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焼こうぜ エルフの森

#アックス&ウィザーズ #猟書家の侵攻 #猟書家 #チーフメイド・アレキサンドライト #エルフ

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#エルフ


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●彼らは何回焼けば気が済むのだろう
 ここはアックス&ウィザーズのエルフの森。エルフの森と言えば焼くもの。そう信じて疑わない一部のオブリビオンがいた。端的に言えば、猟書家の意志を継いだオブリビオンである。
『ここに聖なる木があるのね! さぁ貴方達、焼いてしまってちょーだい!』
 森の住人として居てもおかしくなさそうな、黒いウサギが指示を出す。
『もふ~』
 もふもふしたピンク色の森の住人、もといオブリビオンが火炎放射の準備を始める。エルフの森は焼かれても、彼らの目的である聖なる木は焼かれない。その木を見つけるのが目的だという、何とも迷惑な意志を継いでしまったものである。

『焼いたエルフは全部《味方》にしてあげるのよ~!』
『もふ~!』
 エルフのオブリビオンも増えるこの計画を、阻止せねば──。

●グリモアベースのエルフはというと
「はぁ」
 大きいため息をついたのはグリモア猟兵のジェルダ・ヒーメィ(銭の亡者・f27900)。エルフの森の案件は耳にした事はあるが、まさか自分のターンが来るとは。よりによって自分はエルフ。
「エルフの一意見として、花粉撒き散らす杉の木だったら焼いても構わないとは思うわよ。でも何でエルフの森が率先して焼かれるのかしらね! 不思議でならないわよマジで。誰よ最初に思い立ったの」
 不満たらたらのご様子だ。
「というわけで、エルフの森が焼かれきる前にとっちめて頂戴! エルフ達は森が焼かれ始めてるのに気づいてると思うから、地の利的にも森のエルフの住民達と協力すれば大丈夫よ。順応性高いから、『あ、はい分かりました』ってすぐ手伝ってくれるはず!」

 くしゃみをしたジェルダ。
「マジで杉の木なら……げふん、何でもないわ。最初にピンク色のもふもふしたのが火炎放射してるからソイツを止めてね。その後は黒色のウサギがボスらしいから……くしゅん! ああもう、花粉今年多過ぎ! 何で杉の木焼かないのよ!!」
 花粉症で少しいらだっているジェルダだったが、とりあえず転移のゲートを開く。

「今回は木だけど……奴らが探してる物って探して何の効果があるのかしらね。いってらっしゃい! くしゅんッ!!」
 グリモアベースに花粉を持ちこんでしまった気がするが、まぁそれはともかくエルフの森を守る戦いが、始まる。


椿油
 充血レベルのかゆみに襲われている椿油です。
 A&W猟書家戦としては全体で3作目になりますが、3月後半より猟書家強化月間としたので3月から数えると2作目です。このペースでじゃんじゃん倒しましょう!

 第1章は集団戦です。ピンク・モフというそのまんまな名前のもふもふと戦います。エルフ達と協力するとプレイングボーナスです。

 第2章はボス戦です。黒いウサギの住人が焼き討ちする為に森に引っ越して来ました。とっとと引っ越してもらう為に好感度下げて追い出して倒しましょう。こちらもエルフと協力してプレイングボーナスが付きます。

 皆様の森を焼きすぎない程度の熱いプレイング、お待ちしております。

 ※合同プレイング以外でも同時採用する傾向にあります。
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第1章 集団戦 『ピンク・モフ』

POW   :    はい、次は君が鬼ね
【体を擦り付けることで】、自身や対象の摩擦抵抗を極限まで減らす。
SPD   :    僕が逃げる番だね
非戦闘行為に没頭している間、自身の【体毛】が【激しく光り】、外部からの攻撃を遮断し、生命維持も不要になる。
WIZ   :    僕が見えるかな?
自身と自身の装備、【咥えて持っている】対象1体が透明になる。ただし解除するまで毎秒疲労する。物音や体温は消せない。

イラスト:羽月ことり

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

バオ・バーンソリッド
不採用含め全て歓迎。
エルフと筆談、協力を取り付けておく。敵は…、可愛いな。

UC使用、モフ・ピンクくんをエルフへ投げつけるぞ。細かい動作が出来ないので回収を任せる。そのままオブリビオンは隔離してもらい、処罰は彼らに任せよう。殺すには忍びない。
敵UCに対しては…UC、に対しては…。
可能な限り距離を取って対応する。もし肉薄された場合は仕方がない。存分にモフモフしろ!
火炎放射が目障りだ。多少の被害は目を瞑って貰おう。ピンク・モフくんにより猛り萌えた私の激昂するサイキックエナジーで範囲攻撃、炎を消し飛ばす。
奴らの目的の聖なる木、というものが気になるが多少手荒に扱っても問題ないだろう(根拠のない自信)



 紙に「私がそちらに飛ばす。後は任せた」と書いてエルフ達に見せたバオ。喉が潰れていて喋るのが苦手なバオは、筆談で協力を交わしたのだ。
「分かりました。かのモフは以前から対処せねばと思っていた所です。我々の手で処罰を下しましょう」
 どうやら燃やしに来る前もモフは森に現れていたらしい。

 UC《サイコキネシス》を発動し、サイキックエナジーでピンク・モフを掴みエルフ達へ投げ飛ばす。
『もふ~っ!?』
 玉入れのようにぴゅんぴゅんとエルフ達の所へ飛んで行くピンク・モフ。森のエルフによる何かの呪文を詠唱しているのを確認しつつ、バオは続いて消火作業にかかる。

「はっ……!」
 サイキックエナジーで周囲の炎を消し飛ばす。多少木が燃えているが、この辺りは仕方がない、来た頃には既に燃え始めていた。

『もふー』
「……まだ、居た……か」
 細かい制御が難しいバオにとっては、エルフ達の所へ投げ飛ばすのがやや億劫というか、数が多くて困る。
「飛んで……け……ッ!!」
『もふ~っ!』
 サイキックエナジーをかなり放出しまくったので少々疲れたが、まぁこれ位なら大丈夫だ。そう思いつつ続けてぶん投げる。
「(多いぞ。どれだけいるんだこのモフは!)」
 喋るより考えた方が楽なバオだった。
『もふ~?』
「(気づいたら終わっていないだろうか、この作業)」

 まぁ、そう思うのも無理はなかった。
『もふ?』
 以下、作業が終わるまでかなりかかったので割愛──。

大成功 🔵​🔵​🔵​

馬県・義透
四人で一人の複合型悪霊。生前は戦友。

第一『疾き者』唯一忍者
一人称:私 のほほん
武器:漆黒風

こうして来るの、何度目ですかねー?意志を継ぐってのは、やっかいなことでー。
…好きにはさせませんけどね。

さてー、エルフの方には迷彩防御用結界張りましてー。援護射撃お願いしますー。
私は、早業先制攻撃で、風属性攻撃と【連鎖する呪い】のついた漆黒風を、相手に向かって投擲しますねー。

透明になろうと、一度ついた呪いは離れません。それ、長くは続きませんし。
呪いの影響で、援護射撃の矢もいいところに当たるでしょうし。
というか、呪い見えますし、音も匂いも消えてないので、居場所ばればれなんですよね。
漆黒風の投擲、続けますよ。



「こうして来るの、何度目ですかねー?」
 現場慣れしてるような義透。
「……好きにはさせませんけどね」

 さて、エルフ達の前に防御用結界を張る義透。
「援護射撃、お願いしますー」
「了解」
 義透は、UC《連鎖する呪い》を発動し付与させた棒手裏剣を素早くモフ達に放つ。
『もふぅっ!』
 痛いなぁ、ならこれならどうだと姿を消すピンク・モフ。だが周囲に纏わりついている呪いのおかげで居場所はバレバレである。

「放て!」
 エルフ達が放った矢も、呪いの効果により頭や胸などの急所に当たる。
『もふ……!』
 何この呪い怖っ、みたいな顔で当たる前に姿を消そうとするピンク・モフ達。しかし無慈悲にも棒手裏剣は的確に当たっていく。そして纏わりつく呪い。
「姿を消そうが無駄だって事、そろそろ分かってきた頃ですかねー?」
『もふぅ……』
 涙目で訴えるピンク・モフ。
「ですが先にやったのは貴方達ですからねー」
『もふっ!』
「許しませんよ?」

 にっこり。

 火炎放射器を捨てて逃げ去るピンク・モフが出始める頃であった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

エルザ・メレディウス
【メレディノ】で参加

追いかけっこの始まりですよ…?
まずは、森の構造に詳しいエルフの方々へ協力をお願いしましょう
かれらに森の中に障害物などを設けて頂いてピンクモフちゃん達を上手く一か所へ誘いこめるように森の中を迷路化して頂きます

私は、UCを使用して森へ雨を降らせます。 少し変わった雨ですけれど…体が軽くなれば、地の利があるエルフ様達には有利かしら

雨が降っていたら足音が目立つはずです。エルフの皆様と私、騎士達でピンクモフちゃんを追いながら、彼らを誘導先へ。
エルフの皆様にあらかじめ誘導先に穴を掘って頂いて、そこへピンクモフちゃん達を。
火炎放射器を取り上げて無力化しちゃいましょう


ロラン・ヒュッテンブレナー
【メレディノ】で参加なの

ピンクもふ、また会えるなんてうれしいの
でも、危なそうなもの、持ってるね?
イタズラは、止めなきゃなの

エルフさんたちのお手伝いは任せて
地形の事も教えてもらうの(【地形の利用】【情報収集】)
ん、土地勘、ばっちりなの
狼の【第六感】にお任せなの

もふたちの会話、聞こえるかな?(【動物と話す】)
低重力と雨音の中でも、狼なぼくの【聞き耳】なら聞こえるはずなの
雨が変に反射してるとこも、注目なの(【追跡】【索敵】)
狼姿で足音を消して、近くで吠えて誘導のお手伝いなの

落とし穴に落ちたら、UC発動
濡れてるもふたちを凍らせていくね
その後は穴の周囲を炎魂たちで囲んで守るの
遥翔さん、後は任せたの


久遠寺・遥翔
【メレディノ】で参加
イグニシオンに【騎乗】
自身は【空中戦】で飛行状態から相手を追う
事前にイグニシオンのメインカメラを【メカニック】でサーモグラフ対応しておき
透明化した相手を体温で捕捉、エル姉とロランに情報共有するぜ
エル姉が交渉してくれたエルフたちと協力して【地形の利用】で相手を追い込み一か所に固める
ロランが凍らせてくれた敵がいる穴にUCによる【範囲攻撃】
斬った相手を内側から跡形もなく【焼却】する
見た目はかわいらしいけどオブリビオンだから容赦はしない
木々は焼くつもりはない
穴で遮られてるし多少の火はエル姉の雨にロランの守りでなんとかなるだろ



 エルザはまず、エルフ達に協力をしてもらいに行った。
「……というわけで、障害物などで迷路を作って頂きたいのですが」
「お任せ下さい、我々は森の構造を知り尽くしています。的確な迷路を作れましょう」
「お願いしますね」

 ロランも手伝う為にエルフ達の所へ赴く。
「なるほどなの。ばっちりなの、後は任せて」
 各地の障害物運びを手伝いつつ、最終誘導地点にエルフ達と落とし穴を掘り、これで迷路の準備は整った。

 その頃遥翔は。
「イグニシオン、騎乗!」
 キャバリアに乗って空から森を見ていた。メインカメラにサーモグラフモードを対応させ、透明化にもばっちり対応済みだ。
「よし、準備出来たぜ」

「それでは……参ります」
 UC《アンチグラビティレイン》を発動したエルザ。体が軽くなるような不思議な雨が降る。それが作戦開始の合図だ。
『もふ?』
 何この雨?と思いつつ。エルザ、ロランとエルフ達が追いかけてきたので透明化するピンク・モフ。ぱちゃぱちゃと走る音が目立つ。よって追うのは簡単だ。

『もふ~(何で見えてるの? 透明になったよね)?』
『もふ(この雨のせいかな)』
 人狼ゆえ、ロランにはその会話が聞こえてくる。
「あおーんっ」
 吠えて誘導を上手くコントロールするロラン。
「エル姉、左前方にまだ数匹いるぜ」
 遥翔がサーモグラフで透明化したピンク・モフのいくつかを情報共有する。
「分かりました、では右に誘導しますね」

『もふ?(何か変な道)』
『もふ(面白い形だ)』

「ふぅ、この先は迷路です。追い込めましたね」
 エルザは重力的に身軽だったおかげで、走りまくってもほぼ疲れなかった。迷路にピンク・モフが全部入って行ったのを遥翔もサーモグラフで確認した。
「よし、最後の仕上げにかかるぞ!」
 ぼふっ、と雨の中で音が聞こえた。
「あ、早速落とし穴に落ちたみたいなの」

 落とし穴へ直行すると、ピンク・モフの群れが落とし穴にぎっちり。透明化は解けていた。
『もふぅ(助けてぇ)』
『もふもふ(これヤバくないかな)』
『もふー(袋の鼠だぁ)』
 ロランはUC《凍えて砕ける蒼色の炎魂たち》を発動。熱を奪う炎で、ピンク・モフ達を凍らせていく。更に、穴の周囲をその炎魂で固める。
「遥翔さん、後は任せたの」
「ああ! 行くぜ、リベリオン・ブレイド!」
 UC《因果を灼く真焔の太刀》の一刀でピンク・モフ達を斬り、焼却する。炎魂のおかげで延焼はしないし、したとしても雨で消火されるだろう。

「よし! 上手く行ったな」
 イグニシオンから降りて現場を確認しにいく遥翔。
「火炎放射器はおあずけなの」
 散らばった火炎放射器を取り上げるエルザ達。
「恐ろしいですね……あんなに可愛い子達なのに、こんな物で森を焼くつもりだったとは」
 遥翔のUCでぱっくり切れてはいるが、火炎放射器はわざわざピンク・モフ用にカスタマイズされている。
「意志継いだとかいうソイツを、何とかしなくちゃな」
「まだボスがいるの。気を引き締めないと、なの」

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

ニクロム・チタノ
もふもふ、今日はもふもふしてるなぁ、一匹持って帰って良い?
冗談はさておきエルフの皆さん、ボクがここで伏せているので敵を攻撃してこっちに誘い込んでもらえます?
敵がこっちに来たところで重力を掛けて蒼焔で焼いちゃいます
もふもふなんで少し惜しいけどオブリビオンなら倒さないとね?
さあ、これより反抗を開始する
どうかチタノの加護と導きを



「今日はもふもふしてるなぁ、一匹持って帰って良い?」
 ニクロムはピンク・モフのもふもふに癒されつつ。

「冗談はさておき。エルフの皆さん、ボクがここで伏せているので敵を攻撃してこっちに誘い込んでもらえます?」
「了解しました」

 エルフ達の弓矢による、追い込み漁ならぬ追い込み猟で、ニクロムの所へどんどん近づいていくピンク・モフ。
『もふ~』
「(来たね)」
 UC《キミの明日に反抗を》を発動したニクロム。ズンッと重力がかかり、急に動けなくなったピンク・モフ達。
『もふぅぅぅ?』
 何か重くないかな、そう思った途端に蒼焔がピンク・モフの身を包む。
『もふぅぅぅぅぅぅ!?』

「(もふもふなんで、少し惜しいけど……オブリビオンなら倒さないとね?)」
 追い込まれたピンク・モフは全て、蒼焔に包まれた。
「よし、完了!」

 エルフ達は重力すら操る猟兵は凄いなと思いながら、感心して見つめる。
「お見事です、猟兵様」
「まぁ、この後もまだありますし……引き続き、お願いしますね?」
「勿論です」

 重力に翻弄されたピンク・モフであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​




第2章 ボス戦 『ミカヅキ・レンカ』

POW   :    レンカと遊びましょ♪
【ダメージの無い星型の魔法弾】が命中した対象にルールを宣告し、破ったらダメージを与える。簡単に守れるルールほど威力が高い。
SPD   :    もっぐもぐ!
自身の身体部位ひとつを【ドラゴン】の頭部に変形し、噛みつき攻撃で対象の生命力を奪い、自身を治療する。
WIZ   :    レンカのお人形!
戦場で死亡あるいは気絶中の対象を【うさぎのお人形】に変えて操る。戦闘力は落ちる。24時間後解除される。

イラスト:橡こりす

👑11
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種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は三日月・蓮華です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


『あれあれ~、モフ全滅じゃない』
 黒いウサギのオブリビオン、ミカヅキ・レンカがひょこっと顔を出す。
『なんか消火されちゃってるし……ぐぅ、こうなったらしょうがない、レンカ出動よ!』

 猟書家の意志を継いだボスがやってきた。とてもキュートだが……どうして彼女は可愛い森の住民のポジションで収まらなかったのだろうか。

『いくのよ~、聖なる木はどーこだっ!』

 その無邪気な笑顔が、また怖い。
馬県・義透
引き続き『疾き者』

おやまあ、兎さんでしたかー。
意志を継ぐ以上、倒しますけどねー。

引き続き、援護射撃お願いしましてー。
先制攻撃で指定UC発動。早業で、私とエルフの方に防御用結界を張り直し。
そのあとに漆黒風を投擲しますねー。
敵の攻撃は、四天霊障によるオーラ防御+結界術で弾きましてー。

ふふ、あなた、身体、重くないですかー?運は『我ら』にあって、あなたにはないんですよー?
私やエルフばかりに気をとられてると、いいことありませんよー?
…そう、密かに背後に回っていた陰海月とかねー。


陰海月「ぷきゅー…」このにっこり笑顔空間怖いって思いながら、ぺちぺち。



『さぁ! みんなレンカにひれふすのよ!』
 可愛いウサギが怖い事を言っている。
「おやまあ、兎さんでしたかー」
 相変わらずにっこりしている義透。

「さて、引き続き援護射撃お願いしますねー」
 エルフ達も現場慣れした顔で、弓を構える。
『な、何よ! レンカそんなの怖くないもん!』
 結界を張りつつ、密かにUC《四悪霊・『解』》を発動していた義透だったが、レンカはそんな事も知らずに右手をドラゴンに変形させる。
『いくのよ~!』
 ドラゴン右手をぐるんぐるん回しながら義透に襲い掛かる。しかし思いっきり転んだレンカ。顔面から地面に激突する。そしてすかさず援護射撃がレンカを襲い、棒手裏剣が頭に刺さる。

『ぐへー! 痛いのよ! なんで!?』
「……ふふ、あなた、身体、重くないですかー?」
『思いのほか重いのよ』
「運は『我ら』にあって、あなたにはないんですよー? ……それに、私やエルフばかりに気をとられてると、いいことありませんよー?」
『どういう事なの?』

 レンカの背後には、ミズクラゲの陰海月が既にいた。
『ねぇ、どういう事なのよ! 教えなさいよー!』

 にっこり。

『教えなさいって言ってるのよグフォッ!』
「ぷきゅー……(この笑顔の間、怖いなぁ)」
『しびれびれなのよ……くきゅぅ』
 密かにUCで運気を吸い取っていたからか、とにかくその後も射撃は急所に当たるのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

ニクロム・チタノ
なんて可愛もふもふなんだ、でもだめだ倒さないと
キミと別の場所で会えたら抱き締めてモフるのに
覚悟の時、私がやらなきゃ
エルフの皆さん矢を構えてボクの重力波で威力を増します、それをかわしてできた隙に重力波をもう一発
ボクに見えないところまで吹き飛んでよ



「なんて可愛いもふもふなんだ……でもだめだ、倒さないと」
 キミと別の場所で会えたら、抱き締めてモフるのに。ニクロムは心の中で嘆きつつ、覚悟を決めた。

「私がやらなきゃ」
 そう呟きながら、UC《絶命せよ蒼き焔で》を発動したニクロム。
「エルフの皆さん、矢を構えて。ボクの重力波で威力を増します」
「了解です」

『エルフは弓矢使ってくるから嫌いなのよ! レンカだって出来るもん遠距離攻撃!』
 ぴょんぴょん跳ねて反抗するレンカ。ああ、可愛い。とてもじゃないが、モフモフしたい。彼女がオブリビオンじゃなければ……。

「発射!」
『邪魔っ! 他の矢より何かするどいのよ!』
 避けた。今だとばかりにニクロムは重力波を撃ち込み、レンカを吹っ飛ばす。
『あ~れ~~!』
 吹っ飛ぶその声も可愛い。可愛すぎる。

「(もう、ボクに見えないところまで吹き飛んでよ)」
「続けて撃ちましょうか」
「いや、もう大丈夫です……かなり吹っ飛んだので」
「そうですか」

 何故か落ち込んでいるのは分かったエルフ達だったが、何故ニクロムはため息をついているのだろうか。それは理解できなかった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

バオ・バーンソリッド
不採用含め全て歓迎。
エルフと筆談、協力を取り付けておく。敵は…、また可愛いヤツだな。
丸いお目々に強い意志を現すような眉、覚悟を決めた方が良さそうだ。

ウサギと言えば野菜を食べるもの、ならば虫を食べることはないだろう。エルフたちと協力して森から毛虫などを集めてレンカに投げつける。
この森には様々な虫がいることをエルフから説明させ、森から追い出すぞ。
それでも居座るつもりなら仕方ない、UCを使用して直接外に運ぶまでだ。敵がエルフに攻撃するなら同じくUCで先回り、黒大剣で武器受けする。

まだ抵抗するならば黒大剣を鎧に変形、殺気とともに恐怖を与える。
直接攻撃はしない。処遇は他の猟兵に任せよう。



 再び筆談で協力を取り付けたバオ。
「(敵は……、また可愛いヤツだな)」

『くぬぬ~! レンカ負けないのよ! ぷんぷん!』
 終始可愛いヤツである。

「バオ様、採って来ました」
「(……ウサギと言えば野菜を食べるもの。ならば虫を食べることはないだろう)」
 採ってきたのは、大量の毛虫。そしてそれをレンカに投げつける。
『きゃあああ!? 何よ何よこの虫いやぁぁぁ!』
「この森にはそのような虫が沢山いるのです」
 エルフに代弁してもらう。この森に来ない方が賢明である、と。

『こわ……で、でも! 聖なる木見つけたいのよー!』
 ぶんぶん手を振って反抗するレンカ。
「(なら仕方ないな)」
 UC《クロックアップ・スピード》を発動しレンカを抱えるバオ。無理やりにでも、外に連れ出す!
『あ~~さっき戻って来たばかりなのよ~~~!!やーめーてー!』
 バオをぺしぺし叩く。幸いにも、まだ技の類は使ってきていない。
「(出ていけっ!)」
 超速力で森の外へ連れ出し……そして、再びその加速度を使って追い出された。
『あ~~~れ~~~~!!』
 加速度が働いて凄く飛んで行った気がする。

「(さっき戻って来たばかりと言っていたが……しつこすぎないか?)」

 否が応でも森を焼きたいウサギさんの執念やいかに。無茶しやがって……。

大成功 🔵​🔵​🔵​

エルザ・メレディウス
【メレディノ】で参加

戦闘開始と共に、UC発動。
演説の内容:聖なる木は…決して、あなたに焼かせたり致しません。レンカ…。貴方が、ルールを宣言するように…ここに私も、私の守るべきルールを誓わせて頂きます

皆様を【鼓舞】できるように、演説には熱を込めて。

演説後は、レンカの攻撃に注意しながら…誓約を破ることが無いように行動します。 攻撃してはいけないなどの場合は、自ダメージを覚悟して、【槍投げ】などで攻撃。

私の主な役割は…ロランさん・遥翔君がより全力で戦えるようにサポートすることです。
【集団戦術】を駆使、三人で上手く連携を。囮になるように、相手を【誘惑】しながら戦います。
【残像】なども使用


ロラン・ヒュッテンブレナー
【メレディノ】で参加

レンカさんも、魔導師なんだね
ぼくも、同じなの

先生と遥翔さんへの魔法弾には【オーラ防御】の盾型【結界術】で防ぐね

ぼくは魔法弾に当たりに行くの
その魔力を解析(【学習力】)して【ハッキング】
ぼくとレンカさんの魔力の【手をつない】で誓約返しなの
返すルールは「怯えない」事

きみはうさぎさん?
ちょっとこわい、ぼくの真の姿、見せてあげる
『月夜の獣、我が命によりて、この身に現れよ。我が銘によりて、汝縛されるべし。汝の名は、音狼!』
音狼に変身して、魔力で増幅した咆哮を聞かせて
うさぎさんの本能に訴えるの
魅了と変化の月光属性を乗せた、ぼくの声を聞いてね
「るぅおおおぉぉぉぉ!」

さよなら、レンカさん


久遠寺・遥翔
【メレディノ】で参加
機体から降りたままパイロットスーツを兼ねたバトルスーツで戦闘だ
エル姉の演説を受け俺はアタッカーとして動く
騎士にあるまじきかもだが気を引いてくれている二人に頼りつつ
こちらに跳んでくる星形の弾はしっかり【第六感】と【視力】を駆使した心眼で【見切り】
高速移動で【残像】を撃ち抜かせる形で回避
避けきれないものは【オーラ防御】で触れずに受け流す

UCによる圧倒的な速度の【空中戦】で
エル姉が気を引いてくれている逆の死角から【2回攻撃】を叩き込み
ロランの咆哮とタイミングを合わせて狩られる側の恐怖を相手に刻み込む
「…恐怖したな? このままさよならだ」



『ふぅ、ふぅーっ……もうレンカに攻撃させないのよ!』
 何回か吹っ飛んでいるレンカは、魔法弾を放つ準備を始めた。

「聖なる木は……決して、あなたに焼かせたり致しません。レンカ……」
『何なのよ?』
「貴方が、ルールを宣言するように……ここに私も、私の守るべきルールを誓わせて頂きます」
 エルザがUC《オリンポスの祝福》を発動し、演説を行った。

『傲慢なのよ! くらえレンカの魔法弾! 【レンカに近づくな】ぁーーーッ!』
 発射した誓約入り魔法弾を遥翔は祝福効果もあってか、見切って素早くかわす。ロランは、エルザを結界でカバーしつつ、自ら当たりに行った。
『当たったのよ! さぁ、レンカに近づいちゃ駄目なのよ~!』
「魔力解析完了、なの」
『え?』
「(ハッキング開始なの)」

 魔力の構造を解析し、誓約の効果を返したロラン。
「ルールは、【怯えない】ことなの」
『ど……どうやって技をカウンターしたのよ!?』
「きみはうさぎさん? ちょっとこわい、ぼくの真の姿、見せてあげる」
 UC《魔狼開放》を発動したロラン。
「月夜の獣、我が命によりて、この身に現れよ。我が銘によりて、汝縛されるべし。汝の名は、音狼!」

 狼の姿に変身したロラン。それを見て、ウサギ……つまり喰われる対象であるレンカは背筋が凍りつきそうになった。
「るぅおおおぉぉぉぉ!」
 咆哮でレンカを怯えさせたロラン。
『いやぁぁぁぁぁぁ!! 食べないでぇぇぇぇ!!』

 遥翔はUC《天焔解放》で素早くレンカの背後に回りつつ、作戦の成功を確認した。
「……恐怖したな? このままさよならだ」
『ひぇっ!!!』
 感じる。自分の身に迫る恐怖より怖い『死』が。

『がくがくがくがくがく』
 あまりに怯えすぎて、自らの首を真綿で絞めるようにダメージが入って来ているのにも気づかず、遥翔とロランの連続攻撃を受けるレンカ。
「悪い事をしたウサギは……お仕置きです」
 エルザからの追加攻撃も喰らい、もはや満身創痍。
『レンカを許してなのよ……』

 今更許されるとは思えないが、レンカはおよよと泣き始めた。
『レンカだって聖なる木を見つけたいだけなのよ……』
「聖なる木を見つける為に、ここまでの事をする必要があったのですか?」
 エルザは問い詰める。
『あったのよ! 森を燃やせば聖なる木だけ燃えないから……燃えないからぁ!!』
「それはよーく分かった。じゃあ、もういいか?」

 トドメを与えた遥翔。

「脅威は、去りました……ですが、いずれまたレンカのように意志を継ぐ者が現れるかもしれません」
 エルザの警告に、エルフ達も心したと頷く。
「その時は、また我々のような……猟兵を呼んで下さいね」
「承知しました、この件でエルフ達も警備を強化致しましょう」

 普段の姿に戻ったロランは、消滅したレンカのいた所を見つめる。
「(レンカさんも、ぼくと同じ魔導師だったの。ただ、使い方を間違えただけで……さよなら、レンカさん)」

 森には、平穏が訪れた。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2021年04月10日


挿絵イラスト