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銀行強盗大作戦!

#デビルキングワールド

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#デビルキングワールド


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●デンジャラス銀行
「ぎゃあああああ!!!」
「さて……これで我がこの銀行の支配人となる。異論は無いな?」
 ハルバードの一撃を受けた大悪魔の断末魔が響き渡る。一人のオブリビオン『魔界大帝グレートデンジャラスロード』が圧倒的な暴力によって、銀行を支配する大悪魔より支配人の座を簒奪したのだ。
「これより銀行の名は『デンジャラス銀行』と改める。そして……今のぬるい方針は破棄だ! 預金を奪った悪魔は殺せ! 無駄なデビル株も禁止する!」
 新たなる支配人の打ち出した極悪な方針に、銀行員の『グレーターデビル』達は恐れ戦いた。この世界では悪こそが美徳、この新支配人はその方針の表明でもって、銀行員達の心を掴んだのであった。

 そうこうしている間に、倒されたはずの元支配人の姿は消えていた。
「ん? 殺し損ねたか。まあいい、あのような雑魚が何も出来るものか」
 しかし、そんな些事などグレートデンジャラスロードには関係ない。この方針でDを集めていけば、近いうちに『カタストロフの儀式魔術』に十分なDが集まる事だろう。

●銀行強盗大作戦
「大変だよ。デビルキングワールドで、銀行がオブリビオンに乗っ取られてしまったんだ」
 グリモア猟兵のスピカ・ネビュラスター(銀河の魔女・f31393)は、集まった猟兵に彼女が見た予知の内容を伝える。それに寄れば、オブリビオンが力尽くで銀行の支配人の座を奪ってしまったらしい。

「銀行ではみんなも知っている通り、暴力で強引にDを『預金』させ、決して引き出させず、集めた金を全額『デビル株』に突っ込んでパーにしてしまうっていう犯罪をしているんだけど……」
 スピカの説明に、そんなことは知らないと他世界出身の猟兵達から突っ込みが入る。デビルキング法のせいか、どうにもデビルキングワールドは他世界と常識が異なっている。この世界の銀行は、スピカの言うような犯罪集団であり、最も尊敬される仕事のひとつなのだそうだ。
「ええっと……そんな銀行なんだけど、オブリビオンが打ち出した方針が問題でね? なんと『預金を奪った後は殺す』『デビル株はやらない』って決めたみたいなんだよね。殺害はもちろんとして、デビル株をやらなければDは貯まる一方になっちゃうよね」
 一定の量のDが集まれば、オブリビオンは『カタストロフの儀式魔術』を発動することが出来る。それだけは、絶対に阻止せねばならない。
「だから、銀行強盗をして、Dを奪ってきてくれるかな?」
 銀行に貯蓄されたDを強奪し、カタストロフを未然に防ぐ。それが今回の任務だ。

「銀行強盗のやり方は任せるけど、普通にやるんじゃ無くて、正統派? っていうのがいいらしいよ?」
 スピカの言う普通はデビルキングワールドの普通であるため、『銀行を壊して行員を全部やっつけたら勝ち!』という事を示している。それに対して、正統派―――『金を奪い、奪った金を持って逃走する』という銀行強盗を行えば、その斬新な方法に銀行員の『グレーターデビル』達は感動して、戦闘無しで切り抜けることも可能かも知れない。特に、『いかにもコテコテな銀行強盗をやる』のが有効だ。ちなみにこのグレーターデビルは魔界の一般住民なので、ぶちのめすのは構わないが、殺害は避けて欲しい。

「飲食店を貸し切っておいたから、先ずはそこでどうやって銀行強盗するか、計画を立ててくれるかな? そこには元支配人の大悪魔も匿ってるから、銀行の内部とかは彼に聞くといいよ」
 元支配人は『レバレッジ・ロスカット』という名で、そこそこ強力な悪魔だったのだが、流石にオブリビオンには敵わなかったらしい。彼は支配人の座に返り咲くため、猟兵達に快く協力してくれるとのことだ。ただし、負傷が大きいため戦闘は不可能。あくまで情報のみだ。
「計画に関しては、『誰が○○する』っていうよりも、『爆破班が銀行の横壁を爆破する』って感じで、個別の担当は決めずにおおまかな作戦を決め手貰うのが良いかな。計画を立てる時には居なくても、実行の時から参加する猟兵がいるかもだからね」
 計画の通りに実行すれば、銀行強盗の成功率はアップするはずだ。

「首尾良く銀行強盗に成功したら、きっと支配人の『魔界大帝グレートデンジャラスロード』が激怒して追いかけてくるよ。こいつはオブリビオンだから、返り討ちにしちゃってくれるかな?」
 決戦は沿道、沢山の悪魔達が観戦する中で行われることになるだろう。上手く利用すればれば、観客の悪魔を戦闘に参加させることも出来るかも知れない。

「説明はこんな所かな? あ、飲食店は食べ放題だから、計画を考えながら好きに食べてね。それじゃあ、いってきてね」
 そう言ってスピカは、猟兵達を作戦会議の場である飲食店へと転送するのであった。


夢幻
●マスターの夢幻です。デビルキングワールドの常識はいろいろと不思議なことになっていますね。
●一章の計画に従った行動が、以降の章でのプレイングボーナスになります。

 1章:日常『暴食の宴』(メインは銀行強盗の計画です)
 2章:集団戦『グレーターデビル』
 3章:ボス戦『魔界大帝グレートデンジャラスロード』
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第1章 日常 『暴食の宴』

POW   :    とにかく肉だ肉!がっつり食いまくるよ!

SPD   :    流行の波に乗って、ネットでバズった人気メニューを食いまくるよ!

WIZ   :    あま~いスイーツは心のご褒美!食いまくるよ!

👑5
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『日常』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

神崎・ナオ
銀行強盗の計画かぁ~、ワクワクするね!
奪って逃げるなら、陽動班と突入班と逃走ルート確保班みたいな?
う~ん、あんまり詳しくないんだよねぇ~(なんてぼやきながら、食べ放題ということでパフェやパンケーキに、ワッフルやガレットと、片っ端からスイーツを頼み食べています)

でもどうせだから派手にやった方が格好良いと思うし、金庫なり壁なり爆破するのは有りよりの有りだよね!
色んなルートから同時にっていうのも楽しいかも!
ダイナミックー……なんとか? みたいな?
後は電気を落として警備しすてむー? 的なのを無力化するとかね!
(なんてフワフワした意見を上げていきます)



「銀行強盗の計画かぁ~、ワクワクするね!」

 そう言って満面の笑みを浮かべているのは、神崎・ナオ(魔王と勇者のハーフな悪魔・f32386)である。その笑みの理由はこれからの悪事に期待してだけでは無く、その傍らに積まれた多種多様のスイーツもその一因であろう。

「奪って逃げるなら、陽動班と突入班と逃走ルート確保班みたいな? う~ん、あんまり詳しくないんだよねぇ~」

 そうぼやきながらも、彼女がスイーツを食べる手は止まらない。マカロンやワッフルが、次々とその口の中に消えていく。

「でも、どうせだから派手にやった方が格好良いと思うし、金庫なり壁なり爆破するのは有りよりの有りだよね!」

 そんなことを考えつつも、ナオが追加オーダーしたのは豪華なパフェだった。悪事もスイーツも、派手で賑やかな方が面白いのだ。

「色んなルートから同時にっていうのも楽しいかも! ダイナミックー……なんとか? みたいな? 電気を落として、警備しすてむー? 的なのを無力化するとかもいいね!」

 フワフワとした漠然としたアイデアではあるが、そのいくつかはかなりの有効性が予想される。全てを行うには手が足りないため、実際には手段は絞る必要があるだろうが、もう少し詰めて実行すれば十分に銀行強盗は上手くいくだろう。
 そうやって、一通りの案を出したナオは、お腹がいっぱいになるまでスイーツを満喫したのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

バルタン・ノーヴェ
POW 連携アドリブ絡みOK!

チャーシューマシマシこってり豚骨ラーメン大盛り、デース!
プランニングはエネルギーの消耗が激しいデスネ、十分補給しなくては!

さて、初めての銀行強盗デスガ、要は攻城戦のようなデスネ?
ふむ……。Dを強奪するための大雑把に三つの段取り。すなわち侵入、略奪、逃走。
壁やシャッターを破壊する、金庫の鍵を素早く解除する、逃走用の足を用意する、といったことが想定できマスネー。

パワー、テクニック、そしてスピード。すべてが重要、集まったメンバーの連携が大事になりそうだと思いマース!
エブリワンの得意分野を持ち寄って、無事に銀行強盗を遂行しマショー!

あと、ここのお代はレバレッジ殿にツケで。


荒散屋・無躯
※連携改変何でも可

お、アレ(銀行強盗)すんの? おーやるやる

じゃあアレ使おうぜ、アレ。ほら…ズボッてやる…そうそう、覆面な
オレの地元だとアレやるやつはだいたいズボッてやってたわ、オレもやった

オレがアレやった時は、他にも誰か一緒にやってたわ
で、オレがこう…前から、ガーッて突っ込んで、バンバンってやってビビらせんだよ
で、オレがそうやってる間に、別の奴が金置いてある所行って…行って…こう…何か…こう何かやって、で、金取ってたわ
何かって何って? いや知らね
ヴィラン同士で互いのパワー教えねぇからよ

まあオレが言いてぇのは?
前からガーって突っ込んでやる奴と、金をガッて取る奴が、いた方がよくね?
ってことよ



「チャーシューマシマシこってり豚骨ラーメン大盛り、デース!」
「お、旨そうじゃん。オレもアレ、同じ奴で」

 プランニングで消耗するエネルギーを十分に補給しないとと、バルタン・ノーヴェ(雇われバトルサイボーグメイド・f30809)はカロリーマシマシの大盛りラーメンを注文した。そして、その様子を見た荒散屋・無躯(Trash・f32488)も、同じものを店員に頼んだのであった。

「さて、初めての銀行強盗デスガ、要は攻城戦のようなデスネ?」
「んー、まあアレだな。似てるかもな。オレがアレやった時は、他にも誰か一緒にやってたわ」

 銀行強盗は初めてと言うバルタンに、無躯は自身の経験を語って聞かせる。

「で、オレがこう……前から、ガーッて突っ込んで、バンバンってやってビビらせんだよ。で、オレがそうやってる間に、別の奴が金置いてある所行って……行って……こう……何か……こう何かやって、で、金取ってたわ」
「オーウ! 勉強になりマース! ところで、その何かというのは何デショウカ?」
「んん? いや知らね。ヴィラン同士で互いのパワー教えねぇからよ」

 真摯に無躯の話を聞くバルタンであったが、端から見ると抽象的すぎて参考になるかは疑問だ。肝心なところがよく分からないのも、それに拍車を掛けている。

「まあオレが言いてぇのは? 前からガーって突っ込んでやる奴と、金をガッて取る奴が、いた方がよくね? ってことよ」
「! 役割分担デスネ?」

 無躯の考える計画は、つまり突撃と強奪で分担しようということらしい。一通りそんな話を聞いた後、バルタンも自分の考えた計画を無躯へと伝える。

「Dを強奪するための大雑把に三つの段取り。すなわち侵入、略奪、逃走。壁やシャッターを破壊する、金庫の鍵を素早く解除する、逃走用の足を用意する、といったことが想定できマスネー」
「お? よく考えてるじゃん。オレもアレよ。良いと思うぜ」

 銀行強盗が初めてにしては、バルタンの計画は堅実だ。

「そうだ。ついでにアレ使おうぜ、アレ。ほら……ズボッてやる……そうそう、覆面な。オレの地元だとアレやるやつはだいたいズボッてやってたわ、オレもやった」
「なるほど! 銀行強盗には定番の奴デスネ!」

 ワルい銀行強盗には見た目も大事だ。二人の案を合わせれば、一通りの計画として十分なものが出来上がった。

「パワー、テクニック、そしてスピード。すべてが重要、集まったメンバーの連携が大事になりそうだと思いマース! エブリワンの得意分野を持ち寄って、無事に銀行強盗を遂行しマショー!」
「完璧な計画だぜ。これならアレ……成功間違い無しってもんだ」

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

万象・穹
……つまり、その銀行からお金を強奪すればいいのね。
やるからには華麗に大胆に行きましょう。

レバレッジに警備の薄いルートを教えてもらうわ。あと車の手配をお願い。

車で銀行の入り口へどかーんと突撃するアレ、UDCアースのテレビで見たことあるけどやってみたかったの。
この場合特攻班、って言ったほうがいいのかしら。

突撃と同時にロビーを制圧、人質の確保と刀とかで悪魔たちを威圧して……。

うん、私としてはこんな感じかしら。

逃走用の車も銀行近くに停めてある車を使って……(ボソボソと呟く)

そういえば悪魔たちって頑丈って聞いたわ。轢いても特に問題ないかしら?(悪気の無い純粋無垢な瞳)



「……つまり、その銀行からお金を強奪すればいいのね。やるからには華麗に大胆に行きましょう」

 そう銀行強盗への意気込みを語るのは、万象・穹(境界の白鴉・f23857)であった。彼女は匿われていたレバレッジに、銀行内部の情報を確認する。

「レバレッジ、警備の状況を教えてもらえるかしら? あと車の手配をお願い」
「そうですね……銀行を狙う悪者は、大抵正面から戦闘を仕掛けてくるため、警備はそちらを厚くしています。車は……頑丈な奴が必要ですかね?」
「そうね。車で銀行の入り口へどかーんと突撃するアレ、UDCアースのテレビで見たことあるけど、やってみたかったの。この場合特攻班、って言ったほうがいいのかしら?」

 あえて警備の厚い場所に突っ込んで、Dを強奪する。それが上手くいけば、そのかなりのワルさに銀行員の悪魔も驚くことは間違いないだろう。

「突撃と同時にロビーを制圧、人質の確保と刀とかで悪魔たちを威圧して……。お金を奪ったら、銀行近くに停めてある逃走用の車を使って……うん、私としてはこんな感じかしら」

 襲撃から逃走まで、銀行強盗の流れは決まった。後はこの通りに上手く事を運べば、成功は間違いなし……のはずだ。

「そういえば悪魔たちって頑丈って聞いたわ。轢いても特に問題ないかしら?」

 最後に穹は悪気の無い純粋無垢な瞳で、そんなことを口走った。素でそんなワルい事を考える彼女ならば、ナチュラルにデビルキングワールドに溶け込めるかも知れない。

大成功 🔵​🔵​🔵​

ワルルーナ・ティアーメル
殺すより労働させたり身柄を売る方が稼げるのでは
我は配下によくやってるのだが……もぐもぐ。

しかし世界崩壊を防ぐため銀行強盗をしてくれ、とは
我的にはもっとこう「遊ぶ金欲しさにやった」ぐらいの動機の方が叶えがいがあるのだが……あ、その肉くれ……野菜はいらない!

で、だ。やはり派手に動く役は必要であろう
銀行の構造は分かるし儀式阻止だけならこっそり盗んでも良いが
それでは悪魔たちの目は覚ませぬ

派手に目を引き、暴力担当を黙らせ、そして金を奪い撤収する他の仲間から見捨てられ囮にされる!

ここまでやれば悪魔共もメロメロではなかろうか(肉もぐもぐ)


ところで店主。配下の分にこの肉持ち帰ってよいか?
※アドリブ歓迎です



「殺すより労働させたり身柄を売る方が稼げるのでは……? 我は配下によくやってるのだが……」

 もぐもぐと食事しながら呟いたのは、堕天使の少女……かと思いきや、それは上半身だけ。その下を見れば、多頭多翼の竜が鎮座している。そう、彼女は歴としたラスボス、百胎堕天竜魔王を自称するワルルーナ・ティアーメル(百胎堕天竜魔王(自称)・f31435)である。魔王らしさを求めてか、どうやら彼女は配下達に強制労働なんかもさせているらしい。

「しかし、世界崩壊を防ぐため銀行強盗をしてくれ、とは……我的にはもっとこう「遊ぶ金欲しさにやった」ぐらいの動機の方が叶えがいがあるのだが……あ、その肉くれ……野菜はいらない!」

 あまり大義だのなんだの立派なことを考えてというのは、ワルルーナの性に合わないようだ。ところで、好き嫌いをするのは良くないと思うのだが……魔王である彼女にワルさを指摘するのは褒め言葉か。

「まあ良い。ここは我が一肌脱ぐとしよう。で、だ。やはり派手に動く役は必要であろう。銀行の構造はそこのレバレッジが知っているし、儀式阻止だけならこっそり盗んでも良いが……それでは悪魔たちの目は覚ませぬ!」

 こっそりと盗むのが一番成功率が高いかも知れないが、それではワルさのアピールが足りなすぎる。

「派手に目を引き、暴力担当を黙らせ、そして金を奪い撤収する他の仲間から見捨てられ囮にされる! ここまでやれば悪魔共もメロメロではなかろうか?」

 確かにそれだけの事をやれば、グレーターデビル達もワルルーナを尊敬することは間違いないだろう。華麗に逃走するのでは無く、見捨てられて囮になるというのも面白い。

「ところで店主。配下の分にこの肉持ち帰ってよいか?」
「ああ? そんな『肉』でいいなら、好きなだけやるぜ」

 計画も食事も終わらせたワルルーナは、店主よりよく分からない原料の肉をもらって、配下へのお土産に持ち帰るのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​




第2章 集団戦 『グレーターデビル』

POW   :    シャイニング・ダーク・スペル
レベル×100km/hで飛翔しながら、自身の【右手から光属性の収束魔法を、左手】から【闇属性の拡散魔法】を放つ。
SPD   :    エンチャント・フレイム・ライトニング・ソード
【炎属性の魔法を付与した剣による斬撃】が命中した対象に対し、高威力高命中の【雷属性の魔法を更に付与した剣による斬撃】を放つ。初撃を外すと次も当たらない。
WIZ   :    エンチャント・アイス・ジャイアントビースト
レベル×1体の【超大型魔獣】を召喚する。[超大型魔獣]は【自身が付与した極めて強力な氷】属性の戦闘能力を持ち、十分な時間があれば城や街を築く。
👑11
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種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


 銀行強盗の計画は万全、後は実行に移すだけだ。とはいえ、計画の全てを実行しようとすれば、間違いなく手が足りない。ある程度やりたいことを絞って、それを確実にこなすことが重要だ。
 また、計画に沿った上で素晴らしい銀行強盗を行えば、グレーターデビルが感動して戦闘を避けられる場合もある。しかし、それはよっぽど上手くいった場合のみだ。基本的には、銀行員として勤務する彼らとの戦闘となるため、それを前提として挑むべきだろう。

 それでは……猟兵達の銀行強盗の始まりだ!

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●プレイングに記載する銀行強盗の内容は、全ての手順を網羅する必要はありません。例えば突撃だけとか、逃走だけとかでもOKです。その内容を中心にリプレイを描写します。もちろん全ての流れを記載しても構いませんが、リプレイはその内容からどこかを抜粋してとなるかも知れません。
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神崎・ナオ
よーし! GO TO 強盗だー!
私は裏口から派手に爆破していくかなー!
(ナオの言動に合せて周囲に潜む魔王軍が魔法で爆破します。ナオは自分がやったと思っています)
電源設備も大抵裏側じゃない?
あったら序に壊してこーっと

グレーターデビルと合ったら、戦うのはいいんだけどその前に……
真面目に銀行で勤めてるふりして、実は銀行強盗の仲間だったとか、ちょー悪じゃな~い?
な~んて、銀行強盗の勧誘してみるよ!
話に乗るなら案内しくよろ~!
(口車に乗らない場合は爆破します。魔王軍が)

こんなにデビル一杯あったらお菓子も買い放題だし、服も化粧品もー……じゃなかった!
さっさと盗んでとんずらだ~!



「よーし! GO TO 強盗だー! 私は裏口から派手に爆破していくかなー!」

 ピクニックにでも出かけるような態度のナオがポーズを取ると、それにあわせて銀行の裏口が爆破された。それをナオは自身の力だと思っているが、実際には周囲に隠れ潜む彼女の配下の魔王軍によるものだ。
 そしてその爆破音と前後して、銀行の正面からも何やら激しい破壊音が轟いた。どうやらそちらでも別の猟兵が銀行強盗を始めたようだ。おかげで裏口だけに銀行員の注意が行くことも無く、侵入したナオが遭遇したのは一人の『グレーターデビル』のみであった。

「貴様……何者だ!」
「ふふふ~銀行強盗だよ~! ねえねえ、あなた。真面目に銀行で勤めてるふりして、実は銀行強盗の仲間だったとか、ちょー悪じゃな~い?」

 誰何の声を上げるグレーターデビルに対し、ナオは銀行を裏切るように勧誘する。確かに悪魔にとって裏切りは美徳である。これが成功すれば、戦闘の必要すら無く銀行強盗が成し遂げられる。

「くっ……惹かれる提案だが、あの方に粛正されるのはごめんだ!」

 グレーターデビルの脳裏に映ったのは、元支配人のレバレッジがグレートデンジャラスロードにボコボコにされる場面であった。目の前の愛らしい子供は、とても新支配人より強いとは思えない。そのため彼は、強盗を排除するため剣を抜いた。

「あーあ、しかたないな~。それじゃあ、どっかーん!」
「ぎゃああああ!!」

 交渉は決裂だ。そうなれば、ナオも容赦はしない。『爆破魔法』でグレーターデビルをぶちのめす。もちろんそれを実行したのは、彼女の背後から様子を見ていた魔王軍の面々である。そして、ナオはDを保管している部屋に辿り着いた。

「こんなにデビル一杯あったらお菓子も買い放題だし、服も化粧品もー……じゃなかった! さっさと盗んでとんずらだ~!」

 ナオはDをありったけバッグに突っ込むと、銀行から逃亡する。その際に、偶然見つけた電源設備をぶっ壊していくおまけ付きだ。これが仲間の猟兵の援護となれば、儲けものである。

大成功 🔵​🔵​🔵​

荒散屋・無躯
※何でも可
※使用技能:暴力、気合い

で結局何すりゃいいんだ? ぶっこめばいいのか?

てかさ、車でぶっこむって話? マジでいいって思ったわ
だからよ、ソコらでちょっと拾ってくっから、車でぶっこんでみね?
…動かない? 何言ってんだ、車だろ? …なら投げるもんだろ

で車をバコーンってぶっこんだら、そのままオレの技で中の奴を適当にバコーンってぶっ飛ばすわけよ
後はぶっ飛ばした奴の頭ガーッてやって…

カネ、出せ

…コレでもう決まりよ
…抵抗してきたら? そん時はもう一発ぶっこむだけだぜ
殺んない程度に…あーあーもちろんわーかってるって、ちゃんと加減はすっから
つーわけで死ねオラァァァァ!!

…なーんか忘れてるような…まいっか


万象・穹
コテコテの銀行強盗……悪魔たちの感性って本当に分からないわね。
とりあえず、前もって計画しておいたものを実行に移しましょう。

車に乗って銀行の入り口に突撃よ。あらかじめオーラ防御で車が壊れないようにしておくわ。
その後車から降りて刀で脅迫。

「お金を全部車の中に詰め込みなさい」

襲いかかってくるようだったら、敵の魔法を『神威羽の波濤』による認識阻害(催眠術)で『見切り』回避しながら、【光芒閃】で周囲のグレーターデビルを制圧しましょう。

「聞こえなかったの。お金を詰め込みなさい。二度目はないわ」

詰め込み終わったら、そのまま車を運転して逃走。
……うまくいけば良いんだけど。

(アドリブ等歓迎)



「で、結局何すりゃいいんだ? ぶっこめばいいのか?」
「コテコテの銀行強盗がいいらしいわよ……悪魔たちの感性って本当に分からないわね」

 デンジャラス銀行から数十m程度、その建物を視界に納める事の出来る場所に、無躯と穹の姿があった。

「てかさ、車でぶっこむって話? マジでいいって思ったわ。だからよ、ソコらでちょっと拾ってくっから、車でぶっこんでみね?」
「ありがとう。でも、その辺で拾っても動かせないわよ。ちゃんと用意して……」
「あ? ……動かせない? 何言ってんだ、車だろ? ……なら投げるもんだろ」
「もらった奴があるからって……ちょっと!」

 車で突撃すると言う計画は共通のようだが、どうにも話が噛み合わない。穹がレバレッジに用意してもらった車があると伝える前に、無躯は銀行の方へ近づいていく。そして、銀行の側に停めてあった車をえいやと持ち上げると、彼はそれを銀行の入り口に向かってバコーン! とぶん投げたではないか!

「おりゃあああああ!!!」
「……車を使うって、そういう意味では無いのだけど……まあいいわ」

 無躯の暴挙に穹の思考が一瞬停止するも、彼女は気を取り直して車に乗る。そして、車がぶつかって開いた大穴から突撃した。ちなみに無躯はその間に、真っ先に銀行の中へと入っていっていた。

「なっなんだ! 銀行強盗か!」
「その通りだぜ! このクソゴミ野郎!! オラッ、カネ、出せ!」

 銀行に侵入した無躯は、手近な銀行員のグレーターデビルをぶっ飛ばすと、更に飛びかかって頭をガーッとやってカネを出すように脅す。そんなところで、ズタボロの入り口を突き破って、穹の乗る車も現れた。

「銀行強盗よ! お金を全部車の中に詰め込みなさい」

 『神刀・光満ツ凪』を抜いた彼女は、グレーターデビルを脅しつける。だが、あまりのことに彼らの頭が追いついていないようで、グレーターデビル達は硬直したままだ。その様子を見て、穹は『光芒閃』で銀行のカウンターを斬断し、再度脅迫を行う。

「聞こえなかったの。お金を詰め込みなさい。二度目はないわ」
「さっさとしろ! 死にてぇかオラァァァァ!!」

 ここに至って、二人の斬新かつとんでもなくワルい銀行強盗の様子に感動したグレーターデビル達は、言われたとおりに穹の乗ってきた車へとDを詰め始めた。銀行強盗は大成功だ!

「そういえば……なーんか忘れてるような……」
「……覆面を付けるっていう話はどうしたの?」
「あーアレか。……まいっか」

 覆面があった方が銀行強盗っぽさがあったが、問題なく成功した以上、それは些細な問題であろう。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

バルタン・ノーヴェ
POW アドリブ連携歓迎!

OK、パーティの始まりデスネー!
顔を隠すアドバイスを受けてマシタゆえ、どこかで調達した能面をつけて、レッツゴー!

突入時の入り口破壊活動は他の方に任せて、突入後から参りマース!
行内でガトリングを威嚇乱射!
パニックになっている隙に金庫を開けに行きマース!
それではスマートに解錠を……。(数秒停止)

「六式武装展開、煙の番!」
いかなるロックもドアごと破壊すれば一発デスネー! HAHAHA!
中のDをゴミ袋やタッパーに詰めて、脱出デスネー!
他の方の用意した足に便乗できればグッド!
お先に失礼するであります! と、置き土産にグレネードランチャーを一発贈ってオサラバであります!


フカヒレ・フォルネウス
やはり銀行強盗ですか。いつ実行しますか?
今ですね、僕も同行しましょう。
ワルを成すことは構いませんが、部下のDで私腹を肥やす支配人は許せません。
独占するな散財しろ経済を回せこの野郎っ!

コホン。さて、強盗計画は冷静に取りかからせていただきます。
ポジション、は特攻班ですかね?
UCを使用して入口を焼き払い、中にいる銀行員たちを温めてあげましょう。
あなたたちが氷属性の魔獣を召喚することは調査済みです。
氷には炎が効果的ですからね。
逃げる者に火の吐息を、抵抗する者に合体した炎の鮫嵐を浴びせて、人質にします。

適量のDをかき集めたら撤収です。
ここでのワルは控えめとしましょう。
支配人を始末するために温存ですね。


リーゼロッテ・ローデンヴァルト
※アドリブ絡み連携大歓迎
※顔見知りのバルタンさん(f30809)は『バルたん』呼び

ヒャッハーっ♪
王道は久しぶりでキモチイイねぇ♡
普段は自重か戦場かで両極端だしさー

ん、飛び入り参加した理由?
『近くに停めてある逃走用の車』役がやりたかったの

用意した【N.S.I.】の社名・ロゴ付き大型トラック、
実は愛用キャバリア『ナインス・ライン』が
背中の【プライマル】で六輪車に偽装変形したモノさ

当然ナンバーはデビキン世界でパk…ふふっ♡
後、社名云々は実家への細やかな嫌がらせ♪

5倍の移動力を以て追手や幼稚園バスを飛び越えたり
煽り運転(射程半減)で追手をビビらせたいっ
スピード自体は程々だけど…皆、落ちないようにねー♪



「ワルを成すことは構いませんが、私腹を肥やす支配人は許せません。独占するな散財しろ経済を回せこの野郎っ!」

 銀行強盗に当たって、新たな猟兵が参戦だ。Dを溜め込む方針の新支配人は許容出来ないと、フカヒレ・フォルネウス(鮫の悪魔の四天王・f31596)も特攻班に名乗りを上げた。

「コホン。そのためにはやはり銀行強盗ですね。いつ実行しますか? 今ですね、僕も同行しましょう」
「OK、パーティの始まりデスネー!」

 実行に当たっては冷静に取り組むフカヒレは、顔を隠すための能面を装備したバルタンと共に、無残に破壊された入り口からデンジャラス銀行に突入していった。

「我々は銀行強盗でありマース!」
「溜め込んだDは僕たちが回収して、市場に回してあげましょう」

 バルタンはサイボーグの身体から展開したガトリングガンを乱射するも、二度目の襲撃とあって銀行員のグレーターデビル達は即座に反撃行動に移る。彼らは『エンチャント・アイス・ジャイアントビースト』で召喚した超大型魔銃を前衛に、その後ろから光と闇の魔法で攻撃してきた。

「あなたたちが氷属性の魔獣を召喚することは調査済みです。これで温めてあげましょう……出でよ炎の鮫嵐!」

 それに対し、フカヒレは『焔白鮫』を発動する。それによって生み出された80もの焔の身体を持つ鮫たちは、火を吐いて魔獣を蹂躙していく。

「金庫を開けに行きマース! それではスマートに解錠を……」

 銀行員とフカヒレが戦っている間に、バルタンは奥に見える金庫へ突撃、解錠を試みる。しかし……流石に銀行の金庫だ。鍵開けの技能も持たないバルタンには、手に負えるようなものでは無かった。

「六式武装展開、煙の番! いかなるロックもドアごと破壊すれば一発デスネー! HAHAHA!」

 それを誤魔化すように、バルタンはユーベルコードを発動、パイルバンカーで金庫の扉をぶち破った。運が良いのか狙ったことなのか、同時に発生させた煙幕が逃げるための目眩ましになりそうだ。

「それでは、Dを回収して撤退しましょう」
「脱出デスネー! お先に失礼するであります!」

 二人はDをかき集めて紙袋やらタッパーやらに詰めると、すぐに逃走を開始する。バルタンはズドンとグレネードランチャーを発射し、フカヒレも後方のグレーターデビル達へ焔白鮫を突っ込ませる。追撃妨害の置き土産だ。

「ここでのワルはこのくらいとしましょう。……支配人を始末するために温存ですね」


 そうして銀行を後にした二人の前に、『N.S.I.』の社名・ロゴ付き大型トラックが目に入る。そこに乗っていたのは、リーゼロッテ・ローデンヴァルト(リリー先生って呼んでよ・f30386)であった。

「バルたーん! 逃げるための足は用意してるよ。さあ、早く乗ってね」
「リーゼロッテ殿!  ありがとうデース!」
「知り合いですか? 逃走用の車というのも、また常道ですね」

 わざわざリーゼロッテが飛び入り参加したのは、『近くに停めてある逃走用の車』役がやりたかったため。その任を十全に果すべく、トラックは急発進して道路を爆走する。

「ヒャッハーっ♪ 王道は久しぶりでキモチイイねぇ♡ 普段は自重か戦場かで両極端だしさー」

 ストレス発散も兼ねて、リーゼロッテはアクセルを踏む。ちなみにわざわざ社名付きなのは、実家へのささやかな嫌がらせだ。とはいえ、デビルキングワールドで悪事をするのに使うのは、この世界限定ではあるが、逆に評判を上げることに繋がるかも知れない。ちなみに、ナンバーはその辺の車からパクったものが付いている。

「まてー! そのDを返せ!」

 そんなトラックの背後より、『シャイニング・ダーク・スペル』で飛翔する二体のグレーターデビルが追い縋ってきた。最後の置き土産のおかげか、追走出来たのはこの二体だけのようだ。

「これはただのトラックじゃないんだよね……『ナインス・ライン』!」

 リーゼロッテの指示を受けて、トラックの一部が変型したかと思うと、大型対物ライフルとビームマシンガンが出現し、グレーターデビルへと攻撃を開始した。何を隠そうこのトラックは、彼女のキャバリアであるナインス・ラインが『DA-00:PRIMAL』で偽装変形したものである。そのため、キャバリアの武装も使用可能なのだ。

「皆、落ちないようにねー♪」

 リーゼロッテはプライマルで六輪車の性能を変化させつつ、グレーターデビルを翻弄して逃げ切るのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

ワルルーナ・ティアーメル
行員共の相手が必要というなら任せるがいい
あ、さっき店主からもらった紙袋に目を出す穴を開けて、頭に被っておくぞ

「普通の」強盗と思いのこのこ集まってきた行員共へ竜の翼と竜の首を広げ威圧しつつUC!

我が魔王軍第4の軍勢所属の、安眠寝具に変化できるスライムメイドさんを差し向けて眠らせ、そうやって無力化した行員を人質にしたり、残りの連中に「真面目に仕事なんかしないでサボってメイドさんと惰眠を貪り日頃の疲れを癒さぬか?」という誘惑を掛けるぞ

奴らをその精神から屈服させ、奴ら自身の手で金を提出させてやろうではないか
さあ、惰眠を貪りたい奴から前に出るがよい!

※アドリブ他歓迎、囮とかも歓迎です



「行員共の相手が必要というなら、この我に任せるがいい!」

 堂々とした様子で、ワルルーナは銀行へと突入する。彼女はその頭に先ほどの飲食店で店主にもらった紙袋に穴を開けて被っているのだが……いかんせんラスボスである彼女は、顔以外に特長が多い。多頭多翼の竜の体躯で、誰かなどモロバレである。まあ、こういうのは雰囲気が大事なのだ。

「また銀行強盗か!」
「今度こそやっつけてやる!」

 先ほど手痛く猟兵にやられた銀行員のグレーターデビル達は、今度こそ返り討ちにしてやると、魔獣を召喚して戦闘態勢を取る。そんなグレーターデビル達を、ワルルーナは竜の翼と竜の首を広げ威厳たっぷりに見回しながら、ユーベルコードを発動した。

「くくく……愚かなる悪魔共よ、この者たちの腕に抱かれて眠るがいい!」

 それによって呼び出された魔王軍第4の軍勢所属の『夢界からの物体X』、安眠寝具に変化できるスライムメイドさん達は、グレーターデビル達へと向かっていく。

「どうだ? 真面目に仕事なんかしないでサボってメイドさんと惰眠を貪り日頃の疲れを癒さぬか? 惰眠を貪りたい奴から前に出るがよい!」

 ワルルーナの誘惑に負けて、大半のグレーターデビルはメイドさんによって眠らされていく。

「おい、そこの貴様! さっさと金を詰めるのだ! そうしなければ……くくく、こいつがどうなっても知らないぞ」

 更にワルルーナは眠ったグレーターデビルを人質に取り、睡眠を免れた銀行員に自ら金を提出させる。なんたるワルさであろうか!

「さて……このくらいで十分か。それでは、このDは貰っていくぞ!」

 眠ったグレーターデビル達をその場に残し、ワルルーナは悠々とデンジャラス銀行を後にするのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​




第3章 ボス戦 『魔界大帝グレートデンジャラスロード』

POW   :    君臨せし魔界大帝
【自身が支配する国の住民】が自身の元へ多く集まるほど、自身と[自身が支配する国の住民]の能力が強化される。さらに意思を統一するほど強化。
SPD   :    虐殺斧槍『ジェノサイドキラー』
装備中のアイテム「【ジェノサイドキラー】」の効果・威力・射程を3倍に増幅する。
WIZ   :    我こそは最凶のデビルキングなり!
敵より【デビルキング法に従った行動をしている】場合、敵に対する命中率・回避率・ダメージが3倍になる。
👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠夢幻・天魔です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


「……我がカタストロフ儀式魔術のためのDが! 許さん……許さんぞ猟兵共!!!」

 入り口は無残に破壊され、金庫には大穴が開き、蓄えていたDのほぼ全て全てが奪われた。そんなデンジャラス銀行の惨状に、『魔界大帝グレートデンジャラスロード』は激昂する。

「皆殺しにしてくれる! そして、我がDを取り戻すのだ!」

 激怒したオブリビオンは、猟兵の後を追う。そのスピードは凄まじく、例え車であっても逃げ切るのは不可能だろう。Dを持ち帰るには、グレートデンジャラスロードを撃破するほかに道はない。もっとも、元々オブリビオン退治は猟兵の役目である。

 猟兵達よ! 追いかけてくるグレートデンジャラスロードを撃破し、銀行強盗を完遂するのだ!

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●戦場はデビルキングワールドの道路上です。道沿いに集まった銀行強盗のワルさを賞賛する悪魔達を観客として、追いついてきたグレートデンジャラスロードと戦闘になります。
●『君臨せし魔界大帝』の効果は、銀行員達が眠らされているためかなり微少です。
●2章の銀行強盗がとってもワルかったので、『我こそは最凶のデビルキングなり!』の効果は発動しません。
●周囲の悪魔達は上手くやれば戦闘に巻き込めますが、そんなことをしなくても普通に勝てると思います。
●無いとは思いますが、ここであまりにも善行を行うと、観客の悪魔がグレートデンジャラスロードの味方をしたり、グレートデンジャラスロードのユーベルコードが条件を満たして発動、強化される場合があります。
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万象・穹
アナタはお金が欲しい。そして私もお金が欲しい。
銀行強盗に強盗を行うなんてナンセンスというやつだと思うのだけど。

とりあえず集まっている悪魔たちに確認を取っておきましょう。

「そこの一般観客悪魔のアナタ(刀を突きつけて)。確認したいのだけど、この状況はどっちがより悪者なのかしら。返答は考えて行いなさい、どっちが悪者か、単純な二択よ」

……傷つけるつもりはないけど、一応念の為に魔界大帝に周辺の悪魔が集まらないように牽制しておくわ。
相手からの攻撃は『見切り・オーラ防御』、【光芒閃】で閃光の如き斬撃をお見舞いしてみましょう。

……それにしても、オブリビオン並のワルって思われてるのもちょっと考えものよね。



「銀行強盗め! 待てええええい!!」
「……どうやら来たみたいね」

 道路を爆走するグレートデンジャラスロードの姿をバックミラーに収め、穹は車を停める。このオブリビオンの撃破も任務の内だ。流石に車を運転しながらでは、全力を出すことは出来ない。

「さあ、さっさとそのDを寄越せ!」
「残念だけど、お断りよ。アナタはお金が欲しい。そして私もお金が欲しい。銀行強盗に強盗を行うなんてナンセンスというやつだと思うのだけど?」
「何を言っている! それは我のDではないか!」

 穹の態度が火に油を注ぎ、グレートデンジャラスロードの怒りは怒髪天を衝くかの如くだ。だが、そんな様子は、果たして悪者と言えるだろうか?

「ここは一つ確認しておきましょうか。そこのアナタ、この状況はどっちがより悪者なのかしら? 返答は考えて行いなさい、どっちが悪者か、単純な二択よ」
「それはもちろん、銀行強盗の嬢ちゃん達に決まってるよ! Dを奪われて怒って追いかけるなんて、情けないもんだね」

 刀を突きつけられては、一般観客悪魔の答えは決まっている。とはいえ、それを抜きにして客観的に考えても、ワルさならば猟兵達が上であることは間違いないだろう。

「この我を侮辱するか! バラバラに引き裂いてくれる!」

 ワルさでも劣ると言われ、とうとうグレートデンジャラスロードが襲い掛かってきた。しかし、そのハルバードの技はどこか精細を欠き、穹に簡単に見切られてしまっている。

「魔界大帝って言っても、部下からの尊敬も何も無くなればこんなものなのね……消えなさい」
「ぬおおおおおお!!!」

 蓄えたDを奪われるような銀行の支配人に、銀行員も付き合っては居られないだろう。配下を失いユーベルコードの力が減衰したグレートデンジャラスロードは、穹の放った『光芒閃』によって切り刻まれるのであった。

「……それにしても、オブリビオン並のワルって思われてるのもちょっと考えものよね」

 この世界に限ってはそれは賞賛であるはずだが、他世界の常識ではそうはならない。穹としても、ちょっと複雑な心境だ。

大成功 🔵​🔵​🔵​

荒散屋・無躯
※連携改変大歓迎
※使用技能:暴力

やっと今日のケンカ相手が来たか…遅ぇんだよ

で、戦いだが…ボス野郎が呼んだツレの数が少ねぇみてぇだが、邪魔なんでグーパンでぶっ飛ばしとく
なんならボス野郎をぶっ飛ばす武器にでもするわ

…巻き込んで、何か文句でもあんのか?
どんな所だろうが、オレが立てばソコは地獄の宴会場
何もしねぇでいるだけなんて、許すと思ってんのかコラ

んで、オレの技で…金を掴んで、ボス野郎の口にぶっこんでやるぜ

…いや金、返してほしいんだろ?
だから返してやるよ、ありったけの金を、テメェの口ん中によ
胸倉掴んで、獲ってきたもん全部返してやるってんだよ

しかし金返すなんて、オレも随分丸くなっちまったなぁ…
なあ?



「やっと今日のケンカ相手が来たか……遅ぇんだよ」

 体勢を立て直したグレートデンジャラスロードの次なる相手は、無躯であった。戦いを待ちに待っていた彼は、指をポキポキと鳴らして準備万端の様子だ。

「ケンカだと? これから行われるのは、ただの殺戮だ!」

 グレートデンジャラスロードは、ちょうど追いついてきたグレーターデビルを背後に従え、そのユーベルコードを発動させる。

「随分とツレの数が少ねぇみてぇじゃねぇか。それで魔界大帝を名乗るなんて笑わせてくれるぜ」

 そう。『君臨せし魔界大帝』は配下が多ければ多いほど、配下含めて強化されるというユーベルコードだ。たったそれだけの配下であれば、強化の度合いなど知れている。

「とりあえずコレでも食らえ!」
「え、ちょっ! ぎゃああああ!!!」

 無躯はその辺に居たグレーターデビルをひっつかむと、彼を武器のように利用してグレートデンジャラスロードへと攻撃を始めた。武器にされたグレーターデビルとしてはたまったものでは無い。

「ああん? ……巻き込んで、何か文句でもあんのか? どんな所だろうが、オレが立てばソコは地獄の宴会場だ! 何もしねぇでいるだけなんて、許すと思ってんのかコラァ!」
「ぐぬぬぬぬぬ……」

 白目を剥いて気絶するグレーターデビルを武器に、無躯はグレートデンジャラスロードを圧倒する。そして、グレーターデビルをぶん投げることで、敵のハルバードを弾き飛ばした。

「コレでも食らえ!」
「もっ、もがむぐ!?」

 続いて無躯はDを掴むと、グレートデンジャラスロードの口の中へとぶち込んだ。

「……いや金、返してほしいんだろ? だから返してやるよ、ありったけの金を、テメェの口ん中によ。胸倉掴んで、獲ってきたもん全部返してやるってんだよ!」

 最早戦況は無躯の独壇場だ。Dを口の中に突っ込まれたグレートデンジャラスロードには、威厳もへったくれも無い。

「しかし金返すなんて、オレも随分丸くなっちまったなぁ……なあ?」

 そうして無躯は、存分にグレートデンジャラスロードを蹂躙したのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

フカヒレ・フォルネウス
【アドリブ絡み連携等 大歓迎】
心情:フカヒレは激怒した。客の預金を使い込むのはワルだ、構わない。
しかし、私腹を肥やす支配人と財産を根こそぎ持ち逃げした両親が類似していると感じたのだ。八つ当たりの私怨である。
その想いを胸に秘め、冷静に叩きのめす策を考えていた。

やれやれ。強盗に立ち向かうとは、なんとも良い子ではありませんか!
この鮫の悪魔フカヒレが直々に相手になってあげましょう!
嘘ですが。行け、鎖鮫!
はっはっは。デビルキング法に反して、真面目に職務を全うしようとしている貴方では、鮫の牙から逃れられるものではありませんよ?
そのまま路上に転がって、ほぞを噛まれるとよいでしょう。
鮫の餌になるがよい!



「ぐぬぬぬ……猟兵共め、絶対に許さぬぞ!」

 良いように猟兵にやられたグレートデンジャラスロードは、憤怒の形相で立ち上がった。ここまでボコボコにやられているが、どうやら体力は結構高いようだ。

「やれやれ。強盗に立ち向かうとは、なんとも良い子ではありませんか! この鮫の悪魔フカヒレが直々に相手になってあげましょう!」

 対して今度の相手となる猟兵は、フカヒレだ。実は彼の心の中も、グレートデンジャラスロードに負けず劣らず怒りが渦巻いていた。なぜなら、彼は私腹を肥やす支配人と、財産を根こそぎ持ち逃げした両親が類似していると感じたのだ。完全に八つ当たりである。

「……まあ、嘘ですが。行け、『鎖鮫』!」
「自分で戦わぬのか! 卑怯者め!」

 激怒しつつもそれを顔に出さず、冷静に策を練っていたフカヒレはユーベルコードを発動させる。嘘もまたワルさである。

「はっはっは。デビルキング法に反して、真面目に職務を全うしようとしている貴方では、鮫の牙から逃れられるものではありませんよ?」
「ぐっ……この程度……!」

 銀行強盗に騙し討ちと悪事を重ねるフカヒレに対し、自分の金を取り戻そうと真面目に戦おうとしたグレートデンジャラスロードでは、どちらがワルいかなど自明の理である。これでは、敵のユーベルコードが発動出来るはずも無い。

「そのまま路上に転がって、ほぞを噛まれるとよいでしょう……鮫の餌になるがよい!」

 哀れグレートデンジャラスロードは、無数の鎖鮫に縛られ、噛み付かれ、ズタズタにされたのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

神崎・ナオ
1D無しになった銀行支配人を更に衆目の面前でぶちのめすっ!
ふははは~、これぞ魔王の所業なり~ってね!
(無防備に観衆へと手を振りながら)
こんなと~ってもワルワルの魔王の配下になりたい子!
我こそはという同志を待ってるからね~!

(そ~んな隙だらけの所とか、そうじゃない場面でも、治水蝙蝠がこっそりオーラ防御しつつ敵が攻撃してきた所で、カウンター気味に魔王軍の皆さんがナオに気付かれない様に超高速かつ大威力の一撃を放ちます)
ん? 支配人吹っ飛んだ?
ふははは~、まぁ、悪くて強い魔王様である私のオーラに耐えきれなかったみたいだね!
(自分の力の影響だと思ってキメポーズのドヤ魔王ムーブで大見得を切ったりします)



「1D無しになった銀行支配人を、更に衆目の面前でぶちのめすっ! ふははは~、これぞ魔王の所業なり~ってね!」

 猟兵達のサンドバックの如くやられているグレートデンジャラスロードを、ナオは更に痛めつけようとその前に立つ。

「こんなと~ってもワルワルの魔王の配下になりたい子! 我こそはという同志を待ってるからね~!」

 ナオは戦闘中であるというのに、観客達に無防備に手を振って勧誘しているではないか。その隙だらけの様子に、グレートデンジャラスロードは怒りを再燃させて襲いかかって来る。

「この……我を愚弄するか! 殺してや……グハッ!?」

 しかし、グレートデンジャラスロードの振るったハルバードは『治水蝙蝠』の貼った障壁に防がれた。更には周囲に隠れていた魔王軍が放った魔法がカウンター気味に直撃! 彼は思いっきり吹っ飛ばされた。

「ん? 支配人吹っ飛んだ?」

 余所見をしている間に、いきなり敵が吹っ飛んだことに驚くナオであったが、彼女はすぐに自分に都合の良いように解釈したようだ。

「ふははは~、まぁ、悪くて強い魔王様である私のオーラに耐えきれなかったみたいだね!」
「貴様如き小娘に何が……ゴハァ!?」

 これも自分の力によるものと、ナオは上機嫌でキメポーズを取りながら、ドヤ魔王ムーブで大見得を切っている。周囲に隠れ潜む魔王軍の皆さんは、その愛らしいナオの様子を愛でつつ、余計なことを言おうとしたグレートデンジャラスロードをその度に吹っ飛ばすのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

ワルルーナ・ティアーメル
ほう、そうか
どうしてもDが欲しいというのなら「くれてやっても」良いぞ?
さあどうする?土下座して頼み込む?
まあ土下座してもくれてやる気はないのだがな!

UC【無尽の堕天竜魔王】!
奴に我が親衛隊を嗾けるぞ、ゆくがよい!

まあ一撃で「うわーだめだー」と消えてしまうのだが
時間稼ぎぐらいはできる筈
そしてそこへ肉体改造で竜の首を増やしての、ブレス攻撃を……
……どうした親衛隊?何?自分達も巻き込まれる?
ふむふむなるほど……それで?

言ったであろう。「逝くがよい」と。
大体貴様らどうせすぐ壊滅するし、代わりも居る
(そもそも我の分裂体だし)

という訳で
貴様らの犠牲は多分無駄にせぬぞー(棒)
竜の首からブレス一斉放射である!



「この我を虚仮にしおって……さっさと奪ったDを返すのだ!」

 散々猟兵達にやられていても、グレートデンジャラスロードはまだまだしぶとくDを奪い返そうとハルバードを構えている。それに相対するのはワルルーナだ。彼女は上から目線で、目の前のオブリビオンに言葉を投げかける。

「ほう、そうか……どうしてもDが欲しいというのなら「くれてやっても」良いぞ? さあどうする? 土下座して頼み込むか?」
「馬鹿にしおって……這いつくばるのは貴様の方だ!」

 格下として扱われて激怒したグレートデンジャラスロードは、遂に彼女へ向けて襲い掛かってきた。それに対して、ワルルーナはユーベルコードで迎撃する。

「はっはっは! まあ土下座してもくれてやる気はないのだがな! 行け! 我が親衛隊よ!」
「こんな雑魚共に、この我が負けるものか!」

 そうして現れるのは、300を超える数のちびワルルーナ軍団であった。数が多い分、一撃で「うわーだめだー」と消えてしまう程度の戦力であるが、時間稼ぎには申し分ない。そしてグレートデンジャラスロードはといえば、ワルルーナの目的が時間稼ぎとも知らず、ワルルーナ軍団を蹂躙して調子に乗っていた。

「さて、それでは今のうちに竜の首を増やして……。ん? どうした親衛隊? 何? 自分達も巻き込まれる? ふむふむなるほど……それで?」

 多頭竜の首からのブレスの体勢を取ったワルルーナに、ワルルーナ軍団は巻き添えを懸念して上申する。しかし、彼らの魔王の態度はつれないものであった。

「言ったであろう。「逝くがよい」と。大体貴様らどうせすぐ壊滅するし、代わりも居る」

 そもそもワルルーナ軍団は彼女の分裂体である。使い捨てにしたところで、何ら問題は無いし、魔王の所業としてはふさわしいものであろう。

「という訳で……貴様らの犠牲は多分無駄にせぬぞー」
「ぐっ、貴様……! それが本命か!」

 そんなことを棒読みで言いながら、ワルルーナは竜の首からブレス一斉放射する。そして、グレートデンジャラスロードは巻き込まれたワルルーナ軍団ごと、その吐息の餌食となったのである。

大成功 🔵​🔵​🔵​

バルタン・ノーヴェ
リリー先生(f30386)と同行デース!
POW アドリブ連携歓迎!

HAHAHA! 来マシタネ、GDL!(グレートデンジャラスロード)
アナタがエブリワンのDを守ろうとする正義感は理解しマース!
しかし、これはもはやワタシたちのモノデース! 渡す訳にはいきマセンネー!

リリー先生のアクションに合わせて、《フルバースト・マキシマム》!
GDLだけでなく、沿道の観客たちを巻き込んでフルファイアしマース!
無関係な方々を巻き込むのは心苦しいデスガ、これもワルのためデース。HAHAHA!

お? オー! キャバリアから飛び出して本体での突撃!
以前ワタシが行った突撃特攻の如しデスネ、リリー先生! ナイスガッツデース!


リーゼロッテ・ローデンヴァルト
【POW】
※バルたん(f30809)と共闘
※アドリブ絡み連携大歓迎
※愛機『ナインス・ライン』に途中まで搭乗

自称支配人のお出まし?
でも残念、コイツは豪遊に使うよ♪

トラック荷台を分離したら
愛機を本来の姿へ復元、即GDLに両手銃器連射
ヒャッハー、踊れぇっ♪

お、バルたんも合わせて来た?
いいよいいよ、この際過激にヤッちゃえー♪
アタシも躊躇せずにっ

でも実はコレ【だまし討ち】
本命はコイツ♡

コクピット内で『アギト』『イリュージョニスタ』着装
ハッチ展開と同時に【ヴァンガード・クロノス】発動
愛機に弾幕展開させつつ飛び出し串刺しっ

ん、コレ?バルたんのパイル突撃のマネ♪…どう?
※『死ぬ気で働けば国は栄える?』3章より



「ぐぐぐ……魔界大帝である我が、こんな所でやられるものか! そのDを返すのだ!」

 猟兵達にボッコボコにやられたグレートデンジャラスロードであるが、まだなんとか立ち上がった。鎧はベコベコ、全身傷だらけの満身創痍であっても闘志を失わない姿は、その魔界大帝の名に恥じないものである。もっとも、だからといってここからの逆転は、猟兵達が許さない。

「HAHAHA! 来マシタネ、GDL! アナタがエブリワンのDを守ろうとする正義感は理解しマース! しかし、これはもはやワタシたちのモノデース! 渡す訳にはいきマセンネー!」
「ようやく自称支配人のお出まし? でも残念、コイツはアタシたちが豪遊に使うよ♪」

 返せと言われて、返すなどワルくない。当然ながら猟兵達の答えは否である。更に奪い返そうというのは正義の行為との指摘に、グレートデンジャラスロードはその顔を歪める。ワルさで負ければ、彼は本領を発揮出来ないからだ。しかし、それでもグレートデンジャラスロードは諦めること無く、ハルバードを手に二人へと襲いかかってくる。

「いくよ! 『ナインス・ライン』」
「『フルバースト・マキシマム』! フルファイアデース!」

 リーゼロッテは愛機をトラックから本来の姿へ戻すと、両手の重火器を連射する。それに並んだバルタンも、ユーベルコードを使用して全武装の一斉射撃をお見舞いだ!

「無関係な方々を巻き込むのは心苦しいデスガ、これもワルのためデース。HAHAHA!」
「いいよいいよ、この際過激にヤッちゃえー♪ ヒャッハー、踊れぇっ♪」

 二人の攻撃はグレートデンジャラスロードだけでなく、観客の悪魔をも巻き込んでいた。口だけはそれを気にするバルタンも、リーゼロッテに唆されて楽しげに乱射を続ける。そしてリーゼロッテはと言えば、むしろわざと観客を狙っているのでは無いかという具合だ。悪魔達がそう簡単には死なないからと言って、二人とも悪事をやりたい放題やっている。

「ぐぬううううう!! だが……密度はそこまででも無い……!」

 銃火の雨に晒されつつも、グレートデンジャラスロードは前進を続けていた。しかし、猟兵の策はまだこれからだ。

「準備はオッケーだね♪ ハッチ展開……いくよ!」
「何ィ!!!」

 コクピット内でパワードスーツ『イリュージョニスタ』を着装していたリーゼロッテは、ハッチを開けると一気に敵ヘ向けて突撃する。そして彼女の両刃剣『アギト』がグレートデンジャラスロードを串刺しにした。この『Op.NULL:VANGUARD CRONUS』による騙し討ちが、彼女の秘策だったのだ!

「お? オー! キャバリアから飛び出して本体での突撃!」
「ふふっ♪……本命はコイツ♡ バルたんのパイル突撃のマネ♪ ……どう?」
「アノ時行った突撃特攻の如しデスネ、リリー先生! ナイスガッツデース」

 それは、いつかのバルタンが行った戦術を模倣したものだったのだ。リーゼロッテの華麗な一撃にバルタンが歓声を上げる中、遂にそれを受けたグレートデンジャラスロードはようやく力尽きたようだ。

「ぐああああああ!!! 馬鹿な……この我が……! 猟兵如きに……!」

 こうして猟兵達の活躍によってオブリビオンの支店長は討伐され、銀行は元の姿を取り戻した。支店長にはレバレッジ・ロスカットが再任し、今後はまた以前のように健全な強奪によりDを集め、そのDはデビル株によって失われることだろう。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2021年03月19日


挿絵イラスト