4
遊び人のからくり屋敷!?

#サムライエンパイア

タグの編集

 現在は作者のみ編集可能です。
 🔒公式タグは編集できません。

🔒
#サムライエンパイア


0





 呪術法力がありながら、なぜか日本に似た歴史を辿る島国「エンパイア」。そこで、またもや事件は起きた。古びたからくり屋敷に潜む男と町娘たち。周囲にはふてぶてしいが可愛い文鳥の姿も。
「にゃははは!! この世のオナゴはわしのもんじゃあ♪」
 白く可愛らしい文鳥で釣った町娘を侍らせ、女性たちにつがせるお酒に酔いしれながら酩酊状態にある様子の男性は、博打で絶対に勝てないと言われるほどの実力を持った1人の遊び人であった。
 狡賢い手口で女性を意のままに操ろうとするこの男も、魑魅魍魎に魅せられたオブリビオンであったのだ。


「さて、皆集まってくれたか。俺はこの度グリモア猟兵の一員になった黒川・郁斗だ。よろしくな」
 胸と腹に刻まれた切り裂き傷が特徴的である黒川・郁斗(ハンコツセイシン・f13718)と名乗った人狼の青年は、橙色の正方形をしたグリモアをスクリーンとして投影すると事件の説明をはじめた。
「今回、猟兵のあんたらに向かってもらうのはサムライエンパイアの世界だな。いま江戸では不気味なからくり屋敷で事件が起きてるらしくてな。それを解決してほしいってのが今回の依頼ってことになる」
 簡単にまとめるのであれば、江戸で突如発生したからくり屋敷の謎を解き、更にオブリビオンが絡む事件の解決…ということである。
「白くてまんまるい文鳥みたいなのとか、言っちゃえばクソで狡猾な遊び人かお役人…なのかわかんねぇけど、オブリビオンであるそいつらが裏で動いてるかもって話だ。ま、予知で全部わかる訳じゃねえし、からくり屋敷に挑む前に村人からなにか話を聞けるかもな?」
 一通りの説明を済ませてからグリモアのスクリーンを消すと、郁斗は転送の準備を始める。
「慣れない予知で迷惑掛けるが、猟兵のあんたらなら問題なく解決してくれると思ってるぜ。頑張ってな」
 尻尾をふわりと揺らして、郁斗は猟兵たちを見送った。


不知火有希哉
 おはこんばんにちわーうるふ!お陰様で5作目です。
 どうもお世話になってます、不知火有希哉です。
 戦争ムード真っ盛りですがはじめてのサムライエンパイア、面白いリプレイになるように頑張っていきますよー!

 初お披露目の人狼くんと共に盛り上げられたらと思います♪

 それでは、今回もよろしくお願いいたします!
44




第1章 冒険 『絡繰屋敷の謎』

POW   :    怪しい壁を手当たり次第に叩く

SPD   :    逃げる白装束の子どもを追う

WIZ   :    前に屋敷に踏み入った捜索者のメモを見つける

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​

種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

アベル・スカイウインド
【SPD】

からくり屋敷…アルダワの地下迷宮のようなものか?何の目的で作ったんだかな。

そして何やら逃げる子ども、か。何か知ってるのかもしれんな。
フッ、鬼ごっこのつもりか知らんが付き合ってやるとするか。
速さで猫に勝てると思うなよ?【ダッシュ】と【追跡】技術ですぐに追いついてやるさ。
【地形の利用】で先回りしてもいいかもな。

「鬼ごっこはここまでだ。屋敷について知っていることは全て話してもらうぞ」
…子どもの扱いは苦手だ。俺の走りについてこれる仲間がいるならそいつに任せるとするか。




 風が猫のヒゲをなびかせていく。代々優秀な竜騎士を輩出している家の出ではあるが、束縛されるのが嫌いな性格をした1人のオス猫。
 そのケットシーの名はアベル・スカイウインド(天翔ける稲妻・f12583)と言った。


「からくり屋敷…アルダワの地下迷宮のようなものか?何の目的で作ったんだかな」
 依頼を聞き飛び込んできたこの街にからくり屋敷が突如出来上がったんだとか。不審な騒ぎを解決するために来ては見たが、どうにも情報が少なすぎる。
「そういや、あの人狼の青年は『慣れない予知で苦労を掛ける』と言ってはいたが…」
 考え事をしながら村を散策していると、白装束の子どもを見つける。
 ───何か知ってるのかもしれない。
 アベルは、直感…いや、野生の勘で子どもがなにか知っていそうな気配を感じた。くすくす笑いながら楽しそうに逃げる白装束の子どもを追跡の技能を用いて後を追う。鬼ごっこのつもりか知らないが付き合ってやるとしよう。
 「…速さで猫に勝てると思うなよ?」
 ダッシュと追跡、地形の利用で先回りしてやろう。自慢のジャンプを活かしながら、建物の屋根から屋根を飛び越えていく。その姿はまるで忍のよう。
 子どもの眼の前に先回りして飛び降りたアベル。
「鬼ごっこはここまでだ。屋敷について知っていることは全て話してもらうぞ」
 身軽さはやはり大事だなと思いながら、腕を掴むんで身柄を確保すると子どもは楽しかのように語り始める。野生の勘も存外当てになるものだと我ながら感嘆する。
「腕なんか掴んでももう逃げたりしないよ。お屋敷?いいよ、教えてあげる。このお屋敷にはね、博打が好きな人が住んでるんだって。確か…×××って言ったかな」
「なに?聞こえんぞ」
 少々語気を荒げて問いただす。すると子どもはこう続ける。
「与太郎だよ。遊び人の与太郎。そのオジさん、なんだか悪巧みしてるみたいだよ?ふふふ」
 不気味な言葉を残し、子どもはすぅと消えてしまった。アベルは毛が逆立つような何かを感じたのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

陸刀・秋水
同僚の璃瑠さん(f00142)とご一緒します

既に拐かされている方がいるという事は、捜索の為にからくり屋敷に入った方がいるのではないでしょうか?

ですので、そのような村人の方がいないかを捜索、詳しい情報の聞き込みをします
丁寧な対応は璃瑠さんに任せつつ、私は情報収集の手腕と第六感を頼りに質問という名の支援射撃を行い、話を掘り下げていければと
屋敷のからくり、構造を出来るだけ詳細に伺いながら、文鳥の情報も同時に調査
目撃、あるいは鳴き声を聞いていないか、よく出没する場所がないか
町娘の方をからくり屋敷に入れる際、安全な道を通らせているかもしれませんからね
文鳥がいれば式神召喚を使用して追跡してみます


鳥渡・璃瑠
秋水様(f03122)と共に行動するのだわ!

村人…えぇ、特に被害者の家族とかいたら話を聞きたいのだわ。一番一生懸命探すし奥へ行こうとする方々ではなくて?
女性たちがおいくつか存じ上げませんけど、年齢も同じくらいだったら話しやすくなってくれないかしら!
【勇気】をもって話しかけ、低い【コミュ力】でからくり屋敷の事を聞き出したいのだわ!
内部構造とか、屋敷に感じた違和感とか、見つけたからくりとか聞ければ上々でなくって?もちろん、他にも聞ける事はなんでも聞くのだわ!
道については秋水様にお任せ…ばかりでは申し訳ないので、お手伝いするのだわ!
通路に鍵がかかってる時は【メカニック】で鍵を破壊するのだわ!




「そうですわね…。郁斗様の予測が正しいとするなら……村人…えぇ、特に被害者の家族とかいたら話を聞きたいのだわ」
 お嬢様口調で話すドリルカールの髪型が特徴的な少女、鳥渡・璃瑠(ドリ子おじょうさま・f00142)と。
「既に拐かされている方がいるという事は、捜索の為にからくり屋敷に入った方がいるのではないでしょうか?」
と、丁寧な口調で彼女の同僚である陸刀・秋水(Algenib・f03122)は続けた。


「…あら?一生懸命探してるように見えるような…?奥へ行こうとする方々ではなくて?」
 大きな屋敷の前に集まるのは村人の女性たちだろうか?彼女らがいくつかわからないが、年齢も同じくらいだったら話しやすくなったりしないだろうか。
「こほん、もし。お話聴かせて戴いてもよろしいかしら?」
 からくり屋敷の事を聞き出すべく、勇気を持って村人へ話しかけていく。本当は少し怖いけど。あぁ、早く帰りたいのだわ!と逃げ出したくなる気持ちを押さえ込みながら、瑠璃は続ける。
「件のからくり屋敷の内部構造とか、屋敷に感じた違和感とか…見つけたからくりとか何かなくって?」
 瑠璃は女性に声を掛けると、かんらかんらと笑う彼が返答してくれた。
「そうねぇ、からくり屋敷……おもちゃの手裏剣が飛んできたり、隠し扉や階段みたいなのとか、落とし穴とかあったわ。私は運悪く落ちてね。ほら、そこにある空洞があるでしょ?あそこが落とし穴の出口だったの。そこのからくり屋敷は、攫った美人の女性とふっくら丸々の文鳥がたくさんいるとか…」
 丁寧な対応は同僚の璃瑠に任せつつ、秋水は情報収集の手腕と第六感を頼りに質問という名の支援射撃を行い、話を掘り下げていく。
「ふむ、女性を攫う遊び人と可愛らしい文鳥…ですか。他に何かありませんか?みかけない子どもがいるとか」
「いや、聞かないねぇ。さて、私はここで失礼するよ。旅の方、どうぞお気をつけて」
「あらご親切にありがとうございますわ。では、御機嫌よう」
 緊張で心臓を弾ませつつも女性と別れると、息を吐きながら屋敷の高めのところにある空洞を確認する。そこが落とし穴へつながってるらしい。ならば、他に立ち入れるところがあるのではなかろうか。
 ふと、秋水は屋敷目掛けて飛んでいく鳥を視認する。
「ん?あれは……話に出てきた文鳥?だとするなら……。式神召喚。行って下さい」
 秋水はユーベルコードを用いて紙の鳥の姿をした式神を召喚、追跡させる。白い鳥はからくり屋敷の上を目指して飛んでいく。その鳥は少々小太りであったようにも見えた。
「やはりここが、問題のからくり屋敷ということですわね」
「ならば聞き込み調査と行きますか」
 秋水たちは二手に分かれ大きな屋敷の壁を叩いて回る。一箇所音が異なる壁を見つけると、それは扉のようにも見える。からくり屋敷と言われる所以だろうか?
 2人は意を決し扉の鍵を外すと、からくり屋敷へ潜入するのだった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

三刀屋・樹
白くてまんまる…十中八九、あの大福科大福属大福種みてーな鳥だろゥ?
更に謎のからくり屋敷、あれまぁ物騒なこって。

【WIZ】
一先ず《情報収集》だわな。
【如何様】で分身と手分けして周辺の村人に片っ端から声を掛けてみようか。
この辺でさー、変な事とか変な音とか変な声とか、変わった事なーい?
……そんな話をしていた人間の話、とかさ?
警戒心を解くように、頑張れウチの僅かな《コミュ力》

…メモ?なーるほどねー、厄介そうだねェ。
聞けた話を手掛りにその周辺を分身と捜索して見つけたメモ内容を
《地形の利用》で可能な限り素早く仲間に伝えるよ。

※絡み、アドリブOK




「白くてまんまる…十中八九、あの大福科大福属大福種みてーな鳥だろゥ?更に謎のからくり屋敷、あれまぁ物騒なこって」
 飛んでいく丸っこい文鳥を見送りながらつぶやくのは三刀屋・樹(C10H14N2・f00414)。男性にも見えるが女性である。樹は屋敷の周辺を散策してなにか変わったことがないか調べることした。


「先ず情報収集だわな」
 ユーベルコード『如何様』で分身を造り上げると、手分けして周辺の村人に片っ端から声を掛けてみることにした。
「この辺でさー、変な事とか変な音とか変な声とか、変わった事なーい?……そんな話をしていた人間の話、とかさ?」
 警戒心を解くように、軽い調子で町娘に声をかけてみる。見た目は普通…に見えるが若干ふっくらしているような?どうやらぽっちゃり系のオナゴは趣味ではないらしい。
「変わった話?うーん、さっきくるくる髪の女の子とお兄さんが屋敷の中に入っていったのを見かけたよ」
 どうやらドンピシャだったらしい。おそらく同じタイミングで出発した仲間だろう。
「あらそう。ありがとねェ」
 町娘に別れを告げ、問題のからくり屋敷へ。そこらのお城よりも大きいんじゃないか?と首をかしげながらも、潜入したであろう形跡から自身も中へ入っていく。
 ぎしりぎしりと床が軋む音。誰か来ないか警戒しつつ周囲を探索していく。
すると、壁に紙が折り畳められて手裏剣に刺さっているのを見つける。
「…メモ?なーるほどねー、厄介そうだねェ」
 メモの内容はどうやらこの屋敷の見取り図のようだ。簡略化され過ぎていてテキトーな感じもするが、無いよりマシだろう。
 分身たちは仲間の猟兵たちを見つけると、素早くメモの情報を伝えるのであった。

成功 🔵​🔵​🔴​

銀山・昭平
◆心情
人を口先で誑かすとは、あんまり好きになれそうに無いタイプの輩だべ……

◆行動(SPD)
絡繰屋敷はなんとか手がかりを探しながら、調べられそうな場所を全部調べる勢いで駆け抜けていくべ。
中には子供も居るらしいし、怪しげな白装束の子供を見かけたら【降魔化身法】で【幽鬼】を身に宿して追いかけて色々聞き出すべな。
自分は吐血するだろうが、後で治療すれば多分何とかなるべ。それよりもその白装束の子供が今回の事件……主に怪しげな文鳥について尋ねねぇとな。

◆台詞例
「よっと、おらは足の速さには自身はあるべ!おとなしく捕まってくれると助かるべな!!」


※絡み・アドリブ・等歓迎です




「人を口先で誑かすとは、あんまり好きになれそうに無いタイプの輩だべ……」
 郁斗が行った予知に際しての発言を思い出しながらつぶやくのは銀山・昭平(ガハハ系いなかっぺ親父機械技師・f01103)である。
 ドワーフの男性である昭平は、種族故かからくり屋敷の構造に興味があった。もっとも、それがオブリビオンの仕業であるから解決しなければならないと正義感に駆られたのもあるが。
 入り口は既に開いているから、おそらく中に猟兵がいるだろう。他の仲間達と同じ様にからくり屋敷へ向かい、情報収集をするべく乗り込んでいく。


 入り口をくぐり、階段付近を探してみる。
上り階段と下り階段。しばらく歩くと行き止まり。しかし、一部分だけ色が異なる壁を押すとひっくり返って隣の部屋へ。小さい頃に見たことがあるような既視感を抱えるも、調べられそうな場所を全部調べる勢いで足早に駆け抜けていく。
 すると先の猟兵か、男性のような容姿の女性、樹(の分身体)がメモの見取り図を渡してくる。それを受け取るやいなや分身はドロンと消えてしまう。
「…猟兵仲間に忍者っていたか?」
思わず首を傾げてしまう昭平。メモを改めて見直すと、見取り図の他に書き足したであろう文字を見つける。
「んー、なになに…『落とし穴などトラップに注意』?」
 言ってるそばから手裏剣が飛んできて、昭平の頬を掠めていった。間一髪で回避する。
「うひー…ちょっとびっくりしただ。さすがからくり屋敷、一筋縄ではいかないべな」
 話によると、中には子供も居るらしい。
くすくす笑いながら走り去っていく白装束の子どもを見かけると、ユーベルコード『降魔化身法』を発動させて”幽鬼”を身に宿し追いかける。
「よっと、おらは足の速さには自身はあるべ!おとなしく捕まってくれると助かるべな!!」
「わー、オジさん速いねぇ。なにか聞きたいことでもあったの?」
くすくす笑いながら、白装束の子どもにいろいろと聞いてみた。白い文鳥のことや、このからくり屋敷の主のことなど。
「そういえば同じことを猫さんにも聞かれたよ。あの猫さん、オジさんのお友達なんでしょ?直接聞いたほうが早いんじゃないかなー」
 子どもがすぅと消えていったあと、吐き気と共に吐血するがこれは後で治療すれば多分何とかなるだろう。まずは仲間の猟兵と合流しないとなるまい。
 昭平は代償で身体に違和感を感じていたが、今は気にしてる場合ではないとメモの見取り図に赤マルがついている大広間へ向けて歩き出すのであった。

成功 🔵​🔵​🔴​




第2章 集団戦 『ぶんちょうさま』

POW   :    文鳥三種目白押し
【白文鳥】【桜文鳥】【シナモン文鳥】を対象に放ち、命中した対象の攻撃力を減らす。全て命中するとユーベルコードを封じる。
SPD   :    文鳥の海
【沢山の文鳥】を放ち、自身からレベルm半径内の指定した全ての対象を攻撃する。
WIZ   :    魅惑の視線
【つぶらな瞳】を向けた対象に、【嘴】でダメージを与える。命中率が高い。
👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​

種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


 わらわらと群れを成すまんまるな文鳥が、大広間を埋め尽くしていた。
「なんだ、この有様は」
 猫人は思わず吐き出す。無理もない。普段見ない光景が目の前に拡がっているのだから。
「この鳥たちもオブリビオンなら、退治したら囚われの女性たちを助けられるのではなくて?」
 文鳥に釣られて攫われただの情報があったのを思い出したであろう仲間の1人のお嬢様ルックな少女が言った。何にせよオブリビオンであるなら倒さねばなるまい。
 君たち猟兵は、可愛らしくまんまるの文鳥型オブリビオンたちに対し武器を構えたのであった。
アベル・スカイウインド
【SPD】

笑えん冗談だな…まあ確かに見た目はかわいらしいと言えなくもないが、ものには限度というものがあるだろう。

やれやれ気乗りはせんがやるしかないか。やつらの攻撃は【イルーシブステップ】【見切り】で躱す。
…これだけ沢山の文鳥全てを避け切る自信は正直あまりないが…回避が困難なら容赦なく斬り捨てるだけだ。
鳥というからには飛んで襲ってくることもあるだろうが【空中戦】は得意だからな。逆に討ち落としてやるとしよう。

これだけの数を槍だけで処理するのは苦労するな…範囲攻撃とか魔法とか使えるやつが羨ましいぜ。


銀山・昭平
◆心情
なかなか可愛い奴だべなぁ。だが人を惑わすオブリビオンを許す気は無ぇべ。

◆戦闘
【ガジェットショータイム】でトリモチなり大型扇風機なりで数で押す文鳥の数を少しでも減らしてやるべ。
そして文鳥の数がある程度減ってきたところで【忍者手裏剣】をぶんちょうさまにぶん投げてざっくり行くべな。
……しかし、それでも文鳥は数が多いべ。文鳥三種目白押しを打ち込まれたらおらにできるのは身を挺しての【時間稼ぎ】で文鳥に囲まれながら他の人に場を繋ぐ事くらいだべな。

※アドリブ、絡み等歓迎です




「笑えん冗談だな…まあ確かに見た目はかわいらしいと言えなくもないが、ものには限度というものがあるだろう」
 17歳の猫妖精、アベル・スカイウインドと。
「なかなか可愛い奴だべなぁ。だが人を惑わすオブリビオンを許す気は無ぇべ」
 可愛らしい見た目を評価しながらも、悠然と武器を構えるドワーフの男性、銀山・昭平。彼らは道を切り開くべく、文鳥型オブリビオンに攻撃を仕掛けるのだった。


「ぴよぴよ ぴちち」
「やれやれ…気乗りはせんがやるしかない。向かってくるなら全力で倒すまでだ」
 文鳥たちは群を成してアベルと昭平へ迫っていき、アベルに向かった攻撃は見切りで躱していく。
 昭平は向かってきた鳥たちはユーベルコード『ガジェットショータイム』でトリモチ弾をガジェットで撃ち込んで攻めてくる文鳥を一網打尽に。数を少しでも減らす。
「まだまだ数は多いだ。気張っていくべ」
 白いトリモチ団子は放っておいて、ふっくらまんまるの身体をぶつけてこようとする文鳥には忍者手裏剣をぶん投げてざっくりと。
「ぢゅん…」
 とせつなそうな声と共に黒い霧となり消滅するぶんちょうさまに胸が痛くなるのを感じながらも、相手がオブリビオンであるということを再認識するのだった。
「これだけ沢山の文鳥全てを避け切る自信は正直あまりないが…回避が困難なら容赦なく斬り捨てるだけだ」
 一方アベルは刻同じくして身軽な躰をバネにして宙に跳ねた。空中戦に持ち込むためだ。投擲ナイフでの攻撃を混ぜながら、束になったところを『ランスオブアベル』を一突きで数を減らす。
「はぁ…はぁ……。くそ、これだけの数を槍だけで処理するのは苦労するな…。範囲攻撃とか魔法とか使えるやつが羨ましいぜ」
 小さくボヤくのはアベル。
「しっかしまぁ、文鳥は数が多いべな。コレを2人で対処は流石にしんどいだ」
 地上にいた昭平は文鳥三種目白押しで、瞬く間にぶんちょうさまたちに埋もれてしまった。
「ぴょぴょ ぴ」
「ぴちちち」
 可愛らしい鳴き声に思わずほわほわと気持ち的に癒やしを受けるが、実際は体力を削られている。ものすっごくじわじわとだけれど。
「可愛くたって、おらのやるべきことは変わらんべ」
 ガジェットを再度変形させ、猫妖精と共にぶんちょうさまを一掃していく。しかし、倒し切るにはまだまだ足りない。猟兵たちとぶんちょうさまの戦闘はまだ始まったばかりなのだから。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

陸刀・秋水
引き続き璃瑠さん(f00142)と行動を

確かにこれは…愛らしいですね
ですが、これもオブリビオン。倒すべき敵と見なければ――
…璃瑠さん
ああ、良かった。冗談でしたか
あまりにときめいていらっしゃるようなので少々心配になりました
私も心は痛みますが参りましょうか

ド、ドリルヘアーが発射…!?
軽く動揺してしまいましたが、落ち着いてクイックドロウでの支援射撃を開始します
揃えている技能が射撃向きですからね、優しい璃瑠さんに代わってとどめを指して行きましょう
回避については、海に溺れないよう第六感を頼りに銃や懐剣で受け流すの意識
お墓作り、手伝いますから…(優しい目)


鳥渡・璃瑠
秋水様(f03122)と行動するのだわ!

か、かわ、かわゆ…!これを倒すのだわ…?
い、いえ、退治しなくてはいけないのはわかっていてよ!もちろん!
…一匹くらい持ち帰れないのだわ…?
ぴえっ!じょ、冗談でしてよ!

こんなにたくさんいては一気にやらねば逃げてしまうかもなのだわ…
…や、やりたくはないのだけど、せめて、苦しまぬように!なのだわ!
金糸の突雨に雷の【属性攻撃】をつけて、【二回攻撃】で手数を増やして攻撃なのだわ
ばちばちっともし一撃で殺せなくても気絶できるように…!
あ、あとでお墓作りますからー!ふぇぇん、ごめんなさいなのだわー!?
秋水様…!お手伝いお願いしますなのだわ…!




「か、かわ、かわゆ…!これを倒すのだわ…?い、いえ!コレはオブリビオン……退治しなくてはいけないのはわかっていてよ!もちろん!」
 ふっくらと可愛らしい見た目のオブリビオン『ぶんちょうさま』にときめきを隠せない少女、鳥渡・璃瑠と。
「確かにこれは…愛らしいですね。…ですが、これもオブリビオン。倒すべき敵と見なければ――」
 真面目に対処するは彼女の同僚、陸刀・秋水。
「…一羽くらい持ち帰れないのだわ…?」
「……璃瑠さん?」
「ぴえっ!じょ、冗談でしてよ!秋水様…!お手伝いお願いしますなのだわ…!
「ああ、良かった。冗談でしたか。あまりにときめいていらっしゃるようなので少々心配になりました。…私も心は痛みますが参りましょうか。後程私もお墓作り、手伝いますから…」
 微笑ましい会話を繰り広げながら、彼女らは戦闘準備を整えた。さぁ作戦開始だ!


「ぴよぴょ ぴーよよよ」
 可愛らしい鳴き声を発しながらつぶらな瞳でこちらを視つつ、たくさんのぶんちょうさまが2人へ押し寄せてくる。先の2人も頑張ってくれてはいるものの、文鳥軍団の数が減るようには思えない。
「…や、やりたくはないのだけど、せめて、苦しまぬように!なのだわ!」
 ユーベルコード『金糸の突雨』に雷の属性攻撃を乗せ、二回攻撃で手数を活かし攻撃を加え、ばちばちっと雷と共に螺旋の一撃。コレは倒せなくてもせめて気絶できるようにとの彼女の配慮である。
「ド、ドリルヘアーが発射…!?」
 軽く狼狽えながらも、落ち着いてクイックドロウで支援射撃を始める秋水。
性格故に非道になりきれなく手加減攻撃している璃瑠に代わって止めを刺して確実に数を減らしていく。
「あ…!あとでお墓作りますからー!ふぇぇん、ごめんなさいなのだわー!?」
 戦闘中にどこからか迷い込んでしまったのか、1羽の普通な文鳥が目を回しながら床に落ちていた。瑠璃はその子をすくい上げると、頭をそっと撫でてから優しく服のポケットへ。
「迷い込んでしまったの?ならここに隠れてくださいましね。必ず助けてあげますわ!」
 まんまるな姿ではないにしろ、救える命は保護するのは務めであり責務であると瑠璃は気合を入れ直し、再度秋水に背中を任せる。
「秋水様、背中の守備はお願いいたしますわ!」
「畏まりました、瑠璃さん」
 護るべき小さな命の為、どんなに姿が可愛くても気を抜くわけにはいかない。
「…私の覚悟は決まりました。行きますわよっ!!」
 気合の入った瑠璃は、再度ユーベルコードでまんまるな文鳥たちを薙ぎ倒していくのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

パルミリーリル・アーティルノッド
≪アドリブ・アレンジ等歓迎≫

あと少しですねぇ!ではではわたくしが始末を付けてさしあげましょう!
皆々様ぁはお優しい!ですがとは言え敵は敵!血の花咲かせてみせましょう!

しかししかし可愛いらしいですねぇ!
連れ帰りたいぐらいでございますねぇ!
とは言え無念、わたくしこう見えましても鳥さんアレルギーですので!
ここでお別れとさせていただきます!

数には数でぇございます!
さてさておいでませぇ!エレクトロレギオン!
この世界には過ぎた技術であります故に!ご覧ください!文明の暴力を!




「あと少しですねぇ!ではではわたくしが始末を付けてさしあげましょう!皆々様ぁはお優しい!ですがとは言え敵は敵!血の花咲かせてみせましょう!」
 上機嫌で現れたバーチャルキャラクター少女はパルミリーリル・アーティルノッド(バーチャルキャラクターの探索者・f14000)である。彼女は”異端”とも取れる狂気を振り撒きながら、容赦なく文鳥たちを駆逐しに掛かる。


 しかし、敵とはいえ相対する文鳥たちは丸々としており大変可愛いらしい。連れ帰りたいぐらいだ。とは言え鳥アレルギーであるパルミリーミルはあっさりと諦める。
「わたくしこう見えましても鳥さんアレルギーですので!ここでお別れとさせていただきます!」
 忌まわしき儀式を経た彼女の体は、生きる魔導書としての役割を果たす。それは、彼女自身が”異端の者”である象徴。武装である『骸魔導媒体』を見れば、ソレは一目瞭然というものだろう。
 ぶんちょうさまは、集団の圧力を以ってそのつぶらな瞳を向けた彼女に対し嘴で攻撃してこようとするも、パルミリーミルには当たらなかった。 いや、当たることはなかった。パルミリーミルの放つ狂気に、文鳥たちは怯えを見せたからだ。
「ぴっ…!?」
「数には数でぇございます!さてさておいでませぇ!『エレクトロレギオン』!」
 ユーベルコード『エレクトロレギオン』は小型の戦闘用機械兵器を召喚し戦わせるものだ。程々の強さを持つものの軽い一撃でも消滅してしまう。
「この世界には過ぎた技術であります故に!ご覧ください!文明の暴力をっ!!」
 50体もの小型兵器は、残った文鳥たちを容赦なく葬っていく。パルミリーミルの静かな狂気は、容易く文鳥たちを飲み込んでいった。

成功 🔵​🔵​🔴​




第3章 ボス戦 『遊び人の与太郎』

POW   :    酒狂
【酩酊状態】に変化し、超攻撃力と超耐久力を得る。ただし理性を失い、速く動く物を無差別攻撃し続ける。
SPD   :    博徒
【賽を二つ振って出た目】により、レベルの二乗mまでの視認している対象を、【出目×100枚の一文銭を降り注がせること】で攻撃する。
WIZ   :    女衒
【絶世の美女】が現れ、協力してくれる。それは、自身からレベルの二乗m半径の範囲を移動できる。
👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠上崎・真鶴です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


 容赦ない猟兵によって大量の文鳥たちは綺麗サッパリ駆逐されてしまった。ぶんちょうさまの退治により、洗脳を受けていた町娘たちは正気を取り戻してからくり屋敷から逃げ出していく。
「避難口はこちらですのよ、さぁ早く!」
 お嬢様ルックな少女は町娘たちの避難を促し、残るは親玉の退治に向かう。
「な、なんなんだおまえたちはぁ!?」
 間抜けな声を上げ、与太郎は驚く。
「魑魅魍魎に魅入られしものよ、貴様の首を刎ねに来た」
 猟兵たちは武器を構え、最後の仕事に取り掛かる。
鳥渡・璃瑠
秋水様(f03122)と共に行動するのだわ!

あなたが親玉なのだわ!覚悟なさい!
先手必勝、メテオドリルをくらえなのだわー!!
スカートがめくれることは、その、あれなのだわ今は無視でしてよっ!
記憶と共に吹っ飛ばせばよろしいのだわ!
…あら?秋水様なにかおっしゃいまして?
というか、そう、秋水様にも見られて……い、いえ、今考えるのはよしましょう!なのだわ!

いたっ、いたたっ!ちょ、お金をなんて使い方するのだわ!?もったいなくてよ!?
お金を粗末にする人は許すまじ!
【2回攻撃】で【串刺し】なのだわ!
容赦がない?当然でしてよっ!この方のせいで、この方のせいで…!文鳥様たちを倒さなくてはいけなくなったのだもの!!!


陸刀・秋水
璃瑠さん(f00142)と行動します

この方が犯人ですか
女性を拐かしていた様な方ですから妙齢の璃瑠さんには近付かせたくありませんね
どうぞ私の後ろに、庇いま……元気な姿も素晴らしいですね、健康的なのは良い事です
私は何も見ていませんから

近付けない様に凍り付かせても差し上げましょうか
与太郎の足元を狙い、改造熱戦銃の蒼波から五星・第陸式を発射
着弾点を中心に広がっていく、氷柱立つ氷の世界に巻き込めると良いのですが
美女に対しては破魔で対抗
魔性という言葉もありますから守り刀でもある星辰恒明が守ってくれるのではと

人には誠実であらねばなりません
ましてや女性相手ならば不誠実など以ての外ですと、教えて差し上げましょう




 螺旋の形が特徴的なツインテールの少女、鳥渡・璃瑠と、彼女の同僚であるスペースノイドの青年、陸刀・秋水。
彼女らは『ぶんちょうさま』の退治をしなければならなくなった諸悪の根源である『遊び人の与太郎』のお仕置きに掛かる。


(この方が犯人ですか?女性を拐かしていた様な方ですから妙齢の璃瑠さんには近付かせたくありませんね)
 いかにも女性を誑かせている男を見て、呆れながら秋水は嘆息する。先に動いたのは瑠璃だ。
「貴方が親玉なのだわ!覚悟なさい!」
 先手必勝、ぶんちょうさまたちの扱いに怒りかんかんの瑠璃はユーベルコードの『メテオドリル』を与太郎へ叩き込む。
「お嬢様アターック!なのだわ!!!」
「ぶべらっ!?」
 ドリルのように全身回転しながら蹴り込みに行く。その一撃は与太郎の顔面へめり込む形で直撃した。
「お、お嬢ちゃん何するんね!? これでも喰らえぃ!!」
 与太郎は瑠璃と秋水目掛け、3600枚もの一文銭を投げつけ攻撃してくる。 秋水は躱すことが出来たものの、瑠璃は思いっきり被弾してしまう。…最も、大したダメージにはならないわけだが。
「いたっ、いたたっ!ちょ、お金をなんて使い方するのだわ!?もったいなくてよ!?」
 キックによりスカートがめくれていたことは今は無視。後ほど記憶と共に吹っ飛ばせばいいだろう。ソレよりもお金を粗末にする人は許すまじ。
「どうぞ私の後ろに、庇いm……元気な姿も素晴らしいですね、健康的なのは良い事です」
 ちらりと見えるは真っ白なおパンツ。秋水は見て見ぬフリ。
「…あら?秋水様なにかおっしゃいまして?」
「いえ、私は何も見ていませんから」
 というか、しゅ…秋水にも見られた……?い、いや、今考えるのはよそう。
「術式の励起を確認。五星・第陸式、発動します」
 更に近付けない様に凍り付かせる。与太郎の足元を狙いをつけ、ユーベルコードの詠唱。『改造熱戦銃・蒼波』から『五星・第陸式(ゴセイ・ダイロクシキ』を発射。
着弾点を中心に広がっていく、氷柱立つ氷の世界に巻き込んでいく。暴走しやすいのが難点だが、今回はうまく言ったようだ。
 洗脳が解けない美女に対して破魔で対抗し、洗脳を解除した後に退避させる。
「非常口はあちらですわ、早くお逃げくださいまし」
 2回攻撃を追撃で放ち与太郎をぼっこぼこになるまで殴りつける。
「いでぇ!いでぇ!!お嬢ちゃん、やめてくれぇ!!」
「容赦がない?当然でしてよっ!この方のせいで、この方のせいで…!文鳥様たちを倒さなくてはいけなくなったのだもの!!!」
「人には誠実であらねばなりません。ましてや女性相手ならば不誠実など以ての外です!!」
 瑠璃は半泣きになりながらぽかぽか殴りつけ、秋水は与太郎のこめかみ辺りをゲンコツでごりごりするのだった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

ロイド・テスタメント
【心情】
暇つぶしなんでしょうね、娯楽が少ないのも……

【戦闘】
「悪いですが、倒させていただきます」
UC『完全なる闇の蜃気楼』で動きを止めさせます。
「はぁ、美女ですか……見飽きていますが、貴方とは縁のない人種なのでしょう」
『戦闘知識』『罠使い』で美女用に、鋼糸を張り巡らせておきます。
「どうだい? 中々いい眺めになっただろう?」
糸を引くと出るとこ出るし、チラッと見える演出して気を引く。
「早くしないと……喰われちまうぞ?」
鉄の処女を美女をゆっくりと接近させる。
「まぁ、喰われるのは貴様だけどな!」
鉄の処女に与太郎を閉じ込めて、『生命力吸収』します。

※戦闘中は荒々しくなり、口調が悪くなります。




「暇つぶしなんでしょうね、娯楽が少ないのも……」
 ダンピールの青年ロイド・テスタメント(全てを無に帰す暗殺者・f01586)は他の猟兵が戦う様子を傍観しつつ様子を眺め嘆息する。すたすたと歩みを進め、十字架に隠された見えない糸を手元へ手繰り寄せて、妖怪の一派に墜ちた遊び人の処刑にかかる。


「悪いですが、倒させていただきます」
 整った顔立ちに隠された青年の殺意は、ただ静かに遊び人の男を射抜いた。
「ひ、ひぇえ」
 男から漏れるのは殺意を含んだ視線を感じた悲鳴か、はたまた突然姿を表した青年に対する驚愕か。どちらにせよ、彼を倒さねばならないことには変わらない。
「惑え、この領域に踏み込めばこそは、深淵に隠された蜃気楼という名の……トラップ、だ」
 詠唱を済ませ、ユーベルコード『完全なる闇の蜃気楼(ペルフェクトゥス・テネブラエ・ファタ・モルガナ)』を発動させて動きを止めに掛かる。
「か、かかかかわい子ちゃんたち!わしを助けてくんろー!」
 くノ一の如く屋根裏から現れる美女たちは、苦無を手にしていた。ホントにくノ一だったのかこの人たち!?
「はぁ、美女ですか……見飽きていますが、貴方とは縁のない人種なのでしょうね」
 ユーベルコードで生み出された美女は擬物だと瞬時に理解したロイド。戦闘知識と罠使いを駆使し、美女の1人を、鋼糸を張り巡らせ怪我しない程度に釣り上げる。豊満な乳房を強調する形で拘束すると、与太郎の動きが止まった。
「やぁん、与太郎さまぁ、お助けくださいぃー……」
「どうだい? 中々いい眺めになっただろう?」
 うまく身動きできない美女はくねくねと動くが、そのせいで彼女の肉体が少しづつ強調されていく。釘付けになる与太郎の鼻から一筋つつーと血が垂れる。
「あ…ぅあ……」
「早くしないと……喰われちまうぞ?」
 ロイドの武器である鉄の処女…『Virgin of Nuremberg』を吊られた美女へゆっくりと接近させる。
「まぁ、喰われるのは貴様だけどな!」
 鉄の処女ぐわっと方向を変えて与太郎を閉じ込める。美女の姿に鼻を伸ばしたままの遊び人は、自分の体力が削られていることに気付けはしなかった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

神山・琥珀
姉(楼炎・f01748)と参加

【心情】
もう、ダメな人をほっとけない妖狐でも養護出来ません!
そういう事なので、お仕置きです。

【戦闘】
UC『招来白虎』で白虎に乗って、与太郎に突撃です。
『白銀ノ守護』で『なぎ払い』
「悪い方のお金なんて、触りたくもありません」
白虎に『鼓舞』して、『博徒』から距離を取る。
「私、お金で買える程に安い娘じゃありませんので」
お胸とか着物の胸元を少し開けて『誘惑』します。
いわゆる色仕掛けをします。
「あらあら、もしかして経験がないですか? それともお飾りなのです?」
笑いながら与太郎の股間を指す。
「残念なお方、貴方の誠意したいでは良いですよ?」
危なっかしい場面では助け船を出します。


神山・楼炎
妹(琥珀・f01799)と参加

【心情】
そのダメな野郎の根性を叩き壊してやろう!

【戦闘】
琥珀が先に行くのを見送ってから、UC『トリニティ・エンハンス』で攻撃重視にしておく。
(私の妹なのに……破廉恥過ぎないか?)
妹に気がそれている間に『魔竜ジルニトラ』で、氷の『属性攻撃』と『鎧砕き』して文字通り丸裸に。
『酒狂』を使われても、『吹き飛ばし』から『衝撃波』を放って攻撃をする。
「この破廉恥な男め!粗末なモノを見せるなぁぁ!」
自分でやった事をすっかり忘れて、教材で見たことあるものの耐性があまりないので。
「もう嫁に行けない!死ね!殺す!」
キレて八つ当たりの様に攻撃。
「もう、嫌だ……」
隅で落ち込む。




「そのダメな野郎の根性を叩き壊してやろう!」
 白銀の人狼、神山・楼炎(蒼銀の堕人狼・f01748と。)
「もう、ダメな人をほっとけない妖狐でも養護出来ません!そういう事なので、お仕置きです」
 同じく白銀の妖狐は妹、神山・琥珀(白銀の妖狐・f01799)である。
 異種族の姉妹は手負いである不埒な遊び人の始末をするべく、その仕上げに取り掛かる。


 こうして、最後の戦いの幕が上がった。ボロボロになった与太郎は、2人の美女に手を掛けるか迷っているようだった。スタイルの良い美女が眼の前にいるのだ。
「そこのオナゴもわしのもんにしちゃるー!!」
「西を護りし守護者よ。わが声に、わが盟に従い呼ばれよ!」
 鼻を伸ばした与太郎のセリフは綺麗に流す姉妹。琥珀はユーベルコード『招来白虎』の詠唱を済ませる。言霊に従い馳せ参じるは全長約3mの大きな白虎。彼女が召喚した白虎に騎乗し、与太郎へ突貫する。手にした薙刀『白銀ノ守護』で与太郎をなぎ払いに掛かる。
 妹が白虎に騎乗し戦闘にでるのを見送ってから、姉の楼炎はその様子を少し距離をおいて眺めていた。
 楼炎はユーベルコード『トリニティ・エンハンス』を攻撃型で準備しておく。
「ひぇぇ、く、食われてたまるかぁ!!」
 与太郎のユーベルコードにより姉妹の周辺へ8万4千枚もの一文銭が降り注ぐが、彼女らには当たることはなかった。
「悪い方のお金なんて、触りたくもありません」
 白虎に鼓舞で奮い立たせ、不埒な博徒から距離を取る。
「私、お金で買える程に安い娘じゃありませんので」
 着物の胸元を少し開けて誘惑。いわゆる『色仕掛け』である。美人な女性から誘惑されれば反応くらいするだろう。敵といえど与太郎も雄なのだから。
「あらあら、もしかして経験がないですか? それともご自慢のソレはお飾りなのです?」
 くすくす笑いながら与太郎の股間を指す。男のソレは興起しているのが見て取れた。男性のモノとしてはそれなりの大きさであるようだが。
 琥珀は先程まで与太郎が女性たちを侍らせていたのが嘘だったのかのようにおちょくってみる。白虎はなんとも言えない表情を浮かべていた。与太郎はぐぬぬと悔しそうな顔。
「残念なお方、貴方の誠意次第では、考えてあげても良いですよ?」
(私の妹なのに……ちょっと破廉恥過ぎないか?)
 妹へ与太郎の気が逸れている間に、竜の彫刻が施された竜属性を宿す魔法剣『魔竜ジルニトラ』で、氷の属性攻撃と鎧砕きの技能で文字通り与太郎を丸裸にしてやる。
「「「あっ」」」
 猟兵たちの攻撃によってボロボロになっていた衣服のトドメを刺したのは楼炎の攻撃だった。かろうじて形を保っていた褌一丁が破かれ空に舞う。
「そんなにお楽しみがほしいなら、まずはヤル気満々な狼のお嬢ちゃんから戴くとするかなー!?」
 にぃと不敵な笑みを浮かべ服を全てひん剥かれた与太郎は、やけっぱちになりながら酒を煽って酩酊状態になり楼炎へ飛び込んでいく。楼炎は容赦なく吹き飛ばしから衝撃波の派生攻撃を叩き込む。
「こ……この破廉恥な男め!粗末なモノを見せるなぁぁ!?」
 自分で服をひん剥いた事をすっかり忘れ、実物を見たことはほぼ無い楼炎は破廉恥な展開に対する耐性があまりなかったのもあって顔が紅潮していた。
 楼炎は教養はあるものの、実物では話が違う。ゴスゴスと重みある音がダメージが重なる男の悲鳴と共に部屋に響いた。
「ぎゃ、あが!!ひぇ、おたすけぇぇぇ!!?」 
「もう嫁に行けない!死ね!殺す!」
 渾身の一撃を何度も何度も、八つ当たりの様に。与太郎の身体が骸の海へ消えるまで彼女の怒り(ほぼ羞恥心)に任せた拳は止まることはなかった。
「もう、嫌だ…私もうお嫁に行けない……」
 楼炎は部屋の隅で落ち込むのであった。どんよりオーラを放つ姉に対し琥珀は無言で肩をぽむと置くと
「そんなこともありますわ」
 …と、姉を慰めるのであった。


 こうして、江戸のからくり屋敷の謎は猟兵たちの手によって解決された。
 しかし、あの白衣の子どもは一体何だったのか?今になっては亡き与太郎にしかわからない。…多分。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2019年02月21日


挿絵イラスト