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死者を冒涜せしめる黄泉還り(作者 綺朔
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#UDCアース  #シリアス  #プレイング受付中 


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●逢いたいと願って已まないのは
 あの人に逢いたいとそう願うことは悪いことなのでしょうか?
 彼女はそう言って涙を流した。
 だから僕はその存在を彼女に教えた。
 逢いたい人の名前をそれに入れるだけで、逢いたい人に逢えるのだ、という噂があるアレの存在を。
 ソレは只の噂でしかなかったけれど、彼女は一縷の望みに賭けたようで。
 その後、彼女はソレを使ったかどうかは定かではない。
 何故ならば、僕が彼女にソレを教えた後、彼女を視たものが誰もいなかったのだからーー。

●願いは時として
「UDC関連の行方不明事件の発生だ」
 グリモアベースのブリーフィングルームに集まる猟兵達を認めるなり、黒柳・朔良(「影の一族」の末裔・f27206)はそう切り出した。
「古き神の残滓とも言える邪神が呼び出されようとしている」
 朔良が言うには、それが今回の行方不明事件に関わりがあるらしい。
「被害者達は20歳前後の女性で、全員が「大切な人」を亡くしたか、何らかの理由で会えなくなった者たちだ」
 その「大切な人」に一貫性はなく、唯一の共通点は男ということだけだ。
 恋人や夫、兄弟、恩師など被害者との関係性は様々だが、一様に被害者は強く「逢いたい」と願っていた。
「それと、ここ最近で急速に広まったとある噂も今回の件に関わりがあるかもしれない」
 言いつつ朔良は自身のスマートフォンを操作して、とあるアプリを猟兵達に見せる。
「『黄泉還りの屋形』……開発元も提供元も不明なアプリだが、いずれの被害者もこのアプリを使っている形跡がみられた」
 それは一見、ただの占いアプリにしか見えないものだが、これに会いたい人の名前を入れると必ず会えるという。
 だが、これはおそらく意図的に広められた噂だろう。
 そうでなければこんな短期間にこんな都市伝説的な噂が広がるはずがないのだから。
「このアプリをUDC組織が解析しているが、思うように進まないらしい」
 様々な術式が複雑に噛み合いひとつの術式を構成しているらしく、その解析に時間がかかっているのだとか。
「それと、これを配っている男がいるとの報告もある。
 何の為にこれを広めているのかはわからないが、おそらく噂の元凶はその男だろうな」
 彼は呼び出されようとしている邪神とも関わりがあるのだろうか。
 何にせよ現時点では不明な点が多いため、朔良も曖昧なことしか伝えることが出来ないでいる。
「しかし何よりもまずは行方不明となっている彼女たちの捜索を優先してほしい。
 恐らくは『視えない』だけだと思うが、その要因となっているものも探して出してくれ。
 ……くれぐれもミイラ取りがミイラにならないように、気をつけろ」
 そう警告する朔良の手のグリモアが輝き、猟兵達を転移させた。





第2章 集団戦 『喪失否定アプリケーション』

POW ●「やっとここまで取り戻せたんだ」
戦闘力のない【執着対象を模倣するモザイクの塊 】を召喚する。自身が活躍や苦戦をする度、【周りの人を代償に現状を都合よく変えること】によって武器や防具がパワーアップする。
SPD ●「あんたも協力してくれるよな?」
攻撃が命中した対象に【因縁 】を付与し、レベルm半径内に対象がいる間、【対象の未来を奪い不幸を招くこと】による追加攻撃を与え続ける。
WIZ ●「この手は二度と離さない」
あらゆる行動に成功する。ただし、自身の【未来 】を困難さに応じた量だけ代償にできなければ失敗する。
👑11 🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴

種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


●其の願いは許されざるもので
 酷い事故だった、と男はあの日の出来事を思い出していた。
 見通しのいい交差点、赤信号で突っ込んできた車にはねられて、彼女は即死だったらしい。
 男の目の前で彼女が死んだのは数年前のこと。
 だが男は未だ彼女が死んだことを受け入れていない。
 彼女に逢いたい、男の願いはただそれだけだ。
 しかし、それは死者を蘇生させるという禁忌……決して許されない行為。
 それでも――否、それだからこそ、男は願う。
「キミの逢いたいと願うヒトは、誰?」
 男と同じ境遇であろう彼女らは、男の狂気に知らずと巻き込まれ、そして――

 自らの『未来』を捧げる。

●アイタイ人はすぐそこに
 UDC職員のスマートフォンに文字化けの羅列が見えたのはほんの一瞬だった。
 それは、アプリ「黄泉還りの屋形」に発生した些細なバグのようなものは、広がり、やがて全てを飲み込んでいく。
 その小さな切っ掛けを以て展開された術式により、ソレの本来の姿が暴かれていく。
『騾「縺?◆縺?ココ縺ッ縺ゥ縺薙〒縺吶°?』
 アプリ「黄泉還りの屋形」から天使のようなナニカが顕れ、それは意味を為さない言葉とも呻きとも取れる声を発しながら浮遊する。
『菴募?縺ォ陦後¢縺ー騾「縺医∪縺吶°?』
 否、意味は確かにあるのだろう。
『菴墓腐縲??「縺医↑縺???』
 それはひどく淋しげな言葉で。
『菴墓腐縲??「縺」縺ヲ縺ッ縺?¢縺ェ縺???』
 それはひどく切なげな科白で。
『菴墓凾縺セ縺ァ蠕?※縺ー騾「縺医k縺ョ?』
 聞くものの心をひどく締め付ける。
 ふと、猟兵達が周りを見渡すと、そこは真っ白い空間だった。
 霧の中とも違う、どこか真っ白い部屋のような、只々、広い広い空間。
『騾「縺?◆縺』
 何処からともなく響く声が頭の中で反響する。
 淋しげで、切なげで、知らずのうちに涙がこぼれてしまうような、そんな感情が湧き上がる。
 その感情を振り切って、声の主を探そうと視線を巡らせると、行方不明になっていた女性達を見つけた。
 彼女達は皆寂しそうな、それでいてどこか幸せそうな様子で、涙を浮かべている者もいる。
 そして、その手には何かを象った人形を愛おしそうに抱いていた。
『騾「縺?◆縺』
 声が、頭の中で再度反響する。
 何度も何度も、繰り返し繰り返し、反響する。
 ――嗚呼、私は何をしにきていたんだっけ?
 そうだ、わたしは――

※現在の状況※
 UDC職員のスマートフォンに文字化けの文字の羅列が広がったと同時に、いつの間にか景色が真っ白い空間へと変化しています。
 この場にはUDC職員はいませんが、代わりに行方不明となっていた女性達が猟兵達の目の前に現れます。
 彼女達は一様に同じようでいて細部が異なる人形のようなものを大切そうに抱いていますが、その人形の顔はなぜかはっきりと認識することが出来ません。
 その人形を取り上げようとすると半狂乱になって人形を取り戻そうとするのでご注意ください。
 なお、女性達は質問等には答えられますが、どこか上の空なようにも見えるため、正気に戻すことは現段階では出来ません。

 また、この空間の中では絶えず『声』が聞こえます。
 その『声』を聞いていると目の前に自身が逢いたいと願う人が目の前に現れるような幻覚に陥る猟兵もいるかもしれません。(逢いたいと願う人の男女は問いません。)
 『声』に囚われると女性達と同じようにいつの間にか人形を抱いてしまっていることに気付きます。(自分では気付いていなくてもいいです。)
 しかしその人形を手放す気など起きるはずもなく、むしろ大切で愛おしい感情が湧き上がり、逆にこの人形を手放してはいけない、とても大切なものだと思い込んでしまいます。
※これらの現象は必ずしも全ての猟兵に起こるわけではありませんが、いずれの猟兵にも『声』だけは絶えず聞こえている状況となります。

 ちなみにですが、アプリ「黄泉還りの屋形」を広めていた男もこの空間のどこかにいるようです。
 探すことは可能ですが、見つかるかどうかは今のところ不明です。
亞東・霧亥
この場で俺が相対(あいたい)者など貴様以外に居るものか。
オブリビオンは殺す。

【UC】
過去の激闘からベルセルクドラゴンに変身。
オブリビオンに対する殺意を爆発させて戦闘力とサイズを増大させる。

耳障りな『声』は奴への『殺意』で相殺。
活躍も苦戦もさせない。
煩い蚊を潰すが如く、巨大な質量を伴う掌を叩き付ける。


 耳障りな『声』がずっと響いている。
 この場で、亞東・霧亥(夢幻の剣誓・f05789)がアイタイと思うものは、一つしかないというのに。
「俺が相対(あいたい)ものなど、貴様以外に居るものか」
 ユーベルコード【屍山血河(シザンケツガ)】により、過去の激闘から思い起こすベルセルクドラゴンへと、霧亥は姿を変える。
『騾「縺?◆縺?ココ縺ッ縺?繧鯉シ』
 だが、耳鳴りのように頭に響くその声は、霧亥のことを確実に蝕んでいて。
「うるさい」
 オブリビオン、猟兵の敵、殺さなければならない相手――
 それらに対する圧倒的なまでの殺意―狂気―が、耳鳴りのように響く『声』をかき消していく。
「貴様らのことも潰してしまえば、これ以上鳴くことはできまい」
 巨大なドラゴンへと転じた霧亥からみれば、『声』を生み出している主たるオブリビオンは蚊ほどの大きさにしか感じない。
 ゆえに、それらを壊すことは容易だろう。
『遘√?騾「縺?◆縺?ココ縺ッ』 
 喪うことを否定する者が、その執着の対象を模倣する前に、と。
 霧亥(ドラゴン)が振り下ろすのは、巨大な質量を伴う掌。
「消えろ」
 それを叩き付けると、耳障りな声が一瞬小さくなったような。
 そんな気がした――
成功 🔵🔵🔴

高吉・政斗
地雷を踏んでしまった…)
(◟'×')◟
モウシワケナイ…

よし!気を取り直して…地雷を更に踏みなおすよ。
作成作成っと…(生成機、ON!)
一応は「行方不明者」分は作ってっと…結構多いね彼女ら。
ん~…なんか危なそうだね?ちょい消えよっか。
(自身&FECTの迷彩機能、ON)
よし!生成完了……そして全員に撃つ!、序にこのモザイク掛かったヘンな物にも撃つ!っと。

■設定機能。
1:動かない・俺の事気付かない
2:物体モザイクが見えない、感じない、暴れない。

後あの職員さん、この場所の外側に入るんだろうな。
あの弾、通信機になるって言ってあるからな…なので自分にも撃つ!

3:聞こえる内容を声で送る
気付いてくれるといいな。


 地雷を踏んでしまった、と高吉・政斗(剛鉄の戦車乗り・f26786)は周りの様子を見て反省した。
 それというのも、この状況を作ったのは元はと言えば政斗の生成した弾丸が原因だと自覚しているからだった。
 否、あのサイトの術式はかなり不安定なものだったため、政斗が手を下さなくとも同様の現象はいずれ起こっていただろう。
 しかし、実際にあの弾丸に仕込んだプログラムによってあの現象が引き起こされたきっかけとなったのもまた事実なわけで。
「うーん、どうしたものかなぁ」
 目の前には行方不明となっていた女性達がいる。
 それも、一人や二人ではない数だ。
『騾「縺?◆縺?ココ縺ッ縺?繧鯉シ』
 その周囲に居る天使のようなナニカは、意味のわからない言葉を吐き続けている。
「……よし、こうなればとことん行くところまで行ってみようか」
 反省はしている様子の政斗だが、先程の行動に後悔はなかったようで。
 地雷を踏み直すようにユーベルコード【精神・電子操作機械装置弾生成機能(セイシンオヨビデンシソウサキカイソウチダンセイセ)】で行方不明者と浮遊する天使の数分の精神制御用の弾丸を生成し始める。
 目で見た限りではあるが、行方不明者は結構多いというのが政斗の印象だった。
 別の猟兵により共有された行方不明者のリストは確かに政斗も目を通していた。
 しかし、実際はそれよりも多くの女性が行方不明となっていたようで。
『繧医≧繧?¥騾「縺医◆』
 女性達はうっとりとした様子で人形を大切そうに抱いている。
 時折、意味がわからない言葉を呟きながら愛おしそうな視線を人形に向けている。
「ん~…なんか危なそうだね?」
 その様子に何となく身の危険を感じた政人は、自身とFECTの迷彩機能を起動させて姿を隠すことにした。
 それからしばらく、生成が完了した特殊弾は彼女たちの精神を操作するものだ。
 彼女たちが動かないように、政斗に気づかないように。
 これ以上、彼女たちがあの天使に見つからないように。
「ついでに自分にも撃っておかないと」
 この特殊弾は通信機にもなっている。
 この空間の外にいるであろうUDC職員のスマートフォンにも、機能は違えども同じFECTから生成した特殊弾を打ち込んである。
『縺ゥ縺?@縺ヲ騾「縺医↑縺???』
 先程から頭の中で響いている「声」をどう表現すればいいかわからない。
 この「声」そのものを届けられればこれ以上に簡単なことではないのだろうが、おそらくそれは不可能だろう。
『菴募?縺ォ陦後¢縺ー騾「縺医k縺ョ?』
 この「声」もまた、精神に強く作用するものだ。
 たとえ届けられたとしても、一般人に近いUDC職員にどう影響するかわからない。
「気付いてくれるといいな」
 この空間のことや聞こえ続ける「声」のことを、言葉にできる範囲で「外」へと届ける。
 それに対する返事はなかったが、それでも彼らが気付いてくれると信じて――
成功 🔵🔵🔴

ジョウ・デッドマン
……その天使のマーク、僕は、知ってる。
僕がこの世界で、死際に目に焼き付いたものだ。
そうだ
大事なものだった、はず……

……父さんと母さんの声がする

生きてた頃のぼくが大切にしてたものって、なんだっけ
ロボット。プログラム。
……あの子と作ったアプリケーション。

それはこんな形を、してなかった!!

幻には幻でお返ししてやるよ
「黙示の刻」
実弾は抜き、声を掻き消す戦場の閃光と轟音だけ再現してどいつもこいつも叩き潰す
ついでにアプリバラ撒いてたヤツも炙り出してやる
奪われる未来なんて、死体(ぼく)にはもう残ってねーんだよ!


 ……その天使のマーク、僕は、知ってる。
 それはジョウ・デッドマン(異世界蘇生・f27582)が、かつてこの世界で死際に目に焼き付けたものだ。
 そう、大事なものだった、はずで……
『縺ゅ↑縺溘?菴募?縺ォ螻?k?』
「……父さん?母さん?」
 頭の中でずっと聞こえている「声」はいつの間にかジョウのよく知る「声」となっていた。
 解らない言葉のはずなのに、意味は「理解」できた。
 応えてはいけない。
 そう理解ってはいるはずなのに、「ぼくはここにいる」と応えたくなってしまう。
 それと同時に起こる疑問。
 生きていた頃の僕が大切にしていたものって、なんだっけ?
 それは、ロボット?
 それは、プログラム?
 確かにそれらも大切なものだ。
 だけど、それ以上に大切なものは、「あの子」と作った――
「それはこんな形を、してなかった!!」
 次々に思い起こされる記憶の中で確かだったこと。
 それが深く堕ちていく精神を寸前で引き止めてくれた。
「こんな映画知ってる? ――地獄へようこそ」
 目には目を、歯には歯を、では幻には……?
 実弾を抜いたユーベルコード【黙示の刻(アポカリプス・ナウ)】により再現されるのは、「声」を掻き消さんばかりの戦場の閃光と、それに付随する轟音だ。
『菴墓凾縺ォ縺ェ繧後?縺ゅ↑縺溘↓』
「奪われる未来なんて、死体(ぼく)にはもう残ってねーんだよ!」
 それでも「声」はジョウの「未来」を奪おうと響き続ける。
 死体(デッドマン)となっても、「未来」はジョウが動き続ける限り在り続けるのだと言わんばかりに。
 流れる血はなくても、流れる涙はなくても、身体の痛みはなくても。
 あの天使のようなナニカを見た時から、響き続ける「声」を聞いた時から、ずっとジョウの心は痛み続けていた。
「これ以上、僕の大切なものを穢すな!」
 自分が正気なのか、それとも狂ってしまっているのか。
 ジョウにはもう既に判らない。
 だけど大切なものを、「あの子」と作った大切なアプリケーションを利用されるのは許せないということだけは、はっきりと理解った。
成功 🔵🔵🔴

愛野・黒子
理性では、猟兵してこの事態を解決しないといけないと知っている。
本能は、この声は、この人形は自分の探し人ではないと叫んでいる。
でも、愛おしくて、手放したくなくて、彼女がここにいて……いつもと変わらない明るい声で話しかけて来て……

「んー、どっちにしろわたしがやること変わらないよねー『未来』をつれてー……一緒に帰ること。じゃあ、行こうかー」


人形を抱きつつ、UC 【わたしの半身】を使用
スライムを作り、出口、及びこの件に関して知ってそうなあの男を分担して探します。
もし男を発見したらスライムで体を覆って拘束しようとします。


 理性では、猟兵としてこの事態を解決しないと知っている。
 本能は、この「声」は、この人形は自分の、愛野・黒子(ブラックタールらしきもの・f13343)の探し人ではないと叫んでいる。
『縺ゅ↑縺溘?蜈カ蜃ヲ縺ォ縺?k縺ョ?』
 それでも、愛おしくて、手放したくなくて、「彼女」がここにいて。
 いつもと変わらない明るい「声」で話しかけて来て――
『菴墓腐縲√≠縺ェ縺溘↓騾「縺医↑縺???』
 響き続ける「声」が黒子の探している「彼女」の声と重なる。
「んー、どっちにしろわたしがやること変わらないよねー。
 『未来』をつれてー……一緒に帰ること。じゃあ、行こうかー」
 人形をその手に抱きつつ、ユーベルコード【わたしの半身(スライムレンキンジュツ)】によって自身の半身となるスライムを分離させる。
「ここの出口とー、それからあの男をさがしてー」
 男がどこにいるかわからないし、見つかるかさえもわからない。
 だけど、あの男がこの件に関与していることは確かなわけで。
「……だいじょうぶだよー
 ちゃあんと、見つけるからねー」
 誰に言うでもなく、何に言うでもなく。
 どろりと溶ける黒い不定形が、ナニカを探すように蠢き出した。
成功 🔵🔵🔴