の名はヒトデ……マッサージのプロなのだ。

「きゃぁ?! は、離れないです!! んっ♪ や、ぁぁ♪」
「そ、そんな所ダメぇぇぇぇぇ♪」
 ヒトデ達は星型の身体を上手く使いジャンプ、アルテミスといちごの柔らかな身体に張り付くのである。
 勿論くっ付いただけではない、五本の触腕と裏側にびっしりと生えた小さな触腕で血行促進のマッサージを施すのだ。
 媚毒で火照った身体を揉まれれば、全身を快感の電流が駆け抜ける……と同時に更に広がる媚毒の効果。
 二人はお互いのとろんとした潤んだ瞳、そして心地よさそうな蕩けた表情を見てしまうのだ。
 ばっちりと合う視線、それは今の恥ずかしい顔を、恥ずかしい状態を見られたと同じである……そうなれば羞恥の炎が二人の心を燃やし始めた。
 恥ずかしい、けど相手の事は見たい……媚毒で思考も回らず、頭に掛ったピンクの靄は更に濃くなる。
 そうなれば、いつしか二人は手を伸ばし、触れ合おうとしたのだ。

((彼女に触れたい))
 奇しくも同じ思いを抱いたアルテミスといちご、何時しか二人の手は重なり、潤んだ瞳がすぐそこまで迫っている。
 そんな二人を見たイソギンチャクさん、実に男らしい行動に出るのだ。
 なんと二人同時に飲み込む決意をしたのである!
 無茶だ! 下がれイソギンチャク! と周囲のスライムとヒトデも心配そうにする。
 いくらイソギンチャクが巨大でも二人同時に飲み込めば破裂してしまうかもしれないではないか!
 しかし決意は固いイソギンチャク。
 二人の楽園となるべくして自らを犠牲にするのだ!

「大丈夫ですか……大切な友達だから酷い目に合ってほしくないですよ……」
「いちご、さん……んっ」
 媚毒によって思考と身体を蕩かされた二人は、自然と手を、唇を重ねる。
 そんな二人を多い隠すようにイソギンチャクは触手のベッドへと招き入れるのだ。
 密着する身体、粘液でぬめり、ねちゃぁと糸を引く身体、大きな胸と小さな胸。
 それらを重ね、肌を重ね、愛を重ねる二人。
 その様子はイソギンチャクの中なので伺えない、だが媚薬粘液と媚薬触手のプールベッドで二人は気を失うまで重なり合う、
 それはそれは、バレンタインに相応しいあまくてやさしい味だったのです。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

ルナ・ステラ
皆の気持ちを利用したり騙したりして酷い事をしてるなんて許せません!

あぅ...
媚薬と触手って...嫌な予感しかしないですね...
でも、これ以上被害が出ないように頑張らないといけませんね。

「ヒトデ、スラ、イソ、エステ」って...
他の道はない...ですよね...?
どれも嫌な感じがするので天の神様(MSのダイス)の言う通りにしましょう...
魔法とか装備とか駆使すれば、何とかなりますよね?(フラグ)

※アドリブ・苦戦・絡み等歓迎です


御手洗・花子
【ひとでさんコース】を選択

「まぁ、この道じゃろうな…サイズ的に小さいから飲み込まれる心配はないのじゃ」

ヒトデは衝撃波で弾き飛ばす、罠も地形の利用で把握しながら、慎重に進んでいこう。
「よし、この程度の重量じゃったら、わしの衝撃波でも充分飛ばせるのじゃ」
罠もヒトデも寄せ付けずに進んで行くが…ふと、服の中に蠢く感触が…

「…っ!?、ま、まさか子供サイズ!?、聞いてないのじゃ…」
30cmのヒトデばかりに気を取られて、小さいヒトデに気がつかず、服の中に侵入される。

「だ、大丈夫じゃ、じ、児ポ法がわしを守って…」
ここは異世界だし、あなた28歳ですよね?

*アドリブ等歓迎。



●海星キラリ。
「すごい順調ですね」
「そうじゃろ? ヒトデ共はこの大きさじゃからな」
 媚薬迷宮を進む少女が二人。
 箒を手に可愛らしい魔女っ子衣装が良く似合う人間の女の子、ルナ・ステラ。
 もう一人は黒髪に白磁のような肌が美しい、しかし言葉遣いに特徴のある少女(?)、御手洗・花子だ。
 二人は迷宮の入り口でばったり出会い、折角だしと臨時パーティーを組んで迷宮攻略に挑んでいるのだ!
 ルナの白髪、花子の黒髪。
 身長は似通っているがどこか対照的な容姿の可愛らしい二人が挑むとなれば、迷宮側も歓待の構えを見せる。
 彼女たちが進むのはヒトデさんコース。
 30cm程のヒトデが二足歩行で高速で迫ってくる恐ろしいコースだ!
 しかしルナが魔法で、花子が衝撃波で、迫るヒトデさんを吹き飛ばし、近づかれる前に倒してしまう事で安全攻略を進めている。

「この程度の重量じゃったら、わしの衝撃波でも充分飛ばせるのじゃ」
「意外と早いですけど、当てにくくは無いですね」
 二人の結論は『以外と楽に攻略できるかも』だ。
 罠も少なく、一度だけ媚薬ガスを浴びた程度である。
 もっとも直撃せず、身体に少し浴びただけなので少し熱っぽく感じる程度で問題は無いだろう。
 媚薬ガスならば迷宮に充満しているのだ、いまさら身体に浴びようが何の問題も無かった……はずなのに。

「ふぁ、ぁぁあ♪ な、なんでぇ……♪」
「あ、あれはガスでは、なかったのじゃ! あ、れは……ヒトデの子供なのじゃぁ♪」
 現在二人はヒトデ迷宮の最奥で身体を抱きしめ悶えている。
 悶えの原因、それは媚薬ガスで火照った身体に無数に張り付いた小さなヒトデさん達のマッサージによるものだ。
 そう、先ほど彼女たちが唯一浴びたガス罠、その正体は小さなヒトデの子供を身体に吹き付けるのが目的だったのである!
 ヒトデの子供たちはバレないようにこっそりと衣服の中に侵入、二人の体温と魔力を吸って急成長した。
 ルナは胸にお腹、お尻、太腿に腋に張り付かれ、五本の触腕をうごめかされる快感に小さな体を震わせていた。
 花子は胸、尻、腋……そして下腹部に集中的に張り付かれ、ヒトデの中央にある媚薬粘液を含んだ口でキス&吸引マッサージを受けている。
 二人は声を蕩けさせ、身体の熱も急上昇。
 そしてその熱でヒトデ達は成長し、更に責めを強くするのだ。
 ちゅうちゅう――二人の敏感な果実は特に重点的にマッサージされている。
 ヒトデの裏には無数の粒めいた触腕が存在し、蠢く度に柔らかな肉をコリコリと揉み解し、強すぎる快楽を与えるのだ。
 それが二か所、少女特有の柔らかな果実で行われる。
 更に果実の頂点がマッサージと媚毒によって硬くなれば、まってましたとばかりにヒトデさんが咥え込んでくる。
 ヒトデの口に咥えられた瞬間、焼けた熱を押し付けられたような淫熱が爆発し、二人の意識を真っ白の染めるのだ。
 そんなヒトデマッサージを二か所同時に受けるルナと花子、最初は必至に剥がそうと抵抗するも、現在は成す術も無く迷宮に横たわり翻弄されるだけなのだ。

「そ、そんな……まだ、おわらにゃ、ぃ♪」
「だ、だめじゃぁ♪ そこばっかり、は……ふぁぁ♪」
 マッサージに蕩けるルナと花子。
 腋でも、お腹でも、お尻でも……張り付いたヒトデ達が五本の触手と無数の触腕、そして粘液垂れ落ちる口で奉仕する。
 これが! これがヒトデコースの神髄なんだぜ! と言わんばかりであった。
 もっとも、される側の二人にとってみればたまったものではない。
 何故ならば、終わらないのだ……腰が抜け、膝が笑い、下腹部がジンジンと疼く。
 ヒトデが蠢く度に甘い電気が全身を走り抜け、情けない蕩けた声を漏らしてしまう。
 もはや両足で立つことも出来ず、呪文を唱える事も出来ない……。
 それなのにヒトデ達は、延々と蠢き、二人に甘い毒を注ぎ続けるのだ。
 休憩する事すら許されない悦楽マッサージ地獄。
 身動き取れない二人に新たな魔のヒトデが襲い掛かった。

●異常個体。
 本来迷宮の最奥には門番のような魔物が存在する場合がある。
 ボスとは違い、ボスに挑む者を見定めるような魔物だ。
 不幸な事に、この迷宮には存在し、全身をヒトデに張り付かれ動けないルナと花子の前に現れたのである。
 そいつは……超巨大なヒトデであった。
 この迷宮のヒトデが30cm程であるのに対し、門番ヒトデは3mはある異常成長した個体なのである。

「う、うそ……」
「まさか、こんな隠し玉があるとは……のう……」
 全身で生まれる甘い快感に悶えながら、二足歩行でのっしのっしと歩み寄ってくる巨大ヒトデを見やる二人。
 そんな状況にルナの綺麗な青の瞳は涙と発情で潤んで蕩け、花子もこれから行われる行為に思考が靄がかってしまいただ甘い声を漏らしてしまうだけ。
 そう、間違いなくこの巨大ヒトデもマッサージをしてくるのだから。

「ひゃぁぁぁぁ♪ だ、だめですっ♪」
「だめじゃぁ♪ あ、あたままっしろ、に……ぃ♪ なるの、じゃぁ♪」
 巨大ヒトデのマッサージ……それはルナと花子を二人同時に五本の触手で抱きしめ、内部に無数に生えた繊毛付きの極小触腕で刺激する魔技であった。
 火照った身体でお互いに抱きしめ合うルナと花子は全身を媚毒に包まれながら、隙間なく繊毛付き極小触手で攻められる。
 太腿が、お尻が、胸が、お腹が、腕が、足が……歯ブラシのような触手で磨かれたと思えば、高級シリコンのような触手で指圧され、押し付けられた粒状の触腕が振動する事で神経を揺さぶられる。
 しかも巨大ヒトデに包まれた事で、完全に逃げ場を失い、動くことも出来ずに、唯々マッサージによる快感を享受させられるだけ。
 意識を手放しても、終わらない。
 失神したなら無防備な身体に触腕が襲い掛かり、快感によって気付けする。
 巨大ヒトデが飽きるまで、延々に続く……まさに地獄であった。

「ぅ……ぁ、ぁぁ♪」
「ここは、どこ……じゃ。 んぁっ♪」
 それからどれほどの時間が経っただろうか……二人は最後に同時に意識を悦楽の境地に飛ばしてしまったのだ。
 お互いの恥ずかしい所を見せて、見られた二人は気が付けばヒトデコースを抜けていたのだ。
 僅かに身動ぎするだけで全身を走る快楽電流、そんな身体であるが二人は猟兵なのだ。
 なんとか立ち上がり、火照る身体で目の前にある二層に続く道へと向かうのであった。

苦戦 🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​

大河・回
なんというか、ピンクなこと考えてる割に時期とターゲットをちゃんと考えた作戦を使ってるのが腹立つな。まあいい、さっさと片づけてやろうではないか。

しかし、真面目に考えるのも嫌だな
適当に進むか(ダイスでOK)
さて、要は媚薬をなんとかすればいいのだろう
サンプルさえ取れれば私の医療技術と知識を用いて速攻で解毒剤を作ることができる
戦闘員(昭和特撮風全身タイツ)を先行させてサンプルを取ってきてもらおう
何人かは私の護衛に残しておくがね
一人でもサンプルを持ち帰ればそれでよしだ
そう簡単にピンクな目にはあわないよ
ふっ、勝ったな

※アドリブ歓迎



●回さんと戦闘員。
 媚薬の甘い香りが立ち込める迷宮を一人の美少女が往く。
 スタイルの良い身体を抱きしめるように両腕を組み、どこか威厳のある態度で迷宮に立つ彼女の名は大河・回。
 世界征服を企む悪の組織「デスペア」の幹部であり、プロフェッサーTと呼ばれる情報戦担当……という設定のバーチャルキャラクターである。
 そんな彼女の周りには成人男性が全身タイツを着用したように見える集団が存在するのだ。
 彼らの正体は実は回が召喚した“戦闘員”なのである!

「良いか? まずは媚薬のサンプルを採取するんだ」
「イー!」
「ハイ! ワカリマシタ!」
「リョウカイデアリマス!」
 そう、回は媚薬を部下に採取させ解毒剤を作成する作戦を始動させたのである!
 いかに悪組織の幹部である回であっても、媚薬は媚薬。
 女性である回が接種すれば不利になる事は間違いない、ならば解毒できるようにすれば良いだけである!
 その媚薬のサンプルを獲得するために若干古臭い恰好ではあるが戦闘員を召喚。
 彼らに採取を命じると、戦闘員らしい(?)返事と敬礼の後、蜘蛛の子を散らすように迷宮へと走り去っていった。
 後は先行した彼らがサンプルを採取するまで周囲と罠の性質を調べておけば良いのだ。
 勿論万が一に備え護衛を残している、これで触手や媚薬の標的になる事も無いだろう!
 完璧な作戦である!

「ふむ、ここにはガス噴射が……これは転送系か? なるほど、あそこがトリガーで踏むと此処で発動する……踏んだ本人ではなく後ろの狙う陰険な罠だね」
 戦闘員がサンプル確保に動いている間に回は罠の探索と研究を行っていた。
 電脳ゴーグルをつけ、魔術回路を視認、性質やトリガーを調べ電脳空間上に地図を形成していく。
 まもなくマップに調べた罠や連動する罠を起点として表示され、迷宮のトラップが全て晒されるだろう。
 そうなればイソギンチャクだけでなく罠も無効か、この勝負……私の勝利だ!
 と、思っていた回の元に戦闘員が走ってくる、サンプルを採取したのであろうと視線を向けた先で回が見たモノとは……。

「どうしてそれをサンプルだと考えたんだろう……」
 勝利だ! と言えたほどの自信は何処かに行ってしまう光景、回は目の前から走ってくる戦闘員の姿を見てため息を吐いてしまう。
 確かにサンプルを持ってくるように命じた、なのに、あの、戦闘員の中でも使えない部類にいるヤツは。
 【媚薬イソギンチャクを抱えて走ってきた】のである。
 確かに媚薬だが、なぜそのまま生きているイソギンチャクを持って来るつもりになったのか、問い正しくなってしまった。
 いや、やっぱりやめておこう、どう考えても不毛なのだから。

「イソギンチャク本体は返してきなさい!」
 どう考えてもイソギンチャクに近づくだけでピンクな展開になるフラグなのだ!
 それを知っている回は、イソギンチャクを持って近づく戦闘員に返してくるように告げる。
 まるで子犬を拾ってきた子供と親のような光景であった。
 そして戦闘員もなぜかしゅんとしてイソギンチャクを元居た場所に返そうと踵を返した……その場所は先ほど解析していた罠のトリガーである。

「あ! そこは……っ!」
 止まれ、その言葉は間に合わない。
 あぁ、運命の悪戯か世界の悪意か……迷宮に挑んだものは媚薬まみれになる結末に固定されるのだろうか!
 戦闘員の踏んだ罠は『テレポーター』、踏んだ人間ではなく別の人間を飛ばす陰険な罠。
 そう、先ほど調べていた転送系の罠なのだ。
 転送先は空気取り入れ口しか無いにほぼ密室に等しい小さな部屋、そこに飛ばされた後は、時限式のテレポーターが起動し迷宮の出口に飛ばす罠だと回は分かっていた。
 そして回の予想ではその密室には高濃度の媚薬ガスが充満し、そこで媚薬ガスによって抵抗力を奪い先へ進ませるのである。
 そこまで分かっていながら、戦闘員の手違いで罠が発動、回は問題の小部屋に飛ばされたのである。
 護衛が無い状態で……。

●小部屋で待ち受けるモノ。
「間に合わなかった……出来る限り媚薬を摂取しないよう時間経過を待つしか……?!」
 薄暗い小部屋、先ほどよりも甘く感じる空気。
 自分の推測通りだとプロフェッサーは口元を塞ごうと手を当てる……だが、そこで本命は媚毒ガスでは無かった事に気づいたのだ。
 回が気づいた存在……それは目の前で蠢く報告よりも巨大なイソギンチャク。
 毒々しい身体をヌメヌメと濡らし、大小さまざまな形状の触腕を揺らめかせる魔物だ。
 その大きさは回を二人は同時に楽々飲み込める、まさに規格外のサイズ。
 そんな魔物と時間まで一緒に居なければならない……その状況が判断できた回はヒヤリと背筋に冷たい物が走ったのであった。

「くっ! なんとか倒すしか……しまっ!?」
 素早く懐からアローガンを取り出そうとする回、しかし部屋の端から端まで届くイソギンチャクの触手により封じられてしまう。
 そしてヌメる触手に触れた肌が、火が出たかと勘違いする程に熱くなる。
 そう、これが媚薬の効果なのだ。
 回の細く華奢な腕を滑る触手がはい回る、ズルズル、ヌルヌルと淫靡な音を立てて。
 それだけで鳥肌が立つほどの快感が腕から全身に走るのだ、あれで全身を撫でられればどうなってしまうか回の明晰な頭脳ならはっきりと想像がつく。
 しかし、想像した事が仇となる場合もあるもので……想像に身をこわばらせた回は完全に隙を突かれる形で四肢を拘束されてしまったのだ。

「くっ……対格差が大きぃひゃぁ!?」
 振りほどこうと暴れる回、しかしイソギンチャクは媚毒のしたたる触腕で強く縛り、身動きを封じる。
 しかもそれに加えて粘液の感触が気持ち悪い触腕を服の中に入り込ませるのだ。
 触れた個所が熱くなる、お腹が脇腹が、腋が、肩が、足が……瞬く間に淫らな熱を帯びた。
 その熱は徐々に全身に広がり、完全に回の抵抗力を奪い去る。
 普段凛とした回の瞳も毒の影響でとろんと蕩け、潤みはじめたのだ。

「や、やめ……~~~~~っ♪」
 出来上がった回の身体を持ち上げ、ついに巨大媚薬イソギンチャクが本気を出す!
 その大きな体の中心……大小無数の触手が蠢く、まさしく触手の海へと回の身体を引きずり込んだのだ。
 刹那、全身から送られる快楽電流により視界がスパーク、真っ白に染まってしまう回。
 まともな声すら上げられず、再び快楽電流を送られ達するのだ。
 自慢の白衣は粘液でヌトヌト、衣服も乱れ散々な状態の回は触れられた箇所全てで達してしまう。
 そう……触れられた箇所全てでだ。
 まさしく全身を媚薬でマッサージされてしまっているのである。

(あ、あと何分で転送……あっ♪)
 普段の素早い思考回路はどこにやら、靄がかり何も思い浮かばない頭で考える事は快楽と、これが何時まで続くのか……である。
 そんな思考の間もイソギンチャクのマッサージは続く、衣服の中を縦横無尽に撫でまわり、蠢き、果てさせる。
 普段意識しない場所ですら尋常でないほど鋭敏になり、何連続も同時に無理矢理に悦びを刻まれる。
 更にイソギンチャクは追撃のマッサージを行うのだ。
 それは振動……触れた個所の脂肪を震わせ燃焼させる恐ろしき触手。
 それはブラシ……駱駝の睫毛のような繊毛がびっしりの触手で磨かれる。
 まだまだあるぜ! 存分に痩せて綺麗になってくれよな! と言わんばかりのバリエーションを頼んでも無いのに回の身体に施すイソギンチャク。
 連続快感の果てに、回は転移時間まで意識を保つことは出来なかったのだ。
 そんな回は意識を取り戻したのはだいぶ先の事、第二層に進むための道……その前で倒れていたのだ。
 全身媚薬まみれ、しかし肌はツルツルでぷにぷにな敏感肌。
 肩こりも解消されているが、その代償は大きすぎた。
 疼き、鋭敏な身体に鞭を打ち、懐から試験管を取り出す回。
 結局媚薬のサンプルは自分自身で手に入れる事になったのであった。

成功 🔵​🔵​🔴​

テフラ・カルデラ
チョコで固めた女の子を舐め回すなんて…なんて外道なオブリビオンなのでしょう…!
これはきつーいお仕置きが必要なのです!!慈悲はない!!

【一層攻略:エステ】
と、気合を入れつつも迷宮に侵入…どこに入ればいいんでしょうか…?
あれ?この【三種族同時に襲われるが(以下略】っていうのが気になりますね?
これって単に回避しまくれば楽々じゃないですか?それじゃあお邪魔しまー…

…あの、入る部屋間違えましッて入り口閉じてるー!?
あっ…あっ…あの…ボク男の娘だから…需要ナイヨ?
ちょっと待ってなんでだが「それでも一向に構わん!」って迫ってくるんですか…!?
いやぁぁぁぁーーー!!!うすいほんができちゃうーーー!!!



●男の娘、エステの餌食になる。
「チョコで固めた女の子を舐め回すなんて……なんて外道なオブリビオンなのでしょう!」
 恋心を利用し、おまつさえチョコで身体を固めてしまうなんて! なんて羨ま、いえ恐ろしいか!
 とウサギ耳が特徴的な可愛らしいキマイラ、テフラ・カルデラはオブリビオンに対し怒りを燃やすのだ。
 オブリビオンに早くお仕置きをするために、出来るだけ早く迷宮を駆け抜けるのです!
 今日のテフラは慈悲が無いぞ。
 そんなこんなで迷宮に突撃したテフラ、乳白色の長い髪を靡かせ、赤い瞳を輝かせてエステコースに挑む!

「えっと……ここが最短ですね!」
 沢山並んだ入り口を一つ一つ注意深く観察した結果、最短ルートが判明!
 その名も【三種混合全身エステを耐えれば二層まで歩いて1分コース】である。
 テフラは少し悩む……しかし名案を思い付くのだ!
 そう、襲い来る敵を全て回避すれば良いのだ、これなら楽勝! と笑顔を浮かべエステコースに突入……した瞬間。
 彼は目にした……フロアを埋め尽くさんばかりに。とても回避できるとは思えないほどの大量の敵たちが。

「……あの、入る部屋間違えましッて入り口閉じてるー!?」
 あぁ、かわいそうなテフラよ、仕事に飢えた触手達がキミを見逃すはずは無いのだ。
 完全に罠に嵌ってしまったウサ耳キマイラのテフラ。
 すぐさま媚薬イソギンチャクに両足をホールドされ、逃げる事すらも出来なくなるのだ。

「あっ……あっ……あの……ボク男の娘だから、需要ナイヨ?」
 上目遣いで飛び掛かる寸前であった触手さん達に宣言する。
 そうだ、触手さんといえば女の子にしか興味がないはずだ!
 しかし、触手さん達はこう返したのだ!
 【それでも一向に構わん! むしろご褒美です!】と! 逆に勢いづいてしまったのだ!
 跳ねるスライム、飛び掛かるヒトデ、蠢くイソギンチャク。
 テフラはあっさり彼らに囲まれてしまったのだ。

「わわわ! ぬ、ヌルヌルするです……あぁぁ♪」
 頭から粘液生物に包まれたテフラ、その濡れそぼった感触に心地悪さを感じる。
 しかしすぐさま身体の芯から熱くなり、ジンジンと素肌が鋭敏になったのだ。
 更にスライムは蠕動する事でテフラの身体全体に粘液を塗り込んでいく、ヌル……ヌル……ともどかしい速度で。
 その蠢きはゾワゾワと甘い刺激を全身で生み出し、きゅんきゅんと身体を熱く、そして胸の鼓動を早める。
 そう、これが媚薬スライムの力なのだ。

「こ、今度はひとで、さぁん!? く、くっつかない、ひゃぁぁ♪」
 熱く火照り、発情した状態で襲い掛かるのがヒトデ。
 二足歩行からの跳躍でテフラの身体に張り付くと、五本の触腕で肉をしっかりと掴むのだ。
 その強い刺激は鋭敏になった身体にズシリと重い快感を生み出し、全身に広げる。
 女の子によく勘違いされるテフラの華奢な身体がビクリと跳ねあがる程である。
 そんなヒトデは一匹、二匹、四匹、八匹……どんどん張り付き、全身を揉みくちゃにしてくるのだ。
 粋も耐え耐えになる極悪ヒトデマッサージなのである。

「ふあぁ……も、もうだめ……だ、めなのですぅぅぅぅぅ♪」
 全身ヌルヌル、肌はツヤツヤ、精神ヘトヘト。
 そんなマッサージの〆はこの人(?)媚薬イソギンチャク。
 小さく細いテフラの身体を拘束した触手で持ち上げると、そのまま触手が蠢くイソギンチャクの中に放り込むのである。
 スライムに昂ぶりを、ヒトデに刺激を、そしてイソギンチャクにトドメを刺されるウサミミ男の娘。
 身動きできない状態で、身体の隅の隅まで触手で弄られた。
 肌に触れるだけで目の前がチカチカと輝くような敏感になったテフラは、触手の海で隙間なく、余す所無く、何度も何度も何度も果てるまで、延々とマッサージされてしまうのであった。

「あぅぅ……ひ、酷い目にあいましたぁ……」
 結局触手達が満足するまで耐えたテフラ、彼らに見送られながら二層目に向かうのだが……エステとマッサージのせいだろうか。
 普段以上に肌が艶を放ち、柔らかく、さわり心地も良いのである。
 しかしマッサージで疲労しては意味がないような?
 腰や足にキている身体を引きずり、ウサギキマイラの男の娘は目的である二層の入り口に辿り着くのだ。

成功 🔵​🔵​🔴​

キョウ・ヴァゼラード
ふむ、女生徒を拐かすとはまさに許し難い暴挙…私も行くしかあるまい。

【エステ】
「アイギス、お前が先行して全ての罠を受けろ。
私は後から行く、良いな」
『え、あ、その…イエス、マイロード!
私は快楽などに屈しはしません!』
私は『盾のアイギス』を先行させ、アイギスが【盾受け】もとい、色々やられている(意味深)の間に突破する。
「需要の問題だ、許せよ」
『ん…あぁん、らめぇ…!』
もちろん私を襲おうとするなら【高速詠唱】で【聖剣解放】を行い【怪力】を発揮して聖剣を【二回攻撃】の連続斬りで振るい迷宮の壁ごと【薙ぎ払う】ぞ。

※アドリブ歓迎
※お色気歓迎
※アイギスは大人の女性で経験豊富なので何をされても大丈夫(マテ)



●とある騎士の受難。
「女生徒を拐かすとはまさに許し難い暴挙である」
 今回の予知を聞いてキョウ・ヴァゼラードは貴き者の責務を果たすべく迷宮に挑む決意を固める。
 しかし、迷宮に足を踏み入れた時点で気づくいたのだ……【需要を満たせるのか?】と。
 端正な顔で思案するキョウ、顎に指を当てる絵になる伯爵の横で同行する長い黒髪を靡かせる守護騎士アイギスがジッと待機していた。
 そしてキョウはうむ、と一人頷くとどう考えても危険だが最短コースへと進むのである。

「閣下! 差し出がましいようですが危険では?」
「うむ。 “私”は大丈夫だ」
 アイギスはこれから起きるトラブルに一切気づかずに、素直にキョウに付き従いフロアに入る。
 案の定フロアには甘い香りが充満し、集まっている魔物のスライムにヒトデ、イソギンチャクと趣味の悪い者ばかりである。
 これから攻撃するであろうキョウを護る為に双盾を構える守護騎士、だがキョウは部屋を見渡していたのだ。
 キョウはマジックナイトである、故に奥の扉が時限封印の術式が施されており、一定時間経過しないと開かないと看破するのだ。

「アイギス、少し待機だ」
「イエス、マイロード!」
 襲い掛かってこない魔物達に敵意を向けていたアイギスに待機を命令、そしてキョウは一歩踏み出すと戸惑う魔物と交渉しはじめたのである。
 扉の術式を早く解除する手段があると判断したのである、そしてそれは正解であった。
 この魔物達のうち、リーダーがお客さまが満足したり失神すれば奥へ運べと命令されていたのである。
 身振り手振りも加え魔物との交渉……それは意外とすんなりと終わるのであった。

「アイギス、重要な任務だ」
「はい! この身、我が忠誠はマイロードに!」
 騎士らしく凛とした振る舞いでキョウの言葉を受け入れるアイギス。
 忠義の騎士、物語にしか登場しないであろう真実の女騎士がここにいたのだ。
 そんなアイギスに下された命令とは……。

「彼らは危害を加えん、女性をマッサージし満足すれば扉を開けてくれるそうだ……頼んだぞ、アイギス」
「……え!? えええええ!?」
 突然のお色気枠に困惑する騎士、しかし伯爵様の決意は固いようだ。
 なぜかキョウの味方についている触手達、どうやら仕事(?)が無かったのが辛かったらしい。
 何故か味方が居ない騎士に再び伯爵さまからお言葉が……。

「大丈夫だ、万が一が無いように私が彼らを見張る。 これは彼らも納得しているのだ、私の騎士は快楽になど負けないだろう?」
「え、あ、その…イエス、マイロード! 私は快楽などに屈しはしません!」
 これが一番早いと思います。 状態の前に女騎士に逃げ場など無かったのである。
 そしてキョウに座って下さいと出口付近に椅子をセットする触手達、女騎士アイギス、主人の前で媚薬触手エステを受けるの巻。
 彼女の名誉の為、ここからはダイジェストでお伝えしよう。

「や、だめです! ぬ、ぬるぬるして……あ、あついぃ♪」
 全身をスライムに包まれ磨かれる騎士、粘液の前に強固な鎧は意味を持たず、逆に動きにくいだけであった。

「ひゃん♪ はりついて……す、吸わないでぇ♪」
 何故か触手達に悪いからと鎧を外させられた騎士は全身をヒトデに張り付かれ、肉の凝りを全力で解され、毒素や色々な者を吸引されるのであった。

「そ、そこはだめぇ♪ こ、こすら、にゃいでぇ♪ も、もう……らめぇぇぇぇ♪」
 イソギンチャクさんに飲み込まれ、触手によるマッサージを受け甘い声を漏らしてしまうアイギス。
 その時! ついに我らがヴァゼラード伯が動く!
 そう、全身飲み込まれたので呼吸困難を心配したのである。
 結果、アイギスは何故か顔だけイソギンチャクから出た状態でマッサージを受ける事になってしまったのだ。
 これでは逆に恥ずかしいのでは?
 そんなこんなで……。

「うむ、これで最短で被害者を救出できるな」
 何故かイソギンチャクと握手を交わし、友情(?)を育んだヴァゼラード卿。
 ひぃ……はぁ……と吐息が荒くなるマッサージを終え、湯上りタマゴはだ状態になったアイギスを連れてキョウは次の階層に挑む!
 あぁ、アイギスの受難はこれで終わるのだろうか?

成功 🔵​🔵​🔴​

シルバップ・シノイトビクス
【POW】エステ
「まあ、慣れていると言えば慣れてますしねえ」

日頃の「協会」の活動内容を思い返しつつ。
予言によると仕事に不満の有る感じのヒトデさんやらスライムさん、イソギンチャクさんがいらっしゃるようですので、【UC】で防御力を向上、皆さんが満足し友好的になるまで充分お相手しようかと思います。
その上で皆さんと交渉、奧へと案内して頂ければベストですね!

「ええはい。こちらに協力して頂ければ、うちの艦に移住して頂いて。今後ともこのように満足な生活が送れると思います、はい」

オブリビオンの配下として討伐されるよりは良いかと思うのですが、どうでしょうね?

さて、流石にちょっと大変でしたが、先に進みましょう!



●触手エステマイスターのスカウト。
「ん♪ そうです、そこ……あぁ♪ そこがキくんです♪」
 地下迷宮のある一室、触手エステコースと書かれたフロアにて艶のある甘い声が響き渡る。
 それは何かを与えるような母性を感じる優しい声。
 一体なにが行われているのだろうか……。
 興味を引かれ覗いてみれば、そこで行われいたのは【触手エステの訓練】であった。
 媚薬ヒトデが、媚薬スライムが、媚薬イソギンチャクが一人の女性の身体に持てる技術を披露していたのだ。
 彼ら触手の中心に居るのがシルバップ・シノイトビクス、鮮やかな金髪に抜群のスタイルを持つ露出の多いバーチャルキャラクターだ。

「ん♪ ええ、女性はソコが気持ちよくなるんですよ? ふふ、ぁっ♪ 強すぎます♪」
 自らの身体を実習に使わせ触手達と絡み合う、その度に蕩けるような翠の瞳で触手達を見つめ、良い所を褒め、悪い所を優しく窘める。
 まるで聖母のように導いている。
 これは予知を聞いたシルバップが働き甲斐のある場所を求める触手達を導こうとしているのであって、自ら楽しんでいる……かもしれないですね、はい。
 それはともかく、触手達は意外にも素直にシルバップの話を聞き、言われるた通りに動き、やがて自分らしいテクニックまで獲得するのであった。
 そんな実習がそれなりに立てば、さすがのシルバップも疲労する……かと、思えばしんなりと艶気を纏いながら触手達に告げるのだ。

「これから卒業試験です、皆さん自由に、ご自分で考えてマッサージとエステをシてくださいね?」
 実はユーベルコードでスタミナを強化していたシルバップ、少し息が荒くなる程度……つまり軽いジョギング程度の疲労していないのだ。
 そんな姿を見た触手達は歓喜の涙(?)を流し、先生! よろしくお願いします! 綺麗になってください! と飛び掛かるのだ!

「きゃん♪ まずは、スライムさん、ですね……っ♪ あぁ! 全部、キちゃいますよ♪」
 一番手は媚薬スライム君である、なんと彼はシルバップ先生との特訓によってある能力を開花させた。
 それは身体の一部を粘液レベルのドロドロからシリコンレベルの弾力へと硬くなる能力!
 これによりローションマッサージだけしか出来なかったスライム君は、シリコンの指で指圧まで出来るようになったのだ。
 先生! 先生から教えて貰った力! 味わってください! と、何故か礼儀正しい粘液魔物さん。
 シルバップの首から下を飲み込み、皺の間まで存分に撫で擦るのだ。
 しかもシリコン変化により本当に隙間の隙間まで入り込み、コリコリと刺激する事により、通常のスライムの包み込みには出来ない刺激感を与えるのだ。
 その快感と言えば、シルバップと言えども更に息を荒くし、新陳代謝を上昇させ汗をじわりとかいてしまう。
 そして薬効成分により感覚が鋭敏になり、更にマッサージの効果が増える……これがスライム君の技なのだ!

「きゃぁ♪ 次は、キミ…なのね……ヒトデさん」
 全身を火照らせた先生のコリはオレが解す! そう言い放ち(?)飛び掛かったのはヒトデ君。
 先生のコリの大本を柔らかくするぜ! と母性溢れる双果に張り付くと、魔力を全身に滾らせるのだ!
 そう、彼もまた新たな能力に目覚めているのだ!
 通常ヒトデの口は中央に存在している……が、このヒトデ君! 口の移動と増殖が行えるようになったのだ!
 これにより柔らかい母肉に全身で揉みながら吸引する事ができる!
 更に口の中にも触手を生み出す事で、吸引され敏感になった場所を優しくマッサージできるようになったのだ!
 これで肩こりは根絶できるだろう……そう後にヒトデ君は語っていた。
 しかもそれだけではない、通常星型で五本の触手を持つ身体……それを倍の十本にまで増やせるように!
 増えた触手腕は今まで以上にガッチリと肉を掴み、抜群の力加減で血行を促進。
 媚薬もまた回りやすくなり、シルバップの身体に鋭敏な快感が巻き起こるだろう。
 この子はここまで育ったのである。

「さ、最後は……イソギンチャクさん……ですね、ふぁぁ♪」
 うす! 自分っす! 卒業試験がんばるっす! そう気合を入れる媚薬イソギンチャク。
 彼は大きな触手を華麗に操ると、シルバップの身体を自らの上に乗せ……そのままぞぷり、と飲み込んだのだ。
 その瞬間、シルバップの身体で快感が爆発するだろう。
 そう、強化されたイソギンチャクの能力……それは触手の多様化である!
 普通のヌメヌメ触手だけではダメだ! もっと色々なニーズに応えなければ!
 そのイソギンチャクの強い意志が進化を齎す!
 触手に色々な物が生えたり、触手の形状が変わったりしたのだ!
 シルバップの首から下を飲み込み、教えられた技術を、教えられてない触手で! 先生、見ててください……自分の、最高のマッサージ……変身!
 触手にブラシを生やす、吸盤を生やす、口を生やす、イソギンチャクを生やす、団子を作る……能力を使うたびに疲労が蓄積する!
 しかし、しかしイソギンチャクは歯(?)を食いしばりマッサージし続けるのだ!
 先生の悦ぶ声を聴きたいから!

「ええはい。こちらに協力して頂ければ、うちの艦に移住して頂いて。今後ともこのように満足な生活が送れると思います、はい」
 どうやら試験は合格、そのまま先生を見送るつもりだったが、何故かスカウトされたので喜んでトレードに応じるのであった。
 そう、こんな滅多にお客さんが来ない職場よりも、やりがいを求めて!
 意外と飼いならされている触手さんは奥へ進むシルバップを見送り、自分達の荷物を纏めるのでした。

成功 🔵​🔵​🔴​




第2章 冒険 『突破困難!?とろけるチョコレートロード』

POW   :    固まる前に気合で乗り越える!

SPD   :    チョコを浴びないように回避して乗り越える!

WIZ   :    チョコをどうにかして浴びないように乗り越える!

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​

種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


●チョコフォンデュの気持ち。

 なんとか第一層を突破し第二層に到着した猟兵さんが見たモノとは!
 トロトロと溶けたチョコが大量に流れ落ちる細長い穴であった。
 その名も【チョコレートスライダー】である!
 甘い香りが一杯のスライダーを使わなければオブリビオンの待つフロアに到着出来ない仕組みなのだ。
 なお、チョコスライダーはミルクチョコレート味だけ存在する頑固職人仕様。
 勿論仕掛けはそれだけではない、このチョコスライダー途中にスチーム動力アームが設置されているようで防具の排除や全身チョコーティングも行う鬼畜仕様なのである。
 更に抵抗する侵入者にはアームを使っておしおき(意味深)する事で無力化を図る。
 そして【チョココーティングされる際のポーズ決め】もアームが担当しているようだ。
 かっこいいポーズ、かわいいポーズ、恥ずかしいポーズ……様々なポーズのまま全身をチョコで固められ、無力になった生贄をオブリビオンの居るフロアに送られる。
 どんなにチョコまみれが嫌でも、壁はとても壊せそうに無い程に硬い。
 また、壁を破壊しようとして万が一チョコが漏れ出しては大変な事になるだろう。
 さぁ、嫌であろうがココに飛び込まなければどうにもならない!
 頑張ってスライダーを滑り切り、オブリビオンを撃破するのだ!

 ※チョコドールみたいになっちゃうかもですが命に別状は有りません。
 ただし、これは訓練された猟兵さんだから出来る事なので現実でチョコ固めはしないで下さいね。
 また第三章はチョコで拘束された状態からスタート予定です。
 ここで選んだポーズでオークの前に並びます、チョココーティングのされ方も希望あればどうぞですよ。
アルテミス・カリスト
いちごさん(女性だと思っています)と同行

いちごさんと一緒にスライダーに飛び込みます。

【騎士の直感】を頼りにアームやチョコは回避です!

ですが、回避しようとしたところに、おしおき(意味深)をされてしまうのでした。(内容はお任せ)

鎧と服を脱がされて全裸にされ、いちごさんと揉みくちゃになりながらスライダーを滑り落ちます。
その間、いちごさんに身体中を触られてしまいますが、女の子同士なので大丈夫ですよね!

最終的には、いちごさんの腰の上に跨がって胸を揉まれている体勢でチョコレートコーティングされてしまうのでした。

跨がったところに何か当たってる気がしますが気のせいですよね。(性別には気付かない)

アドリブ大歓迎


彩波・いちご
アルテミスさんと引き続き
※ちゃんと男だとは言ってあるのですが信じてもらえてません

先程の事を思い出して少々赤面しつつも、彼女と2人で一緒にスライダーに
彼女を何とか守ろうとするものの、逆に彼女にお仕置きが集中する始末で、
私はといえば逆に彼女を脱がす手伝いのようになっている気が…(汗
気付いたら胸やお尻を揉んでいたり舐めていたりと色々と…

最終的には、私の腰の上に跨った裸の彼女に、下から胸を鷲掴みにして揉んでいる…ような体勢で一緒にチョコに固められてしまって…

あわわわわ…
彼女は、私の事男だと思い込もうとしているようですけど、ほんとに気付かれたらどうしようというか、気付かれなくてもまずいような…



●チョコにまみれて。
 先ほど一緒に媚薬エステに溺れたしまったアルテミス・カリストと彩波・いちご。
 二人は火照る身体と、どこか甘酸っぱい、けれどもぎこちない空気を纏っている。
 特にいちごは顔を赤くし、申し訳なさそうな表情をしていた。
 何故ならば、アルテミスはいちごを女の子だと、未だに勘違いしているからだ。
 性別を告げても、いちごの容姿と言動から信じて貰えないのである。
 キチンと説明するべきなのでしょうか……それとも気づかれるまで待った方が……いえ、それはそれで問題な気もします。
 いちごは胸中で悩み続け、その度に先ほどのエステを思い浮かべ顔を赤くしている。
 そんないちごの手をしっかりと握る人が居た、件のアルテミスである。
 妙に良い笑顔のアルテミスは赤面するいちごと向かい合うと、はっきりと告げる。

「さぁ、いちごさん行きましょう!」
「え、アルテミスさん? 二人一緒に、って! ひゃぁ?!」
 そう、アルテミスは赤面し悩んでいたいちごが【どうやってスライダーを攻略するか考えている】と思ったのである。
 騎士の直観がこのまま行けば大けがなどしないと告げていたので、大切な同行者であるいちごも護る為、二人で一緒に飛び込もうと誘ったのだ。
 そして不意打ち気味だった事もあり、いちごはアルテミスに真正面から抱きしめられる形でチョコスライダーに飛び込んでしまうのであった。

「ひゃ?! い、いちごさんビックリするじゃないですか!」
「わ、わわ?! これ、やわらか……ご、ごめんなさい!」
 流れるチョコと一緒に滑り台を下る二人、抱き合えば抱き合う程の肌はふれあい、お互いの温度を感じやすくなる。
 更に体勢の問題で、いちごの右手は張りの良いアルテミスのヒップに添えられ、驚きと緊張で強く揉んでしまった。
 このまま二人は抱き合ったままチョコスライダーを下る……訳が無い。
 当然迷宮側もチョコで拘束しようと仕掛けを施しているのだ。

「――?! いちごさん危ない!」
「アルテミスさん後ろです!」
 抱き合っていた事でお互いに迫るアームを確認、対象を追跡する厄介な罠だ。
 アームの先端はシリコン製の人間の手の形状をしており、中に最新マニピュレーターを搭載し人間さながらの手の動きを可能としている。
 そんなアームが複数アルテミスといちごに迫るのだ!
 二人はお互いがお互いを守ろうと抵抗を決意する、この迷宮の性質からして放っておく選択肢は真っ先に消えていた。

「私なら大丈夫です! えい! ふふふ、そのような攻撃はお見通しです! って、ひゃぁ!?」
「わわわ!! ご、ごめんなさーい!」
 先制攻撃とばかりにアームが二人に追加のチョコを掛けようとホースのようなものを構えた、それを視認したアルテミス自らの能力により浴びせられるチョコの軌道を予知する。
 その軌道にいちごが含まれていると気づいたアルテミスは、ホースの軌道を手で少しずらそうと腕を伸ばしたのだ。
 だが丁度いちごもアルテミスを庇おうと身を乗り出してしまい……結果、チョコを躱す事は出来たが二人は顔と顔が触れ合う距離まで近づくことになったのだ。
 これに驚いたいちごが手に力を込めてしまい、アルテミスの形の良いヒップに指をめり込ませてしまう。
 先程媚薬エステで鋭敏になった身体にこの刺激は大きすぎた、甘い声で可愛らしく鳴き背を反らしてしまうアルテミス。
 そこに迫っていたアームが直撃、なんと騎士の鎧をはぎ取ってしまったのだ。

「だ、大丈夫です! まだ服がありますから!」
「そ、それはそうですけど……って、チョコの量が増えてるような? ってアームが!?」
「え……ひゃぁぁぁぁ!? ま、まだです……んっ♪ い、いちごさん……そこは、きゃん♪」
「ご、ごめんなひゃ! んっ!!」
 追いチョコレートを回避した事が抵抗とみなされたのだろう、いつの間にか二人を取り囲むように追加のアームが無数に現れたのだ。
 完全包囲……避ける事が出来なくなった二人、しかしアルテミスはあきらめない!
 騎士としてか弱き少女を守らなければならないのだ!
 そうしていちごを庇う様にその胸に抱きしめ、アームに襲われるアルテミス。
 まずは服を、次に下着を……無防備になるように機械的に毟られてしまう。
 だがいちごは守る事が出来た、出来たのだ!
 しかしいちごもいちごで少しでもアルテミスを守ろうとフリーな両手でアルテミスに迫るアームを追い払おうとする。
 もっとも、今のいちごはアルテミスの胸に抱かれている=胸の谷間にいちごの顔があるのだ。
 奇しくもいちごはアルテミスの胸にキスの雨を降らし、敏感な騎士の双果を堪能してしまう。
 その快感に正義の騎士は身悶えし、可愛らしい声を上げてしまった。

「はぁ……はぁ……んっ♪ だ、大丈夫です……女の子同士ですからね、ちょっとびっくりしただけです」
 笑顔で告げるアルテミス、未だのいちごを少女だと信じているので、胸を触られたり、谷間で顔を動かされたり、キスされたり、吸われても問題ないのだ!
 そんな騎士へ、ついにお仕置きが執行されてしまう。
 執行者は6本のハンドアーム、アームはアルテミスの裸体に張り付くと……微細に振動し五本の指を小刻みに動かし始めたのだ。
 そう、くすぐりである。

「ひゃぁぁ!? あははははは♪ ま、まっへ……んぁ♪ あ、ぁぁ♪ はひっ♪ あはっ♪ あはははははは♪」
「アルテミスさん?! な、何か手は……って、あそこは……アルテミスさん、ちょっとびっくりしますよ!」
 腋、足の裏、脇腹、うなじ……媚薬によって更に敏感になった場所を徹底的に擽られるアルテミス。
 全身に激しい刺激が走り、強くいちごを抱きしめたまま身体を痙攣させてしまう。
 その間にもチョコは二人の身体をコーティングしていくのだが、それよりも先にアルテミスが気絶してしまうかもしれない。
 いちごはすぐさま行動に移す、振動くすぐりを続けるアームを根気よく引きはがそうとする。
 しかし、いちごに掴まれたアームは激しく抵抗し微細振動が強烈振動にまで強化、アルテミスを責め始めたのだ。
 アルテミスの身体は更に痙攣を激しくし、呼吸も荒くなる……何か策は無いかと周囲を伺ったいちごが発見したもの、それこそジャンプ台であった。
 スライダーの途中、半分だけせり出したジャンプ台で二人一緒にジャンプすれば、アームは離れるはず!
 全身をくすぐりアームに攻められる騎士を護る為、いちごがスライダーの側面を蹴りジャンプ台へと進行方向を変える!
 見事にジャンプ台へと向かい……計画通りに二人はスライダーのトンネル内で跳ねたのだ。
 その運動にアームは付いて来れず、アルテミスにはりついた擽りアームは置き去りにされた。
 チョコホースアームだけはギリギリ後を追ってくるが問題はないだろう……ほっと一息ついたいちごであった……が。

「わ! わ! わーーーー!?」
「はぁ……はぁ……へ? ひゃうん♪」
 二人を襲う浮遊感、そう激しく飛んだことに加え、アルテミスが擽りで脱力していたからであろう……今まで抱き合っていた二人の身体が離れていったのだ。
 そしていちごの眼前にさらされるチョコで中途半端にコーティングされたアルテミスの柔らかそうな双子の果実。
 擽りによってツンと尖った桜色まで見えてしまい、いちごは条件反射で隠さねば! と手を伸ばした。
 その結果、その手は果実に吸い込まれ……見事に揉みしだく。
 自らの胸から流れる甘い電流についに嬌声を漏らしてしまう騎士、その声は土地神様を驚かせ、慌てさせたのだ。
 そんな状況だからであろう、二人は気づいていなかった……ジャンプするという事は、着地があるという事を。

 ――ぞぷん!!!!
「―――――――っ♪」
「ふぁぁぁぁぁ♪」
 媚薬エステで鋭敏になった二人はチョコの波を立てて激しく着地、衝撃、絶頂。
 二人は全身に走る快感に抗えずに同時に達し、再びスライダーを滑り始めた。
 滑空距離だけ激しく、長く、強い衝撃に二人は耐えられなかったのだろう。
 そして無防備になった二人にすぐさまチョコレートがスプレーでコーティングされてしまうのであった。

(意識……が……いちご、さん……)
(アルテミスさん……ごめんなさい……)
 こうして二人は無残にもチョコドールとしてオブリビオンの元に運ばれる。
 先程まで抱き合っていた二人は、寝そべったいちごの腰の上にアルテミスが可愛らしく座り込み、背を弓なりに反らしている……なんともセクシーなポーズで固められてしまったのだ。
 なお、アルテミスの胸はいちごの手で包まれるように隠されているので問題は無いのです。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

ロート・カニーンヒェン
「くっ、何か持ち込んでいればチョコフォンデュ出来たのに・・・ロート、いっきまーす!」(POW)チョコレートならやりようはある!プロミネンス・ノヴァの炎でチョコが固まらないように温め続ければいいのだ!チョコが熱いかも知れないけど、そこは気合いと根性で!一気に滑り込め~♪(アドリブ歓迎です)



●チョコっとピンチ!
「くっ、何か持ち込んでいればチョコフォンデュ出来たのに……ロート、いっきまーす!」
 甘い香りを漂わせ、地下へのスライダーを流れ落ちるチョコレート。
 これだけのチョコがあればチョコフォンデュがどれだけ食べられるだろうか、と考えたロート・カニーンヒェンだったが頭を振って前を見る。
 無い物はしょうがない、帰還してから考えようでは無いか。
 おそらく、これからしばらくはチョコは要らなくなりそうだが。
 ロートは静かに、深く呼吸を整えチョコレートスライダーへと飛び込ぶのだ!

「っ! 予想以上に、危ないかも……?」
 ねっとりと温かいチョコレートが褐色の肌に絡みつく、その感触はくすぐったさと同時に甘い痺れを黒髪のフォースナイトに与えるのだ。
 媚薬エステで肌を鋭敏化していなければまだマシだっただろう、しかし媚薬成分のおかげでチョコの海を下る感覚が、どうしようもなく心地よいのだ。
 更にチョコはロートの身体にかかると徐々に硬さを持ち始める。
 このままでは全身気持ちよくされた後、身動きできないチョコレートドールにされてしまいそうであった。

「でも、私に策ありだよ! 焼き尽くせ! 心も体も何もかも!!」
 ロートは大きな胸にチョコレートがかかり、どこかいやらしくテカるが気にせずに策を発動!
 それはロートの能力、《プロミネンス・ノヴァ》の生み出す深紅の炎の熱で自身を固めようとするチョコレートを溶かす作戦なのだ!
 サイキックエナジーの高まりと同時に身体が熱くなる、そしてイメージするのだ……深き紅の炎を。
 生み出した炎はロートの意思に従いチョコレートを焼き溶かす、勿論その熱はロートにも伝わるが身動きできない方がよっぽど支障を来すのだ。

「あつい! けど……我慢だよね」
 自分の身体に塗られ、硬度を持ち始めたチョコレートがトロリと溶けていく。
 ある程度タイミングを決めれば、なんとかなりそうだ。
 もっとも全身がチョコレートまみれなのは間違いないだろうが。

「っ! 機械のアーム!?」
 順調に少し熱いがチョコレートスライダーを攻略する所に突如乱入者が現れる。
 それは無数のアーム、滑り降りるロートを追跡する世に壁や天井に出現したのだ。
 アームの先端はシリコン製の手となており、人間と同じ動きが可能となっている。
 そのアームの目的は一つ、ロートの全身にチョコレートを塗りたくる事、そして……抵抗する者を無力化する事である。

「えっ!? ちょっと!! こ、この……ひゃぁ!?」
 アーム達はスプレー状のチョコレートをロートに吹きかけたり、チョコに濡れたぴっちりスーツを破ろうと、まさしくロートに手を伸ばしてくる。
 動きにくく、止まれもしない、そんなスライダーの中で褐色爆乳美少女は肉感溢れるボディに掴まれてしまう。
 柔らかな身体に無遠慮に食い込むアーム、その指が褐色の肌に触れた所からビリビリと鋭い快感が走り甘い声が漏れてしまった。

「~~~~!! こ、このぉ!!」
 痺れは全身に走り、ロートの牝、指の先から頭までを蕩けさせる。
 惚けさせる熱、散々エステで叩き込まれた淫らな熱。
 蕩ける熱が全身に広がり、思考を奪う――このままではエステの二の舞だ。
 ロートは身体に食い込むアームに対し、《プロミネンス・ノヴァ》を放ち焼き尽す事を決意。
 火力上昇に伴い今まで以上に身体を灼熱を晒すことになるが仕方のない事だ。

『敵対反応感知オシオキ開始』
「やった……おしおき? って、なにあれ!?」
 身体に食い込んだアームを焼き尽し、被害も最小限に。
 これで最終フロアまでたどり着けると確信したロートであったが、アームへの攻撃に雰囲気が変わるのを肌で感じる。
 ゾクリ、と第六感が何かを伝える――と同時にロートが見たモノ……それはパズルのように複雑な形状をした板チョコが二枚だった。
 アームが取り出したそれは特殊凝固剤で形成された食用では無いチョコであり、衝撃・熱に強いもはや金属と言って良い代物である。
 そんな物騒な板二枚で何をするのか……それはロートが身をもって知ることになる。

「そんなモノ! 焼き尽して……固い!? いやぁぁぁ!? これ、わぷっ!?」
 《プロミネンス・ノヴァ》で眼前に迫ったチョコを溶かそうとするロート、しかしアームはチョコで炎を討ち落とし、素早くスライダーで滑るロートにチョコを差し向ける。
 結果、二枚の複雑な割れ方をしたパズル板チョコでロートの首と両手首を挟み込んだのだ。
 丁度首と手首が嵌るように穴が開いており、痛みや苦しさはまったくない……しかし、この恰好は中世等でみられる晒し刑で見られるモノだとロートは思った。
 複雑なパズル機構により二枚の板はしっかりと結合、ロートの首と両手首を完全に拘束してしまうのだ。
 そしてアームは身動きが取れなくなったロートの身体をひっくり返し大きく形の良いヒップを天高く突き出させた。

(あれ、この体勢ってあれだよね……? ふやぁ!? や、やっぱりぃ♪ た、叩かれてる!?)
 そして、おしおき――お尻叩きが始まったのだ。
 パン! パン! パァン!!
 チョコに濡れた褐色桃に対しシリコンアームがもみじを作るように激しく打ち据える。
 あまりに屈辱的、あまりに恥ずかしすぎる好意に顔をチョコに濡らしながら自然と瞳が潤みだす。
 しかしそれだけではない、エステによって鋭敏になった身体が痛みよりも甘い痺れを生み出してしまい、それによってジンジンと牝の身体を火照らせてしまうのだ。
 一種倒錯的な状態がスパイスとなり、ロートは更に昂りを覚えさせられる。

「んぶっ! こ、これ以上はまず、ぁぁ~~~~~~~っ♪」
 お尻叩きの後はチョコの塗り込みだ、痛みと対極の優しい手つきで溶けたチョコをヒップを撫でるように塗り込まれてしまうのである。
 それが終われば再び叩き、撫で塗り、叩き、撫で塗り……幾重にもチョコと快感をしみこませていく。
 そんな桃尻から響く甘い痺れがロートの身体から力を奪うのだ。
 次第に腰がヒクヒクと痙攣しだし、何度目かのオシオキによって無理矢理に悦楽の高みに打ち上げられてしまった。
 視界がスパークし、思考に靄がかかる……両腕は完全に固定され、ただ出来ることは尻打おしおきに身を震わせるだけ……。
 何度も、何度も、何度も何度も……完全に意識を失うまでロートはお仕置きされてしまうのだ

(うぅ、こんな格好でチョコレートまみれになるなんて……)
 スライダーから排出され全身をチョコで固めれたロートの恰好はそれは悲惨であった。
 全身をツヤツヤのチョコでコーティングされ、体勢は身体を前にくの字に曲げた状態で板チョコによって両腕と首を拘束されているではないか。
 大きな乳房も、肉付きの良い太腿も、突き出したヒップも、まさしく美味しそうにチョコを塗られてしまっていたのです。
 それはチョコレート姫騎士屈辱シリーズとでも銘を付けられそうな立派なチョコドールだった。

成功 🔵​🔵​🔴​

ネーヤ・ティオモ
何か…とても甘い匂いです…。それに流れてるこれは…
(ペロッ)こ、これはミルクチョコレート…!?
お菓子のすべり台だなんて絵本の世界みたい!と興奮してるのも重なってかテンション上がり放題です。
連れて行く事に決めたイソギンチャクちゃんとははぐれてしまわないよう【手のひらほどの聖域】に避難してもらいまして
…さあ!いざめくるめくチョコの世界へー!

えっ何、機械…!?う…なんとか引き剥せないか努力はしてみます…みますけど(ユーベルコード使用中+腕力無いので絶望顔)
や、やだぁ…こんなところで死にたくな…
(固められた場合:聖域を守ろうとして両手を胸元に寄せた結果胸を強調するようなポーズで完成するかも知れません)



●甘いけど甘くない滑り台。
「わぁ~~~!!」
 鼻腔を擽る甘い香が支配するフロアに驚愕と歓喜の声を上げるのはネーヤ・ティオモ、そして彼女の後ろにぴょこぴょこ付いてくるのが小さな媚薬イソギンチャク。
 彼女は先ほどの迷宮で心を通わせた子供イソギンチャクを連れ、小さな歩幅だがしっかりとチョコスライダーに辿り着いたのである。
 外見がまったく違うが、まるで姉弟に見える程に仲の良い一人と一匹は目の前に広がる光景に胸を昂らせるのだ。
 それは溶けたチョコが流れるスライダー。
 甘い香りの正体ここにあり! なのだ。
 ネーヤとイソギンは二人並んでスライダーに近づく、そしてネーヤは流れるチョコレートを指で掬い小さな口へ可愛らしい所作で運ぶのだ。
 舌に触れるチョコレート、瞬間口の中一杯に甘みが広がり幸せな気持ちが溢れてくるではないか!

「ミルクチョコレートです♪ ん~♪」
 お菓子の家が出てくる物語を読んだ事があるネーヤは、幸せに潤む灰色の瞳で目の前の滑り台を見る。
 甘い甘いチョコレートが川となり、ネーヤを誘うように流れている。
 隣のイソギンチャクもチョコレートを舐めたのであろう、美味しかったー! と触手を左右に揺らしていた。
 まさに絵本から現れたような現実、この光景をみてテンションの上がらない女の子はいないのだ!
 こうして俄然気持ちを昂らせたネーヤは、不思議の国のアリスよろしく、冒険を楽しむ絵本の登場人物のようにチョコレートスライダーに挑むのだ。

「その前に、はぐれちゃダメだからね? はい、おいで」
 万が一でも子供イソギンチャクとはぐれてはいけない、ネーヤお姉ちゃんとして守ってあげなくては!
 うきうきしはがらはーい! と触手を手を上げ返事をするイソギンチャク。
 小さな同行者を守るためにネーヤが使った能力は《手のひらほどの聖域》。
 ネーヤの可愛らしい手の平に生み出された小さな空間、そこに創造されたのが入った者を害意から守る優しい力。
 子供イソギンチャクはわーい、とネーヤの言葉に従い結界に吸い込まれるように入っていくのであった。
 これで準備は万端、あとは甘いチョコの滑り台を楽しむだけだ!

「さあ!めくるめくチョコの世界へいざー! えい!」
 可愛らしい掛け声と共に小さくジャンプ、とぷんと流れ落ちるチョコの川に身を任せた。
 チョコレートの甘い香りと味に包まれて、なかなかスリリングな滑り台を楽しむネーヤ。
 右に曲がり、左に曲がり、身体にチョコで濡れてもお構いなし!
 まるでアトラクションのようなスライダーにワクワクが止まらないのだ。
 しかし、迷宮はそこまで甘くない……いや、チョコレートなので甘いのだろうか?

「え……機械の腕? きゃぁ!? は、離して……っ!」
 チョコレートスライダーに挑む者をチョコでコーティングし、オブリビオンの贄に相応しい様相に仕立て上げる悪魔の手先なのだ。
 ネーヤの身体を掴み、無理やりに体勢を整えようとするアームに対し、ネーヤの非力さとイソギンチャクを護る為に展開しているユーベルコードの維持でまともな抵抗は不可能。
 肌を刺激する様にはい回るアームの感触に、身体が火照り始め、ジンジンとお腹が熱を持ち始める。
 媚薬の効果はまだ残っていたのだ……そんな未知の感覚にまで襲われたネーヤ、それでも、それでも大事なものを守ろうと結界を維持しる手を反対の手で包むのだ。
 それは一種の祈りにも、可愛いおねだりにも見える所作だ、それを確認したアームはポーズを活かそうとネーヤの身体を操るように動かしていく。
 その間にも別のアームがネーヤの身体をうっすらとチョコレートスプレーで包み込み始めるのだ。

(や、やだぁ……こんなところで死にたくな……あれ、ちょっと苦しいけど息は出来ますね)
 普通であれば窒息しそうだが、オブリビオンの目的が女性のチョコレート掛け……つまり死んでしまっては台無しだと特製のチョコを用意していたのである。
 とりあえず死にはしないと安心したネーヤであるが、別の危機は去っていない。
 残ったアームがネーヤを贄に相応しい姿に変えている最中なのだ。
 祈るような手はそのままに、腕を軽く折り曲げ胸に、こうする事で両二の腕に挟まれた意外と大きなネーヤの胸が自己主張するようになったのだ。
 更に足は所謂女の子据わりに固定される、顔は上目遣いになるように調整されるのだ。

(うぅ、チョコレート固まっちゃいました……こ、こんなポーズで……どうしましょう)
 全身をチョコレートに包まれる、ある種幻想的な光景だが、された側はたまったものではない。
 なんとかして自分の身体を殻のように包むチョコを壊さないと……と方法を考え始めるのであった。
 そんなネーヤがスライダーから排出されるた姿は、まるで無自覚に胸を強調しおねだりする妹系チョコドールのようにも見えたのです。

成功 🔵​🔵​🔴​

アリア・ティアラリード
「はぁ…はぁ…っ、まだ、まだです…っ」

あれ程の触手喜悦を強要されてもなお姫騎士の【覚悟】を瞳に宿し
…とは言え余韻で全身ガク付き1時間以上蕩けていたのは内緒で

ヨロヨロと立ち上がえい、【挑発】的ビキニ鎧のまま一気にダイブ!
瞬く間に白濁チョコに甘い香りに脳髄を灼かれ、全身どころか薄布の内側にまで流れ込み

襲い来るアームに脱がされまいと【怪力】で鎧を押さえつけ《光反発装甲展開》で耐えて!
するとレッグホールを持ち上げられてビキニ鎧は容赦なく媚毒エステで蕩けた躰に割れ目に
食い込みめり込み、遂には超ハイレグ水着状態のM字開脚姿でゴロっと転がり出て
媚薬エステとチョコの媚香で仕上がった姫騎士を最下層で待つのは…!


フランチェスカ・ヴァレンタイン
【POW】

はふ…(悩ましげな吐息で深呼吸) ひとまず、落ち着きましたかしら…?
それでは、先… に……
……
ええー…… コレに飛び込みますの…?

…はあ。この先も飛んでいけそうもありませんし、諦めて進みましょうかー……

敏感になっている翼や全身に纏わり付くチョコに身悶えしつつ
防具の排除に、というよりは発情状態の全身を弄られることに抵抗を
とはいえ発情した身体では大変分が悪く、やがて無力化されて追加の”おしおき”もされるがままに……

最終的には【とても媚び媚びでもの凄く恥ずかしいポーズ】を強制的にとらされ、そのまま固められてしまうでしょう

※芯が折れない限りはお好きにどうぞ
※アドリブ・他の方との絡み大歓迎です



●ちょこれーとぐらびあいぇーがー。
「はぁ……はぁ……っ、まだ、まだです……っ」
「はふ……ひとまず、落ち着きましたかしら……?」
 チョコレートの甘い香りが充満する滑り台を前に二人の美しい猟兵が艶が混じったため息を漏らす。
 一人はサラサラとした極上の絹如き金髪に空のように青い瞳、大きすぎる凶悪なバスト……フォースナイトのアリア・ティアラリード。
 もう一人は風をはらみ緩やかに波を描く金髪に若葉の芽吹きを感じる緑の瞳、同じく大きなバスト……鎧装騎兵のフランチェスカ・ヴァレンタイン。
 二人の金髪爆乳美人は瞳に潤みを残し、頬を紅潮させたまま目の前の妖しすぎる滑り台を見つめていたのだ。

「ええ……コレに飛び込みますの……?」
「ふぅ……み、みたいね」
 そうオブリビオンと戦い、撃破するにはスライダーを滑り落ちるしかない……。
 キマイラであるフランチェスカは翼を使えばチョコレートに浸からずに行けるかもしれない、普段の体調であれば。
 散々二人とも媚薬触手エステによって全身を磨かれ、何でもない行動で甘い痺れに身体を震わせてしまうのだ。
 ここは嫌でも相手の思惑に乗るしかないわけで……。
 
「はあ。 この先も飛んでいけそうもありませんし、諦めて進みましょうか……」
「ええ、そ、速攻で突破します!」
 一人はややあきらめを、一人は強き覚悟を、瞳に宿し二人はチョコレートの流れる滑り台へと挑むのだ!
 しかし、彼女たちは悲惨な目にあってしまうのだ。
 もし媚薬の効果が残っていなければ……
 散々エステで身体の隅々まで磨かれなければ……
 マッサージの快楽で牝の芯を火照らせなければ……なんて事のないフロアだったのに。

「んんっ♪ こ、これは……っ♪」
「あんっ♪ ま、まずいかもですっ♪」
 トロトロのチョコレートに身体が触れた瞬間、ゾクリと甘い痺れが走る。
 そう、溶けたチョコレートのスライムよりも温かくて独特の感触が、全身を撫でているのだ。
 特に体重を支える二人の桃尻が滑り台で擦られ、まるで常に強く撫で揉まれている快感を生み出すのである。
 それでも耐えるしかない、降りかかるチョコレートを拭い、最後まで滑り切るだけだ。
 もっとも、迷宮側は追い打ちをかけるのである。

「まさか、追い打ちですか? く、ぅぁ~~~~~~~~~~っ♪」
「機械のアーム!? きゃぁ!! や、ぁぁぁぁっ♪」
 独特の柔らかさを持つ、蒸気式錬金アームが猟兵達の抵抗を奪うべく現れたのだ!
 チョコスライダーを滑る無防備な二人、その防具を狙って襲い掛かる複数のアーム! 真っ先に狙われたのは……凶悪なおバスト様であった。
 めり込む程に強く食らいつく手、そして五本の指で二人の果実を弄ぶのである。
 そう、機械は知っているのだ! 女騎士には鞭より飴、痛みよりも快楽であると!
 たぷんたぷんとまるで感触を楽しむように二人の抵抗力を奪う、そして……ついでに防具も奪おうとするのだ。
 アリアを襲うアームはビキニアーマー、メローラフレームの胸部分を奪おうと巧みに大きな胸を持ち上げ、跳ねさせる外そうとする。
 フランチェスカを襲うアームはピッチリと張り付くフィルムスーツを破ろうと、果実の先端を掴み引っ張るのだ
 その動きに二人は同じように甘い声を漏らし、狭く細いスライダー内で反響させてしまうのだ。

「う、ああ……やめて、ください……まし!」
「ま、まだ……まだぁ……まけ、ません!」
 芯に響く快感に必至に抗う二人、胸に掴みかかるアームを引きはがしアームをチョコの川に投げ捨てるのだ。
 まだまだ騎士としての誇りは地に落ちない、快楽になど負けはしないのだ!
 だが、二人のこの態度にアーム達は許しはしない、最大限の屈辱を……と二人に襲い掛かる。

「きゃぁ!? も、持ち上げないでっ♪ く、食い込んじゃいま、ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ♪」
 アリアに襲い掛かったアームは、彼女のビキニアーマーのボトムを標的に。
 すでにピッチリとギリギリ秘密の花園を隠しているのだが……なんとサイド部分を掴むと、動けないアリアの股間に食い込むように持ち上げたのである。
 ギリギリと隠された部分に食い込むビキニ、媚薬エステで鋭敏になった身体には激しすぎる快感であり、痛みではなく快楽だけを叩きこまれる。

「は、羽はだめですっ♪ にぎにぎ、もだ……めぇぇぇぇ♪」
 フランチェスカが狙われたのは美しい羽だ、一対の羽に群がったアーム達は指を全て動員し根元から先端まで丁寧に刺激する。
 特に根本を掴み、感度の良さそうな部位を探るようにマッサージ。
 それと連動し先端はゆっくりと焦らすように擽るのだ。
 激しい快感ともどかしい快感、二種の複雑な快楽によって騎士の心を折りに行く。

「だ、だめ……ぃ、っ♪ あぁぁぁぁぁぁぁ~~~~~っ♪」
「ひぐっ♪ いけませ、ん……ぁぁ~~~~~~~~~っ♪」
 どれだけ抵抗しても無駄であった。
 アリアはギリギリと紐ですか? と言わんばかりにまで食い込まされた箇所にトロトロのチョコレートを噴射されついに陥落。
 トドメとばかりにビキニを前後に動かし、敏感な場所を擦る追撃付きであった。
 フランチェスカは両羽で根元から先端までを絞るように連続で責められてしまい、ついに高みに飛ばされてしまう。
 その隙をついて巨大な果実の先端に張り付いたアームによってトドメの快感を送られてしまうのであった。

「う、ぁぁ……っ♪ だ、だめ! こんなポーズ、恥ずかしすぎます!」
「お、おやめください……こんな格好なんて……っ!!」
 抵抗する力を奪われた二人の身体を複数のアームが組み付く、重い快楽の波にさらされた二人にアームを取り払う動きは不可能であった。
 紐が切れた人形となった二人は組みつかれたアームによって望んでも無いポーズを取らされることになる。
 特に激しく抵抗を見せていたので加減は不要とアームも本気のようだ。

「い、いや……こんなポーズモデルさんでもやらない、のにぃ……」
 金髪碧眼のフォースナイト、アリアはまずは両足を大きく開き、膝を少し曲げさせらる。
 そして両腕を太腿に添え、まるで自分で開脚しているようなポーズで固定されるのだ。
 その際両腕で大きな胸を挟み込み、谷間を作るのを忘れない。
 そう、女騎士のM字開脚である。

「こ、これは……恥ずかしい、ですね……っ」
 フランチェスカは四つん這いに、だが普通の四つん這いではなくお尻を突き出した媚びたモノだ。
 更に同じように両手を下半身に伸ばされ、突き出た形の良いヒップに添えられ固定されるのだ。
 グラビアモデルでさえ泣いてしまいそうな屈辱のポーズ……女騎士の雌豹誘惑のポーズである。

「わぷっ! あぁ……からだ、うごかない……っ♪」
「く、屈辱は……かならず、おかえし、します……ので……ふぁぁ♪」
 完全にチョコにより四肢を拘束された二人、恥ずかしい格好だがそれで終わりではない。
 アームは二人の敏感な部分を適度に刺激し、蕩けた表情を作らせるのだ。
 そしてチョコレートで丹念にコーティング、その際も限界まで焦らしながら塗り固める牝熱を身体の奥底で高ぶらせるのだ。
 オブリビオンとの戦闘を妨害する意味を込めて、そして表情が満足する形で固められればアームの仕事は終わりである。
 まるで自ら屈辱的なポーズを取っていると思わせるための表情付けも上手くいき、完全にチョコドールとなってしまった二人の騎士。
 彼女達は自ら両足を抱えるM字開脚の姫騎士として、自らヒップを突き出し求める女騎士として、オブリビオンの前に並ぶことになったのだ。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

ルナ・ステラ
あぅぅ...少し休憩してから出発しましょう。
癒しの獣奏器を演奏して回復します。

少しは良くなったかな?
今度はスライダーですか...
そのまま滑ったら危ない予感しかしないので、箒で移動しようと思います。

アームもあるんですか!?
ひゃん!何をするんですか!?
「おしおき」って何ですか!?

いやっ!!放してぇ...
チョコも少しかかって、動きづらくなって...
動けなくなる前に、コメットブースターとスチームエンジンでアームを吹き飛ばします!

何とか抜けられたかな...?
でも、体中疎らにチョコがついて動きづらいしぞわぞわします...
(辛うじて手や足が少し動かせるのと、口が動かせるので詠唱ができるくらいでしょうか?)



●魔女っ子ききいっぱつ!
「あぅぅ……少し休憩です」
 媚薬ヒトデ達に全身を揉みくちゃにされた可愛らしい魔女っ子、ルナ・ステラ。
 彼女は目の前のチョコレートスライダーを横目に、まずは身体の火照りを沈める事を優先した。
 ジンジンと下腹部が熱を持つ状態で床に座り込み、癒しの獣奏器をゆっくりと奏でる。
 フロアに澄んだ音と共にルナの魔力が拡散、ゆっくりとだが身体の熱を冷ましてくれたのだ。
 しかし、あくまで上辺だけ……この迷宮を踏破するまでは完全に元通りにはならないだろう。
 勿論ルナも知ってる、それでも体調を戻しておかなければならないと感じたのだ。

「どう考えても甘いだけのスライダーじゃないですよね……」
 チョコレートの甘い香りを漂わせ、川となって流れ落ちる。
 一種の童話的な雰囲気であるが、この迷宮がそんなファンシーな物を用意するわけがないのである!
 絶対に怪しい、怪しさ120点。
 ルナは落ち着いた身体で深く息を吸い、ゆっくりと吐き……こくりと頷くのだ。

「箒に乗っていきましょう」
 なんとルナはチョコレートスライダーで滑らずに、箒“ファイアボルト”に乗ってチョコを回避する作戦に出たのである!
 ふよふよと安全運転でスライダーに突入すると、眼下を流れるチョコレート……そして天井から降り注ぐチョコにも注意し完璧に進んでいくのだ。
 しかし箒に跨れば体重がお尻に掛るわけで……普段であれば気にもならないが、先程の媚薬エステの効果で鋭敏になっていた故に……。

「んっ♪ こ、れ……早く行かないとです」
 身体が鋭敏に反応する上にスライダーの内部は狭く、普段の高速機動が難しい。
 自身の体重だけでこの感度なのだ、出来るだけ早く箒から降りた方が良いと判断するだろう。
 だがルナにとっては安全に、確実にチョコを避けねばならない。
 つまり早くて安全に飛行せねばならないのだ。

「このまま何事も無ければ……!? 機械の手!?」
 勿論あります障害が、飛行するルナをチョコレートの川に叩き落そうと人工の手が襲い掛かる!
 しかしルナも空中戦が不得手では無い、迫る手とドッグファイトを繰り広げるのだ。
 最大加速はファイアボルトが上、小回りは手が上、狭いスライダー内ではルナ&ファイアボルトの方が不利である。
 だが地形によるペナルティを補うのがテクニックだ、ルナはできうる限り高速でチョコの川ギリギリを飛行。
 頭上にも気をやりながら引き離しにかかる。
 普段であればこのまま逃げ切れたであろう、しかし身体の火照りと感度が高まっている今は話は別だ。
 魔力を箒に籠める程に加速、そして食い込む箒……ビリビリと下腹部に痺れが生まれ、再び熱を持ち始める身体。
 頬は紅潮し、息遣いも荒く、甘くなる……集中力が乱れ、次第に飛行がブレはじめるまでそうはかからなかった。

「きゃぁ!? わぷっ!? あぅぅ……甘い、ですけど……」
 ついに頭上から降り注ぐチョコレートを被ってしまったのだ、墜落は免れたものの速度は当然落ちてしまう。
 気が付けばアームが箒を掴みかけているではないか、ここで箒が捕まればルナもチョコの川に叩き落され全身をチョコまみれにされてしまうだろう。
 決断の時である。

「うぅ……た、耐えれますように! コメットブースター起動です!」
 決意を込めた青い瞳が未来を射抜く、ルナは箒に抱きつくように低姿勢を取ると魔力を大量に注ぎ込むのだ。
 同時に箒に搭載された蒸気エンジンがスチームを噴き上げ出力へと変換、さらに最後尾から流星の魔力と魔法陣が展開されるのだ。
 コメットブースター……ルナの愛用の箒に搭載された彗星の如き加速を可能とさせる機構。
 そしてこのコメットブースターは起動・加速時に強大な衝撃を伴い箒を加速させるんのだ。

「くぅぅぅっ! い、いきますっ!!」
 ――ドン!!
 ルナの言葉を合図にスライダー内に彗星が誕生した。
 急加速、急制動を可能とする人の手に触れる事の出来ない自然の再現である。
 生み出された魔力と衝撃によってアームは吹き飛び、全てがチョコの川へと沈んでいく。
 ルナは窮地を脱したのだ……今のところは。

「か、加速すごいです……っ! んっ♪ く、食い込みが……わぷっ!?」
 これだけ早ければ当然Gもかかるわけで、箒がさらに敏感な身体に食い込んでくるのだ。
 その刺激はどんどんと重く、熱くなる。
 しかし万が一こんな所で意識を飛ばしてしまえば、集中を失ってしまえば大事故だ。
 ルナは自身の身体を襲う刺激に耐えながら必死に箒を制御する、しかしこの加速で稼いだ距離は大きかった。
 もうゴールと思われる明かりが見えるでは無いか!
 ルナは勝利したのだ、迷宮の悪辣な罠に!
 と、最後の最後に気を少し緩めたのが悪かったのだろう、ゴリィと一際強く体重を箒にかけてしまったルナ。
 全身に甘い痺れが走り、集中を刹那の合間途切れさせてしまう。
 そして目の前には垂れたチョコレートが……最後の最後に身体にチョコレートを被ってしまったのであった。
 もっともこの程度あれば洗濯が大変な位で、戦闘には何の問題もない。

「うぅ……ぬちゃぬちゃします……」
 無事抜け出し、すたりと着地。
 ルナはお気に入りの魔女っ子衣装の汚れと身体にまとわりつくチョコを拭いながら第三層を見渡す。
 奥から溢れるオブリビオンの気配……チョコに打ち勝った魔女っ子は周囲を確認し少しだけ身体を休めるのであった。

成功 🔵​🔵​🔴​

キョウ・ヴァゼラード
これは…大丈夫なのか?
なぜか私がいてはいけない気がしているが…いや、艱難辛苦を乗り越えてこそ貴族の資格があるというもの!

「というわけだ、行け…アイギス!」
『イ、イエス…マイロード…』
ここでは我が【戦闘知識】を活かして一計を案じる、即ち『盾のアイギス』に短距離転移魔法の触媒を持たせて先行させ、私はアイギスがオブリビオンの前に辿り着いたらそれを起動し私を転移させる寸法だ。
「私には無理だ、色々と」
『閣下の鬼畜領主ーー!』
あとはアイギスが頑張る、盾の名は伊達では無いのだ…たぶん。

※アドリブ歓迎
※お色気歓迎
※アイギスは鎧の下に黒の肌に張り付くタンクトップと可愛いピンクのフリルショーツとか着ちゃってます



●続・とある騎士の受難。
「か、閣下……」
「うむ」
 チョコレートの甘い香りが支配する空間、トロトロに溶けたチョコが流れ落ちるスライダー。
 行先は此処だけ……どうやって進むのだろうか、と盾を持った女騎士は主人であるキョウ・ヴァゼラードの様子を伺っている。
 キョウは思案顔で何かを探っているようだ、ちなみに盾を持った騎士はキョウの指揮する部隊の精鋭騎士であるアイギス。
 先程触手達にえらい目にあわされた不幸な騎士である。
 そんなアイギスの胸中にはある思いがあった……『流石に今回ばかりは閣下も罠の被害に会うだろう』と。
 勿論盾になる事がアイギスの仕事であり、忠誠である。
 しかし先ほどは余りにも恥ずかしい思いをし過ぎたのだ、まさか自分だけがあんな羞恥を受けるとは思っていなかったのだ。
 なので、今回は閣下と一緒に……と少しだけ期待を抱いていたのである。

「というわけだ、行け……アイギス!」
「イ、イエス……マイロード……」
 ――が、ダメ!!
 アイギスの期待は砕けて消えた、キョウはアイギスに転移魔術をかけた触媒を持たせ、彼女が罠を突破し終わった後に転移する作戦を思いついたのだ。
 確かにそうすれば被害を抑え、オブリビオンに対抗できるキョウが無傷でたどり着ける……。
 しかし、しかし……アイギスは涙目でチョコスライダーの奥を見つめる、先に飛び込んだ少女の甘い声が聞こえた気がした。
 どんな目に合うか、なんとなく想像が付く……付くが……チラリとキョウをみれば頷く姿。
 あぁ、騎士の忠義は……砕けない!!

「私には無理だ、色々と」
「閣下の鬼畜領主――!」
 覚悟を決め、大楯を手にスライダーに突撃するアイギス、迷宮にて忠義の騎士の姿があった。
 チョコの川に姿を隠し、奥へと滑り出した女騎士を見送ったキョウは深くため息を吐き天を仰いだ……。
 そう、キョウも好き好んで彼女を犠牲にしているわけでは無い……最悪自分が行っても良いと思っている。
 しかし、しかし!!
 天が女騎士のチョコ固めが見たいと述べていたのである。
 頑張れアイギス……お前が世界に求められているのだ……。

「うぅぅぅ……かっかのばかぁ……って、何か!? きゃぁ!? あぁぁ~~~~~~~~~っ♪」
 さて、ではここで少し中継のお時間です。
 閣下に対し涙目で恨み言をつぶやくアイギスの様子を見てみましょう。
 あぁ! さっそくチョコの川から現れたアームに鎧を奪われてますね!
 あ、抵抗しました! アームを殴っていますよ?
 あ、いけません! これは反則では? 慌ててアイギスさん胸を隠してますね。
 あー! 隙をつかれて鎧を奪われました! 鍛えられた身体が丸見えです!
 おや、下着は意外と可愛らしい……ピンクのフリルですね。
 あ、擽られています! 全身ビクンビクンしてますね。
 腋腹が弱いのでしょう……あぁーー!! ついにあんな所にアームが! アームが!
 これはダメだー! 女騎士は耐えれるのか、耐えれるのか!
 ……ダウン! 1ダウンです! おぉ、しかしアイギスさん諦めない!
 って、追撃は卑怯ではー!! 全身アームに揉みくちゃにされてます! あぁ……ついにKOです……。
 残念、残念ですが敗者にはハケによるチョコレートコーティングが行われています。
 あぁ、しっかりと隅々まで塗られてますね……おや、ちょっと痙攣してませんか? 大丈夫でしょうか?
 おおーっと、ここでポーズを決めるようです……あぁ、そんな体勢ですか! これは屈辱的ですね……。
 さて、ここでゴールに到達! 見事な女騎士のチョコレートドールが出来てしまいました!

「む、反応が止まったな」
 探知魔法をかけ続け、アイギスの様子を伺っていたキョウは反応が静止したのを確認した。
 どうやら目的地に到着したようだ。
 キョウは静かに呼吸を整え、ゆっくりと魔力を解放……守護騎士の元へと駆けつけるのだ。
 そして、駆け付けたキョウが見たモノは……全身をチョコで塗り固められた女騎士の姿であった。
 抵抗したからであろう、恥ずかしいポーズで固められたアイギスにそっとキョウはマントをかけてあげる。
 許すまじ迷宮! 許すまじウォークグルェート!
 ヴァゼラード伯は怒りを燃やすのであった。

成功 🔵​🔵​🔴​

アイル・コーウィン
少し休んでみたのはいいものの、身体の火照りが治らない……いえむしろ、だんだん強くなってくる……。
さっきの触手達による媚薬のせいでふらふらで、特に敏感になってる部分を手で押さえつけちゃいながも、先へと進むためにスライダーへと挑むわ。

チョコレートの像になっちゃう趣味なんて私には無いし、「錬成カミヤドリ」にて硬貨を複数枚に複製して操りながら、全力でコーティングに抵抗するわね。
それでももしアームに捕まって全裸にされて、おしおきで何度も果てさせられでもしたら、流石にコーティングされちゃうかもだけど……。
それでもなるべくなら、手足をチョコで拘束されちゃう程度の被害には抑えたいところね。

【アドリブOK】



●ちょこれーといんなー
「はぁ……はぁ……っ! これは、ダメかもね……」
 迷宮の壁にもたれ、しばらくの間呼吸を整えている猟兵がいる。
 白猫の尻尾をピンと立たせ、頬を染め、肌はつやつや……吐息も荒い彼女はアイル・コーウィン。
 古い硬貨のヤドリガミであり白猫の特徴を持つ彼女はスライム、ヒトデ、イソギンチャクという媚薬触手達に全身を嬲られ、媚薬に侵され、磨かれた結果……身体が無理矢理に発情させられていたのだ。
 歩くだけで疼きが生まれ、時間をかければかける程自らの身体が変わっていくのが分かる程の淫熱。
 思考もぼやけ気味であり、これ以上時間をかえれば取り返しがつかなると判断、甘い匂いがキツイスライダーに挑む事となった。

「ふぅ……ど、どうせまともなモノじゃないよね……」
 両手で敏感にされた場所を抑え、震えるような足取りでスライダーの前にやって来たアイル。
 このトロトロチョコに全身を撫でられればどれ程の刺激になるのか……想像しただけでお腹がきゅうんと熱くなってしまう。
 しかし、このまま立っていても体調は回復しない……で、あるならばイチかバチか突破するしかないのだ!

「盾の要領で使えば!」
 全身をそのままチョコの川に沈める事だけは避ける為、アイルは《錬成カミヤドリ》で自らの身体と同じである古い硬貨を生み出した。
 それを念動力により一か所に集中、チョコの波をかき分ける壁とする。
 勿論全ては防げない、しかし少しでも身体に掛るチョコレートを減らせれば良いのだ。

「うぅ……案の定、この感覚……っ♪」
 火照った肌を撫でる溶けたチョコレートの質感は、的確に快楽電流をアイルの身体に流していく。
 特にヌルヌルのチョコに触れた尻尾と太腿はゾクゾクと背筋に集中して走る為、カミヤドリの操作が不安定になる程である。
 それでもシーフとしてのセンスと持ち前の運動神経を駆使してスライダーを滑り降りる……だが、勿論そのままで終わるはずはない。

「――っ! キタ……一体なにを、って!? えぇぇぇ!?」
 迫りくるアームを硬貨を飛ばし迎撃するつもりであったアイル、攻撃動作に入ればすぐに撃ち落とすはずであった……。
 が、アーム達が行ったのは“アイルの防具の強奪”だったのだ。
 自慢のシーフ用装備を引きはがし、丸裸にしてくるアーム達。
 敵意の無さに反応が遅れたが、硬貨をを操作し掴みかかるアームを吹き飛ばす!
 しかし、数が多すぎた……自身がチョコレートで包まれないように盾にしつつ、攻撃に回すには。
 まずはジャケット、次にブーツ……徐々に徐々に露出を増やされる。
 このままではジリ貧、アイルは刹那の思考で決断し、防御を捨てアームを全て吹き飛ばしにかかった!

「このっ!」
 アイルをチョコレートの飛沫から守っていた硬貨を全てアームへの攻撃に回す。
 身体を包み込むように跳ねるチョコに肌を舐められながらも、的確に硬貨を打ち込んでいったのだ。
 だが、これがアームの怒りを買うことになる。
 完全に反逆と認識した手たちは服を諦め、アイル本人の力を奪いにかかるのだ。
 その方法とは……。

「くっ! でも、この程度で……って、ひゃぁぁ!? にゃ、にゃにこ、れ……くすぐって、あははは♪」
 素早くコインの対空射撃を掻い潜れたアームが二つ、それはアールのむき出しの脇腹にとりつくと波打つように五本の指を動かしたのだ。
 ただでさえ媚薬で鋭敏になっている肌を擽られては、アイルも堪ったものではない。
 くすぐったさと快感が脇腹で爆発、全身を電気ショックを浴びせられたように痙攣させる。
 その隙に追加のアームが襲来、アイルの衣服を脱がしながら擽りを追加するのだ。

「あぁぁぁぁ♪ ひゃ、ひゃめっ♪ にゃ、ぁぁ♪ そ、そこだめにゃぁぁぁ♪」
 うなじ、脇腹、太腿、足の裏、腋……そして特別敏感な大きな双子山や桃の様なヒップ、真っ白な猫尻尾。
 アイルの弱い場所を探るように擽り始め、特に反応の良い場所を重点的に、複数の手が揉みしだく。
 まさしく“おしおき”なのだ、擽りによって体温が上昇し、媚薬の効果も上昇……そうすれば更に感覚が過敏になり、ついには指が触れるだけで達するようになってしまうのだ。

「う……あ、ぁぁ……っ♪」
 呼吸が荒い、息をするだけで全身に甘い痺れが生まれる……このまま意識を失えば全身をチョコで……そうアイルが絶望した時。
 最後の衣服を奪い去ったアーム達は不可解な動きを見せたのだ。
 なんとアイルをチョコの川から救うように持ち上げ、宙に釣り上げたのだ。
 そしてハケやヘラを装備したアームが現れ、アイルの身体をキャンバスにしてチョコをコーティングし始めたのだ!
 それと同時に無駄な部分に付着したチョコは剥がしていくのだ。

「な、なにを―――ーっ♪」
 このまま全身をチョコで塗り固められると思っていたアイルは困惑、そして不意送られる快楽に絶頂に導かれてしまう。
 ヘラでチョコを伸ばされ、余分なチョコをはがされる。 その度に身体をビクンと弓なりに反らしてしまうのだ。
 ハケは新たにチョコを塗るのだが……塗る場所が胸と股間なのだ。
 繊細な毛がチョコを含み、アイルの乳房を撫で描く……肌がチョコ色に染められると同時に、言いようのない快感が生まれるのだ。
 そのハケは次第に山の頂上に進み……ついに痛い程に尖っている場所を捉える。
 そして丹念に、何度も何度も塗りたくるのだ。
 塗りたくられる間、ハケが動くたびにアイルは達し続けた。

「も、もう……ひゃめ、んんぁ~~~~~~~~~っ♪」
 もう一つのハケはアイルの下半身、股関節から鼠径部へ……擽るように動くのだ。
 そして同じように丁寧に丁寧にチョコ色にコーティングしていく。
 その度に何度も何度も達しながら、アイルはついに解放されるのだ。
 チョコが塗られた場所がどうなったのか……そうチョコによるインナーを描かれたのである。
 インナーはアイルが愛用しているモノにデザインが似ているが、所詮チョコが塗られているだけ。
 よく見れば胸の形がはっきりとわかり、その頂上で自己主張する肉芽も分かってしまう。
 それは下半身も同じである、これならいっそ全身チョコまみれのほうがマシだったかもしれないだろう。
 しかも両手を頭上にあげた状態で拘束されているのだ。
 隠すにも隠せない状態である・

「く、ぅぅ……」
 擽りとチョココーティングでジクジクを疼く身体、そして隠せないという焦燥感が身体を燃やしていく。
 そしてアイルはそのまま全身ではなく、一部だけをチョコレートで固められアームから解放される事となる。
 その際選別とばかりにジャケットとホットパンツだけは着用させられるのだ。
 しかし、いつものジャケットとパンツの下はチョコで出来たインナーである。
 跡はニーソックスもチョコで描かれており、フェチがみれば大興奮する出で立ちとなってしまったのだ。
 そんな恰好ではなるが三層には到着しているアイル、一応の目標は達成なのだ。
 問題は、この両手を固めるチョコの拘束がいつ解除できるかだ。
 その思考と同時に、三層の奥からオブリビオンの気配を感じる……諸悪の根源を見つけた瞬間であった。

成功 🔵​🔵​🔴​

テフラ・カルデラ
うぅ…酷い目に会いました…しかし!ここからはチョコレートスライダー!
自らチョコの像にされてしまうボク向け…じゃなくて恐ろしいトラップですぅ!
最早何も言わない!飛び込みます!!

どんどん滑って…どんどんチョコまみれに…
この先が変態がいなければ幸せなのですけどねぇ…
あれ?先に何か…アーム!?ちょちょ…脱がさないでください!?
ひえぇ…服が剥がれて…また別のアームが…今度はポーズを変えて…
そ…そうだ!手で股間隠しておかなくちゃ…ここだけは死守しますぅ!!
何かチョコぶっかけられる度になんか身体が火照って…っていうかこれも媚薬入り!?こんなの聞いてませんですぅ!
らめぇぇぇぇ!!チョコになっちゃうぅぅぅぅ!!



●うさぎのちょこれーと。
「うぅ……酷い目に会いました……」
 触手達に全身をマッサージされ、ひょこひょこと震える足取りで三層への道へとたどり着いた兎の特徴があるキマイラ、テフラ・カルデラ。
 その色黒の肌はエステとマッサージのおかげでツルツルであった。
 そんなテフラは目の前に広がる光景にわぁ! と歓喜の声をあげる!
 そう……トロトロのチョコレートが流れ落ち続ける滑り台が存在したからだ。
 だってチョコレートって甘いものね……え、違う? あ、はい……そうですね!
 頬を赤く、目を潤ませた男の娘であるテフラは何の用意も無し、無言で、華麗にスライダーに突撃! 嬉しそうにチョコを手で掬ってまで見せるのだ。
 テフラにはちょっとかわったドキドキポイントがあり、丁度ヒットしたのであった。

「うふふ……ちょこれーとで一杯ですぅ。 って、ふぇ?」
 トーンが上がり、心から楽しんでいるのが感じ取れるだろう。
 そんな楽しんでいるテフラの元に困ったお客さんが登場だ、みんなの衣服を脱がすアームハンドさんである。
 アームさんはチョコレートを浴びているテフラの肩をぽんぽんと叩き……やぁ、と挨拶するかのように左右に手を振ったのだ。

「ふえぇぇぇぇぇぇぇ!? ちょ、ひゃだ!? んんっ♪ ぬ、ぬがさないでぇ♪」
 突然の来訪者の驚いたテフラ、その隙をついてアームは男の娘の衣服をあっという間に奪い去るのだ!
 もう、大事な所も隠せないほどに!
 さすがのテフラもこれには羞恥に身を悶えさせ、恥ずかしそうに手で大事な部分を隠すのだ。
 その格好はスカートを抑えようとする少女に見えるだろう……スカートも何も履いていないが。

「ひゃう!? こ、こーてぃんぐまでぇ♪」
 身動きが出来ないうさぎっ子の身体にアームが迫る、そして刷毛やヘラで丁寧にチョコレートを塗り重ねていくのだ。
 次第に染み込み、固くなり、その上に塗られ、固まる……まるで自分の皮膚が硬くなったかのような感覚に早鐘を鳴らすテフラの胸。
 ドキドキドキドキ!
 あれ? でも流石にドキドキしすぎなような……あの、大事な場所も大変な感じで、その……触られた場所がビリビリするんですけど?
 とテフラが感じた時には既に遅かったのだ、媚薬マッサージで火照った身体に、幾重にも媚薬チョコがコーティングされた事で。
 再び身体が燃え上がってしまったのだ、しかしもう首から下はもうチョコレートで固まってしまい、チョコドールボディとなっている。

「び、媚薬入りチョコですぅ!! んぶっ!? んんんんん~~~~~~~~~~~~~~っ♪」
 甘い声を漏らす口にアームはあるものを付きこんだ、それは問題のチョコレートが噴き出すホース。
 そして身体の中からチョコになるが良い! とばかりに大量のチョコを飲み込ませるのだ。
 声を奪われ、されるがままのテフラは淫熱で朧げになる意識の中で思う。

(ほ、本当にチョコレートになっちゃいますぅ……)
 その思考を読んだのか、迷宮のチョコアームは固まった後のテフラの身体に幾重にもチョコを塗り続けるのだ。
 刷毛が塗り、ヘラで伸ばし、余分なチョコを削ぎ落す……全身で行われる工程にテフラは微動だに出来ないまま悶えてしまうのだ。
 それと同時にアームは一部チョコを溶かし、テフラのポーズを調整する。
 足を内またに、少し曲げさせ、屈むようにお尻を突き出させる……両腕は股間に添えられ、まさしくスカートが捲れないように抑える女の子のなポーズだ。
 髪や兎耳も当然のように調整され、動かされる度にビリビリと甘い電気が身体に走り、意識を飛ばしてしまう。
 ああ……身も心も完全にチョコレートドールになってしまったうさみみ男の娘の未来はどうなってしまうのか!
 無事にウォークグルェートに勝てるのだろうか?

成功 🔵​🔵​🔴​

大河・回
くそっ、なめるなよ。私は悪の女幹部だぞ。お色気系の事なんて平気なんだ。ハニトラ仕掛けたりだってするしな。こんなスライダーくらいなんてことないわ!

とりあえずせっかくサンプルが手に入ったんだ
解毒剤を作って服用しておこう
防具を剥ぐ?くっ、仕方ない。抵抗して余計な目にあうくらいなら、むしろこちらから脱いでくれるわ
ポーズはとりあえず手で隠す感じで行こう

※アドリブ歓迎



●芸術作品:美しき女幹部。
「くそっ、なめるなよ」
 チョコレートの流れるスライダーを前に白髪をやや乱雑に掻き上げ大きくため息を吐く美少女。
 色白の肌はツヤツヤと、所作の一つ一つがどこか艶っぽいバーチャルキャラクターの大河・回である。
 先程のフロアで全身媚薬を刷り込まれた影響なのだろう、頬が主に染まった彼女はやや投げやりに決意を固める。
 回は悪の組織「デスペア」の幹部、情報戦に長けた“プロフェッサーT”(と、いう設定で創造されたバーチャルキャラクター)なのだから、お色気系の仕事だろうが、ハニートラップだろうが、どうという事は無いのだ!

「だが、何も無策に飛び込む必要はないね」
 すぅ……ふぅ……小さく深呼吸で精神を整え、回は自らの持ち物である薬物調合キットを取り出した。
 手には先ほど手に入れた媚薬のサンプル、これを解析して媚薬成分を分解、体外へ排出する解毒薬を作らなければならない。
 一時的に電脳空間を展開、媚薬をスキャンすれば様々な数式と示性式、構造式、そして魔術式が抽出され表示される。
 その中で身体に害を与える組織を調査、逆に作用する条件や濃度による強弱、術式の脆弱性を走査するのだ。
 結果、キーはとある魔術式であり、この術式を書き換えてやれば媚薬じは汗や体液となって排出されると判明した。
 で、あれば回は術式に介入、魔術的ハッキングにより解毒薬を作成する事に成功するのだ。

「後は作用まで時間だが……これは仕方ない」
 コクリと解毒薬を服用した回、解毒効果は速攻性ではなく、ゆっくりと身体に浸透するタイプのようだ。
 しかしこのフロアを攻略し終える頃には媚薬は汗などと一緒に排出される算段である。
 ならば、もう思い残すことは無い。
 存分に滑ってやろうでないか!

「こんなスライダーくらいなんてことないわ!」
 回はどうせ防具に関して剥がされると判断し、あらかじめ脱ぐという奇策にでる! 
 それはつまり……白髪美少女の一糸纏わぬ姿が晒されているという事なのだ!
 さすがに隠さなければいけない場所は隠しているが、それでも妙な背徳感が生まれてしまう。
 ここは迷宮なのに、自ら服を脱ぎ肌を晒している……日常とのギャップ、非日常の中の非日常。
 解毒作用が出ているはずなのに、いや出ているからか……身体がジンジンと熱くなる。
 そんな状態でも、行かなければならないのだ!

「わぷっ! やはりか……しかし、最後に笑うのは私だよ」
 熱を帯びた身体に増えるチョコレート、溶けたチョコ独特の感触が回の肌をまるで舐めるようにまとわりついてくる。
 またチョコレートが人肌なのも心理的に計算されていると回は判断した。
 熱すぎず、冷たすぎず……人が安心する温度……そんなチョコレートであれば緊張をほぐしてくれるだろう。
 つまり戦意を削ぐ効果があるのだ。
 心理的にも肉体的にも相手を惑わす、実に巧妙な罠である……そんな罠に対し回は覚悟を決め恥ずかしい場所……胸と股間を手で隠し挑んでいる。
 全身を徐々にチョコレートに包まれ、ジワジワと熱を保温するように固められるのだ。

「やっぱり来たね」
 回の予想は見事に的中、明らかに装備を剥ごうと機械手が迫ってきたのだ。
 だが回の思い切った行動により、彼女は今、防具など、装備していないのだ!!!
 つまりアーム達はお役御免なのである!
 さぁ、アーム達よ……どうする?

「わぷっ!? こ、こらやめっ! ふぁっ♪」
 脱いでくれてるしポーズも決めてくれてるし良い人だー。
 そう判断したアームは回の身体に追加のチョコレートをぶっかけたのである。
 しかも、大量に……一気にチョコ色に染められてしまった回。
 温かなチョコに包まれ、体温が上昇し始めるのを感じるだろう。
 チョコを拭えれば多少はマシになるだろうが、隠す為の両手は動かせず、されるがままで居るしかない。
 そんな回の心を知ってか知らずか、アームは新たな器具を接続して帰ってくる。
 それは弾力のあるヘラだ。
 数個のアームが回の身体に取りつき、ヘラでゆっくりと敏感なプロフェッサーの肌を擦り始めたのだ。
 シリコン製と思われるヘラの程よい弾力、そしてチョコを綺麗に撫でる際のくすぐったさ。
 突如全身で起こった二重快楽は瞬く間に回の身体を淫熱に浮かせるのだ。

「や、やめっ♪ 私はこのままで、ひゃっ♪ そ、そんな所まで、やめ、~~~~~っ♪」
 回の言葉に対し、いやいや折角綺麗なんですからもっと綺麗になりましょうよ!
 と言わんばかりにヘラで滑らかに仕上げていくアーム達。
 特に敏感な部分に複数のヘラが向かうのだ。
 手で隠してもちゃんと塗りますよ……と言わんばかりに大きな果実を二つ、ゆっくりと丁寧に外側からk-ティングする。
 まるで擽りと同義の快感に回の背筋にゾクゾクとナニカが走るのだ。
 乳房をチョコ色の染めた後は、その先端……ぷくりと可愛らしく自己主張している場所である。
 手で隠されている為、アーム達はヘラの先端を隙間に潜り込ませ、突く様に刺激するのだ。
 その後はチョコを流し込み、余分なチョコ擦るように塗り、再びチョコを流し込み、コーティング。
 何層にもチョコを作り込むと同時に、回の弱点をネチネチと責め果てさせるのである。

「あぅ……ここまでとは、ね……」
 胸が終われば当然下腹部も丁寧に塗られ、肌色が見えないようにきっちりとコーティングされる。
 谷間や隙間にもヘラは入り込み、擽るように余分なチョコを掻き出していくのだ。
 その快感は甘い電流となり幾度も幾度も回の身体を駆け抜けていく……そんなチョココーティングが終われば
 回の身体にうっすらとコーティングが完成。
 気分は極めて薄いチョコレート色のラップ一枚で包まれたような感覚に等しい。
 そう、お臍や腋、お尻等……チョコレートで固められた上にはっきりと分かってしまう絶妙な厚さでのコーティング。
 幸い大事な場所は隠せているが、途中でふと回は気づいてしまう……あれ、今のこの体勢って……。
 その瞬間、美しい白髪にもチョコレートがまぶされ、端正な顔も屈辱のコーティングが。
 こうして悪の科学者はチョコレートに包まれてしまい、第三層へと排出される。
 その出来上がりは、かの名作……ヴィーナスの誕生をチョコレートで像にしたかのようであった。

成功 🔵​🔵​🔴​

御手洗・花子
『万能胃薬』…全てを癒す薬を模倣して作られたコレならば、媚薬の効果を緩和できるかもしれん…が、今は飲めぬ。
仮に効いたとしても、一瞬の緩和が限度じゃろう…ターゲットの元で効果を発揮させたい。

『医術』でボスの前で薬が溶け出す時間を計り、チョコで薬をコーティングして消化時間を調整し飲み込む。


「…んぅ、やっぱり媚薬効果が…」
チョコを飲み込めば当然だが、ここは我慢…後は変に抵抗せず、快楽の嵐が過ぎ去るのを待つだけ…

あ、ちょっと待って、胸に刷毛でチョコ塗っちゃだめ…今、敏感にぃ!?
反応が強すぎて『抵抗』と見なさ、お仕置きされ…快感に仰け反ったままの姿勢で固まる、お仕置きに使われた胸だけは生身のままで…



●ちょこれーとぺいんてぃんぐ。
「さて、どうするべきかのう」
 甘い香りに包まれた黒髪の少女は小さな薬を手に持って思考を巡らせる。
 彼女の名前は御手洗・花子、少女のような外見だが実は28歳のUDCエージェントなのだ。
 そんな花子が何を悩んでいるかだが、常に携帯している“万能胃薬”を“いつ”飲むかである。
 おそらく媚薬の効果を一時的に無効化、あるいは弱体化してくれると予想されているのだがあくまで一時的だと推測される。
 使うべきタイミングだが、オブリビオンとの戦闘に入る直前に効果が現れるように使うのが一番だ、しかし……。

「絶対にチョコレートであんなことするんじゃよなぁ……」
 はぁ……と大きくため息を吐き流れ出るチョコレートが川となった滑り台を観察する花子。
 全身をチョコレートで固められては即座に薬を飲んでも遅い……と、なれば手段は一つだ。
 トロリと流れるチョコを指で一掬い、可愛らしくキスするようにチョコレートを舐めた花子……甘い!
 舌に触れた瞬間にふわりと溶け、口内にカカオの香りを、舌にミルクの濃厚な甘みを感じるのだ!
 そして……ずくん、と下腹部が熱くなる……やはり媚薬なのだ。

「……んぅ、やっぱり媚薬効果が……」
 ほぅ、と先程よりも甘いため息を吐いた花子は決意を固め、万能胃薬をチョコレートでコーティングしだしたのだ。
 先程の試食でチョコの溶け方が分かった、であるならば花子の持っている知識にて計算してやれば良い!
 脳内で計算を繰り返した結果、薬にチョコレートを三層程まぶせば丁度良いと結果がでる。
 ならば、目にもの見せるために、やってやろうでは無いか! 毒を食らわば皿までの精神である。
 花子は薬に計算通りにチョココーティング、媚薬と分かりつつも口に含み飲み込んだのだ。

「くっ! 早速、きおったのじゃ……っ♪」
 子供と間違えられる小さな体の芯がぼわりと燃え始める、敏感であった肌が更に鋭敏に、瞳も蕩け思考がぶれ始める。
 だが、後はこの快楽の嵐に耐え、過ぎ去るのを待てば良い。
 花子は大きく深呼吸を繰り返すと、流れるチョコに乗るようにスライダーに飛び込ぶのだ!
 ――ぞわり、敏感な肌は流れるチョコによって舐めるように撫でられ、甘い電気がビリリと走る。
 小さな身体はそれだけ鋭敏になっていたのだ。

「よ、予想よりも媚薬の効果が高いのじゃ! だ、だが……まだ、ってひゃうぅ!?」
 身体を丸くして逃げ出したい程に、快楽を浴び続ける花子。
 だがそんな彼女に魔の手が迫る、機械で作られた手である。
 アームと呼ばれたソレはより美しい・可愛らしいチョコドールを作る為に侵入者を襲う迷宮の罠なのだ!
 花子はアームによって一気に衣服を奪われ、生まれたまま同然の姿にされてしまったのだ。
 しかし花子は抵抗しない、それは抵抗すればオブリビオンの前に到達する時間が遅くなりそうだと感じたからだ。
 機械の手如きに様々な悪戯をされるのは屈辱だが、目的はオブリビオンの撃破である。
 キュッと芽をつむり、ただただ、過ぎ去るのを耐えるだけなのだ。

「ん、くぅ♪ ふぁ♪ ひゃぁ♪」
 無抵抗なのを良いことにアーム達は順調に作業を進めていく。
 全身にチョコレートをかけ、肌色を隠したのち、ゆっくりとハケで塗り直しフィットしたチョコレートコーティングを行うのだ。
 繊細な刷毛がチョコのヌメリと共に敏感な花子の肌を擽り、撫でる。
 その度にゾクゾク! と快楽電流が走り、甘い声を漏らしてしまうのだ。
 だが、それでも必死に耐える……更に身体が敏感になっているが、耐えるだけなのだ!
 しかし……鋭敏になりすぎた個所に刷毛が触れた瞬間、我慢など言ってられなくなったのだ。

「ひゃう!? そ、そこはダメじゃ!! はけ、で刺激ひゃぁぁぁぁぁ♪」
 それは花子の胸、チョコをたっぷりと塗られ、形よくコーティングされたのだが、余りの快感に弓なりに身体を反らしてしまったのだ。
 そして、最悪な事に反らしたことでアームが投げ出され、他のアームに激突……二つのアームがぽちゃんと落ちてしまう。
 一瞬の静寂……だが、その静寂は嵐の前の静けさであった。 
 アームは警戒色である赤のランプを光らせると増援のアームを数体出現させる。
 完全な事故だったのだがアームさんは激おこだったのだ。
 花子の身体に群がるアーム達、そんなにその体勢が好きならそうしてるが良いや! と花子の両腕と両足を固定、弓なりに反らしたまま何度も何度もチョコをかけられ固められてしまうのだ。

「んぶっ♪ ち、ちが……!? あれは不幸な事故、でぇぇ♪ ひょ、ひょこだめぇ♪ やめるのじゃぁぁ♪」
 動きを封じられた花子に再びアームと刷毛が迫る、今度は全身を同時に、幾重にもコーティングされてしまうのだ。
 特に背中とお尻は幾重にもコーティングさて固定化、弓なり状態でも形が崩れないようになってしまう。
 そうなればもっとも目立つのが花子の可愛らしい双子山だ。
 そんな目立つ場所をアームさんが放っておくわけがない!
 なんとハケとヘラ、そして温かなお湯で胸の部分だけチョコレートを溶かし始めたのだ。
 刷毛が6、ヘラが4……動けない花子に迫り、一斉に敏感部分を刺激する。
 その快感たるや、何度も何度も、そこだけで達する程。
 しかし動けない花子は、ただただ……終わるまで、延々と、嬲られ続けるしか出来なかったのだ。

(うぅぅ……こ、こんな格好……恥ずかしすぎるのじゃ……)
 スライダーが終わるまでの間、延々と嬲られてしまった花子。
 ある一点を覗いた全身をチョコでコーティングされ、ブリッジに近いような弓なりのポーズで固められている。
 そのポーズで最も目立るのは頂点でヒクヒクと震える尖り切った桜色、
 わざわざ胸だけチョコレートコーティングしなかった事で、一層視線を集めるようになってしまったのだ。
 幸い薬の効果はそろそろだろう、しかし今の花子の身体は敏感そのもの。
 特に露出している尖った先端を触られようものなら、たまらず意識を手放してしまうかもしれない。
 そんな状態だが、近くにオブリビオンの気配を感じる……あぁ、見事に逆転勝利を迎える事が出来るのか……。

成功 🔵​🔵​🔴​

戸辺・鈴海
久遠翔さんと参加

仕込みを共にした翔さんと一緒に進む事に致します。
先程の快感が抜けきれずにふらふらですが。

流れているチョコに我慢出来ず、滑る前から一緒に飲む事を提案します。
過分に摂取して腹が膨れてしまっても止む無しです。
触手に支援頂いたら、色んな所からチョコを注がれて満タンかも。

動力アームに対しては、翔さんの服の中に潜り込む事により回避を試みます。
翔さんが服を剥がれぬ限り、私は安全圏というやつです。
折角なので翔さんの色んな味見をしておきます。

せめて口の中は固められぬ様、大きさの異なる口を重ねます。
身長的に翔さんの両胸の先を脚で挟んでロデオ状態ですね。
舌を絡めて快楽を共有しながら先へ進みましょう。


久遠・翔
戸辺鈴海さんと参加

さすがに一人だとフラフラなので二人で行く事に
ただ、先ほどの快感がまだ残っているっす…ヤバイ

え?チョコ飲むってやめたほうが…!?むぶぅ!?(触手が「やぁ」と言う感じで現れいきなり口に入り込みチョコ投入)
満腹まで飲まされて、体がさらに敏感に…

スライダー滑る間は鈴海さんを服の内ポケットに入れて滑ります。これなら鈴海さんは大丈夫なはず…!?(アームが現れ)
ちょっ、やめるっすよ!?と全力抵抗しますが…やっ!?り、鈴海さん、そ、そんな所、や、やめぇ!?(敏感過ぎて何度も達して、脱がされていく)

絶頂状態でもうすぐ固められそうな時に鈴海さんにキスされ固まる
外側固まっても中が熱すぎるっすよぉ…



●チョコに包まれた美味しい蜜。
 媚薬エステコースを抜けた先、そこで戸辺・鈴海と久遠・翔を待っていたのは甘い、甘い、あま~いチョコレートの流れる滑り台であった。
 鼻腔を擽る濃密な香り、トロトロとろける甘味の王様。
 そんなフロアで鈴海と翔はオブリビオンを倒すために決死の覚悟でチョコスライダーに挑む……前に。

「え? チョコ飲むってやめたほうが……!?」
「え、なんでです? こんなにいっぱいあって、美味しそうですよ?」
 先程の快感が残る身体でチョコスライダーを見つめていたフェアリー・フード・ファイター鈴海。
 流れるチョコレートを見て、まずは味見をしましょうと翔に提案したのだ。
 翔はうかつに迷宮内の食べ物を食べる事は危険だとやんわりと拒否、かつて遺跡の罠でえろ……えらい目にあっているのでその警戒も致し方なしである。
 しかし鈴海も譲らない、香りだけで流れるチョコレートが普通と違い、甘味が濃厚そうだと分かるからだ。
 折角の美味しいチョコレート、食べるなら一人より二人で! なのである。
 食べる! 食べない! 飲む! 飲まない! 舐める! 舐めない!
 しばらくの間仲良く(?)話し合っていた二人、しかしその会話も突如として終焉を迎えるのだ!

「だからただのミルクじゃなくて……あ!」
「味や成分じゃなくって迷宮のチョコっていうのがマズい、んぶっ!?」
 それは先ほどの媚薬イソギンチャクさんだ。
 一休みしていたのだが二人の喧騒に我慢できず登場、そんなに悩むくらいならワシが食わせたるわい!
 と触手を用いて二人に絡みつくとチョコレートを流し込んでくるのだ。
 翔は驚きながらも喉奥にまで触手を付きこまれ、ドクドクと甘いチョコレートを流し込まれる。
 鈴海は逆に喜んで極上のチョコを味わうのだ。
 舌の上で溶けて消えるチョコレート、同時に広がる濃厚なミルクの甘味とカカオの香り。
 触覚、味覚、嗅覚で味わう最高のチョコレートだ。
 こくり、こくり……。
 鈴海も翔も大満足! で、終わらない……二人を拘束する触手さんはまだまだ注ぎ込んでやるぜ! と二人にミルクチョコレートを注ぎ込むのである。
 おなかがぽっこりと膨れるまで色々な触手で色々な場所から……。

「お、おなかいっぱい……はふぅ」
「うぅ、もう入らないッス……」
 限界までチョコレートを注がれた二人はようやく解放される、体内に注がれただけ果て、注がれた分だけ身体が熱を持ってしまう。
 身体の外も中も媚薬で一杯になった二人は現実に向き合う時が来たようだ。
 チョコレートの食べ過ぎと淫熱で朦朧としかける二人は話し合いの結果、鈴海を翔の服の内ポケットに隠して進む事になった。
 これで鈴海はチョコレートで溺れる事は無い。
 こうして二人はチョコレートスライダーに身を投じる!
 熱い身体を包み込むチョコレート、火照りが加速し、何もせずとも翔の身体は反応してしまう……いや、何もしていない・されてないわけでは無い。

「ちょ、ちょっと何してるッスか!?」
「んん~? あ・じ・み♪」
 内ポケットで護られていた鈴海は翔の肉感溢れる身体に抱き着き、ちゅうちゅうと口を付けていたのだ。
 さらに鈴海は口内に吸い込んだ翔の柔肉を軽く噛み、噛んだ跡を舌で舐める等なかなかのテクニックで翔に快楽を与えてあげるのだ。 
 こうして翔の本当の“味”を引き出すのである。
 その鈴海のテクニックにより、翔の火照りと発情が急上昇、滑っているのに内またでモジモジとし、体温も高くなる。
 チョコを身体に塗されてながら、玉のような汗をじわりとかいてしまう。

「ん~♪ これが翔さんの味ですね♪ 甘くて、ちょっとしょっぱくて♪ 香りはどうでしょうか?」
「うぅぅぅぅ~~~~は、恥ずかしいッス……って、ひゃうん♪ そこはダメっすよ♪」
 もぞもぞと翔の服の中をはい回り、敏感な場所の味を見る鈴海。
 その動き一つ一つに敏感に反応してしまう翔。
 チョコを浴びながら翔は何度も何度も身体を小刻みに痙攣させ、“味”を染み出してしまうのだ。
 その“味”を求めて、鈴海は更に過激に舌を這わせる。
 人肌同士のふれあい、熱の伝播、媚薬とチョコのコレボ、対格差の合る二人が濃密に絡み合い始めた……丁度その時、新たな乱入者が訪れたのだ。

「な、何っすかこのアームは!? きゃぁ!?」
「ふぇ? 翔さん大丈……ぶじゃなさそうですね」
 脱力状態の翔がアームによって無抵抗で衣服を奪われていたのだ。
 そのおかげ(?)か鈴海はより自由に動き回れるようになったのだ、もっともチョコの波が身体にかかり、すでに一部コーティングされ始めているが。
 そんな事は関係ない! 今がチャンスですよ! とばかりに鈴海は翔の身体を味わいつくすべく大きな胸に飛び込んだのだ。
 極上のマシュマロに包まれたような柔らかさ、すべすべの触感、口に入れたらどんな味がするのか……好奇心に突き動かされるまま、大きく口を開き……ぱくりとほお張った。

「ひゃうん♪ んぁ、あぁぁぁぁぁぁぁぁぁ~~~~~~~~~~~~♪」
「あむあむ……んむ、おいしいです♪」
 アームに脱がされている中、チョコレートよりも甘い声を漏らし、弓なりに背を反らす翔。
 敏感になった身体はあっけなく天高く達し、浮遊感にもにた余韻を与えられる。
 四肢はピンと張ってしまい、ヒクヒクと痙攣すれば、雌の中心が熱を帯び、再度求めて燃え上がってしまう。
 完全に媚薬にヤられた時と同じなのだ。
 そんな翔の事などお構いなしに、アームはついに全ての衣服を奪い去り、それを確認した鈴海は翔の全てを味見する。
 そのたびに果て、そのたびに痙攣し、そのたびにチョコを浴び、再び果てる。
 チョコレートを拭う事すら出来ない翔は瞬く間に全身をツヤツヤテカテカのチョコレートで包まれていくのだ。
 そして鈴海も同じだ、もともと小さな妖精なのだ、僅かな時間でチョコレートが身体を包み始める。

「ん、最後に……味を共有しましょう」
 鈴海は翔の胸を足場に、小さな口で口づけを交わす。
 口の中をチョコレートの味にするよりも、翔の味で満たしておこうと思ったのであろう。
 絡み合う小さな舌と大きな舌。
 甘い、甘い、甘い味……チョコレートなんかよりも甘い味だ。
 この味が翔にも伝わりますように……視界までチョコレートに包まれた鈴海の願いは伝わっただろうか。

「ふあ、ぁぁ……んっ♪ ん……んん……っ♪」
 翔は鈴海の舌を受け入れ、自分の舌先と突き、絡ませ、楽しんでしまう。
 度重なる絶頂に加え、媚薬の効果によって思考が蕩けきってしまったのだ。
 靄かかり翔は豊かな胸の頂点を鈴海の足で挟まれ、ビリビリと痺れる程の快感を流されながら、妖精のキスを味わってしまう。
 それは蜜のように甘くて、濃く、とろりとしたものであった。

 こうして妖精と人間が口づけを交わすチョコレートドールが完成、オブリビオンの前へと運搬されていく。
 二人はオブリビオンを無事に倒すことができるのだろうか?

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

シルバップ・シノイトビクス
【WIZ】

「実によい子達でした。ちゃんとオブビリオンに対処して、皆さんをちゃんと連れ帰らないとですね!」

触手さん達のスカウトに成功し、意気揚々と先に進んでいます。
触手さんやオークさんが出入り出来るところも有るはずですよねえ、と考えながらスライダーをのぞき込んで、

……コケました。
触手さん達の努力の結果、流石に少し脚に来ていたようです。

ころころと転がってゆき、最終的には開脚後転に失敗したような、お察し下さいなポーズで背面側をチョコに固められてしまいます。

「さてはて、どうしたものですかねえ?」

……取りあえずわたしを搬送するであろう触手さん達もスカウト出来れば良いのですけど。



●生チョコナマ実況?
「実によい子達でした。 ちゃんとオブビリオンに対処して、皆さんをちゃんと連れ帰らないとですね!」
 満足そうに頷いた金髪の美少女、シルバップ・シノイトビクスはスタイルの良い身体を裸同然の恰好でさらけ出しやりとげた微笑みを浮かべている
 先程仕事熱心な触手さん達を見事引き抜くことに成功したからである。
 シルバップの指導を見事にモノにした彼(?)らとの交流は、とても心地の良いものだった。

「ここですね」
 触手達とは一度別れ、最奥に座するオブリビオンの元へと辿り着く為の道……チョコレートスライダーの前に立つシルバップ。
 壁を触り、のぞき込み、流れるチョコレートに触れてみて、他に通用口のようなモノが無いか調べる。
 調査するだけで豊かな胸がたわわに踊り、動画視聴者を喜ばせるだろう、そして絶妙な技術で髪で見えてはいけない部分を隠す。
 このギリギリが動画視聴者に高評価……動画!?
 そう、触手達と別れてすぐにシルバップは自身の撮影を行うドローンを召喚していたのである。
 レンズを光らせ、絶妙に煽るように撮影するドローン……阿吽の呼吸で視聴者の(色々な意味での)応援を集めているのだ。
 さて、話を戻そう。
 転移での移動以外ならば、何か方法があるはずだ、そう考え調べていたシルバップ。
 スライダーの入り口に何かないだろうか? としゃがもうとした瞬間……かくり、と膝から力が抜けてしまったのだ。

「あら?」
 突然倒れ込んでしまったシルバップ、豊穣と叡智を司る神として造られたバーチャルキャラクターである彼女は予期せぬ転倒により無防備な姿勢でチョコレートスライダーへと入り込んでしまったのだ。
 勿論後を追うドローン!
 こんなハプニングが撮れるなんて! と大喜びである。
 まるで開脚後転でもするかのように転んでしまったシルバップは肌をチョコレート色に染められながら滑っていく。
 どうやら触手エステが思ったよりも足にキていたようだ、困りましたね~とどこかのほほんとした雰囲気な彼女に数々の侵入者を泣かせたアームが迫る!
 が、ここでアームさん驚く……なんと自分達が脱がす前から全裸同然であり、自分たちが恥ずかしいポーズを取らせる前にすでにおさっしなポーズであったのだ!
 これには少し悲しみを抱くアーム達、しかしそこで見慣れぬモノを発見する。
 それはシルバップが召喚していた撮影ドローンだ、なんとこのドローン……普段は撮れないようなアングルに大喜びでシルバップを撮影しようとしていたのだ!
 これはイカン! とアームさんは撮影ドローンの前に掌を開き立ちふさがる、うちはえっちな迷宮だが、証拠を残されては困るのですよ! とドローンが危うい箇所を撮影するのを封じるのだ。
 それに平行する形で他のアームさんが刷毛でシルバップの裸体にチョコレートをコーティングし隠し始める。

「あん♪ くすぐったいです♪」
 ムラ無く美しく、スベスベな肌を再現するように……巧みな技術を持って見えてはいけない場所を細やかに塗り重ねていくのだ。
 その度にゾクゾクと甘い痺れが走るがシルバップはどこか恍惚とした表情だ。
 勿論ドローンも折角のチャンスを潰されたくはないと様々なアングルからコーティングを実況民にお届けする。
 しかしアームさんサイドも危険すぎるアングルの撮影には難色を示す……そこでチョコレートコーティングを最小限にすることでしばらく撮影を舞って貰うことをドローンを話し合って決めたのだ。
 不承不承ではあるが認めるドローン、アームさんは最低限の面積を最高の技術でコーティングするという、職人芸を見せつけるのだ。
 結果、シルバップの胸の頂点……そして股間部だけがチョコレートでツヤテカにコーティングされたのである。
 しかし、すでに両足などはチョコで固まってしまっており、先ほども述べた通り、開脚後転の途中で潰れたような両足全開のあられもない体勢なのだ。
 そんなシルバップを隅々まで撮影し実況民を大喜びさせるドローンさん、その応援がシルバップに力を与えるのだ!

「さてはて、どうしたものですかねえ?」
 最も彼女は普段通りの微笑みで困りましたねぇと良いながら、最後までスライダーを楽しんでしまったのだ。
 チョコレートと素肌のコントラストが映える美少女は脚がチョコレートで固められ動けない。
 そんな彼女に迫る影を翠の瞳は捉えるのだ、チョコレートドールとして固まった被害者たちをオブリビオンの元に運ぶ触手さん達であった。
 このまま運ばれてしまえば、ウォークグルェートの餌食となってしまうだろう、さてシルバップはこの危機をどう乗り切るのか。
 そしてこんな危機的状況でも撮影を続けるドローンの運命はいかに!!
 実況民はどんな反応を示すのか!!

成功 🔵​🔵​🔴​




第3章 ボス戦 『ウォークグルェート』

POW   :    大斧の一撃 + 服破り + ずぶ濡れ
【触手から吐き出した粘液】が命中した対象に対し、高威力高命中の【防具を破壊する大斧での一撃】を放つ。初撃を外すと次も当たらない。
SPD   :    触手乱撃 + 捕縛 + うごめき
【悍ましい触手】【粘液まみれの触手】【いやらしい触手】を対象に放ち、命中した対象の攻撃力を減らす。全て命中するとユーベルコードを封じる。
WIZ   :    悲しき性質 + 壊アップ + 狙アップ
自身の【欲望が理性を上回る性質】の為に敢えて不利な行動をすると、身体能力が増大する。
👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠茲乃摘・七曜です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


「ガハハ! 新しい獲物かぁ! どいつもこいつもウマそうだ!」
 醜く突き出た腹を叩き喜ぶ醜悪な面の存在、それがこの迷宮のボスであるオブリビオン……ウォークグルェートだ。
 彼はでっぷりとした身体を巨大なベッドに腰かけ、触手達が運ぶチョコまみれの被害者を見て喜んでいる。
 この後ベッドの上でチョコドールを愉しむつもりなのだ!
 下卑た笑いと表情で新たな被害者達を視線で犯す……このままでは舌と触手で存分に味わわれてしまうだろう。
 しかし猟兵達にとってもチャンスでもある、ここまで近づけばウォークグルェートは逃亡不能だ、ここで下種いオブリビオンを殲滅するのだ!
 万が一敗北してしまえば……あぁ、ウォークグルェートの背後を見るがいい!
 犠牲者たちが全身をチョコレートで固められ、恥ずかしい・かわいらしいポーズで人形のように飾られている!
 彼女たちと同じようにコレクションされないように、絶対に勝利せよ!

 ※
 戦闘開始の状況ですが二通りあります。
 ・全身固められているのですでにオブリビオンの前にいる。
 ・すでに脱出済みorあまり固められなかったのでオブリビオンの前に居ない。
 そしてチョコ固めからの脱出のタイミングですが、プレイングに明記あれば参考にさせて頂きます。
 頑張ってウォークグルェートを撃破してください!
ロート・カニーンヒェン
「首枷つけられて動けないけど、心は屈しない!(フラグ)」(POW)とりあえず、動けるようになるまでウォークの責めに耐える。さぁ、チョコを溶かす勢いで掛かってきなさい!私が動けるようになったが最後!サイコキネシスで吹っ飛ばしてやる!!(色気、アドリブ歓迎です)


アリア・ティアラリード
チョコ固めされ遂にボスの眼前
縄のように食い込むメローラ・フレームのクロッチを自ら広げ
晒すポーズは意識が残る彼女の【恥ずかしい耐性、覚悟】で
耐えられるものではなく
しかも体の芯まで媚毒に侵され意識は混濁
触手に、舌に舐られテイスティングされれば
拭われるチョコと入れ違いに雑魚とは桁外れな濃度の媚毒が擦られ
その感度は数百倍、数千倍?
惨めに四肢を突っ張らせ【挑発】的な胸を腰を跳ねさせて
媚ついた表情、嬌声、奉仕で甘え縋る事しか出来ず…

だがこれが最後の手段
粘液を涸らしUC初撃を封じる《極光護封陣》

ここで光剣を突き立てれば全てが終わる一撃逆転の好機!
が、振り下ろす瞬間目が合ってしまう
…振り下ろされた剣の行く先は



●チョコレートナイトの楽しみ方。
「がはは、まずウォークの嗜みからいくとするかぁ!」
 巨体を揺らし、でっぷりと太った腹を撫でながらオブリビオンは触手を伸ばす。
 堪能するべくチョコドールな二人をベッドの上に引っ張り込むのだ。
 一人目はチョコレートで出来た首枷に拘束され、晒し刑をうけているような屈辱的なポーズのロート・カニーンヒェン。
 二人目は大きく両足を開き、食い込むビキニアーマーと自らの恥ずかしい場所を見せつけるようなポーズのアリア・ティアラリード。
 奇しくも二人のフォースナイトが選ばれたのだ。

「まずは存分に甘味を味わうとするかぁ! ぐふふ!」
 チョコレートで固められた二人の身体を大きな舌で舐め回し、甘露を味わうオブリビオン。
 しかし二人は身動きできぬまま、舐められる感覚を鋭敏に感じ取ってしまうのだ。
 それは今までとは比較にならないほどの快感であり、稲妻に撃たれたように全身をビクン! と痙攣させてしまう程だ。
 しかしチョコレートで全身を拘束されており、動くことが出来ない……つまり、快感を逃がすことが出来ず、無防備に直撃させてしまうのだ。
 腰が跳ねる、胸が揺れる、足が伸びる……それら反射行動が封じられる事の苦痛を二人は現在進行形で知ることになる。

(~~~~~~っ♪ こ、こんな……快感から逃げられない♪)
(こ、こんな恥ずかしい恰好で、私、あんな場所、舐められて♪ ~~~~~~~~っ♪)
 逃げ場のない二人の身体が無遠慮に刺激され、牝の悦びを刻まれる。
 特にロートは突き出したヒップを、アリアは自ら広げた部分を……ウォークグルェートの舌が触れるだけで快感がスパークし魂を飛翔させたかのような浮遊感を得てしまうのだ。
 散々触手とチョコに嬲られ、敏感になった場所が更に燃え上がる。
 身体を拘束しているチョコレートが溶け始め、トロトロとした感触が全身を苛み、更に敏感になり果てる。

「ブヒヒ! やっぱりチョコ牝騎士はうめぇうめぇ!」
 どれほどの時間がたったのだろうか、二人のチョコレート拘束は溶けて、肌色とチョコ色のコントラストがエッチな騎士となっていた。
 しかし全身の震えと痙攣は止まらない、声が出るようになってからは甘く蕩けた声しかあげれていないのだ。
 何故ならば、ウォークグルェートは舌だけでなくすべての触手を持って二人の身体を味わっているのだから。
 触れたくもないであろう醜い豚腕に抱き寄せられ、豊満な胸を押し潰すように密着させられる二人。
 頭から足の先まで、余すところなくウォークグルェートの唾液と粘液で塗れてしまっても、二人の瞳は光を失ったりはしない。
 何度も果て、何度も達し、何度も極め、何度も恥ずかしい姿を晒しても……騎士は、騎士の心は負けないのだ! 身体は屈しても心までは屈しないのだ!

「ぅ、ぁ……こ、心までは屈しない……ふ、吹き飛びなさいっ!」
「しょ、触手の弱点を封じれば……負けませんっ!」
 おお、なんと強き心か……ロートは不可視のサイキックエナジーを放ち、アリアは触手を封じる無数のフォースの楔を生み出したのだ!
 これでウォークを封じ、逆転する!
 オブリビオンなんかに負けはしないのだ!

●やっぱりウォークには勝てなかったよ。
「ぅあぁぁぁぁぁ♪」
「こ、こんなの……あぁぁぁ♪」
 二人のフォースナイトは全身を触手に嬲られ、粘液でドロドロにされ、ウォークグルェートに組み敷かれていた。
 快楽によってグズグズに蕩かされた身体は言うことを聞かず、攻撃はわずかにオブリビオンの身体に傷をつけるだけだった。
 その結果に喜び、歪に笑みを浮かべるのはオブリビオン。
 今までなら舐めしゃぶっただけで壊れた玩具と違い、美しく淫らな長持ちする楽しい玩具だと分かったからだ。
 これはコレクションに加える価値がある、とロートとアリアを更に過激に攻め立てる。
 二人の身体を巨大ベッドに横たえると、その巨体で押し潰す。
 そして二人の身体を全身で愉しむのだ。
 二人はお互いの甘い嬌声を紡いでしまい。
 本能が喜んでしまう粘液の音を常に聞かされ。
 吐息ですら果てる程の感度の身体を、極太の触手で、厚ぼったい指で、焼けた鉄のようによう熱い舌で嬲られる、
 ――果てる。
 ――達する。
 ――飛ぶ。
 何度も、何度も、何度も、何度も、何度も。
 鋭敏な豆を、鋭敏な果実を、鋭敏な牝を……オブリビオンのモノだと刻まれるほどに。
 その大きな乳房だけで何度果てただろうか……。
 その形の良い桃尻を叩かれ何度果てただろうか……。
 舌を、お臍を、腋を、太腿を……あらゆる場所で何度気をやってしまっただろうか。
 そして……恥ずかしすぎる牝の場所で何度達してしまっただろうか。
 柔らかな二人の身体を思う存分に貪り続けるウォークグルェート、彼は自分のコレクションだと示すように何度も粘液をぶちまけるのだ。

「ぐはは、どうだキシさま! もう一度チャンスをやるぞ?」
 笑いながら先程二人の攻撃が命中した傷を見せ、挑発する様に二人を解放するウォークグルェート。
 挑発されたロートとアリアは巨大なベッドの上で、粘液に塗れた身体をだらしなく横たえ、荒い呼吸を続けるだけ。
 その度に豊満な二人の騎士の身体は淫らに揺れ、その振動だけで甘い痺れに達してしまう。
 しかし、千載一遇のチャンスが巡ってきた。
 今なら完全に油断しているオブリビオンに攻撃できる、一度でダメなら二度……的確に同じ場所に攻撃すれば致命傷を与えれるはずだ。
 サイキックエナジーを集中し、傷口を抉ってやれば良い……ロートの思考がそう告げる。
 フォースの剣で傷口を切り裂けば良い、楔を同じ個所に叩き込んでも良いだろう……アリアの思考が告げる。
 脱力し、腰が抜け、立つことすら難しい……しかし二人は騎士なのだ。
 オブリビオンに負けるわけにはいかないのだ!
 よろよろと四つん這いになって立ち上がろうとするロート。
 ふらふらとオークに両手を伸ばすアリア。
 ロートはこのままサイキックエナジーを収束し、アリアはフォースの刃を形成……憎きウォークグルェートの身体へぶちかます。
 だけなのに……漏れるのは甘い吐息、瞳に敵意は無く蕩け潤み、身体は騎士から牝へと堕ちる。
 二人の騎士の想いは重なる……したいのは攻撃ではなく……従属。

「も、もっと……お願いします……」
「わ、私にも……くださぁい」
 ロートは天高く大きなヒップを突き出し誘惑し、アリアは自らの手で大きく両足を広げ誘惑する。
 奇しくも先程拘束されていたポーズをとり、媚びるように言葉を紡ぐ騎士……いや、牝が二人。
 ウォークグルェートを受け入れ、彼のコレクションとなる事に喜びを感じるまでになってしまったのだ。
 ロートとアリアの姿を見やり、ひときわ大きく笑うオブリビオン。
 今までより荒々しく巨大な触手で二人を堪能し続けるのだ……。
 こうしてベッドの奥、コレクションされた被害者が安置される場所に二人の元騎士がホワイトチョコレートで固められていた。
 一人は誘う様に手足を地に着け、桃のようなヒップを高く突き出す。
 もう一人は仰向けに寝そべり、両足を大きく自ら開き腰を浮かせている。
 二人にはある共通点が存在していた、それはお互いに豊かな胸を持つ事と……幸せそうに蕩ける表情を浮かべている事だ。

苦戦 🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​

テフラ・カルデラ
いやぁぁぁっ!?変態が目前にぃ…!?
でも動けない…!やめてぇぇぇ!!全身舐め回されちゃいますぅー!?
(この後無茶苦茶やられた)

何とか脱出…も…もう許しませんよ…やってくれたお礼に良いことを教えます!
あなたはとんでもない間違いを犯しました!
それはわたしが美少女じゃなく男の娘だからです!!!(キリッ

…え?そんなのどうでもいいって?股間さえ隠せば美少女に変わりない?
やばい…やばすぎる…さらには媚薬の効果がまだ続いて…
うまく動けず…あっ…いや…あの…ユルシテ☆
にゃぁぁぁー!!なんて日だぁぁー!!!
(この後無茶苦茶恥ずかしい姿でチョコ固めされた)

攻撃する前にやられちゃうなんて…フラグには勝てなかったよ…



●うさみみ男の娘は蜜の味?
「ぐふふ、でっぱいを楽しんだ後はちっぱいだな!」
(いやぁぁぁっ!? 変態が目前にぃ…!?)
 恥ずかしそうに自らの股間を両手で隠す女の子らしいポーズのチョコドールに狙いを定めるオブビオン。
 そのチョコドールこそウサミミキマイラのテフラ・カルデラだったのだ。
 逃げようにもチョコで固められたテフラは僅かも身動ぎ出来ない。
 そんな無防備なドールのヒップを楽しむように
 舌を這わせ、粘つく舌の感触でテフラに快楽を与えながら自らは甘露を楽しむのだ。

(嫌でも動けない……! やめてぇぇぇ!! 全身舐め回されちゃいますぅー!?)
 べろぉ……ねろぉ! ぶちゅぅ……。
 可憐な身体を舌と触手を巧みに操りチョコを楽しむウォークグルェート。
 テフラは全身を舐め回される快感に意識に靄がかかりそうになる、だがこれだけは行ってやらねばならないと決めた言葉があるのだ!
 例え胸を舐められてビクンと痙攣しても、お尻を舐められ魂が震えても!

「ぐっふっふ! さぁ、今度はチョコじゃないお前の甘さを楽しむとするかぁ!」
「はぁ、はぁ……っ! もう許しませんよ!!」
 桃色吐息なテフラであったが、全身を固めていたチョコが舐め溶かされたおかげで無事に脱出!
 ビシリ! と人差し指を突き付け宣言するのだ!
 勿論、見えてはダメな場所は隠しながら!

「あなたはとんでもない間違いを犯しました! それはわたしが美少女じゃなく男の娘だからです!!!」
 そう、うさ耳キマイラのテフラは男の娘なのだ!
 どやぁ! とウォークグルェートに対し自信満々に告げ、ショックを受けた後に必殺の一撃を入れる。
 完璧な作戦だ!
 ……相手が変態でなければ。

「それがぁ……どおしたぁ!! ぐふふ! そこまで可愛ければ美少女と変わらん! むしろ余計に滾りおるわい!」
「えぇぇぇ!?」
 目を爛々と輝かせ、一段と激しく触手を振るうウォークグルェート!
 逆に驚かされたテフラは隙を見せてしまし……そのままベッドに押し倒され組み敷かれるのだ。
 ぶひぃ! ぶひぃ! と激しい鼻息が聞こえる、ウォークグルェートの興奮が否が応でもテフラに伝わってしまうだろう。
 なんとか脱出せねば……テフラは必至に小さな体を悶えさせ、抜け出そうとする。
 が、対格差とテフラの身体を侵す媚毒の効果により、それは無駄に終わってしまうのだ……。

「いやぁぁ!? そ、そんな所なめちゃだめですぅ!! ふぁぁぁ♪」
 チョコレート越しでは無く、直に感じる生暖かい舌の感触。
 そして唾液の粘つき……鋭敏になった身体は触れられれば触れられただけ快感をテフラの身体に流し、全身を痙攣させてしまうだろう。
 その舌の動きはチョコレートを舐めるよりも苛烈で、テフラの味を存分に味わう変態的なモノだった。
 更に快楽に悶えるテフラの姿に気を良くしたオブリビオンは、触手まで持ち出し……男の娘を攻め立てる。
 鋭敏な場所を、恥ずかしい場所を、粘液まみれの触手とウォークグルェートに攻められ、何度も気をやってしまう。
 果てて、果てて……甘い声も擦れる程に果てさせられたテフラが最後に視た光景……それはドロドロで熱いホワイトチョコレートで全身を固められる光景であった。
 しかもウサミミだからうさぎさんポーズだろうと、ウサギ飛びの途中のような膝をまげ、両手を顔の隣に持ってきたポーズ。
 恥ずかしすぎるポーズでホワイトチョコドールになり果ててしまい、見事コレクションされてしまうテフラであった。

成功 🔵​🔵​🔴​

彩波・いちご
引き続きアルテミスさん(f02293)と一緒
男だと言い出せないまま…です

すっかりチョコで固められてしまった私達
なんとか呪縛を解こうと、身体の動く部分に力を籠めます
指先ならなんとか…もぞもぞわきわきと指を動かし、チョココーティングを砕こうと…いま指動かしたらとてもまずい絵面になりそうな気もしますけど…今アルテミスさんの胸に手があったような…
そうしてなんとか指先からチョコが砕け、脱出を…
…完全に揉んでますね…すみません(汗
手にまだ柔らかい感触が…いえ、思い出してはいけませんっ

とにかく彼女の援護を
【異界の抱擁】で触手召喚、敵を捕まえます…あれ?
なんかアルテミスさんも巻き込んでる気がしますけどっ?!


アルテミス・カリスト
いちごさん(女性だと思っています)と一緒

「この災魔が迷宮の主ですね!
正義の騎士アルテミスが倒します!」

と思っても身体はいちごさんと一緒にチョココーティングされて動けません!
なんとか抜け出さないと!

チョコから抜け出すため、身体を動かします。
よし、腰なら少しは動きますね!
頑張って、いちごさんの腰の上に跨がった姿勢で
腰を前後や上下に腰を動かして拘束から抜け出そうとします。

「はぁ、はぁ、な、なんとか抜け出せました……」

何故か身体が燃えるように熱いですが、今は戦闘が優先です!

「って、きゃああっ!
なんですか、この触手はーっ?!」

敵の触手、いちごさんの触手、通りすがりの触手に酷い目に遭わされるのでした。



●触手と騎士と土地神様。
(なんとか脱出しないと……)
 知り合いとこの迷宮にやってきて、見事に身体を重ねた体勢でチョコレートで固められた妖狐の土地神様、彩波・いちご。
 自らの腰の上に跨る形で居る知り合いの女騎士と一緒にコーティングされ、まともに動けない状態ではあるが必死に弱い箇所・動ける場所を探していたのだ。
 全身に力を込めるいちご、足はダメ……頭も難しい……と、そんな時ピクリと動く箇所が見つかった。
 それはいちごの両手……その指だ。
 幸いチョココーティングの量が少なかったようで、僅かに動いただけでピキリと固まったチョコに衝撃が走る音が聞こえたのである!
 後は両指を大きく動かせば良い……良い、のだが……いちごの指は女騎士の胸を鷲掴みにしていたのであった。
 それでも、脱出しなければもっとヒドイ目が……いちごは逡巡の末、決意する!
 とてもマズイ絵面になるが、こうするしか無いのだから。
 心の中でもう一度謝罪し、後でもう一度誠心誠意謝ろうと思い、いちごは繊細な指をわきわきと蠢かす。

(この災魔が迷宮の主ですね! 正義の騎士アルテミスが倒します! と言いたいですけど、動けません……)
 丁度同じ頃、いちごに跨る形でチョコレートに固められた女騎士、アルテミス・カリストは脱出する方法を考えていた。
 チョコレート拘束から脱出するには、と考える騎士はなんといちごと同じくチョコレートの強度の弱い箇所を探る事にしたのだ。
 方法も同じ、自らの身体に力を込めてわずかにでも動く場所を探す。 それだけである。
 両手はダメ……頭もだめ……足は? かなり強固だ……。
 何処か無いか……何処か……アルテミスが必死に力を込めたその時!
 ぐりん! と丁度良く動かせる場所が見つかったのだ!
 それは……腰であった。
 腰に力を入れたアルテミスにはピキリとチョコの剥がれる音が聞こえたのである。
 神の啓示が此処にあったのだ、そう感謝するアルテミスは大きく腰に力を入れ、グラインドさせた。

(ひゃん!? ア、アルテミスさん動いて……あぅ♪)
(ふあぁぁ!? い、いちごさんの指……なんだか、エッチに動いてます♪)
 なんといちごとアルテミスは同時に動いてしまったのだ。
 勿論同時に動いたことでチョコレートへの負担は大きくなり、壊れやすくなる……しかし、しかし!
 アルテミスはいちごに両胸を大胆に揉まれ、甘い快感が全身に走り抜け。
 いちごはアルテミスに腰の上で動かれ、ゾクゾクと背筋を走る快感を与えられる。
 この快感の相乗効果は大きかった……。
 いけないと思いつつも二人とも指を、腰を止めれない。
 柔らかなアルテミスの双子の果実が熱くなり、いちごの指が生み出す甘い痺れに蕩けてしまう。
 柔らかなアルテミスの敏感な部分と、いちごの敏感な部分がぶつかり合う動きは重い快感を生み出し二人を苛む。
 指も、腰も……しだいに動きが多く、大胆になっていくのだ。

(アルテミスさんの、気持ちよくて……)
(いちごさんの、気持ちイイ……)
 激しく、熱くなる二人の動きに次第にチョコが剥がれ、溶け始める。
 いつしか二人の口を覆っていたチョコも溶け、甘い声が漏れ出してしまうのだ。
 それでも動きは止まらない、もう少し、もう少し……完全にチョコの拘束が無くなるまで……と、思っていた二人に声をかける者が一人。

「お、お前ら何をしてんだぁ!!」
「ふぇ!? あ、ぬ…抜け出せてます!?」
「ひゃぁぁ!? ほ、本当だ……やっと抜け出せました!」
 我らがウォークグルェートさんである。
 彼は二人の動きを見つけ、慌てて近づいてきたのである!
 いちごとアルテミスは慌てて離れ、迫りくるオブリビオンに備えようとする。
 しかし二人共身体は妙に熱く、下腹部がジンジンと痺れて疼く……だが敵は待ってはくれない。
 アルテミスは下腹部の疼きに顔を紅くし、いちごは隣のアルテミスの胸の感触を思い出し顔を赤くするも戦闘の為に構えるのだ。

「女の子同士で……ゆるせん! ぐふふ、触手で二人とも楽しませてやるぜ!」
「こほん! 迷宮の主ですね! 正義の騎士アルテミスが倒します! いちごさん援護を!」
「え、あ! は、はい! アルテミスさん! 援護します!」
 仲間にいれろよー! と迫りくるウォークグルェート。
 大きな身体を持つ強敵の前に立つのは正義の騎士、アルテミスだ!
 カリスト家の紋章が刻まれた愛剣を手に駆け出すアルテミス、いちごは全裸同然の彼女が捕まらないように自身の能力で補佐するのだ!
 その能力とは……。

「ふんぐるいふんぐるい…、星海の館にて微睡む我が眷属よ!」
 にゅるりといちごの影から這い出る触手、触手、触手!
 大量の触手の召喚し、敵対するオブリビオンの動きを封じる秘儀、《異界の抱擁》である。
 いちごの呼び出した触手は彼の意志を感じ取り、すぐさま姿から似つかわしくない速度でアルテミスの後を追う!
 そしてオブリビオンを拘束し、彼女の必殺の一撃を補佐する……はずであった。

「って、きゃああっ! なんですか、この触手はーっ?!」
「うおおお!? なんだー!?」
「あれー!? なんでアルテミスさんまで!?」 
 何故かアルテミスに集中するいちごの召喚した触手達。
 正義の騎士の身体を拘束し、全身を愛し始めたのだ。 
 それを見たオブリビオンは激怒した、触手なら俺にもあるのだと!
 拘束されたアルテミスに対し、自らも触手を放ち嬲り者にしてやろうと攻め立てる!
 それを見た行きずりの触手は感動した、これは触手のお祭りなのでは? と。
 すぐさま触手を蠢かせアルテミスの身体に纏わりつき、粘液を吐き出すのだ。
 触手と触手と触手に全身を嬲られるアルテミスはたまったものではない、媚薬と先ほどのチョコ拘束からの脱出で火照った身体が鋭敏に反応し、何度も達してしまのだから。
 はたから見れば触手の玉があり、その中から少女の甘く蕩けた声が聞こえてくる状況だろう。
 混沌、ここに極まる……。
 その状態がどれほど経過しただろうか……ようやく触手から解放されたアルテミスは気を失い全身を痙攣させていたのだ。
 余りの光景に声を失くすいちごとウォークグルェートであったが、ウォークグルェートはいちごの肩をポンと叩くとこう呟いたのだ。
 大事にしてやれよ……と、何故かではなくいちごが優しい目で見られ、毛布で体を包んでやれよと毛布まで貰ってしまったのだ。
 なんだか複雑なままオブリビオンとの戦いは終わったのであった。
 なお、毛布で体を包んであげる際に、毛躓いたいちごは、アルテミスの柔らかなおしりを揉んでしまうのでした。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

有希・ブラウフランメ
「後から来たけど、凄い事になってるね…」

楽しい事が起きそうだ、と言う理由で猟兵達の後を尾行してた
VRサキュバスアイドルの『ゆっきー』
だが生来の悪戯っ子、見てるだけで満足できる訳もなく…
…それにボクも一応猟兵だからピンチの味方は助けなきゃね!
とチョコ人形選びに余念のない彼の前に飛び出して
自分に注意を引き【おびき寄せ】るよう瑞々しく華奢で
魅惑的サキュバスボディを見せ付け【言いくるめ、誘惑】

「ね、もっと楽しいこと…ボクとしない?」

《ザ・ワンナイト・スタンド》は彼の【生命力を吸収】し
味方がチョコ固めから抜け出す【時間を稼ぐ】ため甘え媚びる
…だがその精力が予想以上だったのは誤算か慢心か…

連携アドリブ歓迎



●サキュバス少女の誘惑とウォークグルェートの本気?
「後から来たけど、凄い事になってるね……」
「さて、存分に楽しんだし、つぎは……おぉ?」
 美しい猟兵達をコレクションに加え満面の笑みを浮かべるウォークグルェート。
 そんな豚男の前に目が覚めるような小悪魔系美少女が現れたのだ、
 幼い外見に男の視線を集めるボディ、まさしくサキュバスと言って良い彼女の正体はバーチャルキャラクターの有希・ブラウフランメ。
 小悪魔系メスガキヴァーチャルアイドルである彼女はこっそりと猟兵達の後を追跡、隠れていたのである。
 しかし、オブリビオンを前に自分に出来ることをすべく豚男の前に飛び出したのだ!

「ね、もっと楽しいこと……ボクとしない?」
 幼くとも牡をそそる肉感的な身体、それを包むのは清純さと妖艶さの合わさった戦闘コスチューム、イノセント・ポイズンシュガー。
 サキュバスアイドルの誘惑に、ウォークグルェートはすぐさま触手達と自身を滾らせ、有希をベッドへと連れ込んだのだ。
 それが狙いだとも知らずに。

「ぐふふ、抵抗されるのも嫌いではないが……こういうのも悪くないじゃないかぁ」
「ボクに任せてくれれば、もっと楽しい事できたのにぃ♪」
 細く綺麗な手でオブビオンの身体を撫でる有希、その仕草と声にウォークは鼻の下を伸ばしメロメロだ。
 勿論ウォークグルェートも有希へのセクハラを忘れない、厚ぼったい豚ハンドで小さく形の良いヒップを撫でまわし、首筋に吸い付くのだ。
 更に媚薬粘液である触手汁を幼い淫魔の身体に浴びせ、更に淫靡に際立たせる。
 その瞬間、有希はビクリと身体を跳ねさせてしまう……が、すぐさま媚びた態度でウォークグルェートの身体に軽くキスを降らせるのだ。
 身体が跳ねた原因、それは媚薬だ……サキュバスアイドルと言えども、過度な媚薬によって鋭敏になってしまえば、敗北する可能性も出てくる。
 今自分がする事は、他の猟兵達がチョコレートから脱出する時間を稼ぐことなのだ、だから快楽に屈するわけにはいかない!

「もう、コスが汚れちゃうだろ☆ さ、そんな触手よりもキミと遊びたいな♪」
 設定年齢14歳とは思えないスタイルの良い身体をわざと押し付け、しな垂れるようにウォークグルェートの首に両腕を回す有希。
 潤んだ瞳で上目遣いに見つめ、甘い吐息で耳元を擽る……そしてトドメの小悪魔スマイル!
 プツン! とウォークグルェートの何かが切れる音が響いたのだ。

「ぶふぉぉぉぉぉぉぉ!」
「きゃん♪ がっつくのはダメだよ☆」
 有希を押し倒し全身を舐め回すウォークグルェート、厚ぼったい手で有希の敏感な場所を撫でまわし、嫌らしい豚キスで吸い付いてくる。
 完全に小悪魔の掌の上で踊る豚であった。

「ぶひぃ! ぶひぃ……ぶふぅ」
「ぁん、ボクの身体ドロドロになっちゃったぁ♪」
 存分にウォークグルェートを堪能した有希、そして有希を堪能したウォークグルェート。
 甘く激しいプレイに息も絶え絶えな二人であった。
 ウォークグルェートは触手もへんなりとなってしまい賢者モードに。
 有希は全身をドロドロに汚され、身動ぎするだけでピクン! と小さく痙攣させてしまう。
 これでしばらくは時間が稼げたはずだ、腰が抜けそうなプレイであったが中々に楽しめたよ♪ と小さく舌をだした有希。
 サキュバスアイドルの勝利!!
 ……とはならなかった。

「それじゃ二回戦いくぞぉぉぉ!!」
「え、ええ!? ちょ、ちょっとボク休憩したいんだよね~なんて……だめ?」
 ダメであった。
 オブリビオン、ウォークグルェートの精力は底なしであり、疲れて動けなかった小悪魔アイドルを抱えると再び楽しみ始める。
 今度は触手を含めて、全てを使って堪能するのだ。
 次第に余裕が無くなり、ウォークグルェートの身体の上で甘く蕩けたサキュバスボイスで歌ってしまう有希。
 胸を、ヒップを、そして大事な花園を……白いベタつく粘液に汚される。
 その度に重い快楽が全身を貫き、スタイルの良い身体を弓なりに反らし、果ててしまうのだ。
 それが何度も、何度も、何度も訪れ……ついに意識を飛ばしてしまうのであった。

(ここは……ボク、どうして……)
 朦朧とする意識、気怠い身体、熱い下腹部……声も出でない有希が気づいたときはサキュバスらしい牡に媚びるポーズでホワイトチョコで全身をコーティングされていたのであった。
 しかし有希の目的は果たされている、この時間稼ぎでウォークの体力を削り、猟兵達のチョコレート拘束も抜けやすくなっているだろう。

成功 🔵​🔵​🔴​

フランチェスカ・ヴァレンタイン
前章通りの状態で目の前に

丹念にコーティングされて完全に固められてしまったので、チョコが溶けるか割れ剥がれるかでもしない限りされるがままかと
そして自らお尻を突き出し求めるかのような挑発的で誘惑的な姿態は、下卑た豚面に好き放題されるのに不足はないでしょう
但し、全身を這い回る触手や舌で生じる熱と、そうされることでより高まっていく内部からの熱も相俟ってチョコが溶けるのは早いかもしれません

桃色めいた吐息も絶え絶えになぶられ尽くし、ぐったりしつつも漸く解き放たれ
斧槍を揮って鎧砕きを載せた戦槌でUCを叩き込む箇所は――(自粛)

「――さて。覚悟は、よろしいですね?」

※諸々含めご自由にどうぞ。アドリブ・絡み歓迎


アイル・コーウィン
くうぅ、チョコインナー、何ていやらしいの!
一見すれば普段の服なのに、本当は裸の上にチョコを塗ってるだけなんて、そんなの……。
だ、駄目よ興奮しちゃ! 相手はゲスいウォークグルェート、しっかりしないと!

両手を塞がれてても、足が無事なら問題ない。
UCの「特大錬成カミヤドリ」で巨大な硬貨を作って、ウォークグルェートと戦うわ!

でももし、ウォークグルェートにチョコインナーを見破られて指摘でもされたら、恥ずかし過ぎて動きが鈍っちゃうかも……。
それで相手に捕まって、もしインナーごと食べられでもしたら……。
だ、駄目。そんなの、絶対何度もイかされて、堕とされちゃうに決まってる……でも、それはそれで……。



●ウォークグルェートに挑む者たち。
「がはは! 良い恰好のチョコレートじゃねえか!」
 大きなベッドで大きな笑い、下品な腹を大きな右手で叩ききながらウォークグルェートが見ているのは雌豹のように四つん這いになり、自ら形の良い大きなヒップを天高く突き出すチョコレートドール。
 チョコで固められた美しい翼が目立つキマイラの猟兵、フランチェスカ・ヴァレンタインだ。
 彼女の身体をまさしく舌なめずりで見下ろすと、厚ぼったい指と粘液を垂らす触手で撫で始める。

(――これは、始まりましたね……っ! い、いきなり…ですか……っ♪)
 媚薬に侵され限界まで昂った身体が、否応なしに反応してしまう。
 テクニックも何もない、ただ撫でるだけでゾクゾクと背筋を快感が走り抜けてしまうのだ。
 それを必死に耐えようとするも、すればするほどに意識してしまい……キマイラの女戦士はあっけなく一回目の恭悦を味わってしまうのだ。

(この、チョコレートさえ……とけて、しまえ……ば、ぁぁ♪)
 身動き出来ないという事は、快感を発散し逃がすことが出来ないという事。
 フランチェスカは特に丹念に大きな乳房――チョコでコーティングされてもはっきりと分かるその先端を触手の粘液を吐き出す穴で挟まれる。
 そしてウォークグルェートは突き出されたピーチのチョコレートがけを大きな舌でべろりと前から、後ろに舐めて味わう。
 甘いチョコレートを牝の蜜でもっと濃くしようと。

「がはは、甘露甘露! こんなに甘いチョコレートは初めてだぁ……自分からケツを突き出すんだから当然好きなんだろぉなぁ!」
(好き放題、言って……くれます、わね……っ♪)
 わざわざ大きな声で貶めるような発言を繰り返すウォークグルェート、チョコで拘束され言い返せないフランチェスカの精神を甚振ろうとしているのだ。
 怒りを覚えるが、ここまで固く拘束されては手も足も出ない……ただされるがまま、それに耐えるしかないのだ。
 ギリ、と自然と力が入る。 しかし身体はその怒りを諦めろ、受け入れろと叫ぶのだ。
 乳房を責められ、身動きも出来ずに果てているでは無いか……。
 本当に無理矢理にお尻を突き出しているの? 自分で突き上げているのではないか? だって気持ち良いじゃないか……。
 まるでそう言っている程に、発情しきり、鋭敏になったフランチェスカの身体は快感を無抵抗に受けてしまっているのだ。
 ほら、また触手が二本、乳房の先端へ迫って……食いついた!

(~~~~~~~~~~っ♪)
 拘束され動けない身体が激しく痙攣する、逃げ場のない快感が下フランチェスカの腹部を焼き、意識を天高くに放り投げる。
 認めてしまえばどれ程楽か……堕ちてしまえばどれ程幸せか……彼のコレクションになれば毎日この甘美な感覚が味わえるのに。
 早鐘をうつ自分の胸、そして余韻で更に敏感になる身体、惚けてモヤがかかり始める思考。
 残っているのは快感だけ、という世界……諦めてしまおう、そう意識が崩れかけた瞬間、聞いたことのある声が僅かに届いた。
 その声の主は……第一層で出会った人ではなかろうか。

 ――時は少し遡る
 フランチェスカがウォークグルェートに嬲られる前の出来事だ。
 チョコレートスライダーを滑り、屈辱のチョコレートでインナーを描かれた白猫を彷彿とさせる猫耳と尻尾が特徴の猟兵、アイル・コーウィンは両手を拘束されたまま音も無く迷宮を進んでいた。
 シーフである彼女らしく徘徊する触手に気を付け、オブリビオンを目指しているであろう触手を追跡しているのだ。
 しかし、彼女の頬は赤く、吐息も荒い……それも当然だろう、今の彼女はジャケットとホッチパンツの下はチョコレートでインナーを描かれただけで裸なのだから。

(うぅ……歩くたびに胸は揺れるし、ちょっと激しい運動する溶けてきちゃうし……こすれる、し……)
 一見普段の恰好と何も変わっていないが、よく見ればチョコでペイントしただけだと分かる……これが逆にアイルの羞恥心を掻き立てているのだ。
 勿論第一層で受けた媚薬エステの効果も残っており、僅かに動くだけで走る甘い痺れに身体は自然と熱を持ち始める。

(この濃密な気配……っ!!)
 そんな羞恥プレイ染みた迷宮での追跡劇の末、アイルはついにオブリビオンの鎮座するフロアへとたどり着いたのだ。
 そこで見たモノは、一層で同じように触手に嬲られた仲間が恥ずかしいポーズでチョコレートで固められ、良いように嬲られている姿であった。
 助けなければ! 咄嗟に身体が動く……が、ピタリと止まった。
 大きな胸を、突き出したお尻を、恥ずかしい場所を……触手と舌で嬲られている姿をみて、胸が昂り思い描いてしまったのだ。
 ――自分もあのように嬲られたらどうなるか、を。

(そ、そんな事考えてる時間あるわけないじゃない!)
 ブンブンと被りを振り意識を現実に戻す、夢中になっている今が最大の隙なのだ。
 アイルは自らの本体と同じ硬貨を創り出し、合成を繰り返す……そして威力を高めた一枚の巨大な硬貨を作り上げるのだ。
 これがアイルの能力《特大錬成カミヤドリ》、例え両手を拘束されようが使用できる能力なのである。
 狙うは醜い豚の横っ面!

「がぁっ!? なんだ!?」
「彼女を離しなさい!」
 突然重質量に横っ面を抉られたウォークグルェートはチョコレートドール・フランチェスカを舐め抉るのを止め、周囲を伺う。
 そして見つけるのだ、スタイルの良い猫耳の牝を。
 怒りの形相が砕け、すぐさま歪な欲情の笑みへと変化。
 ノシ……ノシ……とアイルに向けて歩み始めるのだ。
 それに対しアイルは頬を染めたまま静止するように叫ぶだけ、それだけしか行えない……。
 視線が、火照った身体が、触手とウォークグルェートの身体から外れないのだ。

「甘い牝の匂いがするなぁ? 発情した猫みたいなぁ?」
「――ッ!? か、関係ないでしょ! あなたを倒すのは私の仕事よ!」
 下種い笑みを浮かべ触手を伸ばすオブリビオン、それに対しなんとか紙一重で躱したアイル……だが彼女ならもっと簡単に回避できたはずだ。
 それが出来なかった……ギリギリまで触手に貫かれる自らの姿を想像してしまったからである。
 危うく快楽に溺れる所であった白猫シーフは小さく頭を振り戦闘モードに、火照る身体を風のように動かし豚男を硬貨で射抜く!
 迫る触手、迸る粘液……そのどれもを紙一重で躱しながら、適格にウォークグルェートの身体にダメージを与えていく。
 一見余裕に、一歩的に見える戦い……しかし、アイルの身体は無傷であるが、淫熱が限界を突破していたのだ。
 敏感な部分が擦れ、ノーブラゆえに痛いほどに揺れ踊る果実、両手を上げている事で丸見えの腋。
 しとりと汗をかけば塗られたチョコレートが溶け始める……早く倒さなければ、そうアイルが再び硬貨を打ち出そうとした瞬間。
 豚男の声が耳に届いてしまう。

「なんだ? 裸の上にチョコで描いてるのだ? 尖ってるのが丸わかりだぜぇ?」
「~~~~~~~っ♪ し、しまっ!?」
 聞きたくなかった言葉、自分が全裸同然だと気づかれてしまったのだ。
 その瞬間血が頭に上り、ふわりと大きな浮遊感……アイルは、見られたことで、果ててしまったのだ。
 それは大きすぎる隙、オブリビオンがそれを見逃すわけはない。
 虚脱感に襲われるアイルはいとも容易く触手に捕まってしまったのだ。
 そう、先ほど思い描いた通りに……。

「は、離しなさいよ!」
 必至に抵抗するアイル、しかし全身に絡みつく触手の本数は増え続け……目の前には醜い豚の笑顔。
 あぁ……これから行われる行為は、想像通りなのだろうか……。
 意思にもやがかかり、甘い電流が走る。
 僅かに隠してくれていたチョコレートは舐めとられ、代わりに触手粘液をぶちまけられる。
 手を、足を、腹を、腋を、胸を、尻を……そして大事な大事な場所さえも。
 汚らしくも快楽を与えるのに特化した触手とウォークグルェートによって征服されるのだ。
 重く、激しいスパーク……意識を何度も飛ばし、身体を壊れた玩具のように震わせ、感覚がなくなる程攻められる。
 何度も、何度も、何度も……オブリビオンの好き勝手によって意識を飛ばし、果て、達し、無様な姿を晒してしまう。
 ソレが何度繰り返されただろうか、トサリとベッドに解放されたアイルの全身にはホワイトチョコでべとべとになっており、だらしなく両足を広げ全身を痙攣させていた。
 もはや戦う事等不可能な程に躾けられ、刻まれたアイル。
 彼女を見て満足そうに笑うウォークグルェート……勝負は完全に決したのだ。

「ぐふふ、さて! キマイラのねーちゃんを楽しみに……あん?」
 中途半端で放置していたフランチェスカを楽しみなおそうと触手を蠢かせたウォークグルェート。
 だがその豚はトントンと肩を叩かれたのだ、不意に部下の触手か? と振り向いたオブリビオンが見たモノは……。
 全身を震わせながらも巨大な槍斧を振りかぶっていたキマイラであった。

「――さて。覚悟は、よろしいですね?」
 全身を嬲られ、舐められ、揉まれた故にチョコレート拘束から脱したフランチェスカ。
 胸に積もりに積もった怒りを全て力に変換、“ヴァルフレイア・ハルバード”の戦槌機能を起動させる。
 そして無防備に振り向いた豚の巨大な脇腹に叩き込むのだ!

「セーフティ、解除―― 対反動スラスター、噴射待機―― 術式炸薬、フルチャージ……! たぁっぷり、召しあがれ? 痛撃、爆砕っ……!!」
「ガアアアアアアアア!?!?」
 幾つもの肉を潰し、幾つもの骨を砕き、内臓を破壊する。
 超衝撃に耐えきれず巨体を吹き飛ばすウォークグルェートは苦悶の叫びを響かせていた。
 しかし、さすがはオブリビオン……即死では無いらしく、未だに動けるようだ。
 だが、再生するにしてもその間は激痛に苛まれ、消費する魔力も体力も膨大である。
 唸り転がるウォークグルェートを見て、ひと先ず怒りを鎮めるフランチェスカ。
 未だ身体は淫熱を帯び、ジクジクとウォークグルェートと触手に嬲られた箇所が疼く。
 だからこそ、一度戦闘領域から離脱する判断を下したのだ。

「まったく、助けられたのに、助ける事になるとは……これで貸し借りは無しですわね」
 気絶する全身白濁まみれのアイルを担ぎ、すぐさま離脱。
 血反吐を吐き悶え続けるウォークグルェートを尻目に粘液や体液でべとべとの二人は退避するのであった。
 もっとも、しばらくは身体が快楽を忘れないであろうが今は関係無い事なのである。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

御手洗・花子
(く、薬が効いてくるまで何とか束縛を…)
仰け反り体制維持の為にチョコの拘束が結構硬い。
だ、大丈夫…わしみたいな貧乳はそうそう狙われないはずじゃ!(希望的観測)

屈辱、怒りを『呪詛』に変え、襲われた時に意識を飛ばさぬ為の心の礎とする。
(絶対に…殺す)

薬が効いてくるまでに何とか拘束を破壊する。

薬が効いたらルーティン…親指の爪を噛んで冷静さを取り戻しつつ演技、堕ちたと思わせる事で『油断』させつつ、股間へと近づきUCを発動。

睾丸を挟むように両掌で打ち、両掌から『鎧無視攻撃』の『衝撃波』を放ち内部から破裂させる、飛び散った肉片にありったけの『呪詛』を込め、鼻の穴に突っ込み、『衝撃波』で奥に押し込む。



●炸裂! 幼女の拳!
「ぐおお……もっと、牝を舐めないと……ぐはは……がはははは!!」
(く、薬が効いてくるまで何とか束縛を……)
 背中から生える醜い触手からドロドロと媚毒粘液を垂れ流し、体力回復の為に次の獲物を見定めるウォークグルェート、テンションが若干おかしい。
 下種い笑みを浮かべながら見つけたモノ……それはブリッジするかのように仰け反っている幼い少女のチョコレートドールだ。
 その正体はチャンスを待つ28歳にしてギリギリ身長145cmに届かない合法ロリUDCエージェント、御手洗・花子だ。
 ジロジロとオブリビオンの粘つく視線が胸の先に注がれるのを感じる花子、それもそのはず花子は胸だけが素肌で、他全てがチョコレートコーティングという恥ずかしすぎる状態なのだから。

(だ、大丈夫……わしみたいな貧乳はそうそう狙われないはずじゃ!)
 両手足のチョコ拘束は思ったよりも固く身動きできない、力も媚薬のせいで入り難い……もう少し時間を稼げれば、と花子は靄がかかりそうになる意識を必死につなげ止めている。
 それに自分の体形の事は自分が良く分かっている、こんな幼い身体に反応はしないはずだ!
 それはそれで少し腹が立つ上に、やや希望的観測であるが、花子は早期に襲われない事に賭けているのだ。
 何故それほどに時間を気にするのか……それは、花子は媚薬の効果を一時的に薄める事の出来る薬剤を摂取済みなのだからである。
 媚薬の効果が薄まり普段通りの力が発揮できれば、拘束から脱し薄汚い豚に一撃を喰らわせてやれるのだ!

「たまには小さい苺もうまそうじゃなぁ! グハハ!」
 ――が、ダメ!!
 なんとテレパシーでもあるのかと言いたい程タイミングよく触手で花子を絡めとったのだ。
 チョコレートでコーティングされても感じる触手の気味の悪い感触。
 それがゾゾゾゾと媚薬で鋭敏になった身体を呆気回ってくる、悲鳴を上げたい花子であったが、幸か不幸か口は塞がれ声は出ないのであった。

(お、おのれぇ……絶対に、殺す……!)
 色々な意味で怒りを燃やす花子、しかし未だ媚薬の効果はそのままで、触れられた場所が熱くなってくるのだ。
 両足を、背中を、脇腹を、太腿を……そして曝け出された場所までも。
 ウォークグルェートの舌と触手が花子の味を堪能するように、丹念に、粘っこく刺激する。
 特に露出し、敏感になった小さな果実とその先端を……。
 その度にビリビリと稲妻のような快楽が走り抜け、花子の牝を刺激する。
 この刺激は酔ってしまいそうな程に甘く、一度ハマれば抜け出せない沼だ……だから、花子は怒りを、怨嗟を、煮詰めて、煮詰めて、煮詰めて……呪詛に近くなるまで濃縮するのだ。
 快楽で身体がグズグズに蕩けたとしても、敵を殺す覚悟。

(い、いつまで……っ! き、きた!)
 身体を覆っていたチョコレートが溶け、体液と粘液とチョコが混ざったモノが張り付く身体で快楽に耐える。
 そんな花子に遂に待ち望んだ瞬間がやって来た!
 今まで自分の身体を苛んでいた倦怠感と熱っぽさがスッ……と消えていったのだ。
 幸いウォークグルェートの舌と触手によりチョコレートは溶け、自分の身体もフリーになっている。
 そしてウォークグルェートは花子の身体を貪るのに夢中、舞台は整った。
 花子はすぐさま自らの親指の爪を噛む、普段の自分を取り戻す――ルーティンだ。
 心を氷のように冷たく、最高のタイミングで最高の技を繰り出すために!

「はぁ……はぁ……ご、ご主人様の、ぺろぺろしたいのじゃぁ♪」
 普段の自分の口調で、普段からは考えられない甘い声で、演じるのは堕ちた自分。
 紅く惚けた瞳で見つめ、ウォークグルェートの思惑通りに動いていると思わせようでは無いか!

「ぐふふ、堕ちたかぁ! 新しいコレクションにしてやるからのぉ、ほれぇ」
 無防備に、無遠慮に、所詮は豚か。
 自らのいきり立ったグロテスクな分身を花子の前に突き出すウォークグルェート。
 あぁ、これだ……これを待っていたのだ。
 花子は蕩けた表情で、ゆっくりと愛おしそうに近づき小さなその両手で……押し潰す!

「GAAAAAAAAAAAAA!? フゴォ!?」
「隙ありじゃ!」
 今までの恨みを込めて、衝撃を浸透させ肉を潰し、鮮血の華を散らせる。
 そしてありったけの呪詛を込めて肉を鼻に詰め込んでやるのだ!
 無様な鳴き声を上げ転げまわるウォークグルェート、ようやく花子の怒りが収まる時が来た。
 しかし、身体が再び熱を持ち始める……媚薬の効果がよみがえり始めたのだ。

「くっ……まだボコボコにしてやりたいが一時撤退じゃ!」
 これ以上は危険と判断し、後を任せて戦場から離れる花子。
 その際ダメージを徐々に回復させたウォークグルェートを見るが、回復にかなりの体力を消耗させているようだった。

成功 🔵​🔵​🔴​

ルナ・ステラ
まだチョコがぬちゃぬちゃして身体にまとわりついて、気持ち悪いし少し動きづらいです...

うぅ...こっち見ていやらしい感じで笑ってます...
ー触手!?
コメットブースターで吹き飛ばしま...あれ?発動しません!!
(まさか、さっきのチョコレートが詰まって!?)

ひゃん!捕まっちゃいました...
いやっ!!気持ち悪い!!撫で回さないで...
チョコがついてるところ舐めちゃいやです...!!

くぅ...このままじゃ...!!
封じられる前に早くUCを使わないと...
怖いし気持ち悪くて声がうまく出せないけど、これ以上酷い目を見る人が出ないように〔勇気〕と力(魔力)を振り絞って!
「ーわたしに協力してください!」


ネーヤ・ティオモ
聖域の中は…無事ですね、よかった。
でもお腹も胸も熱くてじんじんするし背中はぞくぞくしますし…なにかに触れるだけで頭がおかしくなりそうです…
何より、こんな姿…は、恥ずかしいよぉ…

脱出は【幼き巨人】で体のどこかしらを巨大化させれば出来そうですが
その後に触手攻撃で力を封じられでもしたら絶体絶命です…
とにかく耐えながら巨大化をぶつけたり下敷きにする隙を伺うしか…!

…イソギンチャクちゃん…どうしたの?まだ飛び出したらダメだよ、危ないよ
(イソギンチャクちゃんの行動は「本能なのか作戦なのか」「聖域に留まるのかエステするのか秘策を披露するのか」等内容問わずネーヤは受け入れます)

(脱出タイミング:いつでもOK)



●小さな体と大きな勇気。
「く、そ……人間の牝の分際、でぇぇ」
 普段通りなら完全に出来上がった牝を触手で嬲り、甘いチョコと蜜を楽しんでいるはずであった。
 だが最後の最後で反抗されている……これはウォークグルェートにとって屈辱だ。
 体力は消耗し、傷も痛み、プライドも傷つけられた……ならば、卑劣な豚の取る手段は一つ。
 ひ弱な存在からの搾取である。

「お前たちを喰らってやるぜぇぁあぁ!!」
 先程までの厭味ったらしさと余裕を感じる目ではない、欲に染まり相手を蹂躙する事しか考えて居ない野生の目である。
 目を爛々を光らせ歪な笑みを浮かべ狙った相手……それは丁度フロアに到着した、お気に入りの服にチョコを被りながらも拘束はされていない魔女っ子、ルナ・ステラ。
 もう一人は既に触手によってフロアに連れてこられていた、腕で胸を強調するようにおねだりする妹系チョコドール、ネーヤ・ティオモ。
 二人とも小さく、気が弱そうだとウォークグルェートが判断した結果の選択である。

「わぁー!? しょ、触手がこっちに!!」
 蛇が這いずるように宙を行く触手の光景にルナはたまらず叫び声を上げてしまう。
 素早く逃げないと触手に巻かれてヒドイ事になるのは火を見るよりも明らかだ。
 ルナは愛用の箒“ファイアボルト”に跨ると、すぐさま回避行動に移る。
 先程チョコレートスライダーで見せた彗星の如き機動で難なく回避できるはずであった……。
 ぶすん、と加速を支えるコメットブースターが起動しなかったのである。

「チョコが詰まって……いやぁぁ!?」
 なんと溶けたチョコレートが詰まり、売りの急加速が封じられていたのだ。
 こうして魔女っ子は触手に全身を拘束され、ドロドロの媚薬粘液を塗りたくられることになる。
 一歩その頃……チョコレートで固められたネーヤはというと。

(あぅぅ……こんな恥ずかしい恰好で、ひゃう!? へ、変な所触れてます……ぁぅ♪)
 胸を寄せるポーズのチョコレートドールは抵抗も出来ずに触手に巻かれ、体中をはい回る触手で刺激される。
 媚薬によって敏感になった、幼くも女性的な部分が発展した身体は鋭敏に反応。
 ジンジンと下腹部に熱を降り積もらせ、次第に思考もボヤけさせるのだ。
 特に腕で寄せた大きな膨らみを舐めるように刺激されれば、ゾクゾクと身体に未知の震えが走ってしまう。
 幼いネーヤの性感が花開こうとしているのだ。

「ぐへへ! 甘いぃ! 甘いぞぉ!」
 ルナとネーヤを引き寄せ、抱きしめるように密着させるウォークグルェート。
 二人の美少女のチョコと汗を舐めては歓喜するのだ、それは変態そのものな恐るべき光景であった。

「は、離して! 離してください! きゃぁ!? い、いやぁ!?」
 ルナは小さな身体を暴れさせ、必死に拘束から抜け出そうと足掻く。
 しかし対格差と力の差は絶望的だった、どれほど暴れ、どれほど殴ろうともオブリビオンには通じていない、むしろ喜んでいる表情まで見せていた。
 そして暴れれば暴れる程にお返しの触手粘液を放たれ、身体がブワリ! と熱を持ってしまう。
 ジンジンと疼き始める肉体と、靄がかかり始めた思考に自然と涙が溢れるルナ……そんな彼女の眼前にウォークグルェートの巨大な触手が鎌首を擡げ現れるのだ。
 これからお前を喰らうと宣言するように。

(誰かが、わたしと同じで大変な事に……助けないとです!)
 自身の身体を覆うチョコレートが溶け始め、次第に外の様子が分かり始めたネーヤに女の子の悲鳴が聞こえてきた。
 一刻の猶予も存在しない事を告げる悲鳴だと直感で理解するネーヤ。
 溶け始めたとはいえ、未だネーヤの力では脱出等出来ない……ある方法を除けばだ。
 ネーヤには拘束脱出の切り札があった、しかしその切り札を使用した場合動きが遅くなってしまうのだ。
 そうなれば触手によって拘束されやすくなるだろう、予知によりオブリビオンに触手がある事を知っているだけに使うタイミングを探っていたのだ。
 しかし、もう決意は固まった。
 自分の力で、人を助けるべく、ネーヤは力を解放する!

「え、ええーい!」
「んな!? ぶぐふぁ!?」
 能力の解放と同時にチョコレートの拘束は簡単に砕け散り、ついでとばかりにネーヤを抱きしめていたウォークグルェートを押し潰す!
 そう、ネーヤの能力《幼き巨人》は自らの身体の一部、もしくは全てを巨大化させるのだ! まさに小さなガリバーの誕生である。
 巨大化したネーヤは身動きが取れない程に機動力を失っている、しかしルナを助ける事など容易なほどの力を持っているのだ。

「だ、大丈夫ですか?」
「あぅ……ありがとうございます」
 突然大きくなった女の子に驚いたルナであったが、自分が助かった事に気づくと安堵の溜息をついてしまう。
 そしてヌルヌルドロドロになった自分の身体に意識が行くと……ボッ! と羞恥と怒りが湧き上がるのだ。
 脱出したルナは距離を取り、ネーヤものっそりと潰されたウォークグルェートの元を離れようとする。
 しかし慣れない大きさから本当にゆっくりとした動きであり……ウォークグルェートの復活の方がわずかに早かったのである。

「こ、の……ガキがぁ!!」
「い、いやぁぁ!?」
 怒りに身を任せるウォークグルェートは復活した触手の一本を槍の如くネーヤに放つ!
 このままでは動くことも難しい大きなネーヤでは回避も出来ず、されるがままの恥辱を受けてしまう……それに気づいたルナは急ぎ援護しようとするが間に合わない。
 オブリビオンを攻撃するための詠唱と魔力の集中はもう始まっているのだ。
 このまま幼い少女が触手に良いようにされてしまうのか……助けてくれる存在は居ないのか……否、一匹だけ存在したのだ!

「イ、イソギンチャクちゃん!」
「なにっ!? き、きさまぁ!?」
 ネーヤに守られていたイソギンチャクが聖域より飛び出し、小さな触手を賢明に伸ばしウォークの触手を絡めとったのだ。
 その触手は細く、恐ろしくひ弱。 しかしネーヤを、友達を護る為に少しだけ奇跡を起こす。
 僅か数秒であるが触手をピタリと止めてしまったのだ。
 たかが数秒されど数秒……その数秒は少女たちにとって待ち望んだ数秒なのだから。

「間に合いました!」
 ミルキーウェイリボンを靡かせて、練り上げた魔力を解放する少女。
 星と月の魔女っ子ルナのとっておきの魔法が今ここに。

「誇り高き銀色の狼さん、美しき月白の狼さん、わたしに協力してください!」
 触手に襲われる恐怖を乗り越え、助けてくれた優しい少女を助ける為に、精一杯の魔力と勇気を織り上げて作り上げる魔法。
 ネーヤとイソギンチャクが作り上げた数秒がルナの魔法を完成させる。
 荘厳な魔法陣から解き放たれ、風の如く現れるのは大きな二匹の狼。
 聖銀のように輝く灰色の狼、満月のように優しい光を放つ白い毛皮の狼。
 ルナにとっての親友でもある二匹の狼が馳せ参じたのだ!

「あの子を助けてあげてください!」
 ルナは自らも杖を掲げると、二匹の狼にお願いする。
 そのお願いを聞き、魔力を感じる遠吠えを上げると二匹はまさに風となったのだ。
 灰狼は醜い豚の首に噛みつき、白狼はネーヤを狙う触手を噛みちぎる!
 辺りに粘液と体液がぶちまけられる少々スプラッタな風景が広がるも、止まるわけにはいかない!
 ネーヤはチャンスを逃さず、機動力確保のために小さくなると自分を庇ってくれたイソギンチャクを聖域に戻す。
 イソギンチャクはボクがんばったよ! と言っているようだがお話しするのは後になりそうだ。 と少し微笑みながら走り始める。
 ルナは狼二匹を援護しながら魔力弾をウォークグルェートに放つ。
 二匹とルナのコンビネーションは阿吽の呼吸でなされ、オブリビオンの身体に深い傷をつけ続ける。
 しかし、オブリビオンの再生力は強大であった。
 通常ならば倒せていてもおかしく無い程のダメージを負っても触手を伸ばし反撃してくるのだ。

「がぁぁ!! なめ、させろぉぉぉ!! くわせろぉぉぉ!!」
「っ!? こ、こっちが持ちません……っ!?」
 勿論この再生には裏がある、自身の生命力を削っての急速再生。
 ダメージを与えているには違いないのだ、しかしダメージによって疲れない敵というのはやりにくいものだ。
 更にルナには先ほど浴びせられた媚薬粘液の効果が残っている。
 このままではジリ品である……その時背後から少女の声が聞こえた。

「……わかりました!」
「なっ!? グォォォォォォオォォォォォォ!?」
 その少女の声に応えるべくルナはは二匹の狼とコンビネーションを魅せる
 杖を振るい魔力を解放、閃光の如く明るい魔力弾を作り上げたのだ。
 そして狼たちは目をつむり、匂いだけでウォークの両手に噛みつく……これで“防御は不可能”だ

「いっけぇー!!」
「があぁ!? メがぁ!? メがぁぁぁ!?」
 網膜を焼く閃光と魔力、一瞬にして視界を奪われ苦悶の叫びをあげるオブリビオン。
 両手は噛みつかれ動かず、薄い瞼では魔力弾の衝撃は防げない。
 狼たちが腕を解放するまで眼球を焼かれた豚は、巨体を転げ回しすぐさま再生に力を回す。
 その時間は数分も要した。
 それだけあれば二人、ネーヤとルナは無事に戦闘から離脱出来ることができる。
 更にネーヤは抱きしめた相手と自分を透明にすることが出来るのだ。
 フロアをゆっくりと音を立てずに機を伺って移動する二人……お互いの体温を感じながらの離脱劇だった。
 ただ、安全を確保出来ればルナの狼さんとネーヤのイソギンチャクちゃんの話をするのは仕方の無い話であろう。
 二人とも動物に好かれるであろうから。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

久遠・翔
戸辺・鈴海さんと参加

全身固められてオブリビオンの前にいますが、中身は未だにキスで蹂躙されています
なんとか鈴海さんはチョコを破って脱出できますが…俺自身はあまりにやられ過ぎてびくんびくんと痙攣しています
そして触手で色々されて、口の中にどぷっと出されて瀕死状態に

大笑いする敵の背後から激しい殺気が…振り向くと大勢の女性や、女性型モンスターがずらりと並んでいる
各々が武器を持ち、あるいは術を発動しようと構え一斉に攻撃してぼこぼこに

何故こんな風になったか?UC『君臨する守護者達』の効果で翔と同じ能力値の人達が具現化したせい

ただし、何故かメイド人形達はカメラ片手に翔を撮影
も、もう撮っちゃらめぇーっす…(涙)


戸辺・鈴海
久遠翔さんと参加

延々と口付けしたので、固まってる間に相当仕上がっております。
翔さんを食べ過ぎたので、味覚もかなり錯乱しているでしょう。

オブリビオンの標的だと気付いたら、ユーベルコードで拘束の破壊を試みます。
これだけ味覚を麻痺させられたら、触手を麺類だと認知する事も可能かと。
人間サイズに巨大化すれば、コーティングを吹っ飛ばす事は余裕です。

翔さんを抱えて態勢を整えたいですが、これでは私が無防備なのでは。
少しでも翔さんの負担を軽減を試みますけど、防戦では時間の問題かと。
染まり過ぎてお互いに凄い顔になろうとも、触手を堪能するのは止まりそうに無いです。

事後に余力があれば、翔さんをもう少し味わいたいかも。



●チョコレートな二人。
(くぅぅ♪ こ、こんなの……だめ、っす♪)
(ひゃん♪ お、おしり舐められ……ぇ♪)
 猟兵達によって傷を負ったウォークグルェートは自らの力を取り戻すために必死にチョコレートドールを舐めしゃぶる。
 厚ぼったい唇とドロドロの媚薬粘液を垂れ流す触手で全身を刺激されるのは、抱き合う様にチョコレートで固められた性別迷子のシーフ久遠・翔と味覚を求める来訪者、お箸で何でも食べちゃうフェアリーの戸辺・鈴海だ。
 翔はその豊かな胸……そしてその先端を丹念に舐めしゃぶられる。
 鈴海は丁度翔の胸の谷間に身体を入り込ませていたため、その可愛らしいヒップを丹念に撫でられるのだ。
 そんな刺激で身体を刺激されている二人はお互いに唇を重ねており、刺激の度に甘い声を聞かせ合い、舌を絡ませてしまう。
 媚薬で出来上がった身体は素直に快感を享受し、反応し、意識を飛ばす。

「ぐはは! やっぱり女はうめえなぁ! ぐふはは!」
(そ、そこばっかり……ぃ♪ ふぁぁぁ♪ そ、そんな所まで、だめっす♪)
(あむ、ん……おいひい♪ き、もひぃぃ♪)
 チョコは二人の熱とウォークグルェートの触手によって溶け始め、トロトロとしたチョコの色と火照った人肌の色が混じり合った淫靡な姿を晒すことになる。
 二人の媚態を眼に刻み、更に欲望を加速させる!
 揺れ弾む乳房を、瑞々しい太腿を、美しい腋を、ツンと小生意気に自己主張するヒップを。
 媚薬粘液を刷り込むように、触手で撫で、押し付け、抉りこむ。
 翔も鈴海も全身の至る所で生まれる快感の爆発に何度も意識を飛ばしてしまう、そして飛ばすたびに二人は舌と蜜を絡ませ合ってしまい……それが快楽を高密度な物へと昇華させてしまう。
 快楽の海に沈んで行く二人、全身を白濁に染め、美しい足を痙攣させ、下腹部を熱くさせて……真っ白に染め上げられてしまうのだった。
 も、もうダメ……う、動けないっす……快楽の余韻と白濁によってヒクヒクと痙攣する事しか出来ない翔。
 その光景に満足げに笑うウォークグルェート、その笑い声がフロア中に響いた……瞬間。

「ぐがっ!? な、なんだ!? お、お前ら!! や、やめっ!? やめろぉー!?」
 突如として背後から大人数の女性達に襲われるウォークグルェート、殴られ、蹴られ、斬られ、突かれ、叩かれ、燃やされ、凍らされ、痺れさせられる。
 まさに集団での私刑がそこにあったのだ。
 必至に触手で振り払おうとするも何故か素早く回避し、逆に剣や槍で攻撃される始末であった。
 これは翔の暴走した能力《君臨する守護者達》だ
 さて、そんな暴れる触手をぼんやりと見ていた鈴海に変化が起きる。
 何度も絶頂し、翔の甘い唇を堪能し続けたせいで頭が混乱したのだろう……。
 今まで口に押し込まれた触手がパスタに、流し込まれた媚薬がソースに思えてきたのだ。
 そしてフードファイターである鈴海にとって食事とは能力発現のカギである……あれだけ一杯触手(パスタ)と媚薬(ソース)を味わったと思い込んでしまえば当然……。

「うりゃー! 私が食してきた麺の評価を、この身を以って証明致しましょう!」
 発動出来てしまったのだ……一応、食べれない事は無いのでギリギリセーフなのかもしれない。
 《Enorme Buongustaio》の発動によって妖精から人間の大きさに変化した鈴海!
 強化された身体でウォークグルェートを打ち倒す!
 ……と、思っていたのか?
 そう、身体強化は本来なら麺類によって行われる、そこを触手と媚薬によって強化されてしまい……そっち方面も強化されてしまったのだ!
 巨大化した鈴海は粘液でドロドロの翔をお姫様を抱き上げるように丁寧に抱きしめ、翔が召喚した女性達に後を任せて離脱を始めた!
 その瞳は欲望でハートが浮かび上がっていたが気にしてはいけない。

「はぁ、はぁ……ここまでくれば安全です」
「うぅ、助かったッス……」
 オブリビオンの居たフロアから無事に抜け出し、廊下を突き進んだ結果、人気の少ない袋小路に居る二人。
 流石に身体強化済みでも疲れたのか、鈴海は自慢の青いツインテールを上下させる程に呼吸を乱していた。
 それとは違う意味で呼吸を乱していた翔はドロドロに肉体を壁に預け、大きくため息を吐き感謝を示す。
 ウォークグルェートは召喚された女性達にボコボコにされていたが、翔がフロアから離れ距離を取った事で次々に消えていった事を告げておこう。
 さて、無事に離脱完了した二人であったが……翔にとっては受難はまだ続くようで……。

「翔さん……あ~ん♪」
「ふぇ? なにをんむぅ!?」
 迷宮の隅っこ、人の少ない廊下にて、翔と鈴海は身体を重ねる。
 身長が同じほどになった結果、スライダーの時よりも濃密に……。
 二人は両足を絡め合い、胸の先同士でキス、唇を奪い合い、全身にキスマークを作っていく。
 勿論秘すべき場所にも……。

「そ、そこはダメ……ぁん♪」
「んふぅ~おいひぃ♪」
 トロトロに煮込まれたあま~い蜜、ほかほかでぬくぬくの蜜を舐める鈴海。
 その舌で達し、歓喜の痙攣を晒す翔。
 豊かに熟した双子の果実を食べ、硬くなった桜色の種を吸い舐める。
 迷宮に響く甘い声と蜜の零れる音。
 誰も来ない場所、だけど迷宮の中……背徳感が二人を燃え上がらせるのだ。
 そんな快楽の宴は結局オブリビオンが倒されるまで続けられ。
 二人とも妙に肌がツヤツヤになっていたのである。
 なお、この光景は翔が召喚したメイドさんによって撮影されていたのであった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

大河・回
ふふ、くくく、あっはっは!ようやく会えたな、豚野郎。お前を倒せばこのピンクな迷宮も終わりだ。服を脱がされ(勝手に脱いだことは都合よく忘れた)散々辱められた恨み、晴らさせてもらおう!

服がないから派手な動きはできない
だが、そんなことは私には何の問題もない
私ではなく怪人に戦わせるのだからな
さあ、来い!ミサイルハリネズミ!(針がミサイルになっているハリネズミの怪人)
お前のニードルミサイルを全弾撃ちこんでやれ!
敵に触手があろうと防ぎきれまい!

※固められた状況で開始
※脱出タイミングはお任せ
※アドリブ歓迎


シルバップ・シノイトビクス
【WIZ】
脱出済み/手段:首尾一貫、移送中に触手さん達を説得。討伐されるぐらいならうちに来ましょう。やる気のある触手さんは大歓迎です。あとついでにチョコ剥がしておいて下さい。全部。はい、全部です。

と言うわけでウォークの前に案内していただいて。
流石に説得は無駄でしょうから、他の猟兵の皆様が脱出されるまでウォークの攻撃を誘引します。
【UC】の舞いによる【誘惑】【挑発】によってウォークを【おびき寄せ】動きを止め、他の猟兵様への攻撃を【かばい】、戦闘全体を有利に運んでいきましょう。

さあ皆様、思う存分やっちゃってください! と、【祈り】を込めた舞いで【鼓舞】していきます!



●綺麗なプロフェッサーと舞にはトゲがある?
「くそっ! もっとだ、もっと牝とチョコをおおおお!!」
 ウォークグルェートの体力も無限ではない、先ほどから激しくダメージを受けている彼は自らの欲求を我慢できなくなっていたのだ。
 その建前として牝を嬲り、甘味を取り、体力を回復すると言い聞かせ……新たなチョコドールを手に取った。
 それはヴィーナスの誕生のように、恥じらう仕草が美しい芸術的なチョコドール、中身はバーチャルキャラクターの大河・回である。
 回のチョココーティングされた身体を抱きしめ、大きく長い舌でべろぉんと舐め始めるウォークグルェート。
 そしてスタイルの良い身体を全身で楽しんでいくのだ。

(くっ!? くそっ! こ、こんなこと……ぉぉ♪)
 媚薬で出来上がった身体は薄いチョコレート越しに舌の熱と唾液のヌメヌメとした感覚を敏感に感じ取り、ゾクゾクと蕩けそうな痺れを身体に走らせる。
 更にチョコレートで拘束され動けない状況が快感を加速させるのだ、目が見えない=全てが不意打ちとなり、自然と身体が強張らせてしまう。
 その緊張を快楽が解し、多幸感を脳髄に生み出し、意識を真っ白に染め上げるのだ。
 特に敏感な場所であればあるほど、より強い多幸感を生み出す。
 必至に耐えようとすればするほど、意識と身体のギャップに困惑してしまうのだ。

「グフフ、うめぇ……うめぇぇ!」
(ば、ばかっ! そんな所を、やめっ♪ ~~~~~~~っ♪)
 舌の上に広がるチョコと牝の甘味に理性を失うウォークグルェートはついに手で隠してあった場所に舌と触手を這わせるのだ。
 刹那――ゾクン! と回の身体に激しい快感電流が走る。
 今までのお腹や腋腹ではない……敏感な場所が更に鋭敏になった箇所への刺激に一瞬で意識を飛ばされたのだ。
 浮遊感と脱力感による心地よい余韻……意識に靄がかかり、吐息が甘く、荒くなる。
 そんな快楽を何度も刻まれ、何度も意識を飛ばす……もう少しでチョコレートの拘束が溶けかけているというのに、身体は屈服寸前になってしまうのだ。
 また快楽が刻まれる……と、思った回であったが一向にやってこない。
 しかしウォークグルェートの唸り声が聞こえてくる……一体何があったのか? そう考える回はベッドの上で繰り広げられる光景をうっすらと見てしまうのだ。
 それはほぼ全裸の女性がウォークグルェートの触手を素手でいなし、華麗に舞い続けていたのだ。

「さぁ、わたしはこちらですよ? ふふふ♪」
 美しい金の髪を揺らし、誘惑するように大きな胸を弾ませ、熱で潤んだように感じる翠の瞳でオブリビオンを見つめ、華麗な七色の軌跡を描き踊る。
 彼女の名前はシルバップ・シノイトビクス、人造の神となるべく作られたバーチャルキャラクターである。
 優雅にして華麗、清廉かと思えば淫靡、右に踏み込めば左に、左にステップを踏めば前に……変幻自在に舞いオブリビオンの意識を完全に引き付ける。

「があああああ!! お、お前も……食わせろぉ!!」
「そんなに暴れないで、ゆっくりと愉しみましょう」
 誘惑されたウォークグルェートは触手を操り、シルバップの身体を捉えようとする、しかし舞に触れる事は出来ても捕らえる事は出来ない。
 ステップの際に力なく、まさしく撫でるような弱さの左手……この手を絡めとろうと触手が迫るも、指に振れた瞬間にカクンと紙一重に逸れていく。
 次は両足だ! と触手を二本伸ばせば、羽毛が乗ったような何も感じないに等しい感覚と共に触手を踏まれ、宙を蹴られ、躱される。
 何をしても暖簾に腕押し、触られるが触れない……本能を暴走させるウォークグルェートにとっては生殺しだ。
 この舞こそ、《人理超克へと誘う舞い》と呼ばれるシルバップの能力なのだ。

「くそぉ! くそぉぉ!!」
「――っ!?」
 触手では捕まえる事が出来ない、そう判断したウォークグルェートは野生の本能のままシルバップに突撃する。
 如何な舞であろうと、この巨体で抱きしめればすべてがが解決する、流れる金髪も、汗に濡れて艶を放つ身体も、大きな乳房も、尻も、全てが自分のモノだ!
 体格からは考えられないオブリビオンの突進、さすがに受け流すには重すぎるだろう……シルバップにもウォークグルェートの魔の手が迫る……そう思った瞬間。

『先生! そんな所で諦めないで!』
『オレ達を指導してくれた先生はあんな奴に捕まらないぜ!』
『自分もそう思うっす! 先生! 頑張ってほしいっす!』
 不意にシルバップの胸に伝わる思い……それは第一層でスカウトした生徒達、そしてこの階層でも声をかけた触手達の想いだ。
 そうだ、彼らの前で情けない姿を見せられないではないか、彼らはシルバップの問いに答え、慕ってくれているのだから。
 欲望を発散し、奉仕する心もないオブリビオンに屈するわけにはいかないのだ!

「刹那たりとて、叡智へと至らんことを――」
 オブリビオンの動きが遅くなる、ゾーンの到来。
 ゆっくりと、大きな身体が迫るのを視認し、右足を大きく開き宙を蹴る……身体は空中へ。
 空中の身に迫る豚男の左右の手、両手で軽く押さえて力を利用……豊満な身体は更に高く。
 二本の触手が迫る、身体を捻り隙間を縫って舞い上がる……高さはウォークグルェートを超えて。
 左足で宙を蹴り、更に跳躍……完全にウォークグルェートを飛び越える。
 追いすがる触手を捻りながら左右の手であしらい捌ききる……幾重にも捻りを描きスタリと着地。
 体操競技であれば満点確実の複数身体捻り前方跳躍であった。

「さ、もう大丈夫です」
「あぁ……助かったよ」
 シルバップの動きに驚愕し、呆然とするオブリビオンの前で悠々と拘束を解けば静かな表情で起き上がる全裸の回。
 そのチョコレートの溶け、所々から素肌が覗く身体をフルフルと震わせている。
 もし周囲に居ればその深い怒気を感じるであろう、が……呆然としているウォークグルェートは何のリアクションも取らないのであった。

「ふふ、くくく、あっはっは!」
 限界を迎えたのであろう、解放された回は大きく笑いビシリ! とウォークを睨みつけて指を差し悪の四天王らしく言い放つのだ!

「ようやく会えたな、豚野郎。 お前を倒せばこのピンクな迷宮も終わりだ。 服を脱がされ散々辱められた恨み、晴らさせてもらおう!」
 実は服を脱いだのは自分自身なのだが、そんな事は今の回には関係ない!
 沸騰どころか爆発した怒りのまま(全裸のままでもある)、憎きオブリビオンを撃滅する事だけが回の思考なのだ!

「出でよ! ミサイルハリネズミ!」
「ミッサー!」
 全身の針がミサイルに置き換わった怪人が鳴き声と共に召喚される!
 見よミサイルハリネズミのその眼差しを! ヤる気に満たされているではないか!
 彼に任せれば何の問題も無い、そう言い切れる程の怪人なのだ!
 そして攻撃を怪人に任せるという事は、回は全裸で派手な動きをする必要が無い……つまり、これ以上ウォークグルェートに辱められる事は無い。
 四天王らしい笑みを浮かべ、ゆっくりと死刑宣告を行うプロフェッサーTこと回。
 彼女が指さした相手……オブリビオンを激しく睨みつける怪人、そして……!

「やれ! ミサイルハリネズミ!」
「ミッサーーーーーー!!!」
 ――轟音、回の言葉が紡がれた瞬間に空間を揺るがす程の衝撃が走った。
 そして発射される無数のニードルミサイル。
 その勢いは普段のミサイルよりも格段に強く、鋭く、早いのだ。
 満足そうに笑う回には知らぬことだが、敬愛するプロフェッサーTが恥辱に染められたことで怪人は怒りに燃えていたのだ。
 おのれウォークグルェート……ゆ゛る゛さ゛ん゛!!
 そして内心の怒声と共に、怒りのボルテージが限界に達した時!
 その時 不思議な事が 起きた!
 ミサイルハリネズミの能力が一時的にではあるが格段に上昇、そのミサイルの破壊力も量も増大したのだ!
 フロアを埋め尽くし、なお収まらないミサイルの嵐。
 オブリビオンも触手で迎撃しようとするがその全てを破壊する。
 その破壊力はウォークグルェートの再生速度を凌駕し、迷宮にまで罅を入れる始める!

「ま、待てミサイルハリネズミ! ストップだ! やりすぎだよ!」
「ミ、ミッサー!」
 さすがに笑顔を崩し、慌てて止める回。
 迷宮が破壊されては救助が出来なくなるのである。
 敬愛するプロフェッサーTの言葉に素直に従う怒りのおうj……いや、ミサイルハリネズミ。
 やり遂げた顔でプロフェッサーの姿を脳内記憶容量に8K画質で保存すると送還されていったのだ。

「色々あったけれど、救出しちゃいましょう」
「そ、そうだね……」
 シルバップと回は再生するのに動けないウォークグルェートを倒す前に、チョコレートドールとしてコレクションされていた生徒達を救出していく。
 その救出にシルバップが手懐けた触手達が協力し、それに回が驚くのは別の話である。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

キョウ・ヴァゼラード
※開始状況はチョコ固めされた『盾のアイギス』がボスの目前、キョウは転移で後から来る
※アドリブ歓迎
※お色気歓迎

「この巨大なオークがここの主人か…この私が成敗してくれる!行くぞ、アイギ…」
チョコ固めになったアイギスは返事をしないかも知れんが、何にせよ私は一旦下がりアイギスが何やかんやされてる間に【高速詠唱】で【聖剣解放】して斬り込む。
「装備は無いか!?なら身体を使え!」
『イエス、マイロード!』
チョコ固めから復帰したらアイギスの身体そのものを【盾として受けさせ】触手やら何やらを任せ、私は聖剣を【怪力】を用いた【二回攻撃】で【薙ぎ払う】
「斬り裂け!聖剣、グランネージュ!!」



●とある騎士の忠誠。
 キョウ・ヴァゼラードは迷宮に入ってきた猟兵ではない新たな被害者を助け、魔法探知を行ってた。
 すぐさまアイギスと合流したかったのだが、一般生徒を助ける方を優先したのだ。
 その隙に屈辱的なポーズで固められた盾の騎士は触手達にオブリビオンの元へと運搬されたらしい。
 丁度良い、と迷宮のどの辺りに汚らしい卑劣な豚が居るのか調べる事にしたのだ。
 探知魔法によって反応が停止した場所……そこが目的地。

「む、どうやら到着したようだな」
 ゆっくりと瞼を開き、魔力探知を解除する。
 オブリビオンの居る場所はそれなりに遠く、曲りくねって移動していた。
 よほど自分の領域を守りたかったのだろう、と推測したキョウはすぐさま転移術式を発動。
 フロア内だからこそ可能な転移で一気にオブリビオンの元に、部下である騎士の元に飛ぶのだ。

「ぐ、あ……があああ……ちょ、こ……め、すぅ……!!」
 猟兵達の反撃にボロボロになったウォークグルェート。
 彼は血走る眼で欲求を満足させる事だけに動き続ける、もはや理性等存在しない。
 ただ牝を喰らうだけの獣である。
 そんな豚の目の前に残った犠牲者が運ばれる、それは盾の上に貼り付けられ、オスを誘うポーズでチョコレートで固められた女騎士。
 望んでいた物が手に入る! 唸り声をあげまさしく獣のように四足で走るウォークグルェート。
 ボロボロの触手を伸ばし、媚毒粘液を眩し、焼けただれた舌で媚体を舐めしゃぶる。
 テクニック等関係ない、己が満たされれる事だけを求めた乱雑な動き
 しかし媚薬で蕩けきった身体は嫌がおうにも反応し、絶頂へと導かれてしまう。
 全身をチョコで固められた騎士は早くも達し、あっけなく意識を手放してしまうのだ。
 それも当然だ、彼女は今のところ猟兵では無いのだから……。
 無様な姿勢で無様に果てる、屈辱と絶望で胸を満たされる女騎士。
 遂に触手が牝を陥落させる……直前。

「そこまでにして貰おうか」
「なっ!? があぁぁっ!?」
 アイギスに迫る触手を巻き込み、ウォークグルェートは蹴り飛ばされ吹き飛ぶ。
 チョコレートを舐めとかされ、痙攣を繰り返すアイギスはぼやける視界に黒髪の剣士を見た。
 それは自分が忠義を捧げた存在。
 貴族を体現した男、ちょっとおちゃめで鬼畜な所もあるけれど、仕えるに足る団長だ。

「か、っか……」
「この巨大なオークがここの主人か……この私が成敗してくれる! 行くぞ、アイギス」
 アイギスの潤んだ瞳を背中に受け、普段通りに貴族が剣を取り。
 当然戦えるだろう? と無神経にも聞こえる言葉を女騎士に投げるのだ。
 だが、その言葉がアイギスの蕩けた思考を鮮明に生き返らせる!

「イエス、マイロード!」
 自分の仕事は剣を守る盾、この忠義は閣下の為に!
 身体を使い触手を封じ込める、こんな野生の豚になど負けるはずはないのだ。
 何故なら、この身体はロードの物なのだから。

「斬り裂け! 聖剣、グランネージュ!!」
 白き光を纏った聖剣が振るわれる、女を惑わし、雌へと作り替えるオブリビオンへと。
 理性を失い暴れるウォークグルェートはこうして聖剣の刃にて消滅するのだった。
 ふぅ、と軽く息を整えキョウは裸の騎士を抱き上げる。

「では凱旋するとするか」
「か、閣下!? ま、まってください、今は敏感で、ひゃうぅ!?」
 黒髪の伯爵にお姫様抱っこされた盾の騎士。
 ロマンチックな展開……に、なるかと思いきや。
 媚薬の残った身体では刺激的すぎたらしく、最後の最後まで締らないアイギス。
 しかしアイギスは蕩ける表情を見られ無いよう隠しながら、自分の使える主人を再確認するのだった。
 願わくば、もうこんな恐ろしい迷宮は生まれない事を祈りながら。

成功 🔵​🔵​🔴​



最終結果:成功

完成日:2019年02月19日


挿絵イラスト