大天使ブラキエルへと至る道程
ここは誰もいない月面。
いや、一人だけ、そこに佇む者がいた。
大きな翼を広げ、彼の見つめる先は、アックス&ウィザーズの地。
「儀式魔術【Q】「世界を喰らう骸の月」。
骸の月が満月喰らい尽くせし時、仮初の侵略者は真の支配者となる。
それは進化の徴、越えるべき轍。
我ら猟書家、求むるは「識」なれど、武と殺戮を躊躇いはせぬ」
手にしていた剣を大切そうに触れると。
「天上界に最早、我の求むる「識」は無し。
されど我が友、書架の王が望むなら。
肉体を失い、剣だけの姿と成り果てても尚、望むなら……。
ならば還ろう。君を連れて。
わが愛と憎しみを満たす、
懐かしの天上界へ」
その剣を手に取り、その力を解放する。
「我が友よ、君の願いは叶わなかった。
君は『書架』へと帰るがよい。
我は、天上界の扉を開く僅かな可能性を実行しよう……もっとも、ヴァルギリオスさえ見逃し、あまつさえ封印された愚か者共が、今更、地上の危機に扉を開く事もあるまいが……」
そう告げて、彼もまた……いや、大天使ブラキエルは視線の先にある、かの地へと降り立ったのだった。
「……とうとう、大天使ブラキエルが動き出した。ヤツはアックス&ウィザーズで無差別大量虐殺をしようと仕掛けてくる」
集まった猟兵達の前で説明をするのは、アス・ブリューゲルト(蒼銀の騎士・f13168)。
「彼が標的に選んだのは、とあるエルフの森だ。幸いなことに、そこに数名の冒険者達が集まっており、彼らと共闘することになっている。もしかしたら、お前達の中で知っている者もいるかもしれないな。メンバーの資料もあるので、目を通して置いてくれ。もちろん、エルフの森に住むアーチャー達も協力してくれるそうだ」
そういって、資料を手渡していく。
「彼らと協力して、雑魚……とはいっても強化されているんだが、やつの襲撃を止めて欲しい。それが終わったら、今度はブラキエルが放った最強の腹心がやってくる……だが、ちょっと厄介でな」
アスの話によると、その敵には『絶対物質ブラキオン』と呼ばれる『未知の単一原子でできた鎧』を装備しているらしい。この物質は絶対に破壊できないため、倒すには『鎧の僅かな隙間を狙う』しか無いのだが。
「偶然、滞在していた冒険者達が持っていた金のモップを使えばなんとかなりそうだということが分かった。それと、エルフの森にある聖なる木の葉にも破壊するための効果があるらしい。そのときになったら、提供してくれる手はずになっている」
アスは続ける。
「そいつを倒せば、やっとこの事件の元凶である大天使ブラキエルとの決戦だ。ヤツもまた、先制攻撃してくるから、対策をしてくれると有難い」
そう告げて、戦に向かう猟兵達の顔を見回す。
「厳しい戦いになるが、皆であれば、問題ないだろう。皆の武運を祈っている」
アスは彼らの無事を願いながら、現地へと向かう道を開いたのだった。
柚葵チハヤ
どうもこんにちは! 柚葵チハヤです!
今回は月から降りてきた大天使ブラキエルとの決戦シナリオです。
三章構成となっていますので、ご注意くださいね。
まずは、今回のシナリオのプレイングボーナスを先に発表しますね。
第1章のプレイングボーナス……援軍と共に戦う。
第2章のプレイングボーナス……鎧の隙間を狙う/アイテムを使う。
第3章のプレイングボーナス……先制攻撃に対抗する。
それぞれの冒頭に断章をつけておきますので、参考にしてください。
それと、今回のシナリオに関連するシナリオは下記の通りです。
後ほど、このシナリオにつけるタグでも呼び出せるようにしておきますが、読んで無くても参加可能です。登場するキャラやアイテム等の参考にしてください。
・攫われたクレリックの運命は……(援軍・クレリック)
・メイドとシマエナさま強襲!(ブラキエル襲撃先、援軍・エルフのアーチャー、アイテム:聖なる木の葉)
・冒険者と一緒にお宝争奪戦!(援軍・冒険者パーティ、アイテム・金のモップ)
・いずれ来る戦いのための布石(援軍・パラディン)
それでは、皆様のプレイング、楽しみに待っていますね。
第1章 集団戦
『魔剣ドラクラ』
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POW : ドラゴンクラッシャー
単純で重い【召喚した巨大な剣】の一撃を叩きつける。直撃地点の周辺地形は破壊される。
SPD : 禁忌の吸血剣
【吸血する】事で【衝撃波を放つ覚醒モード】に変身し、スピードと反応速度が爆発的に増大する。ただし、解除するまで毎秒寿命を削る。
WIZ : 不可視の霊剣
自身と自身の装備、【斬撃が命中した】対象1体が透明になる。ただし解除するまで毎秒疲労する。物音や体温は消せない。
イラスト:タロコ
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
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種別『集団戦』のルール
記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
「な、なんということでしょう……」
クレリックのファルンは、岩の手を生やした鞘が魔剣を手にして、その威力を強めながらも迫りつつある。
「大丈夫、私も共に向かおう。守りなら任せて欲しい」
そう彼女に力強く声をかけるのは、知識の神エギュレに仕えるパラディンのナルーシャ。
「それに、我々もいます! 共に力を合わせていきましょう」
エルフの森に住むアーチャー達もいた。
「ええ、そうですね。以前、私を助けて下さった猟兵の皆様のように……私も共に戦いましょう」
ファルンもまた目の前の敵に覚悟を決めたのだった。
※マスターより
この章では、クレリックのファルン、パラディンのナルーシャ、そして、エルフの森のアーチャー達が援軍として駆けつけます。(冒険者達は2章で出てきます)
彼らと共に戦うことで、戦況を有利に進めることが出来ます。
ファルンは、傷を癒す力を持っており、ナルーシャは無敵城塞を持っています。
エルフ達はこの地に精通し、弓で攻撃を支援してくれます。
良ければプレイングに行かしてみてください。
皆様のプレイング、お待ちしています!
なお、#柚葵関連シナリオ1というタグを押せば、関連シナリオが見られます。
よければ、活用ください。
アルトリウス・セレスタイト
戦は長い
手早く始末していくか
力の行使は必要分だけに。今はおらぬが、かの姫の心労にはなるまい
戦況は『天光』で逐一把握
攻撃には煌皇にて
纏う十一の原理を無限に廻し阻み逸らし捻じ伏せる
全行程必要魔力は『超克』で“世界の外”から常時供給
魔眼・封絶で拘束
行動と能力発露を封じる魔眼故、捕らえればユーベルコードも霧散する
全知の原理は逃しもしない
味方と交戦中の個体を優先
動き出すところを捉えて拘束しつつ自身は適当な個体へ近接して打撃で攻勢に
纏う原理を無限に回し、自身を無限加速
無限量の圧と破壊の原理を乗せて撃ち込む
万象一切を終わりを刻む破壊の原理に例外はない
止まることなく殲滅まで討つ
※アドリブ歓迎
「戦は長い。手早く始末していくか」
力の行使は必要最小限に抑えながら、一番にこの地に降り立ったアルトリウス・セレスタイト(忘却者・f01410)は、顕理輝光『天光』を放ち、戦場の戦況把握に努める。
戦いに集中しないといけないというのに、思い浮かぶのは……。
――今はおらぬが、かの姫の心労にはなるまい。
麗しの姫君の姿が脳裏に浮かぶ。首を振って、戦いに集中すると。
「きゃああ!!」
なんとクレリックのファルンが、敵に襲われているではないか。
「淀め」
すぐさま、魔眼・封絶(マガン・フウゼツ)を放ち、敵の動きを封じて留める。
その間にアルトリウスは、目にも止まらぬ早さでファルンと魔剣ドラクラの間に滑り込むと。
「全知の原理は逃しもしない」
アルトリウスは手を敵へと向けて。
「万象一切を終わりを刻む、破壊の原理に例外はない」
纏う原理を無限に回し、自身を無限加速。そして、無限量の圧と破壊の原理を乗せて撃ち込み、ファルンを襲おうとしていた魔剣ドラクラを消滅させたのだった。
大成功
🔵🔵🔵
パルピ・ペルポル
エルフの皆は久しぶりね。ってのんびり挨拶してる場合じゃないわね。
姿消してる相手はやっかいね。なぎ倒しつつ近づいてくるからどの辺にいるかはなんとなく読めるけど。
エルフ達に木の密度が高いポイント教えてもらって、間に雨紡ぎの風糸を蜘蛛の巣状に設置して待ち伏せしましょう。
で、糸にひっかかったら印つくからどこでも井戸端会議を発動するわ。
それだけやかましいのに囲まれてたら姿消しても音で居場所特定は容易ね。うるさすぎて逆にわかりづらいかもだけど、それでも3体の妖精が向かい合うその中央が狙うべき場所なのは一目瞭然。
というわけでエルフの皆はそこに集中攻撃お願いするわ。
「エルフの皆は久しぶりね。……ってのんびり挨拶してる場合じゃないわね」
懐かしい顔を見つけて、声をかけるもパルピ・ペルポル(見た目詐欺が否定できない・f06499)はすぐさま、戦いへと集中する。
「姿消してる相手はやっかいね。なぎ倒しつつ近づいてくるからどの辺にいるかはなんとなく読めるけど」
仲間達が応戦する戦場を見ながら、パルピは一計を投じる。
「そうだ! ねえ、木の密度が高いポイントを知ってる人がいたら教えて!」
さっそく、エルフ達に聞いて、そのポイントを教えて貰う。パルピは教えて貰ったポイントに向かい、雨紡ぎの風糸を蜘蛛の巣状に設置して待ち伏せ。
「……よしよし、来たわ!」
その風糸に絡んだ魔剣達に印をつけると、今度は。
「ちょっとばかり付き合ってあげて……」
どこでも井戸端会議(ドトウノゴトクナガレユクコトバノゲキリュウ)を発動させ、姦しい妖精たちのとりとめもないおしゃべりによる攻撃を放つ。
そのため、姿を消した敵にも居場所がわかるという寸法だ。
「というわけで、エルフの皆はそこに集中攻撃お願いよ!」
パルピの合図に従い、エルフ達は魔剣へと矢を続けて放っていくのであった。
大成功
🔵🔵🔵
浅間・墨
ロベルタさん(f22361)。
私は『兼元』の一振りにて【蜻蛉斬り】を使用します。
巨剣を砕き折ることは不可能ですが岩の腕は破壊可能かと。
それにファルンさん達も居るので全員でかかれば問題ありません。
リミッター解除と限界突破で脚力と筋力を上げて岩腕を斬ります。
一撃で斬れるとは考え難いので早業の2回攻撃で鎧砕きを使用です。
初撃での破壊が無理だったとしても何度も繰り返そうと思います。
腕を失えば一時的にでもこちらへ攻撃をすることはできないはず。
そのうちに全員でかかれば巨剣もなんとかできると思います。
巨剣の攻撃は太刀筋の見切りと野生の勘や第六感で回避します。
ロベルタ・ヴェルディアナ
墨ねー(f19200)。
墨ねーが岩の腕を狙うなら僕は巨剣を狙うじぇ!
パフォーマンスと限界突破で僕自身の身体機能を上げて。
封印を解いてから多重詠唱して【金色の大槌】を発動じょ!
ダッシュで巨剣の…巨剣まで近づいて両脚の2回攻撃で同時に蹴る。
一度目はダッシュの勢いとUCの重力に重量攻撃を加えた蹴りで…。
二度目の蹴りは腰を捻って零距離射撃のクイックドロー加えた蹴りだ。
剣を降り降ろす前だったら思いきり蹴り飛ばして直撃地点をズラすよ。
足場を破壊されたら僕とかファルンねーとか他の人達が迷惑だよねぃ。
…巨剣が重くてぶっ飛ばせなかったらごめんね~。
「ロベルタさん、行きますよ」
「了解だじぇ、墨ねー!」
浅間・墨(人見知りと引っ込み思案ダンピール・f19200)は、真柄斬兼元を手に、一気に魔剣へと迫る。それに次いで、ロベルタ・ヴェルディアナ(ちまっ娘アリス・f22361)もまた、魔剣らのいる所へと駆けていく。
墨が狙うのは。
「一閃は鈍色。姿断つ颶風!」
巨剣……の方では無く、岩の腕を生やした鞘だ。
「巨剣を砕き折ることは不可能ですが、岩の腕は破壊可能なはず!」
一撃では倒せないときを想定して、その鋭い一閃、蜻蛉斬り(トンボキリ)は二度振るわれる。しかも鎧砕きの効果を上乗せすれば、砕けないものはない。
ばっきーーんっ!!
大きな音を立てて、岩の腕は切り裂かれた。
もちろん、ロベルタも遅れを取っていない。
「よっ! たあっ!! Questa è la chiave per vincere!」
一度目は、ダッシュの勢いと金色の大槌(ゴルディオン・ハンマァー)の重力に重量攻撃を加えた蹴り。そして、二度目の蹴りは、腰を捻って零距離射撃のクイックドローを加えた鋭い蹴りだ。
剣を下ろそうとした魔剣は、それにより、意図せぬ場所で地面を抉っていく。
「足場を破壊されたら、僕とかファルンねーとか、他の人達が迷惑だよねぃ」
蹴飛ばすことが出来て、ロベルタは内心、ちょっとホッとしていたり。
「さあ、今のうちです! ファルンさん、他の皆さんも!!」
墨の声に後方にいた者達が、一気に攻勢へと移る。
その間にも、墨は勢いづく魔剣の力を食い止めるために、岩の腕を次々と切り崩していき。
「いっくじぇーー!!」
ロベルタもガンガンと魔剣を蹴り飛ばしながら、蹴散らしていく。
気がつけば、敵は全て倒しきっていた。
「猟兵の皆さんが来てくれましたから、助かりました」
そうファルンが笑顔で述べると。
「ファルンさん達の力になれてよかったです」
「僕も嬉しいんだじょ!」
墨とロベルタは、懐かしい顔の笑顔を再び見ることが出来て、思わず笑みを零すのであった。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
第2章 ボス戦
『城断淫蕩グランヴェリオ』
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POW : ヤ・ルーン・セルヴォ
【全力の重片手半剣】が命中した対象を切断する。
SPD : モーレ・ド・ソフランテ
自身の身長の2倍の【愛馬デンテハーレ】を召喚し騎乗する。互いの戦闘力を強化し、生命力を共有する。
WIZ : ジンジムァ・ユーゴッド
レベル×5体の、小型の戦闘用【に創り変えた赤子】を召喚し戦わせる。程々の強さを持つが、一撃で消滅する。
イラスト:FMI
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
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種別『ボス戦』のルール
記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※このボスの宿敵主は
「💠ハララァ・ヘッタベッサ」です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
「いよいよ、あたし達、ドキドキ☆ワイルドハント団の出番だね!」
リーダーのシーフ、リンダは、金のモップを手にして、この地にやってきた。
「いいかい。どうやら、このモップを使えば、アイツの完全防護の鎧を砕けるそうなんだ。まあ、モップはともかく、その効果があるのは、モップの先端に付いてるこの宝石のお陰みたいなんだけどね。ただ、これ、一本しかないから、連続で攻撃するなら、交代して、攻撃する必要があるんだ」
と、そこにエルフの森の人達もやってくる。
その手には不思議な力を持つ葉を持っていた。
「猟兵の皆さん、こちらもお使いください。これを敵に貼り付けた上から叩けば、鎧を砕けるそうです」
どうやら、エルフ達の持ってきた葉は、十数枚あるようだ。
どちらを使っても良い。
猟兵達は敵の鎧を砕くため、彼らの持ってきたアイテムを受け取るのであった。
※マスターより
金のモップは1本しかありませんが、かなりの破壊力を持っています。
打撃系の方はこれを持って戦うといいかもしれません。また、魔術師系の方は、このモップを手にしながら魔法(UC)を使うと鎧無視の攻撃を仕掛けることが可能です。
エルフの森の不思議な葉に関しては、敵の鎧に貼り付けて、そこを攻撃すると、ひびが入る感じとなります。その後は隙間を狙うのと同じ効果で戦うことが可能になります。
どちらを使うかは皆さんにお任せします。
良ければ、ご利用くださいませ。
アルトリウス・セレスタイト
手間が惜しい
速やかに退場するが良い
戦況は『天光』で逐一把握
攻撃には煌皇にて
纏う十一の原理を無限に廻し阻み逸らし捻じ伏せる
全行程必要魔力は『超克』で“世界の外”から常時供給
破界で掃討
対象は戦域のオブリビオン
それ以外は「障害」故に無視され影響皆無
「鎧」も対象から外す
『煌皇』を以て高速詠唱を無限に加速・循環
瞬刻で天を覆う数の魔弾を生成、斉射
それを間断なく無限回実行
戦域を魔弾の軌跡で埋め尽くす
鎧は対象外。故に破壊する必要もなく透過して穿つだけ
無関係なものには無害ゆえ、遠慮も不要
回避できねば逃しもしない
物量と火力で圧殺する
※アドリブ歓迎
「そんな鎧を纏って、勝ったつもりか」
アルトリウスは、天光で絶えず、戦況を把握しながら、骨の馬に跨がる戦士を一瞥する。アスが説明したとおり、珍しい材質で出来た鎧――絶対物質ブラキオンで出来た鎧を身に纏っている。
「…………」
対する戦士は無言のまま。しゃべらないのか、しゃべることができないのか。
と、城断淫蕩グランヴェリオはその剣を振るい、ジンジムァ・ユーゴッドを発動させた。呼び出したのは戦闘用に改造された醜い赤子。赤子達は泣きながら、そのままアルトリウスに向かってきた。
「手間が惜しい。速やかに退場するが良い」
アルトリウスは後に控える戦いを見据えている様子。
だからといって、決して手を抜くようなことはしない。
迫る赤子は、煌皇にて纏う十一の原理を無限に廻し、阻み、逸らし、捻じ伏せてみせ。
「行き止まりだ」
隙間を狙う必要があったのだが、破界(ハカイ)で生成された蒼光の魔弾は、障害を無視する攻撃。すなわち。
「ぐおおおおおお!!!」
鎧では守り切れない攻撃が、グランヴェリオと生み出された赤子を埋め尽くし、赤子が全て消え去ったのだった。
大成功
🔵🔵🔵
ユーフィ・バウム
金のモップをお借りして、いざ勝負です!
一流は獲物を選ばずと言います
ましてこの黄金!無限の【勇気】を
与えてくれる感ではないですか!
ならば、勝つしかないのです!
敵UCを【見切り】避け、
避けきれないものは自慢の【オーラ防御】で受け止め、
【怪力】で捕まえては相手の体勢を崩します
金のモップでの【暴力】で連打!連打!また連打!
【力溜め】た連撃で鎧を砕いていますよ!
貴方が泣くまで、鎧が砕けるまでやめないッ
鎧が砕けたら、もうこちらのものですね
【功夫】で打ちのめし、【グラップル】で捕まえては投げ
地面に引き倒したところに、ありったけのオーラを込めた
《トランスクラッシュ》
ヒップアタックの【踏みつけ】で仕留めますね!
「では、お借りしますね!」
ユーフィ・バウム(セイヴァー・f14574)は、ドキドキ☆ワイルドハント団のリーダー、リンダからその金のモップを受け取ると、勇敢にグランヴェリオへと迫る。
「一流は獲物を選ばずと言います。まして、この黄金! 無限の勇気を与えてくれる感ではないですか! ならば、勝つしかないのです!」
迎え撃つグランヴェリオは、ヤ・ルーン・セルヴォを発動させ、重量のある無骨な片手剣を振るい、ユーフィを切断しようとするが。
「そんな攻撃、当たりませんよ!」
当たったらオーラ防御で何とかしようと思っていたのだが、運良くその刃を見切り、避けることが出来た。そのまま、怪力で馬ごと押し返し、グランヴェリオの体勢を崩してやる。そして、すかさず。
「貴方が泣くまで、鎧が砕けるまでやめないッ!」
持っていた金のモップで幾度も幾度も連打、連打で打撃を加えていく。
と、そのときだった。
――ばきっ!!
左腕の肩パーツから腕先まで、はじけ飛んだ。いや、それだけではない、肩の部分から胴体の部分へと大きなヒビまで入っている。
「来ましたね! では……鍛えられた肉体を、めいっぱい叩き込みますっ!」
トランスクラッシュを発動させ、重い闘気を纏うヒップアタックでもって、露出した部分目がけて強烈な一撃を与えたのだった。
大成功
🔵🔵🔵
※マスターより
ユーフィさんの活躍により、左腕が露出しています。
この部分においては、かなりのダメージを与えることが可能です。
また、鎧の胴体部分においても、大きなヒビが入りました。
攻撃が当たりやすくなっていますので、プレイングに役立てて下さい。
リサ・マーガレット
アイテムを回収できるか分からないし、弱点打撃の方が効果高いよね。
自己強化を入れて、次のところに備えつつ攻撃だ!
この一つ一つが、未来を作るから。絶対に負けられない。
まず、間合いがあればユベコを使わずにホルスターから魔力型速射式二丁拳銃で胴体を連続攻撃して、ヘイトを集めつつ、さらに脆くする
接近してきたら、リサ・フォーミュラを解き放つ
ここには月がないからブラキエルが月だと思う(勝手な予想です)、だったらその力を奪うのみです(予想が正しければ)
そして双猟で、(流石にスカイステッパーは使えないから、レガリアスシューズで地面を蹴って、)腕を斬るその一点に尽きます
これが僕の決断です
「アイテムを回収できるか分からないし、弱点打撃の方が効果高いよね」
リサ・マーガレット(希望を満たし、絶望を与えし夜明け・f32587)は、仲間が作ってくれた弱点を狙うことにした。
「この一つ一つが、未来を作るから……絶対に負けられない!!」
最初は得意な間合いに入り、そこからホルスターから出した魔力型速射式二丁拳銃で胴体を連続で打ちまくっていく。
……ぱきぱきぱき……。
ヒビが更に大きくなっていく。また、近づいてくる赤子もそのまま撃ち抜いて、数を減らしていきながら、グランヴェリオとの距離を詰めていき。
「我らが守りし力を天とし、我らを壊しし力を冥とせよ。今、対なる力を我が身に宿し、この地に新たなる希絶を誕生させん」
猟兵書家 それはQにして答え(アンサー・イズ・イェーガー・フォーミュラ)を、発動させた。自身をフォーミュラのように骸の月とグリモアによる強化を施すもの。近くにいるだろうブラキエルの力を少しでも奪えればいいと考え、この力を選んだのだが、そのリサの思惑通りに行ったのか、今は分からない。
だが、その力を得てリサは、レガリアスシューズで勢いよく地面を蹴り。
「これが……僕の、決断です!」
見事、グランヴェリオの腕を切り落として見せたのだった。
大成功
🔵🔵🔵
パルピ・ペルポル
そうねぇ、モップはわたしだと使いこなせないだろうし。
聖なる木の葉を数枚もらおうかしら。
周囲にこっそり雨紡ぎの風糸を展開しておいて赤子への盾にしましょ。
徳用(巨大)折り紙を通常サイズに切って作った万羽鶴を敵にけしかけてかく乱及び赤子対策に。
一発当てれば消えるとはいえ、油断はしないわ。
その隙に敵に接近、左腕に穢れを知らぬ薔薇の蕾を投げつけてがっつり拘束してダメージを与えて。
胴体部分に聖なる木の葉を貼り付けて、その上から雨紡ぎの風糸で締め上げてヒビをさらに大きくしてやりましょ。この際破壊できるなら破壊したほうがいいわよね。
「そうねぇ、モップはわたしだと使いこなせないだろうし。聖なる木の葉を数枚もらおうかしら」
パルピはそういって、エルフ達から聖なる葉を受け取ると、さっそく、作戦を開始。
「まずは……こうよっ!」
こっそり雨紡ぎの風糸を展開しておいて赤子への盾にすると。
「さあ……鶴さんお願い!」
巨大な徳用折り紙を通常サイズに切って作った万羽鶴を敵にけしかけ、かく乱を狙う。
「まだまだ!!」
その隙にグランヴェリオに接近。肘から下が無くなった左腕に、穢れを知らぬ薔薇の蕾を投げつけて、がっつり拘束! さらなるダメージを与える。
「さあ、葉っぱさん……力を貸して!」
胴体部分に聖なる葉を貼り付けて、その上から雨紡ぎの風糸で締め上げ、ヒビをさらに大きく……
ばきぃい!!
胴体の鎧がとうとう割れてしまった。
「……今ね! 大きければいいってものでもないのよ!」
小さき故の利点(チイサイカラッテナメルナトアレホド)を発動させ、小さくとも鋭い一閃を鎧の剥がれた胸へと突き刺し、見事、グランヴェリオを討ち果たしたのだった。
大成功
🔵🔵🔵
第3章 ボス戦
『大天使ブラキエル』
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POW : 岩腕
単純で重い【岩石でできた巨大な腕】の一撃を叩きつける。直撃地点の周辺地形は破壊される。
SPD : 絶対物質ブラキオン
【「絶対物質ブラキオン」の鎧】で受け止めたユーベルコードをコピーし、レベル秒後まで、「絶対物質ブラキオン」の鎧から何度でも発動できる。
WIZ : 大天使の光輪
自身が装備する【大天使の光輪】から【破壊の光】を放ち、レベルm半径内の敵全員にダメージと【徐々に石化】の状態異常を与える。
イラスト:藤本キシノ
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
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種別『ボス戦』のルール
記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※このボスの宿敵主は
「💠山田・二十五郎」です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
「ここまで来るとは……」
そこに佇むのは、大きな翼を持った大天使ブラキエル。
「封印された愚か者……いや、我を脅かす痴れ者よ。ここで我の手にかかり、消え失せるが良い」
そういって、大天使ブラキエルは最初の一撃を、猟兵よりも素早く放って見せたのだった。
※マスターより
上記に記載したとおり、ブラキエルは先制攻撃をしてきます。
対策するとプレイングボーナスが入りますので、ぜひ狙ってみてください。
最後の決戦、お待ちしています!
プリンセラ・プリンセス
連携・アドリブ可
「この世界の一部だとしても地を統べる者として、その行いを許すわけには参りません」
相手の攻撃を○第六感○見切り○幸運で回避しつつ、○カウンターとして●竜の楯鱗を発動
破壊の光は城壁に阻まれ、城壁が石化したとて問題はない
城壁はブラキエルを中心に何層も渦を巻くように、外側へいくほど高く包囲するように
一緒に召喚される兵も外側にいくほど角度的に光は回避しやすくなる。石化も一瞬でなければ攻撃を行える
プリンセラは渦をまく城壁の間をブラキエルで向かって○ダッシュし、城壁の兵からの○一斉発射に気を取られている隙に○だまし討ちで○切り込み、○シールドバッシュからの○捨て身の一撃による○二回攻撃を行う
先陣切って、大天使ブラキエルに戦いを挑んだのは、プリンセラ・プリンセス(Fly Baby Fly・f01272)。
「この世界の一部だとしても地を統べる者として、その行いを許すわけには参りません」
「ならば、我が光輪の裁きを受け、来世で後悔するがいい」
ブラキエルは、大天使の光輪を発動させ、破壊の光をプリンセラへと放つ。
「くっ!!」
プリンセラは持ち前の目の良さと、勘、そして、幸運でもって、なんとか躱しきった。いや、それだけではない。
「ここが境界線。これより先に立ち入れば、命の保証はいたしません!」
カウンターで竜の楯鱗(エスカッシャンスケイル)を発動。以降の破壊の光を自身の力で生み出した渦巻く城壁と、その上に召喚した騎士、戦士、弓兵達とで攻撃に転じる。
「破壊の光は城壁に阻まれ、城壁が石化したとて問題はありません。それに、ここからでなら貴方によりよい打撃を与えることが出来ましょう」
そういって、プリンセラは、城壁の上にいる騎士達と力を合わせ、だまし討ちのような鮮烈な2連撃でもって、更なる打撃をブラキエルへと与えたのだった。
大成功
🔵🔵🔵
アルトリウス・セレスタイト
危機はこの世界のみでもない
時間は掛けておれぬ故、手早く行くぞ
戦況は『天光』で逐一把握
先制含む攻撃には煌皇にて
纏う十一の原理を無限に廻し阻み逸らし捻じ伏せる
無限に超えて尚、無限に続く先へ届かせて、そこが入り口だ
お前の光はどこまで届くのだろうな
全行程必要魔力は『超克』で“世界の外”から常時供給
絢爛を起動
起点は目の前の空気
破壊と因果の原理を以て戦域の空間を支配
範囲内全てを隙間なく破壊の原理の刃で斬断
オブリビオン及びその鎧以外へは無害とする
万象一切に終わりを刻む破壊の原理に例外はない
その鎧の絶対性という概念も例の外に漏れぬ
諸共に刻まれてみるが良い
※アドリブ歓迎
「危機はこの世界のみでもない。時間は掛けておれぬ故、手早く行くぞ」
そう、今猟兵達は、同時期にカクリヨファンタズムでも、戦いを行っている。
この戦いも大事だが、これだけに構っていられないのだ。
アルトリウスは、そう考えて口にしたのだが。
「猟兵は不要なことも言わずにいられぬのか?」
ブラキエルの逆鱗に触れてしまったようだ。すぐさま大天使の光輪を発動させて、破壊の光を放ってきた。
アルトリウスは、彼の周りに漂う顕理輝光の煌皇でもって、十一の原理を無限に廻し阻み逸らし捻じ伏せていく。
「……ほう。原理の摂理を乱すのか」
全ての光をアルトリウスの生み出した虚空へと閉じ込める。
「そこが入り口だ。お前の光はどこまで届くのだろうな」
そのまま、アルトリウスは反撃に転ずる。
絢爛(ケンラン)を発動させた。
起点は目の前の空気。
破壊と因果の原理を以て、戦域の空間を支配し、範囲内全てを隙間なく破壊の原理の刃で斬断。オブリビオン及び、その鎧以外へは無害とする。
「万象一切に終わりを刻む破壊の原理に例外はない。その鎧の絶対性という概念も、例の外に漏れぬ」
「ぐあああああ!!!」
「諸共に刻まれてみるが良い」
アルトリウスのその力でもって、ブラキエルは膝をついたのだった。
大成功
🔵🔵🔵
パルピ・ペルポル
ようやっとお出ましね。
この聖なる木の葉は本家本元にも効果あるのかしら。
ま、試してみて損はないわね。
敵の攻撃は見切って回避か古竜の骨のマン・ゴーシュで切り払いつつ。
万羽鶴でかく乱しつつこっそり雨紡ぎの風糸を周囲に展開、幾重にも巻き付けた上で火事場のなんとやらで拘束するわ。
糸自体にユベコは乗ってないんだけど果たしてコピーできるかしら。ま、コピーされても体格差の関係で結果は多分変わらない気がするわ。
今度は穢れを知らぬ薔薇の蕾と共に聖なる木の葉を使いましょう。効果が出ればそのまま攻撃して、そうでなくても拘束して動きを阻害は可能よね。
鎧の隙間を探してそこに攻撃をしかけてやるわ。
「ようやっとお出ましね。……この聖なる木の葉は、本家本元にも効果あるのかしら。ま、試してみて損はないわね」
上手くいくかわからない。けれど、やらないよりはやるべきだろう。
そうパルピは判断し、預かった葉を手に、ブラキエルへと対峙した。
「ん……?」
その葉に気付いたものの、気にせぬ素振りでブラキエルは、鎧を纏った。
が、それ以上なにも仕掛けてこない。
ならばとパルピは、古竜の骨のマン・ゴーシュで切り払ってみた。
かきんっ!!!
「ふ、そんな攻撃では我を倒すことは……むう?」
その攻撃はパルピのユーベルコードではない。パルピに返すこと無く終わってしまった。ならばと。
「じゃあ、こうするわね!」
万羽鶴でかく乱しつつ、こっそり雨紡ぎの風糸を周囲に展開。幾重にも巻き付けた上で。
「見た目だけで判断するのは……ねっ!」
「ぐあっ!? な、なぜ、猟兵の力を使えぬのだ!?」
パルピの使ったのは、『糸を巻き付けた上』での怪力の行使。
そのため、ブラキエルの鎧が上手く反応しなかったのだ。
「次はこれよっ!」
引き続き、穢れを知らぬ薔薇の蕾を使って、ブラキエルを捉えると、聖なる木の葉を貼り付けて、そこへマン・ゴーシュを突きつけた。
ばきっと、鎧を破壊した……のだが。
「それがどうした?」
ブラキエルは再び、鎧を纏って見せた。
どうやら、木の葉を使って鎧を破壊できても、すぐに作り替えてしまうようだ。
「あんまり使えないっぽい?」
思わず、パルピは呟くのであった。
大成功
🔵🔵🔵
リサ・マーガレット
あんた、殺すと天上界に入れないかもよ。
とりあえず、先制攻撃のために、妖精をクロムキャバリアに変身させて、突撃する。壊れたら、敵の攻撃をレガリアスシューズでかわしつつ、壊れたキャバリアを遮蔽物にしようか
アリスラビリンス、アルダワ魔法学院、アックスウィザーズ、サムライエンパイア、キマイラフューチャー、ヒーローズアース、グリードオーシャン、みんなの力と理想、そしてそこに根付く骸の月よ僕に力を貸してくれ!
情愛それこそが天上界への行き方だろう。
殺すことは、罰せられるのではないのか。
たとえ、扉が開いても、そこに入れなければ意味がないだろ。
これが、猟兵の、いや、みんなの想いの力(ユーベルコードオーダー発射)
「あんた……人を殺すと天上界に入れないかもよ」
リサはそういうと、リサの側を飛んでいた妖精をクロムキャバリアへと変えて、その中に乗り込んだ。
「ほう……そのような巨人の力を得るのか。ならばこちらも、相応の力でもって返そう」
ブラキエルは岩で出来た巨大な腕を生み出し、リサを狙う。
「タダでは……やられない!」
そのためのキャバリアだ。岩からの攻撃を全て受け止め、そのまま壊れてしまった。
「その割りには壊れているではないか」
「くっ……!!」
壊れたキャバリアから飛び出し、今度はレガリアスシューズを使って、岩の腕の攻撃を躱していく。
「情愛……それこそが天上界への行き方だろう。だが、殺すことは、罰せられるのではないのか。たとえ、扉が開いても、そこに入れなければ意味がないだろ」
「そんな些細なことは関係ない」
「なら……!!」
リサの憤りは止まらない。
「アリスラビリンス、アルダワ魔法学院、アックスウィザーズ、サムライエンパイア、キマイラフューチャー、ヒーローズアース、グリードオーシャン……みんなの力と理想、そしてそこに根付く骸の月よ! 僕に力を貸してくれ!」
「何をするつもりだ」
ブラキエルは静かにその行く末をそのまま見つめる。
「これが、猟兵の……いや、みんなの想いの力!!」
理想の集合点(ユーベルコード・オーダー)を発動させ、全てのユーベルコードを合わせた強烈なビームでもって、ブラキエルに凄まじいダメージを与えたのだった。
大成功
🔵🔵🔵
浅間・墨
ロベルタさん(f22361)。
『兼元』の一振りで【地擦り一閃『伏雷』】を使用しようと思います。
ブラキエルの間合い外で準備を整えロベルタさんと連携で戦いますね。
リミッター解除と限界突破。そして多重詠唱に継戦能力で維持を。
ロベルタさんの準備も整ったら同時にブラキエルへ間合いを詰めます。
幾ら雷光のような速度でも流石に真正面を突き進むのは凄く無謀です。
無謀なのですが…私の技がどれだけ通じるか試してみたい…です…。
なので。初撃は力の限り全力の速度で真正面からぶつかってみます。
次撃からはロベルタさんと連携。残像を残しながら上下左右から攻撃を。
お互いに別方向から攻めれば混乱する…かもしれません。ふふ…♥
ロベルタ・ヴェルディアナ
墨ねー(f19200)。
大天使を蹴れるってなんて面白…罰当たりなんだろー♪
墨ねーに習って僕も速度技で勝負勝負~【雷神の大槌】だ。
封印を解くのとパフォーマンスを上げるのはいつものこと。
で。限界突破して多重詠唱しつつダッシュ♪継戦能力で維持。
「…って、墨ねー!? 作戦と違うじぇ?!」
なんだかやる気に火が付いたみたいだねぃ。ならサポートする!
初めは僕は囮だじぇ!無理せずにこちらに気を惹かせるねぃ。
大天使への攻撃は蹴り。しかも鎧砕きと鎧防御無視と重量攻撃つき。
「光に近い速度で足蹴にされたことって…ある?」
蹴りをガードされても問題ないじぇ。
身体を捻ってから零距離射撃とクイックドローを組み合わせた蹴りを。
「大天使を蹴れるってなんて面白……じゃなかった、罰当たりなんだろー♪」
悪びれる様子なく、そう呟くのは、ロベルタ。墨と共に、この地までたどり着いた。
「では、行きましょうか」
墨の掛け声に。
「了解だじぇ!」
元気よく頷くロベルタ。
「くっ……まだ来るというのか……」
度重なる攻撃にブラキエルも、応戦すべく破壊の光を放つ。
が、しかし。
「な、なん……だと……!?」
墨は地擦り一閃『伏雷』(チズリイッセン・フスイカヅチ)を発動。
「八雷の名の元に……」
風を纏い、姿を隠したように高速で駆け抜けて、敵の攻撃をかいくぐっていく。
また、ロベルタも。
「Uccidi i nemici in orbita con l'aiuto del ruggito!」
雷神の大槌(ミョルニル・ハンマァー)を発動させ、同じく風を纏い、超光速で敵の懐目掛けて加速していく。
―――幾ら雷光のような速度でも流石に真正面を突き進むのは凄く無謀です。
「でもっ!」
墨はあえて。
「無謀なのですが……私の技がどれだけ通じるか試してみたい……です……」
力の限り全力で!
その覚悟を持って放った真柄斬兼元の一閃がブラキエルを襲う。
「ぐおおっ!!」
「……って、墨ねー!? 作戦と違うじぇ?!」
鋭い攻撃を受け、仰け反るブラキエルのすぐ側で、ロベルタは驚きながらも。
「なんだか、墨ねーのやる気に火が付いたみたいだねぃ」
ならばとロベルタは囮として立ち回る。
「光に近い速度で足蹴にされたことって……ある?」
雷神の大槌で威力のあがった重い蹴りを、これでもかと放っていく。
「ロベルタさん……私のわがままに付き合ってくださって、ありがとう……ござい、ます……」
口元に笑みを浮かべ、墨もまた、ロベルタの攻撃に合わせる様に残像を残しながら上下左右から攻撃を仕掛けていく。
「むっ……ぐあっ!!」
お互いに別方向から攻めれば混乱するのではと、墨は思ってそう攻撃したのだが、上手くハマったようだ。
「こっちも留守だじぇ!!」
もう一度、ロベルタの蹴りを食らって、空中へ。
「ロベルタさん!」
「墨ねー!」
互いの名を呼び、今度は息を合わせて。
「「はあああああああ!!!」」
鋭い蹴りと一閃が、ブラキエルを捉え、そして、二人はその背後へ。
「……見事だ。やはり……勝てぬか」
ゆっくりと倒れ行くブラキエルは。
「ああ……我が友……よ……」
空に誰かの姿を見たのか、手を伸ばして。
その姿を虚空へと消え失せたのだった。
こうして、ブラキエルの無差別大量虐殺は、駆け付けた猟兵達の活躍により、大きな被害もなく未然に防がれたのであった。
大成功
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