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書を狩る兵達・終局ー天撃のエクスプローラー

#アックス&ウィザーズ #猟書家の侵攻 #猟書家 #大天使ブラキエル #オウガ・フォーミュラ #書を狩る兵達

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「……すべては、終わったか」
 天光を礼賛し、識を求むる者を弾劾するかの如くA&Wの月は白金に輝いていた。
 オウガ・フォーミュラが一人『大天使ブラキエル』が成そうとしていた儀式魔術【Q】「世界を喰らう骸の月」はここに破却された。
 最早、迷宮災厄戦にて戦死した書家の王にしてブラキエルの友、『ブックドミネーター』の遺志は果たされない。
「我が友よ、君の願いは叶わなかった。君は『書架』へと帰るがよい。我は、天上界の扉を開く僅かな可能性を実行しよう……」
 悔恨に満ちた声で、ブラキエルは『剣』を手放す。
 その声に応じるかの如く『剣』は月面から離れていき、やがて虚空へと解けるかのように消えた。
「……もっとも、ヴァルギリオスさえ見逃し、あまつさえ封印された愚か者共が、今更地上の危機に扉を開く事もあるまいが……」
 そんな、侮蔑と憎悪に満ちた声で月面から地上を見下ろす大天使。
「聞け、我が配下の幹部猟書家よ。全ては終わった。儀式魔術【Q】「世界を喰らう骸の月」は猟兵どもにより破却され、我はオブリビオン・フォーミュラとなる道を閉ざされた。だが、我は直々に足掻く。拠点たる月面を放棄し、地上に住むこの世界の住民を虐殺するのだ」
 そう、妄執とも言えない自暴自棄を宣言した。
 生き残った猟書家はこう口にした。
 ある者は愚かだ、と。
 ある者はこちらも好きにやらせてもらう、と。
 ある者はやるしかない、と。

 共通するのは、この世界を侵略するのは無理だという認識。
 A&Wを担当する猟書家は、完膚なきまでに敗北したのだ。

「だからと言って、大量虐殺何てさせないよ!」
 そう、決意に満ちた声でリオン・ゲーベンアイン(純白と透明の二つの無垢を司る弓使い・f23867)は集まった猟兵たちに対して宣言する。
「遂にA&Wの骸の月の侵攻を押し返してオウガ・フォーミュラの『大天使』ブラキエルの場所を突き止めたよ!ただ、ブラキエルはやけになって住民を虐殺しようと動いているみたい。これを、阻止してブラキエルを撃破するのが今回の依頼だよ」
 段階は三つに分かれる。
 第一はブラキエルによって召喚されたオブリビオン……ブラキエルの能力である鉱物操作能力を用いた『岩石の腕』を移植され、ユーベルコードの破壊力を増幅された集団戦級オブリビオンの撃破。
 第二に、ブラキエルの腹心が『絶対に破壊できない鎧』を装着して猟兵を撃滅しようとしてくる。これを返り討ちにすること。
 第三こそ、オウガ・フォーミュラ『大天使ブラキエル』との決戦。
 オウガ・フォーミュラとして絶対先制攻撃権を用いて攻撃してくるブラキエルを撃破するのだ。
「それと、今までA&Wの猟書家に纏わる依頼で関わって来た人達との協力が取れるみたいだよ。過去に出会ったことがある人もいるはずだよ」
 彼らとの協力を得ることで、『岩石の腕』を生やした集団戦級オブリビオンを共に倒し、ブラキエルのユーベルコードたる「絶対物質ブラキオン」によって作られた鎧を破壊する方法を、知ることが出来るのだ。
「今まで、いろんな事件があったと思う。けれど、これでA&Wに関しては終わりだよ」
 終焉(オウガ・フォーミュラ)を終焉さ(おわら)せるべく、猟兵は戦わなくてはならない。
「さぁ、舞台は遺跡都市ヴェルニス!そこでA&Wの猟書家との最終決戦だよ!」

「……全ては、猟書家という侵略者によるもの。そして、この街でその最終決戦の一つが始まります」
 そう言って、アリル・ウィンズは銀剣騎士団本部に集まった精鋭たちを見渡す。
 鉄騎を操る勇猛なる者、ワイルドグロース。
 魔導ロボを開発する森の里のエルフ。
 彼女の義理の兄のジルベルト・ウィンズ。
 その他にもアリルの働きかけで集まった冒険者たちが、彼女の言葉に耳を傾けている。

 そこに、グリモアの輝きで猟兵たちが転移してきた直後にブラキエルの召喚魔術が起動した――


黒代朝希
 最終決戦、開始。

 第1章のプレイングボーナス……援軍と共に戦う。
 第2章のプレイングボーナス……鎧の隙間を狙う/アイテムを使う。
 第3章のプレイングボーナス……先制攻撃に対抗する。

 となります。

 以下は猟書家シナリオに登場したNPCです。
 彼らとの協力を得ることでブラキエルのユーベルコードによって強化された配下に対するプレイングボーナスが入ります。

 アリル・ウィンズ
 https://tw6.jp/scenario/show?scenario_id=33341
 https://tw6.jp/scenario/show?scenario_id=33127
 https://tw6.jp/scenario/show?scenario_id=31070

 魔導ロボの森のエルフ
 https://tw6.jp/scenario/show?scenario_id=30457

 ワイルドグロース
 https://tw6.jp/scenario/show?scenario_id=32617

 ジルベルト・ウィンズ
 https://tw6.jp/scenario/show?scenario_id=33288
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第1章 集団戦 『ピンク・モフ』

POW   :    はい、次は君が鬼ね
【体を擦り付けることで】、自身や対象の摩擦抵抗を極限まで減らす。
SPD   :    僕が逃げる番だね
非戦闘行為に没頭している間、自身の【体毛】が【激しく光り】、外部からの攻撃を遮断し、生命維持も不要になる。
WIZ   :    僕が見えるかな?
自身と自身の装備、【咥えて持っている】対象1体が透明になる。ただし解除するまで毎秒疲労する。物音や体温は消せない。
👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

ニクロム・チタノ
もう少しでこの世界を平和にできる、みんなまたボクに力を貸して!
アリルさん、ワイルドグロースのみんな
敵が強化されて強くなってもみんなとなら倒せるよね!
アリルさん防壁をお願い
降り注げ反抗の星屑
ボクは反抗の星屑で近づいて来たところを攻撃して鈍足効果を付与します
動きが鈍くなったところをワイルドグロースのみんなと協力して討ち取ります!
今こそ侵略に最大の反抗を
どうか反抗の加護をお願い



「もう少しでこの世界を平和にできる、みんなまたボクに力を貸して!」
 そうA&Wの猟書家との闘いに専念してきた猟兵の一人、ニクロム・チタノ(反抗者・f32208)はアリルとワイルドグロースのメンバーへとそう語り掛けながら【反抗の妖刀】を振るう。
「アリルさん、防壁をお願い。ワイルドグロースの皆はバイクを駆って左右から攻めてちょうだい。正面突破はボクが担う!!」
 指揮官となるのは猟兵として圧倒的な実力を誇るニクロム。その判断に従ってアリルは遺失魔術による防壁魔術を展開、ワイルドグロースは自らのホームであるエルフの里で強化したバイクのエンジンを吹かし、ニクロムの援護へと回っていく。
「『降り注げ反抗の星屑』――『反抗解放(チタノギンガ)』!」
 ブラキエルが召喚し、かのオウガ・フォーミュラが有する能力である鉱物操作。
 その内の一つである他者強化ユーベルコード『岩石の腕』を生やされたオブリビオンの集団、その前へと躍り出たニクロムは刀を振りかぶると同時に詠唱を唱える。
 刹那に、彼女が装備する【反抗の妖刀】から数多の星屑が解き放たれる。
 戦場に降り注ぐ星屑、それはただ大質量と超速度によってオブリビオンを砕くだけではない。
 星屑の質量攻撃から生き残ったオブリビオンへと鈍足の状態異常を与え、その速度を落としたところを追撃することが可能な二段構えのユーベルコードなのである。
「今だよ、ワイルドグロースの皆!」
 ニクロムが叫ぶと同時、複数のバイク音が戦場の左右から鳴り響いていく。
 そのワイルドグロースの猛攻に対して迎撃しようと『岩石の腕』を構えるオブリビオン。
 だが、放たれた不可視の絶対物質ブラキオンを用いた攻撃はワイルドグロースを壊滅させるには至らない。
 アリルの防壁魔術を付与した彼らは、あらゆる攻撃を遮断する結界によって絶対物質ブラキオンによる致命を受けずに突貫を続けていく。
 これがオブリビオン側が万全の状態だったならばここまで絶対物質ブラキオンを意に介さない状態に放っていなかっただろう。
 だが、ニクロムの攻撃によって陣形が被害を受けただけでなく鈍足の状態異常も付与されていた彼らは決して万全とは言えないだろう。
 加えて、アリル自身が防壁魔術に特化したパラディンであったのもこの状況を創り出した一因となったであろう。

 ともかく、ニクロムとアリル、ワイルドグロースの連携はブラキエルの先兵を打ち砕くことに成功した。
 それだけは絶対物質ブラキオンの強度よりも確かな事実なのだから。

大成功 🔵​🔵​🔵​

カシム・ディーン
エルフ達と協力

…まぢか
まさかこの世界でキャバリアと共闘するとは思わなかったです
「この世界の技術も凄いねー♪」(鶏立体映像

【情報収集・視力・戦闘知識】
今回は視認も難しいし逃げたりするのか
熱源感知と視認と戦略的に隠れやすい場所等を把握しエルフ達の魔導ロボとも情報共有

UC起動
状態異常力強化
【属性攻撃】で更にUCの効果を激増
【念動力】で念動障壁も重ね防御強化
擦り付けたいんだろ?
僕を鬼にして見せろよ

逃げた敵の位置は他のエルフ達にも伝え
キャバリアでの共闘戦とは実はあんまりやったことないんですけどね

まぁ…天上界には興味がある
一つ露出狂の天使を叩き潰してみるとしましょうか

「変態さんだよね☆」
おめーもだろうが


テラ・ウィンディア
キャバリアに乗るぞ
此処のエルフ達はキャバリアに乗るのか!すげーな!

そして…結局はこうなるのか
追い詰められたら…こうしちゃうのか
おれも追い詰められたら…

基本エルフ達や援軍と協力
【戦闘知識】で敵陣の動きを把握
UC発動
【仙術・結界術・呪詛】
仙術で参加者や援軍の身体能力と五感を増強
結界で防御力強化
【読心術・遊撃・呪殺弾・呪詛・弾幕・貫通攻撃】
敵の心の声を捕捉し位置把握
ガンドライド展開し呪殺弾を乱射して更に悪夢の呪詛を放つ
ドリルビットで敵を貫通

……おれが言うのもなんだけど酷くホラーっぽいな
虫よりは大丈夫だな

距離を詰めれば
【二回攻撃・早業・見切り・空中機動】
動きを見切り回避方向へと斬撃を展開し切り捨てる



「走れ!」
「急げ!」
「悪しき天使を討つのだ!」
 そうして魔導ロボに登場し、ブラキオンの配下であるオブリビオンを打ち砕かんとするエルフ。
「…まぢか」
 そんなトンチキな光景にカシム・ディーン(小さな竜眼・f12217)は呆然とするしかない。
「まさかこの世界でキャバリアと共闘するとは思わなかったです」
「この世界の技術も凄いねー♪」
 二つの声が重なると同時、顕現するは白銀の身体に黄金の機翼を携えたサイキックキャバリア。
 その名は【界導神機『メルクリウス』】。自律意思を持つキャバリアにして盗賊を司る神の名を有する機神。
 クロムキャバリアの地にてカシムが手に入れた究極のサイキックキャバリアの一つだ。
 ……まぁ、カシムは『彼女』について心底辟易しているようだが。
「今回は視認も難しいし逃げたりするのか……熱源感知装置起動、【帝竜眼・装着型】連結」
 帝竜の瞳を素材として作り上げた魔眼宝石半仮面を装着すると同時、魔導ロボのエルフのコックピットに【界導神機『メルクリウス』】搭載されている熱源感知装置の機能が表示される。
「機能を共有するに越したことはないですからね」
 そう呟きながら【界導神機『メルクリウス』】のコックピット内で嘆息するカシムは、装着した【帝竜眼・装着型】を介して戦場の状況を刻一刻と解析しながらオブリビオンへと突撃する。

「此処のエルフ達はキャバリアに乗るのか!すげーな!」
 自らもスーパーロボットのキャバリア【三界神機『ヘカテイア』】に騎乗しながら魔導ロボの森のエルフと共闘するのは黒髪の幼いエルフ、テラ・ウィンディア(炎玉の竜騎士・f04499)。
 快活そうな表情を見せた彼女はしかし、ブラキオンがとった暴挙に対して沈痛そうな表情を浮かべる。
「結局はこうなるのか。追い詰められたら……こうしちゃうのか。おれも追い詰められたら……」
 猟兵と猟書家、そんな違いはあれどブラキオンは決定的なまでに追い詰められた果てに自暴自棄の愚行を行ってしまった。
「……まずは、このオブリビオンを撃破しないとな」
 その事にテラは思うものがあるものの、【三界神機『ヘカテイア』】のコックピット内にてそう独り言ちた後にテラはヘカテイアに装着された3つの砲身を持つ小型浮遊自走砲台群『RS-F『ガンドライド』』の起動スイッチを押す。
「――『魔術の神『ヘカテイア』(バンブツノマジュツヲオサメシカミ)』」
 そこへ自身の技能向上ユーベルコードを起動させると同時、三つの砲身から放たれる砲弾に呪詛を付与させていく。
 そうして作り上げられた呪詛付与型砲弾を解き放ち、周囲のオブリビオンを呪詛で蝕んでいく【三界神機『ヘカテイア』】。

「うん……」
「……おれが言うのもなんだけど酷くホラーっぽいな」
 そりゃ、『岩石の腕』が映えているとは言え小動物的な容姿をしているオブリビオン。
 それらが呪詛弾によって蝕まれたらどんな光景が出来上がるって?
 言わせないでください、地獄絵図ですよ。
「虫よりは大丈夫だな」
「俺にとっては虫の方がまだましですがね」
 そんな呟きがテラとカシムの間で交わされたとさ。
「とはいえ、相手に情けをかけちゃあな……一刻も早くこのオブリビオンを撃破してブラキエルの元へと辿り着かないと」
 自分に言い聞かせるように呟くテラ。そこに通信機越しにカシムの声が届く。
「まぁ……天上界には興味がある。神々がいるとか何とか書家の王が言ってましたしね」
「でも、あのヴァルギリオスを放置していたんだろ?」
「かと言ってエギュレ神はウィルオーグの活動を神官やパラディンに伝えて阻止しようとしたんだよな。意図が全くわからん」
「ムムム……」
 ヴァルギリオスという世界の敵を放置しておきながら、ウィルオーグの活動を自身の信者に選択と言う形で伝えて間接的に阻止しようとした天上界。その意図を掴みかねることが出来ないカシムとテラだったが、やがて今ここで出る結論ではないとする。
「……残りのオブリビオンを撃破しよう。おれがガンドライドで直接叩く」
「じゃあ俺は【帝竜眼・装着型】を用いた援護を行いますね」
 短いやり取りを交わした後、テラはスーパーロボットを駆って呪詛を付与させた砲弾をオブリビオンへと叩き込んでいく。
 そこにカシムはヴァルギリオスの属性魔術を介した防御結界を展開させて援護していく。
 触れた者を毒化、焼却、凍結させていくバリアによって三者三様の在り方で骸の海へと還っていくオブリビオン。そこへテラが叩き込んだ呪詛砲弾によっても吹き飛ばされていく。

 やがて、戦場には二つの神機とその搭乗者しか残らなかった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

アディリシア・オールドマン
ユイミン(f32791)と同行。
アドリブや他の猟兵との絡みも歓迎する。

自棄に巻き込むな、ブラキエル。まるでバーサーカーだぞ?
『そうだよね。無差別に大量虐殺なんて、狂ってるよ』
(お前たちが言うな案件)
久しいな、鉄騎衆。今はワイルドグロース、だったか。
この地、この世界のために、共に戦おう!

彼らと共にダビッドソンを駆って行こう。さらに援軍の追加だ。
力を貸せ、ダフネの兵、蛮族の勇者たちよ!
行くぞ。全体、突撃!

この獣が第一の敵か……摩擦を無くす? よくわからんな。『触れたらマズイってことだよ!』
なるほど、ならば触れずに斬ろう。ホァン・フゥ!
その摩擦とやらも、光の刃は防げまい。
敵に情けは無用。蹂躙するぞ!


李・玉明
アディ姐&ダフ姐(f32190)のお手伝いに参戦なのじゃ!
アドリブも絡みも歓迎なのじゃ!

ほわー……いっぱい人がいるのじゃ。
これが、戦場なのじゃな!
よし、妾は後方支援に回るのじゃ! よろしくなのじゃ♪
頑張れ、姐々ー! と見送りながら、応援開始なのじゃー!
フレー、フレー!

(アディリシアを含めた猟兵の人たち、いっしょに戦ってくれる援軍たちに応援の歌とダンスを送ります)
(戦闘力が増強することで感覚機能を向上させ、ピンク・モフの物音や茂みの揺れを感知して戦いやすくする狙いがあります)
(あと、体幹を強化したり、持久力を高めたりとか、アドリブでおまかせします)

みんな、カッコイイのじゃよー! 頑張るのじゃー!


七那原・望
えくるん(f07720)と参加

な、なんだか濃い人達が多いの。

こんにちはー。わたし達も一緒に戦うのですー。みんなでこの街を護りましょう。

えくるんや援軍のみんなに【全力魔法】の強化で能力を【限界突破】させます。

敵が現れたら【天詩・エレクトロニカ】を発動。

地上はえくるんやみんなに任せ、わたしはエルフ達と空から攻めます。

【第六感】と【野生の勘】、超感覚センサーで敵の行動や位置を【見切り】、セプテットも用いた【一斉発射】【乱れ撃ち】で敵を【蹂躪】していきましょう。

わたしは大体の敵の位置がわかります。だから、味方を巻き込まないように気を付けながらわたしに続いて攻撃してください。それで多分当たります!わ


七那原・エクル
七那原・望と参加

望は空中からお願い

勇志の皆さん…力を貸していただきありがとうございます。種族や立場は違えど、この地に集った目的はみな同じはずです。この戦い絶対に勝ちましょう!


ボクはトライデントクェイカーに騎乗して敵陣に先行し攻撃を引き付ける囮になります。姿が不可視になろうともこのマトリクスバイザーのセンサーを熱感知センサーに切り替えれば姿を追えるはずです。敵の身隠しにはこれで対応するよ、ユーベルコードでこの装備を他の味方が扱いやすい形の道具箱に変化させて事前に配っておくよ。

敵の攻撃は浮遊するスートの紋章四剣とクンバンダG2を自身の周囲に展開させて【切り払い&殴打or武器本体で防御】するよ



「自棄に巻き込むな、ブラキエル。まるでバーサーカーだぞ?」
『そうだよね。無差別に大量虐殺なんて、狂ってるよ』
 そんなブーメランのような言葉を呼び出した集団戦級オブリビオンを介してアディリシア・オールドマン(バーサーカーinバーサーカー・f32190)はブラキエルを詰る。
 そうして【”蹂躙走破”ダビッドソン】たる名の鋼鉄の騎馬――バイクに跨り戦場へと参上した漆黒の女戦士は見知った顔を見つける。
「久しいな、鉄騎衆。今はワイルドグロース、だったか」
「ん……?おお!アディリシアの姉御じゃないか!」
 かつてアディリシアはワイルドグロースと共闘前線を組んだことがある。
 ちなみにその共闘した事件の際に【”蹂躙走破”ダビッドソン】を入手したのだ。
「ほわー……いっぱい人がいるのじゃ。これが、戦場なのじゃな!」
 そう驚嘆の声を漏らすのは羽衣人――本場たる封神武侠界出身ではなくA&Wを出自とする少女、と言うには長身で豊満な肉体を有し、それでいながら幼子特有の無垢で快活とした雰囲気を漂わせるのが李・玉明(豪華絢爛西欧天女・f32791)である。
「しかし、戦いに慣れていない妾が突撃した所で無駄どころか足を引っ張るだけじゃな。よし、妾は後方支援に回るのじゃ! よろしくなのじゃ♪」
「お、おう……成熟した見た目で中身は幼い、か……」
「ワイルドグロース?」
「い、いやなんでもねぇ」
「それならよい。では、準備は良いな?」
 そうしてアディリシアと並ぶようにワイルドグロースのメンバーが隊列を組んでいく。
「この地、この世界のために、共に戦おう!」
「頑張れ、姐々ー!フレー、フレー!」
 アディリシアの叫びと玉明の応援が戦場に鳴り響くと同時、二つの勢力の最終決戦が始まった。

「な、なんだか濃い人達が多いの」
「望は空中からお願い」
 そんなやり取りを交わしながら七那原・望(封印されし果実・f04836)と七那原・エクル(ツインズキャスト・f07720)の二人は集団戦級オブリビオンの群れへと突撃していく。
「勇志の皆さん…力を貸していただきありがとうございます。種族や立場は違えど、この地に集った目的はみな同じはずです。この戦い絶対に勝ちましょう!」
「こんにちはー。わたし達も一緒に戦うのですー。みんなでこの街を護りましょう」
 突撃した際に邂逅したブラキエルに抗う勇士たち。ワイルドグロースのメンバー、アリルにジルベルト。そしてアリルやジルベルト、ワイルドグロースのメンバーが招集した冒険者たちがブラキエルの暴虐を阻止するべく猟兵の御旗の元、召喚された集団戦級オブリビオンを撃破していく。
 オウガ・フォーミュラたる『大天使ブラキエル』の鉱物操作ユーベルコードによって生やされた『岩石の腕』、それによって破壊力を含めて強化された集団戦級オブリビオン。
「はーい、わたしがいますよー」
 そこに望の『限界突破』を主体とした援護魔術が戦場にいる対ブラキオン戦団へと降り注ぐ。
「望、ありがとう!――【トライデントクェイカー】!」
 その望の援護を受けてエクルも可変型武装ビークルに乗り込んでいき、呼び出されたオブリビオンを蹴散らしていく。
 元より相思相愛の比翼連理、コンビネーションは抜群。
 そこへ援軍として現地の腕利きの冒険者やパラディンが加勢しているのだ。
 幾らオウガ・フォーミュラのユーベルコードによって強化されているとはいえ、集団戦級オブリビオンの群れ程度では彼らの進撃を阻むことなど不可能であった。

「ッ、敵もただやられるだけではないか……気を付けろ!ユーベルコードを用いた攻撃を工夫しているようだぞ!」
 やがて『岩石の腕』を生やした『ピンク・モフ』の撃破数が半分に届くといった時、アディリシアがそう叫んだ。
 その言葉に釣られて他の猟兵と冒険者たちが周囲を良く見渡す。
 ここに集ったのはオブリビオンと言う世界の敵と戦う猟兵、そうでなくとも冒険で多種多様なモンスターや悪党と戦ってきた冒険者たち。
 故に気が付いたのだろう、その周囲の違和感に。
「そう言えば……」
 グリモア猟兵が告げていた予知に、こう書かれていたではないか。

 ――透明化ユーベルコードと摩擦抵抗を減らすユーベルコードがある、と。

「……!前方の地面には摩擦抵抗が残ってないです!気を付けてください!」
 真っ先に気が付いてワイルドグロースのメンバーへと急いで知らせたのは望。
 上空から超感覚センサーで敵の行動や位置を把握していたからこそ、戦場に施された仕掛けを迅速に発見することが出来たのだ。
「ふむん、妾の推測じゃが……恐らく敵は二体一組となって互いを加えて透明となり、そのまま戦場の摩擦を減らしていた。という事かの?」
 そう暢気に自らの推測を呟く玉明はダンスと声援で前線に立っている面々を応援し、能力の向上や回復を行っていく。
 その玉明の声援によって強化された戦闘能力を以て集団戦級オブリビオンが練った最後の策ごと薙ぎ払うのは、エクルとアディリシアの二名。
「――『Laminas pro vobis』」
 エクルは紫色の水晶が放つ光から莫大な魔力リソースや装備の拡張パーツを創造し、それを用いた【スートの紋章四剣】による広範囲攻撃を。
「『力を貸せ、ダフネの兵、蛮族の勇者たちよ!』――『蛮王の軍勢(バルバリック・ストラトス)』!」
 アディリシアは無敵の90人からなる狂戦士の軍勢を召喚し、自らも交えてただ質と数の暴力で集団戦オブリビオンを『絶対物質ブラキオン』で構築された『岩石の腕』ごと粉砕していく。
「わたしは大体の敵の位置がわかります。だから、味方を巻き込まないように気を付けながらわたしに続いて攻撃してください。それで多分当たります!」
 望の指揮によってブラキエルに抗う者達は摩擦の無くなった大地に足を取られることなく戦闘を続行することが出来、
「みんな、カッコイイのじゃよー! 頑張るのじゃー!」
 玉明の応援によって抗う者達は士気を向上させ、その強化された心身を以てブラキエルの配下であるオブリビオンを粉砕していき、
「もう一度言いますね……この戦い絶対に勝ちましょう!」
 エクルによる無尽の魔力リソースと【スートの紋章四剣】を用いた広範囲攻撃が放たれ、
「行くぞ。全体、突撃!」
 摩擦が存在する大地を教えられたアディリシアは、ワイルドグロースと呼び出した狂戦士の軍勢を率いて止めを刺していった。

 やがて骸の海へと還っていった『ピンク・モフ』を見送った後、戦場に静寂が満ちる。
「しかしあの獣のユーベルコードとは……摩擦を無くす? よくわからんな」
 その静寂へと投げ込まれたアディリシアの呟き。漆黒の女戦士の心中にて別人格たるダフネは『触れたらマズイってことだよ!』と答えているのだが……
「……待ってください。先程のユーベルコードの性質を理解せず、直感だけでその危険性を理解したというのです?」
「ん?それはまぁ、冒険者として活動していたしな」
 それは他の猟兵も似たようなモノ……とは言えないのが生命の埒外である『猟兵』。
 一人一人が生命の到達点であり、異界の理そのものと言える故に常識などと言うものは通用するかどうかはわからない。
「何にせよ、皆が無事でよかったのじゃー」
「……ええ、そうですね」
 ただ一つ、確かな事を言うのならば。
 そう無垢に笑みを浮かべる玉明にエクルも笑顔で頷いたのは、間違いなく猟兵が勝利した故だろう。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

バルタン・ノーヴェ
零時殿(f00283)と合流デース!
POW アドリブ連携歓迎!

ワタシも来マシター!
アリル殿に挨拶して、増援として参上デース!
オー、よろしくデース、零時殿!

ふむ。ここのブラキエル・フレンズは、モフモフデスネ?
可愛い見かけデスガ、虐殺の尖兵である以上は心を鬼にして倒さなければなりマセーン。
という訳で、「六式武装展開、炎の番!」
HAHAHA! 銃弾は防げても、炎の熱は避けられないデショー!

適度に焼きつつ、エブリワンが戦いやすいように位置取りマスネー。
岩石の腕で強化されていマスカラネー。
油断せず、突破してきたらカウンターで斬り捨てるであります!

……このピンク・モフ、下処理して調理したら可食デショーカ?


兎乃・零時
バルタン(f30809)と!
アドリブ連携歓迎だぜ!

ブラキエル…折角平和になった世界を暴れたんだ
落とし前は当然つけるってもんだぜ…!

お、バルタンもここ居たんだ!
そんじゃ一緒に戦おうぜ!
他の奴らもいるし心強いぜ…!

見た目は可愛くたって油断しちゃ跡がまずいもんな
体が擦り付けられたら不味いもんな!だったら…擦り付けても意味ない体に!

UC!
体を光に変えりゃ摩擦なんざ関係ねぇ!
全力で走りつつ、輝光雨――光線の雨による範囲攻撃!
勿論他の奴らに当たらねぇよう調整しつつ

上手く体がまとまった所に飛び蹴りドーン!
どうだ!

…こいつ喰うの!?
流石に食うもんじゃ…いや、可能性は否定しない方が良いのか…?(お目目ぐるぐる)


神咲・七十
アドリブ・連携お任せ

あ、ロボをくれたエルフさんたちだ!
今回もよろしくお願いしますね。(ぴょんぴょん、お菓子もぐもぐ)

前回も集団を相手にするところから始めましたね~、そういえば。
まぁ、今回も頑張りますか

(貰った魔導ロボ改式『神咲』に乗って、UC『制約:征服者』を使用。隠れているの敵も含めて位置を割り出しながらダメージを与えていき、エルフさん達と一緒に端から確実に殲滅していきます。)



「……このピンク・モフ、下処理して調理したら可食デショーカ?」
「……こいつ喰うの!?流石に食うもんじゃ……いや、可能性は否定しない方が良いのか……?」

 小動物が好きな人物が絶叫しそうな調理案を脳内に浮かべたバルタン・ノーヴェ(雇われバトルサイボーグメイド・f30809)に突っ込むも、なぜか自問自答の果てに目をヤバイ感じにしてブツブツと呟いているのは兎乃・零時(其は断崖を駆けあがるもの・f00283)。
「え、何か食べるの?」
 そこへ突っ込んできたのは神咲・七十(まだ迷子中の狂食者・f21248)。
 最早召喚された『ピンク・モフ』の軍勢が壊滅した今、残党を狩りながら三人の猟兵はなぜか食事談義へと陥っていた。

「零時殿!ジビエでは兎は良く食べられてイマス!」
「いや、そういう問題じゃ……そもそも、オブリビオンって食えるのか?」
「食べられるよ。種類によって別々だけどドラゴン型のオブリビオンは肉を落としてドラゴンステーキとか焼けるね」
 なぜかジビエと討伐したオブリビオンの種別ごとによる肉体の残留があるか否か、そして依頼による猟兵へのサービスなどの話題が三人の間にて躱されていく中、物陰から三人を狙って迫ってくる影があった。

 それは爆弾を加えた『ピンク・モフ』の群れであった。
 先程の猟兵四人と集まった冒険者たちの連携から生き残った『ピンク・モフ』達。総勢17体の軍勢はしかし、猟兵一人を打ち砕く事すらできないだろう。
 だが、そんなことはどうでも良いのだ。
 生き残った『ピンク・モフ』達にとって問題なのは世界間移動式蛮族たる猟兵達は主であるブラキエルの命を狙っている事。
 それを阻止するべく戦闘へと赴いた『ピンク・モフ』達は主から直々に『岩石の腕』による強化を施されていたにも関わらず、彼らは無惨にも敗れ去った。
 勝てないことはわかっている。それでも、愛らしい小動物の姿をした集団戦級オブリビオンの魂にもブラキエルの配下の矜持あり、だ。
 ブラキエルへの忠誠と、かの主の配下である誇り。
 それだけを存在理由として敗残兵たる小動物たちはただ、只管に玉砕し骸の海へと還るための行進を行く。
 いざ、猟兵よ。この一矢を受けてみるがいい――
 爛々と輝かせた眼に深い情念を宿しながら、17体の『ピンク・モフ』――A&Wのオウガ・フォーミュラ『大天使ブラキエル』の配下は、主の為に自らの命を捧げたのであった。

「さっきの爆発、何だったのでしょうネー?」
「それよりもブラキエルの配下の残党だ。討ち逃してたらことだぞ」
「おなかすいたなぁ……」
 ……しかし、結果は無駄死にであった。
 そもそも、生命の埒外に在るオブリビオンの仇敵『猟兵』に通常の兵器など通用しない。
 三人の猟兵たちは『ピンク・モフ』に気がつきすらせずに爆発を対処してのけたのだ。
 憐れ、17体の『ピンク・モフ』は無意味に骸の海へと還っていきーー

 いやだ、無意味に終われるものか。

 そんな、ちっぽけな意地を17体は抱いた。

 骸の海へと還ろうとしていく17の身体が、漲るように霊力に満ち溢れていく。
 『無意味に終わることなど、ブラキエルの配下として出来るはずなどない』――
 そんな、ちっぽけな意地が彼らを強大なオブリビオンへと再構築していく。

「おおッ!?コレハ……」
「ようやく出会えたようだな」
「おお、強そう……」
 そうして、猟兵たちは17のブラキエルの配下を漸く認識する。
 そこに、アリルやジルベルト。ワイルドグロースのメンバーも含めたブラキエルに仇成す者達が集まってくる。
 ……勝率は変わらず、0だろう。
 だが、構いはしない。
 誇りをもって、17体は猟兵に戦いを挑む。

 その思いを受け、猟兵達も本気で彼らと戦っていく。
「これは手を抜けませんネ!――『火炎放射器(フランメヴェアファー)』!」
 バルタンはサイボーグとして自身の肉体に内蔵した火炎放射器を展開。炎を噴射し、
「本気で行かせてもらうぜ――『物体変質〖輝光〗・輝光踏脚(グリッタースタンプ)』!」
 零時は自身の体を光に変える事による光速移動を用いた飛び蹴りを食らわせ、
「行くよ~――『制約:征服者』」
 七十は血・寿命・生命力などを捕食する結界を展開し、生命力などを略奪していく。

 やがて、17体は猟兵と冒険者の猛攻によって敗れた。
 しかし、その敗北は決して無価値なものだったわけではない。
「ブラキエル…折角平和になった世界を暴れたんだ。落とし前は当然つけるってもんだが……お前の部下は、中々手強かったぜ」
「……ええ。我輩も、彼らは強かったとしか言えないであります」
「うん、強かったー」
 他ならぬ――彼らを滅した猟兵三人が、その誇り高さを何よりも認めていたのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​




第2章 ボス戦 『災厄の魔女フラムルージュ』

POW   :    メテオーラ・デル・エンフェル
【地獄の業火を纏った無数の隕石 】を降らせる事で、戦場全体が【術者以外の魂を燃やし魔力へ変える炎の地獄】と同じ環境に変化する。[術者以外の魂を燃やし魔力へ変える炎の地獄]に適応した者の行動成功率が上昇する。
SPD   :    サクリファイス・デ・ラーム
あらゆる行動に成功する。ただし、自身の【レベル✕10m半径内にいる人間の魂 】を困難さに応じた量だけ代償にできなければ失敗する。
WIZ   :    ソレイユ・デ・ラ・モール
【レベル✕10m半径内の術者以外の心臓 】から、対象の【全てを焼き尽くす大規模魔法を発動したい】という願いを叶える【燃やした者を魔力に変換する巨大な太陽】を創造する。[燃やした者を魔力に変換する巨大な太陽]をうまく使わないと願いは叶わない。
👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主はミュー・ティフィアです。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


「現れたのね!」
『絶対物質ブラキオン』の鎧を身にまとった『災厄の魔女フラムルージュ』の姿を認識したアリル。
 彼女は懐に手を伸ばし、遺失魔術を展開する。

 かつてヴァルギリオスに対抗するべくもたらされた聖遺物『理の八宝玉』。
 その内の猟兵に分譲しなかった分の宝玉を用いてアリルは『絶対物質ブラキオン』の鎧の防御力、その絶対性を失わせていく。

 無論の事鎧の隙間を狙って戦うのも良し、脆弱性を孕んだ鎧を直接狙うのもよし。
 いずれにせよ、ブラキエルの元へと赴くには避けられない相手を倒さねばならない事。
 それだけは確かだ。
ニクロム・チタノ
く、なんて大魔法だアリルさんが防壁を張ってくれなかったらやられてたよ、仲間の絆の力改めて感じたよ
だからこそボクも反抗しないと
反抗の加護あり
護りの蒼焔のおかげでこの炎の中でもなんとか動ける、これ以上はやらせない重力を掛けて行動を阻止して接近アリルさんが鎧の強度を下げてくれたからもしかしたら
反抗の雷装の威力なら
今まで紡いだ絆でここまできた
ボクの一撃でみんなに繋ぐ
ボク達猟兵に反抗の絆を



 ――隕石が、遺跡都市ヴェルニスの周囲へと降り注いでいく。
 それは着弾の際生じる熱量と衝撃によってによって大地を破壊する――だけでなく。
「く、なんて大魔法だ……アリルさんが防壁を張ってくれなかったらやられてたよ」
「凌いだ後もだいぶ不味い事になっているけれどね……」
 ニクロム・チタノ(反抗者・f32208)の呟きにアリルは『環境改竄ユーベルコード』によって『術者以外の魂を燃やし魔力へ変える炎の地獄』と化した着弾地点を見渡しながら相槌を打つ。
「だからこそボクも反抗しないと……『貴女に反抗の竜チタノの加護を(チタノネクサス)』!」
 そうしてニクロムもユーベルコードを起動し、アリルが展開する遺失魔術による防壁に自身の肉体にも付与した【護りの蒼焔】を纏わせていく。
「護りの蒼焔を纏えば、この魂を焼く炎の中でもなんとか動ける」
 もとより、猟兵でないアリル達はニクロム達のサポートに回ることが前提の戦闘。
 猟兵達は一刻も早く『災厄の魔女フラムルージュ』を撃破し、アリル達の安全を確保する。
 その為の手段や道は既にアリル達の支援によって猟兵たちの前へと開かれている。

「これ以上はやらせない――土の『理の八宝玉』よ、重力を!」
 ニクロムが懐から宝玉を取り出した瞬間、彼女が手にしていた【反抗の妖刀】の刀身が黒く染まっていく。
 それは土属性の魔術を操る事で限界まで集束した重力。
 その縮退エネルギーを【反抗の妖刀】の刀身に付与させた結果、縮退星の万象を圧壊させる力を有した黒き妖刀へと変貌したのだ。
「アリルさんが鎧の強度を下げてくれた……そこに【反抗の雷装】も同時に叩き込めば!」
 幾らブラキエルのオウガ・フォーミュラとしての権能である『絶対物質ブラキオン』を用いた鎧を身に纏っていても、無事では済まないだろう。
 そう言わんばかりのニクロムの一太刀は、妖刀の黒く染まった刀身によって『災厄の魔女フラムルージュ』を鎧ごと断ち切る事に成功した。

大成功 🔵​🔵​🔵​

火土金水・明
アリルさんに合わせるように分譲してもらった『闇の宝玉』を掲げて魔法を発動させます。「闇の宝玉よ、この戦場で戦う猟兵達に力を貸してください!。」「大天使ブラキエルに協力する者は許しません。」
【WIZ】で攻撃です。
攻撃は【属性攻撃】と【継続ダメージ】を付け【フェイント】を絡めた【全力魔法】の【新・ウィザード・ミサイル】を【範囲攻撃】にして、『災厄の魔女フラムルージュ』を全方向から攻撃します。相手の攻撃に関しては【残像】【オーラ防御】【見切り】で、ダメージの軽減を試みます。
「(攻撃を回避したら)残念、それは残像です。」「少しでもダメージを与えて次の方に。」
アドリブや他の方との絡み等はお任せします。



「闇の宝玉よ、この戦場で戦う猟兵達に力を貸してください!」
 そう紫のかった漆黒の宝玉を手にしてユーベルコードを起動させていくのは宝玉と同じく漆黒の魔導服を着た魔術師、火土金水・明(夜闇のウィザード・f01561)。
 明の叫びに応じるかのように炎水土氷雷光闇毒の全属性の魔法の矢が、闇の宝玉に染まるかのように漆黒の色彩を帯びていく。
「大天使ブラキエルに協力するならまだしも……ブラキエルが命じた大量虐殺を看過した挙句、それに従う者は許しません!」
 明の怒りの声と同時、全ての魔法の矢が漆黒の闇属性に染まる。
 瞬間、解き放たれた525本の『理の八宝玉』の闇属性に染まった炎水土氷雷光闇毒の全属性の魔法の矢。
 それらが『災厄の魔女フラムルージュ』を全方向から撃ち抜いていく。
 当然、『災厄の魔女フラムルージュ』の方もただではやられようとはされない。
 明の心臓そのものを素材とした巨大な太陽創造魔術。
 それを発動――しようとした瞬間、明の胸から闇色のオーラが溢れ出す。
「残念、それは残像……ではありませんけど、貴方の攻撃が私には効かない。というのは結果的に同じですね」
 闇属性の『理の八宝玉』を手にした明は、属性魔術の要領でオーラを心臓に付与・同化させて心臓の変換を阻止したのだ。
 その光景を見た『災厄の魔女フラムルージュ』は必殺の魔術攻撃を防がれた事を認識すると同時、闇色の魔法の矢525本に貫かれるのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

テラ・ウィンディア
よしヘカテ
隕石を落とす相手なら挑まねばならないな

【属性攻撃】
炎を機体全身と武器に付与
【戦闘知識】
敵の動きと癖を把握
特に鎧の脆くなってる部分は確実に把握
【見切り・第六感・残像・空中機動・二回攻撃・早業】
高速で飛び回り剣と槍による連続斬撃から猛攻
飛び回りながらも同じ炎を纏う事で魂を燃やされる事を防ぐ

おれだって炎は得意だぞ!易々と燃えてたまるもんか!
【遊撃・弾幕・貫通攻撃】
ガンドライドとドリルビット展開
弾幕乱射で動きを制限しつつドリルの突撃
上空を位置どれば

今度はお前が隕石を味わってみるんだな!

メテオブラスト発動!
鎧の脆い部分を狙う!!
【重量攻撃】で破壊力増強
その鎧と中身を丸ごと粉砕してやる!



「よしヘカテ……隕石を落とす相手なら挑まねばならないな」
 ――地獄の業火を纏った無数の隕石が降り注ぐ終末の空、その災厄を見上げながら黒髪の幼いエルフ……テラ・ウィンディア(炎玉の竜騎士・f04499)は虚空へと呼びかける。
 刹那に――落ちる災厄の星々が更に莫大な熱量を受け、その質量を構成している結合が崩壊していく。
 その熱量の根源、白銀の機体に緋色の宝剣を握るスーパーロボットのキャバリア――【三界神機『ヘカテイア』】がテラの側へと降臨していた。
「おれはグリモア猟兵じゃあない。だが、予知してやる」
 【三界神機『ヘカテイア』】へと乗り込みながらテラは不敵に笑い、『災厄の魔女フラムルージュ』へ告げる。
「――『今度はお前が隕石を味わう事になる』、ってな!」
 瞬間、緋色の宝剣【星刃剣『グランディア』】に生み出した熱量を集束させながらテラは【三界神機『ヘカテイア』】と共に『災厄の魔女フラムルージュ』へと切り込んでいった。

「言っておくが、おれだって炎は得意だぞ!易々と燃えてたまるもんか!」
 勝気に【三界神機『ヘカテイア』】のコックピット内にて叫びながらテラは【RS-F『ガンドライド』】――ヘカテイアに装着された自律機能を持つ3つの砲身の小型浮遊自走砲台群と【F-RXドリルビット『エンプーサ&モルモー』】――操縦者と機体の意思にて自在に動く小型ドリル型ビットを起動させると同時、属性魔術によって生み出された炎を機体全身と武器に付与していく。
 元々莫大な熱量を有していた【へカテイア】に炎が付与されたのだ。その結果、【へカテイア】に近づく物体――『地獄の業火を纏った無数の隕石』すらも機体から発せられる熱によって【燃える】どころか【蒸発】していく。
 無論の事、そんなレベルの熱量など周りで戦っている冒険者たちにも影響を普通は与えてしまうのだが――
「助かったぜ、アリル!」
「それは良かったけど、蒸し焼きにはなっていないわよね!?」
 アリルがテラと『災厄の魔女フラムルージュ』と戦っている戦場、半径45m。
 その範囲をドームやコロッセオの如く防壁で覆う事によって、周りにて戦っているアリルも含めた冒険者達に熱の影響を与えないようにしていたのである。
「言ったはずだぜ、『俺だって炎は得意だぞ』ってな!」
 アリルの言葉にそう返すと同時、テラは『災厄の魔女フラムルージュ』に攻撃するべくユーベルコードを起動させていく。
 ガンドライドの弾幕乱射で動きを制限しつつドリルを突撃させながら【ヘカテイア】を上空へと飛ばし、発動されるユーベルコードとは――
「『星よ…世界よ…流星の力を我が身に宿せ…!今こそ我が身、一筋の流星とならん…』――『メテオ・ブラスト』!」
 気を衒わない、上空からの超重力を纏った踵落とし。つまりは体術系ユーベルコード。
 それは莫大な熱量に身を包まれている中でガンドライドとドリルの猛攻によって動きを封じられていた『災厄の魔女フラムルージュ』に吸い込まれていき、彼女が身に纏っていた『絶対物質ブラキオン』の鎧の隙間へと熱量と炎ごと鎧の内部にて蹂躙する一撃を叩き込んでいった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

李・玉明
【オールドマン】
アドリブも連携も歓迎なのじゃ!
強そうな魔女なのじゃ。でも、ここには姐々たちや他のみんなもいるのじゃ!
だから、怖くなんかないのじゃ!

姐々の後ろに引っ付いていくのじゃ!
辺りが炎ですごいことになっておるのじゃあ……。
アディ姐のおかげで、妾は無事じゃが……お役に立たなきゃここに来た意味がないのじゃ!
頑張れ、アディ姐! 姐々なら頑張れるのじゃ、勝てるのじゃー!
(応援歌を歌い、眼前のアディリシアを癒します)

ふぅ、ふぅ、疲れるけれど、戦ってるみんなのほうがもっと疲れてるのじゃ!
妾は相手を倒す力はないけれど、みんなを応援することはできるのじゃ!
ダフ姐も頑張れー、みんながんばれー! まけるなー!


アディリシア・オールドマン
【オールドマン】
ほう。いい鎧だな。『欲しいの? 確かに強そうだけど』
いや。要らん。私にはダフネの鎧があるからな。『……うん!』

ワイルドグロースは下がれ。この先は猟兵の仕事場だ。
ユイミンは私の前に出るな。最早安全な場所は無いが、私の後ろはマシだろう。他の者もよければ入れ。
行くぞ、前進する。

モロク、バシリッサ、イスカンダルで身を固める。
業火だろうと太陽だろうと、此の身で防いでみせる。
全て私が引き受けてやろう。

……よし、ユイミンの歌を聞いて、癒されたところで反撃に転じるぞ。
切り時だ。私の身体を使え、ダフネ!
全身全霊で、鎧ごと魔女を叩き潰せ!
『ガアアアア!』

アドリブ・連携、使用する武器はお任せする。



「ワイルドグロースは下がれ。この先は猟兵の仕事場だ」
 有無を言わせない声色と口調で冒険者たちに語り掛けるのは、黒き全身鎧を身に纏った戦士。
 アディリシア・オールドマン(バーサーカーinバーサーカー・f32190)は目の前に立つ魔術師のオブリビオンの実力が冒険者たちには荷が重いと瞬時に把握したのだ。
「ユイミンは私の前に出るな。最早安全な場所は無いが、私の後ろはマシだろう」
「わ、分かったのじゃ……でも、ここには姐々たちや他のみんなもいるのじゃ!」
 そう健気に答えるのは金髪蒼瞳の羽衣人の猟兵、李・玉明(豪華絢爛西欧天女・f32791)。
 実際の所、玉明にとってこの戦場はそこまで死地という感想は抱いていない。
 なぜなら、頼りになる二人――アディリシアとダフネがいて、そこに冒険者たちが付いているのだ。
「だから、怖くなんかないのじゃ!」
「……良い答えだ。他の者もよければ入れ――行くぞ、前進する」
 皆の盾となる。そう背中で語りながらアディリシアは地獄の業火を纏った無数の隕石が降り注ぐ戦場へと躍り出る。
 その背中を追って玉明と冒険者たちも『災厄の魔女フラムルージュ』に挑んでいく。

「姐々の後ろに引っ付いていくのじゃ!って、辺りが炎ですごいことになっておるのじゃあ……!!」
 そう爆撃よりも大地に甚大な被害を与えるユーベルコードによる惨状、それによってもたらされた熱波の余波に晒されてに玉明は顔を歪める。
 だが、その後ろに骸となったものはいない。
 隕石が降り注ぐこの戦場にアディリシアが盾となっている事、玉明は紫煙特化型ではあるが同じく猟兵という生命の埒外という存在の霊格が違う事、そして何より共に突撃してきた冒険者たちの練度が最上位に近い位階に在った事。
 その三つの要因が存在していたことにより、アディリシアを追った者達に死者が出ることはなかったのだ。
「……成程、この三つを全て用いてようやく、か」
 だが、その奇跡のような状態はアディリシアが自身の所有する武装の内、防御力に長けた【”献身供犠”モロク】【”蛮王封印”バシリッサ】【”万世順応”イスカンダル】の三つの武具を同時に使用して『災厄の魔女フラムルージュ』のユーベルコードを防ぐのに成功しているから、と言う綱渡りな状況に大きくよるものでもあった。
 つまり、アディリシアが何かしらの要因で倒れた場合、彼女という盾がいなくなることで玉明や冒険者たちは天空から降り注ぐ暴威にのまれる。
 そうなった場合、玉明もただでは済まないし――冒険者たちは確実に大半が死亡するだろう。
「だからこそ……業火だろうと太陽だろうと、此の身で防いでみせる。全て私が引き受けてやろう!」
 誓いの言葉が戦場に響き渡る――その誓いの言葉が、祈りの言葉と重なる形で。

「アディ姐のおかげで、妾は無事じゃが……お役に立たなきゃここに来た意味がないのじゃ!」
 玉明は、他の戦闘型猟兵と比べて戦闘力はないかもしれない。
 だが、彼女も生命の埒外にして世界を過去から守り抜く超越者――『猟兵(イェーガー)』の一人。
 その表れは直接的な戦闘能力でなく――他者への支援能力と言う形で現れている。
「頑張れ、アディ姐! 姐々なら頑張れるのじゃ、勝てるのじゃー!」
 そう精一杯、『二人』へと応援の言葉を大声を上げて届けようとする玉明。
 その応援はただの言葉かけでは決してない。支援型猟兵である彼女の異界法則(ユーベルコード)は他者への応援を軸として発動される。
 玉明の応援を受けた者は、強化されて傷が癒える。それが玉明の生命の埒外に至った際に得た権能。
 応援歌を最前線で戦っている『二人』に届けることが玉明の異能であり、戦いなのだ。

「……よし、ユイミンの歌を聞いて、癒された。ここで反撃へと移るぞ、ダフネ!」
『了解、『あれ』を使うのね?』
 胸の内側から語り掛けてくるダフネの言葉にアディリシアは無言で答える。
 次の瞬間、黒き全身鎧を身に纏ったアディリシアの身体が変容していく。
『切り時だ――ダフネ、私の身体を使い全身全霊で鎧ごと魔女を叩き潰せ!』
「ガアアアア!」
 アディリシアが先程発動させたユーベルコードとは理性を代償としてダフネに自身の身体を委ね、ダフネの全盛期の実力を持った姿へと変貌するというものだ。
「――『蛮族の女王(バシリッサ・バルバロス)』」
 それが、このユーベルコードの銘。
「ダフ姐!アディ姐!がんばれー!」
 そこに玉明の応援も加わっていく。
「ふぅ、ふぅ、疲れるけれど、戦ってるみんなのほうがもっと疲れてるのじゃ!妾は相手を倒す力はないけれど、みんなを応援することはできるのじゃ!ダフ姐も頑張れー、みんながんばれー! まけるなー!」
 他者を想う言葉をかけることがユーベルコードの主体である猟兵、李・玉明の声援を受ける事で更にダフネの力は増強する――

「しかし、いい鎧だったな。『絶対に壊れない』と言う性能は防具としての到達点であるだろうしな」
『……欲しいの?確かに強そうだけど』
 やがて、終わった後にアディリシアが漏らした言葉にダフネは臍を曲げた口調で訪ねていく。
『いや。要らん。私にはダフネの鎧があるからな』
 そのダフネの言葉に、アディリシアは強くそう答えた。
「そうじゃ!ダフ姐はダフ姐。アディ姐の相棒なのじゃからな!」
 そこに玉明もダフネに『性能の差で接しているわけじゃない』と心からの思いを告げる。
『……うん!そうだったね!』
 その二人の言葉に、ダフネは明るくそう答えたのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

七那原・望
えくるん(f07720)と参加

ありがとうえくるん!これならなんとか出来るかも!後はわたし達に任せて、えくるん達はあの魔女をお願い!

スケルツァンドに騎乗し空中戦です。アマービレで呼んだねこさん達の多重詠唱全力魔法による強化でスケルツァンドの性能、速度とわたしの能力を限界突破させ、更にリミッターも解除します。

第六感と野生の勘で優先度を見切り、絶・蘇威禍割で隕石を砕く事に専念。

この剣閃は概念ごと砕く。なら、わたしの剣ならばこの隕石の脅威度を無効化出来るはず。
そしてえくるんのおかげで落下速度は低下。
今のわたしのスピードなら、えくるん達が魔女を倒すまで、隕石を着弾させずに砕き続ける事は不可能じゃない!


七那原・エクル
七那原・望と参加

【作戦】
隕石破壊担当:望
敵攻撃担当 :エクル 

最初に望の隕石破壊を援護、Eディレーションガンを飛来する隕石向けて射撃。バイザーの射撃補正センサーを通してしっかり狙いをつけてから撃つよ。

うまく命中させられれば隕石の落下スピードを遅くさせて着弾までの時間稼ぎになるはず。

フラムルージュへの攻撃はワイルドグロースの方々に参加をお願いします。騎兵隊の速度で翻弄しつつ射撃武器で鎧の隙間、脆弱な箇所を集中攻撃してください。ボクが上空の衛星砲で砲撃しつつ皆さんが有利になる地形・場所まで追い込みます。

ユーベルコードの雷攻撃で鎧全体に電流を流せば脆弱な箇所に当たるかな?
全力投擲の槍投げゴーッ!!



「ありがとうえくるん!これならなんとか出来るかも!後はわたし達に任せて、えくるん達はあの魔女をお願い!」
 そう比翼連理の相方に労いの言葉をかけながら七那原・望(封印されし果実・f04836)は純白の翼を宿す荘厳な姿の宇宙バイク【奏空・スケルツァンド】に乗り込んで空中を駆り、『災厄の魔女フラムルージュ』がユーベルコードで呼び出した隕石の破壊に挑んでいく。
「隕石破壊担当が望で敵攻撃担当がボク、という訳だ。任せてよ望、相手はちょっと派手な炎を操るのと恐ろしく頑丈な鎧を着ているだけだからね」
 地上にて『災厄の魔女フラムルージュ』との交戦を望から託された七那原・エクル(ツインズキャスト・f07720)は、最初に『災厄の魔女フラムルージュ』への先制攻撃……ではなく望の隕石破壊を援護していく。
 『災厄の魔女フラムルージュ』を放置はできないが、彼女と戦う戦場には無数の隕石が降り注いでいる。
 これを猟兵達に命中、あるいは着弾の余波で吹き飛ばされないよう空中で破壊する担当の援護に最初に回るというのは至極当然な戦術と言えるだろう。
「無論のこと、相手の別のユーベルコードにも対処はしてある!」
 そうエクルが叫ぶと同時、取り出したのは『時間の流れを著しく停滞させる効果の電磁フィールドを着弾地点に発生させる小型電子砲』、【Eディレーションガン】。
 【Eディレーションガン】を取り出し、バイザーの射撃補正センサーを通してしっかり狙いをつけてからエクルは隕石に向かって電磁砲を撃つ。
「うまく命中させられれば電磁フィールドによって隕石の落下スピードを遅くさせて着弾までの時間稼ぎになるはず……!」
 上手く全開させることが出来なくても電磁砲が命中すれば、隕石の威力などは落ちるだろうというエクルの目論見は――

「えくるんのおかげで隕石全体の落下速度は低下。今のわたしのスピードなら、えくるん達が魔女を倒すまで、隕石を着弾させずに砕き続ける事は不可能じゃない!」
 見事に成功した。上空にて隕石の撃墜を担当してた望はエクルの電磁砲発射によって威力、速度が大幅に低下した隕石を一つ残らず撃砕していた。
「この隕石は早めに破壊……この隕石はまだ少し余裕がある……!」
 望は並外れた第六感と野生の勘を用いてどの隕石を撃墜するべきかの優先度を見切り、効率よく隕石を砕いていく。
「とはいえ、隕石の数も大きさも増していますし……ユーベルコードを起動させましょう」
 そう言って望は紅いアネモネが咲き誇る純白の細い大鎌【罪華・フィーネ】を取り出すと同時、自身のユーベルコードを発動させていく。
 望が大鎌を振るった次の瞬間、大地に降り注ぐ無数の隕石が一瞬で粉微塵となっていた。
「――この斬閃は概念ごと砕く。なら、わたしの剣ならばこの隕石の脅威度を無効化出来るはず」
 二回目、三回目と大鎌の刃を振るうたびに大地を砕き燃やすことなく消滅していく隕石の群れ。
 隕石へと命中した箇所を基点として発動する無数の斬撃。それを大鎌を振るう事で粉微塵となっていく。
「隕石はこちらで対処します!えくるん達はブラキエルの配下への攻撃を!」
 その上空からの声を聞いたエクルと冒険者たちは顔を見合わせて『災厄の魔女フラムルージュ』に挑んでいく。

「フラムルージュへの攻撃はワイルドグロースの方々に参加をお願いします。騎兵隊の速度で翻弄しつつ射撃武器で鎧の隙間、脆弱な箇所を集中攻撃してください……ボクが上空の衛星砲で砲撃しつつ皆さんが有利になる地形・場所まで追い込みます!」
 そのエクルの言葉に冒険者達は頷き、二手に分かれることにする。
 エクルは自身のレベル80m半径内を攻撃する機械槍の雷をユーベルコードで発現させ、『災厄の魔女フラムルージュ』の気を引いて囮となっていく。
 話は変わるが、雷型のユーベルコードの利点として莫大な電流を叩き込まれることによる感電死と――電流が体に流れることによる肉体の動きを麻痺させることによる行動不能などが挙げられる。
 ――エクルが狙ったのは、敵を行動不能とする後者だ。
 機械槍の雷が命中した『災厄の魔女フラムルージュ』は僅かな間、体を麻痺で動かせなくなり隙を晒す。
「――今だ!全員で鎧の隙間や鎧の素材が崩壊した所を狙え!」
「えくるん、私も行きますよ!」
 『災厄の魔女フラムルージュ』が感電して隕石激突のユーベルコードの発動が途切れたのを好機と見た望はエクルと共に『神速の一刀』と『機械槍の雷』を鎧の隙間から叩き込んでいく。
「――『絶・蘇威禍割(アブソリュートリィ・ディバイド)』!」
「――『エレクトリックサージ・ランス』!」
 そうして、その鎧の隙間から放たれた刀の一閃と機械槍による雷は『災厄の魔女フラムルージュ』の内部の肉体を蹂躙していった――

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

バルタン・ノーヴェ
零時殿(f00283)と継続!
POW アドリブ連携歓迎!

これが宝玉の力……!
そういえばこの前、氷属性の『理の八宝玉』を借りたままデシタナ。
ここで活かすことができそうデース!

隕石への対処、ありがとうデス零時殿!
零時殿の魂を氷の宝玉が押し留めてくれるよう、祈りマース!
……うまくいきマシタ? 魔力の充填はOK?
ならば、散開してアタックデース!

ワタシは地上から銃撃に参りマース!
増幅された宝玉の力で、弾丸をコーティング!
貫通力を高めて、ブラキ鎧を貫きマース!
そして、おさらばであります、フラムルージュ!
「六式武装展開、氷の番!」

己が血で作られた氷の棘で身動きが取れなくなったところへ!
レッツゴー、零時殿!


兎乃・零時
バルタン(f30809)と!
アドリブ連携歓迎

遺失魔術……失われた魔術…気になる…後で聞きたい…!

…え、何それ!?活かせるなら使おうぜ!


UC!  グリッター
物体変質〖輝光〗!
(攻撃力×5,攻撃回数半分)
光になりゃ、隙間だってどうとでもなる…
其れにこの宝玉の力も借りりゃ、この隕石だろうが大丈夫だな…!

降ってくる隕石全部魔力に変える!
魂が燃えようが知った事!
地獄だろうと力に変えるッ!(魔力溜め)

光の魔力体となって加速し、飛翔し宙を浮く!
バルタンとの攻撃にも合わせて

最後は纏めて
光線を隙間めがけて零距離アタック!
光×地獄×氷属性攻撃×全力魔法×捨て身の一撃!

貫け!!オーバーレイ
三種混合極大光線ッ!!



「遺失魔術……失われた魔術……気になる……後で聞きたい…!」
 そうアリルの戦闘スタイルである『遺失魔術と聖蹟を複合させた防壁魔術展開』に非常に興味を示したのは兎乃・零時(其は断崖を駆けあがるもの・f00283)。.
 アクアマリンのクリスタリアンにして一族の昔話の本に登場する最強の魔術師に憧れ、夢見る少年としてはアリルの操る遺失魔術に興味と好奇心をくすぐられるのは魔術師としても少年としても当然と言ってもおかしくない。
 そう爛々とアリルを見つめる零時に対して隣にいる緑の三つ編みとメイド服が特徴的なサイボーグの少女、バルタン・ノーヴェ(雇われバトルサイボーグメイド・f30809)はそこに更なる燃料を投下する。
「これが宝玉の力……!そういえばこの前、氷属性の『理の八宝玉』を借りたままデシタナ。ここで活かすことができそうデース!」
「……『理の八宝玉』?何それ?」
「ヴァルギリオスの属性攻撃に対抗するべく神が人に送った『聖遺物』と呼ばれる代物デース」
「……え、何それ!?活かせるなら使おうぜ!」
 そうバルタンが言って懐から取り出したアイスブルーの宝玉――『理の八宝玉』の氷属性を司る宝玉に目を奪われる零時。

「――『メテオーラ・デル・エンフェル』」
 無論のことそんな隙だらけに見える二人のやり取りをブラキエルの配下は見逃すはずもなく、地獄の業火を纏った隕石を空から降り注がせて2人を焼殺しようとする。
「――『物体変質(マテリアルモデュヘケイション)』」
 だが、特に隙だらけに見える零時も猟兵の一人である。何の策もなく隕石に押しつぶされる愚か者では決してない。
「『我が身 我が魔 我が力 我が名を此処に 果て無き道は踏破され 積まれし歳月は実を結ぶ 改変し 変質せよ 我が手によって変革を為せ』」
 紡がれる詠唱と同時に進行する自己変容型ユーベルコードによる零時の肉体――否、存在の変容。
 彼は自身の存在を、自在に、指定した魔力属性に変換を為して物理無効+触れた全て魔力へ変える体に作り替えている。
「光になりゃ、隙間だってどうとでもなる……其れにこの宝玉の力も借りりゃ、この隕石だろうが大丈夫だな……!」
「……うまくいきマシタようデスネ。魔力の充填もOKデスネ?」
 その言葉通りに零時は光属性を選んで自己変容を行い、光で構築された身体へと変貌。更にバルタンが有する氷属性を司る『理の八宝玉』の力も借りることで『触れた存在や魔力を氷や冷気に強制変換させる光』の身体へと新化していたのだ。
「なら後は降ってくる隕石全部魔力に変える!魂が燃えようが知った事!地獄だろうと力に変えるッ!」
「ええ、散開してアタックデース!」
 そうしてクリスタニアンのウィザードとサイボーグのメイドは二手に分かれる。
 地上はバルタンが銃撃を撃つことで担当し、空中は零時が光の魔力体となって加速し、飛翔し宙を浮く事で『災厄の魔女フラムルージュ』を追い込んでいく。

「そろそろデスネ……」
 やがて鎧の隙間から『災厄の魔女フラムルージュ』にある程度以上傷を与えていった二人。そこにバルタンは氷の宝玉を用いて銃弾に氷属性の魔力をコーティングしていく。
「ああ、頼むぜ!」
「了解デース!そして、おさらばであります、フラムルージュ!」
 そうして放った弾丸は――鎧の隙間から見える肉体を僅かに掠り、地を滲ませるだけに留める。
 その様子を見た『災厄の魔女フラムルージュ』は二人に嘲笑の笑みを向けようとする――
 が、動けなかった。
「『六式武装展開、氷の番!』――『必死結氷弾(フリージング・デスペラード)』」
 ――『攻撃が命中した対象の血液を血管ごと凍結させ、動きを封じる』凍結型ユーベルコード。
 このユーベルコードが命中した場合、その時の傷がかすり傷でも氷や冷気を体内に流し込まれ、血管を媒介として氷漬けになるという恐ろしい技であり――
「レッツゴー、零時殿!」
「仰せの通りに、ってな!――三種混合極大光線ッ!!」
 その体内から凍結して身動きが取れなくなっている魔女に、零距離から光線を零時は叩き込んだ。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

カシム・ディーン
機神搭乗
対POW
中々性質の悪い魔術師ですね
「魂燃やすとか怖いよね」
【属性攻撃】
水属性を機体と己自身に付与
炎による蹂躙を防ぎ魔力になるのを防ぐ
その上で尚且つ焼かれるなら

お前さー…僕は盗賊ですよ?
盗賊から物盗むとかふざけてんのか?
なら…奪い返すのみ
たまぬき発動!
【二回攻撃・切断・盗み攻撃・盗み・生命力吸収】
ハルペーで襲い掛かりその鎧の破片と生命力を強奪しながら
魂も奪い去り焼かれた魂の補填に利用

お前さー
魂奪うとか焼くとか洒落にならねーことしてんじゃねーよ!?
意識はいらんからその魂のエネルギーは貰うぞ
「メルシーの前で魂を燃やしたり奪ったりとかはダメだぞ☆魂は正しく輪絵を巡らなきゃ☆」


神咲・七十
アドリブ・連携お任せ

まだラスボス前なのに面倒な相手ですね。
アリルさんの援護がなければ無理目な相手でしたが、倒せそうならがんばりますか。(お菓子もぐもぐ)

(すべての攻撃に【吸血】【生命力吸収】【鎧砕き】【捕食】を付与。UC『制約:簒奪者』を使用して、鎧の隙間や脆弱性を孕んだ部分をショットガンと杭で攻撃しながら高速接近して大剣と尻尾の近接攻撃を行っていきます。)

うみゅ~、攻撃も厄介です。
先行き不安になりそうですね~(お菓子もぐもぐ)

(攻撃に対しては複数の【――耐性】【継戦能力】【肉体改造】で耐えながら、攻撃によって得たもので治癒を促進して防いでいきます。)



「中々性質の悪い魔術師ですね」
「魂燃やすとか怖いよね」
 戦争の際に事あるごとに幹部級オブリビオンの眼球を抉ってコレクションして自分の力とする盗賊、カシム・ディーン(小さな竜眼・f12217)と逸話という名の実体験がドン引き物の自我と意思を持つサイキックキャバリア、【界導神機『メルクリウス』】ことメルシーが何かほざいていた……もといオウガ・フォーミュラの配下の脅威を認識していた。
「まぁ、とりあえず……炎には水だよな」
「はいはーい、水属性魔術だよね?」
 そうカシムとメルシーは炎による蹂躙を防ぎ魔力になるのを防ぐための対抗策として白銀の機体に金色の翼を湛えるサイキックキャバリアに水属性そのものを付与していく。
「(……その上で尚且つ焼かれるなら)」
 そんな事――盗賊のプライドにかけて許されない。

「お前さー…僕は盗賊ですよ?盗賊から物盗むとかふざけてんのか?」
 不機嫌そうにコックピット内で呟くカシム。その声は【界導神機『メルクリウス』】の機能によって戦場にも響いている。
「それならば……こちらがとる手段は一つ」
「奪い返すのみ、だね!」
 カシムとメルシーがそう声を重ねた瞬間、ユーベルコードを起動させる詠唱が紡がれていく。
「『万物の根源よ。我が手にその心をも奪い去る力を宿せっ…!』」
 それは、【盗む】と言う技能を異能の域にまで昇華させた結果発現した御業。
 カシムが極めた【盗む】と言う技能で奪うのは――『敵の魂魄』。
 更に発動と同時に『メルクリウス』に装着されてた不死者をも冥府に送る力を持つとされる鎌剣【BX鎌剣『ハルペー』】をも用いてオウガ・フォーミュラの鉱物操作能力にて造られた『絶対物質ブラキオン』で出来た鎧をも装着者の魂魄ごと奪い返さんと切りかかる。
 結果、『災厄の魔女フラムルージュ』が有していた鎧の破片と生命力、そして魂の一欠けらを強奪することに二人は成功した。
 魂の一欠けらは喪われた分のカシムの魂に補填され、オウガ・フォーミュラの配下としての高い霊格をカシムは一時的に己の者とした。
「最後に行っておく。お前さー、魂奪うとか焼くとか洒落にならねーことしてんじゃねーよ!?……意識はいらんからその魂のエネルギーは貰うぞ」
「メルシーの前で魂を燃やしたり奪ったりとかはダメだぞ☆魂は正しく輪絵を巡らなきゃ☆」
 そうして、【BX鎌剣『ハルペー』】を振るってカシムとメルシーは敵対者の魂のエネルギーを奪ったのであった。

「まだラスボス前なのに面倒な相手……と、思っていたのですが、先に来た猟兵の皆さんが戦ってくれたおかげで何とかなりそうですね」
 口に運んだお菓子をもぐもぐさせながら神咲・七十(まだ迷子中の狂食者・f21248)は10人の猟兵の攻撃によって肉体もブラキエルから賜った鎧もボロボロな『災厄の魔女フラムルージュ』の姿を見てそう呟いた。
「とはいえ、手負いの獣が一番恐ろしいのは知っていますし、ここはアリルさんの防壁魔術を頼るとしますか」
 その言葉に緊張した顔持ちのアリルと負傷の少ない冒険者たち数人が七十の元へと並ぶ。
 瞬間、魂略奪式願望成就ユーベルコードが起動される。無論の事、このユーベルコードを発現させた者の願いは『ここから逆転できるよう全回復と戦闘能力の向上』である。
「うみゅ~、攻撃も厄介です。アリルさん。お願いします」
 その言葉にアリルが防壁魔術を周囲にいる冒険者達と七十に張り巡らせていく。
 しかし、これを逃せば『災厄の魔女フラムルージュ』に次はない。故に最大出力を以て『サクリファイス・デ・ラーム』を発動していた。
 故に、幾らアリルが遺失魔術と防壁魔術を得意としていようと即死こそ逃れるが出力差によって拮抗している時点で七十以外の冒険者たちは凄まじき胸痛に見舞われる。
 アリルがその苦痛に耐えきれず魔術行使を放棄した場合、周囲の味方は心臓を奪われて死亡し敵は全回復して戦闘能力が向上する。
「――『制約:簒奪者』」
 それを阻止するべく、七十もユーベルコードを起動させる。それは『サクリファイス・デ・ラーム』と同じく略奪型のユーベルコードであった。
「――奪うよ。その身に残されている血や寿命、生命力」
 オブリビオンの身体に突き立てるは、真紅の杭。その杭に突き立てられるは、オブリビオンの負傷した肉体。
 そして真紅の杭を介して略奪されるは、残り少ない血と生命力。
 それはアリルが苦痛に耐えきれないかオブリビオンの残りの生の灯が全て奪いつくされるかの勝負。
 その、決着は――

「心臓大丈夫?」
「え、ええ……でもこれ以上は戦えないかな……これからの戦いは次元が違うだろうし」
 アリルが生きている事、それだけで語れるだろう。

 残るは、A&Wのオウガ・フォーミュラ『大天使ブラキエル』との決戦。
 さぁ、『救われた世界』を再び救いに行こう。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​




第3章 ボス戦 『大天使ブラキエル』

POW   :    岩腕
単純で重い【岩石でできた巨大な腕】の一撃を叩きつける。直撃地点の周辺地形は破壊される。
SPD   :    絶対物質ブラキオン
【「絶対物質ブラキオン」の鎧】で受け止めたユーベルコードをコピーし、レベル秒後まで、「絶対物質ブラキオン」の鎧から何度でも発動できる。
WIZ   :    大天使の光輪
自身が装備する【大天使の光輪】から【破壊の光】を放ち、レベルm半径内の敵全員にダメージと【徐々に石化】の状態異常を与える。
👑11
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種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠山田・二十五郎です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


「……我が配下を屠り、とうとうここまで来たか。第六の猟兵」
 そう、一糸まとわぬ体に「絶対物質ブラキオン」の鎧を鉱物操作ユーベルコードにて装着しながら、A&Wの猟書家の頂点たるオウガ・フォーミュラ『大天使ブラキエル』は猟兵と冒険者たちの前へと降臨する。
「最早、万に一どころか億に一、いや、那由多の果てに一つでも可能性があれば奇跡と言っても差し支えなかろう……」
 だが、ブラキエルは決して諦めない。
 志半ばで迷宮災厄戦にて斃れた友の為、その遺志を受け継いで剣となった『書架の王』を愛しく憎々しい『天上界』へと連れていくという思いの為。

 そして、友を屠っただけでなくその遺志を果たせる可能性すら断った猟兵達に一泡吹かせるために――

「行くぞ、猟兵。貴様たちのうち一人でも、一欠片でも消えない後悔を与えることが出来るなら……我は、戦おう」
ニクロム・チタノ
ブラキエル、すごいプレッシャーだよ・・・怯えちゃいけない、反抗しないと!
アナタがたとえ大天使でも非道は見過ごせない!
ボクの真名、紅明日香の名を以て
蒼焔の盾を八つとも全力で防御にまわす、そしてボクを中心にオーラ防御を展開、先制攻撃を防ぎきる!
岩石の腕には八つの重力槍を降らして対応
さすがに八つ全てを防いでいたらボクの小さな体は捕まえられないよ!
近接した瞬間に重力槍を開放して超重力を掛ける
岩石の腕にね
腕が重たいせいでうまく飛べないね、この距離反抗の一撃を受けてみろ!


火土金水・明
「後悔はしませんよ。常に前を向いて進むだけです。すべての世界に平和が訪れるまでは。」「あなたが諦めないように、私達猟兵も決して諦めません。」
相手の先制攻撃に対しては、【見切り】【野生の勘】【第六感】の技能を駆使して回避を試みます。
【POW】で攻撃です。
攻撃は、【継続ダメージ】と【鎧無視攻撃】と【貫通攻撃】を付け【フェイント】を絡めた【全力魔法】の【ファイナル・フレア】で、『大天使ブラキエル』を攻撃します。相手の攻撃に関しては【残像】【オーラ防御】【見切り】で、ダメージの軽減を試みます。
「私の役目は、少しでもダメージを与えて次の方に繋げる事です。」
アドリブや他の方との絡み等は、お任せします。



 君臨するは『絶対物質ブラキオン』を用いた鉱物操作ユーベルコード保有オブリビオン――A&Wの猟書家の主であるオウガ・フォーミュラ『大天使ブラキエル』。
 ブラキオンで構成された鎧を身に纏い、大天使の光輪を輝かせ、岩腕を召喚して従えるその姿。
 まさに神話に出てくる大天使の如き威容であり、猟書家たちの王『オウガ・フォーミュラ』に相応しい姿である。
「ブラキエル、すごいプレッシャーだよ・・・怯えちゃいけない、反抗しないと!」
「後悔はしませんよ。常に前を向いて進むだけです。すべての世界に平和が訪れるまでは」
 しかし、そのブラキエルの姿を見てもニクロム・チタノ(反抗者・f32208)と火土金水・明(夜闇のウィザード・f01561)は折れることはない。
 世界の守護者たる生命の埒外『猟兵(イェーガー)』と識を求める探求者『猟書家(ビブリオマニア)』。
 二つの究極は今、決戦を開始する。
「アナタがたとえ大天使でも非道は見過ごせない!ボクの真名、紅明日香の名を以て――反抗を開始する!」
「あなたが諦めないように、私達猟兵も決して諦めません。行きますよ!」
 その言葉に応じて、岩石でできた巨大な腕と大天使の光輪から放たれる破壊の石化光線。
 幹部級オブリビオンの単純にして強力無比な権能、絶対先制攻撃権を用いて仕掛けられたユーベルコードの内、岩石の腕はニクロムに、破壊の石化光線は明に向かう。

「(蒼焔の盾を八つとも全力で防御にまわす、そしてボクを中心にオーラ防御を展開、先制攻撃を防ぎきる!)」
 ブラキエルの絶対先制攻撃権を用いて放った岩石の腕による攻撃。それをニクロムは同じくユーベルコードを用いて対処していく。
 ユーベルコードの名は『其の真名を以て反抗せよ(ヤタテ)』。
 八つの蒼焔の盾と超重力槍で武装したチタノヤタテの霊を自身の身体から呼び出す召喚型ユーベルコードだ。
 岩石の腕には八つの重力槍を降らして対応し、岩石の腕の猛攻を凌いで行く。
「さすがに八つ全てを防いでいたらボクの小さな体は捕まえられないよ!」
 そうニクロムは叫んで八つの蒼焔の盾のオーラを爆発させ、その衝撃を利用して岩石の腕のリーチから逃れていく。

「残念、それは残像です」
 いつも通り、得意とする残像が残るほどの高速移動。明は破壊の石化光線を【見切り】【野生の勘】【第六感】をも用いた回避行動で避けていく。
 それだけでなく知識の神エギュレの聖遺物の『理の八宝玉』の一つである闇属性の宝玉を用いる事で、周囲に光を遮る闇を展開する。
 破壊の石化『光線』というブラキエルのユーベルコードの性質を把握した明の行動は、守護の闇が石化の光を遮っている現在の光景が物語っているだろう。

「腕が重たいせいでうまく飛べないね!」
 周囲を重力操作によって縦横無尽に駆けるニクロム。速度でブラキエルに届く前に声がブレないよう調整しながら挑発するのは、大天使が冷静さを失うことを狙いとしている。
 先述した通り、ブラキエルの能力は『絶対物質ブラキオン』を生み出す鉱物操作だ。一撃一撃の破壊力は凄まじいが必然的に機動力などの『速さ』に関連する能力はそこまで優れているわけではない。
 無論の事、オウガ・フォーミュラという高位オブリビオンである以上は素のスペックは優れている。
 だが、それでも能力やユーベルコードを発動した猟兵には対策を取られれば遅れを取ってしまうというものだろう。
「言ったはずですよ。あなたが諦めないように、私達猟兵も決して諦めない、と。この一撃を食らいなさい!」
 全ての魔力を込めた一撃による広範囲攻撃をブラキエルに喰らわせる明。そこにニクロムが極限まで集束させた重力を【反抗の妖刀】の刀身に付与させた一撃を以てブラキエルに深手を与えるのであった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

七那原・望
えくるん(f07720)と参加

まるで被害者のような態度ですね。
お前は罪もない人の命を天上界に行くための燃料みたいに使おうとした。
そしてそれが叶わないと悟ったら今度は自棄になって大量虐殺。
天上界を開く目的自体の善悪はわからないけれど、お前自身は紛れもない外道です。

第六感と野生の勘で相手の行動を見切りましょう。
まずは回避に専念して、えくるんが煙幕と時間停滞を仕掛けたタイミングで行動を開始しましょう。

自律移動するセプテットの援護射撃の音を囮に素早く敵の背後へ。
敵が誤った方向へユーベルコードによる攻撃を開始した瞬間、絶・蘇威禍割で斬り伏せましょう。

墜ちなさい。お前には天上ではなく地の底がお似合いです。


七那原・エクル
七那原・望と参加

大天使ブラキエル…おまえとは絶対に相容れることはない、だから…ただ排除するのみ。
ボクらの正義とおまえの正義…どっちが勝つか勝負だ…

フォーミュラ…すごいプレッシャーを感じる

岩腕による攻撃が直撃したらひとたまりもない、素直に受け止めるのは危険だ…なら、デフレクターシールドG2を敵に向けて構えて大量の煙幕弾を発射するよ。辺りを包む煙幕に乗じてEディレーションガンを敵のいる方向へ乱射、煙幕で視界を眩ました隙に時間停滞効果の電子銃で動きを鈍らせる隙に回避と攻撃を行うって戦法さ、敵の動きは上空の衛星砲から追跡しつつ見失わないように注意します

隙をみつけ次第ユーベルコードによる攻撃を叩き込むよ



「まるで被害者のような態度ですね」
 そう軽蔑の視線を目を覆う布越しにブラキエルへと向けるのは七那原・望(封印されし果実・f04836)。
「お前は罪もない人の命を天上界に行くための燃料みたいに使おうとした」
 天上界の到達自体は猟兵達が阻止したが、その過程で生み出された猟書家による被害。
 その数は人命的な物だけでなく、経済的な被害や混乱による被害も含めればいったいどれほどの数と規模になる?
「そしてそれが叶わないと悟ったら今度は自棄になって大量虐殺……」
 それだけは、確かな事実だろう。オブリビオンとして存在した以上世界を破滅させるために動く宿命自体は変えられない。だが、それでも『手段』と『過程』を選ぶのはそのオブリビオン次第だ。
 そして、ブラキエルがとった手段。それによる過程は語るまでもない。
「天上界を開く目的自体の善悪はわからないけれど、お前自身は紛れもない外道です」
 判決の言葉は下った。望はこの落ちたる大天使を裁くべく【罪華・フィーネ】を取り出す。

「大天使ブラキエル……おまえとは絶対に相容れることはない、だから……ただ排除するのみ」
 相容れぬ他者が存在し合う時、互いが互いを排除し合ってどちらかが世界から消え去る。
 これから起こる事はそれだけに過ぎない。
「ボクらの正義とおまえの正義……どっちが勝つか勝負だ……」
 【Eディレーションガン】を構え、七那原・エクル(ツインズキャスト・f07720)はA&Wのオウガ・フォーミュラ『大天使ブラキエル』との決戦に挑む。

「フォーミュラ……すごいプレッシャーを感じる……」
「先制攻撃が来ますよえくるん!」
 起動するブラキエルの絶対先制攻撃権。それによって発動する鉱物操作ユーベルコードは岩石でできた巨大な腕を具現化して操るもの。
 その単純だが強力な一撃を前に、二人の七那原はそれぞれ対策を取っていく。

「岩腕による攻撃が直撃したらひとたまりもない、素直に受け止めるのは危険だ……なら」
 エクルは重力偏向力場を展開して攻撃を拡散させ受け流す煙幕弾と機関砲を搭載した複合機械盾【デフレクターシールドG2】を構え、大量の煙幕弾を発射する。
 大量の煙幕が周囲を覆い、視界を眩ませる。
「だけじゃないさ」
 更に時間停滞効果を持つ電子銃にてブラキエルの動きを鈍らせながら、エクルは回避と攻撃を叩き込んでいく。

「(えくるんが煙幕を周囲に張った。これでわたしも回避に専念するだけでなく、反撃に移すことが出来る)」
 望は煙幕が漂う戦場の中、自律移動する七つの異なる銃で構成された超大型合体銃【銃奏・セプテット】を用いて援護射撃を行う。
「(当然、その射撃音に気を取られるでしょうが……それは囮なのです)」
 その囮の音の方向へと岩石の腕が攻撃を仕掛けた刹那、素早くブラキエルの背後へと移動した望。
「――『絶・蘇威禍割(アブソリュートリィ・ディバイド)』」
 有無を言わさず発動する概念的粉砕攻撃ユーベルコード。視界を閉ざして放つ超高精度かつ神速の一刀の次に放たれるその一閃は、ブラキエルの光輪に破損を与えていく。
「こちらもユーベルコードを発動する――『イオナイザー・フィスト<レーザーパイル砲>』」
 エクルも片割れがブラキエルにユーベルコードを叩き込んだのを見て、自身のビーム照射ユーベルコードを発動する。
 追撃のビームを受けて地へと墜落していく大天使ブラキエル。その姿を見て望――オラトリオの猟兵は自身の翼を広げ、空中から地に伏せるブラキエルへと告げる。
「墜ちなさい。お前には天上ではなく地の底がお似合いです」

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

兎乃・零時
バルタン(f30809)と!
アドリブ連携歓迎!

なんで服着てねぇんだろ…
まぁいいや!ともかく俺様達は負けねぇ…!!

大振りの攻撃なら光になった体で避けりゃぁ良いさ!
危なくなったら自前の箒に乗って浮かべばなんも問題は……
ほわっ!?石化!?
こっちの魔力変換速度上回って…ッ!

あ、バルタンの料理そんな効果もあったんだっけ!?
喰わせてもらえるならありがてぇ…!
なら、食いながらでも魔力を全力で貯めたる!

さっきの石化ので「物体変質」時溜めた魔力は沢山溜まってる

ならお前の石化光線事ぶっ飛ばす火力の魔術をぶつけりゃいい!!

UC!
螺旋を描きドリルが如くぶっ貫く…ッ!

 ロード=グリッター
《闇夜晴らす螺旋の道》―ッ!!!


バルタン・ノーヴェ
零時殿(f00283)と!
POW アドリブ連携歓迎!

そのような悪足搔きに倒れるワタシたちではありマセーン!
参りマース!

今回は空中戦デース!
機動性を重視して滑走靴で走り、大振りの岩腕を回避しマショー!
しかし石化ビームは厄介デスネー。
他の方にも被弾して、オー!? 零時殿まで!
むう。これは、攻めだけでなく支援も必要でありますな!

ブラキエルから距離を取り、戦場でクッキング!
糧食製作すなわち、石化の状態異常を解除してダメージを治す、一口サイズのゼリーを料理しマース!
材料はアリル殿から提供してもらいマシタ!(アドリブ)

どうぞデース零時殿! 他の皆様にも配布デース!
これでもう不安はありマセーン、レッツゴー!


テラ・ウィンディア
前等にも願いがあったんだろうな
世界を犠牲にしてまで可能性に賭ける
それはもしかすると尊いのかもしれない

だが…ふざけるな
それが今を生きる者の未来を閉ざす理由で在ってたまるものか!


対POW
【戦闘知識・第六感・残像・見切り・空中機動・属性攻撃】
是までの戦いとその動きの癖と動作を冷徹に解析
全身と武器に闇火属性を付与
真っ黒になって周囲に同じ温度の影を無数に展開
デコイを利用しつつ全力回避

【二回攻撃・早業・貫通攻撃】
高速で飛び回りながら剣と太刀による連続斬撃
常に己やブラキエル
他の猟兵の斬撃は記憶に刻み続ける
斬撃濃度が高まり天使がその中心に位置したら

UC発動!

過去の妄執は過去によって絶たれろ!

斬斬斬斬斬斬!!


アディリシア・オールドマン
【オールドマン】
お前がブラキエルか。ふむ。……む?
……大丈夫だ、ユイミン。私たちは猟兵だ。
オブリビオンを倒し、この世界を守る。簡単な話だろう?
行くぞ、気合を入れて。

モロクを盾に前に駆ける。
奴は強い、無傷で防ぎきることはできんだろう。
だが、構わん。例え手足が砕かれるとしても、わずかでも耐えられれば、勝機があるのだ。

意識を手放さず、雨を待つ。それが、合図だ。立つぞ。
此の身に宿る狂暴性を抑えて、ブラキエルにしがみつく。
今こそが、世界を守る時だ。
潰れた身体は再生し、より強固となって回復する。
なぜ立ち上がるか、だと?
もう言っただろう!

放さんぞ。ユイミンも気合を見せたのだ!
その首、このままへし折ってやる!


李・玉明
【オールドマン】
こ、こんな存在がこの世界にいたなんて……。
妾たちの方が勢いがあるはずなのに、圧倒されるのじゃ……。
あ、アディ姐……そうじゃ、妾も立派な猟兵!
気持ちでは負けられないのじゃー!

妾だって、応援するだけの女じゃないのじゃ!
芭蕉扇を振るって雨雲を呼び集めておくのじゃ!
姐々がどうなろうとも、信じて役目を全うするのじゃ!
それで、奴の光輪が輝きだしたら、豪雨を降らしてビームを散らすのじゃー!
全部防ぐのは無茶かもだけど、威力を減らせれば耐えられるのじゃ!

立って、アディ姐!
雨を降らし続けるから、太陽光は出ないのじゃ!
勝って! アディ姐ー! がんばれー!!

(昏睡するまでの約一分間が勝負なのじゃ!)


神咲・七十
アドリブ・連携お任せ

やっとですね。
割と義理堅い感じの相手のようですが、こっちも引くわけにいかないのですよ(お菓子もぐもぐ)

(先制に対しては大剣を盾にし、複数の【――耐性】【継戦能力】【肉体改造】で耐え)

やはり一筋縄ではいかないか。
なら、本気でやるだけ。

(UC『万花変生』を使用し、すべての攻撃に【吸血】【生命力吸収】【鎧砕き】【捕食】を付与。さらに隷属させる力を付与した大量の蔓と木の根を周囲に生み出して攻撃と防御に使い、足場や拘束にも使いながら大剣と尻尾で攻撃していく。)

『書架の王』は確かに強敵だった。
その遺志を継ぐという貴方も強敵。
だが、だからこそ『書架の王』と直接戦った身として貴方にも勝つ。


カシム・ディーン
キャバリア搭乗
何か格好いい事いってるけどさー
お前のやってる事は八つ当たりじゃねーか
「カッコ悪いぞ☆」


対SPD
【属性攻撃・迷彩】
光属性を機体に付与
光学迷彩で存在を隠し
【戦闘知識・情報収集・視力】
強化された視力で是までの動きと動作
ブラキオンの鎧の構造とその間隙の把握
更に戦い方の癖と動きを把握

せめて敵を知らねば勝てねーですしね

…速さは真似できるようですね
だが…これはどうだ?(「メルクリウス」が更に三倍加速!)
「ヒャッハー☆」
【二回攻撃・切断・盗み攻撃・盗み・スナイパー】
ハルペーによる連続斬撃で正確に鎧の間隙を狙い切り刻みながら
鎧の強奪を狙う
野郎を剥ぐ趣味はねーがな!
「メルシーはありだぞ♥」



「何か格好いい事いってるけどさー……お前のやってる事は八つ当たりじゃねーか」
『引くほど死ぬほどカッコ悪いぞ☆』
 白銀の体躯と黄金の機械翼を湛えたサイキックキャバリアから放たれるブラキエルを詰る声。
 それはこのサイキックキャバリア【界導神機『メルクリウス』】の搭乗者であるカシム・ディーン(小さな竜眼・f12217)と【界導神機『メルクリウス』】その者――自我を持ったサイキックキャバリアの意思である機神メルシーの声だ。
「好きに言うと良い。我は友の願いを果たすために僅かな可能性に賭けるのみよ」
「それに巻き込まれて殺される現地住民にはたまったもんじゃあねーわけですが」
 そう侮蔑の感情を隠しもせずにカシムは放たれる絶対先制攻撃権を用いたブラキエルのユーベルコードの対処へと移る。
 まず、光属性の魔術を用いた光学迷彩の付与。それを以てブラキエルの視界から逃れる。
「(ブラキエルの能力は『絶対物質ブラキオン』とやらを用いた鉱物操作……探知系の能力はそこまで長けてねーと見ましたが、乗って正解だったようですね)」
 そこへ帝竜瞳を用いての強化された視力でブラキエルが取った是までの動きと動作からブラキオンの鎧の構造、その間に存在する隙間の位置をカシムは把握していく。
「せめて敵を知らねば勝てねーですしね」
 そうしてブラキエルの戦い方の癖と動きをも把握したカシムは『鎧で受け止めたユーベルコードを複製する』という受動的な性質を持つ複製型ユーベルコードの性質を逆手に取り、絶対先制攻撃権によるユーベルコードの発動を時間切れに追い込んで凌ぎ切った。
「――『神速戦闘機構『速足で駆ける者』(ブーツオブヘルメース)』」
 そうして自分の手番が回って来たカシムはキャバリア機体加速ユーベルコードを発動。
 ブラキエルを切り刻みながら鎧の強奪を試みていく。
 絶対的な防御力を誇る鎧。興味が無いと言えば嘘になるだろう。
「野郎を剥ぐ趣味はねーがな!無理でもメルシーに解析させて配下がぶっ散らばしたブラキオンから再現する!」

「やっとですね……割と義理堅い感じの相手のようですが、こっちも引くわけにいかないのですよ」
「……菓子を頬張りながら言っても、説得力はないぞ」
 ドーナツを口いっぱいに頬張りながら喋る神咲・七十(まだ迷子中の狂食者・f21248)を見てブラキエルは嘆息を漏らし、石化の呪いを宿した破壊光線を大天使の光輪から迸らせる。
「……このユーベルコードと絶対先制攻撃権。やはり一筋縄ではいかないか――なら、本気でやるだけ」
 迫り来る破壊光線に対して大剣を盾にし、複数の攻撃への耐性を用いてダメージを減らしながら継戦能力と即座の肉体改造で耐えていく七十。
 そうして破壊光線の放射が終わる頃になってから七十はユーベルコードの起動準備に移っていく。
「――『迷宮災厄戦』。その時に戦った『書架の王』は確かに強敵だった」
「……ッ」
 友が戦死したアリスラビリンスの運命を賭けた戦い、『迷宮災厄戦』。
 そこで七十は『書架の王』ブックドミネーターと矛を交えたことがあるのだ。
「その遺志を継ぐという貴方も強敵。それは間違いない」
「ああ、だからこそ――」
「ええ、だからこそ――」
 ブラキエルが何を告げようとする直前で七十はそれを遮り、言葉を紡ぐ。
「だからこそ『書架の王』と直接戦った身として貴方にも勝つ。お覚悟を……オウガ・フォーミュラA&W担当『大天使ブラキエル』――『万花変生』」
 刹那に周囲の大地から多種多様な未知の植物と――七十が戦ってきて取り込んだオブリビオン達が群を為してブラキエルへと向かっていく。
 その中に、今回だけかもしれないが『書架の王』の姿が無かったのは七十の慈悲か或いは――

「お前がブラキエルか。ふむ。……む?」
「オウガ・フォーミュラ……こ、こんな存在がこの世界にいたなんて……妾たちの方が勢いがあるはずなのに、圧倒されるのじゃ……」
 最強最上のオブリビオン『オブリビオン・フォーミュラ』、その存在となりうる埒外の霊格を有する最上位のオブリビオン『オウガ・フォーミュラ』が一体『大天使ブラキエル』。
 その霊格は目にしただけで李・玉明(豪華絢爛西欧天女・f32791)を震え上がらせるには成程、十分以上と言えるだろう。
「……大丈夫だ、ユイミン。私たちは世界の守護者にして生命の埒外たる存在、『猟兵』だ」
 そこへユイミンを安心させるかのようにアディリシア・オールドマン(バーサーカーinバーサーカー・f32190)は彼女の肩に手を置いて語り掛けていく。
「オブリビオンを倒し、この世界を守る。簡単な話だろう?」
「あ、アディ姐……そうじゃ、妾も立派な猟兵!気持ちでは負けられないのじゃー!」
「その意気だ。行くぞユイミン、気合を入れて戦うんだ」

 アディリシアがユイミンに解いた言葉と同時に解き放たれるは、絶対先制攻撃権を用いたブラキエルのユーベルコード。
 巨大なブラキオンで出来た岩石の腕の一撃がアディリシアに。
 大天使の光輪から迸る石化の呪いを宿した破壊光線がユイミンに。
 猟兵達を抹殺戦と差し向けられる――が。
「【モロク】」
 アディリシアが構えるは純白の石で造られた大盾【”献身供犠”モロク】。
 それを用いて殴りつける岩石の腕の一撃を防いで行きながらアディリシアは駆ける。
「(オウガ・フォーミュラである奴は強い、無傷で防ぎきることはできんだろう)」
 だが、それでも構わないと甲冑の中でアディリシアは笑みを浮かべる。
「例え手足が砕かれるとしても、わずかでも耐えられれば、勝機があるのだ」

 視点は変わって
「妾だって、応援するだけの女じゃないのじゃ!」
 ユイミンが取り出したのは扇ぐことで風や雲や雨を呼ぶ、芭蕉の葉に似た形状の美しい中国扇、【芭蕉扇】。
 それを振るってユイミンは雨雲を呼び集めておく。
 しかし、その間にも石化の破壊光線はユイミンへと迫ってきており――
「だからこその、豪雨を降らしてビームを散らす。なのじゃー!」
 瞬間、大瀑布が如き降水量を有する雨が周囲に吹き荒れる。
 雨を介して散射されていき、宿りし石化の呪いが薄まっていく破壊光線。
 それを受けても、ユイミンの身体は所々が石化していくが――
「問題ないのじゃ……!後は、アディ姐に託せば……!」
 そう言い残して体を休ませるために雨に身を隠していくユイミン。
 その視線の方向の先、アディリシアが片手を折られながらもブラキエルの元へと駆けて行く――
「立って、アディ姐!雨を降らし続けるから、太陽光は出ないのじゃ!」

 ――此の身に宿る狂暴性を抑えて、ブラキエルにしがみつく
 それを為せば、後は自分達の勝ちだとアディリシアは強い理性と意思を以て沸き上がる凶暴性と衝動をねじ伏せてく。
「捕まえたぞ……!!」
「……右手は無事なようだが、その他の部位がそこまで負傷していては、な」
 そう嘲笑と憐憫の感情を込めてブラキエルは告げる。
 アディリシアの身体は大天使が言う通り右腕以外酷いものであった。
 全身を騎士鎧が覆っているせいで直接傷は見えないが、鎧の下がどうなっているかは入った罅から滲む血液の量からも見て取れた。
「介錯してやろう。何か言う遺す事はあるか?」
「……言う事なら一つ。」
 そう呟いて、アディリシアは右手を掲げ――
「――遺言なら聞いてやる!覚悟するが良い!」
 ――全身の傷を瞬時に癒してブラキエルの首を締め上げていく。

 何だ、とブラキエルは酸欠となっていく中で思考を巡らせる。
 あの羽衣人の技か、とも大天使は思ったが真実は一つ。
「今こそが、世界を守る時だ。潰れた身体は再生し、より強固となって回復する」
 ――『我が身を盾に(シールド・プロテクション)』
 自身の攻撃性を捨て去る代わりに、仲間や人々を守る盾を担う者に変身するユーベルコードであり――発動時に、欠損部位再生力を得る。
「(……代わりに、太陽光が弱点となるが……その為のこの雨だ)」
 大瀑布が如き降水量の大雨。それは完全に太陽の光を大地に届かせないことに成功していた。
「今じゃー!勝って!アディ姐ー!がんばれー!!」
 必死の声援で石化する肉体に苦しみながらもアディリシアを応援するユイミン。
 その声を聞きながら、アディリシアは両腕に力を籠めていく。
「放さんぞ。ユイミンも気合を見せたのだ!これ以上の生命活動は許さん。その首、このままへし折ってやる!」

「なんで服着てねぇんだろ……まぁいいや!ともかく俺様達は負けねぇ……!!」
「そのような悪足搔きに倒れるワタシたちではありマセーン!参りマース!」
 兎乃・零時(其は断崖を駆けあがるもの・f00283)とバルタン・ノーヴェ(雇われバトルサイボーグメイド・f30809)も大天使ブラキエルを撃破するべく決戦の地へと集まり、それぞれ光と化した肉体と【ファルシオン風サムライソード】を振るっていく。

「大振りの攻撃なら光になった体で避けりゃぁ良いさ!危なくなったら自前の箒に乗って浮かべばなんも問題は……」
 光速と化した体でブラキエルの絶対先制攻撃権によって解き放たれるユーベルコードを回避しようとする零時。
 しかし、彼へと迫ったのは同じく光速たる石化の破壊光線。
「ほわっ!?石化!?こっちの魔力変換速度上回って……ッ!」
 すぐそこまで迫った石化の破壊光線を前に、思わず覚悟を決める零児。

 数分前、バルタンは迫り来る岩石の腕の一撃を【ファルシオン風サムライソード】を用いて弾いていた。
 無論、ただ真正面から弾くのではなく機動性を重視して【陸海空対応型滑走靴】を装着して空中戦へと移り、巧みな武器受けの技能を用いてインパクトの瞬間を調整する事で【ファルシオン風サムライソード】を破損させることなく戦っていた。
「しかし石化ビームは厄介デスネー。他の方にも被弾して、オー!?零時殿まで!」
 そこへ、零児に差し迫る石化の破壊光線を目にするバルタン。これは攻撃だけでなく支援も必要な場面と判断したバルタンはユーベルコード『バルタン・クッキング』を発動させる。
「糧食製作すなわち、石化の状態異常を解除してダメージを治す、一口サイズのゼリーを料理しマース!材料はアリル殿から提供してもらいマシタ!」
 そうして瞬時に一口サイズのゼリーを作成し、零児の口元へと投げつけたバルタン。

「あ、あれ?いてぇけど石化はしていないな……あ、バルタンの料理そんな効果もあったんだっけ!?」
 『破壊光線』としての破壊力は光の肉体と化していたおかげでそこまで傷を負うことはなかったのだろう。そして石化については言わずもがな。
 これで石化の破壊光線を用いた先制攻撃は凌いだ。
 反撃として零児は自身のユーベルコードを練り上げていく。
「さっきの石化ので「物体変質」時溜めた魔力は沢山溜まってる……ならお前の石化光線事ぶっ飛ばす火力の魔術をぶつけりゃいい!!」
 瞬間、解き放たれるは螺旋を描きドリルが如き一撃。
 その名は――
「『闇夜晴らす螺旋の道(ロード=グリッター)』―ッ!!!」

 その一撃を受けて貫かれる大天使の肉体。
「油断は禁物デスヨー?まぁ、遅すぎるのですが。HAHAHA!!」
 ストン、と大天使の片翼が切断され、地に堕ちていく。
「支援系ユーベルコードを使ったからと言って、攻撃を行わないわけですカラネー?其所を気を付けて下さいネー」
 ダメ押しに【ファルシオン風サムライソード】でブラキエルの首を掻き切るバルタン。
 その攻撃を受けて、落下するように大天使ブラキエルは墜落していく――

「……もしかしたら、お前達にも願いがあったんだろうな」
 その傷だらけのブラキエルの身体を見て、テラ・ウィンディア(炎玉の竜騎士・f04499)は痛ましげに顔を僅かに歪める。
「世界を犠牲にしてまで可能性に賭ける……それはもしかすると尊いのかもしれない」
 そこまでしても成したいという事は、そこまでする程その願いに対して真摯であるという事でもある。
 その純度自体は、尊いのかもしれない。
 けれど、ああ、だけど。
「……ふざけるな!それが今を生きる者の未来を閉ざす理由で在ってたまるものか!」
 人々や世界を悲しみで満たすことが、尊い等と認めてたまるものか。と、テラは叫ぶ。
「来い!オウガ・フォーミュラA&W担当『大天使ブラキエル』!この世界に生きる人々の未来や希望は、おれが守り抜く!」
 瞬間、大地が変容していき岩石の腕が形成されていく。
 その光景を見たテラも自身の戦闘経験を頼りに見切りを極めて行きながら、全身と武器に闇火属性を付与していく。
 その目的は攻撃力でも防御力でもなく――判別不能にするため。
 闇火属性を付与して漆黒の人型の姿となったテラ。その周囲にデコイとして同じ温度の影を無数に展開していく。
「この中で、本物のおれを判別して打ち据えることが出来るかな……!!」
 ブラキエルが全力だった場合、岩石の腕を複数創り出すことでデコイごと広範囲攻撃で薙ぎ払う事が可能だったかもしれない。
 だが、今のブラキエルは瀕死。オウガ・フォーミュラとしての絶対先制攻撃権によって一つの十分な大きさの腕を作り上げる事は可能だが、そこ止まりでしかない。
「勝負は時の運でもある!悪くは思うな!」
 岩石の腕の一撃をやり過ごしたテラは、あるユーベルコードを起動させていく。
「――『これは我が悔恨……我が無念……そしておれが知る恐るべき刃だ……とくと味わえ……!』」
 瞬時に顕現するは――テラがかつて挑み、未熟で敗れた強大なるオブリビオンのユーベルコード。
 ――【虚空から現れる『空間に刻まれた斬撃』】。それを再現して、大天使ブラキエルを切り刻んでいく。
「過去の妄執は過去によって絶たれろ!」
 その言葉と同時に、A&Wの世界に猟書家と言う災厄を齎したオウガ・フォーミュラが一人、『大天使ブラキエル』の首がその命ごと、絶たれたのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2021年05月14日
宿敵 『災厄の魔女フラムルージュ』 を撃破!


挿絵イラスト