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銀河帝国攻略戦⑤~その意志が、塵芥となる前に

#スペースシップワールド #戦争 #銀河帝国攻略戦

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●救出作戦開始
「緊急事態に対する招集に応じてくれて感謝するよ」
 いつもよりも真剣な表情で水島・可奈(少女自由に夢幻を掴め・f01117)は語り始めた。
「私たちはヘロドトスの戦いでワープドライブの技術を手に入れた。だけど、銀河帝国に対抗するためにはまだ助力が欲しい。味方は多い方がいいからね。そこで、1つ、味方の支援に行ってほしいんだ」
 可奈が予知したのは、解放軍に合流しようとしているある宇宙船。しかしその間近に帝国戦艦が出現し、その意志を破壊しようとしている。
「目的は合流される前の各個撃破だろうね。助けるついでに帝国戦艦もぶっ潰す。バシッとやっちゃって」
 可奈が言うには、戦艦内の敵は大したことないロボばかりだそうだ。猟兵たちならば苦にもならないだろう。だが、もしも必要ならば狙われている宇宙船に連絡すれば援護攻撃もできるだろう。
「戦艦内までは私が送れる。今回は転移してすぐに戦闘が予想される――内部の敵を撃破して戦艦を沈黙。そしたら、戦艦を破壊して、轟沈させる。そうすれば狙われた宇宙船は解放軍へ合流できるからね。これが今回の目的」
 戦闘が終わればヘロドトスの戦いで救出したミディア・スターゲイザーの宇宙船が迎えに来てくれるので、そこに撤退して外から破壊してもいい、と可奈は付け足した。
 猟兵たちは目を見合わせた。今すぐにでも行く気満々かのように。それを見渡した可奈は1つ、頷いた。
「じゃあ、行くよ――救出作戦、スタートだよっ」


結衣謙太郎
 結衣です。
 味方は多い方がいいですよね。どんな時でも。
 ひとつ、m'aiderを出している船を救ってあげてください。

 なお、このシナリオは、「戦争シナリオ」となります。
 1フラグメントで完結し、「銀河帝国攻略戦」の戦況に影響を及ぼす、特殊なシナリオとなります。
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第1章 集団戦 『バトルドロイド』

POW   :    バトルスイッチオン
【超戦闘モード】に変化し、超攻撃力と超耐久力を得る。ただし理性を失い、速く動く物を無差別攻撃し続ける。
SPD   :    精密射撃
【狙撃用プログラム】により、レベルの二乗mまでの視認している対象を、【熱線銃(ブラスター)】で攻撃する。
WIZ   :    シュートダウン
対象のユーベルコードに対し【正確にタイミングを合わせた射撃】を放ち、相殺する。事前にそれを見ていれば成功率が上がる。
👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​

種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

峰谷・恵
「これ以上はやらせはしないよ」

突入直後、敵が超戦闘モードに入る前に可能な限り多くの敵を捕捉してフルバースト・マキシマム(一斉発射、鎧無視攻撃、鎧砕き、誘導弾、属性攻撃、2回攻撃)を発動、撃破する。
その後は遮蔽物に隠れて進みながら向かってくる敵をMCフォートとアームドフォートで攻撃する。敵の攻撃はダークミストシールド(盾受け)とマント、喰精紋、コード【神を穿つもの】、空間活動用改造ナノマシンの4重防具(オーラ防御)で防ぐ。超戦闘モードの敵が集まったら遮蔽に隠れたままMCフォートの弾を上にばらまき、それに敵がつられたら遮蔽から飛び出してフルバースト・マキシマム発射、すぐ隠れる
他の猟兵と連携を取る。


遠呂智・景明
アドリブ、他の参加者との連携絡み歓迎

さて、敵の数が多いってんならやりやすい。手当り次第斬らせて貰うわ。

素早く敵陣間近に飛び込んで、【風林火陰山雷 風の如く】を発動。刀で横薙ぎすることでより多くの敵の破壊を狙う。壊しきれなきゃもう一本の刀で【2回攻撃】だ。

敵の攻撃にゃ船内の狭さや遮蔽物を【地形の利用】で利用して【残像】【フェイント】を用いて翻弄しつつ回避する。
あとはひっとあんどあうぇいの繰り返しよ。

敵を倒し切ったら船本体の破壊だな。敵船の弱ってる部分を【見切り】で見切って【傷口をえぐる】ように破壊する。

ほかの猟兵との連携もちゃんと頭に入れとかねぇと。



●せんせいこうげきのチャンス!
 ロボたちは油断していた。否――油断というより、来るべき時に備え、力を蓄えるように、皆首を垂れて休んでいた。
 ――そこに響く1つの声。
「やらせはしないよ。やられる前に、やる」
 峰谷・恵(神葬騎・f03180)のMCフォートとアームドフォートが休んでいるロボたちを次々とマルチロックオンしていく。
「――いけっ!」
 恵、なんとアンブッシュを仕掛けた! 兵器から次々と弾が飛び、まだ休んでいたロボたちを粉々にしていく!

「さて、敵の数が多いってんならやりやすい。手当り次第斬らせて貰うわ」
 続けざまに敵陣に斬りこんでいったのは遠呂智・景明(さむらいおろち・f00220)。
「速きこと風の如く。さあ、一瞬だ」
 瞬。横薙ぎの剣閃がきらめく。まだ寝ぼけているロボたちが真っ二つにされていく。
「まだだぜ」
 景明はそのままもう一本の刀を抜き、もう一度横にひと薙ぎ。再び寝ぼけたロボたちの頭と足がお別れしていく。

 ロボたちが音を立てながら立ち上がり、赤いランプを光らせながら先制攻撃してきた2人に攻撃していく。
 景明は船の荷物や壊れたロボを使いロボたちの攻撃を回避する。時折一瞬だけ体をのぞかせ、すぐに元の場所にしまう。残像ができるほどの速さでこれをすれば、それは立派にフェイントとなり、ロボたちも釣られる。速いものに反応するからね超攻撃モードのロボは。
 恵も遮蔽物などを使うのは同じだ。だが、彼女が取るのはむしろ迎撃。ダークミストシールド(盾受け)とマント、喰精紋、コード【神を穿つもの】、空間活動用改造ナノマシンの4重防具で攻撃を防ぎつつ、MCフォートとアームドフォートで各個破砕していく。
 だが、ここまでは各個撃破で行けたものの、ある程度進むとロボが集団で襲いかかってくる。景明が攻撃の準備をしていると、恵の姿を見かけた。遮蔽物に隠れながらアイコンタクトを1つ。頷きあうと、恵はMCフォートの弾を上にばらまく。ロボたちがつられて陣形が乱れた。この隙が狙いだ。
 まず恵が飛び出しフルバースト・マキシマムで数体敵を破砕。入れ替わるように恵は隠れ、代わりに景明が飛び出せば横薙ぎの刀でまた数体を切断。また入れ替わりで恵が。まさに2人の猟兵によるヒットアンドアウェイ作戦だ。

 ――かれこれ3回くらい同じことをすると、もう目の前にほとんどロボはいなかった。
 2人はまた頷きあうと、戦艦のさらに奥を目指していくのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

黒岩・りんご
【誰とでも絡みアドリブOK】
帝国の絡繰人形ですか
うちの喜久子さんとは比べ物になりませんわね
「すぐに屑鉄にして差し上げますわね」

【巫覡載霊の舞】の神霊体、銀髪に白銀の角の姿になり
キャリーバッグから相棒の懸糸傀儡『喜久子さん』を取り出します
わたくしより一回り小柄なはいから少女が、お揃いの薙刀で構えます

わたくしの十指から伸びる操作の糸で操りながら、わたくし自身も神龍偃月刀を振るい、ツーマンセルで攻撃します
わたくしが偃月刀を振るい衝撃波で銃弾を消し飛ばし、同時に指先の微妙な動きで喜久子さんがドロイドに追撃しての2回攻撃
「本当の絡繰の力、いかがです?」
なんて、ドロイドは聞いてないでしょうけれどもね




「帝国の絡繰人形ですか。うちの喜久子さんとは比べ物になりませんわね。すぐに屑鉄にして差し上げますわね」
 黒岩・りんご(禁断の果実・f00537)が言の葉を紡ぎながら神霊体になると、彼女のキャリーバッグからりんごより一回り小柄なはいから少女人形『喜久子さん』が飛び出し、薙刀を構える。よく見ると、りんごの薙刀と人形の薙刀は同じで、お揃いだ。
「わたくしの力、とくとご覧くださいまし」
 ロボたちが銃弾を放てばそれをりんごが神龍偃月刀を回し、振るい、衝撃波でかき消し、そこにりんごは十指を巧みに動かしてロボに喜久子さんが追撃し、ロボの動きが止まる。
 りんごの眼が次のロボたちの軍を捕えれば、右手で刀を振り回し、左手でまるでピアノを弾くかのような繊細な指使いで動く喜久子さんがロボを壊していく。また別の方向から来れば喜久子さんが飛び出し、その後ろから衝撃波がロボに襲いかかる。
 この場は360度すべてが、彼女と喜久子さんの領域。突破できるものもいないままロボたちが屑鉄になっていく。

 ひとしきり倒して変身を解除すると、1つ汗をぬぐってりんごは呟く。
「本当の絡繰の力、いかがでした? ま、ドロイドたちは聞いてないし聞こえないでしょうけど」
 喜久子さんに決めポーズをさせながらりんごは先へと進んでいった。

成功 🔵​🔵​🔴​

叶・雪月
桜花(f03321)と同行
関係性のイメージは祖父と孫

もしも自分が守るとしたらと【拠点防衛】の観点でいい道を選びたい
具体的にいえば、船を破壊するのに適した場所に向かいやすい道だな
後敵がきても囲まれくいとか
まあ今回は攻撃側だから敵を削るだけでも意味があるか?
まあ桜花がせん滅モードだからそれに付き合うかな

薄いところを狙ってまずは各個撃破が基本だよな
桜花の範囲と合わせていけば徐々に削れるだろう

あんま出すぎるなよ、桜花
仕方がないな……まあ行きますかね
俺の前に立ちふさがったのが運のツキだ
悪いが斬らせてもらう
我が刃の前に沈むがいい


五條・桜花
雪月(f03400)と同行
関係性のイメージは祖父と孫

今回は潜入して倒す方なのですね
そうなるとやはりコアとなる部分を狙うべきですね
まずはその前の前哨戦ですね
雪月の知識と私の【第六感】でねらい目の道を狙いますよ

今回は数を減らすということならば隠密行動無視してとにかく蹴散らしていきましょう
私たちがいけなくてもこちらに敵がくれば他が薄くなりますしね

さあ、いくのです!
薄いところを狙って雪月が突っ込んだところをフォローするように私が範囲でいきます
さあ、我が桜よ、切り刻め!明日をつかむために

きっと私が前にでたら貴方は飛び出すんでしょう
だから私は前にいくのを恐れたりなんかしない
一人じゃないって知ってますから


紫谷・康行
世界を救いたいなんてことは言わない
乗っていた船からは追放されたけど力になりたい
この戦いに勝って平和になれば、もしかしたらそのうち居住可能な星を作る技術も生まれるかもしれないしね

戦艦に転移したら物陰に潜み敵を探す
敵を見つけたら【コード・ポテンシャル・ゼロ】を使い敵の熱運動を止め絶対温度を下げて持っているエネルギーをなくすことにより動きを止める
できれば仲間が戦っている敵を狙い仲間をサポートする
動きを止めた敵を自分で倒すときは【ルウォルビルの炎】を使い冷たく凍った相手に急激に熱を加え粉砕する
艦内の重要な設備を見つけたときは【コード・ポテンシャル・ゼロ】でエネルギーを奪い機能を停止させようとする



●陽の功労者
 五條・桜花(六花の元に咲く桜・f03321)は戦艦のコアマシンを狙うべきと考え、共に来ていた叶・雪月(六花舞う夜に煌めく月の刃・f03400)に問う。
「――もしも私たちが守るとしたら、どの道でしょうか」
「ふむ――敵が船を破壊するのに適した場所に向かいやすく――かつ、敵が来ても囲まれにくい。それを鑑みると――」
 ――二人の眼にとまったのは、1つの脇道。幅が若干狭いが、通るのに問題はなさそうな道――
「これですね」
 桜花の第六感が感づいたのか、その脇道に駆けていく。
「あんま出すぎるなよ、桜花」
 と雪月は言うも、すでに桜花は先へと進んでおり、一つ嘆息した。
「仕方がないな……まあ行きますかね」

 桜花は脇道を駆ける。
 ロボたちがそれに感づいたように集まってくる。ただここは襲われないだろうと思ったのか、数は少ない。
 桜花はふっと目をつぶる。

(きっと私が前にでたら貴方は飛び出すんでしょう――)

 果たしてその予測が当たったのか、桜花を追い越しロボたちに斬りこんでいく――雪月。

(――そう、だから私は前にいくのを恐れたりなんかしない。一人じゃないって知ってますから)

「俺の前に立ちふさがったのが運のツキだ」
「私の前に立ちふさがったのは悪手でしたね」
「悪いが――斬らせてもらう」
「悪いですが――斬らせてもらう」
「我が刃の前に沈むがいい」
「我が桜の前に切り刻まれるがいい」

「「明日を、掴むために!」」

 雪月が己が力を与えた刃を振るい敵陣へ斬りこんでいく。それを包囲するロボたち、しかしそれらは桜の花と化した桜花の魔導書のページが切り刻み、魔法を放ち、ロボたちを一気に倒していく。

(よし、こちらで暴れているおかげで敵をひきつけられていますね)
 桜花達の目的は数減らし。薄いところを狙いつつも、数を減らしていくことが目的。そうすれば、他の猟兵たちが大量のロボに数で押される危険性も減る。

 舞い散る桜と剣舞の中、ロボたちが次々と煙を立てて倒れていく。
 その2人の前に見えたのは――

「――私の第六感は当たっていたようですね」
「――俺の知識も、な」

「「――コアマシンルーム!」」

 戦艦の心臓部、コアマシンルームの扉だった。しかし、固く閉ざされておりどうすれば開くのかわからない状況だった。

●陰の功労者
 一方、紫谷・康行(ハローユアワールド・f04625)も遮蔽物に隠れながら戦艦内を移動していた。だが――彼の場合は逃げるというより、隠れて敵を探している感じだ。
(世界を救いたいなんてことは言わない。乗っていた船からは追放されたけど力になりたい――この戦いに勝って平和になれば、もしかしたら、そのうち、居住可能な星を作る技術も生まれるかもしれないしね――)
 などと思考を巡らせていた時、足音が聞こえた。康行は視線を通路に向ける。――数台のロボたちが、足早にどこかへ向かっているのが見えた。
 康行は素早く自分の杖と腕輪からコード・ポテンシャル・ゼロを送り込む。――Run.ロボの数体の熱運動が止まり、エネルギーがなくなっていく。それはまるで凍り付くかのように冷たくなり、やがて足が止まる。そうしてそのまま凍ったロボたちはそのまま障害物となっていく。あ、何体か後ろから来たロボたちに吹き飛ばされていった。
 しかし康行はそれで決め手になるとは思っていない。足音が止んだところで、凍ったロボたちに右手を向ける。
「闇の奥底に眠り心に炎を灯すものルウォルビルよ。我が誓いによりその深い眠りより目覚めよ。今こそ我が手に宿り心を灯す光となれ」
 言霊と共に右手に宿っていく炎を、凍ったロボたちに向けて飛ばす。ロボたちに避けるすべはない。しかも、これにより急に熱が加わった形になるので、温度変化に耐えきれないロボたちが壊れていく。

(――しかしかなりの数だった。向こうには何か重要なものでもあるのか)
 康行はロボたちが来た方向に歩みを進める。すると1つの配電盤のようなものがあった。――どうも、ここのロボたちがさっき向こうに行ったようだ。
 好機。康行はコード・ポテンシャル・ゼロを配電盤に送り込む。――Run.
 直後、配電盤は機能を停止し――

 ――戦艦全体が一瞬停電し、すぐに復旧した。

 桜花と雪月は武器に手を構えていた。もう、こうなったら全力攻撃で強引に壊してしまおうかと。と、その時、戦艦が停電した。あっけにとられる二人だが、すぐに停電は復旧した。すると――コアマシンルームの扉が開いていた。康行が配電盤を止めたので、コアマシンルームの扉へのエネルギーが切れたのだ。
 目の前に見えるコアマシン。これがどうやら緊急として停電を復旧させたようだ。
 機を逃してはいけない。二人は武器を構え、コアマシンルームへと入っていった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

アム・ファール
邪魔はさせませんよ!
大規模戦争ですから、少しでも戦力を失うわけにはいかないですね。
しかも、解放軍に加わろうとしている志のある方々なら尚更です!
申し訳ない気持ちもありますが、世界が滅びては元も子もないですからね。ガンガンやってしまいますよ!

杖を一振り、『属性攻撃』を使い『全力魔法』で【ウィザード・ミサイル】一斉掃射です!数の暴力ッ!!
タイミングを合わせた射撃?この数でも相殺できるんですかね?
敵さんを倒した後はちゃんと『掃除』もしますよ。
こういうのって間違って踏んづけると痛いですからね!


赤城・碧
攻略戦というわけだが、さて……こいつらをどう倒そうか。

レベル×5だから80本か。それでいて、速度が別々だから正確に当てるのは難しかろう。

当たると爆発するタイプのユーベルコードでもあるから、距離を取って近くにいる仲間にも退避してもらってから使用するか。
爆発したときに艦に多少の打撃を与えられると僥倖といったところだな。



●コアマシンルームの決戦
 さすがコアマシンルームだけあり、中にいたロボたちが大勢襲いかかってくる。
「邪魔はさせませんよ!」
 とアム・ファール(淡き光で見る夢は・f06514)が杖を一振り、ウィザードミサイルを90本。ロボたちが反応してタイミングを合わせた射撃で相殺しようとするも、さすがに数が多いのか相殺しきれず――あれ。よく見たら、90本じゃない。もっと多い!

「下がっていろ。新・我流奥義伍式――叢雲乱閃――」
 それは赤城・碧(黒き百合は咲き乱れ白き少女は希う・f02420)の放った衝撃波だった。アムを左手で下がるように指示すると、アムのウィザードミサイルに混ぜるように衝撃波を放つ。衝撃波はそれぞれ個別で速度が違うので、相殺も大変なうえ、ウィザードミサイルに混ざって見えにくい。これにより実際の攻撃数は――170本。これにはロボたちも対処しきれない!

 ――しかも、衝撃波の方にはさらに秘密が。
「……それ、爆発するぞ」
 命中すると爆発するタイプの技だった。そのためロボに当たれば爆発によりロボの体、そしてコアマシンにダメージを与えていく。爆破により範囲がさらに広がる中、この本数と爆破を正確に相殺するのは――いくらロボでも、無理と言うもの。次々に屍の山ができていく。

 と、アムが一つ顔をしかめながらコアマシンをにらむ。
「……きりがない! いきますよっ! 数の暴力で……全力全開の、いっけーー!」
 次々に襲いかかるロボたちからアムが狙いを変えたのは――コアマシン。そう、これさえ壊せば戦艦は破壊できるのだから。
 その言葉を聞いた赤城も剣を構える。そして――

 ――2人の全力の攻撃が、コアマシンに大打撃。
 刹那。
 コアマシンからまばゆい光と電気の音がしたかと思えば――次の瞬間。コアマシンは爆発四散した。
 有り余るエネルギーが戦艦のあちこちで爆発を起こし、戦艦内の電気も点滅を始める。
 アムたちは素早く離脱していく。猟兵たちの逃げる中先頭に立ち、ロボたちの残骸の掃除をしていくアム。間違って踏んづけたり躓いたりしないようにだ。

 ――そうして猟兵たちがすべて撤退した後。
 戦艦は内部から爆発し、宇宙の藻屑となり果てたのであった。
 まだ中にいたロボはどうなったか?そんなの知る由もない。
 猟兵たちにはそれを気にする暇もないまま、次の戦場が待っているのだから。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​



最終結果:成功

完成日:2019年02月08日


挿絵イラスト