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かませ速攻! 五行島制圧作戦・水

#グリードオーシャン #猟書家の侵攻 #猟書家 #メリー・バーミリオン #冒険商人 #宝島 #五行島

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●潤下の島
 ここに『五行島』と呼ばれる五つの島があった。
 この五つの島は離れた場所にありながら、兄弟島として互いに干渉しあいその歴史を紡いできた。
 その中の一つ、『水の島』。ここは僅かな陸地のみの島……否、海底に沈む遺跡こそがその本体であり、島となっているのは遺跡の特に高く突き出た部分のみという形なき島。その島に、今一人の海賊が迫っていた。
「五面同時作戦、こいつはさすがに防げないだろ。五つの宝は全て私が貰う!」
 羅針盤戦争を生き抜いた賞金稼ぎ、メリー・バーミリオンが、お宝発見アイを輝かせその島に迫っていた。

●その意味は柔軟
「皆さん、猟書家がグリードオーシャンに現れました……」
 アレクサンドラ・ヒュンディン(狗孤鈍狼・f25572)が猟兵を見回して頭を下げながら言う。
「敵はメリー・バーミリオン。羅針盤戦争で見たことある方もいるのでは……」
 奔放な賞金稼ぎではあるが、その実力が本物であるということは猟兵たちは嫌というほど知っている。
「今回、彼女が『五行島』という島を襲おうとしいます。この島はグリードオーシャンに点在する五つの島で、兄弟島でありつつ支え合い、また悪い影響も与えつつ一緒に生きてきた島です……」
 島同士が同盟、あるいは敵対するのは珍しいことではないが、行き来が難しいグリードオーシャンで離れながらそれをしてきたというのはいかにしてか。
「この島々にはそれぞれ『五行の力』とされるメガリスがあって、それによって不思議な縁を繋いでいるらしいです」
 島の出自が同じなのかメガリスが結んだ縁か……どうあれそこは今回の依頼には関係ない所だが。
「そのメガリスを含めた島の宝を求め、メリー・バーミリオンが五行島を襲おうとしているわ。私が紹介するのは『水の島』。五つの中で最も掴みどころがなく謎が多く、住人達もいつの間にか入れ替わることが多いようです。敵の狙う宝は海底遺跡の奥にあります。皆さんは遺跡を突破して先回りし、ここで敵を待ち受けてください……ただ、ここの住人は妙に秘密主義的なところがあり、宝の場所も皆さんで探していただくしかないのですが……」
 つまりは遺跡探索をこちらでも行えということ。幸い宝の置き場には空気があるので、メリー戦時に限れば呼吸の心配はないと、アレクサンドラはそう告げる。
「敵は五面同時作戦をかけています。この島には拠点に出来る場所がないため、鉄甲船は敵船の来ない洋上で待機します。ただ他の島の猟兵を回収する必要があるため、出来るだけ早いお戻りを……」
 アレクサンドラはそう言って、鉄甲船を北西へ回頭させた。


鳴声海矢
 こんにちは、鳴声海矢です。

 『注意!』
 今回は非常に特殊なシナリオとして、基本的にプレイングを各章1~2名程度しか募集していません。
 明日までに5シナリオ終わらせるのを目的に、サポートフル活用、文字数最低限で執筆の予定です。
 プレイングを頂いてもリプレイは非常に短くなります。送る場合はご了承の上でお願いします。一応成功以上の通常プレイングが来た場合その分サポートは減らしてそちらを優先します。

 内容が内容ですので詳しい解説は行いません。それでは、よろしくお願いします。
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第1章 冒険 『海底遺跡探索』

POW   :    息が続く限り根性で探索する

SPD   :    呼吸できる道具を持ち込み探索する

WIZ   :    遺跡を調査して効率的に探索する

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🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​

種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

鬼面衆・幻黒(サポート)
我は鬼面衆・幻黒。滅ぼされし暗殺者集団「鬼面衆」の頭領だ。
戦闘時には鬼の形をした額当てと、首飾りが顔を覆い鬼面となり、持っている杖の宝玉が怪しく輝くと共に「鬼面衆の死霊」を召喚し、頭領の命令は絶対という「掟」と突出した【集団戦術】で敵に攻撃をするのだ。
里をオブリビオンに滅ぼされたのでオブリビオンに対し強烈な憎悪の念を持っている。
我自身は鬼面衆残って死霊を操る為に後方で待機して、直接攻撃することは、ほとんど無いのだ。
我自身は後方で死霊に指示を出し、直接的な攻撃はしないのだ。
口調:翁(わし、お主、じゃ、のう、じゃろう、じゃろうか?)
戦闘中は 頭領(我、呼び捨て、言い捨て)


キア・レイス(サポート)
大得意 隠密・潜入・暗殺・遠距離攻撃・籠絡
得意 偵察・探索・支援・制圧・集団戦・時間稼ぎ
不得意 目立つ・コミュニケーション・ボディタッチ・格闘戦
特技(アイテム装備時)ピアノ演奏・歌唱・二輪車操縦

幼い頃から吸血鬼に飼われていた奴隷
吸血鬼の魔力を少量ながら持ち一部UCはそれを元に発動している
現代火器による戦闘と斥候・諜報・盗賊行為が得意な他、色香を使った誘惑が得意技
反面普通の人と関わったことが少なく踏み込んだ会話が苦手、他に不用意に身体を触られると不快感を覚え一瞬身体が動かなくなる

アドリブ歓迎
UCや装備品の説明文は読んで頂くと書きやすいと思います
また一部UC使用時の口調は覚醒時を使用してください


椚・みどろ(サポート)
エロ系依頼には使わないで欲しいです

怪奇人間の悪魔召喚士×シャーマン、16歳の娘さん
元奴隷なので身体の発育は悪い

口調は
普段は素(あたし、呼び捨て、か、だろ、かよ、~か?)で
依頼中、他人と関わる時は仕事なので頑張って(私、あなた、~さん、ね、よ、なの、なの?)です
焦ったりすると素が出ます

自分を助けてくれた師匠(今は失踪)の存在が大きく、大抵の行動は師匠の言いつけ通りにやっています
(「師匠が言ってたんだけど~」と引用したり、思い出したり)

ユベコは基本アスモデウス召喚を使います
この契約も師匠譲りです



 海底遺跡が島の主体となる『水の島』。五つの島の中でもとりわけ特殊だという説明の通り、島全体が遺跡でありどこが居住区でどこが探検地帯なのか、住人達は猟兵に協力的なのか、それすらもよく分からない不思議極まりない島だ。
 だが、だからといってメリー・バーミリオンの略奪を看過するわけにはいかない。猟兵たちは海底遺跡へと進み、その探索を開始した。
「海の中だろうと遺跡は遺跡。偵察と探索は得意分野だ」
 キア・レイス(所有者から逃げだしたお人形・f02604)は臆することなく深海へと潜り、遺跡の中へと踏み込んでいく。
 まずは差し当たって入り口部分、そして探索すべき場所の特定と、愛用のフックショットを使って体が浮いていかないよう固定しつつ、それを巻き取ることで高速で進み、巻き取り切ったら安全確認もかねてより奥にもう一射。探索に必要な複数の手順をフックショット一つでこなしていくその姿は得意と言うだけのことはあり、後に続く仲間たちも安心してその後についていくことができた。
 無論、仲間たちもただついていくだけというわけではない。
「生者が前を開いているのだ。ここで尻込みしていては死霊の名折れぞ」
 鬼面衆・幻黒(滅ぼされし里の頭領・f32104)が誰かに言い聞かせるようそう呟く。それに答えるかのように、幻黒の周囲から彼を軽装にしたような忍者の亡霊たちが多数現れた。手に持った杖の宝玉の輝きに導かれ、迷い出たかのようなその亡霊たちはまさに怖いほどにこの海底遺跡にお似合いの存在。
 だが、彼らはただ迷うだけの亡者ではない。頭領の命令は絶対という「掟」に従い、幻黒に使役される忠実なる鬼面忍軍たちだ。
 それを束ねる頭領たる幻黒の突出した集団戦術技能により、数が多く共一糸乱れることなく忍軍たちは遺跡に散り、肉の体では通れない場所を通り、また命あるものではためらう程の危険さえ犯し、行くべき道を見定めていく。
「ふむ……」
 そうして戻ってきた忍軍たちの報告を聞き、その情報を纏める幻黒。彼自身は直接動くことは少ない。その分部下たちの働きを無駄にせぬことこそが己の役目と、彼はその情報を細大漏らさず聞き取るのだ。
「何か所か空気を溜めている所がある。どうも意図的に配置されているらしく、丁度息が切れそうなあたりで上がれそうだ……迷わなければな」
 恐らく道を知る者だけが安全に行けるようにそうされているのだろう。幻黒から聞いたその道をキアが先導しつつ行けば、なるほどすぐに空気のある場所へと上がれた。
「師匠が言ってたよ。空気は火の大好物だってね」
 そこに上がり、椚・みどろ(一願懸命・f24873)が己のダイモンデバイスから獄炎の悪魔アスモデウスを召喚する。師匠譲りに契約した悪魔はみどろの言った通り、召喚されてから炎こそ放たないがやたらと深呼吸のような仕草を繰り返す。
 一見すれば遊んでいるようにも見えるが、そうでないことは召喚主のみどろにはよく分かっていた。
「なるほどなるほど、無駄に吸ってもなくならない。つまりここの空気は絶えず供給されてるってことだ。つまり意図的に作られた空気スポット。誰かの手が入ってる」
 誰か、というのは考えるまでもない。ここに住む島民たちだろう。
「誰かがいるなら話は早い。探索は得意だが……潜入と暗殺はもっと得意だ」
「奇遇だな、我ら忍軍も本分はそこよ」
 キアと幻黒がどこかに向かってそう告げる。いきなりの物騒な発言だが、みどろもそこを咎めない。
「これも師匠が言ってた。時には手加減しちゃいけない時があるってね」
 そう言ってアスモデウスに指示し、その体からゆっくりと火を燃え上がらせる。
「あー、はいはい、ごめんなさいって。降参降参」
 その三人の前に、壁の隙間からにゅるりと一匹の巨大な蛸……否、蛸型深海人が現れた。
「お察しの通り、こちらが通り道ですよ。そちらの厳つい旦那が言った通り、辿ってけばゴールだ。道は分かってるみたいだから、行くのは自分でやってね」
 それだけ言ってまたにゅるりと別の壁の割れ目へ入っていく蛸。あれが恐らく現地人で、侵入者を監視する役目を担ってもいるのだろう。
 その捉えどころのない様子に三人は肩をすくめつつ、正解と示された道を行くのであった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​

蛇塚・ライム
 怪奇人間のスーパーロボット×ゴッドハンド、15歳の女です。
 普段の口調は「女性的(私、あなた、~さん、なの、よ、なのね、なのよね?)」、時々「無口(わたし、あなた、呼び捨て、ね、わ、~よ、~の?)」です。

炎を操る蛇の怪奇人間で怪力系アイドルです。
シャチの姿をした神様に見初められて、共に行動しています。

 ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
 あとはおまかせ。よろしくおねがいします!


バルタン・ノーヴェ
POW アドリブ連携OK!

ふーむ。現地の方の協力を得られない……避難誘導にも手こずりそうデスネー。
……OK、こんな時こそ人海戦術デスネー!
「カモン! バルタンズ!」「バルバルー♪」
お駄賃を支払って、各自行動してもらいマース!

秘密主義という習性を利用して、住民の方がメリーたちの海賊団に見つからないよう、もっと奥地に隠れたくなるようにカクレンボの鬼として追い込んでもらいマース!
また、遺跡の探索にも派遣しマショー。ミニ・バルタンはロボットなので、息継ぎの必要はないのであります!

お宝置き場が見つかったら、案内してもらってスタンバイ。決戦に備えて、準備万端と参りマショー!



 最初の探索で差し当たって大まかな道筋は把握できた。だが、それと同時にここの島民が決して全面的には協力的でないということも分かってしまった。
「ふーむ。現地の方の協力を得られない……避難誘導にも手こずりそうデスネー」
 猟兵の力ならその道を突破することは容易い。だが、例え掴みどころない相手とはいえ島民の避難誘導も行わなければならないのだ。
「……OK、こんな時こそ人海戦術デスネー! カモン! バルタンズ!」
「バルバルー♪」
 バルタン・ノーヴェ(雇われバトルサイボーグメイド・f30809)の呼び声に応え現れた、【秘密のバルタンズ】ことミニバルタンたち。バルタンは彼女たちにお駄賃を払い、指示を出す。
「秘密主義という習性を利用して、住民の方がメリーたちの海賊団に見つからないよう、もっと奥地に隠れたくなるようにカクレンボの鬼として追い込んでもらいマース!」
 住人達は自分たちの生活を暴かれたくない。ならばこちらから覗きに行って追い立ててやろうというつもりだ。素直に説得して効かないならちょっとした荒業という方向だが、元々非協力的なのはあちらの方。武力を用いないだけ優しいと思って欲しいくらいだ。
「そういうのなら歌って踊って、ついでに殴れるアイドルの私にお任せよ?」
 何しろ蛇塚・ライム(その罪名は『憤怒』/IGNITE POP DiVA・f30196)なんてこんなことを言っているくらいなのだから。
 だが、そんな殴れるアイドルにうってつけの仕事がもう一つある。
「それでは残るバルタンズ、このお姉さんについていくのデース!」
「バルバルー♪」
 何が仕掛けられているか分からぬ遺跡の道筋を、『炎鋼巨神カマドG』に搭乗したライムが突き進む。一応出力は抑えているが、何しろ炎の巨人だ。その気になれば狭いところで水蒸気爆発を起こすほどの熱気を一瞬で出せる。もちろんそんなことするつもりはないが、島民たちへ避難を促すちょっとした脅かしとしては十二分。
 さらに、ライム自身はこれで呼吸の心配もなくなるし、万一道を見失って遺跡の罠にかかっても大抵のものは踏み越えていけると正面突破にも最適だ。
 細かな作業をミニバルタンに手伝わせつつ、巨神に乗ったライムは遺跡の中をずんずんと進んでいった。
 やがて何度目かの空気地帯。重厚な扉の奥にあったそこは今までよりもはるかに広く、まるで神殿を模したような作り。その奥の祭壇に、まるで鏡面が水でできているかのような……否、本当に水でできている鏡が祀られていた。
「そういえば本物見るのは初めてデース」
 恐らくこれがこの島の『五行の力』であり、全ての島に訪れたバルタンもその実物を目にするのはこれが初めてだ。
 そしてこれがここにあるということは、あの者もいずれ。
「……来たよ!」
 ライムが今まで以上に鋭い声を上げると同時に、猟兵たちも通ってきた扉が開かれた。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​




第2章 ボス戦 『メリー・バーミリオン』

POW   :    野郎共、仕事の時間だ!
レベル×1体の【海賊船団員】を召喚する。[海賊船団員]は【したっぱ】属性の戦闘能力を持ち、十分な時間があれば城や街を築く。
SPD   :    お宝発見アイ〜伝説の海賊を添えて〜
対象のユーベルコードの弱点を指摘し、実際に実証してみせると、【大海賊の霊】が出現してそれを180秒封じる。
WIZ   :    大逆転! 元の木阿弥大津波
自身の【サーベル】から、戦場の仲間が受けた【屈辱の数】に比例した威力と攻撃範囲の【津波】を放つ。

イラスト:和狸56

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種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は十六夜・巴です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

バン・クロスハート(サポート)
【ボス戦、サポートします!】
「世界を乱すオブリビオンは許しません!」
「貴方は、削除します!」

僕の得物はダブルセイバーですから
前衛に回ってユーベルコードで支援しますね!

【前衛】
ダブルセイバーと具現化するレンガで敵の攻撃を凌ぎます!
動き回って攪乱も狙います

技能:残像、激痛耐性、武器受け、ダッシュ、逃げ足

【支援】
<クローズサイクロン>
武器を回転させて生み出す竜巻で相手の動きを封じます!

<インフィニティクロッサー>
手数が不足している時ならこちらで!
ダブルセイバーを複製し、敵にぶつけます!

<ドラッグオンチート>
強大な相手には身体能力を上げて対応します!


技能:念動力、部位破壊、二回攻撃、ドーピング


コノカ・ハギリガワ(サポート)
『やるわ。私に任せなさい!』
 サイボーグの鎧装騎兵×戦巫女、18歳の女です。
 普段の口調は「女性的(私、あなた、~さん、なの、よ、なのね、なのよね?)」
出身世界:スペースシップワールド

性格:勇敢
戦場では積極的に前線に切り込み、敵の注意や攻撃を引き受けます

・戦闘
勇翠の薙刀を主に使って戦います
また、エメラルドアームから発生させた障壁で仲間を庇います

 ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
 あとはおまかせ。よろしくおねがいします!



 『水の島』の中心、宝のある場所へと対にたどり着いた猟兵たち。そしてそれから少し遅れ、メリー・バーミリオンもまた遺跡を突破しその部屋へと辿り着いた。
「なんなんだ、ここは……空気が時々あるのはお情けか何かか……」
 どうやらそれなりにはてこずったらしく息が上がっている。だが、それで手加減する必要などないことは分かり切ったこと。
「やるわ。私に任せなさい!」
 コノカ・ハギリガワ(勇を示す翠・f06389)が前線に切り込み、最初の一撃を見舞う。
「うお!? 何だ……まさか、猟兵!? 先回りされてたのか!?」
 その一撃を何とか防ぐメリーだが、それに構わず果敢に積極的にコノカは攻めかかる。
「やるわ。師匠直伝の力、見せてあげる」
 『勇翠の薙刀』による連続攻撃が、例え防がれても何度でもメリーを襲い、追い詰めていく。
「くそ……邪魔だ!」
 メリーがサーベルを振るい、大津波を呼び出す。この遺跡内にある水を利用したのか、後ろの扉が開いて一気に大量の水が流れ込んできた。
「ボス戦、サポートします!」
 後ろに控えていたバン・クロスハート(一×十Χのガーディアン・f23853)が、それに合わせ大量のレンガを組み上げた。ただのレンガではなくサーバーから具現化されたそれは積み上げるだけでの接合され、並を防ぐ臨時の壁となる。
 コノカも素早くその後ろに入り、津波の直撃を躱して大きなダメージは免れた。
「世界を乱すオブリビオンは許しません!」
 そして波が止んだら、バンは壁から飛び出し『ダブルセイバー』を激しく振り回す。それによってできた竜巻は【クローズサイクロン】となり、相手がそれ以上動くことを封じる風の壁となってメリーを閉じ込めた。
「ぐっ……なんだこれ……!」
 まさかこんな閉所で風に閉じ込められることになるとは思わなかったメリーは再度津波を呼び出そうとするが、風は狭く剣を振る隙間もない。
「すぐに終わらせてあげるわよ」
 そしてようやく風が解けた、そう思った瞬間、目の前には【翠機兵覚醒】を発動させたコノカがいた。
 6倍の速さと強さ、精密さを持った攻撃が、81秒間余すところなくMerryに叩き込まれ続ける。
「ぐぅぅっ……!」
 効果時間いっぱいの連撃にメリーが膝をつく間、昏睡状態に陥ったコノカをバンが保護しながら引いていくのであった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

ラムダ・ツァオ(サポート)
A&Wの遊牧民出の自由人。
見た目からダークエルフと揶揄されることもあるが、当人は特に気にしていない。普段は外套と丸サングラスですっぽりと身体を覆っているが、外套の下はかなり身軽。
なお、見た目は怪しいがわりと気さくな性格。
臨機応変に動くが、完全勝利よりは条件達成を目指す。

行動指針としては以下の3通りが主。
1.囮役としてボスの注意を引き付け、味方の攻撃を当てやすくする。
2.ボスの移動手段→攻撃手段の優先順で奪っていく。
3.仕留められそうな場合は積極的に仕留めに行く。
 (他に仕留めたい人がいればその手助け)

台詞回しや立ち位置などは無理のない範囲でご随意に。
ユーベルコードは状況に応じて使い分けます。



 来て早々の深手を負い荒く息をするメリー。だが、彼女の息が整うのを待つことなく、次の猟兵が迫る。
「これが今回の仕事ね」
 ラムダ・ツァオ(影・f00001)はそれだけ言うと、持っていた黒い短剣を一閃した。
 とっさに転がってそれを避けるメリーだが、そうやって位置を変えたのを機として、ラムダは扉の前に位置を取る。
「逃がさない」
 目的は相手の討伐。その為には逃げられてはいけない。相手の退路を完全に潰してから攻めるべく、自分が障害になりさらにその次は足を狙って切りつけていく。
「刻め」
 その短い言葉と共に、【千刃】によって白黒二つの刃が無数に分裂。一斉にメリーに向かってその刃を向けた。
「く、そ、その技……自分の装備している武器を複製しているな! その武装を叩き落とせば飛んでいるのは全て消える。そうだろ!」
 メリーがお宝発見アイを輝かせ千刃の弱点を指摘、それが正解だとでもいうように大海賊の霊が彼女の傍らに現れる。
 だが、ラムダは一切表情を変えない。
「その通り。出来るものならどうぞ」
 正解を出せても実証せねばユーベルコードの封印には至らない。この刃の嵐をくぐってみろ。そう言わんばかりに多数の刃が足を中心にメリーを切りつける。
「ぬっ……ぐ……あぁっ!」
 メリーをもってしても95の刃を抜けることは難しく、そしてそもそも攻めにかからせることも逃がさないためのラムダの策の内。既に完全に術中にはまっていることにも気づかないまま、メリーは全身を刻まれて行くのであった。

成功 🔵​🔵​🔴​

バルタン・ノーヴェ
POW 諸々OK!

HAHAHA、いらっしゃいませ、メリー・バーミリオン!
五連続ファイト、お疲れ様デース!
ここが最後の決戦の場所デース。このお宝が欲しければ……渡しマセン!

「レッツゴー、バルタンズ!」「バルルー!」
追加報酬を支払っておいたバルタンズと共に、正面からバトルと参りマース!

クライマックスバトルの演出はおまかせしマース!
ワタシのアイテムは公開しているどれを使ってもOKデース!
よろしくお願いしマース!


鍋方・帆立
五行最後の水の島。『水でできている鏡』このお宝を守りきればメリーの野望も潰えるのね。

【戦闘】有酸素地帯にて。
遺跡を壊さない程度に威力を調整した[プラズマ狙撃砲『葛の葉』]を遠距離から息をつかせないほど濃密度に乱射!
メリーが弾幕状の砲撃を抜けてきたらUC発動で応戦。
もしUCを封じられても、私の影の中に忍ばせておいた、ちび(黒い子狐)が戦ってくれるわ。
あんまり実践には出したくないけど、ふだん叩きあっても私より強い子だから、大丈夫でしょ。
何事も経験って言うし。

でもトドメは、やっぱり私の『葛の葉』かしらね。
メリーが躱しても、『水でできている鏡』に跳ね返ってヒット。

純水って電気を通さないらしいわよ?



「五行最後の水の島。『水でできている鏡』このお宝を守りきればメリーの野望も潰えるのね」
 鍋方・帆立(食う寝る遊ぶ狙撃のキョンシー・f31271)は祭壇に安置されていた『五行の力』をそう言って見る。
 謎多き島でありながら、唯一見つけることのできる場所に島の核とも言えるメガリスを置いていた水の島。あるいはそれもこの島の持つ謎の一つということか。
「そうは、させない……何も取れずに倒されるなど、メリー・バーミリオンの名が泣く……!」
 既に4つの島で失敗を喫しているメリー。己の欲云々以前に、ここで倒れては己の沽券に関わるということだろう。
 だが、その沽券、誇りをへし折るために猟兵はここにいるのだ。
「HAHAHA、いらっしゃいませ、メリー・バーミリオン! 五連続ファイト、お疲れ様デース!」
 その五連続ファイト全てに付き合い、そして勝利してきたバルタン・ノーヴェ(雇われバトルサイボーグメイド・f30809)が高らかに笑う。
「ここが最後の決戦の場所デース。このお宝が欲しければ……渡しマセン!」
 そしてこの最終決戦も己が制する。その宣言と共に、最後の戦いが幕を開けた。
「まずはこれだよ!」
 帆立が遺跡を破壊しない程度まで出力を抑えたプラズマ狙撃砲『葛の葉』を撃ちかける。その撃ち方は狙撃という言葉の概念を覆すが如く、高速で濃密。連続で放たれるプラズマの雨を、メリーは傷ついた体を動かし何とかかわしていく。
「レッツゴー、バルタンズ!」
「バルルー!」
 そのプラズマの中を、バルタンが追加報酬を払ったミニバルタンとともに攻めかかる。
 用いる武器はチェインハンマーにパイルバンカー、火炎放射器にガトリングガン。今までの島でメリーに叩き込んだ武器のフルコースだ。
「う、ぐおっ!? どれだけ持ってるんだお前!」
「それは乙女の秘密デース!」
 一つでも必殺級の威力を持つ兵器の乱れ撃ちに、メリーは思わず後退る。だが、一瞬プラズマの雨が止んだと思った瞬間、今度はバルタンの連撃に交じって帆立がメリーに詰め寄った。
「インファイトに持ち込めたのは、私の狙い通りよ」
 【闘装展開】にて体内の流動金属を体外で義体化、その義体で周囲の全てをなぎ払う帆立。
「うぐっ……! だが、その技、仲間を巻き込むというどうしようもない欠点があるな……ほら見ろ!」
 血を吐きながらも得意げに後ろを指さすメリー。その先では、バルタンとミニバルタンが義体を防御し、攻撃の手を止めてしまっていた。
 欠点というより無差別型ユーベルコードの覆しようもない代償だが、正解は正解。大海賊の霊が現れ、流動金属は全て帆立の体内に戻されてしまった。
「そう、なら……あんまり実戦には出したくないけど、ふだん叩きあっても私より強い子だから、大丈夫でしょ。何事も経験って言うし」
 それでも慌てず、帆立は陰の中から黒い子狐の『ちび』を召喚。死角から襲い掛からせることで戦闘を継続させた。
「負けてられませんよ、バルタンズ!」
「バルバルー」
 それに何か対抗意識を燃やしたか、バルタンズも一斉にメリーにかかっていく。ちっちゃいもの総進撃という微笑ましい光景だが、やられている方は溜まったものではない。
「さて、トドメは、やっぱり私の『葛の葉』かしらね」
「ではワタシも。今日は初披露のコレでいきましょう!」
 そう言って帆立は葛の葉を撃ち、バルタンはキャバリア『スコール』を呼び出す。
「ぐっ……おのれ……!」
 メリーは小さいものに取りつかれながらも倒れ込んで躱すが、インファイトで立ち位置の変わっていた帆立の打ったプラズマは祭壇に向かい、そのままそこにある『五行の力』に反射してメリーに直撃する。
「ぐあっ……!」
「純水って電気を通さないらしいわよ?」
 跳ね返らなかったらどうするんだという話もあるが、仮にもメガリス、壊れはしないだろう。
 そして最後にバルタンの乗ったスコールが進撃する。
「今日一日お疲れ様デシタ! それではこれにて……ミッション・コンプリート!」
 小さいものたちが慌てて離れ、四足獣形態のスコールの一撃がメリーを完全に叩き潰した。
「そんな……まさか……五面、全てが……!?」
 渾身の作戦の完全失敗を信じられぬという風に目を見開いてから、メリーは息絶え消滅していった。
「よかった、壊れてない」
 帆立は改めて鏡を確認して祭壇に置き直し。
「ワケの分からない島巡りはもうコリゴリデース!」
 冗談のような調子でバルタンはそう言い、相変わらずの笑顔でHAHAHAと笑った。
 メリー・バーミリオンの五面同時作戦、そして五行島の動乱と鉄甲船『黍団号』の一番長い日はこうして幕を閉じたのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2021年04月27日


挿絵イラスト