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香ばしいタレ、滴る脂の焼鳥を!!

#アックス&ウィザーズ

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#アックス&ウィザーズ


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 真夜中の養鶏場に舞い降りる影がある。
「素敵な鶏たち、見つけちゃった♪」
 歌うように言って、ハーピーは養鶏場の鶏たちを抱え持つ。
「こんなにたくさんいたらキレイな羽根飾りができちゃうかも~♪ 朝になったらやっちゃお~♪」
 すべての鶏を持つことは出来なかったが、翼を打って誘い掛けると、鶏たちはハーピーについて進んでいく。
 ――空っぽになった養鶏場は、日が昇っても静かなままだった。


「養鶏場にオブリビオンが出たみたいだな」
 集まった猟兵たちに、タハニ・クルツリンガー(乱暴者は乱舞する・f03635)は言う。
「鶏を盗んで、羽根飾りを作ろうとしているみたいだな」
 自分の楽しみのために鶏を盗んだハーピーの行いは、今は小さなもの。
 しかし、利己的な行いを放っておけば今後エスカレートするおそれもある……今の内に、危険な芽を摘んでおきたいところだ。

「夜明けまではハーピーは巣にこもっていて、鶏をどうこうはしないようだ」
 そのため、夜のうちにハーピーを撃破し、鶏を養鶏場に返さなければならないだろう。
「ただ、騒ぎを聞きつけたアルラウネが養鶏場にやって来る。そっちも倒しておかないと、被害が拡大するな」
 養鶏場に現れたアルラウネを倒してから、鶏を攫ったハーピーを倒すという手順の方が被害が出づらいだろう。
「夜に戦うことになるから、気をつけてくれよ」

 また、戦いが終われば養鶏場の主がお礼として、焼き鳥をご馳走してくれるだろう、とタハニ。
「酒もたっくさん用意してるってよ。特製のタレで焼鳥……たまんねえよな!」


遠藤にんし
今回はアックス&ウィザードです

第一章は集団戦『アルラウネ』、
第二章はボス戦『ハーピー』、
第三章は焼き鳥を食べます

皆さまのプレイングを楽しみにお待ちしております
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第1章 集団戦 『アルラウネ』

POW   :    ルナティック・クライ
【聞く者を狂わせるおぞましい叫び声 】を放ち、自身からレベルm半径内の全員を高威力で無差別攻撃する。
SPD   :    スクリーミング・レギオン
レベル×5体の、小型の戦闘用【マンドレイク(アルラウネの幼生) 】を召喚し戦わせる。程々の強さを持つが、一撃で消滅する。
WIZ   :    リパルシブ・シャウト
対象のユーベルコードに対し【それを吹き飛ばす程の大音声 】を放ち、相殺する。事前にそれを見ていれば成功率が上がる。
👑11
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種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

リーファ・レイウォール
焼き鳥の塩かタレか
あの論争は不毛ね
ちゃんとしたお店だと選択肢がないのよ
部位によって的確な味付けで供されるからね

【高速詠唱】による【全力魔法】で【先制攻撃】
ユーベルコードで顕現せしは、紫青の焔を纏う竜巻の群れ
「それじゃあ、焼き尽くさせてもらうわ」

味方の行動にも気を向けて【援護射撃】
わざと外す【だまし討ち】で味方の攻撃の射線・範囲へ【おびき寄せ】るわ

通常攻撃は炎の【属性攻撃】【2回攻撃】
連携や回避、防御などタイミングは【見切り】
回避には【残像】
防御では【武器受け】【オーラ防御】

敵に対する殺意は高め
「灰になるか、(焼鳥用の)炭になるかは選ばせてあげるわ」

※アドリブ歓迎、連携大歓迎


ライザー・ヴェロシティ
「家畜泥棒たぁ、ふてぇ野郎だ。任せろ、ぶっ殺してやる。」
「しっかし、また鳥退治かよ……歌は嫌いなんだがな。」



「うっせぇんだよ、このクソ植物がぁ!」
使用ユーベルコードは【トリニティ・エンハンス】
風の魔力を耳を中心に纏うことで防御力を強化、ノイズから聴覚を保護する耳栓にする
夜の戦闘ってのもある、風の音の変化を聞いて周囲警戒にも使いたい

戦闘スタイルはルーンソードと黒剣の二刀流
どっちも風属性を宿した剣で、属性攻撃で風を起こして追撃するぞ

敵が遠距離にいるなら
投擲用のダガーやスピアを投げて牽制を兼ねた攻撃を行って叫べなくしてやる!


他の猟兵との絡みやアドリブは大歓迎だぜ
仕事はコミュニケーションってのが命だ


アイ・エイド
え?オマエ食うの?え?え?
とでも言いたげな雰囲気(殺気)出しつつ
二頭身ひよこ(可愛いひよこの着ぐるみ)装備でピヨ太、ピヨ子、ピヨ吉(機械による自立歩行可能な見た目ひよこのぬいぐるみ達)と共にアルラウネを囲みにじり寄ってくぜ!
こいつが何しにやってきたかは知らんが、オブリビオンが養鶏場にいたんだ!ギルティ?

ぬいぐるみ達が攻撃されたら、
オレは無言で両手羽先から小刀をジャキンっと突き破り装備!
そりゃ、自分の発明品攻撃されたら怒るよなァ!
殺気を最大限に出して戦闘開始だ!

持ち前の器用さで着ぐるみ装備でも割と素早く動けるぜ!ひよこにあるまじき俊敏さで走り周り攻撃を回避したり、両手を大きく振り回して斬撃!


ショコラ・リング
養鶏場の方々の生活が掛かっておりますからね
それに災厄の芽は早めに摘んでおかないと後々大変なことになるでしょうし、ボクも頑張るのです
まずはアルラウネの集団でございますか
夜戦との事で、他の方々の支障がなければ養鶏場に松明を仕掛けておきますか
他の方々の作戦に支障があれば止めておき、月明かりなどを手掛かりに攻撃を仕掛けますね
ボクの方は最初は逆に射手として闇側に迷彩を使いながら潜んでおります
マインドレイクを呼び出す前は一体一体アルラウネ本体を確実に狙撃していきますが、第六感で出そうとしたのを感じられた時点で前に出て、出したところを【災厄招来】の範囲攻撃で一掃を狙います


ルーシー・ルー
焼き鳥でお酒なんて最高ね♪アルラウネもハーピーも、張り切ってやっつけちゃおっと。

アルラウネって、植物のモンスターでしょ?「ウィザード・ミサイル」でブッ飛ばしてやるわ。でも周りの植物や養鶏場に燃え移らないように、モンスターだけ丁寧に狙わないとね…養鶏場の周りに灯をともしておけば、夜でも狙いやすいかしら。

それじゃ、焼き鳥…じゃなくて、養鶏場の平穏のためにもオブリビオン退治といきましょっか♪


響・夜姫
「焼き鳥と聞いて」じゅるり。
アルラウネは食べられないので。のーせんきゅー。
容赦なく、殲滅。


……物語だと、アルラウネの蜜は。
お酒を造れたり、ポーションの材料になったりと、貴重品だったりするけど。
この世界だと、どうなんだろう?
葉っぱとかも含めて、調理法が確立してるなら。仕留めて持ち帰ってもいいのでは。
「……あとで。誰かに訊いてみよ」
どうせなら。美味しくいただきたい。


・戦闘
基本は二丁拳銃を用いた中~遠距離での射撃戦。
密集地点にはサバーニャで一斉発射。



「焼き鳥と聞いて」
 じゅるり、垂れそうなよだれをぬぐって響・夜姫(真冬の月の夢・f11389)は養鶏場へ参上。
「焼き鳥でお酒なんて最高ね♪」
 ルーシー・ルー(ブレイズ・ネスト・f13750)は持ち込んだ灯りで辺りを照らしながら上機嫌。
「焼き鳥の塩かタレか、あの論争は不毛ね」
 大鎌『Frisches Blut』を手にするリーファ・レイウォール(Scarlet Crimson・f06465)の口調はごく真剣。
「ちゃんとしたお店だと選択肢がないのよ。部位によって的確な味付けで供されるからね」
 つまり、今回の焼鳥は『タレ』と限定されているから期待が持てる、ということだろうか?
 とはいえ、目の前にいるアルラウネを倒さないことには、安心して焼鳥にもありつけない。
「家畜泥棒たぁ、ふてぇ野郎だ。任せろ、ぶっ殺してやる」
 そっけなく言うライザー・ヴェロシティ(Sturm Jaeger・f00188)はポニーテールに纏めた灰色の髪をなびかせ、アルラウネへ接近。
「コワーイ、コワイ顔ー!」
 キンキン耳障りなアルラウネの声を両断するかのように黒剣を振り下ろして、まずは一体を討滅するライザー。
「うっせぇんだよ、このクソ植物がぁ!」
 叫びと共に渦を巻く風がライザーの耳を覆い、不快な音を阻む耳栓代わりになる――アイの横顔を照らす紫青の焔は竜巻の群となり、アルラウネへと襲い掛かる。
「それじゃあ、焼き尽くさせてもらうわ」
 焔の竜巻の顕現に呑まれるアルラウネは、ちりぢりになりながら声を掛け合う。
「ニゲチャエー! ニゲチャ……」
 エ? とアルラウネが疑問の声を上げたのは、そこに殺気に満ちるアイ・エイド(腐れ人狼時々2頭身ひよこ・f10621)――ひよこさんがいたからだ。
 二頭身ひよこ姿でひよこぬいぐるみを自律歩行させるアイは、勝手気ままに駆けだそうとしたアルラウネをじりじりと包囲する。
 何のためにアルラウネが養鶏場に来たのか、ということはアイには関係ない。
 オブリビオンが養鶏場にいる――それはまったくもってギルティなのである。
 じりじりと包囲網を狭められて逃げ場を失うアルラウネ。
 そんなアルラウネのおでこに風穴が開いたのは、ショコラ・リング(キマイラのアーチャー・f00670)の狙撃によってだ。
 暗がりに身を潜めるショコラは手にした時の破壊者(ロストメモリ)を番え、松明に照らされるアルラウネの姿を射抜く。
「アルラウネは食べられないので。のーせんきゅー」
 食べられない判定を下したものに対する夜姫は手厳しく、手にしたAUDC-046R スコルカスタム【ジャンヌ・ダルク】を白銀に煌めかせて撃つ。
 近距離までの接近は許さないとばかりに二丁の弾丸は火を噴いて、火を思わせる赤髪を揺らすルーシーは辺りへ炎を灯す。
 ルーシーの灯した炎は宙で矢へ変わってアルラウネの群れへ突っ込む。轟、とひときわ大きく炎が咲いたかと思えば、けたたましいアルラウネの悲鳴が何重にも響き渡る。
「ヒドイヒドイヒド――イ!」
 抗議の声を上げるアルラウネは次々に手を地へ差し伸べて、マンドレイクを召喚。
「原初の闇より来たりし災厄よ!」
 その瞬間、ショコラは飛び出て虚空から流星群を降り注がせる。
 災厄招来の煌めきが辺りを眩く照らし、生まれたばかりのマンドレイクを灰燼へと還す。
 それでも諦め悪くぴょこんと地中から出現したマンドレイクが初撃を加えた相手は、最も近くにいたぬいぐるみのピヨ子で。
「――」
 アイは無言のまま殺意を膨れさせて両手羽先を小刀で突き破ってマンドレイクへ突撃。
 着ぐるみだというのに軽やかな身のこなしでアイはマンドレイクを次々斬り裂き、逃げ惑うマンドレイクとアルラウネは火炎に襲われそうになって慌てて飛びのく。
「予想通りよ」
「任せろ、纏めてブッ飛ばす!」
 あえて外した攻撃に、逃げようとしたアルラウネは動きに制約を受けている。
 そこを突くようにライザーはルーンソードを片手で振り下ろし、斬撃と共に暴風を作り上げアルラウネを吹き飛ばす。
 斬撃と風による追撃、二度の攻撃を受けるアルラウネへアイは小刀を突き立てて撃破。
 風に呑まれて飛ぶアルラウネを見上げて、そういえば、と夜姫は思う。
(「……物語だと、アルラウネの蜜は。お酒を造れたり、ポーションの材料になったりと、貴重品だったりするけど」)
 この世界だとどうなんだろう、と食欲に満ちた眼差しをアルラウネへ向ける夜姫。
「コ、コワイ……!」
 アルラウネ自身も夜姫の視線に感じるものがあったのだろう、びくびく怯えて夜姫へ背を向け逃げ出そうとする。
 しかし夜姫が機動浮遊砲盾【サバーニャ】を展開する方が早い――浮遊状態で分離、翼を思わせる広がりを見せたそれを斉射すれば、アルラウネの半分ほどが吹き飛ばされた。
「……あとで。誰かに訊いてみよ」
 どうせなら美味しく頂きたい……期待を胸に、両手の拳銃で次々に射撃していく夜姫。
 養鶏場は戦場に満ちているが、ルーシーやリーファは養鶏所そのものを焼いてしまわないよう気を払っていた。
 多少の焦げや損傷こそ見えるものの、大きく損壊することはない。
「焼き鳥……じゃなくて、養鶏場の平穏のためにもオブリビオン退治といきましょっか♪」
 何度目かも分からない矢がアルラウネの身を文字通り焦がし、逃げようとしたアルラウネはアイらが追い詰める。
「来るぞ、気を付けろ!」
 夜風に耳を澄ませていたライザーは、アルラウネが大きく息を吸う微かな吐息を聞いて猟兵たちへ声を張る。
 耳を塞ぎ、あるいは距離を取り――猟兵たちが警戒と防御の姿勢を取った瞬間、おぞましいほどの大音量が辺りへ響いた。
「ひどい声です……でも、助かりました」
 耳を塞いでなおクラクラするほどの大音量を、もしも無防備に聞いてしまっていたらどうなったか。
 二度とこんなひどい声を聞くことのないようにと、ショコラは矢を放つことでアルラウネを一体ずつ静かにさせていく。
「灰になるか、炭になるかは選ばせてあげるわ」
 残り僅かとなったアルラウネへ手を差し出し、二択を迫るリーファ。
 そして考える暇も与えずに、リーファは残されたアルラウネを全て焼き払った。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​




第2章 ボス戦 『ハーピー』

POW   :    エキドナブラッド
【伝説に語られる『魔獣の母』の血】に覚醒して【怒りと食欲をあらわにした怪物の形相】に変身し、戦闘能力が爆発的に増大する。ただし、戦闘終了まで毎秒寿命を削る。
SPD   :    ハーピーシャウト
【金切り声と羽ばたきに乗せて衝撃波】を放ち、自身からレベルm半径内の全員を高威力で無差別攻撃する。
WIZ   :    ハーピーズソング
【ハーピーの歌声】を聞いて共感した対象全ての戦闘力を増強する。
👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠山田・二十五郎です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


 アルラウネは倒れ、一行はハーピーの巣へ向かう。
 ――鬱蒼と茂る木々の中。ハーピーが潜んでいるのは、洞窟の中。
「なんで邪魔するの~? そういうの、すっごく嫌~♪」
 ハーピーは歌うように、しかし確かに猟兵らへの怒りを滲ませて洞窟から姿を見せる。
 洞窟の中は暗くてよく見えないが、たくさんの生き物の気配は確かにある……鶏たちは、まだ無事なようだ。
「でもぉ~、あなたたちの持ってるブキとか髪の毛で、ステキな飾りが作れちゃうかも♪」
 ウキウキとした表情のまま、ハーピーは猟兵たちへと迫る!
ライザー・ヴェロシティ
「家畜泥棒の次は武器泥棒か?まるでカラスだな」

「いや、それにしちゃカラフルすぎるか……
丁度いい、てめぇの羽こそ飾りにしてやる!」


今回の戦闘は
ルーンソードを奴の鉤爪などの攻撃を受ける等、防御重視で使用し
黒剣のほうで生命力吸収も狙ってハーピーを斬るぞ
「ッハ、動きが見え見えだぜ!」

●ハーピーズソングへの対処は
全力の私怨を混めて
ユーベルコード【Storm of Ghis Ghan】の風属性の魔法刃で声を出すのを阻止する
「黙ってろッ!」
「俺は歌ってのが大嫌ぇなんだ!」

それと、暗くてよく見えねぇが
洞窟の内部の生物の気配ってのはちと気にもなるな
ねぇとは思うが眷族でもいたら厄介だ
敵がでてこねぇか警戒はしとくぞ


リーファ・レイウォール
※アドリブ歓迎、連携大歓迎

羽根飾りねぇ…。
確かに私も翼持ちではあるけどね
「あげないわよ? 髪も羽根もね」
味方の動きに合わせて、多段の魔法攻撃
避けられる事を前提とした味方へのアシストも交えながら。
多段攻撃では、炎と雷を織り交ぜて。

ユーベルコードは、味方の攻撃とも合わせて
一番良いタイミングで撃つわ
「洞窟暮らしの貴女に、羽根飾りなんてもったいないわね」
「でも、武器はとっておきをあげるわ」
存在するのは演義のみという、伝説の方天戟を顕現させて
「轟天の裁きを受けなさい」

使用技能:全力魔法、高速詠唱、2回攻撃、空中戦、属性攻撃、援護射撃、おびき寄せ、だまし討ち、残像、見切り、スナイパー、串刺し、戦闘知識


アイ・エイド
元々夜用の格好(二頭身ひよこの着ぐるみ)だからなァ。視界はちと悪いが、動きやすさとかは変わんねぇぜ!

今度はハーピーだったな!
【召喚魔法】発動!来いッ…!!
よし、コイツの使い方は分かるぜィ
【ココはダァレだァ!!の銃(催眠術13)】が火炎放射器に変形したな!
元が催眠術特化のもんだし、ハーピーにのみ有効で強力な幻覚を見させられるってことだ!
んで火炎放射器だから、その幻覚は炎!
さァ!オマエを焼き鳥にしてやろうかァ…!!



 品定めするかのように無遠慮な視線を猟兵たちへ向けるハーピー。
「家畜泥棒の次は武器泥棒か? まるでカラスだな」
「カラスなんてひどぉ~い、あんなのと一緒にしないで♪」
 確かにカラスと呼ぶにはハーピーの羽は色がつきすぎている――ならば、とライザーはギスガーン・ストリームの秘める暴風を引き出して。
「丁度いい、てめぇの羽こそ飾りにしてやる!」
 荒れ狂う大嵐によって、三日月飾りを着けるリーファの赤い髪が大きく膨らむ。
 その優美な動きに目を留めて、ハーピーは歓声を上げる。
「キレーな髪~♪ 羽もシロクロで素敵~♪」
「あげないわよ? 髪も羽根もね」
 嬉しそうに向かってきたハーピーを炎によって迎え撃つリーファ。
「発動! 来いッ……!!」
 依然として二頭身ひよこ着ぐるみのアイが召喚魔法を発動すると、ココはダァレだァ!!の銃はピヨピヨと光に包まれ――火炎放射器へと姿を変える。
 手元の火炎放射器をまじまじと見て、アイは大きくうなずき。
「よし、コイツの使い方は分かるぜィ」
 元より銃は催眠術を発動させることに特化したもの。
 リーファの放った炎に続かんとアイは火炎放射器を構えるが、危機を察知してかハーピーは金切り声を上げる。
「ぴゃ――――ッ!」
「黙ってろッ!」
 タイミングを合わせてライザーは私怨を乗せた風の刃をハーピーの放つ衝撃波の真正面へ。
「俺は歌ってのが大嫌ぇなんだ!」
 羽ばたきはライザーからすれば動きは鈍いため易々と回避できる。
「ッハ、動きが見え見えだぜ!」
 鉤爪はルーンソードで打ち返すライザーは黒剣へ持ち替えると、ハーピーとの距離を詰めて斬撃を下す。
 ライザーが黒剣を振るえば生命力は奪い取られ、動きに鋭さの減じたハーピーへとリーファは宝石の煌めきを思わせる雷光を纏わせ、苛烈な雷によって接近しようとしていたハーピーを弾き返す。
 雷光が辺りを照らした一瞬の隙に、ライザーの視線は洞窟の奥へ。
 鶏の気配こそあるが、他の――眷属などがいる様子はなく、戦いが始まって今までおかしな様子はない。
 中から別の敵が出てくることはないだろうと思いつつ、油断なくライザーは赤い眸を巡らせた。
「さァ! オマエを焼き鳥にしてやろうかァ……!!」
 アイの声と共に噴出するものが見せる幻影は、焔。
 火炎は奔流となり、辺りの木々や草花にひとつの火の粉も落とさずハーピーだけに灼熱を差し出し、逃れることも許さず皮膚を、羽根を、なにもかも焼き尽くそうとする。
 ――そのどこからどこまでが幻影だったのか、ハーピーには区別がつかない。
「やだやだぁ! 熱い、熱いってばぁ!」
 惑わされたハーピーは翼と脚をばたつかせ、幻影から逃れようともがく。
「洞窟暮らしの貴女に、羽根飾りなんてもったいないわね。でも、武器はとっておきをあげるわ」
 そしてリーファは、演義のみが存在する伝説の方天戟を顕現させ。
「轟天の裁きを受けなさい」
 轟音と共に放たれた雷光が、ハーピーの頭頂からつま先までを貫いた。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​

ショコラ・リング
言われた通り、攫われた鶏さん達はまだ無事のようですね!
しっかり守らねばなりません
無差別に攻撃されては巻き込んでしまいますし、攻撃したり敵の欲しがる武器や髪を囮に洞窟から引き出したい所でございます
貴女の望む者は此方でございますよと
おびき寄せられたら本格的に攻撃開始でござますね
【神樹の矢】で攻撃し洞窟へと気が戻らぬよう戦闘に気を向かわせつつ、共に戦う仲間の方達の援護を行いますです

戦闘後は鶏さん達の回収でございますか
見知らぬ地に連れてこられ気疲れしているかもしれませんし、ふかふかのクッションが入った箱などを用意して、帰り道寛いでもらえるようにしますね


響・夜姫
ハーピーも食べられないし、食べる気にもならないので。
のーせんきゅー。

今回も射撃戦。
距離を取るのは難しそうなので、普段よりも移動や移動速度を抑えた砲台モード。
敵の攻撃は【武器受け】でサバーニャを盾に。
洞窟だと。砲撃やフルバーストは控えた方が良い予感。第六感がそう言ってる。

【援護射撃】には光翅弓を使用。
弓も矢も光るのでわかりやすい。たぶん。きっと。
「ちゃんと狙って……ずどん」
【誘導弾】なのでちゃんと当たる。誘導弾なので。
大事な事なので2回。

「ハーピーの素材とか、討伐証明は……」
……おっと。この世界に来ると、つい。異世界転生な気分に。


ルーシー・ルー
ハーピーって鳥みたいなモンスターだけど、あんた達の肉は御免だわ。私の魔法でぶっ飛ばしてあげる。

洞窟から出てきたハーピーは飛んで攻撃してくるでしょうから「ウィザード・ミサイル」で撃ち落としてあげるわ。もし鶏が洞窟から逃げてきても燃やしちゃわないように「暗視」の技能を使って、ちゃんとハーピーだけを狙わないとね。

他の猟兵との絡み・アドリブ大歓迎



「ハーピーも食べられないし、食べる気にもならないので」
 のーせんきゅー、と夜姫は光翅弓を構える。
「ハーピーって鳥みたいなモンスターだけど、あんた達の肉は御免だわ」
 ルーシーが言いつつウィザードロッドを掲げれば、杖を取り巻くかのように炎が渦を作った。
「やだぁ、怖いのね~♪」
 笑い声を漏らすハーピーは多少の警戒をしているのだろうか、ひらりと宙を舞い、洞窟の入り口あたりへ。
 距離を取って様子を伺うハーピーの真後ろは洞窟の入り口……今攻撃をすれば洞窟の中の鶏が巻き込まれてしまうと思い、ルーシーは集わせた炎を矢に変えて放つことはためらう。
「ボクにお任せください」
 そんなルーシーへ言って、ショコラは一歩進み出る。
 ショコラが歩けば、黎明のリボンが煌きを見せる。その煌きに心を惹かれたらしいハーピーへと首を傾げれば、灰色の髪はサラサラ揺れて。
「貴女の望む者は此方でございますよ」
「キレ――イッ! 素敵ステキ、貰っちゃってもいいのぉ?」
 喜色満面に羽ばたいてショコラへ迫るハーピー。
「今ね!」
「ちゃんと狙って……ずどん」
 瞬間、ルーシーと夜姫はハーピーめがけて攻撃を仕掛ける。
 ルーシーの放った炎の矢は迫ってハーピーの全身を包み込み、夜姫の光の矢は閃光となって視界を埋め尽くす。
 連鎖的な爆破のる中、身を低めることで爆発を回避したショコラは大きく跳ぶことでハーピーとの距離を取ってから死と滅びの矢をつがえ、一息に放つ。
 遠距離からの攻撃は立て続けに、ハーピーは金切り声を上げる暇もなく攻撃を重ねられたことに怒りでも覚えたようで、愛らしい顔を思い切り歪める。
「邪魔ァしないでッ!!」
 歌声ではなくシャウト――怒りと食欲をあらわに肉薄するハーピーの様子に、夜姫はサバーニャを盾としての形態へ変えることで対処。
 盾の表面に爪を立てる音は耳障り。攻撃を受けながらも夜姫は攻撃によりハーピーの動きを誘導し続け、鶏や仲間の猟兵たちに被害が加わらないよう位置取りを調整。
「ちゃんとハーピーだけを狙わないとね」
 暗闇でもルーシーにも辺りの様子は分かっている。延焼しないよう十分に気を配りながらも、ルーシーの攻撃がやむことはない。
「我が祈りを此処に」
 呟きはショコラのもの。
「この矢を以て 闇の歩みを阻ませたまえ」
 発射された矢はハーピーから視覚を奪った――光が戻るより早く、夜姫の、ルーシーの攻撃が叩き込まれて。
 ――ハーピーは力を失って、地面へと倒れ込んだ。

 まず確認しなくてはいけないのは、鶏が無事かどうか。
「よかった、怪我はございませんね」
「どうやって運ぼうかしら?」
 首を傾げるルーシーだが、ショコラは箱を用意していた。
 ふかふかのクッションも敷いているので、鶏たちも快適に元いた場所へ戻れることだろう。
「ハーピーの素材とか、討伐証明は……」
 きょろきょろ辺りを見渡していた夜姫は、おっと、と呟いて。
「この世界に来ると、つい。異世界転生な気分に……」
 言葉を交わし合いながら、三名は養鶏場へと戻るのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​




第3章 日常 『幻想的な食材でレッツクッキング!』

POW   :    私は食べ専です。豪快に食べる!

SPD   :    幻想的な食材も、私の技量にかかればたちまち美味しい料理に!

WIZ   :    まさにファンタジーな料理を生み出してしまう。

👑5
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『日常』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


 戦いは終わった!
 鶏たちを引き連れて養鶏場へ戻ると、主は何度も何度もお礼を言って炭を熾し、鶏肉を串に打ち始める。
 部位は様々、にんにくの効いたタレをたっぷり絡めて焼き始めれば、辺りに香ばしい香りが充満。
 麦酒も葡萄酒も、呑めない人のためにジュースもたっぷり準備して。
 いざ――食べよう!
リーファ・レイウォール
「手羽の焼き鳥に関しては、塩と胡椒が好きよ」
でも揚げた時は醤油ベースのタレが絶妙よね
「期待しても良いのよね」
塩ダレや味噌ダレもあるのかもしれないわね

特徴の『大食い』を、いかんなく発揮
ただひたすらに、それはもう、美味しそうに食べ続けます

飲酒可能な年齢に達してはいないので、白飯と烏龍茶がお供
というか、タレなら白いご飯よね。やっぱり

ファンタジーな料理って何かしらね?
丸焼きは、日常生活で目にする事はそんなに無いから
ある意味でファンタジーかもしれないけど
いわゆる『マンガ肉』枠ね

「ごちそうさま。美味しかったわ」
完食したのは、鶏肉の重量だけでもリーファ自身の体重5人分
どこに入ってるかは乙女の秘密


ショコラ・リング
折角ご馳走して頂けるのですから、ボクは食べる専門に致しますね
炭の焼ける匂いと、タレと肉汁が絡まったとっても良い香りがするのでございます
戦いの後と相俟って、この香りは食欲が湧いてきますね!
穀物との相性も良さそうです
色んな部位を食べ比べたりなどしてみたいですね
大人の方々はお酒を美味しそうに飲まれるのですが、そんなに美味しい飲み物なのでしょうか?
ジュースみたいに甘かったりするのでしょうか
とっても気になりますが、ボクは後十数年我慢でございますね(ジュースを片手に色々思いを馳せながら)


ライザー・ヴェロシティ
「しゃぁ!祝杯だ!」

自前の酒も持ち出して祝杯としゃれこもう!
一仕事終わった後はこれに限る

酒には強いほうだ、楽しく呑ませて貰う
焼き鳥も存分に堪能するぜ
「旨い!いい塩梅のタレだな。どうやって作ってるんだ?」


他の猟兵や養鶏場の人間との掛け合いは大歓迎だ!
酒の席なんだ、アドリブとかもじゃんじゃんしてくれていい!
酒樽で腕相撲とかで武勇を競うとか楽しいかもな
「俺、否、我こそはギスガーン最強の戦士ってな!」


そういやタハニも飲める口か?
特製のタレの焼鳥で一杯、いいよなぁ
お前も食ってくんだろう?

「よぉ、お疲れさん……ほれ、乾杯といこう」(コップを差し出す)
「いい予知だった、ありがとよ。
またこんな仕事を頼むぜ。」


ルーシー・ルー
アドリブ、絡み歓迎。仲良く楽しみましょ♪
ん〜♪もうこの匂いだけでお酒が進んじゃって危険だわ。とりあえず、焼けたやつからどんどん持ってきてちょうだい♪
麦酒は間違いないし意外と葡萄酒も合うし、サムライエンパイアのお酒も最高!

………
ん?べつに酔ってないわよ。ぜんぜん…酔ってなんか…
………
zzz…

(隣にいる黒猫が呆れてため息をつく)



「期待しても良いのよね」
 目の前で脂とタレを滴らせる焼鳥を白いご飯の上に、リーファは大きく口を開けて一口を頬張る。
「美味しいわね。期待以上だわ」
 そうとだけ言ったきり、リーファの口は食べるためだけに。
 せわしなく箸は動き、あっという間に空っぽになった白米の器にはてんこ盛りのご飯がよそわれるが、タレを吸ったご飯はすぐにリーファのおなかへと消える。
「戦いの後と相俟って、この香りは食欲が湧いてきますね!」
 ご飯と一緒に焼鳥を食べるリーファを見て、ショコラは穀物との相性も抜群なのだろうと確信。
 鶏何匹分なのかは分からないが、どの部位もたっぷり用意されている。
 もも肉は脂の味が濃厚で、むね肉はすっきりとタレの味を引き立てる。
 レバーは絶妙に柔らかく、ぼんじりはプルプルの食感がたまらない。
 炭の焼ける香り。タレと肉汁の絡まる香りが鼻をくすぐる中、あれこれ食べ比べてみるショコラ――ライザーは串の中でも食べ応えのありそうな軟骨串を手に、自前の酒で乾杯。
「しゃぁ! 祝杯だ!」
「ん~♪ もうこの匂いだけでお酒が進んじゃって危険だわ」
 ルーシーは既にジョッキが空いている。「どんどん持ってきてちょうだい♪」というルーシーの言葉に応じて積まれた串の中からルーシーは鶏皮を選び、カリカリと焦げた部分を食みながら二杯目を半分以上干す。
「そういやタハニも飲める口か? お前も食ってくんだろう?」
「それなりにな……って、いいのか?」
 ライザーからなみなみと注がれたジョッキを受け取ったタハニは嬉しそうに杯を打ち付けて。
「いい予知だった、ありがとよ。またこんな仕事を頼むぜ」
「美味いものが食える仕事ばっかだといいんだけどな!」
 そんな二人の会話を横に、ルーシーは酒瓶の並ぶテーブルに熱い視線を送る。
 間違いなく合う麦酒に、意外と合う葡萄酒。
「サムライエンパイアのお酒も最高!」
 ルーシーが三杯目に選んだサムライエンパイアの酒はフルーティーでありながら透明感が強く、水のようにぐいぐい進んでしまうのだ。
「どんな酒とも相性抜群のいい塩梅のタレだな! どうやって作ってるんだ?」
「おっと、そりゃ秘密だ。いくら養鶏場の救世主とは言っても内緒にしとこうか」
「ンなちっせぇこと言うなよ! お前さんが弱っちいから鶏が連れてかれたんだぜ!」
「弱っちいだとオ? このぶっとい腕を見ろってンだ!」
 酔い心地のままに転がる会話はいつの間にか腕相撲大会に発展。
「俺、否、我こそはギスガーン最強の戦士ってな!」
 酒樽に肘を乗せたライザーは勝鬨を上げ、タレの秘密をこっそり教えてもらって。
「まずはシロップみたく甘ァいタレを作って、そこにニンニクと――」
 酒が入ってガヤガヤと言葉を交わす人々を見て、フルーツジュースでタレの香りを流し込むショコラは呟く。
「そんなに美味しい飲み物なのでしょうか? ジュースみたいに甘かったりするのでしょうか」
「どうかしらね? でも、タレの焼鳥なら白いご飯が一番よね、やっぱり」
 丸焼きを瞬く間に骨だけにするリーファは言って、脂でくどくなった喉を烏龍茶でリセット。
 これでまた食べられる――再び、眼前の肉に没頭するリーファ。
 ショコラはお酒の味に思いを馳せながら、肉の旨味を噛みしめる。
「特製のタレの焼鳥で一杯、いいよなぁ」
 ほろ酔いでライザーが視線を巡らせると、ルーシーはこくりこくりと眠たそうに首を傾げていて。
「ルーシーは飲み過ぎたか? 水はどうだ?」
「ん? べつに酔ってないわよ。ぜんぜん……酔ってなんか……」
 言いかけてルーシーはテーブルに突っ伏し、赤い髪を机上に広げる。
「…………」
 そんなルーシーの様子を、黒猫のマグはじっと見ていた。
 やがてルーシーは穏やかな寝息を立て、マグは呆れたように溜息をつく。

「ごちそうさま。美味しかったわ」
 ――ようやくお腹が落ち着いて、リーファは満足げに手を止める。
 猟兵たちが食べた鶏は合計でどれほどか。肉の重みだけでも軽く自分自身五人分は食べたリーファは、しかし苦しそうなそぶりも見せない。
「美味しいお肉でしたね。ごちそう様です!」
「また食いに行きたいな!」
 ショコラとライザーは言い合いながら養鶏場の人々に別れを告げる。
「…………んん、もうそんな時間……?」
 寝ぼけ眼のまま、しかし幸せそうな表情で。
 ルーシーはマグと共に、のんびりと歩みを進めるのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2019年02月08日


挿絵イラスト