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オマエのチカラ、ワレのモノ!

#アックス&ウィザーズ #猟書家の侵攻 #悪魔公爵ア・ヴォート #バーバリアン #闘神ガンダッタ #猟書家

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●狂化バーバリアン
 骸の月の元に、新たなる意志が生まれていた。
 此度の標的は蛮族、バーバリアン。戦士達が奉ずる「闘神ガンダッタ」の伝説に悪の芽を見出したのだ。

 集落の傍にあるいわくつきの森。集落の者達は滅多に訪れない禁域に、気色悪い笑い声が響く。
「シシシキキキシシ! チカラだ、チカラをワレのテにィィィ!! キキキシシシ!!」
 設置された台座と宝珠。それは近くに存在する者の理性を奪うマジックアイテム。
 バーバリアンを本物の狂戦士へと堕とすための魔術だった。

●アックス&ウィザーズ・18thラウンド
「新たな猟書家が確認されました!」
 ロザリア・ムーンドロップ(薔薇十字と月夜の雫・f00270)がグリモアベースに駆け込んでくる。
 新たな猟書家とは何者ぞ、と興味を持った猟兵達がぞろぞろと集まってきた。
「アックス&ウィザーズに伝わる『闘神ガンダッタ』の伝説をご存じでしょうか。闘神ガンダッタとはバーバリアンの方々が奉じている神様なのですが、その一説に『強き戦士は死後に戦いの園に迎えられる』というものがありまして、ここに目を付けた幹部がバーバリアンの方々を闘いに駆り立てようとしているんです」
 その伝承に則れば、戦いの果てに命を落としたバーバリアンは戦いの園に迎えられ、強力なオブリビオンとなる、ということなのだろうか。
「そして、もうすでに一つの集落が、その猟書家『悪魔公爵ア・ヴォート』に狙われています! ア・ヴォートは集落の外にマジックアイテムを設置しバーバリアンの方々の正気を奪い、互いに戦わせようとしているんです。正気を失ったバーバリアンは歯止めが利かなくなり、皆さんが不用意に近づくと逆に襲われてしまうことでしょう」
 本気で制圧しようとするならそれこそ命を奪ってでも、という話になり本末転倒。まずはマジックアイテムとやらを破壊する必要がある。
「なので皆さんにはまずマジックアイテムが設置されている森へ向かってもらって、それを破壊してほしいんです。そうすればバーバリアンの方々は正気を取り戻し、ア・ヴォートとの戦いにおいても協力してくれることでしょう。ちなみにその森なのですが、幽霊が出るといういわくつきの森のようです。バーバリアンの皆さんも、実体のないものに対しては恐れを抱いているようですね」
 少々情けない気もするが、そういうものだ、と割り切るしかなさそうだ。
「幽霊が本当に出てくるかはわかりませんが、なるべく早くマジックアイテムを破壊してバーバリアンの皆さんを助けてあげてください! 宜しくお願いします!」


沙雪海都
 沙雪海都(さゆきかいと)です。
 フェアリーから解放されたぞー!

●フラグメント詳細
 第1章:冒険『いわくつきの森』
 幽霊が出るらしいですが、実際に出てくるかはわかりません。
 バーバリアン達の見間違いとかかもしれません。
 マジックアイテムはOPにあるような感じで、円柱型の台座に宝珠がぽんと乗っかっているものです。
 まあ簡単に破壊できるでしょう。

 第2章:ボス戦『悪魔公爵ア・ヴォート』
 久しぶりに固有ボス使いますね。
 チカラ狂みたいなやつです。

●MSのキャパシティ
 のんびりやります。以上!
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第1章 冒険 『いわくつきの森』

POW   :    体力に任せて手広く探索する

SPD   :    経験を活かして素早く探索する

WIZ   :    知識を動員して注意深く探索する

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🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

馬県・義透
四人で一人の複合型悪霊。生前は戦友。

第三『侵す者』破壊神な武の天才
一人称:わし 豪快古風
武器:黒燭炎

いや、うん、破壊なら担当わしよなー!(開き直った)
いくぞ、陰海月。バーバリアンの被害は食い止めねば。
地縛鎖を刺して、だいたいの地形を把握しておこう。

幽霊…あー、まあ『わしら』も幽霊だからの。同族怖がってどうする。
ん?どうした陰海月…おお、見つけたか。よくやった。
アイテム破壊は、指定UCで。

しかし猟書家も随分と増えたのぉ…。


陰海月「ぷきゅ?」
幽霊って怖いの?状態。台座と宝珠見つけたら、ぷきゅぷきゅぺちぺちと知らせる。
誉められたら、ぷきゅぅと照れる。



●適任者
 最近はミズクラゲと行動を共にするのがお気に入りなようで、馬県・義透(死天山彷徨う四悪霊・f28057)はバーバリアンの集落近くにある森に足を踏み入れていた。件のミズクラゲは陸にも順応したタイプでふよふよ浮きながら、クレーンゲームのアームのような水平移動を見せている。
 人格を複数持つ義透は便宜上常に「義透」として過ごすが、任務に合わせて人格を入れ替えている。今回はまずマジックアイテムを破壊する必要があるため、破壊に適任と自他ともに認めてしまった第三の人格が現れている。
 もはや取り繕う余地もなく、いっそ開き直って受け入れることにした義透は清々しい気分で森を歩いていた。
 いわくつきとされる森。幽霊が出るとの噂があるが、義透にとっては同族であった。人が人を見て驚くか? 同じ論理である。
 内部の地形は地縛鎖を地面に刺して地形情報を吸い上げる。軽い高低差はあるものの、概ね平坦な森だった。
 そして地形情報の中には場の雰囲気にそぐわない存在がいくつか。後付けで持ち込まれたマジックアイテムがそれだろう、と当たりをつけて義透はミズクラゲと共に追っていた。
「ぷきゅ?」
 鳴いた。発声器官は? 野暮なことは聞いちゃいけない。
 さて、ミズクラゲが先に発見したマジックアイテム。つるつるした宝珠をぺたぺた触っている。
「おお、見つけたか、よくやった」
 褒めると照れるのがミズクラゲの可愛いところだ。
「さて……一つのところに力を込めると……」
 見るからにマジックアイテムの根本、宝珠目掛けて槍を突き出すと、刺さった瞬間に宝珠は四方八方に弾けて割れた。台座も邪魔なのでついでに上から叩き割った。
「しかし猟書家も随分と増えたのぉ……」
 縁ある者に倒されたという話も時折伝え聞くが、新たな出現そのものを止める手段は今のところわかっていない。
 おそらく骸の月そのものを無力化しなければならないのだろう。長旅を慮り、義透はぽりと顎先をかいた。

大成功 🔵​🔵​🔵​

マーシャ・イヴニフ(サポート)
 ミレナリィドールの人形遣い×死霊術士、21歳の女です。
 普段の口調は「女性的(私、あなた、~さん、なの、よ、なのね、なのよね?)」、時々「片言(私、あなた、呼び捨て、デス、マス、デショウ、デスカ?)」です。
 ユーベルコードは指定した物をどれでも使用しますが、指示が無い場合、召喚系のユーベルコードを優先して使用します。
他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。
また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
あとはお任せです!



●森のお友達
 今日は森でピクニック。マーシャ・イヴニフ(ミレナリィドールの人形遣い・f09835)にとって此度のいわくつきの森は、気軽に遊びにいける公園のようなものだった。
 幽霊が出る? 熱烈歓迎。マーシャは死霊術士だ。悪霊奇霊を手懐けるのもお手の物。たかが幽霊と称される存在を今更恐れるはずもなく、むしろ出てきてくれた方が道案内役が来てくれて有難い、とすら思っているほどだ。
 森は樹木の密度が高く、日差しが入り込みにくかった。そういった環境も「いわく」の元になっているのだろう。ひゅっと木々の隙間風が吹けば肌寒く、雰囲気はバッチリ。
「幽霊さーん、幽霊さーん」
 お一人様ピクニックなのでちょっと寂しくて、たまに幽霊を呼んでみたりもした。森に微か木霊する声は幽霊という非日常物には届きにくいのか、返事はない。
 代わりにひゅっと風が撫でてくる。幽霊にも恥ずかしがり屋がいるらしい。
「……あ、見つけた。これよね」
 何者かの手が入った森の奥、草木が取り払われトーテムポールのような台座の上に宝珠が鎮座する。
「壊す、壊すー……えい」
 宝珠は両手で掴むと簡単に持ち上がったため、そのまま地面に叩きつけた。それはガラス玉のようにぱりんと割れて輝きを失う。
「これでオッケー」
 割れたのを確認していると、また風がひゅるっと吹いた。幽霊がお礼を言っているように思えて、ちょっと胸が温かくなった。

成功 🔵​🔵​🔴​

ティモシー・レンツ(サポート)
基本は『ポンコツ占い師』または『本体を偽るヤドリガミ』です。
カミヤドリも魔法のカードも、「Lv依存の枚数」でしか出ません。(基本的に数え間違えて、実際より少なく宣言します)
戦闘についてはそれなりですが、戦闘以外は若干ポンコツ風味です。(本体はLv組で出せない、UCの枚数宣言や集団戦は数え間違える、UCを使わない占いは言わずもがな)

探しものは疑似妖精(UC使用時)か占い(外れる)で頑張りますが、多くの場合は有効活用を思いつけずにマンパワーで探します。
猟兵としての体力は、可もなく不可もなく。
「本体が無事なら再生する」性質を忘れがちのため、普通の人と同じように危険は避けます。



●結局何にも当たらない
 宝珠と聞けば、思い浮かぶのは丸くてつるつるした、そう、水晶玉のような。
 同族だなあ、とティモシー・レンツ(ヤドリガミのポンコツ占い師・f15854)は白を切るように悩む。
 とは言え、猟兵の任務として受けた以上は遂行しなければならない。目下の悩みは幽霊の存在であった。
 出くわしたくはないので占いで道を選ぶ。つるつるの水晶玉を磨いて中を覗き込むと、反転した木々が映っているのが見えた。
 顔の高さで掲げてまじまじと覗き込む。反転した木々が上へ下へと揺れていく。結局のところ周りの景色が映っているだけなので占いも何もあったものではないが、ティモシーは真剣だった。
「……よし、こっち」
 水晶玉に映り込んだ――ので普通に顔を上げれば見える小道を進む。獣道よりは少し整備されているというか、ローラーで踏み潰されているというか。
 おそらく獣が通り過ぎて草木が根っこからやられてしまったのだろう。となるとむしろ幽霊より獣の方が危険なのだがティモシーはそこまで思い当たっていない。
「あー……発見」
 占いはポンコツでも運は少しだけ良かった。何事も起こらず、無事設置されたマジックアイテムを発見する。ティモシーはルーンソードを取り、真上から叩き込んで宝珠を真っ二つにした。
 台座から転げ落ちた半球の宝珠を見て、なかなか綺麗に割れたなあ、と自画自賛。つるりと光る宝珠の断面は、奇妙な絵柄の台座をくっきりと映していた。

成功 🔵​🔵​🔴​




第2章 ボス戦 『悪魔公爵ア・ヴォート』

POW   :    サラなるチカラヲ!
【一時的に強大な魔力】に覚醒して【悪魔大公爵アーク・ヴォート】に変身し、戦闘能力が爆発的に増大する。ただし、戦闘終了まで毎秒寿命を削る。
SPD   :    チカラチカラチカラチカラァッ!
【自身の力を求む渇望心に比例して鋭さ増す爪】で攻撃する。[自身の力を求む渇望心に比例して鋭さ増す爪]に施された【攻撃回数、攻撃速度、力吸収】の封印を解除する毎に威力が増加するが、解除度に応じた寿命を削る。
WIZ   :    テンをもワレのテに!
【天使の如き美しき翼をはやした姿】に変身する。変身の度に自身の【腕と翼】の数と身長が2倍になり、負傷が回復する。

イラスト:純志

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種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主はビードット・ワイワイです。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


●バーバリアンの帰還
 争うバーバリアン達が急に大人しくなったかと思うと、皆一様に正気を取り戻していた。
「ナニがアッタァァ? チカラチカラ、チカラがコナイィィィィ!!」
 ア・ヴォートは狼狽していた。まさか森に仕掛けたマジックアイテムが全て破壊されてしまったというのか。
 そんなことができるのは――そんなことに気付いてしまうのは。考え得る存在はただ一つ。
「リョウヘイ……リョウヘイィィー!!」
 森から戻ってきた猟兵達にア・ヴォートは襲い掛かろうとしていた。
馬県・義透
引き続き『侵す者』で。

さて、マジックアイテムは全て壊れたが…。あやつか、今回の猟書家は。
これはわしのままの方が都合良さそうじゃの?

うーむ、わしに意識がいきすぎて、バーバリアンのこと、忘れておらんか?
ならば、引き付ける目的も兼ねて、【四天境地・『狼』】で相手しよう。
なぎ払いに突き…とにかく、煩わしいくらいに攻撃し、押し返せるなら森から遠ざける。

その対抗UC、長くはもたぬことは知っておる。他人格が似たやつを使うのでな、まったく…。

それに…うむ、お主の後ろからバーバリアン来とるのよなぁ。言わんが。
なお、『わしら』が悪霊なのは黙っておく。


陰海月は、同じく引き付け目的でぺちぺち(痺れ呪詛)する。



●有限の寿命を削るということ
 ア・ヴォートは力を求める。殊、力にうるさいのが義透であった。
 力に溺れる狂人には破壊こそ、と此度の戦いは引き続き「彼」が引き受ける。
「ウオアアアアアア!! サラなるチカラヲ!」
 もはや暴走に等しかった。青白い炎を体から放出したかと思えば、ア・ヴォートは悪魔大公爵アーク・ヴォートとして覚醒する。変身により得た戦闘能力は寿命と引き換えの代物だ。
「リョウヘイイィィィィ!!」
「うーむ、わしに意識がいきすぎて、バーバリアンのこと、忘れておらんか?」
 集落からは正気を取り戻したバーバリアン達が援護の準備を始めている。それなりに頼りになる戦力だが、アーク・ヴォートの標的は目下のところ義透のみのようだった。
 義透は黒槍を取る。来る者拒まず。アーク・ヴォートを迎え撃ちつつ、引き付ける役目も兼ねる。
「オアアアアッッ!!」
 アーク・ヴォートは鋼鉄の爪を我武者羅に振り回す。明確な狙いどころを持たないだけに捌きにくそうだったが、義透もまたひたすら手数を合わせて応戦した。
 クリーンヒットは要らない。細かく繋いで長引かせるのが本懐だ。中央でかち合う爪と槍が細かく上下に弾け、互いに一歩も譲らない。
 義透は突きの連打でアーク・ヴォートに決め手を与えない。先んじて槍を突き出し続けることで押し込みつつ時間稼ぎも兼ねる。そうしていればスタミナ切れを引き起こすのは当然、
「ウアアウゥゥ……」
 アーク・ヴォートのほうが先だった。寿命を削るというのは老い先短くなるのとはまた訳が違う。寿命が削れていく反動がじわりと「今」にも表れてしまうことを義透は知悉していた。
 動きが鈍ってきたところへミズクラゲも参戦し、痺れ呪詛の触手ビンタをぺちぺち放つ。ダメージは心許なそうに見えたが呪詛は確実に刺さっており、アーク・ヴォートはさらに鈍くなった。
「オオォォ……アァァ! チカラがァァァ!!」
「少しは黙っておれ。一つのところに力を込めると……」
 義透は槍を引き、腰を落とし力を溜めた。地を砕くほどの踏み出しから一気にアーク・ヴォートの懐へ潜り込むと、薙ぎの一閃を胴体に見舞う。金色のベルトのような装飾具が穂先に貫かれて、メリメリと剥がれ飛んでいく。
「ナアアァァァ!? グオオォォォ、オノレェェェ!!」
 装飾具が剥がれた胴体はきゅっと細まり、何とも情けない格好だった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

シフォン・メルヴェイユ(サポート)
『楽しい世界が待っていたらいいなぁ。』
 普段の口調は「女性的(私、あなた、~さん、なの、よ、なのね、なのよね?)」
 怒った時は「無口(わたし、あなた、呼び捨て、ね、わ、~よ、~の?)」です。

 ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、
多少の怪我は厭わず積極的に行動します。
他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。
また、例え依頼の成功のためでも、
公序良俗に反する行動はしません。

のんびりとして、無邪気な性格をしています。
基本的に常に笑顔で人に接して、
敵以外なら誰に対しても友好的な性格です。
 あとはおまかせ。よろしくおねがいします!


ステラ・クロセ(サポート)
真紅の瞳。燃える炎。あふれる勇気。直情正義、元気全開、単純明快!
正しい心で悪しきを討ち、そして弱き者を救い、その盾とならん、我こそは義侠のスーパーセル!
スーパー純粋熱血、ハイパーテンプレ系ヒロイン、それがステラです。

一人称は「アタシ」ですが殆どの猟兵は先輩に相当するので話すときは「わたし、あなた」といった礼儀正しい振舞いとなります。
探索系はストレートな解決法を選び、
戦闘では正々堂々と敵の正面に立って攻撃を引き受け味方にチャンスを作る方が好みです。なお、近接戦闘派です。
ユーベルコードは状況に応じて使い分けます。
正義を大事にするので、他の猟兵の意図を阻害したり公序良俗に反する行動はしません。



●反逆の象徴
「オオオァアアアァァ!! チカラチカラチカラチカラァッ!」
 渇望はさらに深刻になる。ア・ヴォートは駆けつけた猟兵を見るや否や、両腕の爪を大きく広げて突っ込んできていた。
「なにあれ、初めて見るよー」
「新しい猟書家って話です。もうちょっとってところなのに……」
 ア・ヴォートの狂気にも怯むことなく、シフォン・メルヴェイユ(夢見る少女・f19704)とステラ・クロセ(星の光は紅焔となる・f12371)は冷静に分析。アックス&ウィザーズの骸の月はもうだいぶ力を失っているが、そんな中で現れたア・ヴォートは猟書家反撃の一矢となるか――。
「でもいい機会ですから。あいつ諸共、猟書家纏めてぶっ飛ばしましょう!」
「おー! やっちゃおう! 白き蓮の花々よ、吹雪の様に舞いなさい!」
 シフォンは時詠みのトライデントを両手で宙に放り投げ、白い蓮の花びらへと変えた。空中に舞う花びらは螺旋を描きながら花吹雪となってア・ヴォートへ降り注ぐ。
「ウゥゥゥ……グゥゥゥァアアァァ!!」
 ア・ヴォートは爪を立て、掻き毟るように振るう。捕まるか、捕まらぬか。花びらはひらりと宙に踊って爪の間をすり抜ける。
 花びらは刃だ。ア・ヴォートの腕や胴に触れては滑らかに肉を切り裂き、無数の傷をつけていく。小さいだけに一度纏わりつかれると、ア・ヴォートと言えど払うのは難しい。
「オオォォ……ジャマ、ジャマァァァ!!!」
 ついには花びらを剥がすために爪で自傷を始めるア・ヴォート。押し込めるタイミングと見て、ステラは新焔・関勝大刀を握る手に力を籠めた。
「この光を、戦場の隅々まで!」
 輝きを増す刃。ステラはア・ヴォートの正面へと飛び込むと流星の如き連続突きを間断なく放った。輝線は無数に描かれて、そのどれもが暗夜を思わせるア・ヴォートの胴体へと突き刺さっていた。
「テンをもワレの――」
「させない!」
 何か動きを見せようとしていたア・ヴォート。影のような翼が脈動したが、ステラが即座に剣を突き込んで斬り飛ばしていた。
「ムゥゥゥ……アアァァ……」
 ステラの猛攻にア・ヴォートは耐えるしかなく。丸めて身を守る腕には蛇腹のような傷跡が刻み込まれ、損傷を加速させていった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

早臣・煉夜(サポート)
どんな方だろうとも、容赦なんてしませんですよ
僕はそのために作られたんですからね

妖刀もしくはクランケヴァッフェを大鎌にかえて
それらを気分で使って攻撃です
妖剣解放を常時使用して突っ込みます
使えそうならアルジャーノンエフェクト
怪我なんて気にしません
この身は痛みには鈍いですから
死ななきゃいいんです
死んだらそれ以上倒せなくなるので困るです

僕は平気なのですが、なんだかはたから見たら危なっかしいみたいですので
もし、誰かが助けてくださるならお礼を言います
ありがとーございますです

勝利を優先しますが、悲しそうな敵は少し寂しいです
今度は、別の形で出会いたいですね

なお、公序良俗に反する行動はしません
アドリブ歓迎です


クリュウ・リヴィエ(サポート)
記憶喪失のダンピールだよ。
名前も年齢も本当かどうか、僕にも判らない。
ま、気にしてないけどね。

自分の過去は判らなくても、色々考えるのは好きだよ。
他人の行動とか状況とかに違和感があると、それに何か意味がないのか考えちゃうよね。
まあ、それで僕が有利になるかどうかは別問題だけど。

あとは食べることも好き。
食わず嫌いはしないし、残さないよ。

戦うときは、突っ込んで力任せに殴り掛かることが多いかな。
一応、剣も魔法も使えるんだけど、結局シンプルなのが性に合うね。



●力を求める狂人
「あれは……完全に『呑み込まれて』いますね」
「……だね。さっさと元に戻して――いや、元の所に還してやらないと」
 知性など欠片も見られないア・ヴォートを早臣・煉夜(夜に飛ぶ鳥・f26032)とクリュウ・リヴィエ(よろず呑み・f03518)が評していた。「チカラ」の他に何か有効な単語を発していただろうか。叫んで呻いて嘆いてばかりで、猟書家という存在に名前負けしているようだ。
「妖剣――解放」
 煉夜は妖刀の刃に指を滑らせながら、その怨念を纏っていく。寿命を削っていく秘術だが、死ななきゃ安いもの。この一撃に掛ける想いは大きい。
「力が欲しいなら……思い切りぶつけてやらないとね」
 クリュウは三種の魔力で攻撃力を高めていった。握り込む拳には炎、水、風と元素の魔力が宿る。
「モット……モットだ、モットチカラヲォォォォォ!!!」
 ア・ヴォートは猛り狂い、再び悪魔大公爵アーク・ヴォートへと変身した。二度目の変身だ、負担は大きくのしかかってくる。
 強大な魔力に自らが滅んでしまう危険性を孕むが――アーク・ヴォートは顧みることなく、ただ力を求め続ける。
「あれは強化体ですね……僕が受け止めるので、その隙に」
「了解っと」
 煉夜は疾風の如く飛び出し、アーク・ヴォートへと迫っていった。互いに寿命を削る必要のある力。ならば五分だ。アーク・ヴォートの攻撃を受け持つには煉夜が最適ということを、彼自身が理解していた。
 横薙ぎは半月を描くような残像を起こしてアーク・ヴォートの爪に向かっていた。互いに振り切らんとした一撃はその中央で激しく衝突し固まる。
「グ……ギギ……」
 魔力を変換して得た腕力が通じない。歯ぎしりするアーク・ヴォートの陰にクリュウが三種の魔力を固めて殴りかかってきた。
 煉夜と押し合っている腕に大振りのフックをかます。妖刀で端が固定されていた腕はボキリと折れ曲がり、爪が刃から外れてだらりと垂れ下がった。
「アガアアァァァ!!」
 骨が折れて皮膚を突き破り、魔力の残滓がボタボタと零れ落ちる。いよいよ体の構成要素が消耗され始め、もうアーク・ヴォートの体は持たない。
「僕は倒すために作られた……オブリビオンも、猟書家も」
 爪から解放された妖刀を下段に構え、瞬足の踏み込みから振り上げ胴体を斬り抜いた。完全に切り離された二つの体は自重でずれた後、傷口からありったけの魔力を噴き出して。
「ガアアァァ……ワレの、チカラ……」
 力を求めた者は自らの魔力に溺れ、消えていくのだった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​



最終結果:成功

完成日:2021年04月11日


挿絵イラスト