3
かませ速攻! 五行島制圧作戦・木

#グリードオーシャン #猟書家の侵攻 #猟書家 #メリー・バーミリオン #冒険商人 #宝島 #五行島

タグの編集

 現在は作者のみ編集可能です。
 🔒公式タグは編集できません。

🔒
#グリードオーシャン
🔒
#猟書家の侵攻
🔒
#猟書家
🔒
#メリー・バーミリオン
🔒
#冒険商人
🔒
#宝島
#五行島


0




●曲直の島
 ここに『五行島』と呼ばれる五つの島があった。
 この五つの島は離れた場所にありながら、兄弟島として互いに干渉しあいその歴史を紡いできた。
 その中の一つ、『木の島』。ここは緑あふれる穏やかな島で、五つの島の中でもとりわけ穏やかな島である。その島に、今一人の海賊が迫っていた。
「五面同時作戦、こいつはさすがに防げないだろ。五つの宝は全て私が貰う!」
 羅針盤戦争を生き抜いた賞金稼ぎ、メリー・バーミリオンが、お宝発見アイを輝かせその島に迫っていた。

●その意味は始まり
「各々方、猟書家がグリードオーシャンに現れ申した」
 シャイニー・デュール(シャイニングサムライ・f00386)が一礼して言う。
「敵はメリー・バーミリオン。羅針盤戦争でも我らの前に立ちはだかった敵にござる」
 奔放な賞金稼ぎではあるが、その実力が本物であるということは猟兵たちは嫌というほど知っている。
「此度、彼女が『五行島』という島を襲おうとしております。この島はグリードオーシャンに点在する五つの島で、兄弟島でありつつ支え合い、またときに悪しき影響も与えつつ共にあった島の様で」
 島同士が同盟、あるいは敵対するのは珍しいことではないが、行き来が難しいグリードオーシャンで離れながらそれをしてきたというのはいかにしてか。
「この島々にはそれぞれ『五行の力』とされるメガリスがあり、それによって不思議な縁で結ばれていた模様ですな」
 元々同じ地にあった島なのか、それが縁で結ばれたのか。それは分かりませぬが、そうシャイニーは続ける。
「そのメガリスを含めた島の宝を求め、メリー・バーミリオンが五行島を襲おうとしています。拙者が紹介するのは『木の島』。五つの中で最も穏やかで緑あふれる島にござる。ここにはキャンプ場がござりますので、そこに伏せて敵を待ち受けてくだされ」
 シャイニーはそう言って猟兵を見渡す。
「敵は五面同時作戦を駆けております。時間がありませぬ故皆様を下ろしたら別のものがすぐに別の島へと船を向かわせます。どうぞお急ぎを」
 シャイニーは急いだ口調でそう言うと、鉄甲船を北へ回頭させた。


鳴声海矢
 こんにちは、鳴声海矢です。

 『注意!』
 今回は非常に特殊なシナリオとして、基本的にプレイングをほぼ募集していません。
 明日までに5シナリオ終わらせるのを目的に、サポートフル活用、文字数最低限で執筆の予定です。
 プレイングを頂いてもリプレイは非常に短くなります。送る場合はご了承の上でお願いします。一応成功以上の通常プレイングが来た場合その分サポートは減らしてそちらを優先します。

 内容が内容ですので詳しい解説は行いません。それでは、よろしくお願いします。
138




第1章 冒険 『キャンプ・キャンプ・キャンプ!』

POW   :    まずは拠点づくりだ!テントを立てたり薪を集めたり。

SPD   :    ご飯を準備しよう!料理の用意に取り掛かろう。

WIZ   :    周囲を探索しよう。使えそうなものや地形はないかな?

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​

種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


【追記】
 第一章が冒険だけど必要🔵11ということで、通常参加者必須という状況となりました。
 ですので各章1~2名ずつ通常参加者を募集いたします。
 もし参加者不足で完結不能の場合、企画自体を来期へ持ち越しとさせていただきます。ご迷惑かけますがよろしくお願いいたします。
グリュック・ケー(サポート)
「なんかよく分かんないけど、よろしくなっ」
ノリのいい兄ちゃん。旅が好きでふらふら出歩いている割には呼べば現れる。ひとりも好きだが大勢も好き。楽しそうなことには顔を突っ込みたがる。汚れ役も引き受けられる基本的にいい人。
プリンと睡眠が大好きで常にプリンを持ち歩き、少しでも時間が空けば夢の中へ。寝起きはいいほうだが寝つきがかなり良い。
普段から顔を隠しているが、「見せて」と言われれば普通に見せる。
好戦的というわけではないが、必要であれば躊躇わない。
ユーベルコードも普通に使う。正面から戦うよりかは罠をかけるほうが好き。


鵜飼・章(サポート)
僕は鵜飼章…旅人だ
何かの縁でここにやってきて
状況は大体解っている
だからさりげなくその場に溶けこみ
依頼をいい感じに進める行動言動をするよ
シリアスでもギャグでも皆に合わせます

可能さ…そう
UC【空気を読む】があればね
(読めない時もあるよ)

僕にできる事は技能一覧を見てほしいな
これ以外の事は大体できないと思ってくれて構わない
特に苦手なのは労働と力仕事だよ
できないからやらないとは言ってない
装備アイテムを使えば割とどうにかなる
きみが僕をなんとかするんだ

困っているきみ…
この依頼心情系ですか?
全部捏造でいいんじゃないかな
描写された内容が真実とは限らない…
僕、謎なので

つまり全部お任せだよ
アドリブアレンジ大歓迎です


ヴィヴィ・ジーヴ(サポート)
キマイラの力持ち×精霊術士、15歳の女。
名前はヴィヴィ、一人称は自分の名前でビビ。表記はどちらでも。

服の下はフクロウ。
腕はハーピー(鳥の羽)、器用な作業は少しだけ苦手。
「あまりお手手は見ないでね、女の子の秘密よ。」

《力持ち》
素早いの、苦手。お目目くらくらする。一撃ドーン、が得意よ。

《精霊術士》
困った時は精霊さんに聞く!

《好き》
美味しいもの、食べる事、大好き!
あとね、ビビ、空中浮遊でふよふよするの好きよ。

◆冒険
お空を飛んでも良いなら、ビビに任せて。
探し物は、精霊さんに助けてもらうの。
力仕事なら任せて!
嘘は上手につけないの。おクチむーーってしておくわ。
地図は上下にぐるぐるしたり、宝探しは第六感!


グァンデ・アォ(サポート)
《アドリブ、連携、苦戦描写、ユーベルコード詠唱変更、その他何でも歓迎です》

「おや? あれは何だろう……ねーねー、そこのオネーさん、これは何なの?」

通常はだいたいイラストの通りのキャラクターです。
好奇心の向くまま、あちこちウロチョロ飛び回っては、なんやかんやで状況を動かします。
念動力でその場にあるものをなんやかんやしたり、ウロチョロ飛び回ってなんやかんやしたり、危険な行為に勇気を出してなんやかんやします。

「サポートAI、『大人の』グァンデです。よろしくお願いします」

マシンヘルムに変形して誰かに装着してもらう(攻性ユニット化)場合に限り、口調と人格が大人のそれになり、装着者の行動をアシストします。



 グリモア猟兵に連れられやってきた『五行島』の一つ『木の島』。そこは話に聞いていた通り穏やかな気候で木々が生い茂り、島民たちも実直、それでいて決して堅物ではない硬軟合わせた思考を持っている島であった。
 そんな島だから積極的に外部からの来訪者も受け入れ、グリードオーシャンでは珍しい山林系リゾートを産業ともしていた。
 そのキャンプ地に、今猟兵たちが集まっていた。
「僕は鵜飼章……旅人だ。何かの縁でここにやってきて、状況は大体解っている」
「なんかよく分かんないけど、よろしくなっ」
 鵜飼・章(シュレディンガーの鵺・f03255)とグリュック・ケー(なんか黒い・f32968)があいさつを交わす。感性と理屈、方向性は違えど高い社交性を持つ二人だが、もちろん遊びに来たわけではない。
 これからこのキャンプ場は敵を待ち受ける要塞となるのだ。
「先に言っておくと特に苦手なのは労働と力仕事だよ。できないからやらないとは言ってないけどね」
「苦手なら無理にやんなくてもいいって、あんた頭良さそうだしさ、そっち系でがんばってよ」
 そう会話する二人に割って入るのは、ヴィヴィ・ジーヴ(いつも誰かのお手伝い・f22502)。
「素早いの、苦手。お目目くらくらする。一撃ドーン、が得意よ」
 少したどたどしい口調ながらそう主張する彼女。つまりは力仕事は任せろ、ということらしい。
「お、それじゃお任せしようかな。これで役割分担はOK。力仕事はヴィヴィ、司令塔は章。おれはプリン食べて寝る役で……」
「残念だがそれは許容しない」
 非常に間を呼んだ的確なツッコミに、場の空気は一気に砕ける。もちろんグリュックだって本気で言ったわけではない。いそいそとヴィヴィを手伝い、施設の設営を開始する。
「あまりお手手は見ないでね、女の子の秘密よ」
 そう言いながら作業するヴィヴィだが、やはり自慢とするだけあってその力は強い。
「よし、その大きなものは中心に。あとは周りを固めてくれ」
「うん」
「了解!」
 少し離れて指示を送る章に従い、拠点を組み上げていく二人。
 その上空を、一機の飛行機械がちょろちょろと飛んでいた。
「おや? あれは何だろう……ねーねー、そこのオネーさん、これは何なの?」
 降りてきてヴィヴィに尋ねるのはグァンデ・アォ(敖 広徳・f10200)。ヒーローマスクながら自立行動もできる、変わり種のドローン型マスクだ。
「おや、君は猟兵ではないのかね?」
「いや猟兵だけど、ちょっとリゾートしてたって言うか」
 どうやら彼は依頼と関係なく個々に遊びに来ていたらしい。
「あのね、悪い人来るから、それをやっつけるの」
 ヴィヴィの説明に、グァンデは全身を上下させて頷くような仕草を取る。
「よーし、それなら任せたまえ! で、とりあえず何をしようか?」
「んじゃこれの設営手伝ってよ!」
 グリュックの言葉に、グァンデは今だ積まれている資材を見る。
「なるほどなるほど。よーし、お任せ!」
 そう言っていくつもの資材を纏めて念動力で持ち上げるグァンデ。
「ほう、広範囲か……よし、ならば力仕事はヴィヴィさん、広く浅くはグァンデさん、細部の詰めはグリュックさんで行こう。僕は各所を見つつ足りなさそうなものを計算するよ」
「うん!」
「了解!」
「お任せ!」
 司令塔である章の役割分担に従い、着々と要塞を組み上げていく三人。
「でも、平和な島にこう言うの築くのってちょっと気が引けるっていうか」
「だけど、やらなきゃ、悪い人きちゃう……」
「なーに、ここはキャンプ場だ。終わったらアスレチックに改造してしまえばいい。猟兵製作のアスレチックだ。きっと大人気になるぞ?」
「ふふ、それはいい。僕も一枚かませてもらおうかな。だがその前に、まずは要塞として完成させないとな」
 一見無駄口のような、しかし即興でありながらも和やかかつ緻密な連携によって、猟兵たちはちゃくちゃくとキャンプ場に臨時の要塞を築いていくのであった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​

四王天・焔(サポート)
『こんにちは、焔だよー。』
 妖狐の人形遣い×ガジェッティアの女の子です。
 普段の口調は「無邪気(自分の名前、~さん、だね、だよ、だよね、なのかな? )」、家族には「甘えん坊(自分の名前、相手の名前+ちゃん、だね、だよ、だよね、なのかな? )」です。

 ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、
多少の怪我は厭わず積極的に行動します。
他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。
また、例え依頼の成功のためでも、
公序良俗に反する行動はしません。

無邪気で感情の起伏が激しい性格の少女、
武器はからくり人形とドラゴンランスを主に使います。
植物、特に花が好きです。
 あとはおまかせ。よろしくおねがいします!


エドゥアルト・ルーデル(サポート)
『ヒャッハー!頭ねじ切ってオモチャにしてやるでござる!!』

口調:拙者、名字+氏、~でござる、~ですぞ
属性:混沌・悪

弱きを困惑させ強きを嫌がらせの果に弄り倒す正義なんてどこ吹く風なゴーイング・マイ・ヒャッハー系

シリアスな空気だと破壊するか自分が爆発する
可愛い女の子を見れば興奮する変態
エンジョイ&エキサイティングをモットーに好きなように生きて好きなように死ぬギャグキャラ
オタクらしく戦闘中でも状況に有ったセリフやパロ技を適当にぶっ込みながら戦う様はイカレポンチすぎて敵味方問わず困惑と驚愕させることに定評がある
公言しないが空軍のパイロット



「こんにちは、焔だよー」
 猟兵の活躍によって出来上がった臨時の要塞。そこに四王天・焔(妖の薔薇・f04438)がやってきた。彼女も既に話は聞いている。ここを拠点に迫る敵を迎え撃つのだ。その為にも、今はここで駐留……つまりはキャンプしていなければいけない。
「ヒャッハー! 頭ねじ切ってオモチャにしてやるでござる!!」
 そしてその隣でいい年して無暗に叫んでいるのは、エドゥアルト・ルーデル(黒ヒゲ・f10354)だ。悪と混沌に属し弱きを困惑させ強きを嫌がらせの果に弄り倒す彼は、この様にしてキャンプ場の無辜の民を困惑させつつも戦場となる場所から引かせ、そして来るべき強敵に対しての投資を滾らせていた。
「やっぱ肉は塩でござるな! あと外で作るカップ麺ってなんでこんなにうまいんでござろうか!」
 いや、単にキャンプでテンション上がっているだけなのかもしれない。
「肉を焼く時は一人で静かで豊かに限るでござるな!」
「一人でも静かでもないよねおじさん!」
 感情の起伏の激しい焔も彼のテンションに引っ張られ、ノリノリでツッコミを入れる。
 一見すれば巨大アスレチックの隣でキャンプを楽しむ親子か兄妹。だが、実際には二人とも歴戦の猟兵。己のすべきことは忘れてはいなかった。
「おー、高い高い! こりゃよーく見えるでござる! ……こっちに向かってくるロクデナシさんがな」
 物見櫓代わりに作られた高台に上ったエドゥアルトはその景色の中に意気揚々と島に迫りくる海賊船を見つけ。
「魂を込めてあげるね。狐さん、焔と一緒に頑張ろうね!」
 焔は自身と同じ大きさのぬいぐるみを取り出し、そこに力を込めて自立させる。ぬいぐるみは半径およそ10kmを自由に動き回り、陸路から近づいてくる者や避難し損ねた一般人を探す。
「遅れた人は、いないみたいだよ」
「左様にござるか。こちらもお客さんのお着きにござるよ」
 哨戒の結果を互いに伝え合い、時が来たことを確信する二人。
「それでは時間ですぞ。ヒャッハー! オモチャにしてやるでござる!!」
「ヒャッハー!」
 準備は整った。遊びではない明確な意思と共に、猟兵は敵を迎え撃つのであった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​




第2章 ボス戦 『メリー・バーミリオン』

POW   :    野郎共、仕事の時間だ!
レベル×1体の【海賊船団員】を召喚する。[海賊船団員]は【したっぱ】属性の戦闘能力を持ち、十分な時間があれば城や街を築く。
SPD   :    お宝発見アイ〜伝説の海賊を添えて〜
対象のユーベルコードの弱点を指摘し、実際に実証してみせると、【大海賊の霊】が出現してそれを180秒封じる。
WIZ   :    大逆転! 元の木阿弥大津波
自身の【サーベル】から、戦場の仲間が受けた【屈辱の数】に比例した威力と攻撃範囲の【津波】を放つ。

イラスト:和狸56

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は十六夜・巴です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

リズ・ルシーズ(サポート)
生体ベースのサイボーグ、何らかの理由で生命維持モード(Re-A=リア)として活動中、普段の活発さはなくミステリアスな雰囲気。生命維持を最優先、リスクを避けるとともに敵対する存在に対して容赦はしない。白い外部装甲

『私はリア、この身体に敵対するものに容赦はしません』
『『解析・検証・再定義』データの取得に使わせていただきます』
『私はリズ程は甘くはありませんよ?』


21歳 女
口調:おしとやか(私、貴方(貴女)、~さん、ですね、です、ですか、でしょうか?)
武器:電磁ランスと疑似刻印による光属性攻撃のレーザー
補助装備:ナノワイヤー(トラップ・移動用)、重力制御装置
探索時:R-Seriesでの人海戦術など


ライザー・ヴェロシティ(サポート)
・出身世界「アックス&ウィザーズ」の猟兵だ
元の世界でも傭兵として活動していた
依頼の傾向は純戦闘
重視するのは報酬だ(金銭、食事等)

仕事は仕事として割り切るスタンスだな
あとは強敵と戦う依頼を好む


・性格は荒っぽいほうだろう
デジタルとか近未来の文化にゃ馴染みがない

・風属性の魔法を主体とするマジックナイトだ
剣に風属性を付与して行う近接戦闘を主とするぞ
使用するユーベルコードは主に近接の強化
または攻撃のレンジや範囲を補うモノだ


・耳がいい
乱戦時とかにゃ僅かな音を頼りに見えない敵の位置を把握するぜ

ただ耳がよすぎるんでな、歌や高音は聞きすぎると頭が痛くなる
特に歌は嫌いだ
味方なら兎も角、敵が歌ってんなら全力で止める



「よし、お宝を頂きに来たぞ!」
 島に上陸し、開口一番そう叫んだ海賊メリー・バーミリオン。宝を探し進軍する彼女の前に現れたのは、平和な森に似つかわしくない巨大な要塞。
「なんだこれは? とりあえず……燃やすか!」
 メリーがそう叫んで火種を探そうとした瞬間、その中から二人の傭兵が飛び出した。
「俺、否、我こそはギスガーン最強の戦士なり! ってな!」
 ライザー・ヴェロシティ(Sturm Jaeger・f00188)が抜き撃ちにメリーを一閃する。人並外れた聴力を持つ彼の事、無駄に騒がしいメリーの挙動など要塞の中に籠っていても手に取るように理解できた。
「私はリア、この身体に敵対するものに容赦はしません」
 つづけてメリーをレーザーの嵐が襲う。空中から舞い降りたのはリズ・ルシーズ(Re-Z・f11009)……の生命維持モードであるリアだ。自身の体が潜むこの場を焼かれてはならぬと、容赦なく彼女はメリーに撃ちかけた。
「ぐぬぬ……罠だったか!」
「罠っつーか待ち構えてただけだがな」
 風の力を宿した剣が一閃され、メリーを押し返す。だが一歩下がった所に、電磁ランスを構えたリアのチャージがぶち当たった。
「ぬぬ……お前たちの力は光と風! 故にどちらも障害物に弱かろう! 森に潜むんじゃなかったな!」
 大海賊の霊とともに、二人のユーベルコードを封じんとするメリー。確かに、能力の属性を考えればその推測は当たっているだろう。
 しかしそれで属性攻撃を封じても、二人には鍛えた体と最新技術、真逆ながら同様に至高の肉体が残っている。
「前金も貰ってんだ。討ち漏らすわけにはいかねぇんだよ」
「あなたを放置すればこの体に害が及びます」
 そして両者にはともに決して譲れぬ矜持がある。傭兵として、維持装置として、決してここだけは履行せねばならぬのだ。
 その意思に自らの力を乗せ、剣とランスが隠れたメリーをその木ごと切り、貫く。
「ぐぅぅっ……!」
 武器のダメージに重なるように放たれる、魔法の風と科学の電磁。五行に含まれぬ属性である二極の風雷が森に轟き、侵略者を押し返すのであった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

ニノン・トラゲット(サポート)
『容赦なんてしませんから!』
『アレ、試してみちゃいますね!』
未知とロマンとお祭りごとを愛してやまない、アルダワ魔法学園のいち学生です。
学生かつ魔法使いではありますが、どちらかと言えば猪突猛進でちょっと脳筋っぽいタイプ、「まとめてぶっ飛ばせばなんとかなります!」の心で広範囲への攻撃魔法を好んでぶっ放します。
一人称はひらがな表記の「わたし」、口調は誰に対しても「です、ます、ですよね?」といった感じのあまり堅苦しくない丁寧語です。
基本的にはいつも前向きで、ネガティブなことやセンチメンタルっぽいことはあまり口にしません。
その他の部分はマスターさんにお任せします!


トゥルリラ・トゥラリラ(サポート)
 堕天使の四天王×殺人鬼、17歳の女です。
 普段の口調は「女性的(私、キミ、なの、よ、なのね、なのよね?)」、戦闘中は狂える殺人鬼「私、相手の名前、呼び捨て、なの、よ、なのね、なのよね?」です。

性格は明るく無邪気ですが、殺人や殺戮は遊びとして認識している危険人物です。
【地の魔王】と呼ばれる魔王に仕えていて、その魔王に心酔しています。
実は語尾がおかしい事を気にしています。

 ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
 あとはおまかせ。よろしくおねがいします!



「ぐぬぬ……まさかこんな防壁があったとは!」
 予想外の抵抗にあい、傷を負ったメリー・バーミリオン。だが負傷だけで済ませてやれるものではないと、次なる猟兵が要塞から飛び出した。
「容赦なんてしませんから!」
 ニノン・トラゲット(ケットシーの精霊術士・f02473)がそう言って堂々と見栄を切る。だが、先に戦った二人と違い、今度の相手は強靭な肉体も理解できない兵装も持っていなさそうな小柄な存在。これなら御せると、メリーは改めて自分のサーベルを構えた。
「よっしゃ、こんなチビならやれる! おらいけ元の木阿弥大津波!」
 メリーがサーベルを振り下ろすと、森の中だというのにその後ろから巨大な津波が現れた。津波は小柄なニノンを飲み込み、要塞諸共押し流さんとする。
「わぷぷ……」
 その小さな体を思わず流されてしまいそうになるニノン。必死に要塞の壁にしがみつき堪えるが、攻勢にはなかなか出られないでいた。
「じゃ、こっちも遊んでほしいのね!」
 このまま押せば勝利、と油断するメリーの頭上から、別の明るい声が響いた。ひときわ高い物見台の上から飛び降りてきたのは、トゥルリラ・トゥラリラ(鏖殺の堕天使・f31459)だ。遊ぶ、と言いながらその行動はメリーの脳天に巨大な殺戮大ナタを振り下ろす殺意満々な一撃。とっさに身をよじってその直撃は躱すが、掠っただけでそこの肉は抉れ、大量の血が湧き出てくる。
「な、な……」
「よーし、それじゃもっと遊んじゃうのね!」
 突然の奇襲に慌てるメリーの前で、トゥルリラの体に魔王の力が漲る。その力は彼女自身をも蝕み全身から血を噴き出させるが、それをまるで意に介さず無邪気におもちゃでも振るうように鉈を振るってメリーに迫るトゥルリラ。
「でえぇい、くるなくるなくるな!」
 メリーはそれを再び津波を起こして押し流そうとするが、同じ手に二度もかかるほど猟兵は甘くない。
「アレ、試してみちゃいますね!」
 津波を逃れたニノンが杖を一振り。すると周囲の木々がざわめき、大量の葉を雨のように降らせメリーを閉じ込めた。
 木属性の雨という不思議な現象は殺傷力こそないが、メリーの動きを封じ視界を閉ざす。
「こ、このくらい……」
「はい、どーん」
 そして殺傷力はこちらの担当。トゥルリラの大鉈が、容赦なく葉ごとメリーを切り裂いた。
「ぐおぉぉぉ!?」
 緑の中に赤を散らせ倒れるメリー。その前で、ニノンとトゥルリラは明るく無邪気にタッチを交わすのであった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

バルタン・ノーヴェ
POW アドリブ連携OK!

なるほど、時間が不足。速攻でありますな? ならばOK! 最初から全力で参りマース!
「骸式兵装展開、剣の番!」

グリモア猟兵の方に方角を指示してもらい、飛翔突貫・一直線に向かうであります!
海賊団諸共、鎧袖一触の勢いで斬りかかるであります!
「悪いな、メリー・バーミリオン! 貴様に分けるお宝はない! であります!」

このユーベルコードを使うと、ちょっとピサロの性格が出てくるのデスガ。
致命的になる前に素早く済ませるでありまーす!



 まさか、ここまでの速攻を駆けられるとは。メリー・バーミリオンは予想外の防衛線に歯噛みする。
 だが、その彼女を歯噛みだけで済ませてやる時間の余裕は猟兵にもなかった。
「なるほど、時間が不足。速攻でありますな? ならばOK! 最初から全力で参りマース!」
 話を聞きつけはせ参じたバルタン・ノーヴェ(雇われバトルサイボーグメイド・f30809)。彼女は現地に着くや否や、事前に聞いておいた敵の方向を目掛けいきなり【模倣様式・八艘飛び】を発動した。
「骸式兵装展開、剣の番!」
 バルタンの姿が七大海嘯が一人、『邪剣』ピサロ将軍を模した姿に変わっていく。否、代わったのは姿だけではない。全ての射撃武器を封じることを代償に、その動きは一瞬にして千里を駆ける程に早く、その腕は千の太刀筋を極めたと言えるほどに鋭く唸った。
 そしてその精神性も。
「悪いな、メリー・バーミリオン! 貴様に分けるお宝はない! であります!」
 傲慢で邪悪な彼女を彷彿とさせる口調を混ぜながら、一瞬にしてメリーの元へたどり着いたバルタンが剣を一閃した。
「な、なんだ!? ピサロ!?」
 呼び出そうとした配下は鎧袖一触に切り裂かれ、メリー自身も気付いたときには深手を負っている。
 彼女を幾度となく倒したバルタン。その彼女がその力を模した技を用いれば、羅針盤戦争において格下扱いであったメリーなどは物の数ではなく。
「このユーベルコードを使うと、ちょっとピサロの性格が出てくるのデスガ。致命的になる前に素早く済ませるでありまーす!」
 彼女の邪悪さに飲まれる前にと、バルタンは容赦なくメリーを一閃した。それはまるで相手の都合も聞かず滅ぼし、従えたピサロの侵略の如くに。
「く、くそ……だが、まだあと4つ……!」
 血を流し、森の中倒れ消えていくメリー。ここに木の島、木の宝は守られた。そして他もくれてやる必要などないと、バルタンは素早くその場を飛び去るのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2021年04月26日


挿絵イラスト