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季節はずれのセイヤに

#サクラミラージュ

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#サクラミラージュ


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 シズかなヨルに、鈴の音が降り注ぐ。
 シャンシャン!!!! ぶぉん、ぶぉおおお!! シャンシャン!!!!
 深夜の走り屋が放つ排気音と共に。いや、そのばかでかい排気音すら貫く鈴の音は、もはや『鈴の轟き』と言って良いかもしれない。
 シャンシャンシャンシャンとド深夜に『鈴の音は~』とやるのだ。もう夏も目前だというのに季節はずれも良いところだ。
 とにかく、そんなクソ迷惑な事を観光地の旅館のすぐそばでされたりしたら、それはもうクソ迷惑だろう。
 もはや罵倒がクソ迷惑しか出てこない位のクソ迷惑さ加減である。

◇◇◇

「というわけで退治して欲しい、という申し出でございます」
 初咲・緋色(厄介坊主・f30271)は言う。
『幸いにも』件の迷惑者は、影朧らしい。猟兵からすれば難しい事は考えず、懲らしめればいいわけだ。
「しかしながら、市井の者には届かぬ相手。旅館の方もご厚意を尽くしていただけるようでございますよ」
 その、影朧は決まって深夜に現れる。それまで旅館での二人部屋にて食事をし、出現を待つ。料理も、この旅館名物の鍋を中心とした会席が振る舞われる。
「敵は影朧。油断は出来ませぬが、しかし、気を張り詰めては、十全に力も振るえぬもの」
 どうぞ気楽にと。
「時間はありますれば、どなたかと佳き夜を過ごされるのもよいでしょう」
 まあ、最終的に邪魔が入ることは決まっておりますが。と茶化すように。
 そういって緋色は猟兵を送り出した。


熱血漢
 いつもの感じです。

 あとペア参加推奨です。

第一章
 お鍋御前を食べます。
 
牛鍋
 醤油の香りと牛肉の脂の甘味が絡み合い深いコクを生み出す逸品です。

桜鍋
 癖の少ない馬肉を主役に、味噌と生姜が広い旨味を醸し出す逸品です。

ラッコ鍋
 ふんだんな香辛料に獣臭の強いラッコ肉に病みつきにさせる逸品です。
 体温を昂らせ、心拍数を上昇させる催淫効果があるという伝承もあるようです。

第二章
 まだ敵は来ません。
 部屋でゆっくり語り合ったり休んだりしてください。

第三章
 ブラックサンタライダーとの戦いです。
 迷惑なので、叩いて反省させて転生してもらいましょう。

 以上です。よろしくお願いします!
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第1章 日常 『お鍋を食べよう』

POW   :    牛鍋を食べよう

SPD   :    桜鍋を食べよう

WIZ   :    ラッコ鍋を食べよう

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『日常』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

ルーディ・レイディアス
☆◎
みーちゃん(f16564)と一緒に参加だよぉ。
お仕事でもあるけどぉ、折角のお泊まりだもん、いっぱい楽しもうねぇ♪

お鍋は…ラッコ鍋って珍しいねぇ、これ食べてみよっかぁ?
…ん、凄くこう…なんて言うのかなぁ、とにかく初めて食べる味かも。
でも凄く美味しいよぉ。

…って、一通り食べたら、なんだか身体がぽかぽかしてきて…って言うか、むずむずしてきちゃったかも(腰もぞもぞ)
…わ、みーちゃんも、なんだぁ…えへへ、お揃いだねぇ…♪
それじゃ、シちゃおっか…♪
(優しくも貪るようなキスから押し倒し、お互いの男の子の部分を擦れ合わせたり舐めあったり。最後はお互いの中に熱いのを注ぎあって…)


瓜生・魅波
☆◎
※気弱眼鏡不思議系の副人格「みー」で行動

ルーディちゃん(f17223)に誘われてきたよ
旅館でお鍋って、なんだか贅沢な気分だねぇ…♪
しかもラッコ鍋って…ラッコさん、食べられるんだ…?
はむ…はふはふ、熱いし辛いし…でも不思議なお味だねえ♪

あ、あれ?
なんだろ、急にカラダがポッポして、
股間のも急に、痛いくらい…!?

ね、ルーディちゃん…その、ボク急に…どうしよう…
え?ルーディちゃんもなんだ…お鍋のせいかなぁ?
…うん、シたい…ボク、ガマンできないよぉ…!

真っ赤になりつつ泣いて懇願したら、
ルーディちゃんが優しく押し倒してくれて、
お仕事(猟兵&娼婦)抜きでたっぷり…
ぬちょぬちょの真っ白になっちゃうよぉ…♪



 小振りな鍋に、彩りの豊かな、海や山の幸。
「ふふ」
 浴衣を纏った瓜生・魅波(ブルーヘヴン・バタフライ・f16564)は豪勢な歓待に、すこしだけ落ち着きなく、笑みを溢していた。
「旅館でお鍋って、なんだか贅沢な気分だねぇ……♪」
「うん、お仕事でもあるけどぉ、折角のお泊まりだもん」
 共にこの依頼に参加したルーディ・レイディアス(リキッドシュガームーン・f17223)が、そんな魅波に頷いて答えた。 
「いっぱい楽しもうねぇ♪」
 と、二人はお箸を上手に扱い、食事に口をつけていく。
「ん、……ぉいしい……」
「きっと新鮮なんだね」
 と会話を楽しみながら、二人の興味は初めから一つのメニューに注がれている。
 メインのラッコ鍋だ。
 既に煮えているそれは、芳しい芳醇なスパイスの香りを立ち上らせていて、それだけで体が暖まってきてしまいそうだ。
「ラッコさん、食べられるんだ……」
「珍しいよねぇ……せーの、で食べてみよっかぁ?」
 使われる肉の種類に、魅波は恐る恐るとグツグツ煮える鍋を見つめる。
 知っているラッコは、イラストや写真で見る可愛らしい姿のそれ。味なんて想像はつかない。
 魅波の背中を押すようにルーディは、そんな提案をした。一人で食べて変な味がしたら、すごく嫌だけど、二人でなら共有できてむしろ楽しくなれるだろう。
 魅波はルーディに頷いた。そして。
「それじゃ、せーの」
「あむ……っ」
 それぞれ一口ずつ小皿に取った二人は、ぱくり、と同時にスパイシーな香りの肉を頬張った。
「んッ、はふはふ……熱くて辛い、でも不思議なお味だねえ♪」
「うん……凄く、こう」
 とルーディはに頷きながら、肉を咀嚼する。噛めば噛むほど、強い香りが溢れてくる。舌が痺れそうな辛さに、まったりとした甘さ。しょっぱさが、不思議と絡み合って口に入れた瞬間のイヤな感じもすぐに忘れて、もう一口食べたくなる。
「なんて言うのかなぁ、とにかく初めて食べる味かも……でも凄く美味しぃ」
 ルーディに魅波が何度も頷いて肯定する。
 不思議とお腹が空いて、箸が進んでいくのだ。
「……ん、ぁ」
 だが。
 冷や水を飲んで、ルーディはふと暑い体に気がついた。立ち込める匂いで頭がくらくらする。
 それに。
(……これ……)
 浴衣の裾。そこから手を入れて、ルーディは下着を上からなぞってみる。
「ぁ、ぅ……」
 それが、窮屈そうに下着の中で熱くなっている。布越しに指が少し濡れる。
「ね、ルーディちゃん……」
 その時、ルーディは裾を引かれて魅波に振り向いた。
「その、ボク急に……どうしよう……」
 魅波はルーディの手を浴衣の中に招き入れる。指が、その中の布に擦れ――。
「ぁ、う……ッ」
「わ、みーちゃんも、なんだぁ」
 魅波は艶めいた声を漏らした。彼のそこも、ルーディと同じように熱を持って漲っていた。ゆっくりとそれを指で擦りながら、ルーディは魅波の手でお揃いの証拠を触らせてあげた。
「っルーディちゃん、……も……?」
「えへへ、お揃いだねぇ……♪」
 見た目は、可愛い女の子にしか見えない二人も、十分に男になっている。互いの雄を確かめあいながら、ルーディは魅波に唇を重ねる。
「シちゃおっか……♪」
「……ッ、ん……うん……ッ」
 耐え難い体の疼きに、ポロポロと涙を流す魅波は、何度も頷いてルーディの口づけを迎え入れる。食むように舌を柔らかい肉の間に差し込みながら、ルーディは魅波の体を押し倒した。
「ん、……んっ」
 畳に優しく押し付けられ、魅波が互いの下着越しに擦れる快感に腰を揺らせば、ルーディがそれに応えるように、邪魔な布をずらして滾るそれを露に、束ねて握りしめた。
 ぬちゅぬちゅ、と汗と粘液が混ざる潤滑剤が、二人の欲を包み込んで音を立てる。
「ん、ぁ……っ」
 暑い体に流れる汗をルーディの舌が掬う。そんな微弱な刺激でさえ、白く弾けてしまいそうな中。唐突に、ルーディの愛撫が止まり、欲求不満なまま脈だけを打つ幼茎が手放される。
「ぇ、ゃ……」
「大丈夫だよ、みーくん」
 もっと、とねだる魅波にルーディは、体を反転させた。紅桃色に色づく未熟な実りが魅波に差し出され。
「みーくん、も……」
「ひゃ、……っあ!」
 ルーディの熱い粘膜に包まれた快感に腰を浮かせる。
「あぅ、……ん、む」
 満たされる。満たされたい、魅波はそう願うままに、自分の唇に果汁を垂らすその実りへと、舌を伸ばしていた。
 もっと、もっと。たくさん。気持ちよく。
 夜はまだ長く続いていく。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

嵐月・白
◎◇充嘉と

(顔見知り程度の仲。偶々依頼で一緒になったので、同室)

鍋御前だってよ。へへ、豪勢じゃねえか。
あんたがウルフか、聞いちゃいたが……強そうだな

てかラッコ初めてだな。あんたは食った事あるか?

しかし、香辛料たっぷりって、…辛そうだ。い、いや、別に辛いのが苦手ってわけじゃないぜ。
(実際食えなくはないが、意地は張る)

(徐々に充嘉の体にしか目がいかなくなる)
…な、なんか、暑いな…。

(鍛えられた充嘉の体を誉めながら、徐々にスキンシップを重ねていく)

ウルフの兄ちゃんも?
へえ、じゃあ、『好きに』触らせてもらうぜ。

(最初は攻め気だが、少しずつ充嘉のペースに)

アドリブ等ご自由に


秋月・充嘉
◇◎白くんと
(顔見知り程度の仲、同じ依頼なので同室に)

ラッコ鍋は聞いたことがある程度で食ったことはないっすねー。楽しみっす。
俺も辛いのは平気っすけど、二人で食うにはちと多過ぎるっすかね…?
ふむ、ちょっと失礼…(自分の影に手をつっこみ)よっと(雑にユーベルコード使用)
「…あ?」
というわけでウルフと三人で食うっすよ。

もぐもぐ…意外にイケるっすね。これはなかなか精が付きそう…。
ん?二人とも、どーしたんすか?なんだか顔が赤いっすよ?
そこそこに鍛えてるっすからねぇ。実戦で鍛えてる二人に比べたら全然っすけど。
…触ってみるっすか?(スキンシップを誘いつつ白くんの身体を眺め)ウルフも好きにしていいっすよ?



「鍋御前だってよ。へへ、豪勢じゃねえか」
 部屋に入るや否や、既に準備されている料理の数々に嵐月・白(白虎乱風・f33160)は、座布団にどかりと腰を落とした。
「そっすねえ、これは中々……」
 とその後から入ってきた秋月・充嘉(キマイラメカニカ・f01160)は、もてなしの量に苦笑を溢した。例の騒音には相当堪えるものがあったのだろう。
「ラッコだってよ、あんたは食った事あるか?」
「んー、聞いたことがある程度で食ったことはないっすねー」
「じゃあ互いに初か、しかし……コイツァ辛そうだ」
 白が煮える鍋に言う。真っ赤というわけではないが、視覚的な暴力がない故に、刺激的な想像が掻き立てられる。
「いかにも香辛料たっぷりって感じだ……い、いや、辛いのが苦手って訳じゃ……」
「分かってるっすよー」
 慌てて弁解した白に充嘉は朗らかに返す。「そうかよ」と安堵する白。どこか見透かすように笑む充嘉に、彼は気付かない。
 充嘉だけは、ラッコ鍋の話を聞いてはいた。楽しめそうだとどこか老獪な光を瞳に浮かばせながら、充嘉は思い出したように手を打つ。
「俺も辛いのは平気っすけど、二人で食うにはちと多過ぎるっすかね」
「ん?」
 徐に、充嘉は自分の影に手を差し込むと――
「……あ?」
 影から、大剣を担ぐ狼獣人。彼は警戒深く室内を見回したあと、充嘉を睨んだ。視線が「またか」と訴えかけてくるが、充嘉は我関せずだ。
「へえ、あんたがウルフか、聞いちゃいたが……強そうだな」
「強いっすよ」
「……」
 素直に認められるのは気恥ずかしいらしいウルフを座らせた充嘉は、パンと手を叩いてこう言うのだった。
「というわけでウルフと三人で食うっすよー」

◇◇◇

「ん、意外にイケるっすね」
「あ、ああ……」
 充嘉の言葉を聞きながら、白は困惑していた。少し前から、どうにも充嘉やウルフの体に目が向いて仕方がない。
「どうしたんすか?」
「い、いや……な、なんか、暑いな……」
 ふと視線を合わせてきた充嘉に思わず吃って、目を逸らした。
「二人ともなんだか顔が赤いっすよ?」
 と言う言葉にウルフを見れば、確かに同じような状態――いや、充嘉もうまく隠してはいるが、それでも赤らんではいる。
「いや、大丈夫……充嘉は体、鍛えてんだな」
 平静を保って話題を逸らそうと口走った言葉に白は失策を悟った。何も逸らせていない所か興味津々に体を見つめていた事がバレバレ。
「そこそこに鍛えてるっすからねぇ。実戦で鍛えてる二人に比べたら全然っすけど」
 だが、充嘉は自然にそう返しながら、シャツのボタンを外していく。渋い琥珀の被毛と厚い胸板に視線が釘付けになる。
「触ってみるっすか?」
 ごくりと唾を飲み込んで、白はその低い声に抗えず、手を伸ばした。
「じゃあ……『好きに』触らせてもらうぜ?」
 充嘉は、白の熱に滾る目を受けながら、その手を受け入れた。腹筋を撫でる。腕を掴んで、胸に手を沿わし。筋肉の具合を確かめていると言い訳するようなもどかしい手付きに、充嘉は少し態とらしく声を漏らしてみせた。
「ぅ、あ……」
「……」
 言葉もなく、ただ息を呑む白は徐々に手付きを変えていく。その白の後ろから疼熱をもて余すウルフが、充嘉を睨んでいる。こうなると分かっていたのかと責める視線には、しかし、欲に昂った雄が隠せていない。
 いい加減そのままにしておくと、後が怖そうだ。充嘉は白の視線を誘導する。
「ウルフも好きにしていいっすよ?」
「ウルフの兄ちゃんも、か?」
 白は、徐にウルフを振り返るとその手をウルフの体へと這わせる。肉体美を愛でる、という名目もなく相手の快い処を探る手付き。
「……っ、充……」
 充嘉は、背を向けた白の背に腕を回していた。
「ぁっ、く……ぅ」
 周囲から先端に、撫でるように絞り上げれば白は震えた声を漏らす。力が抜け、上半身を支えきれなかったか。ウルフの胸板に頭を突っ込ませた白は、目の前の腫れた突起に舌を伸ばした。チュブ、チュプと吸い付く音をウルフは拒絶しない。むしろその後頭部を抱え、白へと愛撫を施しすらしている。
 充嘉は、胸を苛めながら空いた手で、白の今にもはち切れそうな下着を撫でる。
 敏感に腫れたそこからの刺激に白は跳ねるように身を震わせ。
「分かってるっすよね?」
 そして、鼓膜の震えで支配するような声に、白を頷かせるのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​




第2章 冒険 『待ち人、まだ来ず』

POW   :    辛抱強く待つ

SPD   :    時計に視線が行ったりと時間が気になる

WIZ   :    本を読んだり、時間を潰して待つ

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種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
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 苦戦🔵🔴🔴
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※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


 食事も終わり、後は影朧が来るのを待つばかり。
 静まりきる夜まではまだ遠い。今しばらく猟兵はそれぞれに時を過ごすのだった。

◇◇◇

 第二章
 影朧を待つ時間です。部屋の中で好きに過ごしてください。
ルーディ・レイディアス
☆◎
みーちゃん&ナミちゃん(f16564)と引き続き。

あの後何度もシて、おふとんで一休みしてたトコだよぉ。
「…ふふ、『三人』でお泊り、楽しいねぇ…♪」
みーちゃんから出てきたナミちゃんも合わせて、三人で川の字に寝転んでいちゃいちゃ。
まだお仕事までは時間あるみたいだから、今度は三人で続きをシよ…♪とお誘い。
みーちゃんとナミちゃんの味比べ…久しぶりだねぇ♪
(二人の腰さわさわしつつ)

三人の男の子を擦り合わせながら交互にキスして気分盛り上げて。
かわりばんこにボクの男の子を入れたり、逆に二人の男の子を受け入れたり。
空いてる時は、お口でもシてあげる♪
そうやってお互いに、何回も何回も…♪


瓜生・魅波
☆◎

◆ナミ
※小悪魔ギャル系の主人格、眼鏡なし
ルーディくん(f17223)と同衾中
さっき【乱れ舞う連理の翅翼】で分離したよ
ボクの体力も温存したかったし♪

うん、お仕事抜きのお泊りは珍しいかな
でもボクお預けって酷くない?だからさ…♪
みーくん当然さ♪ルーディくんも誘ってるし♪

んむ、はぷ…♪
温存した体力を、全部ルーディくんにぶつけるよ
いっぱいシて、されて、気合い入れよっか♪

◆みー
※眼鏡着用
もう、この後猟兵のお仕事あるのにぃ…
って、今からナミちゃんもヤるの?(かぁっ)
あ、味比べ…皆、えっちだねぇ…♪(どきどき)

きゃふっ、ガチガチ…んんっ♪
基本はナミちゃんのアシスト
でも結局ボクもトロトロにされちゃうよぉ…♪



「ふふ」
 敷かれた布団の中。ルーディ・レイディアス(リキッドシュガームーン・f17223)は疲れに少しの眠気を感じながら、同じ布団に入っている男の子の体の温もりを抱きしめていた。
「『三人』でお泊り、楽しいねぇ…♪」
 三人。先程までは二人だった部屋には、いや――一人用で敷かれた布団の中には、可愛らしい少年が三人。一糸纏わぬ姿で温もりに包まれていた。
「うん、お仕事抜きのお泊りは珍しいかな」
 ルーディの後ろから、眼鏡をしていない瓜生・魅波(ブルーヘヴン・バタフライ・f16564)が声を返す反対側。眼鏡をしている魅波がルーディと向かい合って抱き合っている。
 人格で分離した魅波――みーとナミがルーディを挟んで川の字で寝ている。
「でもボクお預けって酷くない?だからさ…♪」
「もう、この後猟兵のお仕事あるのにぃ…」
 ナミが後ろからルーディの腰を、みーとふれあい精を吐き出しあった名残が僅かに残る、柔らかい果実をゆっくりと擦りながら言う。
「って、今からナミちゃんもヤるの?」
みーはそれに顔を赤らめながらも咎めることはない。
 既に屹立するナミのそれがルーディの綿菓子のような双丘の間を擦ってその口を刺激し、ルーディを誘惑するように耳に甘噛みをする。
 さっきは二人だけで楽しんでいた。表にいなかったナミは一人置いていかれているようなもの。
 ルーディは、もどかしい快感に身を揺すりながら、二人の腰をさわさわしつつ頷く。
「みーちゃんとナミちゃんの味比べ…久しぶりだねぇ♪」
 ナミの手の中でルーディは既に昂りをひくつかせていた。

◇◇◇

「はむ、……んッ」
 ナミがルーディの仄白い茎を口に含み、舌で転がせば、唾液に粘りけが溶け出してくる。
 そのまま、丸い袋を食んで目当ての穴へと唾液を絡ませて、震える襞を隠した窄みに自らを押し込んでいく。
「ん、ッ、締ま……る」
 挿入した瞬間からまるで離さないと言うように無数の襞がナミの体を掴んでくる。
 ルーディは、ナミに侵される快感に打ち震えながら、押し上がる嬌声を漏らせずにいる。
「あふ……ルーディ、ちゃんm……ッ」
 ナミにのし掛かられたルーディ、その更に下で、上下を反転させるようにして転がるみーが、ルーディの口に自らの竿を根元まで咥えさせている。みーの目の前で結合部を露にする彼の屹立は萎えることなくみーの舌に雫を溢し、ルーディはいとおしげにすら見えるような潤んだ瞳でそれを味わっている。
「……ッぁ、く……ルー、ディくん……ッ」
 激しく腰を打ち付けるナミは、限界だという声を上げる。その下でみーもまた、ルーディの舌技から逃れられず絶頂へと瞬く間に導かれ、そして。
「――ッ、ぁっ……ぁ」
 二人は同時にルーディの中へと熱い液体を注ぎ込む。初めはリードしていたはずが、もはやルーディに搾り取られているようですらある。
「……ふふ、いっぱい出たねぇ」
 ルーディが二人の種を溢さぬようにしながら、振り返る。そこには、まだまだ元気そうな二人の漲り。そして、ルーディもまた、満足はしていない。
 ナミは足の間に指を入れ、己を解しながら。みーは白濁の伝うルーディの脚に指を這わせながら。
 終わらぬ夜を続けていくのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

嵐月・白
◇◎前章続き充嘉と

ああ、どでかいのが当たって、体が火照る。
焦らされて、くそ…でも、逆らえねえ…無意識に尻を擦り付けてるし…

別に、欲しいって訳じゃ…っ…

(焦らされ余裕ぶっていた虚勢もどこへやら、ウルフに奉仕する)

あ、あ強い、匂いが…全部…飲まないと…。

充嘉が入って…ッ。
背が仰け反っちまう、充嘉の良いようにされて……でも、堪らなく良い。

(ウルフと充嘉の濃い匂いに包まれて、どんどんと開けっ広げに)

褌から引き出して自分で擦っていたそれが呑み込まれていく。
快感に喘ぎ声をただ漏らす。

キスや愛撫をしながら、全開な充嘉や意外とノリ気なウルフに翻弄されて、影朧の事はほとんど忘れて没頭してしまう。

お好きにどうぞ!


秋月・充嘉
◇◎☆引き続き白くんと

白くん、年相応にイイ身体してるっすねぇ。
ん、どうしたんすか白くん?身体を前後に揺らして。
…ははーん、オレのが欲しいんすか?
あげてもいいけど…おっと、今はダーメ。
俺よりも先にウルフを気持ちよくしないと。自分だけ気持ち良くなるのはダメっすよ?(優しい口調ながら抑える力は強めに)

…そうそう、ウルフのを口に入れて、獣欲はこぼさないで飲み込んで。
それじゃ、良い子にはご褒美をあげないとね。(ゆっくりじっくり白の中に)
あ、そうだ。おまけもつけようか。
ウルフ、白くんの入れてあげて。
仲良くサンドになるっすよ。気持ちいい?オレは気持ちいいよ。ウルフも、ね?

敵さんが来るまで楽しもうっす。



「ん、がぁっ! あ、ぅ……!」
「白くん、年相応にイイ身体してるっすねぇ」
 秋月・充嘉(キマイラメカニカ・f01160)の指の爪が、嵐月・白(白虎乱風・f33160)の円い胸の突起を弾けば、敏感に白の体が跳ねて享楽の声を上げる。
 其だけで張り詰めた下着に透明な雫が浮かび上がっている。
「……ぁ……、充、嘉……ッ」
 懇願する声に、充嘉はゾクゾクともっと鳴かしてやりたい欲求が沸き上がる。鍛えられた尻、その谷を充嘉の滾りに擦り付ける白を衝動のまま貫けば、どれ程の快楽か。だが、充嘉は白の無言の誘惑を看過してのけた。
「ん、どうしたんすか、白くん? そんな身体を前後に揺らして」
「……ッ、ぁ」
 屹立の鈴口を擦り付けられて、白は無意識にそうしていたと気付く。充嘉に犯されたいと言うような行動。ウルフの胸を舌で転がすことも忘れ、弁解しようとした白に充嘉は更に畳み掛けた。
「……ははーん、オレのが欲しいんすか?」
「別に、欲しいって訳じゃ……っぁ……」
 口では否定しながらも、ほんの僅かに己の肉を抉じ開けられた瞬間に声が萎んだ。だが、それ以上施されはしない。来ると思った痛みと快感が無いことに声を失う白に、弁解の余地は無かった。
「あげてもいいけど……今はダーメ」
 物欲しげに開閉する口から滾りを遠ざけた充嘉は、白の頭をぐぐ、と押し下げてウルフの股座へと鼻先を押し付けた。
 雄の芳香を放つ獣欲が、白の鼻腔を侵す。
「ぁ……匂い、が」
「俺よりも先にウルフを気持ちよくしないと」
 蕩けた声を漏らす白に充嘉は優しく、しかし抵抗を許さぬ力で言う。
「自分だけ気持ち良くなるのはダメっすよ?」
「く……ぁ」
 充嘉が言い終わらぬ内に、白はその太く逞しい剛直を咥え込んでいた。ぐぽッ、じゅぼ……ッ。低く濡れた音が響く。白の喉奥へと突き込まれる熱剣は容赦なく内壁を擦り上げる。
「……ぐ、ぁ……」
 ウルフは、快楽にくぐもった声を上げながら、褌をずらして露にした自らを扱く白の頭を押さえ付けるようにして、競り上がるソレを白の口へと注ぎ込む。
「良い子にはご褒美をあげないとね」
「が、ぁああッ、ぃ、あ!?」
 ビュグ……! と音すら立てるそれを全て呑み込んだ白を優しく撫でながら、充嘉は息を整える間もなく白の中へと剛直をぶちこんだ。途端、弾けるように白の先端から白濁が溢れる。
 一突きで達する訳にはいかない。もはや微細に残るばかりの矜持を、充嘉は笑みと共に追い詰める。
 すなわち。
「あ、そうだ。おまけもつけようか」
「え、ぁ……、は……?」
 足を抱えられ、体が宙を浮く。ゆっくりと体位を変えられて、今にも爆発しそうな程に漲りをみせる白の屹立が触れたのは――ウルフの厚い尻臀の中心。熱した襞が白を歓迎する。
 濃い二人の雄の匂い。それが毒のように白を刺激する。
「――ひっ、ぎ」
「あ、ぁあッ」
「仲良くサンドっす、気持ちいい?」
「うぅ、ぐう……ふん、む……ッ!」
 後ろを充嘉に、前をウルフに責め立てられて白は返事を返す余裕もない。口を開けばすかさずウルフの舌が、白濁まみれの白の口へと押し入ってくる。
 唾液が溢れて、二人を汚していく。
「オレは気持ちいいよ、ウルフも、ね」
「……ッ、――!」
 耳許で囁けば、びくびくと白の体は震え悦楽を訴えかけてきた。充嘉はもはや影朧を覚えてもいなさそうな白の熱の中を堪能し、蹂躙していくのだった。
 

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​




第3章 ボス戦 『ブラックサンタライダー』

POW   :    プレゼント・デリバリー
【プレゼント袋から無尽蔵にプレゼント】を放ち、自身からレベルm半径内の指定した全ての対象を攻撃する。
SPD   :    福引きタイム
いま戦っている対象に有効な【福引き景品】(形状は毎回変わる)が召喚される。使い方を理解できれば強い。
WIZ   :    クランプス・パレヱド
対象への質問と共に、【プレゼント袋】から【レベル×1体のクランプス】を召喚する。満足な答えを得るまで、レベル×1体のクランプスは対象を【精神注入棒】で攻撃する。
👑11
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種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は雷田・龍子です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


 猟兵達は各々に夜の時間を過ごしていた。
 だが、その静かな夜を切り裂く轟音。爆雷のようなノイズ。
 セイヤを邪魔する影朧が、窓の外に現れた。

◇◇◇

第三章

 迷惑な騒音で邪魔が入ります。窓から飛び出して、宙を走るブラックサンタライダーをぶん殴ってください。
 今回もペア描写になります。

 撃退した後は、次の日の朝の描写をして終わり、という感じです。
 プレイングによってはどっちかの描写に片寄る場合もあります。

 宜しくお願いします!
瓜生・魅波
☆◎
※引き続き分離中(演出)

◆みー
ルーディちゃん(f17223)とイチャイチャ寝てたのに、
なんか煩くて目が醒めちゃ…って、お仕事!?
起きてよぉ、ナミちゃんっ(慌ててメガネかけつつ)

【肉喰む茨、魂呑む華】で2人分の鎖を編むよ
ルーディちゃんや影朧には見えてないけどね
ボクはピンクの鎖で心を縛って…ナミちゃんっ

お口直しの後、一眠りしたらもう朝…
また来ようね、ルーディちゃん♪

◆ナミ
むにゃむにゃ、もうでないよぉ♪…んむ?
あ、お仕事の時間か。やれやれ…(ぽりぽり)
そだね、さくっとヤッちゃおうか

ボクは水色の茨で物理的に縛るよ
さ、ヤッちゃえルーディくん♪

さて、お口直しに1セット…ね♡
その後は朝食までぐっすり…♪


ルーディ・レイディアス
☆◎
みーちゃん&ナミちゃん(f16564)とまた一緒だよぉ。

んぅ、うるさいなぁ…折角二人とイチャイチャしてたのにぃ。
…って、あれがやっつける影朧だねぇ。
よーし、一気にやっつけちゃおっか♪

二人が茨で敵の動きを止めたところに白熱濁流を【クイックドロウ】で連続で撃ち込んで、一気にダメージを与えていくねぇ。
「真っ白になっちゃえー!」

追い払った後は、二人と続きをしにお部屋へ戻るよぉ。
白濁の匂いで、またえっちな気分になってきちゃったから…♪

戻ってイチャイチャして一眠りして、気がついたらもう朝。
なんだかあっという間だったけど…えへへ、楽しかったねぇ…♪また、一緒にイこうねぇ♪



 ブゥン、ブオオオオ!!
 ううらうつらと、三人の体温を重ねあっていたルーディ・レイディアス(リキッドシュガームーン・f17223)は突如外から鳴り響いた轟音に、目を醒まして起き上がった。
「んぅ、うるさいなぁ……」
 一糸纏わぬまま窓を開け放てば、空に舞うバイクの姿。
「折角二人とイチャイチャしてたのにぃ……」
「なんか煩くて目が醒めちゃ……って、ルーディちゃ、あ、お仕事!?」
 同じく爆音に目が覚めた瓜生・魅波(ブルーヘヴン・バタフライ・f16564)が慌てて眼鏡を掛け、分離し寝たままのナミの体を揺らす。
「むにゃむにゃ、もうでないよぉ♪」
「ね、寝ぼけてないで……っもう、ナミちゃん!」
 あの轟音にも動じず、腰を撫でてくるナミをどうにか起こしたみーは、振り返りルーディがもう窓のそばにいないことを確認すると、すぐさまナミを急かして彼を追いかけた。

◇◇◇

 窓から飛び出して屋根に上って追いかけたルーディは、屋根にタイヤをつけたブラックサンタライダーと対峙していた。
「――! ――!」
 ブラックサンタライダーが、こちらを指差して何か言っている。が、バイクを吹かす音で全部かき消されて一切何も聞こえない。
 まあ、多分服を着てないのをどうのと突っ込まれている気がする。
「んー……誰も見てないし、ぅん、別に見られてても」
 少し夜風が冷たいくらい。後でまた暖まろうと考えていると、憤慨したようにブラックサンタライダーが袋からクランプスを召喚する。
 次々と何十体ものクランプスが精神注入棒を振りかぶり、ルーディへと襲いかかる、その時。
「ナミちゃんっ」
「そだね、さくっとヤッちゃおう」
 声と共にルーディの横を透明な何かが通り過ぎて、見えない何かに捕らわれるようにクランプスとブラックサンタライダーの動きが止まった。
 みーとナミの目には、みーが放つ心を縛るピンクの鎖、ナミが放つ体を縛る水色の茨がはっきりと見えている。
「――ぐッ! この!」
 バイクを吹かすこともできなくなったブラックサンタライダーの声がはじめて聞こえた。ブラックサンタライダーは悔しげに唸ると、辛うじて動いた手でプレゼント袋の口からプレゼントを吐き出して攻撃する。だが。
「ヤッちゃえルーディくん♪」
「うん、真っ白になっちゃえー!」
 ルーディの放つ白熱濁流が、その悉くを打ち落とし、更にはブラックサンタライダーをクランプス諸共に白濁液に閉じ込め押し流していくのだった。

◇◇◇

 白濁液にまみれて力を失い消えていくブラックサンタライダーを見送り、三人は再び部屋に戻ってきていた。
 動いたせいで目ははっきりと覚めてしまい、夜風で少し体が冷えている。
「お口直しに1セット……ね♡」
「え、ぁう……」
「またえっちな気分になってきちゃった……♪」
 部屋に戻るやいなや、ルーディとナミ、みーの腰に元気に目覚めている白い枝振りを擦り付ける。
 恥ずかしげにするみーも、その茎は悦楽に期待するように鎌首をもたげ、三人輪になるように布団の上でそれぞれの屹立を比べあう。
 朝までもう少し。そのあと再び絡み合った彼らは、そこからぐっすりと寝ては遅めの朝食を食べ、また旅行にくることを互いに約束するのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

嵐月・白
◇◎あ、な、もっと…くれよ…(騒音も無視して夢中になっている所を充嘉の言葉で思い出す)

え、あ…?影朧、そうだった、仕事…ああっ、くそ!
主導権握られっぱなしで、滅茶苦茶に恥ずい。
……充嘉はああ言ってるけど、ある意味感謝だぜ、まあそれはそれとして容赦しねえが!

生命力はしこたまあるぜ。囲んで刻め、風の爪牙!

…気まずい。
正気に戻って、もう一度同じテンションに持っていくのは…ってなんだ、クスリ…?

ん、が…これ…充嘉、体熱ぃ…。
ウルフもか? 今度はオレにくれよ、良いだろ?

明けた朝は布団でいちゃつきながら、延泊を考える。

あし、たも…?
はは、そりゃしこたま鍋食わねえとな。

お好きにどうぞ!


秋月・充嘉
◇◎☆引き続き白くんと
あ゛ぁ!?(がっつりしている最中の騒音乱入にキレかけ)
あーそういう風に来るんすかぁふーん…。
…邪魔だから萎えないうちにやるっすよ!
白くんを正気づかせて(名残惜しいけど)一旦離れるっす。

白くんの攻撃のあとにウルフの斬撃、そして俺のシャドウウェポンの斬撃モードでとどめを刺すっすよ。
馬に蹴られてなんとやらっすね、俺ら馬じゃないけど。

…さてと、それじゃ『さっきの続き』をしようか。クスリを飲んで理性をウルフともども飛ばすっす。
白くんが望むなら一日中いやそれこそ三日三晩するっすよ。

翌朝。
昨日はお楽しみだったすね?とか言いながら布団の中でいちゃつくっす。
延泊するなら俺が持つっすよ。



「あ゛ぁ!?」
 このまま、抜かずに貫いたまま腹の中を満たしてあげようか。
 その轟音が鳴り響いたのは、秋月・充嘉(キマイラメカニカ・f01160)が熱に埋もれさせた滾りを快に至る予兆で満たし始めた辺りだった。
 忘れてはなかったが、しかし、これからと言うところで邪魔をしたその轟音――オブリビオンの登場に、酷くドスの聞いた声を放ってしまった充嘉は、一つ咳払いをして落ち着かせる。
「……そういう風に来るんすかぁ、ふーん……」
 オブリビオンは癪に障るが、嵐月・白(白虎乱風・f33160)を驚かせたい訳ではない。
「んぁ……、なん、みつ――ぁッ」
 音が聞こえていない訳ではないだろう。だが、それでも耽溺に浸る白の中から晴れ上がる剛直を引き抜いた充嘉に、白が何故とねだるように甘い声を発する。
「早く仕事片付けて、存分にヤってあげるっすよ」
「仕事……、あ、――ああ、くそッ!」
 その単語で一気に覚醒したらしい白は、ガバッと体を起こして立ち上がる。ウルフに収まっていたそれが雄々しく揺れるのを手で抑えて、赤面した顔を影朧に向けて誤魔化した。
(――主導権握られっぱなしで、――ああ、くそ)
 仕事すら忘れて浸っていたという事実。充嘉は影朧に嫌悪を向けてはいるが、白としては少し感謝を覚えるところでもあった。
 とはいえ。
「まあ、それはそれとして容赦しねえがッ!」
 風を練り、白は窓へ向かってそれを放つ。
「生命力はしこたまあるぜ。囲んで刻め、風の爪牙!」
 駆ける風の猛虎が12体。宙で狩りを行うがごとく、ブラックサンタライダーを追い詰め、充嘉とウルフが構えるそこへと導く。
 そして。
「叩き斬る……ッ」
 縦一文字に切り抜かれたウルフの大剣。そして、さらに充嘉が影を網み折り作り出した武骨な凶刃がその切り裂かれたブラックサンタライダーの体を真横に両断――いや、その凶暴さは引き千切る。といった方が良いだろうか。
「馬に蹴られてなんとやらっすね、俺ら馬じゃないけど。――ウルフも邪魔されてピキッてたんすねえ?」
「……、知るか」
 軽口を叩きあいながら、どさりと落ちた影朧の残骸に目もくれず、二人は宿へと戻っていくのだった。

◇◇◇

「……」
 気まずい。白はそう思っていた。さっきまで乱れていたのだが、一度正気に戻ってしまうと――
「んむ、――っ」
 目の前でウルフと充嘉が暑く唇と舌を重ねている。唾液が跳ねる音が耳に響いて、煽られるだけ煽られた欲望が痛いほど晴れ上がっている。
「……、ん、え」
 かと思えば、唐突に充嘉が白の口を奪い去った。舌が滑り込んでくる、ウルフが白の顎を支え逃げられないようにし。
 そして何かの薬が喉の奥へと唾液ととも流されていくのを感じていた。
「あ……今――っ、?」
 その正体はすぐに分かった。強烈な、猛烈な情欲が体の奥底から涌き出ては、脳を満たしていく。熱が全身に走る。
「みつ……ぁ、ウル……?」
 白が充嘉の股に起きる玉茎を飲み込む。耐え難い熱の冷まし方を本能が知っている。気まずい等と考える暇もなく快楽と欲求にだけ冴える頭で充嘉へと奉仕する白の背後へとウルフが、蜜を溢す熱槍を宛がえば白はそれを促すように尻を揺らす。
 沈んでいくその情景を眺めながら、充嘉は白の背を撫で付け――。
「約束通り、存分にヤってあげるっすからね」
 自ら欲に身を投じるのだった。

◇◇◇

 目を開けると、白が眠っている。
 同じ布団にくるまって、疲れた体で眠りに落ちたのは――数十分前でしかない。
 それでも、日は高い。どれ程体を交わらせていたかが分かるだろう。
「ん……、ん、充嘉?」
「起きちゃったすか? 昨日はお楽しみだったすね?」
「あッ……、今……んっ」
 挨拶と同時に充嘉は白の腰に回していた手を下げていた。散々二人の熱を飲み込んだそこは、柔軟に、それでいて敏感に指を飲み込んで白を悦がらせる。
「白くんが望むなら、一日中いやそれこそ三日三晩するっすよ?」
「……っぁ、んの!」
 白が充嘉の腕をつかみ、己を解放する。
「は、ぁ……三日三晩? はは、そりゃしこたま鍋食わねえとな」
 仕返しとばかりに布団の中で、反応する充嘉の熱を握りながら白は強気に言ってのける。
 再び眠るまで二人は布団の中でふれあい続けていたのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2021年06月07日


挿絵イラスト