6
コスプレはどこから来るの?

#グリードオーシャン #戦後 #メガリス

タグの編集

 現在は作者のみ編集可能です。
 🔒公式タグは編集できません。

🔒
#グリードオーシャン
🔒
#戦後
🔒
#メガリス


0




●あなたにお似合いの衣装を
 猟兵と終の王笏との決戦地となった終の王笏島。カルロス・グリードが倒れた結果そこは主なき島となり果てたが、そこにすぐさま群がる者たちがいた。
「さぁ~て、持ち主がいなくなっちゃったんならこれはもう見つけた人のものよね。お誂え向きにいいメガリスがあるじゃない!」
「メガリス! メガリス!」
 槍を持った女が一枚の大きな姿見を手に取る。それに合わせ、背後に侍っていた無数の少女達が一斉に歓喜の声を上げた。
「それじゃ早速試してみようかしら。連れてきなさい!」
 その声を受け、後方から少女に引きずられ屈強な男たち……彼女たちの奴隷として使われている一般人の海賊たちが連れてこられた。
 女が姿身を構え、男の一人がその前に突き出される。すると姿見が光を放ち、男の姿を飲み込んだ。そして光が収まった時。
「あははははは! 似合う! 似合うわよあんた!」
 男はフリフリのエプロンと丈の短いスカートの、メイド服姿となっていた。

●似合うの基準は人それぞれ
「皆さん、羅針盤戦争お疲れ様でした……」
 アレクサンドラ・ヒュンディン(狗孤鈍狼・f25572)が集まった猟兵たちに挨拶する。だが、ここはまたしても鉄甲船『黍団号』の上。ここに集められたということは、グリードオーシャンでの冒険はまだまだ終わらないということだ。
「知っての通り、『王笏』カルロス・グリードの武器は『メガリス』でした。そのメガリスはどこに貯蔵されていたかと言うと、彼の本拠地である『終の王笏島』です。この度そこへメガリスを奪取しに行こうという話が出たのですが、どうやらすでにここに目を付けたコンキスタドールも大勢いたようで……」
 猟兵の活躍により七大海嘯は全て倒れた。それ自体は喜ばしい事なのだが、強力な統治者がいなくなったことで配下の海賊たちが統制を失い、好き勝手に彼らの遺産を食い荒らし始めたという。
「今回皆さんに取ってきていただきたいメガリスも、既にコンキスタドールの手に落ちています。ですので、皆さんにはそれを撃退しメガリスを奪還していただきます。取ってきていただくメガリスは『着せ替え人形の鏡』という大きな姿見です。これは映した相手を似合う衣装に変え、その衣装に見合った力を与えるというもの……物凄くざっくり言えば、防具を用意する必要のない『オール・ワークス!』みたいなものです」
 パーラーメイドの基本的なユーベルコードだが、問答無用で技能を100レベルまで上げるため使いどころを見極めればかなり有用な使い方もできる技だ。技自体のカスタマイズ性に難がある点も、元より改造の難しいメガリスに組み込んでしまえば関係ない。
「これを持っているのは『貶める者』率いるコンキスタドールの一団です。彼女たちはこのメガリスを使い、配下の一般人な男性海賊さんたちをメイド服やセクシー水着に変え、強化された技能で奉仕させているそうで……」
 それはひどい……いやちょっと待てお前さっき『似合う衣装』って言ってなかったか。
「似合うの基準はかなり幅広く、ミスマッチ感が醸し出す面白さや色気、一部の人に対するツボも『似合う』と見なされるようです。ともかく、まずは奉仕させられている海賊さんたちを助けてあげてください。彼らは無理矢理従わされてはいますが、強化された奉仕術や誘惑術で足止めをかけてきます。殺さないようにどうにか無力させてください」
 基本的に一般人だが、一つの技能だけは猟兵にも通じるレベルに高まっている。その点だけは注意が必要だろう。
「彼らを凌いだら、『『女学生』のリビングデッド』という敵が襲ってきます。彼女たちはメガリスに並々ならぬ執着があるようなので、全力で妨害してきます。女学生と言いますが、見た目はもちろん彼女たちもメガリスで遊んでいたのか衣装も色々です。それに応じた技能も持っていますので、ご注意を……」
 彼女たちはコンキスタドールなため遠慮はいらない一方、それなりの実力は備えている。油断は禁物だ。
「彼女たちを蹴散らせば、最後にボスである『貶める者』との決戦です。彼女は本来の能力に加え、メガリスを使って自分の衣装を変え様々な技能を適宜使ってきます。言うなればユーベルコードを二つ同時に使えるようなもの。そこに対策が必要となるでしょう」
 使う順番も相手の自由。自分の能力に合った技能を強化したり、後出しで対応策のための技能を纏ったりなど様々な使い方が考えられる。
「彼女を倒せば、着せ替え人形の鏡を持ち帰ることができます。よろしければ……」
 そう言ってアレクサンドラは、再度終の王笏島への航路をとる。
「もしかしたらカルロスも、この鏡でコスプレして遊んでいたのかも……」
 そんな馬鹿な。カルロスの姿を知る猟兵たちは、その一言がどうしても言えないのであった。


鳴声海矢
 こんにちは、鳴声海矢です。カルロス氏の置き土産。

 第一章では男性海賊たちを解放していただきます。彼らはメイド服やバニー服など『そういう』衣装に身を包み、猟兵を妨害してこようとします。彼らは一般人ですが衣装に応じた技能は100レベルあり、猟兵にも通じるレベルです。彼らは無理矢理従わされてはいますが役目は果たそうとしますので、殺さないよう無力化するか躱してください。

 第二章では『『女学生』のリビングデッド』との集団戦。彼女たちも様々な衣装をまとい、その能力を駆使してきます。メガリスにかなりの執着があるようですが理由は不明。またリビングデッドという呼称にこだわりがあるらしく、ゾンビやデッドマンと呼ばれるのを嫌います。

 第三章では『貶める者』とのボス戦。彼女は通常のユーベルコードに加え『オール・ワークス!』による着替えと技能強化を行ってきます。つまり二回攻撃みたいなものです。また彼女は敵に変身する力もあり、変身した上で『似合う』衣装を纏っての精神攻撃も行ってきます。戦闘中にメガリスを強奪、破壊は出来ず自ら利用することもできませんが、パフォーマンス的に姿が映って着替えちゃう、というのはOKです(この場合技能は身につきません。演出のみです)。

 敵の着る防具は第一章と第二章に限り指定できます。第三章は戦闘に直接関係するため指定不可。

 シナリオクリア後は、メガリス『着せ替え人形の鏡』を持ち帰ることができます。ただし一つしかないので、持ち帰れるルールは以下の通り。

 ・持ち帰れるのは『プレイングに希望する旨を明記した、成功判定以上の第三章参加者』のみ。
 ・希望者が複数いた場合はd100を振って判定し最大値の人が入手。
 ・第一章、第二章参加者にはダイス値にそれぞれ+5(=両方参加で+10)のボーナス。
 ・所属旅団に持ち帰ることもできるが、同一旅団から複数人希望者がいても判定は個人ごと。ダイスの合算等もなし。
 ・誰が持ち帰れたかは、シナリオ完結時のリプレイに記載(該当者のリプレイが最後になるとは限りません。このためプレイング採用者以外の猟兵の名前がリプレイに乗る可能性があります)。

 以上、色々ありますが楽しんでいただければ幸いです。
 それでは、お似合いなプレイングをお待ちしております。
131




第1章 冒険 『支配された者達』

POW   :    殺さないように力づくでねじ伏せて言うことを聞かせる

SPD   :    邪魔されないように独自の情報収集を試みる

WIZ   :    心に訴えかける説得で味方につける

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


 メガリスを求め終の王笏島へと乗り込んだ猟兵たち。その猟兵を、屈強な男海賊たちが出迎える。
「ぐぅぅ……い、いらっしゃいませご主人様……くっ……!」
「こ、ここから先は通さない……ぴょん!」
 これも強要されているのか、それぞれの『衣装』にあった口調を精一杯言いながら猟兵の前に立ちはだかる男たち。ミニスカメイド服からはたっぷり(筋)肉のついた太い脚が惜しげもなく伸び、バニー服からは100センチ以上あろうかと言う胸(板)が零れ出んばかり。似合うの基準は人それぞれだが、とりあえず人目を引く見た目なのは間違いないだろう。
 だが、彼らの流す男泣きの涙が、こうして猟兵の前に立つことが彼らの本意ではないことを物語る。倒すべき真の巨悪は、あくまでこの向こうにいるのだ。
 もちろんそうであろうとも、上役に逆らえば彼らの命はない。安全な場所へ連れ去る、接敵しないような状態で躱す、申し訳が立つ程度にKOするなど彼らが黙って通したわけではないという実績程度は作ってやる必要があるだろう。
 さあ猟兵よ、彼らの生命を脅かすことなくここを突破し、コンキスタドールの元へ踏み込むのだ!
夢ヶ枝・るこる
■方針
・アド/絡◎

■行動
『メガリス』の判断基準は、良く判りませんねぇ(遠い目)。
まあ、何とかやってみましょう。

『FBS』を四肢に嵌め飛行、彼らが『そのままでは手出し出来ない程度の高度』を保って移動しますねぇ。
そして、与えられた[スキル]が『射撃系』等の方に備え【秤濤】を使用、追手や攻撃が来ない様、傷つけない程度に手加減した『重力波』で押さえましょう。
それでも追おうとする方は「解放しに来た」ことを告げれば『追うフリ』に留めてくれるでしょうかぁ?

ただ、この『姿見』は気になりますねぇ。
入手出来れば『サイズ』を気にせず服が用意出来る可能性も有りますし。
カルロスさんも、大事にされていた品かもしれません。


荒散屋・無躯
※連携改変何でも可

キモイのになった位で何泣いてんだ、バカかよ
賊やってりゃバカやってたダチが死ぬとか、もっと泣きてぇこ…
あーメンド、とりま一発ボコってケンカ始めよ

…何でケンカ? いやアレ(海賊)だろ? ならケンカ好きだろ
オレらバカはバカらしく、パーッてバカ騒ぎすりゃさ、いい感じに収まんだよ
あと、向こうのアレもアレしなきゃだろ? …ああそう、メンツな
ならガチのケンカってことで、な?

オレのに向いてんのがあっから、それでガーッてやるわ
殺んない程度に? わーかってるって、オレもグッと固めながらやっから
ソコラのをパッて取って、ガツンて感じでな
でもココ(腕)とか、ココ(脚)とか、まあバキッてなる位なら…
な?


久遠・翔
アドリブ絡み歓迎


うわー…見ているこっちがつらくなる光景っすねコレ
流石に可哀想だからメガリス回収して効果解除させてあげるっすね


選択UCを起動し鎮圧・非殺傷が目的の英雄の武器を模造し海賊達に放つ
相手を痺れさせたり気絶させて…ついでに体を傷つけないように服をある程度裂いて戦ったよって感じにします
倒した相手には猿轡なんかをかまして喋れないようにすれば、まぁ、ちゃんと戦った風に見えるかな?手足も緩めに拘束して海賊達に戦った風に見えるようにしたから好きなタイミングで逃げ出してくれっす
ついでにUCレプリカクラフトで地面に隠し扉を作成
中には簡素ながらも男物の服を用意

それを伝えてさらに奥に進みましょう



 哀れ、メガリス『着せ替え人形の鏡』の実験台となり、様々な衣装を着せられた男海賊たち。だが、メガリスの実験台にさせられるような扱い、つまりは奴隷ということなのだから、彼らの命はこの上なく軽い。少なくとも、上役に逆らったことが知れれば片手間程度に皆殺しにされるのは間違いないだろう。
 ならば少なくとも逆らう意思はなかったということくらいは見せておかなければならない。その為に、あえて猟兵たちは海賊に挑みながらの突破を試みた。
「うわー…見ているこっちがつらくなる光景っすねコレ。流石に可哀想だからメガリス回収して効果解除させてあげるっすね」
 久遠・翔(性別迷子・f00042)の言葉は彼らのその境遇……ではなく、彼らがメガリスの力によって着せられたその衣装に向けられていた。
 ある者はバニー服。ある者はメイド服。そしてある者は際どすぎる水着と、おおよそ屈強な男たちが着て良い服ではない。あるいは、そう言う『筋』の者にはとりわけ受けのよさそうな格好であり、それ故メガリスはこの衣装を彼らに似合うと判断したのかもしれない。
「『メガリス』の判断基準は、良く判りませんねぇ。まあ、何とかやってみましょう」
 夢ヶ枝・るこる(豊饒の使徒・夢・f10980)は至極真っ当な意見と共に、四肢に戦輪『FBS』を嵌め空高く飛行する。その高度はもちろん乱気流に飲み込まれる程のものではないが、剣や槍のような近接武器では決して届かない距離であり、そう言った近接能力や、誘惑術などの対人能力を強化された者たちを纏めて素通りしていった。
 そして地上に残った者たちの相手は、翔と荒散屋・無躯(Trash・f32488)が引き受ける。
 男たちは任務に従い懸命に武器を構えて彼らに立ち向かうが、衣装自体はやはり不本意なのか揃って涙目だ。
「キモイのになった位で何泣いてんだ、バカかよ」
 そんな彼らを、無躯が一喝した。
「賊やってりゃバカやってたダチが死ぬとか、もっと泣きてぇこ……あーメンド、とりま一発ボコってケンカ始めよ」
 さらにそう言って、手近な海賊の顔面を一発殴り飛ばす。突然のことにあっけにとられる海賊と翔。
「いや……何やってんすか!? 何でケンカ!?」
「……何でケンカ? いやアレ海賊だろ? ならケンカ好きだろ。オレらバカはバカらしく、パーッてバカ騒ぎすりゃさ、いい感じに収まんだよ。あと、向こうのアレもアレしなきゃだろ? …ああそう、メンツな。ならガチのケンカってことで、な?」
 あっけらかんと答える無躯。その目の前で、まるで彼の言葉を肯定するかのように海賊たちは泣き顔から怒りの形相に変わっていた。
「上等だテメェ、やってやらぁ!」
 僅かな衣服を自ら破り捨て、上半身露にして殴り掛かる海賊たち。防具の技能すら失われその動きは一般人そのものだが、同時に彼らの姿勢は明日をも知れず今日を荒々しく生きる、荒くれた海の男のものを取り戻していた。
「あ、まあ、いいの、かな……とりあえず、俺はもうちょっと穏やかにいくっす。力を貸せ! 我が求むるは英雄達の刃!」
 とりあえず彼らが男らしさを取り戻しているのを見て、翔は自分でも対策を取るべく【無限の錬成】を発動。鎮圧、非殺傷が目的の英雄の武器の模造品を召喚した。だが英雄とは最も人を殺した者に送られる称号と言う皮肉もある。そんなものがあるのだろうか……と思われたところ、出てきたのは刃が前後逆についた日本刀。ちょっと危ないが、まあとりあえず殺さない武器としてはある意味最適だろう。
 その武器で海賊たちをぼこぼこと殴りつけ、次々気絶させていく翔。ヤバ目の衣装の海賊たちは大体対人技能強化なので、あまり見ないようにして攻撃すれば彼らの技能に引っかかることもない。そのまま昏倒した海賊たちに猿轡を嵌め緩めに拘束し、戦ったような痕跡といつでも逃げられる体制を同時に整えていく。
 そしてその様子を眼下に見ながら飛行していくるこる。その彼女に、突如投げ縄が引っ掛かった。
「え、なんですか、これは……触手?」
 よく見ればその縄は触手製。そしてその端は、地上にいる海賊の体に巻き付く触手スーツに繋がっていた。
「ぬふぅ……ぬおぉぉぉぉ!」
 野太い声を上げながら触手を操る男。その動きはかなり巧みで、最高レベルの猟兵であるるこるすら戒めていく。恐らく彼の纏っているのは捕縛技能を持つテンタクルスーツだろう。
「ああ、なるほど……それでは、大いなる豊饒の女神、その御力の欠片による裁きをお与え下さい」
 だが、こうした飛び道具の対策もるこるは考えていた。早々に【豊乳女神の加護・秤濤】を発動し、魅了と超重力を起こす非殺傷の波動で海賊を無力化する。何が起こるか分からないので魅了は控えめ、メインは超重力の方だ。
 やはり防御技能は持たない海賊は早々に地面にへばりつくが、その状態でもまだ無理に動こうとはしている。
「オレのに向いてんのがあっから、それでガーッてやるわ。殺んない程度に? わーかってるって、オレもグッと固めながらやっから。ソコラのをパッて取って、ガツンて感じでな」
 その往生際の悪い海賊に、無躯がとどめにかかった。もちろん殺すという意味ではない。先んじてそれをアピールしてから、その辺りに転がっていた瓶だの板だのなんやかんやを適当に投げつけ海賊たちを昏倒させていく無躯。もちろんただ投げているだけではない。これもれっきとしたユーベルコード【ソコらのアレで適当にババッとやるやつ】だ。あまり危険すぎなさそうなものを拾い、攻撃回数に全振りすれば過剰なダメージを与えることなく海賊たちをKOしていける。
「でもココ(腕)とか、ココ(脚)とか、まあバキッてなる位なら……な?」
 無傷で済まないのは当然だが、命には代えられないということで勘弁してもらおう。
「あ、気絶した人はここに放り込んでくださいっす」
 それを見て、翔がレプリカクラフトで扉付きの落とし穴を作っておく。二度目のユーベルコードなので戦闘に耐える出来ではないが、無力化した相手を脱出前提で入れておくなら十分だろう。
 無躯が乱暴に倒れた海賊たちをそこに放り込み、るこるも魅了効果の入った者たちをそこへダイブさせていく。最後に扉を締めれば、とりあえずことが終わるまでの時間稼ぎくらいにはなるだろう。
 こうして三人は丁度良い形に海賊を倒しつつ、島の奥へと向かうのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

真宵蛾・小鳥
海賊さんたちが、辱められてるんだね。性の尊厳を踏みにじられながら、遊具としての在り方を体に染み込まされて抗えない・・・。欲を言えばもう少し広範囲に刺さる癖の方が客を取りやすかったのではないかと。

御店ではなかったのかな?
ただの暇つぶしに使用されて飽きたら捨てられるの?
力を持つ者は、たまにそういう事をするよね。お疲れさまだよ。男体の舟盛りさん。あ、股間のわかめはそのままでいいよ。(せっかくなので画用紙にスケッチしつつ)

たまに、箸の先でつんつん。
感度が高いね、船のきぐるみの効果かな?それとも、育てられちゃったとか・・・?

【行動】こそばゆいささやき声を耳元に。UCの効果と癒えない傷跡を広げてゆきます。


マグノリア・ステルニティ
【アドリブ歓迎NGなし】
あらあら、なんだか面白そうなメガリスがあるのね。
ふふ、じゃあ遊ばせてもらっちゃおうかな?

殺さず無力化、且つ『そういう』戦いだっていうなら…この子達の出番ね。
奉仕する肉人形を召喚、コスプレ海賊達に奉仕させるよ。
私も、折角だし手近な人と遊ぶとしましょうか。
どちらにせよ、誘惑には逆らわず、でも此方から【奉仕】する意思は忘れず…要するにイニシアチブを握ることを意識しつつ対応するよ。

気持ち良くさせつつ、流れで衣装を脱がせていこうかと。
脱がせれば、無力化は可能だと思うけど、どうかな?
無力化した海賊には、島の外側に隠れておくよう言っておくね。



 改めて言うが、ここの男海賊が着せられているのは『そういう』衣装である。そしてそう言った衣装を着て客前に出る商売は、大っぴらに言えない場合も多いものの、どの世界、どの時代にもあり、男女双方に需要があるものだ。
「あらあら、なんだか面白そうなメガリスがあるのね。ふふ、じゃあ遊ばせてもらっちゃおうかな?」
 だから、マグノリア・ステルニティ(亡き創世の七重奏・f30807)も彼らの姿に嫌悪感はなく、むしろ嬉々として彼らに向かっていく。
 その姿を、真宵蛾・小鳥(コトリと落ちた其の箱は・・・・f32483)は無表情に、そして冷静に見つめていた。
「海賊さんたちが、辱められてるんだね。性の尊厳を踏みにじられながら、遊具としての在り方を体に染み込まされて抗えない……欲を言えばもう少し広範囲に刺さる癖の方が客を取りやすかったのではないかと」
 その分析に首を横に振る海賊。その様子に、小鳥は首をかしげる。
「御店ではなかったのかな?」
 もしかしたら今後そういうことをやらされる可能性もあったかもしれないが、とりあえず現状はこの姿で侵入者を足止めしろと命じられているだけだ。最も、その任も彼らにとっては辱めでしかないし、拒絶すれば命はないのにも変わりはない。
「殺さず無力化、且つ『そういう』戦いだっていうなら……この子達の出番ね。おいでなさい。その身の全てで、お客様をおもてなしして差し上げるのよ」
 そんな彼らを殺さず解放するために、マグノリアは【奉仕する肉人形】の軍団を呼び出し、自分たちの前にいる海賊に当たらせた。
 肉人形たちは海賊たちもかくやと言う程にきわどいメイド服を纏い、それぞれ海賊たちへとしなだれかかっていく。
「いらっしゃいませお嬢様……ぬおぉぉ!?」
 海賊の一人がミニスカメイド服のスカートの中に手を突っ込まれ悶える。普通逆だろというツッコミもなく、そのまま奉仕されて行く男。
「私も、折角だし手近な人と遊ぶとしましょうか」
 肉人形たちの痴態を見つつ、マグノリアが向かうのは股間から二本に分かれたV字の、いわゆるスリングショット水着を着た男。ちなみに紐の左右は星柄と赤白ストライプの国旗風に塗り分けられている。恐らく誘惑技能入りヒーローズアースの水着だろうが、ご当地の人に怒られないか極めて不安なデザインである。
 その100レベルの誘惑に抗うことなく、マグノリアは男にすり寄る。
「さて、あなたはどんなご奉仕をされたい?」
 男の技能が誘惑ということは、奉仕技能は持っていないはず。ならばこちらがイニシアチブを取れるとばかりに、マグノリアは磨き抜かれた奉仕術であっという間に男を蕩かしていった。
 その様子を、小鳥は傍らにいる男と共にじっと見ていた。
「ただの暇つぶしに使用されて飽きたら捨てられるの?」
 彼らの境遇について詳しく聞き出しているが、見た目以上に過酷な労働らしく、精神的にはともかく肉体的には今の状況よりはるかに辛い日常がずっと続いていたようだ。
「力を持つ者は、たまにそういう事をするよね。お疲れさまだよ。男体の舟盛りさん。あ、股間のわかめはそのままでいいよ」
 そうして目の前の男の姿を画用紙にスケッチする小鳥。そう、ここにいるということは今彼女と話す男もまた『そういう』格好をさせられていたのだ。
 箸でつつかれびくびくと痙攣する男。
「感度が高いね、船のきぐるみの効果かな? それとも、育てられちゃったとか……?」
 男が着ているのは体の前面が丸ごと開いた着ぐるみ。所持技能はパフォーマンスであり、感度増強につながる技能ではない。男の反応がパフォーマンスの一環と言うのでなければ、つまりはそういうことなのだろう。
 一方でマグノリアも、男への奉仕を脱がせる流れと移行させていた。メガリスの効果によって着せられたとはいえ所詮服は服。着脱に制限があるわけではないし、脱いでしまえば付与された技能も消え失せる。肉人形たちも同じように、自分に割り当てられた男たちを脱がしていった。
 もちろんただ脱がすだけではなく、奉仕も忘れない。
「悔しい気持ちも、ぜーんぶここから吐いてっちゃってね」
 そう言って、男に溜まったものを全て吸い上げていくマグノリア。そしてそれに対抗するかのように、小鳥も船盛の男の耳元に口を寄せた。
「解放されても育っちゃったものは忘れられないかも……でも、自由になったら、いくらでも好きなように出来るから……戻る必要もないね?」
 その囁きは男の心に消えない傷を刻んでいく。それは【連鎖する呪い】として、股間のわかめが思わず下の部分をこすりながらずれていく事故を起こしてしまっていた。
 やがて精魂尽き果て、ぐったりと倒れる男たち。ここまで疲労困憊となっていれば誰も手を抜いたとは思わないだろう。手で抜いたとは思うかもしれないが。
 最後に彼らに島の外に隠れているよう告げつつ、二人は島の奥へと向かった。なお二人が後程戻ってきて男の面倒を見てやるのかは、定かではなかった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

波山・ヒクイ
あの男泣きがすべてを語っておるわ…やべーな尊厳破壊じゃん…
屈強な海の男に…あんな…マニアックな服装と語尾…ブフゥ
…あっははははははは!ごめん!でも我慢できないし爆笑しちゃうぞわっち!悪気はないから許して!
ひっうひひっ…えーとえーと、電話番号は…っと
あーもしもし!宇宙人サンー?
そう、わっちが連絡したのは時々お世話になっている宇宙人っポイ皆様
白昼堂々と相手を気絶させてアブダクションする事に関しては随一のプロフェッショナル達。
彼らにここに来てもらい、ポワワ銃で海の男達をいい感じに片っ端らから気絶させて貰います!
まあ海の男の皆様にとっては恐怖体験にはなるだろうけど…命には代えられないからね、許せ。


シャルロッテ・ヴェイロン
おお、ナムアミダブツ…(無理やりコスプレさせられた一般海賊の皆さんを見た感想がこれです)。

(で、【(各種)耐性】でこらえつつ【指定UC】で解析(防御力重点))

(出てきたのはビキニアーマーを着たおっさん)
――いや、待ってください、アーマーの隙間から剛毛がはみ出てるのが…ちょっと…(汗)。

――わかりました、そこまで言うならかかってきてください(と、さりげなく【挑発】)。
で、相手の攻撃を【見切り】回避しつつ、そう高くない海辺の崖に誘い込んでダイブさせてやりましょう(【おびき寄せ・地形の利用】)。
んで、冷静になったところで事の経緯についてインタビューしてみましょう(【情報収集】)。

※アドリブ・連携歓迎



 よほど何度も実験したのか、あるいは面白がって遊んだのか、まだまだいるコスプレ海賊たち。その海賊たちの群れに、シャルロッテ・ヴェイロン(お嬢様ゲーマーAliceCV・f22917)がしめやかに手を合わせた。
「おお、ナムアミダブツ……」
 無理やりコスプレさせられた一般海賊の皆さんを見た感想がこれである。まさにご愁傷様、ご冥福をお祈りします。たとえ死んでいないと分かっていても、ある意味死んだようなものなのでそんな心境にならざるを得ない。
「あの男泣きがすべてを語っておるわ……やべーな尊厳破壊じゃん……屈強な海の男に……あんな……マニアックな服装と語尾……ブフゥ」
 波山・ヒクイ(ごく普通のキマイラ・f26985)も彼らの無残な姿に顔を伏せて身を震わせている。その言葉は切れ切れで、余りの凄惨さに言葉も失っている……
「……あっははははははは! ごめん! でも我慢できないし爆笑しちゃうぞわっち! 悪気はないから許して!」
 なんてことはもちろんなく、あまりにもアレ過ぎるその姿に笑いをこらえていただけであった。それも早々に決壊し大爆笑するヒクイ。
 ちなみにシャルロッテの方も実は色々堪えている。具体的に言うと恥ずかしさとか狂気とか環境とか、耐えるのに耐性系技能がいるやつをフル動員して冷静さを保っていた。
 その耐性が限界を迎える前に、シャルロッテは急ぎ【PROGRISE:INSTALL】で自らの防御力を高めた。
 そんな彼女の前に現れたのは。
「――いや、待ってください、アーマーの隙間から剛毛がはみ出てるのが……ちょっと……」
 普段から冷静なシャルロッテも思わずうろたえる、ビキニアーマーを着たおっさん。無論男性用の機動力重視な軽鎧ではなく、実用性皆無なお色気アーマーである。
「悪いが……これを剃ったら殺すと言われてるのだ!」
「――わかりました、そこまで言うならかかってきてください」
 その悲愴な決意に挑戦を受けるシャルロッテ。敵を挑発しつつ下がっていく彼女の横でヒクイは……
「ひっうひひっ……えーとえーと、電話番号は……っと」
 まだ笑っていた。だが笑いながらも自分の懐をまさぐって携帯電話を取り出し、震える手でダイヤルを押して何処かへ電話をかけるヒクイ。
 そもそもグリードオーシャンで電話がつながるのか、とも思われるが、彼女の持つ電話からは着信音が漏れ聞こえてくる。やがてがちゃりと音がし、相手が出たことが伺えた。
「あーもしもし! 宇宙人サンー?」
 出前でも頼むかのように気さくに相手と話すヒクイ。そして僅かなやり取りの後電話を切ると、間を置かずして上空に銀色の円盤が登場。さらにそこからいかにも宇宙人然とした生物が降りたち海賊へと近づいていった。
「どうも、宇宙人です。以後お見知りおきを」
「え!? あ、海賊です。こちらこそどうも……」
 そう、ヒクイが連絡したのは時々お世話になっている宇宙人っポイ皆様。白昼堂々と相手を気絶させてアブダクションする事に関しては随一のプロフェッショナル達だ。ちなみにどうお世話になっているのかは謎である。
 そして丁寧に自己紹介を済ませた宇宙人氏は謎の光線銃をポワワと発射し、海賊を即気絶させた。挨拶を済ませたのだからこれは不意打ちではなく非礼にはあたらない。
 さらに後続の宇宙人も次々と現れ、手当たり次第に海賊を気絶させてはアブダクションしていく。
「まあ海の男の皆様にとっては恐怖体験にはなるだろうけど……命には代えられないからね、許せ」
 軽くそう言うヒクイ。まあ最悪彼ら記憶操作とかできそうだし、ここにいるよりはずっとましだろう。
 その向こうで、ビキニアーマーのおっさんとシャルロッテの激戦もまた繰り広げられていた。
 もちろん強化された技能以外は一般人並なので、本来シャルロッテが後れを取る理由などない。だが殺してはいけないという制限がかかっている上、なんというかこう、前にいるだけで精神的な色々なものが削られていて嫌だった。
 だがそれもそろそろ終わり。シャルロッテの後ろには断崖絶壁、これ以上逃げる場所などない。
「……勝負!」
 ここを機と見たか、おっさんが猛ダッシュをかけてきた。ちなみにビキニアーマーの所持技能はダッシュである。つまりこのおっさんが100レベルで走ってくるのだ。これは怖い。
 そのおっさんを、瞬間的に動きを見切りシャルロッテはすんでのところで躱した。そのまま勢いあまって崖から落ち、海へダイブしていくおっさん。
 それを追いかけ崖の下に降りようとするシャルロッテを、宇宙人氏が円盤の縁に乗せて紳士的にエスコート。ヒクイもついでに乗っている。
「……で、どうしてこうなった?」
 シャルロッテのインタビューに、海に飛び込んで少し頭の冷えたおっさんは答えた。
「……俺が聞きたい」
 そりゃそうだ。円盤状で全員はその答えに深く頷くのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

天安・咲耶
つまりは……水着のファッションショーだね!
え?なにミリュミ?
『絶対違うから』だって?
えー?でも皆、水着(女性用)姿なのにー?
『男性が女性用の水着着てる時点で可笑しいでしょ』
そこはほら、皆でやれば怖くないだろうし
そうでもないのに着てるんじゃあ、ただの変態さん達の集まりじゃない?
『そこは色々と大人な事情があるのよ、きっと』
ふーん、そうなのかー
(無自覚煽り)

って、お兄さん達はなんで怖い顔してるのか?
お前もひん剥いて水着姿にしてやる、だって
………
いやー!やっぱり変態さんだったーっ!
襲われちゃうー!
選択UCで近づけさせないように
『あ!手加減はちゃんとするのよ!』
……大雑把に撃ってるから、多分大丈夫!


死絡・送
POW
※共闘OK、アドリブOK
「哀れな、衣装の方がな!」
メイド服やバニー服はおっぱいが大きい美女や美少女
にこそ着て欲しい。
汚物は消毒だと焼き払いたい本音を正義の心で抑え込み
ロボの拳による気絶攻撃で、死なない程度に殴り倒していく。
コスプレ海賊は存在自体がセクハラなので、周囲を確認して味方の女子をかばいに行き気絶攻撃で倒す。
倒し終わったら「ジガンソーレ、綺麗に洗ってやるからな」と
愛機を洗う事を誓う。



 これだけ倒されてもまだまだ残る特殊衣装な海賊たち。その一団を見て、天安・咲耶(人間のサイキッカー・f32214)は納得したようにうなずく。
「つまりは……水着のファッションショーだね!」
 自信満々なその答えに、相棒の白猫(ちょっと色々オプション付き)が全力で突っ込んでくる。
「え? なにミリュミ? 『絶対違うから』だって? えー? でも皆、水着(女性用)姿なのにー?」
『男性が女性用の水着着てる時点で可笑しいでしょ』
「そこはほら、皆でやれば怖くないだろうし」
 あくまで肯定的に捉えてあげる咲耶だが、一方でこの状況を全否定する者もいた。
「哀れな、衣装の方がな!」
 死絡・送(ノーブルバット・f00528)はスーパーロボット『ジガンソーレ』の中、吐き捨てるようにそう言った。
 メイド服やバニー服はおっぱいが大きい美女や美少女にこそ着て欲しい。あんなマッチョな海賊たちが着るなんて、それは服に対する冒涜だ。例えあの格好が彼らの本意でなく命を質に取られていようと関係ない。むしろ心情的には汚物は消毒だと焼き払いたいくらいだが、流石に正義の味方としてそれは問題がありすぎるのでここは我慢する。
 とりあえず機械的に、ロボットの拳で海賊を殴っては気絶させその辺に捨て置いていく送。相手は一般人なのだから、猟兵が本気で排除にかかれば例え100レベル技能を一つ持っていたとしても関係なく殲滅できて当然だ。その無慈悲さはおっぱいを愛する彼の心境を代弁しているかのようでもある。そう言えばこの依頼を持ってきたのも黍団号乗員随一の貧乳だったし、その辺りも多少なりと不機嫌の理由になっているのかもしれない。
『ほらあっちでもあんなに攻撃してるし』
 その様子をさしミリュミがなおも咲耶を説得するが、咲耶はまだいささか納得しない表情だ。
「そうでもないのに着てるんじゃあ、ただの変態さん達の集まりじゃない?」
『そこは色々と大人な事情があるのよ、きっと』
「ふーん、そうなのかー」
 分かったような分かっていないような、物凄く軽い感じの答え。だがそれは、不本意な格好を命がけでさせられた上汚物扱いされた海賊たちの心を粉砕するには十分すぎる態度であった。
「って、お兄さん達はなんで怖い顔してるのか?」
「うるせぇ! お前もひん剥いて水着姿にしてやる!」
 咲耶の無自覚な煽りにとうとうブチ切れた海賊たち。恰好で忘れられがちだが本来彼らは荒くれ者だ。その辺の忍耐は普通より弱いくらいだし、残念ながら煽り耐性と言う技能がついている防具もないのだ。
「………」
 咲耶は改めて状況を自分なりに整理し。
「いやー! やっぱり変態さんだったーっ! 襲われちゃうー!」
 それはそれで大分間違った結論を出し叫んだのであった。
 その叫びを聞きつけた送はジガンソーレをそちらへ向かわせる。正直年下すぎるしおっぱいもないが、この際贅沢は言ってられない。男はみんな死ね、とまでは言わないが、存在自体がセクハラと確信する海賊たちが女性に近づくのはそれだけで許せないし助けると誓っていたのだ。
 だがその救援が入る前に、大量の魔力弾が海賊たちをなぎ払った。
 咲耶が【コメット・シューティング】を乱れうち、近づく海賊を片っ端から吹き飛ばしていく。目を閉じ叫び声をあげての漫画のような滅多打ちだが、それ故割と手加減なく海賊たちをボコボコにKOしていく。
『あ! 手加減はちゃんとするのよ!』
 慌てた声でミリュミが忠告するが、咲耶は目を伏せたまま魔砲弾を連射し続ける。
 彼女に限らずここまで海賊とやり合った猟兵は女性が多かったが、その誰もが割とかばう必要もないぐらいガッツリ対処していたり笑い飛ばしたりと、逞しい女性揃いであった。ミリュミがやりすぎの方を心配するのもむべなるかな、である。
 大雑把に撃ってるから多分大丈夫! と思いたい弾幕の横で、その大雑把さ故撃ち漏らされた海賊たちを送はぷちぷちと適当に潰していた。
「ジガンソーレ、綺麗に洗ってやるからな」
 彼が汚物と認定する者に触ってしまった愛機にそう告げながら、悲鳴を上げつつ海賊を吹っ飛ばしまくる逞しい少女を見るのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

オルヒディ・アーデルハイド
アドリブ連携歓迎

頑張ってメガリスを持ち帰るぞ

見た目は華奢な女の子に見えるけど
実はオウガの力を宿した男の娘

対する小麦色の肌が眩しいマッチョの男性海賊の衣装はサンバの衣装
ブラジリアンビキニがベースの際どい過激衣装にド派手な羽飾り
ムッチムッチの肉体にビチビチの衣装で今にも弾けそう
応じた技能はダンス

親子くらいの体格差がある
異種格闘タンスバトルが繰り広げられる

華麗なる燕舞で相手を掴み殺さないように力づくでねじ伏せて言うことを聞かせようと仕掛けるが
サンバのリズムの踊りで躱され掴めない


ルイザ・シャーロット
【恋華荘】

『着せ替え人形の鏡』、ですか。
似合う衣装に着替えられるなんて素敵じゃない!
というわけで、うるさんといっしょに
ダンスが得意そうなアイドルを応援しちゃいますね!

というか、海賊のみなさんを見ていると
私まで踊りたくなってきちゃいました。
【オール・ワークス!】でアイドル衣装に
着替えて一緒に踊りながら、
疲れ果てる前にうるさんが縛るきっかけを作ります。
これで縛っちゃえば、動かなくても大丈夫ですよ。
って、いちごさんも一緒に踊りましょうね。

これで、よしと思ったら私もいちごさんも
正直疲れ果てちゃってます!
楽しかったのですが、この先の戦いのために
体力を温存しておいた方がよかったですか?


彩波・いちご
【恋華荘】
うわぁ…マッチョな海賊が、お揃いのアイドル衣装…
偶然とはいえ、私も同じようなアイドル衣装きてるんですけど……一緒にされたくないような

うるさん達は鏡の事で頭いっぱいみたいですし、ここは私が何とか…って、え、なに、音楽かけて、アイドル海賊たちを躍らせるんです?
じゃあ、私も、ローカルとはいえ、本職のアイドルのダンスみせてあげましょう
【妖精が舞う黄金の舞台】
アイドルのダンスパフォーマンスを応用したダンス格闘技で、踊りながら海賊たちを懲らしめていきますよ
私のダンスで弱らせたところをうるさん達のロープで縛ってもらって、そしてフィニッシュ

…って、私も一緒に踊ってたの気付いてなかったんですかー?


月灘・うる
【恋華荘】

『着せ替え人形の鏡』……紛うことなくお宝だよね!

しかも海にあるとなったら、
うーちゃんのものと言っても差し支えないよね!
これはなんとしてもげっとしないと!

なんだけど……

力任せのダンスが強そうなアイドルさんが、
チームを卒業する言い訳を作る?

これもお宝げっとのための試練なのかな……?

んー、それじゃせっかくだから、
『ピンクな白詰草ぜーっと!』のダンスメドレーを踊ってもらって、
疲れ果てたところを【サルベージロープ】で捕まえちゃおう。

縛っちゃえば動けない言い訳にはなるもんね。

あれ?なんだかひとりだけ元気な……。
って、いちごさんとルイザさんも踊ってたの!?

似合ってる人がいるなーって思ったけど!



「『着せ替え人形の鏡』、ですか。似合う衣装に着替えられるなんて素敵じゃない!」
「『着せ替え人形の鏡』……紛うことなくお宝だよね! しかも海にあるとなったら、うーちゃんのものと言っても差し支えないよね! これはなんとしてもげっとしないと!」
 メガリス『着せ替え人形の鏡』の入手に意欲を燃やすルイザ・シャーロット(冷静な弓箭衛士・f27402)と月灘・うる(salvage of a treasure・f26690)。そして彼女たちと共に来た彩波・いちご(ないしょの土地神様・f00301)の【恋華荘】の面々の前に立ちはだかるのは、力強い肉体を愛らしい衣装に身を包んだ、大量にいるアイドルユニット系海賊(♂)の集団。
「うわぁ……マッチョな海賊が、お揃いのアイドル衣装……偶然とはいえ、私も同じようなアイドル衣装きてるんですけど……一緒にされたくないような」
 そもそもなぜアイドル衣装を着てここに来ているのか、という疑問は野暮というものだろう。ともあれまずはこのアイドル軍団を何とかせねばならないのだが、彼らの前にはすでに先客が一人いた。
「頑張ってメガリスを持ち帰るぞ」
 アイドル軍団のセンターにいるサンバ衣装のマッチョの前で、オルヒディ・アーデルハイド(アリス適合者のプリンセスナイト・f19667)がやる気満々で既に戦いの構えを整えていた。
 そして戦いが始まる。それと共に聞こえてくるとは怒号と剣戟音……なのではなく、情熱的なミュージック。それと共に一斉に踊りだすオルヒディとアイドル軍団たち。
 ムッチムッチの肉体にビチビチの衣装、今にも弾けそうなブラジリアンビキニがベースの際どい過激衣装にド派手な羽飾りを付けたリーダーが情熱的に踊り、メンバーもそれに合わせて踊りだす。オルヒディもそれに負けじと踊りだすが、どうやら彼らは揃ってダンス技能を強化されているらしく、猟兵の身体能力をもってしても圧勝とはいかず、互いの迸る情熱がぶつかり合うダンス空間がそこに展開されていた。
 そんな光景を見て、恋華荘のメンバーもその状況を自分なりに整理する。
「力任せのダンスが強そうなアイドルさんが、チームを卒業する言い訳を作る? これもお宝げっとのための試練なのかな……?」
 うるはこの状況も一種の試練のようなものだと思いどうすべきか考える。まあ確かにダンスはすさまじく体力を消耗するし、まともにやればそれなりに時間がかかるものなので足止め策としては有効かもしれない。
 そして何より、華麗なダンスと言うのは人を引きつける何かがあるのは間違いない。
「大丈夫、うるさんといっしょにダンスが得意そうなアイドルを応援しちゃいますね! というか、海賊のみなさんを見ていると私まで踊りたくなってきちゃいました」
「うるさん達は鏡の事で頭いっぱいみたいですし、ここは私が何とか…って、え、なに、音楽かけて、アイドル海賊たちを躍らせるんです? じゃあ、私も、ローカルとはいえ、本職のアイドルのダンスみせてあげましょう」
 そのグルーヴに惹かれ、いちごとルイザはその踊りの輪の中に自ら飛び込んでいった。
「おお、援軍登場ですね、これは頼もしい!」
 親子くらいの体格差があるリーダーと異種格闘ダンスバトルを繰り広げていたオルヒディも、後方からのメンバー追加にさらにヒートアップする。彼と並び、まずはいちごが場をここに相応しいものに整えた。
「これが私のダンスステージ!……お触りは厳禁ですよ?」
 【妖精が舞う黄金の舞台】の一撃をあえて相手に当てないよう放ち、その場をダンスステージに変える。このステージ上ではいちごのアイドル力(と言う名の戦闘力)がさらに増強。その魅力には対戦相手達も思わず見とれてしまう程だ。
 そしてそれに負けじとルイザも自らの服に手をかける。
「こっちも衣装で対抗です!」
 それをばっと脱ぎ捨て、【オール・ワークス!】によって瞬間的にアイドル衣装へと着替えるルイザ。件のメガリスにも搭載されている能力だが、こちらは遊び半分ではなくこの場に合わせ本気で使ったもの。しっかり力も強化され、情熱的なアイドルダンスにも耐えうる衣装だ。
 そして二人のダンスは、先に踊っていたオルヒディにも力を与える。やや劣勢を取っていたリーダーに対し、力を湧き上がらせて掴みかかった。
 しかし相手もさるもの、サンバのリズムと汗に濡れた体でうまく掴みをかわし、中々思うように組み伏せられないでいた。
 だが、そこで一気に転調がはいる。かかるのはより愛らしいアイドル曲、『ピンクな白詰草ぜーっと!』のダンスメドレー。うるが相手の疲労を促進するためにかけたその曲に海賊アイドルたちのペースは乱れ、一方で猟兵アイドルたちは一気にスパートをかけ始めた。
「これで縛っちゃえば、動かなくても大丈夫ですよ。って、いちごさんも一緒に踊りましょうね」
「はい!」
 恋華荘コンビが愛らしさを振りまきながらも熱く激しい動きで弾の汗を飛び散らせ。
「ここまでよくやったよ……君も真のアイドルだ!」
 オルヒディの【華麗なる燕舞】がついにリーダーを捕らえた。
 そのまま熱く、激しく、愛らしく、踊りまわるアイドル達。そして曲のフィニッシュの瞬間、うるの放った【サルベージロープ】が海賊たちを一斉に戒めた。
「縛っちゃえば動けない言い訳にはなるもんね」
 そのまま海賊たちがテイクダウンしたところで曲はフィニッシュ。猟兵アイドルたちは見事にポーズを決め、このダンスバトルを制したのであった。
「あれ?なんだかひとりだけ元気な……って、いちごさんとルイザさんも踊ってたの!? 似合ってる人がいるなーって思ったけど!」
「……って、私も一緒に踊ってたの気付いてなかったんですかー?」
 ここに至ってようやくいちごとルイザもダンスに参加していたことに気づいたうる。あまりに溶け込み過ぎていたため気が付かなかったのだ。
 一方これでよし、と思う反面息を切らして座り込むルイザとオルヒディ。あれだけ激しいダンスを踊ったのだ。二人はもちろんいちごも体力を使い果たし疲れ切ってしまっている。
「ああ、お腹すいた……」
「楽しかったのですが、この先の戦いのために体力を温存しておいた方がよかったですか?」
 残念ながら海賊たちが食料を持っていたということもなく、このまま先に進まざるを得ない猟兵たち。
 この疲労が先にどんな影響を及ぼすのか。それはまだ分からない。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​




第2章 集団戦 『『女学生』のリビングデッド』

POW   :    ナイトメアランページ
自身が戦闘で瀕死になると【『女学生』のリビングデッド】が召喚される。それは高い戦闘力を持ち、自身と同じ攻撃手段で戦う。
SPD   :    断末魔の瞳
【元居た世界への未練の籠った瞳】を向けた対象に、【死亡時の記憶を五感を伴う夢として見せる事】でダメージを与える。命中率が高い。
WIZ   :    「死がふたりを分かつまで」
【生前所属していた武道系部活動の道具】で武装した【恋人と、その後輩たち】の幽霊をレベル×5体乗せた【レベル✕2隻の幽霊船】を召喚する。
👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


 強制コスプレ海賊たちを退け、終の王笏島内部へと進んだ猟兵たち。その前に、ティーンエイジャーらしき少女の集団が現れる。
「あー! 何か来てる! あいつらやっぱり失敗したな!」
「サボったわけじゃないっぽいけど、まあ後でお仕置きだ!」
 口々にそう言って海賊を罵る少女達。結局罰は与えるつもりのようだが、すぐに粛清に行く気はないらしい。
 どことなく血色が悪く生気のない顔をした彼女たちが、敵の兵士たる『『女学生』のリビングデッド』なのだろう。だがその服装は学生服に限らず、海賊が着ていたような様々なコスプレ衣装やグリードオーシャンらしからぬ和装や近代的な服装など、全く含みのない意味で『似合う』バラエティ豊かなものが纏われていた。海賊で散々遊び……もとい実験した結果、メガリスの的確な使い方を編み出したのかもしれない。
「ともかく、メガリスを奪われたら一大事だよ。絶対守らなきゃ!」
 事前に聞いていた通りメガリスに強い執着を見せる彼女たち。だが海賊たちの扱いを見るに、彼女たちに持たせていたらどんなろくでもないことに使われるか分かったものではない。
 さあ猟兵よ、イメクラ集団と化したこの女学生たちを蹴散らしメガリスのもとへ向かうのだ!
夢ヶ枝・るこる
■方針
・アド/絡◎

■行動
こういう方々ですと『丁度良い服は入手し辛い』でしょうし、その部分は理解出来ますねぇ。
まあ、放置は出来ないわけですが。

『FBS』を四肢に嵌め飛行、『FRS』『FSS』の弾頭を『FCS』で炸裂弾に換装し[爆撃]による[範囲攻撃]を行いますねぇ。
そして、相手の攻撃は『FMS』のバリアで防ぎつつ【乳焔海】を発動、『乳白色の波動』を断続的に放射しますぅ。
『衣装』によりどの様なスキルが付与されていても『服』自体を焼いてしまえば対処出来ますし、『援軍の召喚』も、召喚された端から焼いてしまえば問題有りません。
『魔術系』等が付与された、防いで来る可能性の有る相手は優先的に仕留めますねぇ。


波山・ヒクイ
おっと通してもらおうかコスプレガールズ。メガリスであんな絵的に面白…許されない悲劇を繰り広げようなぞ、わっちが許さん!
そう押し通ろうとしたわっちの前に現れたのは…えっ、船団…?
いやおまっ、どんだけ後輩と恋人いんのよ!?人脈広すぎじゃねーの!

…いや、だがわっちには策があるっ。
幾ら恋人や先輩の頼みでも、「あいつ気に食わないからボコってよ」なんて言われたら、多くはドン引きする!
そして残りは「めんどくせーな」と思う。その上で、色々天秤にかけて、ヒトは動く!
わっちのUCは、そんな皆様の心理をつよ~く後押しするもの。さぁみんな…サボりたくなーれ!
サボってる間にわっちは悪いコスプレガールをしばきますんで!



 姿を見せたコスプレ少女集団こと『『女学生』のリビングデッド』たち。ある種シンボルとも言える学生服を脱ぎ様々な衣装を身にまとったその姿に、夢ヶ枝・るこる(豊饒の使徒・夢・f10980)はその動機を想像する。
「こういう方々ですと『丁度良い服は入手し辛い』でしょうし、その部分は理解出来ますねぇ。まあ、放置は出来ないわけですが」
 彼女自身体形の関係上『丁度良い服』がなかなかなくそれ故このメガリスに興味を持っていたので、理由は違えど自分に合った服を用意しづらそうな彼女たちが着替えを自由にできるメガリスを求めるのは理解できた。
 最も理解できようともすべきことは変わらない。敵を殲滅するため、るこるは得意の空中浮遊状態で相手を迎え撃つ。
 そして波山・ヒクイ(ごく普通のキマイラ・f26985)も、笑い過ぎて自身はほぼ動けなかった前回とは違いしっかりと相手を見つめ向かい合っている。
「おっと通してもらおうかコスプレガールズ。メガリスであんな絵的に面白……許されない悲劇を繰り広げようなぞ、わっちが許さん!」
 何しろ今回の相手は一般的な意味で『似合う』衣装をまとったただのコスプレ少女集団。個としての戦闘力はともかく、絵的なインパクトは先の海賊集団とは比べるべくもない。あれを乗り越えたからには多少奇抜な格好をしていようと動揺を誘われることなど一切ない、と断じてもいいくらいだろう。
 そんな二人にも女学生たちは一切怯むことなく、数を揃えて襲い掛かってきた。
「まずはそっちのでっかいの! 喰らえ、白炎ぱーんち!」
 従える白い炎を腕に纏わせ殴り掛かる少女。それをるこるは、前面に展開した浮遊砲台『FRS』と『FSS』による射撃で迎え撃つ。
 弾頭を炸裂弾に換装していたこともあり、その衝撃は広範囲に広がり、接近してきた少女たちを纏めて吹き飛ばした。
「まだまだ!」
 少女たちが倒れるが、その屍を踏み越え後続が次々と現れる。前が倒れてもそれをきっかけにいくらでも増援が現れる、【ナイトメアランページ】による人海戦術だ。
 さらに増援はそれだけにとどまらない。グリードオーシャンらしく、彼女たちの後方から宙に浮く幽霊船がいくつも現れた。そしてもちろんその上には幽霊船員たちの姿が。それを見たヒクイがドン引きした表情で声をあげる。
「えっ、船団……? いやおまっ、どんだけ後輩と恋人いんのよ!? 人脈広すぎじゃねーの!」
 彼女たち個人の実力は駆け出し猟兵より若干下。それでもそれを五倍した乗員を乗せた船を一人二隻ずつ呼べば、その数はとんでもないことになる。
「えーと、この場限りなら万はいかない?」
「どんなマンモス校だ!」
 桁の基準がおかしいわ、と突っ込みたくなるヒクイだが、この圧倒的数の暴力こそが彼女たちの本領。たとえ一人二人倒されても、それを乗り越え数で踏み潰すというスタイルこそが彼女たちの真骨頂とも言えた。
「……いや、だがわっちには策があるっ」
 ヒクイはそう言って現れた船団の方に目を向ける。その視線に射抜かれた瞬間、突如船の上の男子学生たちの動きが鈍り始めた。
「あ、ちょっと、ダーリンたち、何やってるのよ!」
 召喚主と思しき女学生が叱咤するが、どうにも彼らの動きはのろいままだ。
「幾ら恋人や先輩の頼みでも、「あいつ気に食わないからボコってよ」なんて言われたら、多くはドン引きする! そして残りは「めんどくせーな」と思う。その上で、色々天秤にかけて、ヒトは動く!」
 得意げに解説するヒクイ。その言葉を証明するかのように、男子軍団はどうにもめんどくさそうに船の下を見下ろしていた。
「わっちのUCは、そんな皆様の心理をつよ~く後押しするもの。さぁみんな……サボりたくなーれ!」
 そう、これはヒクイのユーベルコード【誘惑・サボタージュ宣言】の力によるもの。ただの精神攻撃ではないもっと強力な力で大集団の士気を落とし、彼らをただいるだけの頭数に過ぎない存在へと落としたのだ。
「くぅぅ、だったら直に行くわ! ほら皆行くよ!」
 アリス服姿の少女……アリスクロスの狂気耐性で誘惑をはねのけた少女の士気の元、やる気を保った少女たちが一斉に襲い掛かる。
「大いなる豊饒の女神の象徴せし欠片、その裁きの理をここに」
 だがそれは、るこるの放った【豊乳女神の加護・乳焔海】による波動に阻まれた。その波動は彼女たちが使ったものとは比較にならないほどの白き炎を放ち、纏う服を焼き捨てていく。
「あ、熱っ! やだ、服が! 何すんのよこの変態!」
「そ、そういうつもりじゃありませんよぉ」
 服自体を焼いてしまえばどんな技能があろうとも関係ない。実際その通り服を脱がされた彼女たちはすぐにやる気を失いその場にへたり込んでいくが、服だけ焼き捨てると言うのはやはり絵面の関係かそれはそれで危なっかしい印象を与えずにはいられなかった。
 そして炎はやる気をなくしたまま動かない船団達さえも巻き込み、最後に後ろに残っていた青いツナギの少女達……火炎耐性持ちのワークギア少女はヒクイが直に仕留めていく。
「サボってる間にわっちは悪いコスプレガールをしばきますんで!」
 実際その通り、やる気をなくした耐性なしの者は救援に入ることもなくそのまま服諸共焼き捨てられ、残った僅かな数の集団系では猟兵に敵うはずもなく瞬く間に少女たちは鎮圧された。
「カルロスさんもああいうのを着て遊んでいたのですかねぇ」
 消えていく色とりどりの少女を見ながら、るこるはそう思うのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

マグノリア・ステルニティ
ダメよ、お仕置きするのはあなた達じゃない、私達よ♪

というわけで蹂躙する肉魔獣発動、呼び出した仔達にリビングデッド達を襲わせるよ。
触手を絡ませ筋弛緩毒で抵抗を奪って、そのまま同化吸収、【捕食】させちゃおうかと。
仲間を呼ぶならその子も纏めて、ね♪

私は獣達から逃れた子を捕まえて、【肉体改造】で生やした触手で拘束しつつ【吸血】、【生命力吸収】しちゃおうかと。
並行して全身への愛撫も忘れずに。果てる前に、めいっぱい快感を教えてあげるね…♪



 襲撃者たちを退けたら任務に失敗した海賊たちに『お仕置き』することを宣言していた女学生たち。その言葉を、マグノリア・ステルニティ(亡き創世の七重奏・f30807)が聞きとがめた。
「ダメよ、お仕置きするのはあなた達じゃない、私達よ♪」
 その台詞に、女学生たちも反論する。
「何よ、そもそもあなたたちが来なければあいつらにあんな仕事させる必要もなかったんだからね。私たちがお仕置きしなきゃいけないのはあなたたちのせいなんだから!」
 あまりにも身勝手で滅茶苦茶なことを言ってマグノリアに襲い掛かる少女達。だが、そうやって迫ってくるのも予想済みとマグノリアはあくまで余裕で迎え撃つ。
「この仔達と、遊んであげてね?」
 そうやって呼び出すのは【蹂躙する肉魔獣】の無数の触手を生やした獣型の肉塊。あくまで獣の形はとっているものの、全身から触手を生やしてのたうたせ、ぬらぬらと粘液でぬめるその姿は不死者たる少女達よりよほど奇怪な外見だ。
「うげっ……何なのあれ……?」
「だ、大丈夫! 所詮見た目だけ……行くよ!」
 学生服……ただしアルダワ風の、を着込んだ女学生が先陣を切る。その果敢な特攻から見てドラゴニアン制服で勇気を強化しているのだろう。だが、実力が伴わない勇気はただの無謀に過ぎない。早々に彼女は触手に囚われ、その体へと引き寄せられてしまった。
「あひぃぃぃぃぃぃぃ!?」
 服の中に触手に潜り込まれ、リビングデッドでも体の感覚は残っているのか奇声を上げる少女。さらにその体の各所に触手が突き刺され、そこから何かが流し込まれると同時に少女はぐったりと体を弛緩させる。そのまま少女は触手の奥の獣の体にこすり付けられ、びくびくと痙攣しながらその中へと飲み込まれて行った。
「な、なんなのあれ……」
 その様子に後続の少女達は青白い顔をさらに青くし、後ずさりする。如何に死体とはいえ有機物であることに変わりはなく、リビングデッドたる彼女たちは有機物を消化吸収できる獣にとっては餌の群れに他ならなかった。
「あっち! 本体狙うよ!」
 他の少女の号令で、獣を迂回しマグノリア自信を狙おうとする女学生たち。マグノリアはその様子を、待ってましたとばかりに体を曝して迎え撃った。
「うふふ、こっちもいただきまぁす❤」
 マグノリアは自身の体を弄り回し、獣と同様の触手をそこから生やす。それに女学生たちの脚は止まりかけるが、大群で迫ったのが仇となり急に止まることは出来ず、結局纏めてマグノリアに突っ込んでいくこととなってしまった。
 まず最初に自分の所に来た一人を捕らえ、その体に触手を突き刺して力を吸い上げるマグノリア。死した体に残る僅かな生命力も吸われてすぐに少女はぐったりするが、それに呼応するように増援が次々と湧き出してきてはマグノリアに襲い掛かる。
「あは、こんなに相手できないかも♪」
 そう言いながらも、マグノリアは次々と少女を抱き寄せては服の中に手を突っ込み、全身を触手で撫でまわしていく。そこからあぶれた者は、獣に囚われより強烈な触手攻めからの消化吸収だ。
「あぎゃ、ひゃいぃぃぃぃん!」
「あへ、からだ、おかし……いひぃ……」
 次々に心身ともに溶けていく少女達。数故に時折攻撃を届けられる者もいるが、その後に待っているのは触手による拘束からの吸収だ。
「果てる前に、めいっぱい快感を教えてあげるね……♪」
 また新たな少女を触手で貫きながら、マグノリアは彼女たちの首に牙を突き立てるのであった。

成功 🔵​🔵​🔴​

オルヒディ・アーデルハイド
目の前に現れた『女学生』のリビングデッドの集団
キャバドレスを纏い化粧を施し生前と変わらぬ姿を保っている
ピチピチギャル集団だ
事前にリビングデッドだと説明されてなかったらわからないかも
メガリスへの執着は美への執着なのかな
化術100レベルあれば生前と変わらぬ姿に化けれるよね
女性は化けると聞くけれどこれほどなんだね

お姉さんたちの視線が怖いな
外見はピチピチでも脳は腐ってる腐女子が混ざっているようだ

数が多いしフワリンを呼びだしてフワリンの癒しで
せめて痛みを知らず安らかに眠らせていこう
傷は治るから外傷も癒せるよね
綺麗な姿で眠らせよう



 オルヒディ・アーデルハイド(アリス適合者のプリンセスナイト・f19667)の前に現れた女学生。彼女たちは集団の中でもとりわけ煌びやかなキャバクラ風ドレスを纏い、顔には厚めに化生も施した、生前と変わらぬ姿を保っているピチピチギャル集団だ。美しくもある種媚びたような、あるいは品のなさも感じさせるその姿を見てオルヒディは思う。
「メガリスへの執着は美への執着なのかな。化術100レベルあれば生前と変わらぬ姿に化けれるよね。女性は化けると聞くけれどこれほどなんだね」
 腰に巻いた装飾過多のベルトがあやかしベルトあたりなのかもしれない、そう観察するオルヒディに、リビングデッドたちもまたじっくりと視線を向け観察をし返していた。
「ねえ、あの子……」
「間違いないね」
 観察の結果、何かを確信しオルヒディをじっと見る一部の少女。その視線はオルヒディはある種の恐怖と、一つの察しを齎していた。
「お姉さんたちの視線が怖いな。外見はピチピチでも脳は腐ってる腐女子が混ざっているようだ」
 それは文字通りの意味ではなく、一部の文化に明るい者にはおなじみの用語。女性のアンデッドを冗談としてそう形容することはしばしばあるが、どうやら目の前の相手は冗談では済まない本物らしい。
 その視線を向けたものがまずかかってくる。それに対し、オルヒディは自身の前に宙に浮く小型の首長竜のような奇妙な生き物を呼び出し迎え撃った。
「なぁ~ん」
 その生き物が気の抜けた鳴き声をあげると、それを耳にした少女たちがぱたぱたと倒れ眠りだす。そしてその倒れた拍子にドレスがめくれ上がり、腹の部分に深い穴……おそらく生前の致命傷だったものだろう傷が露になる。
 その大きな傷が、彼女の寝息に合わせるように少しずつ塞がっていった。
「せめて痛みを知らず安らかに眠らせていこう」
 その謎の生き物、【フワリンの癒し】の鳴き声の力で眠らされたものは傷が負傷が回復していく。最後には倒さなければならない相手とはいえ、出来れば綺麗な姿で終わって貰いたいという彼の心遣いであった。
 だが、その後ろには別の少女達が呼び出したと思しき恋人と後輩の船団が控えている。彼らはその圧倒的数でオルヒディを蹂躙せんと迫るが、それでもオルヒディはフワリンに声を上げさせるのを止めない。
「数が多くても……フワリンの癒しなら」
 フワリンの癒しは声が届く範囲のものを任意に眠らせる。オブリビオンとはいえ個としての実力は劣る集団系ならば、ほとんどと相手は抵抗しきれず眠らせることができるだろう。ましてや召喚された者たちなど。
 その声の元、船は沈み、少女は倒れ、動く者はその場からほとんどいなくなっていった。
「せめて、最後に……ちょっとくらい見せてよ……!」
 何とか耐えきった数体の『腐った』女子がオルヒディに縋りつく。それは服と相まって男に捨てられる夜の女な風にも見えたが、オルヒディはあくまで彼女を大人しくさせることに注力した。
 僅かに攻撃するそぶりを見せるが、結局大きなダメージは与えられないまま彼女たちも眠りにつく。そして動く者のいなくなったその場所で、オルヒディは希望を齎す白銀の槍を構える。
「綺麗な姿で眠らせよう」
 残念だがこのまま彼女たちを放置することは許されず、先に進むためにも仕留めていくほかない。それでも出来るだけ綺麗なままでと、最小の動きだけでオルヒディは少女たちを永遠の眠りにつかせていくのであった。

成功 🔵​🔵​🔴​

シャルロッテ・ヴェイロン
R.I.P.名もなきコスプレ犠牲者な海賊の皆さん(死んでません――まあ死んだも同然だけど(ぇ))。

――というわけで、敵を討たせてもらいます、「くさったしたい」の皆さん!(ぉぃ)
――え、違いました?じゃあゾンビ?グール?キョンシー?(とか、さりげなく【挑発】)
――まあとりあえず、その似合わない衣装ごと【焼却】されてください(【属性攻撃・先制攻撃・2回攻撃・一斉発射・乱れ撃ち・制圧射撃・誘導弾・レーザー射撃】)。
後輩の皆さん?当然【全力魔法】つけて撃墜しますよ?

※アドリブ・連携歓迎


荒散屋・無躯
※何でも可
※使用技能:暴力

今度は手加減なしでいいだろ、さっきと同じ感じで、目の前の奴から適当にボコっておくぜ
でも、なんかぶっ飛ばす度に増えてねぇかな…? アレか、敵のアレで増えてんのか
…まあいいや、片っ端から全部ぶっ飛ばせば同じことだ
色々キテレツな恰好してるみてぇだが関係ねぇ、ヒトなら頭ぶっ潰せば一緒だぜ

…あ? 顔面狙って何か悪いことでもあんのか?
くだらねぇ…男だろうが女だろうが
オレらドン底のもんからすりゃあ、ドイツもコイツもクソッタレだぜ



 眼前に広がる敵の前、シャルロッテ・ヴェイロン(お嬢様ゲーマーAliceCV・f22917)は静かに祈りを捧げていた。
「R.I.P.名もなきコスプレ犠牲者な海賊の皆さん」
 死んでません。いやある意味死んだも同然だけど。そして彼らを(ある意味)殺したのは、他ならぬ目の前に広がる女学生の群れ、そしてその向こうにいるはずの首魁。彼らの無念を晴らすべく、シャルロッテはまずはこのコスプレ集団を殲滅せんと向かい合う。
 そして彼女たちの退治に意欲を見せる者がもう一人。
「今度は手加減なしでいいだろ、さっきと同じ感じで、目の前の奴から適当にボコっておくぜ」
 荒散屋・無躯(Trash・f32488)は普段通りのぶっきらぼうな口調で、指をぼきぼきと鳴らしながらそう言った。その態度は一見すれば海賊たちに向かい合った時と同じだが、乱暴な言葉の裏に相手への仄かな気遣いが感じられたあの時と違い、今の彼が放つのは明確な敵意と害意だけだ。
 それをどこまで感じ取れているかは定かではないが、女学生たちは一斉に二人に向かって一斉に進軍しはじめた。そしてそれをまず遺産で迎え撃つはシャルロッテ。
「――というわけで、敵を討たせてもらいます、「くさったしたい」の皆さん!」
 その言葉に、女学生たちの間に一気に冷たい空気が走る。
「誰がくさったしたいだ! よく見なさい! 眼玉も抜けてないし涎も出てないでしょうが!」
 戦闘にいた一人が怒り顔で抗議する。確かにその見た目は血色こそ悪いが、明確に腐敗や破損しているような部位は見受けられない。
「――え、違いました? じゃあゾンビ? グール? キョンシー?」
 その答えに、わざとらしく様々なアンデッドの名を並べるシャルロッテ。その顔はふてぶてしく、正解が分かっているのにわざと間違えているのが明らかだ。
「リビングデッドだ! 二度と間違えるなーっ!」
 ブチ切れ状態で一斉に襲い掛かる女学生たち。事前に聞いていた通り自分の種族名に相当なこだわりがあるらしく、わざとそれを間違えるという単純な挑発に全員纏めてあっさりと引っかかった。着ている服がレザージャケットやバイオウェアのような攻撃系技能の者ばかりで精神系の耐性が強化されていないのもあり、彼女たちは面白いようにシャルロッテにヘイトを向けて詰め寄っていく。
 その先陣を切っていた学生の顔に、無躯の拳がカウンターでめり込んだ。
 そのまま拳は強引に振り切られ、少女は鼻が曲がり顔の骨を陥没させながら無残に転がって消滅した。
「な、な……」
 いきなりの容赦ない暴力に、怒り狂っていた女学生たちも思わず足が止まる。それに何か言うこともなく、無躯は手あたり次第顔や腹などを容赦なく殴り飛ばし次々と学生たちを消滅させていく。
「な、何すんのあんた! 顔殴るとかないわ!」
「……あ? 顔面狙って何か悪いことでもあんのか? くだらねぇ……男だろうが女だろうがオレらドン底のもんからすりゃあ、ドイツもコイツもクソッタレだぜ」
 学生の言葉に吐き捨てるようにそう言って、また一人倒れた敵の顔面を踏み抜いて消滅させる無躯。戦場に出たからには殺し殺されるだけの相手。女だから、子供だから、そんなのは何の理由にもならない。自らをTrash―-ゴミクズと称するからこそ本当に無価値なものを見極めることができる彼の言葉は、死してなお学生という身分に甘える少女達に痛烈な教訓を与えていた。
「でも、なんかぶっ飛ばす度に増えてねぇかな……? アレか、敵のアレで増えてんのか……まあいいや、片っ端から全部ぶっ飛ばせば同じことだ」
 倒すごとに増えていく数頼みの人海戦術。だがそこに、教訓はもう一つ放たれる。
「――まあとりあえず、その似合わない衣装ごと【焼却】されてください」
 シャルロッテの放つ、【ATTACK COMMAND】の攻撃用プログラム。速射性の高い高誘導の弱点属性持ちレーザー乱れ撃ち……攻撃用の技能を大量に乗せた連続射撃が、次々と女学生たちを焦がす。
「やっ、ちょ、おねがい助け……」
「後輩の皆さん? 当然【全力魔法】つけて撃墜しますよ?」
 後ろに現れた増援は、威力に特化して船諸共出撃前に叩き落とされた。例え服で一つの技能を強化しても、ただそれを振り回すだけでは大した効果は得られない。いくつもの技能を的確に組み合わせ放たれた射撃が、宣言通り服と船諸共女学生たちを焼き尽くしていった。
「色々キテレツな恰好してるみてぇだが関係ねぇ、ヒトなら頭ぶっ潰せば一緒だぜ」
 そのレーザーを掻い潜ろうとする学生の頭には、大ぶりな石が叩きつけられる。海賊にも使った無躯の【ソコらのアレで適当にババッとやるやつ】だが、今回は攻撃力重視、一切遠慮のない殺意に満ちた一撃だ。
 巧みに組み合わされた技能と、容赦なく荒れ狂う暴力。二つの厳しい教訓は、甘えた学生たちを二度と立てないほどに叩き伏せるのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

ルイザ・シャーロット
【恋華荘】
リビングデッド……女学生とはいったいなんなのでしょう?
バニーガール姿にいちごさんが興奮……ちょっと嫉妬してしまいますね。
うるさんも、そこまでからかわなくても……。

って、私までなんでバニー姿になってるんですか?!!
恥ずかしいと思っている暇なんてないはずですが、
やっぱり恥ずかしいものは恥ずかしいです!

でも、なんとか集中して【千里眼射ち】で一体一体を狙って射て、
少しずつ着実に数を減らしていきますね。

でも、これで勝てると思った矢先にいちごさんのユーベルコードの
効果が切れて服が消えてしまって。
思わず、金切り声を上げてその場にへたり込んでしまいます。
やっぱり、恥ずかしいのは恥ずかしいです……


彩波・いちご
【恋華荘】
女学生のリビングデッドたち…ですよね、あれ?
既にバニーガールになってますけれど…
思わず見とれてたら、うるさんに突っ込まれて
「は、鼻の下なんか伸ばしてませんよっ!?」
そりゃ、バニーは好きですけれど…
思わず赤面して狼狽えてたら、うるさんがさらに揶揄うように迫ってきて
…無意識に【異界の服飾】が暴走して、うるさん達の服をバニースーツに再構成してしまいます
うるさんだけでなく、ルイザさんや、通りすがりの魔法少女(咲耶さん)まで巻き込んで…

「す、すみません、お代は帰ってからでー!?」

赤面で慌てながらも何とか女学生バニーには魔法で攻撃を

…戦い終わって一安心したら、服飾の効果が切れて、衣装消えたり…?


天安・咲耶
【恋華荘】

あの女学生達が……
あれ?学生服着てないから女学生じゃなくない?
『気にしない方がいいわ』
わかったー!

何かイチャイチャしてる人達がいるけど、一般の人達かな
しっかり、護らないとっ!
『ここに居るってことは一般の人じゃ…あ、これ聞こえてない』
ミリュエールの半分を空中に放り投げて
数が多いし一度に行けちゃうのがいい、ん? あれ?
………
な、なんで私の服が変わっているのー!?
『あー、見事なバニーね。中々似合ってるわよ』
そーゆー問題じゃあないー!

そうこうしてる間に、放り投げた杖の片割れが彗星に変化して落ちてくる
「『あっ』」

ま、まあ、結果オーライじゃないかな!うん!
って、また服がぁ
み、見ないで…


月灘・うる
【恋華荘】

今度は女学生バニーさん?
マッチョメイドさんよりはいいけど、
女学生の武器、制服を着ていないのは……って、
いちごさん? 頬緩みすぎ!

「ふうん、いちごさんこういうのが好きなんだ?」

リビングデッドもストライクとは、さすがいちごさん。

と、感心しつつ、これはおいしくなると感じ、

「帰ったらうーちゃんも着てあげようか?」
「よかったら混浴もしてあげちゃうよ?」

なんて言いつつ、うりうり胸を押しつけていたら、
暴発したいちごさんに、バニー姿にされてしまって……。

「いちごさん!? こういうのは先払いがお約束だよ!?」

抗議しつつも、

「帰ったら、しーっかり払ってもらうからね?」

と、上目遣いで訴えるのでした。



 倒せど倒せどまだまだ湧き出る女学生のリビングデッドたち。彼女たちを次に迎え撃つのは、【恋華荘】の面々だ。
「女学生のリビングデッドたち……ですよね、あれ? 既にバニーガールになってますけれど……」
 彩波・いちご(ないしょの土地神様・f00301)の言う通り、今回彼らの前に現れている女学生は揃ってバニー姿で統一されていた。
「今度は女学生バニーさん? マッチョメイドさんよりはいいけど、女学生の武器、制服を着ていないのは……って、いちごさん? 頬緩みすぎ!」
 その姿を月灘・うる(salvage of a treasure・f26690)もまた見るが、それよりも彼女の視線は隣にいるいちごの方へとすぐに向けられた。
 事実、彼女の指摘通りいちごの表情は少なからず緩み、思わずしてバニーに見とれてしまっているのが周囲にもバレバレな状態だ。
「ふうん、いちごさんこういうのが好きなんだ?」
 リビングデッドもストライクとはさすが、とからかうように言ううる。
 その二人の様子を、ルイザ・シャーロット(冷静な弓箭衛士・f27402)はどうにも微妙な表情で見つめていた。
「リビングデッド……女学生とはいったいなんなのでしょう? バニーガール姿にいちごさんが興奮……ちょっと嫉妬してしまいますね。うるさんも、そこまでからかわなくても……」
 身分を定義づけるはずの学生服を脱いだ敵の姿もさることながら、それに興奮するいちごと楽し気に彼をからかううる。その様子を見て、ルイザの心中は色々と穏やかではなくなってしまっていた。
 そんな彼女の様子にも気づかずに、いちごは頬を染めてうるのからかいに反論する。
「は、鼻の下なんか伸ばしてませんよっ!?」
 懸命な抗議の声だが、その後にこっそり付け加えた『そりゃ、バニーは好きですけれど……』の意思を目ざとく察知され、さらにからかわれるいちご。
「帰ったらうーちゃんも着てあげようか? よかったら混浴もしてあげちゃうよ?」
 大ぶりな胸をうりうりと押し付けからかい続けるうると、それを見てやっぱり胸のあたりがもにょもにょとするルイザ。
 三人がそんな青春ドラマを演じている中、なぜ敵は襲い掛かって来ないのか。その答えは、前方で一手に敵を引き受けている者がいたからだ。
「あの女学生達が……あれ? 学生服着てないから女学生じゃなくない?」
『気にしない方がいいわ』
「わかったー!」
 これ以上海賊たちの様な犠牲者を出さないためにも、しっかりと元凶を討伐するべく咲耶は敵に立ち向かう。
「何かイチャイチャしてる人達がいるけど、一般の人達かな。しっかり、護らないとっ!」
『ここに居るってことは一般の人じゃ…あ、これ聞こえてない』
 そんな会話と共に女学生たちと交戦していたのは、天安・咲耶(人間のサイキッカー・f32214)とその相棒ミリュミ。
 近くにいる一般人(推定)を守るため、鎖でつながれた杖『リュミエール』を巧みに操り敵を攻めていく咲耶。返される恨みの籠った視線も杖の半分を振り回して纏めて防ぎ、さらにもう半分は高々と放り投げて調子よく敵をいなしては戦いを優位に進めていく。
 だが一方、その一般人(仮称)たちの周囲の空気が僅かに揺らぎ……
「って、私までなんでバニー姿になってるんですか?!!」
 その場の全員がバニー服姿になっていた。
「ご、ごめんなさい! つい無意識に……」
 思わずいちごのユーベルコード【異界の服飾】が発動。戦場にいる猟兵たちの服を纏めてバニー服へと変換してしまっていた。
「いちごさん!? こういうのは先払いがお約束だよ!?」
 これにはさすがに驚きつつも、やっぱりからかうことは忘れないうる。
「な、なんで私の服が変わっているのー!?」
 そしてその効果は、咲耶にもばっちり現れていた。
『あー、見事なバニーね。中々似合ってるわよ』
「そーゆー問題じゃあないー!」
 さすがの咲耶もこれには思わず同様。そしてそれを好機と見たか、女学生たちは一斉に追加の仲間と後輩を乗せた船団を召喚、咲耶を数で押し潰しにかかってきた。
「恥ずかしいと思っている暇なんてないはずですが、やっぱり恥ずかしいものは恥ずかしいです! でも……!」
 バニー服の恥ずかしさに耐え、顔を真っ赤にしながらも必死に集中、【千里眼射ち】を放って戦線に加わるルイザ。その一撃は過たず命中し、先陣を切るバニー女学生を打ち倒した。
「あ、あれ? 一般の人が?」
『だから一般人じゃないって言ってるでしょ!』
 思わぬところからの援軍に目を丸くする咲耶。さらにそれに続き、いちごの魔力弾が後方の船へと叩きつけられ、その船体に穴をあけた。
「す、すみません、お代は帰ってからでー!?」
「帰ったら、しーっかり払ってもらうからね?」
 そんないちごに上目遣いで、ついでにバニー服になって良く見えるようになった谷間も強調しつつうるもアピールする。もちろんただアピールするだけでなく、強化された『オックスブラッド』による射撃での援護もばっちりだ。
「くぅぅ……何よあいつら! イチャイチャしてたと思ったらいきなり攻撃してきて!」
 一部の女学生が歯噛みする。恐らく船団召喚ではなく恨みの視線担当の、彼氏いない系学生の皆さんであろう。
 ともあれ、いちごを中心にバニーハーレムと化した恋華荘チームは各々の攻撃でバニーガールズを押し返していく。やはりなんだかんだ色々な絆で繋がった仲間たち、その連携は固く、次々とリビングデッドたちを土へと返していった。
「一般人さん、すごーい!」
『いやだから……もういいわ』
 その活躍に咲耶もすっかり応援モード。さりとて彼女もずっと何もしていなかったわけはない。そう、彼女は杖の半分を使い戦闘していた。そしてもう半分、高く放り投げた方は。
「『あっ』」
 【ミーティア・インパクト】の彗星と化し、女学生の集団のど真ん中に直撃した。まさに隕石直撃と言わんばかりの轟音と爆風を立てて一気に敵をなぎ払う彗星。
「きゃあああ!?」
「え、なんですかこれー!?」
「やっぱり責任取ってよねいちごさん!」
 突然のことに恋華荘メンバーも驚くが、その爆風が収まった後には敵の姿はなく、どうやらすべて片が付いた模様。
「ま、まあ、結果オーライじゃないかな!うん!」
「ええ、色々あったけどこれで一安心みたいで……」
「そうですね……っきゃああああああああああ!?」
 再度、さらに甲高い金切り声を上げてうずくまるルイザ。その体は、バニー服すらなくなり覆うものが何もなくなっていた。
 一安心して気が抜けたところでいちごのユーベルコードが消滅。効果諸共全員の服が掻き消えてしまったのだ。
「って、また服がぁ。み、見ないで……」
 もちろん巻き込まれた咲耶もばっちり服消失。
「い、いちごさんちょっと積極的すぎ!」
 うるも当然同様。しかも彼女はスタイルがこの中で一番いいので裸になるとそれがさらに際立つ。
 真っ赤になった女性三人から様々な目を向けられるいちご。もちろん彼だってこの結果は本意ではないし可能なら真っ当な形に責任は取りたい所……だが、絵面からしてみれば彼が色々やらかしてしまったようにも見えてしまう。
「え、えっと……」
 結局彼もまたしどろもどろに、女性たちの視線を受けることしかできないのであった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​

ドゥルール・ブラッドティアーズ
共闘×
グロ×
SPD

『永遠の愛』で高まった【気合い】と
【呪詛耐性・狂気耐性・激痛耐性】により
彼女達の悪夢で受けるダメージは僅か

なるほど……
貴女達のメガリスへの執着は
生前なりたかった自分になれるから、ね

守護霊の【ドーピング】の効果も増しており
一点特化した技能で攻撃されても
魔術系には【残像・ダッシュ・ジャンプ】で的を絞らせず
【不意打ち・吸血】で【呪詛】を注ぎ
身体能力系には 雷の【属性攻撃・範囲攻撃】と
それぞれ違う分野の【マヒ攻撃】で無力化

貴女達の夢を二度も壊させはしない。
私達の楽園で理想の自分を目指すといいわ。
いろんな子が居るから良い勉強になるわよ

【誘惑・催眠術】を籠めて【慰め】
【生命力吸収】のキス



 何度となく戦い、倒され、それでもまだ全滅には至らない女学生のリビングデッドたち。ドゥルール・ブラッドティアーズ(狂愛の吸血姫・f10671)の前に現れた彼女たちは、やはり色とりどりの様々な衣装に身を包んでいた。
 ドゥルールは配下の海賊たちとは戦ってはいない故その見た目の衝撃を実際に走らないが、少なくとも今彼女の目の前にいる女学生たちは多少変わった所もあれ、見ただけでのけ反るようなとんでもない服を着ている者はいなかった。
 その理由を考えるドゥルールを、女学生たちの一部が恨みがましい視線で睨みつける。その視線がドゥルールに刺さるの同時に、彼女の脳裏に暗い光景が突如浮かんだ。
 暗い海の底。肺から搾り出されていく空気。もがいた手は何もつかめない。塩辛い水が胃と肺を満たし、苦しみの中意識を塗りつぶしていく。
 【断末魔の瞳】で見せられたその少女の最期は、恐らく船が沈んでの溺死あたりだろう。その最期を白昼夢の中で受け止めながら、ドゥルールは続かない息を搾りだしてユーベルコードを詠唱する。
「今、私に宿る全ての魂の鼓動が一つになっている」
 【永遠の愛】で水に強い守護霊を宿し、死の呪いと苦しみへの耐性を自らに備えてその死を乗り越える。そして自分に仁美を向けてきた相手を見返すと、その服はギリシャ神話の女神のようなローブ姿……水中戦技能を持つアトランティス・スタイルだろう。
「なるほど……貴女達のメガリスへの執着は生前なりたかった自分になれるから、ね」
 素敵な、あるいは珍しい恰好をしたいという年相応の変身願望と、あの時この力があればと言う切羽詰まった願い。その二つの願いが彼女たちをメガリスに縛り付けるのだろうとドゥルールは考えた。
 だがそれが正解か否かに関わらず、女学生たちの攻勢は止まない。続けざまに各々の技能を持って攻めかかる少女達を、ドゥルールはその衣装に合わせた対処で迎え撃った。
 オラトリオヴェールやフェアリークロークを纏った、天使や妖精に扮した少女たちの持つ魔術系には素早く走り、飛びの物理的な三次元機動で翻弄して首筋から吸血して動きを止め、逆にレザージャケットやロングコヲトで物理的な力を纏った戦士を気取る少女達には、魔術的な雷を浴びせ麻痺を与えていく。一つの技能しか強化していない相手には、得意分野を外した逆張りの戦法はこの上なく効果で気であった。
 そうして目の前の少女達が粗方動けなくなったところで、ドゥルールは最初に自分に死の幻影を見せたアトランティス・スタイルの少女へ歩み寄る。
「貴女達の夢を二度も壊させはしない。私達の楽園で理想の自分を目指すといいわ。いろんな子が居るから良い勉強になるわよ」
 そう言うドゥルールの体に、身に宿した何人もの守護霊たちが幻影のように重なって見える。それは彼女が今まで訪れたすべての世界に合わせた……あるいはその世界においても奇抜とされるような様々な装いが揃っており、そしてもちろん服のみならずその中に宿された力も千差万別。その力の一端を与えるべく、ドゥルールはその少女を抱き寄せ唇を重ねた。
 かつて水の中絶えたであろう息を吹き込むように少女を慰めつつ、メガリスに縛られる今の命を吸い上げるドゥルール。少女は唇から暖かさを写された息をわずかに吹き、そのまま消滅した。
 彼女は本当はどんな装いを纏いたいのか、あるいはあの姿をより突き詰めて極めていくのか……いずれその答えが見られることを楽しみにしつつ、ドゥルールは次の女学生を抱き寄せるのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

真宵蛾・小鳥
その衣装は、革命により囚われた貴族のお姫様かな?

海賊さん達の尊くも愛しい犠牲の果てに、鏡の力を制御できるように成ったんだね。
其の力はあなた達を楽しませるには十分なものに成り得たかな?

楽しい時間は過ぎるのが早く感じてしまうね。もう、躯の海に帰る時間が来たみたいだよ?

【行動】蝶の群れで敵の動きを封じながら、【呪詛】の乗ったUC連鎖する呪いで攻撃します。

海賊さん達の心の痛み、きっとこっちの世界で知ることの出来る最後の良い思い出に成るから躯の海に帰る前に、おすそ分けするね。

恋人が沢山居るんだね。全員愛せていたのかな?
見たり見られたり遊んだり遊ばれたりする気持ち、みんなで味わってね。


久遠・翔
アドリブ絡み歓迎


うん、まぁ海賊達に比べれば似合うっすかね?
けど何だろうか嫌な予感しかしねぇ…

相手が女性だから攻撃しづらい…なので顔は攻撃せず気絶攻撃で倒しますが恋人と後輩呼ばれて囲まれます
それに対しては一瞬目を瞑り即加速
2回攻撃やなぎ払いで次々に倒していきます…相手が男なら何も問題はないのが悲しいっすけどね!?

ただまぁ、全部片づける間に服が所々破れ…マテ、何でお前ら発情してんひぃー!?(襲われる)
選択UCの影響で発情し戦闘不能まで体力吸収されるがナイトメアランページでさらに追加で選択UCの影響で発情のループに
最終的には死屍累々の状況に…しかも色んな服装だらけなので全制覇した感じになっている…



 数多くいたコスプレ少女達もとうとう最後の集団となった。それでも彼女たちは諦めず、メガリスを守るため立ちはだかる。
「死んでもメガリスを守るわよ! いやもう死んでるけど!」
 アンデッドお約束のジョークを飛ばしつつ仲間を指揮するのは、スカートが大きく広がったドレスを着た少女。その堂々たる振る舞いからして威厳持ちの蒸気巻き上げ式ドレスだろう。
 そのドレス姿に、真宵蛾・小鳥(コトリと落ちた其の箱は・・・・f32483)が静かに囁く。
「その衣装は、革命により囚われた貴族のお姫様かな?」
 所持した技能を的確に使いリーダーシップをとる彼女は、確かに姫と名乗っても違和感のない姿。だが、真っ白で地の気のないその顔はどうしても衣装に合わせた立場に伴う悲劇をセットで連想させてしまう。
「うん、まぁ海賊達に比べれば似合うっすかね? けど何だろうか嫌な予感しかしねぇ……」
 衣装の負の部分の印象まで含めたその姿は、海賊たちの姿とは違って純粋に似合う装い。それはつまり衣装の力を十全に出しているということを意味して不安を覚えいてる……わけではない久遠・翔(性別迷子・f00042)。まあ、戦闘の度に大体同じ目にあっているのである意味学習と言うか予見の様なものだろう。
 ともあれ、的確な衣装を纏う方法を編み出していることは間違いない。そしてそれは彼らの尊い犠牲の上に積み上げられたもの。
「海賊さん達の尊くも愛しい犠牲の果てに、鏡の力を制御できるように成ったんだね。其の力はあなた達を楽しませるには十分なものに成り得たかな?」
 その力を迎え撃つべく、小鳥は自身を構成する悪霊の蝶を差し向けた。それに合わせ、翔も少女たちに攻めかかる。
 蝶は少女たちに纏わりついてその動きを阻害し、そこを翔が次々と首やみぞおちを狙い一撃で気絶させていく。たとえ死んでいても女性は女性と、顔は狙わずなるべく綺麗な状態での無力化を狙う翔。
「ダーリン、よろしく! あたしたちがやられたらみんな消えちゃうよ!」
 前衛が崩れていくのを見て、ドレスの少女が恋人と後輩たちを召喚した。召喚主のユーベルコードによって使役されている彼らは、その存在自体を彼女たちに依存しているのだろう。幽霊船から飛び降りて剣や拳を構え一斉に猟兵たちを取り囲む。
 それに対しては、翔は一瞬目を瞑って集中し即加速、少女達に当てた者とは比べ物にならないほどに鋭く強力な攻撃で、彼らを顔を含めて容赦なく破壊していった。
「相手が男なら何も問題はないのが悲しいっすけどね!?」
 (一応は)メンタリティは男性である翔のこと、男相手に容赦がなくなるのはある種仕方がない。そうして男たちが瞬く間に鎮圧されて行くうちに、小鳥は前方にいる女たちに庁をさらに差し向けた。
「海賊さん達の心の痛み、きっとこっちの世界で知ることの出来る最後の良い思い出に成るから躯の海に帰る前に、おすそ分けするね」
 そうして発動する【連鎖する呪い】。その生気のない肌に消えない傷跡が刻まれ、終わりのない不幸が少女たちを染め上げる。
「何するのよ……ひっ!? ドレスが!?」
 最初の不幸、それはリーダーの少女に起こった。後方で彼氏たちを蹴散らす省の斬撃の余波に巻き込まれ、彼女のドレスが切り刻まれてしまったのだ。それに続くように、他の少女達も次々と裸に向かれていく。
 なぜそんなことになったのか、それは翔が自身の服が傷つくのも厭わず苛烈に男たちを切り続けたから。やがて男たちが粗方片付いたところで、翔が少女たちの方を振り返る。
「……マテ、何でお前ら発情してんひぃー!?」
 防具による体制を失った少女たちは、翔の【無自覚の誘惑術】に引っかかり一斉に翔に襲い掛かる。その姿は、まるで失った恋人の穴を埋めるものを取り合っているようで。
「恋人が沢山居るんだね。全員愛せていたのかな? 見たり見られたり遊んだり遊ばれたりする気持ち、みんなで味わってね」
 あの凄まじい数の男を本当に愛し切れていたのかと。そして恋人でない男に与えた辱めの報いを受ける時は今と。小鳥は静かに、そして冷たく少女たちに告げる。
 理性を失くした少女たちは、繋ぐ命もないのに翔に肉体を摺り寄せ、それを貪り合う。
「んひ、あ、ひぃぃ……」
 残る少女達は全て翔に殺到し、その豊満な体を貪るが、彼女たちが翔を攻めるほどにそれによって生命力は吸収され、残った仮初の命も消えていく。そしてその命が吸われるほどに翔の誘惑は増し、少女達はより翔を攻めあげる。
「ひぃぃぃぃぃぃぃっ!」
 最後に絶叫と共に背を反らし、翔が痙攣しながらその場に裸体を曝す。その周囲には服を切り裂かれ、脱ぎ散らかした少女たちの屍。文字通り死屍累々となったその場から、もう取り付く者はないと小鳥の蝶が舞い上がり、彼女の元へと帰る。
 後には冷たい骸の中、コスプレ少女を全て味わい尽くしたかのような格好で翔だけが肌を上気させ打ち捨てられるのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​




第3章 ボス戦 『貶める者』

POW   :    実はこんな服を着る趣味があったのですヨ
いま戦っている対象に有効な【恥ずかしい衣装かエッチな衣装】(形状は毎回変わる)が召喚される。使い方を理解できれば強い。
SPD   :    ワタシが盗んだことになってる下着たちですヨ
召喚したレベル×1体の【女性用下着】に【伸縮自在かつ触れることで体力吸収する紐】を生やす事で、あらゆる環境での飛翔能力と戦闘能力を与える。
WIZ   :    貴方の姿、いただきますヨ
【斬りつけて得た他者の体の一部】を代償に自身の装備武器の封印を解いて【自身を体の一部の持ち主そっくり】に変化させ、殺傷力を増す。
👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠フェリクス・フォルクエインです。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


 コスプレ少女たちを蹴散らした猟兵は、ついに終の王笏島の奥へと踏み込んでいく。
 島内にいくつもあったであろうメガリス貯蔵庫の一つ。その中から、槍を持った一人の女が現れた。
「あらあら、あの子達までヤられてしまったのですか。まあ仕方ないです。一着きこんだだけではあんなものでしょう」
 部下を倒されたこともさして気にする様子もなく、槍を構えるその女。彼女の後ろには豪華な枠に入った大きな姿見が見える。間違いない、あれがメガリス『着せ替え人形の鏡』であり、彼女こそがこれを強奪したコンキスタドールたちのボス『貶める者』だろう。
「まあ彼女たちのお陰でメガリスの使い方も大体把握しました。さてさて皆さんにはどんな衣装でお相手しましょうか。あるいは皆さん……どんな衣装の自分が見たいですか?」
 そう言って槍を構える貶める者。海賊と女学生を実験台にメガリスの使用を完璧にものにした彼女は状況に合わせ様々な衣装をまとい、あるいは変身能力と合わせこちらへの辱めにも用いてくることだろう。
 さあ猟兵よ、彼女の手からメガリスを奪還し、この無法なるコスプレショーに幕を下ろすのだ!
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 オープニングにも記載しました通り、『希望する旨をプレイングに明記した、成功判定以上の第三章参加者のみ』にメガリス入手の判定を行います。
 第一章、第二章で入手希望を表明していても第三章に参加しない、あるいは参加しても希望する旨の記載がない場合入手判定を行いませんのでご注意ください。
 誰が入手できたかはシナリオ完結時のリプレイに記載いたします。
夢ヶ枝・るこる
■方針
・アド/絡◎

■行動
成程、厄介では有りますが、お相手致しますぅ。

【截相】を発動、全『祭器』に『空間破壊効果』を付与した上で『移動↑/射程↓』とした『FBS』を嵌めて飛行しますねぇ。
『FMS』は『防御↑/攻撃↓』として自身の全方位を覆いバリアを展開、『FRS』は『攻撃↑/防御↓』として随伴、『FSS』は『攻撃↑/移動↓』として固定位置に配置し[砲撃]の雨を降らせましょう。
『強化衣装』は炸裂弾で焼払うか『空間』ごと排除、『恥ずかしい衣装』は[恥ずかしさ耐性]で耐えますねぇ。

『鏡』は『実物&発動』を見られれば、後程【宝創】で複製出来ますので、お譲りしますぅ。
ただ、戦闘中見損ねたら見せて頂けると。



 ついに姿を現した、コンキスタドール一団の首領でありメガリスの強奪者、『貶める者』。まずそれと向かい合うのは夢ヶ枝・るこる(豊饒の使徒・夢・f10980)だ。
「成程、厄介では有りますが、お相手致しますぅ」
 早々に戦輪『FBS』を嵌め、浮遊状態となるるこる。
「大いなる豊饒の女神、あなたの使徒に『消失の加護』をお与え下さいませ」
 そのまま【豊乳女神の加護・截相】を発動し、装備するすべての兵装に空間破壊効果と、必要のない性能を下げ本来の役割を強化するという加護を纏めて付与する。
 そのまま自身は強化された移動力で飛び回り、固定の砲撃と自身に随伴する砲撃の二つで多面的に攻めていくるこる。連続して降り注ぐ空間破壊の効果を持った砲弾が、貶める者の立つ場所を奪い一気に追い詰めた。
「あらあら、随分無茶な強化をしちゃいますね。ではこうですヨ」
 その追い詰められた端にあった姿見、メガリス『着せ替え人形の鏡』に自らを写す貶める者。その瞬間、彼女の体が光に包まれ、一瞬にして別の服装へと変化した。
 そしてそれと同時に、空間さえ破壊する加護の砲弾がその力を弱められ、貶める者の前で弱々しく落ちる。そして砲弾の幕がなくなった時露になったその姿は、全裸に三箇所札を張り付けただけという、最早服とは到底呼べない姿であった。
「えぇ……」
 その姿に流石のるこるも若干困惑気味である。だが、その姿であっても攻撃を大きく軽減したのは確か。これは一体如何なる力か。
「あら? 何を言っているのですか? これはあなたがこっそり外に出るときしている格好を真似たものですヨ」
 そう言って胸の札を撫でると、そこには『乳牛』『フリードリンク』など札に書くには様々な意味で相応しくない言葉の羅列が現れる。もちろん、るこるはこんな格好で徘徊などしていない。だが事情を知らない者が見ればまさか……と万一に思うこともあるかもしれないし、何よりその文字が現れたところで砲弾の力はさらに弱まり、完全に敵に届かない場所までしか飛ばなくなってしまった。
「なるほど、最新の……!」
 加護の力すら封じ込めるその力に、るこるは思い当たる。あの札は封魂符、つい最近発見された封神武侠界の防具だ。そして所持能力は、これまた最新の技能である道術。神の力を道の力で防ぎ、衣装の内容で相手を惑わせる。メガリスを用いた十全な二重ユーベルコードと言う反則技で、るこるの加護を強引に打ち消したのだ。
「うさんくさい力にはうさんくさい力ですヨ。自動アプデ式メガリスもうさんくさいっちゃーそうですケド」
 根本的に神や宗教の類を信じていないのだろう、力は使えどその根源は馬鹿にしながら、貶める者がほぼ裸の格好で槍を振るって襲い掛かる。その攻撃をるこるは円盤『FMS』のバリアで受け止めつつ高速で飛翔し躱すが、相手の道術の範囲に入ってしまえばこの力も下手をすれば消されかねない。
「……ならばぁ」
 加護の力を抑え込まれた砲台に、換装システム『FCS』を取り付けるるこる。それによって変えられた弾丸が再度貶める者に向かって射出される。
「ですからそういうわけ分からないものはぁ……」
 それも道術によって無力化せんと平然と受け入れる貶める者。だが、その弾丸は貶める者の前に着弾し、そのまま強烈な爆発と衝撃を巻き起こした。
「あ、あつっ!? な、なんですかこれ!?」
 炎が物理的に肌を炙り、焼いていく。露出度の高い恰好は直に炎に炙られる面積を増やし、普通に用いた以上の大ダメージだ。
「火が当たれば燃える、不思議でも何でもないですよぉ」
 FCSが換装したのは炸裂弾。恥ずかしさを耐え炎で肌を焼くという現実的な手段の攻撃は道術の守りと服による羞恥攻めを破り、さらには力の源である札さえも焼いていく。
「あぁっ!? さすがの私も全裸趣味は……」
「今更ですよぉ」
 そして守りがなくなった所に、再度加護を受けた方が叩きつけられる。今度は十分に弾は届き、そのまま貶める者をダウンさせた。
「使う所も見られましたし、私はこれでぇ」
 一度見たメガリスならユーベルコードでコピー品を作ることができる。るこるはそう考え、メガリス争奪戦には加わらず戦場を後にするのであった。
「……着ませんよぉ?」
 あの札を張るためにコピー品を作るのではない、それだけ念を押しながら。

成功 🔵​🔵​🔴​

オルヒディ・アーデルハイド
アドリブ連携歓迎

メガリス『着せ替え人形の鏡』を持って帰る

華麗なる姫騎士でプリンセスナイトに変身
白銀の槍を構えて対峙
あれが着せ替え人形の鏡か思ったより大きいな
鏡を手に入れたらいろんな状況で使い分けた変身ができるようになれる
あれこれ考えるのは後にして今はともかく、目の前の敵を倒すのに集中しなきゃ
奇しくも同じ槍使いか
でも、ボクのは槍であって槍じゃないからね剣でも弓でも自由自在に変化できるから
自分と同じ姿をした敵とはアリスラビリンスで経験済みだから問題はない
どんな姿になっても中身は同じだから気にすることはない
自覚はないけれど深層心理に恥ずかしい事などがあり動きがぎこちなくなる



 ダウンから立ち上がり、メガリスの無事を確かめる貶める者。だが、その前に次なる猟兵が現れた。
「あれが着せ替え人形の鏡か思ったより大きいな」
 オルヒディ・アーデルハイド(アリス適合者のプリンセスナイト・f19667)はそう言って、貶める者ごしにメガリス『着せ替え人形の鏡』を見る。そのサイズはかなり大きく、大抵の体格の物なら全身を容易に映すことができるだろう。巨人などはさすがに無理かもしれないが、それでも使えないということはあるまい。
 あの鏡を手に入れたらいろんな状況で使い分けた変身ができるようになれる。趣味と実益双方に役立つそのメガリスは、何としても手に入れたいところだ。
 メガリスを見るその視線に、貶める者はオルヒディに警戒の視線を向ける。
「あらあらあなたもこれが欲しいので……一体どんなプレイに用いるおつもりで?」
 貶める者はそう言って槍を構える。戦闘態勢に入る敵に、オルヒディもまた余計な雑念を捨て目の前の敵を倒すべく構えた。
「奇しくも同じ槍使いか」
 オルヒディの手にあるのは白銀の槍『ホフヌングランツェ』。
 二人の槍使いが睨み合い、一瞬の後、それぞれに踏み込み、突きを繰り出す。どちらもリーチに優れる槍だが、本来の体格の差によって一瞬貶める者の方が早く、オルヒディにその穂先が届く。だがオルヒディも体を捻って躱し、ほんの僅か肌を掠める程度に被弾をとどめた。
「意外と上手いんだ……でも、ボクのは槍であって槍じゃないからね剣でも弓でも自由自在に変化できるから。愛と勇気と希望を抱きしめてフェアクライドゥング」
 ふざけたような言動にそぐわず、存外に鋭い槍捌き。ならまともなリーチ勝負では不利と、オルヒディは【華麗なる姫騎士】を発動、プリンセスナイトへと変身を遂げると同時に槍を弓、穂先を矢のように変えて引き絞る。不思議の武器たるアリスランスならではの形態変化だが、その様子にも貶める者は恐れない。
「あらあらまあ……それではこちらも全部、変えさせていただきますヨ」
 そう言って槍についた、オルヒディの僅かな血を舐めた。その瞬間貶める者の体が変化し、オルヒディと同じ姿になる。さらにその姿で『着せ替え人形の鏡』の前に立つことで、その衣装さえも書き換えた。
「なるほど……あなたはこんな格好がお好みなのですね」
 もちろんそれは動揺を誘うための嘘。その為の衣装……いや、最早衣装と言っていいのか、その姿は全裸に大きめの懐中時計を一つ下げただけというものであった。この時計で局部を隠すという破廉恥極まりない恰好。忘れられがちだが、ウサギ時計は装飾ではなく防具なのだ。
「自分と同じ姿をした敵とはアリスラビリンスで経験済みだから問題はない。どんな姿になっても中身は同じだから気にすることはない」
 その姿に、あくまで今はただ敵を倒すだけと冷静に言って弓を射かけるオルヒディ。貶める者は素早く動いてそれを避けるが、その度にウサギ時計が揺れて際どい部分が見えかける。
「そんなことしたら見えちゃうじゃないか。それが気持ちいんだろうけど」
 オルヒディの口調を真似て言う貶める者。そんなことはない、と言いたげに連続で矢を放つが、深層心理に或恥ずかしさが出て狙いが甘くなり、貶める者が器用に時計で盾受けしていく。
 自覚ない羞恥にオルヒディの技が乱れ、そこを突くように鋭く踏み込み、貶める者が突きを放った。
「……お願い、フワリン!」
 その瞬間、飛翔能力を用い宙へ舞うオルヒディ。その飛行の元となるのは光の粒子であり、プリンセスドレスのスカートの中も、さらには貶める者がわざと振り回す時計の下の裸体さえも隠し、恥ずかしさを一時的に抑え込む。
「たああああっ!」
 そのまま空中から、剣へと変えたホフヌングランツェの打ち下ろしの一撃が見舞われた。貶める者はとっさに時計でそれを受け止めるが、落下の速度と体重が乗った一撃は時計を強引に撃ち下ろし、それを相手の頭に直撃させる。
「うああああっ!?」
 思わず頭を抱えて転がる貶める者。盾となる時計を取り落とした故か、その姿は元の女のものとなり、衣装も元着ていたものに戻っていた。
「…………」
 その様子を見るオルヒディの頬が紅潮しているのは戦いで息が上がった故か敵の変じた自分の姿を思い出してか……あるいはメガリスを模し手に入れられたらどのような姿になるかを想像してか。黙して語らぬ姿からはうかがい知れなかった。

成功 🔵​🔵​🔴​

マグノリア・ステルニティ
【メガリス獲得希望】
折角だし、色々遊んでみたいのよね。まあ縁があれば。

色々と楽しませて貰ったけど、それも貴女で終わりみたいね。
それなら、最後は盛大に楽しみましょうか♪

さて、どんな衣装で来るのかな…
テンタクルスーツで【捕縛】からの触手責め?あら楽しそう♪
敢えて捕まりつつ、【肉体改造】で身体の形を変えながら楽しみつつ、私も相手の身体を弄りにいってみようかと。
勿論、倒すべき敵というのは忘れてないから、それに乗じて少しずつ【生命力吸収】を重ねていくよ。

ある程度相手の体力を吸い上げたら、本格的に攻撃開始。
血統覚醒で能力を底上げしてから、思いっきりハグして身体を絞め上げつつ【吸血】しちゃいましょ。


真宵蛾・小鳥
小鳥のエッチな姿を見せてくれるらしいね?
縄や鎖で産まれたままの体を隅々まで縛られて、天井から吊るされるくらいのことは日常茶飯事なんだけどそれ以上のものを見せてもらえるということかな?

小鳥の体は、繊細な作りだから、そこらかしこが食い込むほどきつくされるのは不本意な所だけどね。緩くすると解けるからと聞いてもらえなくてね。

【戦闘】呪詛の乗った蝶で【範囲攻撃】、優しく包み込むように逃げ場を奪い色々動かして攻撃します。染み込む呪詛も追加で

ちなみに、縛られて吊るされるのは小鳥の本体。はこの事だよ。
繊細な絡繰り錠と僅かな装飾に傷がつかない程度にしてほしいね。
(ここで言うことに意味なんてないかもしれないね。)


久遠・翔
アドリブ絡み歓迎
メガリス入手希望


まーったこの子か…もう何度も会っているけど変な縁結ばれてないよなー…?ともかくまずは倒さないと

と言うかそのボンテージ服何度見ても直視できない…って、うわぁ!?
服が変わりひらひらの衣装になり俺は男っすよ!?と抗議
だけどメガリスの効果で晒とかも全部可愛い下着姿となり恥ずかしがっていると貶める者に捕まり胸を揉まれたり服の隙間から手を入れられ恥ずかしい部分を攻められ、耳元では言葉攻めで気持ちいいデショ?とか言いながら熱い息を何度も吹きかけられたり耳を甘噛みされたりする

選択UCの影響で理性がプッツンした後は体力の落ちた相手に馬乗りとなり倍返しの如く攻め上げ昇天させます



 今回の首魁である貶める者。その姿を見て、久遠・翔(性別迷子・f00042)は盛大にため息をついた。
「まーったこの子か……もう何度も会っているけど変な縁結ばれてないよなー……? ともかくまずは倒さないと」
 翔はグリードオーシャンにおいて、一度ならず貶める者と邂逅、戦闘した経験があった。そしてそのいずれでも彼女は色々な意味でろくでもないことを企て、そしてろくでもない目にあわされてきた。今回もまたそうなるような予感がひしひしとしつつも、とにかく相手を倒すことだけは忘れないよう心掛ける翔。
「色々と楽しませて貰ったけど、それも貴女で終わりみたいね。それなら、最後は盛大に楽しみましょうか♪」
 一方彼女のそんな性癖にむしろ好まし気な反応を見せるのは、マグノリア・ステルニティ(亡き創世の七重奏・f30807)。その視線はメガリスを背にした貶める者に向けられ、どんな衣装を纏ってくるのか興味津々だ。
「ご期待の方も多いようですので、早速いかせてもらいますヨ」
 そう言って鏡に自分の姿を映す貶める者。光に包まれ変わったその姿は、全身を取り巻く蠢く触手だ。
「テンタクルスーツで【捕縛】からの触手責め? あら楽しそう♪」
 マグノリアは嬉々としてその前に身を差し出す。衣装から伸びた触手がマグノリアを絡めとり、その体の上を這いまわった。
 その触手を感じつつ、自身の体を改造し肥大、変容させるマグノリア。そのまま触手と溶け合うように相手の体に纏わりつかんとする。
「それではこれでもあげますヨ」
 だが次の瞬間、マグノリアの肥大した体を槍の穂先が切り裂いた。それと同時に触手は纏めて貶める者の体から離れ、元の服になった彼女のボンテージの隙間に一本だけが残る。
「だって敵が欲しがってるもの上げる程親切じゃないですしネ」
 マグノリアが『お楽しみ』しようとしていることを察した彼女が纏ったのは、テンタクルスーツではなくだまし討ちを持つトリガーピース。これもまた服ではないタイプの防具であり、相手の希望を見ての後出し攻撃にそれを用いたのだ。
「さて、他の人は何かご希望ありますか? 何でもお聞きしますヨ」
 叶えるつもりはないけれど。そんな意味合いを多分に含んだ言葉に、真宵蛾・小鳥(コトリと落ちた其の箱は・・・・f32483)が冷たく答えた。
「小鳥のエッチな姿を見せてくれるらしいね? 縄や鎖で産まれたままの体を隅々まで縛られて、天井から吊るされるくらいのことは日常茶飯事なんだけどそれ以上のものを見せてもらえるということかな?」
 全く変わらない無表情のまま、先に見せた触手プレイもどきもかくやということを言う小鳥。強烈すぎるその内容に、流石の貶める者も若干引き気味だ。
「それよりハードって言うと、ちょっとお見せできない方向にいっちゃいますヨ? ここはもうちょっと目先を変えてみません?」
 何とか欲求の方向を変えてみようとする貶める者だが、小鳥の表情は変わらない。そもそも先の段階で希望を聞いたところでまともに応対するつもりもないのは見え見えなのだから、従ってやる理由もない。
「小鳥の体は、繊細な作りだから、そこらかしこが食い込むほどきつくされるのは不本意な所だけどね。緩くすると解けるからと聞いてもらえなくてね」
 さらに詳しい日常を解説する小鳥。大概の事は流せる貶める者も、これにはかなりたじたじだ。
「と言うかそのボンテージ服何度見ても直視できない……って、うわぁ!?」
 その会話の隙に回り込もうとしていた翔が思わず悲鳴を上げた。視ればその姿はひらひら衣装と化している。さらに胸を抑えるために巻いていたサラシまで女性用下着に変化し、豊満なスタイルがはっきり服に浮き上がっている。
「あらあら人のメガリスを勝手に使うとはいけない人。おしおきが必要ですネ」
 それに調子を取り戻したか、あるいはこちらなら与せると踏んだか、翔の方に向き直って襲い掛かる貶める者。その衣装はいつの間にか危険な場所まで露出した危険なボンテージに変わっており、ユーベルコード製の衣装に着替えているのが見て取れた。
「俺は男っすよ!?」
 翔は抗議するが貶める者はそれを完全に無視。そのまま服の中に手を入れられ、体をまさぐられ胸やそれ以上の部分さえ攻められ、耳元には厚い息と言葉を吹きかけられる。これも翔の【無自覚の誘惑術】によるもので生命力を吸収することには成功しているのだが、それと引き換えに羞恥が必要である以上貶める者の攻めは止まらない。
「ほったらかさないで……私も混ぜて欲しいかな」
 そこに、瞳を赤く輝かせたマグノリアが翔と挟むように貶める者に抱き着いた。その腹からは変わらず血が流れたままだが、それを感じさせぬ勢いで貶める者を締めあげ、その首筋に牙を突き立てた。
「ひぃぃぃっ!?」
 それに思わず声を上げる貶める者。首から生命が吸われて行くことに危険を感じ、翔の唇から唾液を吸い上げ一瞬にしてその姿を翔と同じものへと変えた。
「こ、これなら……」
 恥ずかしさ耐性をもつ水着も着込みつつ仲間の姿で攻撃を宙書させようとする苦し紛れの策。だがそれも、化けた本人である翔によって組み敷かれることであっけなく瓦解した。
「え、いや、何で自分を……」
 その言葉を遮るかの如く、理性を失った翔が貶める者の胸を鷲掴みにし乱暴に揉みしだいた。恥ずかしさには耐えられても肉体の感覚はそのままと、貶める者はびくびくと痙攣する。
 そして足の間にはマグノリアが触手のように改造した自身の指を差し入れ、そこから生命力を吸い上げた。
 乱れ狂う三つの体。それを包むように、離れた場所から小鳥がそっと蝶を差し向ける。
「帰れないから、走り続けるんだよ……」
 【迷走への回帰】の呪詛がその場の者たちを縛り付け、その範囲を逃げること能わぬ吸収地獄へと変えた。その中で翔とマグノリアが貶める者を貪り、自身もまた快楽に染まっていく。
「ひゃいいいぃぃぃぃぃ!!」
 誰の者共分からぬ悲鳴が聞こえる中、小鳥はぽつりと呟いた。
「ちなみに、縛られて吊るされるのは小鳥の本体。はこの事だよ。繊細な絡繰り錠と僅かな装飾に傷がつかない程度にしてほしいね」
 彼女は強力な呪物のヤドリガミ。繊細な作りであろうと厳重に戒めねばならぬほどに危険な存在であり、容易に解けぬ絡繰り錠に封じ込められるのが常の存在なのだ。
 最も目の前の相手は既にこちらの声など聞こえていなさげな状態。ここで言うことに意味なんてないかもしれない。そう思いながらも、小鳥はその場にいる者を逃れぬ……あるいは逃れる気もない快楽の箱の中に入れてやり続けるのであった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​

ルイザ・シャーロット
【恋華荘】
『着せ替え人形の鏡』持ち帰り希望します。

前の戦いの時に服が脱げてしまったので、
まさか全裸で戦わなければいけなくなるなんて思いもよりませんでした。
でも、『着せ替え人形の鏡』さえあれば、何か着られそうな気がします。

なので、何かエッチな服を着せられてしまったら【オール・ワークス!】で
いつもの水着とドレスを呼びだして早着替えしちゃいます。

これなら、恥ずかしさもないはず……って、なぜ白のマイクロビキニに?!!
まあ、着ているだけ裸よりはましですが。
そんなところをいちごさんに見られて
私まで恥ずかしくなって弓のみだれ撃ちで攻撃しちゃいます。
これで、一件落着、です!


天安・咲耶
【恋華荘】

裸にされちゃって恥ずかしいっ
そ、それに男の人に見られちゃったし(赤面)

『いやまた変身すれば…あー、うん、胸の内にしまっておくわ』

君が今回の騒動の元凶だね!
よくも恥ずかしい目に遭わせてくれちゃってー!
『裸になったのは原因は別でしょうに…』
(例によってまた聞こえてない)

え?とりあえず裸じゃなくしてくれるって?
ど、どうするの…?ありがたいけどさ。うん?鏡?

ってー、紐じゃないかー!?
裸よりはマシでしょうって、辛うじて隠れてるだけで恥ずかしいのは変わってないよ!?
『むしろ中途半端に隠れて余計に卑猥ね』
もう、怒った!
流星群でも喰らちゃえーッ!


彩波・いちご
【恋華荘】
私のミスで皆が裸のまま…私だけ着てるのが気まずいですっ
請求書、どれだけの額になるんでしょう
…お金払えば見てもいいという問題ではないと思いますが…

なんて思ってたら元凶を発見
しかも、皆がそれぞれに卑猥な衣装を着せられてます!?
むしろ裸より卑猥なのですがっ
うるさんとかお尻丸見えですし、咲耶さんのは紐じゃないですか…

…え、私も?
って、ムタンガになってるぅー!?
慌てて真っ赤になって股間を隠します…裸とほどんど変わらないですよぅ

真っ赤になったまま【異界の深焔】召喚して全部燃やしてやります―!

…着せられ対象ごと燃やしそうな気がしますが(汗

もう一度服飾使えばいいと気付いたのは後の祭りでしたとさ


月灘・うる
【恋華荘】
『着せ替え人形の鏡』持ち帰り希望。


あ、ちょっと待ってね。
いまいちごさんへの請求書書いてるから。

えっと、今日のでこれだけ増えるから……
もうすぐ商売ができそうなくらいの額だね。
アンティークの取引とかできそう。

と、器用にいろいろ隠しながら、
請求書を書いていると、

な、なにこの服?
っていうか、これ服なの?

胸は前が開きすぎて、半分くらいこぼれそうだし、
Oバックってなに、見えてるよね? おかしくない!?

こんな姿の自分がでてくるとか、罰ゲームされる覚えはないよ!

あ、いちごさんはみたら料金発生だからね?

『貶める』っていうか『辱める』だよね。
【ガイデッドスラッグ】でみんなまとめて撃っちゃうんだから!



 メガリスを持つ貶める者の前に現れた次なる猟兵たち。その姿を見た瞬間、貶める者は絶句した。
「え……あ……」
 人を食った言動で他人を馬鹿にすることを好む彼女にさえ言葉を失わせるその姿。それは即ち、全裸であった。
「裸にされちゃって恥ずかしいっ。そ、それに男の人に見られちゃったし」
 天安・咲耶(人間のサイキッカー・f32214)は両腕で自分を抱くようにして体を隠しつつ、身を屈めてなるべく体が見えないようにしながら貶める者の前へと現れた。その顔は真っ赤で目は涙目。そんなになるなら一度撤退すればいいのにとも思われるが、そこは猟兵としての使命感などがあるのだろう。その横で相棒の白猫・ミリュミが背に生えた羽で飛び回りながら呆れ顔を作る。
『いやまた変身すれば……あー、うん、胸の内にしまっておくわ』
 とりあえず自分で気づくまではそっとしておくことにしたミリュミ。だが、咲耶の姿勢はある意味裸軍団の中では真っ当な方かもしれない。何しろ普通に恥ずかしがっているのだから。
「前の戦いの時に服が脱げてしまったので、まさか全裸で戦わなければいけなくなるなんて思いもよりませんでした。でも、『着せ替え人形の鏡』さえあれば、何か着られそうな気がします」
 ルイザ・シャーロット(冷静な弓箭衛士・f27402)は非常に冷静にこの状況を分析、そして打開策としてメガリスの奪取を検討していた。元よりメガリスについては入手の意思があったが、裸になったことでそれにより緊急性が出て、俄然やる気が増した形だ。もちろん人並みに恥ずかしがってはいるはず……なのだが、その冷静な姿勢はまるでそれを感じさせない。
 さらにもっとすごいのは月灘・うる(salvage of a treasure・f26690)。
「あ、ちょっと待ってね。いまいちごさんへの請求書書いてるから。えっと、今日のでこれだけ増えるから……もうすぐ商売ができそうなくらいの額だね。アンティークの取引とかできそう」
 裸のまま器用に色々隠しつつ、何かを計算しながら請求書を書いているのだ。その姿には一片の恥じらいすら見られず、むしろこの裸をいかに金に換えるかという逞しい姿勢のみが見て取れる。儲けになるならこれ以上だってとすら言いかねないその姿だが、幸いと言うか生憎と言うかもう裸なので、衣装に関してはこれ以上はないはずである。多分。
 もちろん彼女たちだって伊達や酔狂で全裸なわけではない。彼女たちが全裸の理由。それはこの場の猟兵で唯一服を着ている、彩波・いちご(ないしょの土地神様・f00301)にあった。
「私のミスで皆が裸のまま……私だけ着てるのが気まずいですっ。請求書、どれだけの額になるんでしょう……お金払えば見てもいいという問題ではないと思いますが……」
 先の女学生のリビングデッドとの戦いの中、いちごはユーベルコードを暴走させ、仲間の女性たちの服を消し飛ばしてしまった。幸いそれについて回りから攻められることは(そんなに)なかったが、うるは嬉々として色々迫りつつその対価を請求するしルイザはなんだかそれを微妙な表情で見ている。さらに居合わせた咲耶まで巻き込んだ上に自分だけは服を着たままと言うなんかもう色々と大変な状況なのだ。
 それに頭を悩ませていたところ元凶を発見。差し当たってはその元凶を退治せねば……と思うものの、当の元凶本人がこれまた困惑しきりな状態であるという、なんとも収拾のつかないことになっていた。
 そしてそんな中、貶める者はしめやかに自分の身を『着せ替え人形の鏡』に映す。そうしてメガリスの効果で彼女の体を包んだのは、実に着心地のよさそうなTシャツ……所持技能『落ち着き』であった。
「……よし落ち着いた。さあ、それでは改めて……」
 心落ち着けて猟兵に向き直る貶める者。その彼女に、まずは咲耶がやる気満々で向き合う。
「君が今回の騒動の元凶だね! よくも恥ずかしい目に遭わせてくれちゃってー!」
『裸になったのは原因は別でしょうに…』
 そんなミリュミのツッコミはやはり聞こえないまま、しかしその目は鏡の方へと向けられる。
「え? とりあえず裸じゃなくしてくれるって? ど、どうするの……? ありがたいけどさ。うん? 鏡?」
 貶める者の背後にまだある鏡に映る咲耶の姿。一瞬鏡から淡い光が放たれると、その姿は。
「ってー、紐じゃないかー!? 裸よりはマシでしょうって、辛うじて隠れてるだけで恥ずかしいのは変わってないよ!?」
 見事なまでの紐水着。確かに隠れてはいるのだが、いっそ全裸より恥ずかしい恰好とすら言えるかもしれない。さらに鏡の光は後ろにいる他のメンバーにも届く。
「な、なにこの服? っていうか、これ服なの? 胸は前が開きすぎて、半分くらいこぼれそうだし、Oバックってなに、見えてるよね? おかしくない!?」
 うるは前が過剰なまでに開いた水着姿。しかも尻の部分に大きく穴が開いたOバックと言う形状の水着。これはこれで紐水着に負けず劣らずの恥ずかしさである。
「うるさんとかお尻丸見えですし、咲耶さんのは紐じゃないですか……え、私も? って、ムタンガになってるぅー!?」
 二人の惨状に目を伏せようとしていたいちごもまた、高露出極まりないV時水着姿に。これはいけないと股間を隠すいちご。これにて三人が(ある意味)危機的状況に陥ってしまった。
 だが、そんな中でもルイザは冷静だった。このメガリスの効果と同じユーベルコード【オール・ワークス!】を持つ彼女。それを再度発動すれば何一つ困ることはない。はずなのに。
「これなら、恥ずかしさもないはず……って、なぜ白のマイクロビキニに?!!」
 ギリギリの部位を包む……と言うより乗っているだけと言う超極小のマイクロビキニとなってしまったルイザ。ユーベルコードが暴走したか、あるいは何かしら思う所でもあったのか。まあともあれ、裸よりはましと思えば大丈夫だ。
 そう考え戦いの構えを取るルイザ。だが、その瞬間いちごが自分を見ていることに気づき、その冷静さは崩壊する。
「え、あ、ななななな……もぉぉぉぉぉぉっ!」
「ひぃぃ!? 私まだ何もしてないんですけどぉ!?」
 裸でもしなかった赤面状態になり、滅茶苦茶に弓を射かけるルイザ。そしてそれがきっかけになったかの如く、他のメンバーも一斉に攻撃にかかる。
「こんな姿の自分がでてくるとか、罰ゲームされる覚えはないよ! あ、いちごさんはみたら料金発生だからね?」
 この状態でもしっかり料金は請求しつつ、うるは【ガイデッドスラッグ】を乱れ撃つ。その反動で胸はこぼれんばかりに揺れ、丸出しの尻も激しく振られている。貶めるというより辱めると言わんばかりの敵の行動だが、それもしっかり利用するあたりうるの方が一枚上手ということか。
『むしろ中途半端に隠れて余計に卑猥ね』
「もう、怒った! 流星群でも喰らちゃえーッ!」
 攻撃が始まったのを見越してうまい具合に火に油を注いだミリュミに乗せられ、咲耶も【コメット・シューティング】を発動する。魔力弾の流星群が貶める者に降り注ぎ、変身の隙さえ与えない。
「いやそのせめて本来の技くらい使わせて欲しいんですケド!?」
「全部燃やしてやります―!」
 貶める者の抗議も聞かず、最後にいちごが【異界の深焔】を発動する。神の炎が貶める者を取り巻くが、同時に呼び出した者の寿命さえも焼き尽くさんといちごにも迫る。それを防ぐ手段はただ一つ、一度でも味方に攻撃を向けること。
 それは決して本意ではないことだが、あるいはいちごのみに命を削らせまいとする仲間たちの親愛の情が呼び寄せたか、炎は敵味方全ての物へと向かって燃え盛る。
「あああああああ! 私今回シャツ着ただけじゃないですかぁぁぁぁ!?」
 最も多くの炎が向かった貶める者は燃えながら転がっていくが。
「また裸にされちゃってますっ!」
『二度目なら慣れたものでしょ?』
「いちごさんそろそろ払いきれないんじゃない?」
「これで、一件落着、です! うう……でも、いちごさんに見られた……」
 最低限の炎だけが向かった仲間たちは、メガリスによって着せられた服だけが焼かれ再びの裸に。そしてなぜか炎は召喚者のいちごにまで迫ってムタンガをも焼き捨てた。
「……着せられ対象ごと燃やしそうな気はしたんですが……」
 よもやそれが当たってしまうとは。ともかく、戦闘も終わってしまったとあって敵に八つ当たりと言う解消手段もなくなり、完全に収集つかなくなってしまった恋華荘の面々。
 もう一度いちごが服飾を使えばいいと気づいたのは、全てが終わり切った後の事であった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​

波山・ヒクイ
早くそいつを…メガリスをよこせ!そいつを使って、わっちは人気配信者になるぅうう!!
そう意気込んで薙刀を手にヤツと切り結ぶわっち。じゃが…
まさかわっちに変身するとは!自分のコスプレ姿を見る事なるとは思わんかった
おまけにパワーアップもしやがって…おのれ!変化の術はわっちの十八番じゃのに!

…しかし、ここでわっちはヒラメキます。対抗しつつ、さらにヤツのやらしいコスプレを封じる手が!
ふふん、この場所に一つ…いい~感じの「無機物」が存在するんじゃよね。
しかもそれは…キミが絶対に攻撃できないような代物!さぁ…鏡のメガリス、わっちになーれ!
そして、行くぞ鏡わっち!ツープラトンで許せぬあやつをやっつけるぞ!



 最初の余裕はどこへやら、色々あって気疲れした様子を見せる貶める者に、休む間もなく次なる猟兵が襲い掛かる。
「早くそいつを……メガリスをよこせ! そいつを使って、わっちは人気配信者になるぅうう!!」
 凄まじい意気込みと共に現れたのは波山・ヒクイ(ごく普通のキマイラ・f26985)。メガリスを強奪せんという意気込みを込め、相手の準備も整わぬうちに薙刀を構えて切りかかる。
「随分唐突な方ですね。ですがリーチでは負けないですヨ」
 相手の主張の勢いはともかく、普通に武器を振るって襲ってきたなら対処のしようもあると、自らの槍を持ってそれに応戦する貶める者。しばし互いの長物同士で切り結ぶが、やがて一瞬の隙を突いて槍の穂先がヒクイの肌を掠めた。
「ぬっ!?」
 かすり傷程度だが、流れた血が敵の武器についたと言うのがまずい。貶める者がその血を一なめすると、途端にその姿が変わり、ヒクイと全く同じ姿へと変身した。
 さらには同時にメガリスからも光が放たれ、貶める者の纏う衣装を変化させる。そうして現れたのは、普段の和装とは全く違う装いの、胸だけは大きく開いたゴシック調のドレスを着た洋装のヒクイであった。
「やはりこちらの方が良いのう? 配信用のキャラ付けに和服着るのも飽き飽きじゃ」
 口調を真似て嘘を言いながら槍を振るう偽ヒクイ。その槍を薙刀で受けるが、そこからさえ体力が奪われていくような気さえする。着ているのはゴシッククロス、能力は生命力吸収と言ったところだろう。
「まさかわっちに変身するとは! 自分のコスプレ姿を見る事なるとは思わんかった。おまけにパワーアップもしやがって……おのれ! 変化の術はわっちの十八番じゃのに!」
 お株を奪われたことに憤るヒクイだが、この状況は冗談では済まない。何しろただ打ち合っているだけで相手はこちらの生命力を吸っていくのだ。長期戦になるほど一方的にこちらが不利。この状況をいかに覆すか……
 その時、ヒクイの脳裏に天啓が走った。自身の戦力を整えつつ、敵のコスプレさえ封じる手が。
「ふふん、この場所に一つ……いい~感じの「無機物」が存在するんじゃよね。しかもそれは……キミが絶対に攻撃できないような代物!」
「出まかせを、そのような都合のいいもの……」
 ハッタリだと嘲笑う貶める者。ヒクイはその肩越しに、彼女の後ろにある者に目をやった。
「さぁ……鏡のメガリス、わっちになーれ!」
「何ぃ!?」
 ヒクイの掛け声と共に【秘術・わっちだらけの世界】が発動。その効果によって、メガリス『着せ替え人形の鏡』がヒクイの姿に変じた。
 クライシスゾーン派生のユーベルコードは射程内にある無機物ならば触れずとも対象に取れるため、使い方によっては敵の武器すら奪い取れる非常に強力なものだ。そしてメガリスだろうと何だろうと、無機物であることには変わらない。流石にメガリスとなれば所有権そのものを完全に奪い取れるわけではないが、これは敵にとっても大事なお宝。ヒクイの言う通り、迂闊に攻撃できるものではない。
「き、汚いぞお主!」
 ヒクイ口調で抗議するが、本物ヒクイはもちろん聞く耳など持たない。
「行くぞ鏡わっち! ツープラトンで許せぬあやつをやっつけるぞ!」
 その掛け声に合わせ、鏡ヒクイが拳で殴り掛かり、本物ヒクイは薙刀で切りかかる。偽ヒクイは薙刀を槍で受け止めるが、その隙に鏡ヒクイが足払いをかけバランスを崩させる。
「おのれ……!」
「おーっと、それを突きこんだら鏡が割れてしまうかもしれんぞ?」
 これ見よがしに自分の盾にするよう鏡ヒクイを前に出す本物ヒクイ。
 敵もヒクイ、味方もヒクイ、あなたもヒクイ、私もヒクイ。最早誰が何だか分からない状況だが、流石に本物だけはこの状況に混乱することはない。
「今じゃ行くぞ!」
「しまっ……!」
 鏡ヒクイが偽ヒクイを持ち上げ、本物ヒクイがその頭を掴んでツープラトンで地面に叩きつける。派手な衝突音と共に偽ヒクイが転がり、吸った生命力を吐き出しながら貶める者の姿へと戻った。
「今日のゲストはわっち、でしたのじゃー!」
 そして最後に二人でポーズを取り、ヒクイコンビは戦いの締めを飾るのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

ドゥルール・ブラッドティアーズ
共闘×
グロ×
POW

前に戦った事がある子ね。
守護霊の【ドーピング】と『欲望解放』で愛欲に比例して超強化!
相手の槍を【見切り】変身能力は使わせない

色気の無い衣装に着替えて萎えさせようとしても
【化術】で全裸の彼女に化け
自慰で愛欲を高めつつ
私の感じている快楽を【催眠術・呪詛】で彼女と共有

ワタシの快楽は貴女の快楽ですヨ。
んっ、あはぁん♥

絶頂後も【気合い】で即座に動き
余韻で動けない彼女に【ダッシュ・武器落とし】
【怪力・捕縛】で抱擁し【属性攻撃】の炎で服だけ焼却

私が欲しいのはメガリスではなく貴女よ。
ありのままの貴女を愛させて?

肉の槍を生やし
駅弁体位で【串刺し・慰め・乱れ撃ち】しつつ
乳をしゃぶり【生命力吸収】



 何とかメガリスを回収し自分の後ろに置き直した貶める者。その前にドゥルール・ブラッドティアーズ(狂愛の吸血姫・f10671)が現れる。
「前に戦った事がある子ね」
 羅針盤戦争以前からしばしば現れ事件を起こしていた貶める者。その中の一つにドゥルールも参戦したことがあった。とはいえオブリビオンの常として、以前に自身が起こした事件や戦いなどの記憶は基本的にない。
「あらあらそうですか。そう言えばそうだったかも」
 なのでこのセリフもあくまで相手に合わせた言葉戦の一つ。貶める者は相手の姿を奪うことも兼ね、槍を振るってドゥルールに襲い掛かった。
「ありのままの私を見せてあげる!」
 それに対し、ドゥルールは【欲望解放】で裸となり、花弁を纏って飛翔して空中へ逃れる。如何に槍がリーチに優れるとはいえ所詮は近接武器であり、空を飛ぶ者に対しては無力となる。
「まあまあ、それではあなたの本当にお好きな格好でお相手しましょう。こういう実用一辺倒なのがお好きなのですよね?」
 そう言って鏡に自分を写して纏うのは、露出の一切ない宇宙服。本来なら羞恥を煽るようないやらしい衣装を纏うのが常だが、ドゥルールに関しては色気の欠片もない衣装の方がやる気を削ぐとの見立てからの選択だろう。
 さらに彼女は腰についた小型ロケットをふかして空中に舞い上がる。その動きは高速で飛び回るドゥルールにも追いすがれるほどであり、さらにその速度でも的確に槍を振るってドゥルールを捕らえんとする。
 高まった空中戦技能と色気のない服装でドゥルールに対抗する貶める者。一方、ドゥルールはそれに対し攻撃の手を止め、なんと自らの体をまさぐり、慰めはじめた。さらにそれで成形されるようにドゥルールの姿が変化、全裸の貶める者へとその見た目を変える。
「ワタシの快楽は貴女の快楽ですヨ。んっ、あはぁん♥」
 そのまま声と目線を貶める者に送るドゥルール。そこに呪詛と催眠の力を込め、自身の快楽を相手へと伝播させる。
 相手のお株を奪う姿と衣装の変化の攻撃。それを貶める者は、体の感覚を耐えて強引に空中を舞って襲い掛かる。
「残念ですけど、そういった趣味はありませんヨ」
 状況としては相手の前で隙を曝しているに等しいその状態に、鋭く槍を突き出す貶める者。ドゥルールは自らを弄り回す手は止めないままに素早く動いてそれを躱すが、どうしても的確には動けず掠るような被弾は増えていく。
 やがてついにその豊かな胸の間を捕らえ槍が突き出された、その瞬間。
「んっ、あぁん♥」
 ドゥルールが背をのけぞらせ、大きく振るえた。それと同時に貶める者の体にかかる感覚も一気に大きくなり穂先が乱れる。その一瞬を捕らえ、ドゥルールは彼女に飛び掛かり、その体を無理矢理抑え込んだ。
 そこから耐性の高い宇宙服まで焼き捨てる高熱の炎と怪力でその服を引き剥がす。そして変身の化術を解き、代わりにそれで作った自らの『槍』をもって彼女を貫くドゥルール。
「やっ、ちょ、やめ……ひゃあああっ!」
 珍しく慌てたような声を出す彼女を乱れ突きにし、その豊かな胸に顔を埋める。すでに移された感覚で十分昂っていたその体は、あっという間に果てを迎える。
「ひゃうぅぅぅぅっ!」
「私が欲しいのはメガリスではなく貴女よ。ありのままの貴女を愛させて?」
 ゆっくりとその豊かな胸を吸い上げつつ、自分だけが望んだ『宝』をドゥルールは味わい尽くすのであった。

成功 🔵​🔵​🔴​

シャルロッテ・ヴェイロン
えー、とりあえず、色物系じゃないのでお願いしm――ゴホン。
特に恨みはありませんが(第1章の海賊たちについてはとりあえずおいておく(ぇ))、そのメガリスを置いて消えてください。

というわけで全力で葬らせていただきます。
【指定UC】で強化された【ATTACK COMMAND(【焼却・属性攻撃】)】で攻撃していきましょう(【先制攻撃・2回攻撃・誘導弾・一斉発射・乱れ撃ち・制圧射撃・レーザー射撃】)。
召喚された衣装ですか?まあ燃やしてしまえば問題ないってことで(ぇ)。

※メガリス入手希望
※アドリブ・連携歓迎


荒散屋・無躯
※連携改変大歓迎
※使用技能:暴力、吹き飛ばし

んだこりゃ、パンツが飛んでやがる…キモいな
まあ人じゃなくてもやる事は変わらねぇ、他の奴らが暴れ散らかした分に出来てるアレとかコレとかを武器にして、飛んでるパンツをぶっ飛ばしていくぜ

んで、ボスは何か服変えて抵抗してくるみてぇだが…オレの技で全身まとめてバーンってやっちまえば関係ねぇな
何? デカい武器がどこにあるって…いやいやイイ所にイイもんがあるじゃねぇか
ソコにある、クソデケェ鏡がよ!
メガリスとかいうすげーのなんだろ? なら攻撃力も…高いだろ!

…何? コレが目当てのお宝?
…ま、ボス一発ぶっ叩く位じゃ壊れねぇって



 散々人を愚弄し、からかうような口調を繰り返してきた貶める者も、度重なる敗戦によりその余裕はすっかり消え失せていた。
 そしてその前に、最後の挑戦者たちが現れる。
「えー、とりあえず、色物系じゃないのでお願いしm――ゴホン。特に恨みはありませんが、そのメガリスを置いて消えてください」
 色々精神的に危険な敵の使用技に最低限の要求だけしておきつつ、メガリス奪取のため挑みかかるシャルロッテ・ヴェイロン(お嬢様ゲーマーAliceCV・f22917)。ちょっと二回ほど前の戦いで仇を取らなきゃいけない対象ができてた気もするが、彼らは彼らでまあ何なのでとりあえずその辺りはおいておく。
「かしこまりました……それではあなたの年齢に相応しいものをご用意いたしますヨ」
 余裕はなくとも、相手を馬鹿にして動揺を誘うという自身の戦闘スタイルを変える気はない。貶める者は槍を掲げ、自らの使役する女性用下着を大量に呼び出した。宙を舞うその下着は、低年齢女子が履くようなバックプリント……いわゆるくまさんパンツ。大きめに作られており、色気の欠片もないデザインだが一部の号の深い者にはだがそれがいいとなる、シャルロッテの年齢ですらいささか低年齢向け過ぎる下着だ。しかもその下着からは大量に紐が垂れさがっており、下にいる者……あるいは着用した者の体から何かを吸い上げんとうねうねと蠢いている。これはかなりよろしくない。
「んだこりゃ、パンツが飛んでやがる……キモいな」
 そんなお子様パンツが舞い散る光景に、荒散屋・無躯(Trash・f32488)は極めてシンプルかつ真っ当な感想を述べる。
 ただ、見た目がどうであろうとこれは敵の攻撃だし、やるべきことは目の前の敵を倒すことのみ。無躯はこれまたシンプルにそう結論付けると、己の武器になるものを探すべく周囲を見回した。
「まあ人じゃなくてもやる事は変わらねぇ、他の奴らが暴れ散らかした分アレとかコレとか出来てるしな」
 ここまでの激戦で周囲は荒れ放題。もともとここはオブリビオン・フォーミュラの本拠地でありそれ相応に整備されていたこともあって、壊せば散るものは相当にあるのだ。
 その辺りの瓦礫を拾い、容赦なく下着へ投げつけていく無躯。
「ひどい! 児童虐待ですヨ!」
「中身入れてから言ってください。いや入れられても困りますけど」
 撃ち落とされていくパンツたちへの貶める者の非難を流しつつ、シャルロッテは【OVERCLOCK:9x】を発動する。シャルロッテが携えるPCとその周辺機器たちが輝きを放ち、その反応速度と性能が一気に強化された。
 そして高速でそこにプログラムを撃ち込み、電脳によって創造された炎が舞い上がる。不思議ではなく科学で構築された魔法は広範囲に一斉に舞い上がり、上を飛び交うパンツを纏めて償却した。
「お子様の癖にノーパン派とは将来不安な方ですコト!」
 下着を焼けた炎も流石に貶める者本人には致命打には至らず、敵は炎を踏み越え槍を突き出す。その槍がシャルロッテに届く前に無躯の投げた瓦礫がそこに当たり先端を反らして直撃を避けるが、その攻撃を方法を見て貶める者はにやりと笑う。
「環境利用闘法というやつですか、荒っぽく見えて中々お知恵の回る。能ある鷹はなんとやら、ですかネ?」
 もちろん素直に褒めているのではない。自身を屑扱いするような者なら褒められ慣れていないだろうと踏んでの精神攻撃の一種だ。実際それに無躯は苛立ったようにもう一度荒っぽく瓦礫を投げるが、狙いの逸れたそれをひょいと避け、貶める者は鏡の前に立った。
「それではゴミはお掃除の時間です。レッツクリンアップ!」
 そうして変じたのは、服こそ元のままだが、その随所に箒やちりとり、はたきに雑巾などが差しはさまれた謎のスタイル。だがそのスタイルのまま貶める者は素早く動き、周囲に散らばる瓦礫……そのへんのアレやソレを一瞬にして整理、片付けてしまった。
 今まで何度か用いた防具に見えない防具、その一つであり掃除技能を持つ七つ道具。最後の最後で戦闘向きではない技能を強化し敵の攻撃を封じた貶める者の姿は、あるいはこのメガリスのポテンシャルをそのまま示すものなのかもしれない。
「ち、めんどくせえな……まあいい、オレの技で全身まとめてバーンってやっちまえば関係ねぇな」
「その通りですが、そんなでかい武器がどこに?」
 その様子に次の攻め手を考える二人。戦闘向きではない技能故大きな一撃を決めれば勝利はなろうが、瓦礫は片付けられたしシャルロッテは回数重視だ。
「いやいやイイ所にイイもんがあるじゃねぇか。とりあえず頼むわ!」
「主語と具体名を入れて欲しいですね! 頼まれたことは分かりましたが!」
 そう言って一気に炎を巻き上げるシャルロッテ。それは貶める者を取り囲み、その動きを一時的に封じ込める。
「見えない……何をするつもりで!?」
 倒すには至らずとも足止めは可能。その隙に無躯が掴んだものとは。
「ソコにある、クソデケェ鏡がよ! メガリスとかいうすげーのなんだろ? なら攻撃力も……高いだろ! 行くぜ……ケンカ祭りの時間だコラァ!!」
 唯一片付けられなかったバカでかいアレ……『着せ替え人形の鏡』を持ち上げ、全力で振り回す。
「な、なんとぉぉぉぉぉ!?」
 三倍の威力となった鏡が振り回され、貶める者の体を打ち据える。一度、二度、そして。
「オラァァァァァァァァっ!!」
 三度目のフルスイングで手を放し、貶める者は鏡諸共貯蔵庫に激突、轟音を立てて貯蔵庫が崩れ、その下敷きとなった。
 その際取り落とされた槍が消え失せ、彼女自身の消滅を知らせた。

 こうしてメガリスを強奪したコンキスタドールの一団は全て退治された。だが。
「いや、ちょっと、鏡……!」
「……何? コレが目当てのお宝? ……ま、ボス一発ぶっ叩く位じゃ壊れねぇって」
 口をぱくぱくさせるシャルロッテに、無躯は俺しーらね、とでも言わんばかりの様子で早々にその場から立ち去る。
 それと同時にメガリス奪取を希望していた猟兵たちが、一斉に貯蔵庫の残骸をひっくり返し始めた。まあ実際壊れてはいないだろうが、これだけ派手な建物崩壊に巻き込まれたのである。どこにあるかの見当など誰にもつかず、どこを探して見つかるかも完全に運だ。そして瓦礫をかき回すうちに猟兵たちの間に暗黙の了解が生まれ始める。即ち、『見つけた者勝ち』と。
 やがて一人の猟兵が声を上げた。
「折角だし、色々遊んでみたいのよね……縁があったみたい」
 マグノリア・ステルニティ(亡き創世の七重奏・f30807)が、巨大な鏡を持ち上げ妖しく微笑むのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2021年03月24日


挿絵イラスト