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猟書家討伐ミッション[一狩り行こうぜ!大作戦]

#アックス&ウィザーズ #猟書家の侵攻 #猟書家 #チーフメイド・アレキサンドライト #エルフ

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●そのエルフの森は殺意が高かった
 平和なエルフの森。
 そこではエルフたちが自然と共生していた。世界樹イルミンスールから株分けされた大樹を中心に広がる森は豊富な種類の動植物が生息し、エルフたちは大自然の恵みから日々の生活の糧を得て暮らしていた。

 しかし、大自然は時として容赦なく牙をむく。森に現れる強大な飛竜や獣といったモンスターがエルフたちの生活圏を脅かすことがしばしばあるのだ。エルフはこうした大自然の脅威に立ち向かうため、長い時間をかけて力をつけていった。飛竜や獣を狩る者がエルフの村を守るための技を磨き、森の外で磨かれた技術も積極的に吸収していく。そうやって大自然の脅威と戦う術を身に着けていったエルフたちは、いつしか屈強な肉体と不屈の精神、そして高い狩猟技術を身に着けたのであった。

 そんなある日のこと。

「何? 強大な飛竜がこちらに向かっているだと?」
「はい、冒険者ギルドからの確定情報です。その影響で氷凝鳥の群れも大移動を開始しました」

 このままでは村がモンスターに蹂躙されてしまう。報告を受けたエルフの村の村長はふむ、と考え込んだ。

「……これは試練だな。大自然からの我々に対する挑戦だ。ならば受けて立とう! 迎撃施設の準備を!」

 エルフの村の村長は即断し、一言号令を発する。するとどうしたことだろう、森のあちこちから次々とバリスタや大砲、速射砲、落とし穴、防壁といった迎撃施設が次々と展開されていくではないか。

「武器を持て! 我らの村を護るのだ!」

 さらに村長が上着を脱げば、そこに隠れていたのはエルフ離れした筋骨隆々の肉体である。その上から飛竜の外皮を加工して作り上げた鎧を着込み、身の丈ほどもある大剣を担ぐ。
 村長の行動に呼応するがごとく、他のエルフたちも続々とその装いを変えていく。太刀、弓矢、槍、双剣、ハンマーなど、それぞれが愛用する武器を担ぎ、モンスターの素材でできた鎧を身に纏う。この村は飛竜や獣を狩り、その素材で武具を作り、より強大なモンスターの襲来に常日頃より備えていた。まさに、狩りに生きるエルフたちの村であったのだ。

「さぁ、来るなら来い、大自然!!」

 村長は目に炎を宿しながら、大音声で咆哮した──。

●狩猟解禁!
「UDCアースでは今ウマと狩りがアツいですわね!」

 そう言いながらわざわざグリモアベースにUDCアースで発売された狩りゲームを持ち込んで遊んでいるのは南六条・ヴィクトリア三世(株式会社UAI最高経営責任者(現職)・f30664)。「逆鱗が出ませんので手伝ってくださる?」と集まった猟兵にゲーム機を渡してかれこれ30分、ひたすらクエストを回していた。

 やがて満足したのか、ゲーム機を脇に置くとヴィクトリアは宣言する。

「さて、今このゲームを遊んでもらったのは言わば予行演習ですの。これから、皆様には『狩猟』をしてもらいますわ」

 その言葉にキョトンとした猟兵一同。

「猟書家がすごい勢いでアックス&ウィザーズのエルフの森を燃やそうと躍起になっているのは知っていますわね? しかもその度に猟兵たちに阻止されて本懐を遂げられずにいますわ。その理由は単純明快。猟書家本人が動いたためにグリモアの予知に引っかかるからですわね」

 そこで猟書家サイドは一計を案じた。燃やすだけなら自分たちが直接手を下すよりも、原生生物の炎を吐く生き物に任せればよいのではないか、と。作戦は実行に移され、火を吐く種の強大なワイバーンを一頭、エルフの森へと向かわせたのであった。しかしその結果、進路上にあった氷凝鳥の群れが形成していたコロニーが襲われてしまい、住処を追われた氷凝鳥たちもエルフの森に向かって大移動を開始してしまったのだ。

「かなりの数がエルフの森に向かっていて、森のエルフもバリスタや大砲などの迎撃装置を用意して迎え撃つ構えですが、明らかに手が足りませんの。そこで猟兵の出番ですわ。猟兵とはイェーガー、即ちハンター。そう、そこにモンスターがいれば狩るのが務めですわ!」

 どこか釈然としない表情を浮かべる猟兵もいたが、ヴィクトリアが「狩猟解禁」と書かれた扇子を開きながら鋭い眼光で見回す姿に思わずたじろいだのか、誰も反論をしてこない。

「まず第一段階として、氷凝鳥の群れを迎撃しますわ。エルフの村の住人たちはバリスタや大砲、速射砲を駆使したり、直接武器を手に迎撃を行っておりますので、これに加勢する形となるでしょう。現地の住人の方々と連携して氷凝鳥の群れを撃退してくださいな」

 特に村長はその大剣による絶技で並の獣をあっという間に片付けてしまうほどの腕っぷしを誇るという。とは言え村長も若いわけではないので過信は禁物とのことだった。

「氷凝鳥の群れを撃退した後は、いよいよ本番。飛竜を狩ることになりますわね。狩猟の助けになるかと思い、支給品としてこちらをご用意しましたわ」

 ヴィクトリアはいつの間にか脇に置いてあった大きな青い箱を開ける。そこには株式会社UAI製の手投げ式フラッシュバンや使い捨ての即席落とし穴作成装置に電流を発する設置型トラップ、飲むだけで傷が塞がる内服式の傷薬など、どこかで見たようなアイテムの数々が都合よく用意されていた!

「捕獲か討伐かは状況に応じて決めてくださいな。ご飯は食べまして? 装備は万全かしら? それでは皆様、一狩り行きますわよ!」

 ぱーぷー、とどこからともなくどこかで聞いたようなラッパの音が響き、グリモアによってエルフの森へのポータルが開いた。


バートレット
 どうも、バートレットです。
 エルフの森を燃やそうとしたら森の住人が襲撃慣れしていて殺意が高かった、というケース、あるんじゃないでしょうか。
 ところで看板モンスターの逆鱗が出ません。助けてください。あと某でっかい猿がトラウマです。1分近く追い回されました。

 ということで今回は狩猟クエスト、もとい猟書家シナリオです。目標はワイバーン一頭の狩猟です。このワイバーンがエルフの森を焼こうとしているので屈強なエルフの皆さんと迎え撃ちましょう。猟書家シナリオのため、全2章構成となります。

 第1章では氷凝鳥の群れと戦います。エルフの皆さんは猟兵達を「外から来た狩人」とみなして積極的に協力してくれます。バリスタや大砲などの設備は基本的にエルフの皆さんが使用していますが、空いている設備もあるのでこれらを活用して迎撃しましょう。また、直接戦闘を担当するエルフもいるので、上手く連携して戦闘を進めてください。特に村長は強力な大剣使いですが、その絶技は体力を消耗するため乱発はできません。また、ユーベルコード使いでは無いので注意しましょう。

 第2章ではワイバーンが襲ってきます。このワイバーンを相手にする時はオープニングでグリモア猟兵が支給したアイテムを上手く使うと良いでしょう。体力が減ると他のエリアに飛び去るので、土地勘のあるエルフの案内に従ってワイバーンを追い詰め、狩猟しましょう。グリモア猟兵がオープニングで述べた通り、捕獲か討伐を行うことでシナリオ成功となります。

 両方のシナリオに共通して、以下の行動によりプレイングボーナスが適用されます。

 ・グリモア猟兵からの支給品を活用する
 ・エルフと連携して戦闘を進める

 1章、2章ともに断章の公開後、プレイング募集開始となります。プレイングの募集状況はタグにてお知らせいたします。また、その他注意事項はMSページをご確認ください。

 それでは、一狩り行こうぜ……もとい、皆さんのアツいプレイングをお待ちしております!
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第1章 集団戦 『氷凝鳥』

POW   :    爪の一撃
【非情に素早い突進からの爪】による超高速かつ大威力の一撃を放つ。ただし、自身から30cm以内の対象にしか使えない。
SPD   :    氷柱雨
レベル×5本の【氷】属性の【鋭利な結晶体】を放つ。
WIZ   :    大空を舞う
【空高く飛ぶことで】対象の攻撃を予想し、回避する。
👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


●狩猟開始
「撃て撃て! とにかく撃ち落とすんだ! 絶対に村に入れるな!」

 エルフたちが必死にバリスタや大砲を撃ち続け、氷凝鳥の群れを次々と撃ち落としていく。撃ち落とした氷凝鳥に向かって、めいめい愛用の武器を担いだエルフたちが続々と群がっては武器を振るい、きっちりと仕留めていく。

 エルフたちの奮戦ぶりは眼を見張るものがあったが、如何せん数が多いために劣勢を強いられている。

「このままではこちらが不利か……!」

 大剣を振るう村長の額にも汗が浮かぶ。

 その時、村の中に光輪が現れ、その中から続々と猟兵たちが現れる。

「おぉ、天の助けか! 狩人がやってきてくれたぞ!」
「すまない、我らに手を貸してもらえるか! このままでは村が氷凝鳥の群れに蹂躙されてしまう……!」
「空いているバリスタや大砲は自由に使ってくれ! 『あるものは全部使え』……これが狩りの鉄則だ!」

 猟兵たちはその言葉に応え、エルフの森の中へと飛び込んでいった。氷凝鳥の群れは村目掛けて一目散に飛来してくる。百戦錬磨のエルフたちの協力の下、猟兵達は氷凝鳥の群れの狩猟を開始した。
神代・凶津
しまった、団子食ってくるの忘れちまったぜ。一旦依頼放棄するか、相棒?
「最近はキャンプ地で食べれま・・・いえ、そうじゃありません。ゲームじゃないですから不要でしょ。」
何はともあれ狩猟開始だぜ。狩ゲーで鍛えた俺の太刀捌きを魅せてやるぜ。
「ゲームじゃ剣と盾が合体して斧になる武器使ってなかったっけ?」

エルフの村長、助太刀するぜッ!氷凝鳥の攻撃タイミングを見切って妖刀で攻撃だ。空を飛び始めたら支給品のフラッシュバンで落としてから攻撃だ。

数が多いな。相棒、オトモ式神の召喚だぜ。
「何ですか、オトモ式神って。式、召喚【戦駆け劔武者】」
劔武者を飛翔させて飛んでる氷凝鳥の群れをぶった斬るぜッ!


【アドリブ歓迎】



●実はカロリー満載なお団子
「……しまった、団子食ってくるの忘れちまったぜ」

 いざ狩猟、というところでヒーローマスクの猟兵、神代・凶津(謎の仮面と旅する巫女・f11808)はバツが悪そうに呟く。狩猟ゲームにおいて、食事は狩猟の成否に関わるとても重要なファクターなのだ。

「一旦依頼放棄するか、相棒?」
「そんなことしなくても最近はキャンプ地で食べれま……いえ、そうじゃありません。ゲームじゃないですから不要でしょ」

 自身の装着者であり相棒の巫女、神代・桜はそう返す。そもそも団子を食べるのはまさにキャンプ地で食事ができるようになった世代の作品なのですが……と内心思いつつ、状況を見定める。すでに何頭かはバリスタや大砲の対空射撃を掻い潜って村に向かっているのが見えた。
 凶津は早速桜の肉体を操って太刀を構える。まずは突出してきた氷凝鳥に対応しなければ。

「狩ゲーで鍛えた俺の太刀捌きを魅せてやるぜ」
「ゲームじゃ剣と盾が合体して斧になる武器使ってなかったっけ?」

 気合十分に啖呵を切る凶津に桜の容赦ないツッコミが飛ぶが、意に介さない。ゲームで使っていた武器は立ち回りの際に把握すべき情報量がとても多いのが特徴で、それに比べれば太刀は幾分楽だ、というのが凶津の考えだった。

「村長! 助太刀するぜ!」
「おぉ、助かるぞ!」

 村長に声をかけると同時に飛び出すと、彼らに気づいた氷凝鳥が襲いかかってくる。これを最小の動きで見切ると、太刀で一気に斬りつけて片付けていく。さらに支給品のフラッシュバンを投げ上げれば、目がくらんだ氷凝鳥が次々と墜ちていった。

 しかし数が多い。よりスピードが求められるだろう。

「よし相棒、オトモ式神の召喚だぜ!」
「何ですか、オトモ式神って。式、召喚【戦駆け劔武者】!」

 桜の手によって呼び出されるオトモ式神、もとい戦駆け劔武者。体調5mを誇る巨体が飛び上がれば、たちまち氷凝鳥の群れへと襲いかかり、次々と氷凝鳥を一太刀のもとに鎮めていく。

「さぁ、一気に押し返すぞ!」

 反撃の狼煙はここに上がった。凶津と桜の奮戦と戦駆け劔武者の雄姿に勇気づけられたエルフたちも攻撃の手に力が入り、村に殺到する氷凝鳥の群れが次々と落とされ、中には本能的に危険を察知して逃げ出すものも現れ始めるのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

豊水・晶
んー空が主戦場の敵は苦手なんですよね。近接主体としては、降りてきてくれないと攻撃が当たりませんし。
という訳で、目眩まし用の玉とか、ありませんか?群れの中に投げて落とします。無ければ武器を瑞玻璃杵にして、ジャンプ!空中浮遊と軽業で群れの中に突っ込んで後は、落ちてきたところを攻撃します。二刀流に持ち変えて、指定UC発動!(剣を頭上でクロスさせる決めポーズ)技能、切断、斬撃波、蹂躙を使って斬りまくります。
アドリブや絡みなど自由にしていただいて大丈夫です。



●竜神、宙を駆ける
「んー……空が主戦場の敵は苦手なんですよね」

 竜神の猟兵、豊水・晶(流れ揺蕩う水晶・f31057)。剣を使った立ち回りが主体となる戦闘スタイルである以上、空中の相手には攻撃が当たらず分が悪い。

「さて……どうしたものかと……おっと」

 すると、突如空に閃光が走り思わず目を細める。見れば先行している猟兵、凶津が支給品のフラッシュバンを投げ上げ、氷凝鳥の目を眩ませて落としているところだった。

「なるほど、支給されたこれを使えばよいのですか」

 見様見真似で同じようにフラッシュバンの安全ピンを抜き、氷凝鳥の群れ目掛けて投げ上げて自分は目を瞑る。先刻と同様に空に閃光が発生して氷凝鳥が数羽落ちてきた。しかし投げ方が甘かったのか、やや数が少ない。

「む……であれば自力でさらに落としましょう」

 晶が振るう二振りの愛剣、瑞玻璃剣は柄で接合すると長柄武器の瑞玻璃杵となる。これを棒高跳びの要領で支えにしてジャンプし、持ち前の空中浮遊能力で滞空時間を稼ぎながら群れの中に突っ込んでいき、さらに数羽を叩き落とした。

「これで十分です、後は一気に!」

 瑞玻璃杵を再び二振りの瑞玻璃剣に戻して二刀流に持ち変え、剣をクロスさせると大水下りの封印が解除される。寿命を削る代わりに怒涛の攻撃を行う大技、「降竜川奉」が繰り出された。

 晶の怒涛の剣技は、地に落ちた氷凝鳥を次々と切り刻んでいく。戦線はこうしてさらに押し返されていくのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

バルタン・ノーヴェ
POW アドリブ連携OK!

良い狩り日和デスネー!
それではワタシは片手剣として参りマース! 盾はありマセンガ。

鳥たちの移動先を予測して、支給された落とし穴や痺れる罠をセッティング!
使い捨てであり即席型であるため、罠使いでなくても手軽に使える!
株式会社UAI協賛デース!(謎のCM)

準備ができたら、エルフや猟兵のエブリワンに追い込んでもらいマショー。
信号弾代わりにフラッシュバンを投げて、寄せてもらったところを狙いマース!

「骸式兵装展開、剣の番!」エアリアル・モード!
奴等と同じ空という戦場に立って、羽根を斬って叩き落としてやりマース!
罠にかかったところを捕獲orとどめを刺すは、現場判断で任せマスネー!



●狩猟には罠が重要
「良い狩り日和デスネー!」

 快活に笑うのはバルタン・ノーヴェ(雇われバトルサイボーグメイド・f30809)。サイボーグ兵士でありながらメイドとしても名を馳せる猟兵である。

 そんなバルタンは森のあちこちに支給された罠を仕掛けていた。電流トラップに即席の落とし穴を手早く設置していくそのスピードに、同行するエルフの狩人たちは舌を巻く。

「これほどまでに罠の設置を手早く終えるとは……」
「罠自体、モノが良いのデース! 使い捨てであり即席型であるため、罠使いでなくても手軽に使える! 株式会社UAI協賛デース!」

 罠のメーカーである株式会社UAIの宣伝もきっちり行う。余談だが、後日株式会社UAIにこの使い切りトラップシリーズの大口の注文があったとかなかったとか。

「罠の設置は完了しマシタ! では、手はず通りによろしくデース!」
「任せろ!」

 その言葉と共に同行していたエルフたちが動き出す。と、同時にバルタンはフラッシュバンを投げ上げた。空中で炸裂するフラッシュバンの光を見た大砲とバリスタを操るエルフたちは、氷凝鳥目掛けて射撃を開始する。狙いは大味で、氷凝鳥の進路をずらすことが目的だ。その証拠に、村への進路を塞ぐように射線を取っている。彼らは予めバルタンから策を知らされており、フラッシュバンは準備が出来たことを示す合図だったのである。

 さらにバルタンと同行している弓矢を持ったエルフが矢を射掛け、罠を仕掛けたポイントへとさらに追い込んでいく。氷凝鳥の群れは次々と飛んでくる矢弾から逃れようと、追い立てられるように罠の設置ポイント上空へと飛んできていた。

「今です、バルタン殿!」
「ハーイ、お任せくだサーイ! 骸式兵装展開、剣の番……エアリアル・モード!」

 地を蹴って飛び出したバルタンは、みるみるうちにその姿を変じていく。それはグリードオーシャンで行われた羅針盤戦争において猟兵たちと対峙した七大海嘯が一人、「邪剣」ピサロ将軍の似姿であった。投擲や射撃に関する能力が著しく劣化する代わりに、「八艘飛び」と称される圧倒的な機動力と鮮やかな剣技を手に入れる大技である。

 バルタンは剣を片手に空中を駆けるように移動しながら、上空で混乱の極みにある氷凝鳥の群れの中に突っ込んでいく。剣をすれ違いざまに次々と振るえば、たちまち羽根を斬られた氷凝鳥が高度を維持できず、地表へと墜ちていく。そこに待ち構えていたのは落とし穴や電流トラップの数々だ。

「よーし、今だ、捕らえろ!」

 地上にいたエルフたちは続々と殺到して、抵抗する氷凝鳥たちにとどめを刺したり、気を失わせたりして無力化していく。一部の氷凝鳥は生きた状態で捕獲され、村に運ばれていく。生態調査を行った後、再び自然に返すようだ。一方で、損傷が酷かったり、激しく暴れたりなどの理由でやむを得ずとどめを指した氷凝鳥は解体され、その素材は余すことなく利用される。

「フーム、依頼が終わったらお肉頂けるか交渉デスネー」

 バルタンはその様子を見て、お土産を持ち帰る算段を立て始めるのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

クルル・ハンドゥーレ
アドリブ連携歓迎

(マッチョな同胞を見つつ
そりゃそうや
竜いるような大自然の中で生活してるんやから
逞しくなるんは必然や
…ひょっとして私、筋肉無さすぎゆうて心配されるんやろか

キャバリア搭乗
これはゴーレムです、と主張

空高く飛ぶ?
いやいや、阻止させてもらうでーと
【限界突破】で可及的速やかに【先制攻撃】UC展開
毒荊の迷宮出口でフラフラになった氷凝鳥を同胞と協力連携
一緒に待ち構える
高く飛ぶ?荊に刺さるんとちゃう?
はみ出すようなら【シールドバッシュ】押し返し
バリスタや大砲でやってまえ!と合図
【鎧無視】【マヒ攻撃】【フェイント】【毒使い】でどつく
敵攻撃は同胞に塁が及ばぬよう【盾受け】【武器受け】【カウンター】



●住環境の違いは身体に現れる?
 エルフの戦巫女にして仙人、流離いの酒飲みクルル・ハンドゥーレ(逆しまノスタルジア・f04053)は、同胞である森のエルフたちの筋骨隆々の身体つきを見て納得するように一つ頷く。

「そりゃそうや。竜いるような大自然の中で生活してるんやから逞しくなるんは必然やな」

 むしろ森のエルフたちから見れば、自分の筋肉がなさ過ぎると心配されるのでは無いだろうかとすら思えるほどだ。しかしそんなクルルの懸念を知ってか知らずか、村長は豪放磊落に笑う。

「ははは、我々がモンスターの襲撃に慣れ過ぎてしまっているだけだとも。そもそもこの森自体がモンスターの襲来が度重なってしまい、結果として我らも抵抗するだけの力を手に入れざるを得なかった。住環境の違いというやつだな」

 今も猟兵達や同胞の手によって叩き落された氷凝鳥にきっちりと止めを刺している村長を見て、あぁ、確かに体捌きが最適化されている、とクルルは思う。

「なるほど、納得行きますなぁ。さて、ちょっとわたしはデカブツ出させて貰いますわ。何、ゴーレムの一種なので心配あらへんですよ」

 そう説明してクルルが持ち出したのは愛機たるキャバリア、De profundis。

「ほな、お伝えした通りですわ。よろしゅうに」
「合点承知。皆! このゴーレムの周りに集まってくれ!」

 事前に策を伝えられた村長の指揮でエルフたちが移動を開始する。それを見てクルルはキャバリアに乗り込むと、ユーベルコード「花逍遙」を発動。氷凝鳥の群れごと戦場一帯を毒花が咲き誇る鋼の荊の迷宮で包み込んだ。エルフたちが集結したポイントはそのまま迷宮の出口となる。

「高く飛ぶのはええけど天井もしっかりあるさかい、荊に刺さるんとちゃう?」

 クルルが告げる通り、高く飛ぼうとした氷凝鳥に容赦なく荊が刺さり、たまらず地上へと降りていく。そこへ次々と襲いかかるバリスタや大砲の矢弾の雨。迷宮を抜けて出口に辿り着こうとも、そこには武器を手にしたエルフたちと、クルルのキャバリアが待ち構える。

「よっしゃいてまえ! 防御はこっちで引き受けるさかい、存分に暴れてかまへんで!」
「承知した! 行くぞォ!」

 言葉通り、氷凝鳥の決死の攻撃はキャバリアの盾や装甲がしっかりと弾いた。そして、殺到するエルフたちの猛攻やキャバリアから放たれるフェイントを織り交ぜた麻痺毒攻撃の前に氷凝鳥は次々と狩られていく。

 迷宮から辛うじて逃れた氷凝鳥たちは、群れの仲間が次々と狩られていくのを受けて危険を本能的に察知し、森から続々と離れていく。彼らも命が惜しい。もちろん、エルフたちも深追いはしない。あくまで目的は村の守護だ。氷凝鳥も自然の一部であり、根絶やしにしたいわけではない。

「なるほど、自然と共生するというのはこういうことなんやなぁ」

 あくまで生の営みの一つとして狩りがあるという同胞たちのあり方に、クルルは納得したように頷く。郷に入っては郷に従えと、クルルもその方針に異を唱えることなく、生け捕りにされた一部の氷凝鳥が村へと運搬されていくのを見守るのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​




第2章 ボス戦 『ワイバーン』

POW   :    ワイバーンダイブ
【急降下からの爪の一撃】が命中した対象に対し、高威力高命中の【毒を帯びた尾による突き刺し】を放つ。初撃を外すと次も当たらない。
SPD   :    飛竜の知恵
【自分の眼下にいる】対象の攻撃を予想し、回避する。
WIZ   :    ワイバーンブラスト
【急降下】から【咆哮と共に衝撃波】を放ち、【爆風】により対象の動きを一時的に封じる。
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種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠山田・二十五郎です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


●森丘のワイバーン
 猟兵達とエルフ達の猛攻によって、次々と同胞を狩られた氷凝鳥たちは森から逃げるように飛び去っていった。そこへ入れ替わるようにやってくる大きく赤い影。飛竜ことワイバーンである。

「来たぞォ!!」
「大物だ! アレを準備しろ!」

 エルフたちは飛竜の出現を受けて大仕掛けの準備に入る。それは巨大な杭を火薬の力で撃ち込む対竜大型パイルバンカーであった。いくら強大な竜種と言えども、この一撃を入れられてしまえば大ダメージは必至である。この大きなパイルバンカーを村を守る最終防衛ラインに設置する。村に竜が侵入しようとしたところで一気に撃ち込む、まさに最後の切り札というわけだ。

「絶対に村を死守するんだ! 我ら森のエルフの底力を見せてやれ!!」

 村長の檄に鬨の声を上げて応えるエルフたち。村を守るため、大物の狩猟が今、開始される──!
豊水・晶
竜と龍では格が違うと教えて差し上げないといけませんね。
エルフの方々にはバリスタや大砲で援護してもらって、肉薄して斬る斬る斬る。UC発動!水纏で攻撃力を上げます。シャキーン
逃げようとするなら拘束バリスタ弾を撃ってもらって総攻撃。
ガトリングぽいバリスタとか、マシンガンぽいボウガンとかあるでしょう?

むぅ、まだ逃げますか。なら顔に張り付いて地上に向けて力一杯ぶっ飛ばします。なるべく一つの場所に釘付けにして、目指せ最速。


神代・凶津
来たな、飛竜ッ!アイツを討伐してクエストクリアしてやるぜッ!
「・・・討伐を開始します。」

引き続きオトモ式神こと【戦駆け劔武者】と連携して戦闘だ。
劔武者を飛竜と前線で戦わせて俺達は後ろから破魔弓で援護射撃って布陣だぜ。

ちっ、ちょこまか動き回ってやっかいだぜッ!
「・・・支給品にいいのがある。」
おおッ!この『即席落とし穴作成装置』かッ!こいつならいけるかッ!?
劔武者に飛竜を引き付けてもらって、そのうちに落とし穴作成装置を設置するぜ。
設置完了したら劔武者に設置した場所まで誘導させる。
上手く罠に嵌まったらエルフの連中とフルボッコにしてやるぜッ!


【技能・式神使い、援護射撃】
【アドリブ歓迎】


バルタン・ノーヴェ
POW アドリブ連携OK!

HAHAHA! これは大猟の予感がしマース!
捕獲罠で生け捕りにして、ドラゴンステーキの素材として回収しなければ。
チェインハンマーを振り回して行きマース!
「六式武装展開、雷の番!」

飛翔してのドッグファイト!
ワイバーンを追い回して殴りつけて行きマース! 
纏った電撃を鎖越しに鉄球へ伝えて、マヒ攻撃付与の頭部挫傷で叩き落としマース!
うまく気絶すればワンパン、そうでなくてもハンマーの重撃と電撃の痺れは良いダメージになるデショー!
前衛はお任せくだサーイ!

狩りが終わった後は、当然宴がありマスナ?
その際には格納型メイド用キッチンを展開して、美味しいドラゴンステーキを振りまいマスネー!


クルル・ハンドゥーレ
アドリブ連携歓迎

おお、パイルバンカー!
格好いい!最終兵器!(目をキラキラ

敵UC前提条件急降下潰す為
限界突破+先制攻撃で先手取りUC展開

高度とれば刺にぶっすり、やからね
スライディング気味に水平に、と言っても迷宮や
直線通路はあらへんで?

UC迷宮出口はバンカー正面
キャバリアで待ち構え

見切りでタイミングはかり皆と一緒にフラッシュバンで目潰し
トリモチ的罠か電流罠設置
敵をシールドバッシュ+吹き飛ばしでそこに突っ込む
さあ、攻撃いこか!
バンカー発射タイミングは味方と連携
バンカー射線からずれる

バンカー発射後・準備中は迷宮出口正面に陣取り
盾受け+武器受け+結界術で皆を護る

攻撃はフェイント+マヒ攻撃+鎧無視+毒使い



●猟兵4人でワイバーン狩猟してみた ~0乙5分針~
「来たな、飛竜ッ! アイツを討伐してクエストクリアしてやるぜッ! ちょうど4人いるしな!」

 飛来するワイバーンを見て快哉を上げる凶津。

「HAHAHA! これは大猟の予感がしマース! 捕獲罠で生け捕りにして、ドラゴンステーキの素材として回収しなければ」
「恐竜に飽き足らずドラゴンも肉にするんやな……」

 バルタンは早速チェインハンマーを振り回して臨戦態勢だ。そんな彼女を見て、羅針盤戦争中に一緒に戦った時に恐竜の肉を剥ぎ取ろうとしていた事を思い出して遠い目をするクルル。

「竜と龍では格が違うと教えて差し上げないといけませんね……!」

 晶も来たる狩猟に向けて血を滾らせている。ちなみに竜と龍、一見すると「同じでは?」と疑問する人もいるかもしれないが、晶や凶津に言わせれば、

「何言ってんだ? 別物だぜ?」
「そうですよ、竜と龍は天と地ほどの差があるのです。龍の方が遥かに格上です!」

 とのことらしい。ちなみに竜神の晶は自他共に認める「龍」側である。よって種族名も本当は「龍神」と書きたい今日この頃。

 閑話休題。

 そんな中、防衛地点に設営された対竜大型パイルバンカーを見れば、クルルはにわかに目を輝かせる。

「おお、パイルバンカー! 格好いい! 最終兵器!」
「村を守るための切札だ。有効活用して欲しい」

 村長曰く、使用タイミングは猟兵側に一任するとのこと。早速4人は簡単に役割分担を終えると、狩猟を開始する。

「まずは他所に逃げないようにせなあかんな」

 クルルは再びユーベルコード「花逍遙」を発動。今回は出口をパイルバンカーが設置された場所に定めておく。

「これでワイバーンは嫌でもパイルバンカー正面に来ざるを得んやろ」
「良い釣り出しデース」
「荊は毒もあるから毒の蓄積でダメージも稼げますか……考えましたね」

 バルタンと桜は感心したように頷く。

「よし、行くぜオトモ式神……もとい、劔武者! 俺達は弓で援護だ!」

 クルルの愛機「De profundis」と並び立つ凶津の「戦駆け劔武者」。前衛にはさらにバルタンと晶も立つ。

「ここは水纏で……!」

 シャキーン、という効果音を響かせながら二振りの瑞玻璃剣をクロスさせるポーズを取ると、水の魔力が剣に纏わりつき、攻撃力を向上する。そのまま一気にワイバーンへと斬りかかる中、エルフ達に支援を要請することも忘れない。

「皆さんは大砲やバリスタで援護を! 逃げそうになったら拘束バリスタ弾を撃ってください! ほら、ガトリングぽいバリスタとか、マシンガンぽいボウガンとかあるでしょう?」
「あぁ、もちろんだ! 速射砲用意!」

 エルフの狩人の一人が要請に応えてひと声かければ、地面からせり上がってくる手回し式の速射砲。ワイバーン目掛けて大量の弾丸が吐き出されていく。

「負けてられませんネー! 六式武装展開、雷の番!」

 バルタンは自らに荷電粒子を蓄積。纏った荷電粒子からチェインハンマーに電流を流し込み、ワイバーンの頭部を執拗に狙う。チェインハンマーの直撃を受けてワイバーンは一瞬目を回し、その隙に晶や劔武者が連撃を叩き込んでいった。

「尻尾切りは晶さんに任せマース!」
「了解……とは言っても結構暴れますね。上手く動きを止めたいところですが」
「ちょこまか動いて狙いが定まらねぇな……」

 晶と凶津の言う通り、ワイバーンは高度をとった飛行を封じられたとは言え依然としてかなりの体力を残し、暴れている。拘束バリスタ弾でも大きく動きを止めるには至っていない。

「……支給品にいいのがある」
「ん? ……おぉっ、この『即席落とし穴作成装置』かッ!」

 桜の指摘で凶津が支給品を確認すれば、即席落とし穴作成装置に目が留まる。これを仕掛ければ動きを一気に止められそうだ。

「それならまずはスキを作ろか。皆フラッシュバンの残弾はいくらほど?」

 クルルが聞けば、クルル以外は氷凝鳥の迎撃の際に各々1回ずつ使っていたものの、まだ支給された分は残っている。そこで、全員で時間差でフラッシュバンを投げて目くらましを行いつつ、落とし穴に叩き落としてやろうということになった。

「いいね、そこにパイルバンカーも打ち込んで一気に仕掛けるか!」

 早速エルフの狩人たちにパイルバンカーの発動準備を行うように声をかけ、クルルがフラッシュバンを投げ込む。目がくらんだワイバーンは盲滅法に爆風のブレスを放つが、エルフの狩人や仲間の猟兵達を守るようにクルルのキャバリアが盾を構え、さらに結界術も展開してこれを受け流してみせる。

 こうしてできた時間を使って凶津が落とし穴を設置。

「準備できたぜ!」
「ほな、後はお任せや!」

 クルルはキャバリアを操作すると、盾で強く殴打してみせる。大きなダメージを受けたワイバーンは落とし穴のあるところへとふっ飛ばされ、そのまま落とし穴にはまって身動きが取れなくなった。

「今です! パイルバンカーを!」
「心得た! パイルバンカー射出!」

 村長の号令一下、対竜パイルバンカーが打ち込まれる。轟音と共に鉄杭がワイバーンをしたたかに打ち据えた。さらにエルフの狩人たちも殺到し、ワイバーンに猛攻撃を加える。

「なるべく一つの場所に釘付けにしましょう!」
「次は私が電流トラップを仕掛けとくで!」
「よっしゃ、尻尾切れたぞ!」
「ナイス尻尾切りデース! 狩猟完了までもう少し、最後まで気を抜かず行きまショー!」

 4人の猟兵とエルフの狩人たちの連携攻撃によって、ワイバーンはついに全身を大きく損傷して動かなくなった。

「狩猟成功だ! 皆の者、良くやった!」

 ワイバーンの狩猟成功を村長が告げると、喜びの声があちこちで上がる。その中で、晶はバルタンに声をかけた。

「そう言えば、ワイバーンのステーキを作る、と言っていましたが……美味しいんですか?」
「食べてみてのお楽しみデース。良かったら、皆さんどうでショー? 狩人の村の皆さんにもごちそうしマース」

 その言葉に、凶津、桜、クルルも興味を示す。

「へぇ、実際に食う機会もあんまりないしな。ご相伴に預からせてもらうか。な、桜」
「……そうですね、お腹も減りましたし」
「まぁこっち来ない限りなかなか食えへんもんやしなぁ」

 決まりだ、と村長は頷く。

「では、せっかくだ。この佳き日を祝って宴と行こう。猟兵の方々も是非参加していって欲しい。狩りの後の食事は美味いぞ!」

 こうして、この日の夜、村を守りきった猟兵たちとエルフの狩人たちは大いに飲み、食べ、語らい、笑いあったのであった。

 ちなみにバルタン謹製ワイバーンステーキの感想は、「歯ごたえがあり、独特の味だった。脂身の少ない牛肉に近い」とのことだったそうな。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2021年04月29日


挿絵イラスト