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腐爛ざくろ

#UDCアース

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#UDCアース


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●ダンス・ダンスと患いが異う
 幾万の終焉(おわり)を刻み尽くしても尚、オマエは願いを成せなかった。死ぬまで踊り散らしたとして拍手喝采など涌く筈も無い。彼等はひどく優秀だった。彼女等はひどく優しかった。彼等・彼女等は大切な仲間だった。そして愛しい※※も――肉と皮と骨の行方は痴れないが、神は創造を『繰り返して』嗤っている。満足した事はなかったのだ、ホテップと無意味が乱雑して晒す――カチカチと腕時計を認めて見た、午後4時44分――ぎぃぃ、と。誰か彼かと門があく。死者は只管に横たわるのみだ。
 脳味噌が過剰なまでに回転している。
 反芻が大好きな神種(じんしゅ)だった。

 苦痛と絶望が『故人』を写した。
 この人物(データ)は存在していません。

●グリモアベース
「貴様等、死者蘇生が『当たり前』と成った埒外(げんじょう)だが、UDCアースでは『それ』は未だ在り得ない。もしも可能だと見做せば狂気の沙汰か邪神の嘲笑だろう。そういうものは手折るべきだ。たとえ無慈悲だと叫ばれようとも」
 ロバート・ブレイズが不死に関する『書物』を閉じた。それを床に落としてみせる。猟兵達の反応を観察(なが)めながら説(と)いを始める。
「今回、貴様等には夕暮れ……午後4時44分に開くという病院を探索してもらう。誰か彼かと眩まぬよう『正気を保ち』給えよ。何かしらが発見されれば【儀式に干渉出来る】筈だ。完全復活は阻止しなければ困るのだ。最も『不完全な召喚』は確実故、処理するのに変わりはないがな。宜しく頼むぞ」
 グリモアが輝いて。


にゃあら
 にゃあらです。
 破壊と創造、楽園への第一歩。

 宜しくお願い致します。
204




第1章 冒険 『怪奇・誰彼病院』

POW   :    扉やロッカーをこじ開ける

SPD   :    こっそりと病院内を調査する

WIZ   :    院内の人影に聞き込みを行う

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​

種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


 橙(いろ)の満ち欠けが謳う中、貴様等を手招くのは『門(くち)』だろうか。静寂(さび)しさの渦中をさまようが如くに足運べば茫々、長い長い廻廊(せかい)に出てしまった。蝶々じみて花畑(いんない)を舞い踊れば何れ【くるい】との遭遇と成る筈だ。しかし現はひどくお口チャック――人の影が見えたというならば声を掛けても良いだろう。果たして楽園は本物なのか否か……。

 午後4時44分が目の裏をつついてくる。
アディリシア・オールドマン
情報:私はアディリシア。考えるのが苦手な狂戦士だ。
『わたしはダフネ。狂乱の果てに暴れて荒れて、封じられた蛮族だよ』

対処:狂気という話だが、この世界の狂気は何が異なるのだろうか?
『怒りに染まる・血潮が滾る狂気(madness)じゃない、理解できない輩(ともがら)の狂気(insanity)。それは、わたしも知らない狂気だね』
そうか。では、何も考えずに突っ込めば良いのだろうか?
『そうしたら囚われて(捕らわれて)しまう。理性を捨てないで、思考を止めないで。少なくとも、敵と立ち会うその時までは』
わかった。今は冷静に動く時、心を守る時なのだな。
片夕暮れに建造物へ踏み込んで、敵を探して流離おう。

アドリブOK



 大皿に二種を盛り憑ければ鎧戸、開きっ放しには為せないと黄昏が微笑んだのか。族々(ぞくぞく)と這うような感覚(いびつ)に触れながら両者(ひとり)、流れるが如くに院内(なか)を覗き込んでみる。狂気という『話』だが。この世界の錯乱は『剣と魔法』と何が異なるのだろうか――青色と赤色が同じ方向を観察(み)たならば狂気(insanity)。埒外(madness)の血潮では理解出来ない。怒りへの階段は無限に続くのだろうか。空回りの演技(ボケ・ツッコミ)もザクロの味には抗えないものだ。そうか。では、何も考えずに突撃(い)けば良いのだろうか? きしむ蝶番を弄びながらもオマエ、千変万化(かわるがわる)に脳(みそ)をまわす。
 そうしたら捕らわれて・囚われてしまう。終いに身を落とせば肉片(かけら)、融解と言える。理性を捨てないで、思考を止めないで。敵を屠る番まで『守るべき』だ。弾け飛ぶような憤慨を『手術台』に括り縛(つ)けよ――立ち会う瞬間、獣性を爆発させれば好い。こくこくと了解を呑んで往く。
 冷静(ちのながれ)を覚えつつ奥へ奥へ。片夕暮れを背負うが如くに夜の貌(かたち)、探し探して流離おう――あの時のオマエを思い出せ、いざ最下層(ケイオス)――腐爛(にお)いが人格(わたし)すらも誘ってくる。

 蟻から蜜を貰えよ天道虫、中てられぬよう気を付け給え。
 ――旧油(かみ)を拭う為に『番』を翳せ。

成功 🔵​🔵​🔴​

楊・鈴花
この世界では死者は蘇らないとされているのですね
実際に蘇った身からすると不思議な感覚なのですが……
とりあえず事件の香りがしますので、解決に向かいましょう

ゆっくりと院内を巡りながら人影を探します
事件解決の第一歩は聞き込みですもの
どなたかいらっしゃるかしら?

見かけた人はお医者様でしょうか。それともスタッフ様でしょうか
患者様かもしれませんね
どなたでも緩く笑みを浮かべつつ、友好的に接しますわ

まずは簡単な挨拶と世間話を
それから今何をされていたのかとか
最近変わったことはないかとか
そういうことを聞いてみましょう
……異常な時刻に立ち入ってるので、異常事態なのは分かりますけれど

果たして何が起きているのでしょうね?



 桃の馥郁(かお)りに誘われた死者は、生きている間に不死性(かじつ)を食みた我(が)った。彼方へふらふら此方へくらくら、眩暈詰め込んだキセルパイプを揺らしたならば一歩先、この世界観(かちかん)の意味を引っこ抜く。そうとも『死者は蘇らない』と聞いている。不可思議なおもいに駆られつつ『たそがれ』の門をかっ捌(ひら)いた。ひらひらと胡蝶が事件現場に迷い混む、のんびりと脳味噌(ふくざつ)が勝手よく膨らんだのか――解決の第一歩は何時でも聞き込み調査、どなたか、嗚呼、どなたかいらっしゃるかしら――声掛けもいとおしく薄桃色、人の影を視認していた。
 彼は医者だろうか。彼女はスタッフだろうか。あの子供はお母さんが大好きで、あのご老人は天を仰いでいる。あたたかな笑みで言葉を躱せば流々(るる)、紐解かれていく誰彼(たれかれ)の夢想――どろどろと世間話から導けば本題、今、何をされていましたか――昨日、※※さんが亡くなったんだ。でも、大丈夫。
 ※※さんは良い人だったから。※※さんは素敵な人だったから。※※さんは――な人だったから。きっと、新しい世界でも生きていけるわ。最近変わった事? 全く、何もかもが変わらなくて有難い――異常な時刻が告げている、虚の領域は【くるって】いるのだ。腐爛した肉片がシーツを汚して……。
 果たして何が起きているのか。果てしなく何も起きていないのだ。死者は眠る事を赦されていない。寵愛醜くオマエにも向けられていた。

 ――やった。※※さんが息を吹き返したよ。
 ※※さんは何処に在るのか、空が歪んでいる。

成功 🔵​🔵​🔴​

播州・クロリア
死者が生き返るのは埒外
生と死の境界線を跨ぐ存在を多く見たせいで
そのような認識さえ薄れてしまっているようです
最悪です。ダラキュの極みです
(救いを求めるように天を仰ぎ手を伸ばした後{晩秋の旋律}で『ダンス』を始める)
今一度自らの存在も含めて
生と死に向き合わなければ
私のダンスが空っぽで空虚なものに成り下がってしまう
それだけは、それだけは絶対に嫌だ
さぁ埒外を一刻も早く曝して見せてください
欠片残さずいただきますので



 生と死の狭間で眩(ま)い踊るならば埒外(オマエ)、境界線を跨ぐ『もの』を視過ぎたのだ。神様と仏様が互いを喰い遭い、悔いる事を教えたがらない地獄片。片頭痛が如くに襲い来る侵蝕(カオス)は『ざくろ』の味わいを蔓延させて往く。そのような認識さえ薄れてしまっているようです――毒物に慣れて終った人間の昂揚感だ。最悪です。このようなダラキュがオマエ自身にも起きている。求めるべき救いは天蓋に在るのか、厭の触手(うね)ったかのような模様――旋律の名は晩秋、寒気・歓喜が不安定にも謳っている。今一度自分の存在も含めて『生と死』に向き合わなければ成らない。枕と白い布、被さった悪寒(ぞくり)を反芻せねば【ばけもの】と模倣(おな)じ――作り物でも紛い物でも、しっかりと脳髄は這入って異るのだ。
 私のダンスが空っぽで空虚なものに成り下がってしまう。私の音と色が真っ白から空白(なにもない)に成り果ててしまう。それだけは嫌だ。手招きされた邪神(ちぐはぐ)と変わらないのは厭だろう。飽きずに啜れよ生命讃歌、本能の赴くが儘に。蟲(こ)の酸味は人の一生に違いない。

 生涯にはリアとダラキュが在るのだ。
 忘れてはならない。刻まねばいけない。

 埒外(UDC)を一刻も早く曝して見せてください。戸口を叩いて棚を開け、真ん丸い玉虫色は崩壊の兆しか創造の証か。欠片残さずいただきますので――無様にも世界は死んでいく、雑に掻き混ぜたのだ。生死も理解出来ない超越連中……。
 生死(うんめい)を弄ぶのは如何なのだ、偶然。

成功 🔵​🔵​🔴​

露木・鬼燈
黄泉がえり、ね。
そんな都合のいい話はないんだよなー。
大抵は変質していたりするしね。
オブリビオン?
あれもある意味変質してるよね。
まぁ、何であれなかったことにすることに変わりはない。
そのためには調査を完了したないとね。
秘伝忍法<海渡>でサクッと終えてしまおう。
電子の世界から病院の情報を抜き取るのがクールな忍の仕事。
情報収集と調査がこれで終われば楽なんだけどね。
足りない時は…スタンドアローンの端末に保存されてるとか?
その時は潜入して直で抜き取らないとね。
そのためには気合で正気を保つ!なんてのはクールじゃない。
結界と浄化のオーラで防御するですよ。



 くらくらと眩む感覚に『抗っている』だけでは先々生きてはいけないだろう。イケルイケルと意気揚々(あら)げても本物へと辿り着けるとは『保証』されないのだ。さらさらと三途を渡れたならば苦労しないが、伽藍洞の肉体に這入り込めるとは想えない。黄泉がえり、ね――普通と普通ではないを比べる事は簡単だが、狂気にひたったオツムの中では在り得ない。そんな都合のいい話はないんだよなー……変質したタンパクを摂取するが如く、牛々(もうもう)と病に罹るが如くだ。オブリビオン? 彼等・彼女等は変質の『化身』と説けるだろう。融け出したマイナスは皮で覆う事も出来ない。まぁ、何であれなかったことにすることに変わりはない。ざらざらとした面を剥がすように、常々の頭(おもい)巡りと往くべきだ。調査を完了しないとね。
 渡るべき海の名は電子、キャラクターどもが漂った『信号』まみれの秩序(くうかん)か。世界観から情報を抜き取るのがクールな忍、これで終われば楽なものだが『破壊・創造』容易そうで難な糸口だ。何が足りていない? 何もかもが足りていない。流石に『情報』は息を吹き返さないのか――スタンドアローン、臓腑におさめて異るのか。魔廊(みち)が只管に永久(の)びている。

 気合いで正気を保つ、なんてのはクールじゃない。
 殺し尽くせと気が包み、鬼の意志を高めていく。

 今度は何処に向かうと謂うのか、死亡データ。
 安置所が存在していない。

成功 🔵​🔵​🔴​

神樹・桜花
死者蘇生.......細胞レベルで死んだ者を生き返す、自然の摂理に反した行いですね。
死に逝く者を引き留めたい、或いは呼び戻したい気持ちは、全く解りかねます。

安置所が存在していないということは、『死なないから必要ない』という事ですか?
改めて資料を漁りましょう。
患者の記録から、死者蘇生に関する証拠は見つからないかも知れませんが、死者が存在しないとしたら、それが何よりの証拠でしょう。
どんな名医でも、死を治療する事は出来ない『筈』ですから。



 泥人形(スワンプマン)の真似事を善意・悪意に塗れて成してはならない。たとえ超自然の所業で在れ『何者かの意思』が介入する事を赦してはならない。死者蘇生――細胞レベルで『再現』する貌(さま)は生命への冒涜としか言いようがない。内臓(のう)に同じものを刻み込んだとして『生きているもの』からすれば脅威でしか『ない』だろう。自然の摂理に反した行いですね――死に逝く者を引き留めたい。呼び戻したい。ひどく執着する人間は幾等でも在るが、オマエ、その双眸には宿らないのだ。全く解りかねます。桜の木の下には何を埋めたのか、埋めた本人が覚えていない。
 故に『安置所』が存在しないのか。故に『葬送』の術を履き違えたのか。吐き散らかした死(しんじつ)が雑多にも踏み潰されている。死なないから必要ない――そういう極論かとオマエは辿り着き、改めて漁るべきだと月への跳躍――探し物にご挨拶だ、随分とねこまんまが喜ばれている。あの鼠の死体も幻想だろうか。
 患者の記録からは予想通り『蘇生』の試みは記されていない。しかし死亡届は何処に失せたのか、塑(そ)を隠す事は不可能だろう。成程、何よりの証拠が彼方からやってきた――どんな名医でも、死を治療する事は出来ない『筈』ですから。ホルマリンに漬け込んだ現実、最早『生』の先を食めなくなった。

 境界を荒らし回れば再構築、尾呑みの蛇は実をつぶす。
 金色に睨まれたぞ、もう嘘は吐けない。

成功 🔵​🔵​🔴​

数宮・多喜
さてさて。
日が長くなってきたと思ったら、
魔が差す時間も長くなったのかねぇ?
アタシも顔出ししてる場所の手前、
こっちの業界に全く縁がない訳じゃないからね。
あまり悪評じみた事が広がるのは御免被るよ。

第一、人がよみがえるってなると、普通じゃ説明つかないからね。
超常の力を疑って、テレパスを飛ばしておそるおそる『情報収集』する。
なぁにいつもの事。狂気や瘴気が渦巻いてるだろうし、
いくばくかの耐性を頼みつつも深入りせずに漁ってみる。
こっそりひっそり、慎重にね。
……ただまぁ、時代錯誤な大正浪漫風の看護師姿をしてるんだ、
下手に見つかったらアタシ自身がよみがえった幽霊に思われるのかねぇ?
同士討ちだけは勘弁だよ。



 夜勤體(よるのうち)――鳴り響くだろうナース・コールを想いながらも魔の差す時間、刺しっぱなしの刃物(メス)は患者の内臓(どこか)をさまよっている。躊躇いもなく這入り込んだ生死の境目、長引くと説くよりも永惹くと嗤うべきだ。貌を出しているのはあたしかオマエ、同じように見えて違う格好だ――全く『所縁』もないわけではなく、キャップ被る程度には関係者か。悪評じみた事が広がるのは御免被るよ……酩酊の如く壁が染まれば誰と彼、たそがれた脳味噌は浸かる為の容器を忘れていた。第一『普通ではない』死霊秘宝(エンバーミング)だ、説明のつかない状況と解ける。たとえば、手術後に紐(あと)を引っ張る医者など居るのか? 塞がってもいない腐敗感がばちばちと繋がって躯る――おそるおそると『慣れやしない』接続、如何やらオマエは嬉しい事に【正気】らしい。渦巻いた不定を狂気と読むのか、それも人らしい。
 瘴気に脳(かいな)を突っ込んで耐性頼り、こっそりひっそり歩を進めれば何方が幻想(ファンタジィ)か、鏡面に映ったオマエは時代錯誤(ひどく)揺れている。大正浪漫風の看護師(かっこう)なのだ、よみがえった霊体は『こう』とも視えよう。同士討ちだけは勘弁だよ――ふと弄れば地下※階、息吐かいが聞こえてきた。
 ちょいとした同化状態(おなじもの)だ、時計は覗かずとも壊れている。送り還したのは埒外(オマエ)だろう? 深入りはしていない。

 奔走やかましく人間が縋っていた。

成功 🔵​🔵​🔴​




第2章 冒険 『死者は蘇らない』

POW   :    実力行使で儀式の妨害

SPD   :    儀式の現場にコッソリ潜入

WIZ   :    説得する

👑11
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種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


 午後4時44分――院内――おそらくは地下※階で、オマエはやかましい人間を見た。彼等・彼女等は騒々(わいわい)と、山と積まれた棺を囲んでいる。ぐるぐる、くるくる、神様に縋るような表情(かお)で地獄を否定して在るのだ。帰って来た。帰って躯る。たとえ魂が変質(かわ)っていても、彼・彼女は大切な『あの人』なのだ。世界が壊れたって、自分が砕けたって構わない――きっと、何が起きても【一緒】には成れるのだ。再構築(エンバーミング)を始めよう、ドクターが頷いてくれたのだから。
 ああ、愛しい※※、如何か笑顔をみせておくれ。
 ああ、ああ、心臓が脈打っている。
楊・鈴花
黄昏の病院で死者蘇生の儀式
如何にもな事件の状況に若干ワクワクしますの
探偵役のわたくし自身が蘇生した死者という点だけが大きく矛盾しておりますが……!

儀式場にはそのまま踏み込みましょう
皆様こちらに注目するでしょうか?
してもしなくても寵姫としての視線を投げ掛けてみますの
儀式を行っている皆様がこちらを向けば嬉しいのですが
抵抗されれば周囲の無機物に微笑みかけますわ
皆様がこちらを向くお手伝い、してくれますの?

皆様の顔がこちらに向いたのなら、あとはキセルパイプで【マヒ攻撃】が出来る煙を吹き付けます
これで儀式を中断して下さると良いのですが

え、病院内は禁煙?
死者蘇生よりはマナーに従っていると思いますわ、ふふふ



 誰彼構わずに棺を覗き込めば腐り化けの幻想、騒々しくも屑折れれば爛臭さわやかに思えてきた。如何にも昂(こう)にも『よくあり』そうな事件現場だ、犯人どもは自身を『わるい』とも考えていない。若干のワクワクを胸にオマエ、その心臓(ていたい)を膨らませていく――探偵役のわたくし自身が『蘇生した死体』という大きな大きな矛盾点――貌を美(うつ)して魅せたら鏡面、局外者の真似事は面白くて仕方がない。感嘆(びっくり)を傍らに踏み込んだオマエ、ひらひらと戯れているのは扇か魂か。虚(から)っきしの真ん中から惹き剥がせよ興味。こちらに注目するでしょうか? 再構築(パズル)に夢中な彼彼女、等々と防腐剤が謳っている。
 投げかけた視線は埒外(ユーベルコード)、ランランと輝いたとして抵抗されれば意味の無い詩声だ。嬉しくても嬉しくなくても無機物(かべなか)とご挨拶、微笑めばコンクリートに染み渡り、嗚呼モチロンさと赤くなった。お手伝いしてくれますの――どたばたと騒いだ壁面(かお)の裏、全員が『オマエ』に目を集(さ)した。ふわふわと踊り舞えたならばキセルパイプ、しびれる甘さは何者への贈り物か。
 院内は喫煙でお願いします――痙攣(ひくひく)とわらいつつも規則(ルール)、しかし彼彼女等こそがマナー違反だ。死者蘇生(ウォーキング・デッド)などを孕むんじゃない。ふふふ、ふふふ……魂々(こんこん)と戸を叩いてはいけない。

 瞳(め)の貌(かたき)だなんて誰が告げたのか。
 脈打つ心臓がひどく羨望している。

成功 🔵​🔵​🔴​

露木・鬼燈
そのドクターは本物ですか?
医者ならわかるだろう?
死者は黄泉がえりはしないと。
黄泉がえるとゆーのなら悪い夢だ。
怪しい儀式で帰ってくるもんなんて、ね。
ろくでもないものですよ?
だからすべては悪い夢。
眠って、目覚めて、現実と向き合いなさい。
秘伝忍法<眠羊>
皆さん、すやすやおやすみなさい。
眠りについている間に片づけてしまおう。
再び動く『あの人』なんてなかった。
綺麗に片づけてしまえばそーゆーことになる。
だからすべてが終わるまでおやすみなさい。
ところでドクター(仮)はどうしたものだろうね?
偽物なら片づけてしまえばいい。
でも本物がおかしくなっていただけなら…
まぁ、片づけてしまうと面倒になるよね?



 子供部屋(あんちじょ)にブチ撒けた沢山のオモチャ、解体(ばら)ついているのか腐敗臭が舐れない。口々に吸い込んだ骨壺の底々、海原へと旅立つのか魂の群れ。ああ。その医者(ドクター)は本物だと説けるのか。とけ出した頭の中身が『みせた』幻覚ではないのか。たとえ貌(かたち)を持っていたとして、死者が黄泉がえりはしないと『つげて』くれない。暮れないの悪魔に手を取られたら夢の渦、怪しい儀式で帰って来るものなど『夜の皮』に違いない。猫撫で声の『ろくでもない』が譚々と奇を照らしている――すべて、すべて、電気(わた)の真似事。眠って、目覚めて、現実と向き合いなさい――細胞の一個一個が真っ暗に落ちる、枕へと堕ちる。
 皆さんすやすやおやすみなさい。眠たげな羊(デビル)が欠伸(あわ)ふけばドリーム・ランド、あの尖塔へとご案内だ。その合間にお片付けして終えよ『棺』の内。再び動く『あの人』なんてなかった――綺麗サッパリ取り除けば如何だ、ロボトミーの曖昧も正し気に戻っていく。すべて終わるまでが柘榴(かじつ)なのか。

 ところでドクター(仮)はどうしたものだろうね?
 偽物なら玩具箱に突っ込んだって問題ではない。
 ――おかしくなった本物なら?
 まぁ、面倒になるよね……そもそも『誰』が医者なのだ。

 この場を見渡しても『白衣』は見当たらない。
 中てられたのはハート・マークの所為なのか。
 箱庭のメリーさんは電話を取らない。

成功 🔵​🔵​🔴​

アディリシア・オールドマン
説得も潜入も不要。正々堂々と乗り込もう。
此の身を以て威圧しよう。それは何だ?デッドマンか?悪霊か?ただの遺体か?
答えの如何は問わん。貴様等が敵というのなら、須らく捻じ伏せ、叩き潰す!
『待って。穏便にね、アディ。この人たちは別れ難いだけなの。身近な人の死を受け入れる前に、納得を得る前に、オブリビオンに囁かれただけ。だから……』
……わかった。手荒な真似は控えよう。敵ではなく、繰られた被害者なら。

「オオオオ!」

聞け、私の叫びを!魂を震わせろ!
死の恐怖を前に、生の実感を自覚しろ!
死者を悼む気持ちを忘れるな。心の傷をすぐに癒せとは言わん。
だが、貴様等の未来を祈る過去(故人)の思いを損なうな!
疾く失せろ!



 献身(みをすてる)事に美徳を覚えてしまえば覚悟、その光輝も終いには堕ちて往くのだろうか。伽藍洞(ふしあな)どもが夢枕(ひつぎ)に立ちつつも回転し、この再構築(さいせい)は巻き戻しの間違いと言えよう。酩酊した人間の群れが外倒(そっとう)し、最早理性の欠片も見当たらない――否。彼等は理性を見ないだけだ――説得も言葉も不要、正々堂々と乗り込んで征け。両目(べついろ)をギラ憑かせて迎視(おむかえ)、それは何だと問いただす――デッドマンか? 悪霊か? ただの遺体か? 過去(オブリビオン)か――答えの如何は問わん。塑が敵だと嗤うならば悉くを『斃せ』ば好い。須らく捻じ伏せ叩き潰す。感嘆符(エモノ)の矛先が哄笑(わら)って……待って。もう一人が静止(ことば)を漏らし、時(じっくり)を戦士に与えてみせた。受け入れる前に、納得する前に『唆された』犠牲者、ひどく悲しげな表情をしている。そうとも『手荒』には為せない。圧し通るよりも吼(お)し徹せ。
 「オオオオ!」――喊声、感性を震わせるかの如くに轟いた。聞け、私の叫びを! 魂までもすくう『音』が脳漿を揺らし、俯くだけの彼等を擁していく。死の恐怖を前に『生』の実感を【自覚】しろ。死者を悼む気持ちを忘れるな。嗚呼、傷んだ心をすぐに『なおせない』のはオマエも理解(し)っている――貴様等の未来を祈る過去(故人)の思いを損なうな! 思惟の最下層が正気を整えて向(まえ)へ。

 疾く失せろ――幾人かの『ひと』が立ち上がり、黄昏(いかい)からダダと逃れていった。繰られた意識は現に戻り、死者(とも)が微笑を浮かべるだろう。
 激励(のど)、言葉のエネルギーを改めていた。

成功 🔵​🔵​🔴​

播州・クロリア
見た目が同じなら生き返ったといえるのでしょうか?
とてもそうは思えません
私のような存在でもそれぐらい理解できます
ではあの方々は...理解している、けど理解したくない
ということですね
(微笑みながら翅をゆっくりと震わせ軽い足取りでステップを踏んだ後{桃花の旋律}で『ダンス』を始める)
現実を直視できないのであれば
夢を見ましょう
問題の先送りというやつですが
棺桶の周りをグルグル回るより
よっぽど有意義です



 外見と内面を往復すれば死生観、手繰り寄せた脳味噌(シナプス)は誰の為にめぐる。摘出(ぬ)き獲り叩き付けた灰色にはピンク漬け、吐くる事も難しい妄想癖だろうか。同じなら生き返ったといえるのでしょうか? 自問自答も出来ない被害者面、ずるずると黄昏(いかい)に呑まれる貌(さま)は何方が腐敗か解せやしない。とてもそうは思えません――私のような存在でも理解できます。頭(こうべ)を上下に揺らせば肯定(あたりまえ)、絵に描いた餅は喰えないと決まっているのだ――理解(し)り尽くして尚していない演技(ふり)、リアかダラキュかと天秤(み)たならば、成程、極端にも属せないのが夢現か……微笑んだ桃花、薄れ癒く旋律を覚えてくれ。
 ゆっくりと震えた翅(そら)の中、軽い足取りで魅了(は)ねていく。直視出来ない現実(いろ)が近く、嗚呼、夢を覗くならば『ぬくもり』が好い。問題の先送りというやつですが……塑(やわ)こく瞑れよ頭蓋の裏、堂々巡りよりはマシだろう。

 棺桶(おはか)まわりはやめてしまえ。
 よっぽど有意義です。

 香しく包まれた心臓(ざくろ)の優しさ、あじわい深くも邪魔はされない。ただただ手を取ってくれないか、誰と彼がフォークダンスしている――グルグルとお道化て幻覚(み)せた、こんばんはアナタ。
 クローン・クローン、こたえなさい。

成功 🔵​🔵​🔴​

月詠・莉愛(サポート)
『あの……宜しくお願いしますね。』
 オラトリオのシンフォニア×聖者の女の子です。
 普段の口調は「丁寧口調(私、~さん、です、ます、でしょう、ですか?)」
 独り言は「普通かな(私、~さん、ね、わ、~よ、~の?)」です。

 ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、
多少の怪我は厭わず積極的に行動します。
他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。
また、例え依頼の成功のためでも、
公序良俗に反する行動はしません。

大人しくて口数が少ないですけど、心優しく
動物や植物などの自然が好きな少女。
争い事は苦手ですけど、依頼の成功の為なら戦う事も厭わないです。

 あとはおまかせ。よろしくおねがいします!



 たとえば羨望(あこがれ)、人間が抱擁(いだ)く事は問題ないだろう。たとえば慈愛(やさしさ)、貌(かたち)を求めるだけでは癒しとは言えないだろう。曰くが憑いた黄昏(いろ)の中、彼等・彼女等は理性(ことわり)を放棄していた。歌をうたおう。死者を呼び戻す詩を。絵(せかい)を描こう。死者を引き上げる筆先だ。ふわりと包むかの如くに邪悪(ささや)き、人肉(ざくろ)の内臓(くさ)れと寝転んだ――かるい目眩が十字架におちて数秒間、歌詞(いみ)を忘れたのは自分なのか他人なのか。何方にせよ現状(これ)を放っておく事など彼にも誰にも出来ないものだ。すぅ――と、酸っぱい空気を肺に入れ、這うだけの脳(こころ)をブチ撒けていく。
 La……La……La……宙に音符が舞いおどれば拡張、じっくりと耳朶(ひとびと)をすくって微笑(わら)う。生きとし生ける『もの』は最終的に滅びるのだ、真実を覆す事は『埒外』以外に赦されてはいない。一粒の毒(ぶどう)、潰して何を作ると謂うのか。神聖を咽喉(おく)に押し込んだ、胃袋が活きるとでも。

 息の根を止めた者に『帰り道』は視えない。
 眼球がひどく饐えている。

 くずおれた彼等・彼女等に囲まれたオマエ、悲哀(じごく)に喇叭(おと)が舞い降りた。火と硫黄を注いでみる、簡単な罪だ、容易な罰だ。
 葬送の術を教えてくれ。不老不死などひとではない。

成功 🔵​🔵​🔴​

神樹・桜花
うつろな魂を押し込められて黄泉より帰り来たるのは、果たして貴方がたが求めるその人なのでしょうか?
私は、そうは思いませんね。

とはいえ儀式場に残っている人間に説教した所で言葉が届くとは思えないので、『視て』頂くのが早いでしょう。
きっと彼らにとって最悪なのは、『死』そのものよりも『求めた人が帰って来ない』事でしょう
何より、貴方がたが求める人は、こうして無理矢理黄泉返らされる事を受け容れて下さるでしょうかね?



 うっすらと混在した緑色が輝くなどと、誰が愚痴(し)れて異ると謂うのか。ちゃぽんと漏れた薬の臭いが死者の鼻腔(あな)に届いたならば、果たして本心を『聞き出せる』とでも告ぐのか。注がれた感覚はおぞましくも死體をおかし、忌々しさの連鎖を孕むに違いない――うつろな魂を押し込められて黄泉より帰り来たるのは、貴方がたが求めるその人なのでしょうか? そうは思えないのが現実だ。そうは思いたくないのが現実だ。この矛盾は彼等・彼女等の脳内に『存在』している――滓(のこ)った人間に説教が通じるとは想えない。ひとの脳(こころ)とは洗われ易い物質なのだろう。ならば『視て』頂くのが早いでしょう。邪にも徹した感覚だ、絡まるような金色……死ぬ間際には何が【み】得る、自身の生涯(せい)か、否々。
 きっと彼らにとって最悪なのは『死』そのものよりも『求めた人が帰ってこない』事でしょう。ぶくぶくと水に膨れた精神(シナプス)が、行ったり来たりを反芻(く)うとは莫迦らしい。冷たい冷たい道中だ、歩むのも這うのも嫌だろう――許さない。赦さない。もう二度と『わたり』たくなかったのに。
 何より――無理矢理黄泉返らされる事を受け容れてくださるでしょうかね? 幽冥(あちら)の誰かさんが口を呆(あ)けていた。求め縋った化粧の先、内臓を取り出すのを忘れて終った――たかる蟲の名は。

 彼等・彼女等が双眸(め)に中てられた。
 ――桜の頭蓋の裏には何が埋まっている?

成功 🔵​🔵​🔴​

数宮・多喜
【アドリブ改変・連携大歓迎】

おおっとアンタら、そこまでだよ。
『変装』じゃあないんだが、
看護師姿でならアタシも怪しまれず紛れてただろ。
その上で周りに聞いて回る。
今やってる「処置」の内容を、『情報収集』してね。
そしたら参加者の心の『傷口をえぐる』様に深く同意し、
その上で『言いくるめ』るよ。

アンタが望んだは何だった。
今やってる事で叶うのか。
100を求めるのに10で妥協して如何する。
ほら、周りの奴らも同じことを考えてる。
けどな、これだけは覚えとけ。
どんだけ欠片を集めても、揃って「いのち」が欠けてるんだ。
そんな事が出来たなら、アタシのダチだって蘇ってるさ。
さあバカげた集まりは終いだ、さっさと逃げ出しな。



 悪夢が正として現れないならば、幾等でも彼等・彼女等は慈悲と甘受するだろう。感受した思いはやり場を失い、ただ安置所(テリトリー)をぐるぐる遊んでいる。底々を引っ掻き廻す『早過ぎた』の真似事、この息つまりは誰の仕業かと医者(げんかく)が説く――永久(とわ)れた連中は只管に無意味(しょち)を施していく――おおっとアンタら、そこまでだよ。看護師姿の『オマエ』が静止(なだ)めるように手(こえ)をあげた。ああ、嗚呼、よくよく『わかる』のは境遇(いきたみち)の所為か。傷口を抉るような頷きと、間を埋めるのは投身が如く――くるまった赤子(はじまり)は産声を知らない、何故かって『もどる』事はないのだから。
 望んだものは何だった。餓えて渇いて伸ばした舌、ぼとりと濡れたのは本当に『命』なのか。今やっている『儀式(こと)』で叶うとは思えない、そんな『現実(こと)』は誰にだって理解出来る。100を求めるのに10で妥協して如何する? 皆々が騒ぎ立てた所以は薄れ往く『再構築(啓示)』に違いない。何度も何度も賽を積んだ、来ないでくれよ鬼……。
 これだけは覚えとけ――1725が脳内で反響している――欠片を集めて繋いでも『魂(いのち)』を直す事は赦されない。賢者の石を『つくる』ように、そんな事が出来たならば。「アタシのダチだって蘇ってるさ」――罪を暴いて罰を与えず、言の葉がスコップ代わりと言えば【発く】術など要らない。
 さあバカげた集まりは終いだ、さっさと逃げ出しな。無数の貌(かたち)を証明する事は容易いが、唯一を模る法は戸絶えた。
 ――吼えろ、咆えろ、今(エンジン)の下で。

成功 🔵​🔵​🔴​




第3章 ボス戦 『『ドクター』』

POW   :    神格解放、領域氾濫『無間貪食・永劫絶死』
戦闘用の、自身と同じ強さの【任意で位置の瞬間入替可能な無数の“自分”】と【“自分”を喰い無限に力を増す不死身の邪神】を召喚する。ただし自身は戦えず、自身が傷を受けると解除。
SPD   :    刻印掌『たった一つの願いと幾万もの終わり』
対象への質問と共に、【『故人の全て』が記載されている書類の山】から【『新世界創造』を試みる“神の巨腕”】を召喚する。満足な答えを得るまで、『新世界創造』を試みる“神の巨腕”は対象を【“創造失敗”による局所的次元歪曲断裂崩壊】で攻撃する。
WIZ   :    “死ぬまで踊れ”
自身が【死ぬまで癒えぬ傷を与える拳銃を掴んで】いる間、レベルm半径内の対象全てに【超異常出力暴走に伴う装備の自爆自壊】によるダメージか【発狂に至る凄絶な痛みを伴う肉体の過剰活性】による治癒を与え続ける。
👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主はレナ・ヴァレンタインです。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


 元UDC職員の屑(かみ)束――※月※日。

 ※■時●●分――幾万もの終わりが一つの願いの為に喰われ、しかし『いち』は成されなかった。確かに『蘇る』事は可能だった。確かに『戻ってくる』事は可能だった。つまりは悉くが【神のサイコロ】次第だったのだ――遍くは次元(さかい)に触れ、一斉に断絶(くだ)けていく。ぼろ、ぼろ、と死体が消えた。
 彼等・彼女等はひどく大切な『ひと』だった。何度も何度も【元通り】を望んだ過去(ドクター)は、もう『正気』とやらの意味を忘れている。
 踊れ・踊れ・踊れ、過剰に死ぬまで踊っていけ。ウロボロスの模倣(まね)をした邪神(かみ)の口、無尽蔵な自分を放り投げた――さて、石榴とは何の比喩だったのか。それが腐れ爛れたならば、最早発狂する他にない。
 戯言を――回転している脳味噌が拳銃を構えた。

 新たなる世界(ひとびと)の創造だ。
 復活が為の反芻(くりかえし)だ。
 失敗が証(あか)されている。
 ――苦痛と絶望は楽園に手を伸ばし、その計画は破綻していた。
黒影・兵庫
(「さて問題です。なぜ成功しなかったのでしょうか?」)
うーん、儀式が上手くいかなかったから?
(「他には?」)
創造の力が足りなかった?
(「他には?」)
俺たちみたいな沢山の埒外が邪魔をしに来たから?
(「色々原因は考えられるわね。どうしてこうなった?」)
オブリビオンだから
(「そうだね。過去の残骸が未来を創りあげるなんておこがましいよね」)
はい!せんせー!
(「教導してあげなきゃね。死者は過去に還るのみ。未来に先回りなんてできやしない、ってことをね」)
はい!せんせー!
(「要はね、死ななきゃいいんだよ」)
はい!せんせー!



 劫々と叩き浸けられた執着点が、転々と治療(なおし)を願っている。縋る事しか出来なかった連中も何れは自分自身で歩み始めるのだろう。誰の所為だ。誰の仕業だ。誰の所以だ。真実は何処に証明(そんざい)する。さて問題です――何者に『問われた』のか脳内、蟲(こ)の応えは医者(かれ)には届かない。なぜ成功しなかったのでしょうか? 棺をぐるぐる遊ばせて何に『成る』のか、生る物には悉くが不可解だろう。ひねらせた味噌が『儀式の失敗』を訴えていく――他には? 想像(もやもや)を吐き散らす創造(つみかさね)が雑だった。力を揮えば揮うほどに『膨張・破裂』を反芻して嗤う。色々原因は考えられるわね……嗚呼、如何して。どうしてこうなった。
 過去(オブリビオン)だから。忘却(オブリビオン)だから。敵(オブリビオン)だから――蔓延る自分(オブリビオン)を前にして『現実(いま)』を突き付けろ、憑かれた奴等の思考(あたま)に柘榴をぶつけるのだ。過去の残骸が未来を創りあげるなんておこがましい――はい! せんせー!
 教導(おし)えねば成らない。教導(みちび)かねば成らない。死者は過去に還るのみ。未来に先回りなんてできやしない。黙れ。少しは口を閉ざせないのか、不死(エネルギー)が無間(そこなし)を開けて往く。

 要はね、死ななきゃいいんだよ。

 いい返事だ――山積みの書類(かみ)と握られた得物、何片(かけ)たとしてオマエは『無敵』だった。蟲の貌(かたち)で喰らい尽くした。蟲の貌(オーラ)で齧り啜った。蟲の貌(かお)は千と万のタダ『一』だ――奔流(か)けた蜂蜜色、蟲(こ)の抜け殻は甘くない……信じる者は救われる。
 全く――同化していたのだ、腐爛臭が鼻腔(あな)を塞ぐ。
 世界(なに)が抱擁されている。他には?

 沢山の埒外が邪魔をしに来たから。

成功 🔵​🔵​🔴​

アディリシア・オールドマン
漸く敵か。『うん、敵だよ』
ならば討とう。『だから、骸の海へ送り返そう』
お前は過去だ。『あなたは既に死んでいる』
『安心してね』安心して死ね。

無駄に数を増やしたか。『“自分”を生贄にして、召喚したモノを強化しているみたい』
ふむ。まあ、いい。全て倒せばよいのだろう。
「身体を使え、ダフネ」『使うよ、アディ』
私たちの狂奔は、恐怖で止まるものではない。
『アアアアアア!!』

振るえ、ダフネ。その手に握ったマクシモスが、無数の敵を薙ぎ払う。
振るえ、ダフネ。その手に握った大黒天が、不死という不確かを切り裂く。
無だの不だのと知ったことか。今、有るこの手で捻じ伏せろ!
邪魔者を蹴散らし踏み越えて、私たちの敵を打ち砕け!



 脳に熱が加えられた結果、それを可逆と見做すのは不可能だろう。不可逆の運命(わっか)に囚われた我々は破滅的で在り、ただ不滅を嘲笑する鎧でなければ成らない。内臓と骨と皮の有無も自分自身でしか解せないが、がっしりと狂暴に掴まれてはいるのだ。漸く敵か。うん、敵だよ――何者(だれ)に再確認させたのかオマエ、無意識的に拳を握った――ならば討とう。だから、骸の海に送り返そう。還りの道を鎖(さ)し示した指先、腹に触れようとしても業々煮え滾っている。お前は過去だ。あなたは既に死んでいる。る、らら、と詩を紡ぐようにして多重人格(ひと)、言の葉を咀嚼して往くべきだ。安心してね――安心して死ね。複雑怪奇にしてひどく単純な異常性。
 ぶくぶくとエネルギーが膨張(はじ)ければ、過去(かれ)の貌(かたち)が増えていく。オマエから覗いたならば『無駄』だろうか。オマエから覗いたならば『生贄』だろうか。捧げられた自分は自分の為に狂っていく、ああ、遅れてやってきた不死性――身体を使え、ダフネ。使うよ、アディ。

 狂奔(はし)れ、貴様等は恐怖(その)程度では留まれない。発狂(か)けろ、貴様等は畏怖(その)程度では止まれない。全て倒せば良いのだろう――ア、ア――アアアアアア! 天地を揺るがしたならば蛮族、玉座は問わずとも砕けていた。全盛期(らちがい)の顎(もん)が何を残した。
 振るえ、破断粉砕(マクシモス)の重厚が無数の藁(てき)を薙いでいく。振るえ、気息相殺(大黒天)の青色が不死(ふたしか)な仇を斬り裂いていく。揮え、と、解放(はな)てばダフネの瞳。何処に『ふれて』在ると謂うのか。

 無だの不だの知ったことか。失敗だの成功だの知ったことか。今、有るこの手で捻じ伏せて終え。「邪魔者(コピー)を蹴散らし踏み越えて、私たちの敵(オリジナル)を打ち砕け!」百か万か億か、奥へ奥へとおどらせる。
 舞い散った紙面に罰印だ、嗚々、戦士が吼えている。

成功 🔵​🔵​🔴​

楊・鈴花
今の貴方様は死者蘇生と新世界創造を目指した神様のようなものでしょうか?
素敵な夢を見るのは悪いことではありませんわ
ですが、貴方様の夢は死者であるわたくしが潰します
事件は解決しなければなりませんもの

無数は無限ではありません
全ての貴方様を殺せば邪神も消え去るのでしょう?
それなら、わたくしが先に尽きなければいいだけです

場所は地下、時刻は黄昏
封魂符を捨てるのに相応しい状況です
より死と過去に近くなった状態でお医者様と戦いましょう

狙いを定めず片っ端から暴力です
芭蕉扇で嵐を呼んで、纏めてなぎ払ったりしてみましょう

傷はすぐに再生しますもの
さあ、根比べの時間です
貴方様の尽きぬ妄執、わたくしの死で越えていきましょう



 創造と破壊は表裏一体(ちつじょ)とも思えるが、果たして『ただの』人間だったものが【みのる】とは想えない。にたった鍋の底で生々、腐り臭った林檎ジャムでしか成立(な)れないものだ。惰性で繰り返したのか本気で刳り還したのか、その二択も曖昧に堕ちれば最悪だろう――素敵な夢を見るのは悪いことではありませんわ――乙女心が無限大ならば青年心は無尽蔵、造物主の真似事は一生『卒業』など出来ないのだ。だからこそ。貴方様の夢は死者であるわたくしが潰します――事件の真相を知って終ったならば猟奇探偵(あたまのなか)、押し留める事など不可能なのだ。彼も彼女も『どうしようもなく』埒外で、過去と現在の【死人】と言えよう。癒える事のない無間(きずあと)が嘔気(がい)してきて数分間、張り付いた枷を剥がしてくれ。
 全を解体(ばら)して散らせばさようならだ、捨てるのに相応しい状況だと『オマエ』が微笑(わら)う。くるくると空を舞った封魂符(かせ)、そろそろ鬼ごっこの開幕(はじまり)だと黄昏(だれかれ)に呟いた――下へ下へと墓穴(ほ)り進めれば舞台上(ダンス・マカブル)、より『死に近くなった』猟兵の貌、僵尸が跳躍(は)ねる程度(だけ)だと思わない方が良い。

 倒れないとは最強だ。
 暴れるだけで人(ざくろ)が死ぬ。

 芭蕉扇(ぶ ぉ ん)と嵐(かぜ)を起こせば模造品(それ)が飛び、本性(あれ)だけが地に残される。グチャ ベチャ 肉片(したい)を踏みつけて往けば如何だ、しゅうしゅうオマエの傷だけが『再生(は)』えている。さあ、根比べの時間です――莫迦らしい、両者『ねっこ』が腐敗しているのだ。
 貴方様の尽きぬ妄執、わたくしの死で越えていきましょう。少しは加減をしてくれよ死體(ばけもの)、これでは彼等・彼女等を救えない。

 不死性の神様(ななし)が呆(ぼう)感していた。

成功 🔵​🔵​🔴​

露木・鬼燈
なんだかわからないけど…よしっ!
妨害に成功してるなら理由はなんでもいい。
大事なのは結果だからね。
後はドクター(仮)をぶっ倒せばよし。
これは確実にオブリビオンなので容赦はいらない。
とは言え、簡単にはいきそうもないね。
召喚された邪神も面倒だけど、それ以上に位置の入れ替えがね。
本体をぶん殴れば消えるっぽいけど…
入れ替えで位置が変わるからそれも難しい。
まぁ、それならそれで。
<響怨>でまとめて吹っ飛ばせば関係ない。
反動を抑えるために威力は最小で一撃。
これで召喚物を消し飛ばして残った本体を攻撃。
魔剣をぶっ刺して全力の<響怨>を放つですよ。
ほんとはナニが戻ってくる予定だったのか?
まぁ、ろくなものではないか。



 あまり深淵(ふか)く考えてはいけない、理解に至れば至るほどに『あたま』が其方側に傾倒(かたむ)いて往く。戻る事も出来なくなって終えば埒外(おまえ)、塑の価値観が容易(もろ)く崩れて逝くだろう。なんだかわからないけど――鏡面(みずから)と思考で万華(はな)咲かせれば大抵が「よし」だ。悪しを踏む事も有るだろうが、最早『段階』は踏破(こ)えている。妨害に成功してるなら理由はなんでもいい。大事なのは過程ではなく結果だ、この糸を引っ張れば『あたり』がみえる。後はドクター(仮)をぶっ倒せばよし。すべては大団円(デウス・エクス・マキナ)が申し子だ。とはいえ『まるく』治めるのにも苦労せねば成らない。彼方側を『異(み)』たならば不死性、聳え立った邪神(ぼうかんしゃ)がやかましい。
 それ以上に『取り替え仔』だ。屍喰鬼(グール)の真似事とは面白くもない。本体を殴る前に『うつって』しまえば千日手だ。嗚呼、面倒な柘榴臭。まぁ、それならそれで――構えた得物は変貌(かわるがわる)、竜の呪いが映えていた。

 最少かつ適切な一撃、模造品を吹き飛ばした。
 コピー用紙と共に絶え々え、本体が皮を脱いでいる。

 轟撃――突き貫けた魔が星辰(シナプス)まで届き、饗怨(こえ)を撒いて濯く。内側から爆ぜた人型は『新しい世界』を呼び込めない。「ほんとはナニが戻ってくる予定だったのか?」確かめたくはない。まったくはロクでもないのだ。
 殴られた柘榴が汁気を失くしている。

成功 🔵​🔵​🔴​

鵜飼・章(サポート)
僕は鵜飼章…旅人だ
何かの縁でここにやってきて
状況は大体解っている
だからさりげなくその場に溶けこみ
依頼をいい感じに進める行動言動をするよ
シリアスでもギャグでも皆に合わせます

可能さ…そう
UC【空気を読む】があればね
(読めない時もあるよ)

僕にできる事は技能一覧を見てほしいな
これ以外の事は大体できないと思ってくれて構わない
特に苦手なのは労働と力仕事だよ
できないからやらないとは言ってない
装備アイテムを使えば割とどうにかなる
きみが僕をなんとかするんだ

困っているきみ…
この依頼心情系ですか?
全部捏造でいいんじゃないかな
描写された内容が真実とは限らない…
僕、謎なので

つまり全部お任せだよ
アドリブアレンジ大歓迎です



 少しは死んでくれないかと殺人鬼が囁いた、何度も何度も『逃げた』代償(つけ)を払わなければいけない。行く事も逝く事も毛嫌いしたきみが、ドウシテモと『タイトル』を反芻している。ワイングラスに不死性(どくけ)を混ぜ込んだならば葡萄、餅(パン)の真似事は出来ないだろうか――偽物の甲虫(むし)は、蟹の鋏にひどく似ていた――阿呆(ばか)な事を言うなよ、たぶん『オマエ』は人間を読破して生ける。悪魔の証明よりも辞典が相応しいと医者が告げた、誰が僕の【健康状態】を診断(み)たんだ――まったく狂っている。ここまで正気の人間はみたことがない。
 ぷかぷかと水槽に脳味噌が浮かんでいた、塑れを『僕』だとすれば完璧だろう。無数に増殖(は)えた彼等を覗いて、除いて逸脱なのは邪神(かみさま)なのか。明滅(ひかり)と闇が共存(つど)う頃、ころがった死体が食まれている。
 夜が底に在ると言えばこわく。底こそが夜だと言えばおそろしい。そろりそろりと掻き分けていけば朦朧、蝋燭を消すかのように友愛を数えて進む――いたくもかゆくもない、なら、死んでいたっておかしくはない。

 ――翅がもげた。脚が千切れた。
 ――贋物も真物もひとしく、少年の日の思い出。

 遠慮してやれよ謎深い捏造(おまえ)、葬送とも行かなければ残念でたまらない。ぐちゃりと潰れた巨大な蝶々、もしやカブトムシと間違えたのか。樹の蜜が甘ったるくて気分悪い、真逆、ゼリーを食べたなきみ。

 例えば、きみのいない明日。
 仕方がない。
 普通のことさ。

成功 🔵​🔵​🔴​

数宮・多喜
【アドリブ改変大歓迎】

まったく。
稚気極まって因果が返り、機智の軛から外れたのかい?
アタシも危うい道ばかりだけど、
そこまで狂気に落ちたかないね。
そもそもアンタも黄泉帰り(オブリビオン)だ、
書類の中の一人じゃないかい?
問うたところでその答え、返ってくるとは思っちゃいない。
他の問題で頭が一杯だろうからね!

軽口叩くが、戦い自体は油断しない。
次元の断裂なんてもの、言われなくても物騒だからね。
こんだけ周りが不安定なら、「座標」なんて決めきれない。
けれどもつまりは歪みの綱引き。
逃げ回りながら歪みをぐるりと円弧に繋ぎ。
最後にアタシの一押しだ、
放り投げるなら【宙送りの穴】の先へ跳んどくれ!

道連れは勘弁だからね。



 は ぁ――と、息が漏れるような現実に『目』を向けた。腐爛した柘榴(かじつ)の爆ぜた音と共に終期、生じた瞬間へと丸呑(ウロボロス)したのか。まったく、稚気極まって因果が返り、機智の軛から外れたのかい? デウス・エクス・マキナとの会話は難しそうで簡単だと『上から目線』で告げてくる。躯流(くる)りとかえったのは『ひと』なのか『かみ』なのか。アタシも危うい道ばかりだけど――陰った貌(かたち)は狂気の底だ、其処まで「落ちたかないね」と苦く微笑(わら)う。そもそも。前提として間違っているのだ【それ】も悉くは過去(オブリビオン)だろう。書類(かみたば)の中の一人ではないかと首を傾げて魅せた。嗚呼、黄泉戻(かえ)ったのは【わたし】だけだと。それは在り得ないのだ。それは赦されないのだ。それは絶対的に――返ってくるとは思っちゃいない。他の問題で頭(おつむ)が一杯だろうからね!
 たとえば声帯(のど)、掻き毟るように『幾万』をはらう。たとえば臓腑(いんく)、禍き消すように『ひとつ』をねがう。積み重なった理想が脆くも崩れ果て、次元(せかい)が絶滅(し)に臥していく――軽口の中で沸々と緊張感、軸が定まっていないと『観察(み)』て終え――綱引きだ。歪みがお互いに手を引っ張っている。

 逃げろ逃げろ、鬼さんこちらと輪をまわせ。
 円弧(ぐるり)と虚空をえがいていく。

 最後にアタシの一押しだ――背を晒せば宙(あな)の底無し、先に跳んでくれと『現在』が垂れている。道連れは勘弁だからね。一回の転倒、只管に『妄執』が墜ちて去(い)ねむり。問うたところで『かけるものも』涸れていた。

成功 🔵​🔵​🔴​

神樹・桜花
生者を救う医者が、何故に死者を『すくう』怪物に成り果てたのか……。
私はそこに興味があります。

『器』が無数でも、邪神を召喚しようとも、そこに精神(えさ)が在るなら残らず平らげるのみ。
識喰ノ鳳は阿頼耶識を飛ぶ災厄。有象無象の心を食い荒らし悪夢を齎す凶鳥。
過去(オブリビオン)とは在りし日の意志(こころ)なれば、喰らい滅ぼすのは容易。

食餌(こころ)の載らぬ蘇生体(うつわ)など、皿ごと食う気にもなれませんね



 銀製のスプーンを弄んで床へと落とした。ひどく錆びたナイフでお遊びし、ぼとりと自分自身(めだま)を忘れてしまった。宙(あな)から這いあがれば酩酊(めまい)、深紅の園に手招きされたのか――生者を救う医者が、何故に死者を『すくう』怪物に成り果てたのか。所以に興味を抱いたとして中身(うちがわ)、暴いて・発いてしまえばおぞましいほどの在り来たりだろう。たとえ神様(よこしま)に見守られた貌(もの)でも、放置すれば滑稽な腐爛ざくろだ――器が無数でも、邪神(それ)を召喚しようとも。嗚呼、かわいそうに【すべて】は精神(シナプス)だったのだ。ならば鯨飲馬食(ぼうりょく)、平らげるのみだと『桜の根』が蠢動(う)いた。
 飛べよ跳べよ阿頼耶識を駆けろよ、識喰ノ鳳(やくさい)が赫々と荒らしていく。有象無象(ないある)の心(しん)を喰い啜れば凶鳥、その悪夢はあまいあまい『かたな』に違いない。過去(オブリビオン)とは在りし日の意志(こころ)なれば――滅ぼす事は容易だろう。不死性が悲鳴(こえ)をあげている。

 食餌(こころ)の載らぬ蘇生体(がらんどう)など、皿ごと食う気にもなれませんね――ドクター、首を横にも振れない。ご臨終です――過剰なまでに回転している脳味噌、ホルマリンの模倣も『ついて』いけない。
 この人物(データ)は存在していません。

 はらはら涅槃、ちれちれ花弁。
 ――謝肉祭、不参加にマル。

成功 🔵​🔵​🔴​



最終結果:成功

完成日:2021年04月24日


挿絵イラスト