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獣狩りは血に酔う~ボクはただ獣を狩るだけ~

#サムライエンパイア #猟書家の侵攻 #猟書家 #獣狩りのアルヴィナ #化身忍者 #風魔小太郎 #魔軍転生

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●遊び人と(見た目)童女と巨乳(異形)
 東北にある出羽の国、そこのとある藩にある屋敷にその男はいた。
 彼の名は村雲屋庄左エ門。首塚の一族の一人である。
 「・・・・・暇だ。」
 彼は退屈を持て余していた。
 エンパイアウォーで魔空安土城の捕縛に貢献した彼らはそれ故に命を狙われる危険があり戦後、幕府からの命により秘かに匿われていたのだ。
 彼もそうした一人なのだが、外出は制限されおまけに昨今は首塚の一族を狙う者が出没していること相まって隠れ家を転々とすることになり、いい加減今の境遇に嫌気がさしていた。
 その彼の元に一人のくノ一が姿を現す。忍びとは思えぬ白装束に赤髪を頭の両端で結い上げた幼さの残る彼女は幕府が派遣した化身忍者集団「蒼雪衆」が一人、日雪である。
 「庄左エ門様、急ぎ支度を明日明朝に此処を発ちます。」
 庄左エ門の前に畏まり事務的に告げる日雪に彼は緊張感ゼロの態度で
 「うん、もう支度は終わっているよ。それより日雪、酌してくれないかなぁ?見ての通り暇なんだよ。」
 「・・・明日は早いのです。庄左エ門様は早くお休みいただきますよう。」
 彼の誘いに日雪は顔を引き攣らせながらも丁重に断るのだが・・・
 「いいじゃないかぁ、此処のところご無沙汰しているし君に朝まで・・・」
 なおもしつこく迫る彼にとうとうキレた。
 「いい加減にしろっ!あんた自分が置かれた立場分かっているの!?その性格のせいであたし一人で護衛する羽目になったんだぞ!?」
 そう、庄左エ門という男とんでもない女好きの遊び人であった。隙あらば遊郭に行こうとしたり、芸妓を呼ぼうとしたり護衛のくノ一を口説いたりと放蕩三昧だったので完全に周囲が持て余していたのである。
 とはいえ首塚の一族であるが故に守らねばならず、見た目が童女故安全であろうと日雪が選ばれたのだ。
 因みに男の忍者が派遣されなかったのは「男は嫌だ!くノ一にしろ!!でなければ自害する!」と駄々をこねほんとに自害しようとしたからである。
 更に言いつのろうとした日雪は唐突に周囲に殺気が満ち溢れるのを感じ取った!
 「何奴!?」
 忍び刀を抜き放ち庄左エ門の傍に駆け寄るのと彼らを包囲するように刺客が姿を現すのはほぼ同時だった。
 「おおおおおおっ!」
 庄左エ門が歓喜の声を上げる。何故なら彼らの前に現れたのは巨乳を手裏剣で隠しただけの艶やかなくノ一たちであったからだ。
 顔が複数あったり、腕が4本あるなど明らかな異形であることを除けばだが・・・・
「こんなところに隠れておったか、覚悟するがよい!」
 しわがれた男の声でそう宣言するくノ一、異形も相まって尋常ではない相手であるのは容易にわかるのだが・・・・
 「なぁ、君達酌してくれないかな?可能なら朝まで・・・・」
 「刺客相手に何寝言を抜かしているんだ、この素っ頓狂は!!?」
 「夫婦漫才しているとは好都合、そのまま死ぬがよい!」
 「貴様らの目は節穴かっ!?」
 平然と口説く遊び人、突っ込む(見た目)童女、(不意打ちのため)ボケをかます巨乳。
  状況は混沌を極めていた・・・・・



 「サムライエンパイアで猟書家が動き始めた。」
 エハド・ショウヘル(統御の一・f31086)が周囲の猟兵達に状況説明を開始する。
 「今回動いたのは獣狩りのアルヴィナ、奴は首塚の一族を抹殺して魔空島原城の守りを固めようと目論んでいる。」
 彼女が求めるのは新鮮なる戦い、その為には戦乱を終結させる要素は排除されねばならないという思考だろう。
「今回の戦場は首塚の一族が匿われている屋敷の内部だ。すでに敵は侵入を果たし対象を包囲している。そこに貴官達は割って入る形で介入してもらう。」
 続けて彼女は立体映像を映し出し、交戦する敵の情報を提供する。
「今回の敵は子豚・牡丹という名のくノ一たちだ。彼女達はこれまでのケース同様魔軍将が一人、風魔小太郎を憑装されており、戦法こそ憑装前と変わらず念力で操る手裏剣や分身の術、透明化などで戦うが大幅に強化されている。やり口を選ばない小太郎の性格も相まって危険な相手だから、護衛に付き添っている化身忍者の力を借りて戦うといいだろう。」
 説明を終えた彼女は映像を消して改めて猟兵達に向きなおる。
「刺客を撃退すれば痺れを切らしたアルヴィナが出てきて決戦となろう。ただ、気を付けてほしいのは刺客はもちろんアルヴィナも首塚の一族の抹殺を最優先目標にしているという事だ。隙があれば例え猟兵と戦闘中であろうとも暗殺を試みるだろう。如何に暗殺をさせないように戦うか考えねばならないだろう。」
言葉を切って彼女は転送ゲートを開き改めて口を開く
 「いずれ来るであろう決戦の為にもここで彼らを守り、獣狩りの目的を挫き、そして必ず生還せよ!」
 そう言って彼女は猟兵達を送り出していった・・・


紅時雨
 こんにちは或いは初めまして。
 紅時雨と申します。
 サムライエンパイアでの猟書家シナリオとなります。
今回はどうしようもない性格の首塚の一族を守りながら敵と戦うシナリオとなります。
 我慢して守ってやってください。
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 プレイングボーナス(全章共通)……化身忍者と協力して戦う(猟兵ほど強くはありませんが、忍者の手口に詳しいです)。
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 第1章、第2章の受付はタグとMSページで告知いたします。それ以前に来たプレイングは流させていただきます。
 第1章は断章を投稿いたしませんので受付開始が告知されたらそのまま投稿していただいて大丈夫です。

●登場NPC 
 ・村雲屋庄左エ門…今回守る対象の首塚の一族の一人です。どうしようもない女好きで猟兵が女性だったら、口説いてくる可能性がありますが適当にあしらって下さい。男だったら逆に自分の為に死ぬのは当然な態度になります。
 ・日雪…化身忍者集団「蒼雪衆」の一人で今回のシナリオで猟兵達の助けになってくれます。単独で任務遂行できるほどの実力者ですが、刺客達には分が悪いので猟兵達が要請すれば支援に徹してくれます。本来は元気溌溂なムードメーカー的存在なのですが今回の護衛任務を引き受けてからはストレスマッハな状態に置かれてイラついています。

●注意事項
  このシナリオの敵は1章、2章ともに首塚の一族の抹殺を優先に行動します。そのため例え猟兵と戦闘中であろうとも攻撃できると判断したら(猟兵の攻撃を受けようとも)首塚の一族の抹殺を試みますので如何に対象を守りながら戦うか、或いは首塚の一族の抹殺を試みる暇すら与えないほどの猛攻を行うか考えながら戦うとよいでしょう。

それでは皆様のご参加をお待ちしております
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第1章 集団戦 『『豚房流忍者』子豚・牡丹』

POW   :    豚房流忍術・乳手裏剣の術
自身が装備する【手裏剣を乳を揺らして射出、飛来するそれ】をレベル×1個複製し、念力で全てばらばらに操作する。
SPD   :    豚房流忍術・乳分身の術
レベル×5体の、小型の戦闘用【の忍者刀を乳に装備した己の分身】を召喚し戦わせる。程々の強さを持つが、一撃で消滅する。
WIZ   :    豚房流忍術・乳遁の術
自身と自身の装備、【乳に挟んだ】対象1体が透明になる。ただし解除するまで毎秒疲労する。物音や体温は消せない。

イラスト:すねいる

👑11
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種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

テケリリケテルリリ・テケリリテケリャア(サポート)
『テケリャア!!!』
バイオモンスターのフードファイター × 四天王
年齢 101歳 女
外見 243cm 黒い瞳 赤茶の髪 白い肌
特徴 特徴的な声 声が大きい 実は美形 虐殺を生き延びた 奴隷だった
口調 テケリャア(私、呼び捨て、言い捨て)
お腹が減ると ケテルャア(私、呼び捨て、言い捨て)
常に飢餓感に苦しんでいます
てけりゃあ叫んで捕食したり怪力任せに潰すのが得意です
不定形の化け物として描写してください
連携歓迎です




 そいつは唐突に表れた。
 戦場に吹いた一陣の風、すわ新手か!?と振り向いた日雪は口から漏れ出る絶叫を必死にこらえた!
 そこにいたのはあちらこちらに目玉が出ている異形の肉塊、テケリリケテルリリ・テケリリテケリャア(ロード・ケテル・f16871)。四方八方に目玉をぐりぐり動かしながら「テケリャア!!!」と叫ぶものだから助太刀に来た猟兵だとは彼女は思っていなかった。
 いよいよ進退窮まったと覚悟を決める日雪を庄左エ門はやんわりと押しのけて肉塊の前に近づき・・・
 「てけり?てけりてけりゃ、てけてけてけ、てけりゃあ!?」
意味不明な事を言い始めた。
 「あんた、とうとう狂ってしまったんだね・・・・」
沈痛な表情を浮かべる日雪、だがこれでしつこく口説かれることからもおさらばできると思うとそんなに残念な事でもなかったと思いなおすが・・・
 「テケリ!テケテケテケテケリャ!!」
テケリリ以下略が普通に応じた。なんか普通に世間話のノリで会話を開始する。
 「てけりてけてけてけてけりりり?」
 「テケテケテケテケテケテケ、テケリャア!!」
 「てけてけりりりてけ・・・・てきゃ!!?」
 会話が弾んでいたと思いきや、いきなり触手が伸びてきて庄左エ門の頭をはたいた。どことなくテケリリ以下略は不機嫌になったような・・・・。
 庄左エ門は頭を摩りながら憮然とした面持ちで日雪に告げた。
 「日雪、援護が欲しいそうだ。そうすればあとは何とかすると言ってる。」
 「・・明らかにそれ以外にも話し込んでいませんでした?何を言ったのです?」
ジト目で突っ込む日雪に庄左エ門は憮然とした態度を崩さず・・・
 「いや、ちょっととうがたっているけど中々の美人だったから終わったらぜひ酌してほしいと言ったら、なぜか怒り出してな。」
 (こいつ・・・女だったら妖怪変化でも構わないのか!?)
 あまりの発言に日雪はこの任務を無事に切り抜けたら、こいつの担当からあらゆる手を使って外れることを決意したのだった!

 テケリリ以下略は空腹だった。彼女は絶えず飢餓感に苦しんでいた。空腹を満たすには肉が必要だ。
 Q:肉はどこにある?
 A:目の前のくノ一たち。
「てけりゃあ!」ならば話は早い。テケリリ以下略は手近なくノ一に襲い掛かかり絶えず形が変わる体から現れた口でぱくり
くノ一の上半身が消えた。あとに残るは血を撒き散らす下半身だけ・・・
だが、彼女の空腹は収まらない。周囲に目をやればまだ肉の数には余裕があった。
ならばやることは一つである。
 「てけりゃあ!!」
新たな肉に襲い掛かるテケリリ以下略、必死に応戦せざる得ないくノ一たち。肉が裂け、骨が砕ける咀嚼音が響く地獄絵図の中、庄左エ門はそれを眺めて
 「いやあ、健啖なお人だなぁ。あの食事量だと料亭貸し切りしても間に合うかな?」
 「・・・・あんた、まだ諦めてないの・・・?」
 日雪はもはや突っ込む気すら起きず、もはや意味があるのかもわからない支援をするため新たに取り出した棒手裏剣を敵に投擲した。

成功 🔵​🔵​🔴​

バルディエッタ・フランキスカ
不採用含め全て歓迎さね。
女盛りを過ぎて言い寄られんじゃ身が持たな…おい敵を見る前にこっち向け若いの。

(バンダナで顔隠し)この手合いとはやりあった覚えがない。協力して貰うとするかい。
日雪がアタッカー、アタシがサポートさ。庄左エ門をジョニーに乗せて一緒に行動、屋敷牢でないなら任せな。障子を蹴破り廊下を走り、敵を引きつけながら日雪に攻撃して貰うよ。
敵の注意が向けばマゼンタで援護射撃。こういうのは慣れてるんでね、スピンコックしながら連射するよ。
相手の動きが止まればUC使用で頭を撃ち抜かせて貰う。
敵UCはジョニーで引き離しつつヨランダで処理するさ。

ガフとの三年戦争ほどじゃあないが、スリリングな状況だよ。


ニクロム・チタノ
うーん大変そうだね、ボクも加勢するよ
とりあえずこのヒト守らなくちゃいけないしでも敵も厄介だからここはチタノの加護を借りようかな?
この超重力の中じゃまともに動けないでしょ!
時間をかけるのは暗殺者相手に良くないしくノ一のヒト一気にやるから手を貸して!
さあ、これより反抗を開始する!
どうかチタノの加護と導きを




この日、日雪はようやく普通に会話できる猟兵に出会った。そのうちの一人老ガンナーバルディエッタ・フランキスカ(パール・ホワイト・f32560)はやれやれとばかりに肩を竦めて
「女盛りを過ぎて言い寄られんじゃ身が持たな…おい敵を見る前にこっち向け若いの。」
 そんな老女の文句を無視して庄左エ門はやってきたもう一人ニクロム・チタノ(反抗者・f32208)に声をかけていた。
 「うーん大変そうだね、ボクも加勢するよ。」
 「ねえ、この戦いが終わったら朝まで酌してくれないかな?」
 「とりあえずこのヒト守らなくちゃいけないしでも敵も厄介だからここはチタノの加護を借りようかな?」
 「ちたの?え~とだね。そうじゃなくて僕とだね・・・」
 「時間をかけるのは暗殺者相手に良くないし」
 ニクロムはまるで聞いていないかの如く庄左エ門の話を無視して日雪に向き直り
 「くノ一のヒト一気にやるから手を貸して!」
 助勢を求める彼女の声に日雪は憮然としながら
 「別に構わないけど、どうしてほしいのです?細かすぎるのもどうかと思いますけど曖昧過ぎる内容もこちらとしては困ります。」
 ニクロムに容赦ない指摘をする日雪にバルディエッタがバンダナで隠した顔をにんまりさせながら
 「なら、アタシはこの手合いとはやりあった覚えがないのでな。協力して貰えないかい?」
 そういいながらその内容を告げたのだ。

 「うひゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」
 庄左エ門の悲鳴が屋敷内に木霊する。
 バルディエッタの愛馬ジョニーに彼女と共に騎乗して屋敷の中を疾走する!
 障子を蹴破り廊下を疾走する彼らを刺客達は分身しながら彼らの逃走先に回り込み追跡する。
 「その程度で我らから逃げ切れると思ったか?浅はかよのうっ!」
 嘲りの声で挑発し攻撃態勢に入る刺客達に対し、バルディエッタは不敵に笑って見せ
 「いや、アタシの狙いどうりだよ。」
 その言葉と共に刺客達に次々と予期せぬ方角から棒手裏剣の投擲を浴び分身たちがたちどころに消失していく。
 それはバルディエッタ達と別行動して天井裏から気配を消して追跡していた日雪の放った一撃だった。バルディエッタは敢えて自身が庄左エ門を連れて囮となり、派手に立ち回って敵の気を引き、その隙に気配を消した日雪が不意打ちをする。
 忍びにしか掴めぬ忍の呼吸、彼女の期待に日雪は見事答えて見せたのだ。
 後に残ったのは刺客達の本体のみ・・・
 「後はアタシの仕事だね、もらうよ!」
 バルディエッタは愛用のリボルバー『ヨランダ』と『ホルン』を抜き放ち刺客達の頭部に的確に銃弾を命中させ、その度に刺客の頭が吹き飛び倒れ伏す。
 「さあ、これより反抗を開始する!」
 そして、銃撃から生き残った刺客達をおっとり刀で駆け付けたニクロムが始末していく・・・
 「ガフとの三年戦争ほどじゃあないが、スリリングな状況だったよ。」
  周囲の刺客を片付け当面の安全を確認したバルディエッタはバンダナを外して昔を懐かしみ、その様を矢面に立たされるとは思わなかった日雪が呆れ気味に
 「そうですか・・・・」
と適当に相槌を打ち
 「どうかチタノの加護と導きを!」
 「あんたはもっとどうやって戦うか考えて行動してくださいよ!そうすればもっと早く終わったかもしれないのに!」
何やら戦いの決意を新たにしているみたいなニクロムに容赦ない突っ込みを入れるのであった・・・・・

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

メルフローレ・カノン
連携アドリブ歓迎

日雪さんと協力しながら、庄左エ門さんを守りましょう。

日雪さんは右、私は左という感じで
分担して庄左エ門さんを[かばう]ように立ち、
各々向き合った刺客と相対すれば、
守りながら敵を殲滅するという目的に合うでしょうか。
日雪さんにはご協力をお願いします。
庄左エ門さんのお誘いは丁重にお断りします。
(いずれも[礼儀作法]活用)

敵の攻撃は[盾受け][武器受け][オーラ防御]で
後ろに逸らさず防ぎます。
隙を見て[なぎ払い][シールドバッシュ]で吹き飛ばします。
([怪力][力溜め]活用)
さらに【神に見えざる手】で届かない敵や敵の攻撃も弾きます。
「神よ、その奇跡の御手を、暫しお貸しください……」




 刺客が途切れることはない。新たに迫る刺客達を前に援軍として現れたメルフローレ・カノン(世界とみんなを守る……かもしれないお助けシスター・f03056)はいきなり口説かれていた・・・・。
「麗しいお方、この戦いが終わったら朝までお付き合い願えないだろうか?」
「申し訳ありません。私はこの後為すべきことがありますのでお断りさせていただきます。」
彼女の丁寧な、だが断固とした拒絶の返事に庄左エ門は肩を竦めてあっさりと引き下がった。
(・・・解せぬ)
日ごろからしつこい彼の誘いに辟易している日雪は理解できなかったが、いよいよ迫ってきた刺客達を前にその思考は中断を余儀なくされる。
「来ましたね。私はこちらに出ますので日雪さんは反対側から来る刺客の迎撃と支援をお願いします。」
「承知」
ラウンドシールドを構えて声をかけるメルフローレに日雪は刀と苦無を抜き放ち応じる。
それが開始の合図となった・・・・

「死ねぇい!」
くノ一達に憑依した風魔小太郎が絶妙な時間差で手裏剣を投擲する。それはただの手裏剣にあらずくノ一達の念力で自在に軌道を変え標的を仕留める人外の技。
 メルフローレはそれに対して後退するどころか寧ろ前に出てオーラを纏った盾で受け弾き、或いは武器で叩き落し迎撃する。
 とは言えすべてを凌ぐには敵の手数は多く討ち漏らしも多々出ていた。そこをカバーするように日雪が迎撃するという連携は無事機能していたが、回り込んできたくノ一と日雪が直接刃を交える状況になってその空気が変わっていく。
「くっ、こいつ!!」
 刃を交える度に日雪は少しづつ押されていく。いくら彼女が精鋭だといっても相手はオブリビオン、常人を超えた相手との力の差がありすぎた。
「ふっふっふ、そこまでのようだな。そのまま、っご!!?」
 唐突に、止めを刺そうとしていたくノ一が何かが衝突したかのように吹き飛んだ。
「!?」
 何が起こったか分からず戸惑う日雪の隙を突いて残りのくノ一達は一斉に手裏剣を投擲するが・・
「神よ、その奇跡の御手を、暫しお貸しください……」
 メルフローレの言葉と共に解き放たれるユーベルコードは神の見えざる腕となり投擲された手裏剣を受け止め容赦なくくノ一達に投げ返す!
「っが!?」
「ごっ!!」
 投げ返された手裏剣は過たずくノ一達の頭を、胸を穿ち彼女たちの周囲にいた刺客達を一掃して見せたのだったーーー

成功 🔵​🔵​🔴​

ワルゼロム・ワルゼー
WIZ
護衛対象はアレだが…死なせるわけにはいかんか
ならば化身忍者の力を借りるぞ
敵は雑魚だが数は多いでな、くノ一共が護衛対象に接近するのであれば呼びかけてもらおう
近づくやつから優先して薙ぎ払ってくれる
万が一護衛対象に攻撃が及びそうなら、我か化身忍者がガードに入るぞ

何、このロクデナシが言い寄ってくるかもしれないと?
興味は無いが、邪魔されるのは困るな
お触りされそうになったら、気絶しない手度にしばくわ

しかしこのくノ一共、あんな大きなものをぶら下げて機動性とか大丈夫かガチで


泉・火華流
行動
酌して欲しそうな庄左エ門に…(リクエストに応えて?)指定UCを使用
シャーク様…その人、重要人物らしいから守ってあげてね…(なるべくすぐに片付けるから…と付け足す)
シャーク様の胴体部分から巨大アームが伸びて庄左エ門をガッシリと掴み、高速で上空まで上昇(室内なら天井をぶち破ります)

庄左エ門さんがシャーク…されてる間に…

日高さんに目配せ…(おそらく敵忍者も飛んで行った庄左エ門さんに一瞬視線を奪われていると思うので、その隙をついて攻撃)

エアシューズで旋回運動しつつ、ミニガンによる360度射撃を行う
【ダッシュ・悪路走破・制圧射撃・掃除・範囲攻撃】

なお…火華流にとって『巨乳』は敵です


豊水・晶
ええ、はい。
お仕事なので守りますよ。例えそれが、戦闘中であろうとも口説いてきたり触れようとしてきたりしても、サムライエンパイアの重要人物なわけですから。ただ、限度というものがあるでしょうに!
きゃあ!こらっいい加減にしてください。
これをずっとなわけですから、日雪さんには同情します。日雪さんには忍者のやり口について警告やアドバイスをしてもらい、護衛対象は結界術で閉じ込めておきましょう。
ふふふふふ、申し訳ないですが、敵の忍者さんには鬱憤を張らすための犠牲になってもらいましょう。
アドリブや絡みなどは自由にしていただいて大丈夫です。



●YA TSU A TA RI
 ワルゼロム・ワルゼー(枢機卿・f03745)と豊水・晶(流れ揺蕩う水晶・f31057)にとっての不幸は村雲屋庄左エ門に口説かれたことだろう。
「これはこれは麗しき方々、貴方がたに助けられるとはーー」
 以下延々と続く口説き文句。
(護衛対象はアレだが…死なせるわけにはいかんか)
 ワルゼーは憮然とした態度を隠しもせずに聞いていたが、それ故なのかそれとも別の理由でか次第に庄左エ門は豊水のほうを重点的に口説き始めてきた。
「ええ、はい。」
 そして、当の豊水はというと表面上は愛想よく振舞いながらも実は怒りをこらえるのに必死であった。
(仕事なので守りますよ。例えそれが、戦闘中であろうとも口説いてきたり触れようとしてきたりしても、サムライエンパイアの重要人物なわけですから。ただ、限度というものがあるでしょうに!)
 口説き文句を聞き流しながら、必死に自身に言い聞かせている彼女に対して庄左エ門は彼女の腰に手をまわしてきて・・・
「きゃあ!こらっいい加減にしてください!わたしこう見えても正真正銘の竜神でその真名も・・・・・」
 流石に堪らないとばかりに庄左エ門の手を跳ねのけ、思わず真名を明かしそうになるが
「おおっ!よもや竜神様だったとは、ですがいけません。軽々しく真名を明らかにしては!そも真名とは真に愛する者に告げるもの。すなわち私が貴方を愛していない状態で告げるべきではありません!というわけで貴方との愛を深めるために朝まで貴方の神気に身を浴したいのですが・・・・あれ?」
 なおも口説こうとしていた庄左エ門の口上を止めたのは豊水が使おうとした結界術ではなく、彼を背後から鷲摑みにしたっ巨大な機械腕であった。
「シャーク様…その人、重要人物らしいから守ってあげてね…」
 なるべく早く片付けるから…と付け足すように呟いていたのはそれまで庄左エ門に無視されていた泉・火華流(人間のガジェッティア・f11305)。
彼女はいつの間にか召喚していた戦闘機型ガジェット『GadgetShark様』に庄左エ門を守れと命じていたらしい。それに応えて『GadgetShark様』は巨大なアームを生やして庄左エ門を捕縛した後自らのコックピットに強引に格納、そして屋根を突き破ってお空の彼方へ急上昇して消え去って行った!
 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 あんまりな超展開に泉を除いた一同が目を点にしている中、当の泉本人は日雪に向けて意味深な目配せを送っていたのだが・・・・
「・・・・(( ゚д゚)ポカーン」
 日雪自身が事態についていけずに阿呆のように口を開け惚けている間に一足早く我に返ったのが刺客のくノ一達であった。
「あの面妖な物体は貴様のユーベルコードか。ならば、貴様が死ねば首塚の一族の抹殺は果たせる、という事か!」
そう判断したくノ一達は一斉に分身し、或いは姿を消して3人に襲い掛かった!

「日雪殿、惚けている場合ではないぞ!」
 ワルゼーに乱暴に肩を揺すられて日雪はようやく我に返り
「ハッ!私は何を!?」
「日雪さん、正気に戻ったばかりのところ申し訳ないですが支援をお願いできますか?忍びの手口に詳しいでしょうし」
 瑞玻璃剣を構えながら助太刀を請う豊水に「承知!」と答え懐から何かを取り出して刺客達の前に放り投げる。
途端、爆発して煙が辺りを充満して視界を塞ぐ!
「甘いな!これしきの煙幕などにっ!?」
くノ一の発した口上は煙から飛び出てきた双剣に言葉諸共串刺しされて中断される。
「ふふふふふ、申し訳ないですが、敵の忍者さんには鬱憤を張らすための犠牲になってもらいましょう。」
 いい笑顔を浮かべている豊水が日雪の援護の元殺戮をはじめ
「しかしこのくノ一共、あんな大きなものをぶら下げて機動性とか大丈夫か?ガチで」
「巨乳は死んじゃえぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇwww」
刺客達の首、手足と鮮血が飛び散る中、ワルゼーが虚空から闇の刃を放ち、火華流は殺意満面の笑顔で愛用のハイスチームミニガンを周囲の敵に放ち分身諸共挽肉に変えていく。
 八つ当たりな殺戮が終わるのにさほどの時間はかからなかった・・・

「あらかた片付いたでしょうか?」
 どことなくすっきりしたような豊水が周囲を見回しながら言った言葉に
「うむ、残すは猟書家のみであるな!」
 ワルゼーも周囲を確認しながら同意を示す。
「?」
そして何か言おうとしていた火華流は肩を叩かれて振り向くとそこには日雪がいて
「ところで泉殿、貴方が避難させた庄左エ門様を戻していただけないでしょうか?」
 確かに火華流が空へと避難させたことで護衛を考えること無く戦闘に専念できたのは大きいが果たして彼女は自身が呼び出したガジェットの使い方を承知していただろうか?
「・・・・・・・」
お空を見上げて目を逸らす火華流に不吉な予感を覚えたのか、日雪はジト目、どころか殺意を込めて首根っこ掴み
「猟兵殿、庄左エ門様を戻していただけませんか?早くしろぉっ!」
『GadgetShark様』が庄左エ門を連れて戻ってきたのはそれから30分後の事であった・・・

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​




第2章 ボス戦 『獣狩りのアルヴィナ』

POW   :    零距離、取ったよぉ!
【瞬時に間合いを詰めて、パイルバンカー】による超高速かつ大威力の一撃を放つ。ただし、自身から30cm以内の対象にしか使えない。
SPD   :    躱せるものなら躱してみなよ!
【対猟兵用クレイモア地雷】を放ち、自身からレベルm半径内の全員を高威力で無差別攻撃する。
WIZ   :    キミも料理してあげようか?
戦闘中に食べた【調理済みの肉】の量と質に応じて【身体能力強化と自動回復能力を得て】、戦闘力が増加する。戦闘終了後解除される。

イラスト:たけ姫

👑11
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種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠白石・明日香です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


●Just kill the beast!
 そいつは大穴の開いた天井から降り立った。
 夥しい返り血に身を染め立ち上がる彼女は辺りを見ながら呟く。
「どこもかしこも獣ばかり・・・・君たちもそうなるんだろう?」
 まるで獲物を見定めた肉食獣の如く身をかがめる彼女の吐く吐息はどこまでも血生臭かった・・・・

*MSから
・このシナリオにおけるアルヴィナは獣じみた様子ですが、それでも首塚の一族の抹殺を最優先という目的は忘れていません。引き続きいかに守るか、或いは戦闘に傾注せざる得ない状況にするか考えながら戦ってください。(もしこの場から逃す場合アルヴィナは猟兵を無視して首塚の一族の追跡・抹殺を最優先にします)
・アルヴィナは憑装していませんが普通に強敵です。
・日雪は引き続き皆さんを支援いたしますが、直接戦闘はやらせないようにお願いします(瞬殺されるので)
・WIZ技の「調理済みの肉」は現在戦場にある刺客の死体、場合によっては猟兵の肉も対象になります。

プレイング受付開始は3月25日8時31分からになります
メルフローレ・カノン
力があって敵を傷つけるという意味では
私も獣と一緒かもしれませんが……
まぁ、今はその力を人を守るために使いましょう。

というわけで、
私がオブリビオンと距離を詰めて食い止めます。
日雪さんは、後ろに下がって庄左エ門さんを守ってください
当然、私も[かばう]も駆使して庄左エ門さんを守ります。
敵の攻撃を[武器受け][盾受け][オーラ防御]【無敵城塞】で
そらさぬよう防いでいきます。
「ここは堪えてみせます!」

私の得物はメインがメイス、サブが剣で、
[怪力][力溜め]の上でひっぱたきましょう。
また、敵が機械を使うなら[属性攻撃]で雷を纏わせ
感電させてしまいますか。
「全力で行きますよ1」


豊水・晶
これはこれは、あなた狩人?しかも血に酔っていますね。
血に酔い狩りに溺れた哀れな狩人。さあ、私の介錯に身を任せなさい。
血に呑まれたのでしょう?
恐れ無き狩人など獣と何も変わりませんよ。あなたは獣など狩っていません。それはまさしく、人ですよ。
護衛対象が戻ってきているのでとりあえず結界術で閉じ込めておきます。見た目かわいらしい女の子ですし、何をしでかすかわからないのでその前に。
自身をオーラ防御で防御しつつ見切りで背後をとります。そこから体勢を崩して、指定UC発動。
さあ、長い夜に終焉を、終わらぬ悪夢に目覚めを。
アドリブや絡みは自由にしていただいて大丈夫です。




 メルフローレ・カノン(世界とみんなを守る……かもしれないお助けシスター・f03056)と豊水・晶(流れ揺蕩う水晶・f31057)は明らかに異常な様子のアルヴィナと対峙していた。
「これはこれは、あなた狩人?しかも血に酔っていますね。」
 瑞玻璃剣を構えなおし、何かを察した豊水はアルヴィナに語り掛ける。
「血に酔い狩りに溺れた哀れな狩人。さあ、私の介錯に身を任せなさい。」
「・・・・・・」
 対するアルヴィナは応えず、荒い息遣いで豊水達を血走った目で睨みながら機を伺うかのように獣じみた所作でにじり寄る。
「血に呑まれたのでしょう?恐れ無き狩人など獣と何も変わりませんよ。」
「・・・何を言っているんだい?ボクの狩りは終わっていない。全ての獣を狩り尽くすまで、狩りを全うするまでは!」
 血生臭い吐息を吐きながら反論?するアルヴィナの僧服は真新しい返り血に染まっていた。
「いいえ、あなたは獣など狩っていません。それはまさしく、人ですよ。」
 瑞玻璃剣の柄頭を繋げ瑞玻璃杵に変えた彼女は決然とアルヴィナに言い放つ。
「さぁ、終わらせましょう。貴方の悪夢を!」

「!!!!!!!!!!!!」
 予め豊水の結界術で閉じ込められた庄左エ門の聞こえない抗議の声を無視しつつメルフローレは標的に向けて吶喊するアルヴィナの前に立ち塞がる。
(力があって敵を傷つけるという意味では私も獣と一緒かもしれませんが……)
 少しの逡巡の後あっさりとそれを思考の片隅に追いやり盾を構えて
「まぁ、今はその力を人を守るために使いましょう。」
 あっけらかんと言いながらアルヴィナに突進していくのであった。

「Aaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaa!」
 最早人とは思えぬ咆哮を上げパイルバンカー事突進するアルヴィナ、狙うは目の前に立ち塞がったメルフローレ!
「ここから先は行かせませんよ!」
 オーラを纏い愛用のラウンドシールドを掲げた彼女はアルヴィナが繰り出すパイルバンカーの一撃を真正面から受け止める。瞬間、凄まじい衝撃が彼女を襲った!
 受け止めた彼女の盾はインパクトの瞬間見る影もなく拉げ、勢いを殺しきれずに地面を抉りながら後退する!
「ひぇえぇぇぇぇ1?」
 彼女は思わず情けない悲鳴を上げるが、アルヴィナはそんな事お構いなしにパイルバンカーを再装填しているのを見て
「ぜ、全力で行きますよ!」
これ以上の攻撃は背後の庄左エ門に危害が及ぶと判断したメルフローレはメイスを思いっきり振りかぶりアルヴィナに向けて振り下ろす!
アルヴィナはパイルバンカーを盾代わりに難なく受け止めるが・・・
「ガぁっ!」
 瞬間強烈な電撃が彼女を襲い、怯み体勢を崩す。メルフローレがメイスに込めた雷の魔力はパイルバンカーを電導してアルヴィナに伝わったのだ。
 そしてその隙を逃す豊水ではない。
彼女は即座にアルヴィナの背後に回り込み
「さあ、長い夜に終焉を、終わらぬ悪夢に目覚めを。」
 瑞玻璃杵で容赦なくアルヴィナを貫く!そしてそのまま上段に振りかぶるように
彼女を放り投げ、庄左エ門から大きく距離を引き離したのだ。
 放り投げられたアルヴィナは血を撒き散らしながら鞠のように跳ね地面に落ちたが・・・
「フフッ、匂い立つなぁ、堪らぬ血で誘ってくる・・・えずくじゃないかぁ。フフフッ、フフフ、フフアハハハハハハハハハハハハハハハハハハハっ!」
 夥しい血を流しながらもアルヴィナは立ち上がり、飢えた獣のごとき笑みを浮かべたのだったーー

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

泉・火華流
庄左エ門はUCの特別野戦病院内へ避難してもらう
(空気読めず抵抗するなら、当身で気絶とか日雪さんに接待してもらうとかする)
転送用ガジェットは(無い)胸元にしまって…エアシューズで逃げる(刺客の死体のない場へと戦場を移す)
死体を食ってから追うとしたら、ミニガンで本人か肉を攻撃


戦闘
(場所を移したところで)
…ところで…『誰が誰を料理する』…のかしら?

エアシューズで疾走【ダッシュ・逃げ足・悪路走破】
ミニガンやFBCで距離を置いて攻撃【制圧射撃・弾幕・砲撃】
【継戦能力】で基本的に足を止めずに【第六感・野生の勘・軽業・功夫】での回避重視

また全身を【オーラ防御】で守りつつ、【激痛耐性】でのダメージ緩和も考える




「う、うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」
「な、なんであたしまでぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ!」
 庄左エ門が結界術ごと赤十字の紋章が入った転送用ガジェットに吸い込まれていき、なぜか日雪も悲鳴を上げながら吸い込まれて消えていった・・・
「大丈夫、私の特製ヒーリングベット(回復&修理設備搭載のベット)とナースボット達(回復光線&メカニック技術搭載)が優しく治療してくれるよ♪」
 泉・火華流(人間のガジェッティア・f11305)は完全な不意打ちで二人をコードで生み出した野戦病院の中へ強制連行して安全?を確保してそれをない胸にしまい込む。
 チラリとアルヴィナに視線を向けると彼女は火華流には目もくれずに刺客の死体を貪っているところであった。
「ちょっと、無視してないでこっち見なさいよ!?」
 怒った火華流はミニガンを一斉射してアルヴィナの邪魔をして彼女の意識が自身に向いたのを確認するとそのままダッシュして戦場を変えるべく走り出す。
 それをアルヴィナは強化された脚力を生かして猛追していくが、火華流の履くレガリアス・エアシューズは死山血河を駆け抜け己が望む戦場に向けて敵を誘い出す。
 そうして彼女は広い庭園に辿り着くと歩みを止め余裕で追いついたアルヴィナへと向き直る。
「…ところで…『誰が誰を料理する』…のかしら?」
「決まっているさ、『君が目の前』にいるのだから!」
 火華流の挑発に対して当然のごとく答えてアルヴィナは獣の如く突進する!
 対して火華流はエアシューズを用いて疾走しながら、ミニガンを、随伴式 FlyingBeamCannon【FBC】からビームを乱射して応戦するが、アルヴィナは機敏に躱し、或いは直撃しても傷を再生させ強引に彼女に迫る!
「ふえぇぇぇぇ!?ちょっとだけ食べても効果発揮するの?!」
 火華流は慌てながらも距離を取り続けて応戦するが、アルヴィナは彼女の懐に入り込みパイルバンカーの一撃を繰り出し、過たず火華流の胸に直撃した!
咄嗟にオーラを張って防御した火華流だが勢いは殺せずに吹き飛ばされ、その衝撃で胸にしまっていたガジェットを落としその拍子に中にいた庄左エ門と日雪が飛び出てきてしまった。
「ぷべっ!」
 庄左エ門が顔から地面に突っ込み
「痛たたたたたたっ。何であたしまで閉じ込めるんですか!?全然手伝えないんですけど!?というか、もう来てるしっ!!」
 受け身を取った日雪が抗議の叫びをあげる中、アルヴィナは庄左エ門を殺すべく迫りつつあった・・・

苦戦 🔵​🔴​🔴​

ニクロム・チタノ
うーん全然勝てる気がしないよ、ぶっちゃけ怖いし
でもこのヒトなんとかしないとだね。
くノ一のヒト日雪さんだっけ?
お願い、反抗の妖刀を解放する隙を作って飛び道工でもなんでもいいから
反抗の妖刀はいままでにない超重力を生み出す!
懐に入って斬り込む
攻撃を防がれた瞬間に全重力を集中する!
そして金剛輪転ゴルディウス、これを剣に変えて不意討ちさせてもらう!
周りにあるアレ
クレイモア、知ってるよ
ボクのいた研究所で使い方教わったからね
鉄の玉が四方から飛んで来るんだよね?
でもこの超重力じゃ使えないよ!
一気に勝負を決めないと勝てる気がしないからね
チタノ、ボクに強敵に立ち向かう力をちょうだい




 倒れ伏す庄左エ門に迫りくるアルヴィナの前に一人の少女が立ち塞がった。
「うーん全然勝てる気がしないよ、ぶっちゃけ怖いし…」
 ツインテールを揺らしながらニクロム・チタノ(反抗者・f32208)は震えながらも彼女と対峙する。その震えは恐怖からか或いは武者震いか・・・・
「でもこのヒトなんとかしないとだね。くノ一のヒト日雪さんだっけ?」
 庄左エ門を庇うようにアルヴィナに立ち塞がっていた日雪は微かにニクロムに目配せして無言で先を促す。
「お願い、反抗の妖刀を解放する隙を作って飛び道具でもなんでもいいから!」
「・・・・長くは持ちませんよ。」
 ニクロムには打つ手があるらしいと判断して懐から煙玉を取り出して地面にたたきつけた!たちまち周囲に煙が立ち込めあたりの視界を塞ぐ…
「・・・・小癪っ!」
 歩みを止め周囲の気配を探るアルヴィナに煙の向こうから苦無が飛び出しそれを難なく叩き落し、掴んだ気配の在りかに目掛けて彼女は吶喊する!
「これで・・・・、おわっ!?」
 煙の向こうに見えた日雪にパイルバンカーの一撃をお見舞いしようとした刹那、地面が陥没して足をとられてアルヴィナは動きを封じられてしまう。
日雪は煙幕で目を晦まし、その隙に即席の落とし穴を掘って煙が晴れる前にそこにおびき出したのだ。通常のアルヴィナなら引っかからなかったであろう、シンプルな罠であったが血に酔っていて理性を失いかけていた彼女は気づくことはなかった。
「チタノ、ボクに強敵に立ち向かう力をちょうだい!」
時は満ちた。”金剛輪転”ゴルディウスを己が寿命を代償に反抗の剣へと変えたニクロムは剣を構えてアルヴィナへと吶喊する!
「覚悟ぉっ!」
 超重力を込めた一撃は未だ足を取られて動けないアルヴィナの胸を容赦なく貫いたのだ!ーーー

成功 🔵​🔵​🔴​

館野・敬輔
陽太(f23693)と
【SPD】
アドリブ大歓迎

己が欲のまま狩りに興じる猟書家か
確かに厄介そうだな

クレイモア…爆弾はきついな
肉を食べられても厳しい
攻撃は陽太に任せ、俺は庄左エ門とやらの護衛に
日雪さんも護衛についてもらえると有難い

指定UC発動
アルヴィナ(+庄左エ門)に対し「殺気」を全開にし威圧
その後は防御に専念し、庄左エ門に対する攻撃は全て「かばう」
負傷は庄左エ門や日雪さんを覆う程の漆黒の「オーラ防御」を展開し軽減
庄左エ門とやら、黒剣の錆になりたくなければ黙って従え!

クレイモアと肉は気休め程度の「属性攻撃(氷)、衝撃波」で弾くか
手の届かないところに追いやれれば時間稼ぎにはなるはず


森宮・陽太
敬輔(f14505)と
【WIZ】
アドリブ大歓迎

ってめぇ…どこにでも現れやがるな!
きっちり引導渡してやらあ!!

っつーても肉食われたりくれいもあ?を投げられるのはたまらねえ
俺がどうにかするから、敬輔は庄左エ門を頼む
忍者のねーちゃん(日雪)も護衛に回ってくれ!

「高速詠唱」から【悪魔召喚「スパーダ」】
スパーダの短剣には全て「属性攻撃(炎)、浄化」で浄化の白炎を纏わせる

アルヴィナが刺客の死体に突撃したら
「制圧射撃、蹂躙」で短剣を豪雨のように降らせて死体を一気に焼き尽くしてやる
さあ、食えるもんなら食ってみろ!

クレイモアを投げられた場合も短剣を降らせて弾き飛ばしてやる
間違っても信管には当てないようにするぜ



●覚めない悪夢
「・・・・次から次へと獣たちが溢れてくるね。ホント、キリがない。」
 そういうアルヴィナの目の前に現れ立ち塞がる二人の男、館野・敬輔(人間の黒騎士・f14505)と森宮・陽太(人間のアリスナイト・f23693)が仁王の如くそこにいた。
「ってめぇ…どこにでも現れやがるな!」
嘗て戦った経験のある陽太は敵意もあらわに睨みつけるが
「己が欲のまま狩りに興じる猟書家か、確かに厄介そうだが・・・あんな性格だったか?」
敬輔は戦った事がないので事前に聞いていた情報とはだいぶ違うアルヴィナの姿にいささか面食らっていた。
「ああ、正直俺もこんな奴だったか困惑しているんだが・・・どちらにしても引導を渡してやらねえとな!」
「終わらない。獣は尽きることなく、狩り尽くせず、故に狩りが終わることは・・・悪夢が晴れることはない!」
 決意と共に気炎を上げる陽太に反応するかのようにアルヴィナも動き出す。
 終わらぬ悪夢に決着をつける時が来たのだ‥‥

「俺がどうにかするから、敬輔は庄左エ門を頼む!忍者のねーちゃんも護衛に回ってくれ!」
懐からダイモンデバイスを取り出した陽太は敬輔に護衛を任せ
「わかった。ここは任せておけ。」
「ちょっと待て!なぜ男に守られねばならんのだ!?男なら前に出て戦わんかぁ!!」
「あんた、なんて事」
「いいから、黒剣の錆になりたくなければ黙って従え!」
 男が傍らにいることに不満を垂れ流す庄左エ門を窘めようとする日雪を遮り、元々説得という選択肢を放棄していた敬輔は黒剣を突きつけ遠慮無用の本気の殺気を叩きつけて黙らせることを選んだ、のだが‥‥
「いいや、黙らん。貴様、相当に腕の立つ侍であろう!?なんであんななよなよした奴に任せるのだ!?もしや、日雪の美しさに心奪われて彼女を我が物にしようというのであろう!?そうだ、そうに違いない!だから男など・・・・うふぉ!?」
 殺気に怯むどころか寧ろ猛って言い募る庄左エ門を遮ったのはアルヴィナが無造作に投げたクレイモア!
「なっ!?」
 前衛の陽太を無視して投擲された対人地雷に日雪は反応できずそのまま3人は爆発に呑まれーー
晴れたらそこには漆黒のオーラに包まれていた3人の姿があった。
「これが俺の守り耐え抜くための力!陽太、今だ!」
 敬輔の声に応えるように陽太は詠唱と共にダイモンデバイスを解き放った。
「紅き剣を司りし悪魔の剣士よ、我が声に応え顕現せよ。そして己が紅き剣を無数の雨として解き放て!」
 そうして召喚された悪魔スパーダが持つ千に迫る短剣に陽太は浄化の炎を纏わせる。
(周囲に死体があれば焼いておいたんだが、幸い辺りには見当たらねえ)
 それまでの戦闘でアルヴィナが死体のない外におびき出されていたのが幸いしたのだろう。
「Shyaaaaaaaaaaaaaaaa!」
 事実吶喊してくるアルヴィナの動きは鈍い。肉を喰らえず力を発揮できていないのは明白であった。
「ならば、この機会を放置するわけにはいかねえ。スパーダ、お前の剣で敵を穿て!」
 陽太の命令と同時に浄化の短剣はアルヴィナに殺到し、次々と彼女に突きささるがそれでも彼女の勢いは止まらず陽太を掴み押し倒してそのまま一緒に倒れ伏す。
「猟兵殿!?」
「大丈夫だ。」
 慌てた日雪が助太刀に入ろうとするのを敬輔が静止して倒れこんだ二人を見やる。
 そこには陽太に馬乗りになって首に手をかけたアルヴィナの姿。だが、全身に剣を突き立て浄化の炎に焼かれる彼女にそれ以上の事をする力はなく逆にその体は灰となって徐々に崩れ去っていく・・・
「知っているかい?人は皆ーーーー」
 最後まで言い切ることなくアルヴィナは灰となって崩れ落ちていく。
 これがこの戦いの終わり。猟兵達は来るべき決戦に向けて首塚の一族を守り切ったのだ。
 だが
 悪夢は終わらない
 彼女の望みが果たされるまで
 或いは、誰かが彼女の宿縁を断ち切るまで
 仮に彼女が滅びようとも新たに悪夢に囚われる狩人は現れる
 クルセイダーが滅びるその時まで悪夢は決して終わることはない
 猟兵達がクルセイダーを滅ぼしたときこそ、悪夢は終焉を迎える
 彼を滅ぼしたときこそサムライエンパイアを覆う悪夢に終止符が打たれるであろう

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2021年04月05日
宿敵 『獣狩りのアルヴィナ』 を撃破!


挿絵イラスト