かませ速攻! 五行島制圧作戦・金
●従革の島
ここに『五行島』と呼ばれる五つの島があった。
この五つの島は離れた場所にありながら、兄弟島として互いに干渉しあいその歴史を紡いできた。
その中の一つ、『金の島』。ここはかつての遺物たる人工物の都市が並び、最も煌びやかで財ある島。その島に、今一人の海賊が迫っていた。
「五面同時作戦、こいつはさすがに防げないだろ。五つの宝は全て私が貰う!」
羅針盤戦争を生き抜いた賞金稼ぎ、メリー・バーミリオンが、お宝発見アイを輝かせその島に迫っていた。
●その意味は不動
「あなたのメルでございます。皆さん、猟書家がグリードオーシャンに現れました」
メル・メドレイサ(蕩けるウサメイド・f25476)が集まった猟兵に10秒チャージのゼリーを配る。
「敵はメリー・バーミリオン。羅針盤戦争で見知った方もいらっしゃるのでは」
奔放な賞金稼ぎではあるが、その実力が本物であるということは猟兵たちは嫌というほど知っている。
「今回、彼女が『五行島』という島を襲おうとしています。この島はグリードオーシャンに点在する五つの島で、兄弟島であり支え合い、また時に悪しき影響も与えながら共にあった島です」
島同士が同盟、あるいは敵対するのは珍しいことではないが、行き来が難しいグリードオーシャンで離れながらそれをしてきたというのはいかにしてか。
「この島々にはそれぞれ『五行の力』とされるメガリスがあって、それによって不思議な縁を繋いでいるようです」
島の出自が同じなのか、メガリスが結んだ縁か、それは知りませんけどとメルは言う。
「そのメガリスを含めた島の宝を求め、メリー・バーミリオンが五行島を襲おうとしています。私が紹介しますのは『金の島』。五つの中で最も金銭的な財を持ち、またかつての遺構を利用した人工的な建造物の残る町でもあります。理に聡く、硬さと柔らかさを同時に持つ考え方といざとなれば刃の如く鋭い攻撃性も持てる、そんな色々と現実的な島です。分かりやすくキラキラなこの町に敵が行かないよう、皆さんは自分の宝を敵が来るあたりで見せびらかしていてください」
配下の中でもとりわけ欲深いものをここには連れてきているらしく、それによって配下を先走りさせ足並みを乱すためだという。
「敵は五面同時作戦をかけています。急ぎますため船は皆さんを下ろしたら別の猟兵が操作して次の島へ向かってしまいますのでお気を付けを。それでは、よろしくお願いします」
メルは深く頭を下げてそう言うと、鉄甲船を南西へ回頭させた。
鳴声海矢
こんにちは、鳴声海矢です。
『注意!』
今回は非常に特殊なシナリオとして、基本的にプレイングを各章1~2名程度しか募集していません。
明日までに5シナリオ終わらせるのを目的に、サポートフル活用、文字数最低限で執筆の予定です。
プレイングを頂いてもリプレイは非常に短くなります。送る場合はご了承の上でお願いします。一応成功以上の通常プレイングが来た場合その分サポートは減らしてそちらを優先します。
内容が内容ですので詳しい解説は行いません。それでは、よろしくお願いします。
第1章 冒険
『宝物はなんですか?』
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POW : 宝を奪わせるわけねぇだろ!ボコボコにする
SPD : 道案内よろしく頼むよ。敢えて宝を奪われる
WIZ : 情報収集はお手のもの。アジトは分かってる
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴
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種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
バン・クロスハート(サポート)
【冒険。調査ですね!任せてください!】
「どんな調査も基本は足です!」
探索、調査が必要な際は基本的に走り回って情報を集めます
罠を踏んでも耐えたり避けます
調査の際も走り回って聞き込みです
怪しい人物は拘束服、物は袋で確保します
<サイレンコンテニュー>
デストラップでしたらコンテニューします!
【救助、人命第一です!】
「大丈夫ですか?こちらにどうぞ!」
救助対象を体を張って守ります
救助対象が動けない場合等は拘束服で確保して安全な場所まで運搬します
「任せてください、安全な所まで僕が頑張ります!」
<セイブエリア>
安全なエリアをブロックで作成します!
使用技能:激痛耐性、ハッキング、救助活動、運搬、ダッシュ、逃げ足
猟書家となったメリー・バーミリオンが迫るという『金の島』。特に今回は配下を連れて大勢で進軍してくると言うので、時間がないながらも事前の作戦はより重要となる。
そこで名乗りを上げたのがバン・クロスハート(一×十Χのガーディアン・f23853)だ。
「冒険。調査ですね! 任せてください!」
パトロールを得意とする彼にとって、こういった防衛作戦の事前警戒は得意分野だ。悪い奴らがどんな行動をとるか、その予想を立てて網を張るのも警戒活動の大事な役目。
「どんな調査も基本は足です!」
敵が来る大まかな方向は分かっているのだ。そこから敵が町に着くまでどういったルートを取り、どれほどの時間がかかるか。そして何より、猟兵たちはどこでそれを待ち伏せればよいか。
幸いにしてここは五行島の中でもとりわけ科学の進んだ世界がベースになっている島。島内に危険物は少なく、踏み抜き耐えねばならない罠のようなものもなかった。
だが、逆にそれは敵を阻む天然の要害もないということ。
万一に備え、彼は戦線に加わるよりも町中の安全を確保することを選んだ。
「セイブエリアを展開します! 負傷した方や救助された方はこちらへ来てください!」
町中で【セイブエリア】を展開し、そこに安全エリアを作るバン。もちろん未だ敵は着ていないため怪我人もいるはずはない。だが、その姿そのものが、これからこの島で大事が起こると伝える何よりの広報となるのだ。
エリアの中に来たものにはこれから起こることを伝え周囲への情報伝達と警戒を促し、そして自分が調べた情報を他の猟兵に渡すべく纏めるという『非戦闘行為』も集中して行っておく。
後ろの守りは固め、情報は仕入れた。後は悪人を待ち捕らえるばかりと、バンは敵が来るであろう方をじっと見つめるのであった。
成功
🔵🔵🔴
アモール・グラナディージョ
敵の進路に待機して足止め作戦。
キラキラな宝物・・・、これかな?
取り出すのは銀の懐中時計、安心してシエスタできる大切なもの。
私が眠りに落ちても正確に時を刻み続ける、邪を反らすお守り。
「ほしいの?ただではあげないよ」
【行動】UCで兎を召喚して、素早く銀の懐中時計のチェーンを兎の首輪に付けるよ。
「お逃げ」
兎は軽やかなステップで、メリーの配下を躱していく。
私は気配を消して音も無く動いて、兎の方に気を取られたメリーの配下を片っ端から次々に、蹴り飛ばして意識を刈り取るよ。
私は、ずっと目の前に居たけど。よそ見は良くないと思うね。
ごしゅじんもこれくらい要領良く狩れたらな・・・。でもそれはそれで寂しく成るかも。
しばらくして、一隻の船が金の島へと取り付いた。それは正規の港ではなく人目に付かない入り江につき、そしてそこからいかにも海賊と言った野卑な男たちが次々と上陸してきた。
「よっしゃ、行くぜ! お宝はいただきだ!」
「あ、おい待て野郎ども!」
頭である賞金稼ぎ、メリー・バーミリオンの制止も無視し、男たちは己の欲のまま島に散るのであった。
そしてその動きは、猟兵たちが予想していた通りのもの。
彼らが来るであろうと予想したルートに、猟兵たちは各々待ち構えるように陣取っていた。
「キラキラな宝物……これかな?」
アモール・グラナディージョ(風水彗脚拳の舞姫・f32818)が取り出したのは、美しい銀の懐中時計。その美しさや金銭的価値のみならず、安心してシエスタするための大事なもの。
「私が眠りに落ちても正確に時を刻み続ける、邪を反らすお守り」
そんな素敵な価値をあの海賊たちが理解できるかどうかは分からないが、少なくともこのきらめきが欲深い者の目を引くことは間違いない。
その予想通りに、我先にと身勝手に進んできた海賊の一団がアモールへと武器を構え迫ってきた。
「お嬢ちゃん、綺麗な時計持ってるじゃないか。ちょっとおじさんたちに貸してくれないか?」
刃物をちらつかせながら言うそれは、貸せと言いつつ明らかな恐喝の言葉。それに対し、アモールは冷たい表情で返す。
「ほしいの? ただではあげないよ」
その言葉に海賊たちが激昂する、それよりも早く、アモールは【十二支獣使令法】の兎を召喚した。
「お逃げ」
時計をその兎にかけ、逃がすアモール。海賊たちはアモールを攻撃するか兎を追うか、一瞬迷ってしまう。
そして、その一瞬が海賊たちの命取りであった。
「私は、ずっと目の前に居たけど。よそ見は良くないと思うね」
気配も音もない、素早い蹴りが次々と海賊の意識を刈り取っていく。瞬く間に地に伏せた海賊たちは、その意識を闇の中へと鎮めていった。
「ごしゅじんもこれくらい要領良く狩れたらな・・・。でもそれはそれで寂しく成るかも」
アモールのその呟きを聞く者は、当然その場にはもう誰も残っていないのであった。
大成功
🔵🔵🔵
バルタン・ノーヴェ
POW アドリブ連携OK!
なるほど、お宝を見せびらかして誘導する、と。
ならばワタシが宝となりマショー!
見つけやすいよう、大通りに展示台を用意(あるいはすでにあるものを利用)して、と。
「六式武装展開、金の番!」
豪華な装飾を施した、無敵の鎧に変形デース!
そのままじっと黙って持ち去られて、メリー殿のところに案内してもらいマショー!
艶守・娃羽
■方針
・アド/絡◎
■行動
それでは、私も協力致しますわね。
『高価な宝』を出すのに護衛が居ないのも、理由もなく見せびらかすのも不自然ですわ。
【法兵】を発動し『埴輪の兵』を使役する『信者』を召喚、その中の一名に『取引相手』のフリをさせ、残りの方々に『護衛役』をお願いしますわね。
その上でメリーさんの経路に合わせた場所に配置、『埴輪兵』達はその近くに伏兵させますわ。
後は襲う側にとって最も解り易いであろう『お宝』、『ディメンションポーチ』から取り出した『大量の金貨』や『大粒の宝石』を使い『後ろ暗いことが有る為、町から離れた場所で取引している』様に見せ、狙ってきた『配下』達を『埴輪兵』で不意打ちしますわね。
先に言った者たちが倒れたが、ばらばらに動く配下たちはそれに気づくことはない。
先に言った者とは別の、だがやはり猟兵には予測をたてられていた道を行く海賊たちは、物陰に隠れる何人かの人影を見つけていた。
「お、あれからいくか?」
「いや待て、何かやってるな……」
多少は慎重なところがあるのか、相手の様子を窺い芝居跡をつけてみることにした配下たち。一応は多少の警戒心のようなものはあるようだが、所詮は欲にかられ頭の言葉も聞かず飛び出すよう連中ばかり。
「大いなる豊饒の女神の使徒の名の元に、聖殿に仕える者達よ、兵を率いて此処に集いなさい」
追跡相手の呟いていたその言葉を聞き取れる程耳ざといものは、その中にはいなかった。そしてそれと共に彼女を囲むように現れた護衛らしき人影が、全て同じような外見をしていることにも。
やがてその人物は立ち止まり、どこからともなく現れた別の人間と何やら話を始める。手に持った者をこそこそと受け渡しているようで、そこからは声を消しそうなほどのジャラジャラという音。中身の確認のためか口を開けると、そこにあったのは大量の金貨や宝石など、一目見てわかる高価な、そして堅気の真っ当な手段では手に入りそうもない品ばかりであった。
「もうがまんできねぇ、いくぜ!」
それを見た瞬間海賊たちはとびだし、一気にそれを強奪せんとする。だが。
「こんなにうまくいくなんて、協力を申し出た甲斐がありますわ」
まるですべて分かっていたかのように、その人物は彼らを迎え撃った。その名は艶守・娃羽(豊饒の使徒・娃・f22781)。猟兵であり、自分が狙われていることを知り、敵をここまでおびき寄せた者。そして足を止めたということは、ここが迎え撃つ場所だということ。
周囲にいた埴輪兵が一斉に飛び掛かり、海賊たちを叩き伏せていく。
「あなたたちに上げられるものなどこの程度ですわ」
見下すような視線と冷たい言葉。それを受け男たちはほとんどが倒れ伏し、残った者も方法の体で逃げ出した。
だがそれを、娃羽は深追いはしない。
「あの知能では、引っかかるでしょうし」
そちらにあるものが何かを知っているから。
逃げた男たちは、追撃が来ないことを確認すると息をついて傍らにあった大きな台座に寄りかかった。
「クソ、ひどい目にあったぜ……」
大きく息を吐きながら顔を上げると、そこにあったのはなんと黄金の鎧。何かのモニュメントだろうか。だが、少なくとも高価そうなのは間違いない。
「これだけでも、貰ってくか?」
「最悪、鋳潰しちまえばいいしな」
目立つ像なら出所がばれてさばき辛いが、溶かしてしまえばただの金。その黄金像を持ち上げ、唯一の戦利品として男たちは持ち帰るのであった。
ここで、時間はしばし巻き戻る。
「なるほど、お宝を見せびらかして誘導する、と。ならばワタシが宝となりマショー!」
作戦を聞いたバルタン・ノーヴェ(雇われバトルサイボーグメイド・f30809)は勢いよく言い、敵の進軍、撤退ルートを割り出しその最後に当たる部分に巨大な…時代を用意させた。
そしてそこに乗るのは自分自身。
「六式武装展開、金の番!」
【金城鉄壁】を発動し、全身を黄金の鎧に変えてそこに『展示』されたバルタン。さらには仲間たちとも示し合わせ、敵を逃がすときは上手くこちらへ誘導してくれるようにも頼んでおく。
こうしてボロボロになった敵がせめてこれだけと思うような、この上なく魅力的な戦利品としてバルタンはその姿をそこに晒したのであった。
その狙い通り、生き残った海賊たちはバルタンを手に撤退していく。
(それではこのまま、メリー殿のところに案内してもらいマショー!)
声を出さず心の中で快哉を叫ぶバルタン。
抜け駆けして儲けを出すつもりが強力な敵をボスの元へ案内してしまうことになるなろうとは夢にも思わず、男たちは自分たちの着た方へといそいそと帰っていくのであった。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
第2章 ボス戦
『メリー・バーミリオン』
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POW : 野郎共、仕事の時間だ!
レベル×1体の【海賊船団員】を召喚する。[海賊船団員]は【したっぱ】属性の戦闘能力を持ち、十分な時間があれば城や街を築く。
SPD : お宝発見アイ〜伝説の海賊を添えて〜
対象のユーベルコードの弱点を指摘し、実際に実証してみせると、【大海賊の霊】が出現してそれを180秒封じる。
WIZ : 大逆転! 元の木阿弥大津波
自身の【サーベル】から、戦場の仲間が受けた【屈辱の数】に比例した威力と攻撃範囲の【津波】を放つ。
イラスト:和狸56
👑11
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種別『ボス戦』のルール
記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※このボスの宿敵主は
「十六夜・巴」です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
霧崎・蛇駆(サポート)
『あーあーヤダヤダ、めんどくさいったらありゃしねぇ』
『やるからにはやるさ、給料分はな』
『いいじゃんいいじゃん!楽しくなってきた』
口では面倒くさいと言いつつも仕事はこなす猟兵で、戦闘だとやる気を最初から見せる戦闘バカです。
捜索系ではハッキングを駆使して情報を集めたり、演技で騙したり脅したりします。
ユーベルコードは指定した物をどれでも使います。正面きって無数のテンタクルによる物量戦も好きですが、触手による立体的な移動からの相手の死角から攻撃も別格です。弱い相手だといたぶる傾向があります。
メインの武器は『テンタクル』です。
基本的な口調は『オレ』です。
あとはおまかせします。よろしくお願いいたします。
リーズ・リヴィエール(サポート)
時計ウサギの力持ち×ゴッドハンド、18歳の女です。
普段の口調は「女性的(私、あなた、~さん、です、ます、でしょう、ですか?)」、敵には「女性的(私、あなた、呼び捨て、です、ます、でしょう、ですか?)」です。
ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
エッチな描写もNGです。
あとはおまかせ。よろしくおねがいします!
リステル・クローズエデン(サポート)
基本
援護主体
潜
迷彩+目立たない+闇に紛れる
避
視力+第六感+見切り
ダッシュ、ジャンプ、空中浮遊など
防
オーラ防御、各種耐性
武器受け
攻撃共通
視力、学習力で見切り。
鎧砕き、目潰し、
武器落とし、部位破壊で
行動阻害や戦力低下を目的とする。
POW攻
呪剣・黒と
ユーベルコードを用いた接近戦。
SPD攻
クナイの投擲による援護射撃。
乱れ撃ちからのスナイパー。
ユーベルコードも有効なら使用。
WIZ攻
ユーベルコードに
破魔、呪詛、恐怖を与える等を組み合わせる。
(コメディタッチシナリオでも、空気を読まず
基本的にはまともに行動します
ただ、ちょっとズレタことになるかも。)
口調 (僕、あなた、~さん、です、ます、でしょう、ですか?)
手下が先走り、折角整えてきた手勢も散り散りになってしまったメリー・バーミリオン。結局いつもと同じ程度のしたっぱ配下しか残らなかった彼女を、さらなる迎撃が待ち受けていた。
「あーあーヤダヤダ、めんどくさいったらありゃしねぇ」
真っ黒な体に緑の外套を羽織った男、霧崎・蛇駆(ヴィリジアンモンスター・f20261)はそう漏らす。だが、その声は言葉とは裏腹にどこか弾んでいるようでもあった。
それもそのはず、彼は面倒くさがりなのは事実だが、それ以上に生粋の戦闘狂。ある程度顔の割れている相手とはいえ、相手は実力あるオブリビオンなのだ。それとの戦いに心が弾まぬはずはない。
コートの中からまるで刃の如く鋭くとがった触手を見せながら迫る彼に、メリーも自身の剣を抜いて向き合う。
「結局こうなるのか……おい、お前ら、やるぞ!」
残る配下を叱咤し、戦闘に入るメリー。だが、前に出ようとした途端配下たちは触手に叩き伏せられ、地に倒れていく。
「アハハハハハ!」
蛇駆の【テンタクル・マキシマム】が、一瞬にして有象無象の配下たちを刈り取り、戦場に立つことすら許さなかった。
「街を襲って奪うなんて、私も許せません!」
孤立したメリーにばしっとそう言うのは、リーズ・リヴィエール(時計ウサギの力持ち・f24468)。時計ウサギながらアポカリプスヘルに神隠しされ、そこで育った彼女にとっては町を破壊するオブリビオンは決して許して置けない存在。ましてやその目的が強奪など、奪還者である自分にとっての挑戦状と言ってもいいくらいの蛮行だ。
「ちょっとこれ、借りますね!」
そのリーズだが、掴みかかるのはメリーではなく蛇駆の触手に突き刺さっている配下の骸。
「あ? まあ別に返さなくていいけどよ」
「それでは……そぉれっ!」
その骸を【びったんびったん】で振り回し、武器として生き残りの配下さえなぎ倒していくリーズ。70キロ近い鈍器を振り回しているのと同じなのだ。その衝撃と、そしてそれを振り回せるリーズの膂力はいかばかりか。
「な、何という戦い方を……おのれ、もう許さんぞ! どうせお前らの戦い方は肉体依存だ、遠距離には弱いだろう!」
大海賊の霊と共に、二人のユーベルコードの弱点を見抜くメリー。体から出る触手と怪力による技は、確かに飛び道具の距離まで逃げられてしまえば成す術はない。
「……まあ、その指摘自体を封じさせてもらいますが」
静かな声と共に、メリーの頭上に一斗缶が落ちてきた。
「あだっ!?」
それを落としたのはリステル・クローズエデン(なんか青いの・f06520)。常に真面目な彼女に全く似合わぬその攻撃は一体何事か。
「た、確かに痛いがこの程度では私は死なんぞ!」
「別にこれで殺すつもりはないですよ。五行金術、来たれ。笑いの神」
続けざまに落ちてくるバケツと金ダライ。それが頭に命中した瞬間に、メリーの傍らにいた大海賊の霊が消え失せた。
リステルは遊んでいたわけではない。これは【我流忍術・空から金物】。自身にすら制御できぬ謎の金物をぶつけることで相手のユーベルコードを封じる技。
援護や支援を主な役目とする彼女は、前の二人と違い離れた距離からの行動を得意とする。そして奇しくも、この力はこの島に満ちる金の力と同質のものでもあった。
相手の封印技を封印技で止めるというダブルカウンターにメリーの手は封じられ、敵の接近技を止める手段がなくなる。
「いいじゃんいいじゃん! 楽しくなってきた」
「悪いレイダーもどきにはお仕置きです!」
そして止める者のない肉体からの力が、存分にメリーに叩きつけられるのであった。
成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴
甘露島・てこの
■方針
・アド/絡◎
■行動
それじゃ、何とかやってみるねぇ。
数が多いなら、頭を叩くのが良いかなぁ?
【燿羽衣】を発動、メリーさんとの間に居る相手を中心に、召喚された『団員達』に『光針』を放つよぉ。
これで仕留められれば突破出来るし、回避する為に離れたら、その間に『速度』を活かして突っ込めば、メリーさんに接敵出来るんだよぉ。
メリーさんの武器は『剣』、『鎖鞭』より間合いが短いから、最初は間合いに入られるのを嫌がる様に見せておくねぇ。
相手が詰めて来たら『茜甘天』を四肢に巻付け、此方から間合いを詰めて『剣』の間合いの内側に入り込んで『格闘戦』に移るんだよぉ。
後は『速度』で逃がさない様に張り付いて交戦、だねぇ。
バルタン・ノーヴェ
POW アドリブ連携アドリブ歓迎!
いそいそと運搬されて、メリーさんに献上されマース。
彼女が近づいてきたところでネタバラシデスネー。
HAHAHA! ワタシがオタカラデース!
元の姿に戻って、ガトリングガンをセット。(アドリブで、他の重火器でもOKデース)
代金は鉛玉でよろしいデスカ、お客様?
HAHAHA! フルファイア!
敵地のど真ん中で放つ、全方位への範囲攻撃は効きマスネー!
さて……そろそろフィニッシュでありますかな?
街を目指すことも許されず、上陸早々足止めされ深手を負わされたメリー・バーミリオン。彼女をここから一歩も進ませずに仕留めんとばかりに、さらに猟兵は彼女に迫る。
「それじゃ、何とかやってみるねぇ」
甘露島・てこの(豊饒の使徒・甘・f24503)がおっとりとした口調でそう言った。だが、口調はおっとりでも行動はそうとは限らない。
「大いなる豊饒の女神様、貴女の僕に天駆ける衣をお与え下さい」
てこのは迅速に【豊乳女神の恵賜・燿羽衣】を発動、ドレス姿になって高速で宙へと舞い上がった。
「そ、そんな体で飛ぶとかなしだろ!」
どちらかと言えば重量級のてこのが舞う姿にいちゃもんをつけるメリーだが、そもそも巨大ザメが平然と空を飛ぶこの世界にあって何をいまさらである。
「数が多いなら、頭を叩くのが良いかなぁ?」
そう考え、てこのは追尾性のある光針を乱射、まだいた配下たちを全滅させるべく空中から攻めていく。
だがその光針も、メリーほどの実力になれば致命打を避けるのは容易い。これでは仕留め切れぬとてこのは地に降り武器戦闘に切り替えるが、鎖鞭というリーチ重視の武器なためか牽制のような攻撃が多く、間合いに入られるのを嫌がっているかのようにも見える。
「そんな程度で私を遠ざけられると思ったか!」
それは相手に弱点を教えているのと同じ。そう思って踏み込んだメリーだが、それを待っていたとばかりにてこのは鎖を四肢に巻き付け、それによる殴打で相手を出迎えた。
「くそ、やっぱりクソ重いじゃないか!」
「失礼な人なんだよぉ」
そうは言うが、固いものを装備した上ヘビーな体重の乗った格闘のダメージは相当大きい。再度距離を取ろうとするが、てこのは素早く動いてインファイトの間合いから逃さない。
「あれ、お頭、なにやってるんで?」
「ちょうどいいところに来た!」
これはどうするか、と逡巡していたその時、先走って島に散っていた部下が戻ってきた。本来なら仕置きの一つもしてやるところだが、今はそんなこと言ってる場合じゃない。
「ちょっと大変なんだ! それ置いて手伝え!」
「へい、分かりましたよ。よいしょっと……」
命令に従い、男たちは担いでいた黄金の鎧をその場におろす。そしてメリーとあわせてこのを挟み撃ちにしようとしたその時。
「HAHAHA! ワタシがオタカラデース!」
突如鎧が人の姿に戻り、ガトリングガンを乱射しはじめた。
何を隠そう鎧の正体は、バルタン・ノーヴェ(雇われバトルサイボーグメイド・f30809)。運搬されメリーに献上されることで労せずして敵中に飛び込もうという、島に配下が散った時からの仕込みを今ここで解いたのである。
少数の配下が増えたはいいが、それでは割に合わないほどの強敵まで一緒について来てしまった。
「代金は鉛玉でよろしいデスカ、お客様? HAHAHA! フルファイア!」
むしろ彼女の方が持ってかれたので代金をもらう側かもしれないが、運送費を払ってあげようとはなんというサービス精神か。もっとも払われる側はたまったものではないだろうが。
「敵地のど真ん中で放つ、全方位への範囲攻撃は効きマスネー!」
その言葉通り、運搬してきた者も含めて配下たちはこれで完全に全滅。そしてその余波で元々傷ついていたメリーも最早フラフラだ。
その様子を見たバルタンが、少し声を落ち着かせて言う。
「さて……そろそろフィニッシュでありますかな?」
「だねぇ」
鉛玉と鎖ナックルの嵐が、メリーの体を滅茶苦茶に打ち砕いた。
「せめて……1つ、だけでも……!」
崩れるように倒れ、消えていくメリー。五面同時作戦の崩壊は、いよいよ近い。
大成功
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