銀河帝国攻略戦⑤~誰かの力になるために
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銀河帝国に対抗するため、解放軍へと合流を試みる宇宙船。
フォースナイト・ミディアのユーベルコードによってコアマシンに『ワープドライブ』を装着できれば、これまで一方的にやられるばかりだった帝国との戦いにも光明が見える。
これまでも銀河帝国の手先と戦ってきてくれた猟兵達、自分もその力の一端になろうと、船を進ませていく。
その進路上に、一隻の艦が現れた。
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「解放軍と合流してる宇宙船が、帝国の戦艦から攻撃を受けているみたいなんだ」
エスペラ・アルベール(元気爆発笑顔の少女・f00095)は焦りの混じった声を上げて、猟兵達へと呼びかける。
銀河帝国に対抗するため、コアマシンに『ワープドライブ』を装着させようとミディアとの合流を試みる宇宙船は多いが、その動きを察知した帝国は先手を打ってきた。
宇宙船が合流前に各個撃破されてしまえば、銀河帝国の大艦隊を打ち破る術はなくなってしまう。
「みんなには、帝国の戦艦へ逆に強襲をかけて、敵の戦闘機を内部で食い止めてほしいんだ」
グリモア猟兵の力によって、敵戦艦の内部へは直接飛ぶことができる。
後は敵の航宙戦力を封じ込めることができれば、帝国の戦艦を返り討ちにできるだろう。
「敵の戦闘機はかなり小型で、艦の内部だろうと構わず飛び回って戦闘が可能みたい」
幸いにも、異分子がいる状況で発進用のハッチを開けて無理に飛び立つ、などという真似はしないようなので、宇宙空間に放り出される心配はしなくて大丈夫だ。
無事に帝国の戦艦を撃破できれば、猟兵達はミディアの宇宙船が回収してくれる。
「みんなが救ってくれる船の数だけ、戦況は有利になる。どうせ敵の艦の中なんだし、周りを気にせず思いっきり暴れてきてっ!」
芳乃桜花
このシナリオは、「戦争シナリオ」です。
1フラグメントで完結し、「銀河帝国攻略戦」の戦況に影響を及ぼす、特殊なシナリオとなります。
本シナリオは「⑤帝国戦艦迎撃指令」の物となります。
自在に飛び回る小型戦闘機との戦いです。
味方の宇宙船を襲おうと企む敵を、発進前に叩き潰しちゃってください!
それでは、皆様のプレイング、お待ちしております!
第1章 集団戦
『デルタ・ファイター』
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POW : 増援要請
自身が戦闘で瀕死になると【増援飛行隊 】が召喚される。それは高い戦闘力を持ち、自身と同じ攻撃手段で戦う。
SPD : 帝国軍の栄光のために!
【制御不能の高速航行モード 】に変化し、超攻撃力と超耐久力を得る。ただし理性を失い、速く動く物を無差別攻撃し続ける。
WIZ : 対宙銃撃
レベル×5本の【貫通 】属性の【機銃弾】を放つ。
👑11
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種別『集団戦』のルール
記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
大成功 | 🔵🔵🔵 |
成功 | 🔵🔵🔴 |
苦戦 | 🔵🔴🔴 |
失敗 | 🔴🔴🔴 |
大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
シル・ウィンディア
まだ現れるんだね
でも、ここで負けるわけにはいかないからっ!
さぁ、わたし達は逃げも隠れもしないから、どんどん来てっ!
今回は、初っ端から【高速詠唱】でエレメンタル・ファランクスを撃っていきますっ!
出鼻は挫かせてもらうからっ!
以降は【空中戦】と【残像】で空中機動を行って撹乱します
空中起動時は、ジグザグに動いて直線的な動きにならない様に注意します
回避時は【第六感】で察知して、【見切り】で回避
被弾しかけた時は、【オーラ防御】と光刃剣を回転させてシールド代わりに使用します
攻撃は、【フェイント】を織り交ぜて、【二回攻撃】と【なぎ払い】で
二刀流の光刃剣で攻撃を仕掛るよ
隙を見せたら【全力魔法】のUCで一気にだね
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銀河帝国に楯突く、愚か者達の宇宙船。
その一隻を落とすだけの、楽な任務だと兵士は思っていた。
そんな考えが甘い物だったということを、彼は数秒後に知ることとなる。
「闇夜を照らす炎よ、命育む水よ、悠久を舞う風よ、母なる大地よ……。我が手に集いて、全てを撃ち抜きし光となれっ!!」
高速の詠唱から放たれたシル・ウィンディア(光刃の精霊術士・f03964)の魔力砲撃。
それは100をも超える帯となり、発進準備に入ったばかりの戦闘機達を撃ち抜いていく。
『て、敵襲!』
『なんだ、どこから来た!?』
『知るか! とにかく迎撃しろ!』
一瞬にして混乱に陥り、それでいて迎撃の体勢を整え始める敵を見て、シルは二刀の光刃剣を抜き放つ。
(まだ現れるんだね。でも、ここで負けるわけにはいかないからっ!)
その瞳に込められているのは、強い想い。
仲間を守るため、決して引き下がらないという堅い決意。
「さぁ、わたし達は逃げも隠れもしないから、どんどん来てっ!」
声を上げ、シルは宙を駆ける。
戦闘機の銃口がこちらを捉えるよりも先に察知し、放たれた弾丸を完全に見切って身をかわす。
懐に飛び込まれてしまえば、戦闘機に二振りの光刃から逃れる術はない。
あっという間に一機撃墜されたのを目の当たりにし、他の兵士達は迎撃か撤退か、逡巡してしまう。
それは僅かな、一瞬の隙。
「エレメンタル・ファランクス……二発目ぇ!」
その一瞬は、シルを相手にしている者にとっては、あまりにも大きすぎる物であった。
大成功
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フィン・スターニス
帝国への反抗の準備を妨害されるのは困りますね。
数は多いですが、地道に削って行きましょう。
攻撃は、薙刀でのなぎ払いを中心に、範囲の攻撃。
また、フェイントや、装甲の隙間を狙って突き刺す等も行います。
攻撃を受けた場合は、
第六感、見切りを駆使して回避を優先。
タイミング次第で、カウンターで反撃、
あるいは、敵の影に移動し、敵を盾にしましょう。
攻撃を行いながら、八極封陣の準備を行い、
発動に成功したなら、
2回攻撃や、装甲の薄い部分を狙い串刺し、
一気に攻めましょう。
シエル・マリアージュ
「抵抗の火は消させない」
敵の数が多いので集中攻撃を受けないように注意して、【フェイント】や【残像】で敵を惑わせながら攻撃を受けないように戦い、【見切り】や【カウンター】で反撃していく。
「自らの業と共に消えよ」
【2回攻撃】の初撃で【鎧無視攻撃】と【属性攻撃】で雷を付与した【鈴蘭の嵐】で範囲内の敵を総攻撃、二撃目で【贖罪の御使い】で倒した敵を霊として召喚して戦力としていき、霊を敵の密集したところに突っ込ませて敵を巻き込んで自爆させる。
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突如現れた猟兵達を攻撃せんと、次々と戦闘機が離陸していく。
初撃で相当数を削ったはずだが、それでも未だ宇宙船にとっては驚異となりえるだけの戦力が残っている。
その数を少しでも減らさんと、フィン・スターニス(七彩龍の巫女・f00208)は手にした薙刀、白霞を自在に振るい、戦闘機の一群を薙ぎ払った。
(帝国への反抗の準備を妨害されるのは困りますね。数は多いですが、地道に削って行きましょう)
口数少なく、心の中で思いを巡らせながら地を走り。
反撃として放たれた機銃の斉射を、たった今落とした機体の影へと隠れて回避する。
放たれる弾幕から身を隠す彼女を仕留めようと、回り込む機動を取った編隊は、死角から飛んできた弾丸によって撃ち落とされた。
「抵抗の火は消させない」
シエル・マリアージュ(天に見初められし乙女・f01707)は、銃と変形させた聖銃剣ガーランドを構えながら戦場を駆け抜け、魔力による弾丸でフィンに注意が向いていた敵機を次々撃ち抜いていく。
新手にいち早く気づいた兵士が放つ弾丸が、シエルの身体を捉えるが、瞬間その姿はかき消えた。
「ハズレね」
彼女の残像に惑わされ困惑する機体の死角に回り込み、フィンの方へと視線を送る。
そちらには既に、シエルの乱入によって乱れた弾幕から逃れ、その力を発揮せんとする姿があった。
「四天方陣、動きを封ず」
地・水・火・風、四の属性を持つ護符による結界が機体を捉え。
「三獄破刃、力を封ず」
光・氷・雷、眩く輝く投刃が装甲の隙間を狙い抜き。
「一心皆尽、心を封ず」
闇に覆われた投槍が装甲を穿つ。
「今、此処に封じの陣は完成しました……八極封陣!」
フィンの陣が完成し、その内に入り込んでしまった機体は、次々とその機能を失っていく。
反撃の手段を失った敵を後目に、シエルは陣の外から迫る敵機へと、自らの武器を掲げ、小さく告げる。
「自らの業と共に消えよ」
次の瞬間、手にした武器は無数の鈴蘭の花弁へと姿を変え、戦場を吹き荒れては飛び回る敵機を包み込んでいった。
その一枚一枚に雷を帯びたそれをかわしきることは叶わず、機体に取り付いてはその回路を焼き切り、あるいは操縦士の意識を奪い、墜落させていく。
『この、よくもやってくれたなぁ!』
仲間達がやられたことに、業を煮やした部隊が機体の制御を捨てた高速航行モードへと移行する。
攻防速、どれもそれまでとは比べ物にならない程に強化された相手へ、シエルは動じることなく、続く言葉を紡いだ。
「我に敗れし咎人よ、我が御使いとなりて敵を討て」
『な―――』
現れたのは、まさに今散っていったばかりの兵士達の霊。
その霊は驚愕に目を見開く兵士には目もくれず、編隊の中心まで移動し。
霊体を膨れ上がらせ、周囲の機体を巻き込み自爆する。
陣の内部の敵を排除し終えたフィンが隣に並び立ち、シエルも残りの敵機へと目を向けた。
『これほどの、敵が……!』
その数は、もはや多くない。
大成功
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青原・理仁
まぁ、少しは手ぇ貸してやるか
…よし、片っ端から叩き潰してやるぜ
かかってきやがれ!
手当たり次第に撃砕雷業拳を撃ち込んでいくぜ
見切り、フェイントで確実に当て
怪力、グラップル、鎧砕き、鎧無視攻撃、2回攻撃を駆使して殴り、蹴り、投げ飛ばすか
浮いてる機体を足場に跳んで空中戦もしてやる
敵の攻撃は見切り、第六感で察知して回避するぜ
ビビ・クロンプトン
POW
機械仕掛ケノ拷問具で、接近戦…
まずは【ダッシュ】から【先制攻撃】、相手の動きを【第六感】で予測しながら相手の動きを【見切り】、【2回攻撃】で、確実に1体ずつ、仕留めていくよ…
…倒したら【増援飛行隊】が出てくる?
…なら、周囲に味方がいないことを確認してから、「サヨウナラ」を、使おう…
奥の手だから、あまり使いたくはないんだけれど…
【最終武装モード】(パワードスーツを身に纏った、人型の兵器)に変化して、機械仕掛ケノ拷問具を振り回して暴れまわる…と思う
…これ、私の理性が飛ぶ上に、その時の記憶が残らないんだよね…
この時の私を見た人曰く、「ァァァアアア!」と叫びながら暴れまわるバケモノ、なんだって…
フローリア・ヤマト
「ふん、どんな凄い戦闘機だって、ちょっとのバグですぐ動かなくなるんだからね!」
彼女は物陰から能力を発動させる。
「人形黒子(カースアウト)」
とても小さな黒い動く人形が無数に現れる。
「戦闘力はほとんど無いけど、機械の間に挟まったり銃口の中に詰まったりしたら一体どうなるかしら?」
そう言いながら、じわじわと人形達は増えていくのだった。
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「歯ァ食いしばれよ!」
青原・理仁(人間の聖者・f03611)が雷を纏った拳を叩きつけ、一機の戦闘機を撃墜させる。
そのまま機体を掴むと、持ち前の怪力で持ち上げる、こちらへと迫る別の機体へ放り投げ、これで二機。
「よし、片っ端から叩き潰してやるぜ、かかってきやがれ!」
彼の身体に刻まれた羅刹紋が浮かび上がるのを感じながら、理仁は声を上げて闘志を高める。
その横では、小柄な少女が見た目からは想像が付かない速度で敵機の懐に潜り込み、拷問具を叩きつけて機体を破壊していた。
ビビ・クロンプトン(感情希薄なサイボーグ・f06666)が操るそれは、UDCアースの技術によって改造された処刑道具、小型戦闘機の装甲程度で防げる物ではない。
(数はもう、そこまでじゃない、けど……)
『増援部隊、現着!』
『よし、全機怯むな、押し返せ!』
敵のユーベルコードによって、その数を削り切ることができない。
後一手、何かがあれば。
理仁とビビの二人がそう考えながら戦い続けていた時、二人に向けて機銃を放とうとしていた機体が、突如爆発を起こす。
それだけではない、周囲の機体が次々とその挙動を狂わせ、制御を失い墜落する機体まで出てきている。
「ふん、どんな凄い戦闘機だって、ちょっとのバグですぐ動かなくなるんだからね!」
それは、物陰に潜んでいたフローリア・ヤマト(呪いと共に戦う少女・f09692)の力。
彼女の嵌めるその指輪からは、次々と小さく黒い人形が現れ、壁や天井を伝っては戦闘機へと飛び移っている。
「戦闘力はほとんど無いけど、機械の間に挟まったり銃口の中に詰まったりしたら一体どうなるかしら?」
その答えが、目の前の光景だ。
翼の制御ができなくなった機体は滅茶苦茶な軌道で飛び回り、他の機体を巻き添えにして墜落し。
なんとか攻撃をしようと試みた機体は、その機銃に詰まった人形が暴発を引き起こし、機体ごと吹き飛んでいく。
「ふふん、さあ、あなた達、後は任せるわよ!」
「はっ、少しは手ぇ貸してやるか!」
得意気に笑みを浮かべるフローリアに軽く応え、理仁は残る機体へと飛びかかる。
雷を纏う拳を繰り出し装甲ごと内部の機器を破壊し、その機体が墜落する前に別の機体へと飛び移って更に一撃。
人形によって制御を失った敵達に、理仁の力を止めることはできない。
そう、制御を失った敵だけならば。
『まだだ!』
「ちっ!?」
「うそ、まだ動ける機体があんなに!?」
機銃の斉射を受けて理仁はやむを得ず後ろに下がり、フローリアは驚愕の声を上げた。
見上げてみれば、人形の影響を受けずに飛び回る機体がその数を増している。
(あれも、ユーベルコードで増えた機体……)
ビビは一人、二人から離れるように前へと進みながら状況を分析する。
機銃と高速航行モード、この二つを奪われた敵機ができる行動は唯一つ、増援部隊の召喚だ。無理に攻撃に拘り自爆するより、問題なく使える手札を切った者が多かったのだろう。
追加で出てきた機体にもフローリアの人形達は果敢に取り付こうとしているが、元より宙を自在に飛び回る戦闘機が相手、全てには手が回っていない。
(あまり使いたくはないんだけれど……)
このままでは再び敵が増えていく、ならば迷っている暇はない。
「終焉をここに」
ビビの身体が、機械仕掛けのスーツに包まれていく。
腕が、足が、胴体が、元の姿を覆い隠し、その身を兵器へと変化させる。
それは、今の自分へと別れを告げるように。
「―――ァァァアアア!」
『うわぁぁぁ!?』
手にした拷問具を振り回し、飛び回る敵機を片っ端から叩き落とす。
それだけでなく、周りを動くフローリアの人形達すらも薙ぎ払う姿からは、敵味方の区別さえもついていないことが見て取れた。
そこに人の理性は見えず、先程までの少女の面影は存在しない。
「……俺たちは他の場所にいる敵を叩きにいくぞ」
「え、あれ、放っておいて大丈夫なの?」
苦々しげに呟いた理仁へ、フローリアは思わず問いかける。
「どうにかするってんなら、敵を全部ぶっ倒すのが一番早ぇだろ」
「それもそう、かしら?」
敵を全滅させても戻らなかったらどうしよう。
そんな考えがフローリアの頭をよぎったが、他に良い手が浮かぶわけでもない。
理仁と共に、彼女は離れた位置の敵を倒すために駆け出した。
それから程なくして全ての敵を倒した後。
元の姿へと戻っていたビビは、二人の心配をよそに、何事もなかったかのようにミディアの船へと回収されていった。
大成功
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